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検索結果 1,423 件

  • 体臭・口臭の科学と新規消臭素材

    原 武史 日本化粧品技術者会誌 58 (1), 2-9, 2024-03-20

    ...野生動物にとっての体臭は,フェロモンに代表されるように配偶者選択や縄張り行動など種間のコミュニケーションツールとして重要な役割を担っている。一方で,ヒトにおける体臭は,一般的には不快なニオイとしてネガティブな印象を与える。ヒトから発するもう1つの臭気である口臭も近接した対面では,とくに強い不快感を与えやすい。...

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  • 青森県津軽地域におけるダイズ吸実性カメムシ類のフェロモントラップへの誘殺消長ならびに被害状況

    對馬 佑介, 石岡 将樹 北日本病害虫研究会報 2023 (74), 72-77, 2023-12-21

    ...<p>青森県津軽地域におけるダイズ吸実性カメムシの誘殺状況と子実被害について2021, 22年に調査した.誘殺状況はホソヘリカメムシとイチモンジカメムシの2種を対象とし,フェロモントラップによって調査した.ホソヘリカメムシの誘殺数のピークは8月第2週~第4週の間で,年次や調査場所で差が認められたが,概ね8月中下旬が誘殺数の多い時期であると考えられた.カメムシ防除の実施されていない圃場における子実被害...

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  • ACOによる時間変化に対応した旅行計画最適化手法

    佐伯, 越志, 鮑, 思雅, 高山, 敏典, 戸川, 望 マルチメディア,分散,協調とモバイルシンポジウム2023論文集 2023 490-503, 2023-06-28

    ...時刻表や移動経路によって出発時刻に依存して移動時間が変化する.観光地の価値についても,夜景が綺麗な観光地や,イベントを開催する観光地,営業時間の存在など,訪問時間によって価値が変化する.本稿では,旅行計画における時間変化する価値を考慮し,複数の目的関数を最適化できる,時間依存多目的旅行計画問題最適化手法を提案する.提案手法は,蟻コロニー最適化において複数の目的関数を異なる重みで考慮する蟻を設定し,フェロモン...

    情報処理学会

  • マツノザイセンチュウにおける昆虫便乗の特異性獲得とその段階的進化

    桐野 巴瑠, 前原 紀敏, 新屋 良治 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 199-, 2023-05-30

    ...以上より、オキナワザイの分散型幼虫誘導には線虫の水溶性フェロモンと昆虫由来の物質の両方が関与していることが明らかとなった。この結果とマツノザイの分散型幼虫誘導条件を比較し、その進化的背景について考察する。</p>...

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  • ナラ枯れの媒介昆虫カシノナガキクイムシの生態はどこまで解明されたのか?

    小林 正秀 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 197-, 2023-05-30

    ...無被害地の健全木の幹に穴をあけて殺菌剤を注入したり、無被害地にフェロモン剤を設置するなど、カシナガを無被害地に引きずり出す対策が行われている。カシナガは、枯死して間もない樹木を利用する二次性昆虫であるが、数が増えると健全木にも攻撃して枯死させる一次性昆虫に転化する。カシナガは、枯死して間もない樹木という量的に少ない寄主を探し当てるため、飛翔力が高く、嗅覚が鋭い。...

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  • 茨城県の一般住宅地の屋外でトラップに捕獲されたニセコクマルハキバガ

    宮ノ下 明大, 那須 義次 ペストロジー 38 (1), 17-18, 2023-03-24

    ...<p>2022年6月,茨城県つくば市の一般住宅地のマンション3階ベランダに設置されたノシメマダラメイガ用のフェロモントラップに,ニセコクマルハキバガの雄1個体が捕獲された.本州での本種の採集記録として,和歌山県,大阪府,神奈川県,東京都に続く記録であった.</p>...

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  • フェロモンを導入したスワームロボットによる協働採餌行動時のコミュニケーションの解析

    鈴木 雅詞, 岩館 健司, 鈴木 育男 精密工学会学術講演会講演論文集 2023S (0), 714-715, 2023-03-01

    ...<p>本研究では搬送作業の自動化のためにニューラルネットワークとフェロモンコミュニケーションを導入したスワームロボットシステムを構築し,協働採餌行動を解くようニューロエボリューションを用いて最適化を行った.また最適化の結果からロボットの挙動に対するフェロモンの効果を解析し,どのようなフェロモンコミュニケーションを行っているかを調べた.</p>...

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  • フジツボが群居するしくみ

    松村 清隆 化学と生物 61 (1), 15-22, 2023-01-01

    <p>フジツボは,海洋生態系において重要な位置を占める付着生物であり,かつ人間にとっては,船底や臨海プラントの海中構造物に付着する代表的な汚損生物でもある.2008年に船底防汚塗料への有機スズ化合物の使用が国際条約で禁止されて以降,「海洋環境に負荷をかけないで,汚損生物を防除する新たな技術」の開発が進められてきている<sup>(1)</sup>.一方,「汚損生物の付着メカニズムを解明することで,…

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  • <i>Grifola frondosa</i>(マイタケ)IM-BM21株の交配システムの解析

    張 偉彤, 川口 信久, 沼田 史江, 上田 高大, 霜村 典宏, 山口 武視, 會見 忠則 日本きのこ学会誌 30 (3), 110-115, 2022-10-31

    ...および <i>A2 </i>)が確認されたため, <i>G. frondosa </i>は二極性きのこであると同定した.そして,次世代シークエンサーを用いた <i>G. frondosa </i> WM1-25の全ゲノムDNAの塩基配列から,四極性きのこの <i>A </i>遺伝子座を構成するホメオドメインタンパク質遺伝子( <i>A1hox2 </i>)および <i>B </i>遺伝子座を構成するフェロモン...

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  • 精米工場におけるトゲムネキスイ属甲虫(Coleoptera: Cryptophagidae)の分布,発生量,季節的パターン

    宮ノ下 明大 ペストロジー 37 (2), 77-81, 2022-09-09

    ...<p>精米工場において,コクゾウムシ用のフェロモントラップに偶然捕獲されるトゲムネキスイ属甲虫について,その捕獲数を2019年の4月から3年間記録した.精米工場の複数の部屋に合計14個のトラップを設置し,1カ月に1回交換した.2019,2020,2021年度の捕獲総数は,64,14,104個体であった.工場の荷受室や糠室は,他の部屋に比べて捕獲数が多数であった.捕獲数のピークは,2019年度は12月...

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  • 伊豆諸島におけるカシノナガキクイムシ個体群の変動と枯損被害の関係

    後藤 秀章 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 618-, 2022-05-30

    ...上記3島に2013年から2020年に、三宅島と御蔵島ではフェロモン剤(カシナガルアー(サンケイ化学製))、八丈島ではエタノールを誘引剤とした透明のファンネルトラップ(カシナガトラップKMC)を設置し、捕獲されたカシナガ個体数を調査した。いずれの島でも、全調査期間を通じてカシナガが捕獲された。2019年から2020年に3島すべてでナラ枯れによるスダジイの集団枯損が発生した。...

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  • 昆虫の性フェロモン研究とその害虫管理への応用

    石川 幸男 におい・かおり環境学会誌 53 (1), 25-36, 2022-01-25

    ...<p>昆虫の性フェロモン研究は,害虫管理への応用に対する期待が一つの強い動機づけとなって進んできた.性フェロモンの研究は当初ガ類を中心に進んだが,これにはガ類に農作物の重要害虫が多く含まれることも関係している.本稿では,ガ類の性フェロモンの種特異性が生まれる仕組みをその生合成経路に基づいて説明し,最近の動きである,植物に昆虫の性フェロモンを生産させる試みについて触れる.また,研究の進展にともない,その...

    DOI Web Site Web Site 参考文献34件

  • アリの巣仲間識別フェロモンとその受容神経機構の研究

    尾﨑 まみこ, 北条 賢, 上尾 達也 におい・かおり環境学会誌 53 (1), 37-44, 2022-01-25

    ...運ぶ低分子タンパク質CSPやフェロモン受容神経どうしが末梢で情報をやりとりするマイクロネットワークの発見などのトピックスも織り込みながら,分子(群),細胞(群),個体(群)レベルを通して解説する.また,アリの敵・味方識別の行動規範を逆手にとって在来生態系の生物多様性を脅かす外来アリ種の侵入と生息拡大を阻止する可能性も紹介する....

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  • 不易流行のセミオケミカルによる昆虫行動制御

    秋野 順治 蚕糸・昆虫バイオテック 91 (3), 3_167-3_175, 2022

    ...本稿では,フェロモン剤をはじめとした各種セミオケミカル(semiochemicals)剤による病害虫の管理とその利用可能性について概説する。これらの剤をもちいた昆虫行動制御技術は,今となっては,目新しい革新的技術ではない。IPMやIBMへの移行が唱えられてから数えると,凡そ30年の研鑽を積んできた“古き”手法である。...

