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検索結果 51 件

  • 1 / 1

  • イヌにおけるイミダクロプリド,モキシデクチン,プラジカンテル経皮投与の<i>Linognathus setosus</i>感染症治療としての有効性

    Núñez Camilo Romero, Rodríguez Paulina Noyola, Carreón Lucia Hernández, Hernández Armando Pérez, Peña Mariana Arango, Ortega Ariadna Flores 獣医臨床皮膚科 30 (1), 3-7, 2024

    ...現在,腸内寄生虫および外部寄生虫駆除用の経皮合剤がある(イミダクロプリド/モキシデクチン/プラジカンテル)。しかし,シラミに対する適応は行われていない。本研究の目的は,イミダクロプリド/モキシデクチン/プラジカンテル の有効性を評価することである。使用したのはメス3頭,オス2頭の犬5頭で,犬種はボクサー,ピットブル,シュナウザー,雑種である。...

    DOI Web Site 参考文献18件

  • 北海道の標津町におけるアカギツネのエキノコックス感染率の季節変化

    櫻井 祐奈, 和田 直人, 長田 雅裕, 大手 優裕, 赤坂 卓美, 孝口 裕一, 浦口 宏二, 押田 龍夫 帯広畜産大学学術研究報告 = Research bulletin of Obihiro University 43 34-40, 2022

    ...北海道では、駆虫薬(プラジカンテル)を含有したベイトを野外に散布し、これを終宿主であるアカギツネへ摂食させることでその感染率を低減させる試みが行われており、効率的なベイト散布計画の立案は重要な課題である。感染率低減のためには、まずベイト散布予定地域のアカギツネの感染状況を把握することが重要である。...

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  • 肝蛭症の1例

    山中 裕貴, 竹内 真実子 肝臓 61 (11), 607-612, 2020-11-01

    ...白血球増多を認め,そのうち好酸球が67.4%と著明な増多を認めた.腹部造影CT検査では,肝外側区の表面から肝実質内に連続する管状,多結節状の囊胞性病変の多発を認めた.好酸球優位の白血球増多より,何らかの寄生虫感染症が考えられ,虫卵検査を行ったが,糞便からは虫卵は認められなかった.しかし,抗寄生虫抗体スクリーニング検査の結果にて,肝蛭抗原に対する陽性反応が極めて強く,臨床経過と併せて肝蛭症の診断に至った.プラジカンテル...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献1件

  • サーモン生食による日本海裂頭条虫寄生に伴い発症した漏出性胆汁性腹膜炎の1小児例

    桝屋 隆太, 岡本 好司, 木戸川 秀生, 山吉 隆友, 野口 純也, 伊藤 重彦, 南川 将吾, 神薗 淳司, 家入 里志 Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons 55 (4), 864-869, 2019-06-20

    ...胆囊周囲および右下腹部に腹水貯留を認めたが胆石や胆管拡張の所見はなかった.審査腹腔鏡では黄色透明な胆汁性腹水貯留および胆囊漿膜の黄色変性を認めたが,明らかな穿孔部位はなく,胆囊摘出は施行せず腹腔内を洗浄しドレーンを留置して終了した.全身状態は速やかに改善し,術後1日目に腹痛はほぼ消失しドレーン排液も淡血性となった.原因検索のため便を鏡検したところ多数の虫卵を認め,形状から日本海裂頭条虫と診断した.プラジカンテル...

    DOI Web Site 医中誌

  • 日本海裂頭条虫症の2例

    久保 公利, 松田 宗一郎, 間部 克裕, 加藤 元嗣, 迫 康仁 道南医学会ジャーナル 2 (1), 44-46, 2019

    ...入院翌日にプラジカンテル20mg/kgを投与し、3時間後にマグコロールPを投与した。虫体が排泄され、種の同定目的に旭川医科大学寄生虫学講座に発送した。頭節が確認され、Multiplex-PCR検査で日本海裂頭条虫症と同定された。【結語】プラジカンテルで駆虫しえた日本海裂頭条虫症の2例を経験したので報告する。...

