検索結果を絞り込む

本文・本体へのリンク

検索結果 1,209 件

  • 糖鎖バイオマーカーの新展開とレクチン治療

    左近 太佑, 近藤 純平, 三善 英知 生化学 96 (2), 207-214, 2024-04-25

    ...した次世代型糖鎖抗体10-7G mAbは,糖鎖の構造変化に伴って出現した新たなエピトープを認識したものであったが,その抗体によってハプトグロビンの前駆体ががん患者の血中に存在することに気づいた.そして,10-7G値が新たながんバイオマーカーであることを見いだした.また,特定の糖鎖構造を捉えるレクチンは,糖鎖解析のツールとして用いるだけでなく,一部の疾患の治療薬に利用できるかもしれない.本稿ではコアフコース...

    DOI

  • 運動器障害を有する者における座位行動研究

    小野 玲 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 85-85, 2024-03-31

    ...そのためには、ライフコースに特有の生活行動と運動器障害の関係を理解する必要があると考える。シンポジウムでは、最新の研究をレビューするとともに、演者らが病院や地域でライフコース別に運動器障害における座位行動に対する調査介入研究を行ってきた結果を紹介する。</p>...

    DOI

  • 障害児家族の医療における意思決定及び満足度に対し医療従事者の言動が与える影響

    仲村 佳奈子 小児理学療法学 2 (Supplement_1), 102-102, 2024-03-31

    ...ライフコースに沿った半構造化面接を実施した。ライフコースは出生/診断/就学前/就学前後/現在の5つに分類し、それぞれの期間に分けて質問を行った。インタビュー内容につ いては文字起こし後、文脈に沿って意味を最小限の言葉で補い、コードとして抽出した。抽出されたコードは、意味的類似性に従って分類し、カテゴリー化を行った。...

    DOI

  • 低周波治療器を用いた作業療法により上肢麻痺患者における趣味活動の喪失を予防した一例

    中山 和彦, 舟橋 雄大, 磯村 隆倫, 小林 豊 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 22-22, 2024-03-31

    ...趣味活動ではゴルフコースを回ることが出来るようになり,COPMは遂行度8/10,満足度8/10まで増加した。 </p><p>【考察】</p><p> 本症例は術前から神経筋電気刺激療法を用いることにより,良好な運動学習を行うことができた。また,麻痺筋の機能が改善することで協調的な練習を行うことができるようになり,趣味活動の再開へ繋がった。...

    DOI

  • フコシル化糖鎖によるTRAIL誘導性がん細胞死の制御機構

    森脇 健太 Trends in Glycoscience and Glycotechnology 36 (210), J30-J34, 2024-03-25

    ...フコシル化糖鎖を合成するにはフコース転移酵素のドナー基質となるGDP-フコースが必須であるが、我々はGDP-フコース合成に必須の酵素であるGDP-mannose 4,6-dehydratase(<i>GMDS</i>)遺伝子のがんにおける異常とそれによるGMDSタンパク質の欠損を世界に先駆けて報告してきた。...

    DOI Web Site 参考文献22件

  • トランスナショナルな移住によるエスニック・ビジネスの変容

    申 知燕 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 182-, 2024

    ...エスニック・エンクレイブに引きつけて,エスニック・エンクレイブを拡大させるための原動力にもなっていた.しかし,近年はグローバル化の進展によって労働移民にかぎらず多様なかたちの国際移住が発生している.とくに先進国や新興国からは永住志向の労働移民に代わってトランスナショナルな移住者が増加したことにより,必ずしも移住者がエスニック・エンクレイブを通過するとは限らなくなった.新たな移住者は,労働移民とは属性やライフコース...

    DOI

  • 森岡家族社会学の軌跡と到達点――未完の家族変動論――

    藤崎 宏子 家族社会学研究 35 (2), 129-137, 2023-10-31

    ...の研究の軌跡を,戦後日本の家族社会学研究の動向および家族変動の実相との関連で位置づけ,今日的な視点から評価することを目的とする.森岡は自身の研究の軌跡を4つのステージに分け,各期の研究成果の確認と反省を踏まえ,次なるステージの研究課題を定めていた.第1期の準備期を経て,第2期には核家族論を確立し,家族周期論の成果を世に問うた.しかしながらこの時森岡は,家族周期論の限界を認識しており,第3期にはライフコース...

    DOI Web Site 参考文献3件

  • 家族変動論としての「家」研究――森岡清美の真宗教団と華族社会に関する研究を中心に――

    米村 千代 家族社会学研究 35 (2), 158-170, 2023-10-31

    ...手掛かりとして,森岡の制度論への問題関心を確認する.続いて,真宗教団および華族社会の研究においてそれらの視点がどのように社会分析に用いられているのかを概観する.これらの考察を通して,森岡による日本社会の長期的な家族変動を捉える視点を再考すると同時に,森岡の制度への関心が,決して静態的,非歴史的な視点ではなく,歴史的,社会的,政治的変動のなかで人々がどのようにおのおのの生涯を生きたかという動態的なライフコース...

    DOI Web Site 参考文献1件

  • 糖鎖が抗体医薬品を運ぶ

    米澤 淳 Drug Delivery System 38 (4), 297-304, 2023-09-25

    ...特に、末端ガラクトース、シアル酸、フコースなどは、抗体依存性細胞傷害(ADCC)、補体依存性細胞傷害(CDC)、肝取り込みに影響することが知られている。すなわち、糖鎖が抗体医薬品を運んでいる。他方、抗体医薬品の測定は主に酵素結合免疫吸着検査法(ELISA法)が用いられており、糖鎖の変化などは区別できない。...

