検索結果 2,778,026 件

  • 台湾の地域自治単位「里」制度

    馬場 健彦 Journal of Group Dynamics 41 (0), 16-37, 2024-12-28

    ...活動に様々な度合いで参加すると、また、参加しないとを選択できる。うしたメカニズムはボランティア従事者に対する深い理解・高い評価と、政治的姿勢の表明をタブー視しない文化に裏打ちされている。</tt></p>...

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  • 中国厦門市農村部におけるミュニティ活性化

    叶 好秋 Journal of Group Dynamics 41 (0), 43-64, 2024-12-28

    ...<p><tt> 本論は、筆者が2016 年から中国の廈門市農村部で実施してきたミュニティ活性化のアクションリサーチについて報告するものである。中国では改革開放後、都市部と農村部の地域ミュニティは異なる変遷を辿ってきた。...

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  • いじめの集団力学への序説

    八ッ塚 一郎 Journal of Group Dynamics 41 (0), 3-14, 2024-12-28

    ...その関係がさらに周囲から一意的かつ一方向的な同型の扱いを受ける、入れ子のような二重構造そ、いじめ現象の本質であるとを指摘した。いじめはその中に集団力学のありとあらゆるパターンを網羅しており、およそ単純な現象とは言い難い。にもかかわらず、それを子ども世界だけの出来事とみなし、構造もシンプルと錯覚すると自体、いじめと似た無視や決めつけの構図に陥っている。...

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  • 高等学校における探究学習の経験と大学での学び・キャリア探索との関連

    荒木 淳子, 高橋 薫, 佐藤 朝美 日本教育工学会論文誌 advpub (0), 2024-07-20

    ...<p>本研究の目的は,高等学校で探究学習を行った経験と大学での学び,キャリア探索との関連を明らかにするとである.全国の4年制大学1,2年生を対象にWebアンケート調査を実施し,高等学校での探究型授業経験と,大学でのキャリア探索,授業プロセス・パフォーマンス,ライフキャリア・レジリエンスとの関連を調べた.255名の回答を分析した結果,高校時代にSGH/SSHともに経験した回答者は環境探索の得点が有意...

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  • 中学校における1人1台端末活用を支える教員を取り巻く教員ミュニティの様相に関する調査

    山本 良太, 杉本 昌崇, 佐藤 智文, 平野 智紀, 石橋 純一郎, 山内 祐平 日本教育工学会論文誌 advpub (0), 2024-07-20

    ...ミュニティの活動を支える環境,があるとが分かった.さらに,④端末活用を支える校外からの援助,もまた教員の端末活用には重要であるとも分かった.端末活用を支える中学校における教員ミュニティとは,れまでとは異なった様相となる可能性があり,教科による分業が生じやすい教員ミュニティをどのように変化させていくのか,また教員と生徒が共に成長する教室内ミュニティをどのように作り上げていくのか,という観点...

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  • U–Th年代測定法の原理と近年の研究例

    平林 頌子, 阿瀬 貴博, 横山 祐典 RADIOISOTOPES 73 (2), 173-185, 2024-07-15

    ...本稿では,炭酸塩試料(サンゴ骨格・鍾乳石)を用いた年代測定に関して,れまでのウラン系列核種年代測定の原理,測定法の変遷および最近の研究例を紹介する。</p>...

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  • 蒸気圧破砕剤SPCによるンクリート解体システムの開発

    長尾 晃太, 御代田 竜也, 水間 宏行, 中津 雅延, 岩間 祐一, 鹿住 孝, 七尾 純平, 伊藤 慎一, 髙橋 護, 宮野 泰征, 村田 健司, 神谷 修 日本素材物性学会誌 advpub (0), 2024-05-20

    <p>In a series of experiments on a demolition system using a steam pressure cracking(SPC)agent were conducted. The results were obtained by drilling 11 mm diameter(D10 class)rebar in concrete using …

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  • 安定かつ高精度な粒子法の実現に向けた密度補正機能付き粒子再配列法

    白神 嘉也, 藤岡 秀二郎, 辻 勲平, 浅井 光輝 日本計算工学会論文集 2024 (1), 20241007-20241007, 2024-05-14

    ...<p>粒子法は分裂や合体などの激しい変形を表現するのに適しているが,粒子分布の乱れによる精度低下や数値不安定性が生じやすい.そで,粒子分布に乱れが生じても高精度な演算を可能にとするSPH(2)が提案されている.SPH(2)は従来のSPHに比べて精度は向上するが,数値不安定性の克服にはまだ限界がある.そで,より安定で高精度な計算のために粒子分布を直接改善する粒子再配列法の併用は避けられない.しかし...

