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検索結果 2,682 件

  • 共鳴非弾性X線散乱によるルテニウム化合物の磁気励起の観測

    鈴木 博人 日本物理学会誌 79 (5), 230-235, 2024-05-05

    ...散乱断面積が大きく,微小単結晶に対しても適用可能な利点を持つ.近年の放射光輝度の向上に伴い世界各地の放射光施設で分光器の開発が進展しており,軟X線(100 eV<<i>h</i>ν<2 keV)および硬X線(<i>h</i>ν>5keV)領域ではエネルギー分解能の飛躍的な向上が達成された.これにより銅酸化物高温超伝導体(3<i>d</i>電子系)やIr酸化物(5<i>d</i>電子系)におけるマグノンやプラズモン...

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  • 周期的十字開口の異常透過を利用した1/4波長板の広帯域化

    山内 潤治, 柴崎 英彦, 中野 久松 J107-C (5), 192-199, 2024-05-01

    ...周期的十字開口の異常透過現象を利用し,広帯域に直線偏波を円偏波に変換できる1/4波長板を提案している.局在表面プラズモン共鳴に加えて,金属膜厚の調整により,導波路共鳴も近傍の波長で発生させる.これにより,二つの透過ピークを有する高透過な波長特性が達成できることを,周期境界条件を適用したFDTDにより明らかにする.特に,誘電体基板の影響を明らかにし,金属膜の上層への誘電体層の追加による構造対称性の確保...

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  • グラフェンにおけるテラヘルツキャリアダイナミクス

    熊田 倫雄 応用物理 93 (5), 279-283, 2024-05-01

    ...<p>グラフェンは,その特異なバンド構造,キャリア移動度の高さ,フォノンとの結合の弱さから,THz領域で顕著なキャリアダイナミクスを示す.本稿では,グラフェンにおけるTHzプラズモンの励起領域を電気的に制御した成果,およびグラフェン光検出器における超高速光‐電気変換メカニズムを解明した成果を解説する.後者の実験ではTHz領域の電流をオンチップTHz分光法を用いて測定しており,その手法についても解説する...

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  • 赤外光エネルギー利用の最近の展開―透明な太陽電池の実現を目指して―

    坂本 雅典 日本画像学会誌 63 (2), 200-205, 2024-04-10

    ...</p><p>著者らは赤外光を吸収する局在表面プラズモン共鳴 (LSPR, localized surface plasmon resonance) を示すヘビードープ半導体ナノ粒子を利用する事により,現在までに報告されている赤外応答光触媒を上回る効率で熱線を化学エネルギーに変換することに成功した....

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  • オンチップセンシング技術

    栗田 僚二, 菅井 祥加, 冨田 峻介 電気学会誌 144 (4), 205-208, 2024-04-01

    <p>1.はじめに</p><p>幹細胞やゲノム編集技術の目覚ましい発展に伴い,従来の動物実験に代わる細胞培養システムが提案されている。例えばスフェロイドやオルガノイドなどの3次元培養,微細加工技術を駆使した潅流によるorgans-on-a-chipなどが進歩し,これらの基礎研究および産業利用が報告され</p>

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  • 温度差を必要としない熱電変換素子および関連する計測技術

    稲 秀樹, 柴田 秀平, 黒田 陸斗, 中村 貴宏 精密工学会学術講演会講演論文集 2023A (0), 591-592, 2023-08-31

    ...<br>1、陽極と陰極の間のギャップを測定する非走査型白色光干渉<br>2、透過電子顕微鏡TEM画像から粒径分布を求めるデータ処理<br>3、局在表面プラズモン共鳴LSPRによる色情報を使用したプロセスエンドモニター</p>...

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  • 積層したグラフェン平板格子によるテラヘルツ波の散乱と吸収

    松島 章 J106-C (6), 224-233, 2023-06-01

    ...久保公式によるインピーダンス境界条件を用いてモデル化した.導出された連立一次方程式は,平板上の表面電流密度の基底関数による展開係数を未知数とする.この方程式はフレドホルム第二種の形式をもつため,精度よく安定な数値解を与える.数値計算により格子外部への散乱電力と平板上で吸収電力の周波数特性を求め,格子パラメータと電力分布との関係を検討する.吸収量がピークとなる場合においては近傍界分布を描き,平板上でプラズモン...

