検索結果を絞り込む

本文・本体へのリンク

検索結果 478 件

  • ベンゼンの液相酸化反応に用いるV錯体内包触媒における配位子効果

    谷 翔太郎, 市橋 祐一 Journal of the Japan Petroleum Institute 67 (2), 80-88, 2024-03-01

    ...密度汎関数理論(DFT)計算を用いて検討したところ,配位子の種類はバナジウムの3価と4価の間のエネルギーギャップに影響し,このエネルギーギャップが小さいものほどフェノール生成活性が高いことが明らかとなった。</p>...

    DOI HANDLE Web Site ほか1件

  • 分子性導体におけるノーダルラインとそれによる軌道帯磁率

    尾崎 壮駿, 立石 幾真, 松浦 弘泰, 小形 正男 日本物理学会誌 77 (11), 751-756, 2022-11-05

    ...</p><p>このようなディラック方程式で記述される電子,つまり「ディラック電子」は,固体中でも現れることが知られている.古くは炭素の蜂の巣格子からなる1層のグラフェンが,低エネルギーで2次元のギャップのないディラック方程式に従うことが示された(固体中では<i>mc</i><sup>2</sup>がエネルギーギャップに対応する).これと同様のディラック電子系がいくつかの分子性物質で見られ,実験・理論...

    DOI

  • 有効性・必要性に疑義が提起されている うつ病薬と医療財源問題

    小笠原, 信実, OGASAWARA , Nobumi 九州国際大学国際・経済論集 = KIU Journal of Economics and International Studies 9 111-132, 2022-03

    日本の公的医療保険の財源不足は深刻で持続可能性の危機に直面している。この財源不足に対して、これ以上の医療費の抑制、患者負担の引上げは望ましくなく、保険料の引上げは今後も行うしかないが限度があり、財源の不足を補うためには増税は避けられない。このような状況をふまえて本論文は有効性、必要性に疑義のある医薬品について再検証を行うことにより、医療の質を低下させることなく医療費の増大を抑制できる可能性につい…

    機関リポジトリ Web Site

  • 津留研究史への疑義二点 : 戦前日本民俗学における史料批判の欠如について

    厚, 香苗 教職課程センター紀要 6 (25)-(29), 2021-12-21

    本稿では、日本民俗学の黎明期である一九一〇年代に、水上生活者の根拠地として研究者に見出された大分県臼杵市諏訪津留(以下では津留とする)の研究史を振り返り、二点の疑義を提出する。第一は、津留の人びとが元は民間宗教者であったとする、柳田國男の仮説に対する疑義である。第二は、研究者の聞き取りによると素朴に信じられていた情報の出処への疑義である。フィールドワークと文献調査を行い、津留の人びとが元民間宗教…

    機関リポジトリ Web Site

  • グラフェンナノリボンにおけるトポロジカルバンドエンジニアリング

    越野 幹人 応用物理 90 (4), 230-233, 2021-04-05

    ...<p>グラフェンは伝導性の高い金属として知られるが,ナノメートル幅に切り出されたグラフェンナノリボン(GNR)は,量子閉じ込め効果によりエネルギーギャップが開き,一種のトポロジカル絶縁体として振る舞うことがわかってきた.一般に,トポロジーの異なる2つのリボン同士を接合すると,接合部分に0次元トポロジカル界面状態が生じる.最近筆者らは,このような界面状態がGNRの枝分かれ部分にも現れることを示し,さらに...

    DOI Web Site

  • 院内処方から院外処方への移行における疑義照会簡素化プロトコ-ル導入の効果

    鈴木 千波, 久保 淳一, 高木 明彦, 髙取 士剛, 水谷 彰史, 佐藤 裕資, 森田 眞樹子, 佐藤 公人 医療の質・安全学会誌 16 (2), 154-159, 2021

    JA北海道厚生連遠軽厚生病院は院内処方から院外処方への移行にあたり疑義照会簡素化プロトコールを作成した.そこで,移行前の処方内容からプロトコールの効果を検討した.2018年1月から3月までの患者数は12,861名,年齢は59.5±24.7歳,そのうち65歳以上の割合は55.6%であった.また,処方件数は28,052件,平均剤数は3.2±2.6剤であった.疑義照会対象の処方件数は4,020件であっ…

    DOI Web Site 医中誌

  • 薬局薬剤師による「患者への聞き取り」に基づいて実施された疑義照会の実態解明と医療安全への貢献度評価

    今井 俊吾, 難波 正志, 柏木 仁, 佐藤 夕紀, 武隈 洋, 菅原 満 薬局薬学 13 (1), 68-78, 2021

    <p>薬剤師は安全な薬物療法の提供のために,患者から必要な情報を「聞き取る」ことが重要である.しかし,薬局薬剤師の「聞き取り」に対し,一部の一般市民は厳しい視線を投げかけており,患者の理解を促すためのエビデンス構築が急務である.本研究は「患者への聞き取り」に基づき実施された疑義照会に着目し,その実態解明と医療安全への貢献度評価を試みた.解析には北海道大学病院の近隣薬局の疑義照会データを用いた.そ…

    DOI Web Site 医中誌

  • 平成 29 年 7 月九州北部豪雨の被災河川における魚類相

    菅野 一輝, 鹿野 雄一, 厳島 怜, 佐藤 辰郎, 皆川 朋子 応用生態工学 23 (1), 161-169, 2020-09-28

    ...環境 DNA 分析では,21 種(ニホンウナギ,ギギ,ゼゼラ,フナ類,コイ,ニゴイ,カワムツ,オイカワ,モツ ゴ,ムギツク,タカハヤ,コウライモロコ,イトモロコ, ウグイ,ヨシノボリ類,チチブ類,ドンコ,アユ,ニジ マス,サクラマス,ナマズ)の魚類の生息が推定されたが,18 地点中 7 地点では魚類の eDNA が検出されなかった.捕獲調査と環境 DNA 分析の両方を行なった 8 地 点では,7 地点...

