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検索結果 10,474 件

  • エコフィード配合割合が異なる飼養条件下で生産された「紀州和華牛」の肉質特性

    松橋 珠子, 長堀 百花, 後藤田 実咲, 後藤 洋人, 宮本 泰成, 白木 琢磨 近畿大学先端技術総合研究所紀要 (29) 35-42, 2024-03-31

    紀州和華牛は赤身肉ニーズの高まりを背景に開発された脂肪交雑を抑えた黒毛和種の牛肉である。紀州和華牛の生産には和歌山県産の食品加工副産物を利用して製造されたエコフィードを1割以上与えて肥育することや、積極的なビタミンA制限を行わないことなどの条件が定められている。さらに近年の飼料価格高騰によりエコフィードの混合割合を増やした肥育管理の経済的効果がさらに高まっている。しかし、このような条件下で生産さ…

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  • 小学生の科学的な問題解決の過程における「結果」と「考察」に関する理解

    桃原 研也, 内ノ倉 真吾 理科教育学研究 64 (3), 313-327, 2024-03-31

    <p>本研究では,小学生192名を対象として,観察・実験活動における「結果」と「考察」に関する理解の特徴を質問紙調査及びインタビュー調査を通じて探った。その結果,次の点を指摘した。第一に,小学生は,「結果(観察したこと・調べたこと)」と「考察(結果に基づいて考えたこと)」については,「結果」は,観察・実験を通して見たことや事実である,「考察」は,結果に基づいて作り上げた考えや意見である,とおおよ…

    DOI Web Site 参考文献15件

  • 大腿骨頚基部骨折に対する骨頭骨片制御TFNA cement augmentation 対 CM nail

    大隈 暁, 畠山 英嗣, 上村 涼太朗, 堀之薗 聡, 岡田 宗大, 杉木 暖 整形外科と災害外科 73 (1), 51-53, 2024-03-25

    <p>【背景】大腿骨頚基部骨折は,骨頭骨片の術後回旋転位,それに伴う整復位損失,過度のslidingを生じる.【目的】上記骨折に対する骨接合後の骨頭骨片の回旋転位を,TFNA cement augmentationとCM nailで比較する.【対象】2019年1月から2022年11月に上記骨折に対し,DepuySynthes TFNA cement …

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  • 化学領域における表象変換を基軸とした科学的思考力の育成に関する研究

    平野 義典, 西村 信吾, 和田 一郎 日本科学教育学会研究会研究報告 38 (3), 63-68, 2024-03-09

    ...こうした課題を解決するためには,生徒の思考や表現の内実を捉える必要がある.また,子どもは心内における表現である表象を形成し,様々な形式へと変換することで思考し,それを外化することで表現を行なっている.そこで本研究では,特に化学領域における表象に着目し,表象の形成及び変換の実態を捉えることを目的とした.第一に,中学校第1学年「状態変化と熱」の予想や考察の分析をおこなった.第二に,科学的説明の一つであるアーギュメント...

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  • コーディネーター職にない日本語教師のキャリア形成の多様性

    佐藤, 綾, 片野 , 洋平, 髙木, 裕子, Sato, Aya, Katano, Yohei, Takagi, Hiroko 国際教育交流研究 (8) 49-65, 2024-02-29

    本稿はコーディネーター職にない日本語教師のキャリア形成の径路とそこに影響を与える要因を探ることを目的として、インタビュー調査を行った結果について報告する。調査対象者は、20年以上の日本語教育歴を持つ「コーディネーター職にない日本語教師」4 名である。インタビューの結果は、TEA(複線径路等至性アプローチ)を用いて分析した。結果として、共通のキャリア形成の径路も見られた反面、キャリア形成のパターン…

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  • PMDAアジア医薬品・医療機器トレーニングセンターの新たな取り組み

    緒方 映子, 妙圓薗 あや ギュラトリーサイエンス学会誌 14 (1), 159-171, 2024

    <p>独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)が2016年に設立したアジア医薬品・医療機器トレーニングセンター(略称:PMDA-ATC)は,アジアをはじめとする世界の規制当局の担当者向けの研修を提供している.2020年,新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大を背景に,PMDA-ATCはバーチャル形式でのウェビナーの提供を開始した.ウェビナー開催はPMDA-ATCとして初めての試みであったが…

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  • MID-NET<sup>®</sup>のこれまでと今後―大切にしてきたこと―

    關野 一石, 中野 千佳子, 村山 一茂, 高橋 史峰, 飛知和 康史, 原田 紗世子, 大田 有佳里, 岸塲 真理, 堀木 稚子, 梶山 和浩, 岡田 佑輔, 山口 光峰, 宇山 佳明 ギュラトリーサイエンス学会誌 14 (1), 107-122, 2024

    <p>MID-NET<sup>®</sup>は,2018年4月1日から本格運用を開始し,2023年4月をもち運用開始5周年を迎えた.MID-NET<sup>®</sup>の概要とこれまでの取り組みについて述べるともに,MID-NET<sup>®</sup>運営を行う上で大切にしてきたこと,アウトカムバリデーションの取り組み,独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)がMID-NET<sup>…

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  • 小児用医薬品の国内開発における課題と今後の展開―小児用の医薬品開発に関する企業へのアンケート調査より―

    拝郷 久満, 松田 健司, 林 憲一, 鹿野 真弓 ギュラトリーサイエンス学会誌 14 (1), 5-24, 2024

    <p>本邦での小児用医薬品に対するニーズは高い一方で小児用医薬品の開発は促進されず,いわゆるドラッグラグまたはドラッグロスが生じている.小児用医薬品に対しての開発が進まない原因の一端を究明するため,日本国内の製薬企業および創薬ベンチャー企業に対して小児用医薬開発に関するアンケート調査を行った.日本で小児用医薬品を開発しない理由として,採算が取れない,治験実施の困難さ,義務ではない,が上位を占めた…

