近藤 尚子 Kondo Takako

Articles:  1-14 of 14

  • A study on FUTAMEKU  [in Japanese]

    Kondo Takako

    節用集饅頭屋本には「フタメク」という項目があり,初刊本では「フタメク(音偏に羽)」、通行本では「劇」という漢字が掲出されている。初刊本から通行本へ意図的に見出し字の改変が行われたとみることができる。「フタメク」は「ふたふた」という擬音語に由来する語と考えられ、いろいろな資料に見出すことができる。その用例をたどっていくと、本来の音を表す意味から、「あわてふためく」意味に変化していく様子をとらえること …

    Journal of Bunka Women's University The humanities & social sciences 13, 15-24, 2005-01

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  • Person's names in Setsuyosyu  [in Japanese]

    Kondo Takako

    いわゆる古本館用集の諸本において、人名は一語から五百語以上と本によって収載項目数に大きなばらつきがみられる。節用集が編纂の資料にしたとされている下学集では人名の項目数にはほとんどゆれがなく、人名の項目数のゆれは節用集の一併設爾としての性格にかかわるのではないかと考えられる。そこで節用集諸本から六本を選び、人名について検討した。その結果、節用集でも全体として人名は増補される傾向にあること、その増補に …

    Journal of Bunka Women's University. The Humanities & social sciences The Humanities & social sciences 12, 1-12, 2004-01

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  • On the Irohajibiki waeisetsuyo  [in Japanese]

    Kondo Takako

    明治期は社会や文化が大きく動き,新しい言葉が次々に生み出された。本稿では明治18年に出版された『伊呂波字引 和英節用』という小さな和英辞典をとりあげる。一方, 明治を代表する和英(英和)砕典として『和英語林集成』がある。この辞書は明治5年に再版が, 明治19年に三版が出版されている。この『和英語林集成』と比較することによって『伊呂波字引 和英節用』の性格の一端を明らかにし, この時代の日本語の状況 …

    Journal of Bunka Women's University. The Humanities & social sciences The Humanities & social sciences 11, 33-46, 2003-01

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  • The Classification if Words in Japanese Dictionaries from the Middle Ages  [in Japanese]

    Kondo Takako

    語を収集して示す辞書体資料において、どのように語を分類し排列するかは、その資料の目的や規模と密接に関わっている。あらかじめ枠組みを設定し、語をその枠組みに合わせて分類していく資料もある。また基準を語彙の内部に求め、収集したうえで意義分類する資料もある。前者の例としては『名物六帖』や『節用集』など多くの資料を挙げることができる。後者の例として本稿では『学語編』を取り上げ、その五五に及ぶ意義分類につい …

    Journal of Bunka Women's University. The Humanities & social sciences The Humanities & social sciences 10, 1-10, 2002-01

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  • On the usage of Katakana in Setsuyoshu Manjuyabon  [in Japanese]

    Kondo Takako

    節用集饅頭屋本の初刊本と通行本とは別版でありながら、基本的には通行本が初刊本の体裁・内容を忠実に受け継いでいる。しかし詳細にみていくとそこには七〇〇箇所近い異同が存する。それを通行本の改変ととらえ、本稿ではこれらの改変のうち傍訓のかなづかいに関わるもの約一二〇例をとりあげ、検討した。改変のみをとりあげるとそこには古典かなづかい・字音かなづかいと高い一致率を示すという明らかな傾向を晃出すことができる …

    Journal of Bunka Women's University. The Humanities & social sciences The Humanities & social sciences 9, 19-28, 2001-01

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  • Two Kinds of Editions of Setsuyoshu Manjuyabon  [in Japanese]

    Takako Kondo

    節用集饅頭屋本初刊本と通行本との間には同じ体裁の本でありながら六七〇箇所に及ぶ異同がみられる。これは通行本が初刊本をもとに改変したと考えられるものである。本稿ではこれらの改変を七種に分類し、そのうちの六種について概観し、他の古本節用集諸本の状況を参照しつつその位置づけを試みた。改変は概ね全巻にわたっており、通行本がこれらの改変によって「新しさ」をうちだそうとしたことがうかがえる。項目の増補・削除・ …

    Journal of Bunka Women's University. The Humanities & social sciences The Humanities & social sciences (8), 1-13, 2000-01

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  • Connections in Two Editions of Gakugohen  [in Japanese]

    Takako Kondo

    釈大典の編纂した語彙集『学語編』は、版本においていずれ同じ「明和九年」という刊記をもち、同じ板木を使用しているが、実際には三百箇所以上の異同を含む二種の版が存在する。それを初版と修訂版ととらえ、初版が修訂版でどのように訂正されたのかを明らかにし、その意味づけを試みた。訂正は大きく二つにわけられる。すなわち字句の訂正と返り点の補刻とである。八六七〇語の見出語のうち、訓の取り替えが行われているのが「蠛 …