    DOI Web Site 参考文献23件

  • シニア市場の多様性分析

    磯田 友里子, 工藤 玲, 恩藏 直人 マーケティングジャーナル 42 (4), 75-86, 2023-03-31

    <p>シニア市場は同質な単一セグメントではなく多様な消費者の集まりであり,この多様性に応じたマーケティング戦略が必要であるという認識が広まりつつある。しかし,シニア市場内の多様性を捉える具体的な枠組みを提示する既存研究は少なく,消費者間の差異を十分に捉えきれていない。そこで本研究では,シニア市場内の多様性を表す指標として未来展望(FTP)と将来自己連続性(FSC)を用い,シニア女性を対象として,…

    DOI Web Site 参考文献29件

  • 持家取得からみる日本在住外国人の居住格差

    金 希相, 祐成 保志 住総研研究論文集・実践研究報告集 49 (0), 85-96, 2023-03-31

    ...分析の結果,すべての外国籍グループ(韓国・朝鮮,中国,フィリピン,アメリカ,ブラジル)において,社会経済的地位とライフコースに関わる要因は持家と有意に関連しているが,各要因が日本籍グループとの持家率の格差に寄与する度合いは国籍によって異なっていた。...

    DOI

  • 東日本大震災被災地における若者のライフコース―条件困難地域で生活する理由とコミュニティの復興

    鈴木 勇, 山本 晃輔, 岡邑 衛, 榎井 縁, 志水 宏吉, 高原 耕平, 宮前 良平 未来共創 10 (0), 3-41, 2023-03-31

    ...本研究では南三陸の若者のライフコースを分析することを通じて、条件困難地域における若者の生活と震災の影響を検討した。調査の結果、南三陸を生活の拠点に選んだ若者のライフコースは、U ターン型、I ターン / 移住型、ローカル / 県内周流型ごとに特徴が見られた。そして分析の結果、第1に、彼らの「幸福」は、本人の職業選択と地域コミュニティへの参加の程度にもよると考えられた。...

    DOI HANDLE

  • 札幌医科大学で過ごした47年間:特に細胞標的DDSの開発研究について

    加藤 淳二 札幌医学雑誌=The Sapporo Medical Journal 91 (1-6), 1-12, 2023-03-31

    ...臨床検体を用いた検討では、フコース蓄積症例では、大腸癌の悪性度が高いことが示唆され、大腸癌細胞株を用いた検討では、培養液中、細胞質中のフコシル化蛋白の分泌量が非がん細胞株より有意に多く、大腸癌細胞株ではフコース要求度が高いことが判明した。そこで、リポソームに抗がん剤であるSN38を内包化し、リポソーム表面にL-フコースを結合させた薬剤を新規に開発した。...

    DOI 機関リポジトリ Web Site

  • DOHaD, ライフコースアプローチによる20年に及ぶ 前向き出生コホート研究の成果: 環境と子どもの健康に関する北海道スタディ

    小林 澄貴, 宮下 ちひろ, 伊藤 佐智子, 岸 玲子 DOHaD研究 11 (2), 63-95, 2023-03-31

    「環境と子どもの健康に関する北海道スタディ(通称、北海道スタディ)」は、アウトカムの内容、観察時期、採血時期、及び人数が異なる2つの前向き出生コホートである札幌コホートと北海道コホートから成り立つ。本論文の目的は、これまでの北海道スタディの研究成果をまとめ、将来の方向性を示すことである。母体血と臍帯血は、PCB・ダイオキシン類等の環境化学物質と喫煙や飲酒等の生活に関連する物質を曝露評価するために…

    DOI

  • 成人期の親子関係に関する研究

    田仲, 由佳, 石井, 国雄 清泉女学院大学人間学部研究紀要 (20) 89-102, 2023-03-24

    The aim of this study was to explore parent-child relationships in adulthood. In this study, 1404 men and women aged 20-59 years old were asked about their demographic variables (age, child, marital …

    機関リポジトリ

  • 香川県土庄町における地域おこし協力隊員のライフコースとキャリア

    鈴木, 修斗, 薄井, 晴, 川添, 航, 坂本, 優紀, 中山, 玲, 王, 倚竹, 付, 凱林, 劉, 逸飛, 綾田, 泰之, 杉谷, 大樹, 松井, 圭介 筑波大学人文地理学研究 41 69-75, 2023

    本研究には,2022年度(株)地域科学研究所奨学寄附金「ツーリズムによる地域社会の活性化に関する地理学的研究」(研究代表者:松井圭介)およびJSPS科研費21H03717(研究代表者:呉羽正昭),同19H04379(研究代表者:松井圭介)の一部を使用した.

    機関リポジトリ HANDLE

  • 両親の期待が女子大学生のライフコースに与える影響

    髙松 直紀, 掛谷 純子, 坂本 理郎 ビジネス実務論集 41 (0), 1-11, 2023

    ...<p> 本稿では、女子大学生1年生が理想とするライフコースに着目し、それに母親や父親が与えている影響について探求することを目的とした。私立女子大学2校において、女子大学生の理想のライフコースと母親のライフコース、両親の期待するライフコースに関する調査を実施し、それぞれについてFisherの正確確率検定を行った。...

    DOI

  • 保育労働者のオンラインコミュニティと多様な働き方

    畔蒜 和希 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 53-, 2023

    ...供給体制が構築される.特に大都市圏における保育サービス供給の不足は地理学における主要な論点となっており,近年はこれまで捨象される傾向にあった,保育労働市場の構造や労働力移動の実態からサービスの供給体制へと議論を展開する研究も蓄積されている(甲斐 2020, 2021).他方,保育労働者は端的にサービス需要の変動に応じて労働力を提供する受動的な存在ではなく,自らの働き方やキャリアを選択することでライフコース...