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  • 絵画教室と小学校における美術教育者の評価観の比較

    土屋 花琳 日本教育工学会研究報告集 2024 (1), 67-72, 2024-05-11

    ...<p>本研究では,美術教育に携わる教育者の評価に注目し,美術的・技術的・学術的な評価の観点を明らかにする.そで,絵画教室講師と小学校教諭の2名にインタビューし,解釈的現象学的アプローチの方法に基づいて分析した.両者とも「社会」,とくに「生きる力」を意識しつつも,「学習」と「仕事」の目的達成と技能獲得において相違が見られた.一方で,経験や意欲など共通する評価観も見られ,教育実践者の複雑な実態が明らかになった...

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  • 小学校における校内授業研究の実施方法の改善

    荒木 淳一, 寺嶋 浩介 日本教育工学会研究報告集 2024 (1), 1-8, 2024-05-11

    ...<p>小学校における「書く力」の育成を通して,校内授業研究の実施方法を改善し,その取り組みを評価した.まず「校内授業研究の流れ」を設計した.また,「児童の「書く力」を育成する教師の授業力」を設定した.それを基に,授業研究を進めた結果,「校内授業研究の流れ」により,授業研究を円滑に進めるとができた.また,「児童の『書く力』を育成する教師の授業力」を明確にするとで,授業計画に有益な情報が得られた....

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  • 学習者主体の授業を志向する教師の学級における掲示物の特徴に関する実態調査

    石井 のどか, 若月 陸央, 佐藤 和紀 日本教育工学会研究報告集 2024 (1), 23-30, 2024-05-11

    ...<p>本研究は,学習者主体の授業を志向する教師の学級において,学習に関する掲示物による足場がけの特徴を検討するとを目的とした.そで本調査では実態把握のため,公立小学校2校25学級において,2024年1月から3月の掲示物を対象に教室内の掲示物を撮影し,その内容に基づき分析を行った.その結果,①両小学校で学習内容よりも学習方法に関する掲示物が多いと,②学習の足場がけとなる掲示物のうち学習に向けた準備態勢...

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  • チャットを活用した校内研修を経験してきた義務教育学校の教師への同僚性に関する意識調査

    伊藤 真紀, 佐藤 和紀 日本教育工学会研究報告集 2024 (1), 45-50, 2024-05-11

    ...<p>本研究は,義務教育学校において,チャットを活用した非同期・分散型の校内研修を経験してきた小学校・中学校の教師を対象に,同僚性に関する意識調査を行うとを目的とした.その結果,同僚性に関する12の質問項目のうち,回答の平均値が3.0を超えた質問項目が10項目あるとが確認された.とから,研修スペースの活用が,教師の同僚性の構築に一定の効果があるとが示唆された.</p>...

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  • アイトラッキングシステムを活用した若手教師の一斉指導型授業における視線配布行動分析

    大島 崇行 日本教育工学会研究報告集 2024 (1), 109-112, 2024-05-11

    ...<p>本研究では,アイトラッキングカメラによる視点抽出により,一斉授業型の授業場面や学習者毎の若手教師の視点配布行動の実態を明らかにするとを目的とした.実践の結果,①学習場面により教師Aの注視対象が異なっていたとが明らかになった.また,②教師Aの学習者毎の視線配布には偏りがあり,意図的な視線配布をする一方,統制しきれていない恣意的な視線配布も行っているとが事例的に明らかになった.</p>...

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  • 高校における探究的な学習と資質・能力に対する学習者による省察と展望

    登本 洋子, 齋藤 玲, 堀田 龍也 日本教育工学会研究報告集 2024 (1), 134-137, 2024-05-11

    ...<p>本研究では,探究的な学習において,学習者が身に付けたあるいは身に付けたかった資質・能力を明らかにする.2024年3月に高校卒業予定の3年生並びに卒業生19~21歳を対象にしたアンケート調査の結果,身に付けたものの上位五つは,情報収集力,チームワーク力,批判的思考力,自己管理力,公共の精神で,身に付けたかったものの上位五つは,ミュニケーション能力,言語能力,プレゼンテーション力,自己管理力,金融知識...