    DOI 医中誌

  • 本邦在住中国出身者に発見された日本住血吸虫症の1例

    町田 健太, 山田 貴教, 志村 恵理, 梅村 昌宏, 尾上 峻也, 金子 雅直, 間渕 裕行, 高橋 百合美, 笹田 雄三, 齋田 康彦 日本消化器病学会雑誌 115 (12), 1094-1100, 2018-12-10

    ...<p>37歳女性,思春期まで中国湖北省に,34歳時より日本に在住している.健診にて肝機能異常を指摘され,紹介受診.腹部超音波検査では尾状葉の腫大,門脈の数珠状変化を,腹部造影CTでは肝表に線状の石灰化,門脈側副血行路を認めた.問診により中国の日本住血吸虫症流行地の出身であり,父に住血吸虫症の治療歴があることが判明.日本住血吸虫血清抗体価は高値を示した.プラジカンテルの投与後,血清抗体価の低下を認めた...

    DOI PubMed 医中誌 被引用文献1件

  • 〈症例〉日本海裂頭条虫症:小児症例・生活環・治療・鑑別・感染源

    井碩, 孝博, 池田, 優 近畿大学医学雑誌 42 (3-4), 115-124, 2017-12-20

    ...及び下剤の1回内服により虫体の排出を認め,頭節の排出も確認でき,プラジカンテルによる副作用は認められず,有効で安全であった.その後の虫卵検査は陰性であり,6か月の経過観察中虫体の排出も認めず駆虫できたものと考えられた.プレロセルコイドが寄生している第2中間宿主であるサケ属魚類の生食歴は確認できなかったが,最近の子供の食事の嗜好からスーパーマーケットや回転ずしでの,サケ属魚類からの感染が考えられた.近年...

    機関リポジトリ 医中誌

  • 日本海裂頭条虫症の一例

    新垣, 智也, 玄, 茉莉, 吉野, 翔子, 熊谷, 雄介, 海老島, 優子, 平口, 雪子, 大和, 謙二, 末廣, 豊 大阪府済生会中津病院年報 27 (2), 210-215, 2017-03-31

    ...検査を進めて確定診断を行い, 入院してプラジカンテルにより駆虫を行った。...

    機関リポジトリ 医中誌

  • シカ生肉が感染源と考えられたウエステルマン肺吸虫症の1例

    大内 政嗣, 井上 修平, 尾崎 良智, 藤田 琢也, 上田 桂子, 花岡 淳 日本呼吸器外科学会雑誌 28 (2), 170-176, 2014

    ...する.症例は49歳,男性.腹部不快感に続く気胸,胸水のため当科紹介となった.発症2週間前にシカ生肉の摂食歴があり,末梢血と胸水の好酸球増多から肺吸虫症を疑った.胸水が高度に混濁しており,膿胸を合併した自然気胸の可能性を否定できず,胸腔鏡下手術を施行した.横隔膜と壁側胸膜に多数の膿苔が認められ,下葉の臓側胸膜にも膿苔が存在していたため,胸膜生検と下葉部分切除術を行った.血清学的診断で肺吸虫症と診断,プラジカンテル...

    DOI 医中誌 被引用文献3件 参考文献4件

  • 非流行地にて発見された日本住血吸虫症の1例

    森 俊文, 松本 早代, 井本 佳孝, 四宮 寛彦, 和田 哲, 友成 哲, 谷口 達哉, 北村 晋志, 六車 直樹, 高山 哲治 肝臓 55 (5), 254-258, 2014

    ...症例は21歳,フィリピン人女性.18歳までフィリピンにて生育,以降日本に在住.呼吸困難の精査目的で撮影したCT検査で肝臓内に網目状模様を認め,日本住血吸虫症を疑い血清抗体価を測定したところ高値であった.プラジカンテル40 mg/kg/日を投与し,6カ月後に抗体価は低下した.本邦では,新たな日本住血吸虫症はみられなくなったが,輸入症例や陳旧症例の報告が散見される.非流行地域において特徴的な肝画像所見を...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献3件