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  • 電磁界の成分分離を用いたプラズモンモード特性解析

    柴垣 裕紀, 都木 慶吾, 岸本 誠也, 佐甲 徳栄, 大貫 進一郎 J106-C (5), 197-203, 2023-05-01

    ...本論文では電磁界の成分分離の観点から,表面プラズモンの特性を解析する.FDFD (:Finite-Difference Frequency-Domain)法より得た実空間の電磁界分布をフーリエ変換より波数領域に変換し,電磁界を波数ベクトルと平行な縦成分及び波数ベクトルと垂直な横成分に分離する.その後,それらを逆変換することで,実空間においてそれぞれの成分に対する電磁界を得る.本手法を表面プラズモンの...

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  • 地域の産業・学術を担う研究組織の紹介

    藤井 英司, 中村 竜太, 大久保 義真, 久住 孝幸, 落合 剛, 濱田 健吾, 小林 慶一, 石黒 斉, 波多野 諒, 中野 万敬, 山中 基資, 松井 則男 Colloid & Interface Communications 48 (1), 2-19, 2023-03-10

    ...得られた金ナノ粒子担持複合粉体は、金ナノ粒子の表面プラズモン共鳴に由来する鮮やかな赤色の色調と抗菌性を示した。</p><p> </p><p>〔5〕ゲル化と結晶化を利用した超撥水表面の形成</p><p> 名古屋市工業研究所 材料技術部 中野 万敬・山中 基資</p><p>接触角が150°以上である超撥水表面を植物由来原料から作製する手法を開発した。...

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  • 金属ナノ構造作製技術とプラズモニックセンシングへの応用

    小野 篤史 精密工学会学術講演会講演論文集 2023S (0), 349-350, 2023-03-01

    ...<p>ナノスケールにて周期構造化された金属に光を照射すると,表面プラズモン共鳴が励起される.我々の研究グループは,電子線リソグラフィ法や化学合成法,レーザーリソグラフィ法など様々な金属ナノ構造作製技術を確立し,新規プラズモニックデバイスの創出に取り組んでいる.本講演では,これら作製技術とプラズモニックリモートセンシング,プラズモニックカラーフィルタリング等への応用事例について紹介する.</p>...

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  • 多機能性血漿タンパクの受容体探索同定法と創薬戦略

    阪口 政清, 西堀 正洋 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 44 (0), 3-C-S44-1-, 2023

    ...CLEC1Aの細胞外ドメインを組換えタンパク(exCLEC1A)として作製し、表面プラズモン共鳴でHRGとexCLEC1Aの直接結合を証明した。さらに、CLEC1A発現HEK293T細胞で、HRG添加依存的なタンパクリン酸化シグナルの検出に成功した。本探索法をAntithrombinにも応用し、複数の候補受容体を同定した。...

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  • 単一粒子測定による高感度生体分子計測を実現する粒子表面の機能化

    守岩 友紀子 ファルマシア 59 (2), 151-151, 2023

    ...<br>Chung-Yanらは,金ナノ粒子と銀ナノ粒子の2種類のナノ粒子が隣接すると局在表面プラズモン共鳴が増強する現象を利用して,前処理なしで生体試料中における腫瘍マーカーを検出することに成功している.またHuaらは,金ナノ粒子のコアに酸化マンガンを被覆させたコアシェルナノ粒子とラマン測定を用いて,生体中のアルカリフォスファターゼを測定した....

