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検索結果 1,155 件

  • ケラチン汚れの膨潤に基づく除去技術の開発

    須藤 慎也 Colloid & Interface Communications 48 (4), 39-42, 2023-12-10

    ...落としにくい浴槽汚れの主成分は、Caイオンと結合したケラチンであり、ケラチンの膨潤が、強い機械力を用いない、短時間での簡易洗浄に強く影響することを明らかにした。本稿では、ケラチンの膨潤に対する界面活性剤とキレート剤の相乗的な作用機構について紹介する。</p>...

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  • 基底細胞癌およびSCANDと鑑別を要した毛芽腫の1例

    檜垣 ひろみ, 森 秀樹, 戸澤 麻美, 川野 貴大, 浅野 遥奈, 泉本 真美子, 眞田 紗代子, 松本 麻由, 中岡 啓喜, 安齋 眞一 日本形成外科学会会誌 43 (9), 540-547, 2023-09-20

    <p> Trichoblastoma, a benign cutaneous adnexal tumor formed by follicular germinative cells, is frequently confused with basal cell carcinoma (BCC). Herein, we present a case of a 58-year-old male …

    DOI 医中誌

  • ポリグリセリン系界面活性剤を配合したクレンジングオイルによる角栓ケア効果

    土井 康子, 小嶋 悠, 松本 善行, 樋口 智則 日本化粧品技術者会誌 57 (3), 265-269, 2023-09-20

    ...角栓は皮脂とケラチンが主成分のタンパク質から構成される物質であるため,本研究ではその構成成分の皮脂に注目し,クレンジングオイル中の界面活性剤の違いによる皮脂への作用を検討した。その結果,ポリエチレングリコール型界面活性剤(PEG)と比較し,PGFEは皮脂との相溶性が良好であり,さらに皮脂の融点を下げる効果が高いことが確認された。...

    DOI Web Site 参考文献3件

  • 基底細胞癌と有棘細胞癌に肉腫様変化を合併した皮膚原発 Carcinosarcoma(癌肉腫)の 1 例

    岡本 修, 高崎 修旨, 秋篠 宏介, 宗元 碩哲, 蒲池 綾子, 橋本 裕之 西日本皮膚科 85 (4), 293-301, 2023-08-01

    ...BCC,SCC の部分はパンサイトケラチンなどの上皮系マーカーが陽性,間葉系の部分はビメンチンなどの間葉系マーカーが陽性であった。BCC の部分から索状に連続する上皮系異型細胞は狭い移行帯を挟んで異型紡錘型細胞に変化していた。移行帯では一部の異型上皮系細胞でパンサイトケラチン,ビメンチンが共陽性であったが,異型紡錘型細胞はパンサイトケラチンが陰性でビメンチンのみが陽性であった。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献35件

  • 角栓形成に対するタンパクのニトロ化の関与

    安倉(恒原) 由佳, 齊藤 奈緒美, 森田 美穂 日本化粧品技術者会誌 57 (2), 122-127, 2023-06-20

    ...角栓は,ケラチン17(K17)を特徴的に含有し,K17の生成に関わるインターフェロン<i>γ</i>(IFN-<i>γ</i>)の角栓形成への関与が窺われた。一方,IFN-<i>γ</i>は一酸化窒素(NO)の生成に関与すること,またNOを介するチロシンのニトロ化はタンパクの凝集を引き起こす例があることから,タンパクが固形物となる機構にこれらが寄与している可能性が考えられた。...

    DOI Web Site 参考文献9件

  • Acinar-ductal metaplasiaの形態学的特徴とCD56免疫染色の有用性に関する病理学的検討

    能登原 憲司 膵臓 38 (1), 51-59, 2023-02-28

    ...<p>膵のacinar-ductal metaplasia(ADM)の形態学的特徴と免疫染色の有用性を明らかにする目的で,剖検例83例,閉塞性膵炎15例,腫瘤形成性慢性膵炎8例を組織学的に,およびCD56,サイトケラチン19(CK19)の免疫染色にて検討した.剖検例の50例(60%),閉塞性膵炎の全例(100%),慢性膵炎の7例(88%)にADMが認められた.ADMの病変部では正常膵にみられる紫の色調...

    DOI Web Site 参考文献14件

  • 家族性および非家族性白色海綿状母斑の細胞接着構造に関する電子顕微鏡的検討

    山本 亜紀, 神部 芳則, 柏崎 明子, 森 良之, 野口 忠秀, 小宮根 真弓, 出光 俊郎 Journal of Japanese Society of Oral Medicine 29 (1), 1-6, 2023

    ...その結果,全ての症例で細胞間隙の拡大を認め,アタッチメントプラークに付着するケラチン線維束の減少がみられた。また,デスモゾームの変形や剥離像を認めた。このことからデスモゾームを介した細胞間の接着障害が,擦過で生じる病変部の剥離の原因となっている可能性が示された。さらにデスモゾームを介した細胞間隙の拡大は家族性WSN,非家族性WSNに共通した病態と考えられた。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献21件

  • 土壌中のケラチン分解細菌の発見

    一場 祥仁, 平井 智也, 中西 将也, 井上 大聖 化学と生物 60 (12), 663-665, 2022-12-01

    ...<p>本校の畜産科から排出されているニワトリの羽毛を窒素肥料として有効活用するために,校内の土壌中からケラチン分解細菌を見つけることを目的として研究を行った.その結果,土壌中からプロテアーゼ生産細菌を単離し,その中から目的のケラチン分解細菌を割り出し,属までを同定した.このことから,土壌中にケラチン分解細菌が存在すると結論づけた.本結果を踏まえ,窒素肥料の完成を目指しており,それが実現できれば,将来的...

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  • 遺伝子解析を行った Vörner 型掌蹠角化症の親子例

    松本 香奈枝, 金子 栄, 竹内 想, 武市 拓也, 秋山 真志 西日本皮膚科 84 (5), 418-421, 2022-10-01

    ...患者と患者の子供 2 人の遺伝子検査を行い,ケラチン 9(<i>KRT9</i>)遺伝子において c.487C>T(p.R163W)という既報告の variant をヘテロ接合体で同定し,Vörner 型掌蹠角化症と診断した。エトレチナートの少量内服を開始したが,肝機能障害が増悪したため中止し,過去の症例報告で有効と記載のあった外用や内服薬などで加療を試みている。...

    DOI Web Site 参考文献9件

  • 鳥の巣と昆虫の関係:鳥の繁殖活動が昆虫の生息場所を作り出す

    濱尾 章二, 那須 義次 日本鳥学会誌 71 (1), 13-20, 2022-04-22

    ...食の昆虫が発生しやすかった.腐食性の昆虫でも同様の傾向が見られた.これらのことは,羽鞘屑に依存すると考えられているケラチン食の昆虫に加え,広く腐植質を摂食する昆虫にとっても,鳥の営巣が新たな生息場所を作り出していることを示唆する.また,鳥が利用を終えた後直ちに巣材を採集した場合と3週間後に巣材を採集した場合を比較したところ,昆虫の食性によらず,昆虫の発生する割合は処理による差が見られなかった.このことは...

    DOI Web Site 参考文献9件

  • 毛髪中に含まれる超硫黄分子の検出および機能解明

    平井 傑琉, 清水 太郎, 安藤 英紀, 石田 竜弘, 異島 優 日本毒性学会学術年会 49.1 (0), O-12-, 2022

    ...<p>【目的】毛髪タンパク質の主成分であるケラチンは、システインを約18%と非常に多く含む特徴を有する。このCysは、ジスルフィド (R-SS-R')結合によりケラチン分子間を架橋し、毛髪の強靭さに関与していると言われている。また、紫外線はこのR-SS-R'を開裂することで毛髪損傷を引き起こすため、架橋構造の保護は毛髪損傷防止につながる。...

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  • 皮膚角質層に含まれる超硫黄分子の検出

    橋本 怜奈, 清水 太郎, 安藤 英紀, 石田 竜弘, 異島 優 日本毒性学会学術年会 49.1 (0), O-3-, 2022

    ...そこで、R-SSHタンパク質としての同定をProPerDPにて行ったところ、ケラチン10 の同定に成功した。今後は角質層に含まれるSupersulfide の抗酸化作用機序の解明や乾癬モデルを用いて皮膚疾患とSupersulfide との関連性について検討する予定である。</p>...

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  • CASTLE(carcinoma showing thymus-like element)の臨床病理像

    大橋 隆治 日本内分泌・甲状腺外科学会雑誌 39 (3), 161-164, 2022

    ...免疫染色ではCD5,Bcl-2,p63,サイトケラチン,c-kitなどが陽性となり,特にCD5は他の甲状腺悪性腫瘍との鑑別に有用である。治療の第一選択は根治切除であり,術後放射線照射や化学療法を追加する場合もある。扁平上皮癌や未分化癌と比較すると,CASTLEの発育,進展は緩徐であり,予後良好な症例が多い。</p>...

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  • 強固付着ケラチンの低機械力洗浄を可能とする界面活性剤とキレート剤の相乗効果

    須藤 慎也, 渡邊 洋介, 兵藤 亮, 内藤 厚志 Oleoscience 22 (12), 589-596, 2022

    ...<p>Caイオンが結合したケラチンケラチンCa)は,入浴後,浴槽表面に残留する最も落としにくい汚れの1つである。本稿では,ケラチンCaを短時間かつ低機械力での洗浄を可能とする界面活性剤とキレート剤の組み合わせについて,ケラチンCaの除去に及ぼす効果とその作用機構について紹介する。...

