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検索結果 466 件

  • 灰色低地土におけるヒ酸の吸着に与えるリン競合とpHの影響

    佐藤 健司, 濱 武英, 田中 理奈, 脇田 梨左, 中村 公人, 伊藤 紘晃 日本土壌肥料学雑誌 95 (1), 30-37, 2024-02-05

    ...とヒ酸吸着への影響を評価することを目的とした.その結果,本研究で供試した土壌では,灰色低地土のヒ酸吸着量は黒ボク土の約10%であった.ヒ酸吸着量は,黒ボク土では平衡pH 3.8で最大となったが,灰色低地土では平衡pH 3で最大となった.さらに,ヒ酸とリン酸を同時添加した場合,いずれの土壌においてもヒ酸とリン酸の吸着競合がみられた.灰色低地土では,ヒ酸のみを添加した場合でも,弱く吸着したヒ酸の画分が32...

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  • 非晶質ナノ粒子が決める粘土の性質

    月村 勝宏, 三好 陽子, 鈴木 正哉 日本地球化学会年会要旨集 70 (0), 131-, 2023

    ...また、非晶質ナノ粒子は、リン酸塩、硫酸塩、有機物、リン、ヒ酸塩なども吸着する。さらに、REEやCsも非晶質ナノ粒子に吸着していると推察される。</p>...

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  • 鉄(VI)酸塩とAl含有浄水汚泥の併用による亜ヒ酸の酸化・不溶化と再溶解抑制効果の評価

    細谷 宥喜, 小笠原 慶乃, 山西 啓太, 石川 奈緒, 笹本 誠, 伊藤 歩 土木学会論文集 79 (25), n/a-, 2023

    ...<p> ヒ素汚染土壌・堆積物中の亜ヒ酸(As(III))の不溶化手法を開発するための基礎的知見を得るために,K<sub>2</sub>FeO<sub>4</sub>と浄水汚泥を併用する手法を検討した.水試料中のAs(III)をヒ酸(As(V))に酸化し,そのAs(V)を不溶化することで溶解性As濃度を水質環境基準値未満に低減できた.この不溶化処理後の水試料が弱酸性や弱塩基性に曝されても As の再溶解...

    DOI Web Site 参考文献19件

  • Mg-Fe-Al系層状複酸化物(LDO)の合成とヒ酸アニオン吸着への応用

    髙梨 樹, 亀田 知人, 熊谷 将吾, 齋藤 優子, 野村 泰之, 河村 大樹, 吉岡 敏明 廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 34 (0), 557-, 2023

    ...また、吸着剤としての性能を評価するためヒ酸アニオンの吸着実験を行い、吸着挙動について検討を行なった。ゾル-ゲル法で合成したLDOは共沈法で合成したLDOに比べて約1.7倍に比表面積が増加し、Feの添加によりヒ酸アニオンの吸着量も約2.0倍に増加した。Asとの親和性に優れたFeを使用した事により新たな吸着サイトとして発現したことが示唆された。</p>...

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  • ヒ酸によるC2C12細胞の分化誘導阻害作用の解析

    竹川 芽依, 田口 央基, 藤代 瞳, 姫野 誠一郎, 角 大悟 日本毒性学会学術年会 50.1 (0), P1-049S-, 2023

    ...そこで、C2C12細胞の分化誘導における亜ヒ酸(As(III))の影響を調べるために、分化誘導培地にAs(III)を添加し培養した。8日後の細胞を顕微鏡下で観察したところ、多核細胞の出現がAs(III)により著しく減少した。この条件のライゼートをウエスタンブロットで測定したところ、MHC発現量はAs(III)の濃度依存的に減少しており、5, 10 μMのAs(III)曝露では検出されなかった。...

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  • ヒトグリオブラストーマに対する抗腫瘍活性を示す薬剤の併用効果の検討

    齊藤 雄大, 綿貫 幹也, 高橋 勉, 篠田 陽, 藤原 泰之 日本毒性学会学術年会 50.1 (0), P1-085S-, 2023

    ...【方法】ヒトGBM由来U251細胞を、亜ヒ酸、アスコルビン酸(AA)、レチノール(Rol)、レチノイン酸(RA)、バルプロ酸(VPA)のうち、単剤または2剤で24もしくは48時間処理し、CCK-8 assayにより細胞生存率を測定した。また、U251細胞をRolとRA、亜ヒ酸とAAで併用処理し、小胞体(ER)ストレスマーカー(CHOPおよびGRP78)の発現レベルをqPCR法により測定した。...

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  • ヒ酸による血管内皮細胞の活性硫黄分子産生酵素CSEの発現誘導機構

    丸山 祐輝, 宮川 直也, 高橋 勉, 篠田 陽, 藤江 智也, 山本 千夏, 鍛冶 利幸, 藤原 泰之 日本毒性学会学術年会 50.1 (0), P1-056S-, 2023

    ...【方法】ウシ大動脈血管内皮細胞を亜ヒ酸で24時間処理し、細胞毒性はLDH release assayにより、CSEのmRNAレベルはリアルタイムPCR法により測定した。【結果・考察】siRNA導入によりCSEをノックダウンした細胞を亜ヒ酸で処理したところ、コントロール細胞に比べ亜ヒ酸の毒性が増強されることが判明した。このことからCSEが亜ヒ酸による細胞毒性発現に対して防御的に働くことが示唆された。...

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  • ヒ酸による血管内皮細胞および血管平滑筋細胞の凝固系亢進とその分子機構

    中野 毅, 高橋 勉, 山本 千夏, 藤原 泰之, 鍜冶 利幸 日本毒性学会学術年会 49.1 (0), P-10E-, 2022

    ...</p><p>【結果・考察】血管内皮細胞において,亜ヒ酸はTMのmRNA量およびタンパク質量を低下させることが確認された。この亜ヒ酸によるTM発現抑制効果は,Nrf2をノックダウンすることにより回復した。また亜ヒ酸は,血管平滑筋細胞においてTFのmRNA量並びにタンパク質量を増加させた。このTFの発現増加もNrf2をノックダウンすることにより抑制された。...

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  • Mg系及びCa系吸着材の併用使用による亜ヒ酸除去-モルベースでの比較

    杉田 創, 小熊 輝美, 原 淳子, 川辺 能成, 張 銘 廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 33 (0), 459-, 2022

    ...そこで、 本研究では、ヒ酸As(V)よりも毒性が高い亜ヒ酸As(III)を対象として、Mg系及びCa系吸着材(酸化物、水酸化物、炭酸塩)の単一使用と併用使用に関するAs除去試験を実施し、As(III)除去性能と母材成分の浸出挙動を、それぞれモルベースで比較検討した結果を報告する。</p>...

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  • ヒ酸単回投与マウスの血管および血管周囲脂肪組織のメタロチオネイン発現誘導

    井関 歩夢, 山田 帆乃香, 恒岡 弥生, 高橋 勉, 篠田 陽, 藤原 泰之 日本毒性学会学術年会 49.1 (0), P-11S-, 2022

    ...以上の結果より、胸部大動脈およびPVATでは、亜ヒ酸曝露後速やかにMT遺伝子の発現誘導が引き起こされることが示された。MTタンパク質の発現変化については今後の検討課題であるが、亜ヒ酸曝露により発現誘導される血管組織およびPVATのMTは、ヒ素の血管毒性に対して防御的な役割を果たしている可能性が考えられる。</p>...

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  • マウス血管組織における線溶系因子の発現に対する亜ヒ酸曝露の影響

    恒岡 弥生, 山田 帆乃香, 高橋 勉, 篠田 陽, 藤原 泰之 日本毒性学会学術年会 49.1 (0), P-122-, 2022

    ...また、24時間および2週間の亜ヒ酸投与により、血清中t-PA量の有意な減少が認められた。以上の結果より、亜ヒ酸曝露は胸部大動脈およびPVATに対して線溶促進因子であるt-PAおよびu-PAの発現低下を引き起こすとともにマウス血清中のt-PA量を減少させることが明らかとなった。</p>...

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  • 血液凝固・線溶系に対する亜ヒ酸の毒性発現機構

    藤原 泰之 日本毒性学会学術年会 49.1 (0), S18-1-, 2022

    ...今回、私たちは、まず血管内皮細胞の培養系を用いて、亜ヒ酸が線溶系に及ぼす影響について検討した。その結果、亜ヒ酸はPAI-1の産生には影響を及ぼさず、t-PAの合成を選択的に阻害することにより、液相におけるt-PAの線溶活性を低下させることを見出した。この亜ヒ酸によるt-PAの合成阻害には、転写因子Nrf2の活性化が関与することを明らかにした。...

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  • ヒ酸による血管内皮細胞の活性イオウ分子産生酵素cystathionine γ-lyaseの発現誘導

    高橋 勉, 宮川 直也, 藤 純礼, 恒岡 弥生, 篠田 陽, 藤江 智也, 山本 千夏, 鍜冶 利幸, 藤原 泰之 日本毒性学会学術年会 49.1 (0), P-121-, 2022

    ...五価の無機ヒ素(ヒ酸)で処理したBAECにおいては,CSE mRNAの有意な発現変化は認められず,CSEの発現誘導は亜ヒ酸選択的に引き起こされると考えられる。RSSがROS消去作用を有していることが報告されていることから,CSEによって産生されたRSSが亜ヒ酸誘発性のROSに対して防御的に働く可能性が考えられる。...

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  • [論文] 近世・近代の木彫仏像に施された彩色の技法と色材 : 山形県下に安置されている諸尊像の事例

    島津, 美子, 岡田, 靖 国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History 230 135-167, 2021-12-25

    ...明治時代に入ってから造られた尊像にみられる明るめの緑と青には、それぞれ、岩緑青がエメラルドグリーン(アセト亜ヒ酸銅)に、天然藍が合成ウルトラマリンブルーに置き換わっていることが明らかとなった。一方で、色調の暗めの緑では、江戸時代と変わらずに黄色の石黄と藍色の色材が混合されたものが使われていた。同様に、赤や黄といった暖色系の色材も一九世紀を通してほぼ同じ色材が使われている。...

    機関リポジトリ

  • 血管平滑筋細胞及びマクロファージ様細胞における亜ヒ酸による組織因子の発現誘導機構

    中野 毅, 荒木 祐美, 高橋 勉, 山本 千夏, 鍜冶 利幸, 藤原 泰之 日本毒性学会学術年会 48.1 (0), P-8-, 2021

    ...</p><p>【結果・考察】亜ヒ酸は、血管平滑筋細胞及びマクロファージ様細胞のTFのmRNA発現量並びにタンパク質発現量を共に増加させることが確認された。また、Nrf2経路を活性化させるスルフォラファンで両細胞を処理してもTFの発現増加が亜ヒ酸と同様に引き起こされた。さらに、両細胞で確認された亜ヒ酸によるTFの発現増加作用は、Nrf2のノックダウンによって消失した。...

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  • 姉川流域せき止め湖の年縞堆積物に分布するヒ素の化学状態と濃集機構

    益木 悠馬, 勝田 長貴, 横山 裕矢, 梅村 綾子, 吉田 英一 日本地球化学会年会要旨集 68 (0), 25-, 2021

    ...また、放射光を用いたµ-XRFマッピングとXANES解析から、夏季の菱鉄鉱の葉理の上下に分布するAs2S3(III)の濃集層(層厚約1 mm)は、春と秋の循環期に生じた鉄水酸化物が水塊中の亜ヒ酸塩(H2AsO3-(III))やヒ酸塩(H2AsO4-(V))を吸着、湖底に堆積したのち、間隙水中での硫酸還元で生じたものと推察される。...

