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検索結果 139 件

  • 1 / 1

  • 立山弥陀ヶ原の地形と植生の特徴から考える自然保護のあり方

    大宮 徹, 小林 裕之 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 104-, 2023-05-30

    ...谷までの斜面の傾斜は30~40°で、上部から順にダケカンバ、オオシラビソなどが増える傾向にあった。とりわけミヤマハンノキは地上開度が平均36.3°の谷底に分布し草原の分布と重ならないことが分かった。一方、人為的攪乱の顕著な区画では、頂上面でもミヤマハンノキが繁茂し地上開度の平均は100°を越えていた。...

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  • 富士山亜高山帯針葉樹林の森林動態に及ぼすニホンジカ剥皮の影響

    長池 卓男, 玉田 勝也, 長谷川 喬平, 林 耕太, 廣瀬 満 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 445-, 2023-05-30

    ...枯死木本数に占めるニホンジカ剥皮本数の割合は、1999-2001年ではシラビソのみで30%であったが、2017-2022年ではシラビソで67%、オオシラビソで52%、コメツガで24%と増加していた。稚樹(胸高直径3cm未満)が11本以上のグリッドは、1999年は車道側に15グリッドみられたが、2022年には0となった。...

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  • 樹木細根の水分生理特性は山岳標高差に対してどのように応答するのか?

    増本 泰河, 橋本 裕生, 伊藤 拓生, 牧田 直樹 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 414-, 2023-05-30

    ...結果、根水透過性は、ダケカンバでは高標高地点において有意に高くなったが、オオシラビソでは有意な変化がみられなかった。一方、Pressure-Volume曲線特性はダケカンバでは有意な変化がみられなかったが、オオシラビソでは高標高地点において原形質分離時の水ポテンシャルとキャパシタンスが有意に低くなった。本発表では、炭素利用の結果を合わせ、細根の水分生理特性の変化を解釈する。</p>...

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  • 非構造性炭水化物を介した樹木細根機能の季節変化:山岳標高差に対する検証

    橋本 裕生, 増本 泰河, 伊藤 拓生, 牧田 直樹 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 686-, 2023-05-30

    ...オオシラビソとダケカンバの比根長と根組織密度は有意に季節変化せず、両標高で同様の結果であった。一方、根呼吸速度の季節変化は樹種と標高で異なった。根呼吸速度の最大値は、オオシラビソは2500mでは8月、2000mでは9月であったのに対し、ダケカンバは2500mでは9月、2000mでは7月であった。本発表では細根機能におけるNSCの役割と変化について議論を深める。</p>...

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  • 山岳域における樹木細根の窒素吸収機能の全容:標高による変化の解明

    伊藤 拓生, 小田 あゆみ, 増本 泰河, 橋本 裕生, 宮本 裕美子, 牧田 直樹 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 171-, 2023-05-30

    ...有機態窒素吸収速度はオオシラビソが標高による変化が見られなかった一方で、ダケカンバが標高2000 mよりも2500 mで低下した。このことから標高による樹木細根の窒素吸収の変化は、窒素形態や樹種によって異なることが分かった。発表では細根特性や菌共生との関係から、樹木細根による窒素吸収を決定する要因を考察する。</p>...

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  • 中央アルプスの亜高山常緑針葉樹林における下層木の13年間の標高別林分動態

    小林 元, 向井 智咲 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 449-, 2023-05-30

    <p>信州大学西駒演習林の70年生亜高山帯常緑針葉樹林二次林に設置された固定試験地において,下層木の林分動態について検討した。標高2045m,2255m,2453mの固定試験地内に設置された10m×10mのサブプロットにおいて,樹高0.1m以上,1.5m未満の下層木の毎木調査を2009年,2013年と2022年に行った。2000mプロットにおいては,前回調査時(2013年)と比べて下層木全体の死…

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  • 苗場山亜高山帯における植生景観とその成立条件

    山縣 耕太郎, 根津 裕 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 287-, 2023

    ...</p><p>3.広域の気候・地形条件</p><p> 苗場山亜高山帯周辺の傾斜分布とオオシラビソ林の分布を比較すると,傾斜20°以下の斜面にオオシラビソの分布が認められ,まとまったオオシラビソ林の分布は傾斜10°以下に限られる.特にオオシラビソの発達が良いのは,山頂西側斜面標高1500~1800mにある地すべりブロック上の緩斜面である....

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  • 御嶽山亜高山帯針葉樹林の針葉樹4種における外生菌根菌の感染状況

    高津 柊大, 松田 陽介, 西村 尚之, 中川 弥智子 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 634-, 2022-05-30

    ...本研究では御嶽山亜高山帯常緑針葉樹林に優占するオオシラビソ、シラビソ、トウヒおよびコメツガを対象に、外生菌根菌の感染状況を把握し、それらの群集構造と季節変化を明らかにすることを目的とした。</p><p>2021年6月〜10月にかけて計4回、対象樹種の2年生実生を計218個体採取し、実生の生育基質を岩、土、倒木に分けた。...

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  • 山岳域における樹木細根の非構造性炭水化物貯蔵と根特性の関係

    橋本 裕生, 岡本 瑞輝, Shitephen Wang, 檀浦 正子, 牧田 直樹 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 687-, 2022-05-30

    ...本研究は長野県の乗鞍岳の標高2500m地点において、常緑針葉樹のオオシラビソと落葉広葉樹のダケカンバの細根を対象に、NSC濃度、呼吸速度、比根長、根組織密度の関係を調査した。根系は3つの直径階級(D≦0.5mm、0.5<D≦1.0mm、1.0<D≦2.0mm)ごとに測定された。結果、デンプン濃度より可溶性糖濃度の方が根特性と強い関係を示した。...

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  • 山岳標高差に対する樹木細根の水獲得戦略: 常緑樹と落葉樹の樹種間比較

    増本 泰河, 伊藤 拓生, 橋本 裕生, 牧田 直樹 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 55-, 2022-05-30

    ...ダケカンバの根水透過性は2000 m地点と比べて2500 m地点において有意に高くなった一方で、オオシラビソでは標高の違いによる根水透過性の有意な変化がみられなかった。この結果から、標高が高い地点では、ダケカンバは細根の水輸送機能を高め、地上部へとより水を供給できるようにしているのに対し、オオシラビソは大きく細根の水輸送機能を変化させていないことが示唆された。...

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  • 山岳域の樹木細根による無機態窒素吸収は標高差によって変化するのか?

    伊藤 拓生, 小田 あゆみ, 増本 泰河, 橋本 裕生, 牧田 直樹 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 691-, 2022-05-30

    ...対象樹種は落葉広葉樹であるダケカンバと、常緑針葉樹であるオオシラビソの2種とした。細根を樹体につながったまま掘り出し、NH<sub>4</sub>ClとKNO<sub>3</sub>を含む窒素溶液に浸して90分間静置した。静置後採取した細根は形態および化学特性の測定、窒素溶液は比色分析による濃度変化の測定を行い、各窒素形態の吸収速度を算出した。...

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  • 亜高山帯常緑針葉樹林におけるオオシラビソ・シラビソ立木の腐朽診断

    高尾 真世, 小林 元, 山越 麻由, 城田 徹央, 岡野 哲郎, 白澤 紘明, 荒瀬 輝夫, 木下 渉, 野溝 幸雄, 酒井 敏信 森林立地 63 (2), 39-44, 2021-12-25

    ...応力波伝播速度のヒストグラムは正規分布もしくは左裾広がりの分布型を示し,オオシラビソ,シラビソ共に林分の標高が高くなるにしたがってより遅い階級に分布する本数密度が増加した。このことから,オオシラビソとシラビソにおいては,林分の標高が高くなるにしたがって材質腐朽木と凍裂木の本数密度が増大するといえた。...

