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検索結果 370 件

  • 準結晶における磁気長距離秩序――20面体と磁気異方性がもたらす多彩な磁性とトポロジー

    渡辺 真仁 日本物理学会誌 77 (9), 616-620, 2022-09-05

    ...</p><p>さらに,Tb系準結晶において,各20面体のフェリ磁性状態が一様に配列した強磁性長距離秩序が理論的に発見された.準結晶Au–SM–Tb(SMはSi,Ge,Gaなどの元素)および近似結晶の組成を変化させることで,様々な磁性とトポロジー状態を生成できることもわかった.また,準結晶の各20面体のヘッジホッグ状態が一様に配列したヘッジホッグ長距離秩序も理論的に発見された....

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  • 反強磁性・フェリ磁性体の磁化ダイナミクス

    森山 貴広, 塩田 陽一, 小野 輝男 日本物理学会誌 77 (6), 367-372, 2022-06-05

    ....フェリ磁性体は隣り合う磁気モーメントの差分として全体の磁化を持ち,強磁性体の磁化のように有効磁場周りを数十GHzの周波数で歳差運動する.さらに,フェリ磁性体には,反強磁性体と同様に,隣接する磁気モーメントの交換相互作用による数THzの歳差運動も存在する....

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  • 絶縁体におけるスピン流伝播の微視的機構――マグノン極性の観測

    南部 雄亮 日本物理学会誌 76 (4), 214-219, 2021-04-05

    ...</p><p>測定は,既知の磁性体で最も高寿命なマグノンをもち,それゆえスピントロニクスに頻繁に使用されるフェリ磁性体Y<sub>3</sub>Fe<sub>5</sub>O<sub>12</sub>(YIG)を対象として行った.その結果,YIGでは主要な音響モードと光学モードにおいてマグノン極性が互いに反転していること,それらの分散関係,強度および極性が理論計算とほぼ完全に一致することが明らかになった...

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  • Giant multiple caloric effects in charge transition ferrimagnet

    小杉, 佳久, 後藤, 真人, 譚, 振宏, 菅, 大介, 磯部, 正彦, 吉井, 賢資, 水牧, 仁一朗, 藤田, 麻哉, 高木, 英典, 島川, 祐一 Scientific Reports 11 12682-, 2021

    Caloric effects of solids can provide us with innovative refrigeration systems more efficient and environment-friendly than the widely-used conventional vapor-compression cooling systems. Exploring …

    DOI HANDLE PDF ほか1件 被引用文献3件 参考文献42件

  • BiおよびAl置換YIG膜を用いたスピン熱電発電素子の熱電特性

    西村 涼, 今村 正明, 浅田 裕法, 田島 大輔 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2020 (0), 46-46, 2020-09-18

    ...また,フェリ磁性絶縁体の強磁性共鳴の測定結果および,より高いスピン熱電電圧を得るためのフェリ磁性絶縁体の結晶化度とスピン熱電電圧特性の関係を評価した結果も報告する。</p>...

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  • 様々な重金属層下地を持つTb-Gd-Fe細線のスピンオービットトルク

    伊藤 正裕, 若江 将和, 藤本 真大, 黒川 雄一郎, 湯浅 裕美 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2020 (0), 40-40, 2020-09-18

    ...特に飽和磁化の小さい希土類フェリ磁性合金は、強磁性層として用いることで、飽和磁化に反比例するSOTが大きく、低い閾電流密度での磁化反転が実現可能であり、有望な材料である。しかしながら、希土類元素のSOTへの影響はあまりよく分かっていない。...

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  • マグネティックス技術委員会の活動状況

    直江 正幸 電気学会論文誌. A 140 (1), 21-22, 2020-01-01

    <p>The author explained the activities of the Technical Committee on Magnetics of IEEJ, focusing on the practical applications of high-frequency magnetic materials. The main topics are novel …

    DOI Web Site 参考文献2件

  • フェムト秒レーザーパルス励起によるテラヘルツ波放射とその物性研究への応用

    貴田 徳明, 宮本 辰也, 岡本 博 日本物理学会誌 74 (5), 314-324, 2019-05-05

    ...</p><p>光照射によって物質の分極が変化する現象は,光整流以外にも幾つか存在し,光と分極の相互作用の性質に応じて多彩なテラヘルツ波放射が現れる.例えば,瞬時誘導ラマン散乱による分極変調では,狭帯域のテラヘルツ波が発生する.テラヘルツ波は,磁化の時間変化によっても発生する.これを利用すれば,強磁性体やフェリ磁性体の磁気ドメインをイメージングできる.テラヘルツ波は,電流の時間変化によっても生じる.ある...