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  • 中学校英語科の定期考査におけるCBT導入の事例調査

    中川 哲, 池田 伸吾, 辻 慎一郎, 堀田 龍也 日本教育工学会研究報告集 2024 (1), 209-214, 2024-05-11

    ...中学校での英語科定期考査において,CBT(Computer Based Test)の実施実態を探るべく,事例調査を行った.調査分析では,PBT(Paper Based Test)で実施された定期考査とCBTで実施された定期考査との出題形式について比較を行い,テストを作成した教員へのインタビューを通じて,その背景と意図を明らかにした.本研究により,PBTよりCBTにおいて選択式の問題が多く出題されていたとが...

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  • NHK for School視聴情報可視化システムから得た視聴ログによる分析

    岡本 恭介, 半田 柊斗, 稲垣 忠 日本教育工学会研究報告集 2024 (1), 223-228, 2024-05-11

    ...<p>NHK for schoolの学習者の視聴状況を把握するための視聴可視化システムを開発した.本稿では,学習者ごとの動画視聴における授業改善のために,本システムを利用した授業実践を行い,そから得た視聴ログによる分析を行った.その結果,教師の指導や指示のタイミングによって視聴ログの変化があり,学習者が視聴するタイミングと思考するタイミングに波がある可能性が示唆された.また,早めに視聴ログを多めに...

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  • Nagasaki Academic Communityによる高校教科「情報」実践的教育指導モデルの提案

    小林 透, 深江 一輝, 戸川 大樹, 中村 典生 日本教育工学会研究報告集 2024 (1), 145-150, 2024-05-11

    ...リソースを高校教科「情報」の問題解決に関する授業に活用するとが特徴である.れにより,ミュニケーション力や指導力等の企業人としての資質向上と高校側の指導リソース不足解消を同時に実現する....

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  • 授業者の向きが受講者の音韻知覚に与える影響

    吉田 圭輔, 三上 貞芳, 濱 克己, 辻 美祝 日本教育工学会研究報告集 2024 (1), 171-176, 2024-05-11

    ...考えた.そで音声の違いが受講者の記憶にどのような効果を与えるのか,音声の違いから授業者の体の向きを推定するとができるのかを調査したので報告する....

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  • 中途採用者の職場における技能獲得とアイデンティティ変容プロセスに関する質的分析

    澁谷 菜穂子, 尾澤 重知 日本教育工学会研究報告集 2024 (1), 193-200, 2024-05-11

    ...<p>本研究の目的は,ポテンシャル採用枠の中途採用者5名を対象に,入社から一人前に至るまでに獲得した職務上の技能とアイデンティティの変容プロセスを,組織社会化の観点から検討するとである.半構造化インタビューを実施し,複線径路等至性アプローチ(TEA)にて分析した.その結果,技能獲得に至る行動は,前職で形成されたアイデンティティが影響していた.組織が定める一人前に至った後は,前職と現職を比較し,職場...

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  • 教師の視点から捉えた授業場面における児童による自己調整学習の様相の検討

    稲木 健太郎, 泰山 裕 日本教育工学会研究報告集 2024 (1), 9-16, 2024-05-11

    ...<p>本研究は,初等教育の授業場面において児童による自己調整学習がどのように行われているかを教師の視点から捉えるとを目的とした.教師1名を対象として半構造化インタビューを行い,SCATを用いて分析した結果,主に学習方略の調整により具体的に行動として表出している学習活動を自己調整と捉えているとが示された.また,自己調整には,個人・他者・環境の要素が関係し,れらを複合的に捉える必要性が示された....

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  • U理論と自己調整学習理論を融合したICTスキルの自律的習得を促す授業モデルの開発的研究

    元澤 倫久 日本教育工学会研究報告集 2024 (1), 51-58, 2024-05-11

    ...<p>本研究は,生徒の自律的な学習観の醸成,及びICTを自らの学習や課題解決に繋げるICTリテラシーの習得を目的として,「U理論と自己調整学習理論を融合したICTスキルの自律的習得を促す授業モデル」を開発し,授業に落とし込んで実践するとにより,生徒の行動変容を測定し効果検証を行うとにある.結果として,生徒の学習観の転換が確認でき,自律的な学習行動への変容が一定程度確認できた.</p>...

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  • 新逆向き設計を指導する仮想授業ゲームの対話方略とテンプレート開発

    松田 稔樹 日本教育工学会研究報告集 2024 (1), 59-66, 2024-05-11

    ...<p>新逆向き設計では,高校の教科カリキュラムを改革するために,「SDGsをテーマにした総合的な探究の時間の活動設計⇒教科の探究活動設計⇒教科の通常授業の単元設計」をする.れを教職課程で指導するために,筆者は仮想授業ゲームを開発してきた.本稿では,その効果を高める対話方略を検討した上で,教科の探究活動の事例データや単元指導計画の内容項目データを設定すれば,自動的に動作するゲーム盤テンプレートを開発...