    DOI Web Site Web Site

  • オオシラビソ種子の有効な貯蔵方法

    千葉, 翔 日本森林学会誌 103 (6), 391-394, 2021-12

    ...オオシラビソ種子の発芽に対する乾燥の影響を調べ,4℃および-20℃で貯蔵した種子の発芽率の推移を観察した。種子の含水率を4段階(無処理,9.9%;弱乾燥,7.1%;中乾燥,6.3%;強乾燥,5.1%)に調整して発芽実験を行ったところ,乾燥強度に応じて発芽率が低下する傾向はなく,どの処理でも7割以上の種子が発芽した。4℃で冷蔵貯蔵した種子の発芽率は,処理の違いに関わらず3年後に10%未満となった。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • オオシラビソ種子の有効な貯蔵方法

    千葉 翔 日本森林学会誌 103 (6), 391-394, 2021-12-01

    ...<p>オオシラビソ種子の発芽に対する乾燥の影響を調べ,4℃および-20℃で貯蔵した種子の発芽率の推移を観察した。種子の含水率を4段階(無処理,9.9%;弱乾燥,7.1%;中乾燥,6.3%;強乾燥,5.1%)に調整して発芽実験を行ったところ,乾燥強度に応じて発芽率が低下する傾向はなく,どの処理でも7割以上の種子が発芽した。...

    DOI Web Site 参考文献7件

  • オオシラビソ林の林冠内における冠雪の落下と 気象条件との関係

    桶谷 洸太, 松元 高峰, 河島 克久 雪氷 83 (5), 523-532, 2021

    ...森林における冠雪の落下と気象条件との関係を明らかにするために,福島県の山地にあるオオシラビソ林において,タイムラプスカメラを用いた1 時間ごとの連続撮影により,林冠下部の枝葉からの冠雪の落下現象の観測を行った.1 時間に確認される落雪の発生数をもとにして,冠雪の落下現象を,一部の枝から局所的に落雪する「タイプⅠ」と,多くの枝から同時多発的に落雪する「タイプⅡ」の2 つに分類した.タイプⅡはさらに,見...

    DOI Web Site Web Site 参考文献6件

  • オオシラビソの種子精選と効果的な発芽促進方法

    千葉 翔, 林田 光祐 日本森林学会誌 102 (6), 372-375, 2020-12-01

    ...<p>オオシラビソの種子に対する水選の有効性を検証し,休眠を打破するために必要な低温湿層処理の期間を調べた。無処理の種子の充実率が28.7%であったのに対し,水選後は74.7~84.7%と有意に増加した。したがって,水を使用した比重選は同種の種子充実率を簡易に向上させることが示された。...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献6件

  • トドマツノキクイムシの母坑内における一夫二妻制

    小林 憲太, 高木 悦郎 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 194-, 2020-05-25

    ...そこで、野外におけるトドキクイの坑道内性比を明らかにするために、2019年5月、本州に自生するモミ属4種(モミ、ウラジロモミ、シラビソ、オオシラビソ)の丸太を本州中部山岳地域に、北海道に自生するモミ属1種(トドマツ)の丸太を北海道に設置した。同年7月に樹皮を剥ぎ、坑道内の雌雄を計数した。...

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  • 高木限界に生育する樹木4種の細根の水および炭素利用様式

    矢原 ひかり, 東 若菜, 鎌倉 真依, 高木 優哉, 小杉 緑子, 牧田 直樹 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 341-, 2020-05-25

    ...オオシラビソは水獲得能、生理活性および炭素利用効率が低く、低コストである。ハイマツは、炭素利用効率が低い一方で、水を通しやすく水を獲得しやすくしている。以上のように4樹種は、異なる細根の水・炭素利用様式をもっていた。本発表では、4樹種の細根の水利用と炭素利用様式の関連を考察する。</p>...

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  • 野ネズミによる捕食圧の変動がオオシラビソ実生の発生に与える影響

    千葉 翔, 林田 光祐 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 793-, 2020-05-25

    ...<p>冬季に樹氷がみられる東北地方の蔵王連峰では、オオシラビソの集団枯損が発生している。林床にはササが繁茂するため、その更新は難しい。重機を用いた地表処理はササ地で有効とされており、リターの除去や種子の捕食圧の減少により実生の発生が促進される。そこで、同種実生に対する地表処理の効果を播種実験で調べ、ササ地からの距離別に野ネズミの捕食程度を評価した。...

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  • 山岳域における広葉樹と針葉樹の根生存戦略:細根呼吸と形態特性からの探求

    岡本 瑞輝, 高橋 耕一, 牧田 直樹 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 432-, 2020-05-25

    ...~1.0㎜の根系の比根長の減少と根組織密度の増加が見られた.オオシラビソは0.5~1.0㎜の根系において根呼吸速度,比根長の減少と根組織密度の増加が見られた.標高が高くなるに従う生育条件の制限に対して落葉広葉樹は養水分吸収機能を,常緑針葉樹は養水分輸送機能を標高変化に対して応答すると考えられる....

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  • トドマツノキクイムシの穿入孔の空間分布

    武井 進也, 小林 憲太, 高木 悦郎 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 628-, 2020-05-25

    ...typographus</i>)では,節での穿入孔密度がそれ以外の部分に比べて高いことがある.近年,樹皮下キクイムシの一種であるトドマツノキクイムシによるモミ属の枯損が発生,拡大している.しかし,トドマツノキクイムシの穿入孔の空間分布様式は明らかになっていない.そこで,トドマツノキクイムシの穿入孔の分布様式を明らかにするために,2019年春に,モミ属5種(モミ,ウラジロモミ,シラビソ,トドマツ,オオシラビソ...

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  • 蔵王連峰のオオシラビソ林で発生した集団枯損の広域把握と枯損後の更新

    千葉 翔, 河津 祥太郎, 林田 光祐 日本森林学会誌 102 (2), 108-114, 2020-04-01

    ...<p>林床にササが優占する蔵王連峰のオオシラビソ林では,穿孔性昆虫による局所的な集団枯損が発生している。本研究では,山形県側に分布する528 haの同種の森林を対象に,衛星画像を用いて各50 mメッシュ内にある個体の枯損率を調べ,GISにより集団枯損の分布と対応する立地を検討した。枯損率60%以上のメッシュが集中する地区は大別して3カ所あり,その大部分は高標高域の西側斜面に位置していた。...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 被引用文献3件 参考文献7件

  • 全国植生調査データベースを用いた植物の気候的生育適地の分析

    安田 正次 日本地理学会発表要旨集 2020s (0), 209-, 2020

    ...</p><p> </p><p>4.結果</p><p>オオシラビソは約200地点、ブナは約2,400地点抽出された。これらの樹種と気候値との関連性の例として、標高と年最大積雪深の関係性を図に示した。標高に着目すると、ブナとオオシラビソは標高1,000m〜1,500mで分布が別れ、比較的同所的に生育することが少ないことがわかる。...