    DOI Web Site 医中誌

  • パンデミック下におけるCOVID-19ワクチンの安全性業務の経験

    牧野 加代子, 小原 教仁, 守田 真, 最上 理 ギュラトリーサイエンス学会誌 14 (2), 175-185, 2024

    <p>新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的な流行は,本邦においても大きな影響を与えた.ファイザー日本法人は2021年2月にコミナティ筋注の特例承認を取得し,その3日後からは臨時予防接種が開始された.特例承認の状況下では国内での使用経験も限られていることから,製造販売開始時の安全性監視は特に重要である.そのため,安全性情報を確実かつ迅速に収集,検討し情報提供することがワクチン被接種…

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  • 医薬品のがん原性試験に関するガイドラインの改定の概要:ICH S1B(R1)ガイドライン

    西村 次平, 小川 久美子, 西川 秋佳 ギュラトリーサイエンス学会誌 14 (2), 237-247, 2024

    <p>ICH S1(R1)専門家作業部会(EWG)では,開発医薬品のがん原性評価に際し,複数の証拠の重み付け(weight of evidence)にもとづく統合的アプローチにより,2年間ラットがん原性試験を実施する価値を判断可能か否か検討が続けられてきた.この度,当該可能性を検証すべく実施された前向き評価の結果から,一部の医薬品群において,2年間ラットがん原性試験を実施することなく,ヒトの発が…

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  • Characteristics of Newly Approved Drugs in Japan and/or the United States from 2001 to 2020 Based on Discovery Research by Academia

    OSAKABE Taisuke, NAGAI Naomi ギュラトリーサイエンス学会誌 14 (1), 25-34, 2024

    <p><b>目的:</b>近年,創薬環境の変化に伴い,アカデミア創製医薬品が注目されている.本研究では,最近20年間に日米で承認されたアカデミア創製医薬品の特徴を調査し,現状の理解と開発促進に資する取り組みについて検討する.<b>方法:</b>本研究では,2001年から2020年までに日本または米国で承認されたアカデミア創製医薬品の情報を網羅的に収集し,その特徴を分析するとともに,国間の類似性お…

    DOI Web Site 医中誌

  • Comparison of Emergency Contraceptive Pill Regulations in Other Highly Developed Countries and Policy Recommendations for the Deregulation in Japan

    SAITO Carmen, KOBAYASHI Eriko ギュラトリーサイエンス学会誌 14 (1), 65-80, 2024

    <p>レボノルゲストレル配合の緊急避妊薬は,現在日本では処方せんがあれば入手可能である.国民からの要望により,規制緩和が議論されている.本稿では,日本における緊急避妊薬の実態を諸外国の規制と比較し,日本における緊急避妊のOTC(非処方せん)化を実現するための施策を提案する.本稿で検討した日本を除くすべての国では,緊急避妊薬(レボノルゲストレル)は処方せんなしで入手可能である.したがって,日本では…

    DOI Web Site 医中誌

  • 市販後安全対策におけるデータベース調査の具体的活用方策について

    池田 三恵, 野村 由美子, 中井 清人 ギュラトリーサイエンス学会誌 14 (1), 123-129, 2024

    <p>電子的な医療情報を体系的に集積しデータベース化した医療情報データベース(DB)については,市販後の安全性監視活動への利用環境が整いつつあった2017年頃から, これらDBを医薬品安全性監視に利用する際の基本的考え方が厚生労働省から通知されるなど, 医薬品安全性監視へのリアルワールドデータ (real-world data: RWD) の利用促進が図られてきた. …

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  • サービスプロバイダーの視点から見たわが国におけるDecentralized Clinical Trial(DCT)の実装に関する現状と提案

    近藤 良仁, 小澤 秀志 ギュラトリーサイエンス学会誌 14 (2), 217-226, 2024

    <p>この論文は,日本における分散化臨床試験(DCT)に関連する今後の進展と課題に焦点を当てた.DCTの国際的および国内的状況の包括的な分析を提示し,日本の臨床試験の枠組み内でのDCTの推進と開発のための戦略的な推奨事項を提供する.議論には,患者中心の戦略,データ統合の重要性,被験者の参加機会の拡大などが含まれる.DCTがどのように臨床試験を合理化し,患者の医療を強化できるかについての考察も提供…

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  • MID-NET<sup>®</sup>がもたらした,日本におけるデータ駆動型事業へのインパクト

    山下 貴範, 伊豆倉 理江子, 野尻 千夏, 高田 敦史, 堀田 多恵子, 康 東天, 中島 直樹 ギュラトリーサイエンス学会誌 14 (1), 131-139, 2024

    <p>日本における医療情報データベースネットワーク(MID-NET<sup>®</sup>)は,医療ビッグデータを活用した医薬品等の高度な安全対策を推進するために,電子カルテなどの医療情報を大規模に収集・分析するデータベースである.独立行政法人医薬品医療機器総合機構により管理・運営されている.本研究では,MID-NET<sup>®</sup>データをはじめとする医療情報の広範な活用に必要となる「…

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  • 薬学の基礎「品質保証」レギュラトリーサイエンスの立場から

    合田 幸広 薬学教育 8 (0), n/a-, 2024

    <p>医療の再現性確保のため,贋物を排除し,どのように生薬の品質を保証するかを命題とし薬学が始まったと筆者は考える.歴史的に見て,日本の薬学は,医薬品の品質保証学を基礎としながら創薬科学が育ち,薬学6年制への変遷を経て,医療薬学への重要性が認識され現在に至っている.本稿では,薬学における品質保証の重要性について解説するとともに,薬学系大学において,品質保証に関連する事項について,どのような教育の…

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  • 人免疫グロブリン製剤の国内外における使用状況

    長島 和希, 山口 照英 ファルマシア 60 (4), 320-324, 2024

    ヒト血漿に由来する人免疫グロブリン(IgG)を有効成分とするIgG製剤は、その多種多様な作用機序により免疫系の疾患を中心に重要な医薬品となっている。本セミナーでは、IgG製剤の特徴や作用機序、国内外の使用状況等について説明する。

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  • 『場合を尽くせる』ひとに

    増本 直子 ファルマシア 60 (5), 443_2-443_2, 2024

    ...<p>私は大学院で生薬学を専攻し、現在に至るまで国立衛研の職員として天然物を対象としたレギュラトリーサイエンスに取り組んできた。本コラムでは、『場合を尽くす』という考え方が自身の研究においても大切だと感じたきっかけと、今後の抱負について述べる。</p>...

