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検索結果 180,085 件

  • 台湾の地域自治単位「里」制度

    馬場 健彦 Journal of Group Dynamics 41 (0), 16-37, 2024-12-28

    <p><tt> 日本の町内会は、長く市町村より小さい小地域の自治の当事者として働いてきた。しかし近年、町内会の加入率は低下し、また運営の不合理についての批判などが高まっている。本研究は、台湾において日本の町内会と同様に小地域の自治管理を担っている「里」という単位、そこに働くリーダーやフォロアーの活動参加の動機や協働のメカニズムを明らかにし、日本の町内会と比較することで、合理的な地域自治管理の在り…

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  • キャリア構成理論の教育への応用による学生の自己構成プロセスに関する探索的研究

    勝又 あずさ, 河井 亨 日本教育工学会論文誌 advpub (0), 2024-07-20

    ...】,【4.自己の構成への展望】を往来しながら{内省活動による探索}を行い,随所で{相互作用による探索}が影響する『相互学習による自己構成』プロセスが示された.すなわち,本授業が企図したキャリア構成のながれ「構成・脱構成・再構成・共構成」の「脱構成」へと推移したことが確認された....

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  • 病院で働く女性のスタッフ看護職の個人・看護単位レベルの要因と妊娠出産意欲との関連:

    安部 陽子, 新田 真弓, 髙田 由紀子, 千葉 邦子, 佐々木 美喜, 辻田 幸子, 古谷 麻実子 日本看護研究学会雑誌 advpub (0), 2024-07-20

    ...結果:現在の看護単位に所属している間の妊娠出産意欲のオッズ比は,35歳以上は0.44,夫・パートナーがいる場合は2.22,小学生のときの母親の就労状況が正職員・自営・農業の場合は2.23,准看護師免許を持っている場合は0.17,看護単位の業務負担の平均値が1単位(標準偏差)高い場合は1.24であった。...

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  • デザイン思考を促すSTEAM教育実践が示唆するこれからの教科の学び

    三崎 隆, 山﨑 慶太 日本科学教育学会研究会研究報告 38 (5), 13-16, 2024-06-01

    ...すSTEAM教育としての小学校低学年かがく領域における授業実践を分析した.その結果,児童の学びの様態として,デザイン思考の各段階の現れを示す姿が認められた.また,一連の児童の学びの様態の価値付けから,STEAM教育の観点の各資質・能力の現れを確認することができた.STEAM教育に関する各観点からの価値づけから鑑み,これからの教科の授業として,実社会や実生活の諸問題に関する課題に対してデザイン思考しながら...

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  • 高等学校における課題研究の指導力育成プログラムの開発と実践

    向 平和, 隅田 学, 中本 剛, 岡本 威明, 中村 依子, 日詰 雅博, 佐野 栄, 安部 利之, 吉村 直道, 島﨑 洋次, 加藤 晶, 八木 康行, 都築 克征, 三瀬 裕子, 越智 亮平, 参河 厚史, 村上 貴彦, 稲葉 正和 日本科学教育学会研究会研究報告 38 (5), 29-32, 2024-06-01

    ...科学研究実践活動推進プログラムに採択され,3年の助成期間に開発実施した後,中谷医工計測技術振興財団の助成を経て,その後は愛媛県教育委員会,愛媛県総合教育センター,愛媛大学および愛媛県高等学校教育研究会数学部会・理科部会が共同で継続実施している.本プログラムによって高校教員の数学や理科の課題研究指導力育成に効果があったことは明白である.さらにその中で先導的な教員も育成され,各学校での課題研究の推進にもつながっている...

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  • M推定を用いた軌道のスコアに基づくカーネル逆強化学習のロバスト化

    江尻 尚馬, 福永 修一 電子情報通信学会論文誌D 情報・システム J107-D (6), 378-386, 2024-06-01

    ...逆強化学習は目的のタスクに対して最適な行動をとるエキスパートの軌道から,環境の報酬関数を推定する手法である.しかしながら最適な軌道を取得する際にエキスパートにコストがかかるという問題がある.この問題を解決する手法として軌道のスコアに基づくカーネル逆強化学習が提案されている.この方法は任意の軌道とその軌道を評価するスコアにより報酬関数を推定することで,エキスパートのコストを削減できる.しかし軌道のスコア...

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  • 飲食空間のCFD解析による会話介入時のCOVID-19感染リスク低減効果の評価

    市村 達哉, 栗栖 聖, 福士 謙介 環境科学会誌 37 (3), 64-79, 2024-05-31

    ...</p><p>手法としては,実際の会食時の会話状況を分析し,その結果を加味したCFD解析によって,飲食空間における発声抑制や会話時のマスク着用といった行動が,どの程度空気感染リスクの低減につながるかの評価を行った。</p><p>シミュレーションの結果,換気の調整のみでは局所的な飛沫核濃度変化を生じるにとどまり,大幅な濃度減少が期待できないケースもあった。...

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  • ボールミル中の粒子固着機構の解明

    久志本 築 ホソカワ粉体工学振興財団年報 31 (0), 82-85, 2024-05-31

    ...ボールミル中の媒体ボールや粉砕容器壁面に砕料粒子が強く凝集する固着は,その発生の予測が難しく,ボールミルによる粉砕の制御の実現を妨げる主な要因の一つとなっていた.こうした現状の背景には,ボールミル中の砕料粒子が固着する挙動を実験的に解析することが難しいことがあった.一方,実験では解析困難な現象に対しシミュレーションによる解析が近年に盛んに行われており,固着の発生メカニズムを解析できる可能性があった.しかしながら...

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  • スラグ流を反応場としたコアシェル型微粒子の高速合成

    渡邉 貴一 ホソカワ粉体工学振興財団年報 31 (0), 161-165, 2024-05-31

    ...<p>コアシェル型微粒子は,複数の異なる物性を共存させることが可能であり,形態や粒径を制御することによって,光学材料,診断薬,フィラーなど,多岐にわたる製品に応用されている.コアシェル型高分子微粒子は,シード粒子の調製後にシェル材料を重合させるという多段階プロセスを経て製造される.しかしながら,この製造プロセスは時間がかかる上,操作も複雑である.本研究では,マイクロフロー・プロセスにおいてスラグ流を...

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  • 小学校プログラミング教育の問題解決プロセスと思考言語化の関係モデルの提案

    小澤 雄生, 山﨑 晃平, 小西 かおり 情報教育 4 (1), 6-15, 2024-05-31

    ...小学校4年生を対象にしたプログラミング教育実践を通して,小学校プログラミング教育における問題解決プロセスと思考言語化との関係モデルを提案することである.これは,プログラミング教育のカリキュラムを作成する上で,一貫した方略を用いることで学年や学校種間で系統的な学習に繋がることを示唆している.これまでの実践と本研究から,思考を言語化することで問題解決の過程が可視化され,一連の問題解決プロセスが複雑に絡みながら...

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  • 東南アジアにおける国民皆社会保障制度整備の特徴と課題

    大泉 啓一郎 社会政策 16 (1), 201-211, 2024-05-30

    ...しかしながら、産業構造(工業化)や人口動態(少子高齢化)などの経済社会の急速な変化(近代化)は、国民皆社会保障制度の整備だけでなく、既存の社会保障制度の統合さえも困難にしている。加えて、インフォーマル雇用が多いことや財政面の制約が厳しいことなどの中所得国としての課題、経済のグローバル化が格差を拡大させていることなども整備の自由度を狭めている。...

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  • 医療保険制度における一部負担が受診行動に与える影響

    山地 恭子 社会政策 16 (1), 65-75, 2024-05-30

    ...そのため、自身の健康管理に対する意識が低く、受診行動につながりにくい。日本の医療保険制度はフリーアクセスだが、経済的困窮者にとって受診の機会が十分保障されていないと考える。</p>...

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  • コロナ禍におけるひとり親家庭のソーシャルサポートに関する研究

    田中 聡子 社会政策 16 (1), 76-87, 2024-05-30

    ...しかしながら、多くのひとり親家庭は生活状況が厳しいもかかわらず、制度の利用に至っていない。特に新型コロナウイルス感染症による経済の悪化はサービス業に従事する非正規雇用のひとり親家庭の多くの母親の就労状態や収入に影響した。また、不登校児の増加も報告されている。しかし、子育てや生活に課題のあるひとり親家庭が行政の相談窓口や支援機関に相談に出向くことは少ない。...

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  • アクティブ・ラーニング型授業設計を支援するプレFD用ツールの開発と評価

    福山 佑樹, 藤川 希美, 中澤 明子 日本教育工学会論文誌 48 (1), 75-87, 2024-05-30

    ...」,「方法」,「評価」と,それらの「つながり」に関しての「記憶」,「理解」,「応用」の能力に関する自己評価を高めていることが分かった.また,ワークシートの分析から,ツールは特に参加者の授業設計において「目的」と「方法」に対応する「評価」の設計を支援することで,目的から評価までのつながりのある授業設計を行うことを支援したことが示唆された.加えて,ツールに導入した「目的」ごとに色分けしたラベルが「目的」...

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  • 学習方略の探究をテーマとした総合的な学習の時間における実践

    篠ヶ谷 圭太, 福本 雅俊, 山本 愛美, 川村 明子, 中井 嘉子 日本教育工学会論文誌 48 (1), 229-239, 2024-05-30

    ...方略のプランを立て,実際に使用した上で,その効果の振り返りを行った.そして,3回の活動後,学習者は自分に合った学習方略について,プレゼンテーションを行った.実践の結果,中間考査や期末考査を経て,浅い処理の方略を使用する学習者が減少し,動機づけ調整方略を使用する学習者が増加した.また,中間考査前に浅い方略のみを使用していた学習者の多くが,他の効果的な方略に言及するようになる,もしくは,浅い方略を使用しながらも...

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  • GIGAスクール構想下の小学校における同僚性に基づく教員コミュニティの形態に関する調査

    山本 良太, 石橋 純一郎, 佐藤 智文, 平野 智紀, 山内 祐平 日本教育工学会論文誌 48 (1), 43-59, 2024-05-30

    ...37名の教員を対象とした調査を行った結果,GIGAスクール構想下の教員コミュニティとは,①既存の学年などの教員組織やフォーマルだけでなくインフォーマルな教員間の関係性,職員室の物理的空間と端末が結びついたものであること,②端末導入による揺さぶりによって生まれた課題を解決する新しい活動に取り組むこと,③端末活用に必要な実践的な知見は分散されており,教員コミュニティだけでなく学級や学校外のリソースとのつながりによっても...