    DOI Web Site 参考文献18件

  • 36カ月齢ホルスタイン種乳用雌牛の第一胃鼓脹症を伴う多発性類表皮囊胞

    徳武 慎哉, 土合 理美, 川島 大樹, 森田 裕貴, 芝原 友幸 日本獣医師会雑誌 74 (9), 558-562, 2021-09-20

    ...長野県の一酪農場で,36カ月齢のホルスタイン種乳用雌牛1頭が分娩7日後に食欲廃絶,第四胃変位及び第一胃鼓脹症を呈し死亡した.剖検では,第一胃粘膜の広範な剝離と粘膜剝離面の小結節形成を多数認めた.組織学的には,第一胃粘膜下組織に多数の囊胞を認めた.囊胞の周囲に血管新生を特徴とする慢性炎症を認めた.囊胞は扁平上皮によって裏打ちされ,同心円状に配置された積層状のケラチンで満たされていた.さらに,肝臓及び腎臓...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献19件

  • アルギン酸ナトリウムFFPEセルブロック法における核酸品質と蛋白発現

    村田 和也, 河原 明彦, 安倍 秀幸, 髙瀬 頼妃呼, 吉田 友子, 福満 千容, 篠田 由佳子, 牧野 諒央, 内藤 嘉紀, 秋葉 純 日本臨床細胞学会雑誌 60 (1), 15-21, 2021

    ...サイトケラチン抗体において, 10%中性緩衝および非緩衝ホルマリンで 3 時間および 6 時間固定された培養細胞は良好な染色性を認め, 24 時間以上固定された培養細胞の Ki-67 核発現割合は低発現を認めた....

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献7件

  • 生検後に自然消退した Merkel Cell Polyomavirus 陽性メルケル細胞癌の 1 例

    田中 由華, 安野 秀一郎, 奥田 未加子, 下村 裕 西日本皮膚科 82 (6), 446-450, 2020-12-01

    ...さらに,免疫組織化学染色で,腫瘍細胞はサイトケラチン 20 とクロモグラニン A が陽性だったため, メルケル細胞癌と診断した。また,腫瘍組織内に Merkel cell polyomavirus(MCPyV)が検出された。CT では,所属リンパ節転移や遠隔転移は認められなかった。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献2件

  • ATR-FT/IR法による羊毛ケラチン繊維に及ぼす漂白処理の影響に関する研究(Ⅱ) (自主研究)

    井坂, 歩美, 藤原, 瑛右, 安藤, 慎治, 葛原, 亜起夫 東京家政大学ヒューマンライフ支援機構生活科学研究所研究報告 43 67-68, 2020-07

    東京家政大学ヒューマンライフ支援機構生活科学研究所研究報告は、本研究所の活動成果を取りまとめたものです。本報告書掲載された研究成果の全部又は一部を他で公開する場合には、必ず、生活科学研究所報告を引用した旨、あるいはリファレンスを付ける等の措置を講じてください。

    機関リポジトリ

  • CYFRA21-1高値を示し原発性肺癌との鑑別困難であった肺放線菌症の1手術例

    渡邉 裕樹, 岡阪 敏樹, 平松 義規 日本呼吸器外科学会雑誌 34 (1), 35-39, 2020-01-15

    ...充実性結節影を認め,FDG-PETで同部位にSUVmax 1.7の集積を認めた.気管支鏡検査を施行したが,組織学的,細菌学的に確定診断は得られなかった.1年の経過でCYFRA21-1は経時的に上昇し胸部CTで結節影が径1.2 cmに増大したため,原発性肺癌を疑い左肺S6区域切除を施行した.病理組織検査にて<i>actinomycosis</i>と思われる菌塊を認め肺放線菌症と診断した.菌塊周囲にはサイトケラチン...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献5件

  • 動物及び植物におけるバイオジェニックナノ粒子の形成とその毒性学的意義

    小椋 康光 日本毒性学会学術年会 47.1 (0), S14-4-, 2020

    ...例えば、メタロチオネインやフィトケラチンといった金属結合タンパク質やペプチドを誘導し結合させたり、細胞内への流入や細胞外への排出に関わるトランスポーターの発現を調節し、細胞内濃度を制御したり、類金属であれば排泄に必要な化学形態への代謝を亢進させたりしている。このような解毒機構に加えて、最近我々は動物細胞や植物において、イオン状の金属の曝露があった際に、金属のナノ粒子を形成するという現象を見出した。...

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  • 皮膚表皮角質層の進化機構

    松井 毅 日本毒性学会学術年会 47.1 (0), S7-5-, 2020

    ...その結果、角質細胞内のケラチン繊維の構造変化が起き、保湿された角質層が形成されると予想される。このことは、哺乳類皮膚角質層の保湿には、レトロトランスポゾンに由来するプロテアーゼが、皮膚におきえ外適応(イグサプテーション)(本来の機能以外の役割を分子が持つようになること)するためには、細胞内の環境も重要な要素であったと考えられる。</p>...

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  • 診断に苦慮した肝乏血性腫瘍の1例

    上谷 遼, 桐山 俊弥, 井川 愛子, 佐野 文, 足立 尊仁, 白子 隆志, 岡本 清尚 日本臨床外科学会雑誌 81 (2), 301-306, 2020

    <p>症例は64歳,男性.肝S7領域にある1.5cm大の増大傾向な腫瘤の精査加療目的で当科へ紹介となった.超音波検査および造影CTでは,異型結節や早期肝細胞癌などの鑑別以上の確定診断が困難だった.Gd-EOB-DTPA造影MRIでは早期濃染は無いものの,肝細胞相で造影剤の取り込み低下があり,chemical phase …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献6件

  • 盲腸epidermoid cystに対し腹腔鏡手術を施行した1例

    貝崎 亮二, 井上 透, 高塚 聡, 塚本 忠司 日本外科系連合学会誌 45 (6), 800-806, 2020

    ...めた.精査目的に当科紹介となった.腹部MRIおよびCT検査では,骨盤腔右側に約50mm大の囊胞性病変を指摘された.下部消化管内視鏡検査では,盲腸前方に壁外圧排所見があり粘膜下腫瘍が疑われた.腹腔鏡下に観察したところ,盲腸に腫瘍を認め,周囲との癒着はみられなかった.後腹膜から授動後体外へ引き出し,回盲部切除を行った.摘出標本では腫瘍は50×55mm大で弾性軟であった.病理組織的学診断の結果は,内部にケラチン...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献16件

  • 化学物質によるPXR活性化のマウス肝発がんへの影響解析

    志津 怜太, 石村 麻衣, 信澤 純人, 保坂 卓臣, 佐々木 崇光, 柿崎 暁, 吉成 浩一 日本毒性学会学術年会 47.1 (0), P-43E-, 2020

    ...</p><p>【結果及び考察】投与20週後の肝において、抗サイトケラチン8/18抗体を用いた免疫組織化学染色によりPB群及びPB/PCN併用群では前癌病変巣が確認されたが、PCN群では認められなかった。投与35週後においては、PB群では明らかな肝がん所見が見られたが、PCN群では見られなかった。また興味深いことに、PCNの併用投与はCAR依存的な肝がん病巣の数及びサイズを減少させた。...

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  • 小腸癌の部位別サイトケラチン、ムチン系蛋白の発現パターンの相違についての検討

    星本 相理, 辰口 篤志, 西本 崇良, 橋野 史彦, 大森 順, 秋元 直彦, 佐藤 航, 田中 周, 藤森 俊二, 岩切 勝彦 日本小腸学会学術集会プログラム・抄録集 4 (0), 43-43, 2020

    <p>【背景】小腸は、十二指腸、空腸、回腸から成る。これらに発生する癌は、小腸癌として取り扱われるが、部位別の免疫学的表現型の相違については十分に解明されていない。</p><p>【対象と方法】小腸腺癌47例から得られた組織検体を用いて、CK7、CK20、MUC2、MUC5AC、MUC6、CD10の免疫染色を施行した。癌細胞の10%以上が染色された場合陽性と判定し、患者の臨床病理学的データと比較検…

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  • 家族性および非家族性白色海綿状母斑におけるケラチン発現の免疫組織化学的検討

    山本 亜紀, 神部 芳則, 柏崎 明子, 森 良之, 小宮根 真弓, 出光 俊郎 Journal of Japanese Society of Oral Medicine 26 (1), 16-21, 2020

    ...非家族性WSNでは上皮層が抗ケラチン13抗体で染色されたが,家族性WSNの2例では染色されなかった。その他の抗体での染色性に差異はみられなかった。 <br>結論:抗ケラチン13抗体での染色性が家族性と非家族性との間で異なることから,家族性と非家族性は病因が異なる可能性が示された。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献2件 参考文献21件

  • 保湿剤がヒト角層細胞間脂質の構造変化に及ぼす影響の検討

    山田 武, 羽深 朱里, 稲岡 知和, 宮本 佳郎, 八田 一郎 SPring-8/SACLA利用研究成果集 7 (2), 277-282, 2019-08-29

    ...水あるいは 10 wt% 多価アルコール水溶液を1時間作用した角層の乾燥時における角層構造の経時的な変化を小角・広角X線回折測定し、細胞間脂質より形成される短周期ラメラ構造とソフトケラチン構造に由来するピーク位置の経時的な変化の速さや変化率が異なることを観測した。...