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  • 強磁性金属におけるスピンオービトロニクスの新展開

    小野 輝男 応用物理 88 (1), 12-18, 2019

    ...<p>スピンオービトロニクスとは,スピンと電荷を利用するスピントロニクスに軌道の自由度を加えてさらに発展させようとする研究分野である.本稿では,スピンと軌道を結び付けるスピン軌道相互作用,効率的磁化操作を可能とするスピン軌道トルク,およびスキルミオンなどの特殊なスピン構造形成に必要なジャロシンスキー‐守谷相互作用について概説する.最近の新たな展開として,反強磁性体やフェリ磁性体におけるスピンダイナミクス...

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  • 有機物質のディラックコーンにおける強相関効果

    平田 倫啓, 鹿野田 一司, 松野 元樹, 小林 晃人 日本物理学会誌 73 (4), 214-220, 2018-04-05

    ...(B)~100 K以下になると,クーロンポテンシャルの長距離成分によって電子速度が増大し,ディラックコーンの顕著な変形(右下図)が見られる.さらに,(C)60 K以下の温度領域になると,オンサイトのクーロン斥力によって磁場誘起のフェリ磁性分極が発現する.ディラックコーン系の電子相関効果に,このように多彩な階層構造が見出されたことは,ディラック物質全般における多体効果を解明し理解していく上での第一歩である...

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  • 軟X線分光で調べたハーフメタルフェリ磁性体Mn2VAlの電子構造と磁性

    永井 浩大, 藤原 秀紀, 荒谷 秀和, 藤岡 修平, 右衛門佐 寛, 中谷 泰博, 木須 孝幸, 関山 明, 黒田 文彬, 藤井 将, 小口 多美夫, 田中 新, 宮脇 淳, 原田 慈久, 竹田 幸治, 斎藤 祐児, 菅 滋正, 梅津 理恵 Physical Review B 97 (3), 035143_1-035143_8, 2018-01

    We have studied the electronic structure of ferrimagnetic Mn$_{2}$VAl single crystals by means of soft X-ray absorption spectroscopy (XAS), X-ray absorption magnetic circular dichroism (XMCD), and …

    機関リポジトリ

  • YIGにおける電場誘起磁化

    蓮沼 貴史, 丸山 圭, 河本 敏郎 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 1507-1507, 2017

    ...<p>非線形の電気磁気効果を示すことで知られているフェリ磁性体のイットリウム鉄ガーネット(YIG)において、電場によって誘起される磁化(電場誘起磁化)をプローブ光のファラデー回転を用いて観測を行った。電圧の立ち上がりに対するプローブ光パルスの入射タイミングを掃引して、ナノ秒領域の電場誘起磁化の時間変化を観測した結果、室温において1次の電気磁気効果が観測された。</p>...

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  • フェリ磁性体GdFeCo/Ptにおける電流駆動磁壁移動速度の温度依存性

    奥野 尭也, Kim K.-J., 谷口 卓也, Kim S., 平田 雄翔, Ham W., 吉川 大貴, 塚本 新, 森山 貴広, 小野 輝男 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 1050-1050, 2017

    ...そこで今回我々は、フェリ磁性体GdFeCo/Ptにおいて電流駆動磁壁移動速度の温度依存性を測定し、T_A_近傍における振る舞いについて調査したのでその結果を発表する。</p>...

