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検索結果 2,012 件

  • かび毒の細胞に対する毒性評価と産生菌検出に関する研究

    鈴木 忠宏 マイコトキシン 74 (1), 7-12, 2024-01-31

    ...<p> マイコトキシンの毒性やその汚染リスクに関する問題に取り組むため,毒性評価と検出技術開発を含む以下の研究を行ってきた.かび毒の毒性評価では,アフラトキシンB<sub>1</sub>(AFB<sub>1</sub>),パツリン(PAT),デオキシニバレノール(DON),およびそれらの誘導体や配糖体の曝露による影響を,酵母細胞系を用いたDNAマイクロアレイ解析により検討した.AFB<sub>1</...

    DOI Web Site 参考文献27件

  • 遺伝子発現解析からみたスギの越冬

    能勢 美峰, 遠藤 圭太, 田村 明, 大平 峰子, 小長谷 賢一, 栗田 学 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 373-, 2023-05-30

    ...本研究では、スギにおける冬の生命現象に対する理解を深めるため、これらの形質評価を行うとともに、マイクロアレイ法を用いた網羅的な遺伝子発現解析を行った。形質評価の結果、冬期の休眠は12月下旬を境に大きく2つのステージに分類され、耐凍性は11月以降徐々に上昇して1〜2月ごろ最も高くなることを明らかにした。...

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  • 5-アミノレブリン酸を用いた休眠がん細胞を標的とする光線力学療法

    小倉 俊一郎, 中山 沢, 山本 新九郎, 福原 秀雄, 花﨑 和弘, 井上 啓史 日本レーザー医学会誌 43 (4), 238-248, 2023-01-15

    ...に対して抵抗性を持つため,がんの再発と密接な関わりがあると考えられている.本研究では,ヒト前立腺がん由来細胞株PC-3を用いて,細胞密度に着目した<i>in vitro</i>における休眠がん細胞モデルを構築した.また,休眠がん細胞モデルにおけるALA添加後のPpIX蓄積およびPDT感受性の評価を行い,休眠がん細胞のALA-PDTに対する感受性が高いことを示した.さらに,休眠がん細胞モデルに対してマイクロアレイ...

    DOI Web Site 参考文献37件

  • ストレス適応と5-HT<sub>1A</sub>受容体を介した髄鞘形成との関連性

    黒川 和宏, 髙橋 浩平, 宮川 和也, 持田(斎藤) 淳美, 武田 弘志, 辻 稔 次世代薬理学セミナー要旨集 2023.1 (0), AG-1-, 2023

    ...また、このストレスへの情動的抵抗性を獲得したマウスの海馬における遺伝子発現の変動についてDNAマイクロアレイを用いて網羅的に解析した結果、白血病阻止因子(leukemia inhibitory factor: LIF)の著明な増加が認められた。LIFは、脳神経細胞の軸索成分であるミエリンの形成を促進する役割を担っていることが明らかにされている。...

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  • 薬理遺伝学パネル検査の現状と課題

    筵田 泰誠 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 44 (0), 2-C-S34-6-, 2023

    ...</p><p>現在、国内で研究用試薬として利用可能な薬理遺伝学検査パネルは、マイクロアレイ、次世代シークエンサー (NGS)、質量分析計 (MALDI-TOF/MS) を用いたものに大別されるが、いずれにおいても<i>CYP2D6</i>や<i>HLA</i>のように複雑なゲノム構造の領域に存在する遺伝子を正確に調べることが困難である。...

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  • シクロスポリン誘発慢性腎障害におけるCD44の役割及びバイオマーカーとしての可能性

    松下 幸平, 豊田 武士, 赤根 弘敏, 森川 朋美, 小川 久美子 日本毒性学会学術年会 50.1 (0), P2-172-, 2023

    ...30 mg/kg群の萎縮尿細管をレーザーマイクロダイセクションにより採材してマイクロアレイを行った。Gene Ontology解析では萎縮尿細管において細胞外基質(ECM)関連遺伝子の発現上昇、分化関連遺伝子の発現低下がみられた。パスウェイ解析ではCD44はフィブロネクチンをコードする<i>Fn1</i>等の線維化関連遺伝子の上流因子として抽出された。...

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  • 新生児医療とエピジェネティクス 〜早産児・低出生体重児におけるエピゲノム異常とその長期遺残〜

    鹿嶋 晃平 日本周産期・新生児医学会雑誌 58 (4), 623-626, 2023

    ...</p><p>エピジェネティクスの中で最も研究されているのが,DNAメチル化である.典型的には,遺伝子の上流にあるプロモーター領域のCpGサイトのシトシンがメチル化されると,メチル基により転写因子の結合が阻害され,遺伝子発現が抑制される.DNAメチル化は安定した性質のため,マイクロアレイなどによる分子疫学評価に利用されることが多い.</p>...

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  • 核酸医薬の安全性確保に向けた取り組み

    井上 貴雄 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 44 (0), 2-C-S23-4-, 2023

    ...このことから、ヒトRNAデータベースの検索ならびにヒト細胞を用いたマイクロアレイ解析などにより、オフターゲット遺伝子を特定し、その遺伝子機能から毒性発現が予測される。一方、タンパク質との結合に起因する毒性は、従来の低分子医薬の毒性発現機構と概念的に同じであることから、動物を用いた一般的な非臨床試験で安全性を評価できるとされている。...

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  • 次世代モダリティのオフターゲット毒性の予測・評価に関する考察

    井上 貴雄 日本毒性学会学術年会 50.1 (0), OS4-1-, 2023

    ...そこで、核酸医薬のハイブリ依存的オフターゲット毒性については、ヒトRNAデータベース、ヒト細胞、遺伝子発現変動解析(マイクロアレイ等)を組み合わせたオフターゲット評価法が活用されているが、RNAレベルで発現変動を評価する手法では、siRNAやRNA標的低分子医薬の翻訳抑制の機序を介したオフターゲット毒性や、タンパク質分解医薬のプロテアソーム依存的オフターゲット毒性を予測できないという問題がある。...

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  • 機能評価国際標準化に向けた骨形成・石灰化関連遺伝子の網羅的探索

    泉谷 惇, 馬 闖, 信岡 英彦, 上野 麟太朗, 三村 将来, 上田 勝也, 羽二生 久夫, 齋藤 直人 日本毒性学会学術年会 50.1 (0), P1-106S-, 2023

    ...誘導から3日後における各種無処理及び石灰化誘導培地の4条件の詳細な遺伝子発現状態をマイクロアレイで確認した。誘導で大きく変化したまたは培地種間で発現差が大きかった遺伝子をいくつか抜粋しqPCRで検証した。【結果】マイクロアレイ解析の結果、αMEMとDMEMでは石灰化誘導刺激によって発現上昇する遺伝子の種類に違いが見られた。...

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  • DNAタグ化リポソームによるコンビナトリアルハイスループット法

    村井 勇太 ファルマシア 59 (4), 327-327, 2023

    ...マイクロアレイやマイクロ流体,あるいは創薬ロボットなどを利用したコンビナトリアルハイスループット法(CHT)は多数の化合物ライブラリーを提供することが可能であり,並行するスクリーニングとともに創薬や機能性材料の創製に貢献する.しかし,このCHTを実施するにあたっては大規模なサンプル調製が必須であり,その調製時間や膨大なコストによって利用が制限されることもある....

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  • 次世代遺伝子解析装置を用いた難病の原因究明,治療法開発

    武内 俊樹 日本周産期・新生児医学会雑誌 59 (2), 156-165, 2023

    ...<p> 新生児期〜小児期に発症する疾患では,染色体・遺伝子の異常が多くを占める.原因診断の検査として,わが国では,Gバンド染色体検査に加えて,2020年からはマイクロアレイ染色体検査が保険収載され,臨床現場で広く使われている.先天異常症候群の発症原因となる染色体・遺伝子の異常の多くは,DNAレベルの変化であり,次世代シーケンサー(遺伝子解析装置)による網羅的遺伝子解析はこの点で優れている.一部の疾患...