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  • カイコ遺伝子組換えによる繭の操作

    小谷 英治 蚕糸・昆虫バイオテック 91 (3), 3_159-3_166, 2022

    ...また,特別に蚕糸学会の外から,フェロモンを利用した昆虫の行動制御の重要な意義について秋野博士に議論を深めていただいた。セイヨウミツバチの訪花の制御について前田博士より迫力ある解説をいただいた。外部環境要因によるシロアリの行動制御の新展開について大村博士より説明いただいた。惜しみなく協力いただいた皆様に心より感謝申し上げる次第である。...

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  • 穀物貯蔵低温倉庫におけるコクゾウムシ成虫のモニタリングと大量捕獲

    今村 太郎, 鈴庄 則之, 古井 聡, 宮ノ下 明大 都市有害生物管理 12 (2), 51-56, 2022

    ...関東平野に位置する 5 箇所の穀物貯蔵低温倉庫でフェロモントラップを用いたコクゾウムシ成虫の捕獲調査を 2 年間行い,コクゾウムシ成虫の捕獲数の変動を観察した.それぞれの倉庫の本庫と下屋にフェロモントラップを設置し,毎月,新しいものと交換した.また,5 箇所のうち,2 箇所の倉庫の下屋に多数のフェロモントラップを設置して,コクゾウムシ成虫の大量捕獲を試みた.それぞれの倉庫下屋には 10 ~ 12 月...

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  • フェロモンベース交通情報補間システムの提案

    須賀 聖, 藤森 立, 山田 悠司, 井原 史渡, 高村 大輝, 林 健, 栗原 聡 人工知能学会全国大会論文集 JSAI2022 (0), 4N3GS501-4N3GS501, 2022

    ...の方法論を提案する.シミュレーションの結果,従来の統計調査や機械学習手法と比較して,提案手法は交通量の多い交通流に対して優れた補間性能を持ち,交通流が急変する状況にも適応して補間できることが示された.フェロモンベース交通情報補間手法は交通流が合流や均等分散する交差点において,類似な交通量である交通流経路を創発することが難しく,補間精度が落ちる.本稿では,交通流の合流・分散に適応可能な群知能型補間システム...

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  • ゴキブリは視るようににおいを嗅ぐ

    西野 浩史 におい・かおり環境学会誌 52 (5), 287-294, 2021-09-25

    <p>においのたなびきは離散的に分布するにおい物質の塊(フィラメント)から構成される.においの空間分布を動物が定位にどう利用するのかについては不明な点が多い.閉鎖空間に適応したゴキブリは長い触角を用いて,周囲を探りながらにおい源に定位する.本稿ではゴキブリが触角上に区画化された1 cm余りの受容野を持ち,においが触角のどの領域に当たったのかを把握できること,受容野は幼虫期の脱皮毎に触角基部に1つ…

    DOI Web Site Web Site 参考文献32件

  • カメムシの化学生態学~カメムシとにおいにまつわるエトセトラ〜

    野下 浩二 におい・かおり環境学会誌 52 (5), 267-274, 2021-09-25

    ...<p>昆虫は様々な化学物質を駆使して,身を守ったり,仲間とコミュニケーションを取る.臭いにおいを発することで知られるカメムシの防御物質やフェロモンについて,著者らの研究を中心にまとめた.また,昆虫は外界からの化学シグナルを感知し,最適な餌資源や産卵場所を探す.カメムシの餌探索行動に関わる植物由来のにおい成分について,植食性カメムシと肉食性カメムシを例に,近年,著者らが取り組んできた研究も紹介する....

    DOI Web Site Web Site 参考文献30件

  • ナラ枯れに防除法はないのか?

    小林 正秀 日本森林学会大会発表データベース 132 (0), 142-, 2021-05-24

    ...ところが、効果がない樹幹注入剤やフェロモン剤がもてはやされ、被害を抑えることができなくなり、「ナラ枯れには防除法はない」と考える人が増えてしまった。</p><p> ナラ枯れと同様の被害(Platypus属の穿孔によるQuercus属の枯死)は、鳥インフルエンザや新型コロナのように世界で同時多発している。...

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  • カシノナガキクイムシの飛翔行動におけるエッジ効果

    衣浦 晴生, 北島 博, 滝 久智 日本森林学会大会発表データベース 132 (0), 586-, 2021-05-24

    ...カシナガ合成フェロモン剤とエタノールを誘引源として、透明・黒色・中黒(エッジ有)の3種類の粘着式パネルトラップを作製し、7月下旬(約2週間)、ナラ枯れ発生林分内から続く遊歩道沿いの5地点に設置して、付着個体数とそのパネル上の位置を記録した。その結果、総捕獲頭数は被害地に近い地点ほど多く、また同一パネル内ではトラップ上部よりも下部において多く捕獲された。...

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  • 異なる誘引トラップによるクビアカツヤカミキリ成虫捕獲の比較

    松本 剛史, 所 雅彦, 砂村 栄力, 加賀谷 悦子 日本森林学会大会発表データベース 132 (0), 582-, 2021-05-24

    ...クビアカ雄成虫が揮散し雌雄成虫を誘引する性・集合フェロモンの構造が決定されており、この合成フェロモンを用いた誘引試験を群馬県館林市のソメイヨシノ被害地で実施した。トラップは黒色サンケイトラップを誘引器として用いたものと、粘着紙(カミキリホイホイ:アース製薬(株))を用いた粘着トラップで捕獲数の比較をおこなった。誘引源は合成フェロモンおよび樹液を模した糖酢液を用いた。...

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  • 複合性フェロモンのロープ製剤による夏秋キャベツ害虫の防除効果

    大河原, 一晶, 上村, 学, 小泉, 丈晴, 剣持, えり, 横山, 康二 群馬県農業技術センター研究報告 (18) 7-12, 2021-03

    群馬県の夏秋キャベツ産地において、面積が2~3ha規模のほ場にアルミゲルア・ダイアモルア剤のロープ製剤を10aあたり40m設置したところ、キャベツの主要害虫であるコナガおよびオオタバコガの誘引阻害効果が認められ、コナガの寄生虫数や食害の発生を抑制することができた。また、既存のチューブ製剤と比較して設置・回収が容易で、労力の軽減を図ることができると考えられた。

    日本農学文献記事索引

  • 匂いのかたちを把握する昆虫

    西野 浩史 ファルマシア 57 (3), 180-184, 2021

    匂いは空気中に離散的に分布しているが、これを動物が匂い源定位にどう利用するのかについては不明な点が多い。多くの動物は左右の嗅感覚器に当たる匂い強度を比較することで匂い源への方向づけを行うが、匂いを運ぶ媒体である空気揺らぎの少ない環境ではこの左右比較は非効率となる。本稿では家屋害虫であるゴキブリが匂いプルームの構造を利用しながら航行すること、洗練された匂いの位置検出システムを発達させていることを紹…

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  • パーキンソン病,アルツハイマー病における嗅覚障害

    仙石 錬平 自律神経 58 (4), 294-297, 2021

    ...<p>齧歯類にとって嗅覚は生命線と言っても過言ではない大切な感覚機能であり,主嗅覚系(主に匂い分子)と鋤鼻神経系(主にフェロモンなどの天敵の存在を示す分子)という独立した2つの嗅覚システムを持っている.鼻から入った匂いを感知しているのは嗅覚受容体であり,1,000種にものぼる遺伝子群として1991年にLinda BuckとRichard Axelが発見し,後にノーベル医学・生理学賞を受賞している.アフリカゾウ...

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  • 匂い・フェロモンの受容と嗅覚行動の神経機構

    山口 正洋 ファルマシア 57 (3), 175-179, 2021

    生物は様々な化学物質を手がかりに外界の様子を知り,適切に行動することで生存している.また生物自身も化学物質を体外に分泌し,これをもとに生物同士が関係性を認識し合って個体間の行動が成り立っている.嗅覚はこのような化学物質の情報に基づいて,個体の生存や種の繁栄を支えている感覚系である.<br>本稿では,ほ乳類,主にげっ歯類を題材として,嗅覚系における化学物質の検知機構と,それを行動に結びつける神経機…

    DOI 医中誌

  • フェロモン蓄積を動的に変更する蟻の集団による制約充足アルゴリズム

    戸谷 太亮, 水野 一徳, 小池 祥太朗 人工知能学会全国大会論文集 JSAI2021 (0), 2E1OS13a02-2E1OS13a02, 2021

    ...ACOは,蟻の採餌行動を参考にしたメタヒューリスティクスである.ACOでは,解探索において生成した評価が高い解候補の情報を,フェロモンマップ上にフェロモン蓄積量として記録する.このフェロモンの情報を次の解候補の生成に利用して解探索を行う.しかし,フェロモンの溜まり方によっては局所最適解に陥ってしまう可能性がある.本研究では,複数のフェロモン蓄積を備えたACOによる制約充足問題の解法を提案する.本手法...