    DOI

  • 2010-2022年の日本における国内人口移動率の年齢プロファイル

    小坪 将輝, 中谷 友樹 日本地理学会発表要旨集 2023a (0), 17-, 2023

    ...<p>年齢別の移動率は幼少期に減少し,青年期に増加,初期成人期後は年齢の上昇とともに減少することが一般に知られている.このプロファイルはライフコース上のイベント,すなわち大学進学や就職,結婚などを反映している.近年,各歳別の人口移動率に進学に伴う学生のピークが見いだされた.これまでの多くの移動率年齢プロファイルの研究では5歳階級別のデータが利用されており,各歳別のデータにより新たなピークが発見されたといえる...

    DOI

  • 踊り手の経歴と祭りへの意識からみる山形花笠まつりの存立構造

    貝沼 良風 人文地理 75 (4), 413-435, 2023

    ...そして,ライフコースの中に祭りに参加する様々な機会があり,各団体内で経験者と初心者がどちらも所属していることは,未経験者の踊りの習得を支え,新たな踊り手の再生産や,パレードの完成度の維持に寄与しているといえる。山形花笠まつりは,こうした複合的な意識を持った踊り手による,様々な機会での参加の受け皿となっていることによって存立していると考えられる。</p>...

    DOI Web Site 参考文献6件

  • ラオス中部における焼畑民の食料獲得戦略─食事日誌の副食材料データ分析から─

    佐藤 廉也, 蒋 宏偉, 西本 太, 横山 智 E-journal GEO 18 (2), 309-323, 2023

    <p>焼畑・漁撈・家畜飼養・狩猟・採集を生業とし,自給的な食生活を維持しているラオス中部のマイノリティ(マンコン)の村において,一年を通じた食生活を把握するとともに,世帯の食料獲得戦略を考察した.データは食事日誌法によって収集し,毎食ごとの主菜・副菜メニューとともに,それらの副食の食材を誰がどこで獲得したのかを記録し,世帯の構成に注意を払いつつ分析した.結果として,子どもが10歳代の時期に世帯の…

    DOI Web Site 被引用文献2件 参考文献10件

  • 1,000計測以上の脳画像データの解析技法開発と臨床応用

    小池 進介 日本生物学的精神医学会誌 34 (4), 171-178, 2023

    ...病態理解の点では,小児期から老年期に至るまで,ライフコースにわたる脳画像データの結合が重要であり,これに付随する思春期発達の階層性データベースの利活用が期待される。質・量ともにデータが拡大し続けるなか,精神科医が担える部分はさらに限られてくるが,分野横断のチームを取りまとめ,精神科臨床研究が進むべき道を示すことが求められる。...

    DOI

  • モビリティ向上手段としての留学

    森本 泉 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 181-, 2023

    ...卒業後の進路として,英語圏への大学院進学を希望する留学生が多かったが,コロナ禍で将来が見通せず,日本で就職して大学院進学に備えて資金を稼ぐ人や,とりあえずネパールに帰国する人もいた.本報告では,モビリティを向上させる手段としての留学が彼/彼女達のライフコースにおいていかなる意味を持つのか,地理的社会的観点から検討したい....

    DOI

  • 別府市における多文化共生型ステューデンティフィケーション

    中澤 高志 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 95-, 2023

    ...第二の領域は,留学生のライフコースを国籍別に把握し分析するものである.日本への留学および留学後のライフコースに関する意思決定は,それぞれの国における留学および留学先としての日本の意味づけや評価に大きく左右される.松宮報告は,日本への留学のもつ意味がモンゴル社会において変化してきた経緯に力点を置いた分析である.森本報告は,近年増加が著しいネパール人留学生について,留学生送り出し機構や留学生内部の差異(...

    DOI

  • 国際移民の高齢化と老後の戦略的トランスナショナリズム

    高橋 昂輝 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 39-, 2023

    ...</p><p> 発表者が考案した「トランスナショナル移住のライフサイクルモデル」を導入し,ライフコースに注目した分析をおこなう。このモデルは,トランスナショナル移住に関する,主な4つの一般決定因子(「労働(仕事)」,「健康」,「子ども」,「親」),および移住のより基礎的な条件を形づくる相互に横断的な2つの基盤決定因子(「経済」,「法」)から成る。...

    DOI

  • 経済状況にみるモンゴル人留学生の日本生活

    松宮 邑子 日本地理学会発表要旨集 2023a (0), 108-, 2023

    ...めた留学生に占める国費留学の割合は,2022年現在15%程度に低下した.国費留学生は,学費の免除に加えて月々の生活手当が支給され,留学期間中の生活が保障される.対して私費留学における生活のレベルは,本人あるいは支える家族の裁量に左右される.本稿では,こうした経済状況の相違が日本での生活にいかなる違いをもたらすのかを掘り下げる.留学期間中の経験はその後の人生設計に影響するという意味において,個人のライフコース...

    DOI

  • トランスナショナルな移住とモビリティの文化的再生産

    申 知燕 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 132-, 2023

    ...そこで,本報告はアメリカ・ニュージャージー州における韓国系移住者(以下,韓人)を事例に,近年の移住者がどのような観点から自身と子どもの教育に取り組み,ライフコースを形成していくのかを把握する.これらから,トランスナショナルな移住者の価値観が世代を超えて,世界各地への移住を促進させていることを確認し,移住を文化的に再生産する要因としての教育の役割について考察する. 2.事例地域の概要  アメリカ・ニューヨーク...