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  • ヒト細胞加工製品の変更管理―Post-Approval Change Management Protocolの活用と今後の検討課題―

    花田 直之, 大橋 健人, 木下 由紀, 津組 裕孝, 山口 頼子, 金子 真紀, 齊藤 孝二郎, 廣瀬 善史, 寺尾 寧子 ギュラトリーサイエンス学会誌 14 (1), 53-63, 2024

    <p>わが国では複数の再生医療等製品が承認されているが,承認後のライフサイクルマネジメントを通じて,製造方法,製造所,試験法,規格値,および有効期間など多くの変更が発生しうる.特にChimeric antigen receptor T cellを利用したヒト細胞加工製品は医薬品とは異なる特徴をもち,その特徴ゆえに変更に係る薬事対応を速やかに行うことが求められる.変更に係る薬事対応を行う場合,軽微…

    DOI Web Site 医中誌

  • 腸内細菌による薬物代謝を考慮したレギュレーションの現状と課題

    庄 真喜子, 太田 翔平, 橘 敬祐, 近藤 昌夫 ギュラトリーサイエンス学会誌 14 (1), 81-90, 2024

    ...,このうちグルクロン酸抱合および腸肝循環をともに受ける医薬品は38品目であった.脱グルクロン酸抱合に関与する腸内細菌は多く,これらの医薬品は腸内細菌によって薬物動態が変化する可能性がある.一方,腸内細菌による薬物動態への影響が薬事関連文書内に記載されていたのは16品目にとどまっていた.腸内細菌叢を構成する1,000種類以上の腸内細菌について,薬物動態に寄与する腸内細菌が網羅的に同定されておらず,レギュラトリーサイエンス...

    DOI Web Site 医中誌

  • MID-NET<sup>®</sup>を活用した製造販売後データベース調査の実践

    松本 卓之, 佐川 慶 ギュラトリーサイエンス学会誌 14 (1), 151-158, 2024

    <p>2018年4月の国内の医薬品の製造販売後の調査及び試験の実施の基準に関する省令の改正により,追加の安全性監視活動として製造販売後データベース調査が選択できるようになった.第一三共株式会社は同年から製造販売後データベース調査を計画し,現在6調査を実施している.これらを通して,従来の使用成績調査と比較した際の製造販売後データベース調査のメリットは,医師の調査票記入の作業が発生しないため医療機関…

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  • 安定性モニタリングに関連した後発医薬品の供給障害とその発生リスク抑制

    伊豆津 健一, 小出 達夫, 間宮 弘晃, 佐藤 陽治, 吉田 寛幸 ギュラトリーサイエンス学会誌 14 (1), 91-105, 2024

    <p>国内では2020年以降,ジェネリック医薬品を中心とした安定性モニタリングにおける製品規格への不適合と,それに伴う自主回収や供給停止,販売中止が頻繁に発生し,医薬品不足の大きな原因となった.本研究では独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)ホームページに掲載されている安定性関連の製品回収について,品質保証や安定供給に対する重大なリスクとしての観点から,原因と対策を検討した.供給停止や販…

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  • AIが画期的新薬を生み出す未来

    奥野 恭史 ファルマシア 60 (2), 87-87, 2024

    AIの目覚ましい進展は、創薬分野への貢献においても大いに期待が高まっている。従来のAIには限界があったが、最近の大規模言語モデルは一定の閾値を超えると未解決問題を解決する創発的能力を示し、科学の偶発的発見(セレンディピティ)を必然に変える可能性を示している。このようなAIの創発性は現在の研究手法を変え、科学に変革をもたらす可能性がある。AIの進化によって、創薬プロセスそのものを変え、多くの疾患を…

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  • 近世フランス神秘主義者の残照

    深沢 克己 日本學士院紀要 78 (2), 147-176, 2024

    Ⅰ. Introduction: la Réforme catholique et le mouvement « dévot »<br>  Le but du présent article est de reconsidérer l'histoire religieuse de la France moderne à travers la montée et le déclin du …

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  • 原薬製造プロセスへの連続生産技術の活用

    川上 裕二 ファルマシア 60 (4), 293-298, 2024

    ...近年,欧米の大手製薬会社を中心に連続生産技術の活用が積極的に進められている.日本国内においても、連続生産により製造された複数の医薬品が上市されている.さらに、連続生産に関するグローバルのガイドラインであるICH Q13「原薬および製剤の連続生産」も最終のStep5に移行し、レギュレーション面での整備も着実に進んでいる.本稿では,連続生産技術の特徴を紹介した上で,筆者が連続生産技術を治験原薬の実製造に...