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  • ケラチンフィルムを用いた二層構造の皮膚の再現およびその特性評価

    西野 遼, 高橋 智一, 鈴木 昌人, 青柳 誠司, 細見 亮太, 福永 健治, 歌 大介, 高澤 知規, 藤井 敏弘 精密工学会学術講演会講演論文集 2019A (0), 188-189, 2019-08-20

    ...<p>本研究室では蚊の針を模倣したマイクロニードルの開発を行っている.作製したマイクロニードルを評価するためにPDMS(ポリジメチルシロキサン)を用いて人工皮膚を作製し,穿刺の際の抵抗力を計測してきた.しかし,PDMSは均質な一層構造であり,実際の人間の皮膚は不均質な多層構造となっている.そこで,人間由来のケラチンフィルムのヤング率を測定し,寒天と組み合わせることで人間の皮膚の再現及び評価を行った....

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  • コメ中のCdとAs濃度の低減に向けた分子機構の解明と品種育成への応用

    石川 覚 日本毒性学会学術年会 46.1 (0), S11-4-, 2019

    ...</p><p>イネは2つのケイ酸輸送体(Lsi1とLsi2)を経由して亜ヒ酸を地上部まで運ぶが、玄米のAs集積は節で機能するファイトケラチン(PC)合成酵素(OsPCS1)とPCと亜ヒ酸の複合体を液胞に隔離する輸送体(OsABCC1)によって制御されていることがわかった。...

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  • 非接触水分量測定のための静電誘導型センサの検討

    古川 大智, 木本 晃 生体医工学 Annual57 (Abstract), S64_1-S64_1, 2019

    ...な皮膚水分量測定システムを開発することである.そのために,静電誘導をもとにした非接触型皮膚水分量センサを提案する.提案センサは電極箔表面に帯電樹脂を設置した簡便な構造である.提案センサを直動モータにより皮膚に対して接近・離反させることで生じる静電誘導電圧から皮膚湿潤測定をしようとするものである.実際に,皮膚湿潤測定のためのハンディ型非接触湿潤センサを開発し(図),皮膚モデルとして毛髪タンパクであるケラチン...

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  • 腹腔鏡下結腸切除術後のポートサイト再発が疑われた炎症性偽腫瘍の1例

    野口 智史, 成田 潔, 杉澤 文, 西川 隆太郎, 小西 尚巳, 登内 仁 日本臨床外科学会雑誌 80 (9), 1698-1701, 2019

    ...は89歳,女性.左下腹部痛を自覚し,当院を受診した.CTで左下腹部腹壁にϕ50×40mm大,境界不明瞭で不均一に濃染する腫瘤を認めた.6年前に上行結腸癌(Stage I)に対して腹腔鏡下結腸右半切除術を施行されていたことから,ポートサイト再発を疑い,腫瘤摘出術を施行した.病理組織学所見では核異型を伴わない紡錘形の非上皮性細胞の非腫瘍性の増生を認め,高度の炎症細胞浸潤を伴っていた.免疫染色ではサイトケラチン...

    DOI Web Site Web Site 参考文献6件

  • ケラチンフィルムを利用した長波長紫外線とブルーライトが引き起こすカルボニルタンパク質の検出

    藤井 敏弘, 伊藤 弓子 日本化粧品技術者会誌 52 (2), 99-104, 2018-06-20

    ...ケラチンフィルムは日常生活レベルにおけるUV照射に起因するカルボニル化タンパク質を検出するための有効な生体材料であることが知られている。従来までは困難であった長波長UVA~高エネルギー可視光線(HEV)(380~530 nm)においてのカルボニル化タンパク質形成がこのフィルムの使用により確認でき,ソーラーシミュレータ(300~2500 nm)照射と比べて約40%もの生成量が認められた。...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献9件

  • 遠位胆管原発混合型腺神経内分泌癌の1例

    成瀬 宏仁, 下山 則彦, 工藤 大樹, 山本 義也, 畑中 一映, 大野 正芳, 伊藤 淳, 霜田 佳彦, 北潟谷 隆 日本消化器病学会雑誌 115 (6), 544-553, 2018-06-10

    ...<p>症例は76歳,女性.遠位胆管癌と診断して亜全胃温存膵頭十二指腸切除術を施行した.結節浸潤型の腫瘍を認め,病理組織学的検索では,胆管内腔側に高分化型管状腺癌,胆管外側の腫瘍浸潤部に神経内分泌癌を認めた.免疫組織化学染色では,サイトケラチンとMUC染色にて両者の相同性が認められ同一起源と推測した.治癒切除が施行され予後確認が可能であった22例の要約を加えて,診断治療の問題点を考察して報告する....

    DOI PubMed 医中誌

  • 臀部に発症した Merkel 細胞癌の 1 例

    一木 稔生, 辻 学, 永江 航之介, 和田 麻衣子, 増田 禎一, 永瀬 浩太郎, 内 博史, 古江 増隆 西日本皮膚科 80 (3), 219-223, 2018-06-01

    ...免疫組織化学的所見では,腫瘍細胞は抗サイトケラチン 20 抗体,抗 chromogranin A 抗体に陽性であり,Merkel 細胞癌と診断され,当院当科へ紹介された。PET-CT による全身検索では明らかな悪性腫瘍は認めず,左臀部の拡大切除を施行した。6 カ 月後,左鼠径部リンパ節に腫脹が出現し,リンパ節生検にて Merkel 細胞癌のリンパ節転移と診断し,左鼠径リンパ節郭清を施行した。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献7件

  • アトピー性皮膚炎の表皮における構造の質的変化

    大森 深雪 日本皮膚免疫アレルギー学会雑誌 1 (1), 35-45, 2018-01-31

    ...また, (2) ケラチンとデスモソーマルカドヘリンを例にあげ, 構造を担うタンパク質の発現低下によって起こる炎症性サイトカインの産生や, その他の構造タンパク質の発現低下について紹介する。最後に, アトピー性皮膚炎の病態を考察するうえで, 表皮の構造という見地からも病態を捉えることの重要性を提起する。</p>...

    DOI Web Site 医中誌

  • 肺原発上皮筋上皮癌の一切除例

    橋本 章太郎, 西岡 祐希, 森本 真人, 良河 光一 日本呼吸器外科学会雑誌 32 (1), 39-45, 2018

    ...からの生検では唾液腺型の腫瘍と診断された.手術は胸腔鏡下左下葉切除術を行った.切除標本では,腫瘍径は27×18 mm,境界明瞭,白色充実性で気管支壁に浸潤し,一部は内腔へ突出していた.組織学的には,淡明な胞体をもつ異型細胞が,小管状構造,胞巣状構造を密に形成し,周囲圧排性に増殖していた.管腔内腔には好酸性の腺上皮も見られ,筋上皮・腺上皮の2相性の増殖が確認された.免疫染色では,多くの腺上皮でサイトケラチン...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献25件

  • 浴室材料表面における汚れ濃度の実態把握と真菌増殖への寄与

    古賀 遼, 益永 茂樹 室内環境 21 (1), 9-18, 2018

    ...汚れに対する構成比は,ケラチンタンパクが最も高く(50%),トリグリセリド(24%),脂肪酸Na(15%)の3成分で約90%を占めた。真菌濃度とケラチンタンパク,トリグリセリド濃度との間で有意な正の相関を示した。資化性試験の結果から,<i>Cladosporium</i> sp.は,ケラチンタンパクに加えて皮脂成分(トリグリセリド)が存在した際に菌糸体の増殖が顕著であった。...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献2件 参考文献1件

  • ウサギの皮膚多形型平滑筋肉腫の1例

    佐藤 良彦, 佐藤 良平 獣医臨床皮膚科 24 (4), 207-210, 2018

    ...免疫染色で腫瘍細胞はビメンチンと平滑筋アクチンに陽性反応を示したが,サイトケラチンとデスミンには陰性であった。以上の成績から,本症例は皮膚多形型平滑筋肉腫と診断した。</p>...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献5件

  • 肘部に発生した単発性グロムス腫瘍の1例

    古川 真也, 冨塚 孔明, 山口 太平, 長尾 聡哉, 長岡 正宏 日本肘関節学会雑誌 25 (2), 304-306, 2018

    ...で可動性があり弾性軟の有痛性腫瘤を触知した.超音波検査では境界明瞭な低エコーの腫瘤像が描出され,内部に血流信号を伴っていた.造影MRIでもT1WI等信号,T2WI高信号,被膜様の辺縁に造影効果を伴う9mm大の腫瘤性病変が確認できた.治療診断目的で腫瘍摘出術を施行した.病理検査では腫瘍細胞は小型類円形で,血管周囲でシート状に配列していた.免疫組織化学染色ではαSMA・ビメンチンは陽性,S100蛋白・ケラチン...

    DOI 医中誌

  • 側鎖結合を考慮した毛髪の塑性変形シミュレーション

    出村 佑史, 藤澤 誠(正会員), 三河 正彦 画像電子学会誌 47 (4), 447-453, 2018

    ...<p>本論文では,パーマや寝癖の表現を可能とする毛髪の塑性変形シミュレーション手法を提案する.毛髪のシミュレーションはコンピュータグラフィクスの分野において人間等のキャラクタを表現するのに必要不可欠なものであるが,ほとんどの場合シミュレーションが容易な弾性体としてその挙動が計算され,寝癖や整髪料の影響のような塑性変形は考慮されていない.提案手法では,毛髪の主成分であるケラチンと呼ばれるタンパク質内で...