    DOI Web Site Web Site 参考文献1件

  • 魚類の味蕾の分布に関する研究

    池永, 隆徳, 鶴薗, 悠暉, 野田, 彩加 南太平洋海域調査研究報告 = Occasional papers 61 58-59, 2020-03-30

    ...今回は触鬚を有するコイ目の三種(コイ、ゼブラフィッシュ、ドジョウ)およびナマズ目の二種(ギギ、コリドラス)の魚を材料として、触鬚の味蕾を蛍光抗体法によって標識して観察した。その結果、コイ、コリドラス、ドジョウの触鬚では味蕾が吻尾および内外側に一様に分布することが明らかとなった。一方、ゼブラフィッシュとギギの触鬚では、味蕾は前方に多くて後方で少なく、側面部にほとんど分布していなかった。...

    機関リポジトリ

  • 印旛沼における外来種コウライギギの生態と漁業被害の現状

    石田 奈那, 長谷川 雅美, 尾崎 真澄 伊豆沼・内沼研究報告 14 (0), 91-102, 2020

    ...<p>東アジア原産のコウライギギ<i>Tachysurus fulvidraco </i>は2008 年に日本で初めて発見され, 2016 年に特定外来生物に指定された.本種による生態系や社会経済への影響が懸念されているが,その実態はいまだ明らかではない.そこで,本種の侵入が確認された印旛沼を対象に,その生息状況と水産業への影響について調査した.本研究では2018 年5 月から12 月に採捕された試料...

    DOI

  • 医師が求める疑義照会とは何か:新潟県糸魚川市におけるアンケート調査

    松尾 光浩 日本農村医学会雑誌 68 (5), 617-, 2020

    薬剤師による疑義照会は医薬品の適正使用や安全性の確保に貢献する。近年,臨床知識を持ち合わせた薬剤師の育成が行なわれているにもかかわらず,実臨床において医師側がどのような疑義照会を求めているのか明らかにした報告はない。そこで本研究では,糸魚川総合病院に在籍する医師(62名)を対象に文部科学省が定める薬学教育コアカリキュラムを参考に作成したアンケート調査を行なった。選択肢を「是非指摘してほしい」,「…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献1件

  • 微量微粒子修飾がもたらすグラフェンのトポロジカル絶縁体転移

    春山 純志, 勝本 信吾, 中村 壮智 日本物理学会誌 74 (12), 839-844, 2019-12-05

    ...<p>近年各種トポロジカル絶縁体(TI)の研究が盛んである.TIではスピン軌道相互作用(SOI)により試料バルク部でエネルギーギャップが開く一方,非TI物質や真空との界面ではこのギャップは消失し,フェルミ準位位置に界面状態が生じる.時間反転対称性により後方散乱から保護されたこの状態中を流れる反平行な電子スピン対からなるスピン流の2端子抵抗値は,不純物・欠陥など試料固有の散乱要因に依らない定数(量子抵抗...

    DOI Web Site

  • 注射剤処方に対する疑義照会内容の分析とインシデントとの関連

    仁尾, 祐太, 杉田, 栄樹, 北原, 加奈之, 清水, 久範, 柏原, 由佳, 田中, 克巳, 佐々木, 忠徳 昭和学士会雑誌 79 (6), 797-801, 2019-12

    医師が処方する注射剤のうち,薬剤師による疑義照会とインシデント発生状況の関連を調査した報告は少ない.そこで,昭和大学病院の注射処方箋監査に関わる疑義照会件数,および疑義照会未実施で発生したインシデント事例について調査した.国立大学附属病院医療安全管理協議会の「影響度分類」に準じてインシデントを分類し,内容を分析,評価した.2010年11月1日から2014年10月31日に,入院患者に対する注射処方…

    機関リポジトリ Web Site 医中誌

  • 直交ダイマー系のプラケット一重項状態――THz領域の高圧下ESR測定による観測

    櫻井 敬博, 肘井 敬吾, 太田 仁 日本物理学会誌 74 (9), 633-638, 2019-09-05

    ...の圧力依存性に不連続な飛びを観測することに成功した.転移圧力は1.85±0.05 GPaである.また我々は,観測されたエネルギーギャップに対し,モデル格子の厳密対角化による計算結果を用いて解析することで,相互作用パラメータの圧力依存性を曖昧さなく決定することにも成功した.転移点は<i>J</i>′/<i>J</i>=0.660±0.003と求められた.エネルギーギャップの<i>J</i>′/<i>J...