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  • PPAR alphaリガンドが惹起する遺伝子発現プロファイルの比較解析

    夏目 やよい, 相﨑 健一, 北嶋 聡, 菅野 純 日本毒性学会学術年会 50.1 (0), S2-4-, 2023

    ...<p>毒性を呈する化学物質が惹起する遺伝子発現プロファイル(マイクロアレイデータ)に対して、細胞一個あたりのmRNAコピー数を推定するプロセスを加えることにより定量的な比較を実現可能としたPercellomeデータベース[1]は、化学物質の暴露によって引き起こされる毒性の分子メカニズムを推論する上で有用なリソースである。...

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  • Metforminが肝臓内NK細胞活性を増強する

    別木 智昭, 大平 真裕, 佐藤 沙希, 長ヶ原 一也, 今岡 洸輝, 今岡 祐輝, 中野 亮介, 坂井 寛, 田原 裕之, 井手 健太郎, 田中 友加, 小林 剛, 大段 秀樹 移植 58 (Supplement), s234_1-s234_1, 2023

    ...3.Metformin投与が肝実質、肝臓内NK細胞に与える遺伝子発現の変化をマイクロアレイで網羅的に解析した。【結果】1.Control群と比較して、Metformin投与群は肝臓内NK細胞のTRAIL発現 が有意に増加し、細胞傷害性が有意に高かった。2.肝切除後のMetformin投与で、TRAIL発現が高値を示し、Hep1-6の占拠率が低下した。...

    DOI 医中誌

  • 気候の異なる3つの植栽地におけるスギクローンの遺伝子発現の年周性の違い

    能勢 美峰, 花岡 創, 武津 英太郎, 栗田 学, 三浦 真弘, 平岡 裕一郎, 井城 泰一, 三嶋 賢太郎, 高橋 誠, 渡辺 敦史 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 424-, 2022-05-30

    ...本研究では、年間を通じて環境がスギに与える影響を分子レベルから明らかにするため、気候の異なる3箇所(山形県東根市、茨城県日立市、熊本県合志市)に同一クローンのさし木苗を植栽し、遺伝子発現の年周性についてマイクロアレイを用いて解析した。得られた発現データを基に主成分分析を行ったところ、成長期(6〜9月)よりも休眠期(1〜3月)に植栽地による違いがより大きいことが明らかになった。...

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  • 13q31を含む染色体中間部欠失を有する6人の患者における遺伝子型-表現型相関

    村松 みゆき, 下島(山本) 圭子, チョン ピンフィー, 吉良 龍太郎, 岡本 伸彦, 山本 俊至 脳と発達 54 (5), 317-322, 2022

    <p> 【目的】13q31領域を含む染色体微細欠失の患者で観察された神経発達遅延の原因となる遺伝子は未だに特定されていない.そこで,候補遺伝子を絞り込むことを目的とした.【方法】神経発達遅滞のある患者の診断の一部としてゲノムコピー数解析が行われた.このうち13q31領域の欠失を有する患者6名について,詳細な臨床情報を収集し,遺伝子型-表現型相関分析を行った.【結果】遺伝子型-表現型相関分析により…

    DOI 医中誌

  • カドミウム腎毒性修飾因子PPARδの同定およびその分子機構

    森 稚景, 李 辰竜, 徳本 真紀, 佐藤 雅彦 日本毒性学会学術年会 49.1 (0), P-8E-, 2022

    ...<i>PPARD KD</i>による発現変動遺伝子をDNAマイクロアレイで同定した。DNA断片化によるアポトーシス誘導を測定し、活性化caspase-3をウェスタンブロッティング法で解析した。【結果および考察】 PPARアイソフォーム遺伝子に対するそれぞれのsiRNAを導入したHK-2細胞を用いて、Cd毒性を調べた。...

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  • がん自己抗体研究の軌跡

    小林 信, 杉本 幸太郎, 千葉 英樹 電気泳動 66 (1), 43-46, 2022

    ...腫瘍関連抗原よりも早期に患者血清中から検出できることから,がんの早期診断マーカーとして期待されている.一方,これまで主にプロテオミクスを活用する戦略により新規自己抗体の同定が試みられてきたが,臨床応用に至ったのはごく少数に留まり,より高い検出力や特異性を合わせ持つ新規抗体の同定が切望されている.本総説ではまず腫瘍関連自己抗体の探索するための基本原理として,電気泳動法と質量分析法ならびに合成タンパク質マイクロアレイ...

    DOI Web Site 参考文献23件

  • がん悪液質モデルマウスに出現する心機能障害と自発運動負荷がもたらす治療的効果

    野中 美希, 柿木 亮, 岸田 昭世, 大島 佳織, 後藤 元秀, 上園 保仁, 上野 進 日本毒性学会学術年会 49.1 (0), P-154-, 2022

    ...またマイクロアレイ解析で変動のあった酵素Xの遺伝子発現量は、心筋萎縮とともに増加し自発運動負荷により減少することから、がん悪液質に伴う心機能障害と関連があると考えられる。現在、酵素Xを介する経路についてさらに解析を進めている。</p>...

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  • インビトロ・インシリコ手法を統合した新機軸のリードアクロス

    本田 大士 日本毒性学会学術年会 49.1 (0), S31-2-, 2022

    ...仮想マイクロアレイは、「動物への反復投与、臓器摘出とRNA抽出、DNAマイクロアレイ解析」までの過程を代替するユニークな動物実験代替法である。一方、様々な毒性を対象にした複数のインシリコモデルから予測した網羅的な予測プロファイルを活用する統合的リードアクロスも期待されるアプローチである。...

    DOI

  • 中枢神経系発達における甲状腺ホルモンの役割

    鯉淵 典之 日本毒性学会学術年会 49.1 (0), S43-2-, 2022

    ...しかしDNAマイクロアレイでは膨大な数の遺伝子発現が甲状腺機能変化で変化することがわかり,この手法での同定は無理であった。そこで,パッチクランプ法による電気生理学的手法を導入し,甲状腺機能変化によるシナプス可塑性への影響を調べ,行動変容機構を細胞レベルで解析することとした。...

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  • <i>SRY</i>遺伝子改変マウスを用いた腎臓尿細管膜タンパク質発現の性差解析

    杉本 早穗, 水野 葵, 橋口 丈晃, Pornparn KONGPRACHA, Pattama WIRIYASERMKUL, 清水 聡史, 山口 賢彦, 坂本 多穗, 永森 収志, 中井 雄治, 黒川 洵子 日本毒性学会学術年会 49.1 (0), P-42S-, 2022

    ...今回、8週齢のFCGマウスおよび幼若期のC57BL6Jマウスを用いて、両腎の遺伝子発現マイクロアレイ解析(GeneChip® Clariom D mouse)および刷子縁膜標本のプロテオミクス解析を実施した。プロテオミクス解析では、膜画分を調整し尿素処理をすることにより尿細管膜の膜タンパク質を標的とし、定量質量分析計Thermo Q-Exactiveでデータを取得した。...

    DOI

  • 先天性心疾患における網羅的遺伝学的解析の歴史と展望

    早野 聡 Pediatric Cardiology and Cardiac Surgery 37 (3), 193-202, 2021-11-01

    ...Congenital Heart Disease)は,多因子遺伝により発症し,そのメカニズムには遺伝子要因と環境要因が複雑に関与している.稀少なメンデル遺伝形式をとるCHD家系や先天異常症候群に伴うCHD症例において,疾患原因遺伝子が多数報告されている.一方で,いまだ判明していない原因遺伝子が多数存在すると推定される.特にCHD孤発例における遺伝学的背景は,ほとんど解明されていない.次世代シークエンシングやマイクロアレイ...

    DOI Web Site 参考文献54件

  • 1 MHz空中超音波マイクロアレイセンサの開発

    田中 恒久, 中山 健吾, 村上 修一 電気学会論文誌E(センサ・マイクロマシン部門誌) 141 (5), 125-133, 2021-05-01

    <p>We developed a MEMS ultrasonic array sensor that is capable of detecting 1 MHz airborne ultrasonic waves for use in devices for inspecting the interior of objects. The sensor is an array of …

    DOI Web Site Web Site 参考文献5件

  • 精神的ストレス負荷による小腸フコシル化糖鎖の減少

    高山 喜晴 Trends in Glycoscience and Glycotechnology 33 (192), J21-J26, 2021-03-25

    ...レクチンマイクロアレイ解析によりCSDS負荷マウスの腸管の糖鎖プロファイルを分析したところ、CSDS負荷は小腸下部のα1,2-フコースを有意に低下させた。このα1,2-フコースの低下は、大腸や小腸上部では認められなかった。α1,2-フコシル化糖鎖は、腸管上皮細胞および分泌タンパク質で検出される主要な糖鎖であり、宿主と腸内共生細菌の間の相互作用を担う因子であることが知られている。...

