検索結果を絞り込む

本文・本体へのリンク

検索結果 2,213 件

  • 1.有棘細胞癌診療の基本的な流れを復習しよう!

    加藤 裕史 日本皮膚科学会雑誌 134 (6), 1609-1614, 2024-05-20

    ...<p>有棘細胞癌は,その前駆病変である日光角化症やボーエン病などを含めると皮膚悪性腫瘍の中で最も頻度の多い疾患である.特に早期病変については皮膚腫瘍専門医以外の一般皮膚科でも取り扱う事が多く,疫学から診断,治療まで一定の知識が必要である.本項では有棘細胞癌の一症例を軸に疫学・予後,検査,治療(外科的治療,薬物療法など),術後経過観察,今後の新たな治療など有棘細胞癌について総復習する.</p>...

    DOI

  • 海外の日本語学習者における自己表現と他者理解

    佐々木 瑛代 待遇コミュニケーション研究 21 (0), 101-101, 2024-04-01

    ...</p><p>本研究では、中国語母語話者であり、アメリカの大学で日本語を学んでいる上級レベルの日本語学習者2名と日本語教師である日本語母語話者2名を、それぞれ学習者と母語話者のペアにし、「日本語母語話者に質問する場面」と「雑談の場面」という設定された異なる2つの場面での会話を録音した。また、会話録音後一週間以内に、日本語学習者に対し、録音した会話を再生しながらインタビューを行った。...

    DOI

  • 日本語教員養成課程の設置準備と海外教育実習先開拓の報告

    山田, 大介, 山田, 知代 紀要 16 133-142, 2024-03-31

    ...本論は多摩大学グローバルスタディーズ学部の新カリキュラムにおける新プログラムである日本語教員養成課程の設置に関わる準備の過程をまとめたものである。本学部の日本語教員養成の特色は、他の大学ではほとんど見受けられない海外提携校における日本語教育実習の実施を予定している点である。そこで本稿では、まず日本語教員養成課程のプログラム構成、とりわけ本学部のカリキュラムに新設が必要な科目群を紹介する。...

    機関リポジトリ

  • 新人看護師の夜勤導入における看護実践マネジメントモデルの検討

    富樫 恵美子, 西村 宣子 千葉県立保健医療大学紀要 15 (1), 1_56-1_56, 2024-03-31

    ...<p>(緒言)</p><p> 医師の働き方改革が2024年4月から開始となる中,医師と共にコロナ禍でその医療に尽力した看護師の働き方にも関心が集まっている.日本看護協会が行った2021年次の調査(病院看護実態調査,2022)において,新卒採用者の離職率は10.3%と,2005年以降初めて10%を超えたことが報告されている.また,職能団体である日本看護協会は「就業継続が可能な看護職の働き方の提案」(2021...

    DOI

  • [Research Note] Effects of Text-Presented Shadowing on Reading and Listening Skills

    新本 庄悟 神戸英語教育学会紀要 39 (1), 27-35, 2024-03-27

    ...そのため、本実践報告では、text-presented shadowing を英語初級者である日本人英語学習者に対して取り入れた。合計 12 回の指導前後において、TOEIC によるリーディング力とリスニング力の測定を実施した。その結果,参加者のリーディング力とリスニング力が統計的に有意な差を持って向上したことが確認された。...

    DOI

  • Exploring success factors in long-term extensive reading : a case study of a Japanese university student

    稲垣 俊史 GR-同志社大学グローバル地域文化学会紀要 (21-22) 1-18, 2024-03-25

    ...この問いを探るため、大学在学中の4年間に継続して英語多読を行い、全部で152冊(総語数842,019語)のグレイディッド・リーダーを読破したある日本人大学生について報告する。この学生の多読の大部分は1年次と4年次に行われ、途中いくつかの浮き沈みがあったが、4年次に一つのシリーズを集中的に読むことで、劇的に読書量を伸ばした。...

    DOI 機関リポジトリ Web Site

  • 日本に在留する外国人の受療行動における課題に関する文献レビュー

    木村 清子, 師岡 友紀 武庫川女子大学看護学ジャーナル 9 4-13, 2024-03-24

    ...在日外国人の受療行動には、「日本人医療者とのコミュニケーションに関わる困難と不安」「社会/文化的な違い、社会的孤立などコミュニティの特性による受診の控え」「経済的問題による受診の控え」があり、在日外国人側と医療者である日本人側とのそれぞれに関連要因が認められた。...

    DOI 機関リポジトリ

  • <研究ノート>初期段階の日本語指導と課題: 読み書き能力の向上を目指して

    大塚 香奈 国際日本研究 16 117-131, 2024-03-15

    ...第2言語である日本語で学習する児童の読み書き能力に課題があることは知られている(楠ほか2019;菅原・齋藤2016)が、日本語指導の方法に関する研究は少ない。本研究では、外国人児童の日本語学習上の課題を、教育する側から改善できないか検討する。本稿では、子どもの読み能力に関係している音韻意識が、初期段階の読み書き指導の過程で、どのように育成されているのか明らかにする。...

    DOI 機関リポジトリ HANDLE

  • 日本語における「舌」を表す語の意味拡張:英語およびトルコ語と対照して

    奥, 真裕 佛教大学大学院紀要. 文学研究科篇 52 51-67, 2024-03-01

    ...本研究の目的は、身体部位を表す語の 1 つである日本語の「舌」の意味拡張パタンの分析を行い、「舌」を表す英語の “tongue”、トルコ語の “dil” と対照してその傾向の類似点や相違点を明らかにすることである。それぞれの語の意味拡張の方向性、意味拡張の種類を分析し、図示しながら対照を行った。...

    機関リポジトリ

  • 初級日本語授業における反転授業の試み

    永井, 涼子, 中野, 祥子, 上野, まり子 大学教育 21 81-89, 2024-03

    ...本研究は、初級後半レベルである日本語II(総合)のクラスにおいて反転授業を導入した試みについて紹介し、そのメリット・デメリットについて分析および考察を行うものである。文法説明、基本練習を文法ビデオに収め、留学生はそれを視聴した上で対面授業に参加するという方法を実施した。その結果、留学生からの満足度が高く、学習効果も見込まれたが、一方でビデオを見ない留学生に対する働きかけにおいて課題が残った。...

    Web Site

  • 日本経済2023 ~経済回復期のインフレと円安

    今井 亮一 九州大学留学生センター紀要 32 19-44, 2024-03

    ...本稿では、インフレ、円安の背後にある日本経済の構造問題について最近の議論を検討する。特に、市場レートの購買力平価からの乖離がマクロ経済に大きな影響を与えることに注目する。また景気回復期には、不況期に抑圧されていた各種改革論議がかまびすしくなるものだが、議論には慎重を要する。...

    DOI HANDLE Web Site

  • 日本人ドイツ語学習者を対象とした文法解説動画の活用

    HARTING Axel 広島外国語教育研究 27 101-116, 2024-03-01

    ...一般に,母語が異なる話者からドイツ語で説明を受けることは刺激的であると考えられているが,参加者の中には母語である日本語L1での説明を望む声もあった。したがって,反転学習における,学習者の学習言語L2による解説付きの文法ビデオの利用は,強制的なものではなく,オプション的な要素であるべきであると結論づけられた。...

    DOI 機関リポジトリ Web Site

  • 日本の大学にオンライン教育は定着するか?

    三輪 眞木子 情報知識学会誌 34 (1), 24-29, 2024-02-29

    ...<p> シラキュース大学,メディア教育開発センター,および放送大学でのオンライン授業の開発・実施経験を踏まえて,日本の大学におけるオンライン教育の動向と高等教育のデジタル・トランスフォーメーション(DX)の実態をとらえ,今後の方向を展望する.内外の高等教育機関におけるオンライン教育の歴史を展望し,コロナ禍における日本の大学のオンライン教育導入のインパクトを概観したうえで,DXのさなかにある日本の高等教育機関...

    DOI Web Site

  • 第6回 先駆け指定品目である日本発の心血管パッチに関するPMDAの審査概要

    白井 裕子, 石井 健介, 相澤 浩一 ファルマシア 60 (3), 224-225, 2024

    2023年7月、先天性心疾患の外科手術に用いられ、患者の成長に伴って伸長するように設計された心血管パッチが製造販売承認された。国内にて実施された臨床試験から、既存の心血管パッチと同等の試験成績が示されたと判断した。しかしながら、埋植後に生体吸収成分が分解吸収されることで組織の成長に追従して伸長すること等を期待する本品の開発コンセプトについては、非臨床試験では一定の評価がされているものの、臨床評価…

    DOI

  • 日平均気温の年変化における段階的な季節遷移

    高橋 日出男 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 222-, 2024

    ...</p><p> 毎年の気温年変化に現れる遷移の検出にあたり,ある日を境とした前期間(TB)と後期間(TA)の各n日平均気温の差(ΔT [℃]=TA – TB)を指標とし,季節の区切りとなり得る年に数回の大きい遷移を抽出する。...

