終着駅 : トルストイの死の謎

書誌事項

終着駅 : トルストイの死の謎

ジェイ・パリーニ著 ; 篠田綾子訳

晶文社, 1996.12

タイトル別名

The last station

タイトル読み

シュウチャクエキ : トルストイ ノ シ ノ ナゾ

内容説明・目次

内容説明

月あかりもない闇の夜、前庭に立った老トルストイは、生まれ育った屋敷を長いこと見上げていた。やがて身をかがめて土に口づけると、彼は立ちあがった。いっさいを棄てて、いまこそ旅立つのだ—。1910年11月、トルストイは旅の途次、寒村の駅長官舎で息絶えた。82歳の文豪を流浪へと駆りたてたものは何だったのか。最晩年の謎にみちた日々を、トルストイ夫妻、娘、高弟、秘書、主治医、それぞれの視点から浮かびあがらせる。回想のなかで明かされる、放蕩無頼の青春時代、情愛あふれる新婚の日々…高まる名声とともに信奉者が集いはじめると、作家と妻ソフィヤのあいだに断絶が生まれ、それは死の際までトルストイを苛みつづけた。実在する多くの記録をもとに、ありうべき手記を創作し、新しい文学の誕生を告げるドキュメント・ノヴェルの傑作。

「BOOKデータベース」 より

詳細情報
  • NII書誌ID(NCID)
    BN15738194
  • ISBN
    • 4794962916
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 原本言語コード
    eng
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    420p
  • 大きさ
    20cm
  • 分類
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