    DOI DOI Web Site ほか4件 参考文献4件

  • Acetamideのラット肝発がん性における系統差に基づいた肝発がん機序に関する検討

    中村 賢志, 石井 雄二, 河上 強志, 田原 麻衣子, 高須 伸二, 並木 萌香, 渋谷 淳, 小川 久美子 日本毒性学会学術年会 48.1 (0), P-103E-, 2021

    ...また、F344ラットの0%、1.25%及び2.5%群、Wistarラットの0%及び2.5%群の肝臓を用いてDNAマイクロアレイによる網羅的遺伝子発現解析を実施した。さらに、雄性F344及びWistarラット(6週齢、5匹/群)にAAを0%及び2.5%の濃度で13週間混餌投与し、肝臓について抗GST-P抗体を用いた免疫組織化学染色を実施した。...

    DOI

  • ドキソルビシン誘発心筋症に対する予防薬探索を目的としたドラッグリポジショニング研究

    西内 栞, 斎藤 広海, 新村 貴博, 座間味 義人, 合田 光寛, 八木 健太, 相澤 風花, 濱野 裕章, 石澤 有紀, 石澤 啓介 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 42 (0), 2-P-H-7-, 2021

    ...</p><p>【結果】</p><p>マイクロアレイデータ解析より見出された発現変動遺伝子を用いて、LINCS解析を行った結果、既存承認薬6剤が候補薬として抽出された。FAERS解析によりこれらのうち3剤でDox誘発心筋症の報告オッズ比が減少する傾向が認められた。...

    DOI 医中誌

  • 昆虫におけるxenobiotics 代謝

    山本 幸治 日本毒性学会学術年会 48.1 (0), S22-2-, 2021

    ...</p><p>カイコゲノム中に重複して存在するGST 遺伝子のうち、どの GST 分子が農薬によって誘導されるのかマイクロアレイ解析を用いて網羅的に調査した。頻用有機リン剤であるダイアジノンに応答して、GSTU2の過剰発現が認められた。そこで、GSTU2の組換え酵素を作製し、基質特異性を調べた。HPLC分析の結果、GSTU2はダイアジノンに対してグルタチオンを抱合することが明らかとなった。...

    DOI

  • 周産期領域におけるゲノム解析・エピゲノム解析の臨床応用

    秦 健一郎 日本周産期・新生児医学会雑誌 56 (4), 554-557, 2021

    ...</p><p> 近年様々な分野で,網羅的な解析手法とともに,大量情報を処理するバイオインフォマティクスを駆使し,病因病態に新たな知見が得られている.遺伝学的解析においても,DNAマイクロアレイ技術や次世代シークエンサー,デジタルPCRやシングルセル解析技術の登場により,これまで「理論上は可能だが実現困難」と考えられてきた症例の解析に光明が差しつつある.本稿では,最近のゲノム解析とエピゲノム解析手法がどのように...

    DOI 医中誌

  • 転写因子Wilms tumor 1 (WT1)は子宮内膜間質細胞脱落膜化における脂質蓄積を制御する

    田村 功, 藤村 大志, 田中 結美子, 白蓋 雄一郎, 三原 由実子, 前川 亮, 竹谷 俊明, 佐藤 俊, 田村 博史, 杉野 法広 日本繁殖生物学会 講演要旨集 114 (0), P-55-P-55, 2021

    ...【方法】(1) 採取したヒトESCをWT1 knockdown(KD)下,非KD下で脱落膜化刺激(cAMP)を加え,マイクロアレイ解析を行った。 (2)脱落膜化細胞内への脂質蓄積の変化を脂肪染色と細胞内triglyceride濃度変化で調べた。また,脱落膜化により脂肪合成能変化をGPDH活性で,脂肪分解能変化をグリセロール濃度で検討した。...

    DOI

  • ポビドンヨード子宮内投与後のウシ子宮内膜における遺伝子発現変化およびside population細胞の変遷

    舘林 亮輝, 中村 翔, 北川 悠梨, 加治佐 実希, 市川 怜, 森田 康広, 大蔵 聡, 木村 康二, 松山 秀一 日本繁殖生物学会 講演要旨集 114 (0), P-59-P-59, 2021

    ...また,マイクロアレイ解析により,経時的に発現が変動した遺伝子について比較したところ,ポピドンヨード投与後および分娩後に共通して変動する遺伝子は少ないことが明らかとなった。以上の結果から,ポビドンヨードを子宮内に投与した後の子宮内膜再生は,分娩後のものとは異なる機序である可能性が示された。</p>...

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  • 2型糖尿病においてインスリン発現抑制を制御する新規シグナル経路

    杉山 康憲, 中根 達人, 坂本 修士, 村尾 孝児 電気泳動 65 (2), 47-50, 2021

    ...これらの現象は糖毒性と呼ばれるが,糖毒性を引き起こす詳細な分子メカニズムは不明である.我々は,糖毒性におけるインスリン発現抑制に関わるシグナル経路を解析してきた.マルチPK抗体を用いた解析により,糖毒性状態の膵臓β細胞においてcalcium/calmodulin-dependent protein kinase IV (CaMKIV) がcalpainによって分解されて減少することを明らかとした.また,マイクロアレイ...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献8件

  • 薬剤性肝障害のメカニズム解析、バイオマーカー探索及び<i>in vitro</i>予測系の開発

    織田 進吾 日本毒性学会学術年会 48.1 (0), AWL3-, 2021

    ...本研究において、ラットの肝細胞と肝類洞内皮細胞におけるmiRNAのマイクロアレイを実施し、両者を比較することで肝類洞内皮細胞に高発現するmiRNAを見出した。ラット類洞内皮閉塞症候群モデルにおいて当該miRNAの血漿中発現量が病態発症初期に上昇した。したがって、類洞内皮閉塞症候群において血漿miRNAがバイオマーカーとなり得ることが示唆された。...

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  • シスプラチン誘発急性腎障害から慢性腎臓病への進展におけるCD44の発現

    松下 幸平, 豊田 武士, 赤根 弘敏, 森川 朋美, 小川 久美子 日本毒性学会学術年会 48.1 (0), P-57-, 2021

    ...また、6 mg/kg群・28日時点の拡張/萎縮尿細管をレーザーマイクロダイセクションにて採取し、マイクロアレイ及びパスウェイ解析を実施した。</p><p>【結果】2及び6 mg/kg群ともに1から5日にかけて尿細管の変性/壊死が認められた。...

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  • ヒト多能性幹細胞における未分化状態維持機構の解明

    高橋 真央, 関谷 麻杜, 新井 良和, 西野 光一郎 日本繁殖生物学会 講演要旨集 114 (0), P-51-P-51, 2021

    ...【結果】マイクロアレイデータセットの解析により,<i>LYST</i>,<i>SLC12A1</i>,<i>PCDH10</i>等の遺伝子が抽出された。検証のために<i>LYST</i>遺伝子をターゲットとしてリアルタイムPCRを行ったところ,iPS細胞とEC細胞では発現量に顕著な差が見られず,体細胞と比較して有意に低発現であった。...

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  • 日本人Potocki-Lupski症候群7症例の臨床症状

    柳下 友映, 山本 圭子, 西 恵理子, チョン ピンフィー, 山田 博之, 永田 智, 岡本 伸彦, 山本 俊至 脳と発達 53 (6), 456-461, 2021

    <p> 【目的】17p11.2領域の欠失はSmith-Magenis症候群 (SMS) の原因としてよく知られているが, 同領域の重複によって生じるPotocki-Lupski症候群 (PTLS) については本邦において十分な理解が得られていない. 日本人PTLS患者の実態を明らかにするため, これまでに経験した症例の臨床症状および経過をまとめ検討した. …

    DOI 医中誌

  • 概日時計の分子機構を基盤とした心-腎連関機構の解析

    吉田 優哉, 松永 直哉, 鶴田 朗人, 小柳 悟, 大戸 茂弘 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 42 (0), 1-S17-5-, 2021

    ...膠原線維の染色はマッソン・トリクローム染色を用い、各種因子の発現量変化は、マイクロアレイ法、リアルタイムPCR法、ELISA法を用いて測定した。</p><p><b>【結果・考察】</b>CLOCKは概日時計機構における中核分子であるため、<i>Clk/Clk</i>の循環器機能は異常なリズムを示す。...

