四宮, 正親
経済系 : 関東学院大学経済学会研究論集
260
92-116,
2014-07
戦後,1950年代から60年代にかけて,日本では多様な出自を持つ多数のメーカーが登場し,限られた製品クラスで競争を繰り広げた。上位企業の占めるシェアは,諸外国とは異なって極めて低く,競争的な産業構造を生み出した。資本の自由化を控えた企業間競争は,価格競争を抑制して後発企業にも一定の地位を許容する競争環境を,結果としてつくりだしていた。一方,市場は高度経済成長以降,モータリゼーションが徐々に進展を…
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