Tagawa Tsutomu
,
Uchiyama Yoshitaka
,
Yamaoka Norio
,
Yamamoto Satoshi
,
Matsumoto Keitaro
,
Taguchi Tsunenori
II期の胸腺腫2例に対し, 胸骨吊り上げ胸腔鏡下拡大胸腺胸腺腫摘出術を行い有用であった.左右分離肺換気下に仰臥位とし, 頚部と上腹部を伸展位にした.剣状突起部正中に約6cmの切開をおき胸骨裏面を剥離し, 次に頚部に襟状切開を約5cmおき胸骨裏面に血管テープを通し胸骨を吊り上げた.頚部創より左右の胸腺上極を切離し, 左腕頭静脈にテーピングを行い, 胸腺静脈を処理した後, 胸腺を左腕頭静脈より剥離した …
J-STAGE