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  • 学校事務職員の自己調整学習を促進する研修プログラムの開発

    上岡 伸, 中藤 路子 日本教育工学会論文誌 48 (1), 241-252, 2024-05-30

    ...<p>本研究の目的は,学校事務職員を対象に企画された研修プログラムによって,所属校の業務改善に向けた自己調整学習が促進されるかどうかを検証することである.研修プログラムには学習者中心のデザインが取り入れられ,研修のタスクは,事前学習・業務改善の取組・成果報告会で構成された.そして4か月の研修期間中,それぞれ異なる学校に勤務する受講者たちは,6・7名の研修チームとなって互いにメンタリングを行いながらタスク...

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  • 地域包括支援センターの活動における倫理的課題と倫理的支援環境の現状

    小野 若菜子, 森田 誠子, 永井 智子, 小西 恵美子 日本看護倫理学会誌 advpub (0), 2024-05-27

    ...その結果、センターの活動では、複雑な倫理的課題として【本人・家族が支援を望んでいない状況】【本人・家族、周囲の意向の違いによる葛藤】【本人の尊厳が脅かされる状況】【地域のつながりを築く困難】、相談業務の難しさとして【真実を見極める難しさ】【業務範囲を超える相談対応の難しさ】を抽出した。...

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  • Webページ閲覧の疑問や不満を解消

    岡本 ゆかり 日経パソコン = Nikkei personal computing (938) 54-58, 2024-05-27

    ...スマホでWebページを開くと、大きな広告バナーが邪魔に感じる場合が多い。また、Webページによっては、次のページに移る際に広告が全画面に表示され、「×」印を押して閉じなければな…...

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  • 繊維強化プラスチックの特徴

    平山 紀夫 日本歯科理工学会誌 43 (2), 87-92, 2024-05-25

    ...素材を混合し組み合わせることで単体の素材では実現できないような性能を付与したり,特性を高めたりした材料である.特に,母材として樹脂,強化材として繊維を組み合わせた繊維強化プラスチック(Fiber Reinforced Plastics,FRP)は,耐食性に優れ,軽量で高強度・高剛性であるなどの特徴から,住宅・建築,スポーツ用具,自動車,航空・宇宙,医療分野など多岐に渡って用途展開されている.しかしながら...

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  • ディフェンダー ラバーダム&ジェルLC

    大原 邦裕 日本歯科理工学会誌 43 (2), 99-100, 2024-05-25

    ...<p>開発にあたって</p><p>近年,「根管治療」はニッケルチタンファイル性能の向上,バイオセラミック材料の台頭によって根管治療で使用する材料が再度見直されている.より成功率の高い根管治療を行ううえで特に欠かすことができないのが,「ラバーダム防湿」である.ラバーダムの使用率は日本国内では未だ高くないのが現状である.しかしながら,本来の「細菌感染」を防ぐ目的を果たすためには,コストや時間的制約など考慮...

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  • 化粧品の連用過程により形成される香りの嗜好「やみつき感」に関する探索的研究

    武井 涼, 平井 美帆, 伏田 幸平, 小林 剛史 におい・かおり環境学会誌 55 (3), 176-180, 2024-05-25

    ...<p>化粧品の香りは商品を差別化する上で重要な役割を担っており,より好まれる香りの開発のために嗜好調査が行われている.しかしながら,化粧品は連続使用(連用)が想定される商品にも関わらず,連用過程で形成される化粧品の香りに対する印象変化まで追求した評価方法は確立されておらず,こうした化粧品連用時における評価方法の構築が待たれる....

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  • CAD/CAM 冠治療の現状と展望

    江草 宏 日本歯科理工学会誌 43 (2), 71-74, 2024-05-25

    ...CAD/CAM冠』と呼ばれる.近年,CAD/CAM冠の症例が蓄積されるにつれ,短期的な臨床経過の全体像が明らかになってきた.当初は破折に対する懸念の声が大きかったCAD/CAM冠だが,実際のトラブルは破折よりも脱離の方が圧倒的に多く,クラウン装着後早期に発生する傾向が浮き彫りになった.本稿では,国内外におけるCAD/CAM冠の認識を背景にこれまでの動向を概説し,その臨床成績をわれわれの研究を紹介しながら...

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  • 二ケイ酸リチウムの特徴とその臨床応用について

    大谷 恭史 日本歯科理工学会誌 43 (2), 75-78, 2024-05-25

    ...どちらかがすべての面で他方より優れているということはなく,同じ審美修復材料であるものの本質的に全く違うマテリアルである.それぞれのマテリアルの特徴を最大限活かすような選択や,適切な扱いをしなければ,機能的かつ審美的な結果を長期的に得ることができず,何らかの早期の失敗が生じる可能性が高くなる.本稿では,ジルコニアと比較した二ケイ酸リチウムの特徴および,その特徴を活かす臨床応用方法について,臨床例を交えながら...

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  • 小児専門病院における抗MRSA薬使用状況の検討

    長澤 耕男, 渡邉 泰二郎, 原木 悠, 草野 泰造, 山本 翔大, 石和田 遼, 佐藤 万里, 深沢 千絵, 星野 直 感染症学雑誌 98 (3), 293-300, 2024-05-20

    ...されており,いずれの年でもVCMのdays of therapy(DOT)が高かった.疾患別では,血流感染症ではVCM,次いでダプトマイシンが,運動器系の感染症および中枢神経感染症ではVCMについでリネゾリドが選択されていた.MICについては,年によって感受性の比較的悪い株が多く検出されるなど年ごとの違いは認められるものの,経時的な悪化/改善傾向は確認されなかった.小児においても,VCMを第一選択としながらもそれが...

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  • Connected Smart Lighting Solution つながる照明制御による「物流の2024年問題」への挑戦

    川上 順三, 寺沢 徳晃 日本エネルギー学会機関誌えねるみくす 103 (3), 247-252, 2024-05-20

    ...<p>昨今話題となっている,「物流業界の2024年問題」に対し,物流倉庫側でも荷役準備時間の短縮・荷役労働環境の改善を行う必要が有り,既設物流倉庫照明のLED照明への置き換えをご提案する中でも,微力ながらも課題解決にご協力できないかとの視点で取り組んだ,省エネシステム提案である。 </p>...

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  • 世界初 水素を活用した3電池連携によるCO<sub>2</sub>ゼロ工場の実現に向けた取り組み

    パナソニック株式会社 エレクトリックワークス社 草津工場 日本エネルギー学会機関誌えねるみくす 103 (3), 286-291, 2024-05-20

    ...また,省エネ取組みでは,工場長をトップとした省エネ推進体制の構築,社内関連部門の支援を受けながら活動を実施することで,2022年度の製造部門のエネルギー使用量は2020年度比約5%の削減(32.9 kL)を達成した。</p><p>脚注1) 工場の稼働電力を賄う自家発電燃料として本格的に水素を 活用した実証において(2022年3月31日現在,パナソニック調べ)</p>...

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  • アンモニアガスに対して蛍光応答を示す蛍光色素

    足立 直也 色材協会誌 97 (5), 130-134, 2024-05-20

    ...<p>蛍光色素を用いて臭気ガスや有害ガスなどガス分子の検出が可能になれば,色の変化からガスの存在を可視化することができるため,簡単なガス検出技術として安全をもたらす技術になり得ると考える。しかし,そのためには蛍光色素の構造を改良する必要があるため,研究が盛んには行われていない。本稿では,アンモニアガスの可視化を可能とする蛍光色素の合成手法やガス検出能について報告する。</p>...

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  • 3.メルケル細胞癌の診断と治療

    永瀬 浩太郎 日本皮膚科学会雑誌 134 (6), 1623-1627, 2024-05-20

    <p>メルケル細胞癌は,高齢者の露光部に好発する紅色調のドーム状結節性病変を呈するのが一般的だが,特異的な臨床像はない.病理組織学的には核/細胞質比の高い小型類円形細胞がシート状あるいは索状に増殖し,腫瘍細胞はわずかな細胞質と微細顆粒状クロマチンを有する円形核からなる.免疫染色ではCK20が特徴的で,核周囲にドット状に染まり診断価値が非常に高い.治療に関しては外科的切除が基本となるが,放射線治療…

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  • 高校生版学級担任との日常会話尺度の開発

    井村 亘, 難波 知子, 石田 実知子 日本公衆衛生雑誌 71 (5), 266-274, 2024-05-15

    ...仮説は,前記2つのモデルがともに調査データと当てはまっていることに加えて,担任との日常会話頻度と担任サポート期待,担任との関係性は強い有意な正の関連を示し,抑うつ・不安は弱いながらも有意な負の関連を示すとした。</p><p><b>結果</b> 調査Ⅰの分析対象者は,1~3年生1,394人であった。確認的因子分析,項目反応理論,McDonaldの ω 信頼性係数の結果は,基準を満たす値であった。...

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  • スナック菓子の吸湿による食感劣化に対する咀嚼音の聴覚フィードバック効果

    杉山 妙, 村野 賢博, 土屋 欣也, 佐藤 史明 日本食品科学工学会誌 71 (5), 175-180, 2024-05-15

    ...<p>食感知覚における“音”の重要性を示すため, 自作装置を用いてポテトチップス咀嚼中の骨導音をヘッドホンから聴覚フィードバックさせながら, 食感官能評価を実施した. 開封直後の新鮮なポテトチップスにおいて, 総じて呈示音量に応じてクリスプネスの知覚が増強されることが確認でき, 既報と一致した....

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  • 医療機器の位置稼働状態管理のためのモニタリングシステムの構築と実証

    伊藤 暢浩, 川北 崇斗, 神谷 寧々, 相木 一輝, 藤井 雄介, 加藤 孝昭, 島 孔介, 大山 慎太郎, 大塚 孝信 情報処理学会論文誌 65 (5), 903-913, 2024-05-15

    ...医療機器の高度化が進む医療機関では,医療機器を多く使用している.医療機器の管理方法として,最近では病院全体で管理を行う中央管理の手法がとられる.中央管理では,Medical Engineering(ME)センターで機器の点検と保管をし,医療機器の貸出や返却をME機器管理システムで管理している.しかしながら,人がつど,貸出先を登録するシステムでは実際の医療機器の状態とシステムに登録されている状態の間に...

    DOI 情報処理学会

  • 『特高月報』『思想月報』に見る天理教 : 政府による干渉と教団の時局対応

    金子, 昭 天理大学おやさと研究所年報 30 1-36, 2024-05-14

    ...第2次世界大戦以前、天理教本部は監督官庁である文部省宗教局に指導を仰ぎながら時局対応に当たったが、その動向は内務省警保局や司法省刑事局の公然もしくは隠密な監視下にあった。本稿は、『特高月報』(内務省警保局)及び『思想月報』(司法省刑事局)における天理教の動向の記載を紹介し、当時の天理教の時局対応について論評する。...

