検索結果を絞り込む

本文・本体へのリンク

検索結果 992 件

  • Diltiazem-Associated Photodistributed Hyperpigmentation

    中川 浩一, 東田 理恵, 德田 一三, 大磯 直毅 西日本皮膚科 86 (1), 3-4, 2024-02-01

    ...<p><b>患者</b>:74 歳,女性</p><p><b>主訴</b>:顔面の色素沈着</p><p><b>既往歴</b>:高血圧,シェグレン症候群</p><p><b>薬歴</b>:ジルチアゼム塩酸塩(へルベッサーR<sup>®</sup>カプセル)100 mg/day,バルサルタン(ディオパン<sup>®</sup>錠)40 mg/day を 2 年前から内服していた。...

    DOI Web Site 参考文献1件

  • 小児期シェーグレン症候群4症例の臨床像

    神戸 史乃, 小池 修治, 大澤 悠 口腔・咽頭科 37 (1), 69-75, 2024

    ...2015年に日本小児リウマチ学会等による小児期シェーグレン症候群診療の手引きが提唱された.当科で経験した小児期シェーグレン症候群(Sjögren syndrome:SS)の4症例について報告する.乾燥症状を訴えた例はなく,反復性耳下腺腫脹や皮疹,発熱など非典型的な症状を呈した例が多かった.いずれの症例でもガムテスト,シアログラフィ,小唾液腺生検でSSに合致した所見を呈しており,潜在的な腺破壊の存在が...

    DOI

  • 3.シェーグレン症候群up date

    小寺 雅也 日本皮膚科学会雑誌 133 (9), 2153-2159, 2023-08-20

    ...<p>シェーグレン症候群(SjS)は,自己免疫的機序による外分泌腺の原因不明な慢性炎症性疾患であり,SjSの病変は涙・唾液腺などの外分泌腺のみに留まらず,全身の臓器にも障害を及ぼす.腺外症状は,皮膚症状,関節痛,筋症状,胃液分泌低下による低酸・無酸症,間質性肺炎,膵炎,自己免疫性肝炎,中枢神経症状,末梢神経症状,血液異常といった極めて多岐・多臓器にわたる症状が認められる.早期診断,治療によって臓器障害...

    DOI

  • 1.診断困難な膠原病? 膠原病は診断困難!

    沖山 奈緒子 日本皮膚科学会雑誌 133 (6), 1465-1470, 2023-05-22

    ...診断困難な疾患の代表である.皮膚科医は皮疹を診るという武器を持っているが,絵合わせにのみ頼ってしまうと落とし穴もある.まず膠原病症例に共通して見られ,レイノー現象など血管障害を主な原因とする非特異疹があり,膠原病か否かの選別に役立つ.そのうえで,例えば皮膚筋炎では,成人スチル病や組織球症を含めた血液疾患が鑑別疾患として挙げられる.さらに,一つの症例の中にもいくつもの疾患が混在していることもあり,たとえばシェーグレン...

    DOI

  • 耳下腺多形腺腫由来筋上皮癌及びその肺転移の診断にKi-67の免疫染色が有用であった一例

    太田 澪, 松原 寛知, 佐藤 大輔, 大貫 雄一郎, 内田 嚴, 國光 多望 日本呼吸器外科学会雑誌 37 (1), 8-14, 2023-01-15

    ...<p>症例は74歳女性.7年前に耳下腺腫瘍に対し手術を行い,耳下腺多形腺腫と診断された.既往にシェーグレン症候群,強皮症があり,経過観察のCTで左肺S1+2に1.0 cm,左肺S8に1.4 cm,右肺S2に0.6 cmの増大する結節影を認め,PETでも同部位に集積を認めた.まず左肺S8,S1+2の部分切除を,二期的に右肺S2の部分切除を行った.病理学的に再検討した結果, 既往の耳下腺腫瘍は多形腺腫由来筋上皮癌...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献7件

  • 長いベッド上生活で諦めていた屋外散策が多職種連携により実現できた事例

    西田 透 九州理学療法士学術大会誌 2023 (0), 88-, 2023

    ...</p><p>【事例紹介】 70歳代男性 診断名:慢性Ⅱ型呼吸不全 既往:肺癌、肺切除歴あり、シェーグレン症候群</p><p> 以前はマラソンや登山、海外旅行を趣味とされ自ら庭の木々を剪定し、様々な花を植え、自宅前の道路沿いに紫陽花を植えたり梅の木を400本植樹したりとガーデニングに強い思い入れがあった。</p><p> X-3年COPDにて入院、12月に退院後訪問リハビリ介入開始。...

    DOI

  • Accept or Decline?左房カフに高度損傷を伴ったマージナルドナー肺に賭けた脳死両肺移植例

    早稲田 龍一, 宮原 聡, 白石 武史, 當房 悦子, 森下 麻理奈, 金田 志朗, 若原 純一, 佐藤 寿彦 移植 58 (Supplement), s149_2-s149_2, 2023

    ...強皮症・SLE・シェーグレン症候群のオーバラップ症候群に関連する間質性肺炎に二次性肺高血圧合併のため、両肺移植を第一術式として肺移植登録されていた。登録後まもなく、肺高血圧のコントロールが不良となり、紹介医での入院治療の継続を余儀なくされていたが、登録後2ヶ月の時点でドナー肺の斡旋を受けた。...

    DOI

  • シェーグレン症候群の精査をうけた患者の自覚症状と他覚所見との関係

    江崎 慈萌, 西山 進, 大橋 敬司, 相田 哲史, 吉永 泰彦, 田中 晃代 臨床リウマチ 35 (1), 13-21, 2023

    ...<p>目的:シェーグレン症候群(SS)の精査を施行した患者の自覚症状と他覚所見との関係について検討した.</p><p>方法:2017年2月から2021年6月に当院を受診し,自覚症状や医師の診察により口腔乾燥症が疑われてSSの精査が行われた87名の臨床症状を診療録から抽出した.口腔内乾燥に関連する14の質問ごとに乾燥自覚なしと乾燥自覚ありの2群に分けた....

    DOI 医中誌

  • 身体疾患にともなう抑うつ,不安

    三輪 裕介, 富岡 大, 三輪 (三田村) 裕子, 穂坂 路男 心身医学 63 (6), 538-542, 2023

    ...どの質問紙が最適か,cut off値をどこに設定するのが適切か,精神科医師による構造化面接との比較による質問紙法による妥当性はどの程度あるのか不明である.研究対象の背景の違い(時代,国,年齢,性別,人種,罹病期間など)によっても異なる.一方,関節リウマチの治療方法は時代とともに大きく進歩し,疾患活動性の改善とともに合併する抑うつ状態も改善することが予想されるものの明確ではない.また,他の膠原病疾患(シェーグレン...

    DOI Web Site 医中誌

  • 膠原病に対する漢方治療の実際

    大野 修嗣 日本東洋医学系物理療法学会誌 48 (2), 1-5, 2023

    ...シェーグレン症候群(SjS)の乾燥症状に対して漢方薬が唾液分泌を増加させ、免疫学的異常が改善した報告も存在する。強皮症の皮膚硬化、レイノー現象にも有効例が観察された。また基礎医学的な検討では、柴苓湯がT細胞のリンパ球亜群に影響を与え、より正常な方向への誘導が示唆された。...

    DOI Web Site 医中誌

  • リウマチ・膠原病疾患におけるサイトカイン・ケモカインの最前線

    磯﨑 健男, 林 智樹 昭和学士会雑誌 83 (3), 165-174, 2023

    ...としてのセレクチンファミリーの活性化にもかかわっているとされる.RAを中心に炎症性筋疾患や間質性肺炎といった疾患でADAM familyは疾患の活動性と相関を認め,炎症の惹起や血管新生につながる病態での発現も報告されている.現在開発の進んでいる次世代型抗体薬としては,糖鎖改変型抗体やBispecific抗体,低分子抗体なども存在している.各論としてRAや全身性エリテマトーデス(SLE),炎症性筋疾患,シェーグレン...

    DOI

  • 早期に見つけてフォローしよう,小児期Sjögren症候群

    冨板 美奈子 小児リウマチ 13 (1), 10-15, 2022-12-28

    ...「小児期シェーグレン症候群診断の手引き」が早期診断の参考となる.治療法や症状進行抑制のための早期介入については今後の課題で,そのためにも日常診療でSSを鑑別に考えて,疑わしい症例に対して検査を行い,SSの可能性のある症例を見逃さないことが重要である。</p>...

    DOI

  • 非特異的症状で発症した,濃厚な家族歴が疑われる シェーグレン症候群の一例

    古本, 哲朗, 高橋, 一平, 品原, 久美, 中山, 智孝 高知赤十字病院医学雑誌 25 (1), 45-47, 2022-04-15

    ...症例は 8 歳女児.5歳頃より出血傾向を認め発熱と右耳下腺腫脹を反復していたが,医療機関 を受診していなかった.今回,発熱と右耳下腺腫脹を主訴に初めて近位小児科を受診したところ,血 液検査で血小板数の低値を指摘され精査加療目的に当院紹介となった.シェーグレン症候群の血清 学的診断基準を満たし,プレドニゾロンの経口投与を行い軽快退院した.原因不明の慢性的な出血 傾向,発熱,耳下腺腫脹を認めた場合は,シェーグレン...

    機関リポジトリ

  • IgG4 関連疾患の新展開

    高野 賢一 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会会報 125 (1), 5-11, 2022-01-20

    ...<p> 19世紀末に報告されたミクリッツ病は, シェーグレン症候群の亜型とされた時代を経て, 今日 IgG4 関連疾患に含まれる IgG4 関連涙腺・唾液腺炎という新たな疾患として認識されている....

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献15件

  • シェーグレン症候群関連脳症との鑑別を要した遺伝性クロイツフェルト・ヤコブ病の1例

    崔 聡, 今井 啓輔, 傳 和眞, 山本 敦史, 猪奥 徹也, 松尾 宏俊 臨床神経学 62 (3), 198-204, 2022

    ...<p>亜急性進行性の歩行障害と認知機能障害にて当科入院.臨床経過と頭部MRI拡散強調画像での両側大脳皮質の異常高信号からクロイツフェルト・ヤコブ病(Creutzfeldt–Jakob disease,以下CJDと略記)を疑ったが,血清抗SS-A抗体の異常高値からシェーグレン症候群(Sjögren’s syndrome,以下SjSと略記)関連脳症も否定できなかった.感染防御下での唾液腺生検と検体の病理診断...