    DOI

  • 盛り場のフィリピン人女性を支える自助・互助・公助

    松尾 卓磨, 陸 麗君, 銭 胤杉, 王 龍飛, 王 子豪 日本地理学会発表要旨集 2023a (0), 162-, 2023

    ...インタビューではライフコース、生活状況、交友関係、COVID-19の影響などについて聞き取りを行い、その内容を基に支援が必要となった場合に自助(自力での解決)・互助(個人的関係に基づく支え合い)・公助(公的制度の利用)のいずれの手段で課題に対処をしてきたのかを考察した。...

    DOI

  • 人口移動研究におけるマルチレベル分析の適用――ミクロ分析と地域分析をリンクさせる試み――

    中川 雅貴 人口学研究 59 (0), 89-104, 2023

    <p>本稿は,近年の社会科学の諸分野で応用が進むマルチレベル分析について,人口移動研究に適用するうえでの意義と展望を示す。まず,人口移動研究における従来の方法論的課題として,移動の発生や目的地選択に関するミクロ分析によるアプローチと,地域を単位として移動の水準や地域間の移動流を分析するマクロのアプローチという二つのアプローチの分断状況について概観する。具体的には,それぞれのアプローチにおける分析…

    DOI

  • 理想子ども数が未婚者の初婚タイミングに与える効果

    松田 茂樹 人口学研究 advpub (0), 2023

    ...未婚者が考える理想子ども数は,<ただの理想>ではなく,実際に彼らのその後のライフコースに影響を与える要因である。この研究結果からの示唆は,次の3点である。第一に,近年未婚者の望む子ども数は減少しているが,それは若い世代の未婚化をすすめることに寄与していたとみられる。...

    DOI

  • ソーシャルキャピタルの醸成を目的とした理学療法士による駄菓子屋運営の取り組みについて

    佐々木 隆紘, 佐々木 明日香 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 1.Suppl.No.2 (0), 25-25, 2022-12-01

    ...子どもの貧困はライフコースの視点から長期的な健康格差にも影響する社会課題であり,予防の文脈からも取り組む意義は大きい。近年では社会環境の重要性からゼロ次予防というパラダイムも提唱されるようになり,特に地域における繋がりやソーシャルキャピタルが住民の健康状態や育児のしやすさと関連するといった研究は多数報告されている。...

    DOI

  • 性的マイノリティ(LGB)高齢者の主観的生活課題

    北島 洋美, 杉澤 秀博 老年社会科学 44 (3), 242-255, 2022-10-20

    ...<p> 本研究の目的は,性的マイノリティ高齢者の主観的な生活上の課題・不安の構造とその背景について,ライフコース上の経験も含め質的調査に基づき明らかにすることである.</p><p> 分析対象者はレズビアン(L)・ゲイ(G)・バイセクシュアル(B)を自認する22人で,平均年齢は67.1歳であった.インタビュー調査を2017年5月〜2019年2月までの間に行い,質的データ分析法によって分析を行った....

    DOI Web Site 医中誌

  • 夢を諦める契機

    野村 駿 教育社会学研究 110 (0), 237-258, 2022-07-30

    ...本稿では,その規範から積極的に離反して,自らの将来の夢を軸に夢追いライフコースを形成するバンドマンの実態を明らかにする。得られた知見は次の2点である。<br> 第1に,彼らは標準的ライフコース規範を批判しつつも,それが「普遍的」で「一般的」な生き方であることを認めていた。ゆえに,その多くが夢追いアスピレーションを反動的に加熱させて,夢を追い続けていた。...

    DOI Web Site

  • 現役世代男女の生きがいとメンタルヘルス

    大風 薫 年金研究 19 (0), 54-83, 2022-03-31

    ...</p><p> 本稿では、人生の充実期とみなされ、生きがい研究やライフコース研究において従来あまり注目されてこなかった中年を含む現役世代に注目し、生きがいの規定要因や生きがいとメンタルヘルスとの関係を明らかにしてきた。現在の現役世代の場合、高年世代になっても現在の高年世代ほどの生きがいを得ることは難しいおそれがあるものの、資産形成行動が生きがいやメンタルヘルスの向上につながる可能性はある。...

    DOI

  • 女性のライフコースの多様化と老後の所得保障

    丸山 桂 年金研究 19 (0), 27-53, 2022-03-31

    <p> 本研究は、公的年金制度の財政検証の指標として採用されている「モデル年金世帯」が、実際の女性の就業経験や家計状況とどの程度まで乖離が生じているのかを検証するために、第3号被保険者世帯を中心に、家計や老後の生活への備え、および元専業主婦世帯の老後の家計について、分析を行った。その結果、以下のことが明らかになった。</p><p> ① …

    DOI

  • 留学生の移動と定位について

    中澤 高志 経済地理学年報 68 (1), 47-73, 2022-03-30

    ...対し,教育地理学は主体に目を向けて留学の意思決定やその意味を問うてきた.いずれの研究も人的資本論に類する経済決定論に陥るきらいがあったが,近年はそれを克服する研究が登場している.オーストラリアやニュージーランドの研究者は,都市社会地理学的背景から,留学生の排除と周縁化をもたらす都市空間がいかにして生成し,留学生がどのように自らをそこに定位しようとしているのかを描き出した.留学の経験をそれ以降のライフコース...

    DOI

  • 富山県における若者のライフコースとその形成要因

    佐藤 裕哉 日本地理学会発表要旨集 2022s (0), 128-, 2022

    ...<p>本稿では、若者のライフコースと富山への居住理由、そこに地域の産業教育がどのように関わっているかを明らかにする。分析に用いたデータは2021年4月に実施した富山県に居住する若者へのアンケート調査である。高校以降のライフコース(進学、就職、転職など)、受けてきたキャリア教育、最終学歴の進路指導などについて質問している。...

