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検索結果 2,102 件

  • 乳用牛群におけるゲノミックヤングサイアの利用に関するリスク評価

    増田 豊 日本畜産学会報 95 (1), 31-37, 2024-02-25

    ...<p>ゲノミック選抜されたホルスタイン若雄牛(GYS)を牛群で利用することのリスクを評価した.種雄牛を交配して得た後代の真のNTPが,母牛のNTP推定値を下回る確率をリスクと定義した.2023年8月時点で利用可能な乳用種雄牛を,乳用牛群検定を受けた娘牛を60頭以上もつ種雄牛(BULL-OLD),1頭以上59頭以下もつ種雄牛(BULL-NEW),1頭ももたないGYS(BULL-GYS)に区分した.交配相手...

    DOI Web Site 参考文献5件

  • 離乳前の乳用子牛における消化器系および呼吸器系疾病の診断前の血液成分

    新宮 裕子, 上田 宏一郎, 松井 義貴, 若槻 拓司, 堂腰 顕 動物の行動と管理学会誌 60 (1), 19-25, 2024-02-25

    ...試験は乳用雌牛の預託育成牧場で行い、哺育牛舎に滞在する離乳前のホルスタイン種雌牛を供試し、冬と春に週2回採血を行った。治療履歴を基に獣医師による診断前の3日間に採取した疾病牛の血液を、同じ採血日に同じ牛房にいて同日齢で採取した健康牛の血液とペアにして比較した。消化器系の疾病牛は10頭、呼吸器系の疾病牛は17頭であった。...

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  • 血液生化学値を用いた判別分析による周産期乳牛の受胎性の解析

    石川 翔, 生田 健太郎, 榊原 啓太郎, 寺田 文典, 櫛引 史郎 日本畜産学会報 94 (1), 35-45, 2023-02-25

    ...<p>ホルスタイン種乳牛41頭を供試し,分娩後の初回人工授精で受胎した19頭と不受胎であった22頭について,周産期から泌乳初期にかけての血液生化学値を比較し,初回人工授精の受胎性に影響を及ぼす要因を分析した.また,分娩後早期の血液成分値を用いた判別式による,初回授精時の受胎性の予測を試みた.受胎群ではAlbとHtが有意に高く,Gluは高い傾向で推移しており,分娩後の血液性状の違いがその後の受胎性を示唆...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献17件

  • 経済状況にみるモンゴル人留学生の日本生活

    松宮 邑子 日本地理学会発表要旨集 2023a (0), 108-, 2023

    ...日本語能力は,こうしたアルバイトへの参入機会や職種を左右する.留学初期の未だ不十分な段階では,飲食店での皿洗いやホテルでの清掃,ベッドメイキングなど,従事できる仕事が裏方仕事に限定される傾向にあるが,語学力の向上に伴い,ホールスタッフなど表舞台の接客業へと職種が広がる.特に飲食業においては,アルバイトが日本語力を向上させる側面も強い.</p>...

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  • 褐毛和種における<i>BoLA-DRB3</i>遺伝子の多様性解析

    西角 光平, 稲永 敏明, 西 明仁, 米澤 隆弘, 野口 龍生, 鳥居 恭司, 今川 和彦, 小林 朋子 獣医疫学雑誌 26 (2), 108-115, 2022-12-20

    ...また,<i>BoLA-DRB3</i>遺伝子のアリル頻度を基に集団間の近交の程度を示す<i>F</i>stを求めたところ,熊本系および高知系褐毛和種の集団は,黒毛和種,日本短角種,ホルスタイン種およびジャージー種の集団との遺伝的距離よりも,フィリピン在来種およびミャンマー在来種の集団との方が近かった。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献18件

  • 加速度計を用いた人工哺乳子牛における吸乳行動の測定

    森田 茂, 岡崎 駿平, 加藤 寛之, 上田 宏一郎 動物の行動と管理学会誌 58 (3), 109-115, 2022-08-25

    ...4頭のホルスタイン種子牛を単飼した。子牛の吸乳時間と吸乳回数は、ビデオ記録から求めた。加速度計を首輪に装着し、得られたデータから、最大エントロピー法を用いて吸乳頻度を推定した。推定平均吸乳時間は219秒であり、平均回数は473回であった。観察された吸乳頻度は2.2Hz(回/秒)であった。主に上下の動作を含む方向での加速度変化から、吸乳頻度が推定でき、推定された吸乳頻度は2.4Hzであった。...

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  • ホルスタインの雌牛において胸囲の測尺値から体重を推定する統計モデルの検討

    河原 孝吉, 後藤 裕作, 馬場 俊見, 大澤 剛史, 川上 純平, 岡 太郎 日本畜産学会報 93 (3), 233-240, 2022-08-25

    ...<p>本研究の目的は,ホルスタインの雌牛の胸囲から体重を推定するための精度向上が期待できる統計モデルを検討することである.データは2003年から2015年に生まれた3,163頭の46,200記録である.分析では独立変数としての胸囲と従属変数としての体重の両方を対数変換し,1次と2次の回帰モデル(モデルI-1とI-2)および1次から4次のルジャンドル多項式回帰モデル(モデルII-1からII-4)を使用...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献4件

  • 一酪農家における搾乳牛の乳頭口スコアと体細胞数の関係

    崎山, 悠, 久枝, 啓一 家畜衛生学雑誌 48 (1), 11-15, 2022-07

    本研究は,一酪農家における搾乳牛の乳頭口スコアと乳中体細胞数を示すリニアスコアとの関係について調査を行った。搾乳作業の観察では,搾乳ユニット装着までの時間が103.3±44.1秒で各個体間に大きな差が認められた。リニアスコア3以上の牛(9頭)の乳頭口は,乳頭口スコア1が41%,スコア2~4は59%であった。リニアスコア2.9以下(15頭)では,乳頭口スコア1が71%,乳頭口スコア2~4は29%で…

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • ホルスタイン種搾乳牛における睡眠様姿勢の季節性および日内発現パターン

    深澤 充, 高橋 理沙子 動物の行動と管理学会誌 58 (2), 39-47, 2022-06-25

    ...本研究では、搾乳管理下でのホルスタイン種搾乳牛における睡眠様姿勢の季節性および日内の発現パターンについて調査することを目的とした。14頭のホルスタイン種搾乳牛を供試し、5月(春)、8月(夏)、10月(秋)および12月(冬)に睡眠様姿勢の発現を測定した。日発現時間、日発現回数および平均発現持続時間に季節間で差はなく安定した発現を示した。...

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  • 極低用量のリポ多糖(LPS)投与による休息行動様態の変化

    籾田 康介, 吉田 茉純, 宗田 吉広, 石崎 宏, 桑原 正貴, 小針 大助, 矢用 健一 動物の行動と管理学会誌 58 (1), 1-9, 2022-03-25

    ...7〜8ヶ月齢のホルスタイン種去勢雄6頭に、クロスオーバー法でLPS(0.005μg/kg/5ml)または生理食塩水5 ml(control)を投与した。投与後12時間において、control処置に比べLPS処置で、呼吸数は1、3時間後に有意に増加し(p<0.05)、体温は2、3、4時間後に有意に増加した(p<0.05)。摂食行動の総持続時間も、LPS処置で有意に減少した(p<0.05)。...

    DOI Web Site 医中誌

  • 北海道内のホルスタイン雌牛の初回授精受胎率に対する交配相手種雄牛の品種の影響

    石田 惠香, 杉浦 杏子, 阿部 隼人, 山口 諭, 馬場 俊見, 藤元 郁子, 花牟禮 武史, 萩谷 功一 北海道畜産草地学会報 10 (1), 55-61, 2022-03-25

    ...<p>北海道内のホルスタイン種雌牛の初回授精受胎率に対し、交配相手種雄牛の品種(ホルスタイン種および黒毛和種)の影響を調査した。データは、北海道酪農検定検査協会が牛群検定を通じて収集した繁殖記録であり、2010年から2019年までに分娩した個体の未経産、初産および2産次の授精記録であり、受胎を1、不受胎を0とした合計2,019,493記録である。...

    DOI Web Site 医中誌

  • 集合的記憶論のナラティブ分析への応用 : 調査者は何を解釈し、分析するのか

    青山, 陽子, アオヤマ, ヨウコ, Aoyama, Yoko 駒沢社会学研究 : 文学部社会学科研究報告 58 55-75, 2022-03

    ...こうした問いに対して、J.グブリアム&J.ホルスタインらは、経験が生起するローカルな社会的文脈を活かして経験やデータを解釈するナラティブ分析を提案している。彼らの分析方法の利点は、人々の「解釈実践」を対象とすることによって、日常のもつ個別性を損なわない点であろう。...

    機関リポジトリ

  • 月齢の異なる牛の鳴き声を用いた個体識別

    近藤 恵, 兒嶋 朋貴, 大川 智章, 入部 百合絵 電子情報通信学会論文誌D 情報・システム J105-D (3), 208-216, 2022-03-01

    ...の減少により少人数で多頭数の家畜を管理するためのモニタリング技術が求められている.本研究では非接触に収集可能な牛の鳴き声を用いたモニタリング技術の構築を目的に,本論文ではモニタリング技術に必要な鳴き声からの個体識別手法について提案する.鳴き声を用いた個体識別の先行研究では,識別率が十分でないことや月齢による鳴き声の音響特性の違いを考慮していない点が課題として挙げられる.本研究では,月齢の異なる雌のホルスタイン...

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  • 飼養形態を考慮した北海道のホルスタイン種の体型形質と在群期間の関係

    長坂 侑里, 中堀 祐香, 阿部 隼人, 中川 智史, 山口 諭, 馬場 俊見, 川上 純平, 山崎 武志, 萩谷 功一 日本畜産学会報 93 (1), 5-13, 2022-02-25

    ...<p>本研究はタイストール(TS,126,492頭),フリーストール(FS,88,851頭)および放牧主体(GZ,3,989頭)において,ホルスタイン雌牛の体型形質と在群期間(HL)の関係を調査した.データは1993から2008年の間に初産分娩した雌牛の体型審査記録から初産次の体型6形質(肢蹄得率,胸の幅,鋭角性,乳房の懸垂,乳房の深さ,前乳頭の配置)であった.各飼養形態において,体型形質におけるHL...

    DOI Web Site 参考文献13件

  • 飼養形態を考慮した北海道のホルスタイン種の体型形質と在群期間の関係

    長坂, 侑里, 中堀, 祐香, 阿部, 隼人, 中川, 智史, 山口, 諭, 馬場, 俊見, 川上, 純平, 山崎, 武志, 萩谷, 功一 日本畜産學會報 = The Japanese journal of zootechnical science 93 (1), 5-13, 2022-02

    ...本研究はタイストール(TS,126,492頭),フリーストール(FS,88,851頭)および放牧主体(GZ,3,989頭)において,ホルスタイン雌牛の体型形質と在群期間(HL)の関係を調査した。データは1993から2008年の間に初産分娩した雌牛の体型審査記録から初産次の体型6形質(肢蹄得率,胸の幅,鋭角性,乳房の懸垂,乳房の深さ,前乳頭の配置)であった。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 呼吸器病症候群(BRDC)の子牛における加療前後の血中ハプトグロビン濃度測定

    中村, 正明, 小山, 毅, 松井, 義貴, 澤向, 豊, 杉浦, 智親, 森好, 政晴 産業動物臨床医学雑誌 = Japanese journal of large animal clinics 12 (4), 188-192, 2022-01

    ...まず試験1では,公設酪農試験場でBRDCを呈したホルスタイン種子牛8頭において,第1~8病日までの血中Hp濃度と白血球数(WBC)を測定した。試験2では,一般酪農家で飼養されているホルスタイン子牛13頭の第1病日と第2・3病日のどちらか一方でHpとα-1酸性糖タンパク濃度(AGP)を測定した。試験1では,5日間の加療により全頭で症状が改善した。...