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  • グラフェンプラズモニックTHzデバイスの研究開発動向と将来展望

    尾辻 泰一 J105-C (12), 358-366, 2022-12-01

    本論文では,グラフェンプラズモニックテラヘルツ(THz)デバイスの研究開発動向と将来展望について論ずる.ギャップレスかつ線形分散のバンド構造に代表されるグラフェンのユニークで卓越した光電子・プラズモニック物性を活用することにより,エレクトロニクス/フォトニクス技術に革新をもたらすTHz機能デバイスを実現することができる.また,グラフェンの二層及び多層構造,並びにさまざまな二次元原子薄膜材料系との…

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  • 電気化学環境場における強結合現象の設計・制御・応用

    福島 知宏, 村越 敬 応用物理 91 (11), 675-678, 2022-11-01

    ...ポラリトン状態を利用することによって,化学反応ダイナミクスが制御可能となることが提案されつつある.特に結合強度の大きな強結合状態においては,単純な重ね合わせでは記述できない物性が発現することが期待される.本稿においては,光学モードと物質の電子・振動分極の組み合わせにて実現される物性変調に関して紹介する.具体的には,プラズモニック金属ナノ構造を利用した光励起モードの制御および物質の電子励起分極と局在表面プラズモン...

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  • プラズモニクスと走査型トンネル顕微鏡の融合による極微分光

    熊谷 崇 顕微鏡 57 (1), 35-38, 2022-04-30

    ...<p>走査型トンネル顕微鏡のナノ接合に発生する局在表面プラズモン共鳴を用いた超高感度・超高分解能の極微分光によってナノメートル,さらには原子・分子レベルの顕微分光が近年可能となってきた.本稿では著者のグループが行ってきた走査型トンネル顕微鏡のプラズモニック接合における極微分光の最近の研究と技術について紹介する.</p>...

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  • 隣接する2面の応答を独立かつ同時に測定できる金蒸着角型ガラス棒センサーの開発

    満塩 勝, 吉留 俊史 分析化学 71 (4.5), 261-267, 2022-04-05

    ...<p>正方形の断面を持つ石英ガラス棒の隣接する2面に0と45 nm,または30と70 nmの異なる膜厚の組合せで金薄膜層を形成して表面プラズモン共鳴(SPR)センサーとし,一端から入射した無偏光を他端の偏光板で偏光方向を選択することで,SPR現象がp偏光のみで起こることを利用してセンサーの応答面を選択できることを見いだした.センサーの応答特性は多層フレネル等式を用いて計算された理論曲線とよい一致を示...

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献29件

  • 表面プラズモン共鳴を用いた新概念リソグラフィに関する研究

    畚野 剛瑠, 増井 周造, 門屋 祥太郎, 道畑 正岐, 高橋 哲 精密工学会学術講演会講演論文集 2022S (0), 51-52, 2022-03-02

    ...<p>近年微細構造の加工や応用に関する研究が益々盛んになっているが,微細かつ高コントラストな加工を実現する手法として表面プラズモン共鳴を利用した加工手法が注目を集めている.本研究は,そのような表面プラズモン共鳴を用いた加工における現象の解明とその制御性向上を目的としている.本報では,表面プラズモン共鳴を用いた新たな加工コンセプトを提案するとともに,提案手法の要素技術を実験的に検討した.</p>...

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  • 高速原子間力顕微鏡を用いた銀ナノワイヤーの再配置操作とプラズモン導波路の評価

    片倉 健太, 髙橋 幸大, 小松 智佳, 中澤 謙太, 小野 篤史, 岩田 太 精密工学会学術講演会講演論文集 2022S (0), 614-615, 2022-03-02

    ...<p>我々は高速原子間力顕微鏡によって,基板上のナノ材料を観察しながら所望の位置まで移動・位置決めするマニピュレータを開発している.本研究ではナノスケールでのマニピュレーション操作により,移動および切断して再配置した銀ナノワイヤーを用いて,実際にプラズモン導波路としての評価を行ったので報告する.</p>...