    DOI

  • コアフコース欠損イヌ型抗EGFR抗体の抗腫瘍活性の評価

    鈴木 裕之, 李 冠傑, 浅野 禎三, 田中 智大, 金子 美華, 加藤 幸成 日本薬理学会年会要旨集 96 (0), 4-B-O12-5-, 2022

    <p>The epidermal growth factor receptor (EGFR) contributes to tumor malignancy via gene amplification and protein overexpression. Previously, we developed an anti-human EGFR (hEGFR) monoclonal …

    DOI Web Site

  • 20代から50代のビジネスパーソンのスポーツ実施状況(政,社)

    大勝 志津穂 日本体育・スポーツ・健康学会予稿集 72 (0), 163-, 2022

    ...年1回以上のスポーツ種目の実施率の変化では、ボウリングや釣り、ゴルフ練習場、ゴルフコースが減少、筋力トレーニング、ジョギング・ランニング、サイクリングが増加していた。さらに、2018年のデータにおいて、勤め人とそれ以外の人を比較すると、定期的な実施者は勤め人の方が少なかったが、レベル0も勤め人の方が少なく、不定期な実施者を定期的な実施者に移行させる方策の必要性が示唆された。</p>...

    DOI

  • 特定地域づくり事業協同組合制度による労働力調整メカニズム

    甲斐 智大 日本地理学会発表要旨集 2022a (0), 133-, 2022

    ...</p><p></p><p>3.労働者の特徴と特定地域づくり事業協同組合の機能 </p><p> 調査の結果、本制度を活用している派遣社員の大半が移住者であり、これまでのライフコースの中で困難を抱えている者が目立つ。また、地域内での「移住者コミュニティ」との接点はほとんどない。一方、彼らに対する派遣先企業からの評価は高く、派遣実績のある企業の大部分が本制度の積極的な活用を目指している。...

    DOI

  • 郊外住宅地における高齢者の帰属意識

    岩井 優祈, 岡田 晃暉, 中村 瑞歩, 久保 倫子 地理空間 15 (3), 283-293, 2022

    ...以上より,外部郊外における第一世代の高齢者が有する帰属意識は,彼らが経験してきた伝統的社会規範およびライフコースと深く関わるものであると結論づけられる。...

    DOI

  • 女性のライフコースの長期的変動

    岩井 八郎 教育学研究 89 (4), 565-578, 2022

    ...<p> 本稿は、代表性のある大規模な女性のライフヒストリー・データを用いて、出生コーホート別に年齢ごとの職業的地位を再構成する方法を紹介し、その手法によって蓄積してきた記述的な分析結果から、日本人女性のライフコースの長期的な変化を説明する。...

    DOI

  • 薬剤師となることの私的収益率に関する研究

    速水 幹也 高等教育研究 24 (0), 175-195, 2021-08-10

    ...<p> 本研究では,6年制課程薬学部に進学し薬剤師となることの私的収益率を,①性別・医療専門職別の比較,②女子のライフコース別の比較,③国家試験合格率と標準年限卒業率の反映,という3点を踏まえて算出した....

    DOI

  • 家族の多様化と子どもという主題――子どもの社会学的考察をいかに組み込むか――

    元森 絵里子 家族社会学研究 33 (1), 28-40, 2021-04-30

    ...<p>家族の多様化は,ライフコースの選択性の増大という観点から肯定的に捉えられがちだが,子どもというアクターを考えると問題は複雑になる.近年,子どものケアを視野に入れると家族の脱制度化は難しく,標準的家族の理想や制度的制約が入り込んで複雑な現実が生じていると指摘されてきている.だが,子どもの能動的権利やウェルビーイングという論点までは,日本の社会学は組み込みきれていないのではないか.80年代に盛り上...

    DOI Web Site Web Site 参考文献7件

  • 女性の職業的スキルとキャリア --パネルデータを用いた職業資格の有用性に関する分析--

    佐野, 和子 京都大学大学院教育学研究科紀要 67 85-98, 2021-03-25

    女性の職業的技能形成の主要なパターンである職業資格の有用性について、資格職に就く女性を対象に、職業移動、および賃金を従属変数とするパネルデータ分析を行った。その結果、資格職共通の特徴として同じ職に留まる割合が高く、無職後の復帰職となる傾向が強いことから、企業内部でのスキル形成を選択しない女性にとって、資格は安定的な<職>を保障することで継続的なキャリア形成に貢献している点が示された。実質的な収益…

    HANDLE Web Site 参考文献20件

  • 貫戦期と女性のライフコースの変容 --「職業移動と経歴調査(第2回女子調査), 1983」の再分析--

    岩井, 八郎 京都大学大学院教育学研究科紀要 67 99-121, 2021-03-25

    ...戦時体制下において, 女性の教育機会は拡大し労働力需要も著しく高まったが, その一方で出産力と家族を維持するための政策も次々と打ち出された.本稿は, 「職業移動と経歴調査(女子調査), 1983」の再分析によって, 戦時体制が女性のライフコースに与えた影響を明らかにしている.分析では, 1913-20年出生, 1921-25年出生, 1926-30年出生の3つの出生コーホートについて, 学歴別に人生...

    HANDLE Web Site 参考文献36件

  • 漁業集落に生きる婦人会メンバーによる行動力とその源泉

    坂口 奈央 社会学研究 105 (0), 33-60, 2021-02-15

    ...<p> 本稿では、三陸沿岸の漁業集落に生きる婦人会の女性たちが、能動的かつ活発な活動を続けるのはなぜか、ライフコース研究をもとに明らかにする。婦人会の女性たちには、共通点がある。それは、震災時の年齢が主に六〇歳代で、夫が遠洋漁船の乗組員や漁業関連の労働に従事し、不慮の事故で犠牲になった人が少なくないこと、生家や親戚が漁家、などである。...

