イギリス綿花飢饉と原綿政策
著者
書誌事項
イギリス綿花飢饉と原綿政策
御茶の水書房, 1996.12
- タイトル別名
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Cotton famine in England 1861-65 and British raw cotton policy
- タイトル読み
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イギリス メンカ キキン ト ゲンメン セイサク
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注記
VTは英文サマリーによる
東インド会社のインド綿花栽培促進の施策年表: p345-349
英文サマリー: 巻末
内容説明・目次
内容説明
一九世紀の大半の期間、イギリス経済の基幹的工業は綿業であったが、しかしその原料である綿花はもっぱら海外の綿花に、わけてもアメリカ南部産出の綿花には大きい割合で、依存していたことが、一つの重要な問題となっていた。それは一九世紀後半に入るとともに、次第に切実さを増す傾きがあった。それは一八六一—六五年のアメリカ内戦を機に鋭い形で具体的となった。つまり南北戦争によるアメリカ綿花の供給杜絶を引きおこし、いわゆる綿花飢饉と呼ばれる事態に陥った。本書はそのときのランカシャ綿業をとりあげる。
目次
- 第1章 イギリス綿花飢饉時の綿花・綿製品の価格変動について
- 第2章 イギリス綿花飢饉時における困窮者救済事業について
- 第3章 イギリス労働者階級とアメリカ南北戦争—イギリス労働者の「高貴な沈黙」をめぐる神話説の再検討
- 第4章 イギリス労働者階級とアメリカ南北戦争—人物、階級、そして政治
- 第5章 イギリス綿業の機械化と帝国綿花—綿業初期段階の原綿獲得の努力
- 第6章 イギリス綿業の機械化と帝国綿花—綿花購入機構とその隘路の登場
- 第7章 イギリス綿花飢饉時における綿花供給の豊富説(E・A・ブラディ説)批判と一工場の実際状況、一八六一‐六五
- 第8章 二十世紀初頭における国際綿花問題の成立
「BOOKデータベース」 より