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  • U251神経膠芽腫細胞株における光線力学療法の抗腫瘍効果に対する亜ヒ酸の増強効果

    清水 悠吏, 矢野 佑華, 藤井 和奈, 高橋 勉, 恒岡 弥生, 篠田 陽, 秋元 治朗, 藤原 泰之 日本毒性学会学術年会 48.1 (0), P-14S-, 2021

    ...ところで、急性前骨髄急性白血病の治療薬として使用されている亜ヒ酸(三価の無機ヒ素化合物)が種々の固形がんに対しても抗腫瘍効果を示すことが報告されているが、神経膠芽腫に対する抗腫瘍効果は十分に検討されていない。本研究では亜ヒ酸の各神経膠芽腫由来細胞に対する抗腫瘍効果を調べるとともに、亜ヒ酸がTS-PDTの抗腫瘍効果に与える影響について検討した。...

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  • Understanding the anions effect on the selectivity and surface complexation kinetics of arsenic to iron-based adsorbent

    Zubair Yusuf Olalekan, 所 千晴, 淵田 茂司, Mauricio Cordova-Udaeta 日本地球化学会年会要旨集 68 (0), 20-, 2021

    ...具体的には、ヒ酸塩除去に対する吸着剤の選択性に対する陰イオンの干渉効果は、塩化物>硫酸塩>>リン酸塩の順です。速度論的分析から得られた結果は、塩化物および硫酸塩がヒ酸塩表面錯化の速度論に無視できる影響を与えることを示した。一方、リン酸塩の共存は、競合吸着によるヒ酸塩表面の錯形成の速度論を大幅に阻害します。...

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  • Mg系及びCa系吸着材のヒ酸除去性能に及ぼす一律排水基準レベルのリンの影響

    杉田 創, 小熊 輝美, 原 淳子, 川辺 能成, 張 銘 廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 32 (0), 431-, 2021

    ...そこで、本研究では、汚染物質として5価のAsであるヒ酸を対象とし、Pを含まない模擬As汚染水(ヒ酸溶液)と一律排水基準レベルのP(16 mg/L)を含む模擬As汚染水(ヒ酸-リン酸混合溶液)を試験溶液として用い、Mg系及びCa系吸着材のヒ酸除去性能に及ぼすPの影響について実験的に検証した結果を報告する。</p>...

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  • えびの高原硫黄山の強酸性湯だまりにおける熱水中の総ヒ素濃度とヒ素化学形態の変化

    森 啓悟, 石橋 純一郎, 益田 晴恵, 松島 健, 田島 靖久, 大嶋 将吾, 堤彩 紀 日本地球化学会年会要旨集 68 (0), 135-, 2021

    ....低温湧水のヒ素濃度は80ppb以下であり,ヒ酸が支配的であった.硫黄山の火山性流体中ではヒ素は主に亜ヒ酸として溶存している.モノチオヒ酸が検出された熱水には多量の元素状硫黄が懸濁していたこと,また亜ヒ酸とモノチオヒ酸が定量的に反応していたことより,モノチオヒ酸は湯だまり中で生成されたと判断した.低温湧水中のヒ素は表層地下水との混合により酸化的な環境で安定なヒ酸に変化したと考えられる....

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  • 使用済Mg系及びCa系吸着材に及ぼす溶液pHの影響

    杉田 創, 小熊 輝美, 張 銘, 原 淳子, 川辺 能成 地盤工学ジャーナル 15 (3), 441-453, 2020-09-30

    ...亜ヒ酸またはヒ酸を吸着させた使用済吸着材を作製し,pHを調整した溶液と混合して振とう試験(溶出試験)を実施した。その結果,いずれの使用済吸着材についても,ヒ酸よりも亜ヒ酸の方が溶出しやすいことが明らかになった。そして,溶液pHが3〜11の試験において,ヒ素の価数に関わらず,Mg系吸着材の方がCa系吸着材よりも高い環境安定性を持つことが示された。...

    DOI Web Site 参考文献34件

  • 和歌山カレーヒ素事件における住友金属鉱山製亜ヒ酸25缶のSPring-8鑑定の問題点

    河合 潤, 岩井 信 X線分析の進歩 51 (0), 119-140, 2020-03-31

    ...(Sb)の蛍光X線ピーク強度が変化したという趣旨の証言をした.ところが,Sb濃度が同一であったにもかかわらず,Sb/As蛍光X線強度比が異なると証言した場合が複数存在した.一方では,林真須美関連亜ヒ酸は,パターン認識によってカレーに入れられた亜ヒ酸と同一の蛍光Ⅹ線スペクトルであると結論された.SR-XRFの測定精度は悪く,測定ごとに強度はばらつき,濃度が近接したSR-XRFスペクトルは,偶然のばらつきによって...

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  • 血管内皮細胞及びマクロファージ様細胞の血液凝固線溶系に対する亜ヒ酸の作用

    中野 毅, 荒木 祐美, 高橋 勉, 山本 千夏, 鍜冶 利幸, 藤原 泰之 日本毒性学会学術年会 47.1 (0), P-11S-, 2020

    ...</p><p>【結果・考察】亜ヒ酸はEA.hy926が産生放出するt-PAの線溶活性を低下させた。この時、亜ヒ酸はt-PAのmRNA発現量と培養上清中のt-PAタンパク質量を選択的に減少させていた。これらの阻害作用は、亜ヒ酸によって活性化される転写因子NRF2の発現抑制によって軽減されたことから、亜ヒ酸はNRF2の活性化を介してt-PAの産生を選択的に抑制し線溶活性を低下させることが示唆された。...

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  • SRSF5 siRNAノックダウンHaCaT細胞における亜ヒ酸感受性の上昇に関与する因子の探索

    角 大悟, 高瀬 愛, 藤永 莉緒, 姫野 誠一郎 日本毒性学会学術年会 47.1 (0), P-193-, 2020

    ...タンパク質量:western blot法、mRNA量:Raltime-qPCR法、As(III):メタ亜ヒ酸ナトリウムを使用した。細胞毒性:alamarBlue試薬を用いた。mRNA解析:RNA-seqによる解析 </p><p>【結果・考察】</p><p>ControlおよびSRSF5 No.1, No.2 siRNAを導入したHaCaT細胞の亜ヒ酸への曝露(6時間)後に総RNAを回収した。...

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  • 妊娠期ヒ素曝露したマウス精巣におけるエピジェネティック及び精子形成に関連する遺伝子発現の変化

    鈴木 武博, 野原 恵子 日本毒性学会学術年会 47.1 (0), P-212-, 2020

    ...</p><p>【方法】C3HマウスF0の妊娠8~18日に水または85 ppmの亜ヒ酸ナトリウム水を自由飲水させ、産まれたF1雄(対照群、ヒ素群)を16週齢で解剖し、精巣を摘出した。精巣からRNAを抽出し、リアルタイムPCRで各種遺伝子の発現を調べた。</p><p>【結果・考察】ヒ素群F1の16週齢の精巣において、DNAメチル基転移酵素Dnmt1の発現が対照群と比較して増加傾向であった。...

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  • ヒ酸毒性発現に関わる細胞内糖代謝シグナル

    高橋 勉, 黄 基旭, 永沼 章, 藤原 泰之 日本毒性学会学術年会 47.1 (0), W6-5-, 2020

    ...また、AMP-activated protein kinase(AMPK)の活性化が、糖代謝の恒常性維持に関わる転写因子の抑制を介して亜ヒ酸毒性を増強することも明らかになった。さらに、亜ヒ酸はAMPKを活性化させたことから、亜ヒ酸がAMPKによる糖代謝調節シグナルの活性化を介して自身の毒性増強に関与している可能性も考えられた。...

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  • 初発APLの治療

    横山 泰久 臨床血液 61 (9), 1166-1173, 2020

    ...しかし近年,海外ではATRAと亜ヒ酸(ATO)の併用が主流である。特に白血球数1万/µ<i>l</i>以下の標準リスクAPLでは,ATRA+ATOとATRA+化学療法の無作為化比較試験によってATRA+ATOの有効性が示されており,その長期生存率は90%あるいはそれ以上に達する。...

    DOI Web Site PubMed ほか1件

  • ヒ素吸着除去のためのY(III)添加マグネタイトの開発と吸着機構の解析

    大榮 薫, 若松 あむ, 大島 達也 化学工学論文集 45 (5), 168-176, 2019-09-20

    <p>ヒ素は毒性をもつ元素であり環境水中のヒ素除去が課題となっている.本研究では,Y(III)添加マグネタイト(YMAGx)をY(III)とFe(II)の組成比(x=Y/Fe=0.5, 1, 2)を変えて共沈法により合成し,水溶液からAs(III)およびAs(V)を除去するための吸着特性を評価した.YMAGxの電荷ゼロ点(PZC)および比表面積はxの増加にともない増加した.YMAG2はYMAG0…

    DOI Web Site Web Site 参考文献29件

  • ヒ酸による細胞の遊走および浸潤能の促進作用

    角 大悟, 亀田 理湖, 姫野 誠一郎 日本毒性学会学術年会 46.1 (0), P-197-, 2019

    ...<u>ヒ素化合物</u>:メタ亜ヒ酸ナトリウム(As(III))。<u>タンパク質発現量</u>:ウエスタンブロット法で検出した。 <u>長期曝露</u>:3 or 4日ごとに継代を行い, 継代ごとにAs(III)を添加した。<u>遊走能</u>:スクラッチ法。<u>浸潤能</u>:マトリゲルを通過した細胞をギムザ染色し、顕微鏡で観察した。...

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  • 鉄(VI)酸カリウムを用いた水および土壌試料中の亜ヒ酸の不溶化に関する研究

    川村 有海, 福士 幸太, 石川 奈緒, 笹本 誠, 伊藤 歩 土木学会論文集G(環境) 75 (7), III_107-III_115, 2019

    ...sub>4</sub>溶液の添加により亜ヒ酸ヒ酸に酸化されることを示し,さらにFeCl<sub>3</sub>溶液と比べてより低いFe添加量でAs濃度を水質環境基準値(0.01mg/L)未満に低減できた.一方,土壌試料では,土壌の汚染に係る環境基準値(溶出濃度0.01mg/L)を超過する亜ヒ酸が検出されたが,K<sub>2</sub>FeO<sub>4</sub>溶液ではFeCl<sub>3</sub...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献7件

  • カルシウム系吸着材のヒ酸吸着能に及ぼすケイ酸の影響

    杉田 創, 小熊 輝美, 張 銘, 原 淳子, 川辺 能成 廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 30 (0), 487-, 2019

    ...そこで、本研究では、Ca系吸着材(酸化カルシウムCaO及び水酸化カルシウムCa(OH)2)を対象とし、模擬ヒ素汚染水としてケイ酸を共存させたヒ酸溶液を用いたヒ酸除去試験を実施し、Ca系吸着材のヒ酸吸着能に及ぼすケイ酸の影響を実験的に検討した。その結果、ケイ酸の存在はCa系吸着材のヒ素吸着能を向上させることが明らかになった。</p>...

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  • コメ中のCdとAs濃度の低減に向けた分子機構の解明と品種育成への応用

    石川 覚 日本毒性学会学術年会 46.1 (0), S11-4-, 2019

    ...</p><p>イネは2つのケイ酸輸送体(Lsi1とLsi2)を経由して亜ヒ酸を地上部まで運ぶが、玄米のAs集積は節で機能するファイトケラチン(PC)合成酵素(OsPCS1)とPCと亜ヒ酸の複合体を液胞に隔離する輸送体(OsABCC1)によって制御されていることがわかった。...