    DOI Web Site PubMed 参考文献13件

  • 全身性強皮症の治療中に発症した夏型過敏性肺炎の1例

    尾下 豪人, 妹尾 美里, 井上 亜沙美, 佐野 由佳, 益田 武, 吉岡 宏治, 池上 靖彦, 山岡 直樹, 服部 登 アレルギー 71 (1), 42-45, 2022

    ...<p>症例は全身性強皮症,二次性シェーグレン症候群を長期治療中の70歳女性.ステロイド薬を減量中に発熱が出現し,胸部CTで小葉中心性粒状影とすりガラス影を認めた.経気管支肺生検の病理および気管支肺胞洗浄液所見は過敏性肺炎に合致し,血清抗<i>Trichosporon asahii</i>抗体が陽性だった.家屋清掃後に症状と画像所見が改善したため,夏型過敏性肺炎と診断した.膠原病患者において肺病変を認...

    DOI Web Site 医中誌

  • 感染性小腸炎を契機に発見されたバルサルタン関連薬剤性腸炎の1例

    澁谷 尚希, 櫻井 俊之, 佐野 桃子, 菊池 伊都香, 岩下 祐子, 石川 将史, 宮崎 亮佑, 西村 尚, 豊永 貴彦, 加藤 智弘, 猿田 雅之 日本小腸学会学術集会プログラム・抄録集 6 (0), 75-75, 2022

    ...<p>【症例】79歳男性【主訴】心窩部痛・嘔吐・下痢【起始・経過】シェーグレン症候群疑いで近医通院中。消化器症状なく経過していたが、20XX年Y月Z日心窩部痛、嘔吐・下痢を認めた。翌日当院を受診し、胃腸炎の診断で内服加療し下痢は消失したが、心窩部痛と嘔吐が持続し、第11病日に入院した。...

    DOI 医中誌

  • 腎生検で診断しステロイド療法を行った高齢Tubulointerstitial nephritis with IgM-positive plasma cells(IgMPC-TIN)の1例

    宮口 祐樹, 加藤 聡美, 齋藤 愛美, 井上 陽平, 家田 研人, 市原 詩恵, 小林 瑞穂, 高橋 直生, 岩野 正之, 菅 憲広 日本老年医学会雑誌 58 (4), 630-636, 2021-10-25

    ...<p>症例は81歳女性.X-1年7月に近医で慢性腎臓病(CKD)を指摘され,当科に紹介された.シェーグレン症候群の診断基準を満たし,CKDの原因としてシェーグレン症候群による尿細管間質性腎炎(TIN)を考えたが,患者本人の希望により腎生検やステロイド療法などの精査加療は行わず経過観察していた.X年7月に腎機能が再増悪し,超音波ガイド下経皮的腎生検を行った.腎病理所見では,IgM/CD138二重染色で...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献8件

  • 乳癌との鑑別を要した乳腺限局性結節性アミロイドーシスの1例

    小野寺 亜希, 市原 真, 平田 真美, 木下 静江, 廣瀬 邦弘 超音波検査技術 46 (4), 340-346, 2021-08-01

    ...,生検を施行した.病理組織像で腫瘤内にはアミロイドの沈着が高度で,アミロイドーシスと診断された.病変の境界部は組織学的に,アミロイドが脂肪組織の隙間に入り込むような沈着パターンを示していた.これは硬性型浸潤性乳管癌の浸潤先進部でみられる癌細胞と線維化,周囲の脂肪組織が混在する状態と類似性を認め,腫瘤の境界部がhalo様に見えた成因と考えられた.アミロイドーシスは全身性と限局性に大別されるが,本例はシェーグレン...

    DOI Web Site 医中誌

  • Sjögren症候群による心タンポナーデを伴う急性心外膜炎の1例

    吉村 あきの, 肥後 建樹郎, 松本 紀彰, 樋渡 沙和子, 伊藤 加菜絵, 窪田 歩, 大石 充 心臓 53 (7), 728-735, 2021-07-15

    ....シェーグレン症候群の既往もあり,SS-A抗体が高値であったことからステロイドを投与したところ著効し,開始2日後には心嚢液はほぼ消失した.経過が典型的でない急性心膜炎の症例では,シェーグレン症候群などの膠原病性心嚢液貯留も考慮すべきことを示唆する症例と考えられた....

    DOI

  • 遺伝子治療の口腔疾患への応用

    井上 健児, 田口 洋一郎, 山野 精一 THE JOURNAL OF THE ACADEMY OF CLINICAL DENTISTRY 41 (1-2), 11-20, 2021-06-16

    ...<p><b>遺伝子治療は,遺伝性疾患の根本的治療法として誕生し,欠陥遺伝子を補う治療法であったが,今日では,①正常遺伝子の補充,②遺伝子発現の抑制,③異常遺伝子の修復を基本コンセプトに,多様な臨床応用が検討されている.近年では,口腔顎顔面疾患領域にも応用が考えられ,研究が進められている.筆者らも,口腔がんによる疼痛や自己免疫疾患のひとつであるシェーグレン症候群によるドライマスを対象とした遺伝子治療の...

    DOI

  • 頭痛と発熱から疑い診断しえた,髄膜刺激徴候を伴わない帯状疱疹性髄膜炎の 1 例

    吉田 諭, 宇都宮 亮, 黒尾 優太, 山西 祐輝, 武藤 潤, 佐山 浩二 西日本皮膚科 83 (2), 134-137, 2021-04-01

    ...混合性結合組織病,シェーグレン症候群で治療をされていた。初診の 4 日前より,左頚部,左上背部,左前胸部に水疱が出現し,当院を受診した。当院を受診後,帯状疱疹と診断し,入院にてアシクロビル静脈投与を開始した。入院 3 日目より発熱,頭痛を認め,血液検査や CT 検査を施行するも,明らかな感染源は認めなかった。髄膜刺激徴候を認めなかったが,頭痛と発熱から髄膜炎を疑った。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献2件

  • 免疫担当T細胞からの口腔疾患の病態解明と治療法開発のアプローチ

    中村 誠司 日本口腔科学会雑誌 70 (2), 91-91, 2021

    ...その理由は,私がシェーグレン症候群や口腔扁平苔癬と併せて病態解析を続ける中で,より特異な病態を示したからである。IgG4関連疾患は本邦で見出された新たな疾患概念であるが,私は厚生労働省科研やAMEDのオールジャパン体制の研究班に参画し,最新の解析手法を駆使して病態解析を進めた。...

    DOI 医中誌

  • MRIにて腱板筋筋腹の信号変化を認めた拘縮肩の特徴

    大西 信三, 小川 健, 埜口 博司, 牧原 武史, 池田 和大, 小川 佳士, 渡部 大介, 道信 龍平, 照屋 翔太郎, 山崎 正志 肩関節 45 (2), 387-391, 2021

    ...初診時の身体所見上凍結肩と診断したが,その後に撮像したMRIにて腱板筋筋腹の信号変化を認めた症例を経験した.MRIにて腱板筋付着部・筋腹がT2強調像・STIR像共に高信号を呈した6肩である.初診時1例は疼痛強く自動運動困難で,他の5例の可動域平均は屈曲50° ,外旋8° ,内旋は第5腰椎レベルであった.それぞれバセドウ病,骨髄異形成症候群にて同種臍帯血移植後,腎機能低下あり尿中BJP陽性,RAとシェーグレン...

    DOI 医中誌

  • 純粋自律神経不全症型のレビー小体病と免疫介在性自律神経ニューロパチー

    小池 春樹 自律神経 58 (2), 199-203, 2021

    <p>レビー小体病はパーキンソニズムか認知症が前景に立つことが多いが,起立性低血圧などの自律神経障害のみを長期間呈することもあり,このような病型は純粋自律神経失調症(pure autonomic failure; PAF)と呼ばれてきた.PAFは緩徐進行性の神経変性疾患であるが,血清中の抗ganglionic acetylcholine receptor (gAChR) …

    DOI 医中誌

  • 顔面痛を主訴に来院したメトトレキサート関連リンパ増殖性疾患の1例

    浅野 崇浩, 矢島 祥助, 安井 真梨子, 落合 駿介, 遠藤 友樹, 吉川 桃子, 西須 大徳, 佐藤 仁, 黄地 健仁, 莇生田 整治, 臼田 頌, 中川 種昭, 村岡 渡 日本口腔顔面痛学会雑誌 13 (1), 69-77, 2021

    ...<b>症例の概要</b>:今回われわれは,関節リウマチ(RA)およびシェーグレン症候群(SjS)で当院通院中に,左顔面痛を主訴に当科を受診し,メトトレキサート関連リンパ増殖性疾患(MTX-LPD)と診断された症例を経験したので報告する.患者は69歳女性で,既往歴として17年前よりRAと診断され,長期にメトトレキサート(MTX)とプレドニゾロンを使用していた.また,SjSにより,たびたび耳下腺の腫脹を...

    DOI 医中誌

  • 結節性紅斑様皮疹を呈したシェーグレン症候群の 1 例

    植木 結香里, 鷲尾 健, 桑原 咲, 丹羽 享子, 錦織 千佳子 皮膚の科学 20 (3), 187-191, 2021

    ...眼科的所見や血液検査所見より再度シェーグレン症候群との診断に至ったため,プレドニゾロン <b>30 mg/</b>日の内服を開始し,臨床症状の改善を認め退院となった。シェーグレン症候群は経過中様々な皮膚症状を呈することが知られており,その頻度は稀ながら結節性紅斑ないし結節性紅斑様皮疹を伴った報告も散見される。...

    DOI 医中誌

  • 在宅酸素療法を導入しDemand を実現した重症間質性肺炎患者の一例

    山口 愛美 九州理学療法士学術大会誌 2021 (0), 57-57, 2021

    ...既往歴:シェーグレン症候群。病前ADL:全て自立。本人Demand:「1 度でいいからまたゴルフに行きたい」。血液データはCRP10.720 ㎎ /dl、KL-6:6930U/ml、動脈血液ガス分析( 安静時、経鼻カニューレ、酸素1 ℓ / 分) はpH:7.44、動脈血酸素分圧:95 ㎜Hg、動脈二酸化炭素分圧:49 mm Hg であった。...

    DOI

  • シェーグレン症候群患者における気血水の傾向

    安部 武生, 田村 誠朗, 王 康治, 藤原 弘之 日本東洋医学雑誌 72 (3), 227-234, 2021

    ...<p>目的:シェーグレン症候群(SS)患者の気血水の状態と口腔関連 QOL の関連を検討する。</p><p>方法:SS 群(n=41)と寛解状態の関節リウマチ(RA)群(n=32)に寺澤の気血水スコア,Yin-Deficiency Questionnaire を和訳した陰虚スコア,口腔関連 QOL の質問票であるOral Health Impact Profile(OHIP)-14を収集した。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献12件

  • 両唾液腺腫脹で発症した 抗ミトコンドリア抗体陽性の 2 症例

    河瀬, 希望, 嶌田, 勇輝, 岩本, 伸紀, 須永, 敦彦, 角谷, 昌俊, 尾本, 篤志, 福田, 亙 京都第一赤十字病院医学雑誌 3 (1), 21-25, 2020-12-01

    ...PBC はシェーグレン症候群(SS)などのリウマチ性疾患の合併をしばしば認め,非化膿性胆管炎を主病態とする自己免疫疾患である.今回両唾液腺腫脹で発症した AMA 陽性の 2 例を経験した.症例 1 は 57 歳女性,両顎下腺腫脹を主訴に受診,ドライマウスを認め,血液検査で胆道系酵素の上昇と AMA 陽性を認め,PBC および両側顎下唾液腺炎と診断した.症例 2 は 53 歳女性,両顎下腺の腫脹と疼痛...