  • ウェステルマン肺吸虫症の姉妹例

    鹿児島 崇, 山﨑 善隆, 坂口 幸治, 久保 惠嗣, 杉山 広, 齊藤 博 日本内科学会雑誌 103 (4), 975-977, 2014

    ...ウェステルマン肺吸虫はモクズガニやサワガニを生食することでヒトに感染する.今回,姉妹の感染例を経験した.両名ともプラジカンテルの投与で軽快した.国内で販売されている淡水産のカニの肺吸虫感染率は決して低くなく,加熱なしで淡水産カニを喫食する際には十分な注意が必要と考えられる.また本例はいずれも外国人であり外国人診療においては食習慣の違いによる感染症にも留意する必要があると考えられた....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献2件

  • 肝嚢胞増大により発見され,胆汁細胞診にて診断された肝吸虫症の1例

    小南 陽子, 相方 浩, 平松 憲, 田中 未央, 苗代 典昭, 中原 隆志, 本田 洋士, 長沖 祐子, 村上 英介, 宮木 大輔, 三木 大樹, 河岡 友和, 高木 慎太郎, 平賀 伸彦, 柘植 雅貴, 芹川 正浩, 今村 道雄, 兵庫 秀幸, 川上 由育, 高橋 祥一, 佐々木 民人, 茶山 一彰 日本消化器病学会雑誌 110 (3), 456-464, 2013

    A 61-year-old man was admitted to our hospital for examination of the cause of rapid growth of a liver cyst. We found a slight dilatation of bile duct in the vicinity of the liver cyst. Then, we …

    DOI PubMed 医中誌 被引用文献1件 参考文献23件

  • 異時性に左右の胸水貯留をきたしたウエステルマン肺吸虫症の1例

    菅野 貴世史, 赤井 雅也, 加藤 智浩, 多田 利彦, 渡邉 創, 塩崎 晃平 気管支学 35 (3), 305-309, 2013

    ...フィブリン塊を摘出し,胸腔ドレナージを行い,胸水は再貯留なく消失したが,約9カ月後に右気胸後の右胸水貯留のため再び紹介受診した.末梢血好酸球増多と血清IgEの高値を認め,胸部CTでは胸膜から右上下葉に連なる病変を認めた.イノシシ肉の食習慣があり,寄生虫抗体検査を施行したところ,ウエステルマン肺吸虫が陽性であった.局所麻酔下胸腔鏡で胸腔内のフィブリン塊を摘出し,胸水ドレナージの後に,抗寄生虫薬であるプラジカンテル...

    DOI 医中誌

  • ウエステルマン肺吸虫症の臨床

    安河内 由美, 古庄 憲浩, 豊田 一弘, 谷合 啓明, 小川 栄一, 貝沼 茂三郎, 岡田 享子, 村田 昌之, 丸山 治彦, 林 純 日本病院総合診療医学会雑誌 3 (2), 65-70, 2012-12-31

    ...いずれもプラジカンテル( 75 mg/kg/日)の 3 日間内服にて症状および検査値ともに改善した。...

    DOI

  • イノシシ肉生食により生じたウエステルマン肺吸虫症の2例

    中村 和芳, 一安 秀範, 徳永 健太郎, 堀尾 雄甲, 田中 秀幸, 興梠 博次 気管支学 34 (6), 552-557, 2012

    ...左胸水貯留を指摘され,受診.末梢血および胸水中の好酸球増多を認め,胸水pH低値, LDH異常高値,糖は低値であった.症例2; 69歳男性,腹痛を主訴に外科入院.胸部CTで右上葉に浸潤影,右胸水貯留を認めたため,当科転科.末梢血好酸球増多を認めたが,胸水中好酸球増多はなかった.右上葉の経気管支肺生検にて好酸球浸潤を認めた. 2例ともイノシシ肉の生食歴があり,血清の抗ウエステルマン肺吸虫抗体陽性より診断し,プラジカンテル...

    DOI 医中誌 参考文献13件

  • アフリカの中間宿主貝について

    野田 伸一 日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集 64 (0), 38-38, 2012

    ...住血吸虫対策は,副作用の少ない治療薬プラジカンテルが登場するまでは,中間宿主貝の駆除が主であった.日本では溝渠のコンクリート化や殺貝剤の散布が行われた.現在の住血吸虫対策では患者の治療に主眼が置かれるようになったが,治療薬が有効であっても患者治療率が低ければ,再感染により早期に治療前の状態に戻ってしまう.中間宿主貝対策は現在も考慮すべき項目であり,その有用性を具体的な例で示したい....