    DOI Web Site

  • 爪白癬治療薬クレナフィン<sup>®</sup>爪外用液10%

    薗田 良一 Drug Delivery System 32 (1), 60-64, 2017

    ...エフィナコナゾールは爪白癬菌の原因真菌(皮膚糸状菌)に対して高い抗真菌活性を有し、ケラチンとの親和性が低く、爪甲での透過性に優れている。そのため、爪表面にエフィナコナゾールを直接塗布することにより、爪甲内、爪床において高い抗真菌活性を発揮することを考え、外用の爪白癬治療薬としてクレナフィン<sup>®</sup>爪外用液10%が開発された。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献7件

  • 多発小腸転移を伴った十二指腸癌の1例

    中川 朋, 遠藤 俊治, 松本 謙一, 中島 慎介, 太田 勝也, 小西 健, 池永 雅一, 山田 晃正, 西嶌 準一 日本消化器外科学会雑誌 50 (4), 288-295, 2017

    ...adenocarcinomaであった.開腹手術時に,Treitz靭帯付着部とTreitz靱帯から10,20,40,50 cm肛門側の空腸,Bauhin弁から20,25 cm口側の回腸に同様の腫瘤を認め,計7個の小腸腫瘍を確認した.治癒切除は不可能と判断し,出血コントロールの目的に空腸腫瘍の肛門側で胃空腸バイパスを行い,終末回腸の腫瘍を小腸部分切除にて摘出した.十二指腸腫瘍の生検検体と切除した小腸腫瘍のサイトケラチン...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献9件

  • ケラチンのアミノ酸組成に対するプロトン輸送の影響

    矢野 太一, 川端 隆, 松尾 康光 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 1476-1476, 2017

    ...数ある生体由来物質の中でも、我々はケラチンに注目し、ケラチンを電解質とした燃料電池の創製を行い、ケラチンが電解質として利用できることを示唆してきた。今回はアミノ酸組成のことなるケラチンを使用し、その違いにおけるプロトン輸送能の比較の違いを調べた。</p>...

    DOI

  • 半永久染毛料によるヒト毛髪由来の透明型ケラチンフィルムの染色と退色

    藤井 敏弘, 今井 美沙季, 林 香, 伊藤 弓子 日本化粧品技術者会誌 51 (3), 237-245, 2017

    ...染色ケラチンフィルムからの水洗による色落ちを調べたところ,色差値の低下は蒸留水よりも水道水の方が約2倍も高く,金属イオンが原因物質であった。ソーラーシミュレータを用いた光照射により経時的な退色を観察することができた。これらの退色においては染色に使用した製品間での相違がみられた。ケラチンフィルムは半永久染毛料による染色と退色を簡便に検出し,評価するのに有用であることが明らかとなった。...

    DOI Web Site Web Site

  • 中皮腫の診断の新たな局面

    廣島 健三 肺癌 57 (4), 259-271, 2017

    ...すからである.肺癌は小さな生検標本でも診断が可能であるが,中皮腫は小さな標本では診断が難しいことが多い.早期の中皮腫の診断には,全身麻酔下胸腔鏡による十分な量の生検が必要である.中皮腫は上皮型,二相型,肉腫型に分類される.上皮型中皮腫および二相型中皮腫の診断には,免疫染色で中皮マーカーが陽性で癌腫のマーカーが陰性であることを確認する.肉腫型中皮腫は中皮マーカーが陰性であることが多く,その診断にはサイトケラチン...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献28件

  • 角層バリア機能と皮膚疾患 : 魚鱗癬からアトピー・アレルギー性疾患まで

    秋山 真志 日本皮膚アレルギー・接触皮膚炎学会雑誌 11 (1), 8-14, 2017

    ...<p> 表皮角層バリア機能を担う重要な構造としては, ① ケラチン・フィラグリンとその分解産物 (角層細胞質内を満たしている) , ② cornified cell envelope (あるいは周辺帯, marginal band) (インボルクリン, ロリクリン等の裏打ち蛋白が, 主にトランスグルタミナーゼ1の働きで結合し, 厚く頑丈になった角層細胞の細胞膜) , ③ corneocyte lipid...

    DOI Web Site 医中誌

  • ルリコナゾールのヒト爪由来ケラチンに対する親和性

    蓮子 雅之, 塩見 涼, 高橋 良典, 元場 一彦, 平野 宏文, 坪井 良治, 稲垣 勝裕 Medical Mycology Journal 58 (4), J113-J119, 2017

    ...,LLCZはEFCZにくらべて爪ケラチンに吸着しやすく,脱着されにくいことが理論的に裏付けられ,LLCZは爪ケラチンに高い親和性を示すと考えられた.脱着操作を反復した際の脱着率の推移を加味すると,EFCZとは爪中での動態が異なり,LLCZは爪ケラチンへの高い親和性の特徴を活かして爪をリザーバーとして貯留され,感染局所で持続的に遊離して抗真菌活性を発揮すると考えられた.両薬物ともにケラチン吸・脱着性は...

    DOI Web Site Web Site ほか2件 参考文献3件

  • 毛髪中ミネラル濃度と疾病ならびに生活習慣との関連性

    川﨑 直人, 緒方 文彦, 山城 海渡 日本毒性学会学術年会 44.1 (0), O-9-, 2017

    ...一方,毛髪は大部分がタンパク質であるケラチンから成り,ミネラルが排泄されるため,体内のミネラルの状態を正確に反映すると考えられている。本研究では,生活習慣病の予防などに関する知見を得ることを目的とし,ヒトの毛髪中におけるミネラル濃度を測定し,疾病や生活習慣に関するアンケート調査の結果との関連性について検討した。<br>【方法】本研究は近畿大学薬学部倫理委員会の承認に基づき実施された。...

    DOI

  • 界面活性剤処理によるヒト皮膚角層の構造変化の小角・広角X線散乱法を用いた解析(第6報)

    久米 卓志, 坂井 隆也, 加賀谷 真理子, 宮崎 敦史, 藤井 亮輔, 遠藤 寛子, 田渕 友季子, 大鳥居 裕姫, 小野尾 信, 山田 真爾, 太田 昇, 八田 一郎 SPring-8/SACLA利用研究成果集 4 (2), 306-308, 2016-07-25

    ...そこで角層細胞内でのケラチン線維の配向を利用した積層角層シートでの2次元散乱解析により、ケラチン線維構造を評価する手法の検討を実施した。その結果、角層の積層面に対して垂直・平行方向とも散乱プロファイルにミセル由来のピークは重畳しているが、ミセル由来のピークよりも垂直方向の角層構造由来のピークは十分に強く現れ、積層角層シートを利用した2次元散乱解析の有効性が確認できた。...

    DOI

  • コウモリのグアノを摂食するチョウ目昆虫の日本からの発見

    那須 義次, 枝恵 太郎, 富沢 章, 佐藤 顕義, 勝田 節子 昆蟲.ニューシリーズ 19 (3), 77-85, 2016-07-05

    .../i>とウスグロイガ<i>Niditinea tugurialis</i>,およびメイガ科の1種,カシノシマメイガ<i>Pyralis farinalis</i>,が記録された.アトウスキヒロズコガは越野(2001)により<i>Monopis</i> sp.とされていたもので,今回学名が判明した.本種はキチン食性が強いと考えられた.スカシトビイロヒロズコガは日本新記録種であった.今回の調査においてケラチン...

    DOI Web Site

  • マイクロビームX線回折トモグラフィーの試み(2015)

    八木 直人, 太田 昇, 青山 光輝 SPring-8/SACLA利用研究成果集 4 (1), 149-153, 2016-01-25

    ...試料は垂直に置き、水平位置を5 µmずつ変えながら、各位置で試料を回転して9度ごとに回折パターンを記録し、回折強度を定量することにより、毛髪の断面におけるケラチンと脂質の分布を可視化することが可能であった。本手法においては、試料の放射線損傷の回避が最大の課題である。...

    DOI

  • 界面活性剤処理によるヒト皮膚角層の構造変化の小角・広角X線散乱法を用いた解析(第5報)

    久米 卓志, 坂井 隆也, 加賀谷 真理子, 宮崎 敦史, 藤井 亮輔, 小野尾 信, 山田 真爾, 太田 昇, 八田 一郎 SPring-8/SACLA利用研究成果集 4 (1), 124-127, 2016-01-25

    ...そこで角層細胞内でのケラチン線維の配向を利用した積層角層シートでの2次元散乱解析により、ケラチン線維構造を評価する手法の検討を実施した。その結果、垂直・平行方向とも散乱プロファイルにミセル由来のピークは重畳しているが、ミセル由来のピークよりも垂直方向の角層構造由来のピークは十分に強く現れ、積層角層シートを利用した2次元散乱解析の有効性が確認できた。...

    DOI

  • 界面活性剤処理によるヒト皮膚角層の構造変化の小角・広角X線散乱法を用いた解析(第4報)

    久米 卓志, 坂井 隆也, 加賀谷 真理子, 宮崎 敦史, 藤井 亮輔, 小野尾 信, 山田 真爾, 太田 昇, 八田 一郎 SPring-8/SACLA利用研究成果集 4 (1), 98-101, 2016-01-25

    ...そこで角層細胞内でのケラチン線維の配向を利用した積層角層シートでの2次元散乱解析により、ケラチン線維構造を評価する手法の検討を実施した。その結果、垂直・平行方向とも散乱プロファイルにミセル由来のピークは重畳しているが、ミセル由来ピークよりも垂直方向の角層構造由来のピークは十分に強く現れ、積層角層シートを利用した2次元散乱解析の有効性が示された。...