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  • フェリ磁性体におけるマグノンが関与するスピン流の微視的記述

    熊本 達也, 三浦 大介, 佐久間 昭正 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 1036-1036, 2017

    ...<p>本講演では,強磁性体・フェリ磁性体・反強磁性体中におけるスピン流を統一的立場から記述する.我々は前回の講演で,古典的s-d模型で反強磁性体における伝導電子スピン流を電子論的に記述したが,局在スピンの量子揺らぎを完全に無視していた.本研究では,この量子揺らぎをHolstein-Primakoff変換によって取り込んで再計算する.その結果,前回とは異なりΓ点で伝導電子スピン流が有限値となることを示...

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  • CaBaM<sub>4</sub>O<sub>7</sub>(M=Co,Fe)単結晶の磁気相転移に伴う電気磁気特性変化II

    小田 涼佑, 野田 正亮, 江袋 佑太, 野田 泰輝, 赤木 暢, 黒江 晴彦, 桑原 英樹 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 1130-1130, 2017

    ...<p>CaBaCo_4_O_7_とCaBaFe_4_O_7_は同じ空間群に属し、室温で自発電気分極を持ち、64K(Co),275K(Fe)で異なる磁気構造を持つフェリ磁性転移が起きる。この磁気転移に伴って電気分極の変化が生じるが、そのメカニズムは明らかでない。...

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  • Tb/Coフェリ磁性多層膜細線に生成したバブル磁区の磁気補償点前後での電流駆動

    田中 雅章, 住友 翔, 濱田 浩史, 本多 周太, 粟野 博之, 壬生 攻 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 1189-1189, 2017

    ...<p>プラチナ層と接する垂直磁化フェリ磁性体多層膜Tb/Coの{Tb/Co}_7_/Pt細線上にバブル磁区を生成し,電流印加による挙動を調べた.電流印加によりバブル磁区は細線の端方向への傾斜をもって成長した.フェリ磁性体の磁化の主体となる原子がTbとCoの場合で傾斜方向が逆になることがわかった.プラチナ層からのスピンホール効果を考慮したマイクロマグネティスシミュレーションでも同様の結果が得られ,この...

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  • 様々な格子上のフェリ磁性基底状態における量子揺らぎのスケーリング則

    三浦 将馬, 広瀬 悠平, 安田 千寿, 福元 好志 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 1162-1162, 2017

    ...<p>我々は,修正スピン波理論とモンテカルロシミュレーションを用いて,様々な格子上 (1 次元鎖,正方格子,リープ正方格子など) で,スピン 1/2とスピン1からなるフェリ磁性基底状態の長距離秩序パラメーターを計算した。その結果,スピン1/2とスピン1 の各部分格子のスピンの縮みと部分格子のサイト数との間には,反比例するというスケーリング則 が成り立っていることを発見した。...

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  • ナノFe3O4に於けるエネルギー分布と磁区構造

    小畑 修二 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 2757-2757, 2017

    ...Fe3O4の磁化のスピン配列がフェリ磁性で複雑なため,今まで磁区を顕著には表せなかった。今回スピン配列をエネルギー分布として捉えた結果,磁区構造を顕著に示すことができる様になった。</p>...

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  • 極性フェリ磁性体GaFeO<sub>3</sub>における非相反強磁性共鳴の観測

    近江 毅志, 阿部 伸行, 徳永 祐介, 木村 尚次郎, 有馬 孝尚 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 2167-2167, 2017

    ...今回我々は極性フェリ磁性体GaFeO_3_に対しマイクロ波を使った磁気共鳴実験を行った。その結果、磁気転移温度以下で非相反な強磁性共鳴を観測した。発表では非相反強磁性共鳴の温度依存性を報告する。</p>...

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  • 強磁性・反強磁性脚と反強磁性桁を持つスピン1/2ハイゼンベルグ梯子系の部分フェリ磁性

    関口 和孝, 飛田 和男 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 3008-3008, 2017

    ...<p>強磁性・反強磁性脚と反強磁性桁を持つスピン1/2ハイゼンベルグ梯子系の基底状態を数値対角化を用いて調べ、非磁性相、Lieb-Mattis型フェリ磁性相に加え部分フェリ磁性相が現れることを示す。また、非線形シグマ模型への変換や摂動論を用いた解析計算によってこの相の現れる機構を明らかにする。...