    日本農学文献記事索引 Web Site 医中誌

  • ホルスタイン種雌子牛預託農場における体表温センサを用いた導入後の発熱検知とBRDCの原因との関連

    安西 真奈美, 赤間 俊輔, 米山 州二, 尾澤 知美, 澤田 浩, 高橋 雄治, 宮本 亨, 宗田 吉広 日本獣医師会雑誌 75 (1), e1-e8, 2022

    <p>本研究では,牛呼吸器病症候群(Bovine Respiratory disease complex:BRDC)が多発する栃木県内の子牛預託牧場にて,冬季のBRDC発症による発熱の検知を目的として,群導入時の子牛40頭の尾根部腹側に体表温センサを装着し,発熱検知及び発熱原因の探索を行った.測定された体表温実測値から補正式を用いて計算された補正体表温を用いて算出した一日発熱積算値及び発熱検知頭…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献26件

  • 子牛の精巣における血管過誤腫

    土佐 進, 山田 学 日本獣医師会雑誌 75 (1), e9-e13, 2022

    ...<p>出生直後より精巣の腫大を認めたホルスタイン種雄子牛から外科的に摘出された精巣を病理学的に検索した.精巣は組織学的に線維性結合組織の増生を伴った大小不同の筋型動脈,小動脈,細動脈の増殖病変により置換されており,精巣固有の構造はわずかに曲精細管が認められるのみであった.血管周囲の線維性結合組織と筋型動脈の血管内皮下にはエオジンの染色性の乏しい星状から紡錘形の細胞による膠様結合組織が増生していた.トルイジンブルー...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献8件

  • 吸引通気式堆肥化施設からの回収熱を利用した冬季における搾乳牛への温水給与の効果と経済性

    小島 陽一郎, 阿部 佳之, 天羽 弘一, 岡本 壮一 農業施設 53 (4), 90-99, 2022

    ...ホルスタイン種搾乳牛100頭規模の酪農場において,堆肥発酵熱で加温した温水を搾乳牛群全体に給与した温水区および,無加温の水を給与した冷水区を冬季に1か月ずつ交互に設定して2年間の反復試験を行った。その結果,平均温度47.8 ℃の排気との熱交換により,温水区では水温22.8 ℃まで加温された。温水区は供給水温7.3 ℃の冷水区に比べ給与水量が7.6%,乳量が3.9%増加した(p<0.01)。...

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  • 和牛子牛生産における集団的学習と戦略的連携

    若本 啓子 日本地理学会発表要旨集 2022s (0), 210-, 2022

    ...</p><p> 1990年代半ばの矢板家畜市場では、和牛からの採卵とホルスタイン未経産牛へのETを行う育成牧場を北海道に共同開設した県北部の酪農家グループが、ET子牛の上場頭数で際立った存在であった(宮路,1999)。</p><p>3....

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  • 認知症ケアと社会的包摂

    蔭久孝統 コモンズ 2022 (1), 41-72, 2022

    ...一方で、“注文をまちがえる料理店”やちばる食堂の取り組みは、認知症の状態にある人々がホールスタッフとして働く事で初めて成立する。その空間の主役という立場が、認知症ケアの外側に置かれていた認知症当事者に主体性をもたせ、埋もれていた潜在能力を引き出すのだ。...

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  • ホルスタイン種育成牛の血漿中代謝ホルモン濃度に及ぼす血管作動性腸管ポリペプチド(VIP) の影響

    冨宿 博暉, 松長 延吉 帯広畜産大学学術研究報告 = Research bulletin of Obihiro University 43 1-7, 2022

    血管作動性腸管ポリペプチド(VIP) は,1902 年にブタの血管から単離され発見された消化管ホルモンである。しかしながら,VIP の投与が副腎皮質系のエネルギー代謝に与える影響を調べた研究はin vitro を除いてほとんど行われていない。そのため,本研究では育成牛へのVIP 投与が血中グルコース,遊離脂肪酸(NEFA),インスリン,およびコルチゾール濃度に与える影響を調べた。VIP …

    DOI 機関リポジトリ

  • 牛の形質細胞への分化を伴う慢性リンパ性白血病の1例

    吉崎 康二郎, 万所 幸喜, 三上 修, 石川 義春, 門田 耕一 日本獣医師会雑誌 75 (5), e102-e106, 2022

    ...<p>牛白血病ウイルス(BLV)陰性の5歳のホルスタイン種雌牛において,形質細胞への分化を伴う慢性リンパ性白血病が認められた.腫瘍細胞の増殖により全身性にリンパ節が腫大し,さまざまな部位で腫瘍細胞の囲管性浸潤や集簇がみられた.腫瘍細胞は多種類の構成細胞から成り,リンパ球様細胞と形質細胞様細胞に分けられた.これらの細胞は免疫組織化学的にCD20とCD5が陽性で,形質細胞様細胞の細胞質内には免疫グロブリン...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献18件

  • 牛,豚ならびに鶏肉の凝固点に及ぼす品種,骨格筋の種類, 栄養成分含量ならびに屠畜からの経過日数の影響

    中村 好德, 福間 康文, 細見 亮太, 細田 謙次 日本暖地畜産学会報 65 (1), 3-8, 2022

    ...<p>ウシ45頭,ブタ10頭,ニワトリ12羽の骨格筋を用いて,凝固点に及ぼす品種,骨格筋の種類,栄養成分含量と屠畜からの経過日数の影響を調査した.牛肉の凝固点は黒毛和種(育成牛)が-1.05℃(平均値),同(肥育牛)が-1.18℃,交雑種(肥育牛)が-1.18℃ならびにホルスタイン種(肥育牛)が-1.08℃,豚肉では三元交配豚が-1.13℃,銘柄豚が-1.18℃,鶏肉ではブロイラーが-1.11℃,地鶏...

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  • タイストール連続繋留に伴うストレス反応の推移

    黄 宸佑, 矢用 健一 動物の行動と管理学会誌 57 (4), 127-136, 2021-12-25

    ...ホルスタイン種雄去勢牛8頭を供試した。2日間のフリーバーン飼育(pre)と10日間のタイストール飼育(d1-d10)期間に、個体維持行動を20:00から06:00まで記録した。同時にホルター心電計を用いてAB誘導法により心電図を記録した。...

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  • 北海道のフリーストール1酪農場における定期削蹄記録に基づく牛趾皮膚炎Mステージ分類からの発生状況の解析

    佐藤 綾乃, 渡辺 一星, 篠原 禎忠, 鷹取 雅仁, 渡邊 龍之介, 砂留 光利, 加藤 敏英, 阿部 紀次 日本獣医師会雑誌 74 (11), 707-713, 2021-11-20

    ...<p>牛趾皮膚炎(DD)は再発を繰り返しやすく発生制御が難しい.本研究では北海道のフリーストール(FS)酪農場のホルスタイン種成乳牛126頭504肢を対象に定期削蹄記録からDDをMステージ分類し,DD発生状況の把握と発生予防対策を講じた.DD活動性病変(aDD)の有病割合を明らかにし目的変数を各Mステージ分類,説明変数を観察場所,産次数に加え2019年2月までの過去3回の削蹄に立会い記録した.結果,...

    DOI 機関リポジトリ HANDLE ほか3件 参考文献27件

  • 36カ月齢ホルスタイン種乳用雌牛の第一胃鼓脹症を伴う多発性類表皮囊胞

    徳武 慎哉, 土合 理美, 川島 大樹, 森田 裕貴, 芝原 友幸 日本獣医師会雑誌 74 (9), 558-562, 2021-09-20

    ...長野県の一酪農場で,36カ月齢のホルスタイン種乳用雌牛1頭が分娩7日後に食欲廃絶,第四胃変位及び第一胃鼓脹症を呈し死亡した.剖検では,第一胃粘膜の広範な剝離と粘膜剝離面の小結節形成を多数認めた.組織学的には,第一胃粘膜下組織に多数の囊胞を認めた.囊胞の周囲に血管新生を特徴とする慢性炎症を認めた.囊胞は扁平上皮によって裏打ちされ,同心円状に配置された積層状のケラチンで満たされていた.さらに,肝臓及び腎臓...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献19件

  • 分娩後乳牛の血中カルシウム濃度に及ぼす分娩前ゼオライトA給与の影響

    金澤 朋美, 木村 淳, 藤原 崇, 福中 守人, 一條 俊浩, 佐藤 繁 日本獣医師会雑誌 74 (9), 539-546, 2021-09-20

    ...<p>ホルスタイン種経産牛の分娩後の血中カルシウム(Ca)濃度に及ぼすゼオライトA給与の影響を明らかにする目的で,分娩前3週間ゼオライトA(400g/日)を給与した給与群(27頭)とカチオン・アニオン差(DCAD)調整飼料(−3.2mEq/100g)を給与した対照群(22頭)の血液性状を比較した.血清Ca濃度の推移に差がなく,活性型ビタミンD濃度は給与群において分娩当日に有意な高値を示した.両群とも...

    DOI 機関リポジトリ Web Site ほか2件 参考文献26件

  • 貫通固定ピンキャスト(TPC)で治療したホルスタイン育成牛の橈尺骨骨折の1例

    森山 友恵, 後藤 聡, 都築 直, 川島 秀平, 近藤 拓, 山岸 則夫 Japanese Journal of Large Animal Clinics 12 (2), 78-84, 2021-08-31

    ...<p> ホルスタイン種の雌育成牛(238 日齡,体重247kg)における左橈尺骨骨幹の非開放性斜骨折と診断した症例について,貫通固定ピンとフルリムキャストを用いた貫通固定ピンキャスト(TPC)法による治療を行った.術中は塩酸キシラジンの静脈内投与(0.2mg/kg)で仰臥位保定後,塩酸メデトミジンの定量持続点滴(20μg/kg/hr)にて鎮静を維持し,2% リドカイン10mℓによる腕神経叢ブロックで...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか2件 参考文献25件

  • 急性症状を示さなかったホルスタイン種育成牛の回腸盲腸-結腸重積症の1症例

    千葉 悠斗, 吉田 希央, 倉石 かおり, 伊藤 めぐみ, 渡邉 謙一, 古林 与志安, 髙橋 英二 Japanese Journal of Large Animal Clinics 12 (2), 72-77, 2021-08-31

    ...<p> 3 カ月齢のホルスタイン種育成牛が下痢症状を示し,抗菌剤や整腸剤等の投与により症状は一時的に改善したがその後再発を繰り返し,発育不良が徐々に進行した.9 カ月齢時に腹部超音波検査を行った結果,target-like sign を示す構造物が右膁部から描出された.同月齢時に予後不良と判断し病理解剖を行った結果,回腸の一部および盲腸全体が結腸内に嵌入していた.重積部腸管における重度の充血や出血,...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか2件 参考文献2件

  • 4種の異なる腫瘍を併発した牛の1例

    井本 康俊, 髙平 健介, 菊地原 陽, 中村 渓太, 大森 笑子, 中島 孝郎, 大島 克司, 相原 尚之 日本獣医師会雑誌 74 (8), 509-513, 2021-08-20

    ...<p>13歳齢のホルスタイン種雌牛において,甲状腺,副腎,結腸及び胸壁にそれぞれ異なる腫瘍を併発した症例に遭遇した.病理組織学的所見,免疫組織化学的所見及び分子生物学的所見から,甲状腺腫瘤はC細胞癌,副腎腫瘤は褐色細胞腫,結腸腫瘤は消化管間質腫瘍,胸壁腫瘤はB細胞性リンパ腫と診断した.また,C細胞癌の腫瘍組織内にはB細胞性リンパ腫の浸潤が認められた.本症例は,牛において4種類の異なる腫瘍を併発した最初...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか2件 参考文献11件

  • ヒアルロニダーゼ処理がウシ体内成熟卵子の採取と胚生産に及ぼす影響

    秋山, 清, 橋村, 慎二, 折原, 健太郎, 坂上, 信忠 神奈川県畜産技術センター研究報告 = Bulletin of Kanagawa Prefectural Livestock Industry Technology Center (3) 5-8, 2021-08

    ...ホルスタイン種経産牛からの体内成熟卵子の採取において、採取した卵胞液にヒアルロニダーゼを添加する処理が、卵子採取と体外受精後の胚生産に及ぼす影響を検討した。OPUで採取した卵胞液にヒアルロニダーゼを添加して受精卵回収用フィルターでろ過して卵子を採取した酵素区は、注射針で膨化した卵丘細胞から卵子を切り出した対照区に比べて卵子検索の作業時間が短い傾向であった。...