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  • 蔵王連峰オオシラビソ林の集団枯損の分布と更新立地

    千葉 翔, 河津 祥太郎, 林田 光祐 日本森林学会大会発表データベース 130 (0), 619-, 2019-05-27

    ...<p> 東北地方にある蔵王連峰のオオシラビソ林では、2016年から加害昆虫により枯損木が増加しており、被害の拡大が危惧される。冬季に樹氷となる同種の森林は観光資源でもあるため、被害箇所や更新状況を把握し、森林動態を広域に予測する必要がある。そこで、GISにより集団枯損の分布とその立地条件を空間的に解析し、林床に繁茂するササの被度と同種の更新木密度との関係を現地調査から検討した。...

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  • 森林限界の樹木4種における水利用特性の解明

    東 若菜, 鎌倉 真依, 矢原 ひかり, 牧田 直樹 日本森林学会大会発表データベース 130 (0), 608-, 2019-05-27

    ...本研究では、樹木が高標高にどのように適応し生育しているかを明らかにするため、乗鞍岳2500m付近の森林限界に優占する落葉広葉樹(ナナカマド、ダケカンバ)および常緑針葉樹(オオシラビソ、ハイマツ)4樹種の水分生理特性および光合成特性を調べた。ナナカマド、オオシラビソは日中気孔を大きく開かず水分保持的な応答を示した一方で、ダケカンバ、ハイマツは高い気孔コンダクタンスを維持して水消費的な応答を示した。...

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  • 森林限界の樹木4種における細根水吸収・輸送の解明

    矢原 ひかり, 東 若菜, 鎌倉 真依, 牧田 直樹 日本森林学会大会発表データベース 130 (0), 298-, 2019-05-27

    ...<p>山岳域における樹木の生存境界である森林限界は,低温,乾燥および冬季の土壌凍結などにより樹木にとって水利用が厳しい環境である.本研究では,森林限界に生育する樹木の細根系の水吸収・輸送と炭素利用様式を解明するため,乗鞍岳の森林限界である標高2,500mに優占する樹木4種(落葉広葉樹のナナカマド,ダケカンバ,および常緑針葉樹のオオシラビソ,ハイマツ)の細根系の根透水性,日中の水ポテンシャル,呼吸および...

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  • 信州大学西駒ステーションの森林限界における林分構造

    小林, 元, 片野, 亜紀, 佐野, 深作, 川谷, 尚平, 野溝, 幸雄, 木下, 渉, 酒井, 敏信, 白澤, 紘明, 荒瀬, 輝夫 信州大学農学部AFC報告 17 19-26, 2019-03-22

    ...これらの低木は階層の下層を優占しており,プロットの中程ではオオシラビソの更新を抑制し,プロットの上方ではダケカンバと競合していた。さらにプロットの上方と中程には,プロットの下方には出現しなかったシラビソもエッジ効果によって侵入していた。...

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  • 富山県産裸子植物の分布の特徴

    佐藤, 卓, 太田, 道人 富山市科学博物館研究報告 = Bulletin of the Toyama Science Museum 42 25-34, 2018-07-01

    ...富山県産裸子植物24分類群について,メッシュ気候値から得た87環境因子の平均値を用いたクラスター分析(ユークリッド距離,Ward法)を行った結果,(1)ハイマツグループ(トウヒ,オオシラビソ,コメツガ,ウラジロモミ,カラマツ,ハイマツなど),(2)クロベグループ(キャラボク,ゴヨウマツ,アシュウスギ,ヒノキなど),(3)モミグループ(クロマツ,アカマツ,モミなど)の3つのグループに分けることができた...

    機関リポジトリ Web Site

  • 中部山岳域に生育するオオシラビソの枝伸長量の気候応答

    田邊 智子, 城田 徹央, 岡野 晢郎, 安江 恒, 小林 元 日本森林学会大会発表データベース 129 (0), 321-, 2018-05-28

    ...本研究では、長野県中部亜高山地帯に生育するオオシラビソを対象に、肥大成長と伸長成長を制限する気候要因を抽出した。本調査は信州大学西駒演習林の標高2000m地点に分布する、林冠の閉鎖していないシラビソ‐オオシラビソ群集にて行った。林冠を構成するサイズの個体から21個体を選木し、幹から年輪のコア資料を採取して過去の肥大成長量を復元した。...

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  • オオシラビソ被害林における稚樹の分布と立地環境の関係

    千葉 翔, 齊藤 正一, 齊藤 雅哉 日本森林学会大会発表データベース 129 (0), 564-, 2018-05-28

    ...<p> 冬季に樹氷を形成する山形蔵王のオオシラビソ林では、近年発生した加害昆虫により衰弱・枯死する個体が増加している。ササが繁茂する林床には稚樹や実生が少ないことから、観光資源を維持するためには、天然更新を促進する方法を検討する必要がある。...

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  • 乗鞍岳標高勾配に対する細根呼吸と形態特性の応答性

    岡本 瑞輝, 高橋 耕一, 牧田 直樹 日本森林学会大会発表データベース 129 (0), 477-, 2018-05-28

    ...長野県乗鞍岳亜高山樹林帯における1600mから2300mの標高帯で、針葉樹モミ属シラビソ・オオシラビソと広葉樹カバノキ属ダケカンバの細根系を対象とし、根呼吸速度の計測を行った。その後形態特性として比根長、根組織密度、根平均直径を求めた。各調査項目の平均値について、根呼吸速度と根形態特性はどちらも標高による差は見られない一方、針葉樹と広葉樹の間で有意差が見られた。...

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  • シカによる森林への影響の広域解析

    飯島 勇人, 丸山 哲也, 坂庭 浩之, 森田 厚, 新井 一司, 岩井 淳治, 大澤 正嗣, 岡本 卓也, 小松 鷹介, 石田 朗 日本森林学会大会発表データベース 129 (0), 825-, 2018-05-28

    ...アオダモ、アブラツツジ、イロハモミジ、ウラジロモミ、オオシラビソ、カントウマユミ、キハダ、クリ、コミネカエデ、シラカシ、シラビソ、ツガ、ツクバネウツギ、ナツツバキ、ヒトツバカエデ、ヒノキ、ミズキ、ヤブツバキ、リョウブは剥皮されやすく、クマシデ、コナラ、シキミ、ダケカンバ、ミズナラは剥皮されにくかった。調査地周辺の傾斜、最大積雪深、人工草地の割合は剥皮発生に影響していなかった。</p>...

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  • 国土地理院空中写真による亜高山帯林縞枯れのおよそ30年間の移動

    田中 艸太郎 日本地理学会発表要旨集 2018s (0), 000032-, 2018

    ...<br><br>縞枯れ現象に関する報告は1970~80年代に多くなされたが,その特徴は太平洋側のシラビソオオシラビソの密生した亜高山帯林で,森林限界または山頂に近い高度の南向きの緩斜面にみられ,縞の方向から北から北東向きに移動しているものがほとんどであること。...

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  • 八幡平菰ノ森地すべり地におけるオオシラビソ林の立地環境

    今野 明咲香 日本地理学会発表要旨集 2017s (0), 100282-, 2017

    ...オオシラビソが80%以上を占めるオオシラビソ純林は,オオシラビソ混交林内にパッチ状に認められる。混交林を構成するのはオオシラビソの他にブナ(<i>Fagus crenata</i>)とダケカンバ(<i>Betula ermanii</i>)で,ブナは低標高域,ダケカンバは高標高域で混交比が上昇する。 ・地すべり地内の微地形と,オオシラビソ林の分布には,明瞭な対応関係は認められない。...