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  • フェリ磁性体GdFeCoの磁壁抵抗の観測

    平田 雄翔, Kim K.-J., 谷口 卓也, Kim S., 奥野 尭也, Ham W.S., 吉川 大貴, 塚本 新, 森山 貴広, 小野 輝男 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 1052-1052, 2017

    ...<p>フェリ磁性体は、二種類の磁化成分が互いに反平行に整列し、その総和を磁化として発現する物質である。また磁区と磁区の境界である磁壁に抵抗(磁壁抵抗)が発現することはこれまでに数多く報告されているが、フェリ磁性体における報告例は少ない。今回我々は垂直磁化膜であるフェリ磁性体GdFeCoにおいて磁壁抵抗を観測することに成功した。当日は磁壁抵抗が発現する機構について報告する予定である。</p>...

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  • ErCo<sub>2</sub>の高圧下のホール効果

    鳩山 慎太郎, 和田 裕文, 光田 暁弘 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 1135-1135, 2017

    ...ErCo_2_はT~33Kで常磁性からフェリ磁性に転移する。また、常磁性状態に磁場を印可していくと、ある磁場で急激に磁気モーメントが誘起されフェリ磁性を示す。我々は、この付近でホール抵抗率の測定を行った。また、この物質は圧力により、転移点が減少することも知られており、我々は圧力下においてホール抵抗率の測定を行った。</p>...

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  • 単結晶を用いた逆スピネル Co<sub>2</sub>XO<sub>4</sub> (X = Ti, Sn) の Zn 部分置換系の磁気的研究

    太田 寛人, 高田 早紀, 上田 元気, 香取 浩子 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 1167-1167, 2017

    ...<p>逆スピネル Co2XO4 (X = Ti, Sn) は補償型フェリ磁性を示す。一方でスピングラス的な振る舞いも報告されており、Co2+ が 16d サイトのパイロクロア格子を半分だけ占有することと何らかの関係があると考えられる。前回は多結晶試料を用いたZn部分置換系の研究結果を報告し、8a サイトが Zn に占有されることでフェリ磁性は消失し、スピングラスが発現することを示した。...

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  • 4重量子ドット上のLiebフェリ磁性と近藤効果

    島田 典明, 西川 裕規 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 3047-3047, 2017

    ...<p>4重量子ドット上のLiebの定理によるフェリ磁性と,それに結合された電子溜による近藤効果の競合等を、数値繰り込み群等を用いて研究した結果について述べる。</p>...

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  • 軟X線吸収磁気円二色性によるフェリ磁性体Mn<sub>2</sub>VAl単結晶の磁性・電子構造研究

    永井 浩大, 藤原 秀紀, 荒谷 秀和, 藤岡 修平, 右衛門佐 寛, 木須 孝幸, 関山 明, 菅 滋正, 黒田 文彬, 藤井 将, 小口 多美夫, 田中 新, 竹田 幸治, 斎藤 祐児, 鹿又 武, 梅津 理恵 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 1221-1221, 2017

    ...<p>L2_1_型ホイスラー合金Mn_2_VAlは転移温度760 Kのフェリ磁性体であり、ハーフメタル型の電子構造が予測されている。我々はMn_2_VAl純良単結晶の磁性と電子状態を元素選択的に解明する為、軟X線吸収磁気円二色性を測定した。バンド理論、及びイオン模型に基づくスペクトル計算との比較から、Mn 3d電子が遍歴的である一方で、V 3d電子が局在的である事を明らかにした。</p>...

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  • 高い磁気転移温度をもつハーフメタル遷移金属酸化物

    島川 祐一 応用物理 85 (3), 212-217, 2016-03-10

    ...<p>室温よりもはるかに高い磁気転移温度をもつ新しい電気伝導性フェリ磁性体,A-Bサイト秩序型ペロブスカイト構造酸化物CaCu<sub>3</sub>Fe<sub>2</sub>Re<sub>2</sub>O<sub>12</sub>を高圧法により合成した.この物質は,伝導電子のスピンが一方向に揃(そろ)ったハーフメタルであることが電子状態計算から示唆され,実際にスピンに依存した抵抗変化が観測される...