    DOI 医中誌

  • ヒト大腸オルガノイド体外腸炎モデルを用いた潰瘍性大腸炎の新規治療標的の同定

    渡辺 翔, 日比谷 修爾, 土屋 輝一郎 日本小腸学会学術集会プログラム・抄録集 5 (0), 52-52, 2021

    ...マイクロアレイ解析によりUCの上皮障害機構の標的遺伝子を抽出し、sh-RNAを用いて機能解析を行った。またテロメア長(TL)の影響を定量PCRにて解析した。更にマウス大腸上皮への移植によりヒト腺管を構築し、組織学的解析を行った。【結果】UC-OはPt-Oと類似する形質(TL短縮、アポトーシス亢進、幹細胞性の抑制)および遺伝子発現を示した。...

    DOI

  • 新規DNAマイクロアレイを用いた迅速かつ高感度なUGT1A1遺伝子多型の検出

    恒富 亮一 山口医学 69 (4), 161-168, 2020-12-25

    ...<p> 近年のヒトゲノム解析における発展は,精密で個別化された医療の可能性を大いに高めてきた.我々は精密医療実現のために,体外診断用医薬品の遺伝子解析技術として,DNAマイクロアレイを新規に開発した.本技術は,PCR法と核酸ハイブリダイゼーション法を組み合わせた方法であり,目的塩基配列のPCR法による増幅・蛍光標識と3mm角のDNAチップ上に固定化されたDNAプローブとの特異的ハイブリダイゼーション...

    DOI Web Site Web Site ほか2件 参考文献28件

  • 糖鎖関連医薬

    深瀬 浩一 Drug Delivery System 35 (3), 240-253, 2020-07-25

    ...今後、新規な免疫療法や抗炎症薬、再生医療への応用、診断用糖鎖マイクロアレイなどさまざまな医療への展開が期待される。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献32件

  • グライコーム・ハイスループット解析法の現状と将来展望

    平林 淳 生化学 92 (3), 389-397, 2020-06-25

    ...2003年に始まった新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)糖鎖構造解析プロジェクト(2003~2005年度)の目標は複雑な構造を有する糖鎖に標的を定め,高速,高感度な解析技術を開発することにあった.質量分析を主力と見据える一方,特異性の異なるレクチンをアレイ化し,そこに蛍光標識した糖タンパク質を反応させるという,簡素な検出系「レクチンマイクロアレイ」には新しい解析法としての期待があった.糖鎖...

    DOI Web Site 医中誌

  • クロマツの連鎖地図構築とマツ材線虫病抵抗性に関する主要遺伝子座の同定

    平尾 知士, 松永 孝治, 平川 英樹, 白澤 健太, 磯田 圭哉, 三嶋 賢太郎, 田村 美帆, 渡辺 敦史 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 760-, 2020-05-25

    ...これまでにクロマツでは、抵抗性の人工交配家系192個体を対象にして、マイクロサテライトマーカーやDNAマイクロアレイを中心とした複数のプラットフォームを用いることで、クロマツの連鎖地図作成と抵抗性形質との連鎖解析を行ってきた。...

    DOI

  • パーキンソン病とドパミン

    岩田, 真一 鹿児島純心女子大学看護栄養学部紀要 24 1-12, 2020-04

    パーキンソン病でドパミンが減少していることが発見され,ドパミン補充療法が臨床応用されてから50年近くたった。日本では1972年にL-DOPA単剤(http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/1164001B1034_1_09/)が,1980年にDCIとの合剤(http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/1169100F1052_1_10/)が販…

    機関リポジトリ Web Site 医中誌

  • ナノパーティクルマイクロアレイを用いたナノ粒子粒度分布計測(第三報)

    朱 家慶, 林 照剛, 黒河 周平 精密工学会学術講演会講演論文集 2020S (0), 586-587, 2020-03-01

    ...<p>研磨スラリーなどのナノ粒子コロイド溶液に対して,筆者らはナノ粒子を個別に抽出し,基板上に規則的に配列した“ナノパーティクルマイクロアレイ”を用いた一次粒子と二次粒子を混在する多分散粒子の粒度分布計測技術を提案した.本報告においてはナノ粒子チップを作成し,CMPスラリーの幾何学径分布を計測し,その結果とDLSの計測結果と比較した.</p>...

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  • 9:ゲノムと遺伝子

    小島 俊男 てんかん研究 37 (3), 826-827, 2020-01-31

    ...その過程において、DNAマイクロアレイ、次世代シーケンサーなどが開発され、ゲノム解析が格段に見通しの良いものとなった。本編では、それらの技術開発の背景及び利用法の理解に結び付くゲノム関連情報の整理を試みる。なお、てんかんに関連する遺伝子変異については、別稿の石井敦士先生の解説で詳述されている。</p>...

    DOI Web Site 参考文献4件

  • Percellome Project における精度管理とその解析への影響

    菅野 純, 北嶋 聡, 相﨑 健一, 小野 竜一 日本毒性学会学術年会 47.1 (0), S21-4-, 2020

    ...150以上の化学物質を齧歯類に順次曝露しマイクロアレイにより肝等の臓器の網羅的な遺伝子発現変動をデータベース化し、比較解析するプロジェクトを開始するにあたり、①マイクロアレイの定量性、②データ形式・条件の決定、③条件を満たす技術開発、を行った。...

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  • メチル水銀による末梢感覚神経毒性の発現機構~ラットを用いた研究

    篠田 陽, 山田 裕大, 恒岡 弥生, 高橋 勉, 吉田 映子, 鍜冶 利幸, 藤原 泰之 日本毒性学会学術年会 47.1 (0), S19-2-, 2020

    ...また投与開始7、14日目に腰椎L4より後根神経節(DRG)を摘出し、得られたtotal RNAを用いてDNAマイクロアレイによる網羅的遺伝子発現解析を行なった。さらに、投与開始7、14日目に4% PFAを還流して組織を固定し、DRGおよび末梢感覚神経・運動神経を摘出した後、免疫組織化学的手法を用いて種々の組織学的解析を行なった。...

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  • トリプシン振盪培養法により単離されたブタ精原細胞でのITIH遺伝子の発現

    増田 英晃, 保坂 謙, 富田 郁夫, 濱野 光市, 高木 優二 日本繁殖生物学会 講演要旨集 113 (0), P-21-P-21, 2020

    ...また単離された幼若ブタ精原細胞のマイクロアレイとGO解析により,トリプシン振盪培養法により得られた精原細胞は,エンドペプチダーゼインヒビター,リン脂質輸送関連の遺伝子群の発現が高いことを報告した(繁殖生物学会,2019年)。...

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  • B型肝炎関連肝癌の早期診断バイオマーカーとしてのcircular microRNAの検討

    米澤 美希, 吉田 雄一, 滝川 康裕 岩手医学雑誌 72 (2), 59-67, 2020

    ...B型肝炎ウイルス持続感染者における肝発癌の早期診断・発癌予測は困難である.そこで,マイクロアレイを用い,B型肝炎関連肝癌の早期診断に有用なバイオマーカーの候補となる末梢血中のmicroRNAを探索した.B型肝炎のため通院中に肝発癌を来した患者10人(発癌群)の肝発癌時の血清とマッチングさせた非発癌患者10人(対照群)の血清からmicroRNAを抽出し,2群間で有意な差異を認めた5種類のmicroRNA...

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  • 全身毒性代替法の体系化を見据えたIATAを基盤とするread-acrossの有用性検証

    中川 翔太, 岡本 真生子, 葭原 啓太, 額田 祐子, 森田 修 日本毒性学会学術年会 47.1 (0), P-90E-, 2020

    ...</p><p>ラット初代培養肝細胞に各化合物を暴露した後にRNA抽出を行い、マイクロアレイ解析を行うことにより生物学的応答を解析した。また、毒性発現に繋がるcellular Key Event (cKE)を関連するバイオマーカーの変動により解析した。...