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  • 山形県地蔵山におけるオオシラビソの被害程度と更新状況

    千葉 翔, 齊藤 正一, 松浦 博文 日本森林学会大会発表データベース 128 (0), 564-, 2017

    ...<p> 2013年に発生した加害昆虫により山形蔵王のオオシラビソが衰弱している。針葉の食害は昨年終息したが、今年度は新たにキクイムシの穿孔被害が確認された。観光資源である樹氷林を維持するためには、被害実態や林況を把握して講じるべき対策手法を検討することが重要である。そこで、標高の異なる5地点で穿孔程度を調べ、被害が顕著な林分で毎木調査を行い天然更新の可否を判断した。 ...

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  • 半世紀にわたる立山ルート沿線緑化の成果と今後の課題

    大宮 徹, 太田 道人, 山下 寿之, 松久 卓, 城 賀津樹 日本森林学会大会発表データベース 128 (0), 202-, 2017

    ...緑化施工後、半世紀近くが経過した箇所を2012年から2016年にかけて調査したところ、その多くはオオシラビソ稚樹を含むミヤマハンノキ林やチングルマ群落などに遷移しており、当初の目標はおおむね達成していると判断された。しかし、成長しすぎたミヤマハンノキ林が周辺環境に影響を及ぼしている例もあり、今後これらの施工地の植生をどのような植生へと誘導していくかが課題となっている。...

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  • 梓川上流域における斜面発達過程と植生動態

    高岡 貞夫, 苅谷 愛彦 日本地理学会発表要旨集 2016s (0), 100174-, 2016

    ...地すべり移動体には林冠層にシラビソ、オオシラビソが優占する林分がみられるが、地表を巨礫が覆う場所ではトウヒの優占度が高い。このトウヒ優占林の下層にはシラビソ、オオシラビソの稚樹が多く、トウヒの後継樹は極めて少ない。トウヒ優占林は過去の攪乱によって成立したものと考えられ、地すべり等の攪乱がなければ、シラビソ、オオシラビソ優占林に遷移していくと考えられる。...

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  • 八幡平における湿地の分布特性と形成環境

    佐々木 夏来, 須貝 俊彦 日本地理学会発表要旨集 2016s (0), 100043-, 2016

    ...西向き斜面で例外的に多くなっている点を除けば,特定の向きに集中する傾向は見られない.一方,火山原面上では南から西向き斜面上に湿地が多く分布している.一般的には,冬季に北西季節風の卓越する山地においては,風背側となる東向き斜面の積雪が多くなり,雪田草原が形成されると考えられている.しかし,八幡平の場合は,火山原面の斜面傾斜角が平均で9.4°と非常に緩やかで,稜線沿いも森林限界には達していないことから,オオシラビソ...

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  • 山形県蔵王山におけるアオモリトドマツの衰弱に対する調査と試み

    斉藤 正一, 福田 達胤, 松浦 博文 日本森林学会大会発表データベース 127 (0), 554-, 2016

    ...山形県山形市蔵王の地蔵岳付近のオオシラビソ(別名アオモリトドマツ,以下アオトド)林で,2013年にトウヒツヅリヒメハマキ(以下ハマキガ)の食害により,蔵王ロープウェイ山頂駅付近の純林が集団的に褐変する被害が発生した。関係機関が連携して調査や作業する中,今回は,アオトドの衰弱状況とその対策,加害生物のハマキガの生態に関する本年の結果と経過について報告する。...

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  • 森林限界のオオシラビソにおける冬季エンボリズムの発生メカニズム

    丸田 恵美子, 矢崎 健一, 小笠 真由美, 大條 弘貴, 大塚 晃弘, 種子田 春彦 日本森林学会大会発表データベース 127 (0), 93-, 2016

    ...そこで、北アルプス南端・乗鞍岳の森林限界を形成するオオシラビソ(<i>Abies mariesii</i>)において、エンボリズムについての調査を行った。その結果、冬季を通じて強風に晒され、土壌からの吸水が停止した状態で水ストレスに陥っているシュートでは、冬季1月から3月にかけてエンボリズムが進み、3月末には木部の通導が完全に失われた。...

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  • 秋田駒ヶ岳北方の偽高山帯におけるオオシラビソ小林分の立地環境

    今野 明咲香 季刊地理学 68 (3), 165-182, 2016

    ...<p>秋田駒ヶ岳周辺では,本来亜高山性針葉樹林が成立する標高帯にササや灌木を主とする偽高山帯景観が広がっており,亜高山性針葉樹であるオオシラビソは小林分でしか存在しない。このオオシラビソ小林分を伴う偽高山帯景観は,花粉分析の研究からオオシラビソ林が未だ分布拡大途上である可能性が示唆されている。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献19件

  • 富士山北西斜面・御庭付近の森林限界移行帯に   おける植生遷移と土壌発達

    小泉 武栄, 難波 清芽 日本地理学会発表要旨集 2015s (0), 100107-, 2015

    ...4.シラビソ、オオシラビソを主体とする亜高山針葉樹林では厚い土壌の生成が進み、A1層・B層まで層位が分化している.これは2200年前頃から森林の再生が始まった地域で顕著である。 このように噴火の年代の違いが原因となった森林の発達段階の違いは,土壌生成や土壌層位の分化にも大きな差異をもたらしている。 <br>...

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  • 秋田駒ヶ岳笹森山における地すべり地形の形成とオオシラビソ林の成立過程

    今野 明咲香 日本地理学会発表要旨集 2015s (0), 100051-, 2015

    ...オオシラビソ林は移動体の特に平滑な斜面部分に分布する。移動体に成立するオオシラビソ林は高標高域でササと混交し低標高域でブナと混交するが混交域は狭く、明瞭な植生変化が認められる。オオシラビソ林とブナ林の境界に地形的な変化は見られないが、オオシラビソ林とササは崖錐と移動体の間が植生境界となっている。...

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  • 武尊山水源の森での生物相の研究

    理科部代表:久保田はな 日本森林学会大会発表データベース 125 (0), 200-, 2014

    ...<br> その結果、植生調査からは、水源の森はヒメアオキ―ブナ群集とオオシラビソ群集の2つに分類できることがわかった。ほかにも各調査の結果をまとめると、武尊山には貴重種を含め、多様な動植物が生息していることや、水源の森の10年間の動態、生物相などが明らかになり、特にヒメアオキ―ブナ群集ではブナの実の豊凶に連動して、小型哺乳類の生態に変動が見られた。...

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  • 立山の森林における大気由来のイオン供給の重要性

    久米 篤, 上原 佳敏, 中野 孝教, 中島 春樹, 石田 仁, 朴木 英治, 渡辺 幸一, 申 基澈 日本地球化学会年会要旨集 61 (0), 230-, 2014

    ...美女平のスギ林(標高977m)、ブナ平のブナ林(1200m)、弥陀ヶ原のオオシラビソ林(1930m)では、スギ林とオオシラビソ林の林内雨と樹幹流の<SUP>87</SUP>Sr/<SUP>86</SUP>Srは、いずれも大気沈着の値に近かったが、ブナ林では黄砂の値とほぼ一致した。...