    DOI Web Site

  • 半導体の電気伝導におけるZitterbewegung(ジグザグ運動)

    中村 壮智, 勝本 信吾 日本物理学会誌 73 (11), 776-781, 2018-11-05

    ...<p>Zitterbewegung(ZB)はSchrödingerがDirac方程式の研究で見出したもので,一般には粒子が何らかの相互作用により2つの速度状態の間を遷移することに伴う振動現象である.その振動数は相互作用による準位間反発のエネルギーギャップに相当し,Schrödingerのオリジナルである真空中の電子に伴うZBは,それが実際に起こるものであったとしても,実験的観測は振動数の高さや微小な...

    DOI Web Site

  • 強い斥力を持つ重い電子系化合物でのオンサイト引力による超伝導

    竹中 崇了, 芝内 孝禎, 常盤 欣文, 松田 祐司 日本物理学会誌 73 (8), 575-580, 2018-08-05

    ...による発見以来多くの研究者を惹きつけてやまない.超伝導は2個の電子が対を作り,ボース・アインシュタイン凝縮に類似した量子凝縮を起こすことによって生じる相転移現象である.ほとんどの超伝導体での対形成は,電子格子相互作用,つまり格子を組む正イオンの振動による分極を媒介することにより起こる.この場合,同じ原子の位置(オンサイト)で引力が生じる.超伝導転移によりフェルミ面における電子励起スペクトラムにエネルギーギャップ...

    DOI Web Site

  • 超伝導人工原子と電磁場の相互作用~強結合のその先へ~

    布施 智子, 吉原 文樹, 角柳 孝輔, 仙場 浩一 日本物理学会誌 73 (1), 21-26, 2018-01-05

    ...<p>物質と光の相互作用は,多くの物理現象の基礎である.例えば発光ダイオード(LED)は半導体と光の相互作用を利用し,半導体のバンドギャップ(エネルギーギャップ)で隔てられた多数の電子とホールが再結合することによって光を発する....

    DOI Web Site

  • 滋賀県の家庭料理 主菜の特徴

    小西 春江, 石井 裕子, 久保 加織, 中平 真由巳, 堀越 昌子, 山岡 ひとみ 日本調理科学会大会研究発表要旨集 30 (0), 233-, 2018

    ...代表的な魚介類はアユ、フナ、コイ、モロコ、ビワマス、ハス、ウグイ、イサザ、ゴリ、ギギ、ウナギ、ナマズ、ドジョウ、シジミ、スジエビ、テナガエビなどである。料理法は刺身、あえ物、煮魚、焼魚、なれずし、飴煮、佃煮、豆煮、醤油煮、味噌煮、蒸し煮、甘酢づけ、揚げ物、すき焼きなど伝統的な調理法が多い。...

    DOI

  • (超低速度衝突)むち打ち損傷受傷疑義事案に対する一考察

    日野 一成 損害保険研究 79 (1), 159-186, 2017-05-25

    <p> 交通事故におけるむち打ち損傷に対する工学的問題については,一時期,加害者側(主に保険会社)から,いわゆる無傷限界値(閾値)論により,被害者の受傷を否定する工学鑑定(私鑑定)が乱発され,訴訟内外において大きな社会問題となった。とりわけ,東京三弁護士会交通事故処理委員会むちうち症特別研究部会等は,この工学鑑定等の手法に対する問題指摘を行った。そこで,社団法人日本損害保険協会の委託で組織された…

    DOI Web Site

  • 栃木県渡良瀬遊水地におけるコウライギギ Tachysurus fulvidraco (ナマズ目ギギ科)の標本に基づく記録

    新田, 理人, 石川, 孝典, 長澤, 和也 日本生物地理学会会報 71 259-263, 2017-01-20

    ...栃木県の渡良瀬遊水地(利根川水系)で得られたコウライギギを標本に基づいた記録として報告する.ミトコンドリアDNA解析の結果,得られた標本のハプロタイプは霞ヶ浦で報告されているハプロタイプのひとつと一致し,渡良瀬遊水地で採集されたコウライギギの起源は同一であることが示唆された.また現在,渡良瀬遊水地で行われる漁業で本種は継続的に混獲されていることから,当地に定着して再生産していることが示唆された....

    機関リポジトリ Web Site

  • リウビル力学に基づいた小惑星分布の縞構造の分析

    Petrosky Tomio, 野場 賢一 日本物理学会誌 72 (2), 121-126, 2017

    ...もしそうなら,リウビリアンの物理的次元が振動数であることから,Keplerの第3法則によって振動数スペクトルのバンド構造はそのまま小惑星の空間分布の長半径方向のギャップを与えるのではないか,という考えを筆者の一人(TP)は大分以前から暖めていた.最近になって,日本の物性物理学者の何人かの友人と議論することによって,摂動の影響で共鳴点上でのハミルトニアンの固有値の縮退が解け,準位反発によって電子のエネルギーギャップ...

    DOI Web Site

  • KCuCl<sub>3</sub>における圧力下THz-ESR測定による圧力誘起相転移の観測

    櫻井 敬博, 平尾 祐樹, 大久保 晋, 太田 仁, 上床 美也, 田中 秀数 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 1074-1074, 2017

    ...<p>S = 1/2のスピンダイマー系物質として良く知られるKCuCl_3_は、基底一重項と三重項の間のエネルギーギャップを圧力によって潰すと、圧力誘起の長距離秩序が生ずることがわかっている。...

