松田 一希, SHA John, OSMAN Ismon, NATHAN Sen, STARK Danica, GOOSSENS Benoit, RAMIREZ Diana, 村井 勅裕, 清野 悟, 香田 啓貴
霊長類研究 Supplement
32
(0),
37-37,
2016
<p>東南アジア・ボルネオ島の固有種であるテングザルは、体格、鼻の形態に顕著な性的二型がみられる。雄は雌の2倍もの重量を有し(約20kg)、長く伸びた大きな鼻が特徴的である。これらの一連の雌雄差は、性選択による産物だと逸話的に語られてきた。しかし、それがどのようなメカニズムを経て進化し、その進化にどういった意味があるのかはわかっていない。私たちは、テングザル雄の鼻の肥大化に、その音声が密接な影響…
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