    機関リポジトリ

  • 生成AIを用いたPBLシミュレーターの開発

    稲垣 忠, 平井 聡一郎, 佐藤 雄太 日本教育工学会研究報告集 2024 (1), 201-208, 2024-05-11

    ...<p>児童生徒に共通したゴール設定のもとで個別あるいはグループで探究に従事するプロジェクト型学習を対象に,生成AIと対話しながら授業構想を検討するシミュレーターを開発した.プロンプトとしてPBLをデザインするIDプロセスを組み込むことで対話的に順を追って授業設計ができるよう支援した.探究学習をテーマとした教員対象のワークショップにおいて本シミュレーターを試用する機会を設定した結果,授業アイデアを広げること...

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  • 知的障害特別⽀援学校中学部におけるプログラミング教育の実践とその効果

    山崎 智仁, ⽔内 豊和, 山西 潤一 日本教育工学会研究報告集 2024 (1), 37-44, 2024-05-11

    ...行った.知能発達レベルや障害特性に配慮し,基礎的なプログラムから段階を踏んで指導を行っていくことで,生徒らは物語やゲームを作成することができた.友達や教師を招いてオリジナルゲームの発表会を開催したところ,ゲームのルールを説明したり,ゲームを評価してもらい,笑顔になったりする生徒の姿がみられた.生徒のプログラミング的思考が高まるとともに,プログラミング教育が生徒の自己肯定感を高めたり,余暇の拡大につながったりする...

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  • 氷より疎なサブナノ細孔中の水とその3次元構造解析

    杉山 泰啓 Colloid & Interface Communications 49 (2), 27-28, 2024-05-10

    ...<p>微小空間中における水に対する理解は、生体膜中での水チャネリング現象の解明につながるなど様々な分野で重要である。我々はこれまでに活性炭が有するサブナノ細孔中で水は、室温でもバルクの氷と比べて疎な状態であることを明らかにした。...

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  • 門脈圧亢進症に対するIVR

    石川 剛, 高見 太郎 日本消化器病学会雑誌 121 (5), 371-381, 2024-05-10

    ...その作用機序から「門脈圧減圧療法」と「側副血行路塞栓療法」に大別される.本稿ではそれぞれの代表的治療として,脾腫・脾機能亢進症に対する「部分的脾動脈塞栓術(PSE)」と孤立性胃静脈瘤に対する「バルーン閉塞下逆行性経静脈的塞栓術(BRTO)」を中心に,最新のエビデンスを含めて概説する.いずれのIVRも開発当初の治療対象・適応が拡大され,また治療手技・手法が改良されて,低い侵襲性と高い有効性が追求されながら...

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  • 十二指腸狭窄をともなう局所進行切除不能膵癌に対して十二指腸ステント留置後Conversion SurgeryにてR0切除し得た1例

    岩井 佑太, 藤田 由里子, 高本 健史, 福田 知広, 今村 諭, 角田 裕也, 長久保 秀一, 諸星 雄一, 小池 祐司, 小松 弘一 日本消化器病学会雑誌 121 (5), 407-414, 2024-05-10

    ...<p>症例は67歳男性.嘔吐に対して施行した上部消化管内視鏡検査,腹部造影CTから局所進行切除不能膵癌による十二指腸狭窄と診断した.十二指腸ステント留置後,経口摂取が可能となり,全身状態の改善から化学療法を開始できた.治療が奏効し,Conversion Surgeryに至り,R0切除を得られた.十二指腸ステント留置は予後改善につながる可能性があり,治癒切除を目指す上で有効な選択肢と考えられた....

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  • 重合性モノマーの液晶中での重合による自己垂直配向技術および重合性モノマー材料

    水﨑 真伸 ネットワークポリマー論文集 45 (3), 124-, 2024-05-10

    ...しかしながらUV 照射により,液晶層中に残存するラジカル濃度が増加したため,電圧保持率が低下した。一方AOBBE は,光フリース転移が起こらないためラジカル形成モノマーの追加が必要だった。しかしながら,ラジカル形成モノマーを最適濃度に調整できるため,垂直配向と,高い電圧保持率を維持できることを確認した。...

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  • 耐熱性を有する低誘電材料

    橋本 裕輝, 柴田 靖久 ネットワークポリマー論文集 45 (3), 169-, 2024-05-10

    ...しかしながら,これら複数材料の添加は相溶性を満足させることが課題であり,必ずしも有効な手段ではなかった。そこで,一分子鎖に複数の機能性ユニットを組み込む共重合体(ブロック状高分子)が提案された。本著において,はじめにCCL に求められる低誘電,銅箔剥離及びガラス転移点に寄与する高分子ユニットの解析を行った。...

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  • 不注意に起因する労働災害の特徴

    和崎 夏子, 高橋 明子 労働安全衛生研究 advpub (0), 2024-05-09

    ...<p>不注意は人間の特性として避けられないが,些細な不注意であっても大きな事故につながることがある.本研究では,不注意に起因する労働災害の特徴を明らかにすることを目的とした.労働者死傷病報告に基づく労働災害に関する情報を公開する『職場のあんぜんサイト』のデータベースより,平成29年のデータ31,496件を対象に,不注意に起因すると考えられる個別事例を抽出し,業種,事故の型,年齢,不注意が生じた状況,...

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  • スマホに装着する眼科医療機器を開発 世界の失明者を半分に減らしたい

    国立研究開発法人科学技術振興機構 JSTnews 2024 (5), 12-13, 2024-05-08

    ...<p>社会実装につながる研究開発現場を紹介する「イノベ見て歩き」。第10回はスマートフォンに簡単に装着できる眼科医療機器を開発し、世界の失明者を半分に減らすことを目標に掲げているOUI Inc.(ウイインク)の取り組みを紹介する。同社は慶應義塾大学医学部発のベンチャーで、アジア・アフリカ・中南米で先行的なプロジェクトを始めている。</p>...

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  • 自動運転車の安全性の数学的証明に挑戦 公道で通行可能な未来の実現に向けて

    国立研究開発法人科学技術振興機構 JSTnews 2024 (5), 3-7, 2024-05-08

    ...<p>自動運転技術は、交通事故の防止につながる技術として高い注目を集めている。自動運転のレベルは0~5までの6段階に分けて定義されており、走行領域など決められた条件下で全ての運転操作を自動化する「レベル4」の実用化に向けた試みが着実に進んでいる。将来的に、自動運転車が公道で通行可能な未来を実現するためには、安全性を高めるだけでは不十分であり、住民への説明を重ねて安全性を保証する必要がある。...

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  • チョコレート中の油脂結晶が引き起こす様々なブルーム現象

    本同 宏成, 佐藤 創平, 上野 聡 日本物理学会誌 79 (5), 236-241, 2024-05-05

    ...<p>チョコレートは世界中で愛されているスイーツである.チョコレートはカカオマス,ココアバター,砂糖,粉乳などからなり,カカオの香りや砂糖の甘さはもちろんのこと,口中で速やかに溶けることで生み出される滑らかな舌触りもチョコレートの美味しさにとって大切な要素である.さらに,艶やかで美しい見た目もチョコレートが愛されている要因である.しかしながら,チョコレートは長期間の保存中に表面が白く変化するファットブルーム...

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  • 量子系が作る重力とその検証への歩み

    松村 央, 南部 保貞, 山本 一博 日本物理学会誌 79 (5), 224-229, 2024-05-05

    ...これは量子力学と一般相対性理論の融合に向けた基礎的な問題であり,プランクスケールのような高エネルギー領域に限った話ではない.卓上実験のような低エネルギー実験においてさえ全く解明されておらず,この現状を打破することができれば現代物理学の発展につながると期待できる....

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  • 実際に起こった天体の地球衝突とその被害状況

    高橋 典嗣 日本航空宇宙学会誌 72 (5), 149-155, 2024-05-05

    ...<p>地球は,46億年前に誕生してから現在に至るまで,天体衝突を繰り返しながら成長してきた.月の表面には,微惑星衝突や小惑星衝突などの天体衝突により形成されたクレーターが多数存在するが,地球にはアリゾナのバリンジャー隕石孔など100程度しか残っていない.これは,地球の地殻と上部マントルからなるプレートが誕生と消滅を繰り返してきたためで,天体衝突が月に比べて少なかったわけではない.地球史の中で生命大量絶滅...

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  • 共鳴非弾性X線散乱によるルテニウム化合物の磁気励起の観測

    鈴木 博人 日本物理学会誌 79 (5), 230-235, 2024-05-05

    ...<p>数ある4<i>d</i>遷移金属化合物の中でも,Ru化合物はスピン三重項超伝導や量子スピン液体など,興味深い強相関電子系物性の舞台として注目を集めてきた.これらの現象の理解のためには,電子系内部での相互作用を定量的に決定する必要があり,磁気励起スペクトルの観測は極めて重要な知見をもたらす.その代表的手法として中性子非弾性散乱が長年利用されてきた.しかしながら,中性子非弾性散乱過程は断面積が小さく...

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  • 中性子星の温度観測と標準模型を超える物理の探索

    永田 夏海, 濱口 幸一, 藤原 素子 日本物理学会誌 79 (5), 242-247, 2024-05-05

    ...</p><p>中性子星は太陽と同程度の質量を持ちながら半径がわずか10kmほどしかない超高密度(コンパクト)天体だ.1968年にパルサーとして発見されて以来,これまでに3,000個を超える天体が見つかっている....

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  • 平面図と断面図による軌跡可視化のためのLine Simplification手法

    村上 司, 藤田 秀之, 新谷 隆彦, 大森 匡 電子情報通信学会論文誌D 情報・システム J107-D (5), 290-299, 2024-05-01

    ...ランニング,サイクリング,登山などの移動を伴う運動による軌跡データの共有が身近になった.多くのアプリケーションが,軌跡データを,緯度と経度の2次元平面上の軌跡平面図と,起点からの距離と標高の2次元平面上の軌跡断面図の両者により可視化する.軌跡データサイズ削減には,形状を保ちながら軌跡の頂点を間引くLine Simplification (LS)が用いられる.軌跡平面図と断面図両者のLS結果を得るため...

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  • ARDS診療ガイドライン2021一般の方向け解説の作成に関する委員会報告

    一般社団法人日本集中治療医学会/一般社団法人日本呼吸器学会/一般社団法人日本呼吸療法医学会ARDS診療ガイドライン2021作成委員会 日本集中治療医学会雑誌 31 (3), 219-225, 2024-05-01

    ...Guideline International Networkの実践的なガイダンスを参照しながら,平易な文章とイラストを用いてARDSの病態の総論,診療ガイドライン2021の推奨事項などを4つの項目に分けて解説した。また,療養中に患者や家族が必要とする可能性のある情報について,7項目からなるコラムを作成した。...