    DOI

  • BECにおける3/2体相関とコヒーレンス

    北 孝文 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 576-576, 2017

    ...しかし、これらの理論による励起スペクトルには、「ゴールドストーンの定理」と矛盾する非物理的なエネルギーギャップが現れる。この事実は、BEC相に置いて、Girardeau-Arnowitt理論で記述できない重要な要素があることを示唆している。...

    DOI

  • カーボンナノチューブの集団励起

    瓜生 誠司 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 1787-1787, 2017

    ...金属・半導体ナノチューブに高ドーピングした場合にのみ、エネルギーギャップを持つ垂直偏光によって励起されるプラズモンが現れる。後者の結果は実験結果と整合する。</p>...

    DOI

  • 鉄系超伝導体薄膜の超伝導ゆらぎ伝導度測定に向けたマイクロ波ブロードバンド測定装置の開発

    南 英明, 河本 竜法, 小金 智史, 河合 将敬, 浅見 大亮, 鍋島 冬樹, 前田 京剛, 北野 晴久 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 2096-2096, 2017

    ...<p>鉄カルコゲナイド超伝導体は、超伝導エネルギーギャップやフェルミエネルギーの大きさが拮抗していることから、固体系におけるBCS-BEC交差現象への理解や特異な超伝導ゆらぎ現象などが期待されている。我々は鉄カルコゲナイド超伝導体薄膜の超伝導ゆらぎ伝導度の周波数依存性を調べるために、マイクロ波ブロードバンド測定装置を作製した。...

    DOI

  • La希釈系Sm<sub>1-x</sub>La<sub>x</sub>B<sub>6</sub>のNMRによる研究(II)

    森 弘希, 江見 直哉, 板戸 健太, 小山 岳秀, 上田 光一, 水戸 毅, 小山内 湧人, 平野 航, 伊賀 文俊 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 2390-2390, 2017

    ...<p>SmB_6_は、小さなエネルギーギャップを持つ近藤半導体であり、電気抵抗測定からLa置換による金属化が報告されているが、核磁気共鳴(NMR)測定ではSmサイトに局所的な何らかの励起が存在することがわかっている。本研究では、La置換割合:0~100%の試料についてBとLaサイトの系統的かつ詳細なNMR測定を行った。講演では、ミクロな視点から見た局所的励起とその物理的な意味について議論する。...

    DOI

  • ナノ多孔体に吸着した<sup>4</sup>He薄膜の弾性変化の直接観測

    互井 通裕, 巻内 崇彦, 永合 祐輔, 白濱 圭也 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 1719-1719, 2017

    ...これらの結果は、絶縁相における吸着量依存のエネルギーギャップで特徴づけられる、^4^He薄膜の”stiff”な状態と”soft”な状態のクロスオーバーと解釈できる。</p>...

    DOI

  • パルス磁石を用いた半金属Biにおける高圧強磁場下磁気抵抗測定II

    森 理恵, 近藤 晃弘, 望月 健生, 岩浅 歩, 金道 浩一 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 2271-2271, 2017

    ...<p>Biは半金属であるため、半導体や金属に比べエネルギーギャップ及びフェルミエネルギーが小さい。そのため、磁場効果が顕著に現れ90 T級の強磁場領域で半金属-半導体転移を起こすと予想されている。また、Biは加圧することにより電子状態が半導体に近づくため、転移磁 場が小さくなると考えられている。...

    DOI

  • 蜂の巣格子上のSU(N)ハイゼンベルク模型における基底状態とその端状態

    鈴木 隆史 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 3006-3006, 2017

    ...<p>近年、フェルミオン系におけるトポロジカル絶縁体・超伝導状態に対する精力的な研究を受け、スピン系・ボーズ系におけるエネルギーギャップの開いた基底状態とその端状態に注目が集まっている。本研究では2次元ハルデーン状態が期待される系に注目し、SU(2)スピンを一般化したSU(N)スピンに対する蜂の巣格子上ハイゼンベルク模型の基底状態を量子モンテカルロ計算で調べた。...

    DOI

  • ボース統計に由来するエネルギーギャップと巨視的な超流動流の発生

    国府 俊一郎 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 3002-3002, 2017

    ...<p>ボース粒子系では粒子間に相互作用がなくともボース統計に由来するエネルギーギャップが存在する。微分幾何の方法を用いて、このエネルギーギャップの表式を求める。このエネルギーギャップが粒子の流れの中で現れるのは、流れの方向に対して横方向の集団的な変位をする場合である。一方縦方向の集団的な変位にはこのエネルギーギャップは現れない。低温になるとこの差が拡大され、巨視的な縦方向の超流動流が生まれる。...

    DOI

  • 直接ギャップ半導体ヘテロ接合による二次元トポロジカル絶縁体(最近の研究から)

    鈴木 恭一, 小野満 恒二 日本物理学会誌 71 (2), 93-98, 2016-02-05

    ...が開いた状態を滑らかにつなげることはできず,トポロジカル数を変えるために境界となる場所でエネルギーギャップがゼロにならなければいけない.その結果2次元(3次元)トポロジカル絶縁体の境界線(表面)上に伝導チャネルが現れる.トポロジカル絶縁体は,「絶縁体」と名前が付いていながら電気を流すことができるのである.歴史的には2次元トポロジカル絶縁体がHgTe/HgCdTeヘテロ構造において最初に実現された.その...