    日本農学文献記事索引

  • ホルモン剤による前処理がホルスタイン種経産牛の卵子採取と胚生産に及ぼす影響

    秋山, 清, 折原, 健太郎, 坂上, 信忠 神奈川県畜産技術センター研究報告 = Bulletin of Kanagawa Prefectural Livestock Industry Technology Center (3) 1-4, 2021-08

    ...OPUを利用した性判別胚生産の実用化のために、ホルスタイン種経産牛に対するFSH投与による前処理が卵子採取と胚生産に及ぼす影響を調査した。試験1では、FGT区の供用可能卵子率が無処理区に比べて有意に高かったが胚生産成績に差は認められなかった。胚盤胞期胚数は無処理区に比べてFGT区が約2倍であった。...

    日本農学文献記事索引

  • 乳牛の蹄関節炎の予後とリスク因子

    中村 聡志 日本獣医師会雑誌 74 (6), 376-381, 2021-06-20

    ...乳牛の蹄関節炎の予後及びリスク因子を解明することを目的として,ホルスタイン種乳牛の経産牛の蹄角質疾患罹患牛514例と蹄関節炎罹患牛45例の過去4年間のカルテ記録と畜主へのアンケート調査結果を用いて,蹄関節炎罹患牛の治癒割合と農場在籍日数の算出及びリスク因子解析を実施した.蹄関節炎罹患牛の治癒割合は断趾術群で61.1%,局所治療群で3.8%であった.また,蹄関節炎罹患牛の農場在籍日数の中央値は断趾術群...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか2件 参考文献18件

  • ホルスタイン雌牛集団における体型測尺形質の表型的ならびに遺伝的発育様相の年次変化

    川上 純平, 馬場 俊見, 後藤 裕作, 岡 太郎, 河原 孝吉 日本畜産学会報 92 (2), 149-158, 2021-05-25

    ...<p>ホルスタイン雌牛の体型測尺形質を使用し発育様相の年次変化を調査した.2004年から2015年に誕生した3,215から3,485頭の雌牛の体重,体高,腰角幅,尻長および胸囲に非線形の発育モデルを個体ごとに適用し発育パラメータと12,24,36,48,60ヵ月の発育値を推定した.次に発育パラメータと各推定発育値の育種価をアニマルモデルで推定した.成熟値の表型的および遺伝的な年次変化量は,体重で各々...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか2件 被引用文献1件 参考文献23件

  • 伝染性角結膜炎が多発した乳用牛育成牧場から検出された <i>Moraxella bovoculi</i> と眼病変重症化との関連

    千葉 悠斗, 伊藤 めぐみ, 土屋 博威, 楠本 晃子, 茅野 光範, 髙橋 英二 Japanese Journal of Large Animal Clinics 12 (1), 21-26, 2021-04-30

    ...<p> 牛の伝染性角結膜炎(IBK)はピンクアイと呼ばれる伝染病であり,進行すると角膜潰瘍などの重度の角膜炎を起こし,増体悪化や抗菌剤治療費など大きな経済的損失をもたらす.角結膜炎が多発する1 育成牧場において,角膜および結膜病変を認める12 頭(重症),結膜病変のみの12 頭(軽症),眼病変のない12 頭(無症状)の計36 頭のホルスタイン種育成牛を供試し,結膜から<i>Moraxella</i>...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか2件 参考文献16件

  • コレステロール代謝異常症様症状を呈したヘテロ子牛12頭の臨床および病理所見の回顧的解析

    工藤 彩佳, 森山 咲, 渡邊 謙一, 堀内 雅之, 古林 与志安, 猪熊 壽 Japanese Journal of Large Animal Clinics 12 (1), 8-12, 2021-04-30

    ...<p> ホルスタイン種の牛コレステロール代謝異常症(cholesterol deficiency : CD)と類似した臨床症状,すなわち慢性下痢または筋萎縮を発現したヘテロ子牛12 頭(ヘテロ)の病態を明らかにするために,その臨床および病理解剖所見をホモ発症牛29 頭(ホモ)と比較検討した.両群の慢性下痢,筋萎縮,発熱および食欲低下の頻度に差はみられなかった.ヘテロの血清総コレステロール濃度(中央値...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか2件 参考文献9件

  • ホルスタイン種育成牛における脊髄軸索変性症の1例

    吉田 希央, 工藤 直人, 吉本 薫, 金井 信, 猪熊 壽, 渡邉 謙一, 堀内 雅之, 古林 与志安 日本獣医師会雑誌 74 (4), 233-236, 2021-04-20

    ...<p>放牧されていた9カ月齢,雌のホルスタイン種育成牛が,後躯蹌踉を呈した.投薬による治療を行うも改善せず,起立不能となった.身体検査では,前肢は突球様を呈し,後肢は脱力し,尾力は減弱していた.神経学的検査では,両後肢の膝蓋腱反射と屈曲反射の低下及び交叉伸展反射の亢進が認められた.病理解剖では,明らかな異常は認められなかった.病理組織学的検査により,脊髄全長の白質と脳幹の一部に軸索変性が認められた....

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか2件 参考文献10件

  • ウシの行動と自律神経系機能を指標としたタイストールとスタンチョンストールの快適性の比較

    梅崎 世成, 矢用 健一, 松本 みどり, 黄 宸佑 動物の行動と管理学会誌 57 (1), 12-19, 2021-03-25

    ...本研究はホルスタイン種去勢雄8頭を供試し、行動および自律神経系機能を指標として、両繋留方式の快適性を比較することを目的とした。供試牛の摂食行動、立位/伏臥位反芻、立位休息、頭部を前方/後方に向けた伏臥位休息、セルフグルーミングを3日間記録するとともに、ホルター心電計を用いA-B誘導法により心電図を記録した。...

    DOI Web Site

  • ウシ前搾り乳量が乳汁生菌数および体細胞数に及ぼす影響

    北野, 菜奈, 菊, 佳男, 権平, 智, 高橋, 俊彦 家畜衛生学雑誌 46 (4), 189-193, 2021-03

    ...臨床的に健康なホルスタイン種雌牛12頭から12分房の乳汁を採取した。それぞれの分房乳150mLは,0-5,5-10,10-15,15-20,20-25,25-50,50-75,75-100,100-125および125-150mLに分割して採取された。それぞれの前搾り乳汁において乳房炎原因菌の同定,生菌数および体細胞数を測定した。...

    日本農学文献記事索引

  • ケトーシス発症乳牛の酸化ストレスマーカーと血液生化学性状

    芝野 健一, 下タ村 幸薫, 伊藤 めぐみ, 千葉 暁子, 滄木 孝弘, 小野 哲嗣, 山田 裕 日本獣医師会雑誌 74 (1), 59-63, 2021-01-20

    ...<p>本研究では,北海道内の1酪農場に飼養されるホルスタイン種経産牛24頭のうち,分娩後ケトーシスを発症した12頭(ケト群)と発症しなかった12頭(対照群)を供試し,血中酸化ストレスマーカーと血液生化学性状を調査した.採血は両群ともに分娩前10~14日,分娩翌日,分娩後15日に実施した.分娩後15日の血中ヒドロペルオキシド,βヒドロキシ酪酸,非エステル型脂肪酸濃度,及びグリシン/アラニン比は,ケト群...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか2件 参考文献15件

  • 腸内細菌叢や子宮内細菌叢からみた長期不受胎牛の特徴の検討

    加藤 大雅, 三浦 亮太郎, 福間 直希, 吉村 格, 柳沼 日佳里, 宮村 元晴, 鬼頭 武資, 岩田 尚孝, 桑山 岳人, 白砂 孔明 日本繁殖生物学会 講演要旨集 114 (0), AW-5-AW-5, 2021

    ...【方法と結果】ホルスタイン種経産牛を用い,人工授精3回以内で受胎した個体を正常牛(10頭),3回以内で受胎しない個体をRBC(7頭)とした。発情周期7日目に直腸糞と子宮液を採取した。実験1:糞と子宮液でメタゲノム解析を行った。腸内細菌叢の豊富さやβ多様性指標ではRBCと正常で異なる傾向があった。...

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  • 原精液の液状保存がその後凍結したウシ精子運動性および精子中代謝物質濃度に及ぼす影響の検討

    難波 陽介, 絹川 将史, 内山 京子 日本繁殖生物学会 講演要旨集 114 (0), P-13-P-13, 2021

    ...【材料および方法】8頭のホルスタイン種雄牛から各2射精分の精液を採取した。4頭の精液は採取当日(当日区)に,別の4頭の精液は輸送後採取翌日(翌日区)に,それぞれ常法に従って凍結精液ストローを作製した。翌日区の精液は,採取後直ちにトリスクエン酸緩衝糖(TC)液で2倍希釈し,18℃に保存して宅配便により輸送した。精子は融解後,トリスクエン酸緩衝糖(TC)液を用いて遠心洗浄した。...

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  • 黒毛和種における<i>HSP70.1</i>遺伝子多型および胚の高温耐性との関係

    森 美幸, 上田 修二, 林 武司, 和田 卓也 日本繁殖生物学会 講演要旨集 114 (0), P-93-P-93, 2021

    ...当場飼養雌牛(黒毛和種5頭,ホルスタイン種9頭)の血液より分離した末梢血単核細胞を高温条件(41℃3 h)で培養し,<i>HSP70.1-</i>mRNA発現量と生存率,<i>HSP70.1 </i>-SNPsを調べた。黒毛和種体外受精胚を凍結融解後,高温条件(41℃48 h)で培養して生存率,透明帯脱出率を調査し,個々の胚の<i>HSP70.1 </i>-SNPsを調べた。...

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  • 乳牛下垂体に存在するSOX2陽性細胞は下垂体幹・前駆細胞の候補である

    樋口 雅司, 小口 藍 日本繁殖生物学会 講演要旨集 114 (0), OR-19-OR-19, 2021

    ...【方法】12ヶ月齢ホルスタイン種未経産牛から下垂体を摘出し,抗SOX2抗体を用いて免疫蛍光分析を実施した。【結果】免疫蛍光分析により,SOX2陽性細胞は下垂体全体に広く分布し,特に,遺残腔に接する細胞層Marginal Cell Layer(MCL)および前葉実質の細胞クラスターにおいて高密度に存在することが明らかになった。...

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  • 組換えオステオポンチンによる子宮内膜EGF濃度の正常化が14日目胚の生存性と発育に及ぼす効果

    谷田 孝志, 佐藤 弘子, KYAW Hay Mar, 栁川 洋二郎, 田上 貴祥, 片桐 成二 日本繁殖生物学会 講演要旨集 114 (0), OR-36-OR-36, 2021

    ...【方法】ホルスタイン種経産牛のうち,発情後3日目の子宮内膜EGF濃度が低値(< 4.7 ng/g組織重量)を示すRB牛およびEGF濃度が正常な対照牛に,1回目のEGF濃度検査から4~6日目に性腺刺激ホルモン放出ホルモン製剤を投与し,その7日後にプロスタグランジン製剤を投与して発情を同期化した。...