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  • 宮城県におけるダイズサヤムシガの発生生態:ダイズにおける発生消長と子実被害の推定

    大江 高穂, 小野 亨, 横堀 亜弥, 加進 丈二 北日本病害虫研究会報 2020 (71), 124-130, 2020-12-15

    ...は,ダイズほ場侵入前に1世代経過しており,ダイズで発生する幼虫は第2~4世代幼虫であった.子実肥大期以降に発生する第4世代幼虫の発生ピーク時の発生量からの被害予測が可能か検討したところ,幼虫数と子実被害の間に正の相関関係が認められた.一方,フェロモントラップによる誘殺数と第4世代幼虫数との間に有意な関係性は認められなかった.これらの結果から,フェロモントラップ誘殺数から第4世代幼虫数を予測し,子実の...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site

  • 群馬県におけるブルーベリータマバエの発生消長

    松田 成弘, 吉濱 健, 櫛川 聡, 小林 逸郎, 加藤 香織, 南雲 顕太, 三ツ石 昌幸, 吉野 浩平, 新井 朋二, 藍澤 亨 関東東山病害虫研究会報 67 (1), 74-78, 2020-12-01

    ...<p>ブルーベリータマバエの発生実態を解明するため,群馬県中山間地(利根郡みなかみ町)および平坦地(前橋市)のブルーベリー露地栽培園並びに中山間地(利根郡みなかみ町)の施設栽培園にて,既報の調査より早い時期から性フェロモントラップを設置し発生消長を調査した。みなかみ町の露地園では既報より早く 4 月 4 半旬には誘殺が認められた。...

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  • オオクロコガネの概「倍」日リズムとその形成機構

    志賀 向子 比較生理生化学 37 (3), 180-188, 2020-12-01

    ...一方,オオクロコガネでは,野外において成虫の出現やフェロモン腺の大きさに2日の周期性がみられる。本稿では,オオクロコガネの概倍日活動リズムを紹介し,その生理機構について議論する。野外で標識再捕実験を行った結果,オオクロコガネ成虫は同じ木にほぼ2日毎に繰り返し出現することがわかった。実験室の明暗条件では2日毎の夜に活動し,そのリズムは恒暗条件において約48時間周期で自由継続した。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献5件

  • シロイチモジヨトウ発生予察用フェロモン剤に誘引された非標的チョウ目昆虫

    河野 勝行, 太田 泉, 村田 未果, 飯田 博之 関西病虫害研究会報 62 (0), 9-13, 2020-05-31

    ...ここでは,シロイチモジヨトウ用発生予察用フェロモン剤を使用したときに誘引される非標的チョウ目昆虫種に関する問題を明らかにするため,三重県津市内および近隣の4か所の異なる環境条件において調査を行った。シロイチモジヨトウ用フェロモン剤を誘引源としたトラップには,標的種であるシロイチモジヨトウのほか,テンウスイロヨトウ,ホソバセダカモクメ,ハンノキリガの3種のチョウ目昆虫が特異的に捕獲された。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献1件

  • 知多半島におけるナラ枯れ防除で見えてきたことと課題

    福田 秀志, 小堀 英和 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 202-, 2020-05-25

    ...森林内のカシナガの密度を低減するのには、殺菌剤を注入した上でフェロモンとカイロモンとしてエタノールを用いた5本/ha程度の「おとり木」の設置が有効である。課題としては、再加害されにくい穿入生存木の発生スピードが遅いため防除活動が長期に及ぶこと、おとり木がマスアタックされた場合、一定割合で枯死することである。それらの課題の解消のためにいくつかの実験をおこなったので、その結果も併せて報告する。</p>...

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  • 誘引トラップを用いたクビアカツヤカミキリ成虫の捕獲方法の検討

    松本 剛史, 所 雅彦, 砂村 栄力, 加賀谷 悦子 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 851-, 2020-05-25

    ...防除対策の一環として、クビアカ雄成虫由来の性・集合フェロモンの構造が決定され、このフェロモンを用いた誘引試験を群馬県館林市のソメイヨシノ被害地で実施した。黒色サンケイトラップを誘引器として用い、合成フェロモンおよび樹液を模した糖酢液を誘引源とした。粘着紙(カミキリホイホイ:アース製薬(株))を用いた粘着トラップをトラップ形状の比較とした。...

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  • カシノナガキクイムシの樹冠上での誘引の試み

    山崎 理正, Pham Duy Long, 伊東 康人, 小林 徹哉 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 201-, 2020-05-25

    ...<p> 一般にキクイムシの寄主選択には、寄主木由来の揮発性物質などによる一次誘引と、フェロモンなどによる二次誘引の過程がある。カシノナガキクイムシの場合は集合フェロモンによる二次誘引の過程は明らかにされているが、一次誘引の過程については不明である。...

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  • 穀物貯蔵低温倉庫におけるフェロモントラップによるコクゾウムシ成虫の捕獲調査

    今村 太郎, 鈴庄 則之, 古井 聡, 曲山 幸生, 宮ノ下 明大 都市有害生物管理 10 (1), 1-7, 2020

    ...関東平野に位置する5 箇所の穀物貯蔵低温倉庫でフェロモントラップを用いたコクゾウムシ成虫の捕獲調査を行い,フェロモントラップの有効性を確認するとともにコクゾウムシ成虫の捕獲数の変動を観察した.各倉庫の本庫と下屋にフェロモントラップと粘着トラップを設置し,毎月,新しいものと交換した.なお,このうち3 箇所の倉庫にはベイトトラップも設置した.コクゾウムシ成虫は4 月から12 月に回収したトラップで多く捕獲...

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  • 精米工場におけるコクゾウムシ成虫のモニタリング

    宮ノ下 明大, 今村 太郎, 古井 聡 都市有害生物管理 10 (2), 75-80, 2020

    ...精米工場においてコクゾウムシ用の集合フェロモントラップを用いて,コクゾウムシのモニタリングを 2018 年 4 月から 2020 年 3 月まで 2 年間実施した.トラップは工場に 19 個設置し,1 カ月に一度回収して捕獲数を確認した.総捕獲数は,2018 年度は 1,378 個体,2019 年度は 2,042 個体であった.年間 100 個体以上の捕獲数の場所は,荷受室,粗選室,タンク室,精米室...

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  • 一般住宅地の屋内外に設置したフェロモントラップに捕獲されたノシメマダラメイガの個体数

    宮ノ下 明大, 廣岡 裕吏 都市有害生物管理 10 (1), 17-20, 2020

    ...2019 年10,11 月に,関東地方(東京都,埼玉県,神奈川県,茨城県)の一般住宅地の家屋内外の9 カ所において,ノシメマダラメイガ用の性フェロモントラップを設置し,捕獲調査を行った.トラップは,戸建て住宅や集合住宅に,1 カ所につき屋内と屋外に1 個ずつの計2 カ所設置した.本種は,屋外では9 カ所の内8 カ所から捕獲され,その総数は147 個体であった.残り1 カ所の屋外捕獲なしの事例は,過去...

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  • フタオビコヤガの発生経過とアシカキ群落における越冬

    横堀 亜弥, 相花 絵里, 加進 丈二, 小野 亨, 大江 高穂 北日本病害虫研究会報 2019 (70), 119-124, 2019-12-16

    ...<p>宮城県におけるフタオビコヤガの発生経過を明らかにするため,2011~18年にフェロモントラップと予察灯による誘殺盛期を調査するとともに,有効積算温度シミュレーションにより成虫の発生時期を推定した.その結果, 2011~14年と2016~18年は3世代,春~夏にかけて高温で推移した2015年は4世代発生したと推察された.また,有効積算温度シミュレーションにより推定された発生時期は,フェロモントラップ...

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  • フタオビコヤガの発生経過とアシカキ群落における越冬

    横堀, 亜弥, 相花, 絵里, 加進, 丈二, 小野, 亨, 大江, 高穂 北日本病害虫研究会報 (70) 119-124, 2019-12

    ...宮城県におけるフタオビコヤガの発生経過を明らかにするため,2011~18年にフェロモントラップと予察灯による誘殺盛期を調査するとともに,有効積算温度シミュレーションにより成虫の発生時期を推定した。その結果,2011~14年と2016~18年は3世代,春~夏にかけて高温で推移した2015年は4世代発生したと推察された。...

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  • ハナショウブの害虫アヤメキバガの化性

    久保田 栄, 田端 純 関東東山病害虫研究会報 2019 (66), 115-117, 2019-12-01

    ...<p>合成性フェロモントラップを用いてハナショウブの害虫アヤメキバガ(<i>Monochroa divisella</i>)の成虫の誘殺消長を調査した。北海道から広島県までの8調査地点の誘殺パターンを検討した結果,本種の化性は北に行くほど世代数が減少し,最も温暖と思われる静岡県河津町(伊豆半島)では3化,それ以北では2化となり,本州最北の青森県十和田市では1化,北海道札幌市でも1化であった。...

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  • フタオビコヤガの発生経過とアシカキ群落における越冬

    横堀 亜弥, 相花 絵里, 加進 丈二, 小野 亨, 大江 高穂 北日本病害虫研究会報 (70) 119-124, 2019-12

    ...宮城県におけるフタオビコヤガの発生経過を明らかにするため,2011~18年にフェロモントラップと予察灯による誘殺盛期を調査するとともに,有効積算温度シミュレーションにより成虫の発生時期を推定した。その結果,2011~14年と2016~18年は3世代,春~夏にかけて高温で推移した2015年は4世代発生したと推察された。...