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  • 八ヶ岳の亜高山帯針葉樹林における森林動態に及ぼすシカの影響

    田尻 研介, 竹田 謙一, 西村 尚之 霊長類研究 Supplement 29 (0), 229-, 2013

    ... 八ヶ岳ではニホンジカ(<i>Cervus nippon</i>,以下,シカとする)の採食圧による高山植物の衰退,消失が報告され始めており,被害実態の把握と適正密度を目標としたシカの個体数管理が求められている.そこで本研究では,八ヶ岳の亜高山帯針葉樹林における長期モニタリングより,シカの採食圧による被害実態を明らかにした.八ヶ岳麦草峠周辺のシラビソ -オオシラビソ混交林で調査を実施した.2010~2012...

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  • アオモリトドマツの結実年齢

    田中 功二 日本森林学会大会発表データベース 124 (0), 633-, 2013

    【緒言】アオモリトドマツは本州中北部の亜高山帯林を構成する主要な樹種である。しかし同じモミ属のモミやトドマツと異なり、造林用樹種として取り扱われてこなかったことから、種子に関する情報はごく限られてきた。本研究では、実生由来のアオモリトドマツが開花結実したことから、その球果と種子の特性を調査した。【材料と方法】対象のアオモリトドマツは、青森市酸ケ湯に在る東北大学植物園八甲田山分園内の立木から採取さ…

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  • 新潟・長野県境付近における偽高山帯の成立条件

    山縣 耕太郎, 島村 信幸 日本地理学会発表要旨集 2012s (0), 100181-, 2012

    ...重要な手がかりを与えるものと考えられる.そこで,新潟・長野県境付近を対象地域として,オオシラビソ林の分布と気候,地形,土壌,地史などの環境条件との関係を明らかにし,偽高山帯の成立条件について検討を行った.その結果以下のことが明らかになった.調査地域においてオオシラビソ林は,標高1700~2100mの亜高山帯の多雪な気候条件の範囲で成立している.また,その範囲の中でもオオシラビソ林が成立しているのは,...

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  • 北上山地中央部の亜高山帯域における完新世中期以降の植生変遷

    池田 重人, 志知 幸治, 岡本 透, 大丸 裕武 植生史研究 20 (2), 71-82, 2011

    ...本州北部太平洋側に位置する北上山地の中央部において,山頂尾根部にのみオオシラビソが生育する青松葉山と,亜高山帯針葉樹林が発達している早池峰山の小田越の2 箇所で,オオシラビソ林下の土壌を試料として花粉分析を行い,完新世中期以降の植生変遷を明らかにした。この地域では,完新世中期以降一貫してブナやカンバ類,ナラ類を主体とする落葉広葉樹が優勢であったと考えられた。...

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  • 浅間山西部・黒斑山の先駆植生から推定される新期火山活動

    福地 慶大 日本地理学会発表要旨集 2011s (0), 176-176, 2011

    ...1.はじめに 黒斑山は浅間山の西部に位置し,約2.3万年前に火山活動が終了した浅間山の外輪山である.黒斑山は2.3万年以前にできた古い火山体であるため,植生遷移が進めば極相林(本地域ではシラビソ,オオシラビソ林など)になるはずである.しかし,黒斑山西斜面の数ヶ所には,クロマメノキ・ガンコウラン・コケモモなどの遷移初期にあたる植生が存在する.また,そこは岩塊地・砂礫地(以下このような場所を砂礫地と呼...

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  • 北東アジア沿岸,海洋域の植生から見た日本の高山・亜高山帯の植生地理

    沖津 進 日本地理学会発表要旨集 2011s (0), 172-172, 2011

    ...本州中部日本海側山地亜高山域を対象として,それを構成する主な植生を取り上げ,極東ロシア沿岸,海洋域の対応植生との植生地理的関係を議論した.亜高山域は高木林域と低木林域から構成される.高木林域の主要植生はオオシラビソ林,ダケカンバ林,広葉草原(お花畑),偽高山植生,低木林域の主要植生はハイマツ低木林,雪田植生,風衝植生,荒原植生である.偽高山植生を除く7タイプの主要構成種の組成や分布地理を検討した.重複...

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  • 長野県黒姫山の亜高山帯に成立する高山性植物群落の立地条件

    石井 浩之, 中田 誠, 加々美 寛雄, 平 英彰 植生学会誌 26 (1), 21-32, 2009

    ...TWINSPANの解析によって区分された各群落は,斜面下部から上部へ向かって順に,チシマザサ群落,コメバツガザクラ-ミネズオウ群集,コケモモ-ハイマツ群集,アカミノイヌツゲ-クロベ群集(オオシラビソ群集のコメツガ亜群集),オオシラビソ群集に相当すると考えられた.<BR>  3. ...

    DOI Web Site 参考文献46件

  • 富士山亜高山帯に生息するニホンリス(<i>Sciurus lis</i>)の環境選択とゴヨウマツ(<i>Pinus parviflora</i>)球果の選択性

    小林 亜由美, 神崎 伸夫, 片岡 友美, 田村 典子 哺乳類科学 49 (1), 13-24, 2009

    ...富士山北斜面の標高2,100~2,300 mの亜高山帯針葉樹林において,ニホンリスを捕獲し,テレメトリー法によって植生環境の選択性を調査した.コメツガ優占林,カラマツ優占林,シラビソ/オオシラビソ優占林,ゴヨウマツ分布域,林縁,開放地の6区分の植生環境の中で,ゴヨウマツ分布域が選択的に利用される傾向があった.しかし,針葉樹の種子が利用できない春には,カラマツ優占林やシラビソ/オオシラビソ優占林も選択的...

    DOI Web Site 参考文献36件

  • 北八ケ岳・前掛山における亜高山帯針葉樹林の更新パターンと立地環境

    佐藤 峰華, 岡 秀一 地理学評論 Series A 82 (2), 144-160, 2009

    ...シラビソ<i>Abies veitchii</i>,オオシラビソ<i>A. mariesii</i>の優占する日本の亜高山針葉樹林帯には,いわゆる縞枯れ現象wave-regenerationが発現する.これは,天然更新の一つのパターンであり,特に北八ヶ岳にはその広がりが顕著である.北八ヶ岳・前掛山南斜面における亜高山帯針葉樹林で,空中写真判読を行い,いくつかの更新パターンを検出した.さらに,その違いが...

    DOI Web Site 被引用文献2件 参考文献37件

  • 御嶽山における密なチマキザサ林床をもつ亜高山帯針葉樹林の構造と動態

    杉田, 久志, 岩本, 宏二郎, 森澤, 猛, 齋藤, 智之, 壁谷, 大介, 岡本, 透, 酒井, 寿夫 森林総合研究所研究報告 7 (2), 81-89, 2008-06

    ...御嶽山南東面の密なチマキザサ林床をもつコメツガ、トウヒ、シラビソ、オオシラビソの混交した亜高山帯針葉樹林において、50m×50mの調査プロットを設置し、林分構造と8年間の動態を解析した。林冠層は隙間が多く、その面積比率は32%であった。シラビソとオオシラビソはL字型の胸高直径階分布を示し、コメツガとトウヒは一山型の林冠木集団とL字型の被陰木集団とが分離する分布を示した。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 亜高山帯林の有無が東北地方の山地の積雪分布に与える影響

    大丸 裕武 日本地理学会発表要旨集 2008s (0), 139-139, 2008

    ...<BR>1.はじめに<BR>  東北地方の代表的な亜高山帯針葉樹林であるオオシラビソ林の分布は、積雪環境に強く規制されているとされるが、オオシラビソ林の存在が積雪環境に与える影響については不明の点が多い。本研究では東北地方の主要山岳域を対象に、衛星画像を用いて、オオシラビソ林の有無が積雪分布に与える影響について検討した。...