    DOI

  • 教師のライフコースと 教師教育学研究の課題

    山﨑 準二 日本教師教育学会年報 30 (0), 8-18, 2021

    The purpose of this paper is to address the current issues faced by teacher education research by studying teachers’ life courses. 1. While examining the issue of female teachers in their 50s from …

    DOI

  • 東京大都市圏郊外における保育士の職業キャリアとライフコース

    畔蒜 和希 日本地理学会発表要旨集 2021s (0), 44-, 2021

    ...ばれており,保育所の増設とともに保育士の人材確保が喫緊の課題として認識されている.近年はこのような現状を背景に,養成校との関係に基づいた保育労働力の需給構造を明らかにした研究が蓄積されつつある(甲斐2020).他方で保育士の労働市場に関する議論は新卒保育士の就職部分に焦点化されており,就職後の職業キャリアや中途採用の状況については触れられていない.これを踏まえて本報告では,保育所で実際に働く保育士のライフコース...

    DOI

  • 早期の職業選択が想定するライフコースのイベント記述数とキャリア発達に及ぼす影響

    中尾 彩子 修紅短期大学紀要 41 (0), 37-42, 2021

    ...学校種によって、ライフコースにおけるイベント想起数と、キャリア発達尺度の得点に差があるか検 討した。その結果、専門職養成校に在籍している学生は、同年齢の大学1年生に比べ、イベントを有意 に多く記述した。また専門職養成校の学生は、キャリア発達尺度の「計画・目標」において有意に高い 得点を示した。...

    DOI

  • ラオス縁辺部の農村における人口移動の諸相 ―ルアンパバーン県H村を事例として―

    丹羽 孝仁, 西本 太 人口学研究 57 (0), 21-32, 2021

    ...そこで本稿は,農村内の人口動態と移住者のライフコースを関連づけて,ラオスにおける都市-農村間人口移動の特徴を検討した。ラオス北部の縁辺部に位置する低地の一農村を事例とし,全42世帯と村からビエンチャン都へ移住した22人に対するインタビュー調査を実施した。分析の結果,ラオスでは,国家政策として高地から低地への農村間移動が促されており,これが農村における人口動態に大きな影響を及ぼしている。...

    DOI

  • 施設で生活している障がいのある人をわが子にもつ高齢の母親の体験

    松澤 明美, 山口 麻衣 日本看護科学会誌 41 (0), 423-430, 2021

    ...</p><p><b>結論:</b>迫るわが子の将来への不安,自身や夫の老い,家族全体の変化など,多重の不安を抱えるこれらの母親に対して,ライフコースを見据えた発達段階に応じた心理的な支援,母親が親としてわが子へしたいと願うことを可能な限り維持しながら,安心してその役割を託せる障がいのある人の権利と生活が守られる質の高いサービス,それを実現しうる人と社会が課題と考えられた.</p>...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献2件

  • スマートウエルネスシティ創生のためのエビデンス蓄積と政策提言

    田邉 解 日本体育・スポーツ・健康学会予稿集 71 (0), 2-, 2021

    ...<p>人生100年時代を迎え、我が国では個人のみならず、組織、住むまち、そして国全体としてライフコースを再設計する必要に迫られている。また、COVID-19感染拡大、超高齢社会、人口減少あるいはSDGsなど国内外の様々な課題や潮流に対しいかに取り組むか、その方向性を定めるエビデンスの蓄積とそれを基にした政策化が求められる。...

    DOI

  • 教員・保育者のキャリア選択に家族が与える影響

    日隈 美代子, 中澤 幸子 日本心理学会大会発表論文集 85 (0), PP-033-PP-033, 2021

    ...しかし一方で家族の存在と結婚,出産,育児,介護といったライフイベントがキャリア形成に大きく影響するとともに,ライフコース選択に制約が生まれることも指摘した(日隈・中澤,2021)。そこで,特別支援学校教員,児童センター保育士として勤務したのち,他職種に転職した協力者1名に対し,キャリア選択と家族の影響について半構造化インタビューを実施した。...

    DOI Web Site

  • 神戸から広がる市民PHR(Personal Health Record)基盤構想

    竹村 匡正 生体医工学 Annual59 (Abstract), 124-124, 2021

    ...これらの健康データは、ライフコースデータなどとも呼ばれ、個人の健康管理に役立てるヘルスプロモーションや、発病自体を制御して健康を維持するといった「先制医療」という新たな概念を実現するものとして期待されている。...

    DOI

  • 自律性を向上させる働きかけ

    藤原 善美 日本心理学会大会発表論文集 85 (0), PP-061-PP-061, 2021

    ...【結果】支援のプロセスは,①青年に自らのライフコース展望について考えさせ,それを紙面に書かせるか,あるいは口頭で話してもらい,②PMLSや自律性の保持段階を判定する面接で自律性の判定をして,③職業生活・家庭生活・余暇生活・精神生活の各領域ごと,あるいは全般的に,自律性向上プログラムにしたがって支援するという順序である。...

    DOI Web Site

  • 保育者におけるライフコースと性役割態度の関連

    設楽 紗英子 日本心理学会大会発表論文集 85 (0), PS-012-PS-012, 2021

    ...本研究では,保育者のライフコースと,性役割態度や職業継続の関連を検討する。2020年12月に,保育者約530名を対象に質問紙調査(性役割態度(鈴木,1994),理想と現実のライフコース,職業継続意思,個人属性)を実施し,女性のみ215名(平均年齢37.25歳(20-68))を分析対象とした。...