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  • ギャップを持つ南部ゴールドストーンモードの散乱

    権業 慎也, 菊池 勇太, 兵藤 哲雄, 国広 悌二 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 131-131, 2016

    ...本講演ではSO(3)対称性がSO(2)に自発的に破れた系の低エネルギー有効理論を解析することにより、ギャップを持つモードの散乱長は対称性があからさまに破れていなくても有限でギャップに比例することを示し、フェリ磁性体や高密度QCDでのK凝縮相などの関連を議論する。</p>...

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  • スピン1ダイヤモンド鎖の基底状態相図

    飛田 和男, 高野 健一 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 2632-2632, 2016

    ...<p>スピン1のダイヤモンド鎖の基底状態は有限長・無限長のスピン1と2の混合スピンハイゼンベルグ鎖の基底状態を用いて構成でき、2種のフェリ磁性相、Haldane相、4つの常磁性のスピンクラスタ相があることが分かった。有限サイズクラスタの数値対角化と無限系DMRGを用い、これらの間の相境界について厳密な上限と数値的な評価を行った。</p>...

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  • 絶縁体スピントロニクス物質Y<sub>3</sub>Fe<sub>5</sub>O<sub>12</sub>の磁気励起

    沖野 友貴, 南部 雄亮, 加倉井 和久, Tranquada John M., Winn Barry, Graves-Brook Melissa, 吉川 貴史, 塩見 雄毅, 齊藤 英治, 藤田 全基 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 934-934, 2016

    ...磁性絶縁体におけるSSEはフェリ磁性体であるYIGの磁気相関と深く結びついている。そこで、我々は中性子非弾性散乱実験を行いYIGの磁気励起を測定した。本発表では測定した磁気励起について紹介し、YIGの磁気相関とSSEの機構に関する議論を試みる。</p>...

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  • 特異なフェリ磁性を示す逆スピネル化合物 Co<sub>2</sub>XO<sub>4</sub> (X = Sn, Ti) の Zn 部分置換による研究

    太田 寛人, 上田 元気, 高田 早紀, 香取 浩子 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 787-787, 2016

    ...これらの物質は、転移温度が約 50 K のフェリ磁性体であり、より低温では補償型フェリ磁性に特徴的な振る舞いが見られる。特に X = Sn の場合は最低温にて自発磁化が消失する。この原因を解明するために、8a サイトの Co を非磁性の Zn で部分置換を行い、磁化測定を行った。当日は合成と磁化測定の結果を報告する。</p>...

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  • CaMn<sub>0.8</sub>Ru<sub>0.2</sub>O<sub>3</sub>のSr置換効果と電子相図

    倉内 達也, 谷口 晴香, 小林 悟, 松川 倫明 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 1946-1946, 2016

    ...<p>CaMn_0.8_Ru_0.2_O_3_の磁気基底状態がSr置換によってフェリ磁性からC型反強磁性へと変化する様子を多結晶の直流磁化測定から明らかにし、電子相図を作成する。</p>...

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  • フェリ磁性体GdFeCo/Ptの磁気抵抗効果の温度依存性

    奥野 尭也, Kim K.-J., 東野 隆之, Kim S., 吉川 大貴, 塚本 新, 森山 貴広, 小野 輝男 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 893-893, 2016

    ...<p>フェリ磁性体は、正味の磁化が0となる磁化補償温度(T_M_)を持つ物質として長年注目を集めてきた。しかしながら、フェリ磁性体の磁気抵抗効果、特に磁性体/非磁性金属の二層膜で発現するスピンホール磁気抵抗効果については、ほとんど研究されてこなかった。我々は、フェリ磁性体GdFeCo/Ptにおいて異常ホール効果・異方性磁気抵抗効果・スピンホール磁気抵抗効果の温度依存性を測定した。...

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  • A<sub>2</sub>FeTeO<sub>6</sub>(A=Ba,Sr)の高いキュリー温度を持つフェリ磁性

    伊藤 沙也, 小池 暢人, 栗田 伸之, 田中 秀数 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 773-773, 2016

    ...さらにこの物質について磁化測定を行った結果、両者とも室温以上にT_cを持ち、フェリ磁性的な振る舞いを見せることが分かった。講演では磁化測定の結果を用いて、この結果について考察する。</p>...