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  • 分散化臨床試験(DCT)に関連する規制動向について―e-consentガイダンスを中心に―

    松倉 裕二 ギュラトリーサイエンス学会誌 14 (2), 211-216, 2024

    <p>分散化臨床試験(DCT)には,効率的な治験の実施に加え,患者の置かれた環境にかかわらず容易に治験にアクセスできるなど,さまざまな付加価値が期待されている.情報通信技術の大幅な進歩に伴い,DCTは新しい治療法の開発のために世界的に導入が進められている.わが国の創薬力を強化し,医療ニーズの高い治療薬の国内への導入を促進するためには,DCTなどの新たな技術を取り入れた国内治験環境の整備が必要であ…

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  • 米国におけるDCTの取り組みとわが国に導入する場合の課題

    正木 猛, 藤本 紫野, 宮崎 由美子 ギュラトリーサイエンス学会誌 14 (2), 227-235, 2024

    <p>近年,Patient Centricityの概念のもとで,臨床試験への患者・市民参画が促進され,患者の臨床試験へのアクセス向上が期待されている.本稿では,製薬企業の視点から,海外におけるDCTの背景と歴史,米国におけるDCTの枠組み,日本における弊社のDCTへの実際の取り組み事例などについて提示した.米国と日本を比較すると,そもそも臨床試験を取り巻く環境や法規制,さらには文化が異なることは…

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  • 科学的根拠に基づく咀嚼行動の判断を促す授業の改善

    松山 友香, 神山 真一, 舟生 日出男, 山本 智一 日本科学教育学会研究会研究報告 38 (2), 147-150, 2023-12-09

    ...<p>咀嚼について,科学的根拠を活用しながら判断することが重要である.松山・山本(2023b)は,「人の体のつくりと運動」の単元において,科学的根拠に基づいた咀嚼の判断を促す授業を開発・実践し,咀嚼に対する意識の向上と日常生活への反映について課題を指摘している.本研究では,この指摘を受け,⑴学習活動で検討したことを活用しやすくして,アーギュメントの構成を支援すること,⑵意見を交流しやすくして,理由付...

    DOI

  • 博物館等で触察を可能とするための基準試案(日本語訳*)

    森, 敦史, 大杉, 豊 筑波技術大学テクノレポート 31 24-27, 2023-11

    博物館や美術館などの施設では,視覚障害者に対する配慮として,音声ガイドや点字パネルなどが提供されているが,盲ろう者を含む視覚障害者は直接展示物に触れることを望んでいる。完璧な点字・音声ガイドが提供されても,展示物に触れない限りアクセシビリティが高いとはいえない。特に盲ろう者は触手話などでガイドから説明を聞きながら展示物を触察することが困難であるため,「聞く」ことや「見る」ことではなく,「触る」こ…

    機関リポジトリ HANDLE

  • カルシウム活性化カリウムチャネル阻害による抗がん薬耐性の克服

    大矢 進 日本薬理学雑誌 158 (6), 478-482, 2023-11-01

    ...細胞株の3Dスフェロイドモデルを作成し,K<sub>Ca</sub>1.1阻害薬が抗アンドロゲン薬や化学療法薬に対する抵抗性を克服させることを明らかにした.また,K<sub>Ca</sub>1.1阻害のアンドロゲン受容体や薬剤排出トランスポーターの発現調節に関わる分子メカニズムを解明した.さらに,がん幹細胞化に伴うK<sub>Ca</sub>1.1発現亢進にユビキチンE3リガーゼFBXW7のダウンレギュレーション...

    DOI Web Site 参考文献26件

  • 高速行列計算利用のための任意多倍長精度整数型除算LSI回路の検討

    王 晨旭, 川口 秀樹, 渡邊 浩太 J106-C (10), 366-372, 2023-10-01

    ...リコンフィギュラブルコンピューティング技術に基づくハイパフォーマンスコンピューティングの試みとして,データフローアーキテクチャ専用計算機の方法を提案し,電磁界シミュレーション,とりわけ,マイクロ波シミュレーションへの応用を検討してきた.このとりくみの次の段階として,より広範囲の電磁界をとり扱うためには,大型疎行列計算のハードウェア化が重要な課題となる.本研究では,典型的な疎行列計算スキームBiCG-Stab...

    DOI

  • 肉用牛経営におけるメタン削減技術の効果と課題 ─カシューナッツ殻液飼料の効果検証─

    植木, 緑海, 内山, 智裕 68 (2), 48-53, 2023-09-27

    我が国農業における主要部門である畜産にも,温室効果ガス(GHG)削減が求められている。とりわけ乳・肉用牛は,畜産における GHG の主要な排出源とされているため,排出削減の取り組みが急がれるが,環境対策が個々の経営に目にみえる効果をもたらすものではないため,取り組みの普及は容易ではない。本論は,家畜消化管内発酵由来のメタン削減策となるカシューナッツ殻液(CNSL)に着目し,これを現存の肉用牛肥育…

    機関リポジトリ

  • Dual CRISPR-Cas3 system for inducing multi-exon skipping in DMD patient-derived iPSCs

    北, 悠人, 奥嵜, 雄也, 直江, 洋一, リー, ジョセフ, パン, イギュ, 大川, 夏実, 市来, 明音, 城之内, 達也, 櫻井, 英俊, 小島, 佑介, 堀田, 秋津 Stem Cell Reports 18 (9), 1753-1765, 2023-09-12

    To restore dystrophin protein in various mutation patterns of Duchenne muscular dystrophy (DMD), the multi-exon skipping (MES) approach has been investigated. However, only limited techniques are …

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  • C-Spaceを用いたテーパーバレル工具による5軸制御加工の工具経路生成

    石原 秀彬, 岡本 謙, 森重 功一 精密工学会学術講演会講演論文集 2023A (0), 360-361, 2023-08-31

    ...<p>本研究は加工戦略に基づいたテーパーバレル工具による5軸制御加工の工具経路生成法を提案する.コンフィギュレーション空間(C-Space)を用いて,各切削点に対する工具姿勢の候補群から最適姿勢を選択していく.工具干渉のない姿勢に対応する自由領域をC-Space上に表現する方法や,チルト角を変化させて切れ刃の接触頻度を均一化することにより工具寿命を向上させる加工戦略に基づいた経路生成手法の実装について...