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  • ヒ酸製剤の分化誘導作用におけるアクアポリン-9の役割

    外山 晴菜, 中山 将希, 角 大悟, 姫野 誠一郎 日本毒性学会学術年会 46.1 (0), P-199-, 2019

    ...<p>【目的】当研究室では、急性前骨髄球性白血病治療薬として認可されている亜ヒ酸製剤(As(III))と全トランスレチノイン酸(ATRA)との併用療法の有用性について基礎的な検討を進めている。その結果、ATRAとAs(III)の同時添加により、HL-60細胞の分化がより増強されること、その際に細胞内のヒ素濃度が顕著に上昇することを見出した。...

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  • 担持白金触媒上での亜ヒ酸水中酸化反応の速度解析

    浦田 誉幸, 松根 英樹, 山本 剛, 岸田 昌浩 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2019f (0), 182-, 2019

    ...<p>高い毒性を持つ亜ヒ酸塩(As(III))は、一般にヒ酸塩(As(V))へ酸化処理した後に除去しているが、この酸化プロセスは従来の方法ではコストがかかる。本研究室では、酸素によるAs(III)酸化反応に担持白金(Pt)触媒が有効であることを初めて見出したが、その反応機構は未だ明らかにできていない。そこで本研究では、担持Pt触媒上でのAs(III)の水中酸化反応における反応速度解析を行った。...

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  • HepG2細胞におけるヒ酸によるオートファジー誘導とエリスロポエチンの関与

    西村 和彦, 尾川 和弥, 桐山 直毅, 中川 博史 日本毒性学会学術年会 46.1 (0), P-200-, 2019

    ...ヒ酸とオートファジー阻害剤の3メチルアデニンの添加はEPO mRNA発現に影響しなかったが、生存率を低下させた。Si-EPOを処置したHepG2細胞へのヒ酸添加も生存率を低下させた。Si-EPOと3メチルアデニンの同時処置はSi-EPO処置のみに比べて、ヒ酸添加により生存率が有意に低下した。...

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  • ヒ素の毒性を規定するスプライシング因子の同定

    高瀬 愛, 角 大悟, 姫野 誠一郎 日本毒性学会学術年会 46.1 (0), P-198-, 2019

    ...siRNAを用いSRSF5を減少させたHaCaT細胞の亜ヒ酸に対する細胞毒性を測定したところ、SRSF5を減少させた細胞では亜ヒ酸に対する感受性が上昇していた。本結果から、SRSF5がヒ素の毒性を規定する因子であることが示唆された。次に、HepG2以外の細胞として白血病細胞由来のHL-60, NB4, K562細胞でのAS3MT mRNAを検討した。...

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  • NRF2はヒト血管内皮細胞株EA.hy926細胞の線溶活性を負に制御する

    中野 毅, 加藤 剛, 高橋 勉, 篠田 陽, 山本 千夏, 鍜冶 利幸, 藤原 泰之 日本毒性学会学術年会 46.1 (0), P-59S-, 2019

    ...我々はこれまでに,亜ヒ酸がNF-E2 related factor 2(NRF2)の活性化を介してt-PAの合成を選択的に阻害する結果,内皮細胞の線溶活性を低下させることを見出している。しかしながら,内皮細胞におけるt-PAの発現調節メカニズムは,まだ十分には解明されていない。そこで本研究では, 内皮細胞の線溶関連タンパク質の発現におけるNRF2の役割を解明することを目的とした。...

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  • <b>セメント系不溶化剤による自然由来汚染土壌の</b><b>ヒ素溶出抑制 </b>

    澤井 光, 池崎 真, 花田 慎, 齋藤 誠, 水谷 聡, 長谷川 浩 環境技術 47 (5), 273-277, 2018-07-20

    ...<p> 本研究では,ヒ素の不溶化効果を有するカルシウム塩や鉄塩を含むセメント系の不溶化剤を調製し,中国地方で発生した自然由来汚染土壌のヒ素溶出抑制に適用した.不溶化剤と土壌を混合することでヒ素溶出に対する抑制効果が認められたが,一方で不溶化剤の希釈に用いたセメントの添加量が少量であるとヒ酸イオンの溶出が増加する場合があった.最適な添加量のもとでセメント,不溶化剤と土壌を混合し,少なくとも1時間の養生...

    DOI Web Site Web Site 参考文献4件

  • VI.高齢者白血病の薬物治療

    山内 高弘 日本内科学会雑誌 107 (7), 1309-1315, 2018-07-10

    ....非強力治療として少量シタラビンがある.完全寛解到達後は複数回の地固め療法が行われることが多い.高齢者急性前骨髄球性白血病(acute promyelocytic leukemia:APL)では,若年者同様,オールトランス型レチノイン酸(all-trans retinoic acid:ATRA)と化学療法の併用により治療が行われる.ただし,治療関連死が増加するため,若年者に比し予後は不良である.亜ヒ酸...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献15件

  • III.急性前骨髄球性白血病の治療

    麻生 範雄 日本内科学会雑誌 107 (7), 1287-1293, 2018-07-10

    ...90%以上に寛解が得られ,全生存率は80%前後である.播種性血管内凝固に伴う臓器出血と再発が課題である.海外では,ATRAと亜ヒ酸の併用を寛解導入と地固め療法として行い,良好な成績が得られている....

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献8件

  • <b>水酸化ジルコニルを用いた亜ヒ酸イオンの</b><b>吸着 </b>

    野村 真也, 西岡 洋, 宮西 賢一, SEN Tushar Kanti 環境技術 47 (4), 206-213, 2018-05-20

    <p>ヒ素は有害元素の一つであり,アジアの一部地域ではヒ素を含む地下水を飲料水として利用しているため健康被害が報告されている.また,日本においても掘削工事などの際に高濃度のヒ素が検出されている.そこで,本研究ではヒ素吸着時のハンドリング性向上を目的にアルギン酸カルシウム中にスラリー状の水酸化ジルコニルを固定化させたビーズ型の吸着剤を合成した.このビーズ型吸着剤に関して温度・pH・共存イオンなどの…

    DOI Web Site Web Site 参考文献12件

  • ヒ酸による血管内皮細胞株EA.hy926細胞における線溶活性の抑制

    中野 毅, 高橋 勉, 吉田 映子, 恒岡 弥生, 篠田 陽, 山本 千夏, 鍜冶 利幸, 藤原 泰之 日本毒性学会学術年会 45.1 (0), P-68-, 2018

    ...</p><p>【結果・考察】EA.hy926細胞に亜ヒ酸(0-20 µM)を処理すると、細胞生存率の低下は認められなかったが亜ヒ酸の処理濃度に依存した線溶活性の低下が観察された。このとき、亜ヒ酸の処理濃度に依存して培地中へのt-PA分泌量が有意に減少していたが、PAI-1の分泌量に変化は認められなかった。また、t-PAのmRNAレベルは、亜ヒ酸の処理濃度及び時間に依存して有意な低下が認められた。...

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  • APL治療の最前線

    木口 亨 臨床血液 59 (10), 2007-2018, 2018

    ...さらに,この30年間,ATRAに加えて,亜ヒ酸(ATO),タミバロテン(Am80),ゲムツズマブオゾガマイシン(GO)と言ういわゆる分子標的薬が次々に開発された。近年,作用機序が異なる分子標的薬を併用する時代となり,APLの治療成績は革命的ですらある。この総説では,APL治療が変遷してきたこれまでの軌跡とその最前線について紹介する。</p>...

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  • イオン交換クロマトグラフィー/誘導結合プラズマ質量分析法による海藻及び米試料中ヒ素の形態別定量

    大脇 進治, 松岡 美帆, 佐藤 孝史, 菊川 浩史, 小林 政人, 金子 聡 Studies in Science and Technology 7 (1), 69-74, 2018

    ...陰イオン交換カラムを用いることで、海藻及び米に含まれる亜ヒ酸ヒ酸、メチルアルソン酸、ジメチルアルシン酸及びアルセノベタインの5種のヒ素化合物について、簡便な方法で試験溶液の調製が可能であり、さらに、移動相に用いた炭酸アンモニウムは揮発性であることから、装置への負荷が少なく、良好な分離を得ると同時に高感度の分析を安定して実施することができた。...

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  • HepG2細胞におけるヒ酸による活性酸素種を介したEPO産生の促進

    西村 和彦, 桐山 直毅, 中川 博史 日本毒性学会学術年会 45.1 (0), P-188-, 2018

    ...そこで、ヒ酸と同時にROSスカベンジャーのn-acetylcysteine (NAS) を添加するとヒ酸によるROS産生は抑制され、HIF1αタンパク量も増加せず、EPO mRNA発現も増加しなかった。</p><p> これらの結果からヒ酸添加により産生されたROSが、HIF1αタンパク量を増加させ、EPO産生を増加させることが示唆された。</p>...

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  • 福島県御斎所鉱山産含水ヒ酸塩鉱物の再検討

    浜根 大輔, 鈴木 保光 日本鉱物科学会年会講演要旨集 2018 (0), 44-, 2018

    ...福島県御斎所鉱山からは多種の含水ヒ酸塩鉱物が産出することが知られるが、一部はそのデータが引用できる形で公表されておらず、実体が不明となっている。また近年になり海外で含水ヒ酸塩鉱物の新種が報告される例が増えてきたことから、多種の含水ヒ酸塩鉱物を産出する福島県御斎所鉱山においても再検討が望まれる。...

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  • 急性前骨髄球性白血病:診療最前線

    麻生 範雄 臨床血液 59 (6), 725-734, 2018

    ...APLの治療は,PML-RARα融合タンパクに対する分子標的治療薬トレチノイン(ATRA)と亜ヒ酸(ATO)により飛躍的に改善した。ATRAとATOはそれぞれRARαとPMLへ結合してPML-RARαを変性し,細胞分化を誘導する。ATRAと化学療法により未治療APLの90%以上に寛解が得られ,20~30%再発するが,全生存率は80%前後が期待される。...

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  • 使用済Ca系ヒ素吸着材の環境安定性に及ぼすケイ酸の影響

    杉田 創, 小熊 輝美, 張 銘, 原 淳子, 川辺 能成 土木学会論文集G(環境) 74 (7), III_493-III_502, 2018

    ...Ca系吸着材の環境安定性に及ぼす影響を評価するために,ケイ酸溶液を用いた振とう試験を実施した.その結果,CaO及びCa(OH)<sub>2</sub>を母材とした使用済Ca系吸着材では,試験溶液に含まれるケイ酸の初期濃度が高いほどヒ素の溶出率が低下することが明らかになった.これは,ケイ酸成分が使用済吸着材から溶出したカルシウム成分と反応してケイ酸カルシウム種を生成する際に,使用済吸着材から溶出したヒ酸成分...

    DOI Web Site Web Site 参考文献8件

  • 新規磁性吸着材の合成とヒ素吸着特性

    野村 真也, 西岡 洋, セン トゥシャ カンティ 環境技術 46 (3), 156-162, 2017-03-20

    ...竹炭とグラファイトと硝酸鉄をエチレングリコールと水の混合溶媒中180℃で3時間ソルボサーマル反応して得られたマグネタイトとフンボルチンを担持した磁性吸着材を用いた.バッチ法による吸着実験は初期濃度100 ㎎/Lの亜ヒ酸溶液(pH6.5)を一定量用いてこれに0.1gの吸着材を添加し,室温で400 rpmの回転速度で24時間かき混ぜて行った.合成時にグラファイトを添加すると竹炭に担持されるマグネタイトの...