    DOI

  • プロテオーム解析におけるフケ混入データの自動抽出・除去プログラムの開発

    牧口, 智夫, 山本, 格 新潟医学会雑誌 130 (1), 22-30, 2016-01

    ...プログラムの開発にあたっては,Western blottngによりフケに発現しているケラチンの確認を行い,その後,ヒトの腎組織(皮質)由来ペプチドサンプルに予め調整したフケペプチドを\n5%,10%,20%,30%,50%,60%,80%,100%の割合で添加した後に質量分析し,それらのタンパク質同定結果からフケ特異的ケラチン:KRT1, KRT10をフケの内部標準物質として,それらのSI_<GI>...

    機関リポジトリ HANDLE Web Site ほか1件

  • と畜検査で検出された牛の子宮内膜腺癌5例

    中川 友理, 太島 勇気, 鹿嶋 傳, 小田 和則, 梶木 富美恵 日本獣医師会雑誌 69 (7), 405-409, 2016

    ...であった.肉眼所見では,病勢が進行した症例の子宮角及び子宮体壁はび漫性に肥厚し,硬度強であった.子宮腫瘍の表面にクレーター状陥凹を形成するものが4例,子宮角のくびれが1例あった.すべての症例に転移がみられ,うち3例は播種性転移していた.組織所見では,いずれも高度な間質結合組織の増生を伴い,腺管形成を示すものが4例,腺管形成の不明瞭なものが1例あった.免疫組織学的検査では,5例すべてで腫瘍細胞がサイトケラチン...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか2件 参考文献5件

  • 乳腺筋線維芽細胞腫の1例

    村嶋 信尚, 仁科 拓也, 元井 信 日本臨床外科学会雑誌 77 (9), 2159-2164, 2016

    ...左ECD領域に2.3×2.0cm分葉状の腫瘤を認め,充実腺管癌を疑った.エコーでは左ECD領域に2.3×2.7×2.5cm分葉状,境界明瞭,粗糙,低エコー,不均質腫瘤を認め悪性を疑った.穿刺吸引細胞診では検体不適正だが,紡錘形細胞がみられた.針生検では,紡錘形の間質細胞が束状に交錯し葉状腫瘍を強く疑った.悪性腫瘍も否定できず生検を行った.病理組織診は紡錘形の腫瘍細胞が束状にみられ,免疫染色でサイトケラチン・...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献2件

  • 免疫組織化学的検討にて診断し得た副腎アデノマトイド腫瘍の1例

    坪内 和女, 横山 裕, 和田 浩治, 松崎 洋吏, 田中 正利, 笹野 公伸 日本泌尿器科学会雑誌 107 (3), 184-188, 2016

    ...<sup>131</sup>I-MIBGシンチと術前フェントラミン試験が陰性であることを確認した後,腹腔鏡下左副腎摘出術を施行した.病理組織学的所見は不規則な管腔様の構造が副腎内に認められ,これらの管腔を構成している細胞はサイトケラチン,カルレチニンが陽性で,Steroidogenic factor-1は陰性であった.以上の結果より,本症例を左副腎に発生したアデノマトイド腫瘍と診断した.副腎アデノマトイド...

    DOI Web Site Web Site ほか2件 参考文献7件

  • テラヘルツ分光測定によるアミノ酸試料の粒径の影響

    塚本 啓介, 郷津 世奈, 小倉 周, 児山 祥平, 石澤 広明 自動制御連合講演会講演論文集 59 (0), 920-924, 2016

    ...<p>我々は分光計測による獣毛繊維の鑑別に向けた研究をしております.そこで,近年発展してきたテラヘルツ分光による,獣毛の測定を行うために獣毛の主成分であるケラチンを構成するアミノ酸について測定を行った.今回はそのアミノ酸試料の粒径が測定にどれだけ影響するかについての検討を行った.</p>...

    DOI

  • バイオポリマー“ケラチン”を電解質とした燃料電池のプロトン輸送

    矢野 太一, 松尾 康光 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 1248-1248, 2016

    ...その中で我々は、生体由来物質であるケラチンに注目した。ケラチンは、極性が高いアミノ酸として知られているシステインとグルタミン酸を多く含んでいる。今回我々は、ケラチン電解質膜の創製と、そのプロトン輸送能について調べた。</p>...

    DOI

  • 鳥の巣における生物間の相互作用:シジュウカラ・苔・蛾・蜂の関係

    濱尾 章二, 樋口 正信, 神保 宇嗣, 前藤 薫, 古木 香名 日本鳥学会誌 65 (1), 37-42, 2016

    ...シジュウカラ <i>Parus minor</i> の巣材47営巣分から,巣材のコケ植物と発生する昆虫を調査した.巣材として21種のコケが使われており,特定のコケを選択的に用いる傾向があった.巣材から,同定不能のものを含め7種のガ成虫が発生した.巣立ちが起きた巣でガが発生しやすい傾向があり,一因として雛の羽鞘屑が幼虫の餌となることが考えられた.巣立ち後野外に長期間置いた巣で,ケラチン食のガが発生しやすい...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献4件

  • 毛髪を美しく健康的にするヘアケア技術

    萩原 基文 日本化粧品技術者会誌 50 (1), 2-7, 2016

    ...今回われわれは,毛髪のダメージと加齢に関する研究を行い,洗髪により毛髪からメラニンが流出すると髪の色がくすみ,美しさが損なわれること,加齢によるハリコシ低下の原因にはキューティクルに発現するケラチン関連タンパク(KAP5)が関与していることを明らかにした。本稿では上記2つの研究内容について紹介をする。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献5件

  • 鳥の翼の柔らかさの機能について

    稲田 喜信 日本航空宇宙学会誌 64 (7), 215-220, 2016

    ...<p>鳥の翼はケラチンという柔らかさと丈夫さを兼ね備えた蛋白質でできている.鳥の翼の翼端には風切り羽があり飛行中に空気の力によって上方に反り返る.その空気力学的な効果を分析するための研究を行った.硬い材料と柔らかい材料で風切り羽の模型を作製し,風洞実験により性能を比較した結果,柔らかい羽は硬い羽に比べて反りによって大きな上反角を持ち,横滑りを防いで直進安定性を高める効果を持つことがわかった.一方,柔...

    DOI Web Site

  • 術前DCF療法が奏効した食道癌肉腫の1例

    竹内 大輔, 鈴木 彰, 杉山 聡, 石曽根 聡, 宮川 眞一 日本消化器外科学会雑誌 49 (5), 384-391, 2016

    ...No. 1),cM0,cStage IIIの食道癌と診断された.術前補助化学療法として,docetaxel+cisplatin+fluorouracil(DCF)療法を2コース施行され,画像所見での治療効果判定としてはpartial responseであった.切除検体の病理組織学的検査所見では,粘膜下組織内に紡錘形から多形性の核異型の目立つ細胞の増生を認め,骨形成の像も認めた.免疫染色検査でサイトケラチン...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献29件

  • リコイ猫の被毛と皮膚に関する臨床的および組織学的記述

    LeRoy Michelle L., Senter David A., Kim Dae Young, Gandolfi Barbara, Middleton John R., Trainor Karen E., Bouhan Delia M., Lyons Leslie A. 獣医臨床皮膚科 22 (3), 179-191, 2016

    ...またCD3とサイトケラチン8/18に関する免疫組織化学染色が行われ,短毛種猫と比較解析が行われた。さらにダーモスコーピー画像についても比較解析が行われた。毛単位あたりの毛包数の平均値を比較したところ,リコイ猫(14.7 ± 2.9)では短毛種猫(23.4 ± 5.4)よりも低値を示した。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献25件

  • ルリコナゾールの健常人爪およびブタ蹄由来ケラチンに対する親和性

    蓮子 雅之, 栂 哲夫, 恒光 俊哉, 松本 貴裕, 古賀 裕康, 平野 宏文, 坪井 良治 Medical Mycology Journal 57 (1), J7-J12, 2016

    ...以上より, LLCZは爪ケラチンをリザーバーとして爪内に貯留し, 貯留したLLCZは徐々に遊離して感染局所で起因菌に対して抗真菌活性を示すことで, 爪白癬に対して治療効果を発揮しうると考えられた. また, いずれのケラチンに対してもLLCZは類似の挙動を示したことから, ブタ蹄は非臨床試験におけるヒト由来試料の代替となるものと考えられた....

    DOI Web Site Web Site ほか2件 参考文献3件

  • 女性における毛髪中の金属濃度と生活習慣病の調査研究

    川﨑 直人, 緒方 文彦 日本毒性学会学術年会 43.1 (0), O-15-, 2016

    ...【目的】毛髪の構成成分の大部分は,酵素などにより分解されにくく,システイン含量が高いタンパク質であるケラチンである。一方,ミネラルは骨組織や電解質や酵素の成分として重要であり,体内に取り込まれた後,毛髪へも排泄される。したがって,毛髪中のミネラルを定期的に測定することにより,疾病に罹患する前に細胞レベルでの変動をみる検査に適用できる可能性がある。...