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  • 我が国の環境リスク対策の在り方と課題

    戸次 加奈江, 山口 一郎 保健医療科学 72 (3), 186-190, 2023-08-31

    ...</p><p>このようなリスク因子の主な疾病への寄与は,世界保健機関によりDALY(障害調整生存年数)を指標に示されており,さらに疾病予防の指標となる環境リスクが提示されているが,これらに対し,我が国ではレギュラトリーサイエンスの理念のもと,環境調査による科学的知見に基づくリスク評価や,人を対象とした環境疫学調査,さらに規制・施策の実施による安全管理の取組がより一層必要とされているところである.さらに...

    DOI

  • Aura Flow: 色水によるフィギュアのためのエフェクト表現

    橋本, 息吹, 八田, 直也, 坂田, 敢海, 勝本, 雄一朗 エンタテインメントコンピューティングシンポジウム2023論文集 2023 259-261, 2023-08-23

    ...本研究は,アニメや漫画などの架空作品に描かれるオーラのようなエフェクト表現を物理的に再現する方法として,色水の利用法を発見した.本研究は, 色水の拡散現象を参考に,色水の噴射量や水流を変化させることで,水中に固定したフィギュアの周囲にオーラや炎,砂嵐といったエフェクトが再現できることを確認した.本研究は,色水によってエフェクトを表現する装置をAura Flow と呼称し,自動化に向けて取り組んでいる...

    情報処理学会

  • 和牛肉の理化学的および衛生学的特性に及ぼす冷蔵の影響

    宮口 右二, 中安 健輔, 武藤 雅樹, 鬼澤 大海, 小川 恭喜 日本食品科学工学会誌 70 (8), 343-350, 2023-08-15

    <p>和牛肉 (黒毛和種, A4等級) の品質に及ぼす冷蔵の影響を明らかにするため, 種々の期間, 真空包装で冷蔵 (2 ℃) したリブロースの品質評価および細菌検査を行った. と畜後, 10日冷蔵した牛肉を基準とし, 最大45日まで試験を行ったところ, 牛肉中の一般成分および脂肪酸組成には変化がみられなかったが, 遊離グルタミン酸量は, 冷蔵25日以降に有意な増加がみられた. また, …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献33件

  • 理科の学習指導要領に基づいた「対話的な学び」に関する近年の研究の傾向と研究成果

    亀山 晃和, 原田 勇希, 草場 実 理科教育学研究 64 (1), 27-50, 2023-07-31

    ...第一に,近年“アーギュメンテーション”の構成概念から研究が盛んに進められていたことである。第二に,資質・能力のうちとりわけ思考力・判断力・表現力等に該当する教育効果の育成を目的とした「対話的な学び」の実践研究が多く蓄積されていたことである。第三に,多くの研究は「対話的な学び」の実現要因となりうる教師の指導要因を検討していたことである。...

    DOI Web Site 参考文献55件

  • アーギュメント自己評価能力の向上を支援するための教授方略の開発と評価

    田中 達也, 山口 悦司 理科教育学研究 64 (1), 3-12, 2023-07-31

    ...(1)授業前から授業後にかけて,児童のアーギュメント自己評価能力が向上した,(2)児童は授業中のアーギュメント自己評価の際に,ルーブリックに記載された評価の観点を用いることができていた,(3)児童のアーギュメント自己評価能力とアーギュメント構成能力には関連性が見られた。...

    DOI Web Site 参考文献2件

  • クリープフィーディングによるビール粕サイレージの給与が親子放牧時の日本短角種子牛の発育に与える効果

    池田 堅太郎, 小松 篤司, 東山 由美, 的場 和弘 日本草地学会誌 69 (2), 45-50, 2023-07-21

    <p>日本短角種は高い放牧適性と泌乳能力を有する和牛品種であり,子牛は親子放牧で飼養される。しかし,親子放牧の期間,子牛は放牧草と母乳だけで発育能力を最大限に発揮できているかは不明である。一方,ビール粕は地域のビール醸造所で入手でき,サイレージの発酵品質と家畜の嗜好性に優れるエコフィードである。そこで,本研究では,日本短角種親子放牧の子牛におけるクリープフィーディングでのビール粕サイレージの利用…

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  • 貨幣の適正な在り方とは何か : コモンズ派貨幣制度説に学ぶ

    坂口 明義 専修経済学論集 58 (1), 1-18, 2023-07-15

    ...レギュラシオン派の貨幣論は,貨幣の「機能」ではなく貨幣の「目的」「使用」を語り,政治主権に従属した組織化を研究対象とする点で,コモンズ『制度経済学』1927-29年草稿と共通であり,「コモンズ派貨幣制度説」と呼んでよい(以上I)。アグリエッタらは,貨幣の目的を,社会の3つの多次元的目的(保障・公正・成長)の実現度合いに示される「社会的凝集性」に求める。...

    DOI 機関リポジトリ Web Site

  • ギュラトリーサイエンスへの歩み

    西村 哲治 薬学雑誌 143 (7), 565-580, 2023-07-01

    <p>The research achievements in the field of regulatory science from the beginning of my research are described in an overview. First, I was interested in the complexity of development and pursued …

    DOI Web Site Web Site ほか2件 参考文献26件

  • ユーザ姿勢較正のためのエレベータ利用認識

    金原, 佳乃子, 平山, 侑輝, 西尾, 信彦 マルチメディア,分散,協調とモバイルシンポジウム2023論文集 2023 927-932, 2023-06-28

    ...PDR(Pedestrian Dead Reckoning)は屋内測位手法の一種で,歩行時に所持している端末の加速度センサ,角速度センサから得たデータを用いてステップと進行方向を求め,初期位置からの相対的な位置を推定する.しかし,連続した長距離の歩行や,後ろ歩きや横歩きのようなイレギュラーな歩行を行うと,ステップや進行方向にズレが生じ誤差が蓄積する点が短所として挙げられる.この問題の解決策として,致命的...