    DOI

  • 不登校の実情と対応

    藤田 光江 心身医学 64 (2), 113-118, 2024

    ...</p><p>不登校は,身体症状,個人の性格特性,家族や社会的要因が複雑に絡んで引き起こされる状態である.登校を渋り始める徴候として,どの年齢でも学校のある日の朝の頭痛や腹痛など身体症状の訴えが多い.子どもがまず受診するのはかかりつけ医と思われるが,器質性疾患が除外された場合は,子どもの性格特性や家庭・学校などに何か困難を抱えていないか目を向けてほしい.長期欠席に至る前の早期発見・早期介入が何より大切...

    DOI

  • 飛驒山脈の多年性雪渓の形成条件

    齊藤 建, 奈良間 千之 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 253-, 2024

    ...はじめに</b></p><p> 世界的な多雪地帯である日本海側の山地では,100以上の多年性雪渓が分布する(Higuchi and Iozawa, 1971).雪渓の面積変動は,短期の気候変動を示す指標であり(樋口,1968),気象観測に乏しい中部山岳において山岳環境の変化を知る重要な指標である.しかしながら,空中写真の取得頻度は少なく,継続的な雪渓の面積変動のモニタリングはおこなわれておらず,雪渓...

    DOI

  • 高知県山間部における巻き狩り猟の変容

    中島 柚宇 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 329-, 2024

    ...檮原町で活動が下火になっていった背景は,大きく2点挙げられる.1点は積雪の減少による猟場の環境変化である.檮原の巻き狩りでは,必ず積雪がある日に出猟するため,積雪日が減ると自ずと出猟回数も減っていった.もう1点は檮原町によるイノシシ捕獲への報奨金の設定である.捕獲にインセンティブが発生したことによって,より捕獲効率の高いわな猟に優位性を見出すメンバーが出てきた.また,わな猟は積雪があると困難になるが...

    DOI

  • 未来に関する語りをめぐる現場研究

    杉山 高志, 矢守 克也 質的心理学研究 23 (Special), S18-S24, 2024

    ...また,「防災かかりがま士の会」の活動を通じて災害時のイメージを徐々に具体化していく中で,今ここにある日常生活の価値に立脚したイントラ・フェストゥムな「時間」の語りを紡ぎ出していた。...

    DOI

  • ある日系カナダ人二世の青春

    杉万 俊夫 Journal of Group Dynamics 40 (0), 13-32, 2023-12-28

    ...本稿では、ある日系カナダ人の「生き様」を本人の追想録によって紹介した。</p>...

    DOI

  • 「日本初の女性脚本家」再考

    森宗 厚子 映画研究 18 (0), 4-25, 2023-12-09

    ...また、背景にある日活京都の脚本部の状況を見直し、後期松之助の変革を担った林が、読者投稿家出身ゆえに観客層との双方向性を促す媒介となり得た点を考察した。さらに、日本映画史上、無声映画の勃興期となった大正末期に、確立され始めた脚本家という存在が可視化された例として林義子を位置づけて捉えることを試みた。...

    DOI

  • 耳鼻咽喉科専門医試験における Generative Pretrained Transformer の有効性に関する検討

    野田 昌生, 上野 貴雄, 甲州 亮太, 島田 Dias 茉莉, 伊藤 真人, 矢本 成恒, 吉崎 智一, 野村 章洋 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会会報 126 (11), 1217-1223, 2023-11-20

    ...米国における司法試験や医師免許試験では合格ラインに達する報告がなされているが, 非英語言語である日本語の医療分野における有効性についての報告は少ない. 今回, 2022年度耳鼻咽喉科専門医試験における ChatGPT のパフォーマンスについて評価し, 日本語の耳鼻咽喉科領域においての有効性と AI 活用の課題について検討した....

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献7件

  • 首都圏遠郊外におけるライフスタイル移住者の定着プロセスに関する研究

    松本 彩, 坂本 慧介, 別所 あかね, 横張 真 都市計画論文集 58 (3), 867-874, 2023-10-25

    ...首都圏遠郊外の典型である日高市高麗地域におけるLM主体へのインタビューのテキストデータをグラウンデッド・セオリー・アプローチで分析した結果、遠郊外LMには、「都市に在る家族や仕事などの社会的紐帯を保持」「地域コミュニティ活動への参加の自由」という、従来の農村LMとは異なる二つの特徴があることが示された。...

    DOI Web Site 参考文献3件

  • ジオデモグラフィクスからみた将来空き家の都市圏比較

    上杉 昌也, 上村 要司, 矢野 桂司 都市計画論文集 58 (2), 153-160, 2023-10-25

    ...<p>人口減少期にある日本では,大都市圏においても急速な高齢化や転出に伴う空き家・空き地の増大が予想される.本研究では,人口動態の異なる東京・大阪・広島・福岡の4つの都市圏を対象に,空き家予防の観点から,将来(2030年)の空き家の立地状況について推計し,その空間構造を小地域単位かつ都市圏規模で明らかにした.特に,ミクロな空間スケールでの地理的および社会人口学的特性が把握できるジオデモグラフィクスを...

    DOI Web Site 参考文献9件

  • 海外にルーツを持つ子供のアイデンティティ形成―在日ウクライナ人の子供の事例から―

    ジャブコ ユリヤ 社会言語科学 26 (1), 141-148, 2023-09-30

    ...をどのように受け入れているか,また母語・母国文化を維持する上でどのような問題に直面するか,さらにこの問題が彼らの文化的アイデンティティ形成にどのような影響を及ぼすのかを考察する.本研究は,調査協力者の文化的アイデンティティと言語使用,そして力関係に着目し,特に日本の学校においてはそれらの間に密接な関係がみられることを示す.また,少数派であるウクライナ人の子供たちが日本社会の一員となる上で,多数派である...

    DOI Web Site

  • 失われた沖縄の文化「ハジチ(針突)」記憶の継承

    山田 豊 デジタルアーカイブ学会誌 7 (3), 129-133, 2023-08-01

    ...そんな普通の日々が、ある日を境に、180°逆転し、悪と化してしまった。入れているものは警察に検挙され、入れていることに恥ずかしさを感じるようになった。1899年(明治32年)に禁止令が発令され、沖縄の女性の手からハジチが消滅した。その沖縄の失われた文化について、デジタルアーカイブの必要性を考える。</p>...

    DOI

  • 日本語表現の改新と「やさしい日本語」

    庵 功雄 日本語の研究 19 (2), 53-69, 2023-08-01

    ...マジョリティである日本語母語話者にとって「やさしい日本語」が持つ意味として、日本語でのコミュニケーション能力の向上を挙げた。また、専門家から非専門家への情報提供のあり方の考察を通して「日本語母語話者にとっての「やさしい日本語」」であるプレイン・ジャパニーズ(PJ)の概念を提示し、PJが「日本語の国際化」だけでなく「日本社会の国際化」にも貢献しうることを論じた。...

    DOI

  • 高齢糖尿病患者における孤独感は低栄養リスクに関連する

    井田 諭, 金児 竜太郎, 今高 加奈子, 大久保 薫, 東 謙太郎, 村田 和也 日本老年医学会雑誌 60 (3), 268-274, 2023-07-25

    ...</p><p><b>方法:</b>対象は伊勢赤十字病院外来通院中の65歳以上の糖尿病患者とした.栄養状態の評価には,Mini Nutritional Assessment Short Form(MNA-SF)を用い,合計得点が11点以下の場合に低栄養状態と定義した.孤独感の評価には,自己記入式調査票である日本語版孤独感尺度短縮版を用い,合計得点が6点以上の場合に孤独感ありと定義した.従属変数を低栄養状態...

    DOI Web Site PubMed ほか1件 参考文献27件

  • 山口県の周防大島におけるハワイ移民のビッグデータ解析

    杉井, 学, フランシスコ, クルッツ ゲッラ クリスチヤン, 永井, 涼子, 藤原, まみ 山口大学山口学研究センター紀要「山口学研究」 3 8-14, 2023-07-20

    ...山口県周防大島町にある日本ハワイ移民資料館には、明治初期にハワイに渡った日本人の記録を蓄積したデータベースがある。電子化された29,730 レコードに及ぶ記録内容を調査し、約4,000 人に及ぶ人々が、山口県の屋代島(以後、周防大島と呼ぶ)からハワイに渡った理由を考察した。...