    DOI Web Site Web Site 参考文献1件

  • アルカリ性水溶液におけるヒ素の吸着挙動

    尾形 剛志, 成田 弘一, 大石 哲雄, 田中 幹也, 大井 健太 化学工学論文集 43 (4), 185-192, 2017

    ...および鉄酸化水酸化物系がアルカリ性水溶液中のヒ素に対して高い吸着能を有しており,ヒ酸イオンより亜ヒ酸イオンのほうが高い吸着性を示した.特に含水酸化セリウムはアルカリ性域においても3価および5価のヒ素に対して高い吸着能を有していることが明らかとなった....

    DOI Web Site Web Site 被引用文献4件 参考文献24件

  • 急性前骨髄球性白血病を併発した肝細胞癌の1例

    前田 隆宏, 大岡 美彦, 横山 昌幸, 若松 徹, 井上 将法, 齊藤 朋子, 日下部 裕子, 小笠原 定久, 鈴木 英一郎, 太和田 暁之, 三村 尚也, 堺田 恵美子, 中世古 知昭, 岸本 充, 千葉 哲博 肝臓 58 (3), 176-182, 2017

    ...急性前骨髄球性白血病(APL)と診断された.また腹部ダイナミックCTでは,胆管浸潤を伴った多発性肝細胞癌(HCC)が認められた.一過性の胆道出血を認めたものの胆管炎の合併はなかったため,APLに対する治療を優先し,全トランス型レチノイン酸(ATRA)による寛解導入療法を開始した.入院後1カ月の時点でAPLの血液学的完全寛解を確認したため,HCCに対して肝動脈化学塞栓術(TACE)を施行した.その後亜ヒ酸...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献7件

  • 酵母及びヒト細胞の亜ヒ酸毒性発現機構における転写因子Mig1及びWT1の役割

    田中 裕士, 中野 毅, 高橋 勉, 黄 基旭, 永沼 章, 藤原 泰之 日本毒性学会学術年会 44.1 (0), P-131-, 2017

    ...亜ヒ酸がMig1を不活性化することも確認していることから,亜ヒ酸はMig1依存的な転写機構を抑制することによって,ペントースリン酸経路を抑制して,細胞毒性を発現している可能性が考えられる。次に,ヒト子宮頸癌由来HeLa細胞を亜ヒ酸で処理したところ,亜ヒ酸の処理濃度依存的にWT1の標的遺伝子(GAS1,QPRT)の発現レベルが低下することが判明した。...

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  • c-Cbl依存的なEGFR分解システムに対する亜ヒ酸の影響

    角 大悟, 佐藤 由美, 姫野 誠一郎 日本毒性学会学術年会 44.1 (0), P-142-, 2017

    ...本システムに対し、亜ヒ酸の影響を検討した。EGFRとc-Cblの遺伝子を導入した12時間に、亜ヒ酸を添加し12時間さらに培養した。その後EGFを30分間添加した細胞を使用してEGF量を測定したところ、EGFによるEGFRの分解作用が亜ヒ酸により阻害された。...

    DOI

  • 初発および再発APLに対する治療

    恵美 宣彦 臨床血液 58 (10), 1872-1877, 2017

    ...2004年からは,再発APLに対して亜ヒ酸(arsenic trioxide, ATO)が臨床の場に登場した。最近では,ATRAとATOの併用により,より早くAPLクローンを感度以下に押さえ込むことができるようになってきた。最新の臨床研究のデータなどをまとめて紹介したい。</p>...

    DOI Web Site PubMed ほか1件

  • ヒ素吸着剤としての農畜産系副産物の有用性

    石川 奈緒, 千葉 啓子, 伊藤 歩, 海田 輝之 農業農村工学会論文集 85 (2), I_169-I_175, 2017

    インドやバングラデシュなどアジアの多くの国々では,ヒ素(As)に汚染された地下水を使用することによる慢性ヒ素中毒が深刻である.本研究では,発展途上国で利用できる低コストのAs 吸着剤として農畜産系副産物に着目し,もみ殻の燻炭と家畜の骨から作られる骨炭について,そのAs 吸着剤としての有用性を検討した.骨炭の方がもみ殻燻炭よりもAs …

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site

  • 低濃度のヒ素がHepG2細胞のエリスロポエチン産生に及ぼす影響

    桐山 直毅, 西村 和彦, 中川 博史 日本毒性学会学術年会 44.1 (0), P-176-, 2017

    ...また、1000 µMのヒ酸を添加したところ、24時間後のエリスロポエチンmRNA発現が有意に減少した。MTT法により細胞活性を調べたところ、100 µMのヒ酸を添加しても、細胞活性に影響はなかったが、1000 µMのヒ酸を添加したところ、細胞活性が低下した。100 µMのヒ酸によるエリスロポエチン発現促進作用はヒ酸を添加してから72時間まで持続した。...

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  • カドミウムによる内皮細胞毒性を修飾するヘパラン硫酸プロテオグリカン分子種

    吉田 映子, 風見 麻依, 原 崇人, 藤原 泰之, 鍜冶 利幸 日本毒性学会学術年会 44.1 (0), S29-1-, 2017

    ...また,これら発現抑制細胞はカドミウム以外の亜ヒ酸,鉛,およびメチル水銀による細胞傷害性も増強させた。一方,これらの分子種を高発現すると,シンデカン-1およびシンデカン-4高発現細胞でカドミウムの毒性は顕著に軽減された。パールカン高発現細胞における影響が認められなかったのは,構成的な発現量が高いためと考えられる。...

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  • メチル化ヒ素化合物はcaspase-8を介してアポトーシスを誘発する

    下田 康代, 黒澤 英俊, 加藤 孝一, 畑 明寿, 圓藤 陽子, 圓藤 吟史, 山中 健三 日本毒性学会学術年会 44.1 (0), P-44-, 2017

    ...また、DMMTA<sup>V</sup>曝露によるアポトーシスの誘発も報告されており、この機序には、GSHとの反応により生成し、毒性の本体とされているジメチル亜ヒ酸(DMA<sup>III</sup>)が寄与している可能性もあることから、今回、DMMTA<sup>V</sup>によるアポトーシス誘発機構について検討した。...

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  • 妊娠期ヒ素曝露によるF1及びF2世代のC3Hマウス肝細胞の接着能低下に関するメカニズム

    鈴木 武博, 野原 恵子 日本毒性学会学術年会 44.1 (0), P-121-, 2017

    ...<br>【実験】C3HマウスF0の妊娠8~10日に85 ppmの亜ヒ酸ナトリウムを飲水投与し、産まれたF1及びF2世代74週齢の雄の肝臓からコラゲナーゼ灌流により肝細胞を単離した。得られた肝細胞をコラーゲンコートdishに播種し、37℃で培養した。4時間後にdish内からランダムに10箇所選び、dishに接着している細胞数を測定した。...

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  • ミリメートルスケールの土壌表面で起きるヒ素濃集現象

    光延 聖, 富永 悠吏伽, 白石 史人 日本地球化学会年会要旨集 64 (0), 221-, 2017

    ...ヒ素は土壌中でヒ酸(As(V))、亜ヒ酸(As(III))として存在し、化学種により溶解性や毒性が異なることが知られている。水田土壌は湛水期に酸化層と還元層に分化するため、局所的に異なるヒ素反応が起きていると予想される。しかし、mmスケールで分化する酸化層と還元層を微視的に観察することは従来手法では難しく、研究が進んでいない。...

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  • ガドリン石超族の命名分類体系

    Bacik Peter, 宮脇 律郎, Atencio Daniel, Camara Fernando, Fridrichova Jana 日本鉱物科学会年会講演要旨集 2017 (0), 45-, 2017

    ...ガドリン石超族はケイ酸塩のガドリン石族とリン酸塩・ヒ酸塩のヘルデル石族に分類される。さらに、ガドリン石族はガドリン石亜族とダトー石亜族に、ヘルデル石族はヘルデル石亜族とドラッグマン石亜族に細分される。...

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  • 和歌山カレーヒ素事件における亜ヒ酸鑑定の問題点

    上羽 徹, 河合 潤 X線分析の進歩 47 (0), 89-98, 2016-03-31

    ...<p>和歌山カレーヒ素事件鑑定における河合・中井論争を要約した.裁判所へ提出した河合意見書では,中井鑑定や中井意見書のほぼすべてが,誤り・事実に反する記述・虚偽であることを示した.また公判における中井証言の多くは偽証であったことも示した.さらに,科警研鑑定書甲1168は,青色紙コップと林眞須美関連亜ヒ酸とが異なるルーツの亜ヒ酸であった鑑定事実を,1000000倍して対数を算出し,本質とは関係ない五角形...

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  • All-<i>trans</i> retinoic acid単独投与後に重度の口内炎と回盲部腸管穿孔を発症したHLA-B51陽性急性前骨髄球性白血病

    木村 賢司, 武内 正博, 長谷川 渚, 東ヶ崎 絵美, 清水 亮, 川尻 千華, 武藤 朋也, 塚本 祥吉, 竹田 勇輔, 大和田 千桂子, 堺田 惠美子, 酒井 紫緒, 三村 尚也, 太田 聡, 井関 徹, 中世古 知昭 臨床血液 57 (6), 765-770, 2016

    ...APLは分子学的寛解が得られ,亜ヒ酸にて地固め療法を行い,完全寛解を維持している。本症例ではATRAまたはATRAによるDSが重篤な口内炎や消化管穿孔の原因の一つと考えられた。また,HLA-B51陽性であり,DSに伴う高サイトカイン血症がベーチェット病と類似した病態を誘発した可能性も示唆される。...

    DOI Web Site PubMed ほか1件

  • ヒ酸によるNK細胞のキラー活性抑制作用に関わる分子機序の解析

    角 大悟, 小島 有登, 小川 智子, 津山 博匡, 姫野 誠一郎 日本毒性学会学術年会 43.1 (0), P-265-, 2016

    ...KIRファミリーのKIR2DL1, KIR2DL2についても検討したところ, KIR2DL1のmRNA発現は上昇しなかったものの, KIR2DL2に関しては亜ヒ酸により有意に上昇した. 一方, DNA microarrayの結果から, 抑制因子であるCD300aのmRNA発現が亜ヒ酸曝露により約6倍上昇していることを見出した. 亜ヒ酸は転写因子Nrf2を活性化することが報告されている....

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  • 胎児期ヒ素曝露によるC3HマウスF2世代の肝細胞フェノタイプの検討

    鈴木 武博, 野原 恵子 日本毒性学会学術年会 43.1 (0), P-247-, 2016

    ...<br>【実験】C3HマウスF0の妊娠8~10日に85 ppmの亜ヒ酸ナトリウムを飲水投与し、産まれたF1世代、F2世代のオスの腫瘍がない肝臓からコラゲナーゼ灌流により肝細胞を分離した。得られた肝細胞をコラーゲンコートのdishに播種し、37度で培養した。4時間後にdish内からランダムで10箇所選び、dishに接着している細胞数を測定した。...

    DOI

  • ヒト単球系THP-1細胞におけるペントースリン酸経路と亜ヒ酸毒性との関わり

    中野 毅, 高橋 勉, 黄 基旭, 永沼 章, 藤原 泰之 日本毒性学会学術年会 43.1 (0), P-197-, 2016

    ...これまでの酵母を用いた検討により、亜ヒ酸がPPP関連因子の発現を抑制し、細胞毒性を示す可能性が示唆されている。本研究では、ヒト単球系THP-1細胞を用いて、亜ヒ酸毒性とペントースリン酸経路との関係について検討した。<br>【方法】THP-1細胞を亜ヒ酸存在下で培養後、Cell counting kit-8を用いて細胞生存率を測定した。...