    情報処理学会

  • 「科学の性質」への理解を促進するアーギュメント教授方略のデザイン要素

    村津 啓太 日本科学教育学会研究会研究報告 37 (6), 49-52, 2023-06-24

    ...<p>本研究の目的は,Argument Driven Inquiryプロジェクトによって示されたアーギュメントの教授方略を日本の理科授業に導入するために,教授方略を実際の授業に反映させるためのガイドを意味する「デザイン要素」を開発し,小学校第6学年理科の粒子領域「燃焼の仕組み」と「水溶液の性質」を題材とした理科授業の具体例を示すことである。...

    DOI

  • 乳牛のアニマルウェルフェア評価法によるウェルフェアレベルと健康性との関連性

    山根 百合奈, 瀬尾 哲也 日本畜産学会報 94 (2), 209-218, 2023-05-25

    <p>北海道内10農場で農場のアニマルウェルフェアスコアと乳牛1頭あたりの年間疾病治療件数および家畜共済掛金との相関関係を調べた.アニマルウェルフェア評価には動物,施設および管理ベースから成る評価法を用いた.各ベースのスコアと評価法全体の総スコアとして,それぞれの基準を満たした評価項目の割合を算出した.総スコアは第四胃変位,卵胞嚢腫,乳熱および関節炎の治療件数と負の相関傾向を示した.動物スコアは…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献50件

  • トリプトファン代謝の変容に注目したうつ病の病態解明と治療戦略

    毛利 彰宏, 長谷川 眞也, 國澤 和生, 齋藤 邦明, 鍋島 俊隆 日本薬理学雑誌 158 (3), 233-237, 2023-05-01

    <p>うつ病の病態にはモノアミン仮説が提唱されており,抗うつ薬の主流が選択的セロトニン(5-HT)再取り込み阻害薬であることから,特に5-HT神経系の機能低下が広く受け入れられている.しかし,患者の約1/3は既存の抗うつ薬に対して難治性であるため,新しい創薬ターゲットに対する新規抗うつ薬の開発が求められている.トリプトファン(TRP)は5-HT経路だけでなくキヌレニン(KYN)経路においても代謝…

    DOI Web Site PubMed 参考文献20件

  • ガラスとゲルの固体物性:構造,弾性,分子振動からみた本質的な違い

    水野 英如 アンサンブル 25 (2), 116-124, 2023-04-30

    ...<p>概要 不規則な固体の代表例として,ガラスとゲルがある.ガラスは,粒子が高密度にギュギュウに詰まった固体である.一方でゲルは,粒子が低密度でスカスカなネットワーク状に固まった固体である.ガラスとゲルはともに不規則な固体であるが,両者の固まり方は対照的である.そのため,弾性や分子振動といった固体物性も互いに大きく異なったものとなる.本稿では,分子動力学シミュレーションによって生成したガラスとゲル...

    DOI Web Site

  • 参加型の地域健康づくりが高齢者の行動や健康状態に及ぼす影響

    垣花渉 地域活性研究 18 (1), 1-10, 2023-03-31

    ...研究者と高齢者が協働して地域健康づくりを作り上げる2年5ヶ月の介入プロセスを、トライアンギュレーション法を用いて質的に分析した。併せて、介入に伴う高齢者の体組成および体力の変化を、対照群のそれと比較した。地域健康づくりは、義務の状態から身体活動による恩恵の受容を経て、 主体的なものへ変容した。それに伴い、高齢者の筋肉量および 6 分間歩行が有意に改善し た。...

    DOI

  • 小学校理科における妥当性を吟味する力の指導に関する研究

    古石 卓也, 山中 真悟, 木下 博義 理科教育学研究 63 (3), 613-627, 2023-03-31

    ...考察場面では,目指す合意形成であるコンセンサスを考慮して,アーギュメント構造に基づいた考察の妥当性を吟味する場面を設定した後,グループで1つの考察を決定させる指導法を考案した。考案した指導法の効果を検証するため,小学校5年生59名を対象に,塩化カリウムを用いた「ものの溶け方」に関する授業を行った。...

    DOI Web Site 参考文献2件

  • 放牧と焼畑 ―ラオス山村でのウシ・スイギュウ飼養をめぐる土地利用―

    中辻 享, Susumu NAKATSUJI 甲南大學紀要.文学編 = The Journal of Konan University. Faculty of Letters 173 171-188, 2023-03-30

    ...本稿はこうした状況下で,ウシ・スイギュウの放牧がどのようになされているかを,ラオス北部の14ヶ村の事例から明らかにした。その結果,放牧地が設定されても,その移動や拡張を行うことで,焼畑の休閑植生を活用した放牧が継続されていることなどが明らかとなった。...

    DOI 機関リポジトリ

  • 義歯表面を模倣したQCMセンサを利用した牛脂汚垢付着に関する評価

    田代 悠一郎, 三宅 晃子, 小正 聡, 松本 卓巳, 前川 賢治 歯科医学 86 (1), 38-44, 2023-03-25

    <p>義歯を使用する高齢者の健康維持には,補綴装置を清潔な状態に保つことが重要である.その一助となる基礎的検討として,補綴装置に対する汚れの付着メカニズムの理解が有用となる可能性がある.我々は補綴装置に付着する汚れの付着メカニズムの解明のため,共振周波数の減少量から物質の吸着量を経時的に測定できるQuartz Crystal …

    DOI Web Site 医中誌

  • 血液脳関門制御による脳内薬物送達技術のイノベーション・レギュレーション

    葛生 泰己, 橘 敬祐, 近藤 昌夫 Drug Delivery System 38 (2), 146-154, 2023-03-25

    中枢神経系に薬物を送達する際、血液脳関門(BBB)が大きな障壁となる。BBBでは、隣接する脳微小血管内皮細胞の隙間を封印する必要があり、この封印するための仕組みとしてタイトジャンクション(TJ)が発達している。TJは複数のタンパク質から構成されているが、なかでもクローディン-5(CLDN-5)は、BBBのTJシール機能に中心的な役割を担っている。ノックアウトマウスでは、約800Daの分子が細胞間…