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  • 授業研究における事実の解釈の了解可能性を高めるためのベイズ推定の活用

    花里 真吾, 柴田 好章 日本教育工学会研究報告集 2024 (1), 118-125, 2024-05-11

    ...<p>教師および研究者の専門性が発揮され,その向上が期待される授業研究では,授業記録の解釈の妥当性を高めるとが肝要である.しかし,研究は教師および研究者のミュニティを基盤として行われ,ミュニティや文脈への依存度が高いため,それは容易ではない.うした難題に対し,本研究では,ベイズ更新・ベイズ推定の見方・考え方を援用し,観測された事実の背後に隠れている事実の解釈の了解可能性を高める方法を検討する...

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  • 小中学生のICTスキルの類型化

    水野 一成, 近藤 勢津子, 吉良 文夫 日本教育工学会研究報告集 2024 (1), 130-133, 2024-05-11

    ...<p>小中学生におけるスマートフォンの利用率が上昇傾向であり,GIGAスクール構想が本格化したとでタブレット・パソンの利用率が上昇し,ICTスキルも上昇した.多様なICTスキルはどのように類型化できるだろうか.2023年11月に小中学生を対象に行った調査を用い,13項目のICTスキルの結果を基に,数量化理論第III類を用い類型化を行った.その結果,「基本スキル」「応用スマホスキル」「発展パソンスキル...

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  • 生成AIを用いたPBLシミュレーターの開発

    稲垣 忠, 平井 聡一郎, 佐藤 雄太 日本教育工学会研究報告集 2024 (1), 201-208, 2024-05-11

    ...,PBLに対する実践意欲の高まりとともに,生成AIを利用するとに対しても意欲的になったとの評価を得るとができた....

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  • 国語記述問題自動採点システムの開発と評価

    石井 雄隆, 舟山 弘晃, 松林 優一郎, 乾 健太郎 日本教育工学会研究報告集 2024 (1), 215-222, 2024-05-11

    ...<p>本研究では,国語記述式読解問題の自動採点システムを開発し,その評価を行った.のシステムでは,学習者の回答内容をAIが自動で採点し,採点基準と部分点を即時的にフィードバックするとが可能である.システムを用いた学習の効果について検討するために,日本人大学生を対象として,刺激再生法と半構造化インタビューを行い,システムの利点や改善点などを検討した.</p>...

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  • 大学生の新聞利用傾向とメディアリテラシー及び批判的思考力の関係

    上土井 宏太 日本教育工学会研究報告集 2024 (1), 165-170, 2024-05-11

    ...<p>本研究は,大学生の新聞に対する意識を明らかにするとともに,新聞の利用がメディアリテラシー及び批判的思考力への影響について明らかにした.新聞を定期的に読んでいる学生は29.5%であり,各種調査で報告されている値と近い値であった.メディアリテラシー,批判的思考力については,新聞を定期的に読んでいる,読んでいないに関わらず統計的な有意差は見られなかった.れは,新聞を有効活用できていない可能性や,他...

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  • 看護アセスメントのための情報収集ゲーム教材『あせすまいる』の開発

    中村 康則, 川上 祐子, 任 和子 日本教育工学会研究報告集 2024 (1), 177-184, 2024-05-11

    ...<p>本研究では,看護教育における新たなアプローチとして,看護アセスメントのための情報収集ゲーム教材『あせすまいる』を開発した.のゲーム教材は,臨床現場を想像するとが難しい学生に対し,実践的な学習体験を提供するとを目的としている.本ゲーム教材を用いるとで,看護アセスメントのために必要とされる情報収集の行為,たとえば,患者のバイタルサイン確認,患者からの主訴,患者をとりまく物理的環境などの状況把握...

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  • 教育におけるデジタルツインを意識したSTEAM教材「PICAPICA-VR」の提案

    加地 泉美, 香山 瑞恵, 永井 孝, 舘 伸幸 日本教育工学会研究報告集 2024 (1), 185-192, 2024-05-11

    ...<p>本研究の目的はSTEAM教育での利用を想定したVR教材の開発である.提案教材では現実空間でイルミネーションの形を自由に創造し,仮想空間上でその発光パターンプログラムを作成する.プログラミング学習とそのスキルを応用した自己表現に取り組むとで教科を横断した知識の獲得を支援する.本稿では提案教材の機能について概観し,教材の評価結果と今後の開発方針について考察する.</p>...