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  • <i>Porphyromonas gingivalis</i>がヒト口腔粘膜上皮細胞に与える影響の3次元構築モデルによる解析

    笠 孝成, 内田 邦敏, 岡村 和彦, 八田 光世, 山﨑 純, 坂上 竜資 日本歯科保存学雑誌 63 (2), 144-155, 2020

    ...マイクロアレイパスウェイ解析の結果, 細胞周期および細胞間接着に関連する遺伝子発現の変化を認めた. 細胞周期において<i>CDKN1A</i> mRNA発現量の有意な低下を認め, 免疫組織染色においてKi67陽性細胞数の割合が有意に増加した. 細胞間接着において, E-cadherin染色強度および染色面積の有意な低下を認めた....

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  • 黒毛和種雄牛の人工授精後の受胎性指標とする精子核DNAメチル化可変部位追加による評価精度の向上

    武田 久美子, 小林 栄治, 緒方 和子, 今井 昭, 佐藤 伸哉, 木村 和輝, 安達 広通, 井上 真寛, 金田 正弘, 渡邊 伸也 日本繁殖生物学会 講演要旨集 113 (0), P-34-P-34, 2020

    ...【方法】黒毛和種雄牛で人工授精後の受胎率が判明している凍結精液17サンプルについて,ヒト用メチル化マイクロアレイ(EPIC)に搭載されている各CpG部位のメチル化率を評価し,単回帰分析により個々のCpG部位における受胎率との関連性を評価した。...

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  • アプタマー技術による大規模疾患プロテオミクス

    古市 真木雄, 和賀 巌, 小田 吉哉 日本プロテオーム学会誌 5 (2), 55-63, 2020

    ...DNA配列(アプタマー)を用いたAffinity Proteomics技術に焦点を当てて,多数の検体が用いられている最近の大規模研究を中心に幾つかの研究例を報告する.今回紹介する技術の特徴は,まず抗体の代わりに数千種類の修飾型アプタマーを準備し,血液中の各標的タンパク質に特異的に結合させ,洗浄し,標的タンパク質と結合したアプタマーのみを遺伝子チップで捕捉して定量する,つまりタンパク質を遺伝子のようにマイクロアレイ...

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  • Death associated protein-like 1 (Dapl1)によるステロイド合成系への影響: Dapl1欠損マウスを用いた検討

    陳 宏斌, 佐野 宏江, 李 任時, 服部 友紀子, 武田 知起, 田中 嘉孝, 石井 祐次 日本毒性学会学術年会 47.1 (0), P-55E-, 2020

    ...これに関する因子を探索するため、胎児脳下垂体を用いて、DNAマイクロアレイ解析を行い、TCDD母体暴露により発現低下する遺伝子の中から、death associated protein like-1 (Dapl1)をTCDD次世代影響への重要な遺伝子の候補として見出した。Dapl1の生理機能はまだ十分に理解されていない。...

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  • マウス胎子期精巣における新規性転換系の樹立とその卵巣化メカニズムの解析

    今井松 健也, 板橋 寛嗣, 冨田 絢子, 平松 竜司, 金井 克晃 日本繁殖生物学会 講演要旨集 113 (0), AW1-6-AW1-6, 2020

    ...., 2014)の胎齢12.5日精巣で,ジフテリア毒素処理によりセルトリ細胞を特異的に除去したのち,0.5日,4日培養を行い組織学的解析ならびにRT-qPCR,マイクロアレイ,RNA-seqによる遺伝子発現解析を行った。RNA-Seqで得られた発現上昇遺伝子は性分化初期の卵巣で特異的に発現する2950遺伝子(Zhao <i>et al.,</i> 2018)と比較した。...

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  • 妊娠ウシ血中のマイクロRNA定量に関する基礎的検討Ⅱ

    二宮 千秋, 木崎 景一郎, 石黒(大沼) 俊名, 金澤 朋美, 高橋 透, 伊賀 浩輔 日本繁殖生物学会 講演要旨集 113 (0), P-77-P-77, 2020

    ...【結果と考察】マイクロアレイ解析の結果,AI後18日の血漿中には計67分子種のmiRNAが検出された。そのうちPのみで検出されたmiRNAは16,NPのみでは4, P及びNP間で含有量に有意差が見られたものは2分子種であった。QPCRによる検証の結果,含有量に有意差が見られるmiRNA分子種はなかった。...

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  • 第5大動脈弓遺残を伴った22q11.2重複症候群

    矢野 悠介, 村上 卓, 今川 和生, 石川 伸行, 野崎 良寛, 髙橋 実穂, 平松 祐司, 堀米 仁志 Pediatric Cardiology and Cardiac Surgery 35 (4), 279-283, 2019-11-01

    ....第5大動脈弓遺残の遺伝的背景検索として行った染色体FISH検査で22q11.2重複症候群と診断された乳児例を報告する.症例は男児.胎児エコー検査で発育遅延と心室中隔欠損症が指摘されていた.在胎36週0日,体重1,770 gで出生した.特徴的顔貌を呈し,心エコーで膜様部心室中隔欠損,心房中隔欠損,第5大動脈弓遺残,右鎖骨下動脈起始異常,左上大静脈遺残と診断された.日齢13に動脈管結紮術が行われた.マイクロアレイ...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献14件

  • 遺伝性疾患の原因遺伝子単離と ゲノム異常発生分子機構に関する研究

    水口, 剛 横浜医学 70 (4), 635-643, 2019-10-30

    ...疾患を引き起こす遺伝子変異の種類やサイズは多様で全てを網羅的にカバーするゲノム解析技術は存 在しない.従って未解明の疾患については既存の解析技術の穴をうめるような新規解析技術の適用が 有用である.実際,染色体核型分析,FISH法,キャピラリーシーケンサー,マイクロアレイ,次世 代ショートリードシーケンサーに代表される染色体・ゲノム解析法はそれぞれ異なる解像度を有し, 新規解析技術の登場が新たな種類・サイズ...

    機関リポジトリ 医中誌

  • ヒト幹細胞グライコーム:構造解明から社会実装まで

    舘野 浩章 Trends in Glycoscience and Glycotechnology 31 (181), SJ83-SJ84, 2019-07-25

    ...<p>高密度レクチンマイクロアレイや質量分析を用いてヒト多能性幹細胞に発現する糖鎖構造を精密分析した。その結果、ヒト多能性幹細胞では分化した体細胞と比べてα2-6Sia、α1-2Fuc、1型ラクトサミン構造が増加していることがわかった。劇的な変化が<i>N</i>型糖鎖上のシアル酸に見出され、ヒトiPS細胞では全てα2-6型であるのに対し、ヒト線維芽細胞では全てα2-3型であった。...

    DOI Web Site 参考文献1件

  • 〈シリーズ最新のがん〉原発不明がんに対する新規治療戦略の開発

    谷﨑, 潤子 近畿大学医学雑誌 44 (1-2), 29-35, 2019-06-19

    ...組織学的に転移巣と判明している悪性腫瘍と定義づけられるが,その稀少性および疾患特異性から大規模臨床試験が困難であり,治療開発が十分に進んでいない領域である.昨今原発不明癌に対する治療戦略では①遺伝子・分子プロファイルによる原発巣推定に基づいた治療戦略,②免疫チェックポイント阻害剤を用いた治療戦略の開発が注目を集めている.①については当院も参加した多施設共同の臨床試験結果が本邦から発表され,全体としてはマイクロアレイ...

    機関リポジトリ 医中誌

  • クロマツにおけるマツ材線虫病抵抗性に関する遺伝解析

    平尾 知士, 松永 孝治, 永野 聡一郎 日本森林学会大会発表データベース 130 (0), 599-, 2019-05-27

    ...これまでのDNAマーカーでは主に、DNAマイクロアレイベースで複数のプラットフォームを用いてSNPジェノタイピングを行ってきたが、現在では、その多型情報を集約しIon AmpliSeqカスタムパネルを作成することで、ターゲットリシーケンスによるジェノタイピングの開発を進めている。...