    機関リポジトリ 医中誌

  • 小児の膠原病の皮疹

    山本 俊幸 日本皮膚免疫アレルギー学会雑誌 3 (3), 381-390, 2020-10-30

    <p> 膠原病は, 遺伝的素因に後天的なトリガー (紫外線, 寒冷刺激, 仕事で扱う有機溶媒などの環境要因や感染症等) が加わって発症する。女性が多いので, ホルモンの影響も大きいと考えられている。それに対し, 小児発症例は遺伝的な影響がより強いものと思われる。</p><p> 本稿では, 実際の皮膚科診療で診る機会の比較的少ない, 小児の膠原病を取り上げ, …

    DOI Web Site 医中誌

  • 両側顎下腺萎縮が診断の端緒となったシェーグレン症候群の 2 例

    井野 千代徳, 大津 和弥, 花田 巨志, 井野 素子, 田邉 正博 耳鼻と臨床 66 (5), 144-153, 2020-09-20

    ...熱発が無く、CRP は陰性、白血球数の増加も認めず不可解な経過であったが、頸部 CT で両側顎下腺の萎縮・消失を確認することでシェーグレン症候群(SS)を疑った。膠原病では、ある種のサイトカインの影響で炎症があっても CRP などの通常の炎症指標に反映されないことがあることより、このような結果になったのではないかと思われた。...

    DOI 医中誌

  • 膠原病の摂食嚥下障害

    國枝 顕二郎, 藤島 一郎 The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine 57 (8), 721-728, 2020-08-18

    ...<p>膠原病は,全身性の炎症性疾患であり病変が多臓器にわたるため,摂食嚥下障害の診療においても局所の問題にとらわれることなく,全身状態や全身の臓器障害を適切に評価する必要がある.シェーグレン症候群の口腔乾燥症や全身性強皮症の食道機能障害はよく知られるが,多くの膠原病において咽頭だけでなく口腔や食道の評価は重要である.摂食嚥下障害の治療にあたっては原疾患のコントロールが重要であるが,ステロイドなどの使用...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献21件

  • 経気管支鏡下クライオバイオプシーにより診断したシェーグレン症候群合併肺アミロイドーシスの1例

    太田 啓貴, 山川 英晃, 加藤 朱利, 堀越 正信, 佐藤 新太郎, 赤坂 圭一, 天野 雅子, 松島 秀和 気管支学 42 (4), 306-311, 2020-07-25

    ...</b>72歳男性.リウマチ性多発筋痛症を発症した際に,シェーグレン症候群の合併も診断された.また肺野に多発囊胞を認め内部に石灰化を伴っていた.同病変に関しての診断目的に,経気管支鏡下クライオバイオプシーを施行した.病理学的に気管支粘膜,肺動脈壁,肺胞隔壁にアミロイド沈着を認め,肺アミロイドーシスと診断した.さらに肺胞隔壁はアミロイド沈着により既存の弾性線維が減少ないし消失し,肺の囊胞形成の要因と推測...

    DOI 医中誌

  • IgG4関連疾患トピックス

    高野 賢一 耳鼻咽喉科免疫アレルギー 38 (2), 37-41, 2020

    ...<p>かつてシェーグレン症候群の亜型とされていたミクリッツ病は,今日IgG4関連疾患に含まれるIgG4関連涙腺・唾液腺炎として新たに疾患として認識されている。疾患概念が提唱されてからすでに15年以上が経過し,IgG4関連涙腺・唾液腺炎の診断基準も改訂され,顎下腺のみといった病変が1箇所のみの場合も診断可能となり,生検部位として口唇腺も明記された。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献18件

  • ダブルバルーン内視鏡にて十二指腸穿孔をきたした非結核性抗酸菌性小腸炎の1例

    三澤 昇, 高津 智弘, 吉原 努, 芦苅 圭一, 松浦 哲也, 大久保 秀則, 日暮 琢磨, 亘 育江, 桐野 洋平, 利野 靖, 中島 淳 日本小腸学会学術集会プログラム・抄録集 4 (0), 62_2-62_2, 2020

    ...7歳の時にSLE、シェーグレン症候群と診断、以後ステロイド等で長期間治療されていた。2017年10月頃より食欲不振を認めるようになり、2019年3月頃より腹痛も認めるようになり、入院。入院時のCTで上部小腸に炎症性変化を認めた。パテンシーカプセルで開通性なしと診断、バルーン内視鏡での精査の方針となった。...

    DOI 医中誌

  • 膠原病母体児の高サイトカイン血症と長期予後

    高橋 尚人 周産期学シンポジウム抄録集 38 (0), 22-26, 2020

    ...</p><p> 生殖医療の進歩により,全身性エリテマトーデス(systemic lupus erythematosus; SLE),シェーグレン症候群,慢性関節リウマチなど全身性自己免疫疾患を合併した母体からの新生児が増えている。...

    DOI 医中誌

  • リウマチ膠原病領域の心身症再考

    三輪 裕介, 穂坂 路男, 松島 大輔 心身医学 60 (2), 150-154, 2020

    ...</p><p>シェーグレン症候群, 線維筋痛症については, 原疾患をコントロールする確立された治療法がない. そのため, 原疾患が緩徐ではあるものの進行することに対する不安感, 薬剤が効きにくい慢性疼痛, 倦怠感などの愁訴については, 心身医学的アプローチが重要である.</p>...

    DOI Web Site 医中誌

  • 妊婦健診時の胎児高度徐脈を契機に胎児完全房室ブロックと母体シェーグレン症候群が判明した一例

    奥山 亜由美, 土肥 聡, 瀬尾 晃平, 市塚 清健, 長塚 正晃 日本周産期・新生児医学会雑誌 56 (1), 113-117, 2020

    ...<p> 抗SS-A抗体陽性妊婦の胎児は1〜2%に胎児完全房室ブロック(CCAVB)を認める.胎児除脈を契機に母体シェーグレン症候群が判明し心血管プロファイルスコア(CVPS)を用いて胎児心機能を評価した一例を報告する.症例:35歳,G3P1.妊娠前にシェーグレン症候群の診断なし.妊娠30週,胎児高度徐脈を認め,胎児心房/心室拍数は136/63bpmでCCAVBと診断した.母体抗SS-A/SS-B抗体陽性...

    DOI 医中誌

  • 小児リウマチ性疾患登録(レジストリ)研究 PRICURE ver. 2 の現況と今後の展望

    楢崎 秀彦, 山口 賢一, 今川 智之, 井上 祐三朗, 根路銘 安仁, 武井 修治, 森 雅亮 小児リウマチ 11 (1), 3-, 2020

    ...【方法】本研究は通常診療によって得られる情報を集積する後向き観察研究であり,介入や侵襲は ない.対象疾患は小児期発症の,若年性特発性関節炎・全身性エリテマトーデス・若年性皮膚筋炎・ シェーグレン症候群・混合性結合組織病・全身性強皮症などである.データベース(PRICURE ver.2)はAmazon Web Servicesサーバー上に構築されており,一般的なWebブラウザーでセキュ リティ確保された...

    DOI 医中誌 被引用文献1件

  • 免疫担当T細胞からの口腔疾患の病態解明と治療法開発のアプローチ

    中村 誠司 日本口腔科学会雑誌 69 (2), 49-49, 2020

    ...生体の免疫反応の中心的役割を担うT細胞は様々な口腔疾患の病態形成に関わっており,シェーグレン症候群や口腔扁平苔癬などにおいては発症ならびに病態形成を,口腔扁平上皮癌に対しては制御を担っている。私は,大学院と米国留学の頃は基礎免疫学,その後に口腔領域の疾患に焦点を当てた臨床免疫学へと研究を展開し,2002年には今回と同じ課題名で宿題報告を行った。...

    DOI

  • カテプシンS阻害薬の点眼が涙液分泌を回復させる?

    大野 雄太 ファルマシア 56 (3), 258-258, 2020

    ...シェーグレン症候群(Sjögren’s syndrome: SS)は,涙腺や唾液腺といった外分泌腺における慢性炎症を主徴とし,ドライアイやドライマウスなどの乾燥症状を呈する自己免疫疾患であり,我が国では難病に指定されている.乾燥症状が悪化すると日常生活に支障をきたし,QOLが著しく低下する.我が国において眼表面の角膜上皮障害に対する点眼薬は市販されているものの,涙腺からの涙液分泌そのものを回復させる...

    DOI 医中誌

  • 唾液腺タンパクの分泌機構

    岩田 淳一 日本口腔科学会雑誌 69 (1), 1-12, 2020

    In mammals, the salivary glands (SGs), which produce 0.5-1.5 liters of saliva daily, comprise major (submandibular, sublingual, and parotid) and minor SGs. Saliva contains 99.5% water, 0.3% …

    DOI 医中誌

  • 僧帽弁閉鎖不全症に合併した小腸粘膜血管異形成の2例

    森田 竜一, 井上 健, 内藤 裕二, 杉野 敏志, 廣瀬 亮平, 土肥 統, 吉田 直久, 山口 寛二, 鎌田 和浩, 全 完, 内山 和彦, 石川 剛, 高木 智久, 小西 英幸, 的場 聖明, 伊藤 義人 日本小腸学会学術集会プログラム・抄録集 4 (0), 65_1-65_1, 2020

    ...<p>【症例1】81歳 女性 【主訴】貧血 【内服】クロピドグレル 75mg、ウルソデオキシコール酸 300mg、ラベプラゾールナトリウム 10mgなど 【既往歴】原発性胆汁性肝硬変、僧帽弁閉鎖不全症(軽症~中等症)、強皮症、シェーグレン症候群、脳梗塞 【現病歴】原発性胆汁性肝硬変にて通院中の201X年X月に、黒色便、貧血進行を認めた。...

    DOI 医中誌

  • シェーグレン症候群患者におけるM3型ムスカリン受容体アゴニスト長期投与による治療効果の検討

    坂本 瑞樹, 森山 雅文, 清水 真弓, 前原 隆, 緒方 謙一, 石黒 乃理子, 鎮守 晃, 太田 美穂, 中村 誠司 Journal of Japanese Society of Oral Medicine 26 (2), 77-83, 2020

    ...シェーグレン症候群(SS)患者におけるM3Rアゴニストの長期的な唾液分泌促進効果を明らかにするために,当科にて8年以上経過をみたSS患者62例を対象として唾液分泌量の経時的変化,および臨床所見と治療効果との関連について検討を行った。<br>内服継続した症例では服開始半年までは有意な唾液分泌量の増加を認め,8年経過しても唾液分泌量は治療開始前に比べ減少せず,維持されていた。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献10件

  • 本当は知らない薬の作用機序?ー新たな作用とリポジショニング

    礒濱 洋一郎 看護薬理学カンファレンス 2020.1 (0), ES-1-, 2020

    ...清肺湯は外分泌線型の AQP5 の細胞膜局在を増加させる作用を持ち、本作用 を通じてシェーグレン症候群に見られる乾燥症状の緩和が可能ではないかと期 待している。</p><p>本講演では、これらの成績の一端を紹介し、DR の可能性とその資源として の漢方薬の魅力についてお話したい。</p>...