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  • ホルスタイン種子牛にみられた頸部短縮を伴う脊椎および肋骨奇形の1例

    鈴木 紗絢, 住吉 俊亮, 近藤 広孝, 渋谷 久, 大滝 忠利, 堀北 哲也 Japanese Journal of Large Animal Clinics 11 (5), 210-215, 2020-12-31

    ...<p> 先天的に著しい頸部短縮を呈し,日本大学付属動物病院に来院したホルスタイン種子牛について,原因ならびに病態解明を目的とした検査を行った.症例は7 日齢のホルスタイン種雌子牛で,一般健康状態は良好,神経症状は認められなかった.一般血液検査および血液生化学検査は概ね正常であった.Computed tomography(CT)検査で第2 頸椎(軸椎)の歯突起分離不全による環椎軸椎癒合,第4 頸椎と第...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか2件 参考文献12件

  • 9 歳で症状を発現した心室中隔欠損症のホルスタイン種乳牛の1 症例

    中道 藍, 千葉 汐莉, 来原 加奈, 渡邉 謙一, 堀内 雅之, 古林 与志安, 猪熊 壽 Japanese Journal of Large Animal Clinics 11 (2), 77-81, 2020-08-31

    ...<p> 分娩2カ月後の9歳3カ月齢の雌のホルスタイン種乳牛が起立難渋を主訴に診察を受けた.病歴として3 年前に鼻出血と心雑音があったこと,また,身体検査で心雑音,頸静脈怒張,胸垂浮腫および胸壁の巨大膿瘍が認められ,血液および血液生化学検査で慢性炎症像が認められたことから,心内膜炎が強く疑われた.心電心音図解析にて右側で全収縮期雑音を,左側で収縮期前期雑音と拡張期雑音が確認された.心臓超音波検査では,...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献3件

  • ウシの分娩前後における血漿中ミトコンドリア由来細胞外DNA量の変化と血液成分値との関係

    野口 龍生, 相澤 拓朗, 岩田 尚孝 日本畜産学会報 91 (3), 227-232, 2020-08-25

    ...<p>血液中には細胞外DNAが含まれる.ミトコンドリアに由来する細胞外DNAはその量が多く測定が容易である.本研究では血液中のミトコンドリア由来細胞外DNAがウシの生理状態によって変動するのかどうかを調べるため,ホルスタイン種の栄養状態が大きく変化する時期である分娩前後の血漿の成分値(遊離脂肪酸(NEFA),トリグリセリド(TG),乳酸脱水素酵素(LDH),およびグルコース)と細胞外DNA量との関係性...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか2件

  • 子牛のルーメン発酵と抗酸化活性に及ぼすルーメンプロトゾア存在の影響

    Gazi, M.R., 青木, 直人, 神田, 修平, 板橋, 久雄 家畜衛生学雑誌 46 (1), 7-13, 2020-07

    ...ホルスタイン種去勢子牛3頭を用いて,ルーメン発酵と抗酸化活性に及ぼすルーメンプロトゾア存在の影響を検討した。子牛を出生後,母牛より隔離しプロトゾア不在の状態で個別飼育し,6週齢で離乳し,乾草+濃厚飼料(4:1)を給与した。15週齢時に成牛から採取したルーメン内容液を3頭に経口的に与え,混合プロトゾアを接種させた。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 北海道のホルスタイン集団における生存能力の遺伝的パラメータおよび遺伝的趨勢

    阿部 隼人, 萩谷 功一, 山口 諭, 中川 智史, 後藤 裕作, 馬場 俊見, 河原 孝吉 日本畜産学会報 91 (2), 93-102, 2020-05-25

    <p>乳牛の新たな長命性形質である生存能力(CL)について閾値モデルおよび線形モデルを適用し,1)遺伝的パラメータを推定,2)育種価を推定し遺伝的趨勢を調査,および3)CLにおける選抜形質としての有効性を検討した.CLとの比較のため,在群性(STAY)も分析に加えた.CLの遺伝率は0.1未満,同一産次のCLとSTAYの遺伝相関は0.70から0.84と推定された.同一形質の産次間分析では,閾値モデ…

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか2件

  • ホルスタイン種乳用牛におけるB 細胞マーカーの共発現を伴う T 細胞性リンパ腫の1 症例

    前澤 誠希, 工藤 直人, 轉馬 創, 関塚 次郎, 渡邉 謙一, 堀内 雅之, 松本 高太郎, 古林 与志安, 猪熊 壽 Japanese Journal of Large Animal Clinics 11 (1), 17-21, 2020-04-30

    ...<p> 5 歳2 カ月齢のホルスタイン種乳用牛が頸部腫瘤を主訴に受診した.身体検査により,左頸部の皮下腫瘤および体表リンパ節の腫大が認められた.左浅頸リンパ節の細針吸引生検で,中から大型の異型リンパ球が70% 認められた.血液および血液生化学検査では,リンパ球の増多,乳酸脱水素酵素活性およびチミジンキナーゼ活性の高値が認められた.牛白血病ウイルス(bovine leukemia virus : BLV...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか2件 参考文献11件

  • ホルスタイン種乳牛の体表温の放射温測定

    安藤 哲 北海道畜産草地学会報 8 (1), 21-26, 2020-03-23

    <p>大頭数の牛群に対して、装着型センサーを用いず簡易に、すばやく体温を測りたいという要望がある。このため、放射温度計を用いて牛の体表面温度を測定する時の放射係数(ε)と測定部位について検討した。育成牛で毛のある場合には、放射温度計で正確な測定をすることは難しいと考えられた。育成牛で毛を刈った場合は、背、肩、管はε=0.85~0.95の時が接触型温度計と放射温度計の表示差が小さく、鼻はε=0.9…

    DOI Web Site

  • ホルスタイン種育成牛におけるXY型真性半陰陽の1例

    鈴木 圭, 住吉 俊亮, 渡辺 哲也, 近藤 広孝, 渋谷 久, 岩佐 真宏, 大滝 忠利, 堀北 哲也 日本獣医師会雑誌 73 (3), 140-145, 2020-03-20

    ...<p>間性が疑われるとの主訴で日本大学付属動物病院に来院したホルスタイン種育成牛について,雌雄判別を目的とした検査を行った.染色体検査では,95細胞のすべてがXY型であった.ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)負荷試験における血漿中テストステロン(T)濃度は低値を示した.抗ミューラー管ホルモン(AMH)濃度は0.02ng/m<i>l</i> であった.Sex-determining region Y...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか2件 参考文献11件

  • 泌乳初期及び妊娠期の乳牛からの生体内卵子吸引による胚生産

    秋山, 清, 折原, 健太郎, 坂上, 信忠 神奈川県畜産技術センター研究報告 = Bulletin of Kanagawa Prefectural Livestock Industry Technology Center (2) 1-5, 2020-03

    ...ホルスタイン種経産牛の泌乳初期及び妊娠期に生体内卵子吸引(以下、OPU)を行い採取した卵子の体外受精後の移植可能胚の生産状況を調査した。試験1では、泌乳初期群が泌乳後期群に比べて卵胞数が有意に少なく、採取卵子が少ない傾向であったが、卵割率及び胚盤胞期胚率に差は認められなかった。また、供試牛間では卵胞数及び採取卵子数に有意差が認められた。...

    日本農学文献記事索引

  • 乳牛の初-2産間における乾乳期短縮技術の検討(1)

    可知, 正行, 眞鍋, 典義, 高原, 康実, 北山, 智広, 向島, 幸司 岐阜県畜産研究所研究報告 (19) 13-16, 2020-03

    ...本研究では、初-2産間での乾乳期短縮と、乾乳期のタンパク質給与量の違いが産乳と繁殖性に及ぼす影響を明らかにするため、2産目を迎えるホルスタイン種経産牛8頭を用い飼養試験を実施した。...

    日本農学文献記事索引

  • 牛血清の保存温度と保存期間が乳酸脱水素酵素の活性及びアイソザイムに及ぼす影響

    吉田 裕一, 中村 誠, 澤田 浩, 新井 鐘蔵 日本獣医師会雑誌 73 (2), 101-105, 2020-02-20

    ...<p>牛血清の保存温度と保存期間がLDH総活性とアイソザイムに及ぼす影響について検討した.健康なホルスタイン種雌成牛及び黒毛和種雌成牛から得られた血清を各温度(4,−20,−80℃)で保存した.また,コントロールとしてヨークシャー種雌成豚の血清についても検討した.ホルスタイン種と黒毛和種における血清LDH総活性とアイソザイムは,−20℃保存及び−80℃保存で12カ月間,有意な変化は認められなかった....

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか2件 被引用文献1件 参考文献4件

  • ロジスティック回帰分析によるホルスタイン種初産乳牛の分娩難易度に関わる体型形質要因解析の試み

    青木 真理, 佐々木 修, 西浦 明子, 杉浦 綾, 岡 太郎, 山口 茂樹, 相原 光夫, 大澤 剛史 日本繁殖生物学会 講演要旨集 113 (0), P-122-P-122, 2020

    <p>【目的】乳牛は馬や羊に比べて骨格上,物理的に難産を引き起こし易く,難産は分娩後の生産に影響して経済的な損失を生む。予め難産程度を予測できれば,看護等である程度母牛や子牛の損耗を防ぐことができる。そこで,初産次の分娩難易スコアと体型調査記録から,分娩難易に影響する線形体型形質を明らかにし,体型から難産程度が推測できるかを試みた。【方法】1991年から2018年までの牛群検定データおよび体型調…

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  • 妊娠ウシ子宮頸管におけるISGs発現誘導へのIFNTの直接関与

    國井 宏樹, 窪 友瑛, 浅岡 那月, 嶋崎 知哉, 古山 敬祐, 木村 康二, 唄 花子, 川原 学, 高橋 昌志 日本繁殖生物学会 講演要旨集 113 (0), P-65-P-65, 2020

    ...【方法】非妊娠(np)および妊娠(p)ホルスタイン種搾乳ウシ由来CMMを,AI実施後14日目(d14),18日目(d18)および25日目(d25)において低侵襲的に採取後,RNAおよびタンパク質を抽出した。IFNTの検出は,抗IFNT抗体を用いウェスタンブロッティング(WB)にて行った。...

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  • 活動量センサを用いた肉用牛発情検知と人工授精成績

    阪谷 美樹, 久保田 海雄, 三輪 雅史 日本繁殖生物学会 講演要旨集 113 (0), P-79-P-79, 2020

    ...【方法】実験1:活動量センサを装着したホルスタイン-黒毛和種の交雑種(F1)9頭で乳牛用アルゴリズムを利用して発情検出と持続時間の算出を2018年5–10月に行った。発情警報が出た個体の発情正否を直腸検査にて確認し,感度と陽性的中率を算出した。実験2:活動量センサを装着した黒毛和種20頭は肉牛用アルゴリズムにより発情検出と持続時間の算出を行った。...

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  • ウシ子宮頸管粘膜組織における妊娠時発現低下遺伝子の検出

    嶋崎 知哉, 窪 友瑛, 國井 宏樹, 古山 敬祐, 浜口 悠, 浅岡 那月, 唄 花子, 川原 学, 小川 英彦, 高橋 昌志 日本繁殖生物学会 講演要旨集 113 (0), P-66-P-66, 2020

    ...【方法】人工授精(AI)実施から14,18,24日が経過したホルスタイン種乳用牛の生体からCMFを綿棒で軽くこすり取ることで採取し,AI後30日及び40日の超音波診断による妊娠診断結果より各サンプルを「非妊娠区」「妊娠区」に分別した。採取したCMFからRNA抽出およびcDNA合成を行った。...

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  • メチルグリオキサールがウシ子宮内膜細胞に及ぼす影響

    阿部 良哉, 舘林 亮輝, 加治佐 実希, 森田 康広, 大蔵 聡, 松山 秀一 日本繁殖生物学会 講演要旨集 113 (0), P-69-P-69, 2020

    ...<p>【目的】受胎率低下が問題となっているホルスタイン経産牛では,泌乳に伴うエネルギー収支の不足分を補うべく給与されている穀物主体の飼料が糖の過剰摂取を引き起こし,最終糖化産物(AGEs)の産生が亢進されている可能性がある。...

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  • ケトン体はウシ末梢血単核球におけるNLRP3インフラマソーム活性化を制御する

    加藤 大雅, 鬼沢 優里, 三浦 亮太朗, 吉村 格, 近田 邦利, 岩田 尚孝, 桑山 岳人, 濱野 晴三, 白砂 孔明 日本繁殖生物学会 講演要旨集 113 (0), P-78-P-78, 2020

    ...【方法と結果】ホルスタイン種経産牛の分娩後1~3回のAIで妊娠した個体を健常区(n=4),4回以上のAIで非妊娠個体をRBC区(n=5)とし,尾静脈から血漿を採取した。メタボローム解析で184種の代謝物が検出された。ケトン体のアセト酢酸(AcAc)がRBC区でのみ,同じケトン体のβヒドロキシ酪酸(BHB)は両区で同程度検出された。...

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  • メタボローム解析を用いた凍結融解前後に変化するウシ精子内代謝物質の網羅的解析

    難波 陽介, 絹川 将史, 内山 京子 日本繁殖生物学会 講演要旨集 113 (0), P-36-P-36, 2020

    ...【材料および方法】ホルスタイン種種雄牛4頭から人工腟筒により2射精分の精液を採取し,それぞれ常法に従って凍結精液ストローを作製した。凍結精液は,38℃の温湯に15秒間浸漬して融解し,トリスクエン酸緩衝糖(TC)液を用いて遠心洗浄した。 TC液を培地として38℃の好気条件下で6時間インキュベーションした。...