    DOI Web Site 参考文献43件

  • 塩麹が牛肉に与える物性および呈味物質への影響

    田島, 真理子, 三橋, 富子 鹿児島大学教育学部研究紀要. 自然科学編 = Bulletin of the Faculty of Education, Kagoshima University. Natural science 74 19-29, 2023-03

    牛もも肉の角片を、生の塩麹、加熱した塩麹、蒸留水の三種の浸漬液に4℃で20時間浸漬し、肉表面および肉内部の各種アミノ酸量、呈味性核酸関連物質量、タンパク質の変化について分析した。また、それぞれの加熱肉について、加熱前後での保水性の変化、加熱後の肉の硬さを示す針入度試験、破断強度試験を行うとともに味覚官能評価を行った。 …

    機関リポジトリ

  • r~wダイアグラムに基づく冪関数を導入した成長曲線の微分モデルと乳牛の成長解析への適用

    板野, 志郎, 小野, ほのか, 小宮山, 遼, 藤原, 太羅, 渡部, 雅人, , テリゲリ, 田中, 繁史 新潟大学農学部研究報告 75 13-19, 2023-03

    相対成長速度(r)と成長量(w)の関係図(r~wダイアグラム)を利用することにより、冪関数を導入した成長曲線の微分モデルの特徴および、動物成長解析対する有効性について検討した。r~wダイアグラムから導出した冪函数成長曲線の微分モデルの式構造をいくつかの成長モデルと比較した。モデルパラメータを変化させて数値積分することにより、乳牛の成長を想定したシミュレーション分析を実施した。進化戦略アルゴリズム…

    機関リポジトリ HANDLE Web Site

  • COVID-19重症患者の代理意思決定支援を振り返って

    北澤, 智也, 平林, 真以, 二木, 悠太郎, 山崎, 友香子 信州大学医学部附属病院看護研究集録 50 (1), 10-14, 2023-03

    ...実際に行った看護ケアをアギュララのバランス保持要因を用いて検討し、インタビュー内容と共に代理意思決定支援について振り返った。看護師はCOVID-19重症患者の代理意思決定支援において代理意思決定者を全面的に支持する姿勢を示す関わりの中で家族の全体像を捉え、その家族の意思決定パターンを把握して関わる事が重要である。...

    機関リポジトリ HANDLE Web Site ほか1件

  • 栄養士・管理栄養士養成施設学生における調理操作頻度による調理技術および 学習意欲に及ぼす影響

    ナカガワ, ナナミ, キノシタ, マイ, オオスギ, エリコ, ワカスギ, ユウスケ, スギノ, カエ, コマダ, アイ, ウメハラ, ヨリコ, ホッタ, チズコ, NAKAGAWA, Nanami, KINOSHITA, Mai, OSUGI, Eriko, WAKASUGI, Yusuke, SUGINO, Kae, KOMADA, Ai, UMEHARA, Yoriko, HOTTA, Chizuko 鈴鹿大学・鈴鹿大学短期大学部紀要 (6) 199-208, 2023-02-28

    本研究では,大学入学前の調理頻度が調理技術や学習意欲に及ぼす影響を検討した.調査時期は,令和4年4月に実施した.調査対象者は,三重県の栄養士・管理栄養士養成校である短期大学2校,大学1校の学生110名に行った.調査方法は,自記式アンケートを実施した.分析項目は,調理操作頻度,調理技術,学習意欲とした.調理操作頻度は,10項目の頻度(回/月)とした.調理技術は,「自分一人でできる」を1点,「できな…

    機関リポジトリ Web Site 医中誌

  • 血液生化学値を用いた判別分析による周産期乳牛の受胎性の解析

    石川 翔, 生田 健太郎, 榊原 啓太郎, 寺田 文典, 櫛引 史郎 日本畜産学会報 94 (1), 35-45, 2023-02-25

    <p>ホルスタイン種乳牛41頭を供試し,分娩後の初回人工授精で受胎した19頭と不受胎であった22頭について,周産期から泌乳初期にかけての血液生化学値を比較し,初回人工授精の受胎性に影響を及ぼす要因を分析した.また,分娩後早期の血液成分値を用いた判別式による,初回授精時の受胎性の予測を試みた.受胎群ではAlbとHtが有意に高く,Gluは高い傾向で推移しており,分娩後の血液性状の違いがその後の受胎性…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献17件

  • 自己調整スキルの育成を促すレギュレイトフォームの効果

    木村 明憲, 黒上 晴夫 日本教育工学会論文誌 46 (Suppl.), 25-28, 2023-02-13

    ...<p>本研究では,児童が自己調整スキルを発揮しながら主体的に学びを進めることができる方策として,学習計画表であるレギュレイトフォームを開発した.レギュレイトフォームには,「本時の目標」と「振り返り」を記述する枠を設けている.これらの枠に記述された事柄を自己調整スキルの下位項目である「適用スキル」「目標設定スキル」「自己評価スキル」「帰属スキル」と対応付けて分析したところ,本フォームが児童の自己調整スキル...