    DOI

  • 両肺野にびまん性粒状影を認めた侵襲性インフルエンザ菌感染症の 1 例

    田岡 征高, 市川 裕久, 荒川 裕佳子, 森 由弘 日本病院総合診療医学会雑誌 15 (6), 493-498, 2019-11-30

    ...数か月前より口喝,網状皮斑があり入院中にシェーグレン症候群,橋本病と診断された。5 日前からの湿性咳嗽と呼吸困難で近医を受診した。低酸素血症と胸部異常陰影を認め当院紹介となった。初診時,意識障害と低酸素血症があり,呼吸音は両肺野全体に coarse crackles を聴取した。胸部X線とCT検査で両肺野にびまん性の小粒状陰影を認めた。重症肺炎を疑い血液培養,喀痰培養を行い抗菌薬投与を開始した。...

    DOI Web Site 医中誌

  • IgG4 関連疾患

    高野 賢一 日本耳鼻咽喉科学会会報 122 (10), 1299-1303, 2019-10-20

    ...シルマーテストは 5.42 ± 7.36 (± SD) mm/5分, サクソンテストは 2.57 ± 2.01g/2分と, 機能低下は軽度ではあるものの, ステロイドによる治療後には有意に改善を認める点が特徴的であり, シェーグレン症候群とは異なる点でもある....

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献15件

  • Farr法で抗DNA抗体が検出された関節リウマチ患者6例の検討

    西山 進, 相田 哲史, 吉永 泰彦, 宮脇 昌二, 浅沼 浩子 臨床リウマチ 31 (3), 188-194, 2019-09-30

    ...<p> 抗dsDNA抗体陽性の関節リウマチ(RA)患者6例を報告する.1例はRAを合併したシェーグレン症候群の経過中に抗dsDNA抗体が陽性となり胸膜炎を伴う全身性エリテマトーデス(SLE)を発症した.残り5例は抗TNF製剤が使用され,RA疾患活動性と抗dsDNA抗体の変動が一致した.5名中2名は胸膜炎を伴うSLEを発症し,いずれもIgG型抗dsDNA抗体を有していた.</p>...

    DOI 医中誌

  • 大阪歯科大学附属病院ドライマウス外来における初診患者の特徴

    奥野 健太郎, 髙橋 一也, 岸本 直子, 中嶋 正博 歯科医学 82 (2), 51-55, 2019-09-25

    ...自覚症状,服用薬数と服用薬,合併症,安静時唾液量,ガムテストによる刺激時唾液量を抽出し,各項目を調査した.初診患者の総数は73名(男性14名,女性59名)であった.平均年齢は67±14歳であり,70代が29名と最も患者数が多かった.安静時唾液量は1.2±2.2mL/15min,ガムテストによる刺激時唾液量は6.5±5.9mL/10minであった.服用薬の平均数は4.2±3.9剤であった.初診患者の内,シェーグレン...

    DOI Web Site 医中誌

  • 小児シェーグレン症候群の1例

    狩野 岳史, 比嘉 桂子, 比嘉 努, 澤田 茂樹, 石橋 佳奈, 新垣 敬一 日本口腔外科学会雑誌 65 (8), 513-518, 2019-08-20

    <p>Sjjögren’s syndrome (SS) is a chronic autoimmune disease characterized by a progressive lymphocytic infection of the exocrine gland with varying degrees of systemic involvement. SS is thought to …

    DOI Web Site Web Site 参考文献6件

  • 耳下腺唾石の治療方針

    鈴木 貴博, 野口 直哉, 東海林 史, 角田 梨紗子, 太田 伸男, 小倉 正樹, 香取 幸夫 日本耳鼻咽喉科学会会報 122 (1), 45-51, 2019-01-20

    <p> 過去7年間に経験した耳下腺唾石症例10例の内訳は, 外科的摘出例が4例, 自然排出例が3例, 経過観察例が3例である. 外科的摘出方法としては唾液腺管内視鏡単独で摘出した例が2例, 唾液腺管内視鏡補助下外切開法が1例, 外切開法が1例であった. 唾液腺管内視鏡手術例のうち1例に対して唾石の位置確認と摘出後の遺残確認のために術中エコーを用いた. …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献11件

  • 正中二分割Le Fort I型骨切り術併用による上下顎同時移動術を施行した骨格性下顎前突症の1例

    吉村, 宗之, 泰江, 章博, 七條, なつ子, 田中, 栄二 中・四国矯正歯科学会雑誌 31 (1), 31-37, 2019

    ...初診時年齢42歳の女性で,受け口を主訴として来院した.現病歴としてシェーグレン症候群に起因する唾液分泌量低下を示した.口腔内所見としてoverjetは-3.5mm,overbiteは+4.3mmで,右側第一小臼歯から左側犬歯にかけて反対咬合が,両側第一大臼歯部には交叉咬合がそれぞれ認められた.正貌はオトガイの左方偏位と咬合平面の左上がりを呈し,側貌はstraight typeであった.側面頭部エックス...

    機関リポジトリ 医中誌

  • シェーグレン症候群に間質性肺炎を併発した症例に対する理学療法の効果

    田中 秀輝, 秋保 光利, 木村 雅彦, 福田 幸人, 鈴木 暁岳 理学療法学Supplement 46S1 (0), A-73_1-A-73_1, 2019

    ...<p>【背景】シェーグレン症候群(SS)は外分泌腺機能不全を呈する自己免疫疾患で, 根治法がなく対処療法が中心に行われている. 腎障害, 中枢・末梢神経障害, 間質性肺炎(IP)やうつ症状など多彩な症状を合併することからQOL低下を招き,なかでもIPは有効な治療法がなく難治性である....

    DOI

  • O-16-01 マリネスコ・シェーグレン症候群症例の摂食・製作活動の能力及び意欲が向上した例

    大塚 栄子, 北村 千里, 水流 正人, 高波 博子, 湧井 敦子, 田邉 良, 石井 光子 日本重症心身障害学会誌 44 (2), 383-383, 2019

    ...目的 摂食意欲と活動意欲が高まりつつあったマリネスコ・シェーグレン症候群のケース(人工呼吸器装着・喉頭気管分離術施行済・日中ベッド臥床・日常生活動作全介助)の変化と多職種連携に影響を及ぼした経過について2016年に報告した。以降約3年間の経過およびリハビリテーションやケアの変化・課題について報告する。 経過 マリネスコ・シェーグレン症候群の30歳台女性。...

    DOI 医中誌

  • 高IgG4血症及びリンパ節へのIgG4陽性形質細胞浸潤を認めた抗SS-A抗体陰性/抗SS-B抗体陽性シェーグレン症候群の1例

    Horai Yoshiro, Izumi Yasumori, Michitsuji Tohru, Iwanaga Nozomi, Nakashima Yoshikazu, Nakamura Hideki, Kawakami Atsushi, Ito Masahiro 臨床リウマチ 30 (4), 276-283, 2018-12-30

    <p> 60歳代, 男性.当科紹介約2年前から手足しびれを自覚,また高γグロブリン血症を認めていた.血清IgG4 650mg/dLと高値,鼠経リンパ節に成熟形質細胞の増殖を認めIgG4/IgG 40-50%であった.抗SS-A抗体は陰性だったが抗SS-B抗体は陽性,口唇小唾液腺生検所見はSSに合致した.抗SS-A抗体陰性/抗SS-B抗体陽性SSにおけるIgG4の意義については更なる検討の余地があ…

    DOI 医中誌

  • 口腔乾燥症診断チャートの開発

    伊藤 加代子, 船山 さおり, 勝良 剛詞, 金子 昇, 濃野 要, 池 真樹子, 井上 誠 日本摂食嚥下リハビリテーション学会雑誌 22 (2), 153-160, 2018-08-31

    ...診断の結果,自律神経性口腔乾燥症(135 名, 61.4%)が最も多く,次いで薬剤性(126名, 57.3%),蒸発性(81名, 36.8%),シェーグレン症候群(35名, 15.9%),心因性(歯科心身症)(32名, 14.5%)であった.複数の歯科医師による診断の一致度は,カッパ係数が 0.99で非常に高かった(<i>p</i>< 0.001).診断名が 2つ以上ついている者は 74.5%であった...

    DOI Web Site 医中誌

  • 小児シェーグレン症候群の特徴と治療

    謝花 幸祐 臨床リウマチ 30 (1), 15-22, 2018-03-30

    ...<p> シェーグレン症候群(SS)は涙腺及び唾液腺における外分泌腺炎を中心とし,多種の自己抗体価の上昇を伴う全身性の自己免疫性疾患である.小児SSは希少疾患であるが,症例が存在する地域に偏りがあり,小児リウマチ専門医がいない地域での症例数は少なく,診断されていない症例も多いと推測される....

    DOI 医中誌

  • 複数の医療施設で起立性調節障害と診断されていたシェーグレン症候群の1例

    岡本 奈央子, 岡本 義久, 石川 琢也, 大貫 裕太, 小川 玲, 児玉 雅彦, 渡邊 常樹, 西岡 貴弘, 池田 裕一, 磯山 恵一 昭和学士会雑誌 78 (3), 275-281, 2018

    ...原発性シェーグレン症候群(Sjögren’s syndrome, SS)は慢性唾液腺炎と乾燥性角膜炎を主徴とする自己免疫疾患である.小児膠原病疫学調査において若年性特発性関節炎,全身性エリテマトーデスに次ぐ高頻度な疾患であることが明らかにされた.小児では目や口の乾燥を呈する腺症状ではなく,非特異的な症状で受診する例が多い.今回,日常生活に支障をきたすほどの全身倦怠感や発熱の反復などの症状を認めながら...

    DOI 機関リポジトリ Web Site ほか1件

  • 抗N-methyl D-aspartate(NMDA)受容体脳炎と類似した臨床像を呈したシェーグレン症候群関連辺縁系脳炎の1例

    吉村 賢二, 神吉 理枝, 中野 智 臨床神経学 58 (4), 229-234, 2018

    ...異常言動,記憶障害が出現し,辺縁系脳炎と診断した.後に奇形腫ではないことが判明したが,帝王切開の術中に両側卵巣腫瘍を認めた.不穏,口部ジスキネジア,薬剤抵抗性の全身性ミオクローヌス,中枢性無呼吸,自律神経障害を呈したが,免疫治療に良好に反応した.経過から抗N-methyl D-aspartate(NMDA)受容体脳炎が疑われたが抗NMDA受容体抗体は陰性,一方,抗SS-A抗体が陽性であり,唾液腺生検でシェーグレン...