    Web Site

  • 郷土山菜イタドリの優良系統選抜と機能性成分の分析および商品開発

    杉本 小夜, 坂口 和昭, 髙垣 昌史, 木村 美和子, 髙辻 渉, 前田 拓也 作物研究 68 (0), 7-13, 2023-06-21

    ...このような要望に応えるため,和歌山県内で収集したイタドリについて特性調査を行い,優良系統選抜を行うとともに組織培養による増殖に取り組み,現在,一般財団法人日高川町ふるさと振興公社バイオセンター中津(和歌山県日高郡日高川町高津尾 1052-1)(以下,(一財)バイオセンター中津)において優良系統苗の販売が行われている.また,イタドリの新たな活用に繋げるため,和歌山県工業技術センターおよび地域生産者である...

    DOI Web Site

  • アフターコロナに向けた新たなタイの観光戦略に関する考察

    谷脇,茂樹, 小林,直樹, 法島,正和, 根木,良友 玉川大学観光学部紀要 (10) 55-73, 2023-03-30

    ...また,日本の独立行政法人である日本貿易振興機構バンコク事務所と日本政府観光局バンコク事務所への聞き取り調査の結果をもとに,コロナ禍におけるタイの経済社会情勢や,タイの観光市場の特徴などについて考察した。 タイはコロナ前,国際観光客到着数と国際観光収入で日本の先を行く世界でも上位に位置する観光先進国であった。...

    DOI 機関リポジトリ HANDLE

  • 集中治療室の専従理学療法士不在日における看護師によるリハビリテーション実施状況の実態

    高橋, 優太朗, 野々山, 忠芳, 羽根田, 慎吾, 五十嵐, 一真, 長谷川, 智子, 医学部附属病院看護部, 医学部附属病院リハビリテーション部, 看護学領域基盤看護学 福井大学医学部研究雑誌 = Journal of Interdisciplinary Research of the School of Medical Sciences, University of Fukui 23 43-49, 2023-03

    ...本研究の目的は,専従理学療法士が不在である日の集中治療室(ICU)看護師によるリハビリテーションの実態把握と今後の課題を明らかにすることである。対象は2018年9月から2019年6月までにA病院集中治療室に入室し,専従理学療法士により早期離床・リハビリテーションプロトコルに従って人工呼吸管理中で端座位以上のリハビリテーションを実施した症例を医療記録より後方視的に抽出した。...

    機関リポジトリ 医中誌

  • 大学院看護学研究科基盤科目応用形態機能学の取り組みと展望

    大久保 暢子, 松石 雄二朗, 工藤 宏幸, 菱沼 典子, 坂井 建雄 聖路加国際大学紀要 = Bulletin of St. Luke’s International University 9 81-86, 2023-03

    ...これまでの応用形態機能学の授業は,本学の形態機能学の特徴である日常生活行動から捉えた人体の構造と機能を学修することが出来,加えて臨床で経験した看護事例のからだや病態を改めて深く学び直す機会が得られることで,対象の身体的アセスメント力の向上に貢献できたと考える。今後も評価が高い解剖実習を継続するとともに大学院教育として高度な看護実践に繋がる人体の構造と機能の教授をさらに探求する必要がある。...

    DOI 機関リポジトリ Web Site ほか1件

  • 結晶学に基づく日本式双晶のプロシージャルモデリング

    村田, 雅樹, 盧, 承鐸, 柿本, 正憲 第85回全国大会講演論文集 2023 (1), 923-924, 2023-02-16

    ...水晶の一種である日本式双晶はさまざまな条件を有していることや、その特殊な形状などから生成方法は自明ではない。そこで本研究では、日本式双晶を対象にしたプロシージャルモデリングを行うことを目的とする。提案手法では結晶学における定義に基づき、日本式双晶の形状生成をパラメトリックに行った。さらに多数の双晶を任意の物体上に配置することで水晶群生を生成することができた。...

    情報処理学会

  • フローチャートを用いて検者の判断の統一を図った基準嗅力検査の検討

    芳田 梓, 細矢 慶, 加藤 政利, 中島 愛, 中村 利枝, 林 綾子, 秀永 陸奥子, 小伊藤 保雄 医学検査 72 (1), 77-82, 2023-01-25

    ...また,T&Tオルファクトメトリーの平均認知域値と,嗅覚の自己評価法である日常のにおいアンケートやVASスコアとの関連性をそれぞれ比較した。その結果,T&Tオルファクトメトリーの平均認知域値と日常のにおいアンケートは強い負の相関を認めた(r = −0.715)。そして,VASスコアとも強い負の相関を認めた(r = −0.793)。...

    DOI Web Site 医中誌

  • 国際水素サプライチェーン実現に向けた川崎重工業の取り組み

    塔下 晃州 紙パ技協誌 77 (6), 500-506, 2023

    ...川崎重工業は水素を「つくる」,「はこぶ」,「ためる」,「つかう」のサプライチェーンの上流から下流までのコア技術を保有する唯一の会社であり,海外未利用資源から水素を製造し消費地である日本へ輸送して活用する技術開発を早くから進めてきた。...

    DOI Web Site

  • 我が国におけるマイクロ波加熱 研究の歴史とJEMEAの歩み

    吉川 昇 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 8 (2), 14-21, 2023

    ...筆者は、2000年頃からマイクロ波加熱の研究を始めたのであるが、既にその頃にはJEMEAの前身である日本電磁波応用研究会(1993 年設立)とマイクロ波応用技術研究会(1999年設立)という組織があり、マイクロ波技術や加熱応用に関しても大いに研究発表が行われていた。そこでは当分野の先輩方が活躍されており、先輩方から多くのことを学ばせて頂いた。...

    DOI

  • 白亜紀北部九州花崗岩バソリスに対する北多久苦鉄質複合岩体の地質学的意義

    江島 圭祐, 大和田 正明, 亀井 淳志 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 125-, 2023

    ...., 2021, International Geology Review).中国北東部,韓半島での最近十数年の研究では地質年代学を筆頭に膨大なデータが蓄積され,様々な火成活動・テクトニクスモデルが提唱された.しかし,未だに議論の収束はなく,モデルの飽和状態となっている.飽和状態を生む要因に,北東アジア白亜紀火成活動の終着点である日本列島花崗岩バソリス(面積100km<sup>2</sup>以上の岩体...

    DOI

  • 日本庭園に興味がある英国人の植物と空間デザイン要素に対する認識に関する研究

    熊倉 早苗, Raggett Jill, 小田 龍聖, 柴田 昌三 芸術工学会誌 86 (0), 69-76, 2023

    ...日本庭園について知識のある英国人(JGS)、日本庭園の経験や知識があまりない英国人(HPS)、日本庭園について知識のある日本人(JK)である。3 つのグループのデータを、順位尺度の順位データ、クラスカル・ウォリス検定を用いて比較した。その結果、植物については、マツ、ユリ、キクの間で違いが見られた。空間的な要素では、山、白砂、池などの空間要素が異なる認識がされていた。...

    DOI

  • 法人税の抜本的改革による実効税率の変化

    上村 敏之 フィナンシャル・レビュー 151 (0), 107-131, 2023

    ...Spengel et al.(2020)にある日本の2020 年のパラメータに改善を加え,資金調達別,資産別の基準ケースの資本コスト,限界実効税率,平均実効税率の値を得た。その上で,法人実効税率のモデルに,改革案のパラメータを組み込み,法定税率一定のもとでシミュレーション分析を行った。...

    DOI

  • 消波ブロックの点群計測による気水中の面的評価方法の検討

    西 広人, 琴浦 毅 土木学会論文集 79 (18), n/a-, 2023

    ...<p> 四面環海である日本では,反射波や越波の低減を目的として港湾整備に消波ブロックを採用する事例が多い.しかし,消波ブロックは直上での活動が危険であり,目視等の従来計測では現況形状の定量的な把握が困難であった.そこで,UAV測量によって取得した3次元点群データを用いて,消波ブロック天端部分の評価を行うなど,非接触型の計測手法を用いた検討が進められている.しかし,法面部については気水中に連続する特徴...

    DOI Web Site 参考文献4件

  • 道路維持管理の建設DXへ活かす改築事業の知見

    佐野 涼花, 中山 光広, 庄司 英紀 i-Constructionの推進に関するシンポジウム講演概要集 2023 (0), 9-12, 2023

    ...苫小牧道路事務所はインフラDX・i-Construction先導事務所に位置づけられており,高規格道路である日高自動車道における改築事業において,建設DXの取組み意識が浸透している.本稿では,建設DXの道路維持管理段階でのGISプラットフォームの将来利用を念頭に,女性視点から考えたクラウド型GISサービスの利用等の改築事業での知見を報告する....