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  • 知的障害特別⽀援学校中学部におけるプログラミング教育の実践とその効果

    山崎 智仁, ⽔内 豊和, 山西 潤一 日本教育工学会研究報告集 2024 (1), 37-44, 2024-05-11

    ...<p>知的障害特別支援学校中学部にてScratchJrを用いたプログラミング教育を行った.知能発達レベルや障害特性に配慮し,基礎的なプログラムから段階を踏んで指導を行っていくとで,生徒らは物語やゲームを作成するとができた.友達や教師を招いてオリジナルゲームの発表会を開催したとろ,ゲームのルールを説明したり,ゲームを評価してもらい,笑顔になったりする生徒の姿がみられた.生徒のプログラミング的思考...

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  • 氷より疎なサブナノ細孔中の水とその3次元構造解析

    杉山 泰啓 Colloid & Interface Communications 49 (2), 27-28, 2024-05-10

    ...我々はれまでに活性炭が有するサブナノ細孔中で水は、室温でもバルクの氷と比べて疎な状態であるとを明らかにした。本研究では、疎水性細孔中における微小水の分子間構造についてトポロジカル解析を行い、Ice-I<sub>h</sub>様の六員環構造とIce-VI様の三角形配列の混合状態により、充填密度が減少するとを明らかにしたので報告する。</p>...

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  • 肝硬変の成因と病態

    疋田 隼人 日本消化器病学会雑誌 121 (5), 356-364, 2024-05-10

    ...<p>本邦では30万人以上の肝硬変患者が存在すると推計されている.肝硬変の成因としては,以前はC型肝炎が最多であったがその割合は急速に減少し,現在ではアルコール性が最も多くなっている.また,非アルコール性脂肪性肝疾患に起因する肝硬変も急増している.ひとたび肝硬変に至ると,肝予備能低下と門脈圧亢進によるさまざまな症状が出現するが,いまだ根本的な治療法は存在しない.肝硬変に至る前に治療介入するとが重要...

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  • 海水を味方につけて機能を上げる日焼け止め

    中谷 明弘 Colloid & Interface Communications 49 (2), 36-39, 2024-05-10

    <p>微粒子を油水の界面に吸着させ、安定化するピッカリングエマルションは従来の界面活性剤を用いた乳化方法とは異なるユニークな特性を有している。</p><p>本稿ではピッカリングエマルション技術を日焼け止め製剤に応用し、従来の日焼け止めの課題であった海水環境での耐久性を向上させるだけでなく、逆に利用して機能を向上させるような日焼け止めの開発に成功した事例<sup>[1][2]</sup>を紹介する…

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  • 不連続ガラーキン法を用いた二次元浅水長波流れにおける河床変動解析

    松本 礼央, 田中 聖三, 浅井 光輝 日本計算工学会論文集 2024 (1), 20241006-20241006, 2024-05-10

    ...<p>近年,浅水長波方程式などの双曲型方程式の解析に対して保存性や安定性の高さから Discontinuous Galerkin (DG) 法が有効であるとが示されている.そで本論文では,二次元浅水長波方程式と平衡流砂量式を連立した河床変動に関する支配方程式の解法としてDG法を適用し,その有用性を検討した.さらに,不連続移動床におけるダムブレーク解析および直線水路における砂州移動解析での検証を行...

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  • 肝硬変up to date―薬物療法の進歩―

    吉治 仁志 日本消化器病学会雑誌 121 (5), 343-355, 2024-05-10

    ...<p>近年,肝硬変の成因は大きく変貌している.ウイルス肝炎に対する治療法の劇的な進歩により,2023年の全国調査ではアルコールや脂肪性肝疾患などの非ウイルス性肝硬変が著明に増加しているとが明らかとなった.れら非ウイルス性肝硬変は,生活習慣指導とともに合併症に対するマネジメントがれまで以上に臨床的に重要となる.2020年に肝硬変診療ガイドライン改訂第3版が出版され,毎年Annual Review...

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  • 門脈圧亢進症にともなう肺動脈性肺高血圧症

    厚川 正則, 小谷野 香織, 岩切 勝彦 日本消化器病学会雑誌 121 (5), 382-388, 2024-05-10

    ...<p>門脈圧亢進症にともなう肺動脈性肺高血圧症(PoPH)は,肝硬変あるいは門脈亢進症をともなう患者の約1~6%に合併する.最も重要な症状は労作時の息切れであるが,症状が顕在化しない場合もあり診断は容易ではない.既報では女性,自己免疫性肝炎患者に多く,診断にはまず非侵襲的な心エコー図検査やBNPの測定が重要である.PoPHを疑った場合には循環器・呼吸器内科の専門医に紹介し,右心カテーテル検査で確定診断...