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  • 周期的十字開口の異常透過を利用した1/4波長板の広帯域化

    山内 潤治, 柴崎 英彦, 中野 久松 J107-C (5), 192-199, 2024-05-01

    ...できることを,周期境界条件を適用したFDTDにより明らかにする.特に,誘電体基板の影響を明らかにし,金属膜の上層への誘電体層の追加による構造対称性の確保が高透過特性に不可欠であることを見出している.1/4波長板としての動作に必要な90°の位相差に関しては,直交するスロット長にわずかな差異をもたせることで広帯域に許容範囲の位相差を作り出す.結果として,通信波長のOバンド内において,最大吸収損を7%以下に抑えながら...

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  • エッジコンピューティング環境を想定した近似的な耐障害性保証に基づくウォータマーク制御手法

    高尾 大樹, 杉浦 健人, 石川 佳治, 陸 可鏡 電子情報通信学会論文誌D 情報・システム J107-D (5), 335-347, 2024-05-01

    ...処理結果を出力することで処理遅延を削減する.このとき統計モデルに基づく誤差保証の仕組みを活用し,各時刻の障害状況においてゲートウェイの出力がユーザの誤差要求を満たすために必要なエッジ出力の近似精度を計算する.これにより本手法は故障機器の復旧を待たずとも,任意の障害状況に対して常にユーザの誤差要求を満たした精度の近似処理結果を低遅延に出力できる.本手法により欠損をユーザの誤差要求を満たす精度で復元しながら...

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  • HIF-PH阻害薬によるがん微小環境と腫瘍免疫への影響

    松永 慎司, 冨田 修平 日本薬理学雑誌 159 (3), 169-172, 2024-05-01

    ...<p>HIF-PH阻害薬が本邦で承認され保険適応され,臨床で複数の薬剤が使用されており,本邦でも多くの臨床研究や症例報告がなされてきている.臨床使用に関する多くの情報が蓄積されている.しかしながら,HIF-PH阻害薬は低酸素誘導因子(HIF)のレベルを亢進させる作用機序のため,がん患者への投与には注意が必要な状況である.がん細胞において,HIFは腫瘍増殖に影響を与え,化学療法および放射線抵抗性に関与...

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  • プラズマモニターを用いたプラズマクリーナーにおける予知保全

    白水 博, 丹正 淳文, 翁 振雄, 田村 好司, 峯 孝太郎, 小川 正太郎, 勝山 ちひろ エレクトロニクス実装学会誌 27 (3), 249-258, 2024-05-01

    ...<p>半導体製造のパッケージング工程において,ワイヤーボンディングの接合性向上,モールド封止樹脂の密着性改善などの目的で,プラズマクリーナーが使用されている。プラズマクリーナーでは,前半工程のプラズマ処理と比較して,不揮発性反応生成物がチャンバー内に多く付着し,加工対象物に悪影響を与える。...

    DOI Web Site 参考文献1件

  • 集中治療後慢性痛の概念と治療戦略

    天谷 文昌 日本集中治療医学会雑誌 31 (3), 188-193, 2024-05-01

    ...適切な予防法のためには,集中治療後慢性痛の原因を特定することが必要であるが,集中治療後症候群の関連因子が集中治療後慢性痛にも関与する可能性があり,その予防策は集中治療後慢性痛の予防にもつながる可能性がある。</p>...

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  • 二重のネットワーキングとは何か

    山口 一青 赤門マネジメント・レビュー advpub (0), 2024-05-01

    ...特に、二重のネットワーキングにおける測定の改善点について議論を深めることで、創造性と社会ネットワーク研究のさらなる発展につながるといえよう。</p>...

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  • 生体模倣システムのための液体分注システムの開発

    篠原 満利恵, 高橋 幹徳, 笠間 敏博, 三宅 亮, 松永 行子 生産研究 76 (2), 117-119, 2024-05-01

    ...<p>生体模倣システムは,生体の組織や器官の機能的特徴を再現することを目的とした培養系であり,医薬品分野への応用を目的として,微小な培養エリアを有する培養チップを用いた培養系の開発が盛んに行われている.しかしながら,小スケールでのハイスループット化を実現するためには,マニュアル操作のみでは再現性の確保の観点からも課題が多い.そのため,培養チップの液体操作の自動化への期待が高まっている.本研究では,オープンソースツール...

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  • 相互作用と心理的健康はどの様に語られているか

    木戸口 峻 関係性の教育学 23 (1), 29-43, 2024-05-01

    ...<p>筆者は、アテトーゼ型脳性麻痺を持ち、介助者に手伝って頂きながら論文を書いている。厚生労働省(2013)は“心の健康”として、①情緒的健康・②知的健康・③社会的健康を挙げ、身体の状態とこころは相互に関係しているとしている。本研究は、この定義に基づいて、特に③社会的健康に注目し、「相互作用」の観点から考察しようとするものである。...

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  • 慢性呼吸器疾患患者の運動耐容能及び身体活動性に対するセルフマネジメント支援

    小林 千穂 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 32 (2), 116-120, 2024-04-30

    ...<p>慢性呼吸器疾患患者の呼吸困難は,運動耐容能や身体活動性の低下に影響を及ぼすことから,呼吸困難への対処と身体活動性を低下させることなく療養生活を送るために必要なセルフマネジメント支援が求められる.また,セルフモニタリングはセルフマネジメントに不可欠な要素であり,看護師は患者とともに症状の程度や体調の変化を確認すると同時に,情緒面への関わりを行いながら,より良いセルフマネジメントに繋げていくことが...

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  • Platypnea-orthodeoxia症候群の食道胃接合部癌症例に対する周術期リハビリテーション

    岩﨑 円, 韮澤 紀文, 穂苅 諭, 大嶋 康義, 髙橋 敦宣, 永井 明日香, 上路 拓美, 菊地 利明, 木村 慎二 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 32 (2), 251-256, 2024-04-30

    ...報告はほとんどない.今回,卵円孔開存による右→左シャントによりPOSを有する食道胃接合部癌患者に対し周術期呼吸リハを実施した.術前は仰臥位での理学療法を中心に行い,術後は仰臥位での理学療法に加え経皮的動脈血酸素飽和度に注意し離床を進めた.術後酸素療法期間は延長したが呼吸器合併症を予防することができ,歩行獲得に至った.POS症例に対しても,仰臥位での理学療法を中心に行い経皮的動脈血酸素飽和度に注意しながら...

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  • ABiSにおける画像解析支援の現状と課題

    上野 直人 顕微鏡 59 (1), 16-19, 2024-04-30

    ...,さまざまな観察方法の提案,各種顕微鏡による画像取得の条件設定などについてアドバイスするなど,オーダーメードの支援を実施している.支援をさらに高度化するために,最先端のAI技術もとり入れながら,画像解析のためのアプリケーションおよびアルゴリズムも開発するほか,若手育成を目的としたトレーニングコースを開催し,基本的な画像解析手法の普及を目指している....

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  • 歴史を通してみる米国国立医学図書館の役割

    山口 直比古 薬学図書館 69 (1), 21-30, 2024-04-30

    ...<p>米国国立医学図書館(NLM)は1836年に軍医総監図書室として創設されて以来多くの変遷を経て,Index MedicusからPubMedへとつながる医学文献情報を世界の人々へ提供するという役割を果たしてきた。...

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  • 肺高血圧症の診断からリハビリテーションまで

    西山 理 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 32 (2), 180-184, 2024-04-30

    ...Respiratory Society(ESC/ERS)ガイドラインが出され,新たな診断基準,リスク分類に基づいた初期併用療法の重要性,併存症を有するPAH(フェノタイプ分類)などが提唱された.リハビリテーションについては,「薬物療法下のPAH患者に対し監視下でのリハビリテーションは推奨される」とされ推奨度が高くなった.本項では,肺高血圧症について診断,薬物治療,リハビリテーションについて,新たなガイドライン...

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  • ABiSにおける電子顕微鏡支援の取り組み

    大野 伸彦 顕微鏡 59 (1), 8-11, 2024-04-30

    ...や,特定の分子や構造を微細構造の中で可視化するための技術をより多くの研究で活用するため,専門家によるイメージングの技術提供や助言を含めた支援,そして関連技術のトレーニング,技術移転のサポートを通して,成果発表や研究者の能力向上への貢献を目指している.本支援プラットフォームが提供するこうした取り組みは,様々な分野における生命科学研究の発展に資するとともに,電子顕微鏡イメージング技術のさらなる普及につながることが...

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  • Lynch症候群の人々が置かれている状況に対する認識に関する質的研究

    上田 真由美, 青木 美紀子, 島袋 林秀 遺伝性腫瘍 23 (4), 140-145, 2024-04-30

    ...他者への歩みよりと協働,4)LSとともに歩む自己の確立の4テーマと,対応する7カテゴリおよび20サブカテゴリが抽出された.LSの人々は自身の置かれている状況に対し,遺伝とがんの両方を背負い続けることの覚悟と折り合いという認識だけではなく,LSとともに歩む自分を肯定的に捉え,家族や仕事,趣味に価値や生きがいを見出し,自己確立していた.また,他者の理解と良好な関係性の構築がLSの健康管理への動機付けにつながり...

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  • 当院における慢性閉塞性肺疾患患者の筋肉量低下関連因子の検討

    野田 直孝, 出水 みいる, 若松 謙太郎, 川崎 雅之 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 32 (2), 225-231, 2024-04-30

    ...</p><p>【結論】COPD患者の観察開始時における筋肉量低下を予測する際に増悪歴とBDIが有用であり,増悪を抑制しながら自覚症状をコントロールすると経時的な筋肉量増加が期待される.</p>...

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  • 根圏における植物保護細菌の制御

    竹内 香純 土と微生物 78 (1), 17-19, 2024-04-30

    ...例えばGABAは,アミノ基転移酵素の発現が当該制御系によって制御されており,一次代謝産物でありながら,その菌体内濃度が緻密に調節されていること,またGABA 自体は根面への定着の際のシグナル物質として機能することが明らかとなった。さらに,アミノ酸の一種であるグルタミン酸には,植物保護細菌による病害抑制効果を高める機能があることも明らかとなった。...