    DOI Web Site

  • 銅酸化物高温超伝導体の超伝導ギャップ・擬ギャップダイナミクス

    戸田 泰則, 黒澤 徹, 小田 研 日本物理学会誌 71 (12), 830-835, 2016

    ...</p><p>超伝導状態では電子間に有効な引力が作用して電子対(クーパー対)が形成され,複数の電子対が位相をそろえて量子凝縮する.凝縮が起こると,フェルミ面近傍の電子スペクトルには,対演算子の期待値(ギャップ関数)によって特徴づけられるエネルギーギャップが開く.Bardeen–Cooper–Schrieffer (BCS) の理論によって説明される従来型超伝導では,格子振動(フォノン)を介した引力で...

    DOI Web Site

  • 近藤半導体Yb<sub>1-x</sub>R<sub>x</sub>B<sub>12</sub>(R=Lu,Zr,Y)のギャップレス状態からのYbB<sub>12</sub>の近藤温度評価

    横道 啓省, 和田 徹, 植松 直之, 石井 克弥, 林 健人, 伊賀 文俊, 桑原 慶太郎, 佐藤 桂輔, 佐藤 仁, 伊藤 晋一, 横尾 哲也, 井深 壮史, 近藤 晃弘, 金道 浩一 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 2130-2130, 2016

    ...<p>近藤半導体YbB_12_は200 Kの近藤温度T_K_と、同程度のエネルギーギャップをもつ。前回YbをLu^3+^, Zr^4+^の置換合金の磁化率ピーク温度の濃度依存性からYbB_12_が仮想的ギャップレス状態で約25Kにピークがあると結論した。T_K_にはc-f混成とフェルミ準位の両方が寄与するので今回Y^3+^置換系でc-f混成効果をLu置換系と比較し、近藤絶縁体のT_K_を議論する。...

    DOI

  • La希釈系Sm<sub>1-x</sub>La<sub>x</sub>B<sub>6</sub>のNMRによる研究

    森 弘希, 江見 直哉, 水戸 毅, 小山 岳秀, 上田 光一, 伊賀 文俊, 小山内 湧人, 平野 航 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 2135-2135, 2016

    ...<p>SmB_6_は、小さなエネルギーギャップを持つ近藤半導体であり、電気抵抗測定からLa置換による金属化が報告されているが、核磁気共鳴(NMR)測定ではSmサイトに局所的な何らかの励起が存在することがわかっている。本研究では、La:0~90%の粉末試料とLa:57%の単結晶試料について、BとLaサイトの系統的なNMR測定を行った。...

    DOI

  • パルス磁石を用いた半金属Biにおける高圧強磁場下磁気抵抗測定

    森 理恵, 近藤 晃弘, 望月 健生, 岩浅 歩, 金道 浩一 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 2257-2257, 2016

    ...<p>Biは半金属であるため、半導体や金属に比べエネルギーギャップ及びフェルミエネルギーが小さい。そのため、磁場効果が顕著に現れ90 T級の強磁場領域で半金属-半導体転移を起こすと予想されている。また、Biは加圧することにより電子状態が半導体に近づくため、転移磁場が小さくなると考えられている。...

    DOI

  • 銅酸化物高温超伝導体Bi<sub>2</sub>Sr<sub>2</sub>CaCu<sub>2</sub>O<sub>8+δ</sub>の超伝導に対するDy添加効果

    河村 一磨, 小林 侑幹, 小橋 知沙登, Baar Stefan, 松元 和幸, 桃野 直樹, 黒澤 徹, 小田 研, 伊土 政幸 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 1996-1996, 2016

    ...LaTeX 銅酸化物高温超伝導体Bi_2_Sr_2_CaCu_2_O_8+${\delta}$_(Bi2212)では,CaサイトのDy置換によりエネルギーギャップがd波からずれて大きくなることが報告されている.本研究では,このDy添加について知見を得る目的でBi_2_Sr_2_Ca_1-x_Dy_x_Cu_2_O_8+${\delta}$_単結晶を用いた磁化や熱電能の測定,走査トンネル顕微鏡を用いた...

    DOI

  • 鉄セレン系超伝導体のトンネル分光によるエネルギーギャップ測定(II)

    長坂 康平, 杉本 暁, 浴野 稔一 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 1894-1894, 2016

    <p>鉄セレン系超伝導体のトンネル分光による研究を行った。測定手段としてはSTM/STS、およびBreak Junction法を用いた。測定の結果BCS理論にほぼ一致する超伝導ギャップを観測した。その他にも、高バイアスにおける測定において、超伝導臨界温度(Tc)以上の温度領域(100K付近)で消失するギャップ構造が観測された。講演ではこれをもとに電子状態について考察する。</p>

    DOI

  • 時間依存くりこみ操作による励起子緩和理論 II

    木村 明洋 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 3056-3056, 2016

    ...特に、非局在励起子緩和速度と局在励起移動速度に関するエネルギーギャップ依存性に焦点を当て、modified Redfield理論との比較した結果について報告する予定である。</p>...

