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検索結果 38 件

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  • ハッブル定数問題と今後の展望

    大栗 真宗 日本物理学会誌 78 (11), 630-638, 2023-11-05

    ...</p><p>宇宙背景放射を用いた測定は,標準宇宙論を仮定して導出される間接的な測定であることから,もし両者の測定が正しい場合には標準宇宙論の修正を検討する必要がある.一例として,宇宙初期に宇宙の膨張速度を速める初期ダークエネルギーを考えることで宇宙背景放射から推定されるハッブル定数の値が下がり,距離はしごの測定結果と宇宙背景放射の測定結果をよりよく一致させるといったモデルが検討されている.このような...

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  • すばるHSCのコズミックシアによる宇宙論

    日影 千秋 日本物理学会誌 75 (7), 422-426, 2020-07-05

    ...<p>宇宙マイクロ波背景放射(CMB)や大規模な銀河サーベイなどの観測の進展により宇宙の膨張と大規模構造の形成の歴史が次第に明らかになり,冷たいダークマター(Cold Dark Matter)と宇宙項Λによる標準宇宙模型「ΛCDM」が確立した.宇宙論パラメターをパーセントレベルで測定できる精密宇宙論の時代が到来する一方で,宇宙の95%を占めるダークマターとダークエネルギー(宇宙項を含む)の素性は未だ...

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  • 宇宙のダークマター直接探索の現状

    身内 賢太朗, 濱口 幸一 日本物理学会誌 75 (2), 68-76, 2020-02-05

    ...登場するなど,名前自体は世間に知られるようになってはいるが,その正体は不明である.ダークエネルギーについても,宇宙の加速膨張に寄与する何らかのエネルギーであることは知られているが,その根源については分かっていないため,名前を付けて満足している状態である.ここではダークマターに焦点をあて,その正体解明を目指す理論的研究および直接探索実験について述べる....

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  • 特異点のない宇宙とその不安定性

    小林 努 日本物理学会誌 73 (4), 221-226, 2018-04-05

    ...重力理論が,特異点のないシナリオの近年の進展に大きな寄与をしている.ホルンデスキ理論とは,スカラー場と重力(計量テンソル)からなり,運動方程式が2階になる最も一般的な理論である.運動方程式が2階という条件により,高階微分項に起因するゴースト(オストログラドスキーゴースト)の問題を自明に回避することができている.インフレーションにしても特異点のない代替モデルにしても(あるいは現在の宇宙を加速膨張させているダークエネルギー...

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  • 有質量グラビトン模型と宇宙論

    向山 信治 日本物理学会誌 71 (7), 452-462, 2016

    ...</p><p>この歴史的事実を鑑みれば,少なからぬ研究者が「ダークエネルギーを導入する代わりに,一般相対論を変更することはできないか?」と考えるのも理解できるだろう.ダークエネルギーは,一般相対性理論で加速膨張を説明しようとすると必要だが,もしも重力が長距離で変更を受けるのなら,もしかすると必要ないのかもしれない....

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  • 重力場中の光の曲がり角に対する有限距離補正I:定式化

    石原 朝日, 鈴木 裕介, 大野 俊明, 北村 隆雄, 浅田 秀樹 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 346-346, 2016

    ...しかし、宇宙定数、もしくはダークエネルギーを含む場合、あるいはワイル共形重力のような代替重力理論における厳密解の多くは漸近的平坦でない。このような非漸近的平坦な時空における光の曲がり角を計算するために、距離について有限性を考慮した、新しい定義及び計算方法をガウス・ボネの定理を用いて提案する[A. Ishihara et al., arXiv:1604.08308v1 [gr-qc]]。</p>...

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  • 宇宙加速膨張の謎に迫る―広視野銀河探査観測によるダークマター分布の計測―(実験技術)

    宮崎 聡 日本物理学会誌 69 (3), 149-156, 2014-03-05

    ...宇宙膨張が発見されたのは1930年代である.その膨張の速度は次第に減速するだろうと,長い間素朴に考えられていた.宇宙膨張の様子を決めるのは重力であるが,重力には引力しかないからである.ところが1990年代後半のIa型超新星の観測から,現在の宇宙膨張は加速しているらしいことが明らかになってきた.加速を実現するには,斥力を持つようなエネルギー(ダークエネルギーと名付けられた)が存在するか,重力法則を変更...

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  • ダークエネルギー

    松原 隆彦 RADIOISOTOPES 63 (4), 201-213, 2014

    ...宇宙項は理論的に不自然な存在であるため,宇宙項を一般化したダークエネルギーの概念が導入されて盛んに研究されている。現在のところ,ダークエネルギーについての理論的な理解は非常に乏しいと言わざるを得ないが,今後の宇宙観測の拡大に期待が寄せられている。本稿では,近年大きな話題を集めているダークエネルギー研究に関する現状を概観する。...

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  • 宙(そら)と粒(つぶ)との出会いの物語

    サイエンスウィンドウ編集部 サイエンスウィンドウ 7 (4), 1-32, 2013-10-10

    ...</p> <p>物質を構成する素粒子/力を伝える素粒子/謎だらけのヒッグス粒子/素粒子を見つける方法/加速器の原理/話題のキーワード(標準理論、反物質、暗黒物質、ダークエネルギー)</p> <p>p.22 いま、世界で期待を集める実験・観測装置</p> <p>究極の物質探しに成果をあげる:LHC/地下深くで暗黒物質を狙う:XMASS/ビッグバンから100億分の1秒以内に迫る:ILC/すばると連携する...

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  • 宇宙の加速膨張と長距離における重力の変更(最近の研究から)

    小林 努 日本物理学会誌 65 (8), 621-625, 2010-08-05

    ...Ia型超新星の観測は,現在の宇宙が加速膨張していることを強く示唆しているが,その起源は現代宇宙論に残された大きな謎である.標準的な描像は,宇宙のエネルギー密度の7割以上を占めるダークエネルギーと呼ばれる未知の物質場が加速膨張を引き起こしている,というものである.これに対し,未知の物質場を導入する代わりに,宇宙論的長距離スケールで重力の法則を変更することによって加速膨張を説明しようという試みが近年注目...

    DOI Web Site 参考文献19件

  • 意識・生命エネルギーに関する量子論・ホログラフィック原理的考察

    奥 健夫 国際生命情報科学会誌 22 (2), 431-444, 2004-09-01

    ...またECEの可能性としては、先端宇宙論において未解明であるダークエネルギーに対応し、アインシュタイン方程式における宇宙項Λg_<μv>が深く関係していると考えられる.さらに、ホログラフィック原理から、宇宙の時空は4次元のため、全情報が3次元境界面に記録され、そのI_<HB-CL>&le;1.2R^2×10^<66> bitsのコード情報がE_<CL>に対応すると考え、意識⇒生命エネルギー⇒物質情報変換...

    DOI 医中誌

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