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  • おかやまマラソンにおける医療救護体制と救命活動

    角南 和治, 津島 義正, 石井 史子, 木下 公久, 羽井佐 実, 氏平 徹, 髙田 良江, 堀 純也, 西岡 良子, 氏家 良人 日本臨床救急医学会雑誌 27 (2), 86-92, 2024-04-30

    ...<p>おかやまマラソンは2015年より約15,000人のランナーが参加し開催されている。救護所13カ所,ドクターランナー約50名に加え,突然の心停止に特化して対応するAED班を設置した。...

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  • 外来における呼吸リハビリテーションの役割

    佐野 裕子 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 32 (2), 121-124, 2024-04-30

    ...・維持にとどまらず行動変容や健康増進への介入など,増悪を繰り返さずに安定した状態を維持することである.身体活動性(daily physical activity; DPA)の低下は全身状態の悪化をもたらし増悪回数が多いほど慢性呼吸器疾患患者の生存率を低下させる.DPAを良好に維持し入院しない生活を継続することは在宅患者の最重要課題である.DPAの維持・改善には生活活動を見直し,教材や療養日誌を用いながら...

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  • 慢性呼吸器疾患患者が体調の変化に合わせて生活を再調整するためのケア

    伊藤 史 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 32 (2), 151-153, 2024-04-30

    ...<p>慢性呼吸器疾患を抱える患者は,病気と長く付き合いながら様々な生活の変化を体験している.看護外来において,その人らしさを支えるケアのプロセスの中で,患者の病気の体験,苦悩,困りごとを知り価値観を共有する技術,患者が身体の変化を理解することを助け療養法をともに検討する技術,社会資源を活用し生活を再調整する技術を用いていた.また,患者の力を高め支えるために,制御体験,言語的説得,行動に対する意味づけや...

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  • ABiSにおける光学顕微鏡支援活動

    藤森 俊彦 顕微鏡 59 (1), 4-7, 2024-04-30

    ...<p>生物学・生命科学研究の現場において光学顕微鏡は身近な存在である.近年の技術の進歩により,種々の先端的顕微鏡が開発・高性能・高機能化され,これまで不可能だったスケールでの観察を可能とし新しい発見につながっている.しかし,それぞれの用途に応じて先端的顕微鏡を選択し,その性能を十分に引き出すには高い技術が必要である.ABiSの光学顕微鏡支援では,全国の各地に配置された支援者が連携しながら利用者のニーズ...

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  • 若者の地方暮らしから考える新時代の家族:特集への招待

    永田 夏来, 荒牧 草平 家族社会学研究 36 (1), 59-63, 2024-04-30

    ...」や「新しい働き方」を示し,人口減少に適応した社会設計を行うことで生活の質が必ずしも悪化しない可能性が考慮できると論じた.ただしこれらの変化が伝統的な性別役割分業の解体や家族構造の変化に直結しているとはいえない点に留意が必要である.両氏の議論は機会を求めて都市へ移動する若者を前提とした研究者側のモデルを解体するものであり,高度経済成長期においてみられた人口移動を前提とした社会モデルについて再考をうながすという...

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  • 抗真菌薬薬剤感受性試験法の解説

    田村 俊 日本医真菌学会雑誌 65 (2), 37-43, 2024-04-30

    ...現在,国内での真菌感受性測定法はClinical and Laboratory Standards Institute(CLSI)の基準に準拠して測定,判定を行っている.しかしながらCLSIドキュメントは頻繁に改定を行っており改定内容を把握していないと測定結果に齟齬が出る場合がある.今回,酵母用真菌のドキュメントであるM27と糸状菌のドキュメントであるM38について,その変遷と最新のドキュメントについて...

    DOI

  • 沖縄県におけるスポーツツーリズム推進の現状と課題

    稲葉, 慎太郎 天理大学学報 75 (3), 17-28, 2024-04-29

    ...これらの新たな取り組みにより,既存の観光・スポーツツーリズム関連の資源がより有効に活かされ,スポーツツーリズム関連の資源が新たに開発されることにつながった。また学術的な観点からは,沖縄のスポーツツーリズム推進についてスポーツイベントが活用されている事例が多くの研究対象とされていた。...

    機関リポジトリ Web Site

  • ChatGPTによる臨床検査技師国家試験正答率の検証

    土井 洋輝, 石田 秀和, 永沢 大樹, 坪井 良樹, 菊地 良介, 市野 直浩, 秋山 秀彦, 齋藤 邦明 医学検査 73 (2), 323-331, 2024-04-25

    ...しかし,今回不正解となった20%の中には,患者を診断する際に誤診につながりかねない回答が含まれており,今後のChatGPTの精度向上は必須と考えられる。今回の検証は,LLMにおけるChatGPTの臨床検査領域での多様な応用の進展に寄与すると考えられ,この先の発展に期待したい。</p>...

    DOI

  • ISO 15189における内部監査の力量評価と改善

    上原 俊貴, 金谷 直哉, 犬丸 絵美 医学検査 73 (2), 354-359, 2024-04-25

    ...今後も運用を継続しながら評価項目等をアップデートし,より質の高い内部監査を安定的に実施できるよう取り組んでいきたい。</p>...

    DOI

  • 空き家のリノベーションの過程及びその後の利活用がソーシャル・キャピタル形成に与える影響

    官 尋, 新 雄太, 矢吹 剣一, 後藤 智香子, 吉村 有司, 小泉 秀樹 都市計画論文集 59 (1), 27-35, 2024-04-25

    ...また、設計者や所有者、仲介人とのやりとりがSC形成に影響を与える可能性が確認され、インタビューの結果、これらが規範の伝達や信頼の伝播につながることがわかった。特に、建物をリノベーションして利活用することは、SC形成において「①規範伝達の媒介②規範の体現③意思表明④共通接点の提供」の役割を果たすことが考察された。</p>...

    DOI Web Site 参考文献3件

  • 糖鎖の深層理解のための分析技術

    木下 充弘, 山田 佳太 生化学 96 (2), 199-206, 2024-04-25

    ...ヒトのゲノム解読後,タンパク質や脂質に無限の多様性を与える糖鎖の情報を読み取ろうと,さまざまな糖鎖解析技術が開発されてきた.レクチンアレイやオービトラップ型質量分析装置の登場は,糖鎖研究のメインストリームとして活用され,プロテオミクスとの境界領域に踏み込んだ研究をも加速化させた.一方,既存の技術は時間平均的な糖鎖構造をながめているにすぎない場合が多く,必ずしも糖鎖特有のダイナミクスを把握できているとはいえない...

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  • がん病態におけるANGPTL2シグナルの機能

    門松 毅, 尾池 雄一 生化学 96 (2), 241-254, 2024-04-25

    ...生体では,組織の損傷修復による恒常性維持機構が存在するが,その過剰応答や応答不全は,慢性炎症や不可逆的組織リモデリングを引き起こし,さまざまな疾患の発症・進展につながる.ANGPTL2は,その生理機能として,損傷修復による組織の恒常性維持に重要な役割を果たしているが,一方で,そのシグナル過剰状態は,慢性炎症や不可逆的組織リモデリングを引き起こし,生活習慣病やがんの発症・進展に寄与する.がん病態では,...

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  • 腹腔鏡下広汎子宮全摘出術の工夫~後方アプローチと円錐切除~

    安彦 郁 日本婦人科腫瘍学会雑誌 42 (2), 121-127, 2024-04-25

    ...が報告されて以降,初期子宮頸癌の標準治療は鏡視下手術(MIS)ではなく,開腹手術または放射線療法となった.後方視的検討ではあるがSUCCOR cone studyでは,MIS前に円錐切除をした群で円錐切除をしない群に比べて再発率は65%以下と少なく,開腹手術群と遜色ないことが報告された.診断に円錐切除を要した症例がもともと予後良好である可能性もあるが,MIS前に円錐切除を行うことが腫瘍散布予防につながっている...

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  • 当院における脳波検査の緊急報告について

    津藤 有子, 若杉 志穂, 杉山 嘉史, 海老名 俊明, 廣瀬 春香 医学検査 73 (2), 205-214, 2024-04-25

    ...しかしながら脳波検査における緊急報告は,各施設に委ねられているのが現状であり,検査室からの調査報告は少ない。我々はISO 15189(国際標準化機構 臨床検査室―品質と能力に関する特定要求事項)の認定取得を機に神経学的予後への影響を考慮した緊急報告値(波形)を定めた。2015年4月~2022年3月までの緊急報告事例を調査した結果,143件の緊急報告があった。...

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  • ISO 15189の要求事項に適応した機材管理システムの構築と評価

    三宅 雅之, 飯尾 耕治, 池田 亮, 東影 明人, 大塚 文男 医学検査 73 (2), 316-322, 2024-04-25

    ...構築した機材管理システムは2019年6月から運用開始し,これまで複数回のバージョンアップを繰り返しながら稼動している。内部監査での機材管理に関連する不適合数では,機材管理システムを導入する以前の2013年度では13件あった不適合数が導入後の2022年度では7件まで減少した。機材管理システムを導入したことにより適切に機材管理できるようになったと考えられる。...

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  • MSR(Machine Stress-Rated)枠組材への適用に向けたスギの各種ヤング係数の評価

    井道 裕史, 加藤 英雄, 小島 瑛里奈 木材学会誌 70 (2), 46-55, 2024-04-25

    ...しかしながら,今後幅広材やより厚い材料を用いるにあたってはいくつかの技術的課題への対応が必要である。スギの寸法型式204,206を用いて各種ヤング係数について検討した結果,以下の結論が得られた。加力面(木表と木裏)の違いが曲げヤング係数に及ぼす影響は認められなかった。最大節の存在が曲げヤング係数に及ぼす影響は小さいと考えられた。...

    DOI Web Site 参考文献1件

  • 高次脳機能の制御基盤としての海馬の糖鎖

    神野 尚三 生化学 96 (2), 152-161, 2024-04-25

    ...中枢神経系にさまざまな糖鎖が存在することは古くから知られていた.大脳皮質や海馬のGABAニューロンの周囲にペリニューロナルネットと呼ばれる糖タンパク質からなる特殊な細胞外マトリックス構造が形成されていることについては,多くの優れた解剖学的研究がある.しかしながら,その機能の研究は遅々として進まず,ペリニューロナルネットが神経可塑性の制限や精神神経疾患の病態に関わっていることがわかってきたのは,比較的最近...

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  • 糖鎖バイオマーカーの新展開とレクチン治療

    左近 太佑, 近藤 純平, 三善 英知 生化学 96 (2), 207-214, 2024-04-25

    ...,次世代型糖鎖抗体(糖鎖とペプチドを同時に認識する抗体)の出現によってみえてきた新しい展開を紹介する.nativeな糖タンパク質を認識できる抗体の作製は予想どおり至難で,我々が作製した次世代型糖鎖抗体10-7G mAbは,糖鎖の構造変化に伴って出現した新たなエピトープを認識したものであったが,その抗体によってハプトグロビンの前駆体ががん患者の血中に存在することに気づいた.そして,10-7G値が新たながん...