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  • 南アルプス仙水峠周辺における岩塊斜面上の植生分布の規定要因

    池田 史枝, 菊池 多賀夫 森林立地 49 (1), 1-7, 2007

    ...南アルプス仙水峠の岩塊地には,シラビソ・オオシラビソ林,ハイマツ・コメツガ低木林,および岩塊荒原がみられる。岩塊地のなかでの植生景観の分布とその成立要因を明らかにするために,各植生景観の地形条件,表層堆積物の状態を比較した。植生景観を3つのタイプ(高木林,低木林,荒原)に分類し,荒原は島状に散在する低木林のサイズから大形島状型,小形島状型に細分した。...

    DOI Web Site 被引用文献2件 参考文献29件

  • 東京都奥多摩地域におけるニホンジカ(Cervus nippon)の生息密度増加に伴う植物群落の種組成変化

    大橋 春香, 星野 義延, 大野 啓一 植生学会誌 24 (2), 123-151, 2007

    ...スタンドあたりの出現種数はシラビソ-オオシラビソ群集,シオジ-ミヤマクマワラビ群集,ミズナラ-クリ群集,ススキ-ヤマトラノオ群集,ミヤコザサ-シモツケ群集の計5群落で減少していた.これらの群落では特に中型草本および大型草本のスタンドあたりの出現種数の減少が著しかった.また,森林群落のシラビソ-オオシラビソ群集,シオジ-ミヤマクマワラビ群集,ミズナラ-クリ群集ではスタンドあたりの低木の出現種数も減少していた...

    DOI Web Site 被引用文献12件 参考文献60件

  • 奥羽山脈栗駒山に断片的にみられるオオシラビソ林の立地環境について

    若松 伸彦, 菊池 多賀夫 森林立地 48 (1), 33-41, 2006

    ...本稿では,オオシラビソがごく小面積で分布する栗駒山林岳において林分の立地を解析し,その結果を踏まえてオオシラビソ林の分布規定要因の検討をおこない,同時にオオシラビソ林の成立過程を考察した。秣岳におけるオオシラビソ林は,高標高域,風背側斜面に分布する独自の傾向を示したが,一方で標高,斜面傾斜角度,斜面傾斜方位,地形に関して,分布傾向は他群落と重なっていた。...

    DOI Web Site 被引用文献2件 参考文献39件

  • 風衝樹による卓越風の推測と堆雪分布

    安田 正次 日本地理学会発表要旨集 2006s (0), 134-134, 2006

    ...この湿原はオオシラビソ低木林と複雑に入り組んで分布している。この湿原の主な形成要因は残雪であると考えられ、その場所における堆雪量の夥多によって生育する植生が決定していると推測される。この湿原周囲の低木林は風衝樹型を呈する樹木個体が多く見られ、その樹型から冬期に強い卓越風が吹くと推測される。...

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  • 多様な菌類が森林樹木の落葉分解に果たす役割

    大園 享司, 深澤 遊, 武田 博清 日本菌学会大会講演要旨集 50 (0), 59-59, 2006

    ...29種の菌類をオオシラビソ・シラビソ(<I>Abies</I>)とダケカンバ(<I>Betula</I>)の落葉に接種し10 °Cと20°Cで培養した(実験1)。また27種の菌類をカラマツ(<I>Larix</I>)落葉に接種し20°Cで培養した(実験2)。いずれの樹種においても落葉分解力は一般に、子嚢菌類や接合菌類よりも担子菌類で高かった。...

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  • 御岳山亜高山帯林における針葉樹の倒木更新 -実生の根系発達と成木の根系構造-

    土井 裕介, 森 章, 武田 博清 日本生態学会大会講演要旨集 ESJ52 (0), 509-509, 2005

    ...御岳山の亜高山帯林では,オオシラビソ,シラビソ,トウヒ,コメツガが優占する。倒木上は,これら4樹種全ての実生にとって定着しやすい基質であり,実生が集中している。特にトウヒ,コメツガの実生は倒木上に集中し,地面にはほとんど定着していない。なぜならば,これらの樹種の当年生実生は,地面では定着が阻害されるためである。 ところで,倒木上は地面に比べ貧栄養である。...

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  • 大規模撹乱後に一斉更新したシラビソ・オオシラビソ林の空間構造と成長動態

    鈴木 智之, 鈴木 準一郎, 可知 直毅 日本生態学会大会講演要旨集 ESJ52 (0), 333-333, 2005

    ...調査区内のほとんどの個体はシラビソもしくはオオシラビソであり、胸高断面積合計の90%以上をこの2種が占めていた。樹高200 cmに満たない稚樹では、全調査区でオオシラビソの個体数が最も多かった。一方、樹高200 cm以上の個体では全調査区ともシラビソがオオシラビソよりも多かった。DBHおよび樹高のサイズ構造には、両種の間に明確な違いが見られた。...

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  • 御岳亜高山帯林における主要構成樹種4種の更新様式

    川谷 翠, 西村 尚之, 山本 進一 日本生態学会大会講演要旨集 ESJ52 (0), 504-504, 2005

    ...主要構成樹種のうち、オオシラビソの個体密度が7420本/haと最も高く、シラビソでは1980本/ha、トウヒでは1490本/haであった。トウヒのサイズ分布は、DBH≧5cmにおいてはベル型を示したが、稚樹ではモミ属と同様にL字型を示した。樹種により定着マイクロサイトに違いが見られ、オオシラビソは土壌、シラビソは土壌と倒木、トウヒは倒木に多く偏っている傾向が見られた。...

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  • 登山道の荒廃と高山植物群落との関係についての定量的評価

    清水 孝彰 日本生態学会大会講演要旨集 ESJ51 (0), 732-732, 2004

    ...その結果、ハイマツ、オオシラビソ群落は他の植生より幅員が狭く、高茎草原は他の植生より幅員が広いという傾向にあった。幅員と、地形の代表要素である標高・傾斜・方位、及び植生との関係を見ると、標高との明確な関係は見られないが、傾斜は小さいほど幅員が広くなる傾向にあった。方位との関係は南南東が最も幅員が大きく、南南東から離れるにつれ幅員が狭くなる傾向にあった。...

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  • 栗駒山におけるオオシラビソ小林分の齢構成

    若松 伸彦, 菊池 多賀夫 日本生態学会大会講演要旨集 ESJ51 (0), 416-416, 2004

    ...<br>  栗駒山におけるオオシラビソ林の分布は、西稜線の一角にある秣岳の非常に狭い範囲に限られている。付近の花粉分析ではAbies花粉が検出されておらず、林分形成当初から現在のような小林分であるとされている。このオオシラビソ林の存在は、最終氷期以降に東北地方の山岳でおこったオオシラビソ林の分布拡大のメカニズムを明らかにする上では見逃すことのできない存在である。...

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  • 富士山亜高山帯針葉樹林における道路開設30年後の林分構造と動態

    長池 卓男, 新井 伸昌, 高野瀬 洋一郎, 阿部 みどり 日本生態学会大会講演要旨集 ESJ51 (0), 408-408, 2004

    ...<br> 毎木調査の結果、生立木の胸高断面積合計ではコメツガとオオシラビソ、立木密度ではコメツガ、オオシラビソとシラビソが優占していた。全樹種の立木密度はこの4年間で減少していたが、それはハクサンシャクナゲの減少によるところが大きく、針葉樹3種の変化は小さかった。しかしながら、針葉樹3種の胸高断面積合計は減少していた。...