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  • 29カ月齢のホルスタイン種乳牛にみられた常染色体劣性コレステロール代謝異常症ホモ接合体の1症例

    森山 咲, 藤田 浩輝, 木内 健, 渡邉 謙一, 堀内 雅之, 古林 与志安, 猪熊 壽 Japanese Journal of Large Animal Clinics 10 (5), 230-233, 2019-12-31

    ...<p> 29 カ月齢のホルスタイン種乳牛が分娩後に起立不能とショック様症状を呈して受診した.血清総コレステロール濃度が6 mg/dℓと著しい低値を認めたため,常染色体劣性コレステロール代謝異常症(CD)を疑いPCR 検査を行った結果,CD ホモ接合体と診断された.本症例はこれまで子牛で報告されているCD 症例と同様,著しい削痩,貧血および泥状便を呈し,血液検査では有棘赤血球がみられ,さらに病理解剖では...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献5件

  • 牛コレステロール代謝異常症ヘテロ牛の生産性は低いのか?

    工藤 彩佳, 森山 咲, 鈴木 真一, 猪熊 壽 Japanese Journal of Large Animal Clinics 10 (5), 217-221, 2019-12-31

    ...<p> ホルスタイン種の牛コレステロール代謝異常症(cholesterol deficiency:CD)は常染色体劣性遺伝性疾患のため,ヘテロ個体に症状は発現しないはずであるが,健常ヘテロ牛の血清コレステロール濃度は野生型に比べて低いと報告されている.本研究ではヘテロ個体の生産性を明らかにすることを目的として,健常ヘテロ個体の血清コレステロール濃度,乳生産および繁殖成績を調査した.臨床的に健常で生産...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献13件

  • 市販の砂糖を用いた創傷治療例の検討

    笠井, 亨浩, 引田, 久美子 山口獣医学雑誌 = The Yamaguchi journal of veterinary medicine (46) 39-42, 2019-12

    ...治療牛は雌のホルスタイン種で,入牧時(18日齢)に腰部にカラスの咬傷とみられる15cm×10cmの化膿創を確認した。洗浄後,砂糖を創面に充填し,紙おむつで保護して伸縮性包帯で固定する方法で3~4日毎に治療を実施した。その結果,6日目には創面が縮小し,以降ワセリンの塗布に切り替えた。...

    日本農学文献記事索引 Web Site 医中誌

  • ホルスタイン種種雄牛に発症した精巣萎縮による精子減少症の1症例

    伊藤 陽輔, 高橋 健一, 岡本 実, 登石 裕子, 角田 修男, 田谷 一善 日本獣医師会雑誌 72 (9), 539-544, 2019-09-20

    ...<p>後代検定事業で約4年間の待機期間を経て5歳齢で精液採取を再開したホルスタイン種種雄牛に,造精能の著しい低下が認められた.交尾欲,勃起能,射精能は正常であったが,精子濃度,総精子数,精子運動性及び精子生存率が低下して精子奇形率が上昇した.血中テストステロン濃度は正常レベルであり,ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン負荷試験によるテストステロン分泌は,正常反応を示した.精巣は著しく小さく,曲精細管精子形成層...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか2件 参考文献11件

  • ホルスタイン種泌乳牛からの雌胚作出方法の比較

    中川 浩, 中川 邦昭, 瀬田 剛史, 長井 誠, 早川 裕二, 秋山 清, 稲葉 泰志, 今井 敬, 下司 雅也 日本畜産学会報 90 (3), 213-218, 2019-08-25

    ...<p>性選別精液または通常精液を用いた採胚を泌乳中のホルスタイン種で行い,通常精液で得られた胚はLAMP法で雌雄判別を実施した.性選別精液で回収された雌胚数は1.0個,通常精液で回収後,雌と判別された胚数は0.8個となり有意差は認められなかった.また,FSHなどによる卵胞刺激処理後にOPUし,性選別精液を用いて体外受精を行う卵胞発育同調区(FGT区)と任意の発情周期にOPUし,性選別精液で体外受精する...

    DOI 機関リポジトリ 日本農学文献記事索引 ほか4件 参考文献1件

  • 前胃に広範な丘疹状病変を伴ったホルスタイン種子牛の偽牛痘の1例

    小島 浩一, 加藤 貴誉湖, 谷本 朱紀, 戸﨑 香織, 大竹 祥紘, 米山 州二, 芝原 友幸 日本獣医師会雑誌 72 (7), 407-412, 2019-07-20

    ...<p>2カ月齢のホルスタイン種子牛が,下痢を呈し斃死した.剖検では,口唇,舌,口蓋,食道及び前胃の粘膜の広範囲に重度の白色クリーム状の偽膜を伴った丘疹,び爛がみられた.組織学的に,口唇,口蓋,舌,第一胃,第二胃及び第三胃において,有棘細胞の顕著な増生と好酸性細胞質内封入体を伴う風船様変性による上皮の肥厚がみられた.免疫組織化学的に,病変部にパラポックスウイルス(PPV)家兎血清に対する陽性反応がみられ...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか2件 参考文献20件

  • 牛におけるγδT細胞性リンパ腫2例の病理学的特徴

    梅島 典子, 東海林 彰, 木村 政明, 新堂 美穂, 石川 義春, 門田 耕一 日本獣医師会雑誌 72 (6), 361-365, 2019-06-20

    ...<p>2例のホルスタイン種雌牛にみられたリンパ腫につき,病理組織学的及び免疫組織化学的特徴について調べた.2例ともCD3,CD5及びWC1に陽性で,ターミナルデオキシヌクレオチジルトランスフェラーゼ(TdT)に陰性を示したことから,末梢のγδT細胞に由来する腫瘍と考えられた.症例1では,腫瘍細胞の核は円形ないし類円形で,大部分の細胞が細胞質内に好酸性顆粒を有し,γδT細胞性リンパ腫,過剰顆粒型と診断...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか2件 参考文献15件

  • イアコーンサイレージ給与乳を原料とするUHT牛乳およびドリンクタイプヨーグルトの嗜好型官能評価

    上田 靖子, 朝隈 貞樹, 根本 英子, 大下 友子, 青木 康浩, 須藤 賢司 日本畜産学会報 90 (2), 133-140, 2019-05-25

    ...<p>ホルスタイン種泌乳牛に給与する配合飼料の一部をイアコーンサイレージ(ECS:ECS区)あるいは圧ぺんトウモロコシ(FC区)に代替して生産した乳から,UHT牛乳とドリンクタイプのヨーグルト(ヨーグルト)を製造し,一般消費者65人による官能評価試験を行った.官能評価試験は,それぞれ2処理区の香りや味に対する強度や嗜好性を比較する2点評価法で実施した.その結果,UHT牛乳ではECS区の総合的なおいしさの...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件

  • 広島大学農場における乳牛の分娩間隔が乳生産に及ぼす影響

    黒川 勇三, 森 久史, 沖田 美紀, 窪田 浩和, 田中 明良, 近松 一朗, 積山 嘉昌, 小櫃 剛人, 川村 健介 日本畜産学会報 90 (2), 111-120, 2019-05-25

    ...<p>広島大学農場のホルスタイン種乳牛の2000年度~2017年度の分娩-分娩間の乳生産量,泌乳,乾乳日数などの記録から,分娩間隔の影響を,産次(初産,2産,3産以上)ごとに検討した.分娩間隔の中央値前後で2つの分娩間隔区(CIG)(CI<sub>S</sub>, 分娩間隔<404日およびCI<sub>L</sub>, 分娩間隔≧404日)に分け,乳生産などへのCIGの効果を検定した.CI<sub>...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 被引用文献1件

  • 十勝若牛<sup>®</sup>における画像解析形質およびオレイン酸割合と一般型官能評価の関連性

    濱中 珠華, 吉国 泰輔, 阿佐 玲奈, 萩谷 功一, 口田 圭吾 日本畜産学会報 90 (2), 141-146, 2019-05-25

    ...<p>ホルスタイン種若齢肥育牛の十勝若牛<sup>®</sup>において,画像解析形質およびオレイン酸割合と一般型官能評価との関連性を調査した.調査には,2016年6月および11月に出荷された412頭を用いた.6-7横断面における筋間脂肪のオレイン酸割合をガスクロマトグラフ法により分析した.官能試験は,旨み,香り,脂の香り,やわらかさおよびジューシーさを評価した.画像解析形質として,ロース芯脂肪面積割合...

    DOI 機関リポジトリ Web Site ほか1件

  • 十勝若牛(R)における画像解析形質およびオレイン酸割合と一般型官能評価の関連性

    濱中, 珠華, 吉国, 泰輔, 阿佐, 玲奈, 萩谷, 功一, 口田, 圭吾 日本畜産學會報 = The Japanese journal of zootechnical science 90 (2), 141-146, 2019-05

    ...ホルスタイン種若齢肥育牛の十勝若牛(R)において,画像解析形質およびオレイン酸割合と一般型官能評価との関連性を調査した。調査には,2016年6月および11月に出荷された412頭を用いた。6-7横断面における筋間脂肪のオレイン酸割合をガスクロマトグラフ法により分析した。官能試験は,旨み,香り,脂の香り,やわらかさおよびジューシーさを評価した。...

    日本農学文献記事索引

  • 椎体膿瘍および椎体周囲膿瘍による腰椎病的骨折のホルスタイン種育成牛にみられた後躯麻痺の1症例

    村田 芙花, 中郡 翔太郎, 橋元 直也, 渡邉 謙一, 堀内 雅之, 古林 与志安, 都築 直, 猪熊 壽 Japanese Journal of Large Animal Clinics 10 (1), 22-25, 2019-04-30

    ...<p> ホルスタイン種6 カ月齢の雌育成牛が,後躯麻痺および起立困難を呈した.第13 胸椎から第2 腰椎付近の腫脹と脊柱の彎曲が確認されたため,脊椎病変を疑った.さらに超音波検査により右腎臓付近に長径8 cm 大の腫瘤を認め,同部における超音波検査下での針吸引検査によりグラム陽性球菌を含む膿汁が採取されたため,椎体周囲膿瘍を強く疑った.また,CT 検査により第2 腰椎の骨折が認められた.病理解剖の結果...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか2件

  • 牛のエンドトキシン血症における第一胃運動,第四胃運動および肝臓への影響

    新井 鐘蔵 Japanese Journal of Large Animal Clinics 10 (1), 1-16, 2019-04-30

    ...<p> 牛への濃厚飼料多給に起因するエンドトキシンの体内動態と第一胃運動,第四胃運動の変化と肝臓への影響について検討した.まず,ホルスタイン種雌牛を用いて圧ペン大麦を主体とした濃厚飼料多給を行ったところ,亜急性第一胃アシドーシスを生じた.第一胃液Lipopolysaccharide LPS)濃度は,飼料変換1 日後に約4 倍に増加し,14 日後には約23 倍に増加した.濃厚飼料多給前の末梢血液中には...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか2件 参考文献19件

  • 交雑種子牛に発生した小脳皮質変性症の1症例

    安樂 みずき, 上坂 花鈴, 藤井 沙希子, 小山 憲司, 古林 与志安, 猪熊 壽 日本獣医師会雑誌 72 (3), 154-156, 2019-03-20

    ...<p>交雑種(黒毛和種×ホルスタイン種)の雄子牛が,出生後から慢性進行性の歩様異常,起立難渋,起立位での体躯動揺及び揺開脚姿勢を呈した.68日齢時には意識清明であったが,自力起立ができなかった.企図振戦はみられなかったが,臨床症状より小脳の異常を疑った.病理解剖では中枢神経系に明らかな異常は認められなかったが,病理組織学検査において小脳でプルキンエ細胞の変性・脱落,及び軸索腫大が認められ,小脳皮質変性症...