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  • 時間貸しを対象とした駐車場の適正配置と容量設定のための設計手法の提案と熊本市都心部への適用

    溝上 章志, 古賀 逸人, 劉 強 都市計画論文集 59 (1), 17-26, 2024-04-25

    ...<p>本研究では,まず,熊本市中心市街地の時間貸し駐車場の配置,容量,料金を調査し,空間的な特徴を明らかにする.次に,利用実態調査データを用いた駐車場選択行動モデルを推定し,選択に影響を与える要因を明らかにする.さらに,駐車場選択行動モデルを内生化した駐車シミュレーションモデルを構築し,駐車需要を予測しながら駐車場の利用者と事業者それぞれの目的を最適化するような駐車場配置/容量の最適設計モデルを提案...

    DOI Web Site 参考文献6件

  • 施設配置・公共交通網・運賃の同時最適化と施設運営効率化便益の波及分析への適用

    須ヶ間 淳, 奥村 誠 都市計画論文集 59 (1), 43-51, 2024-04-25

    ...<p>高齢化と人口減少が急速に進む地方都市においては,コンパクト・プラス・ネットワークの考え方に基づき,施設と公共交通網の両者の維持を可能とする集約方針が求められる.その際,需要の弾力性を考慮しながら,アクセス時間の差異を打ち消すような施設利用料金や交通運賃を設定して需要を適切にコントロールすることが,さらなる効率性の確保につながる可能性がある.そこで本研究では施設アクセス交通と一般交通という2種類...

    DOI Web Site 参考文献6件

  • ミトコンドリア由来小胞,古くて新しい膜輸送

    杉浦 歩 生化学 96 (2), 232-240, 2024-04-25

    ...ミトコンドリアは多彩な機能を持つダイナミックな細胞小器官(オルガネラ)である.分裂や融合,伸長などの形態変化に加え,他のオルガネラとの接着,細胞内局在変化,細胞間移動などその動態も多様である.ミトコンドリアの機能維持において正常な動態制御は必須であるが,それぞれの動態は独立しているわけではなく,連関しながら恒常性が保たれている.ミトコンドリア由来小胞(mitochondrial-derived vesicles...

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  • これからの四半世紀が,これまでの四半世紀を決める

    片渕 秀隆 日本婦人科腫瘍学会雑誌 42 (2), 31-41, 2024-04-25

    ...1998年7月に「日本婦人科腫瘍学会」と名称を定めたことがその礎となる.その後,「子宮癌研究会」,「日本婦人科悪性腫瘍化学療法学会」,「日本産婦人科腫瘍マーカー・遺伝診断学会」の4つの組織が加わって統合され,2013年11月に現在の組織へと発展した.この間,野田起一郎名誉会長のご教授の下,本学会への統合に全力を傾けられた故野澤志朗教授を初代とし,現在の三上幹男教授まで11人の歴代理事長の下で進化を遂げながら...

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  • 第2回 タブの便利機能で効率的に閲覧する

    田中 雄二 日経パソコン = Nikkei personal computing (936) 46-49, 2024-04-22

    ...第2回Webブラウザーの多くは、同じウインドウのまま、複数のタブでWebページを切り替えながら表示できる。しかし、たくさんのWebページを開くとタブの数が多くなり、表示させたいタブを探しづらくなりやすい。Edgeにはタブを効率的に管理する機能がいくつもあるの…...

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  • パンデミック環境に対応した活動の構築に関する研究

    谷口 邦彦 国際P2M学会研究発表大会予稿集 2024.Spring (0), 158-167, 2024-04-20

    ...2020年1月、新年会も終わり新たな年の始動を始めた矢先、横浜港に入港したダイヤモンド・ プリンセス号でコロナが発生したとの報道がなされた。3月からは著名人の逝去の報が相次ぎ、学校やNPOなどの活動も制約を余儀なくされた。 その中にあっても感染を回避しつつ新たな活動が工夫され、組織に定着して行った。本研究では、これらの基盤構築について事例研究を通じて分析しまとめたい。...

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  • 長域型ヒルシュスプルング病のpull-through腸管の血流温存に術中ICG蛍光法が有用であった1例

    宮嵜 航, 近藤 剛, 野口 伸一 Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons 60 (2), 186-189, 2024-04-20

    ...<p>症例は9か月男児.脾弯曲部にcaliber changeを有する長域型ヒルシュスプルング病に対して日齢63に人工肛門造設術を施行した.月齢6頃の根治術を予定していたが,COVID-19の感染のため手術延期となり,月齢9に根治術目的で入院となった.術式は腹腔鏡補助下Swenson法を施行した.Pull-through腸管の腸間膜の切離は,辺縁血管を温存しながら,中結腸動脈を根部で処理し,回結腸及...

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  • 持続可能な地域づくりにおけるP2M

    李 洸昊, 永井 祐二, 中野 健太郎 国際P2M学会研究発表大会予稿集 2024.Spring (0), 68-83, 2024-04-20

    ...そのため、多様なステークホルダーの連携を基盤としながら、さまざまな地域資源を活用し、新たな地域の価値を創出して地域の魅力を高める地域マネジメント求められている。本研究では、自然と共生する町づくりとして有名な宮崎県綾町の事例を、P2Mの3Sモデルと創造的統合マネジメントから分析を行った。宮崎県綾町は、実行の力の高いリーダーが存在し、地域づくりのプログラムを3Sモデルによって実施された。...

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  • P2Mを用いた看護基礎教育における指導法開発

    岡本 華枝, 徳永 基与子, 鈴木 克明, 小笠原 秀人 国際P2M学会研究発表大会予稿集 2024.Spring (0), 193-211, 2024-04-20

    ...新人看護師は、就職すると複数の患者を同時に受け持ち、患者の状態観察や患者の訴えに対応しながら優先順位を判断し、多重課題を解決するための能力が求められる。しかし、看護基礎教育においては、複数の患者を受け持つ実習は最高学年での統合実習のみである。...

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  • 卒後2~3年目に退職した看護師の就職から退職を決断するまでのプロセス

    河本 乃里, 田中 マキ子 日本看護研究学会雑誌 47 (1), 1_85-1_95, 2024-04-20

    ...結果:退職した看護師は,職場の仕事や人間関係に悩み【辞めたい気持ちの慢性化】を起こしながらも,できる仕事を増やす【看護師としての基盤づくり】を行い,2〜3年を区切りに【最初の職場を去る決断】をしていた。結論:先輩看護師との従属関係や克服できない苦手な先輩看護師の存在,先輩看護師が実践する看護に好意的な感情を持てなかったことが就業継続を阻害した要因であった。...

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  • 日本語の意味的関連性を利用した小学生の英語語彙学習:教科書分析と教材開発に基づく実践研究

    佐藤 彩香, 田中 菜採 東北英語教育学会研究紀要 44 (0), 114-129, 2024-04-16

    ...この結果から,今回の実践のように短時間かつ継続的に学習を続けていくことで,児童が自ら意味的関連性を利用して思考しながら学習を進めることができるということが明らかになった。また,指導者はどのような意味的関連性を用いることがより効果的なのか,教材や指導法を選択していくことが可能になるということも,今回の研究を通して示された。</p>...

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  • メタバース:もうすぐ手の届く次世代技術を麻酔・疼痛管理へ―MoT(Metaverse of Things)と生成系AIの融合がもたらすものとは?―

    小林 透, 田中 祐大, 原田 拓実, 石下 里奈, 戸川 大樹, 深江 一輝, 荒井 研一, 今井 哲郎, 鮎瀬 卓郎 日本歯科麻酔学会雑誌 52 (2), 65-71, 2024-04-15

    ...問題解決のキーテクノロジーになるのではないかと考え研究を進めてきた.そこで本稿では,著者らのこれまでの「メタバース」を活用したソリューション開発事例を紹介する.特に,現実空間の「もの」をメタバース化することで,新たな付加価値を創出する「MoT(Metaverse of Things)」に関する最新の研究成果も紹介する.また,これらの成果に「生成AI」を活用することで,より効率的で高度な問題解決につながることを...

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  • 安全対策の経済的評価 (2)

    牧野 良次 安全工学 63 (2), 73-81, 2024-04-15

    ...しかしながら事業場が自らそのような評価を実施するための方法や支援 ツールは未だ整備されていない . そこで中央労働災害防止協会は 2020 年度から 3 年計画で , 企業が自社 の労働災害防止対策の経済的評価を事前にかつ簡便に実施できるよう支援する方法論・ツール等の整備及 びその普及を行うことを目的とした調査研究事業を立ち上げた . 本稿はその最終結果について報告するも のである .</p>...

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  • コロナ禍のレーザーメーカーとしての取り組み―コロナ感染予防マスクを開発―

    西村 浩之, 高木 真知子, 高谷 聡 日本レーザー医学会誌 45 (1), 24-33, 2024-04-15

    ...<p>コロナ禍におけるレーザーメーカーとしての取り組みの一つとして,レーザー治療時の感染予防の為の特殊マスクを開発したので,その開発の背景や経緯を記述した.また,それ以外に社会に対する責任を果たしながら,自社の為のみならず,社会全体やお客様の為に行ってきたことをまとめた....

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  • 特集:多言語文化が混在する環境下において幼児に危険を伝える方法

    松田 文子 人間工学 60 (2), 75-78, 2024-04-15

    ...<p>標識・案内表示におけるピクトグラムの有用性はよく知られている.これらを幼児向けの安全対策に活用できる可能性について検討した.幼稚園・保育園等における手作り文化との融合を考え,ピクトグラムのデザインを,就労現場の幼稚園教諭・保育士自身が容易にアレンジできるようなツールを作ることができれば,幼児が状況に応じて安全状態について知ることができ,幼稚園・保育園等での事故防止につながる可能性がある.ひいては...

    DOI Web Site 参考文献8件

  • これからの歯科麻酔科医

    深山 治久 日本歯科麻酔学会雑誌 52 (2), 80-85, 2024-04-15

    ...えない.3)の歯科開業では,一般歯科診療に多忙を極めるため,これまで専心してきた麻酔業務になかなか時間を割けないとの声を聞く.また,4)はビジネスとして将来も安定して依頼があるかが不明確と想像する.以上,せっかく数年かけて歯科麻酔を専攻した若手が活躍する場は見つけにくいと感じられる.それまでの歯科麻酔の知識・技術を活かせ,できれば相応の報酬が得られる職場を提示できれば,優秀な人材を多数集めることにつながるだろう...