    DOI

  • 最終講義 Hair Biologyと遺伝性毛髪異常症について

    伊藤, 雅章 新潟医学会雑誌 129 (11), 635-641, 2015-11

    皮膚科学の最終講義にあたって, 当教室の主要な研究テーマである毛生物学および毛髪疾患病態解析について概説する. 毛器官は複雑な構造を有し, 活発な細胞動態を呈し, 毛周期という形態変化を随時行う器官であり, 医学ないし生物学においてきわめて興味深い研究対象ではあるものの, その取扱いにくさのために, 皮膚の他の構造, とくに表皮に比べ, 十分には研究されていない. しかしながら, …

    機関リポジトリ HANDLE Web Site ほか1件

  • 74. ブロイラーの皮膚における角化棘細胞腫

    清水 舞 鶏病研究会報 51 (1), 35-, 2015-05

    ...しかしながら,真皮内に単体で多角形の細胞の増殖巣が散在していることや扁平上皮癌で確認されるケラチンパールの形成や角化有棘細胞の増生などの一般的な特徴的な所見も認められたことから腫瘍性の病変と考えた。従来,ブロイラーの扁平上皮癌とされていたが,最近では角化棘細胞腫とされている(Diseases of Poultry,13版,pp. 617-619,2013)。...

    日本農学文献記事索引

  • 扁桃原発の濾胞樹状細胞肉腫の1例

    佐合 智子, 矢吹 健一郎, 小松 正規, 折館 伸彦 口腔・咽頭科 28 (2), 187-192, 2015

    ...術中迅速診断では扁平上皮癌であったが, 免疫組織化学的にはサイトケラチン (-), CD21 (+), CD23 (+), CD35 (+) であり, FDCS の確定診断に至った. 本症例では予後不良因子の一つとされる有糸分裂像15/10HPF という所見を認めたが, 年齢と全身状態を考慮して術後補助療法は施行しなかった. 現在術後1年2ヵ月経過しているが再発を認めていない....

    DOI 医中誌

  • ヒト毛髪ケラチンフィルムを利用したシャンプー類の評価法

    藤井 敏弘, 比嘉 善一, 伊藤 弓子, 川副 智行 日本化粧品技術者会誌 49 (4), 328-333, 2015

    ...ケラチンフィルムの質量や微細構造は,シャンプーやコンディショナー処理によりほとんど影響を受けなかった。摩擦感テスター(KES)を用いてケラチンフィルムの平均摩擦係数(MIU)を測定したところ,その値は毛束を使用した場合と比べて7~8倍高い値を示した。乾燥状態に加えて湿潤状態でもKESでの摩擦計測は可能で,20回までの繰り返し測定にもケラチンフィルムは耐えられた。...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献3件

  • EUS-FNA後に短期間で増大し外科的切除を行った膵lymphoepithelial cystの一例

    小林 佑次, 伊藤 清顕, 井上 匡央, 石井 紀光, 山本 高也, 大橋 知彦, 中出 幸臣, 佐藤 顕, 中尾 春壽, 米田 政志 膵臓 30 (5), 697-703, 2015

    ...症例は50歳女性.CTで膵尾部の20mm大の多房性嚢胞を指摘され精査を施行した.CA19-9高値を認め,CT/MRI/EUSで被膜と隔壁は造影効果が見られた.積極的に悪性を疑う所見は見られず経過観察とした.1年後のEUSで充実性腫瘤を疑う所見が出現したため,通常型膵癌との鑑別目的でEUS-FNAを施行した.ケラチン物質を認め,膵lymphoepithelial cyst(LEC)が鑑別診断に挙がり経過観察...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献9件

  • 生体高分子の化学修飾解析:バイオマーカー研究と毒性学研究の接点

    大江 知行 日本毒性学会学術年会 42.1 (0), SL4-, 2015

    ...,</i> <u>449</u>, 59他)、④表皮角質層タンパク質ケラチンの化学修飾解析による非侵襲的皮膚状態評価法(2011, <i>J. Proteomics,</i> <u>75</u>, 435他)、⑤生理活性・病因ペプチドの化学修飾と構造・活性変化の研究(2013, <i>Anal. Biochem.,</i> <u>437</u>, 10他)などを紹介予定である。...

    DOI

  • 毛髪ケラチン繊維の力学物性を制御する階層構造

    新井 幸三 日本化粧品技術者会誌 49 (1), 2-15, 2015

    ...第2節では, ケラチンコルテックスのSS架橋の数, 様式, および位置を解析する力学的方法とこれまで得られた結果をいくつかの図を使って詳細に説明した。最終節では, パーマ毛髪のSS架橋の網目構造が示された。この構造は膨潤処理した毛髪繊維にゴム弾性理論を適用して決定された。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献30件

  • 甲状腺硝子化索状腫瘍 (hyalinizing trabecular tumor) の1例

    小野 麻友, 大脇 成広, 大江 祐一郎, 清水 猛史 日本気管食道科学会会報 66 (4), 278-283, 2015

    ...甲状腺左葉峡切除術+D1郭清を施行したところ,病理検査でサイトケラチン19が陰性で,硝子化索状腫瘍と診断された。本疾患は良悪に関して結論に至っていないことから,2005年の甲状腺取扱い規約ではその他の腫瘍に分類されている。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献4件 参考文献8件

  • 難治性潰瘍として3年間経過したのちに診断にいたった類上皮肉腫の1例

    亀井 利沙, 中井 大介, 溝口 奈穂, 松本 考平, 西尾 優志, 松下 哲也, 中井 千晶, 春日井 務, 久田原 郁夫, 池上 隆太 皮膚の科学 14 (5), 242-246, 2015

    ...腫瘍細胞はサイトケラチン,EMA,ビメンチン,CD34,CA125 が陽性で類上皮肉腫と診断した。類上皮肉腫は初期診断が難しく,しばしば良性疾患として不完全な切除が行われている。治療抵抗性の難治性潰瘍では,類上皮肉腫の可能性も考える必要がある。自験例では診断に免疫組織化学染色が有用であった。(皮膚の科学,14: 242-246, 2015)...

    DOI 医中誌

  • サイトケラチン7,19陽性肝細胞癌の異時性リンパ節転移再発の1切除例

    廣瀬, 雄己, 坂田, 純, 大橋, 拓, 滝沢, 一泰, 新田, 正和, 高野, 可赴, 小林, 隆, 野上, 仁, 皆川, 昌広, 小杉, 伸一, 小山, 諭, 若井, 俊文 新潟医学会雑誌 128 (4), 177-181, 2014-04

    ...病理組織診断は, 肝S6病変が中分化型, 肝S8-4病変が低分化型肝細胞癌であったが, 肝S8-4の病変はサイトケラチン7,19陽性の肝細胞癌であった. 術後1年4か月後のCT検査で膵頭部背側のリンパ節の腫大を認めたため, 肝細胞癌の孤立性リンパ節転移再発と診断し, リンパ節摘出術を施行した. 病理組織診断は, サイトケラチン7,19陽性の肝細胞癌のリンパ節転移であった....

    機関リポジトリ HANDLE Web Site ほか1件

  • 反応性基をもつ水溶性ケラチンタンパク質のキャラクタリゼーションと毛髪の表面修飾

    吉田 正人, 鈴田 和之, 上門 潤一郎, 新井 幸三 日本化粧品技術者会誌 48 (3), 190-199, 2014

    ...化粧品分野では,毛髪の損傷低減,損傷した毛髪の修復などに様々なタイプのケラチンタンパク質が応用されている。側鎖に非対称性のジスルフィド基をもつ水溶性のS-カルボキシメチルアラニルジスルフィドケラチン (CMADK) タンパク質が,羊毛繊維のチオグリコール酸ナトリウム塩による還元処理と,それに続く過酸化水素による酸化処理により合成された。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献10件

  • Endometrioid adenocarcinoma with sex-cord like feature の 1 例

    橋口 真理子, 中尾 佳史, 山崎 文朗, 安永 牧生, 内山 倫子, 野口 光代, 横山 正俊, 岩坂 剛 日本臨床細胞学会雑誌 53 (1), 13-18, 2014

    ...免疫染色では EMA が類内膜腺癌の部分で陽性, カルレチニンが性索間質性腫瘍の部分で陽性であり, SMA, CD10, サイトケラチンについては一定の傾向はみられなかった. 最終診断は endometrioid adenocarcinoma with sex-cord like feature とした....

    DOI 医中誌 参考文献5件

  • 胃癌術後,腹膜播種を含む3度の再発に対し手術,化学療法により10年以上の長期無再発生存が得られている1例

    近藤 昭宏, 橋本 希, 竹林 隆介, 諸口 明人, 山田 礼二郎, 岡田 節雄, 香月 奈穂美, 串田 吉生 日本消化器外科学会雑誌 47 (7), 374-380, 2014

    ...で腫瘍は主として大腸壁外に存在し,組織型は印環細胞癌であった.その後,2000年10月と2003年2月に癌性腸閉塞の手術が施行された.手術は腸閉塞の部分と播種巣の可及的切除術が施行され,いずれも印環細胞癌であった.それぞれの術後に化学療法が施行された.最後に手術を施行した2003年から10年以上たった現在も再発を認めず経過観察中である.初回手術の胃癌も含め全て印環細胞癌で,粘液形質が胃型かつサイトケラチン...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献2件 参考文献9件

  • 分子標的薬によるストレス防御機構の阻害を介した肝細胞癌に対する新たな治療戦略

    本間 雄一, 原田 大 Journal of UOEH 36 (4), 229-235, 2014

    ...のリン酸化は,小胞体ストレスに対する細胞防御機構として重要である.ソラフェニブは小胞体ストレスに対する細胞防御機構として重要なUnfolded protein responseやケラチンのリン酸化を抑制し,プロテアソーム阻害薬との併用で抗腫瘍効果を増強させることが示された.本稿では進行肝細胞癌に対する新たな治療戦略として,小胞体ストレスに対する細胞防御機構と分子標的薬の作用について概説する....