    日本農学文献記事索引

  • 新設ゴルフ場におけるコガネムシ類の発生動態

    山本 久仁夫 芝草研究 48 (1), 40-48, 2019-10-31

    ...新設2年目のゴルフ場において1991〜2002年まで, コガネムシ類の動態調査としてフェロモントラップによる成虫捕獲を行った。設置したトラップはフェロモン8種, 芳香族複合物1種, 延べ413器で, 得られた結果は次の通りであった。<br>1. 捕獲は12種で1996年以降は新たな捕獲種は無く, 調査開始から5年で固定された。<br>2....

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  • ヒノキ採種園での集合フェロモンによるチャバネアオカメムシ卵寄生蜂の誘引

    片桐 奈々 日本森林学会大会発表データベース 130 (0), 660-, 2019-05-27

    ...<p>スギ、ヒノキ採種園でのチャバネアオカメムシ(以下、チャバネ)による種子発芽率の低下を防ぐ、より省力的な方法として、ダイズ害虫ホソヘリカメムシ(以下、ホソヘリ)の集合フェロモンにチャバネを宿主とするカメムシタマゴトビコバチが誘引されることを利用して、防除利用できないか検討した。岐阜県内のヒノキ採種園に、ホソヘリの集合フェロモンを設置した処理区と無処理区を設けた。...

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  • 昆虫脳における匂い情報表現と嗅覚情報処理経路の構成

    関 洋一 比較生理生化学 36 (1), 51-63, 2019-04-15

    ...性フェロモン情報処理経路の全容解明に加え,生得的な匂い価値の情報表現,生態学的に重要な匂いのラベルドライン処理様式,キノコ体出力部の区画化とドーパミン修飾機構や側角構成神経の全貌が明らかになってきた。本稿では,性フェロモンと一般臭情報処理系における匂い情報表現について,ガ類と特にショウジョウバエを中心に最新の知見をまじえて概説する。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献82件

  • 日本におけるクワコの生息地域 : フェロモントラップを用いた調査

    河本, 夏雄, 行弘, 研司, 木内, 信, 阪口, 洋樹, 和田, 旭紘, 伊藤, 雅信, 小瀬川, 英一, 中村, 匡利, 池田, 真琴, 木内, 彩絵, 桑原, 伸夫, 金児, 雄, 比留間, 潔, 水谷, 信夫, 浅野, 眞一郎, 石橋, 純, 飯塚, 哲也, 神村, 学, 志村, 幸子, 瀬筒, 秀樹, 冨田, 秀一郎 蚕糸・昆虫バイオテック = Sanshi-konchu biotec 88 (1), 53-63, 2019-04

    ...フェロモントラップを用いてクワコ雄成虫を捕獲する調査を日本の各地で実施し,北海道から鹿児島県まで,沖縄県以外のすべての都道府県でクワコの生息を確認した。トカラ列島の悪石島には生息していたが,それより南の宝島,奄美大島,沖縄本島ではクワコは捕獲されなかった。九州の北部では,対馬では生息している一方,対馬と本土の間にある壱岐島では3回の調査でもクワコが捕獲されなかった。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • アントエージェントを用いた生産設備ネットワークにおける異常発見(第2報)

    藤井 信忠, 國領 大介, 貝原 俊也, 洪 性明 精密工学会学術講演会講演論文集 2019S (0), 155-156, 2019-03-01

    ...<p>本研究では,サイバー攻撃によって工場の生産設備に生じる異常の発見手法として,フェロモンを用いたエージェントベースの情報共有による手法を提案する.第1報では設備ごとの稼働率を考慮した発見手法を報告した.本報告では,エージェント群全体での誤検出率を低減させるため,各エージェントの観測値に応じてフェロモン量を変更する手法を提案し,計算機実験によってその有効性の確認を行う.</p>...

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  • 日本におけるクワコの生息地域:フェロモントラップを用いた調査

    河本 夏雄, 行弘 研司, 木内 信, 阪口 洋樹, 和田 旭紘, 伊藤 雅信, 小瀬川 英一, 中村 匡利, 池田 真琴, 木内 彩絵, 桑原 伸夫, 金児 雄, 比留間 潔, 水谷 信夫, 浅野 眞一郎, 石橋 純, 飯塚 哲也, 神村 学, 志村 幸子, 瀬筒 秀樹, 冨田 秀一郎 蚕糸・昆虫バイオテック 88 (1), 1_053-1_063, 2019

    <p> We surveyed the distribution of the wild mulberry silkmoth, <i>Bombyx mandarina</i>, using pheromone traps. Male moths were captured in all the prefectures of Japan except Okinawa Prefecture. In …

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  • 自閉スペクトラム症の嗅覚特性に着目する意義

    熊崎 博一 予防精神医学 4 (1), 25-32, 2019

    ...嗅覚の機能は、危険認識(食物の腐敗・煙・ガスから守る)、生殖活動の誘発(フェロモン)、興奮や鎮静(アロマ)、食事の好き嫌い・食欲、気分、自律神経・内分泌・免疫と多岐にわたっている。ASD児では感覚調節障害児や発達遅滞児、ADHD児と比べて嗅覚特性の重症度が高いとの報告があり感覚の問題の中でも嗅覚の問題はASD児にとってより本質的である可能性がある。...

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  • ヒメアカカツオブシムシに対するフェロモントラップ2 種の捕獲性能の比較

    今村 太郎, 古井 聡, 宮ノ下 明大 都市有害生物管理 9 (2), 37-41, 2019

    ...2012 年に国内で開発されたヒメアカカツオブシムシ用のフェロモントラップ「ヒメアカカツオブシムシ用TRIOS®」(富士フレーバー株式会社製,以下トリオスと記す)と海外製のフェロモントラップ「ヒメアカカツオブシムシ・キマダラカツオブシムシ(KB/WB)用DOME ™ Trap」(Trécé Inc....

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  • フェロモン更新に負のフィードバックを取り入れたACOによる制約充足問題の解法

    増金 拓弥, 水野 一徳 人工知能学会全国大会論文集 JSAI2019 (0), 3J4J101-3J4J101, 2019

    ...<p>近年,大規模な制約充足問題を解くための手法として,蟻コロニー最適化(ACO)が注目されている.ACOでは,評価が高い解候補をフェロモンとして蓄積させ,探索で利用している.本研究ではACOによる探索の更なる効率化を図るために,従来のフェロモンに加えて,評価が低い解候補もフェロモンとして蓄積させるACOモデルを提案する.解候補を生成する際,フェロモンを参考にして評価が高い解候補に近づくだけでなく,...

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  • わたしのカラダの可能性

    サイエンスウィンドウ 13 (4), 1-, 2019

    <p><b>目次</b></p> <p><b>わたしのカラダの可能性</b></p> <p>p.03 かぐわしき、この世界 ~匂いをコントロールし、みんなが心地よい環境をデザインする~</p> <p>p.09 「眠気」の正体が見えてきた! ~ 1万匹のマウスと向き合い、睡眠の謎に迫る~</p> <p>p.15 遺伝子解析で「より良い生活」をサポート …

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  • カンタリジンを介して昆虫が紡ぐコミュニケーションネットワーク

    橋本 晃生 昆蟲.ニューシリーズ 21 (4), 230-239, 2018-12-25

    ...<p>カンタリジンは一部の甲虫類が有する有毒な防御物質である.一方,カンタリジンを生産する昆虫やカンタリジンそのものには,様々な分類群の節足動物が誘引され,それらはカンタリジンあるいはその類似物質を利用する.その利用の仕方は,(1)自身の防御物質として利用(またはメスがオスから交尾時に受け取る婚姻贈呈物に含まれるカンタリジンを用いて自身の卵を防御する),(2)食物/寄主探索に利用,(3)集合フェロモン...

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  • 群馬県利根沼田地域におけるブルーベリータマバエの発生消長

    堀込 充, 吉濱 健, 安達 辰男, 櫛川 聡 関東東山病害虫研究会報 2018 (65), 134-135, 2018-12-01

    ...本種の発生実態を解明するため,2017年に,殺虫剤を使用していない同地域の露地栽培ほ場にて,発生消長を性フェロモントラップにより調査したところ,5月下旬頃より雄成虫の誘殺が確認され,以降4回の発生ピークを認め,発生最盛期は6月下旬~7月上旬と8月上旬であった。</p>...

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  • 神経細胞のつながりから脳の性差に挑む

    国立研究開発法人科学技術振興機構 JSTnews 2018 (11), 16-16, 2018-11-01

    <p>戦略的創造研究推進事業ERATO/さきがけ</p><p>理化学研究所  生命機能科学研究センター</p><p>比較コネクトミクス研究チーム チームリーダー  宮道 和成</p>

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  • 公園などに設置したフェロモントラップで捕獲されたノシメマダラメイガの個体数

    中野 敬一 ペストロジー 33 (2), 49-51, 2018-09-25

    ...<p>2017年5月上旬から11月下旬まで,東京都港区にある霊園,3公園(F公園,SB公園,SO公園),集合住宅屋外にノシメマダラメイガのフェロモントラップを設置し,雄成虫の捕獲数を調査した.7月に各調査地周辺で,本種の幼虫発生源を調査した.5月から11月まで雄成虫が捕獲されたが,捕獲数は11月には明らかに減少した.捕獲数は集合住宅の屋外が267個体で最も多く,次にSO公園の119個体,霊園の116...