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  • 本州亜高山性針葉樹稚樹における樹冠形態と樹冠内特性の機能的な関連

    森 章, 武田 博清 日本林学会大会発表データベース 115 (0), P1036-P1036, 2004

    ...特に,オオシラビソ・シラビソの稚樹は,林内で針葉寿命が長くなり,一次側枝の成長が遅くなった。林内では,この2種は側枝成長よりも樹高成長をさらに抑え,結果として樹冠長が小さく樹冠面積が大きい樹冠形を示した。この樹冠形態は閉鎖林冠下での受光効率を高め,2種の耐陰性の高さをもたらすと考えられる。...

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  • 中部日本における亜高山性針葉樹の分布様式とそれを規定する主導的要因

    逢沢 峰昭, 梶 幹男 日本林学会大会発表データベース 115 (0), H05-H05, 2004

    ...その結果、太平洋側から日本海側に向かう積雪深傾度に沿った亜高山性針葉樹の分布様式の違いは、1)各樹種の分布下限標高と各山岳の山頂標高の上下関係、2)積雪深の多寡によって変異するオオシラビソの分布下限標高の下降・上昇、および3)その他3樹種の積雪深に対する適応幅の違いによって規定されているものと考えられた。...

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  • 岩手県浄法寺町稲庭岳において1個体のみ生育しているオオシラビソについて

    杉田 久志, 金子 岳夫 東北森林科学会誌 9 (1), 38-41, 2004

    ...岩手県浄法寺町の稲庭岳の山頂付近にはオオシラビソが分布している。その分布状況について調査した結果,樹高2.5m,胸高直径5.2cmのものが1個体確認されたのみであった。このオオシラビソは最も近い他の山の分布域(八幡平)から22km離れており,他の集団から隔絶された微小集団の分布事例であるとみなされる。...

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  • 本州中部鬼怒沼周辺における亜高山性針葉樹林の更新

    丹羽 忠邦, 上條 隆志, 津山 幾太郎, 高柳 絵美子, 小川 みふゆ 日本生態学会大会講演要旨集 ESJ51 (0), 422-422, 2004

    ...<br> 林冠木の積算優占度PWIV値はオオシラビソ・コメツガ・トウヒの順に、林冠下幼木ではオオシラビソのみが高い値を示した。全更新カテゴリーで各樹種を比較するために、100m²当たりの相対密度を用いた。オオシラビソは全カテゴリーで相対密度が高かった。コメツガ・トウヒは林冠木・ギャップメーカーで高い値を示し、林冠下幼木・ギャップ下幼木には殆んど見られなかった。...

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  • 本州亜高山帯林における常緑針葉樹実生の根系構造

    土井 裕介, 森 章, 大園 享司, 武田 博清 日本林学会大会発表データベース 115 (0), P5038-P5038, 2004

    ...深根性と言われているモミ属のオオシラビソとシラビソの主根長は基質間で変化しなかったが(図 - 5)、腐朽段階が進むにつれ根深を増加させた。このことから、倒木が腐朽するにつれて主根が立ち上がることがわかる。オオシラビソとシラビソは、腐朽に伴って増加する鉛直方向の領域を利用できることから、トウヒやコメツガに比べ根の可塑性が高いのではないかと思われる。 ...

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  • 奥日光亜高山帯林の衰退は酸性雨だったのか?

    谷本 丈夫, 貝瀬 佑介, 小川 瞳 日本林学会大会発表データベース 115 (0), P1045-P1045, 2004

    ...〈BR〉〈BR〉2.調査地と方法〈BR〉調査地は、すでに述べたように1994年頃、酸性雨被害地として報道されていた南東側斜面に位置している念仏平のシラベ、オオシラビソ林、日光白根山のダケカンバ林と北西斜面で衰退・枯死の認められた帝釈山のシラべなどの亜高山帯林である。...

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  • ブナ林土壌の炭素蓄積量と腐植について

    岡本 裕子, 有光 一登, 籠谷 泰行, 野間 直彦, 大田 啓一, 荻野 和彦 日本林学会大会発表データベース 114 (0), 167-167, 2003

    ...目的森林は土壌中に地上部に比べ,多くの炭素量を蓄積している.例えば,尾瀬のブナ林土壌は地上部の4倍の,オオシラビソ林では3倍の炭素量を蓄積していた.しかし,土壌中の炭素の挙動については未解明な部分が多い.本研究では冷温帯林のブナ林と湿地性の低木林の土壌において,土壌炭素量と腐植の関係について調べた.2....

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  • 亜高山帯ササ地に生育するモミ属の根系

    藤井 万祐子, 山本 進一 日本林学会大会発表データベース 114 (0), 467-467, 2003

    ...また、オオシラビソとシラビソ間のササへの根系の反応の違いも比較検討する。<BR><BR>2 材料と方法<BR> 長野県北八ヶ岳麦草峠周辺の亜高山帯常緑針葉樹林で調査を行った。1999年、平岡によって閉鎖林冠下のササ地とササ無地でオオシラビソとシラビソの稚樹の掘り採りが行われ、樹高、生枝下高、根深が測定された(オオシラビソ:ササ無し9;ササ地;2、シラビソ:ササ無し6;ササ地9本)。...

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  • 尾瀬・奥鬼怒地域の Pidonia 相とその分布形成について

    窪木 幹夫 昆蟲.ニューシリーズ 2 (3), 97-110, 1999-09-25

    ...尾瀬地域のPidoniaはミズキやオガラバナのような木本類を, 奥鬼怒地域のPidoniaはオニシモツケ, シラネセンキュウのような草本類を主要な訪花植物とする傾向があった.5. 1989年7月30日, 燧ヶ岳の亜高山帯の枯れたオオシラビソの樹皮内から摂食中のP. bouvieriの幼虫が見つかった.6. 1995年7月25日, 鳩待峠付近のダケカンバの生木の樹皮内から, P. chairoの蛹室が...

    DOI Web Site 参考文献21件

  • 日本のトウヒ属 バラモミ節樹木の現在の分布と最終氷期以後の分布変遷

    野手 啓行, 沖津 進, 百原 新 植生史研究 6 (1), 3-13, 1998

    ...混交樹種と分布量から生育立地を検討した結果,これら4種の分布域は,植生帯を優占するオオシラビソ,シラベとブナの分布空白域にあたり,コメツガが優占する岩塊地に点在していることが多い。現在の本州におけるバラモミ節4種の隔離分布は,晩氷期以降の温暖・多雪化とそれに伴うオオシラビソなどの亜高山針葉樹類うブナの分布拡大によって生じたと考えられる。...

    DOI Web Site 被引用文献9件

  • 南アルプス亜高山帯針葉樹林の齢構造と更新過程

    山中 典和, 安藤 信, 玉井 重信 森林立地 36 (1), 28-35, 1994

    ...1982年の台風10号により,南アルプス仙丈ケ岳の北東斜面に成立したシラビソ,オオシラビソが優占する極相状態の亜高山帯針葉樹林が壊滅的被害をうけた。被害は本数割合で95.6%の林木が枯死した。枯死木の54.0%は幹折れであり,残りは根返り木であった。枯死木について年輪解説を行い,林分の更新過程を調べた。齢分布は,90年以下,90年から180年,180年以上の3つの齢グループに分かれた。...