    DOI Web Site PubMed ほか1件 被引用文献1件 参考文献30件

  • 吸引痰中に含まれる組織片の分析による気管粘膜損傷の推定方法に関する基礎研究

    平野 昭彦, 武田 利明 形態・機能 12 (2), 69-74, 2014

    ...そこで臨床で得られた吸引痰からヒト気管の粘膜損傷を推測する方法を確立するために、ウサギの気管を吸引した内容物の塗沫標本を作製し、パパニコロウ(Pap)染色やサイトケラチン14(CK14)免疫染色、エラスチカ・ワンギーソン(EVG)染色、アザン染色の染色方法について検討した。その結果、標本中に円柱上皮細胞や基底細胞、弾性線維、膠原線維を検出した。...

    DOI 医中誌

  • 要介護高齢者における剥離上皮の形成要因

    小笠原 正, 川瀬 ゆか, 磯野 員達, 岡田 芳幸, 蓜島 弘之, 沈 發智, 遠藤 眞美, 落合 隆永, 長谷川 博雅, 柿木 保明 老年歯科医学 29 (1), 11-20, 2014

    ...採取された膜状物質は,通法に従ってパラフィン切片を作製し,HE 染色とサイトケラチン 1 による免疫染色で重層扁平上皮か否かについて確認し,重層扁平上皮由来の角質変性物が認められたものを剥離上皮膜と判断した。剥離上皮膜形成の有無を従属変数として,患者背景・口腔内の 14 項目,疾患の 15 項目,常用薬の 32 項目,合計 61 項目を独立変数として部位ごとで決定木分析を行った。...

    DOI 機関リポジトリ 医中誌

  • 骨・軟骨化生を伴う乳癌の 1 例

    真栄田 百合子, 大城 小枝弥, 嵯峨 彰太, 玻名城 真由美, 山城 篤, 新垣 京子, 新垣 有正 日本臨床細胞学会雑誌 53 (2), 132-137, 2014

    ...免疫染色では癌腫部分にサイトケラチン, EMA などの上皮性マーカーが陽性を示し骨・軟骨化生部分ではビメンチンが陽性であった. 移行像を示す部分ではサイトケラチン, ビメンチンの両方が陽性を示した....

    DOI 医中誌 参考文献2件

  • 乳癌センチネルリンパ節割面捺印標本に対する免疫細胞化学の有用性

    植田 清文, 森 香奈子, 小林 彩香, 手嶋 優子, 土橋 千琴, 上杉 忠雄, 木村 雅友, 前西 修, 佐藤 隆夫 日本臨床細胞学会雑誌 53 (4), 280-285, 2014

    ...<b>目的</b> : 乳癌症例において, センチネルリンパ節の割面捺印標本に対するケラチン免疫細胞化学 (immunocytochemistry : ICC) が腫瘍細胞検出の点で通常の細胞診より優れているかどうかを検討した....

    DOI 医中誌 参考文献14件

  • 膵周囲リンパ節に生じたfollicular dendritic cell sarcomaの1例

    石井 生, 高田 実, 野口 寛子, 三橋 智子, 中村 文隆, 樫村 暢一 日本臨床外科学会雑誌 75 (11), 3147-3151, 2014

    ...に41mm大の腫瘤を認めた.上部消化管内視鏡では胃体上部後壁に壁外性腫瘤を認め,MRIで腫瘤はT2強調像で充実性/嚢胞性成分が混在しDWIで強い拡散低下を示した.胃壁原発の腫瘤としてGISTが鑑別に考えられ,腹腔鏡下腫瘍摘出術を施行した.腫瘤は胃と剥離可能な膵上縁の病変であり,病理所見では異型紡錘形細胞が小型リンパ球の混在を伴い増殖し,S-100・CD21・CD23・CD35・FDCが陽性,サイトケラチン・...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献11件

  • 局所切除で長期生存が得られた転移性痔瘻癌の2例

    前田 知世, 遠藤 俊吾, 竹原 雄介, 大本 智勝, 向井 俊平, 池原 貴志子, 日高 英二, 石田 文生, 工藤 進英, 浜谷 茂治 日本大腸肛門病学会雑誌 67 (5), 347-352, 2014

    ...月目に肛門周囲に硬結が出現し,生検にて痔瘻癌と診断した.症例2は65歳,男性.下部直腸癌に対して直腸低位前方切除術(D3郭清)を施行した.診断はtub1>tub2,pMP,pN0,cM0,fStage IIであった.術後9ヵ月目に肛門に硬結を自覚した.肛門に腫瘤を認め,生検で痔瘻癌と診断した.いずれの症例も腫瘍と瘻孔を含めた局所切除術を行った.2例とも先行する直腸癌に類似した組織像を示し,抗サイトケラチン...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献11件

  • 乳がんセンチネルリンパ節転移迅速診断における免疫染色併用の有用性

    池田 聡, 永田 千草, 鈴木 恵子 日本農村医学会雑誌 63 (4), 618-623, 2014

    ...免疫染色では通常の迅速組織診を行なうとともに, その連続凍結切片に対しサイトケラチンを迅速免疫染色した。結論として, 免疫染色の併用は客観的に確実に転移と診断でき, 病理医の負担軽減に大いに寄与することより, 迅速病理診断には臨床的意義が高いと思われた。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献5件

  • 2.角化症を理解するための基礎皮膚科学

    山本 明美 日本皮膚科学会雑誌 124 (2), 149-157, 2014

    ...表皮の角化において重要な役割を果たしている分子もしくは構造,すなわちケラチン,辺縁帯,ロリクリン,フィラグリン,脂質,デスモソーム,コルネオデスモソーム,ギャップジャンクション,タイトジャンクション,層板顆粒輸送系について基礎的事項を解説した.加えてこれらの異常による遺伝性角化症を紹介した....

    DOI Web Site 医中誌

  • NAFLDの診断と検査法のupdate

    鎌田 佳宏, 三善 英知, 竹原 徹郎 日本消化器病学会雑誌 111 (1), 25-34, 2014

    ...NAFLDからNASHを鑑別診断するには肝生検が必要であるが,わが国に約1000万人いるNAFLD患者すべてに行うことは困難である.最近,非侵襲的なNASH診断法としてさまざまな血液マーカーを用いたスコアリングシステム,最新の画像診断法であるエラストグラフィーやControlled Attenuation Parameter(CAP)が用いられるようになってきた.また単一の血液マーカーとしてサイトケラチン...

    DOI PubMed 医中誌

  • 大腸粘膜下層浸潤癌における簇出(budding)の組織学的評価

    岡村, 拓磨 新潟医学会雑誌 127 (9), 490-499, 2013-09

    ...病変の浸潤最深部を含む連続切片を作製し, HE染色および上皮性サイトケラチンCAM5.2免疫染色を行った. 簇出は, 癌発育先進部の間質中に存在する単個ないしは5個未満の癌胞巣を簇出と定義し, 簇出が最頻出するSM浸潤部を選定し, 20×10倍1視野当たりの簇出個数を算定した. 染色別にROC曲線を作製し, リンパ節転移予測の正確度が最も高い簇出個数の閾値を決定した....

    機関リポジトリ HANDLE Web Site ほか1件

  • 病理組織診断における免疫染色

    伊藤 智雄 顕微鏡 48 (1), 33-38, 2013-04-30

    ...<p>免疫染色は現代の病理診断学にとってなくてはならない.様々な目的の抗体があり,上皮性マーカーとしてはサイトケラチン類,その他目的によって様々なものが用いられる.血球マーカーは主に悪性リンパ腫の診断に用いられ,L26,CD3を中心として多様な抗体が用いられている.間葉系マーカーとしては,平滑筋にはαSMAその他が用いられるが,単独での判断は控えるべきである.横紋筋肉腫にはmyogeninやMyoD1...

    DOI 医中誌 参考文献17件

  • 界面活性剤処理によるヒト皮膚角層の構造変化の小角・広角X線散乱法を用いた解析

    山田 真爾, 久米 卓志, 小野尾 信, 内藤 崇, 太田 昇, 八田 一郎 SPring-8/SACLA利用研究成果集 1 (1), 1-4, 2013-02-28

    ...従来報告されている細胞間脂質層のアルキル鎖充填構造、ケラチン線維のプロトフィブリル構造のピークに加えて、我々は0.5 nm<sup>-1</sup> < <i>q </i>< 3 nm<sup>-1</sup> の領域に複数のブロードなピークを初めて検出した。この領域のピークは溶液処理により位置・強度が変化したが、これはケラチンのミクロフィブリル構造の変化を反映している可能性がある。...