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  • 腹ペコアリと満腹アリの行動学的考察

    勝野 浩志, 野村 真愛, 平林 功多, 若尾 岳登, 藤本 千夢, 柘植 千佳, 長谷川 雄登, 竹腰 和真, 山本 忠輝, 貝川 太亮 化学と生物 56 (8), 581-583, 2018-07-20

    ....続いてフェロモントラップの作成に進み,ろ紙とペットボトルを加工した蟻地獄型容器がアリの捕獲に最適であること,また道しるべフェロモンを誘引だけでなく,正規航路のかく乱にも有効であることを見いだした.これらは,新規なフェロモン農薬の開発にもつながる独創的かつ画期的な結果として,学会から高く評価された....

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  • マツノザイセンチュウ分散型III期幼虫の人為的誘導とその遺伝子発現解析

    田中 克, 神崎 菜摘, 菊地 泰生, 相川 拓也, 竹内 祐子, 福田 健二 日本森林学会大会発表データベース 129 (0), 448-, 2018-05-28

    ...モデル生物<i>Caenorhabditis elegans</i>ではフェロモンを介した耐久型誘導機構が知られており、ザイセンチュウにもその関連遺伝子の大部分が保存されていたため、分散型誘導フェロモン(以下DBX)が存在する可能性は高い。...

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  • 集合フェロモン濃度変化がカシノナガキクイムシ飛翔特性に及ぼす影響

    石野 貴大, 岡田 龍一, 伊東 康人, Pham Long Duy, 山崎 理正, 池野 英利 日本森林学会大会発表データベース 129 (0), 428-, 2018-05-28

    ...本研究では、フェロモンの濃度を変化させ、ろ紙に各条件の濃度のフェロモンを10μml含ませ、フラスコに介する方法で実験用チャンバーにフェロモンを送り込み、ダクトから排出した。フェロモンが充満させた環境で飛翔距離への影響を調べた。...

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  • 伊豆諸島におけるスダジイ集団枯損終息後のカシノナガキクイムシ個体群動態

    後藤 秀章, 所 雅彦 日本森林学会大会発表データベース 129 (0), 657-, 2018-05-28

    ...上記3島に2013年から2017年まで、三宅島と御蔵島ではフェロモン剤(カシナガルアー(サンケイ化学製))、八丈島ではエタノールを誘引剤とした透明のファンネルトラップ(カシナガトラップKMC)を各島10基ずつ設置し、捕獲されたカシナガ個体数を調査した。調査期間内に、3島で各1度ずつ、小規模なスダジイの集団枯損が発生した。...

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  • 侵入害虫クビアカツヤカミキリ防除に向けた信号化学物質の探索

    所 雅彦, 中山 雄飛, 桐山 哲, 深谷 緑, 岩田 隆太郎, 安居 拓恵, 松本 剛史, 浦野 忠久, 滝 久智, 高梨 琢磨, 加賀谷 悦子 日本森林学会大会発表データベース 129 (0), 661-, 2018-05-28

    ...本研究ではラセミ体合成フェロモンと糖酢液を用いた野外誘引試験でそれぞれの誘引性を比較し、クビアカ成虫触角を用いたGC-EAD分析により活性成分を探索した。野外試験の結果合成フェロモンは施用量の多い方が誘引性が高く、また糖酢液との併用で誘引力は相乗的に増加した。GC-EAD分析において、合成フェロモンに対して雌雄両性の触角に応答が見られ、集合フェロモンとしての必要条件が確認できた。...

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  • ACOに基づくモデル検査の匂いフェロモンを用いた拡張

    高田, 圭一郎, 滝本, 宗宏, 熊澤, 努, 神林, 靖 第59回プログラミング・シンポジウム予稿集 2018 19-29, 2018-01-19

    ...によって拡張した,新しいACO に基づくモデル検査法を提案する.匂いフェロモンは最終状態から開始状態に向けて,到達に必要なホップ数をモデル内の各辺に記録する.本手法では,蟻はホップ数が減少する方向へ最終状態を探索するので,効率的に検査を進めることができる.本手法に基づいた検査器を実現し,実験を行ったところ,解の品質を下げることなく,実行時間を短縮できることが分かった....

    情報処理学会

  • 複数種類のフェロモンを用いたcASによる制約充足問題の解法

    増金 拓弥, 水野 一徳 人工知能学会全国大会論文集 JSAI2018 (0), 1E101-1E101, 2018

    ...<p>大規模な制約充足問題を解く手法の1つとして,蟻コロニー最適化が挙げられる.本実験では,蟻コロニー最適化において解候補生成の指標となるフェロモンを複数種類用いるモデルを提案する.また,この提案モデルを従来のACOアルゴリズムに適用し,提案モデルの有効性を実験的に示す.</p>...

    DOI

  • モモのモモシンクイガへの広域的な交信かく乱処理継続の効果

    吉田 昂樹, 菅野 孝盛, 川口 悦史, 荒川 昭弘 北日本病害虫研究会報 2018 (69), 191-194, 2018

    ...<p>モモシンクイガ(<i>Carposina sasakii</i>)に対し15年以上,モモ,リンゴ,ナシの合計面積で1000 ha以上の広域で交信かく乱処理を継続している福島県福島市の果樹栽培地域で3箇所のモモほ場を選定し,2016年と2017年に通常ルアー及び改良型ルアーを用いた性フェロモントラップによる発生消長調査を行った結果,いずれのトラップでも誘殺されず,被害果も見られなかった.交信かく...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site

  • 納豆のネバネバを誘導するComX<sub>natto</sub>フェロモンの構造決定

    岡田 正弘 日本醸造協会誌 113 (12), 744-750, 2018

    ...納豆菌は,納豆のネバネバの原因物質となるポリガンマグルタミン酸を生産するが,これを誘導するシグナル分子がComX<sub>natto</sub>フェロモンである。著者らは,このComX<sub>natto</sub>フェロモンがトリプトファン残基が翻訳後修飾によりファルネシル化されたヘキサペプチドであることを明らかにされた。...

    DOI Web Site 参考文献26件

  • 宮城県におけるクモヘリカメムシのメッシュ農業気象データを用いた分布地域の推定

    大江 高穂, 高城 拓未, 横堀 亜弥, 加進 丈二 北日本病害虫研究会報 2017 (68), 247-252, 2017-12-22

    ...<p>宮城県におけるクモヘリカメムシの分布地域を明らかにするため,2014~2016年の3カ年に県内各地に設置したフェロモントラップへの誘殺の有無と冬期間の気温との関係を解析し,メッシュ農業気象データを利用した宮城県内の詳細な分布可能地域の推定を行った.その結果,本種の発生の有無は厳寒期である2月上旬の最高気温との関連が大きく,この値が4.7°Cを超える地域では成虫の越冬が可能となり,翌夏に越冬世代成虫...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site

  • 対数感度と改良型Memoryを用いたMAX-MIN Ant Systemによる巡回セールスマン問題の解法

    磯崎, 敬志, 穴田, 一 第79回全国大会講演論文集 2017 (1), 341-342, 2017-03-16

    ...対数感度と改良型Memory を用いたMAXMIN Ant System という新たなアントコロニー最適化技法(ACO)の提案を行い,それを組み合わせ最適化問題の一種である巡回セールスマン問題(TSP)に適用し,その有効性を検証した.本研究ではACOの一種であるMMAS の収束速度と解の精度の両方を向上させることを目的とし,ACO with Memoryで用いられたMemory の改良型の導入と,フェロモン...

    情報処理学会

  • 群知能型交通制御システムの提案と評価

    小川, 亮, 坪井, 一晃, 川野, 陽慈, 栗原, 聡 行動変容と社会システム 1(2017) 2017-03-02

    ...えて信号制御が挙げられる.信号制御に関する研究は多く行われているが,交通量に関する情報の潤沢な利用を前提とするものが多い.しかし,現実の道路環境では交通量を測定できる車両感知器を設置している交差点は潤沢には設置されておらず,多くの交差点で交通量を取得できないといった状況にある.そのため,交通量を取得できる前提がある信号制御手法を現実で運用するのは困難である.そこで,本研究では群知能手法の一種であるフェロモンコミュニケーション...

    情報処理学会

  • 新潟県におけるマメシンクイガの発生消長

    石本, 万寿広, 山代, 千加子 新潟県農業総合研究所研究報告 = Journal of the Niigata Agricultural Research Institute (15) 15-19, 2017-03

    ...新潟県内のダイズ圃場において,フェロモントラップ調査とダイズ莢の分解調査により,マメシンクイガの成虫,卵,幼虫の発生消長を明らかにした。成虫は8月第2~3半旬から発生し,盛期は8月第6半旬~9月第1半旬,卵のふ化盛期は9月第1~2半旬,幼虫数の盛期は9月第5半旬,莢からの幼虫の脱出開始時期は9月第5半旬と推察された。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • フェロモントラップに捕獲されたコクゾウムシのImageJを用いた半自動計数法の開発

    曲山 幸生, 今村 太郎, 古井 聡, 宮ノ下 明大 農研機構研究報告 食品研究部門 = Bulletin of the NARO, Food Research 1 9-17, 2017-03

    ...フェロモントラップに捕獲されたコクゾウムシに対して,画像解析技術を応用した半自動計数法を開発した.ImageJの粒子解析により抽出された粒子の面積を求め,それぞれの粒子に含まれる個体数をその面積から推定するという方法を採用した.計数を成功させるためには,半自動計数法に適したトラップを使用す ることが重要だと考えられる.この半自動計数法はコクゾウムシだけでなく他の貯穀害虫にも適用可能である.また,この...