    DOI 機関リポジトリ 日本農学文献記事索引 ほか3件 被引用文献1件 参考文献11件

  • 乳用雌牛における乳量および泌乳持続性水準と乳中体細胞数との関係

    山崎 武志, 武田 尚人, 山口 茂樹, 田鎖 直澄 日本畜産学会報 90 (1), 13-21, 2019-02-25

    ...<p>個体の乳量および泌乳持続性水準の違いが乳中体細胞数(SCC)に与える影響を調査するため,乳量および泌乳持続性の補正表型値または育種価の水準が異なる個体群間のSCCを比較した.ホルスタイン種雌牛における初産次~3産次の牛群検定記録を用いた.遺伝的能力または実際の表現型が異なる場合を調査するため,各産次の305日乳量および泌乳持続性の推定育種価(EBV)またはEBVと残差の和(EBV+R)の高さに...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか2件 被引用文献1件 参考文献2件

  • 人工授精後5日から19日までのプロゲステロン徐放剤の腟内留置が乳牛の受胎性に及ぼす効果

    岩崎 紗也加, 水田 晴也, 栗原 雅子, 児島 珠由, 高橋 透 日本繁殖生物学会 講演要旨集 112 (0), P-127-P-127, 2019

    ...【方法】岩手県内の3酪農場のホルスタイン種経産牛65頭を供試牛として,Day5またはDay6にCIDR(CIDR1900,ゾエティスジャパン)を留置してDay19に抜去(CIDR群,22頭),CIDR群と同様の処置に加えてDay14にGnRH(酢酸フェルチレリン,100㎍,あすかアニマルヘルス)を投与(CIDR+GnRH群,19頭)および無処置(対照群,24頭)の3群に区分した。...

    DOI

  • ホルスタイン種経産牛における紫外線を用いた尿腟の検出とその有用性の検討

    石山 大, 遠藤 なつ美, 安藤 湧希, 吉田 倫子, 赤松 優美, 石井 佑奈, 清水 秀茂, 田中 知己 日本繁殖生物学会 講演要旨集 112 (0), OR2-26-OR2-26, 2019

    ...【材料および方法】ホルスタイン種経産牛を用いた。調査①:発情時に腟検査を行い(n=486),同時に腟内に貯留する粘液を用手により採取した(n=490)。採取後,人工授精を行い,受胎率を調べた。採取した粘液を自然光または白色灯下において目視で観察(NL検査)するとともに,暗室下でUV検査を実施した。さらに尿の混入を検出する目的で粘液中のクレアチニン(Cre)濃度を測定した。...

    DOI

  • リピートブリーダー牛血漿のメタボローム解析

    舟島 なつみ, 三浦 亮太郎, 吉村 格, 近田 邦利, 濱野 晴三, 岩田 尚孝, 桑山 岳人, 白砂 孔明 日本繁殖生物学会 講演要旨集 112 (0), P-83-P-83, 2019

    ...【材料と方法】日本獣医生命科学大学付属農場および神奈川県畜産技術センターで飼養しているホルスタイン種経産牛を使用し,分娩後1~3回のAIまたはETで妊娠した個体を対照区(n=4),4回以上のAIまたはETでも妊娠しなかった個体をRBC区(n=5)とした。尾静脈から採血後に血漿を採取し,CE-TOFMS(イオン性代謝物質)およびLC-TOFMS(脂溶性代謝物質)によるメタボローム解析を行った。...

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  • 夏季高温条件における乳牛の子宮内の暑熱ストレス応答因子探索

    森 美幸, 林 武司, 上田 修二, 和田 卓也 日本繁殖生物学会 講演要旨集 112 (0), P-73-P-73, 2019

    ...【方法】H29年度の暑熱期と非暑熱期にホルスタイン種雌牛(泌乳牛,非泌乳牛各1頭)の腟温を牛温恵システムもしくは小型データロガーを用いて測定した。子宮内膜上皮細胞の回収は非泌乳牛(H28,H29年度各3頭)と泌乳牛(H29年度1頭)を供試し,暑熱期と非暑熱期の発情期(Day0)および黄体期(Day13~15)に実施した。...

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  • 組み換えオステオポンチンによる牛子宮内膜上皮成長因子濃度の正常化効果の検証

    佐藤 弘子, KYAW Hay Mar, 栁川 洋二郎, 永野 昌志, 田上 貴祥, 片桐 成二 日本繁殖生物学会 講演要旨集 112 (0), OR2-17-OR2-17, 2019

    ...次に,発情後3日目の子宮内膜EGF濃度が低下しているホルスタイン種経産リピートブリーダー牛計13頭にセレクトシンク法を用いて発情を誘起し,発情発見後4~12時間目にそれぞれ0(対照群:3頭),0.1および1 mg(各5頭)のOPNを含む10 mlのPBSを人工授精用シース管を用いて供試牛の腟円蓋付近に投与した。すべての供試牛で発情後3日目の子宮内膜EGF濃度を再び測定した。...

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  • 分後1ヵ月後に子宮内から病原性細菌が検出された乳牛に対する治療実施の有効性

    鈴木 貴博, 草場 信之, 高垣 勝仁, 後藤 忠広, 伊藤 純一, 三木 渉 日本繁殖生物学会 講演要旨集 112 (0), P-131-P-131, 2019

    ...【方法】北海道内一酪農場において,2017年4月から2018年10月までに分娩したホルスタイン種乳牛69頭を用いた。分娩後27~40日目に診断のため1回,サイトブラシにより採取した子宮内容物を羊血液加寒天培地にて24~48時間の好気培養を行い,細菌を検出した。...

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  • ウシ外子宮口粘膜組織における<i>IFIT1</i>の妊娠特異的発現

    浅岡 那月, 國井 宏樹, 古山 敬祐, 窪 友瑛, 浜口 悠, 小川 英彦, 小林 久人, 唄 花子, 川原 学, 木村 康二, 高橋 昌志 日本繁殖生物学会 講演要旨集 112 (0), P-71-P-71, 2019

    ...【方法】人工授精(AI)実施後,18日後のホルスタイン種乳用牛から採取した外子宮口粘膜(CM)における発現解析をRNA-seqにより行い,候補遺伝子としてinterferon-induced protein with tetratricopeptide repeats 1(<i>IFIT1</i>)を選出した。...

    DOI

  • 妊娠ウシ血中のマイクロRNA定量に関する基礎的検討

    木崎 景一郎, 岡本 さくら, 石黒(大沼) 俊名, 高橋 透, 伊賀 浩輔 日本繁殖生物学会 講演要旨集 112 (0), P-81-P-81, 2019

    ...【方法】ホルスタイン種牛から採血後,遠心分離して血漿および血清を得た。妊娠および非妊娠牛血漿については,人工授精後18日(D18)および21日(D21)の黒毛和種牛から分離し,妊娠(P)群と非妊娠(NP)群とした。血漿および血清試料からmiRNAを抽出し,cDNA調製後に定量的リアルタイムPCRによりmiRNAを定量した。...

    DOI

  • ホルスタイン種経産牛における悪露の色とその後の子宮内膜炎罹患との関係

    末永 哲也, 南野 知也, 三栗野 陽子, 堀井 洋一郎, 北原 豪, 大澤 健司 日本繁殖生物学会 講演要旨集 112 (0), OR2-25-OR2-25, 2019

    ...【材料と方法】大分県内の一酪農場にて繋養のホルスタイン種経産牛29頭を供試し,分娩後2日,5日,1週(分娩後11±3日)および2週(分娩後18±3日)の悪露を採取,デジタルカメラにて撮影し,その色をRGB解析した。...

    DOI

  • イミダゾールおよび窒素ガスがウシ精子の液状保存におよぼす影響

    難波 陽介, 絹川 将史, 内山 京子 日本繁殖生物学会 講演要旨集 112 (0), P-37-P-37, 2019

    ...【方法】延べ12頭のホルスタイン種種雄牛から採取した原精液を用いた。<実験1>0,0.1,1,10または100 mMのイミダゾール(Imid)を添加したトリス−クエン酸糖液で精液を希釈し,18℃で7日間振とうしながら保存した。保存中の精子運動性をCASAにより経時的に測定した。<実験2>実験1で直進運動精子率が最も高く保たれた10 mMのImid添加による精子のチロシンリン酸化状態を検討した。...

    DOI

  • 胚移植技術を用いた中規模経営の酪農家における効率的な候補種雄牛の生産

    西寒水 将, 山口 誠司, 中田 和孝, 森好 政晴, 今井 敬, 堂地 修 日本繁殖生物学会 講演要旨集 112 (0), OR2-22-OR2-22, 2019

    ...供胚牛にはホルスタイン種未経産牛5頭,経産牛3頭,合計8頭を用いた。過剰排卵誘起処置は腟内留置型プロジェステロン製剤(CIDR)と安息香酸エストラジオール製剤(EB)を用いて発情周期を調節してFSH投与を開始した。人工授精は発情確認後に通常の凍結精液または性選別精液を用いて実施し,発情後7日目に胚回収を行った。受胚牛にはホルスタイン種未経産牛7頭,経産牛40頭を用いた。...

    DOI

  • 乳牛におけるヨード剤子宮内投与後の子宮洗浄回収液中13,14-dihydro-15-keto-Prostaglandin F<sub>2α</sub>濃度の変化

    安藤 湧希, 遠藤 なつ美, 清水 秀茂, 田中 知己 日本繁殖生物学会 講演要旨集 112 (0), P-129-P-129, 2019

    ...【方法】ホルスタイン種乳牛(n=18)を用いた。黄体期に子宮体に挿入したシース管を介してヨード剤(2%ポピドンヨード)50 mlを1回子宮内投与し(処置群,n=10),対照群は無処置とした。両群において処置後翌日に黄体が存在する側の子宮角に留置したバルーンカテーテルを介して生理食塩液50 mlを1回注入し,洗浄液を回収した。...

    DOI

  • 牛の個体差による牛肉の食味性へ及ぼす影響の検討

    竹嶋 伸之輔, 田畑 瑛里, 土井 美優, 小林 三智子 日本調理科学会大会研究発表要旨集 31 (0), 141-, 2019

    ...<p>【目的】昨今,ホルスタイン種,ジャージー種などの乳牛と黒毛和種など肉牛を掛け合わせた交雑種の流通が盛んになりつつある。これらの食味性は遺伝子により異なるが,詳細はまだ明らかではない。そこで,遺伝子と食味性との関係を検討し,それらの特徴を明らかにすることを目的とした。...

    DOI

  • 臨床現場で実施した超音波検査により肋骨骨折と診断したホルスタイン種子牛の1 例

    後藤 聡, 加治原 彩子, 図師 尚子, 渡邉 謙一, 都築 直, 古林 与志安 Japanese Journal of Large Animal Clinics 9 (4), 165-169, 2018-12-31

    ...<p> 新生子牛における肋骨骨折の多くは分娩時に起こるとされ,死産の原因ともなる.今回,臨床現場にて呼吸不全を呈した子牛に遭遇し,X 線検査によって完全骨折が,超音波検査によってX 線検査ではわからなかった不完全骨折が診断できた.症例は,出生後より呼吸速迫し腹式呼吸で呼吸困難の様相を呈するホルスタイン種雄子牛で,呼吸異常,食欲不振を主訴として受診した.出生時,獣医師により牽引娩出されており,熱発,肺音異常...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか2件 参考文献10件

  • 乳用牛(ホルスタイン種)における性選別精液を用いた人工授精適期の検討(1)

    小仲, 瑠偉, 亀樋, 成美, 鍋西, 久, 杉野, 文章, 北野, 典子, 黒木, 幹也, 須崎, 哲也 宮崎県畜産試験場試験研究報告 = Bulletin of the Miyazaki Livestock Experiment Station (29) 8-10, 2018-12

    ...ホルスタイン種性選別精液の人工授精(AI)受胎率向上を目的として、GnRH製剤投与からAIまでの時間が受胎率に及ぼす影響を調査し、性選別精液に適したAI適期を検討した。GnRH製剤投与後24時間(24h区)と30時間(30h区)でAIを実施し受胎率を比較したところ、24h区で54.5%、30h区で25.0%の受胎率を得た。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 肝臓実質に波及した臍静脈炎に対して造袋術を実施したホルスタイン種子牛の1症例

    張, 雄貴, 原岡, 諒, 加納, 茂太, 梁川, 和代 産業動物臨床医学雑誌 = Japanese journal of large animal clinics 9 (4), 160-164, 2018-12

    ...28日齢のホルスタイン種子牛が食欲不振,発熱,下痢および腹部触診による疼痛を示し,腹部の超音波検査によって肝臓まで波及する腫大した管腔構造を認めたことから臍静脈炎と診断した。肝臓実質内にまで波及する膿を排泄させる目的で造袋術を実施し,圧力をかけて臍静脈内を洗浄し排膿させたところ,翌日死亡した。剖検の結果,肝臓実質に連続する臍静脈壁は肥厚しており,臍静脈は門脈左枝を介して肝門脈と連絡していた。...