    DOI

  • 「稲束家日記」の天候記述で江戸時代の気象を復元する

    学校法人池田学園 池田中学・高等学校 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 510-, 2023

    ...詳細率とは名古屋工業大学の庄らによる独自の関数で、①複数種類の天気が併記されていたり、②時間変化に関する記述や③降水規模の記述がある日数の年比率である。5 考察⑴データ①:晴の出現率で日照時間の復元7月の日記の晴の出現率と、1890年に気象台で観測が始まった日照時間の1日の平均値(h)をプロットすると、直線性がよい。...

    DOI

  • 「まちやど」による地域の持続可能性について

    池田 千恵子 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 46-, 2023

    ...「まちやど」のスタッフは,宿泊施設内の案内をするだけでなく,まちのコンシェルジェとしての役割を担い,地元の人たちが日常的に楽しんでいる飲食店や銭湯などの案内を行う.そして,まちぐるみで宿泊客をもてなすことで地域価値を向上し,まちの中にすでにある資源やまちの事業者をつなぎ合わせ,そこにある日常を最大のコンテンツとする.利用者には世界に二つとない地域固有の宿泊体験を提供し,まちの住人や事業者には新たな活躍...

    DOI

  • 日本語数量表現コーパスと推論データセットの構築

    小谷野 華那, 谷中 瞳, 峯島 宏次, 戸次 大介 自然言語処理 30 (2), 432-455, 2023

    ...意味論的・語用論的特徴に着目したコーパス,及び,数量表現の理解を問うような推論データセットの構築は十分に進められていない.そこで本研究では,既存の日本語ツリーバンクに含まれる文を用いて,助数辞の種類,数量表現の出現形式,用法といった情報を付与したコーパスを構築する.その上で,このコーパスに基づき,日本語数量表現の推論データセットを構築する.また,構築した推論データセットを用いて,事前学習済み言語モデルである...

    DOI Web Site 参考文献8件

  • 新聞と株式掲示板を用いた金融指標の予測と売買シミュレーション

    細川 蓮, 山田 優生, 小川 祐樹, 上田 健太郎, 諏訪 博彦, 梅原 英一, 山下 達雄, 坪内 孝太 人工知能学会全国大会論文集 JSAI2023 (0), 1B3GS201-1B3GS201, 2023

    ...することは,投資家の投資リスクの低減や収益のために重要である.金融指標の一つに,ボラティリティ・インデックス(以下,VI )があり,これは投資家の市場に対する心理状態を表している.一方で,新聞メディアやソーシャルメディアの投稿には,社会情勢や人々の心理状態などを表しており,これらは,VI 指数に影響していると考えられる.本研究では,新聞記事とソーシャルメディアの投稿文書を用いて,日本における VI である...

    DOI

  • アメダスデータを用いた機械学習による定期船の運航予測

    園田 潤, 中道 一紗, 小岩 晃 人工知能学会全国大会論文集 JSAI2023 (0), 3F5GS1003-3F5GS1003, 2023

    ...<p>島国である日本では離島が多くアクセス手段は定期船であることが多いが,出航欠航の判断は生活や観光において重要である.例えば,山形県酒田市飛島では,出航の判断は当日朝に周辺地域の風速や波高などの気象データから行われている.このため出航の可否は当日まで分からず計画も立てづらく,前日までの定期船の運行予測が求められている.本研究では,翌日以降の定期船の運行予測を目的に,容易に入手可能な公開データである...

    DOI

  • 段丘・丘陵の盛土地における液状化の土地条件

    髙田 協平, 黒木 貴一 日本地理学会発表要旨集 2023a (0), 21-, 2023

    ...目的</p><p> 変動帯にある日本では,地震による被害を歴史的に繰り返してきた。その被害のうち液状化に関する要因の検討が嘉門・三村(1995)や若松ほか(2017)などで行われている。本研究では宮城県仙台市で,近年に森ほか(2014)などで散見され,要因の検討があまり進んでいない段丘・丘陵の盛土地で生じた液状化被害を対象に,その発生条件を明らかにすることを目的とする。</p><p>Ⅱ....

    DOI

  • アスリートとしての反レイシズム実践とそのジレンマ

    有賀 ゆうアニース スポーツ社会学研究 31 (2), 93-106, 2023

    近年、ソーシャルメディアの普及を背景として、人種的マイノリティのアスリートによるレイシズムへの抗議が様々な競技で顕在化している。先行研究では、アスリートたちがアスリートとしての立場とアクティビストとしての立場の間でのジレンマに、またときには大規模なバックラッシュやファンとの葛藤に直面することが報告されてきた。本稿では、こうした状況のなかで例外的に反レイシズムに訴えつつ好意的な支持を広く集めたとさ…

    DOI

  • パーク or / and ストリート(哲,社)

    市井 吉興 日本体育・スポーツ・健康学会予稿集 73 (0), 72-, 2023

    ...<p>2020東京オリンピックにおいて、スケートボードは華々しいデビューを飾り、開催国である日本人のオリンピックメダリストを多数輩出した。しかし、2020東京オリンピックの追加競技としてスケートボードの採用が決定したとき、スケートボードをオリンピックにふさわしいスポーツとして受け入れた人々は、どれほど存在したのであろうか。...

    DOI

  • [招待講演]都市と地質学の関わり:開発・環境・災害 <人類が集中して住む領域の大地の科学>

    竹村 恵ニ 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 230-, 2023

    ...今回は、中緯度での変動帯である日本を例にして、都市領域における大地利用の事例等を紹介し、都市と地質学が持つ関連課題を整理する。<b>日本における都市の地形・地質 </b> 世界には広い範囲での大都市圏が存在しており、また多様なサイズの都市圏の分布が人口集中域として認識される。それらの都市圏は、文明の変遷や地域的環境と相まって多様な地形や地質で発展している。...

    DOI

  • 地方産業デザイン開発推進事業の政策評価

    青木 史郎, 黒田 宏治, 蘆澤 雄亮, 熊 娜, 余 剣 芸術工学会誌 86 (0), 85-92, 2023

    ...推進体制整備、デザイン開発(需要調査、パイロットデザイン)、流通対策の3 年計画で、実施機関である日本産業デザイン振興会から派遣された調査会社、デザイン事務所、流通専門家等が教師役、産地組合等が学生役となって展開された、教育研修型のデザイン振興事業である。...

    DOI

  • マテリアルフローコスト会計(MFCA)の適用を推進する取り組みに関する考察

    王 博 メルコ管理会計研究 14 (1), 3-12, 2023

    ...本研究では,成功したMFCA適用の基準を検討したうえで,MFCAを長く適用している企業である日東電工および一定の期間MFCAを適用した後,MFCAを停止した企業であるウシオ電機を事例として取り上げて,MFCA導入後のプロセスに焦点を合わせて両社に対する比較分析を行う。このような事例研究を通じて,MFCAの実践が望まれる形態とその形態を実現するための取り組みを探索する。...

    DOI

  • 日本におけるCOVID-19妊婦の現状

    出口 雅士 周産期学シンポジウム抄録集 41 (0), 74-79, 2023

    ...高齢化社会である日本ではCOVID-19による死亡率が高くなると予想されていたが,実際には世界的にも超過死亡率が最も低い国のひとつとなっている<sup>4)</sup>。妊婦健診等で妊婦が頻回に医療機関を受診する国内で,COVID-19の妊婦への影響を評価するためには国内独自の情報集積が重要と考え,我々は新型コロナウイルス感染妊婦のレジストリ登録を2020年9月より実施してきた。...

    DOI

  • 重度障害児と家族への支援に生体医工学ができること

    小崎 慶介 生体医工学 Annual61 (Abstract), 154_1-154_1, 2023

    ...<p> 演者の所属施設の前身である日本初の肢体不自由児施設「整肢療護園」を開設した高木憲次博士は、運動器の障害のある小児に対して医学的治療・学校教育・職業教育を融合させた「療育」という小児の総合的なリハビリテーション体系を提唱した。そして、療育の実践にあたっては「時代の科学を総動員すべきこと」を主張した。 ...