    DOI

  • 細胞内mRNAの選択的蛍光標識とイメージングによる細胞機能解析

    船津 高志 Drug Delivery System 31 (2), 110-118, 2016

    ...COS7細胞のmRNAをpoly(U)<sub>22</sub> 2'-<i>O</i>-methyl RNAで蛍光標識した後、亜ヒ酸によるストレスを負荷してストレス顆粒を形成させ、内部のmRNAのダイナミクスをFRAPにより解析した。2つ目の研究例として、ニワトリ胚線維芽細胞内のβ-actin mRNAをMS2-GFPで蛍光標識し、1分子のβ-actin mRNAの運動を解析した。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献17件

  • AMPKの活性化は亜ヒ酸毒性を増強する

    高橋 勉, 黄 基旭, 永沼 章, 藤原 泰之 日本毒性学会学術年会 43.1 (0), P-196-, 2016

    ...また、PP1特異的阻害剤であるtautomycin前処理によってもAMPKのリン酸化および亜ヒ酸感受性の亢進が観察された。以上のことから、酵母のみならずヒト細胞においてもAMPKの活性化が亜ヒ酸毒性を増強することが示唆された。また、亜ヒ酸処理によってAMPKのリン酸化の亢進が確認されたことから、亜ヒ酸がAMPKの活性化を介して自身の毒性を増強している可能性も考えられる。...

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  • ゼブラフィッシュを用いた亜ヒ酸の急性毒性に対するNrf2依存的防御機構の遺伝学的機能解析

    布施 雄士, ヴー タン グエン, 小林 麻己人 日本毒性学会学術年会 43.1 (0), P-159-, 2016

    ...さらに、Nrf2活性化剤であるサルフォラフェンを、亜ヒ酸曝露前12時間処理すると、上記遺伝子群が誘導され、亜ヒ酸による致死性が改善されることがわかった。<br>以上の結果より、Nrf2が亜ヒ酸の急性毒性に対する防御に重要な役割をもつことが明らかとなった。さらに、こうした亜ヒ酸に応答したNrf2の防御機能および遺伝子誘導メカニズムが脊椎動物間に広く保存されていることも示唆された。...

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  • 鉄還元細菌によるヒ酸・亜ヒ酸吸着フェリハイドライトの変化とヒ素の挙動

    眞鍋 達郎, 小西 博巳 日本鉱物科学会年会講演要旨集 2016 (0), 132-, 2016

    ...ヒ酸(As(V)) と亜ヒ酸(As(V))をそれぞれ吸着させた2-line ferrihydriteを鉄還元バクテリアに与える培養実験を行い,生成鉱物のキャラクタリゼーションと,固相・液相に含まれるAsの濃度の測定を行った.液体培地に,吸着ferrihydriteと鉄還元バクテリアを加え,約40日の培養実験を行った.その結果,ヒ酸か亜ヒ酸のどちらが吸着しているかにより還元後の生成鉱物がことなり,前者...

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  • 野菜焼成時における機能性成分変化に関する研究

    中山 怜香, 福岡 美香, 竹森 利和, 富田 晴雄, 酒井 昇 日本調理科学会大会研究発表要旨集 27 (0), 169-, 2015

    ...<br> 【結果】まず,輪切り焼成ナスのクロロゲン酸量に関して,焼成によって減少する場合と,逆に増加する場合とが見られた.クロロゲン酸は,コーヒー酸とキナ酸が脱水縮合したものであり,熱に不安定で容易にコーヒー酸とキナ酸に分解する.これより,加熱処理によってクロロゲン酸量が増加する事は考えにくい.よって,ナス一個体における部位によって,クロロゲン酸含有量が異なる事が示唆された.次に,縦方向に半切りにする...

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  • 微量元素の濃度や化学状態に基づくバライト1粒を 用いたEh-pH計の開発の試み

    徳永 紘平, 高橋 嘉夫 日本地球化学会年会要旨集 62 (0), 184-, 2015

    ...本研究では、取り込まれる微量元素としてセレンとヒ素に着目して実験を行い、溶液中の価数比(セレン酸(Se(VI))/亜セレン酸(Se(IV))比と(亜ヒ酸(As(III))/ヒ酸(As(V)比))を反映してバライト中にそれぞれ取りこまれるかどうかの検証を行う。加えて、これらのオキソアニオンのバライトへの取り込みは、溶存化学種のプロトン解離度(=pH)により影響を受ける。...

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  • 5-O-アシル化キナ酸類の効率的合成によるアジサイの 青色金属錯体色素の化学構造研究

    尾山 公一, 山田 智美, 伊藤 大輔, 渡邉 紀之, 関口 由紀子, 鈴木 昌子, 近藤 忠雄, 吉田 久美 天然有機化合物討論会講演要旨集 57 (0), PosterP61-, 2015

    ...この改良法を用いてp-クマル酸やコーヒー酸などの種々の遊離カルボン酸のエステル化反応を行い、72–94%の高収率で6-12を得た (Scheme 3)。</p><p>得られたアシル体6-11の脱保護反応を検討した(Table 1)。芳香環部分に酸素原子のない6-9では、いずれも高収率(79-87%)で目的のアシル化キナ酸を得た。...

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  • 準安定相の相転移現象を利用した溶液からの微量陰イオン除去

    福士 圭介, 酒井 実, 今井 英吾, 宮下 駿, 宗本 隆志 日本鉱物科学会年会講演要旨集 2015 (0), 130-, 2015

    ...本講演ではモノハイドロカルサイトによるヒ酸の除去を例に、このプロセスの概要と意義を述べる。また、天然におけるこのプロセスの重要性を議論したい。...

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  • 砂によるヒ素除去効果の実験的評価

    三浦 聖二, 広城 吉成 土木学会論文集B1(水工学) 71 (4), I_241-I_246, 2015

    Arsenic (As) contamination of groundwater has become problem in the world. Although arsenic removal by sand filtration can be used in various area of the world due to the low cost and easiness for …

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  • ヒ素メチル基転移酵素の選択的スプライシング

    角 大悟, 竹田 智瑛里, 姫野 誠一郎 日本毒性学会学術年会 42.1 (0), P-185-, 2015

    ...さらにH<sub>2</sub>O<sub>2</sub>曝露によるAS3MT mRNAの選択的スプライシングが細胞のヒ素メチル化能に影響を与えるかについて検討するために, HepG2細胞をH<sub>2</sub>O<sub>2</sub>に曝露し選択的スプライシングを惹起させた後, 亜ヒ酸を添加しHPLC ICP-MSでヒ素の化学形態を測定した....

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  • 酸化マグネシウムによる水溶液中からの亜セレン酸の除去

    宮下 駿, 福士 圭介, 諸留 章二, 伊藤 弘志 日本鉱物科学会年会講演要旨集 2015 (0), 138-, 2015

    ...セレンは自然界に広く存在し,有毒性を持つ為,環境基準指定項目となっている.MgOは地表環境で準安定相であり,水溶液中でブルーサイト(Mg(OH)<sub>2</sub>)やハイドロマグネサイトに変質する.MgOが水溶液中で亜ヒ酸に対して有効な除去能力を持つ事が報告されている(Yang Liu et al. 2011)....

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  • 和歌山カレーヒ素事件鑑定における赤外吸収分光の役割

    杜 祖健, 河合 潤 X線分析の進歩 45 (0), 87-98, 2014-03-31

    ...<p>1998年の和歌山毒カレー事件の鑑定分析においては,SPring-8を用いた蛍光X線分析が重要な役割を果たしたと言われている.ほとんどの鑑定資料に対して赤外吸収スペクトルが測定されていたが,公判では有効に使われることはなかった.本報告ではこれらの赤外吸収スペクトルを比較し,その意味するところについて考察した.亜ヒ酸試料の異同識別にはSPring-8の蛍光X線分析だけで十分だったと言われていたので...

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  • 和歌山カレーヒ素事件における卓上型蛍光X線分析の役割

    河合 潤 X線分析の進歩 45 (0), 71-85, 2014-03-31

    ...<p>1998年(平成10年)7月25日和歌山市の夏祭りのカレーに紙コップで亜ヒ酸が混ぜられた事件の裁判において,一般にはほとんど知られていないが,卓上型蛍光X線分析装置が鑑定に用いられ,Si,Caが検出されていた.亜ヒ酸の酸可溶性・不溶性とBaの検出は,SiとCaの存在と相関があった.本稿では,鑑定書をもとに卓上型蛍光X線分析の重要性を指摘する.</p>...

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  • γ-Al<sub>2</sub>O<sub>3</sub>とMnO<sub>2</sub>によるAs(III)の酸化吸着挙動

    吉井 功至, 小谷 拓哉, 村山 憲弘, 芝田 隼次 化学工学論文集 40 (3), 250-254, 2014

    ...世界の各地で地下水のヒ素汚染が環境上の問題となっている.地下水中のヒ素は亜ヒ酸(As(III))およびヒ酸(As(V))として存在する.本研究では,ヒ素の吸着剤としてγ-Al<sub>2</sub>O<sub>3</sub>を用いて,As(III)/As(V)混合水溶液からのAs(III)とAs(V)の競争吸着について検討した.As(III)の除去性能を向上させるために,MnO<sub>2</sub...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献14件

  • シスケイヒ酸アナログの植物生長阻害活性を転写産物レベルで評価する

    和佐野 直也, 菅野 真実, 西川 慶祐, 奥田 勝博, 新藤 充, 朴 昭英, 平舘 俊太郎, 加茂 綱嗣, 藤井 義晴 日本農薬学会誌(Journal of Pesticide Science) 39 (2), 85-90, 2014

    To establish a rapid high-throughput evaluation system for the enhanced plant growth-inhibitory activity caused by modifications of <i>cis</i>-cinnamic acid’s (<i>cis</i>-CA’s) chemical structure, a …

    DOI Web Site Web Site 被引用文献2件 参考文献25件

  • ヒ酸酸化能を有する細菌群を用いたヒ素の連続除去処理

    瀬川 奈未, 菅野 健人, 石川 奈緒, 伊藤 歩, 中村 寛治, 海田 輝之 土木学会論文集G(環境) 70 (7), III_535-III_542, 2014

    ...地下水中のヒ素(As)の摂取による健康被害はアジア地域をはじめとして世界的に深刻である.Asの除去は凝集や吸着による処理が行われているが,その効率を上げるために,前処理として地下水中のAsの主要存在形態である亜ヒ酸(As(III))をヒ酸(As(V))に酸化させる必要がある.本研究では,活性汚泥から亜ヒ酸酸化能を有する細菌群を集積培養し,16S rRNA遺伝子解析に基づいた優占種の同定を行うとともに...

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献15件

  • 食道由来不死化Het1A細胞のHB-EGF依存性細胞遊走能に対する亜ヒ酸の影響

    角 大悟, 吉野 由里, 横堀 武彦, 桑野 博行, 姫野 誠一郎 日本毒性学会学術年会 41.1 (0), P-186-, 2014

    ...一方で, HB-EGFと同時に亜ヒ酸(0.5, 1および2 µM)を24時間添加し細胞遊走能を検討したところ, 3ヶ月曝露で有意な亢進が認められた0.5 µMの亜ヒ酸曝露細胞では変化が見られず, 2 µMの亜ヒ酸に曝露したHet1A細胞においてのみHB-EGF添加群と比較して有意な亢進が検出された....