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  • ナノパーティクルマイクロアレイを用いたナノ粒子粒度分布計測(第一報)

    朱 家慶, 林 照剛, 黒河 周平 精密工学会学術講演会講演論文集 2019S (0), 457-458, 2019-03-01

    ...<p>液中に分散するナノ粒子を個別に抽出し,基板上に高密度に配列した“ナノパーティクルマイクロアレイ”を用いて,CMPスラリーなどの一次粒子,二次粒子が混在するコロイド溶液に対して,ナノ粒子(一次粒子)の粒度分布評価を行い,その粒度分布を計測すると共に,一次/二次粒子の含有比率の可視化を目指す.本報告では,コロイド溶液からの一次粒子の抽出および配列方法の妥当性について実験的に検証した結果について報告...

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  • トリプシン振盪培養法により単離されたブタ精原細胞のマイクロアレイ解析

    高木 優二, 広瀬 海里, 富岡 郁夫, 濱野 光市 日本繁殖生物学会 講演要旨集 112 (0), P-28-P-28, 2019

    ...本研究ではトリプシン振盪培養法により単離された幼若ブタ精原細胞の遺伝子発現をマイクロアレイで解析したので報告する。【方法】生後数日の幼若ブタより精巣を採取した。精巣を細切した後,パパイン酵素により精巣細胞を分散さて,赤血球溶解処理を行って精巣細胞懸濁液を得た。精巣細胞を試験管に入れ0.25%トリプシン液中で37℃振盪しながら10時間インキュベートすることにより精原細胞を得た。...

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  • ヒト初代培養肝細胞の遺伝子発現プロファイルを用いた肝毒性予測システムの構築

    五十嵐 芳暢, 山縣 友紀, 中津 則之, 堀本 勝久, 福井 一彦, 植沢 芳広, 山田 弘 日本毒性学会学術年会 46.1 (0), P-182-, 2019

    ...システムはアップロードされたマイクロアレイデータの遺伝子発現プロファイルから、マーカー遺伝子の発現変動値を用いて、肝毒性の有無の予測値を返す。このときシステムの画面上には内部に収められている化合物群との比較ランキングやマーカー遺伝子群の発現変動を比較したヒートマップ等も表示される。予測モデルには教師あり機械学習の一つであるサポートベクターマシン(SVM)を用いた。...

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  • 肝臓のNPC1L1は脂肪肝増悪因子である:新規NAFLDモデルとしてのヒトNPC1L1肝発現マウスの有用性

    豊田 優, 高田 龍平, 梅澤 雅和, 戸村 文哉, 山梨 義英, 武田 健, 鈴木 洋史 日本毒性学会学術年会 46.1 (0), P-79E-, 2019

    ...さらに、各遺伝子型マウスの肝組織を用いたマイクロアレイ解析、およびその結果を踏まえた<i>in vivo</i>阻害剤投与実験の結果から、肝臓のNPC1L1依存的な脂肪肝誘導におけるTLR4シグナルの関与が認められた。</p><p>【考察】肝臓のNPC1L1が脂肪肝増悪因子であることが示唆された。...

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  • 分子-組織-行動レベルの統合的アプローチによる発達神経毒性研究

    木村 栄輝 日本毒性学会学術年会 46.1 (0), SY1-, 2019

    ...曝露マウスの脳を用いてマイクロアレイならびに定量PCRによる遺伝子発現解析を行ったところ、突起伸長を制御することで知られるセマフォリン遺伝子群の発現増加が確認された。この発現増加は肝臓や肺など他の臓器では観察されず、TCDD曝露による脳特異的な影響であることも判明した。</p><p> TCDDはアリール炭化水素受容体(AhR)を活性化して下流シグナル伝達経路を誘導する。...

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  • 大腸がん手術検体由来PDX及びオルガノイドの特性と非臨床試験への利用

    成瀬 美衣, 落合 雅子, 谷口 浩和, 平岡 伸介, 今井 俊夫 日本毒性学会学術年会 46.1 (0), P-140-, 2019

    ...元腫瘍、PDX、オルガノイドについて、NCCオンコパネルとSureprint G3 マイクロアレイを用い、DNA変異解析と遺伝子発現解析を行った。また、インサートを用いたオルガノイドと線維芽細胞の共培養系で同様の遺伝子発現解析を行った。【結果】変異遺伝子の比較では、PDXとオルガノイドの両者で元の腫瘍の変異を大部分維持していた。...

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  • ケラチノサイトにおけるHLA多型特異的なストレス応答による獲得免疫系の活性化

    青木 重樹, 藤森 惣大, 山田 悠士郎, 薄田 健史, 白柳 智弘, 伊藤 晃成 日本毒性学会学術年会 46.1 (0), P-42E-, 2019

    ...</p><p>【方法】B*57:01-Tg由来のケラチノサイトにアバカビルを曝露した際の免疫応答をDNAマイクロアレイによって評価し、また下流シグナルをイムノブロット法で検討した。さらに、アバカビルを曝露したケラチノサイトの培養上清を骨髄細胞由来樹状細胞(BM-DC)に添加し、その活性化をCD86発現を指標に解析した。...

    DOI

  • ヒト肝細胞キメラマウスを用いた薬剤性肝障害マーカーとしてのマイクロRNAの同定

    榎本 初音, 立木 秀尚, 北原 隆志 日本毒性学会学術年会 46.1 (0), P-22E-, 2019

    ...最終投与の24時間後にヒト肝臓からtotal RNAを抽出し、マイクロアレイにより、mRNA及びmiRNAについて遺伝子発現解析した。hTOXでのみ遺伝子発現量の比(Fold-Change)が1.5以上増加もしくは0.67以下に減少した遺伝子を抽出し、重篤なDILI を引き起こす薬物バイオマーカーとした。...

    DOI

  • ヒト神経芽細胞腫におけるネオニコチノイド系農薬のシグナル毒性的影響評価と作用機序の解析

    平野 哲史, 皆川 沙月, 古澤 之裕, 柚木 達也, 池中 良徳, 横山 俊史, 星 信彦, 田渕 圭章 日本毒性学会学術年会 46.1 (0), P-88E-, 2019

    ...加えて、マイクロアレイを用いてCTD曝露による遺伝子発現プロファイルの変化を解析した。</p><p>【結果・考察】CTD曝露群においては、培養24時間後以降に濃度依存的な細胞数の増加がみられ、その作用は広域アンタゴニストである mecamylamineおよびα3β4特異的アンタゴニストであるSR16584により消失した。...

    DOI

  • Garudaプラットフォームによる多角的毒性予測

    夏目 やよい, 相﨑 健一, 北嶋 聡, Samik GOSH, 北野 宏明, 水口 賢司, 菅野 純 日本毒性学会学術年会 46.1 (0), S22-3-, 2019

    ...一方、化合物の毒性を評価する上でマイクロアレイなどによって得られる遺伝子発現プロファイルが有用であることから、Percellomeプロジェクト[2]では多岐に渡る化合物の定量的遺伝子発現プロファイルの収集が続けられている。...

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  • 低用量アスピリン起因性小腸粘膜傷害関連因子の検討

    半田 有紀子, 福嶋 真弥, 合田 杏佑, 勝又 諒, 葉 祥元, 大澤 元保, 村尾 高久, 半田 修, 松本 啓志, 梅垣 英次, 塩谷 昭子 日本小腸学会学術集会プログラム・抄録集 3 (0), 40_1-40_1, 2019

    ...さらに薬物代謝・トランスポーター遺伝子解析用マイクロアレイ(DMET plus)を使用し、網羅的SNP解析により同定したCYP4F11(rs1060463)の関連性を報告した(PLoS One. 2013 18;8:e84244)。今回LDA内服患者における小腸出血関連因子について、症例を追加し検討した。...

    DOI 医中誌

  • マウス卵管においてNeurotensin依存的に発現するLipocalin2は精子運動性を亢進する

    岡本 麻子, 李 周蓮, 山下 泰尚 日本繁殖生物学会 講演要旨集 112 (0), OR2-28-OR2-28, 2019

    ...実験2:PMSG投与後hCGまたはhCG+SRを投与した後,回収した卵管をDNAマイクロアレイに供試し,SR投与により発現が2倍以上抑制された分泌因子からLipocalin2(LCN2)を候補化した。実験3:hCGまたはhCG+SRを投与したマウス卵管における<i>Lcn2</i>遺伝子の経時的発現変化を調べた。さらに,LCN2添加HTF培地で培養した精子の運動性とチロシンリン酸化を検討した。...