    DOI

  • 咀嚼運動が上顎側方拡大治療効果に与える影響について

    和仁 俊夫, 石井 かおり, 鈴木 裕介, 黒江 星斗, 根岸 慎一 日本顎口腔機能学会雑誌 30 (1), 22-23, 2023

    ...<p>Ⅰ.目的</p><p>近年,摂食および嚥下機能に問題がある日本人児童が増加しており,児童の口腔機能は低下傾向にある<sup>1)</sup>.歯列形態の成長は,歯列弓幅径の狭窄化傾向にあると報告されている<sup>2)</sup>.不正咬合の発症には遺伝的・環境的要因とエピジェネティクスが関与しており,歯の形質は,遺伝的・環境的要因とエ ピジェネティクスが複雑に関与<sup>3)</sup>し...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献1件

  • (エントリー)美濃帯犬山地域のノーリアン/レーティアン境界(後期三畳紀)におけるコノドント・放散虫化石層序

    大島 温志, 尾上 哲治, 冨松 由希, Rigo Manuel 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 402-, 2023

    ...., 2020).これらの後期三畳紀レーティアンの段階的な生物絶滅や環境変動は,当時のパンサラッサ海遠洋域で堆積した深海堆積物である日本のジュラ紀付加体中の層状チャートにも記録されていると推測される.しかし,ジュラ紀付加体中の層状チャートは主に放散虫化石層序に基づいて年代決定がなされており,大陸縁辺での層序復元に用いられる国際標準のアンモナイトやコノドント化石層序との対比が十分に行われていない.そのため...

    DOI

  • 地域在住障害高齢者におけるバディスタイル介入の運動定着効果:無作為化比較試験

    武田 広道, 山本 晃太, 新原 航季, 坂下 千尋, 林 信介, 松本 大輔, 高取 克彦 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 1.Suppl.No.1 (0), 24-24, 2022-12-01

    ...=33)は,週に1回,通所介護事業所で,バディ群の参加者同士で運動継続状況のモニタリング,フィードバック,情緒的サポートを受けるようにした.対照群(n=32)は,バディ介入を除いて同様のプログラムを行った.主要アウトカムは運動継続率とし,運動記録カレンダーを用いて評価した.これは1~4週(Phase1),5~8週(Phase2),9~12週(Phase3)に分け,自宅で運動を実施した項目が1つ以上ある...

    DOI

  • 英語ディスカッションにおけるEFL学習者の発話を促すグルーピング手法の設計

    井坪 葉奈子, 仲谷 佳恵, 山内 祐平 日本教育工学会研究報告集 2022 (4), 304-311, 2022-11-28

    ...<p>本研究の目的は,外国語としての英語(EFL)学習者である日本人学生が,Willingness to Communicateを高め,より積極的に留学生との英語ディスカッションに参加できるグルーピング手法を明らかにすることである.Transactive Memory Systemの概念を援用し,お互いの話題に関心を示した日本人学生と留学生がペアになるマッチングシステムを設計したところ,予備実験における...

    DOI

  • ソーシャルキャピタルの違いによる生活環境の評価構造分析

    谷本, 真佑, 南, 正昭 都市計画論文集 57 (3), 1094-1101, 2022-10-25

    本研究では、歴史的な住宅地である盛岡市大慈寺地区を対象に、住民意識調査をもとに、生活環境満足度とソーシャルキャピタルの関係について分析を行った。その結果、ソーシャルキャピタルは、地区全体の満足度と生活環境との関連性に影響を及ぼしていることが明らかになった。また、住民のソーシャルキャピタルの違いにより、生活環境への満足度の評価構造にも影響を及ぼしていることがわかった。さらに、地区全体の満足度と有意…

    機関リポジトリ

  • 岩手県A町の農業新規参入プロセスにみる就農支援の課題

    岡本, 夏佳, 三宅, 諭 都市計画論文集 57 (3), 538-545, 2022-10-25

    農村部の主要産業である農業従事者の高齢化は著しく、遊休農地や耕作放棄地、空き家が増加している。一方で農業新規参入者の存在が注目されている。本研究では、岩手県A町の新規就農者の属性別の就農経緯を明らかにし、就農プロセスと現在の行政の就農支援の利用状況から求められる支援方策を明らかにすることを目的としている。本研究で得られた知見を以下に表す。1)地域内に親族など繋がりのある農業者がいると、農地を確保…

    機関リポジトリ

  • 建築保存における外部意見が所有者の意思決定に与える影響に対するコンフリクト解析

    井澤 佳織, 渡部 宇子, 本間 裕大 都市計画論文集 57 (3), 1468-1475, 2022-10-25

    ...<p>本研究では,歴史的建築物の保存において意思決定者と外部意見との利害対立構造に着目し,意思決定者への交渉の余地を分析する.具体的には,外部意見である日本建築学会の保存要望書が建築物所有者の意思決定に与える影響をコンフリクト解析によって分析する.本研究の主な成果はとして,全くの決裂に帰するかと思われたが交渉の余地があり,均衡解の分布によってコンフリクト状況の可視化に成功した.</p>...

    DOI Web Site

  • 高齢糖尿病患者における孤独感は高次生活機能低下に関連する

    井田 諭, 金児 竜太郎, 今高 加奈子, 大久保 薫, 東 謙太郎, 村田 和也 日本老年医学会雑誌 59 (4), 536-542, 2022-10-25

    ...<b>方法:</b>対象は伊勢赤十字病院外来通院中の65歳以上の糖尿病患者とした.高次生活機能の評価には,自己記入式質問紙によるTokyo Metropolitan Institute of Gerontology Index of Competence(TMIG-IC)を用いた.孤独感の評価には,自己記入式調査票である日本語版孤独感尺度短縮版を用いた.目的変数をTMIG-IC得点,説明変数を孤独感...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献30件

  • ウトロ放火事件公判への意見書

    板垣 竜太 評論・社会科学 (142) 159-180, 2022-09-30

    ...人種差別撤廃条約の締約国である日本の国家機関は,ヘイトクライムを人種差別的な暴力行為について加重処罰する義務がある。それは人種差別的動機にもとづくヘイトクライムの被害が通常の犯罪に比べて深刻なものだからである。意見書ではこの観点から本件の被害の深刻性,広範性,長期持続性を論証するとともに,被告人の人種差別的動機を錯誤相関や脅迫的効果の意図といった側面から実証した。...

    DOI 機関リポジトリ Web Site

  • ダイポールアンテナを用いた海中の電波通信における通信速度測定

    仙波 拓人, 桑原 堅誠, 廣瀬 幸, 松嶋 徹, 福本 幸弘, 江口 和弘, 熊懐 一浩 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2022 (0), 204-204, 2022-09-15

    ...<p>海洋国家である日本では,海洋ビジネスの市場規模拡大を支える基盤として,海中にIoT環境を構築することが考えられる。そこで,著者らの研究グループでは,電波通信に着目をして,水中IoTの通信インフラの確立のための検討を行う。本報告では,平衡系の基本的なアンテナであるダイポールアンテナについて,海中における通信特性を解析することを目的に,通信速度の測定を行う。...

    DOI

  • COVID-19収束後の都市構造

    豊田, 奈穂 経済系:関東学院大学経済学会研究論集 286 10-18, 2022-09

    ...人口減少下にある日本では都市の持続性には,都市機能の集約化,高密度が不可避である。他方で,COVID-19は人と人との距離や低い密度がその予防に重要であるとされ,効率的な都市運営の􄼴となるコンパクト化は望ましくないと評された。本稿ではそうした指摘に鑑み,高い人口密度がCOVID-19に影響を及ぼす要因であるのかを検証した。...

    機関リポジトリ Web Site

  • 言語による価値創造を目指して(6) ─「教科書『で』教える」とは─

    山本, 忠行, Tadayuki, YAMAMOTO 通信教育部論集 (25) 71-91, 2022-08-07

    ...一般教科、英語、国語などと比較しながら、「教科書で教える」ことの意義を再確認した上で、問題のある日本語教師が「教科書を教える」ことしかできないことを明らかにした。さらに初級と中上級で具体的にどのように「教科書で教える」のかを例示し、「教科書で教える」ことこそ、教育実習で身につけさせるべき技能であることを論じた。...

    機関リポジトリ HANDLE

  • 定住外国人の語りからみた日本語表記にかんする意識

    岩崎 拓也 一橋大学国際教育交流センター紀要 4 61-69, 2022-07-31

    ...今回の分析の結果、周りにある日本語と学習環境については、日本語のアウトプット機会の少なさが自身の日本語能力にたいする低い自己評価に直結している可能性と、精度が低い翻訳アプリや辞書アプリに頼るために、時間を浪費してしまっているという現状が明らかになった。...