    DOI

  • 新規骨格を持つ抗がん剤の開発:白金-ヒ素錯体の構造と有効性評価

    尾形 篤太郎 ファルマシア 50 (4), 351-351, 2014

    ...シスプラチン(1)は幅広い抗腫瘍スペクトルを持つ代表的な無機医薬品の1つであり,現代では他剤併用を主流に,卵巣がんや精巣がん,膀胱がん等の治療に応用されている.しかし,薬剤耐性を示す腫瘍細胞の発現頻度が高く,腎毒性等,通常組織への副作用も強いため,代替医薬品の開発が望まれている.一方,ヒ素はその有害性のみ一般に知られるが,ヒ素化合物,特に三酸化二ヒ素(亜ヒ酸)は急性前骨髄球性白血病の治療薬としても使用...

    DOI 医中誌

  • 過マンガン酸カリウム含浸カラムを用いる環境水中ヒ素の簡易目視定量法

    山田 順子, 管原 庄吾, 清家 泰, 奥村 稔 分析化学 63 (8), 671-677, 2014

    ...]及びヒ素(V)[ヒ酸]を還元して水素化ヒ素を発生させた.発生した水素化ヒ素をカラムに通した.カラム中の過マンガン酸カリウム(赤紫色)は水素化ヒ素により還元され,二酸化マンガン(褐色)の発色帯が形成された.この発色帯の長さとヒ素濃度との間には良い直線関係が見られ,カラム中に形成した発色帯の長さから全無機態ヒ素濃度[ヒ素(III)+ヒ素(V)]を決定した.本法を高濃度の鉄(II)イオンを含む温泉水に適用...

    DOI Web Site Web Site

  • T315I遺伝子変異を伴い急性前骨髄球性白血病へ急性転化した慢性骨髄性白血病

    山本 恵理, 山崎 悦子, 石山 泰史, 小山 哲, 石井 好美, 服部 友歌子, 中嶋 ゆき, 立花 崇孝, 宮崎 拓也, 萩原 真紀, 富田 直人, 石ヶ坪 良明 臨床血液 55 (6), 692-696, 2014

    ...All-<i>trans</i> retinoic acid併用化学療法を行いPML-RARA mRNAが検出感度以下となり,亜ヒ酸とイマチニブの併用によりPh染色体が消失し,細胞遺伝学的完全寛解を達成して同種造血幹細胞移植を施行し得たので報告する。...

    DOI Web Site PubMed ほか1件

  • 新規に合成した水酸化鉄の亜ヒ酸吸着に及ぼす共存陰イオンの影響

    江 耀宗, 柳田 友隆, 三谷 知世 水環境学会誌 37 (5), 169-176, 2014

    ...亜ヒ酸イオンと共存個別陰イオン,及び亜ヒ酸イオンと共存多種陰イオンの分配係数からみると,リン酸イオンは亜ヒ酸吸着を阻害するが,炭酸水素イオン,フッ化物イオンは阻害しにくく,硝酸,亜硝酸,塩化物,硫酸の各陰イオンは阻害しなかった。カラムろ過実験における新規水酸化鉄の亜ヒ酸吸着量は,リン酸イオンを共存させた場合では66%減少したが,フッ化物イオンを共存させた場合ではほとんど減少しなかった。...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献2件 参考文献1件

  • ヒ酸によるペントースリン酸経路抑制機構の解析

    高橋 勉, 磯 卓磨, 黄 基旭, 永沼 章 日本毒性学会学術年会 41.1 (0), P-184-, 2014

    ...亜ヒ酸がMig1を不活性化することも確認していることから、亜ヒ酸はGal11およびMig1依存的な転写活性化機構を抑制することによって、ペントースリン酸経路を抑制して、細胞毒性を発揮している可能性が考えられる。...

    DOI

  • 食道組織への亜ヒ酸の蓄積性の検討

    角 大悟, 鶴本 未有, 井上 正久, 横堀 武彦, 桑野 博行, 姫野 誠一郎 日本毒性学会学術年会 41.1 (0), P-185-, 2014

    ...一方, サルを用いた研究により, 亜ヒ酸は皮膚, 肝臓のみならず食道に蓄積することが明らかとなっている. 本研究では, 亜ヒ酸の食道に対する影響を検討することを目的として, マウスおよび食道由来不死化細胞を用い, ヒ素による毒性発現について検討を行った. <br>【方法】<u>マウス</u>:C57BL6J(♂, 6週齢)....

    DOI

  • 和歌山カレーヒ素事件鑑定資料の軽元素組成の解析

    河合 潤 X線分析の進歩 44 (0), 165-184, 2013-03-31

    ...<p>1998年(平成10年)7月25日和歌山市の夏祭りのカレーに紙コップで亜ヒ酸が混ぜられた事件の裁判において,中井鑑定に用いられた蛍光X線スペクトル生データを解析し直した.中井鑑定は重元素(Mo, Sn, Sb, Bi)のパターンで鑑定資料1~7が同一起源であることを証明したが,鑑定で無視された軽元素(Fe, Zn, Mo, Ba, As)のパターンを比較したところ,死刑囚宅から発見されたヒ素(...

    DOI

  • 和歌山毒カレー事件の法科学鑑定における放射光X線分析の役割

    中井 泉, 寺田 靖子 X線分析の進歩 44 (0), 73-80, 2013-03-31

    ...<p>日本の和歌山の小さな町で,1998年の夏にヒ素カレー殺人事件がおこった.祭りの会場で提供された,何者かが亜ヒ酸を入れたカレーを食べた4名が死亡した.この事件の解決に,SPring-8の115 keVのX線を使った高エネルギー放射光蛍光X線分析が決定的に重要な役割を演じた.本稿では,放射光X線分析が証拠物質の分析にどのように役だったかを解説する.</p>...

    DOI

  • 有害性及び環境汚染性陰イオンを高速で選択的に吸着する有機系吸着剤の探索と開発

    城 昭典 日本イオン交換学会誌 24 (2), 29-39, 2013

    ...先ず橋かけポリアリルアミン球状樹脂がリン酸イオンとヒ酸イオンを迅速かつ選択的に吸着できることを見出した。次にこの成果を参考に,電子線前照射グラフト重合法によりポリオレフィン繊維にビニルホルムアミドをグラフト重合した後グラフトされたポリビニルホルムアミド鎖のホルムアミド部位をアルカリ加水分解してポリビニルアミンを官能基とする弱塩基性陰イオン交換繊維を合成した。...

    DOI 被引用文献1件

  • 新規に合成した水酸化鉄のヒ素吸着特性

    柳田 友隆, 江 耀宗, 中村 未来 水環境学会誌 36 (5), 149-155, 2013

    ...As20 mg·L<SUP>-1</SUP>,新規水酸化鉄添加量10 g·L<SUP>-1</SUP>の場合,亜ヒ酸及びヒ酸の吸着除去速度は極めて速く,1分間で溶液中のヒ素濃度が検出下限値以下になった。同様の条件下でpHを3.0~9.0の範囲で変化させても,1時間後の亜ヒ酸ヒ酸の除去率はいずれもほぼ100%であった。...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献5件 参考文献3件

  • 活性汚泥から集積培養した亜ヒ酸酸化能を有する細菌を用いた亜ヒ酸の連続酸化

    瀬川 奈未, 高橋 知大, 石川 奈緒, 伊藤 歩, 中村 寛治, 海田 輝之 土木学会論文集G(環境) 69 (7), III_1-III_8, 2013

    ...バングラデシュやインドでは,地下水に含まれるヒ素(As)の摂取による健康被害が深刻である.As除去において凝集や吸着による処理効率を上げるために,前処理として地下水中のAsの主要存在形態である亜ヒ酸(As(III))をヒ酸(As(V))に酸化させる必要がある.本研究では,経済的な地下水中のAs除去手法の開発を目的として,活性汚泥から集積培養した亜ヒ酸酸化能を有する細菌を固定化したDown-Flow...

    DOI Web Site 参考文献10件

  • 遺伝子スクリーニングによる薬毒物感受性決定蛋白質の同定とその作用機構解析

    高橋 勉 日本毒性学会学術年会 40.1 (0), 6003-, 2013

    ...我々は本スクリーニング法を用いて,様々な薬毒物(アドリアマイシン,亜ヒ酸,メチル水銀,パラコートなど)に対する感受性の決定に関わる蛋白質を多数同定することに成功した。それら蛋白質のほとんどは初めて薬毒物感受性に関与することが明らかになったものであり,本スクリーニング法は薬毒物に対する感受性決定機構の全容解明に大きく貢献出来るものと考えられる。...

    DOI

  • 土壌中における有機ヒ素化合物の吸着挙動に関する研究

    田中 雅人, 高橋 嘉夫 日本地球化学会年会要旨集 60 (0), 35-, 2013

    ...ヒ素水質汚染の主な原因は天然由来の亜ヒ酸ヒ酸などの無機ヒ素化合物である。一方で、有機ヒ素化合物は除草剤や農薬の用途で使用され環境中に存在しており、これらもまたヒ素水質汚染の原因となり得る。土壌中におけるヒ素化合物の吸着挙動を理解することは、ヒ素化合物による水質汚染の機構の解明や予測モデルを作成する上で重要であると考えられる。...

    DOI

  • 3.急性前骨髄球性白血病の治療

    清井 仁 日本内科学会雑誌 102 (7), 1705-1711, 2013

    ...急性前骨髄球性白血病は前骨髄球の腫瘍性増殖を特徴とする急性骨髄性白血病の一病型である.ほぼ全例に線溶系の亢進を特徴とする播種性血管内凝固症候群を合併し,脳出血などの致死的な出血症状を来す危険性が高いことから,迅速かつ適切な診断,治療が求められる疾患である.一方,本疾患においては全トランス型レチノイン酸(ATRA)や亜ヒ酸などの選択的治療薬と抗がん薬との併用により,急性白血病の中で最も高い治療効果が期待...

    DOI Web Site Web Site ほか2件 被引用文献2件 参考文献21件

  • コーヒー酸によるヒト表皮角化細胞の細胞増殖及び分化促進効果

    渡辺 絵理子, 星 宏良 組織培養研究 32 (1), 189-194, 2013

    ...表皮角化細胞において、0.5~5 μMのコーヒー酸添加で、細胞の増殖が有意に促進した。一方、皮膚線維芽細胞に対しては、コーヒー酸における増殖促進活性は見られなかった。低濃度(0.05 μM)のコーヒー酸添加により、表皮角化細胞の分化マーカータンパク質として知られる、ケラチン10及びプロフィラグリンmRNAの強い発現が観察された。...

    DOI 医中誌

  • 抗酸化物質のスーパーオキシド消去能とガルビノキシル法またはDPPH法で測定した抗酸化能との相関

    戸早 裕美子, 落合 爲一 日本食品化学学会誌 20 (1), 61-65, 2013

    ...結果はスーパーオキシドアニオンの消去能の高い順にコーヒー酸、没食子酸n-プロピル、7,8-ジヒドロキシフラボン、没食子酸、カテキン、ピロガロール、ケルセチン、L-アスコルビン酸、BHA、4-ヒドロキシクマリン、フェルラ酸であった。k<sub>A</sub>/k<sub>W</sub>の値と、これらの抗酸化物質とガルビノキシルラジカルおよびDPPHとの以前に報告した抗酸化能との相関を求めた。...