    日本農学文献記事索引 Web Site 医中誌

  • ホルスタイン種雌牛における乳腺の乳頭状囊胞腺腫の1例

    大野 真美子, 堀 泰洋, 渋谷 久, 堀北 哲也 日本獣医師会雑誌 71 (11), 631-635, 2018-11-20

    ...<p>15歳1カ月のホルスタイン種未経産牛が左乳房の腫脹と乳汁の排出を約2年間繰り返していた.その後,左乳房の腫脹と硬結及び乳汁排出の増加が認められ,全身状態が悪化したことから,罹患乳房の摘出術を実施した.術前に行った罹患乳房の超音波検査では,乳腺実質の菲薄化及び乳房内部の小房化した大小多数の囊胞を認めた.囊胞の境界は明瞭であり,内腔壁は平滑だった.囊胞内部は無エコーな貯留液が充満し,等エコーから高...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか2件 参考文献4件

  • 地域資源の有効利用および健康機能性を付与した高付加価値牛乳の開発

    河端, 茜, 谷村, 英俊 福井県畜産試験場研究報告 (31) 35-40, 2018-09

    ...福井県内で発生した食品残渣をエコフィードとして最大限に活用した給与メニューを設計し,ホルスタイン種経産牛を対象に12週間の給与試験を行い,飼料費の低減および機能性成分の生乳への移行を検討した。試験区では県産飼料の飼料用籾米やイネホールクロップサイレージ(イネWCS)の他に県内の食品加工業者から発生した醤油粕,酒粕,豆皮,粉砕そば殻サイレージを可能な限り組み込んだ給与メニューとした。...

    日本農学文献記事索引

  • 形状の異なる飼料用玄米の給与が乳用育成牛の成長,消化性,および第一胃内発酵に及ぼす影響

    脇本 亘, 笠井 史子, 川嶋 賢二, 秋山 清, 永島 茂男, 野田 正人, 高橋 正樹, 蓮沼 俊哉, 上野 豊, 寺田 文典, 櫛引 史郎 日本畜産学会報 89 (2), 181-190, 2018-05-25

    ...<p>形状の異なる飼料用玄米の給与が,乳用育成雌牛(ホルスタイン種,6~8ヵ月齢)の日増体量(DG),消化率,および第一胃内発酵に及ぼす影響を検討した.DG0.90kgの可消化養分総量(TDN)要求量の40%を濃厚飼料とし,濃厚飼料の42%を圧ぺんトウモロコシに置き換えた対照区(10頭),未処理の玄米とした全粒区(11頭),および破砕した玄米とした破砕区(11頭)の3区を設定した.粗飼料はチモシー乾草...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか2件 参考文献4件

  • 飲食店向け食物アレルギー対策システムの研究(ARとビーコンの利用)

    和田, 浩太, 藤川, 真樹 第80回全国大会講演論文集 2018 (1), 93-94, 2018-03-13

    ...食物アレルギー患者が増加傾向にある中,アレルゲンが食事に混入する恐れのある外食はストレスを感じる場合がある.当該問題の解消を目的としたシステムは存在するものの,注文から配膳までを包括的に捉えたシステムは提案されていない.本研究では,顧客が持つ情報端末を利用した注文システムと,AR機器を用いたホールスタッフ向けの配膳補助システムを提案する.提案手法では,飲食店の各座席にBLEビーコンを設置することで,...

    情報処理学会

  • 県産エコフィード等を活用した機能性牛乳生産技術の開発

    西村, 友佑, 加藤, 絢, 谷村, 英俊 福井県畜産試験場研究報告 (30) 30-36, 2018-02

    ...健康機能性成分を有しながらも、これまで利活用が進んでいなかった県産エコフィードを用い、当該機能性成分の乳中への移行を目的に、ホルスタイン種経産牛を用い給与試験を実施した。試験1: 泌乳中後期牛4頭を供試し、粉砕したナツメ種子を最大800g/日給与した。試験2: 泌乳中後期牛を4頭供試し、粉砕したそば殻を最大3.2kg/日給与した。...

    日本農学文献記事索引

  • 十勝若牛(R)の官能評価における生産履歴および画像解析形質との関係性

    遠藤, 康世, 濱中, 珠華, 阿佐, 玲奈, 吉国, 泰輔, 萩谷, 功一, 口田, 圭吾 日本畜産學會報 = The Japanese journal of zootechnical science 89 (1), 55-60, 2018-02

    ...十勝若牛(ホルスタイン種若齢肥育牛)の官能評価における生産履歴,枝肉格付記録および画像解析形質との関連性を調査した。2,711頭の十勝若牛を用いて消費者型官能評価試験を行い,味,香り,やわらかさ,ジューシーさ,脂の味を評価した。官能評価項目6項目を従属変数,枝肉格付形質(5形質),生産履歴(4形質)および画像解析形質(9形質)を母数効果として分散分析を実施した。...

    日本農学文献記事索引

  • 発酵TMRに含まれるカンショ焼酎粕濃縮液の乳牛への給与が乳生産および生乳の風味に及ぼす影響

    鈴木 知之, 三谷 朋弘, 神谷 裕子, 田中 正仁, 服部 育男, 野中 最子, 佐藤 健次 日本畜産学会報 89 (1), 37-45, 2018

    ...<p>カンショ焼酎粕濃縮液の給与が乳生産および生乳の風味に及ぼす影響を検討するため,これを乾物ベースで0%,10%および20%混合した発酵混合飼料をホルスタイン種泌乳牛4頭に14日間ずつ順に給与した(それぞれ,0%区,10%区および20%区).乳生産量に処理間差はなかったが,20%区の方が0%区および10%区よりも,乾物摂取量および乳脂率が高かった(<i>P</i><0.05).味覚センサーによる風味評価...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献1件

  • 十勝若牛<sup>®</sup>の官能評価における生産履歴および画像解析形質との関係性

    遠藤 康世, 濱中 珠華, 阿佐 玲奈, 吉国 泰輔, 萩谷 功一, 口田 圭吾 日本畜産学会報 89 (1), 55-60, 2018

    ...<p>十勝若牛(ホルスタイン種若齢肥育牛)の官能評価における生産履歴,枝肉格付記録および画像解析形質との関連性を調査した.2,711頭の十勝若牛を用いて消費者型官能評価試験を行い,味,香り,やわらかさ,ジューシーさ,脂の味を評価した.官能評価項目6項目を従属変数,枝肉格付形質(5形質),生産履歴(4形質)および画像解析形質(9形質)を母数効果として分散分析を実施した.肉の締まり及びきめの等級が1と評価...

    DOI 機関リポジトリ Web Site ほか1件

  • 品種の異なる牛肉の食味特性

    星野 亜由美, 佐々木 整輝, 小林 正人, 飯田 文子 一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集 70 (0), 174-174, 2018

    ...【結論】食味特性は黒毛、褐毛が最も優れ、交雑種が準じ、次にホルスタイン、日本短角、海外種の順であり、国産種が海外種に比べ、食味が良いことが示された。今回の牛肉の食味特性には、特に香りの重要性が示唆された。...

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  • 乳用育成雌牛における春機発動前後の卵巣動態とその開始時期に及ぼす要因

    川島 千帆, 近藤 萌里, 田代 真衣子 日本繁殖生物学会 講演要旨集 111 (0), P-11-P-11, 2018

    ...【方法】2016年3月から2017年6月に出生したホルスタイン種育成雌牛26頭を対象とし,7–8ヶ月齢から2回目の排卵または12ヶ月齢まで,週1回の採血と超音波画像診断装置による卵巣観察(1 cm以上の卵胞直径測定と黄体の有無),月1回の体重・体高測定を実施した。血液からAMHとプロジェステロン(P4),代謝物濃度を測定した。...

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  • 初産分娩後1000日間の乳量を最大にするための分娩間隔と初回授精開始時期

    按田 将利, 近藤 野の花, 山口 諭, 阿部 隼人, 中川 智史, 萩谷 功一 日本畜産学会報 89 (1), 61-66, 2018

    ...<p>ホルスタイン種の初産分娩後1000日間の乳量(1000dMY)を最大にする分娩間隔と授精開始時期について調査した.データは,北海道内において2007年に初産分娩した初産次から3産次までの24,476頭の牛群検定記録である.毎月1度の検定日乳量に対し,泌乳曲線を使用して1000dMYを推定した.初産分娩後1000日以内に2産分娩および3産分娩の記録をもつ個体の記録のみを分析対象とした.分娩間隔の...

    DOI 機関リポジトリ 日本農学文献記事索引 ほか2件 被引用文献1件

  • SNPマーカーを用いた台湾牛種と黒毛和種および欧米種との遺伝的関係の解析

    李 登輝, 王 燕軍, 中村 佐都志, 長嶺 慶隆 日本畜産学会報 89 (1), 7-11, 2018

    ...<p>台湾牛(TWN)は台湾の日本統治時代(1895年~1945年)に日本から台湾へ輸送された和牛の子孫だといわれるが,現在は陽明山で放牧される19頭(雄牛8頭,雌牛11頭)のみとなった.本研究ではこの19頭のTWNと黒毛和種(JB)さらにヘレフォード(HER),シンメンタール(SIM),ショートホーン(SH),アンガス(ANG),ホルスタイン(HOL),シャロレー(CHA),リムジン(LIM)の7...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件

  • ゲームを用いたホールスタッフのノウハウの分析

    西村 文秀, 木下 枝美, 野中 朋美, 水山 元 人工知能学会全国大会論文集 JSAI2018 (0), 2O2OS24a04-2O2OS24a04, 2018

    ...<p>現在の飲食店業界の市場規模は縮小傾向にあるが,この状況下で売上を増加させるためには,回転率を向上させ,待ち時間を短縮させるような戦略が必要である.飲食店におけるホールスタッフは,顧客との接点が多いため,顧客の待ち時間に大きな影響を与えると考えられる.本研究では,ホールスタッフのタスクとして「注文の伺い」「配膳」「バッシング」に着目し,回転率が求められる飲食店でのホールスタッフのノウハウを抽出するための...

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  • ウシ精子の性選別が体外受精後の胚発育動態に及ぼす影響

    真方 文絵, 浦川 真実, 松田 二子, 大野 喜雄 日本繁殖生物学会 講演要旨集 111 (0), OR2-2-OR2-2, 2018

    ...【方法】食肉処理場由来ホルスタイン種経産牛の卵巣から卵丘細胞−卵母細胞複合体を採取し,体外成熟培養を行った。成熟卵母細胞は3頭のホルスタイン種雄牛のX精液と通常精液を使用して体外受精に供し,得られた胚をそれぞれX胚および非性選別胚とした。X胚と非性選別胚における受精率,胚盤胞期胚への発生率,染色体の正常性,および凍結融解後の生存性を検証した。...

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  • 性選別精液による乳牛人工授精の受胎率に及ぼす環境要因の影響

    及川 康平, 山崎 武志, 山口 諭, 阿部 隼人, 唄 花子, 高橋 昌志, 川原 学 日本繁殖生物学会 講演要旨集 111 (0), P-93-P-93, 2018

    ...【方法】北海道酪農検定検査協会で集積された道内ホルスタイン種雌牛の個体繁殖成績を使用した。分析対象は,2012から2015年までの国産乳牛精液による未経産牛69,857頭分の初回授精記録とした。分析環境要因は,授精年,授精月,および授精月齢とした。【結果と考察】通常精液,性選別精液ともに6から9月にかけて受胎率が低下していた。...

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  • 脂肪含量の異なる牛肉官能評価と摩擦測定との関係

    神田 麻莉, 星野 亜由美, 飯田 文子 日本調理科学会大会研究発表要旨集 30 (0), 148-, 2018

    ...<br><br>【方法】黒毛和種21頭、交雑種16頭、日本短角種6頭、ホルスタイン種10頭、輸入牛16頭の計69頭の胸最長筋部を用いた。対象牛肉を1 cm厚さにスライスし、200℃に熱したホットプレートで中心温度60℃になるまで加熱し(172±3秒)線維に直角に3×4cmに切り出し試料とした。分析型官能評価は、訓練パネル10人により8段階評価尺度で行った。...