    DOI

  • トリフェニルスズによる転写因子GA-binding proteinの核移行阻害を介した新規毒性メカニズム解明

    木戸口 直弘, 石田 慶士, 花岡 早紀, 斎木 崇史, 太田 茂, 古武 弥一郎 日本毒性学会学術年会 46.1 (0), P-18S-, 2019

    ...GABP機能低下時の遺伝子発現変動を探るため行ったマイクロアレイの結果、種々の膜タンパク質関連遺伝子などの発現変動が多く認められたことから、細胞機能に影響を及ぼすGABPの新たな機能の存在が示唆された。また、GABPはROSの産生により核移行が阻害される報告があり、今回の毒性メカニズムもTPTによるROSの産生が関与している可能性が考えられる。...

    DOI

  • 腎臓の再生尿細管及び線維化病変内の尿細管におけるSurvivin、SOX9及びCD44の発現

    松下 幸平, 豊田 武士, 山田 貴宣, 森川 朋美, 小川 久美子 日本毒性学会学術年会 46.1 (0), P-126-, 2019

    ...再生尿細管のマイクロアレイにおいてmRNA発現が上昇していた因子のうちSurvivin、SOX9及びCD44に着目し、各因子の免疫染色を実施した。結果、Survivin及びSOX9の発現は再生初期の尿細管に多く認められ、後期では減少した。線維化病変内の尿細管においてはSOX9の発現が多く認められたものの、Survivinの発現は正常尿細管と同程度であった。...

    DOI

  • 腸炎モデルマウスを用いたSlco2a1の役割の検討

    細見 周平, 中田 理恵子, 奥田 博朗, 古瀬 昧澄, 西田 裕, 鋳谷 成弘, 鎌田 紀子, 永見 康明, 谷川 徹也, 渡辺 俊雄, 中村 吉伸, 中西 猛夫, 藤原 靖弘 日本小腸学会学術集会プログラム・抄録集 3 (0), 38_1-38_1, 2019

    ...DSS投与<i>Slco2a1</i><sup>-/-</sup>マウスにおいて、腸管組織のマイクロアレイ解析で<i>Tnf</i>、<i>Il1b</i>などの炎症性サイトカインや、<i>Ccl2</i>、<i>Ccl4</i>などのマクロファージの遊走や活性化に関与するケモカインの遺伝子発現が、Western blotでmature IL-1<i>β</i>とCaspase-1発現の亢進も認めた...

    DOI 医中誌

  • モノソミー7

    稲葉 俊哉, 長町 安希子 臨床血液 60 (9), 1020-1026, 2019

    ...マイクロアレイCGH法と次世代シーケンサにより,<i>Samd9</i>と<i>Samd9-like</i>(<i>Samd9L</i>),<i>Ezh2</i>,<i>MLL3</i>,<i>CUX1</i>の5責任遺伝子候補が同定され,遺伝子改変マウスなどにより立証された。...

    DOI Web Site PubMed ほか1件

  • パラコートによるGDF15の発現上昇の機序とその役割

    角 大悟, 長居 実香, 姫野 誠一郎 日本毒性学会学術年会 46.1 (0), P-224-, 2019

    ...一方、当研究室ではDNAマイクロアレイの結果から、ヒト神経芽細胞腫SH-SY5Y細胞のPQへの曝露により、growth differentiation factor 15 (GDF15) mRNA量が顕著に増加していることを明らかにした。近年、パーキンソン病患者の血清中および脳脊髄液中のGDF15量が病態の進行状況と関連性が高いことが報告されている。...

    DOI

  • ヒト大腸がんモデルとしてのPDX及びオルガノイド

    今井 俊夫 日本毒性学会学術年会 46.1 (0), S19-3-, 2019

    ...またDNAマイクロアレイによる解析でも、元組織のもつ遺伝子発現パターンがPDXにて症例毎に類似していた。しかし、PDXの安定した使用にはマウス皮下で3回程度の継代を要し、樹立までに数か月を要する。一方、オルガノイドは上皮細胞を選択的に培養するため、がん細胞に対する抗がん剤の直接作用の解析に適している。我々はこれまでに、大腸がんオルガノイドの抗がん剤に対する反応性が症例毎に異なることを明らかにした。...

    DOI

  • カドミウムの毒性発現分子機構に関する研究

    佐藤 雅彦 日本毒性学会学術年会 46.1 (0), GA-, 2019

    ...</p><p> DNAマイクロアレイ法やProtein/DNAアレイ法による網羅的解析およびRNA干渉法等を駆使することによって、正常腎近位尿細管上皮細胞やカドミウム長期曝露マウスの腎臓において、カドミウムがUBE2D family(ユビキチン転移酵素:E2、p53のユビキチン化に関与)の発現抑制を介してp53タンパク質を過剰蓄積させ、p53依存的なアポトーシスを誘導することを新たに見いだした。...

    DOI

  • リポソーム対電気融合のためのマイクロ流体デバイス

    菅原 啓亮, 森本 雄矢, 竹内 昌治 生体医工学 Annual57 (Abstract), S103_2-S103_2, 2019

    ...具体的には、任意の対象物を流路中にトラップすることが可能なダイナミックマイクロアレイにより、リポソームをペアリングし、低融点合金製電極により電場を与え、リポソーム対の電気融合を行う。遠心沈降法によりリポソームを作製し、リポソームのペアリング及び電気融合を実証した。</p>...

    DOI

  • ヒト炎症性腸疾患体外疾患モデル構築による難治化病態解明

    日比谷 秀爾, 白崎 友彬, 勝倉 暢洋, 渡邊 翔, 岡本 隆一, 土屋 輝一郎, 渡邊 守 日本小腸学会学術集会プログラム・抄録集 3 (0), 39-39, 2019

    ...マイクロアレイ解析で最も発現上昇した遺伝子はCLDN18で、潰瘍性大腸炎において増加することが報告されておりIBDを模倣していることが示唆された。CLDN18は、経時的に発現増幅を認めた。これらの結果は小腸・大腸オルガノイドで同様だった。3パターンの遺伝子発現変化(IL-8、DUOXA2、CLDN18)が同定され、in vitro慢性炎症モデルの構築が小腸・大腸両方で可能と考えらえた。...

    DOI 医中誌

  • 心原性塞栓症の第3の機序:心房細動における心肝連関

    加藤 武史, 八重樫 貴紀 心電図 38 (4), 257-268, 2018-12-21

    ...<p>心房細動における左房内血栓形成の機序として,左房内血流うっ滞,左房内皮障害,血液凝固能亢進の3要素(Virchowの三徴)が知られているが,血液凝固能亢進の機序は不明である.われわれは,凝固関連分子の主要産生臓器である肝臓がこれに関与しているとの仮説を立て検討した.まず,肝生検を行った非アルコール性脂肪性肝炎症例から心房細動例と洞調律例を抽出し,DNAマイクロアレイ法を用いて肝組織の遺伝子発現...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献27件

  • 多人種集団を対象とした大規模ゲノム解析によるベーチェット病の分子遺伝学的発症機序の解明

    竹内, 正樹 横浜医学 69 (4), 589-596, 2018-10-30

    ...から45度の地中海沿岸諸国,中近東,東アジアにかけて好発地域が存在し,地理的な特徴からシルクロード病とも称される.発症原因はいまだ不明ではあるが,遺伝要因と環境要因の双方が関与している.近年の技術の進歩により,ゲノム全域の一塩基多型をターゲットにしたゲノムワイド関連解析が可能となり,ベーチェット病の遺伝要因の解明が飛躍的に進んだ.我々は,世界5か国の研究機関の協力のもと免疫関連遺伝子領域に特化したマイクロアレイ...

    機関リポジトリ 医中誌

  • 環境要因がクロマツのマツノザイセンチュウ抵抗性の発現に及ぼす影響

    松永 孝治, 平尾 知士, 田中 憲蔵, 市原 優, 渡辺 敦史 日本森林学会大会発表データベース 129 (0), 712-, 2018-05-28

    ...さらに,温度条件を変えて育成した抵抗性と感受性のクロマツについて,線虫接種の前後にマイクロアレイによる遺伝子発現解析を行い,環境要因が抵抗性の発現に及ぼす影響について,遺伝子発現レベルからの解析を試みた。これらの結果を基に,温暖化を考慮した場合の,クロマツの抵抗性育種の方向性について論じる。</p>...