    DOI

  • K吸着3層グラフェンの高分解能ARPES

    山村 典史, 菅原 克明, 佐藤 宇史, 高橋 隆 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 1690-1690, 2016

    ...その結果、K吸着によってK点でエネルギーギャップが形成されるとともに、ディラック点がシフトすることを見出した。講演では、K吸着によるバンドギャップ形成のメカニズムについて詳細に議論する。</p>...

    DOI

  • ハーフメタル強磁性体におけるスピン伝導と電子相関の理論

    大沼 悠一, 松尾 衛, 前川 禎通 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 918-918, 2016

    ...<p>ハーフメタル強磁性体は片方の電子スピンにエネルギーギャップが存在する強磁性金属として知られ、高スピン偏極率の材料として注目されている。近年、温度上昇に伴うハーフメタル強磁性体のトンネル磁気抵抗比の減衰が実験で確認され、その原因として電子相関が電子状態に与える影響が指摘された。...

    DOI

  • 2次元トポロジカル絶縁体における非平衡キャリアダイナミクスの理論

    玉谷 知裕, 川畑 史郎 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 1104-1104, 2016

    ...<p>トポロジカル絶縁体では, バルク電子状態における非自明なトポロジーの帰結としてエネルギーギャップ内に分散関係がDirac方程式に従う表面電子状態が出現し, 通常の絶縁体では見られない輸送特性や光学応答を示すことが期待されている. このような非平衡のキャリアダイナミクスを理解するためにはBloch電子の輸送と励起, 双方の過程を同時に取り扱う理論的枠組みが必要不可欠である....

    DOI

  • STM/STSから見たBi2212の電荷秩序とエネルギーギャップ

    水田 崇聖, 岸 文香, 米川 雄太, 黒沢 徹, 桃野 直樹, 竹山 幸作, 吉田 紘行, 小田 研, 伊土 政幸 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 1993-1993, 2016

    <p>銅酸化物高温超伝導体Bi2212のアンダードープ試料においてSTM/STS実験を行い、この系で問題となっている電荷秩序が観測されるエネルギー領域(電子的な準粒子状態に対応する正の適当なエネルギー領域でのみ観測されるか?)について調べた。また、このエネルギー領域と超伝導ギャップや擬ギャップとの関係についても調べた。講演では、これらの結果について報告する。</p>

    DOI

  • エネルギー教養学 エネルギー業界の設備投資 3.11で様変わり 主役は再エネへ

    江本 英史 日経エネルギーnext = Nikkei energy next : 電力改革が拓く新ビジネス / 日経テクノロジーオンライン 編 (5) 32-33, 2015-06

    エネルギー業界の設備投資は、今も昔も国内屈指の規模を誇る。近年の電力、ガス、石油は年3兆円程度で推移しており、財務省「法人企業統計」によれば、金融保険業を除く全産業の1割弱に相当する。日本政策投資銀行は1956年以来、50年以上にわたり毎年、資本金1…

    PDF Web Site

  • 固有ジョセフソン接合によるテラヘルツ発振器

    羽多野 毅, 王 華兵 応用物理 84 (5), 438-443, 2015-05-10

    ...ジョセフソン素子であるBi<sub>2</sub>Sr<sub>2</sub>CaCu<sub>2</sub>O<sub>8+δ</sub>の界面は,結晶の並進対称性でその完全性が担保されており,界面が原子層レベルで平滑な理想的なジョセフソン接合を形成している.しかも多数のジョセフソン接合が結晶の<i>c</i>軸方向にアレイを形成している.さらに,高温超伝導体の高い超伝導遷移温度を反映して,超伝導エネルギーギャップ...

    DOI Web Site

  • In/Si(111)-(4x1)表面の相転移と電気伝導

    八田 振一郎, 奥山 弘, 有賀 哲也 表面科学学術講演会要旨集 35 (0), 95-, 2015

    ...我々は65 Kまで伝導度を測定し、エネルギーギャップの解析などを行ったので、その結果を発表する。...

    DOI

  • 高等教育における文理区分への疑義

    高橋 孝治 Studies in Science and Technology 4 (2), 189-196, 2015

    日本における教育は文系と理系に区分されている。この区分に対して今まで多くの疑義が示されてきた。本稿は文系の代表的な分野である法学と理系の代表的な分野である数学が実はその本質は同じものなのではないかというアプローチから、文理区分に対して疑義を示すものである。本稿は、文系思考とは何か、理系思考とは何か、学説対立の有無、数学者と法律家は歴史的に一体性などを見る。その結果、法学も数学も共に人間の造ったも…

    DOI Web Site

  • テラヘルツパルスを用いたs波超伝導体のヒッグスモードの観測(最近の研究から)

    松永 隆佑, 島野 亮 日本物理学会誌 69 (7), 453-458, 2014-07-05

    ...「対称性の自発的破れ」といえば南部理論だが,その発端には超伝導の微視的理論であるBCS理論が深く関わっている.対称性が自発的に破れると,秩序変数の位相と振幅のそれぞれの揺らぎに対応する2種類の集団励起モードが現れる.位相モードはエネルギーギャップを持たない,粒子描像で言えば質量ゼロのモードであり,南部-ゴールドストーン(NG)ボソンと呼ばれる.素粒子でNGボソンが観測されなかったことから,NGボソン...