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  • 児童虐待防止に関する取り組みの現状と課題 ―保護者と子どもへの支援に向けて―

    矢野洋子, 柳生ななせ, 安東綾子, 小川耕平 九州女子大学紀要 = Bulletin of Kyushu Women's University / 九州女子大学, 九州女子短期大学 編 60 (1), 123-133, 2023

    日本では、児童虐待件数は減少することなく増加し続けている。図1に示す通り、厚生労働省によると全 国220か所の児童相談所が通告を受け認知・対応した児童虐待相談対応件数は令和3年度においては 207,659件で、前年度より+1.3%(2,615件増加)となり、過去最多となったことが報告されている1)。児 童虐待の防止に向けて、国は、2000年11月には、「児童虐待の防止等に関する法律」(通称 …

    機関リポジトリ Web Site 医中誌

  • 健康被害救済制度の概要と組織としての課題

    松野 強 ギュラトリーサイエンス学会誌 13 (1), 23-37, 2023

    <p>医薬品医療機器総合機構(PMDA)では,医薬品の副作用等による健康被害者に対して,給付金を支給することにより迅速な救済を図る健康被害救済制度の運用にかかる業務を実施している.これは,審査業務や安全対策業務と並ぶPMDAの三つの柱の一つであり,2021年度は,約1,400件の請求に対して2,376百万円の給付金の支給が行われた.制度創設の背景には,サリドマイドやスモンなどの大規模薬害事件の苦…

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  • 緊急承認制度の概要

    荒川 裕司 ギュラトリーサイエンス学会誌 13 (1), 39-46, 2023

    <p>新型コロナウイルス感染症によるパンデミックの発生以来,治療薬・ワクチンなどの早期の実用化に向けて,世界各国で緊急的な薬事審査制度が活用されてきた.日本においても,特例承認制度を活用して複数の治療薬・ワクチンが迅速に承認されてきたが,日本で開発された医薬品に対しては適用できないといった課題に対応するため,2022年5月20日に,薬機法(医療機器等の品質,有効性及び安全性の確保等に関する法律)…

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  • 規制の視点から見たCAR-T療法

    西川 淳史, 野田 慎一, 奥平 真一, 篠原 加代, 中村 美紀, 丸山 良亮, 本田 二葉 医薬品医療機器レギュラトリーサイエンス 54 (2), 121-128, 2023

    DOI

  • Pharmacist-Scientists育成を目指したレジデント教育

    橋田 亨 ファルマシア 59 (5), 412-414, 2023

    ...薬剤師レジデントは米国のレジデント制度にならって基本的な臨床薬剤業務から専門性習得へと段階的なプログラムを設けている場合が多い.注目すべきは,臨床研究を実際に経験させるカリキュラムを含んでいる点である.レギュラトリーサイエンスを学び,最新の情報を論文などから得る力,論理的な思考に基づき他の医療従事者とディスカッションできる力を養うことはpharmacist-scientistsを目指す足掛かりとなる...

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  • 両側人工内耳手術を施行した小児蝸牛型耳硬化症例

    小路永 聡美, 神田 幸彦, 吉田 晴郎, 原 稔, 佐藤 智生, 木原 千春, 北岡 杏子, 髙橋 晴雄, 熊井 良彦 耳鼻咽喉科臨床 116 (5), 407-413, 2023

    <p>A cavernous change due to otosclerosis that extends to the cochlear axis is called cochlear otosclerosis, which causes progressive sensorineural hearing loss (SNHL); cochlear implantation (CI) is …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献15件

  • 「承認事項及びその変更の規制上の取り扱われ方の実態調査」アンケート調査結果からの製造販売承認書に関する課題

    中山 能雄, 山内 園子, 小林 正次, 清水目 梢, 原田 千智, 中西 顕伸, 佐藤 幸広, 松本 直之, 尾崎 恭代, 樽井 行弘, 藤川 誠, 高山 裕典, 小野田 美代子, 田上 雅之, 村田 宰子, 粟村 勇治, 柏谷 祐司 ギュラトリーサイエンス学会誌 13 (2), 83-94, 2023

    <p>日本製薬工業協会薬事委員会では,日米欧における品質に係る承認事項の記載量の差異,日本で薬事手続きが行われた品質に係る承認事項の変更事例が米国および欧州ではどのように扱われたかのアンケート調査を実施した.また,米国および欧州でも薬事手続きが行われていた場合は,変更カテゴリー,手続きに要した期間,さらに,手続きの際にGMP調査が行われたか等を調査した.その結果を報告する.</p>

    DOI Web Site 医中誌

  • 医薬品開発におけるレジストリデータ利活用の事例(米国でのタクロリムス肺移植適応追加)

    高橋 秀之, 松澤 寛, 草分 知弘, 北川 峰丈 ギュラトリーサイエンス学会誌 13 (2), 133-139, 2023

    <p>医薬品開発におけるReal World Data(RWD)/Real World Evidence(RWE)の利活用は,臨床試験のデザイン・計画立案(標準治療,競合品調査,選択・除外基準設定など)および臨床試験のフィージビリティ調査,並びに臨床試験の外部対照群や適応拡大を含む承認申請や添付文書の改訂といった薬事目的の利用などがある.特に小児・難病・希少疾患開発において,薬事承認への利活用の…

    DOI

  • 医薬品リスク管理計画の利活用に関する研究

    角谷 優, 村山 耀隆, 小林 江梨子, 佐藤 信範 ギュラトリーサイエンス学会誌 13 (2), 51-61, 2023

    <p>本研究では,添付文書の「重大な副作用」の改訂情報と,医薬品の承認当時のRMPの記載内容の関連を調べ,RMPから得られる情報の有用性を検証し,RMPの利活用における方向性を提案することを目的とした.対象医薬品は,2013年4月~2016年3月に承認された新有効成分含有医薬品のうち,2021年3月31日時点で薬価基準に収載,販売されていたものとした.対象とする添付文書の改訂は,厚生労働省の通知…

    DOI Web Site 医中誌

  • 日本製薬工業協会での薬事申請におけるリアルワールドデータ利活用の取り組み

    藤田 泰三 ギュラトリーサイエンス学会誌 13 (2), 107-115, 2023

    <p>日本製薬工業協会(製薬協)では,これまでリアルワールドデータ(RWD)の利活用に関するさまざまな検討を行ってきた.薬事申請(承認申請等)におけるRWDの利活用促進に向けた取り組みのひとつとして,「医薬品の承認申請等にレジストリを利活用する際の社内プロセスフロー」に関する検討を行った.プロセスフローとして具体的な手順や留意点を示すことで,製薬企業によるレジストリデータの利活用を後押しすること…

    DOI

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