    DOI 機関リポジトリ 日本農学文献記事索引

  • コナガ個体群におけるリアノジン受容体変異(G4946E)の季節的な割合変化

    板垣 有紀, 園田 昌司 日本農薬学会誌(Journal of Pesticide Science) 42 (3), 116-118, 2017

    ...<p>本研究では,量的シーケンシングを用いて,フェロモントラップで捕獲されたコナガ個体群におけるジアミド剤抵抗性に関わるリアノジン受容体変異(G4946E)遺伝子頻度の季節的な変化を調べた.G4946E遺伝子頻度は一般に春から夏にかけて概ね徐々に上昇し,秋に低下した.次年度春先の個体群におけるG4946E遺伝子頻度は前年度晩秋の頻度と類似していた.これらの結果は,当該年のコナガ管理におけるジアミド剤...

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  • 集合フェロモンによってカシノナガキクイムシの飛翔特性に違いが生じるか?

    奥田 直人, 岡田 龍一, Pham Long Duy, 伊東 康人, 山崎 理正, 池野 英利 日本森林学会大会発表データベース 128 (0), 298-, 2017

    ...結果、フェロモン環境下では、フェロモンのない環境下に比べ、飛翔距離及び飛翔時間に増大が見られた。さらに、フェロモン環境下においてのみ、30㎞を超える飛翔が記録された。この結果は、集合フェロモンがカシノナガキクイムシの飛翔特性に影響を及ぼす事を示唆している。得られた結果から我々は、フェロモンによって本来の飛翔能力が引き出されたのではないかと考えている。</p>...

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  • シイタケ害虫の化学生態学的比較

    所 雅彦, 北島 博 日本森林学会大会発表データベース 128 (0), 597-, 2017

    ...その結果、ナガマドキノコバエ類とムラサキアツバの性フェロモンは、ポリエンの長鎖炭化水素が主成分であり、目レベルで異なるキノコ害虫の性フェロモンの類似性が明らかになった。またセモンホソオオキノコムシの虫体抽出物やシイタケ菌床揮発性成分に対するGC-EAD分析、GC-MS分析でいくつかの活性成分が得られた。</p>...

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  • 群知能メカニズムによる交通制御システムの提案

    小川 亮, 坪井 一晃, 栗原 聡 人工知能学会全国大会論文集 JSAI2017 (0), 3I1OS13a1-3I1OS13a1, 2017

    ...<p>重大な社会問題である交通渋滞において,渋滞解消のための効果的な信号制御手法の確立が切望されている.信号制御に関する研究は多数あるが,交通量に関する情報の潤沢な利用を前提とするものも多い.しかし,現実では多くの交差点で交通量を取得できないといった制限がある.そこで,群知能手法の一種であるフェロモンコミュニケーション法を用い,取得できない情報を補完し,効果的に信号機制御を行う手法を提案する....

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  • カラマツヤツバキクイムシをピネンで誘引できるのか?

    小野寺 賢介, 德田 佐和子 日本森林学会大会発表データベース 128 (0), 601-, 2017

    ...<p>キクイムシは、集団で樹木を攻撃するために集合フェロモンを利用するほか、衰弱した樹木を探索するために樹木由来の揮発性物質であるモノテルペンなどをカイロモンとして利用する。<i>Ips</i>属の場合、カイロモンによるフェロモンの誘引効果の増幅が報告されたが、その事例は未だ少ない。また、カイロモンとしての効果のある成分も種によって異なった。...

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  • 複数の優良解を用いてフェロモン濃度を更新するMax-Min Ant System

    二村 厚思, 加藤 昇平 人工知能学会全国大会論文集 JSAI2017 (0), 4H21-4H21, 2017

    ...<p>巡回セールスマン問題(TSP)のような組み合わせ最適化問題の近似解を求める方法として蟻コロニー最適化が存在し,代表的なアルゴリズムとしてMax-Min Ant System(MMAS)がある.MMAS ではフェロモン濃度更新を世代ごとの最良解だけで行うが,本研究では複数の優良解を用いて更新することで性能を向上させる手法を提案する.TSPのベンチマークを用いて,提案手法とMMASとの比較検証を行...

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  • 複数のフェロモングラフを用いたACOによる制約充足問題の解法

    増金 拓弥, 水野 一徳 人工知能学会全国大会論文集 JSAI2017 (0), 1M33-1M33, 2017

    ...<p>ACOは蟻のフェロモンコミュニケーションをモデル化したメタヒューリスティクスであり,多くの組合せ最適化問題や制約充足問題に有効な手法の1つである.ACOではフェロモンと制約違反をもとに解候補を生成するが,探索初期のフェロモン量はほとんど均一であるため,フェロモンは探索に貢献することができない.そこで本研究では,解候補を生成する際に複数種類のフェロモンを参考にするモデルを提案する.</p>...

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  • 蟻コロニー最適化と遺伝的アルゴリズムの間

    久門, 正人, 日野, 雅文 情報処理学会論文誌数理モデル化と応用(TOM) 9 (3), 8-14, 2016-12-14

    ...情報カスケードは人々の模倣行為によって,情報が連鎖的に伝達する現象である.バンク・ランをはじめとして,誤った情報が連鎖的に伝わることが,研究対象にされることも多い.その一方,情報カスケードは正しい情報を効率的に伝える,という役割を果たすこともある.蟻コロニー最適化(ACO)は蟻のフェロモンに反応して他者を模倣する行為を利用して最適化を行うアルゴリズムであり,巡回セールスマン問題(TSP)などで有効な...

    情報処理学会

  • 改良型Memoryと解が与えるインパクトを用いたMAX-MIN Ant System

    磯崎, 敬志, 穴田, 一 第78回全国大会講演論文集 2016 (1), 273-274, 2016-03-10

    ...)などの組み合わせ最適化問題の近似解を求めることができる.ACOの一種であるMAX-MIN Ant System(MMAS)は高い精度で近似解を求めることができるが,収束が遅いなどの欠点がある.そこで提案手法では,解を記憶させておくスペースであるMemoryを改良したものをMMASに適用,局所解からの脱出を目的とした近傍探索アリの導入,解の多様性の維持を目的としたインパクトの導入と複数のアリによるフェロモン...

    情報処理学会

  • フェロモンマップを用いた遺伝的アルゴリズムによるグラフ彩色問題の解法

    新井, 渓司, 水野, 一徳 第78回全国大会講演論文集 2016 (1), 333-334, 2016-03-10

    ...本研究では,フェロモンマップを用いた遺伝的アルゴリズム(GA)のモデルを提案する.GAによる探索の結果をアントコロニー最適化(ACO)で使われる フェロモンマップに蓄積し,フェロモンマップを利用した解選択,および解生成によって解集団をコントロールし,効率的に解を探索する事を目的としている.グラフ彩色問題(COL)に対して提案する手法といくつかの他手法を比較し,その有効性を示す....

    情報処理学会

  • 広葉樹資源の有効利用を目指したナラ枯れの低コスト防除技術の開発

    岡田, 充弘, 清水, 香代, 大矢, 信次郎 長野県林業総合センター研究報告 (30) 37-46, 2016-02

    ...人工フェロモン剤を利用したカシナガ駆除対策として開発されたおとり丸太による誘引技術の現地適応性について検討したところ,(1)おとり丸太での誘引は,ヒノキ人工林などの針葉樹林でも実施可能で,周辺木への被害防止のコストが不要になること,(2)2~3m3のおとり丸太では3,000孔/m3程度までの誘引が可能,(3)周辺の誘引物(伐根,傷ついた立木など)があると誘引効果に負の影響を与えること等が確認された。...

    日本農学文献記事索引

  • 哺乳動物の嗅覚コミュニケーション

    宮崎 雅雄 におい・かおり環境学会誌 47 (1), 25-33, 2016-01-25

    ...と称される.においやフェロモンは自分が不在の時も生活空間に残すことが可能で自己の情報を相手に伝える媒体として利用できる.このように動物の嗅覚は,種間,異種間コミュニケーションにとても重要である.本稿では,哺乳動物のにおい,フェロモンの受容機構から筆者らが研究しているネコの嗅覚コミュニケーションについて紹介する....

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  • 一般住宅地の屋外に設置したフェロモントラップに捕獲されたコクゾウムシの記録

    宮ノ下 明大, 佐野 俊夫 ペストロジー 31 (2), 61-64, 2016

    ...<p>関東地方(東京都,埼玉県,千葉県,茨城県)において,一般住宅地の家屋の屋外にコクゾウムシ用のフェロモントラップを2015年春季:4~7月,秋季:10~11月に設置して捕獲個体数を調査した.東京都府中市で5月に雌1個体,6月に雄1個体,茨城県つくば市で6月に雄1個体が捕獲された.10~11月にはまったく捕獲されなかった.近郊に玄米貯蔵庫などの発生源がなく,越冬個体が周囲に少ないと思われる一般住宅地...