    DOI Web Site 被引用文献1件

  • 乗鞍岳亜高山帯樹木への酸性物質負荷

    竹中 千里, 山本 敏広 森林立地 36 (1), 36-43, 1994

    ...乗鞍スカイライン近辺において、シラビソ・オオシラビソなどの樹木の立ち枯れが目立っている。そのような樹木枯死の現状を把握し、その原因、特に酸性霧の影響を明かにすることを目的とした。スカイライン近辺から採取したシラビソ・オオシラビソの葉を用いて、葉面洗浄法により葉面付着酸性物質量(硫酸・硝酸イオン量)を測定し、その結果から樹木への水素イオンの最大負荷量を見積もった。...

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  • オオシラビソのアイソザイムの遺伝および3地域の隔離天然林におけるアロザイム変異

    陶山 佳久, 津村 義彦, 大庭 喜八郎 日本林學會誌 74 (2), 65-73, 1992

    ...オオシラビソにおける標識遺伝子を検出することを目的として,3地域のオオシラビソ天然林から種子を採取し,平板ポリアクリルアミドゲル垂直電気泳動法を用いてそれらの雌性配偶体におけるアイソザイムの遺伝子分析を行った。その結果, 14酵素種を支配する合計23遺伝子座を明らかにした。また,これらのアイソザイム遺伝子をマーカーとして, 3地域の隔離した天然林集団(八幡平・吾妻・飛騨)の遺伝的変異を調査した。...

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  • 東北地方山岳地域における主要樹種垂直分布の上限,下限の温度領域と古気温の推定に有効な樹種

    大森 博雄, 柳町 治 Geographical Review of Japa,. Ser. A, Chirigaku Hyoron 63 (2), 100-118, 1990

    ...東北山地は“偽高山帯”のあることが一つの特徴であるが,オオシラビソ林が欠落した場合,ハイマツはオオシラビソ林の占めるべき温度領域全域にわたって置き換わることができる.しかし,ミヤマナラは独自の温度領域をもち,オオシラビソ林の占めるべき高度範囲の下半部においてのみ置き換わり得る、上記の検討と各樹種の温度領域に対する山頂現象の影響の強・弱の検討とから,ブナ,ミヤマナラの上限,下限,および,ダケカンバ,オオシラビソ...

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  • 後氷期のオオシラビソ林の発達史

    杉田 久志 植生史研究 06 (0), 31-37, 1990

    The process and causes of the differentiation of the mountains in their development of Abies mariesii forests were discussed based on the results of ecological geography and paleoecology studies. A. …

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  • 富士山の森林限界付近の植生

    斎藤 全生 芝草研究 9 (1), 5-12, 1980

    ...<BR>(3) 先駆樹として侵入したカラマツ, ダケカンバ, ミヤマハンノキ, ミネヤナギもそのうちにオオシラビソ, シラベ, コメツガなどの森林に移行する。...

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  • 和歌山県下のモミ・ツガ天然林の大型土壌動物相

    渡辺, 弘之, 古野, 東洲 京都大学農学部演習林報告 42 44-50, 1971-03-25

    ...モミ・ツガ混交天然林の大型土壌動物の個体数, 現存量, とくに, 現存量の値は亜寒帯針葉樹林 (オオシラビソ, コメツガ林) と温帯落葉広葉樹林 (ブナ, ミズナラ林) の中間に位置する。大型土壌動物は深さとともに減少し, 20cm以下にはきわめて少ない。しかし, 5月には40cm以下からは全く出現しなかったのに, 8月, 11月には40cm以下にも, わずかに分布していた。...

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  • 独立峯の植物景観

    牧田 肇 東北地理 20 (3), 150-156, 1968

    Mt. Hakkoda-Odake (1584m a.s.l.), is the main peak of the North Hakkdda Mountains, Aomori Prefecture. The peak, like other peaks of these mountains, is nearly conical and has a relative height of …

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  • 林床無脊椎動物の現存量について

    菊沢, 喜八郎, 渡辺, 弘之, パイラット, サィチュアエ, 四手井, 綱英 京都大学農学部演習林報告 37 25-39, 1965-11-15

    ...調査は1963 - 64年に, 大台ヵ原山 (奈良) のトウヒ林, ウラジロモミ林, ブナ林, ブナ-シヤクナゲ林, 柏木 (奈良) の常緑広葉樹林, 大文字山 (京都) の常緑-落葉混交樹林, 芦生 (京都) のブナ林, ミズナラ林, 木曽駒ヵ岳 (長野) のアカマツ林, オオシラビソ林, 川内 (鹿児島) の常緑広葉樹林, Phu Kradung (タイ国東北部) のマツ林, 常緑広葉樹林, 落葉混交樹林等...

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  • 縞枯山の植生についての生態学ならびに生理学的研究

    黒岩 澄雄 植物学雑誌 73 (862), 133-141, 1960

    ...一般にオオシラビソより薄い葉をもつシラビソ は重量単位ではオオシラビソより大きな同化•呼吸率を示したが, 面積単位ではさほど大きな差はなかった. 針葉の全窒素含量は, 面積単位で葉令間差異が不明瞭だったほかは, 同化•呼吸能と葉年令, 樹木階 級, 樹種との関係に似て変化していた. またこれら針葉の全窒素含量と同化能や呼吸能との間にはほぼ直線的な関係があった....

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  • 縞枯山の植生についての生態学ならびに生理学的研究 II

    岩城 英夫, 戸塚 績 植物学雑誌 72 (852), 255-260, 1959

    ...またその発生は山の南側 (南東-南-南西) 斜面のシラビソ•オオシラビソの優群集に限られ, 発生の高度は海抜2100-2500m. の間であることがわかった。<br>3.これらの半月形縞枯が時間と共に直線形の縞枯に発達する過程について考察をおこなった。...

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  • 縞枯山の植生についての生態学ならびに生理学的研究

    黒岩 澄雄 植物学雑誌 72 (856), 413-421, 1959

    ...すでに報告された縞枯山のシラビソ, オオシラビソの各林分について, 樹木測度の度数分布と立木密度を調べ, さらに若い林分について階級分けされた林分生産構造も調べた。<br>林分の発達に対して, 樹高度数分布はL型からN型化する傾向, 幹直径分布はL型が維持される傾向が見られた。個体重と葉重との幹直径に対する関係式から評価されたこれらの重さの度数分布はともに極端なL型であった。...

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  • 松柏類および近縁植物の成分 (第28報)

    刈米 達夫, 沢田 徳之助 薬学雑誌 79 (2), 265-267, 1959

    Colorless needle crystals of m.p. 162-162.5° were obtained, together with benzoic acid, from dried leaves of <i>Abies Mariesii</i> MAST. (Pinaceae). The substance agreed in composition to …

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  • 縞枯山の植生についての生態学ならびに生理学的研究

    大島 康行, 木村 允, 岩城 英夫, 黒岩 澄雄 植物学雑誌 71 (843), 289-301, 1958

    ...縞枯山は長野県北八ケ岳にある標高 2395 メートルの山で, その南西斜面には約 6 条の白い縞 (幅: 10 メートル, 長さ: 300-800 メートル, 間隔: 100 メートル) が, 主としてシラビソ, オオシラビソからなる 亜高山帯針葉樹林の濃緑色の中を水平に走っている。この白い横縞はこれら針葉樹の立枯れの幹が帯状に 密集してできたものである。...

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