    DOI Web Site

  • 移住者の暮らしにおける消費財

    ゴロウィナ・クセーニヤ 文化人類学研究 21 (0), 77-102, 2021

    ...彼女たちのライフコースの展開に伴う新しい感情や態度は、「謙虚に生きること」や「少ないものでやりくりすること」「地球環境を大事にすること」「ジェンダーや健康の意識を維持すること」などといった、新たな価値観が彼女たちの内面に浸透したことによって引き出されたということがわかった。...

    DOI

  • 北海道における年齢階級別人口移動

    森川 洋 地理科学 75 (2), 37-53, 2020-10-28

    ...<p>わが国では大都市圏と地方圏の差異だけでなく,地方圏の中にも地域差があるので,年齢階級別人口移動は都市システムの研究にとっても住民のライフコースの研究にとっても重要である。札幌市では壮年移動以外のすべての年齢階級にとって転入超過を示し,転入超過数が最も多いのは後期高齢者である。関係圏の形態には中心地の魅力度の差が強く反映され,札幌市の若年移動の関係圏は北海道全域に広がる。...

    DOI Web Site

  • 教員のキャリアとライフコース選択が教育の多様性に与えるもの

    日隈 美代子, 中澤 幸子, 谷口 昭彦, 柳生 明子 日本心理学会大会発表論文集 84 (0), PP-057-PP-057, 2020-09-08

    ...それ以上に,チャレンジ精神を忘れず好奇心と行動力にあふれる調査協力者だからこそ,多くの教員とは違うキャリアとライフコース選択をしてきたことが伺えた。一方で,家族の存在が大きくキャリア形成に影響することも明らかになった。家族の存在によってライフコース選択が制約されるものの,ポジティブな影響として教職に就くというキャリアを選択するきっかけになったことは興味深い結果である。...

    DOI Web Site

  • 親への移行が性別役割分業意識に与える効果

    木村 裕貴 社会学年報 49 (0), 63-74, 2020-08-30

    ...非伝統的な方向へ変化させる効果が認められた一方,男性ではいずれも効果が認められなかった.また,とりわけ女性における母親就労の悪影響意識に対する親への移行の効果は,第1子出生からの経過年数が増すにつれ線形で増大することが示された.以上の結果は,現代日本社会におけるジェンダー不平等の根深さを照射しているとともに,育児期の女性が性別役割分業に関するイデオロギーを相対化していくメカニズムを示唆する.人々のライフコース...

    DOI

  • ミルクオリゴ糖・マイクロビオータのグライコミクス

    浦島 匡, 片山 高嶺, 福田 健二 生化学 92 (3), 307-322, 2020-06-25

    ...ヒトの母乳には初乳で22~24 g/L,常乳で12~13 g/Lのミルクオリゴ糖が含まれる.ヒトミルクオリゴ糖(HMOs)は人乳において,ラクトース,脂質に次ぐ三番目の固形分である.HMOsはこれまでに168種類が構造決定され,コア骨格に基づいて20系列に分類されるが,わずかの例外を除き,還元末端側にラクトースを含み,N-アセチルグルコサミン,ガラクトース,フコース,N-アセチルノイラミン酸が付加した...

    DOI Web Site 医中誌

  • 口腔保健分野と栄養・食生活分野の協働によるライフコースアプローチ

    中西 明美, 深井 穫博 日本健康教育学会誌 28 (2), 134-139, 2020-05-31

    ...<p>口腔保健分野と栄養・食生活分野が協働していくための方策について,①ライフコースにそった最終アウトカム,②ライフコース別の協働できる場,③スクリーニング・アセスメントの項目の3点についてライフコースアプローチの観点から,検討することとした.健康日本21の目標として掲げられている「健康寿命の延伸」と「格差の縮小」は,歯科口腔分野と栄養・食生活分野共通のアウトカムである.歯科口腔分野と栄養・食生活分野...

    DOI Web Site 医中誌

  • 口腔健康管理に向けてのオーラルフレイル

    髙野 直久 日本顎関節学会雑誌 32 (1), 23-33, 2020-04-20

    ...</p><p>「オーラルフレイル」の概念を加味した口腔管理を行うことにより,口腔健康管理を個々人の健康状態や基礎疾患などの状況に対応したライフコースにおいても実践するのであるならば,すべての国民に対して必要な医療や保健活動を提供できるものと考えられる。</p><p>定期歯科健診と定期的な歯科受診を行うことにより健康増進効果は発揮される。...

    DOI 医中誌

  • ジェントリフィケーションの過程における年齢、ライフコース、世代

    ホフステンバッハ, コーディ, ボータマン, ヴィレム, 若林, 萌[訳] 空間・社会・地理思想 23 215-227, 2020-03-13

    1. はじめに : ジェントリフィケーションは一般的に階級に基づいた都市空間の変化として定義される(Lees et al. 2008)。たしかに階級が中心的ではあるが、ジェン トリフィケーションはより広い政治経済に埋め込まれた人口学的プロセスの空間的表層でもある。……

    機関リポジトリ Web Site

  • ゴルフポータルサイトにおけるユーザ行動データを用いた新規顧客の定着要因の特定

    北澤, 晃樹, 生田目, 崇, 大竹, 恒平 第82回全国大会講演論文集 2020 (1), 611-612, 2020-02-20

    ...具体的には、ゴルフコース予約履歴、購買履歴、アクセスログ履歴に関するデータを用い、ランダムフォレストによる定着顧客の判別モデルを作成した。分析の結果、PV(ページビュー)数、セッション数、会員登録日のゴルフコース予約有無に関する変数が、新規顧客の定着に大きな影響を与えることが明らかになった。...

