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検索結果 46 件

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  • 南極氷床変動史研究から大規模氷床融解メカニズムの理解へ

    菅沼 悠介, 澤柿 教伸 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 14-, 2023

    ...そして、東南極ドロンニングモードランド中央部でも同様に取得したデータと氷床・海洋・固体地球モデリングと組み合わせることで、最終氷期以降の東南極氷床の大規模融解が周極深層水の流入に加え、アイソスタシーの影響による地域的な高海水準によって引き起こされた可能性を示した(Suganuma et al., 2022)。...

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  • 最終間氷期の海水準・氷床量変動と固体地球の粘弾性応答

    奥野 淳一, 石輪 健樹, 菅沼 悠介 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 157-, 2023

    ...回復(Glacial Isostatic Adjustment: GIA)によって引き起こされ,さらに粘弾性的に変化する特徴をもつ.つまり,このようなアイソスタシー変動の見積もり次第では,氷床量変動のシナリオが書き換わる可能性がある.本研究では,最終間氷期(約12.5万年前)を対象として,アイソスタシーの効果を高精度に求めるモデルを構築した.そして,GIA数値モデルを用いた相対的海水準の再現を行い,...

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  • 南極氷床変動と氷河性地殻均衡

    奥野 淳一 低温科学 76 205-225, 2018-03-31

    ...を推定するためには,アイソスタシーの原理に基づいた数値モデリングが必要不可欠である.ここでは,氷河性地殻均衡(Glacial IsostaticAdjustment)の数値モデリングに基づいて氷床変動・地球内部構造を推定した研究について紹介する....

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  • 最終氷期最盛期のグリーンランド氷床の再検討 ―隆起海浜地形地質とGIAモデルの視点から―

    三浦 英樹, 前杢 英明, 奥野 淳一 日本地理学会発表要旨集 2017s (0), 100264-, 2017

    グリーンランド氷床は、世界の全氷河体積の9.8%を占めることから、その変動が生じた場合、海面変化や海洋熱塩循環の変化に重大な影響を与えることが予想される。将来のグリーンランド氷床の融解条件とその影響を評価するうえで、最終氷期最盛期以降のグリーンランド氷床の復元はひとつの重要な基礎的情報を与える。この検討の出発点として、最終氷期最盛期におけるグリーンランド氷床の氷床縁の分布と氷床高度の復元図が必要…

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  • 気仙沼大川平野完新統の堆積過程と推定される地殻変動

    丹羽 雄一, 須貝 俊彦, 松島 義章 日本地理学会発表要旨集 2015s (0), 100021-, 2015

    ...., 2014).コアデータから推定される約10,200 ~ 9,600 cal BPの相対的海水準は,ユースタシーとハイドロアイソスタシーのみで計算される同時期の相対的海水準よりも低く,本地域の地殻変動を完新世全体としてみると,陸前高田平野で得られた結果(丹羽ほか,2014)と同様に沈降が卓越していたことが示唆される.コア深度36.13 m(標高-34.83 m)で得られた較正年代(9,910 –...

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  • 石狩川下流域氾濫原の堆積環境変化と泥炭層形成

    石井 祐次, 堀 和明 日本地理学会発表要旨集 2013s (0), 102-, 2013

    ...以上のことから,氾濫原における植物遺体の堆積量増加および泥炭層形成といった堆積環境変化は堆積速度の減少に起因する可能性がある.5000 cal BP頃には氷河の融解による海水準上昇はほぼ終了し,これ以降,日本の平野の多くでハイドロアイソスタシーにともなう相対的海水準低下がみられるようになることから,堆積速度の減少には相対的海水準の低下が影響していると考えられる....

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  • エドマ層研究に関する総説(その二) ─永久凍土から得られる古環境情報─

    岩花 剛 雪氷 75 (5), 353-364, 2013

    ...研究結果を中心にまとめ,今後の課題を展望した.ラプテフ海周辺については,過去5万年間の詳細な環境変化に加え,現在よりも温暖であったエーミアン最終間氷期を含む約20 万年間の古環境が復元されている.エドマ層の形成環境については,排水状況の悪い緩傾斜の堆積平野と霜食作用テラスの縁や低い丘陵地に溜まる多年性雪田に深く関係していると最新のエドマ研究は結論づけた.今後の課題は,エドマ氷体が成長する際の応力分布歴,アイソスタシー...