    DOI HANDLE

  • 富山市山岳域自然調査報告(2021)

    藤田, 将人, 岩田, 朋文, 吉岡, 翼, 清水, 海渡, 太田, 道人 富山市科学博物館研究報告 = Bulletin of the Toyama Science Museum 46 61-65, 2022-07-01

    The geology, topology, fauna, and flora of the alpine and subalpine zone between Oritate and the Lake Kurobe in Toyama and Nagano Prefecture were researched. Plant fossils and sandstone from the …

    機関リポジトリ Web Site

  • Markush構造検索および化合物の製造方法の特許調査における比較事例研究

    小島 史照 情報の科学と技術 72 (7), 263-268, 2022-07-01

    ...<p>製薬関連企業の特許調査の実務者の集まりである日本FARMDOC協議会(JFA)では,毎年5-6件の研究テーマを設定して活動している。本稿では「Markush構造研究会」「製造方法研究会」の2件について成果を紹介する。Markush構造研究会では2017年当時,利用可能であったデータベースについて機能の詳細を調査するとともに,複数の調査事例における結果の比較・考察を行った。...

    DOI

  • 石灰施肥がクリ園における細根成長速度,細根形態と外生菌根形成に与える影響

    田中 (小田) あゆみ, 野口 享太郎, 古澤 仁美, 木下 晃彦, 仲野 翔太, 小長谷 啓介, 水谷 和人, 柴田 尚, 山中 高史 根の研究 31 (2), 61-69, 2022-06-20

    ...<p>多雨環境下にある日本の土壌は酸性化しやすく,果樹栽培や畑作では石灰等によるpH調整が行われることが多い.樹木根の中でも養分吸収に関与する細根と,細根に共生する菌根菌は主に土壌表層に分布しており,石灰施肥によるpHの変化の影響を受けやすいと考えられる.しかし,石灰施肥が細根特性と菌根形成に及ぼす影響を調査した研究例は少ない.そこで本研究では,主要な果樹であるクリを対象に,石灰施肥によって細根の量...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献25件

  • トランスジェンダーの人々を守った最初の医師

    B. スキラーチェ 日経サイエンス 52 (6), 92-97, 2022-06

    ...20世紀間近のある日の夜更けに,若き医師ヒルシュフェルト(Magnus Hirschfeld)は診療所の玄関先に1人の兵士がいるのに気づいた。取り乱した様子のこの兵士は,自分はウルニング(男子同性愛者)なのだと告白した。...

    PDF Web Site

  • COVID-19をめぐるメディア・コミュニケーションとその課題

    田中 幹人, 石橋 真帆, 于 海春, 林 東佑, 楊 鯤昊, 関谷 直也, 鳥海 不二夫, 吉田 光男 医療と社会 32 (1), 71-82, 2022-04-28

    ...本稿では,我々の研究結果を基に,まず情報の送り手である新聞報道の傾向を振り返り,また情報の受け手である日本のメディア聴衆の相対的リスク観を把握する。そのうえで,ソーシャルメディアを含むオンラインメディア上でのコミュニケーションの成功例,失敗例を確認し,そこから教訓を得る。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献11件

  • 体育専攻学生のための溺水予防と水泳基礎技能

    齋藤, 好史, 正見, こずえ, 当麻, 成人, SAITO, Yoshifumi, MASAMI, Kozue, TAIMA, Narihito 大阪産業大学人間環境論集 (21) 101-112, 2022-03-31

    ...2021年4月に国連総会決議でGlobal drowning preventionが宣言され,世界溺死防止デーが毎年7月25日に開催されることとなった.多くの河川・周囲に海という身近に水環境がある日本では,多くの台風・豪雨災害・洪水・津波が発生してきている.水に対処する知識と行動が安全教育に求められている.水泳系領域の具体的指導内容は,水遊びから水に浮く・クロール・平泳ぎなどの泳法に加え,小学校5年生...

    機関リポジトリ Web Site

  • OECD 諸国における自殺、価値観と社会政策

    津崎, 克彦 四天王寺大学紀要 (70) 71-96, 2022-03-25

    ...最後に、上記分析の結果として得られた勤勉主義社会モデルの典型である日本の「生きづらさ」について、それが近代性と勤勉主義の間で起きている問題であることに言及し、その根深さと、代替の方向性を示した。...

    機関リポジトリ

  • 技術と産業社会 -日本労務管理史の再考に向かって-

    小山, 和伸 商経論叢 57 (3), 167-193, 2022-03-25

    ...ちなみに,柳田国男は南北に長く,方言や風土の多様性のある日本で,なぜどこにでも一様に河童伝説があるのかを自問している12。河童伝説は,やむを得ざる子供の育児放棄であり,「河童に取られた」とは,水子その他の隠語であったと考えられるし,「山姥伝説」またしかりと言うべきであろう。産業革命期の工業化文明は,こうした子供たちが生きていけるだけの仕事を生み出した。...

    機関リポジトリ HANDLE Web Site

  • 日本と中国の産業構造の現状について―『 2012 年日中国際産業連関表』 に基づく実証分析―

    王, 在喆 立正大学経済学季報 71 (4), 73-104, 2022-03-23

    ...変化しつつある日中貿易の姿を的確に捉えるためには,貿易を通じた日中両国の産業部門間の相互依存関係を分析する国際産業連関分析を用いることが望ましい.また,2010 年以降の中国が消費大国にも変貌しつつある現状を鑑みて,国際産業連関分析では,家計部門を内生化したクローズド・モデルの利用が妥当であると考えられる.本研究では,『2012 年日中国際産業連関表』を用いて,家計部門消費と見なされる日中両国の「民間消費支出...

    機関リポジトリ HANDLE Web Site

  • 重症患者のせん妄と排便状況の現状調査

    西﨑, 由里子, 富永, 彩夏, 山岸, 美南, 長岡, 直紀, 原, 美咲, 山崎, 友香子, 松尾, 純, 小岩井, 祥, 関, 昌代, 新井, 清美 信州大学医学部附属病院看護研究集録 49 (1), 10-13, 2022-03

    ...さらに、入院7日目ではせん妄評価スコア陽性と判定される者は、硬便の頻度が高い結果となった口排便状況とせん妄継続日数をみると、せん妄継続2日未満が普通便である日が多く、さらに酸化マグネシウム(重カマⓇ)処方日数が多い結果となった。【結論】重症患者の下痢便や硬便は、せん妄の発症に関連していた。排便ケアを入院早期から行うことは、せん妄の発症を予防しせん妄継続日数を短くする可能性がある。...

    機関リポジトリ HANDLE Web Site ほか1件

  • 自律走行可能なクローラ型農薬散布ロボットの開発

    渡邉, 悠人, 千葉, 慎二 第84回全国大会講演論文集 2022 (1), 857-858, 2022-02-17

    ...近年,ロボットは農業やインフラ,防災などの幅広い分野での活躍が期待されており,中でも農業人口が減少傾向にある日本の農業分野においては,様々な環境下で多様な農作業を自動で行うロボットの開発は重要である....

    情報処理学会

  • 大学キャンパスでの電力需要予測とその応用

    河野, 敏鑑, 野澤, 崚司, 石井, 健太郎, 安藤, 映, 沼, 晃介, 飯田, 周作, 植竹, 朋文, 江原, 淳 第84回全国大会講演論文集 2022 (1), 193-194, 2022-02-17

    ...なお、このモデルでは教職員が出勤、学生が登校した直後の午前9時や入試、オープンキャンパスなどのイベントがある日の予測が外れやすくなっており、更なる改善が必要であると思われる。...

    情報処理学会

  • 山道自動運転をサポートする道路認知AIとHDマップ自動生成システム

    武田, 龍斗, 竹内, 浩太, 郭, 清蓮 第84回全国大会講演論文集 2022 (1), 379-380, 2022-02-17

    ...近年自動運転に関する研究が大変重要視されている.将来的には日本全土において自動運転システムが実装された自動車や運送機が確実に実用化される.山地が約75%である日本の地理的特徴を考えれば山道に関連する道路空間の認識が特に重要である.そこで本研究は,山道を研究対象として捉えた.自動車の運転席から見える景色に対してアノテーションを行い,自作したニューラルネットワークに学習させた.アノテーション手法とニューラルネットワーク...

    情報処理学会

  • 道路構造・交通運用と交通量変動を考慮した日交通量-速度関係のモデル化

    柿元 祐史, 中村 英樹 交通工学論文集 8 (2), A_62-A_72, 2022-02-01

    ...実観測データの交通量変動と q-v から各時間帯の時間平均旅行速度を算出し、重み付き調和平均をとることにより、ある日交通量時の日平均旅行速度を算出し、Q-V を設定した。この Q-V は、ピーク率と昼夜率の値によってその形状を説明でき、構築したモデルにより実際の道路・交通条件を考慮した Q-V の推定が可能となった。</p>...