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  • 多様な色覚・食性を持つ新世界ザル類に対する味覚受容体遺伝子レパートリーの種間及び種内比較解析

    林 真広, Veilleux C. C., Garrett E. C., Melin A. D., 今井 啓雄, 河村 正二 霊長類研究 Supplement 32 (0), 41-42, 2016

    ...<p>味覚・嗅覚・フェロモン知覚などの化学物質感覚(ケミカルセンス)と視覚は相互に関連して進化してきたと考えられ、中でも味覚は食性の影響を受け、味覚受容体遺伝子の機能や数を変化させてきたことが予想されている。しかし、霊長類全体として食性と味覚の関連性はまだ明らかでなく、特に多様な食性を持つ新世界ザルの味覚はほとんど調べられていない。...

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  • 薬剤樹幹注入したヒノキにおけるスギノアカネトラカミキリの生育

    衣浦 晴生, 法眼 利幸, 大谷 栄徳, 竹内 隆介, 所 雅彦, 猪野 正明 日本森林学会大会発表データベース 127 (0), 579-, 2016

    ...本種の生態としては、長い材内生活史や雄性フェロモンなどが知られており、枯れ枝に産卵する習性から防除には枝打ちが効果的と言われている。しかし、枝打ち意欲の低下や長伐期化などにより被害の蓄積・拡大が進んでいると考えられ、近年被害材積の増大が指摘されている。...

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  • アジア型マイマイガに対する交信かく乱法による防除の試み

    大橋 章博, 中牟田 潔 日本森林学会大会発表データベース 127 (0), 147-, 2016

    ...しかし、日本を含むアジア型マイマイガ(AGM)に対して性フェロモンを利用した防除研究はこれまで行われていない。そこで、AGMに対して交信かく乱試験を行い、その防除効果について検討した。[方法]試験は2014年には岐阜県岐阜市の1カ所、2015年には岐阜市、関市、高山市、土岐市(2カ所)の5カ所で実施した。交信かく乱区および無処理区にモニタリングトラップを3基ずつ設置し、誘引数を比較した。...

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  • カニクイザルの膣内脂肪酸が繁殖に及ぼす影響

    小林 麻衣子, 小山 高正, 渕野 裕之, 保富 康宏, 山海 直 日本繁殖生物学会 講演要旨集 109 (0), P-72-P-72, 2016

    ...この脂肪酸が霊長類の交尾行動を誘引するフェロモン様物質としての働いている可能性について,また,その機序などについて,さらに詳細な検討を継続することで検証したい。</p>...

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  • 一匹のアリの採餌行動における最適化

    伊藤 幹, 角畠 浩, 石渡 信吾 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 3063-3063, 2016

    ...<p>アリの採餌行動では、フェロモンをうまく辿れない2割のアリが経路を最適化している。2割のアリは遺伝的に固定しているのだろうか?個々のクロオオアリが餌を巣まで運ぶ経路を観測すると、長距離かかる個体と短距離で運ぶ個体が存在した。そこで長距離かかるアリを選び、経時変化を追うと、採餌距離が指数関数的に減少し、一ヶ月後には餌と巣を最短経路で辿ることが判明した。...

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  • リンゴ園に設置した性フェロモン剤のヒメボクトウ被害低減効果の検証

    髙部 真典, 伊藤 慎一, 中牟田 潔 北日本病害虫研究会報 2016 (67), 193-196, 2016

    ...<p>リンゴ園にヒメボクトウ用性フェロモン・ディスペンサー(信越化学工業株式会社試作品)を6 月上旬に100 本/10a 処理し,その効果を性フェロモントラップおよび予察灯による誘引阻害,交尾かごによる交尾阻害,さらに9 月の当年新規食入被害発生状況で検証した.その結果,ヒメボクトウ成虫の発生期間の6 月から8 月末まで高い誘引阻害効果が認められ,交尾かご試験では交尾しやすい条件下にも係らず処理区で...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site

  • 神奈川県の製造工場におけるガイマイツヅリガ<i>Corcyra cephalonica</i>の発生

    木村 悟朗, 末竹 由宏, 生田 秀, 谷口 将史, 宮ノ下 明大, 富岡 康浩, 谷川 力 衛生動物 67 (2), 83-85, 2016

    ...<p>ガイマイツヅリガ成虫が2013年5月2日に神奈川県の製造工場で捕獲された.加えて,2013年6月2日には幼虫の生息を確認した.本工場において,ガイマイツヅリガ成虫はフェロモントラップによって2013年6月から11月まで捕獲され,8月に最大値に達した.一方,成虫は2014年12月から3月まで捕獲されなかったが,4月に再び捕獲された.この神奈川系統はイカリ消毒株式会社技術研究所で維持している....

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献2件

  • 屋外に設置したフェロモントラップを用いたノシメマダラメイガとタバコシバンムシの2015年の初見日調査

    木村 悟朗, 鏡味 知里, 佐々木 力也, 谷川 力 ペストロジー 31 (2), 55-59, 2016

    ...<p>屋外にフェロモントラップを設置して,ノシメマダラメイガとタバコシバンムシの2015年の初見日の全国調査を行った.ノシメマダラメイガは4月3日の京都で初めて捕獲され,次いで岡山,埼玉であった.タバコシバンムシは5月10日の新潟で初めて捕獲され,次いで埼玉,大阪であった.いずれの種も初見日と各地点の年平均気温との間に有意な相関関係は認められなかった.また,ノシメマダラメイガとタバコシバンムシが全国的...

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  • ナラ枯れ防除の成功例

    小林 正秀 日本森林学会大会発表データベース 127 (0), 150-, 2016

    ...そのうち、防除法に関するものは3分の1を占めており、大雑把に分類すると、薬剤(フェロモン剤を含む)による防除が43件と最多で、資材による防除(19件)、被害把握(15件)、生物防除(12件)の順になっている。近年では、フェロモン剤や樹幹注入剤を用いた防除法の発表件数が増えているが、「枯死本数が減った」という報告はあっても、被害を完全に抑えた例は報告されていない。 ...

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  • コナガ発生予察用フェロモン剤に特異的に誘引された非標的チョウ目昆虫

    河野 勝行, 飯田 博之, 武田 光能, 本多 健一郎 関西病虫害研究会報 58 (0), 7-12, 2016

    ...性フェロモン誘引剤はその種特異性を利用して農業害虫の発生予察に利用されるが,しばしば非標的種が特異的に誘引される場合があり,例えば機械で計数する場合など,発生予察における技術的な問題となる.ここでは,コナガ用発生予察用フェロモン剤を使用したときに特異的に誘引される非標的チョウ目昆虫種に関する問題を明らかにするため,三重県津市内の4か所の野菜圃場において調査を行った.コナガ用フェロモン剤を誘引源とした...

    DOI Web Site Web Site 参考文献6件

  • 〔 特別講演 〕 カメムシ学入門

    榊原 充隆 北日本病害虫研究会報 2016 (67), 1-23, 2016

    ...情報交換や防除手段の基礎とする性質は,そのにおいを嫌うものには不快害虫になり,群れていればさらに嫌われる.そして,カメムシが半翅を持つことはその多様性,すなわちヒトにとっての害虫種群の豊富さ・防除手法の煩雑さにつながる.カメムシ類には同翅亜目同様,音響交信する種が多いことはあまり知られていないカメムシ亜目の特徴だが,音響や視覚,触覚接触といった情報交換が求愛行動に組み込まれているカメムシの性質は,フェロモン...

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  • 一般住宅で捕獲されたノシメマダラメイガから分離された微胞子虫

    小田 尚幸, 橋本 一浩, 福冨 友馬, 川上 裕司 都市有害生物管理 6 (2), 81-85, 2016

    ...<p>ノシメマダラメイガは一般住宅の室内で普通に見られ,本種への微胞子虫の感染が海外で報告されている.しかしながら,本邦におけるノシメマダラメイガの微胞子虫感染状況は報告されていない.そこで,東京近郊の住宅5軒でノシメマダラメイガ用フェロモントラップを用いてトラップ毎の捕獲虫の微胞子虫感染状況を約3か月間調査した.その結果,5,358匹の捕獲ノシメマダラメイガから計16群の微胞子虫が単離された.そのうち...

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  • 10, 11月に屋外のフェロモントラップに捕獲されたノシメマダラメイガおよびタバコシバンムシの個体数

    宮ノ下 明大, 佐野 俊夫 ペストロジー 30 (2), 63-67, 2015-10-25

    <p>関東地方(東京都,埼玉県,茨城県)の8カ所において,2014年10, 11月に,屋外にノシメマダラメイガとタバコシバンムシのトラップを同所的に設置して,捕獲数とその消長を調査した.ノシメマダラメイガは11月初旬まで捕獲されたが,タバコシバンムシの捕獲は10月中旬までで終了した.</p><p>ノシメマダラメイガの東京都・埼玉県での捕獲数は,茨城県よりも多く,夜間(18~24時)の平均気温が茨…

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  • 多様な切り口で匂いとフェロモンに迫る

    国立研究開発法人科学技術振興機構 JSTnews 2015 (5), 4-7, 2015-05-07

    ...東京大学の東原和成教授が研究総括を務めるERATO東原化学感覚シグナルプロジェクトのテーマは「匂いとフェロモン」。このプロジェクトでは、総合的かつ精力的に化学感覚シグナルの解明に向けた研究を進めている。ユニークな2つの成果にスポットを当てながら、東原プロジェクトの狙いを紹介したい。...