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  • 西方への傾動沈降を示唆する濃尾平野における完新世相対的海面変化

    丹羽 雄一, 須貝 俊彦, 大上 隆史 日本地理学会発表要旨集 2012s (0), 100136-, 2012

    ... 古水深と海底面標高の和から圧密沈下による相対的海面上昇量を差し引いた相対的海面変化曲線を図2に示す.7000年前の相対的海面高度は,養老断層系から最も離れたNK地点で最も高く,NK地点の次に養老断層系から離れたMC地点で二番目に高い.平野西部の4地点(YM,KZN,KZ,KM地点)では7000年前以降,相対的海面高度は概ね上昇傾向を示す.また,7000年前の相対的海水準は,ユースタシーとハイドロアイソスタシー...

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  • 後期新生代の南極氷床変動史に関する諸問題

    三浦 英樹, 奥野 淳一, 菅沼 悠介 日本地理学会発表要旨集 2011s (0), 152-152, 2011

    ...次に、これらの地形データと固体地球物理学(特にグレイシャルハイドロアイソスタシーの効果)や地球化学データと組み合わせる研究方法とその成果を説明し、現時点で考えられる後期新生代・第四紀の気候変動・環境変動に果たしてきた氷床の役割と意義、および今後に残された課題について紹介する。...

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  • 北海南部大陸沿岸における完新世海水準変動研究史と微変動の可能性

    藤本 潔 地理学評論 Series A 82 (5), 465-490, 2009

    ...氷河性アイソスタシーにより沈降傾向にある北海南部大陸沿岸の海面変化研究史をまとめるとともに,地質層序や地形発達との関係も考慮し完新世中期以降の海水準微変動について考察した.オランダ西部から北西ドイツに共通する現象として,5200~4500 cal BPの海面上昇停滞または海面低下と,4500~4100 cal BPの上昇の加速が認められた.また2350~1900 cal BPの塩性湿地の一時的な離水現象...

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  • かぐや重力測定による月衝突盆地補償メカニズムの比較

    並木 則行, 石原 吉明, 佐々木 晶, 杉田 精司, 鎌田 俊一, 岩田 隆浩, 森 朝子, 佐藤 麻里 日本鉱物科学会年会講演要旨集 2009 (0), 21-21, 2009

    ...月では表側の海の上に”マスコン”と呼ばれる強い正の重力異常があることを発見されている.マスコンは,衝突盆地の地下に巨大な密度異常が存在していることを意味すると同時に,その密度異常が完全なアイソスタシーに達していないことを示唆している.マスコン盆地の補償メカニズムはまだ十分に理解されていない.マスコン盆地以外にも月には多くの衝突盆地がある.従来の研究の最大の問題点は,月全球の重力場モデルが無かったことである...

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  • 北海南部大陸沿岸における完新世海水準変動研究史と微変動の可能性

    藤本 潔 日本地理学会発表要旨集 2009s (0), 110-110, 2009

    ...しかし,微変動に関しては,アイソスタシーによる沈降域では顕著な現象として見出されていないことから,未だに統一された見解が得られていないのが現状である.本発表では,氷河性アイソスタシーの影響で沈降傾向にあり,現在を最高海水準とする平滑曲線が描かれてきた典型地域のひとつとして知られる北海南部大陸沿岸域において, <SUP>14</SUP>C年代測定法導入以降の完新世海水準変動研究史,および海面変化に関わる...

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  • 瀬戸内海東部,播磨灘沿岸域における完新世海水準変動の復元

    佐藤 裕司 第四紀研究 47 (4), 247-259, 2008

    瀬戸内海東部,播磨灘沿岸において,局地的な地殻変動量を差し引いた完新世海水準変動を明らかにした.本論文では,御津町で採取されたコアの分析から,最終間氷期(海洋酸素同位体ステージMIS 5.5)の相対的海水準高度を求め,調査地点の地殻変動量を推定した.既存の4地点(垂水,玉津,高砂,赤穂)の完新世相対的海水準の観測値に御津町コアのデータを加え,観測値から各地点の局地的地殻変動量を差し引き補正した.…

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  • 古気候の指標としてのインボリューションの問題点と可能性

    松岡 憲知, 荻野 佳子, 深井 慈子 日本地理学会発表要旨集 2007s (0), 87-87, 2007

    ...<BR> 化石周氷河現象の一種であるインボリューションは,古気候の指標として注目されてきたが,その規模や形態が示す温度条件には一定の基準はない.これは,寒冷地域のインボリューションには,1)季節的凍結・融解の繰返しによる変形,2)氷に富む永久凍土の融解に伴う変形,3)解氷時のアイソスタシー性地震に伴う液状化や氷河の運動に伴う変形など異なる成因があることに加え,現成のインボリューションの形成プロセスの...

