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ID:9000003015847
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花田 勝美 , 竹下 繁 , 鳥飼 芳秀
第2次世界大戦後の食糧難の時代を過ぎて米の自給に目度が付いたころから,わが国の食生活もア メリカナイズされてきた。そのために,野菜の栽培も露地栽培のものから施設内で栽培さる野菜の比 率が急速に高まった。それと言うのも,昭和30年代に実用化されたビニールフィルム,エチレンフィ ルムが一次被覆材としてガラスに代わって広範囲に使用され,価格の低廉さや取り扱い易いこと及び 大規模化が容易なことから,施設園 …
九州大学農学部農場研究資料 (14), 28-31, 1992-03
IR DOI
花田 勝美 , 竹下 繁 , 鳥飼 芳秀 , 松石 貴裕
セルリーの栽培は長野県における夏秋どり高冷地栽培を除けば,従来のハウス春どり栽培からハウ ス冬どり栽培へと作期の前進が漸次行われると考えられる。しかも,半促成の果菜類,すなわちトマ ト,キュウリ,スイカなどの前作に輪作々物の1つとして,またセルリー自体の抽苔による不安定な 作型(ハウス春どり栽培)を回避する意味からも,今後非常に希望が持てる作型と推測される。さら に需要の面からも,欧風化の食生活が …
九州大学農学部農場研究資料 (14), 24-27, 1992-03
竹下 繁 , 鳥飼 芳秀 , 花田 勝美
第2次世界大戦後,わが国の食生活が洋風化し,野菜をサラードで食べる食習慣が定着した。その ためキュウリも周年栽培されるようになり,食生活の上で欠くことのできない存在となった。 第2次世界大戦が終了してから昭和40年代までは,西南暖地を中心に華南型黒いぼキュウリが暖か い立地条件を生かして組織的に生産され,関東,関西などの大都市に遠距離輸送された。昭和50年代 になると関東地方の都市近郊の園芸地帯 …
九州大学農学部農場研究資料 (14), 19-23, 1992-03
花田 勝美 , 竹下 繁
地中海沿岸の山地や丘陵地を原産地とするシクラメンは冷涼寡雨の気候を好む植物である。それゆ え,我が国の夏季の6,7,8月及び9月の気温が30℃を越す環境下でのシクラメンの栽培は花芽の 分化と開花を著しく抑制すると言われている。 本調査は例年にない暑さに見舞われた1990年と,平均的な夏季の気温で経過したと考える1988, 1989の両年のシクラメンの時期別販売鉢数を調査し,比較することにより,1 …
九州大学農学部農場研究資料 (13), 32-37, 1991-03
7種の植物,すなわち交雑種カボチャである新土佐1号,強力新土佐2号,日本カボチャとし て白菊座,べんけい,メロン類として健脚,パートナー,プリンスをプリンスメロンの台木植物 として接ぎ木育苗を行い植木鉢に定植し,台木植物の種類と炭酸苦土石灰施用の有無がプリンス メロンの生育と栄養生理に及ぼす影響を明らかにした。 その結果,1.生育量は新土佐1号,強力新土佐2号の交雑種カボチャ,白菊座,べんけいの …
九州大学農学部農場研究資料 (11), 49-53, 1989-03
花田 勝美 , 松田 博子
本報告はプリンスメロンの接ぎ木育苗に広く用いられている西洋カボチャと日本カボチャの交 雑種,日本カボチャ,さらに共台であるメロン類を加えた合計7種の植物を栽培し,それらの台 木用植物が示す栄養生理的特性を把握するために行った試験である。 ウリ科植物に属するカボチャ,メロンなどは元来CaやMgなどの塩基類を相対的に植物体内 に高濃度に蓄積する好石灰性の植物と言われている。一方,当農場の畑地土壌は第 …
九州大学農学部農場研究資料 (11), 43-48, 1989-03
花田 勝美 , 大田 栄
昭和37年プリンスメロンの発表以来,多数のハウスメロンが登録され現在に至っている。プリ ンスメロンの後,昭和40年代はマクワ型メロンとしてエリザベス,キンショーが,ハネデューの 血を引くノーネット系ではいくつかの新品種を生んだがしらゆきが残ったにすぎない。ネット系 ではアムスとアンデスが昭和50年代のネット系メロン増加の口火を切り,近年はアムス,アンデ スに加えて地床用アールスの増加が目立つ半面, …
九州大学農学部農場研究資料 (10), 42-46, 1988-03
プリンスメロンの果実は成熟期になると緑色から淡黄白色に変色してマクワ臭を発してくる。 しかし,成熟の早期に果実が黄変すると糖度が高まらず,外観上からも品質の上からも商品価値 が著しく低下すると言われている。 プリンスメロンの果実の黄変については,栽培者間で,1.早くから果実を着果させ,草勢が 弱まった場合とか,2.病害虫の被害により,葉が枯れ込んだ場合,3.砂質の土壌で肥料が不 足したり,極端な …