    DOI Web Site PubMed ほか1件 参考文献23件

  • 胸椎高位に発生した肥厚性硬膜炎の1例

    金谷 篤, 橋本 淳一, 山川 淳一, 鈴木 智人, 市川 一誠, 高木 理彰 東日本整形災害外科学会雑誌 30 (4), 553-557, 2018

    ...<p>自己免疫疾患に続発した胸椎高位の肥厚性硬膜炎の1例を経験したので報告する.症例は66歳女性,抗好中球細胞質抗体関連血管炎とシェーグレン症候群の既往があり,3ヵ月前からの背部痛を主訴に受診した.下肢の筋力低下と尿閉を認め,脊椎MRIでT1からT4高位の胸髄周囲に全周性の硬膜肥厚を認めた.胸髄の圧迫に対して椎弓切除,および人工硬膜を用いた硬膜形成による除圧術を施行した.病理診断では肥厚性硬膜炎であった...

    DOI Web Site 医中誌

  • 指端壊疽と著明な心嚢液貯留を伴った Overlap syndrome の1例

    田中 麻理, 壽 順久, 高田 洋子, 山岡 俊文, 片山 一朗 皮膚の科学 17 (3), 173-180, 2018

    ...精査の結果,全身性強皮症,全身性エリテマトーデス,シェーグレン症候群の overlap syndrome と診断された。2017年2月に急激な全身浮腫,心嚢液貯留,補体低下を認め,全身性エリテマトーデスの急性増悪による心外膜炎と判断し,ステロイドミニパルスおよび高用量プレドニゾロンを投与し,心内膜炎の症状は軽減したが,指端壊疽は急速に進行した。...

    DOI 医中誌

  • 成人のシェーグレン症候群の特徴と治療

    東 直人 臨床リウマチ 29 (4), 219-227, 2017

    ...<p> シェーグレン症候群(SS)は腺組織の破壊により涙液や唾液の産生低下を来たし,眼や口腔内などの乾燥症状を呈する.外分泌腺以外の臓器の病変や全身症状を呈することがあり,これらを腺外病変という.腺外病変は軽症のものが多いが,予後に影響する臓器病変もあり臨床上重要である.2015年にSSは指定難病となり,診断基準と重症度分類を満たす場合に医療費助成の対象となったが,この日常診療上の実務を通じてSSの...

    DOI 医中誌

  • P2-25 治療前顎下腺組織のIL-32発現は,IgG4関連唾液腺炎の予後を予測し得る

    山本 元久, 鈴木 知佐子, 高橋 裕樹 日本臨床免疫学会会誌 40 (4), 315a-315a, 2017

    ...【方法】当科に通院中であるIgG4関連疾患21名を対象とした.治療開始1年以上経過し,休薬ができた8例と維持療法を継続している13例に分け,診断時(治療前)顎下腺標本におけるIL-32とTNFαの発現を,免疫染色にて,後向きに比較検討した.また対照としてシェーグレン症候群の小唾液腺標本を使用した....

    DOI Web Site 医中誌

  • 耳下腺炎を契機に発症し,脳病変のみを反復したシェーグレン症候群合併視神経脊髄炎関連疾患の1例

    古川 貴大, 松井 尚子, 田中 恵子, 和泉 唯信, 梶 龍兒 臨床神経学 57 (2), 77-81, 2017

    ...<p>症例は33歳女性.耳下腺炎後に情動失禁や運動性失語,両側の側方注視麻痺,痙縮がみられ,MRIで中脳大脳脚から内包後脚,中小脳脚,前頭葉皮質下の白質に異常信号を認めた.以前から眼や口腔の乾燥感があり,入院後にシェーグレン症候群(Sjögren’s syndrome; SjS)の合併が判明し,抗アクアポリン4抗体が陽性であった.ステロイドパルス後の単純血漿交換療法が著効した.ステロイド減量中に大脳...

    DOI Web Site PubMed 被引用文献1件 参考文献12件

  • IgG4関連疾患の病因―分子生物学的アプローチ―

    坪井 洋人, 飯塚 麻菜, 高橋 広行, 浅島 弘充, 廣田 智哉, 近藤 裕也, 中井 雄治, 阿部 啓子, 田中 昭彦, 森山 雅文, 中村 誠司, 吉原 俊雄, 松本 功, 住田 孝之 臨床リウマチ 29 (2), 128-139, 2017

    ...<p>目的:IgG4関連疾患(IgG4-RD)とシェーグレン症候群(SS)の遺伝子発現を網羅的に比較し,疾患関連分子を明らかにする....

    DOI 医中誌

  • 扁桃病巣感染を契機に発症した体軸性脊椎関節炎の1例

    東 幸太, 田村 誠朗, 槙野 秀彦, 關口 昌弘, 東 直人, 北野 将康, 松井 聖, 佐野 統 日本臨床免疫学会会誌 40 (6), 460-466, 2017

    ...<p>  49歳女性,主訴は全身関節痛.既往歴は橋本病.シェーグレン症候群にて当院かかりつけであったが,平成28年7月頃より前胸部痛と多関節痛が出現.来院時採血はANA: 640倍(Sp),WBC: 12700/μl,CRP: 24.8 mg/dl,赤沈1 H: 122 mm.臨床症状では高度の両手指関節の腫脹・圧痛を認めた.またASK: 1179 IU/ml,ASO: 10240倍と繰り返す扁桃炎...

    DOI Web Site PubMed ほか1件

  • P1-32 シェーグレン症候群による亜急性感覚失調性ニューロパチーの1例

    岡野 隆一, 明石 健吾, 白井 太一朗, 大木 洋子, 永本 匠, 藤川 良一, 高橋 宗史, 千藤 荘, 大西 輝, 三枝 淳, 森信 暁雄 日本臨床免疫学会会誌 40 (4), 305d-305d, 2017

    ...運動神経はほぼ正常であったが,感覚神経は電位導出不能であり,pure sensory neuropathy(SAN)の所見であった.頸椎MRIでC2-4レベルの後索にT2 highな病変を認め,腰椎MRIでTh10レベルの後索にT2 highかつ造影効果を認める病変があり,後根神経節の障害が推察された.神経障害の原因として,抗SSA抗体陽性,シルマーテスト5 mm/3 mmと低下を認めたことから,シェーグレン...

    DOI Web Site 医中誌

  • P2-40 IgG4関連唾液腺炎に対して無治療経過観察中に発症したびまん性大細胞型B細胞性リンパ腫の1例

    藪下 知宏, 吉岡 聡, 加藤 まどか, 田中 淳, 平本 展大, 米谷 昇, 山下 大祐, 今井 幸弘, 石川 隆之 日本臨床免疫学会会誌 40 (4), 318d-318d, 2017

    ...<p>【諸言】一部の悪性リンパ腫の発症には,感染・慢性炎症が関与している.自己免疫疾患の中では,橋本病やシェーグレン症候群が特に高率にリンパ腫に進展することが知られている.IgG4関連疾患と悪性リンパ腫の関連に関してはこれまで報告が少ない.今回,IgG4関連唾液腺炎に対して無治療経過観察中に,眼窩原発のびまん性大細胞型B細胞性リンパ腫を合併した1例を報告する....

    DOI Web Site 医中誌

  • ES2-2 B細胞活性化因子(BAFF)およびその受容体を標的とした自己免疫疾患治療薬創製の試み

    吉本 桂子, 鈴木 勝也, 関 則靖, 菅原 邦夫, 千葉 健治, 竹内 勤 日本臨床免疫学会会誌 40 (4), 278b-278b, 2017

    ...<p>  BAFFはB細胞の分化や生存に深く関与する分子として知られ,B細胞の活性化が病因の一つと考えられている全身性エリテマトーデス(SLE)やシェーグレン症候群(SS)などの自己免疫疾患では治療標的の一つとして注目されている.またBAFFの受容体であるBR3(BAFF-receptor)はBAFFと特異的に結合して細胞の活性化を誘導することからBAFFはBR3を介してB細胞の分化増殖を促進すると...

    DOI Web Site 医中誌

  • 早期から脾腎短絡路の発達を認めたAMA・M2抗体陰性の無症候性非硬変性原発性胆汁性胆管炎の一例

    清野 宗一郎, 丸山 紀史, 小林 和史, 近藤 孝行, 嶋田 太郎, 高橋 正憲, 奥川 英博, 神田 達郎, 横須賀 收 肝臓 58 (1), 38-45, 2017

    ...<p>症例は67歳,女性.55歳の頃からシェーグレン症候群で近医に通院していた.57歳時に,スクリーニングのCTで脾臓付近の異常血管を指摘され精査目的にて当院を受診した.超音波上,慢性肝疾患の所見に乏しかったが遠肝性血流の脾腎短絡路を認めた.門脈や脾静脈は順流で腹水や脾腫を認めず,肝酵素値は正常範囲で抗ミトコンドリア抗体およびM2抗体も陰性であったことから原因不明の血行異常症として経過観察することとなった...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献20件

  • 他科に学ぶ自己免疫疾患

    半田 知宏, 三嶋 理晃 日本耳鼻咽喉科学会会報 120 (7), 899-906, 2017

    ...また, シェーグレン症候群ではリンパ増殖性疾患も併発することがある. 治療に関して, ランダム化比較試験が行われているのは強皮症のみである. 一般にステロイドと免疫抑制剤が使用されるが, 強皮症ではその効果は限られる. 近年特発性肺線維症に用いられる抗線維化薬の効果が強皮症を中心に検討されてきている. また, 治療不応例では肺移植も考慮される....

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献14件

  • シェーグレン症候群を併発した組織球性壊死性リンパ節炎の1例

    川口 健太郎, 秦 雄介, 河瀬 成穂, 堀田 尚克, 塩田 雄太郎 The Japanese Journal of Sarcoidosis and Other Granulomatous Disorders 37 (1_2), 47-50, 2017

    <p>72歳女性が発熱を主訴として入院し,入院後の単純CTで全身リンパ節の腫大を認めた.腫大したリンパ節には18F fluorodeoxy glucose-positron emission tomography-CTで取り込みを認めた.取り込みを認めた右鎖骨上窩リンパ節を生検し,組織球性壊死性リンパ節炎と病理診断した.ステロイドを投与し,発熱,リンパ節の腫脹などの症状は改善した.18F …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献4件

  • 当科を受診した小児期発症膠原病患者の臨床経過

    西山 進, 相田 哲史, 吉永 泰彦, 宮脇 昌二 小児リウマチ 8 (1), 10-17, 2017

    ...小児期発症膠原病患者44名(男5,女39)の臨床経過を調査した.発症時および最終観察時年齢は 12.4±2.5歳および36.0±10.6歳であり,初診から最終観察まで11.9±8.9年であった.診断名(重複あ り)は,全身性エリテマトーデス(SLE)26,若年性特発性関節炎8 ,シェーグレン症候群6 ,混合 性結合組織病5 ,多発性筋炎/皮膚筋炎3 ,ベーチェット病2 ,全身性強皮症1 名であった....

