書誌事項

ふすま

向井一太郎, 向井周太郎著

(住まい学大系, 081)

住まいの図書館出版局 , 星雲社 (発売), 1997.2

タイトル読み

フスマ

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注記

東京表具・向井一太郎表具製作年譜抄録: p240-246

参考文献: p247-249

内容説明・目次

内容説明

本のタイトルどおり襖障子をテーマにした、他に例を見ない、父と子の共著である。経師・表具師の家での生い立ちから、ウルム造形大学でのデザイン・思想の体得まで、その振幅のなかで語られた周太郎の内省的なエッセイは、建築史と言語学的奥行きに幼年期からの美しい追憶が、まさに襖を仕上げる技のように精緻に重ねられている。日本の住まいの光と陰、空気と肌合いが襖を通してまざまざと感じられるのである。そして、吉田五十八、村野藤吾、その他多くの建築家と協同して、日本の住宅や建築の要をつくってきた父・一太郎との対話は、襖がたんに空間を仕切る役割を越えて、日本の風土、生活、感性の体現であったことを、技術の核心から静かに解き明かす。

目次

  • 第1章 ふすまという現象(光とふすまの聖性;「奥」という観念とふすま;「すき」と「さはり」の結界意識;「しつらい」—すきとさわりの空間装置;宇宙観模型としての「にわ」と「ふすま」;「かざり」の両義性と「ふすま」;「すき」の復活—新しい「数寄」の創造;「すき」としての「ふすま」)
  • 第2章 対話・ふすまという技と意匠(向井一太郎;向井周太郎)

「BOOKデータベース」 より

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詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BN1589796X
  • ISBN
    • 4795221243
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京,東京
  • ページ数/冊数
    255, 16p
  • 大きさ
    18cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
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