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  • 光・分子動力学統合の計算化学の開発:金属の光応答を記述する分子シミュレーション

    山田 篤志 アンサンブル 24 (1), 39-44, 2022-01-31

    ...<p>金属物質内の自由電子の古典的運動方程式を力場モデルの枠組みに組み込むことにより,光振動電場下での可視領域に於ける光応答ダイナミクスを記述できる分子シミュレーションを開発した.本稿ではその計算手法ならびにバルク金属と溶液中金属ナノ粒子を用いた計算例:鏡像力ポテンシャルの再現,誘電関数および吸収スペクトルの計算,プラズモン共鳴励起と熱・エネルギー緩和のシミュレーション,を紹介する.</p>...

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  • 電子励起の二次電子スペクトルの微細構造

    橋本 哲, 櫻田 委大, 後藤 敬典 Journal of Surface Analysis 28 (3), 161-172, 2022

    ...3つの成分とは,一次電子による個別励起による成分,数10 eVのオージェ電子により励起される成分,およびプラズモンの崩壊やその他の励起による微細構造の成分である.これら成分のスペクトルが運動エネルギーの冪乗(<i>E</i><sup>-γ</sup>)に依存すると仮定し,N(E)スペクトルにおけるこれら3成分の強度を計算した. 200~5000 Vの範囲の加速電圧で計測した純物質および化合物において...

    DOI Web Site 参考文献26件

  • Pt担持モリブデン亜酸化物触媒を用いたCO<sub>2</sub>水素化反応における可視光照射の影響

    桑原 泰隆, 内藤 眞太郎, 楠 和樹, 小林 久芳, 山下 弘巳 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2022 (0), 40-, 2022

    ...<p>モリブデン亜酸化物は触媒活性点としての酸素欠陥と表面プラズモン共鳴に由来する可視光吸収特性とを兼ね備えている。本研究では、Pt担持モリブデン亜酸化物を用い、低温(~200 ℃)・常圧下での逆水性ガスシフト反応へ応用し、可視光照射が触媒活性に及ぼす影響について調査を行った。...

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  • 整数・分数量子ホールY接合における電荷波束の分数化

    藤澤 利正, Lin Chaojing 日本物理学会誌 76 (12), 773-777, 2021-12-05

    ...</p><p>このような結合プラズモンモードを理解するうえで,プラズモン散乱モデルが有効である.これは,静電容量と抵抗によって相互作用とトンネルを表し,エッジチャネルを伝搬する電荷密度の波(プラズマ振動モード)の散乱をモデル化するもので,現実の素子構造に対応したパラメータで系を記述できるとともに,標準的な場の理論のモデルとの対応をとることもできる....

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  • 銀回折格子上の表面プラズモンと電子ビームとの相互作用を利用した光放射の観測

    桑村 有司 J104-C (10), 298-307, 2021-10-01

    ...金属回折格子上の表面プラズモンと真空中を走行する電子ビームを利用した新しい光発生法を実験的に検証した.金属回折格子I上の表面プラズモンはその位相速度vsppが光速cの1/3程度まで遅くなる波動成分を有する.このモードを利用し,回折格子表面に沿って電子を群速度veで走行させると,vspp=veの条件で表面プラズモンが発生する.この表面プラズモンを異なる周期の金属回折格子IIで光に変換して真空側に出力させる...

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  • 希ガス希釈水素プラズマによる銀表面へのナノ構造形成

    関戸 拓郎, 安東 卓洋, 垣内 弘章, 大参 宏昌 精密工学会学術講演会講演論文集 2021A (0), 457-457, 2021-09-08

    ...<p>我々は、局在表面プラズモンが励起され、微量化学センサーなどに利用可能な金属表面のナノポーラス構造を無毒廉価な水素ガスを用いて創成することを試みている。今回、銀表面のナノポーラス化機構の支配因子を検討するため、水素を希ガスにより希釈し、銀表面を高密度プラズマに曝露した。...

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  • モノクロメーター搭載STEM-EELSによる局所電子状態分析

    治田 充貴, 倉田 博基 顕微鏡 56 (2), 73-80, 2021-08-30

    ...することが不可欠である.本稿では,スペクトル検出器(CCD)のダークノイズを効率的に除去することで,スペクトルのシグナル/ノイズ比を劇的に向上させる手法を紹介した後,内殻電子励起スペクトルの吸収端微細構造を用いた高温超伝導体の原子分解能ホールマッピングや遷移金属酸化物中の酸素八面体構造の解析について紹介する.さらに,高エネルギー分解能化の効果が顕著となる有機薄膜の炭素K殻吸収端微細構造や金属ナノ粒子の表面プラズモンポラリトン...

