管絃祭
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管絃祭
(講談社文芸文庫)
講談社, 1997.3
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カンゲンサイ
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注記
年譜・著書目録 -- 竹西寛子: p234-250
内容説明・目次
内容説明
有紀子の同級生の夏子や直子は「広島」で爆死した。夏子の妹は四人の肉親を失う。皆その後を耐えて生きる。沈潜し耐える時間—。事物は消滅して初めて真の姿を開示するのではないか、と作者は小説の中で記す。夏の厳島神社の管絃祭で箏を弾く白衣の人たちの姿は、戦争で消えた「広島」の者たちの甦りの如くに見え、死者たちの魂と響き合う。第十七回女流文学賞。
「BOOKデータベース」 より