    DOI Web Site 参考文献17件

  • ヒ素高蓄積植物による土壌ヒ素の吸収・除去と土壌微生物の亜ヒ酸酸化に関する研究

    簡 梅芳, 小畑 和貴, 黄 毅, 宮内 啓介, 遠藤 銀朗 土木学会論文集G(環境) 69 (7), III_9-III_15, 2013

    ...その結果, 土壌中の亜ヒ酸ヒ酸に酸化されたのち, その多くはシダにより吸収されることと, このヒ素酸化は微生物による作用であることが強く示された. さらに, シダ根圏試料に対して亜ヒ酸酸化酵素遺伝子aroAをターゲットとしたT-RFLP解析より, シダによるヒ素吸収に先立つヒ素形態の変化には, 土壌中のaroAを有する微生物が関与していると示唆された....

    DOI Web Site 参考文献7件

  • ハイブリッド分子を活用したメタロチオネインの発現誘導

    藤原 泰之 日本毒性学会学術年会 40.1 (0), 2023-, 2013

    ...また,Cu(II)(Edtc)<sub>2</sub>で前処理した細胞では,カドミウムや亜ヒ酸による細胞毒性が軽減されることを明らかにした。本講演では,血管内皮細胞に対して高い MT発現誘導能を示すCu(II)(Edtc)<sub>2</sub>の作用とそのメカニズムを紹介し,疾病の治療および予防に向けたハイブリット分子の有用性について考察する。...

    DOI 医中誌

  • 還元的環境における方解石及び菱鉄鉱へのヒ素の分配

    横山 由佳, 高橋 嘉夫 日本鉱物科学会年会講演要旨集 2013 (0), 17-, 2013

    ...方解石及び菱鉄鉱が3価のヒ素である亜ヒ酸を溶液中から取り除く除去機構について調べた。方解石に比べて100倍のヒ素が分配する菱鉄鉱には、3価の亜ヒ酸が菱鉄鉱表面に外圏錯体として吸着する。一方で、方解石に分配したヒ素は5価のヒ酸に酸化され、かつ方解石の結晶内部へと取り込まれる。ヒ素汚染地下水中におけるヒ素の主要な化学種は3価の亜ヒ酸であるため、そこでより強くヒ素の移行を制限できるのは菱鉄鉱である。...

    DOI

  • 大分県木浦鉱山地域産タルメッシ石

    大西 政之, 下林 典正, 岸 成具, 田邊 満雄, 小林 祥一 日本鉱物科学会年会講演要旨集 2012 (0), 40-, 2012

    大分県木浦鉱山地域のダツガタオから見出された日本新産のタルメッシ石について、その産状、結晶学的データ、化学組成を報告する。

    DOI

  • リボソーム生合成に関わるFap7の高発現による亜ヒ酸耐性

    朱 俊軒, 高橋 勉, 永沼 章 日本毒性学会学術年会 39.1 (0), P-102-, 2012

    ...<br>【方法】亜ヒ酸耐性遺伝子のスクリーニング:酵母のエッセンシャル遺伝子(約1,000種)の発現プラスミドをそれぞれ導入した酵母を一株ずつ野生型酵母が成育出来ない濃度の亜ヒ酸存在下で培養し、増殖が認められた酵母を亜ヒ酸耐性酵母とした。...

    DOI

  • 室内実験及び量子化学計算に基づくAs及びSeのカルサイトへの分配機構

    横山 由佳, 田中 雅人, 高橋 嘉夫 日本地球化学会年会要旨集 59 (0), 158-, 2012

    ...有害元素であるヒ素(As)やセレン(Se)がカルサイトに取り込まれる際、Asでは亜ヒ酸よりもヒ酸が、Seではセレンサンよりも亜セレン酸が選択的に取り込まれるというように、その共沈反応には価数依存性がみられる。この価数依存性を決める要因について、XAFS法による化学状態分析を組み合わせた室内実験、さらには量子化学計算を用いた理論的アプローチによる考察を行った。...

    DOI

  • 石膏粉添加による土壌中の自然由来ヒ素の不溶化とその機構

    常松 哲, 植松 えり子, 齋藤 謙一, 田村 紘基 農業農村工学会論文集 80 (2), 141-150, 2012

    ...平成15年2月施行の土壌汚染対策法は平成22年4月に改正され,自然由来の汚染物質をも対象にすることとなり,自然由来ヒ素汚染土壌の不溶化は緊急な課題になっている.著者らは廃石膏粉の添加によりヒ素の溶出が抑えられることを報告し難溶性ヒ酸カルシウム沈殿の生成によることを示唆しているが,本研究は,ヒ素溶出特性の異なる種々の土壌試料について石膏の効果を調べるとともにヒ酸カルシウムの溶解度を求め数値的に沈殿の可能性...

    DOI

  • ヒ酸のNK細胞活性化に対する免疫毒性作用

    角 大悟, 原田 久美, 小川 智子, 津山 博匡, 姫野 誠一郎 日本毒性学会学術年会 39.1 (0), P-62-, 2012

    ...以上の結果より, NK92細胞を亜ヒ酸に曝露すると, IL-2やIL-12によるサイトカイン, 受容体の発現およびGranzymeBの発現上昇を抑制することが明らかとなった. 今後は, 亜ヒ酸によるNK細胞の癌細胞に対する攻撃能への影響, および抑制機序に関わる因子の探索を進めて行きたい....

    DOI

  • 有機ヒ素化合物のフェリハイドライトに対する吸着構造

    田中 雅人, 高橋 嘉夫 日本地球化学会年会要旨集 59 (0), 321-, 2012

    ...天然のヒ素水質汚染は主に無機ヒ素化合物(亜ヒ酸ヒ酸)によるものである。一方で、茨城県において有機ヒ素化合物であるジフェニルアルシン酸の地下水汚染による健康被害が報告されている。有機ヒ素化合物は除草剤や農薬の用途で使用されており、環境中に残存している。しかし、土壌中のヒ素のホスト相である鉄水酸化鉱物に対する有機ヒ素化合物の吸着構造については、あまり研究がなされていない。...

    DOI

  • 水酸化第二鉄によるAs(V)の共沈機構

    所 千晴 日本地球化学会年会要旨集 58 (0), 302-302, 2011

    ...初期As/Fe>0.4の範囲において、ヒ酸鉄の飽和度には達していないものの、非晶質ヒ酸鉄を主成分とする表面沈殿が生成することがわかった。EXAFSによる考察により、初期As/Feモル比が増加するにつれて、単核二座錯体が増加し、逆に二核二座錯体が減少して、徐々に表面錯体構造から沈殿構造へと推移することがわかった。...

    DOI

  • カルサイトへと分配するヒ素及びセレンの価数選択性に関する考察 -量子化学計算の適用-

    横山 由佳, 高橋 嘉夫, 田中 雅人 日本地球化学会年会要旨集 58 (0), 364-364, 2011

    ...環境中に多量かつ普遍的に存在するカルサイトに、有害元素であるヒ素(As)やセレン(Se)が取り込まれる際、ヒ素ではヒ酸が、セレンでは亜セレン酸が選択的に取り込まれるというように、その共沈反応には価数選択性が観測される。このカルサイトによるヒ素とセレンの価数選択性は、オキソ酸イオンのサイズや形状ではなく、溶液中のカルシウムイオンとの錯形成のしやすさ(親和性)によって決まると考えられる。...

    DOI

  • 緑藻クラミドモナスのリン酸トランスポーター遺伝子発現に対するヒ酸の影響

    室田 知里, 松本 寛子, 尾畑 沙矢香, 蛭田 陽介, 藤原 祥子, 都筑 幹夫 日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集 2010 (0), 0682-0682, 2010

    ...さらに、リン酸存在下に様々な濃度のヒ酸を添加したときの影響も調べた。リン酸1mM存在下に同濃度のヒ酸を添加した際、野生株においては<I>PTA1</I>、<I>PTA2</I>の転写量の減少がみられた。また、AR3株では<I>PTB2</I>の顕著な発現量の増加がみられた。これらの結果から、ヒ酸添加により、リン酸トランスポーター遺伝子の発現が抑制または促進されることが明らかとなった。...

    DOI

  • イネのヒ酸輸送におけるリン酸トランスポーターの役割

    Islam Md. Rafiqul, 神谷 岳洋, 浦口 晋平, 藤原 徹 日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集 2010 (0), 0045-0045, 2010

    ...最近、亜ヒ酸の輸送体がイネやシロイヌナズナで同定された。また、シロイヌナズナではヒ酸の吸収にリン酸トランスポーターが関与していることが報告されている。我々の研究においても、イネにヒ酸を与える際に、リン酸を欠乏させると、ヒ酸の毒性効果が高まることを見いだし、イネにおいてもリン酸トランスポーターがヒ酸輸送に関与している可能性が示唆された。...

    DOI

  • バングラデシュ南西部シャムタ村の地下水ヒ素濃度を支配している鉄鉱物相の解析

    石橋 拓也, 高橋 嘉夫, 板井 啓明 日本地球化学会年会要旨集 57 (0), 68-68, 2010

    ...本研究ではヒ素の吸着-脱着反応に着目し、嫌気的環境下で実際の堆積物への亜ヒ酸の吸着実験を行い、亜ヒ酸の地下水-堆積物間のみかけの分配係数K<SUB>d</SUB> を求めた。K<SUB>d</SUB>および抽出実験から得た堆積物中の元々の吸着態ヒ素濃度(C<SUB>S</SUB>)から算出したC<SUB>W</SUB>の深さ依存性と、調査地域内の地下水ヒ素濃度分布を比較した。...

    DOI

  • ヒ素-グルタチオン抱合体の体外排泄に関するγ-GTPの影響

    小林 弥生, 山城 彩花, 平野 靖史郎 日本トキシコロジー学会学術年会 37 (0), 386-386, 2010

    ...その後,ヒ酸ナトリウム(1.0 mg As/kg b.w.)を尾静脈投与し,同様 に2時間胆汁を採取した。阻害剤投与3時間後に解剖し,血液,肝臓,腎臓,脾臓及び十二指腸を摘出し,また膀胱より尿を採取した。 総ヒ素濃度はICP-MSにて,ヒ素の化学形態別分析は,HPLC-ICP-MS法によって測定した。また,胆汁中GSH濃度はLC-MSで,それ 以外は測定キットを用いて測定した。...