九州大学農学部農場研究資料 (10), 38-41, 1988-03
九州大学農学部農場研究資料 (10), 34-37, 1988-03
プリンスメロンの自根苗と3品種のカボチャ,新土佐,白菊座,金剛に接木した苗の4処理区 を設け,これらプリンスメロンのN,P,K,Ca,Mgの5つの無機養分の吸収特性を検討した。 その結果,(1)5つの無機養分のいずれにおいても,自根と新土佐の吸収量が金剛,白菊座のも のより著しく大であること。(2)新土佐,金剛,白菊座の3品種のカボチャに接木したプリンスメ ロンは自根のものに比べて,PとCaの含 …
九州大学農学部農場研究資料 (9), 42-45, 1987-03
花田 勝美 , 太田 栄 , 竹下 繁
プリンスメロンの栽培が大規模化と専業化の色彩を強める一方で,同一圃場での連作回数が増 加した。その結果,つる割れ病などの土壌伝染性の病気が多発し,その被害が増加した。そのた め,従来の自根苗に代って新土佐などのカボチャに接木した接木苗が普及し,つる割れ病回避に 多大な貢献をした。他方,接木苗から育ったプリンスメロンは果面汚染症果,緑条果,異常発酵 果などを生じ,その上糖度も低い傾向が認められ,商品 …
九州大学農学部農場研究資料 (9), 38-41, 1987-03
連棟式大型プラスチックハウスの温度特性を知るために、小型ガラス温室を対照として、それ ぞれの室温を測定し、外気温と比較した。 その結果、夏の高温時には両施設間に温度差はほとんど認められなかったが、外気温が30℃を 越えるといずれの施設においても7℃以上の差を生じ、気温の上昇とともにさらにその差は大き くなった。この原因は大型プラスチックハウスにおいては換気能力の不足、小型ガラス温室の場 合 …
九州大学農学部農場研究資料 (8), 77-82, 1985-10
九州大学農学部農場研究資料 (8), 72-76, 1985-10
花田 勝美
九州大学農学部農場研究資料 (7), 61-61, 1984-10
九州大学農学部農場研究資料 (7), 59-60, 1984-10
九州大学農学部農場研究資料 (7), 58-58, 1984-10
Abstracts of the Annual Meetings, Japanese Society of Soil Science and Plant Nutrition 27(0), 343, 1981
J-STAGE
HANADA KATUMI
本研究は温室メロンのN栄養に関する研究の第3報として,Kの供給濃度の増大がメロンの生育と2つのN形態,NH_4-NとNO_3-Nの吸収および同化におよぼす影響を明らかにするために実験を行つたものである.その結果は次のように要約できる.(1)メロンの生育はKの欠乏により顕著に影響された.特にN源にNH_4-Nを施用した場合にはNO_3-Nの場合に比べて,Kの含量が高い値を示す場合においても,Kの欠乏 …
Science bulletin of the Faculty of Agriculture, Kyushu University 34(3・4), p143-151, 1980-07
本研究は温室メロンのN栄養に関する研究の第2報として,Pの供給濃度の増大がメロンの生育と2つのN形態,NH_4-NとNO_3-Nの吸収および同化におよぼす影響を明らかにするため実験を行つた.その結果は次のように要約できる.(1)AP系列におけるPの供給濃度の増大はメロン体内の代謝活性を幾分高め,生育量を増加させた.しかしPの供給濃度を100ppmに高めてもAP系列の生育量はNP系列のものにはるかに …
Science bulletin of the Faculty of Agriculture, Kyushu University 34(3・4), p133-141, 1980-07
HANADA KATSUMI
温室メロンは元来好硝酸性の植物であり,好石灰性の植物でもある.このことはNの給源とその供給濃度がメロンの生育並びに品質に与える影響が大なることを予想させる.またNH_4-Nの高濃度の供給は植物体内にNH_4^+を蓄積し,植物にアンモニア障害を引き起こし,生育および品質が顕著に阻害される.対照的にNO3-Nは作物の生育にとつて安全であるといわれている.本報告は,水耕栽培により,NH_4-Nで育つたメ …
Science bulletin of the Faculty of Agriculture, Kyushu University 34(3・4), p67-79, 1980-07