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  • ナノ構造体を活用するプラズモン触媒の設計

    山下 弘巳, 森 浩亮, 桑原 泰隆 Journal of the Japan Petroleum Institute 64 (4), 155-165, 2021-07-01

    ...<p>本総説では,局在表面プラズモン共鳴により可視光照射下で機能するナノ粒子やナノシートなどナノ構造制御したプラズモン触媒の設計,および高効率水素生成反応への応用に関して述べる。マイクロ波加熱とメソポーラスシリカの細孔構造を利用することで,形状・サイズ・色彩を制御したプラズモンAgナノ粒子触媒を合成できる。...

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  • 混合薄膜構造の磁気表面プラズモン応答解析

    田丸 幸寛, 柴垣 裕紀, 呉 迪, 岸本 誠也, 芦澤 好人, 中川 活二, 大貫 進一郎 J104-C (5), 129-136, 2021-05-01

    ...外部磁界により反射特性が変化する磁気表面プラズモンについて検討する.表面プラズモン励起構造として,金属磁性・非磁性材料が面内方向に周期的に分散し構成された混合薄膜を用いる.そして,クレッチマン配置の反射率や表面プラズモン励起強度の比較から混合媒質に使用する薄膜構造の特性について明らかにする.本構造に対し,磁性素材が外部磁界により誘電率変化を起こした場合の反射率や表面プラズモン励起強度の比較を行い,誘電率変化...

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  • 共スパッタ法を用いたAu添加Ta2O5薄膜の作製とその光学特性の評価

    伊藤 開, 橋本 祐也, 三浦 健太, 野口 克也, 加田 渉, 花泉 修 J104-C (4), 98-100, 2021-04-01

    簡便な共スパッタ法を用いてAu添加Ta2O5薄膜を成膜し,700℃で熱処理を行った試料の透過スペクトルから,Auナノ粒子によると思われる光吸収が観測された.我々の共スパッタ法を用いて,薄膜中にAuナノ粒子を作製できる可能性を初めて見出した.

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  • レーザ照射を用いた金属ドープによるガラス吸収特性の制御

    福嶋 駿太, 比田井 洋史, 松坂 壮太, 千葉 明, 森田 昇 精密工学会学術講演会講演論文集 2021S (0), 783-784, 2021-03-03

    <p>ガラスに密着させた金属箔をレーザ照射により加熱することで,ガラス内へ金属球が導入できる.さらに金属球をガラス内で動かすことで,軌跡に金属ナノ粒子を拡散できる.本研究では,移動軌跡に拡散した金属ナノ粒子によるガラス吸収特性の制御を目的とした.まず,金属球の移動軌跡について吸光度測定を行った.また,金属球の移動速度を変えることで吸収特性が変化するか確認した.その結果,ガラス吸収特性の制御に成功…

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  • 表面プラズモンポラリトンを用いた発色型媒質濃度センサの開発

    井上 佑太, 石川 巧, 小﨑 美勇 精密工学会学術講演会講演論文集 2021S (0), 627-628, 2021-03-03

    ...<p>表面プラズモンポラリトンとは金属表面での自由電子の集団振動と,入射光の共鳴反応である.屈折率に敏感に反応するため媒質濃度センサとして利用されている.本研究では光共振器を用いた白色光の分光を併用することでセンサの感度向上を目指す.本報告では,誘電体を金属で挟んだ共振器構造の製作を目指し,金属層のスパッタリングによる成膜,及び誘電体層のスピンコートによる成膜,及びその光学特性を報告する.</p>...