    DOI

  • 現代日本における留学生:別名・通り過ぎていく人、帰るべき人

    權 大聖 東京医科歯科大学教養部研究紀要 2022 (52), 85-102, 2022

    ...IHEの主要なステークホルダーである日本政府、企業、HEIsは、優秀な留学生をより多く誘致しようと努力している。留学生は滞在先の国において学生(語学留学生、学位取得を目的とする正規留学生、交換留学生)としても、労働者(非正規労働者、臨時職員、潜在的な特定技能労働者)としてもアイデンティティが不明確であり、移民という観点ではさまざまな境界やカテゴリーを横断している。...

    DOI

  • 観光地形成と維持の側面に着目した観光離島における互酬性の社会的意義

    林 春伽 日本文化人類学会研究大会発表要旨集 2022 (0), C14-, 2022

    ...本発表の目的は、ポランニーの「互酬性」を分析枠組みとし、調査地である日間賀島(愛知県)における互酬性の社会的意義を明らかにする。発表者は本発表を、観光地として成立する1つの離島を舞台とし、「島の経済」を描き出す第一段階として位置づけたい。 観光地として成立し、島全体を挙げて観光業を推し進めている当地は、日頃島社会で行われている互酬性が島内観光の人的資源の確保等に必要な関係性作りを担っている。...

    DOI

  • 気象・交通量の将来予測値と深層学習を用いた大気汚染予測モデルの構築

    田頭 直樹, 平松 佑一, 松田 健介, 福田 朗大, 濱崎 泰知, 大澤 剛 AI・データサイエンス論文集 3 (J2), 488-497, 2022

    ...将来予測値を入力データに取り込み,LSTMを用いて構築した.気象の将来予測値は,気象庁の数値予報(MSM)を現地観測データに適合するよう補正した.交通量は,周期的な時刻変動パターンを取り入れたモデルで推定した.BG濃度は気象の将来予測値から推定した.提案モデルは,過去データのみで予測するよりも大きく予測精度が改善し,将来予測値の導入の有効性を確認した.また,提案モデルの予測値を用いて,環境基準の評価指標である...

    DOI

  • レアアースイオン吸着型鉱床の形成規制要因:年代やReactive transport modelからの考察

    田中 啓資, 長澤 真, 高橋 嘉夫 日本地球化学会年会要旨集 69 (0), 22-, 2022

    ...そのため本研究では、温帯である日本の年代が異なる風化花崗岩から生成した風化花崗岩試料(大隅半島、広島県大竹市、田上山、山梨県甲府市、福島県石川町、秋田県太平山の国内計6箇所)を用いて、IAD形成過程やそれを規制する要因について考察を行った。</p>...

    DOI

  • 小児における遺伝薬理学

    曳野 圭子 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 43 (0), 4-C-S43-4-, 2022

    ...将来的には日本でも確実にその流れは来るであろうし、現在日本においてもいくつかのアカデミックな施設では積極的にそのための準備は進められ、実現のための課題である日本の臨床現場におけるファーマコゲノミクスの認知度の問題、日本人に特有のアリルに焦点をおいたエビデンスの蓄積、小児を対象としたファーマコゲノミクス研究の推進など、私の所属する理化学研究所生命医科学研究センター・ファーマコゲノミクス研究チームでも様々...

    DOI 医中誌

  • 日本学術会議による各種報告の俯瞰

    関口 明生 木更津工業高等専門学校紀要 56 (0), 107-, 2022

    ...日本の国立アカデミーである日本学術会議による1989年以降に出された声明と報告のうち、地球環境と制御工学に関係した文献を調査し概要をまとめた。科学者は社会からの負託に基づき専門の質を担保する責任を有することが、科学者の行動規範の基礎に示されてきた。それに伴い、個別領域における「合理的」な「解決」や「最適化」がしばしば領域外に「負の効果」を引き起こしてきたことが、繰り返し指摘されてきた。...

    DOI

  • (招待講演)カーボンニュートラルとCO<sub>2</sub>地中貯留

    辻 健 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 144-, 2022

    ...特に島国である日本では、他国から電気を持ってくることが難しく、安定した電力供給が求められる。電気を貯めると言う点ではバッテリーが一般的であるが、大量の電気を蓄電することは困難である。そこで重要になってくるのが「水素」である。</p><p> 余剰電力を使って水の電気分解で水素と酸素を作ることができれば、電気が足りない時にその水素を使って電気を作ることができる。...

    DOI

  • ジオデモグラフィクスからみた将来空き家の都市圏比較

    上杉 昌也, 上村 要司, 矢野 桂司 日本地理学会発表要旨集 2022s (0), 75-, 2022

    ...<p>I 研究の目的 </p><p> 人口減少期にある日本では今後,大都市地域における急速な高齢化や転出に伴う空き家・空き地の増大が予想されており,地理学分野においても研究が進んでいる(由井ら2016).しかし,将来の空き家の発生パターンの分析や都市圏規模での小地域分析,さらにそれらの都市圏比較については十分進んでいない.本研究では,これらの観点を踏まえて今後の高齢者人口の増大が予測される大都市圏を...

    DOI

  • 「福島第一原子力発電所事故に関する洞察」

    大貫 敏彦, 矢野 豊彦, 山野 直樹 日本原子力学会誌ATOMOΣ 64 (6), 348-352, 2022

    ...<p> 事故後,日本原子力学会編集委員会は,月刊誌である日本原子力学会誌ATOMOΣや和文論文誌を通じて,事故に関連するさまざまな側面について多数の解説,報告および研究論文を掲載した。これらの記録は,この重大事故からの回復を追跡するとともに,学会の会員だけでなく,事故の被害者や日本の住民を含む一般の人たちのためにも書かれている。これらの記事を世界に発信することを目的として英訳を進め発刊に至った。...

    DOI Web Site

  • 〇〇なヒトーヒトの呼称も人それぞれ

    霊長類研究 Supplement 38 (0), 1-, 2022

    ...</p><p> この千載一遇の機会を利用して、協議会参加団体である日本文化人類学会、日本民俗学会、日本生理人類学会にも協力を仰ぎ、コロナ禍で揺らいでいる特質を含めヒトの特質について総合的な視点から議論することを目的とした公開シンポジウムを開催することにしました。各学会の演者の先生方にはそれぞれの立場でヒトの代表的特質だと思われる呼称を演題として、講演していただきます。...

    DOI

  • 持続可能な組織のための評価指標開発(1)

    磯部 一恵, 岡田 直美, 太田 麻美子 教育経済学研究 2 (0), 1-13, 2022

    ...企業長寿大国である日本。株式会社帝国データバンクの調査によると、2019年中に業歴100年となる企業を含めた「老舗企業」は、3万3259社存在することが分かっている。毎年「老舗企業」への仲間入りをする企業があれば、倒産する企業もあり、株式会社帝国データバンクのデータによると、2012年~2021年では平均して毎年約8000社が倒産している。...

    DOI Web Site

  • 満洲事変後における日本の対中経済外交と実業界

    藤井 崇史 史学雑誌 131 (11), 1-35, 2022

    ...彼らは中国問題に関する有力経済団体である日華実業協会と協力しつつ、「浙江財閥」との提携を進めることで、苦境を乗り越えようとした。他方、日中の政府間交渉の行き詰まりに直面していた日本外務省も、浙江財閥が国民政府に与える影響力に期待し、民間の経済提携に期待を寄せた。...

    DOI

  • 看護師と療法士における臨床実践能力段階と多職種連携実態認識との関連

    鈴木 里砂, 藤谷 克己, 市川 香織, 松下 博宣 理学療法科学 37 (6), 543-550, 2022

    ...<p>〔目的〕本研究では,看護師と療法士の職務習熟度と多職種連携の実態の関係性を明らかにするために,それぞれの臨床実践能力段階と,多職種連携の実態を計測する尺度である日本語版多職種連携協働評価スケール(AITCS-II-J)得点を調査し,これらの関連性を比較検討した.〔対象と方法〕対象は,リハビリテーション専門病院の看護師および療法士部の職員であり,115名が分析対象となった....

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献4件

  • 幼児における身体活動量、睡眠時間と疲労症状との関係について

    中川 雅智, 青木 謙介, 乗松 柚衣, 曽我部 敦介, 鈴木 茂久, 今城 遥, 大城 卓也 日本体育・スポーツ・健康学会予稿集 72 (0), 291-, 2022

    ...解析は活動量計の装着時間が10時間以上/日である日が平日3日以上、土日1日以上かつ、アンケート項目の回答に未回答、誤記入がない幼児を解析対象とした。比較については重回帰分析を用い、目的変数に幼児用疲労症状調査合計点及び下位尺度、説明変数に各強度の総活動時間及び睡眠時間、統制変数として年齢、性別を投入した。...