    DOI

  • マス生食によると思われた日本海裂頭条虫症の1例

    太田 和義, 山崎 哲, 高井 哲成, 本城 裕美子, 吉井 重人, 影山 富士人, 山田 正美, 記野 秀人, 武藤 麻紀, 山崎 浩 日本内科学会雑誌 100 (11), 3336-3338, 2011

    ...日本海裂頭条虫は成虫となるとヒトの消化管内で数mにも及ぶが,排便時等の虫体排泄以外に自覚症状のない例も多い.本例は虫体排泄を主訴に受診され,ガストログラフィンおよびプラジカンテルを用いて駆虫を行った.cox1遺伝子解析より日本海裂頭条虫と虫種同定された.近年,輸送機関の発達により鮮魚類の生食機会が増加してきており,本疾患をはじめとした寄生虫感染は過去のものではないと再認識する必要性が考えられた....

    DOI Web Site PubMed ほか1件 参考文献10件

  • 腫瘍性病変と鑑別困難であったマンソン孤虫症の1例

    小野 槙子, 古場 慎一, 久富 万智子, 北山 明日香, 三砂 範幸, 成澤 寛 西日本皮膚科 73 (3), 241-244, 2011

    ...切除後も硬結が残存するためプラジカンテル内服を行い,硬結は速やかに消失した。治療効果判定のため測定した抗マンソン孤虫-IgG抗体は3ヵ月後に低下した。自験例のように一定期間,臨床的変化がない単発の皮下結節では通常は皮膚良性腫瘍をまず疑い,マンソン孤虫症などの寄生虫症を考えることは困難なため文献的考察を加え報告する。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献8件

  • 左側胸水貯留を契機に発見され,多彩な胸部陰影を呈した宮崎肺吸虫症の一例

    今井 久雄, 堀口 昇男, 岩崎 靖樹, 長島 多聞, 鶴巻 寛朗, 柳澤 邦雄, 大井 晋介, 解良 恭一, 小野 昭浩, 古賀 康彦, 砂長 則明, 久枝 一, 久田 剛志, 佐藤 哲郎, 石塚 全, 土橋 邦生, 森 昌朋 北関東医学 61 (2), 179-185, 2011

    ...プラジカンテル投与開始前の, 胸部CTでは, 左下葉の結節影は縮小し右下葉に空洞を伴う新たな結節性病変を認めた. 治療開始後より左胸痛の改善とともに, 胸部CT上の左右の結節影の改善を認め, 血中好酸球数の改善を認めた. 海外渡航, 国際交流による食生活の多様化から肺吸虫症は増加しており, 好酸球増多を伴う肺病変の鑑別として肺吸虫の鑑別が重要であると示唆された....

    DOI 機関リポジトリ HANDLE ほか2件

  • 気管支擦過細胞診により虫卵を証明したウエステルマン肺吸虫症の1例

    倉富 忍, 中坪 成太, 澤本 良子, 藤井 亜希子, 日高 大, 三角 幸広, 腰塚 広昌, 冨満 信二, 林 明宏, 肥山 淳一郎 気管支学 32 (2), 191-194, 2010

    ...近医を受診.胸部X線上の左中肺野結節影を指摘され,精査目的に当院を紹介された.身体所見に異常はなく胸部CTで左肺下葉S^6に結節影を認めた.肺結核や肺癌などが疑われたが喀痰および血液検査では明らかな異常所見はなく,確定診断のため気管支鏡検査を実施した.病変部の粘膜は浮腫状で左B^6入口部は狭窄していた.左B^6からの擦過標本に肺吸虫虫卵を検出,血清ウエステルマン肺吸虫抗体価の高値を認め診断に至った.プラジカンテル...