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  • Belousov-Zhabotinsky反応と同期した周期的昇降運動

    久保寺 裕進 Colloid & Interface Communications 49 (2), 26-28, 2024-05-10

    <p>本稿ではBelousov-Zhabotinsky(BZ)反応に同期して、周期的に浮上と降下を繰り返す自己駆動体について紹介する。自己駆動体には、BZ反応の金属触媒を吸着した陽イオン交換樹脂ビーズを用いた。臭化マロン酸の分解で生じた二酸化炭素の気泡によるBZビーズの上昇と、水面での気泡の解放によるBZビーズの降下が周期的に発生した。化学振動の周期に関わらず、化学振動と昇降振動の周期比は1:3…

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  • ポリマーフィルムの洗浄および再付着防止機構

    半澤 将希 Colloid & Interface Communications 49 (2), 32-35, 2024-05-10

    ...洗浄では、固体基質に腐食や変形などのダメージを与えるとなく、最適な組成や手法を選択しなければならない。また、近年では低環境負荷材料への置き換えも訴求されている。本稿では、電子材料向けのポリマーフィルム(フォトレジスト)の洗浄に焦点を当て、溶媒や界面活性剤が及ぼす影響について多角的な分析手法を通して論じる。</p>...

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  • 化学的手法による無機ナノ粒子の精密合成を基軸とした多様なナノ構造体の開拓と新奇現象の発見

    猿山 雅亮 Colloid & Interface Communications 49 (2), 42-45, 2024-05-10

    ...<p>化学的液相法を駆使するとで、サイズ・形状・組成分布が精密に制御された新奇かつ多様な無機ナノ粒子およびその集合体を合成する手法を開発した。構造均一性に優れた高品質な無機ナノ粒子を合成するとで、その構造に起因する物性や触媒活性に関する研究を精度よく行うとが可能になり、エネルギー変換材料としての応用展開や新しい物理化学的現象の開拓を実現しており、本稿ではその一部を紹介する。</p>...

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  • 討論会のれから

    飯村 兼一 Colloid & Interface Communications 49 (2), 1-2, 2024-05-10

    ...の時には、Web会議システムが世の中にすっかり浸透していたとと、準備時間の点でも前年に比べると比較的余裕があったために、全てのセッションをZoomを用いた発表・討論として実施するとができました。また、オンラインだからできるとの一つして、市民講座「新型ロナ感染症対策とロイド・界面化学」もオンライン・無料で開催しました。...

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  • Beyond ロイド・界面化学×高分子

    林 智広, 遊佐 真一, 湊 遥香, 鈴木 大介, 出口 茂 Colloid & Interface Communications 49 (2), 3-15, 2024-05-10

    ...C&I Commun 49-2号の特集では、Beyond ロイド・界面化学×高分子をテーマに、高分子科学の分野においても注目される4名のロイド・界面化学の研究者に執筆をお願いしました。生体適合性、機械学習、深海、マテリアルリサイクルといった新しい時代のサイエンス・ものづくりに直結する多岐にわたるトピックをご紹介します。...

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  • アルコール関連肝疾患のトピックス

    今 一義 日本消化器病学会雑誌 121 (5), 365-370, 2024-05-10

    ...<p>本邦で行われた2023年の集計で,アルコール関連肝疾患は肝硬変の成因の第1位となった.2023年6月に発表されたsteatotic liver disease(SLD)の概念ではアルコール関連肝疾患はSLDの一病型として定義され,アルコール関連肝疾患の診療上の重要性が増してきている.近年では肥満,糖尿病の併存がアルコール関連肝疾患の増悪に寄与するとが明らかになってきており,今後は代謝障害に関連...

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  • ツイートデータを使用した感情推定モデルの開発の試み

    原田 裕輔 日本産業保健理学療法学雑誌 2 (1), 10-17, 2024-05-09

    ...とした.れをトレーニングデータとテストデータに分割し感情分析を行った.また,感情分析で得られた感情スアと感情ラベル,ツイート本文をSVM(Support vector machine)で学習させ,テストデータを層化-5分割交差検証法にて性能評価を行った....

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  • 不注意に起因する労働災害の特徴

    和崎 夏子, 高橋 明子 労働安全衛生研究 advpub (0), 2024-05-09

    ...示唆された.れらの結果より,労働現場における不注意の特徴への理解の重要性と,それに基づく安全対策の検討について述べる....