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  • ものごとの仕組みに注目する

    長尾 徹 作業療法 43 (2), 153-158, 2024-04-15

    ...<p>作業療法の実践において問題解決は必至である.ものごとの「仕組み」が分かっていると問題解決につながりやすい....

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  • デジタルトランスフォーメーションの推進に影響を与える組織文化の要因

    河村 智行, 野口 晴康, 鷲谷 佳宣, 当麻 哲哉 情報処理学会論文誌 65 (4), 875-886, 2024-04-15

    ...目的とする.シャインの組織文化のモデルなどを参照してアンケートを作成し,インターネット調査により日本企業から297件の有効データを収集した.そして,それらのデータに対し共分散構造分析を適用した結果,5つの組織文化の要因「既存ビジネスの安定性と重視」,「経営層のDX重視と従業員の意識」,「DX推進組織の独立性と協業」,「DX推進組織のメンバの意識と特性」,および「DX推進組織の能力」が相互に影響を与えながら...

    DOI 情報処理学会

  • メラニン色素性病変に対するピコ秒レーザーの活用方法

    宮田 成章 日本レーザー医学会誌 45 (1), 39-45, 2024-04-15

    ...<p>発振時間の非常に短いピコ秒レーザーはメラニン色素性疾患の治療に有効である.老人性色素斑では薄い色調に有効で,かつ炎症後色素沈着の発生率が低い.また肝斑に対する治療にも補助的に用いる.さらには顔全体に対して複数の波長を組み合わせた手法も可能である.しかしながら全てにおいて従来のナノ秒発振Qスイッチレーザーより優れているわけではない.</p>...

    DOI Web Site 参考文献15件

  • 歯科医療における全身麻酔や静脈内鎮静法の需要と供給に関する実態調査

    石田 義幸, 水田 健太郎, 丹羽 均, 砂田 勝久, 飯島 毅彦 日本歯科麻酔学会雑誌 52 (2), 86-97, 2024-04-15

    ...にかかわらず,約4割の地域においてとれていなかった.その理由として,麻酔管理が可能な歯科医療機関あるいは歯科麻酔科医の不足という意見が約2/3以上の団体からあった.歯科医療における麻酔管理への患者または保護者の認知度はきわめて低い(1/4未満)と評価した施設・団体が大部分を占めた.麻酔管理を用いた歯科医療が実施可能な医療機関であることを広告(標榜)することは,麻酔管理の普及に加えて,適切な医療機関の選択につながるという...

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  • 情報検索を用いたBug Localization手法にモジュール粒度の違いが与える影響

    積田 静夏, 天嵜 聡介, 林 晋平 情報処理学会論文誌 65 (4), 792-807, 2024-04-15

    ...基づき,既存のファイルレベルの手法を小さな修正でメソッドレベルに変更し,データセットと組み合わせて評価フレームワークとした.FinerBench4BLを利用した調査の結果,メソッドレベルの手法は精度が低下する一方で,デバッグに必要な労力が削減することが明らかになった.またメソッドレベルへの変更にともない,既存手法が考慮する追加情報の影響が小さくなることから,多くの種類の追加情報の考慮が精度向上につながることが...

    DOI 情報処理学会

  • Skin rejuvenationにおけるピコ秒レーザーの活用方法―ナノ秒レーザーとの対比にて―

    中野 俊二, 原 葉子, 川村 みゆき 日本レーザー医学会誌 45 (1), 46-53, 2024-04-15

    ...フラクショナル治療を選択することができる.高フルエンスほど効果が良いがdown timeを生じるため希望に合わせて組み合わせて加療する.くすみ等の色素増強した肌に対するrejuvenationの場合には,メラノサイトの活動性を抑制するナノ秒Nd:YAGレーザー(1,064 nm)によるトーニング治療が初期には有効である.色調の改善とともに肌質改善効果が表れる.色素の増強が改善した患者や,もともと,色白ながら...

    DOI Web Site 参考文献17件

  • 集団内の意見形成における単純接触効果の影響の分析

    田部 直人, 北條 仁志 日本経営工学会論文誌 75 (1), 1-8, 2024-04-15

    ...<p>集団内において意見がどのように拡散, 交換され, 収束に至るのかを観察することは, 特定の意見を広めるための条件の発見や効率的な収束プロセスの発見につながる重要なトピックである. 経営工学においても, 効果的な広告の方法や市場における人気の逆転方法の発見につながる可能性があり, 興味深いテーマであると考えられる....

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  • 電気自動車の蓄電池交換における多目的施設配置モデルの提案

    柳 在圭 日本経営工学会論文誌 75 (1), 9-18, 2024-04-15

    ...<p>本稿では,電気自動車(EV)の普及によるCO<sub>2</sub>削減といった環境改善を目指しながら同時に経済効果を維持させるために,既存のガソリンスタンドをEVの蓄電池交換施設の候補地とする蓄電池交換の施設配置モデルについて焦点をおく.このモデルを多目的最適化問題として取り上げ,定式化と有効な解法を与える.さらに,数値実験を通じて,意思決定の支援モデルとしてその有効性について検証を行う....

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  • COVID-19流行期における災害訓練の経験と課題

    水 大介, 中出 雅治 日本災害医学会雑誌 29 (1), 81-86, 2024-04-13

    ...全患者をCOVID-19疑いとして個人防護服を着用しながら対応した。入院を要すると判断した患者には抗原定性検査を行うことでCOVID-19の評価を行った。COVID-19患者は陰圧室および個室で対応することを原則としたが、実際は多くの外傷患者の診療に翻弄され、COVID-19の評価や感染防御の徹底は困難を極めた。...

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  • 極性有機分子の自発的配向分極現象を利用したエレクトレット型振動発電素子の動作機構

    田中 有弥, 栗原 啓輔, 阿部 直矢, 神宮 彩人, 村上 晃一, 森下 浩多, 鈴木 孝明, 山根 大輔, 石井 久夫 日本画像学会誌 63 (2), 176-184, 2024-04-10

    ...<p>近年,エレクトレット型振動発電素子 (Electret-based vibrational energy harvesters (E-VEHs) ) がセンサをはじめとする低消費電力デバイスの自立電源として注目を集めている.エレクトレットは半永久的に電荷,もしくは電気分極を有する絶縁体であり,E-VEHに必須の材料である.しかしながらその作製にはコロナ放電等を用いた絶縁体への荷電が必要であり,...

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  • 赤外光エネルギー利用の最近の展開―透明な太陽電池の実現を目指して―

    坂本 雅典 日本画像学会誌 63 (2), 200-205, 2024-04-10

    ...<p>人類,動植物など地球上に生きる生命の全てが太陽から降り注ぐエネルギーの恩恵を受けている.しかしながら,太陽光のうち赤外域の光を捕集し,有用なエネルギーに変換することは12億年以上の光利用の歴史をもつ植物でさえ成し遂げていない難題であった....

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  • 微結晶凝集体形成を伴う高分子結晶化過程

    小西 隆士, 宮本 嘉久 日本物理学会誌 79 (4), 175-180, 2024-04-05

    ...</p><p>このモデルは多くの実験結果,特に過冷却度が小さい場合の実験結果をよく説明してきた.しかしながら,過冷却度が大きい場合にはこのモデルでは説明できない現象が発現することも知られている.我々はこれまでも,いくつかの高分子で,結晶ラメラ厚や成長速度の結晶化温度依存性から,過冷却度が小さいときには従来の二次核生成成長過程で結晶化が進行するが,過冷却度が大きくなっていくと,準安定相を経由する結晶化過程...

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  • 巨大創発電磁応答をもたらす高密度磁気スキルミオン物質の設計

    車地 崇, 十倉 好紀 日本物理学会誌 79 (4), 186-191, 2024-04-05

    ...これを実際の物質で実証し,候補物質を設計・選択する有効な指針を確立できれば,これまで注目されてこなかった物質群を切り開くことにもつながり,そこから思いがけない新奇な電子状態や物性の発見につながることが期待できる.このことは新規物質開発の醍醐味であり,物性物理学の発展においても意義深い....

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  • 地域脱炭素実現に向けた基礎自治体のプロジェクト・プログラムマネジメント

    重藤 さわ子, 窪田 哲郎, 浦田 有佳里 国際P2M学会誌 18 (2), 80-98, 2024-04-05

    ...しかし多くの自治体では、地域における脱炭素がどのように地方創生につながるのかわからず、何からどう取り組めばよいのかわからない現状がある。本研究では、この課題の背景を自治体でのP2Mのプロファイルマネジメントとプロジェクト・プログラムマネジメントの欠如と考え、本課題への対応を意識した自治体への支援を通じ検証し、その有効性を確認した。...

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  • 親水性—親油性バランス型充填剤を用いる簡便な固相抽出精製による二枚貝中オカダ酸群の精密定量

    鳥居塚 南, 上原 由理香, 長谷川 守文, 渡辺 卓穂, 鎗田 孝 分析化学 73 (4.5), 185-191, 2024-04-05

    ...マトリックス効果は良好に抑制された.また,真度,併行精度,室内精度,選択性,定量下限は,すべて公定分析法の性能基準を満たした.さらに,認証標準物質を分析した結果,認証値と有意な差がない分析値が得られた.次に,本法をアサリ,カキ,ムラサキイガイの分析に適用した.前述と同様にマトリックス効果を評価したところ,面積の差は−16〜−1% であった.また,真度と併行精度は性能基準を満たした.以上から,本法は簡便でありながら...

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  • TARB書評: Robert Goldblatt, Logics of Time and Computation

    高木 翼 Tokyo Academic Review of Books 62 1-, 2024-04-02

    ...本書は数理論理学の理論計算機科学への応用についてコンパクトでありながらも最先端の高度な話題まで網羅している、この分野の標準的な教科書である。......

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  • 成人における今日の敗血症治療について

    関根 秀介, 鈴木 直樹, 崔 英姫, 岡田 寿郎, 長倉 知輝, 河内 文, 沖田 綾乃 蘇生 43 (1), 1-7, 2024-04-02

    ...<p>敗血症治療は,バンドルを用いた標準化による患者の生命予後を改善する取り組みに加え,質の向上(早期覚知,antimicrobial stewardshipや薬物動態/薬力学を考慮し薬剤の特徴に基づいた抗菌薬治療,輸液反応性をモニタリングしながら行う輸液蘇生等)についても診療ガイドライン1) 2)にて扱われるようになった。...