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  • 第一原理計算によるスピネル型LiNi<SUB>0.5</SUB>Mn<SUB>1.5</SUB>O<SUB>4</SUB>の電子構造と理論電位

    桑原 彰秀, フィッシャー クレイグ, 幾原 裕美, 森分 博紀, 幾原 雄一, 大木 栄幹 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2012S (0), 594-594, 2012

    ...第一原理計算を用いてスピネル型の高電位正極材料LiNi<SUB>0.5</SUB>Mn<SUB>1.5</SUB>O<SUB>4</SUB>のエネルギー,電子構造に関して詳細な検討を行った.種々の規則構造群に対する全エネルギー計算の結果,フェリ磁性状態で空間群<I>P</I>4<SUB>3</SUB>32を有する構造が最安定であることが示された.理論電位の計算結果は4.7 Vが得られ、これは実験結果...

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  • フェムト秒レーザーを用いてガラス内部に析出させた金属-フェリ磁性体ナノ微粒子におけるファラデー効果の増大現象

    中嶋 聖介, 杉岡 幸次, 田中 勝久, 緑川 克美, 向井 剛輝 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2012S (0), 90-90, 2012

    Fe酸化物とAlをドープしたガラスの内部にフェムト秒レーザーパルスを集光照射することで、照射領域近傍にプラズモニック―磁気光学ナノ微粒子を形成させることに成功した。これは高強度超短パルス光によって誘起された光還元反応と元素拡散現象により、強磁性を示すマグネタイト微粒子と局在表面プラズモン共鳴を示すAlナノ微粒子が近接して析出したためと考えられる。これらのカップリングが生じることで、磁気光学特性で…

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  • 有機物付着によるNiFe<SUB>2</SUB>O<SUB>4</SUB>粒子の飽和磁化の変化

    黒澤 遼, 末松 久幸, 鈴木 常生, 中山 忠親, 新原 晧一 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2012S (0), 540-540, 2012

    ...フェリ磁性を示す強磁性体であるニッケルフェライトは有機物が付着することで、電気抵抗率や磁化特性が変化するという報告がある。本研究では磁化特性の変化がどのようなメカニズムで起きているかを調べるために粒径が6nm程度の市販のニッケルフェライトナノ粒子対し、様々な有機物を付着させた際の飽和磁化の変化を測定した。...

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  • 籠目格子反強磁性体の磁化過程 ―「磁化ランプ」という異常臨界現象― (最近の研究から)

    中野 博生, 坂井 徹 日本物理学会誌 66 (11), 832-836, 2011-11-05

    ...2次元フラストレート系の一つである籠目格子反強磁性体は,有効な解析手法が限られるためにその理解が十分には進んでいなかったが,数値対角化法による研究が大規模並列化によって発展したことによって,様々な性質が解明されつつある.本稿では,磁化過程に現れる特徴として新たに明らかとなった,典型的な磁化プラトーとは異なる「磁化ランプ」,ギャップレスなスピン励起,空間異方性を持つ相互作用の場合のフェリ磁性について,...

    DOI Web Site 参考文献25件

  • トリメトキシフェニルニトロニルニトロキシド及びその遷移金属錯体の合成、構造と磁気的性質

    秋田 素子, 佐藤 翔矢, 鈴木 知佳子, 西原 禎文, 井上 克也 基礎有機化学討論会要旨集(基礎有機化学連合討論会予稿集) 2010 (0), 3P69-3P69, 2011

    ...いずれの遷移金属イオンにおいても同一の結晶構造を有する錯体[<B>1</B><SUB>2</SUB>M(hfac)<SUB>2</SUB>][M(hfac)<SUB>2</SUB>・2H<SUB>2</SUB>O]が得られたが、磁化率の温度依存測定においてMn錯体はフェリ磁性的、Co錯体は反強磁性的、Cu(II)錯体は強磁性的挙動を示した。...