    DOI

  • 面皰母斑の 1 例

    横山 翌香, 古場 慎一, 久富 万智子, 増岡 美穂, 三砂 範幸, 成澤 寛 西日本皮膚科 75 (2), 141-144, 2013

    ...さらに自験例に特徴的な所見は,一部分の嚢腫構造において,(1)不規則に延長する表皮索を伴う嚢腫壁に成熟した脂腺を伴い,(2)嚢腫内に多数の軟毛を認め,(3)免疫染色では,大部分の嚢腫壁に表皮から毛包漏斗部への分化を示すサイトケラチン 1 が陽性で,真皮中層の一部分では毛包漏斗部より毛球部までの分化を示すサイトケラチン 17 が陽性であった。以上の所見から,自験例を面皰母斑と診断した。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献4件

  • 胆囊癌肉腫と胆囊癌が並存した1例

    野口 智史, 渡部 秀樹, 池田 哲也, 尾嶋 英紀, 小西 尚巳, 登内 仁 日本外科系連合学会誌 38 (5), 1101-1104, 2013

    ...患者は82歳,男性.平成22年5月頃近医にて便潜血陽性を指摘され,また半年で7kgの体重減少あり6月精査目的に当院紹介受診となった.下部消化管内視鏡検査で横行結腸肝彎曲部に20mm大の隆起性病変,その2cm肛門側に30mm大の1/4周性の2型病変を認めた.生検で類円形から紡錘形異型核腫瘍細胞の粘膜下増殖,浸潤が認められ,ケラチン陰性,白血球共通抗原陰性であり間葉系肉腫が疑われた.腹部超音波検査,腹部...

    DOI 医中誌 参考文献1件

  • ゴマフアザラシ(<i>Phoca largha</i>)の全身転移を伴う扁平上皮癌の一例

    道下 正貴, 鳥飼 和史, 吉村 久志, 寺沢 文男, 中平 嶺, 塚田 晃三, 髙橋 公正 日本野生動物医学会誌 18 (4), 129-132, 2013

    ...免疫組織学化学的に腫瘍細胞はサイトケラチンAE1/AE3,ケラチン5,p63に陽性を示し,ビメンチン,サイトケラチンCAM5.2,カルレチニンに陰性であった。本症例は扁平上皮癌と診断し,肺原発と推察した。本例はゴマフアザラシにおける全身転移を伴う扁平上皮癌の初報告である。...

    DOI 医中誌 被引用文献2件 参考文献13件

  • 下顎に生じた扁平歯原性腫瘍の1例

    虎谷 茂昭, 谷 亮治, 福井 康人, 神田 拓, 高田 隆, 岡本 哲治 日本口腔科学会雑誌 62 (4), 281-285, 2013

    The squamous odontogenic tumor (SOT) represents one of the extremely rare odontogenic epithelial neoplasms originating probably from the rests of Malassez in the periodontal ligament. The common …

    DOI Web Site 医中誌

  • コーヒー酸によるヒト表皮角化細胞の細胞増殖及び分化促進効果

    渡辺 絵理子, 星 宏良 組織培養研究 32 (1), 189-194, 2013

    ...低濃度(0.05 μM)のコーヒー酸添加により、表皮角化細胞の分化マーカータンパク質として知られる、ケラチン10及びプロフィラグリンmRNAの強い発現が観察された。これらの結果より、コーヒー酸はヒト皮膚由来表皮角化細胞の新陳代謝能を促進させる作用を持つことが示された。...

    DOI 医中誌

  • 肝細胞癌と混合型肝癌(肝細胞癌と粘液癌)の重複癌の1例

    山下 信行, 西浦 三郎, 谷本 博徳, 山元 英崇, 野村 秀幸 日本消化器病学会雑誌 110 (9), 1663-1672, 2013

    ...症例は70歳代女性で,C型慢性肝炎に罹患していた.肝細胞癌の診断で肝切除を受けたが,高~中分化型肝細胞癌と混合型肝癌の重複癌であった.さらに混合型肝癌には,サイトケラチン19染色陽性肝細胞癌成分と粘液癌成分が見られた.術後半年の時点では明らかな再発はない.肝細胞癌と混合型肝癌の重複癌の切除,および粘液癌をともなう混合型肝癌症例は極めてまれであり,肝臓癌の発生・分化を考える上で興味深い症例と思われた....

    DOI PubMed 医中誌 被引用文献1件 参考文献19件

  • MWS-1  フィラグリン欠損マウスにおける角層バリア機能異常と経皮免疫応答の亢進

    川崎 洋, 永尾 圭介, 久保 亮治, 畑 毅, 清水 篤, 水野 秀昭, 山田 健人, 天谷 雅行 日本臨床免疫学会会誌 35 (4), 321a-321a, 2012

    ...NMF(Natural moisturizing factor)は<i>Flg</i><sup>−/−</sup>角層で著しい減少を認めたものの,角層内水分量や経皮水分蒸散量は正常だった.テープストリップを用いた実験から,物理刺激による<i>Flg</i><sup>−/−</sup>皮膚での角層剥離の亢進が示された.電子顕微鏡による観察から,<i>Flg</i><sup>−/−</sup>角層におけるケラチンパターン...

    DOI Web Site 医中誌

  • 停留精巣を伴った大腸癌精巣上体転移の1例

    増渕 麻里子, 八木 斎和, 松村 貴世, 堀場 隆雄, 佐藤 榮作, 折原 明, 篠田 育男, 片山 雅貴 日本消化器外科学会雑誌 45 (2), 225-231, 2012

    The patient is a 51-year-old man who underwent surgery for descending colon cancer in December 2007 (D, type 3, 40×50 mm, tub2, SE, N1, H0, P0, M0, Stage a, D2, PM0, DM0, RM0, R0, Cur A). He visited …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献1件

  • 十二指腸への広範な表層拡大進展と胆管, 膵管内進展を認めた乳頭部癌の1例

    小倉 健, 有坂 好史, 増田 大介, 井元 章, 瀧井 道明, 林 道廣, 江頭 由太郎, 梅垣 英次, 樋口 和秀 日本消化器内視鏡学会雑誌 54 (9), 3156-3164, 2012

    症例は50歳代男性.肝機能障害を指摘され,精査目的で入院.MDCTで胆管拡張があり,下部胆管末端部に造影効果を有する腫瘤が認められた.十二指腸内視鏡では,下行脚に全周性に結節顆粒状の褪色調粘膜が広範囲に認められた.主乳頭は病巣のほぼ中央に位置し生検で腺癌が検出された.PTCSでは乳頭部から胆管内腔にポリープ様に突出する隆起性病変が認められた.乳頭部癌の診断のもと膵頭十二指腸切除術を行い,病理学的…

    DOI 医中誌 参考文献14件

  • 長期生存が確認された肺原発淡明細胞腺癌の1例

    山田 英司, 片岡 和彦, 藤原 俊哉, 松浦 求樹 日本呼吸器外科学会雑誌 26 (7), 734-738, 2012

    A 59-year-old man was admitted to our hospital with a 50×45-mm right apical segment tumor diagnosed by CT after a chest radiograph. After bronchoscopic cytologic diagnosis showed the adenocarcinoma, …

    DOI 医中誌 参考文献9件

  • 皮膚角層の構造研究の現状と目標

    八田 一郎 Oleoscience 12 (1), 25-32, 2012

    ...皮膚角層の広<i>q</i>領域X 線散乱実験により,細胞間脂質のみならず角層細胞中のソフトケラチンの構造も角層の機能において重要な役割を果たしていることを紹介する。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献4件

  • ラマン分光法を用いたケラチン繊維のキャラクタリゼーション

    葛原 亜起夫 高分子論文集 69 (7), 313-325, 2012

    ...ケラチン繊維の内部構造におよぼす化学修飾の影響について詳細に調査することを目的とし,ラマン分光法により,ケラチン繊維の深さ方向分布について,キューティクル細胞とコルテックス細胞を分離することなく,直接キャラクタリゼーション可能な新しい方法を開発した.この解析テクニックを用いることにより,従来測定不可能であった黒髪のラマンスペクトルの測定に成功した.還元剤(チオグリコール酸と<small>L</small...

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献66件

  • ミシシッピアカミミガメ甲羅を用いた膀胱再建に関する基礎的研究

    鈴木,理功 東亜大学紀要 13 1-10, 2011-01

    ...亀の甲羅の主成分はケラチンであり,近年羊毛から抽出したケラチンを用いた医療材料が検討されている。そこで我々は亀甲羅を膀胱移植片用に加工後,SDラットメス35匹に埋植試験を実施した。その結果,移植した22匹のラットは目立った炎症反応や溢尿,感染がなく生存した。これらのラットでは,移植片が異物として認識,排除されることがなかった。...

    機関リポジトリ Web Site 医中誌

  • 35歳女性の肛囲に生じたspindle cell squamous cell carcinomaの1例

    二村 恭子, 鈴木 さやか, 藤田 直昭, 山田 元人, 富田 靖 Skin Cancer 24 (1), 12-15, 2011

    ...病理組織では表皮と一部連続した異形性のある紡錘形細胞が真皮内に増殖し,腫瘍細胞は免疫染色によりケラチン一部陽性,EMA陽性,ビメンチン陽性,S-100陰性,HMB-45陰性,CD34陰性であり,spindle cell squamous cell carcinomaと診断した。2004年1月5日腫瘍拡大切除,術前に腫脹を認めた左鼠径リンパ節の郭清および右鼠径センチネルリンパ生検術を施行した。...

    DOI 医中誌 参考文献9件

  • G‐CSF産生肺多形癌の1剖検例

    松岡 拓也, 松本 直子, 中川 美弥, 田上 圭二, 神尾 多喜浩 日本臨床細胞学会雑誌 50 (2), 109-114, 2011

    ...免疫組織化学的に腫瘍細胞は EMA, ケラチン, ビメンチン, granulocyte-colony stimulating factor (G-CSF) に陽性であり, G-CSF 産生多形癌と診断された.<br><b>結論</b> : 細胞診で紡錘形細胞や多核細胞, 巨細胞など多彩な細胞像がみられた場合, 多形癌の可能性も考慮すべきである....

    DOI 医中誌 参考文献13件

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