    DOI

  • 糸魚川産のピンクひすいと呼ばれる鉱物

    中嶋 彩乃, 古屋 正貴 宝石学会(日本)講演会要旨 44 (0), 13-13, 2022

    ...以前のミャンマー産だけでなく、国石でもある日本産でもピンクのジェダイトはないかと考えた。しかし、市場で糸魚川産のピンク・ジェダイト(ひすい)として販売されているものも見られたが、実際それらは翡翠ではなく着色された処理石を除くと、チューライトかクリノチューライトであり、ジェダイトは見られなかった。...

    DOI

  • 津波・水害常襲地域における都市形成と災害後の都市計画的対応に関する比較分析

    小関 玲奈, 山本 正太郎, 羽藤 英二 土木学会論文集D2(土木史) 78 (1), 47-58, 2022

    ...<p> 災害常襲国である日本において,土地利用マネジメントを含めた事前復興計画の推進は急務であるが,土木史的な視座を踏まえて,危険地帯への市街地進出要因を考慮した制度設計がなされているとは言い難い.そこで本研究では,東日本大震災,西日本豪雨で被災した5都市の都市形成史と災害後の都市計画的対応を比較分析し,各都市で甚大な被害を生むに至った空間的要因とその経緯を解明することを目的とする.近代以降の交通基盤整備...

    DOI Web Site 参考文献9件

  • フランスにおける日本酒の認知度と普及の可能性

    川本 美希 日本酒学ジャーナル 2022 (1), 2-29, 2022

    ...本稿は、日本の代名詞である日本酒の、フランス国内での認知度と普及の実態について明らかにし、今後の日本酒市場の海外での発展について考察するものである。近年、日本国内での日本酒の消費は減少の一途を辿っている。休廃業する酒蔵も増え、日本酒の新たな販路の開拓が急がれる。そんな中、海外への日本酒輸出量は年々増加する傾向にある。...

    DOI

  • 外出モチベーション向上による高齢者の健康寿命延伸の仕組みづくり

    眞下 由美, 筒井 健太, 辻 美隆, 土橋 佐紀, 小林 良樹, 千本松 孝明 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 43 (0), 4-C-O12-3-, 2022

    ...高齢者の閉じこもりは廃用を助長し、結果として介護申請を急増させ、超高齢化社会である日本の社会保障を逼迫させる。多くの地方自治体が,外出支援や介護予防の取り組みを行っているにも関わらず,その参加率や継続率は驚くほど低い。システムがあっても利用しないのである。何かが足りないのである。高齢者の外出機会を創出するためには、外出モチベーション向上こそ最重要課題として今回の実証実験をおこなった。...

    DOI 医中誌

  • 糸魚川ユネスコ世界ジオパークにおける県立高校と連携したジオパーク学習の実践

    小河原 孝彦, 香取 拓馬, 茨木 洋介, 郡山 鈴夏, 竹之内 耕, 小林 猛生 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 221-, 2022

    ...<p>新潟県糸魚川市にある糸魚川ユネスコ世界ジオパークでは,日本列島の大地を知る活動として地域学習や防災学習を推進してきた.学校や地域住民向けの出前講座では,変動する大地である日本列島の形成史とその大地がもたらした恵みや災害について知り,大地から受ける恩恵と災いは切離せないことを伝えている....

    DOI

  • 救急医療後症候群 PACS(Post-Acute Care Syndrome)の概念

    中村 謙介, 中野 秀比古, 奈良場 啓, 小豆畑 丈夫, 横田 裕行 日本在宅救急医学会誌 4 (1), 51-60, 2021-12-31

    ...超高齢社会である日本においてPACS を検討し対策することは急務であり、急性期病院と在宅医療やプライマリケアとの情報連携を立ち上げる必要がある。</p>...

    DOI

  • ある日本語学校経営者の学校や役割に対するまなざし

    岡田 茉弓 言語文化教育研究 19 (0), 154-174, 2021-12-24

    ...そして,本研究においてはある日本語学校の経営者であるBさんの語りから,Bさんの学校に対するまなざしの形成や周囲の教員との対話による変容,それに伴う事業承継の決定,また,Bさんの保持している役割に関する自認について記述した。最終的に,それらの記述をもとにBさん自身のまなざしが,一連の経営行動にどのように影響を与えたのかを解釈した。</p>...

    DOI

  • CQ3 日本のIgE依存性鶏卵アレルギー患者もしくはその疑いのある者において,食物経口負荷試験は完全除去回避に有用か?

    村井 宏生, 苛原 誠, 杉本 真弓, 高岡 有理, 高橋 亨平, 和田 拓也, 山本 貴和子, 岡藤 郁夫, 二村 昌樹, 山田 佳之, 海老澤 元宏 日本小児アレルギー学会誌 35 (5), 490-502, 2021-12-20

    ...</p><p>【方法】IgE依存性鶏卵アレルギーと診断された,またはその疑いのある日本人患者にOFCが行われた論文を抽出した.鶏卵の完全除去を回避するためにOFCが有用であるかどうかを,(1)完全除去を回避できた患者数,(2)重篤な有害事象ありの患者数(SAE),(3)有害事象ありの患者数(AE),(4)生活の質(QOL)の改善,(5)免疫学的変化の観点から評価を行った....

    DOI Web Site 参考文献22件

  • 紀伊半島の白亜系日高川層群地帯おける斜面崩壊と土石流の特徴

    林 慶一, Keiichi HAYASHI 甲南大学紀要. 理工学編 = Memoirs of Konan University. Science and Engineering Series 68 (1), 1-17, 2021-10-31

    ...紀伊半島の白亜系付加体である日高川層群の分布域で,平成23年の台風12号によって発生した斜面崩壊と土石流の特性を分析した.日高川層群は,沈み込む海洋プレートによって付加体深部に押し込まれたため,破壊により細片化した岩石からなるので,風化によって最終的には細粒物質を中心とする厚い風化層ができる.しかし,地下深くの高圧で強く再固結した岩石でもあるので,風化・侵食に強く高い山を形成しており,山腹斜面の河床...

    DOI 機関リポジトリ

  • 道の駅飲食店における利用行動実態と地域活性化に関する利用者の評価

    山田 崇史, 荒木 大志 都市計画論文集 56 (3), 1129-1136, 2021-10-25

    ...分析の結果、仕事がある日に訪れる人は道の駅の利用頻度が高いことや仕事が休みの日に訪れる人は地元食材を使ったメニューの注文経験が多い傾向である等の利用行動実態を明らかにした。そして、道の駅飲食店の「料理の味」、「店内の設備」の満足度は、「総合的な満足度」に大きく関連することを定量的に分析した。さらに「料理」、「サービス」、「店内環境」による指標から、利用者による道の駅飲食店の評価構造を把握できた。...

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献1件

  • 日本医学会連合緊急提言: 健康危機管理と疾病予防を目指した政策提言・支援組織の創設の必要性

    磯 博康 学術の動向 26 (9), 9_48-9_52, 2021-09-01

    ...<p> わが国の医学分野136学会の連合体である日本医学会連合は、医学の学術と実践を担う団体として、新型コロナウイルス感染症のパンデミックによる地球規模の保健・医療・経済・社会問題への継続的かつ抜本的な対応と共に、今後とも起こり得る危機的な感染症、自然災害等に併発しうる健康危機に対応でき、さらに広く長期的な疾病予防・管理への対処を目指すため、緊急提言を2021年1月16日に発出した。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献1件

  • 座談会 新型コロナウイルス感染症に対する学術の取り組みの現状と展望

    梶田 隆章, 望月 眞弓, 門田 守人, 岸 玲子, 武田 洋幸 学術の動向 26 (9), 9_10-9_20, 2021-09-01

    ...<p> 中国の武漢での集団感染から瞬く間に世界に感染が広がった新型コロナウイルス感染症COVID-19について、日本のアカデミーであり、人文・社会科学と生命科学、理工学という幅広い研究者で構成されている日本学術会議と、日本の医学界を代表する学術的な組織である日本医学会連合が協働して、学術界全体として新型コロナウイルス感染症をコントロールすることに向けてどのように取り組んできたか、またこれからどのように...

    DOI Web Site Web Site

  • Qualitative Study of EMI Teachers’ Required Competencies and Support Needs

    Sayaka Sugimoto JALT Postconference Publication - Issue 2020.1; August 2021 2020 (1), 66-, 2021-08-01

    ...この知識の差を埋めることに貢献するために、本研究ではある日本の大学でEMI授業を実施する教員を対象に半構造化インタビューを行った。インタビューではEMI教員が経験した困難や、EMI教員に必要だと思われるコンピテンシー、そしてEMIの授業を効果的に行う上で受けたい支援について調査した。...

    DOI

ページトップへ