    DOI Web Site 医中誌

  • ドライマウス症例に対するアロマテラピーの効果に関するパイロットスタディ

    小谷 泰子, 神保 太樹 アロマテラピー学雑誌 16 (2), 37-41, 2016-03-31

    ...唾液量の増加効果を持つ精油を用いたアロマテラピーにてドライマウスが軽減するかどうかを,9例のシェーグレン症候群症例を含む20症例(64.3±10.8)を対象に検討した。その結果,アロマテラピー後に唾液分泌量が増加した症例,口腔不快感およびストレスの指標となる唾液中のアミラーゼが減少している症例が認められた。今後,アロマテラピーの適応や長期的な使用に伴う効果を検討する必要があると考えられた。...

    DOI Web Site 医中誌

  • 関節リウマチ合併二次性シェーグレン症候群に対するアバタセプトによる新規治療戦略

    坪井 洋人, 松本 功, 萩原 晋也, 廣田 智哉, 高橋 広行, 江辺 広志, 横澤 将宏, 柳下 瑞希, 高橋 秀典, 藏田 泉, 大山 綾子, 本田 文香, 浅島 弘充, 三木 春香, 梅田 直人, 近藤 裕也, 平田 信太郎, 齋藤 和義, 田中 良哉, 寳來 吉朗, 中村 英樹, 川上 純, 住田 孝之 臨床リウマチ 28 (4), 284-298, 2016

    ...<p>目的:関節リウマチ(RA)合併二次性シェーグレン症候群(SS)に対するアバタセプトの有効性と安全性を明らかにする....

    DOI

  • 稀な病変を有した悪性リンパ腫合併シェーグレン症候群の剖検2症例

    永渕 裕子, 伊藤 彦, 小泉 宏隆, 風間 暁男, 高木 正之, 山田 秀裕, 尾崎 承一 臨床リウマチ 28 (1), 75-81, 2016

    ...   子宮腫瘍と両側副腎腫瘍を呈した悪性リンパ腫(ML)合併シェーグレン症候群(SjS)の2剖検例を経験した.症例1:関節リウマチとSjS合併の83歳女性.下腿浮腫精査で子宮腫瘍を指摘.症例2:SjSの83歳男性.発熱精査で両側副腎腫瘍を指摘.2例共生検できず.剖検でびまん性大細胞型B細胞性リンパ腫の診断が確定した.MLによる子宮と副腎病変は稀で,SjSでの報告はない.SjSに合併する腫瘍の鑑別として...

    DOI 医中誌

  • TAFRO症候群類似の臨床像を呈した原発性シェーグレン症候群の1例

    岩永 希, 原田 康平, 辻 良香, 川原 知瑛子, 黒濱 大和, 和泉 泰衛, 吉田 真一郎, 藤川 敬太, 伊藤 正博, 川上 純, 右田 清志 日本臨床免疫学会会誌 39 (5), 478-484, 2016

    ...<p>  症例は25歳女性.2013年6月前医で原発性シェーグレン症候群と診断.2014年7月発熱,著明な炎症反応,全身リンパ節腫脹,肝脾腫を認め前医に入院.抗生剤(ceftriaxone,meropenem)を投与,ステロイドを増量(PSL 50mg)するも無効で,急速に進行する全身浮腫を認め当院へ転院.リンパ節生検では好中球浸潤を認め,骨髄穿刺では巨核球増加と線維化を認めた.minomycinを...

    DOI Web Site PubMed ほか1件 被引用文献4件 参考文献18件

  • WS5-5 シェーグレン症候群唾液腺病変の免疫評価

    中村 英樹 日本臨床免疫学会会誌 39 (4), 357-357, 2016

    ...<p>  シェーグレン症候群(SS)小唾液腺内の浸潤単核球はCD4+Tリンパ球が主な役割を示すが,病期が進むとB細胞や形質細胞の浸潤も確認され,これらの単核球はCD40,CD40リガンドなどB細胞の生存に重要な分子発現を示し,さらにBcl-2などの細胞死を抑制する分子の強い発現を示す.CD40陽性単核球は,JNKやp38などMAP kinase発現も示すため,SS唾液腺の免疫反応に深く関与している....

    DOI Web Site

  • 専門スタディー2-4 マクロファージ・樹状細胞 ヒト自己免疫疾患における樹状細胞の病因的役割

    久保 智史, 成澤 学, 阪田 圭, 中山田 真吾, 田中 良哉 日本臨床免疫学会会誌 39 (4), 322-322, 2016

    ...<p>  動物モデルでの詳細な検討により,自己免疫疾患の発症や維持における樹状細胞の重要性が明らかになっている.当科では,ヒトを対象とした樹状細胞の病因的役割に関する研究を展開してきた.例えば,シェーグレン症候群患者の小唾液腺組織においては,形質細胞様樹状細胞(pDC)が産生するtype 1 IFNがマクロファージからのCXCL13産生とCXCR5陽性Bリンパ球の浸潤をもたらし組織破壊に寄与すること...

    DOI Web Site 医中誌

  • P1-32 IgG4関連疾患の病態におけるIL-32の関与

    山本 元久, 櫻井 のどか, 鈴木 知佐子, 高橋 裕樹 日本臨床免疫学会会誌 39 (4), 390b-390b, 2016

    ...【結果】唾液中のIL-32は,シェーグレン症候群に比較し,IgG4関連唾液腺炎の方が高値を呈したが,有意差は認めなかった(P = 0.06).しかし組織においてはIgG4関連唾液腺炎維持療法必要群において,IgG4関連唾液腺炎休薬寛解群,シェーグレン症候群群に比較しIgG4,IL-32,TNFα陽性細胞数が有意に多かった.他は差を認めなかった....

    DOI Web Site 医中誌

  • シェーグレン症候群における口腔内病変と唾液中EGFの関係

    東 直人, 片田 圭宣, 北野 幸恵, 西岡 亜紀, 関口 昌弘, 北野 将康, 橋本 尚明, 松井 聖, 岩崎 剛, 佐野 統 日本臨床免疫学会会誌 39 (1), 42-50, 2016

    ...シェーグレン症候群(Sjögren's syndrome: SS)患者では口腔乾燥症状に加え,口腔粘膜や舌乳頭の萎縮,難治性口内炎などを生じ,それに伴う口腔内の疼痛や不快感によりquality of life(QOL)が著しく低下する.このような口腔内病変の形成は主に唾液分泌量減少による口腔内クリアランスの低下に起因すると考えられている.しかし,唾液には種々の生理作用があり,その障害が病態形成に関与...

    DOI Web Site PubMed ほか1件 被引用文献1件 参考文献3件

  • P2-47 BAFF-BAFF受容体結合阻害活性を有する低分子化合物の探索とin vitroにおけるBAFF活性阻害作用の検証

    吉本 桂子, 鈴木 勝也, 関 則靖, 菅原 邦夫, 竹内 勤 日本臨床免疫学会会誌 39 (4), 427a-427a, 2016

    ...<p>  【背景・目的】我々は一次性シェーグレン症候群(pSS)患者末梢血単球でのBAFF受容体(BR3)発現亢進率が患者血清IgG値と相関があることを見出し,BR3がpSSの特徴である高IgG血症などに関与し治療の標的となりうることを示してきた.本研究では独自のハイスループットスクリーニング(HTS)を用いてBAFFとBR3の結合阻害活性を有する低分子化合物を探索し,in vitro培養系を用いて...

    DOI Web Site 医中誌

  • O-1-B17 摂食機能および活動能力・意欲が高まった進行性疾患症例の検討

    大塚 栄子, 北村 千里, 水流 正人, 内田 智子 日本重症心身障害学会誌 41 (2), 216-216, 2016

    ...経過 10年前に入園したマリネスコ・シェーグレン症候群の30歳代女性。呼吸器管理され日中はベッド臥床、手指のつまみ可能だが両上肢拳上は難しく日常生活は全介助であった。意思疎通は頷きや表情で可能である。喉頭分離術施行済だが摂食意欲が持てず完全経管栄養管理で2年間は脱毛・脱色あり微量元素補充を要していた。20××年より作業療法にて摂食訓練(間接・直接)を開始。...

    DOI 医中誌

  • 原発性シェーグレン症候群の臨床像と疾患活動性の関係

    西山 進, 相田 哲史, 吉永 泰彦, 宮脇 昌二 臨床リウマチ 28 (3), 220-226, 2016

    ...<p>目的:原発性シェーグレン症候群(primary Sjögren’s syndrome: pSS)患者の疾患活動性評価と臨床像との関係を調べた.<br> 対象・方法:2010年8月から2014年12月に当科を受診したpSS 74名の臨床情報を診療録から抽出した....

    DOI 医中誌

  • リウマチ性疾患における生物学的製剤の進歩

    川人 豊 臨床リウマチ 28 (2), 97-105, 2016

    ...,免疫反応により生じ得る臓器障害には,様々な細胞による組織構築されている臓器の複雑性が起因するため,一つの標的分子の阻害のみでは疾患の制御が難しいことも示唆されている.全身性エリテマトーデスでは,B細胞関連分子を標的とした生物学的製剤の開発が中心だが,抗体産生の低下や補体の改善が見られても,従来の免疫抑制剤やステロイド治療より強力とはいえないことが多く,ほかの様々な標的分子阻害剤も検討されている.シェーグレン...

    DOI

  • P1-33 IgG4関連疾患においてT濾胞ヘルパー2型細胞は形質芽細胞の分化とIgG4産生を誘導する

    秋山 光浩, 安岡 秀剛, 山岡 邦宏, 鈴木 勝也, 金子 祐子, 近藤 晴美, 葛西 義明, 古賀 敬子, 宮崎 宇広, 森田 林平, 吉村 昭彦, 竹内 勤 日本臨床免疫学会会誌 39 (4), 391a-391a, 2016

    ...【方法】未治療のIgG4-RD17例,コントロール群に原発性シェーグレン症候群(pSS)20例,多中心性キャッスルマン病(MCD)5例,健常人(HC)12例を用いた.in vitroでTfhサブセットとnaive B細胞を共培養し,形質芽細胞への分化およびIgG4産生誘導能を検討した.また,Tfh2の活性化状態を解析し,疾患活動性および障害臓器数との相関と治療前後での経時的変化を評価した....