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  • 高圧水素プラズマ誘起ナノポーラス化銀表面のプラズモン特性評価

    安東 卓洋, 関戸 拓郎, 垣内 弘章, 安武 潔, 大参 宏昌 精密工学会学術講演会講演論文集 2021S (0), 723-724, 2021-03-03

    ...このNPs金属では、ナノ孔に励起される局在表面プラズモンによる光電場の増強が期待される。今回、ラマン分光法により、作製した様々な性状のNPs銀上での有機試薬のラマン増強度を評価した。今回は、その結果を報告する。</p>...

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  • 金ナノ粒子プラズモンによるシリコンの低ダメージラジカル酸化

    渡邉 一叶, 北嶋 武, 中野 俊樹 日本表面真空学会学術講演会要旨集 2021 (0), 2Ca08-, 2021

    ...<p>金ナノ粒子のプラズモンが近年注目されている。我々は金ナノ粒子のプラズモンを応用し、イオン衝撃によるプラズマ照射表面へのダメージの低減と良質な極薄膜形成への活用を図ってきた。今回は、シリコンの室温でのラジカル酸化に対する効果を調べた。</p>...

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  • 表面増強ラマン測定のトライボロジーへの応用

    黒川 想平, 谷 弘詞, 多川 則男, 小金沢 新治, 呂 仁国 関西支部講演会講演論文集 2021.96 (0), 2407-, 2021

    ...<p>ラマン分光法は微弱なラマン散乱光を検出し,試料中の分子同定が可能な分析手法である.大気中で迅速かつ簡便に測定可能である反面,数nmオーダーの極薄膜には十分な測定感度を有していない.そこで金属微粒子に吸着した分子のラマン散乱強度が著しく増大する,表面増強ラマン散乱(SERS)を利用したプラズモンレンズを開発した.プラズモンレンズを使用し,極薄膜分析のニーズが高いトライボロジー分野での応用を検討した...

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  • プラズモンが誘起する単一分子反応の実空間研究

    数間 恵弥子 日本表面真空学会学術講演会要旨集 2021 (0), 2Cp01-, 2021

    ...<p>近年、金属ナノ構造への光照射により生成する局在表面プラズモンが誘起する化学反応が注目を集めている。プラズモンは金属表面近傍のナノ領域に局在することから、マクロスコピックな観測手法ではその反応機構を理解するには不十分であった。本発表では、走査型トンネル顕微鏡に光照射を組み合わせた光STMを用いたプラズモン誘起化学反応の単一分子レベル研究の成果について紹介する。</p>...

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  • テラヘルツ電場駆動トンネル電子により誘起されるSTM発光の観測

    木村 謙介, 森永 悠太, 今田 裕, 片山 郁文, 浅川 寛太, 吉岡 克将, 金 有洙, 武田 淳 日本表面真空学会学術講演会要旨集 2021 (0), 2Cp05R-, 2021

    ...本研究では、THz-STM発光分光法を用いて、探針とAg(111)基板間のトンネルギャップに形成される局在プラズモンからの発光を観測することに成功したので報告する。</p>...

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  • 光を操るシリコンプラズモンアンテナMEMS技術

    安永 竣, 古澤 岳, 大下 雅昭, 菅 哲朗 応用物理 89 (11), 651-655, 2020-11-10

    ...<p>表面プラズモン共鳴は,光をサブ波長領域に閉じ込める効果や,局所領域に非常に強い電場を生みだす効果,あるいは周辺の誘電率に敏感に応答して共鳴状態を変える効果など,特徴的な機能をもつことから近年盛んに研究されている.微細な金属構造上に生じる物理現象であり,光学・物性的な側面に着目した研究が多くなされている.筆者らは,表面プラズモン共鳴のエレクトロニクス応用を進める観点から,微細な金属アンテナをシリコン...

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  • 科学は人類の財産、未来への希望

    国立研究開発法人科学技術振興機構 JSTnews 2020 (11), 12-12, 2020-11-10

    ...<p>戦略的創造研究推進事業さきがけ</p> <p>分子-金属界面の構造制御に基づくプラズモン誘起化学反応の制御</p> <p>理化学研究所 開拓研究本部 研究員 数間 恵弥子</p>...