    DOI Web Site

  • 「フィード(feed)の人類学」の構築に向けて

    澤野 美智子 日本文化人類学会研究大会発表要旨集 2014 (0), 85-, 2014

    ...試論の基盤とするのが、韓国の「オモニ」の乳がん患者に見られる、「モギギ(食べさせること)」の主体化の事例である。「モギギ」は「オモニ」として周囲との関係性を築く上で要となっている。フィードの行為は通地域的に、身体性やネットワークなどの問題とも結びついている。...

    DOI

  • 地域医療型共同薬物治療管理 (CDTM) 導入の試み

    小川 壮寛, 松下 明, 中島 利裕, 守安 洋子, 島田 憲一, 江川 孝, 五味田 裕, 髙橋 正志, 髙見 陽一郎 日本プライマリ・ケア連合学会誌 36 (4), 302-307, 2013

    <b>目的</b> : 共同薬物治療管理 (CDTM) を地域医療に導入するための方略の一つとして, 事前に処方医と事後報告を行うポジティブリストを作成し, 疑義照会を事後報告へ切り替えることによる効果を検証した.<br><b>方法</b> : 事後報告に替えることのできる疑義照会をリソルブ疑義と定義した上で, ポジティブリストに基づく事後報告への切り替えを行い, …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献3件

  • 南アルプスの「お花畑」における30年間の植生変化とシカ害

    水野 一晴 日本地理学会発表要旨集 2013s (0), 264-, 2013

    ...<BR>一方、聖岳山頂と奥聖岳山頂の間の稜線にある線状凹地(標高2900m)の2011年の植生は、チングルマやガンコウラン、ミネズオウ、アオノツガザクラが植被率10-30%と優占し、他にコイワカガミ、タカネヤハズハハコ、ウサギギクなどが分布し、その植生は1981-82年の植生とほぼ同じであった。このことからシカによる食害は近年、森林限界付近まで影響が及んでいると考えられる。...

    DOI

  • トポロジカル秩序とベリー接続 (解説)

    初貝 安弘 日本物理学会誌 68 (1), 19-28, 2013

    ...これらの相では系の境界や不純物近傍にエッジ状態とよばれる局在状態が特徴的かつ必然的に現れ,このエッジ状態がバルクの非自明な性質を反映する.この相互関係はバルク-エッジ対応とよばれ,量子液体相の特徴付けにおけるその有効性が広く認識されつつある.また,バルクな系でも古典論を離れ,量子干渉効果であるベリー接続を用いてチャーン数,量子化ベリー位相等の「トポロジカルな秩序変数」を定義すれば,これらは励起にエネルギーギャップ...

    DOI Web Site 参考文献65件

  • 2421 4H-SiC表面の水分解反応 : 第一原理解析

    松岡 良, 鶴田 健二 計算力学講演会講演論文集 2013.26 (0), _2421-1_-_2421-2_, 2013

    ...始めに局所状態密度解析により表面における準位の存在と、そのエネルギーギャップが水分解に必要な伝導帯端の低下を再現することを確認した。次に、表面にH20分子を1つ置いて構造緩和を行った所、H,0分子がHとOHに分離し、各々表面原子と結合した。さらに、水分子を3つに増やして構造緩和を行った場合、S1原子終端表面側でH2分子が生成された。...

    DOI Web Site

  • トポロジカル絶縁体入門

    安藤 陽一 応用物理 81 (12), 1020-1023, 2012-12-10

    ...<p>トポロジカル絶縁体は,バルクにはエネルギーギャップをもつ絶縁体だが表面が必ず金属になるという,新しい種類の固体物質である.その表面には特殊なスピン偏極をもった質量ゼロのディラック電子が存在し,無散逸のスピン流や反局在効果などの特徴を示す.またその表面に超伝導を誘起すると,トポロジカル量子計算の量子ビットとなるマヨラナ粒子が現れると予想されている.これらの特徴は全く新しい原理に基づく情報処理デバイス...

    DOI Web Site 参考文献17件

  • 河川アユにおけるEdwardsiella ictaluri不顕性感染

    Hassan, E.S., Mahmoud, M.M., 河東, 康彦, 永井, 崇裕, 川口, 修, 飯田, 悦左, 湯浅, 啓, 中井, 敏博 魚病研究 47 (2), 64-73, 2012-06

    ...アユ以外の魚種では1尾のギギから分離されたにすぎず,また菌の由来を探るべくおこなった放流アユ種苗からは本菌はまったく検出されなかった。一方,E. ictaluriの指標としてのファージが河川水から周年にわたって検出されたことから,本菌は河川環境に常在化し,それが河川アユへの感染源になると考えられた。...

    日本農学文献記事索引

  • 薬局薬剤師における薬学的疑義照会の医療経済学的研究

    鹿村 恵明, 大山 明子, 高橋 淳一, 赤木 祐貴, 根岸 健一, 伊集院 一成, 上村 直樹, 青山 隆夫 薬学雑誌 132 (6), 753-761, 2012-06-01

      This study examined the impact of pharmaceutical inquiries regarding prescriptions on drug costs by surveying the actual condition of inquiries at 13 pharmacies. The study also investigated the …

    DOI Web Site Web Site ほか2件 被引用文献4件 参考文献5件

  • ネコギギの生息環境と個体群動態

    一柳 英隆, 渡辺 勝敏, 森 誠一 応用生態工学 15 (2), 257-267, 2012

    ...天然記念物の純淡水魚ネコギギに関して,一つの事業で行われた生息環境に関するマルチスケールでの調査と個体群の構造や変動に関する調査の結果概要を紹介した.河川スケールでは河川規模に応じた適切な勾配の場所,淵スケールでは流速が遅く,間隙が多い大きな淵,微細スケールでは流れが遅い場所に奥行きがある間隙が存在する場所で,ネコギギが確認される確率が高かった.個体数変動は流域内で同調的であるが地域によって変動の大...