    DOI 医中誌 参考文献12件

  • ウエステルマン肺吸虫による腹腔内膿瘍の1例

    長野 貴彦, 野田 伸一, 金子 洋一, 堀川 佳朗, 石神 純也, 夏越 祥次 日本臨床外科学会雑誌 71 (3), 823-827, 2010

    ...多房性の腫瘤を認めた.腹腔内膿瘍の診断で抗生剤を投与し,膿瘍の縮小と症状の改善を認めたため,退院した.しかし,2カ月後に腹痛と発熱が再燃し,膿瘍が増大したため,手術を施行した.手術所見では壁側・臓側腹膜に多数の白色結節ならびに高度な癒着を認め,大網および腸間膜組織内の肉芽腫性病変を切除した.術後の病理診断でウエステルマン肺吸虫が原因であると判明し,問診にてイノシシの生肉の摂取歴が確認された.術後はプラジカンテル...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献11件

  • 安静時胸部不快感から始まり, 息切れが増強してきた38歳の女性

    高野 裕太, 古谷 伸之, 大西 弘太郎, 柳内 秀勝, 熊谷 正広, 伊藤 公美恵, 吉田 博, 渡辺 直煕, 多田 紀夫 日本未病システム学会雑誌 14 (2), 346-350, 2008

    ...皮下結節より虫体は検出されず好酸球性肉芽腫のみ認めたが, プラジカンテル内服治療を開始したところ, 好酸球数, IgE, CRPなどの速やかな改善を認めた。中間宿主の食歴の存在を当初より否定していたが, 焦点を絞った粘り強い問診によりサワガニを特定し得た。...

    DOI Web Site 医中誌

  • 肝吸虫症に併存した膵頭部癌の1例

    貝田 将郷, 西田 次郎, 岸川 浩, 井口 清香, 森下 鉄夫 胆道 22 (5), 696-701, 2008

    ...プラジカンテルの投与によりドレナージチューブより多数の虫体が排泄されたが, その後も黄疸は改善せず全身状態は悪化し, 肝不全のため第61病日に死亡した. 剖検所見において肝吸虫は膵管内には認められなかった. 両疾患の併存例の報告は稀であり, 興味深い症例と思われた....

    DOI 医中誌 被引用文献2件 参考文献13件

  • 気胸にて発症したウエステルマン肺吸虫症の1例

    狩集 弘太, 中村 好宏, 吉川 弘太, 花岡 伸治, 田畑 和宏, 坂田 隆造 日本呼吸器外科学会雑誌 22 (6), 910-913, 2008

    ...ウエステルマン肺吸虫症による気胸の1例を経験したので報告する.症例は76歳,男性.気胸の診断にて前医で胸腔ドレナージ施行され一旦は治癒したが,再発したため当科紹介となった.末梢血好酸球比率の上昇,好酸球性胸水を認め肺吸虫症を疑ったが,混濁した胸水と肺瘻の持続を認めたため胸腔鏡下手術を施行した.明らかな肺瘻部は不明であったが,膿苔の付着した肺を部分切除し気胸は改善した.術後,血清学的診断にて肺吸虫症と診断し,プラジカンテル...

    DOI 医中誌 参考文献8件

  • アニサキス症と天然物由来の有効化学物質の検索(寄生虫の化学)

    村田 以和夫 化学と教育 50 (5), 360-364, 2002

    ...化学合成された駆虫薬も日本住血吸虫の治療薬プラジカンテル, マラリアの治療薬クロロキンなど優れたものも多いが, 魚介類の生食によって感染するアニサキスに対する駆虫薬はまだ開発されていない。胃アニサキス症では内視鏡により虫体を摘出できるが, 腸アニサキス症では外科手術を要する症例が多くある。...

    DOI Web Site 参考文献6件

  • 人間ドックで発見された横川吸虫症の臨床的研究

    原島 三郎, 三輪 祐一, 白石 一美, 安住 義克, 岡本 美恵子, 田島 博, 正木 基文 総合健診 29 (5), 872-877, 2002

    For those individuals who underwent the 1998 multiphasic health screening conducted by the Tokyo Health Service Association, a cellophane thick smear test was used to check for fecal Metagonimus …

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献15件

  • 胸腔鏡により診断,治療し得た肺吸虫症の一例

    平井 文彦, 鶴田 伸子, 加藤 雅人, 中垣 充 日本呼吸器外科学会雑誌 15 (2), 122-125, 2001

    We report a case of paragonimiasis diagnosed and treated by video assisted thoracoscopic surgery (VATS). The patient was 41-year-old man in whom left pleural effusion was revealed by medical …