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  • ウシ分娩時胎盤節における主要組織適合遺伝子複合体クラス1(BoLA-1)発現

    泰原 大治, 古山 敬祐, 作本 亮介, 小林 祐子, 平山 博樹 日本繁殖生物学会 講演要旨集 111 (0), P-47-P-47, 2018

    ...【方法】ホルスタイン種の自然分娩(SP:5頭)および誘起分娩(PGF2α投与 [PG:6頭],0.5 mg/kgベタメタゾン投与 [BET:5頭],0.017 mg/kgトリアムシノロンアセトニドおよび0.5 mg/kgベタメタゾンの複合投与 [TABET:9頭])直後の胎盤節を胎子胎盤と母胎盤組織に分け,古典的(N*01201,N*03701)および非古典的(NC3,MIC1)BoLA-1遺伝子の...

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  • ウシ精子におけるアクアポリン3および7の発現・局在と凍結融解後の運動性との関連性

    藤井 貴志, 平山 博樹, 福田 茂夫, 陰山 聡一, 内藤 学, 吉野 仁美, 森安 悟, 山崎 崇, 坂本 幸造, 早川 宏之, 高橋 健一, 髙橋 芳幸, 澤井 健 日本繁殖生物学会 講演要旨集 111 (0), P-17-P-17, 2018

    ...【方法】ホルスタイン種若雄牛9頭(牛. A–I)から新鮮射出精子を採取し,GLを含む希釈液により希釈冷却後,凍結保存した。実験1:凍結融解精子(牛. A)におけるAQP3および7発現をウエスタンブロット(WB)により解析した。実験2:新鮮射出,希釈冷却および凍結融解精子(牛. BおよびC)におけるAQP3および7の局在性および発現量の変化を蛍光免疫染色およびWBにより解析した。...

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  • 日本ホルスタインにおいて観察された稀少なmtDNA ハプログループP

    野田 葵, 川口 芙岐, 笹崎 晋史, 万年 英之 動物遺伝育種研究 46 (2), 49-55, 2018

    ...そこでmtDNA ハプログループP 個体検出を目的としたPCR-RFLP 法を開発し、日本北部のウシ品種388 個体(黒毛和種、日本ホルスタイン)に対して調査を行った。その結果、遺伝子頻度は低いものの、北海道のホルスタイン集団105 個体中2 個体(0.019)でハプログループP を検出した。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献24件

  • ホスファターゼ阻害剤によるウシ精液の液状保存効果

    難波 陽介, 古家後 雅典, 坂本 与志弥, 内山 京子 日本繁殖生物学会 講演要旨集 111 (0), OR2-1-OR2-1, 2018

    ...【方法】5頭のホルスタイン種種雄牛から採取した原精液を用いた。<実験1>トリス‐クエン酸糖液(TC液)またはホスファターゼ阻害剤カクテル加TC液(PIC液)を用いて精液を希釈し,18℃で24時間保存した。<実験2>0,0.1,1または10 mMのイミダゾール(Imi),フッ化ナトリウム(NaF)またはモリブデン酸ナトリウム(Mol)加TC液を用いて精液を希釈し,18℃で24時間保存した。...

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  • 乳牛の分娩前後における末梢血単核球のストレスおよび免疫関連因子の解析

    唄 花子, TALUKDER Shabur Md Abdus, 国井 宏樹, 伊藤 月乃, 川原 学, 高橋 昌志 日本繁殖生物学会 講演要旨集 111 (0), P-86-P-86, 2018

    ...【材料と方法】北海道大学農場で飼養しているホルスタイン雌牛を用いた。分娩前後24時間および分娩後一週間の三時点で頚静脈から血液を採取し,密度勾配遠心法により末梢血単核球(PBMCs)を分離した。PBMCsからRNA抽出,cDNA合成を行い,定量PCRによりストレス関連遺伝子および炎症性サイトカイン遺伝子の発現解析を行った。...

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  • 腟鏡を用いた衛生的な人工授精方法がホルスタイン種経産牛の受胎性に及ぼす影響

    石山 大, 内田 誠, 清水 秀茂, 松田 二子 日本繁殖生物学会 講演要旨集 111 (0), OR2-4-OR2-4, 2018

    ...【材料および方法】2016年4月から2018年4月の間に管内49酪農場のホルスタイン種経産牛445頭(延べ618回)の発情時に,腟内粘液を腟鏡と用手法で評価した。流出粘液の色や膿の程度は1–5の範囲でスコア化した(vaginal discharge score, VDS)。粘液に尿が確認された場合を尿腟とし,腟鏡検査にて判断した貯留量によって尿腟を軽度,中度,重度に分類した。...

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  • 繁殖牛管理記録と気象庁データによる一日平均気温と分娩率の相関

    三浦 弘, 菊池 元宏, 坂口 実 Japanese Journal of Large Animal Clinics 8 (4), 214-220, 2017-12-31

    ...</p><p> 民間企業の運営する同一の繁殖牛管理アプリケーション「まきばの彼女」を使用する農家42 戸より,2012 〜 2014 年の繁殖データを匿名で使用する許諾を得たうえで,ホルスタイン種乳牛7,174 頭における人工授精(AI)と胚移植(ET)における分娩率(2012 〜 2013 年に行われたAI,ET のうち,分娩に至った例数の割合)を算出した.これに気象庁の一日平均気温のデータを加え...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか2件 参考文献10件

  • 体表リンパ節腫大と骨盤腔内腫瘤の認められない地方病性牛白血病ホルスタイン種乳牛の1 症例

    坂口 加奈, 前澤 誠希, 田中 佑典, 互野 佑香, 上沢 彩, 渡邉 謙一, 堀内 雅之, 古林 与志安, 猪熊 壽 Japanese Journal of Large Animal Clinics 8 (4), 227-230, 2017-12-31

    ...<p> 食欲不振を呈した51 カ月齢のホルスタイン乳牛が頸静脈怒張を呈したが,心音微弱のため,初診時に心膜炎が疑われた.体表リンパ節腫大はなく,直腸検査でも骨盤腔内の腫瘤は触知されなかった.同日の血液検査で異型を伴う著しいリンパ球増多症(80,436/<i>μℓ</i>)を認め,また抗BLV 抗体はELISA で陽性であった.LDH 総活性,LDH アイソザイム2 および3 分画活性は,それぞれ15,640...

    DOI 機関リポジトリ 日本農学文献記事索引 ほか3件 参考文献7件

  • 乳量水準の高い泌乳中期搾乳牛における飼料用籾米サイレージ給与の影響

    佐藤, 精, 木野, 勝敏 愛知県農業総合試験場研究報告 = Research bulletin of the Aichi-ken Agricultural Research Center (49) 31-34, 2017-12

    ...飼料用籾米をサイレージ化したソフトグレインサイレージ(以下SGS)の多給技術を開発するため、乳量水準の高い(平均乳量38kg/日)泌乳中期のホルスタイン種経産牛6頭を用いてクロスオーバー法による短期飼養試験を行った。乾物中22.5%のSGS又は粉砕籾米を含む混合飼料を調製し3週間給与した。飼料摂取量、体重、日乳量に変化はなく、乳成分のうち乳脂肪率がSGSを給与した区において有意に高かった。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • ホルスタイン種経産牛における性選別精液を用いた体内胚採取のための過剰排卵処理

    秋山, 清, 折原, 健太郎, 坂上, 信忠 神奈川県畜産技術センター研究報告 = Bulletin of Kanagawa Prefectural Livestock Industry Technology Center (1) 7-12, 2017-12

    ...ホルスタイン種経産牛に対して性選別精液を用いて体内胚を採取するための過剰排卵処理方法を検討した。試験1: 卵胞波調整と排卵促進処理を併用した過剰排卵処理を行った供胚牛に対して、非選別区は通常精液、選別区は性選別精液を人工授精して胚を採取した。非選別区は2頭中1頭、選別区は2頭中2頭で正常胚が得られ、正常胚数は2.5個および10.5個、正常胚率は49.5%および84.7%であった。...

    日本農学文献記事索引

  • 蹄底潰瘍の原因に迫る。蹄骨沈下説は本当か?

    石川, 高明 産業動物臨床医学雑誌 = Japanese journal of large animal clinics 8 (3), 162-171, 2017-11

    ...ホルスタイン種経産廃用牛の屠畜された蹄を用いて,削蹄前の蹄底,削蹄後の蹄底,脱蹄後の蹄鞘内角質,蹄真皮,蹄骨を観察した。蹄骨後縁に骨増殖を認めた例では,蹄底潰瘍になっていたもの,蹄底出血になっていたもの,蹄底に異常を認めなかったものが存在した。それらはすべて,骨増殖に一致した場所の蹄真皮が同様の形態に変形していた。また,蹄真皮の変形に一致して蹄鞘内の角質は変形し,変形は「下に凸」の状態であった。...

    日本農学文献記事索引 Web Site 医中誌

  • 蹄底潰瘍の原因に迫る。蹄骨沈下説は本当か?

    石川 高明 産業動物臨床医学雑誌 = Japanese journal of large animal clinics 8 (3), 162-171, 2017-11

    ...ホルスタイン種経産廃用牛の屠畜された蹄を用いて,削蹄前の蹄底,削蹄後の蹄底,脱蹄後の蹄鞘内角質,蹄真皮,蹄骨を観察した。蹄骨後縁に骨増殖を認めた例では,蹄底潰瘍になっていたもの,蹄底出血になっていたもの,蹄底に異常を認めなかったものが存在した。それらはすべて,骨増殖に一致した場所の蹄真皮が同様の形態に変形していた。また,蹄真皮の変形に一致して蹄鞘内の角質は変形し,変形は「下に凸」の状態であった。...

    日本農学文献記事索引

  • 乳用牛群における腟検査により診断した臨床性子宮内膜炎の罹患率と危険因子の検討

    大川 洋明, 藤倉 篤史 Japanese Journal of Large Animal Clinics 7 (Supple), 225-230, 2017-03-31

    ...乳用牛群における腟検査による腟粘液スコア(VMS)のグレード分類に基づき診断した臨床性子宮内膜炎発生の実態把握および,その発生に影響する危険因子の解明を目的として疫学調査を実施した.VMSは以下の4分類[0:粘液を認めないまたは透明粘液,1:やや灰色がかった,または透明粘液に白色小片を含む,2:50%未満の膿汁を含む,3:50%以上の膿汁を含む]に区分し,VMS1以上を臨床性子宮内膜炎と診断した.ホルスタイン...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか2件 被引用文献1件 参考文献11件

  • ヨーネ病が牛飼養農場に与える損失の評価

    榊原, 伸一, 菅野, 宏, 立花, 智 家畜衛生学雑誌 42 (4), 173-180, 2017-02

    ...ホルスタイン種牛(ホル)219頭および黒毛和種牛(黒毛)116頭の乳量,体細胞リニアスコア,年間分娩回数および体重を調査し,混合効果モデルにより各生産性指標と排菌量を比較した。ホルにおいて,高度排菌牛の乳量は陰性牛に対して13%少なかった。黒毛では年間分娩回数が陰性牛に対して高度排菌牛で22%少なく,体重が陰性牛に対して低度および高度排菌牛でそれぞれ7.2%および19%少なかった。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 乾乳前期の栄養水準が分娩後の生産性に及ぼす影響

    平林, 晴飛, 佐藤, 拓実, 都丸, 友久 群馬県畜産試験場研究報告 = Bulletin of the Gunma Animal Husbandry Experiment Station (23) 1-14, 2017-02

    ...ホルスタイン種経産牛26頭(2~5産)を用い、乾乳前期(40日)のTDN要求量を80%(低栄養区、9頭)、105%(適栄養区、8頭)および130%(高栄養区、9頭)の3水準とした。乾乳後期(20日)は全処理区をTDN要求量の105%とし、分娩後は同一飼料の自由採食とした。1 高栄養区ではBCS回復が遅く、乳量低下が認められた。低栄養区では、分娩後のBCS回復が早く、泌乳持続性の向上が認められた。...

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  • 暑熱環境下における黒毛和種去勢牛へのグリセロール給与効果の検討

    椿, 由江, 青木, 寛道, 浅田, 勉 群馬県畜産試験場研究報告 = Bulletin of the Gunma Animal Husbandry Experiment Station (23) 26-56, 2017-02

    ...試験1は、予備試験としてホルスタイン種乾乳牛3頭を用い、グリセロールの最適給与量の検討を行った。試験2では黒毛和種去勢育成牛8頭を、また試験3では同肥育牛を用い、暑熱期および寒冷期の飼養試験(各8週間)と消化試験を実施し、グリセロールの給与効果を検討した。...

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