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  • 金属内包フラーレンLa@C82と銅ポルフィリン環状ダイマー間のスピン相互作用

    田代 健太郎, ハジャジ ファティン, 二川 秀史, 溝呂木 直美, 赤阪 健, 永瀬 茂, 古川 貢, 加藤 立久, 相田 卓三 基礎有機化学討論会要旨集(基礎有機化学連合討論会予稿集) 2011 (0), 66-66, 2011

    ...La@C82と銅ポルフィリン環状二量体間のスピン相互作用を調べたところ、ホストゲスト間の配向に応じて、強磁性もしくはフェリ磁性相互作用が発現することが明らかとなった。...

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  • コバルト化合物ナノワイヤーの磁気的性質

    井上 侑子, 鯉川 雅之, 鳥飼 紀雄, 渡 孝則, 矢田 光徳 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2011S (0), 442-442, 2011

    ...層状構造を有するコバルト化合物/ドデシル硫酸イオンナノ複合体ナノワイヤーを合成し、フェリ磁性体であることを明らかにした。また、ナノ複合体ナノワイヤーを熱処理することにより酸化コバルトナノワイヤーに変換し、酸化コバルトナノワイヤーが反強磁性体であることを明らかにした。...

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  • ダイナミックオーロラPLD法における磁場印加がスピネルフェライト薄膜の磁気特性に及ぼす影響

    久保 貴義, 坂元 尚紀, 篠崎 和夫, 鈴木 久男, 脇谷 尚樹 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2011S (0), 30-30, 2011

    ...ソフトフェライトの一つであるZnFe2O4(ZF)は通常室温において常磁性を示すが、超急冷法など特定の方法で作製したZFにおいては、陽イオンのサイトの入れ替えが起こりフェリ磁性を示すことが報告されている。 また、本研究室のダイナミックオーロラPLD装置を用いて磁場印加中で作製したZF薄膜においても、陽イオンのランダム配列が起こりフェリ磁性を示す事が報告されている。...

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  • 逆共沈法により得られたY<SUB>3</SUB>Fe<SUB>5</SUB>O<SUB>12</SUB>系フェライト粉末の交流磁場中における発熱特性

    西森 忠彦, 青野 宏通, 猶原 隆, 前原 常弘, 渡部 祐司, 平澤 英之 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2011S (0), 319-319, 2011

    ...我々はこれまでにフェリ磁性体であるY<SUB>3</SUB>Fe<SUB>5</SUB>O<SUB>12</SUB>系フェライトが優れた発熱特性を持つことを報告した。今回, 逆共沈法によりY<SUB>3</SUB>Fe<SUB>5</SUB>O<SUB>12</SUB>フェライトを作製し交流磁場中での発熱特性について磁場強度や周波数との関連性について検討を行った。...

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  • PLD法により作製したFe<SUB>3</SUB>O<SUB>4</SUB>- Fe<SUB>2</SUB>TiO<SUB>4</SUB>固溶体エピタキシャル薄膜の構造と物性

    村瀬 英昭, 藤田  晃司, 村井 俊介, 田中 勝久 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2009F (0), 2K22-2K22, 2009

    マグネタイトおよびマグネタイトベースのスピネル固溶体は室温動作する半導体スピントロニクス材料の有望な候補の一つである。本研究では、マグネタイト-ウルボスピネル固溶体[(1-<I>x</I>)Fe<SUB>3</SUB>O<SUB>4</SUB>- <I>x</I>Fe<SUB>2</SUB>TiO<SUB>4</SUB>]に注目した。この系の単結晶および多結晶は、化学量論組成を選択することで<I…

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  • FeTiO<sub>3</sub>-Fe<sub>2</sub>O<sub>3</sub>固溶体薄膜のナノ構造と磁気的性質

    北條 元, 溝口 照康, 幾原 雄一, 藤田 晃司, 田中 勝久, 平尾 一之 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2009S (0), 519-519, 2009

    ...固溶体の磁気的性質はカチオン配列を含めた微構造に大きく依存し、秩序相のみがフェリ磁性を示す半導体となることが知られている。本研究では、PLD法を用いて作製した固溶体秩序相薄膜について、走査透過型電子顕微鏡を用いて微構造を観察し、磁気的性質との関係を調べた。高角度散乱暗視野像およびEELSスペクトルの両者において、フェリ磁性発現に寄与しているカチオンの秩序構造を直接観察することに成功した。...