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  • 水田域の持つ遊水地機能の超過洪水に対するソフト対策としての活用法

    沢田 明彦, 後藤 慎一, 増本 隆夫 水文・水資源学会誌 advpub (0), 2024-05-05

    ...<p> 用排水路等の農業水利施設を含めた水田域の持つ潜在的な遊水地機能とその利活用方法を検討するため,マクロな水田域の貯留能力を定量化するとともに,その機能を用いた農村地域が流域治水に果たす役割を論じた.そでは,流域の排水能力の整備水準を上回る超過洪水時に生じる水田域での氾濫水の貯留が,都市域の治水に貢献してきた実態を遊水地機能の効果として評価し,その機能を治水に利活用するとを超過洪水に対する「...

    DOI Web Site 参考文献10件

  • 気候変動の予測研究と適応の意思決定をつなぐ

    高薮 出, 花崎 直太, 塩竈 秀夫, 安部 大介, 生駒 栄司, 石川 洋一, 江守 正多, 大塲 あい, 小埜 恒夫, 嶋田 知英, 田浦 健朗, 高橋 潔, 仲江川 敏之, 中北 英一, 西森 基貴, 初鹿 宏壮, 福渡 潔, 真砂 佳史, 三上 直之, 横木 裕宗, 吉川 実, 渡部 雅浩 水文・水資源学会誌 advpub (0), 2024-05-05

    ...その結果、そでは問題に関わる「情報創出」・「情報仲介」・「意思決定」の各主体が活発に双方向に情報共有しあうべきであるとが浮かび上がった。また、その実現のためには幅広い主体間の定期的かつ対等な対話機会の確保に加え、情報創出者や情報仲介者の科学ミュニケーション能力のさらなる向上が不可欠であるとも示唆された。</p>...

    DOI Web Site 参考文献3件

  • 宇宙法とは何か?

    佐藤 雅彦 日本航空宇宙学会誌 72 (5), 156-162, 2024-05-05

    ...世の中はどうなっていたかを想像しつつ宇宙法の主要原則を確認し,今後の課題にも触れるととする....

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  • 量子系が作る重力とその検証への歩み

    松村 央, 南部 保貞, 山本 一博 日本物理学会誌 79 (5), 224-229, 2024-05-05

    ...<p>量子系はどのような重力を作り,どのような現象を引き起すだろうか? れは量子力学と一般相対性理論の融合に向けた基礎的な問題であり,プランクスケールのような高エネルギー領域に限った話ではない.卓上実験のような低エネルギー実験においてさえ全く解明されておらず,の現状を打破するとができれば現代物理学の発展につながると期待できる....

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  • 実際に起った天体の地球衝突とその被害状況

    高橋 典嗣 日本航空宇宙学会誌 72 (5), 149-155, 2024-05-05

    ...を引き起した天体の地球衝突,人類史に影響を与えた天体の地球衝突,そして約100年で自然災害となった天体の地球衝突についてレビューする.人類は,幸いにも天体の地球衝突による大きな自然災害を経験していない.しかし,太陽系形成過程から考えても,頻度は少なくなっているが将来において小惑星や彗星のような天体の衝突は起らないとは断言できない.最大級の自然災害となる可能性を秘めている地球への天体衝突問題に...

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  • 共鳴非弾性X線散乱によるルテニウム化合物の磁気励起の観測

    鈴木 博人 日本物理学会誌 79 (5), 230-235, 2024-05-05

    ...</p><p>様々なRu化合物に対するRIXS測定から,4<i>d</i>電子系物質の豊かな物性の発現には電子のスピン軌道結合が重要な役割を果たすとが明らかとなった.本研究の知見はより豊富な3<i>d</i>電子系多軌道磁性体にも適用可能であり,今まで見過ごされていたスピン軌道結合の効果を再検証するとが重要であろう.東北大学青葉山キャンパスにて2024年度より運用を開始した3GeV高輝度放射光施設...

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  • 中性子星の温度観測と標準模型を超える物理の探索

    永田 夏海, 濱口 幸一, 藤原 素子 日本物理学会誌 79 (5), 242-247, 2024-05-05

    ...加熱がバランスし,温度が2,000–3,000 Kで平衡状態に達する.の温度観測による暗黒物質探索は,直接検出実験や加速器実験による探索と相補的な役割を果たす有力な手法になり得るとがわかってきた....