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  • 電子エネルギー損失分光法による材料誘電特性解析の基礎と応用

    佐藤 庸平, 寺内 正己 顕微鏡 55 (2), 75-82, 2020-08-30

    <p>電子エネルギー損失分光法(EELS)は,固体の光学的・誘電的特性の解析に用いることができる.高速電子のエネルギー損失過程は,固体内電子とのクーロン相互作用に起因した誘電応答の結果として理解され,EELSスペクトルから固体の誘電関数の情報を得ることができる.誘電関数は固体の性質を示す基本的な関数であり,古典的なモデルを用いて理解することができる.本記事では,EELS測定により導出した誘電関数…

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  • 高速原子間力顕微鏡を用いた銀ナノワイヤーのマニピュレーション精度の向上

    片倉 健太, 中澤 謙太, 小野 篤史, 岩田 太 精密工学会学術講演会講演論文集 2020A (0), 521-522, 2020-08-20

    ...<p>単一の銀ナノワイヤーをナノスケールで基板上に位置決め配置できる技術はプラズモン導波路の基礎研究やデバイス試作において有用である.我々は高速原子間力顕微鏡によって,基板上のナノ材料を観察しながら所望の位置まで移動・位置決めするマニピュレータを開発している.本研究では探針振動条件や,力覚デバイスへの信号の最適化を行うことで,銀ナノワイヤーのマニピュレーション操作の精度向上に取り組んだので報告する....

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  • ナノ光学顕微鏡

    早澤 紀彦 色材協会誌 93 (7), 219-225, 2020-07-20

    ...光の回折限界を超えた高い空間分解能で物質の色を観ることは,光学顕微鏡の分野における夢の一つであり,TERSでは,プラズモンと呼ばれる金属中での電子の集団振動を利用することで生じる近接場光を用い実現している。具体的には,光の波長よりも十分に微小な金属構造体(直径20~30 nm程度)に,光照射をすることでプラズモンを励起する。...

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  • Transfer of orbital angular momentum of light to plasmonic excitations in metamaterials

    有川, 敬, 平岡, 友基, 森本, 祥平, 笹木, 敬司, 田中, 耕一郎, Tanaka, T., Sakai, K., Kitajima, H., Sasaki, K., Tanaka, K. Science Advances 6 (24), eaay1977-, 2020-06-10

    The emergence of the vortex beam with orbital angular momentum (OAM) has provided intriguing possibilities to induce optical transitions beyond the framework of the electric dipole interaction. The …

    DOI HANDLE Web Site 被引用文献5件 参考文献33件

  • 抗原−抗体反応を用いる分析技術の開発

    三宅 司郎 分析化学 69 (6), 237-245, 2020-06-05

    ...において目覚ましい発展を遂げた.しかし食品中の農薬やカビ毒といった疎水性の低分子化合物については,タンパク質である抗体が有機溶媒の影響を受けやすいため実用化が進まなかった.著者らは,これらの化合物を対象に抗体を作製し,分析技術への応用を試みた.その結果,モノクローナル抗体の一部に有機溶媒耐性を見いだし,残留農薬測定用のELISAやカビ毒クリンアップ用のイムノアフィニティーカラムを開発した.さらに,表面プラズモン...

    DOI Web Site Web Site ほか1件

  • 「光を基盤技術とした生体センシング」

    山田 憲嗣 電気学会論文誌E(センサ・マイクロマシン部門誌) 140 (3), 59-59, 2020-03-01

    ...フォトニック結晶や局在表面プラズモン共鳴が良い例として挙げられます。加えて開発された光デバイスは,</p>...

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  • 新しい光検出機構

    久保 若奈 精密工学会学術講演会講演論文集 2020S (0), 19-20, 2020-03-01

    ...光照射下で励起する,金属ナノ構造体のプラズモンが生成する局所的な熱と,熱勾配によって起電力を発生する熱電変換素子を組み合わせた光検出器である。その光検出機構について議論する。</p>...

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