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  • タヒチ化石サンゴの地球化学的記録が語る第四紀の海洋環境変遷ーIODP Expedition 310 Tahiti Sea Levelの展望ー

    浅海 竜司, 山田 努, 井龍 康文, Camoin Gilbert 日本地球化学会年会要旨集 52 (0), 251-251, 2005

    ...統合国際深海掘削計画(IODP)の310航海(Tahiti Sea-Level Expedition)が2005年度に実施される.本航海では,南太平洋に位置するタヒチにおいて水面下に眠るサンゴ礁堆積物を掘削し,サンゴの群集解析や地球化学的分析などに基づいて,LGMから現在にいたる海水準変動や古水温・古塩分変化を復元することを主な目的としている.タヒチはテクトニックな変動やアイソスタシーの効果が少ない...

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  • 西九州の完新世海水準変動とハイドロアイソスタシー

    長岡 信治, Nagaoka Shinji, 横山 祐典, Yokoyama Yusuke, 中田 正夫, Nakada Masao, 前田 保夫, Maeda Yasuo, 奥野 淳一, Okuno Jyun'ichi 名古屋大学加速器質量分析計業績報告書 8 42-44, 1997-03

    ...., 1996).これは, Nakada, et al.(1991)および中田ほか(1994)で求められたハイドロアイソスタシーの計算結果とほぼ一致している(Yokoyama et al., 1996).すなわち, 後氷期の海水量の増加と海面上昇による荷重効果で, 海水の荷重で海側リソスフェアが沈降, 海側からのアセノスフェアの押し出しによる陸側の隆起が生じていると解釈される(Yokoyama et...

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  • 有明海南東岸玉名平野の地形発達史と完新世海面変化

    長岡 信治, 横山 祐典, 中田 正夫, 前田 保夫, 奥野 淳一, 白井 克己 Geographical Review of Japa,. Ser. A, Chirigaku Hyoron 70 (5), 287-306, 1997

    ...MCを形成した海進では,初期の約9000年前には海水準は-20m付近にあり,その後は5.5m/10<sup>3</sup>yrの急激な速度で上昇し,約4900年前には2mの最高海水準に達した.それから現在まで,海水準は緩やかに低下し,現海水準に達している.この海退に伴い上部砂層が堆積した.このように,完新世最高海水準が見かけ上現在よりも高くなる海水準変動は,海面上昇に伴うハイドロアイソスタシーによる...

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  • 富士山のアイソスタシーについての再考

    田中 俊行, 里村 幹夫 測地学会誌 41 (3), 251-262, 1995

    Yokoyama and Tajima (1960) have concluded that the isostatic root does not exist under Mt. Fuji by means of gravity data of those days. In order to reconsider this conclusion, we carried out gravity …

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  • アイスランドの自然地理学

    浅井 辰郎, 岩田 修二, 貝塚 爽平, 鈴木 啓助, 千葉 達朗, 中村 和郎, 早川 由紀夫, 平川 一臣, 森脇 広 Geographical Review of Japa,. Ser. A, Chirigaku Hyoron 64 (2), 95-124, 1991

    ...同国人や欧米人により研究され,その地理学的主要文献数は一書では710点にもなるが,日本人による研究はごく少ない.この論文は,1983年から1986年にわたって行なった後記8課題の調査結果の一部と,今までに得た文献的知識,さらに今後の課題を展望するものである.8課題とは,アイスランドの変動地形に関しては, II-1.新期火山帯に活動中の断裂地形,II-2.主要火山の噴火状況, II-3.後氷期におけるアイソスタシー...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献3件 参考文献17件

  • 本州中部地域のアイソスタシー

    古瀬 慶博, 河野 芳輝 地震 第2輯 37 (4), 569-578, 1984

    Isostasy over central Honshu area is examined by the following four methods.<br>(1) Cross-spectrum technique is applied to analyse a correlation between Bouguer anomalies and topographic relief over …

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件

  • 海底地形と成層が西岸強化流形成に及ぼす影響

    三浦 秀夫, 杉ノ原 伸夫 日本海洋学会誌 35 (6), 215-223, 1980

    A wind-driven, general circulation for a two-layer ocean with continental shelfslope along the western boundary is studied numerically. Special attention is focused on the formation process of the …

    DOI PDF Web Site ほか1件 被引用文献2件 参考文献7件

  • 均衡条件の下における地殻の流動と地形の変化

    伊藤,英文 土質工学会論文報告集 13 (2), v-, 1973-06-15

    ...地殻を粘性係数の大きいニュートン液体からなるものと考え, 1)粘性流体が半無限に広がっている場合, 2)粘性流体が剛性面上にある場合, 3)エアリー様式のアイソスタシーを保った場合について, 粘性流動に伴う地形の変化を数値的に表わした。地形の高度が最初の高度の1/eに減少する時間(地形の平均寿命)をおのおのの場合について, 粘性係数, 地形の波長, 地殻の厚さ, 密度の関数として算出した。...

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