    DOI Web Site

  • アトピー性皮膚炎の加療中にシェーグレン症候群と原発性胆汁性肝硬変を発見した1例

    土山 真司, 鷲尾 健, 高砂 恵美, 正木 太郎, 福永 淳, 小川 聡, 斉藤 雅也, 矢野 嘉彦, 錦織 千佳子 皮膚の科学 15 (2), 51-56, 2016

    ...齲歯も複数あり,外分泌腺機能低下を疑い精査を進めたところ,抗 SS-A,SS-B 抗体陽性であり小唾液腺の導管に多数の細胞浸潤を認めシェーグレン症候群との診断に至った。アトピー性皮膚炎に対して外用治療を開始したところ,皮膚所見や好酸球の減少とは逆に肝逸脱酵素の数値が上昇した。シェーグレン症候群合併例のため,他の自己免疫疾患の併発についても精査したところ原発性胆汁性肝硬変が判明した。...

    DOI 医中誌

  • サルコイドーシスとその周辺疾患との関わり 膠原病

    冨岡 洋海 The Japanese Journal of Sarcoidosis and Other Granulomatous Disorders 36 (1_2), 17-20, 2016

    ...)の診断においては,その診断を決定付ける特異的な所見がないため,除外診断が基本となる.全身性疾患であるという点から種々の膠原病との鑑別が問題となるが,乾燥症状,体重減少,発熱,リンパ節腫脹,呼吸器症状,皮膚病変などは,共通して認められるものである.また,サ症は多様な免疫異常を呈し,これら膠原病との合併例の報告も多く,注意深い診断的アプローチが必要である.サ症と膠原病との合併としては,関節リウマチ,シェーグレン...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献18件

  • 胸腺発生MALTリンパ腫の2切除例

    松井 琢哉, 水野 幸太郎, 小田 梨紗, 山田 健 日本呼吸器外科学会雑誌 29 (2), 181-186, 2015

    ...を受診された.精査目的に施行した胸部CTで前縦隔に59×35 mm大の境界明瞭で分葉状の腫瘤性病変を指摘されたため当科へ紹介となった.精査にて嚢胞性胸腺腫や胸腺嚢腫等を疑われたため,胸腔鏡下に摘出術を行った.症例2は43歳女性.咽頭痛を主訴に当院を受診された.胸部CTで前縦隔に59×18 mm大の境界明瞭で辺縁整の腫瘤性病変を指摘された.胸腺腫を疑い胸骨正中切開による摘出術を施行した.術後の精査でシェーグレン...

    DOI 医中誌 参考文献7件

  • 耳下腺 MALT リンパ腫の4例

    立川 麻也子, 吉原 俊雄 口腔・咽頭科 28 (1), 95-101, 2015

    ...この部位から発生するリンパ腫は MALT リンパ腫と呼ばれるが, 中間型から中型のB細胞性腫瘍細胞からなり, 反応性リンパ球, 形質細胞が混在する組織が特徴的でシェーグレン症候群で合併することが多いと知られている. MALT リンパ腫の術前診断で決定的な画像検査所見や血液所見には乏しく, 治療方法も確立されていないのが現状であるとの報告が多い....

    DOI 医中誌

  • P7-034 IgG4関連疾患症例血清中のマイクロRNAの網羅的解析

    山本 元久, 矢島 秀教, 清水 悠以, 鈴木 知佐子, 苗代 康可, 高橋 裕樹 日本臨床免疫学会会誌 38 (4), 364b-364b, 2015

    ...【方法】対象はIgG4-RDS 9例,シェーグレン症候群(SS)3例,健常人3例の保存血清である.東レ社製高感度DNAチップ3D-Geneを使用し,IgG4-RDSに特異的なマイクロRNAを抽出した.またIgG4-RDS 3例の治療前後の血清を用い,病態に相関するマイクロRNAを抽出した....

    DOI Web Site PubMed ほか1件

  • P7-023 抗ARS抗体陽性症候群患者の臨床像の検討

    西岡 亜紀, 東 幸太, 壺井 和幸, 安部 武生, 荻田 千愛, 横山 雄一, 古川 哲也, 田村 誠朗, 吉川 卓宏, 齋藤 篤史, 関口 昌弘, 東 直人, 北野 将康, 角田 慎一郎, 松井 聖, 佐野 統, 細野 祐司, 大村 浩一郎, 三森 経世 日本臨床免疫学会会誌 38 (4), 359a-359a, 2015

    ...皮膚筋炎(DM)18例であった.抗ARS抗体の内訳は抗Jo-1抗体18例(54%),抗EJ抗体7例(21%),抗PL-7抗体6例(18%),抗PL-12抗体1例(3%),抗OJ抗体1例(3%)であった.間質性肺疾患(ILD)の合併は27例(82%),関節炎症状は18例(55%)に認めた.またRaynaud症状は15例(45%)に見られた.他の膠原病との合併は10例に見られた(強皮症5例,RA4例,シェーグレン...

    DOI Web Site PubMed ほか1件

  • P6-002 シェーグレン症候群における口腔内病変と唾液中EGFの関係

    東 直人, 片田 圭宣, 北野 幸恵, 西岡 亜紀, 関口 昌弘, 北野 将康, 橋本 尚明, 松井 聖, 岩崎 剛, 佐野 統 日本臨床免疫学会会誌 38 (4), 343b-343b, 2015

    ...【背景と目的】シェーグレン症候群(SS)患者では口腔乾燥症状に加え難治性口内炎などを生じ口腔内の疼痛や不快感によりQOLが低下する.唾液には種々の生理作用がありその障害が病態形成に関連すると考え,唾液中epidermal growth factor(EGF)に注目し,SSの口腔内病変との関連性を検討し,治療介入の可能性を追求した....

    DOI Web Site PubMed ほか1件

  • P1-008 関節リウマチ合併二次性シェーグレン症候群に対するアバタセプトの有用性

    坪井 洋人, 松本 功, 萩原 晋也, 高橋 広行, 柳下 瑞希, 高橋 秀典, 藏田 泉, 廣田 智哉, 江辺 広志, 横澤 将宏, 浅島 弘充, 梅田 直人, 近藤 裕也, 平田 信太郎, 齋藤 和義, 田中 良哉, 寳來 吉朗, 中村 英樹, 川上 純, 住田 孝之 日本臨床免疫学会会誌 38 (4), 312b-312b, 2015

    ...【目的】関節リウマチ(RA)合併二次性シェーグレン症候群(SS)に対するアバタセプトの有効性と安全性を明らかにする....

    DOI Web Site PubMed ほか1件

  • 多発性単神経炎を呈し緩徐進行性の運動障害を主徴とした原発性シェーグレン症候群の1例

    齋藤 万有, 林 信太郎, 鎌田 崇嗣, 村井 弘之, 尾本 雅俊, 吉良 潤一 臨床神経学 55 (10), 753-758, 2015

    ...症例は45歳女性.38歳より右手指の伸展障害が出現,その後数年かけて左側,次いで右側の下垂足が出現した.腱反射は右上肢と両下肢で減弱し,左下肢遠位部に軽度の異常感覚を認めた.神経伝導検査は軸索障害パターン,針筋電図検査で慢性神経原性所見を認めた.血清抗SS-A抗体と唾液腺病理所見が陽性.腓腹神経生検では神経束内の有髄神経線維脱落の分布に差異があり小血管周囲に炎症細胞浸潤を認めた.シェーグレン症候群に...

    DOI Web Site PubMed ほか1件 参考文献13件

  • 膠原病

    冨岡 洋海 The Japanese Journal of Sarcoidosis and Other Granulomatous Disorders 35 (Suppl1), 35-35, 2015

    ...サ症においても、涙腺、唾液腺病変をそれぞれ 3%、6%に認め、シェーグレン症候群(SjS)同様、ドライアイ、ドライマウスを生じる場合がある。同様に、SjS にみられる耳下腺腫脹は、発熱、顔面神経麻痺、ブドウ膜炎と伴に、サ症の一亜型である Heerfordt 症候群の 4徴のひとつである。...

    DOI Web Site

  • クローン病の寛解維持療法中に間質性肺炎を発症した無症候性シェーグレン症候群の1例

    河野 博行, 岡田 裕之, 平岡 佐規子, 田中 健大 日本消化器病学会雑誌 112 (7), 1326-1333, 2015

    ...症例は67歳女性.61歳時小腸大腸型クローン病と診断.生物学的製剤(Adalimumab)にて寛解維持状態であった.67歳時に空咳が出現.胸部CTで両側下葉に間質影を認めた.血液検査でSS-A, B抗体陽性,唾液腺生検でリンパ球浸潤を認めたが,乾燥症状は認められず無症候性シェーグレン症候群と診断した.感染や薬剤性の肺障害は否定的で,間質性肺炎はシェーグレン症候群の腺外病変であると考えられた....

    DOI PubMed 医中誌

  • P8-025 間質性肺炎と関節炎を合併した抗CCP抗体と抗SS-A抗体陽性の抗ARS抗体症候群の1例

    國下 洋輔, 長田 侑, 井畑 淳, 長岡 章平 日本臨床免疫学会会誌 38 (4), 381a-381a, 2015

    ...【経過】抗ARS高値陽性,抗CCP抗体陽性,抗SS-A抗体陽性で,活動性の間質性肺炎に加え,関節エコーで滑膜炎があり,小唾液腺生検で導管周囲のリンパ球浸潤も認め,関節リウマチとシェーグレン症候群の分類基準を満たした.アトピー性皮膚炎の既往があり,肉眼的な診断に苦慮したが,皮膚生検の病理所見でmechanic's handに矛盾しない所見もあり,抗ARS抗体症候群としても矛盾しないと考えられた....

    DOI Web Site PubMed ほか1件

  • P7-031 原発性シェーグレン症候群に伴う肺病変の特徴

    石岡 江梨子, 杉浦 弘明, 鈴木 雄介 日本臨床免疫学会会誌 38 (4), 363a-363a, 2015

    ...【背景・目的】原発性シェーグレン症候群(pSS)患者では,間質性肺炎(IP),気道病変などの肺病変を9"90%で合併し,生命予後を規定する重要因子と考える.しかし,本邦の肺病変合併pSSの特徴や予後は不明である.今回,pSSに合併する肺病変の特徴を明らかにすることを目的として,当院における症例を検討した....

    DOI Web Site PubMed ほか1件

  • P7-036 全身性強皮症患者における血清Flt3 Ligand値と臨床相関の検討

    岩田 洋平, 宮川 紅, 小寺 雅也, 沼田 茂樹, 矢上 晶子, 松永 佳世子 日本臨床免疫学会会誌 38 (4), 365b-365b, 2015

    ...ligand(Flt3L)は樹状細胞の分化と生存に重要であることが知られている.さらに,樹状細胞とregulatory T細胞の間のhomeostatic feedback loopにも深く関与することが明らかとなり,自己免疫疾患において病態に関与する可能性が示唆されている.関節リウマチでは,血清および関節液中のFlt3L値が上昇していることが報告されており,病態との関連が推測されている.また,シェーグレン...