    DOI

  • 芋焼酎製造過程におけるコーヒー酸エチルエステルの生成機構

    河野 邦晃, 森村 茂, 上田 華奈子, 黒木 達哉, 太田 広人, 木田 建次 日本醸造協会誌 105 (6), 421-425, 2010

    芋焼酎製造の二次仕込み過程で生成するCAEEが,麹あるいは酵母のどちらの作用で生成するか検討を行った。芋の代わりに試薬を用いて行った小仕込み試験では,ChAを0. 2gあるいは0. 07g添加したときにCAEEが生成した。麹を添加しない小仕込み試験においてはCAEE生成が見られなかったが,酵母を添加せずにChAと麹抽出液とエタノールを加えた小仕込み試験を行うとCAEEが生成した。麹抽出液をあらか…

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site 参考文献20件

  • ドクダミ抽出物のメタンチオールに対する消臭成分

    方  暁, 小野 廣紀, 久保田 朱里, 井上 吉教, 浦部 貴美子, 灘本 知憲 日本家政学会誌 61 (12), 775-781, 2010

    The deodorizing activity against methanethiol (CH<sub>3</sub>SH) of compounds from Houttuynia cordata Thunb, “dokudami" in Japanese, were identified. The main deodorizing compound was isolated from …

    DOI

  • 抗酸化能測定法であるH‐ORAC法の室間共同試験

    渡辺 純, 沖 智之, 竹林 純, 山崎 光司, 津志田 藤二郎 日本食品科学工学会誌 57 (12), 525-531, 2010

    ...本研究では,AOAC Internationalの基準に基づき,代表的な抗酸化物質を用いて抗酸化能測定法であるH-ORAC法の室間共同試験を行い,精度の調査を行った.室間共同試験には5種((+)-カテキン,Trolox, <I>trans</I>-フェルラ酸,ヘスペレチン,コーヒー酸)の抗酸化物質溶液および粉末を用いた.その結果,RSD<SUB>r</SUB>は溶液試料で5.9~13.2%,粉末試料...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site 被引用文献11件 参考文献26件

  • 重金属高集積植物体内の元素動態の追跡

    北島 信行, 保倉 明子, 寺田 靖子, 中井 泉 日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集 2009 (0), S0008-S0008, 2009

    ...モエジマシダ(<i>Pteris vittata</i> L.)によるヒ素の高集積という現象は、2001年にフロリダ大学のMa博士により初めて報告されたものであり、ヒ酸カリウムを添加した土壌での栽培試験の結果として、モエジマシダが乾燥重量あたり22,000mg/kgという極めて高いヒ素集積能が示されている。...

    DOI

  • モノハイドロカルサイトによるヒ酸の取り込み

    福士 圭介, 酒井 実, 宗本 隆志, 横山 由佳, 高橋 嘉夫 日本地球化学会年会要旨集 56 (0), 101-101, 2009

    ...天然水中でヒ素は主にヒ酸もしくは亜ヒ酸として存在しており、酸化的環境においてはヒ酸の形態をとる。最近、カルシウム炭酸塩鉱物のカルサイトはヒ酸を効果的に吸着することが報告された。カルシウム炭酸塩鉱物の準安定相として、モノハイドロカルサイト(MHC)が知られている。...

    DOI

  • ヒ酸の輸送と耐性に関与するアクアポリン、NIP1;1

    神谷 岳洋, 田中 真幸, 三谷 奈見季, 馬 建鋒, 前島 正義, 藤原 徹 日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集 2009 (0), S0033-S0033, 2009

    ...本研究では、Asの主な存在形態の一つである亜ヒ酸(As(III))の植物体内への輸送経路や耐性メカニズムを明らかにするために、シロイヌナズナのEMS処理種子を用いたスクリーニングを行った。その結果、3株のAs(III)耐性株を単離した。これらはいずれも植物のアクアグリセロポリン<I>NIP1;1</I>に変異を有していた。...

    DOI

  • ヒ酸毒性発現機構における転写抑制因子Mig1の関与

    高橋 勉, 矢野 とおみ, 宮永 直幸, 永沼 章 日本トキシコロジー学会学術年会 36 (0), 3019-3019, 2009

    ...そこで、亜ヒ酸がMig1のリン酸化に与える影響を検討したところ、亜ヒ酸の濃度依存的なMig1のリン酸化の亢進が見られた。したがって、亜ヒ酸によるMig1の転写抑制活性の阻害が亜ヒ酸毒性の発現に関与している可能性が考えられる。...

    DOI

  • シロスタゾール前処理によるカドミウムおよび亜ヒ酸の細胞毒性の軽減

    藤原 泰之, 北川 貴大, 鍜冶 利幸, 佐藤 雅彦 日本トキシコロジー学会学術年会 36 (0), 4118-4118, 2009

    ...<BR>【結果および考察】血管内皮細胞において、Cdおよび亜ヒ酸によるLDH活性の上昇が、30 µM以上のCSZを前処理することによってともに有意に減少した。このとき、形態学的にもCdおよび亜ヒ酸による細胞層の傷害がCSZ前処理により軽減されることが観察され、CSZの前処理がこれらの有害金属による細胞毒性に対して軽減効果を有することが示された。...

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  • カルサイトへのヒ酸の選択的取り込み

    横山 由佳, 田中 万也, 高橋 嘉夫 日本地球化学会年会要旨集 56 (0), 102-102, 2009

    ...<BR>地下水環境である中性pH条件では、As<SUP>V</SUP>(ヒ酸)のカルサイトへの分配はAs<SUP>III</SUP>(亜ヒ酸)のおよそ270倍であることが明らかになった。...

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  • フェニルプロパノイドの酸化防止および光酸化防止活性

    大勝 靖一, 久保田 祥子, 佐藤 琢磨 Journal of the Japan Petroleum Institute 51 (6), 348-355, 2008

    ...コーヒー酸エチルエステルは2.7モル/モルのペルオキシラジカルを捕そくし,BHTよりも2.4倍高い酸化防止能を有することがわかった。そのような代謝物は食品保存または容器に対する優秀な酸化防止剤として石油化学製品に安全に適用できるであろう。...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献2件 参考文献13件

  • 鹿児島県大和鉱山から産するバナジウム鉱物

    山田 隆, 小菅 康寛, 掬川 正純, 松原 聰, 宮脇 律郎, 重岡 昌子, 猪飼 一夫, 桜井 浩, 土井 正一 日本鉱物科学会年会講演要旨集 2008 (0), 99-99, 2008

    ...他に、肉砒石(sarkinite, Mn2(AsO4)(OH))といった二次的に生成されたヒ酸塩鉱物も確認している。...

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  • 大分県木浦鉱山地域に産する未知鉱物

    藤田 英之, 小林 祥一, 宮脇 律郎, 岸 成具, 草地 功 日本鉱物科学会年会講演要旨集 2008 (0), 112-112, 2008

    ...大分県佐伯市木浦鉱山地域に分布するスカルン型鉱床の一つから、鉄とマグネシウムの含水のヒ酸塩あるいはケイ酸塩鉱物を見出した。この鉱物は長さ約1mmの乳白色の繊維状ないし柱状で,石英を伴う砒鉄鉱の晶洞に、あるいはその表面に砒灰鉄鉱,スコロド石と共に産する。1つの柱状鉱物試料の組成像では,輝度の高い(A)部分とやや暗い(B)部分が見られた。...

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  • 高アルカリ環境での含マグネシウム鉱物の生成とヒ素の不可逆的固定

    佐藤 努, 浅井 篤, 森本 和也, 安楽 総太郎, 米田 哲朗, 沼子 千弥 粘土科学討論会講演要旨集 52 (0), 39-39, 2008

    ...本研究では、アルカリ環境におけるMg-Si-Al系鉱物の生成条件を明らかにし、それらへのヒ酸の収着挙動と存在形態を明らかにするため、常温での合成実験と合成物に対するヒ酸の吸着実験・収着実験を行った。...

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  • 細胞内に亜ヒ酸を取り込む輸送体の探索と解析

    神谷 岳洋, 田中 真幸, 前島 正義, 藤原 徹 日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集 2008 (0), 0509-0509, 2008

    ...環境中ではヒ酸と亜ヒ酸(As(III))の2つの形態が主に存在する。ヒ素は必須元素ではないが、植物体内へ輸送体を介して取り込まれることが知られている。ヒ酸はリン酸輸送体により取り込まれることが示されているが、As(III)の輸送経路は分かっていない。そこで本研究では、シロイヌナズナのEMS処理種子を用いたスクリーニングにより、As(III)を細胞内に取り込む輸送体を同定することを目的とした。...

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  • モエジマシダのヒ素無毒化機構におけるγグルタミルシステイン合成酵素の役割

    酒井 有希, 渡部 敏裕, 和崎 淳, 瀬野浦 武志, 信濃 卓郎, 大崎 満 日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集 2008 (0), 0033-0033, 2008

    ...ヒ素は土壌中では主に五価のヒ酸の形態で存在しており、植物に吸収されると体内でヒ酸還元酵素(AR)により三価の亜ヒ酸へと還元される。この亜ヒ酸をγグルタミルシステイン(γEC)、グルタチオン、フィトケラチン(PC)といったチオールと結合させることにより無毒化が行われると考えられている。...

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  • ヒ素の拡散係数に対するイオンの形状変化の影響

    坂光 美香, 高橋 嘉夫 日本地球化学会年会要旨集 55 (0), 346-346, 2008

    ...有害元素であるヒ素は価数やpHにより化学種の大きさや性質の違いにより、移動性が異なり、一般に亜ヒ酸の方がヒ酸に比べて移動性が高いことが知られている。化学種固有の物質移動係数として、拡散係数が挙げられるが、ヒ素の拡散係数のpH依存性はよく分かっていない。拡散が支配的な環境では拡散係数を用いて物質移動プロセスを解明する必要がある。...

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  • イネのヒ素吸収におけるケイ酸輸送体の関与

    山地 直樹, 三谷 奈見季, Xu Xiao-Yan, McGrath Steve P., Zhao Fang-Jie, 馬 建鋒 日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集 2008 (0), 0510-0510, 2008

    ...ヒ素は畑土壌中では五価のヒ酸As(V)と三価の亜ヒ酸As(III)の形態をとるが、水田ではほとんどAs(III)として存在している。植物はAs(V)を高親和性リン酸輸送体を介して吸収するが、As(III)の吸収に関わる輸送体は解明されていない。...

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  • ヒ酸毒性発現における1型プロテインホスファターゼ(PP1)の関与

    高橋 勉, 宮永 直幸, 丹羽 貴子, 永沼 章 日本トキシコロジー学会学術年会 35 (0), 159-159, 2008

    ...【結果および考察】出芽酵母PP1の調節サブユニットとしてReg1を含めて12種が知られているが、Reg1以外の調節サブユニットの各欠損は亜ヒ酸感受性にほとんど影響を与えなかった。したがって、PP1の調節サブユニットのうち、Reg1が特異的に亜ヒ酸毒性軽減作用を有する可能性が考えられる。また、Reg1中のGlc7との結合部位の変異が亜ヒ酸毒性を増強することが明らかとなった。...

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  • カルサイトへの亜ヒ酸ヒ酸の分配挙動の比較

    横山 由佳, 光延 聖, 田中 万也, 高橋 嘉夫 日本地球化学会年会要旨集 55 (0), 347-347, 2008

    ...有害元素であるヒ素は,その除去を目的とした多くの研究がされており,鉄と同様カルサイトも環境中でヒ素の除去に重要な役割を果たしていると考えられている.また,ヒ素は価数によって環境中での挙動が異なるという性質を持つため,化学状態 (スペシエーション) を対象とした研究が重要とされているが,カルサイトへの亜ヒ酸(As<SUP>III</SUP>)とヒ酸(As<SUP>V</SUP>)の取り込みを比較した研究例...

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  • 黒ボク土に対する有害無機陰イオンの吸着特性

    佐伯 和利 九州大学大学院農学研究院学芸雑誌 62 (1), 7-13, 2007-02-28

    ...酸イオン>ヒ酸イオン≫セレン酸イオン≧クロム酸イオン≧硝酸イオンであった.セレン酸イオン,クロム酸イオン,硝酸イオンの吸着では,水素イオンはほとんど消費されなかった.吸着時に起こる水素イオン消費量の序列は,フッ化物イオン≫リン酸イオン>亜セレン酸イオン>ヒ酸イオンであった.フッ化物イオン,リン酸イオン,亜セレン酸イオン,ヒ酸イオンは配位子交換反応をともなう内圏錯体の形態で吸着し,セレン酸イオン,クロム...

    DOI 日本農学文献記事索引 HANDLE ほか1件 被引用文献1件

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