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  • 中小企業のグローバル展開:CAGE 分析による株式会社新潟クボタの事例より

    内田, 亨, 飯沼 亜里紗, 隅田 史人, 靏巻 瑠斗 新潟国際情報大学経営情報学部紀要 7 2024-04-01

    ...行政的・政治的要因には「政府とのつながりが強い企業と合弁」「ODA で提供したトラクタの高評価」。地理的要因には「メキシコの畑作市場で販売していたトラクタをモンゴル仕様で提供」「玄米で輸送、現地にて精米による品質確保」「まとまった台数を一度に輸出することによって輸送コス ト削減」。経済的要因には「アフターサービスによる顧客との関係強化」である。...

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  • ドローン撮影画像を用いたハクチョウ自動カウントの試み

    河原, 和好, 小林, 満男 新潟国際情報大学経営情報学部紀要 7 2024-04-01

    ...また、隣接する御手洗 潟に範囲を広げることで、大学周辺の砂丘も含めた環境調査を行うことが出来、地域の 貢献にもつながると考えている。 本研究はこれらの研究のうちハクチョウのカウントを自動で行うことを試行したものである。一つは画像処理を利用したものであり、もう一つは AI 技術を利用したものである。...

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  • 当事者意識をもった課題探究学習につながる歴史授業開発 : 「近代の徴兵制」を事例に

    辻本 成貴 中等教育研究紀要 /広島大学附属福山中・高等学校 64 7-14, 2024-04-01

    本研究の目的は,生徒が主体的な課題探究を通して,近現代の歴史を理解する授業を開発することである。歴史学習において,生徒が歴史に対して当事者意識をもって学習することが課題とされてきた。歴史を科学的に探究する歴史学習がねらいとしてきたのは,生徒が国家政策や当時の社会構造を理解し,それらを説明する概念や法則,仕組みを解明することであった。しかしこうした歴史学習は一方で,生徒にとって歴史が自分とは離れた…

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  • 海外の日本語学習者における自己表現と他者理解

    佐々木 瑛代 待遇コミュニケーション研究 21 (0), 101-101, 2024-04-01

    ...また、会話録音後一週間以内に、日本語学習者に対し、録音した会話を再生しながらインタビューを行った。インタビューの音声データはすべて文字起こしを行い、質的データ分析の手法である大谷(2019)のSCATを用いて分析した。</p><p>分析の結果、日本語学習者は、自己表現として、相手レベルと場レベルの細かい調整をしていることが明らかになった。...

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  • 交流場面における経験の語りと共感的な反応の特徴

    釜田 友里江 待遇コミュニケーション研究 21 (0), 16-32, 2024-04-01

    ...また、自らの経験に関連させながら文化を紹介することで、知識量の差を相手に感じさせずに対等な立場から語ることができる。このような語り方から、「相手に教える⇔相手から学ぶ」という構造ではなく、互いに「学ぶ⇔学ぶ」という構造ができ、交流場面においてどちらも経験が語りやすくなることがわかった。...

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  • 理学療法士養成校における留年・中途退学の現状と対策

    亀野 純 理学療法教育 4 (1), 1_17-1_30, 2024-04-01

    ...<p>目的:理学療法士養成校の留年と中途退学の抑制につながる取り組みを明らかにするために「効果のある専門学校」論という新たな理論的枠組みを構築し,それを構成する要素の有効性を検証することを目的とした。対象:3年制専門学校理学療法学科81校の管理職と専任教員を対象とした。...

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  • 光ファイバ形偏光子の特性解析

    荒川 大樹, 大塚 祐弥, 白石 勇希, 亀田 和則, 古川 慎一 J107-C (4), 167-174, 2024-04-01

    ...の範囲で変化させて検討した結果,1c2p1mは1c3mに比べて優れた特性を有しており,x 偏波の損失を αx,y 偏波の損失を αy としたとき,αy が最小(αy = 0.131dB/cm)となる d/a1 = 1.4 で αx と αy の差 αxy(≜ αx - αy)は117.1dB/cmとなり,更に αxy が最大となる d/a1 = 0.788 では αy を0.517dB/cmに保ちながら...

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  • 萌芽期以前の気象データを用いた茶の摘採適期早期予測の試み

    松本 宜大, 下司 純也, 曹 巍, 藤岡 宏樹 農業情報研究 33 (1), 1-13, 2024-04-01

    ...<p>摘採時期が品質に大きな影響を及ぼすチャの栽培において,綿密な収穫計画を立てるためには,早期の摘採適期予測が必要である.しかしながら,従来の予測モデルは,萌芽日の情報が必要であり,また,摘採適期の2週間前頃に予測を行うものであった.本研究では,京都府宇治市で栽培されたチャ「やぶきた」,「さやまかおり」,「おくみどり」の10–19年分の摘採適期を,その約1か月前である萌芽期以前の気象データ(日平均気温...

    DOI Web Site 参考文献4件

  • ブロッコリー根こぶ病対策の意思決定支援ツールの開発・実装―島原雲仙地域における根こぶ病発生の実態と対策の検証―

    大林 憲吾, 小池 聡, 田中 慶輔, 西崎 昌宏, 石津 直彦, 栗澤 傑, 楠本 亮也, 柳井 瑞帆, 渡邊 亘, 向島 信洋, 大川 英敏, 林 和昭 農業情報研究 33 (1), 44-58, 2024-04-01

    ...遺伝子診断により測定したブロッコリー根こぶ病菌密度を,圃場ごとに見える化し対策の処方箋を提示できる,ブロッコリー根こぶ病対策の意思決定ツールを開発した.見える化ツールは,生産者圃場ごとの根こぶ病菌密度・診断結果類型(菌密度レベル)・土壌pH・診断結果・対処方法,等の項目を営農支援プラットフォーム「あい作」上のマップで確認できる.見える化ツールは,生産者である部会員とJAの営農指導員が,情報を共有しながら...

    DOI Web Site 参考文献6件

  • ヒトパピローマウイルス(HPV)感染と子宮頸がん

    小川 千加子 小児の精神と神経 64 (1), 42-48, 2024-04-01

    ...日本では子宮頸がんに年間約1万人が罹患,約3千人が死亡している.罹患の若年化によりピークは30代で,多くの若い女性が命や妊孕能を失ったり,治療の後遺症を抱えている.子宮頸がんは一次予防(ワクチン)と二次予防(がん検診)が可能で,予防による撲滅が可能ながんである.多くは性交によるヒトパピローマウイルス(HPV)への感染が原因であるため,HPVワクチンは理にかなった方法である.HPVワクチンは小6~高1...

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  • 川崎病モデルマウスに対する抗ApolipoproteinA2 抗体の有効性

    伊藤 吹夕, 鈴木 和男 ROKiVA Letter 4 (1), 4-8, 2024-04-01

    ...しかしながら大量投与のため病因分子の特定が困難であり、かつヒトの血液を原料としていることからより安全な“人工ガンマグロブリン製剤”の開発が求められている。そこで我々の研究チームではヒトのリンパ球からIgG遺伝子フラグメントの組換え体をクローニングしライブラリーを確立、MPO-ANCA関連血管炎モデルマウスを使って低容量で治療効果のある1クローン(VasSFと命名)の選択に成功した。...

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  • 脳科学的観点からいじめ当事者のナラティブを考える

    虫明 元 小児の精神と神経 64 (1), 36-41, 2024-04-01

    ...いじめは複数の当事者が関わる心身の痛みを伴う問題である.学童期はまだ成熟途上で心身のアンバランスになりやすい時期ともいえる.脳科学の観点からは人の前頭葉は発達が遅く青年期まで成熟に時間を要し,アタッチメントやメンタライゼーションも経験を通じて成熟するが,学童期は発達途上であり適切な経験がいじめ防止につながると考えられる.学校で行われるプレイバックシアターでは語りと演技によりいじめの現場でのさまざまな...

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  • 「シン・させていただく」の誕生秘話

    椎名 美智 待遇コミュニケーション研究 21 (0), 50-65, 2024-04-01

    ...本論考では、丁重語化・美化語化した「させていただく」に「シン・させていただく」という愛称を付け、これまでの研究成果を辿りながら、それが敬語史上の単なる徒花ではなく、連綿と続いてきた敬意漸減の影響を受けて変化し続ける「させていただく」の姿であることを示す。...

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  • 脱髄と伝導ブロック診断のpitfall

    神林 隆道 臨床神経生理学 52 (2), 132-141, 2024-04-01

    ...しかしながら, 障害が脱髄性かどうかの解釈や, 脱髄性ニューロパチーの診断において極めて重要な所見である伝導ブロックの診断には多くのpitfallが存在する。...

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  • 三菱自動車 商用軽EVで反撃開始

    日経automotive (157) 58-61, 2024-04

    ...先代車の「ミニキャブ・ミーブ」を大幅に改良した新型車「ミニキャブEV」は、航続距離を伸ばしながら価格を先代車と同水準に抑えたのが最大の特徴だ。また、先進運転支援システム(ADAS)を搭載し、予防安全性能を強化した。...

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  • 中国人移住者にとっての在留資格「技能」の特徴と役割 -技能実習生との関連より-

    川村, 潤子 日本福祉大学経済論集 (68) 67-83, 2024-03-31

    ...本研究では,日本で就労する中国人の,在留資格の取得条件や滞在条件の違いから在留資格「技能」を「技能実習」と比較しながら,その特徴と役割を明らかにした.在留資格「技能」と「技能実習」を取得し来日している者の状況を比較すると,取得条件や滞在条件に違いは見出せるが,母国での属性などの状況は同質的な側面を見出すことができる.そのため,在留資格「技能実習」を取得して来日した者へのヒアリング調査を中心とし,在留資格...

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  • 老年看護学実習レポート分析からみえる教育的課題

    東, 孝至, 栗山, 真由美 明治国際医療大学誌 (30) 30-30, 2024-03-31

    ...「老年看護学実習前」に認知の歪みにつながる文脈が多く読み取れたが,二重否定に用いて「実習後」には肯定的に捉えている文脈が見られた 【考察】抽出された認知の歪みにつながる語彙を踏まえ,実習前の老年看護学概論や老年看護学援助論で「なぜそのような老年観をもつのか」と内省することで,更なる老年観の向上として教育的効果が望めると考えられる....

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  • 現代社会学科新入生交流会実施記録

    鑑, さやか, 犬塚, 剛, 森田, 清美, 山﨑, 真帆, 小渕, 高志 社会学・社会福祉学研究 3 71-81, 2024-03-31

    ...高校時代からコロナ禍を過ごし、そのまま入学してきた2023年度新入生(1年生)と、入学後にコロナ禍に突入し学園祭等の大学行事を経験しないままに学年を重ねていった在学生らにおいては、学年同士の横のつながりは何とか保てているものの、学年間の縦のつながりはなかなか作りづらく、学年相互に交友関係を形作る機会を提供する必要が考えられた。...

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