    DOI Web Site PubMed ほか1件

  • P8-010 全身浮腫で発症したSLE・シェーグレン症候群(SS)の小児例

    植木 将弘, 戸澤 雄介, 竹崎 俊一郎, 小西 祥平, 山田 雅文, 小林 一郎, 有賀 正 日本臨床免疫学会会誌 38 (4), 373b-373b, 2015

    血管炎はSLEやSSの病態の一つとして知られている.全身浮腫で発症しSLE・SSと診断した症例を報告する.【症例】15歳女児 14歳6ヶ月時に感冒に罹患し,半月後に発熱と倦怠感が出現した.血小板減少とFDP上昇,肝逸脱酵素上昇と血沈・CRP亢進があり,CT上肺炎と腹水を認めた.感染症に伴うDICの診断で治療されたが改善なく,呼吸苦と全身浮腫が出現した.CT上胸水出現と腹水増加があり,精査加療目的…

    DOI Web Site PubMed ほか1件

  • P7-006 シェーグレン症候群患者の睡眠評価とそれに影響を及ぼす因子の検討

    津田 耕作, 明石 健吾, 西村 啓佑, 千藤 荘, 三枝 淳, 森信 暁雄 日本臨床免疫学会会誌 38 (4), 350b-350b, 2015

    ...【目的】シェーグレン症候群(SS)は主に外分泌腺を障害するが,基本的には全身性の自己免疫疾患であり,腺外症状として各種臓器障害を呈する.その中でSSの患者では疲労感の訴えはよく経験され,睡眠障害がその一因と考えられている.しかしSSの睡眠障害に関する報告は限定的である.そこで当科外来通院中の原発性SS患者における主観的睡眠観の評価およびそれに影響する因子の検討を行った....

    DOI Web Site PubMed ほか1件

  • P2-006 T濾胞ヘルパー2型細胞のIgG4関連疾患における病的意義

    秋山 光浩, 鈴木 勝也, 山岡 邦宏, 安岡 秀剛, 竹下 勝, 金子 祐子, 葛西 義明, 宮崎 宇広, 森田 林平, 吉村 昭彦, 竹内 勤 日本臨床免疫学会会誌 38 (4), 321b-321b, 2015

    ...【方法】未治療IgG4-RD15名,原発性シェーグレン症候群(pSS)24名,アレルギー性鼻炎(AR)12名,健常人(HC)23名の末梢血Tfh(CD3+CD4+CD45RA−CXCR5+)およびサブセット(Tfh1: CXCR3+CCR6−, Tfh2: CXCR3−CCR6−, Tfh17: CXCR3−CCR6+),形質芽細胞(CD19+CD20−CD27+CD38+cell)をflowcytometry...

    DOI Web Site PubMed ほか1件

  • ビギナーズセミナー2 シェーグレン症候群:トピックス2015

    住田 孝之 日本臨床免疫学会会誌 38 (4), 280-280, 2015

    ...シェーグレン症候群は,慢性唾液腺炎と乾燥性角結膜炎を主徴とし,多彩な自己抗体の出現や高ガンマグロブリン血症をきたす自己免疫疾患である.ドライアイやドライマウスに加えて全身の諸臓器病変を呈する.患者の平均年齢は60歳,男女比は1:17.4,患者数は約7万人である.診断は,1999年に制定された旧厚生省改訂診断基準による.1)口唇唾液腺や涙腺の生体病理組織検査,2)唾液腺管造影やガムテスト・シンチグラフイー...

    DOI Web Site PubMed ほか1件

  • シンポジウム3-4 シェーグレン症候群におけるHTLV-I感染と免疫異常

    中村 英樹, 川上 純 日本臨床免疫学会会誌 38 (4), 247-247, 2015

    ...シェーグレン症候群(SS)とHTLV-Iには疫学的関連性が示されている.HTLV-I関連脊髄症(HAM)合併SS(HAM-SS)小唾液腺は無症候性キャリアSSやHTLV-I陰性SSと比して画像的な破壊像が少ない.この一因として異所性二次濾胞,濾胞性樹状細胞およびCXCL13発現の差が挙げられる.臨床的にもHAM-SSにおける抗核抗体や自己抗体出現頻度の少なさはB細胞分化に必要なCXCL13発現の差を...

    DOI Web Site PubMed ほか1件

  • 唾液腺 MALT (mucosa-associated lymphoid tissue) リンパ腫の臨床的検討

    間多 祐輔, 越塚 慶一, 伊原 史英, 植木 雄司, 今野 昭義 日本耳鼻咽喉科学会会報 118 (1), 25-33, 2015

    ...シェーグレン症候群の合併頻度は50例中24例 (48%) であった. 穿刺吸引細胞診で悪性リンパ腫が疑われたのは11例中4例 (36.7%), また画像所見で悪性が疑われたのは29例中11例 (37.9%) であり, いずれの検査も感度が低く, 術前診断は困難と考えられた. 持続性無痛性唾液腺腫脹を呈する症例ではまず超音波検査で唾液腺腫瘍の有無を評価することが診断への一歩である....

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献15件

  • 病理から見たサルコイドーシスの鑑別診断

    武村 ⺠子 The Japanese Journal of Sarcoidosis and Other Granulomatous Disorders 35 (Suppl1), 43-43, 2015

    ...2.サルコイドーシスと他疾患の合併例の診断1)膠原病:関節リウマチやシェーグレン症候群の肺において肉芽腫とともにリンパ濾胞過形成、細気管支炎、間質性肺炎がみられる。2)リンパ増殖性疾患:サ症とリンパ増殖性疾患との合併がある。3)間質性肺炎:肺サ症に併存する慢性線維性間質性肺炎については、サ症に由るものか、特発性か常に議論になるところである。...

    DOI Web Site

  • IgG4関連疾患の唾液腺病変における病態生理

    森山 雅文, 中村 誠司 The Japanese Journal of Sarcoidosis and Other Granulomatous Disorders 35 (1), 55-60, 2015

    IgG4関連疾患(IgG4-related disease: IgG4-RD)は,全身の諸臓器にIgG4陽性形質細胞の浸潤と高IgG4血症がみられる特異な疾患である.近年になって提唱された疾患概念ということもあり,その病態や発症機序については未だに不明な点が多い.本稿ではIgG4-RDの唾液腺病変における病態生理について解説する.

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献19件

  • シェーグレン症候群に伴う口腔乾燥症患者に対するピロカルピン塩酸塩の超長期投与例の検討

    岩渕 博史, 石田 孝文, 佐藤 真理子, 岩渕 絵美, 内山 公男, 藤林 孝司, 久保田 英朗 Journal of Japanese Society of Oral Medicine 21 (1), 15-20, 2015

    ...シェーグレン症候群に伴う口腔乾燥症の治療薬のピロカルピン水和物の超長期投与に伴う安全性および効果の減弱の有無について検討した。対象は2007年10月~2009年3月までに本剤の投与を開始した症例中,投与開始2年後以降の評価が行えた62例である。投与開始2年後以降新たに多汗が3件発生したが,症状は軽度で継続投与は可能であった。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献8件

  • 自己免疫疾患に対する精査加療中に大腿骨転子部骨折を呈した症例

    油井 麻子, 岡安 健, 三谷 祥子, 加地 啓介, 森田 定雄 理学療法学Supplement 2014 (0), 0353-, 2015

    ...【目的】シェーグレン症候群は主に涙腺と唾液腺の乾燥病変として知られているが,その約半数は何らかの全身性の臓器病変を呈する自己免疫疾患である。今回,シェーグレン症候群の合併症のひとつである血小板減少症の精査加療中に転倒し大腿骨転子部骨折を呈した症例の理学療法を経験した。各々の合併症を考慮した理学療法により短期での自宅退院に至った症例であり,若干の考察を加え報告する。【症例提示】70歳代女性。...

    DOI

  • 大腿神経麻痺の患者に対する歩行を中心とした急性期理学療法

    伊東 浩樹, 岩倉 将, 松田 拓海 理学療法学Supplement 2014 (0), 1511-, 2015

    ...既往歴:シェーグレン症候群,壊血性リンパ節炎。現病歴:平成26年10月初旬熱発,倦怠感出現。精査目的で当院入院となり中旬に左大腿痛,感覚異常出現。CTにて左腸腰筋血腫認め,大腿神経麻痺出現。血液検査の結果,CK値1641 IU|lと高値であった。その後MRIにて血腫縮小傾向となりCK値減少した為,入院後16病日目よりリハビリ開始となる。...

    DOI

  • 肥厚性脊椎硬膜炎により急速に四肢麻痺が進行した全身性強皮症/シェーグレン症候群オーバーラップの一例

    知念 直史, 佐藤 慎二, 佐々木 則子, 本田 桐, 野木 真一, 齋藤 榮子, 山田 千穂, 鈴木 康夫, 中村 直哉 臨床リウマチ 26 (3), 176-183, 2014

    ...   強皮症,シェーグレン症候群にて治療中の61歳女性.頚部痛・四肢麻痺にて緊急入院.頚椎MRI にて頚髄の背側主体に硬膜肥厚および頚髄の圧迫を認めた.緊急で脊柱管拡大術が施行された.硬膜病理では線維性組織の増生とリンパ球主体の著明な細胞浸潤を認めた.自己免疫性疾患関連の肥厚性脊椎硬膜炎の診断となり,高用量ステロイド投与を行ったところ,硬膜肥厚の改善および四肢麻痺の改善を認めた....

    DOI 医中誌

  • ドライアイとは? 原因から最新の治療まで

    井上 佐智子, 川島 素子, 坪田 一男 ファルマシア 50 (3), 201-206, 2014

    ...様々な要因による涙液および角結膜上皮の慢性疾患であり,眼不快感や視機能異常を伴う」と定義されている多因子性疾患である.日本での罹患人口は少なくとも約800万人,通院しないで市販点眼薬を使用している潜在患者も含めれば約2,200万人いると見込まれ,著しくQOLを低下させる疾患である.図1に示す通り,その背景は複雑であり,内科的疾患から起きるものや,目の手術に伴うもの,服用している薬の副作用でも起きる.シェーグレン...

    DOI 医中誌 被引用文献1件

  • W6-3  ヒトT細胞活性化機構におけるαEβ7(CD103)とBAFFの関与

    吉本 桂子, 倉沢 隆彦, 鈴木 勝也, 安倍 達, 竹内 勤 日本臨床免疫学会会誌 37 (4), 315b-315b, 2014

    ...BAFFはシェーグレン症候群(SS)の病態形成への関与が推測されており,治療標的として注目されている.一方でSSでの涙腺および唾液腺傷害への関与が推測されるαEβ7(CD103)がBAFF-TgマウスのCD4+Foxp3+T細胞に高発現していることが報告され,CD103とBAFFの関連性の検討はSSの病態形成機序の解明につながると考えられる.そこで我々はJurkatを基盤にCD103高発現株(1B2...

    DOI Web Site PubMed ほか1件

ページトップへ