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献3件

  • 銅酸化物高温超伝導体の擬ギャップ : 超伝導の敵?,それとも味方?(最近の研究から)

    近藤 猛, 竹内 恒博 日本物理学会誌 66 (12), 923-927, 2011-12-05

    ...銅酸化物高温超伝導体では,超伝導臨界温度(T_c)より遥か高温からエネルギーギャップが開き始めることが知られている.我々は,T_cより高温で開くギャップが,単一ではなく,2種類存在し,互いに競合していることを見出した.一方は,T^*から開き始める"擬ギャップ"で,超伝導相とは異なる秩序状態に起因して発現する.他方は,T^*より低温(T_<pair>)で開き始める"電子対形成ギャップ"で,電子対の形成...

    DOI Web Site 参考文献31件

  • 薬局薬剤師における薬学的疑義照会の意識調査

    鹿村 恵明, 高橋 淳一, 大山 明子, 根岸 健一, 伊集院 一成, 上村 直樹, 青山 隆夫 薬学雑誌 131 (10), 1509-1518, 2011-10-01

      Community pharmacists can provide effective pharmaceutical care by questioning the physicians about their prescriptions. The regulatory authority (Ministry of Health, Labour and Welfare or the …

    DOI Web Site Web Site ほか2件 被引用文献2件 参考文献1件

  • イソチアナフテンオリゴマーの合成と物性

    宮本 智行, 奥島 鉄雄, 山田 容子, 宇野 英満 基礎有機化学討論会要旨集(基礎有機化学連合討論会予稿集) 2010 (0), 1P27-1P27, 2011

    ...ポリイソチアナフテンは、エネルギーギャップ値が非常に低いため、低バンドギャップ高分子のプロトタイプとして有機機能材料への応用が期待されている。しかし、溶解性の低さが問題となっていた。今回、溶解性向上のために、ビシクロ[2.2.2]オクタジエン骨格を持たせたイソチアナフテン前駆体の合成、及びオリゴイソチアナフテン前駆体の合成に成功した。...

    DOI

  • 高圧合成法による新材料シーズの探索:ペロブスカイト型関連酸化物

    山浦 一成, Wang Xia, Guo Yanfeng, Sun Ying, Shi Youguo 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2011F (0), 419-419, 2011

    ...従来の半導体にみられるエネルギーギャップと質的に異なるエネルギーギャップは、電子相関の強い環境で現れる超伝導ギャップやモットギャップなど複数あるが、電子相関が比較的弱いところで現れるエネルギーギャップは極めて珍しく、特に室温でエネルギーギャップを開いている酸化物は、NaOsO3の合成までおそらくなかったと思われる。本講演では、NaOsO3と関連物質・機能に関するこれまでの研究成果について報告する。...

    DOI

  • がん化学療法注射せんにおける疑義照会の分析

    田隝 博樹, 上島 健太郎, 三浦 遼子, 井上 忠夫 日本医療マネジメント学会雑誌 11 (2), 130-133, 2010-09-01

    <p> 国際医療福祉大学三田病院では注射オーダリングシステムが稼働しておらず、注射せん監査、薬歴管理、輸液ラベル発行などの業務はすべて薬剤師の手により行わなければならない。がん化学療法注射せんは手書きの処方せんで運用している。このため、記載漏れや誤記載、投与量などの疑義を抱えた処方せんが薬剤部に提出されていることが少なくない。今回、2008年10月〜2009年3月の6ヶ月間に、がん化学療法注射せ…

    DOI Web Site 医中誌

  • Interview 三木晶子氏(東京大学大学院特任講師) 疑義照会のレベルは個人の学習量と比例する

    三木 晶子, 倉沢 正樹 日経ドラッグインフォメーションpremium (139) 24-26, 2009-05

    ──先生は疑義照会の実態調査を手掛けるなど、この分野に精力的に取り組まれていますが、そもそも疑義照会の在り方に興味を持たれるようになったのは、どのような経緯からですか。三木 私はもともと研究職だったのですが、12年ほど前に母が倒れて介護が必要になったため、自宅近くの薬局に勤めることになりました。

    PDF Web Site

  • STM/STSによるペンタセン薄膜バンド構造の空間揺らぎマッピング

    竹内 紀晶 表面科学学術講演会要旨集 29 (0), 94-94, 2009

    ...そこで、走査トンネル顕微鏡/分光法(STM/STS)を用い、代表的な有機FET材料であるペンタセンの薄膜中のエネルギーギャップの変化をマッピングすることで、局所的なバンド構造の空間揺らぎを評価した。本発表では実験の原理も含め、詳細を紹介する。...

    DOI

ページトップへ