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  • トリオキシトリフェニルアミン (TOT) を基盤とするヘテロスピン系分子磁性体の構築

    倉津 将人, 鈴木 修一, 小嵜 正敏, 塩見 大輔, 佐藤 和信, 工位 武治, 藍 孝征, 宮崎 裕司, 稲葉 章, 岡田 惠次 基礎有機化学討論会要旨集(基礎有機化学連合討論会予稿集) 2008 (0), 278-278, 2008

    ...塩化鉄塩は3 K付近でフェリ磁性体に、臭化鉄塩は4 K付近でメタ磁性体に磁気相転移することがわかった。また、塩化ガリウム塩が3 K付近で弱強磁性体に磁気相転移することも明らかとした。これらの詳細について発表する。...

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  • 安定ラジカル置換ラジカルカチオン種を基盤とする磁性体の開発

    増田 有希, 倉津 将人, 鈴木 修一, 小嵜 正敏, 江崎 俊朗, 塩見 大輔, 佐藤 和信, 工位 武治, 細越 裕子, 宮崎 裕司, 藍 考征, 稲葉 章, 岡田 惠次 基礎有機化学討論会要旨集(基礎有機化学連合討論会予稿集) 2008 (0), 381-381, 2008

    ...特に臭化鉄塩(FeBr4-) との塩についてはフェリ磁性体、弱強磁性体、メタ磁性体の種々の磁性体を開発することができた。...

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  • 磁場中で作製した(Ni0.5Zn0.5)Fe2O4薄膜の結晶構造および磁気特性

    今井 公士, 脇谷 尚樹, 坂元 尚紀, 篠崎 和夫, 鈴木 久男 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2008F (0), 225-225, 2008

    ...その中のZnFe2O4は室温で通常は常磁性体だが、共沈法、超急冷法など特定の方法で作製したものはフェリ磁性を示す。その中でもダイナミックオーロラPLD装置を用いて磁場をかけながら作製したものは他の方法で得られる飽和磁化よりも2倍近い値を示すことが報告されている。...

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  • スピネル酸化物FeV2O4における磁気特性と構造相転移

    土井 渉, 石橋 広記, 西原 禎文, 細越 裕子, 松尾 祥史, 森 茂生 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2008F (0), 628-628, 2008

    ...一方、110K以下でフェリ磁性状態となることが報告されている。本研究では、FeV2O4における磁気構造を明らかにするために、0.05Tの磁場を用いたZFC,FC磁化測定を行なうとともに、構造相転移に伴う結晶構造および微細構造の変化について、透過型電子顕微鏡法、粉末X線回折法・放射光x線回折法・リートベルト法を用いて調べた。...

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  • 台湾チェルンプ断層掘削計画Hole B掘削コア試料中の黒色断層ガウジ帯のESR分析

    福地 龍郎, 田中 大地, 松原 拓穂, 徐 垣, 宋 聖榮 日本地球化学会年会要旨集 55 (0), 43-43, 2008

    ...1136m断層ガウジ帯では,ESR測定の結果,フェリ磁性鉱物(マグヘマイト,他)起源のフェリ磁性共鳴(FMR)信号(g=2.1付近),有機物起源と考えられる常磁性有機ラジカルの信号(g=2.0031~2.0036),石英中の酸素空孔起源の常磁性信号であるE’中心(g=2.001)の他,常磁性不純物であるFe3+イオン及びMn2+イオンの信号が検出された。...

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  • メソ多孔マグネタイト中空微粒子の調製と特性評価

    趙 潔, 関川 宗寿, 川井 貴裕, 鵜沼 英郎 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2008F (0), 583-583, 2008

    ...体内の深部がん温熱治療材料としての利用が期待されるフェリ磁性メソ多孔Fe3O4中空微粒子を、ウレアーゼを含有したポリジビニルベンゼン(PDVB)を鋳型として合成した。ポリビニルアルコール(PVA)水溶液中でウレアーゼ含有PDVB鋳型を調製し、その鋳型を37℃のFe3+含有水溶液に浸漬して表面にβ-FeOOH 粒子を析出させた後、CO2 50%+H2 50%雰囲気中で加熱することにより試料を得た。...

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