    DOI 医中誌 参考文献13件

  • 肺吸虫・顎口虫重複感染の1例

    清井 起鵬, 前川 嘉洋, 國武 裕子, 田中 敬子 西日本皮膚科 62 (2), 214-217, 2000

    ...臨床症状·臨床経過·血清反応より顎口虫症と診断され,肺吸虫症も合併していることが判明し,6月17日よりプラジカンテル(商品名ビルトリシド<sup>®</sup>)の投与により症状は軽快した。...

    DOI 医中誌 参考文献7件

  • 飼い猫に寄生した吸虫<I>Spelotrema capellae</I>の1症例

    斎藤 哲郎, 池田 文雄, 山口 裕之, 吉田 邦恵, 頓宮 廉正 日本獣医師会雑誌 53 (5), 315-316, 2000

    ...飼い猫に糞便検査を実施したところ, 吸虫卵を検出した.プラジカンテル (praziquantel) 30mg/kgの皮下注射を行い駆虫を試みたところ, 吸虫の成虫が排泄された. この吸虫は形態学的検査の結果<I>Spelotrema capellae</I>と同定された....

    DOI 医中誌 参考文献3件

  • 気管支狭窄をきたし肺炎を反復したウエステルマン肺吸虫症の1例

    飯干 宏俊, 迎 寛, 佐野 ありさ, 平塚 雄聡, 松本 亮, 谷口 治子, 芦谷 淳一, 増本 英男, 松倉 茂 気管支学 22 (4), 300-304, 2000

    ...虫卵は発見できなかったが, プラジカンテル4700mg/dayを3日間内服投与した。8ヵ月後の胸部CTでは, 炎症後の気管支拡張所見を残すのみであった。また, 画像上, 右B^5aとB^6入口部は前回より開大していた。ウエテルマン肺吸虫の虫嚢結節による気管支壁外圧排により閉塞性肺炎を繰り返していた可能性が考えられた。...

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献8件

  • きょく口吸虫症の1例

    田中 良憲, 灘野 成人, 行天 淳一 日本内科学会雑誌 88 (1), 138-140, 1999

    ...症例は28歳,男性.愛媛県新居浜市在住.平成8年2月より,約1年間で2カ月に1度程度腹痛を繰り返していたため各種検査を施行.大腸内視鏡で回腸末端に炎症性の変化と1cm大の虫体を認め,この虫体より棘口吸虫と診断.プラジカンテルにて加療し腹痛の再発は認められていない.この経過より腹痛の原因は棘口吸虫によるものが考えられた.棘口吸虫症はいままで本邦で数十例しか報告されておらず<sup>1)</sup>,また...

    DOI Web Site PubMed ほか1件 参考文献5件

  • ビルハルツ住血吸虫症: 日本人輸入感染の1例

    大西 健児 感染症学雑誌 71 (7), 672-674, 1997

    ...12月に日本に帰国した.イギリスに滞在中のアフリカ旅行同行者がビルハルツ住血吸虫症と診断されたため, ビルハルツ住血吸虫感染の検査目的で1995年2月16日に当院を受診した.受診時に自覚症状はなく, 尿中に虫卵を認めなかった.1996年7月15日に再度当院を受診したところ, 自覚症状はなかったが末梢血液検査で好酸球増多および尿中にビルハルツ住血吸虫卵を認めた.無症候性ビルハルツ住血吸虫症と診断し, プラジカンテル...