    情報処理学会

  • スリランカにおける清掃労働者の「生きられる文化」

    清水 加奈子 日本文化人類学会研究大会発表要旨集 2020 (0), F19-, 2020

    スリランカ都市部の清掃労働者について、その多くは英領時代の移民にルーツを持つインド・タミルであり低カースト/不可触民,低教育で世襲的に清掃労働につかざるを得ない,といった,スリランカ国内の研究にもみられる静態的固定的な見方に対して,清掃労働者の帰属と教育,就業の実態を調査した結果から動態的で流動的な清掃労働者の姿を描写することを目指す.

    DOI

  • 戦後教育達成の性差の長期変動

    濱本 真一 社会学評論 71 (3), 377-393, 2020

    ...</p> <p>分析からは,教育達成の性差は学校段階によって異なるものの,すべての進学段階において性差が減少していることが示された.中等後教育段階以前の性差は若年世代ではほぼ消失していたが,大学進学段階は出身階層や学力を統制した後もなお男性優位の状態であり,隠れたジェンダー・トラックや教育に対するライフコース上の価値の違いが示唆される.さらに,出身階層によって性差の大きさが異なり,有利な階層の家庭において...

    DOI Web Site Web Site 参考文献12件

  • 衣装を通して示される「賢さ」

    佐藤 若菜 日本文化人類学会研究大会発表要旨集 2020 (0), B08-, 2020

    ...中国の婚姻、教育、労働をめぐる社会経済的な変容を背景に、ミャオ族のライフコースや衣装の製作工程とともに、女性としての賢さを示す基準がどのように変化したのかを考察する。...

    DOI

  • 諸外国のプレコンセプションケアの動向:FertiSTATを中心に

    前田 恵理 看護薬理学カンファレンス 2020.2 (0), S2-1-, 2020

    ...成人疾病胎児起源仮説に始まるライフコース研究から発展してきた 概念で、次世代を視野に入れたヘルスプロモーションの一分野である。プレコンセ プションケアにおいては、短期的・長期的に子供を持つ意思があるのか、子供を 持つ予定があるなら、いつ何人くらい子どもを持ちたいのかといったリプロダクティブ ライフプラン(RLP)を各々が作成し、一生を見渡すことが重要である。...

    DOI

  • 「国際移住と宗教」をめぐる地理学的研究の新たな方向性とその特徴

    川添 航 日本地理学会発表要旨集 2020a (0), 97-, 2020

    ...特に,国際移住者の個別の社会的背景を踏まえた議論については,宗教社会学の領域から提唱された「生きられた宗教(Lived Religion)アプローチ(LRA)」を宗教の地理学に導入し,個別信者を分析の基軸として個別の移住者のライフコースや移住過程や日常生活の転換と宗教活動への参加・維持要因の関係について議論することが有効である。</p>...

    DOI

  • 【総説】 ミルクオリゴ糖の機能研究における最近の進歩(4)

    浦島 匡, 福田 健二 応用糖質科学:日本応用糖質科学会誌 9 (4), 254-265, 2019-11-20

    ...<p>人乳には常乳で12~13g/Lの濃度でミルクオリゴ糖が含まれている.ヒトミルクオリゴ糖(HMOs)は若干の例外を除いて,還元末端にラクトース(Gal(β1-4)Glc)を含み,それにガラクトース(Gal),<i>N</i>-アセチルグルコサミン(GlcNAc),フコース(Fuc),<i>N</i>-アセチルノイラミン酸(Neu5Ac)の結合した化学構造を有する.人乳には約250種類ものHMOs...

    DOI Web Site 参考文献57件

  • ライフコースデータ基盤やリアルワールドデータを健康長寿政策に生かす

    川上 浩司 日本老年医学会雑誌 56 (4), 434-440, 2019-10-25

    ...<p>法に基づいて実施されている乳幼児健診や学校健診を,その場限りの受診勧奨だけではなく,個人情報保護に配慮しつつデータベースを構築するとともに,個人や地域に分析を還元し,また生涯を通じたライフコースデータとして本人の健康増進や医学研究に役立てていくための基盤構築を行っている.また,全国の医療機関と連携して,診療情報データベース(RWD-DB)を構築することで,医療機関における診療の可視化や,臨床疫学研究...

    DOI Web Site Web Site ほか2件

  • “ユニーク”な硫酸化糖ケラタン硫酸:その構造、機能、合成

    大前 仁, 山崎 悠司, 勢造 恭平, 高田 順子 Trends in Glycoscience and Glycotechnology 31 (183), J127-J133, 2019-09-25

    ...<p>ケラタン硫酸はグリコサミノグリカンに分類される硫酸化多糖であるが、硫酸化パターンの多様性に加えて、コアタンパク質との間のリンカー糖鎖の多様性、分子鎖内フコース分枝の有無、非還元末端に“キャッピング”糖を有する、という構造的にユニークなグリコサミノグリカンである。この最も新しいグリコサミノグリカンであるケラタン硫酸の機能解明は最も遅れている。...

    DOI DOI Web Site ほか2件 参考文献11件

  • 女性の教育歴とスキル形成

    佐野 和子 ソシオロジ 64 (1), 21-40, 2019-06-01

    ...しかし、 JGSS-2009ライフコース調査を用いて、スキルのタイプを表す指標である資格に着目して教育歴ごとのスキル形成を 分析した結果、先行研究による日本の位置づけは必ずしも女性には当てはまらない状況が描き出された。その内容は次の三点に集約される。...

    DOI

ページトップへ