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  • トゲアリの巣帰り行動を用いたアリコロニー最適化アルゴリズム

    津留, 貴陽, 米田, 征司, 能登, 正人 第77回全国大会講演論文集 2015 (1), 493-494, 2015-03-17

    ...近年,現実社会の難問題を解く手法として,鳥や魚など生物の群れを模した,群知能アルゴリズムが注目されている.その中でも,アリの採餌行動を模倣したアリコロニー最適化(Ant Colony Optimization: ACO)は,高解精度が得られるため,最適化問題の解法としてよく使用される.しかし,一般的なACOは,探索時に一種類のフェロモンしか使用できないため,初期フェロモンに依存してしまい,局所解に陥...

    情報処理学会

  • 蟻メタファに基づいた「普遍創造性エンジン」プロトタイプにおける文脈利用手法

    吉本, 卓矢, 鈴木, 麗璽, 有田, 隆也 第77回全国大会講演論文集 2015 (1), 469-470, 2015-03-17

    ...人間の活動において重要な役割を演じる創造性は自動生成が難しい.我々は主観的側面をいったん排除した創造性の定義を採用し,現実世界からリアルタイムで入力されるデータ列に創造性を付加してデータ列を出力し続ける概念構成「普遍創造性エンジン」を提案した.入力・出力データ列の双方に内在する枠組みからの逸脱が創造性を生み出す.蟻メタファに基づくプロトタイプでは,各内部層(旋律と歌詞)は仮想フェロモンで表現される状態遷移層一枚...

    情報処理学会

  • 解が与えるインパクトを考慮したMAX-MIN Ant System with Memory

    磯崎, 敬志, 長谷川, 智史, 穴田, 一 第77回全国大会講演論文集 2015 (1), 251-252, 2015-03-17

    ...,最後にフェロモン収束状況に応じて付与するフェロモン量に変化を持たせることである.評価実験では,提案手法と既存手法を巡回セールスマン問題のベンチマーク問題を用いて比較を行い,提案手法が従来の手法と比べて高速かつ高精度な探索が行えていることを確認する....

    情報処理学会

  • ヨトウガの性フェロモンに対する触角電位応答

    小林 充, 片岡 崇, 青沼 仁志, 柴田 洋一 農業食料工学会誌 77 (3), 179-185, 2015

    ...<p>鱗翅目害虫のオス成虫はメス成虫の分泌する性フェロモンを触角で感知すると,触角内部に数mVの生体電位(以下,触角電位)が生じる。本研究では,害虫発生予察のために,ヨトウガを対象とし,性フェロモンに対する触角のセンシング機能を検討した。触角はヨトウガの頭部から切り離し,両端から脳波測定用ペーストを介して,計測器へ接続し,触角電位を計測した。...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site

  • 長野県におけるおとり丸太によるナラ枯れ防除の検討

    岡田 充弘, 斉藤 正一, 鈴木 直人, 三沢 晃彦, 山田 直紀, 福島 哲也 日本森林学会大会発表データベース 126 (0), 655-, 2015

    ...試験は、カシナガの発生前にナラ類立木を伐採、玉切りし、被害地近隣の道路沿いなどに集積して、人工フェロモン剤等を装着しておとり丸太とした。調査は、丸太へのカシナガの穿孔数及び周辺立木への穿孔数などについて実施した。...

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  • 太平洋型カシノナガキクイムシの誘引物質の探索

    所 雅彦, 大谷 栄徳, 衣浦 晴生, 栗生 剛, 加藤 徹 日本森林学会大会発表データベース 126 (0), 656-, 2015

    ...ナラ枯れのベクターであるカシノナガキクイムシ(以下カシナガ)には日本海型と太平洋型が存在し、太平洋型カシナガは集合フェロモンは確認されておらず、またカイロモン成分も確認されていない。...

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  • ワモンゴキブリの集合フェロモンの同定

    西村 至央, 田中 真史, 上野 民夫, 松尾 憲忠, 香谷 康幸, 佐久間 正幸 天然有機化合物討論会講演要旨集 57 (0), Oral20-, 2015

    ...その配偶行動は性フェロモンperiplanone-A,-Bによって引き起されることがすでに知られている<sup>1)</sup>。一方、ゴキブリ類には若虫も含めて集合性があり、排泄物中に含まれる集合フェロモンによってその行動が引き起されることが、以前から知られていた<sup>2)</sup>。...

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  • 哺乳類における揮発性フェロモンの同定

    清川 泰志, 武内 ゆかり 化学と生物 53 (10), 681-688, 2015

    ...されていることが明らかとなったが,揮発性物質を介したコミュニケーションに関する理解は進んでいなかった.本稿では,哺乳類における嗅覚系やフェロモンに関して説明するとともに,筆者らが近年同定したヤギとラットの揮発性フェロモンを紹介する....

    DOI Web Site Web Site 参考文献31件

  • 雌ヤギの生殖制御中枢を刺激するプライマーフェロモンの同定

    村田 健, 武内 ゆかり 比較生理生化学 32 (2), 83-88, 2015

    ...フェロモンはある個体が発し,同種の他個体に受容されることで特定の行動や生理的変化を誘起する化合物である。特定の行動を生じさせるフェロモンはリリーサーフェロモン,生理的変化を誘起するフェロモンはプライマーフェロモンと呼ばれている。これまでに同定されたフェロモンのほとんどはリリーサーフェロモンであり,プライマーフェロモンは昆虫類を含めても数えるほどしか同定されていない。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献6件

  • 2A1-K03 蟻道形成フェロモンが孕む不定な方向性

    崎山 朋子, 郡司 ペギオ幸夫 ロボティクス・メカトロニクス講演会講演概要集 2015 (0), _2A1-K03_1-_2A1-K03_3, 2015

    In this paper, we developed a multi-agent model in order to describe trail-laying behaviors of ants. Agents in our model don't non-linearly response to chemical pheromones directly. Rather, they …

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  • 岩手県のブドウ園におけるクビアカスカシバの発生生態に基づいた防除時期の推定

    羽田 厚, 藤根 勝栄 北日本病害虫研究会報 2015 (66), 157-159, 2015

    ...<p>クビアカスカシバ <i>Glossosphecia romanovi </i>によるブドウの加害は近年全国的に増加傾向にある.本研究では,岩手県内の2 地点で6 年間にわたりフェロモントラップによる誘殺数等を調査した事例と,北日本における先行事例を比較し,クビアカスカシバの有効な防除時期について考察した.その結果,誘殺始期,誘殺盛期および誘殺終期のいずれも先行事例の発生時期と大きく異なることはなかった...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site

  • フェロモン源探索モデルのシミュレーションとその性能評価

    小林 亮太, Lansky Petr 人工知能学会全国大会論文集 JSAI2015 (0), 1N45-1N45, 2015

    ...<p>昆虫はフェロモンを頼りにフェロモン源に到達できる. 一方, フェロモンは乱流状態で飛散するため, フェロモン情報のみからフェロモン源を効率的に探索するアルゴリズムを開発することは難しい.フェロモン探索を効率的に行うアルゴリズムを開発することを目標として,本研究では,ランダムウォークモデルを用いて自然環境のモデル化し,探索を行うエージェントが受動的,能動的戦略をとった時の性能評価を行った....

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  • 東北農業研究センターたより 第44号

    東北農業研究センターたより 44 1-10, 2014-11-26

    ...〈巻頭〉 成果普及のための連携を織り込んで研究開発を展開中 〈研究情報〉 ・DNAマーカーによる極晩抽性品種の育成 -世界一のハクサイをめざす- ・アカスジカスミカメ性フェロモン製剤と試作製剤によるデータの変換方法 ・空から作物の重さを調査する ・籾がら焼却灰を施用してイネいもち病の発病を抑える ・高純度セラミドの産業展開にむけて 〈TOPICS〉 ・夏ソバの里「羽後町」で「東北ソバフォーラム」を開催...

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  • カイコガ亜科のバイオロジーと性フェロモン

    大門 高明 蚕糸・昆虫バイオテック = Sanshi-konchu biotec 83 (2), 105-114, 2014-08

    カイコガ科(Bombycidae)にはカイコガ亜科(Bombycini)(カイコ・クワコなど)とスカシサン亜科(Prismostictinae)(日本産の種ではスカシサン,オオクワゴモドキなど)が設定されている(Lemaire and Minet 1998; Minet 1994)。しかし,近年の分子系統解析からは,カイコガ亜科が単系統群であるのに対し,スカシサン亜科はカイコガ亜科とは遠縁の多系…

    日本農学文献記事索引

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