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  • 波照間島におけるカメムシ亜目(昆虫綱: カメムシ目)7種の初記録

    松田, 卓巳, 相馬, 純, 林, 幸希, 内藤, 隆寧, 寺井, 純汰 Fauna Ryukyuana 69 11-14, 2024-05-04

    ...波照間島から記録されているカメムシ亜目 (昆虫綱: カメムシ目) は, れまでに24科70種に上る. 2023年3月の調査で得られた標本をもとに,カメムシ亜目7種を同島初記録として報告する. れら7種のうち4種は, 今まで同島から未記録であったグンバイムシ科に属していた. よって, 同島のカメムシ相は少なくとも一部の分類群で調査不足と考えられる....

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  • デジタル庁

    日経ンピュータ = Nikkei computer (1119) 64-66, 2024-05-02

    ...問題はベンダー選定後にシステム構築手法を変更したとに端を発していた。開発を受注したNECは変更を受け入れたが、開発が遅延し品質に問題を抱える。情報を共有する体制が不十分だったために問題を広げたとの指摘が出ている。...

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  • 初のDXブランド調査 就活生1000人が回答

    野々村 洸 日経ンピュータ = Nikkei computer (1119) 32-37, 2024-05-02

    企業によるDX(デジタルトランスフォーメーション)の取り組みやIT人材への需要の高まりに伴い、就活生のDXに対する興味・関心が上昇している。限られた情報から就活生はどんな企業にDXのイメージを抱いているのか。「みん就」初の調査から結果を紹介し、上位企業にDXのイメージを打ち出す工夫を聞いた。

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  • 〔第2回〕 レビューで問題を検出する 知っておくべき5つの準備

    森崎 修司 日経ンピュータ = Nikkei computer (1119) 74-76, 2024-05-02

    第2回レビューの効果が出ないと「レビューアーの頑張りが足りないから」としてしまいがちだ。本連載では、数人のレビューアーとドキュメント作成者によるチームレビューを想定し、成果が出る手順を示す。今回は、問題の検出のために必要な5つの準備を紹介する…

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  • Pancreatic injury in patients treated with immune checkpoint inhibitors: a retrospective multicenterstudy

    Nagao, Kae, 酒井, 新, Tsumura, Hidetaka, Iemoto, Takao, Hirata, Yuichi, Hori, Hitomi, Ogisu, Kyohei, Kakuyama, Saori, Ikegawa, Takuya, Hirata, Tamaki, Ezaki, Takeshi, Furumatsu, Keisuke, Yamanaka, Kodai, Kato, Takao, Fujigaki, Seiji, Tanaka, Hidenori, Yagi, Yosuke, Tanaka, Takeshi, 小林, 隆, 増田, 充弘, 塩見, 英之, 児玉, 裕三 Journal of Gastroenterology 59 (5), 424-433, 2024-05

    Background: Immune checkpoint inhibitor-related pancreatic injury (ICI-PI) is a rare occurrence, which has not been reported in detail. We conducted a retrospective multicenter study to determine …

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  • 多周波PDOA測位に適したチャネル状態識別法

    原 嘉孝 電子情報通信学会論文誌B 通信 J107-B (5), 320-332, 2024-05-01

    ...の結果,提案法ではライスファクタが8~12 dBのライスフェージング環境であっても適したチャネル状態を選定するとで精度約1 mmの測位を行えるとが明らかとなった....

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  • 平面図と断面図による軌跡可視化のためのLine Simplification手法

    村上 司, 藤田 秀之, 新谷 隆彦, 大森 匡 電子情報通信学会論文誌D 情報・システム J107-D (5), 290-299, 2024-05-01

    ...Simplification (LS)が用いられる.軌跡平面図と断面図両者のLS結果を得るため,しばしば,緯度と経度による2次元軌跡データを入力とし,LS後残った頂点に標高を付与し軌跡断面図を得る方法が用いられるが,軌跡断面図上の山頂や谷といった重要な極値が消失する問題が生じる.他方で,緯度,経度,標高による3次元軌跡データを入力として生成した軌跡断面図にLSを適用する方法でも,同様の問題が生じる.そで...

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  • 形・色の特徴に着目したウキクサ科植物の面積と枚数の推定

    奥田 萌莉, 石澤 秀紘, 大島 裕明 電子情報通信学会論文誌D 情報・システム J107-D (5), 323-334, 2024-05-01

    ...つの部分から構成される.で,ロニーとは,ウキクサの葉が1から複数枚集まった状態のとを指すととする.ロニーの領域認識では,Mask R-CNNというインスタンスセグメンテーション手法を用いた.の手法では,枯れた葉についても,正常な葉と区別せず認識してしまう傾向にあった.そで,ロニーの健康状態推定のため,ロニーとして認識された画像領域を入力として,ResNet152と分類層を用いた...

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