    DOI PubMed 医中誌 被引用文献3件 参考文献3件

  • 胆嚢内血腫に虫卵を認めた肝吸虫症の1治験例

    井上 直也, 滝 吉郎, 川平 敏博, 坂野 茂, 頼 文夫, 冨永 純男, 花岡 道治, 久保田 晋, 西山 利正 日本消化器外科学会雑誌 29 (11), 2151-2154, 1996

    We experienced a case of <I>Clonorchis sinenesis</I> diagnosed as a proliferated disease of gallbladder. A 60-year-old man admitted our hospital under the diagnosis of gallbladder polyp. He …

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献12件

  • マンソン住血吸虫症: 日本人輸入感染の1例

    大西 健児, 村田 三紗子 感染症学雑誌 70 (6), 642-644, 1996

    ...25歳の日本人男性が学術調査目的でエチオピアに滞在中に, 発熱, 下痢のため現地の病院に入院した.原因不明であったが症状出現後2カ月で軽快し帰国した.帰国後に他院で末梢血の好酸球増多を指摘されたがその原因は不明であった.帰国約1年後に精査目的で当院を受診したところ, 末梢血の好酸球増加を認めさらに便からマンソン住血吸虫卵を検出した.マンソン住血吸虫症と診断し, プラジカンテルの経口投与で治療した.マンソン...

    DOI PubMed 医中誌 参考文献5件

  • 猪肉の摂食が原因と考えられたウエステルマン肺吸虫症の4例

    元山 貞子, 鈴木 敏和, 祖父江 文男, 岡田 孝之, 飯塚 昭男, 米田 正弘, 島田 惇, 柴垣 友久, 奥野 元保, 菱田 仁 日本内科学会雑誌 85 (7), 1145-1146, 1996

    ...4例はいずれも猪肉摂食1カ月半から6カ月後に胸痛,咳嗽を主訴に来院した.ウエステルマン肺吸虫症と診断し,プラジカンテル内服により改善を認めた.胸部X線写真にて胸水,気胸および浸潤影を認めた1例は,好酸球性肺炎を疑い副腎皮質ステロイド薬投与したところ,胸水および浸潤影の消失,自覚症状の改善が得られた.肺吸虫症は,グルメブームの昨今,注意すべき疾患と考えられた....

    DOI Web Site PubMed ほか1件 被引用文献1件 参考文献10件

  • プラジカンテルによる治療後短期間に起こったビルハルツ住血吸虫の再感染

    行天 淳一, 木村 英作, MUHOHO N.D., 勝又 達哉, MIGWI D.K., MUTUA W.R., 後藤 牧人, 宇賀 昭二, 塚本 増久, 嶋田 雅暁, 青木 克己 Japanese Journal of Tropical Medicine and Hygiene 20 (2), 157-164, 1992

    ...今回Kwale地区のある村でプラジカンテル(PZQ)を用いて選択的集団治療を行い,治療後の住民の感染の変化を1年間にわたり観察した。本研究はこの村に於ける再感染の特徴を把握することを目的として,これまで得られたデータを解析したものである。...

    DOI 機関リポジトリ HANDLE ほか3件

  • 多彩な症状を呈した宮崎肺吸虫症の1例

    小沢 由理, 鈴木 恒雄, 大谷 直史, 豊田 恵美子, 吉川 正洋 医療 46 (8), 634-638, 1992

    We presented a case of paragonimiasis Miyazakii with numerous symptoms such as pleuritis, infiltration lesion in the lung, subcutaneous nodules and pericarditis. A 26-year-old female was admitted to …

    DOI 医中誌

  • 寄生虫病薬の7年間の治験成績の検討

    田辺 清勝, 尾辻 義人, 中林 敏夫, 大友 弘士, 田中 寛 Japanese Journal of Tropical Medicine and Hygiene 17 (3), 229-236, 1989

    Since many important antiparasitic drugs are not registered in Japan, a research group, for the past 7 years, has managed the use of non-registered orphan drugs. Initially there were 16 orphan drugs …

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  • 関東地方利根川水系における慢性日本住血吸虫症とそのスクリーニング法

    田中 真奈実, 入江 勇治, 安羅岡 一男, 佐藤 章仁, 松本 繁, 白田 保夫, 中村 尚志, 河合 美枝子, 海老原 誠 感染症学雑誌 62 (2), 156-163, 1988

    ...プラジカンテルによる治療適応の判定には, 虫卵排出の有無及び虫卵の孵化能の検索が必要であるが, 疑わしい症例には生検材料による孵化試験をすることが必要である. 病理組織学的検索だけでは, 感染時期及び孵化能の判定は困難である....

    DOI Web Site 医中誌

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