    Journal of Bunka Women's University. The Humanities & social sciences The Humanities & social sciences (7), 1-12, 1999-01

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  • Two Editions of Koshoku-ichidai-otoko  [in Japanese]

    Takako Kodou

    井原西鶴『好色一代男』には上方版と江戸版とが存在する。従来江戸版は『一代男』研究のうえで顧みられることがあまりなかったが、近年少しずつその意味が明らかにされてきている。この二つの『一代男』を比較し、そこから浮かび上がる表記上のいくつかの問題点とその位置づけについて考察を試みた。上方版が漢字に仮名を並記するという表記の方針をとるのに対し、江戸版はほとんど「ふりがな」を用いない。その結果、多くの語が漢 …

    Journal of Bunka Women's University The humanities & social sciences (6), 1-11, 1998-01

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  • The Meibutsurikujo and the Gakugo-hen  [in Japanese]

    Takako Kondo

    明和九年に刊行された釈大典の『学語編』にはその凡例に伊藤東涯の『名物六帖』の名がみえ、参考資料のひとつであったことが知られる。このことを手がかりとして『学語編』と『名物六帖』とを比較した。『学語編』の「類」を『名物六帖』の「箋」に粗々対応させて項目の一致率をみると人品・器財にあつく、人事にうすいという結果が出た。これは『学語編』出版当時『名物六帖』は人品箋・器財箋の二箋しか刊行されていなかったこと …

    Journal of Bunka Women's University. The Humanities & social sciences The Humanities & social sciences (5), 19-29, 1997-01

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  • The Usage of Katakana in Gakugo-hen  [in Japanese]

    Kond Takako

    『学語編』は釈大典によって編纂され明和九年に出版された。ハンディな小冊ながら約八六〇〇語を収録する。その見出し語に付されている傍訓を検討すると、濁点が密に施されていること、かなづかいともいうべき表記の傾向が見出されること、が明らかになる。かなづかい、という点からみれば『学語編』の傍訓はカタカナを用いながらひらがな文献を想起させるような状況である。本稿では『学語編』のこのような状況を、本書以前の、あ …

    Journal of Bunka Women's University The humanities & social sciences (4), 1-10, 1996-01

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  • Expanded Version of the Ōshirikujō  [in Japanese]

    Kondō Takako

    『応氏六帖』は伊藤東涯の手になる語彙集である。中国文献から語を採取し、傍訓・註を施す。筆者はこれまでこの『応氏六帖』についていくつかの視点から考察してきた。まず『応氏六帖』諸本十本の関係を検討し、ついで東涯の同様の著作であり一部が公刊されている『名物六帖』との比較において『応氏六帖』が公刊を前提としないために俗語的な傍訓を含むことなどを明らかにした。本稿では、『応氏六帖』諸本を二〇〇〇語の原態から …

    Journal of Bunka Women's University. The Humanities & social sciences The Humanities & social sciences (3), p17-31, 1995-01

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  • 『応氏六帖』と『大明会典』  [in Japanese]

    近藤 尚子

    伊藤東涯には中国の文献からの語を集め六帖に分かった二つの語彙集『応氏六帖』と『名物六帖』とがある。この二つの語彙集の基礎となった資料のひとつに『大明会典』がある。本稿ではまず、東涯の使用した『大明会典』が『万暦会奥』の十二冊十一行本であったことを明らかにする。さらに、『大明会典』から語を蒐集するに際してどのような態度がみられるかを明らかにするために、東涯の手控えともいうべき『紀聞小牘』での状況と、 …

    文化女子大学紀要. 人文・社会科学研究 (2), 1-13, 1994-01-01

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  • On the Ōshirikujō and the Daiminkaiten  [in Japanese]

    Kondō Takako

    Journal of Bunka Women's University. The Humanities & social sciences The Humanities & social sciences (2), p1-15, 1994-01

  • On the Ōshi Rikujō and the Meibutsu Rikujō  [in Japanese]

    Kondō Takako

    伊藤東涯には中国の文献からの語を集め六帖に分かった二つの語彙集『応氏六帖』と『名物六帖』とがある。どちらも東涯の語蒐集の意図を契機として成立したものであり、個々の項目を比較すると両者に共通するものも多い。しかし両者は構成の上からも収録されている語の上からも全く異なる道を歩んだと言わざるをえない。本稿では『名物六帖』の中でも唯一東涯の生前に刊行された器財箋と『応氏六帖』器用箋との比較を中心としてこの …

    Journal of Bunka Women's University. The Humanities & social sciences The Humanities & social sciences (1), p1-11, 1993-01

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