    DOI

  • スギのさし木発根メカニズムの解明に向けた遺伝子発現解析

    福田 有樹, 平尾 知士, 三嶋 賢太郎, 大平 峰子, 平岡 裕一郎, 高橋 誠, 渡辺 敦史 日本森林学会大会発表データベース 129 (0), 586-, 2018-05-28

    ...そこで本研究では、さし木発根メカニズムの解明に向けて、発根過程を通したさし穂の3部位(基部、主軸部、針葉部)における遺伝子発現をマイクロアレイを用いて解析した。マイクロアレイは一度に多数の遺伝子の発現量を測定することにより、植物体における生物学的な変化を網羅的に捉えることのできる手法である。...

    DOI

  • 顎関節疾患の炎症性病態形成に関与する分子

    近藤 壽郎 日本口腔科学会雑誌 67 (2), 72-72, 2018

    ...<br> 一度に多数の遺伝子発現を網羅的に解析できるDNAマイクロアレイ法は,ライフサイエンス研究を飛躍させた。さらに,マイクロアレイ解析データーを基に分子間相互作用解析,パスウェイ解析といった情報解析技術が開発された。...

    DOI 医中誌

  • 雌性ラットにおける日内リズムと摂食リズムの乖離が食餌制限後の生殖機能回復に及ぼす影響

    藤原 智子, 近藤 優, 中田 理恵子 一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集 70 (0), 131-131, 2018

    ...食餌制限直後(12週齢)および4週間後(16週齢)にsacrificeして卵巣、下垂体、視床下部からRNAを抽出し、マイクロアレイ法および定量RT-PCR法により遺伝子発現変動を解析した。<br><b>結果 </b>視床下部におけるGn-RHのmRNA発現が、食餌制限直後には明期(非活動期)群で暗期(活動期)給餌群より有意に低下していたが、4週間の回復後には逆に有意に高くなった。...

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  • 核酸医薬のハイブリダイゼーション由来のオフターゲット毒性評価におけるパスウェイ解析の活用

    住友 準一, 太田 哲也, 有賀 千浪, 清水 俊敦 日本毒性学会学術年会 45.1 (0), P-23-, 2018

    ...この内狭義のオフターゲット毒性についてはヒトと動物で遺伝子が異なるため、類似配列検索及びヒト細胞を用いたマイクロアレイ解析等により評価することが提唱されている。しかしこの方法で抽出された遺伝子(以下、オフターゲット遺伝子)が生体内でどの程度影響を及ぼすかは動物実験では評価できない。...

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  • カニクイザルの精巣毒性に関連するmiRNAに関する網羅的研究

    櫻井 健 日本毒性学会学術年会 45.1 (0), SY2-, 2018

    ...</p><p> 次に、代表的な精巣毒性物質であるethylene glycol monomethyl ether(EGME)の300 mg/kgをカニクイザルに4日間反復経口投与し、精巣毒性の有無を病理組織学的に解析すると共に、上述のmiRNAを含めて精巣中及び血中miRNAをマイクロアレイを用いて網羅的に解析した。...

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  • 核呼吸因子-1発現減少による網羅的な遺伝子発現変動

    齋木 崇史, 石田 慶士, 太田 茂, 古武 弥一郎 日本毒性学会学術年会 45.1 (0), P-83-, 2018

    ...</p><p>【結果・考察】マイクロアレイの結果より、NRF-1ノックダウンより一部の遺伝子発現変動が認められ、その中で我々はユビキチン結合酵素D1(ubiquitin conjugating enzyme E2 D1;UBE2D1)に着目した。...

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  • ヒト肝キメラマウスを用いた比較トキシコゲノミクス解析による、自社化合物の肝毒性発現メカニズムの予測

    荒木 徹朗, 川上 哲, 飯塚 和彦, 小林 和浩, 田邉 容子, 佐藤 則博, 鶴井 一幸, 中薗 修 日本毒性学会学術年会 45.1 (0), P-52-, 2018

    ...我々は、Compound Xの肝毒性発現メカニズムを明らかにするため、PXBマウスを用いてCompound Xの14日間反復毒性試験を実施し、試験後の摘出肝を用いてDNAマイクロアレイ解析を行った。さらに、ヒト肝特異的な遺伝子発現変化を明らかにするため、PXBマウスのバックグラウンドであるSCIDマウスと、肝障害への感受性が高かったBALB/cマウスでも同様の実験を行った。...

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  • 非一様弾性場・非定住培養における間葉系幹細胞のAPC発現調節

    木戸秋 悟, 森山 幸祐, 久保木 タッサニーヤー, 澤田 留美, 辻 ゆきえ, 江端 宏之, 佐々木 沙織, 山本 安希, 田中 和紗, 河野 健 生体医工学 Annual56 (Abstract), S36-S36, 2018

    ...作製したPゲル上でMSCを4日間培養後、遺伝子マイクロアレイ解析を行なったところ、特にがん抑制遺伝子の一種であるAPCの発現が強く亢進していた。APCはWntシグナリングとアクチン骨格の発達制御の双方に関与することが知られており、細胞増殖・分化応答と運動力学とを繋ぐ新たなメカノトランスデューサーとしての可能性が示唆された。</p>...

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  • マウス精子−卵丘細胞のサイトカインを介した相互作用

    谷井 一郎, 荒舘 忠 日本繁殖生物学会 講演要旨集 111 (0), P-24-P-24, 2018

    ...マイクロアレイ解析により,PACAPの作用を受けた卵丘細胞では多くの遺伝子発現上昇が起こることが示された。我々はこれらの遺伝子産物の中でサイトカインに絞り込んで解析を進め, Neurokinin A(NKA)とCCL2の作用に関して研究成果を得た。ウェスタンブロットで精子細胞膜分画中にNKA受容体NK2RおよびCCL2受容体CCR2が存在することを確かめた。...

    DOI

  • 伸展刺激に対する血管平滑筋細胞応答と大動脈解離予防の治療標的

    吉栖 正典, 趙 晶, 京谷 陽司 日本薬理学雑誌 151 (4), 155-159, 2018

    ...アゼルニジピンや,アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬のオルメサルタンの添加によって,伸展負荷によるRASMC細胞死が抑制された.伸展負荷によってRASMCのJNKやp38などのMAPキナーゼが活性化されたが,これらもアゼルニジピンやオルメサルタンの添加によって抑制されたことから,RASMC細胞死にJNKやp38が関与していることが示唆された.伸展負荷によるRASMC細胞死の分子メカニズムを探求するため,cDNAマイクロアレイ...

    DOI Web Site Web Site ほか2件 参考文献12件

  • レクチンアレイによる抗体・細胞医薬品の品質評価

    舘野 浩章 電気泳動 62 (1), 27-30, 2018

    ...<p>レクチンマイクロアレイは複雑な糖鎖構造をタンパク質から切り出すことなしに迅速,高感度に解析するための糖鎖プロファイリング技術である.サンプルは治療用細胞や抗体医薬を含む様々な生物試料が対象となる.本レビューでは,レクチンマイクロアレイを用いた治療用細胞や抗体医薬の糖鎖解析についてご紹介する.</p>...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献5件

  • メチル水銀によるラット後根神経節細胞に特異的な傷害とそのメカニズム

    吉田 映子, 佐々木 優, 篠田 陽, 巽 啓, 藤原 泰之, 鍜冶 利幸 日本毒性学会学術年会 45.1 (0), O-14-, 2018

    ...一方,メチル水銀中毒症状を示すラットの後根についてマイクロアレイ解析を行ったところ,アポトーシス経路のなかでもTNFシグナルに関連するTNF受容体,Caspase-3およびCaspase-8の遺伝子発現が顕著に上昇した。...

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  • カドミウムによるアポトーシス誘導の分子機構に関する研究

    徳本 真紀 日本毒性学会学術年会 45.1 (0), SY1-, 2018

    ...</p><p> カドミウムによる腎毒性発現カスケードの上流を探るため、未毒性レベルのカドミウム曝露によって発現が変動する遺伝子をDNAマイクロアレイ法を用いて網羅的に解析した。カドミウムに曝露した腎近位尿細管上皮の培養細胞およびマウス腎臓に共通して発現が減少した遺伝子として、ユビキチン転移酵素<i>Ube2d</i>ファミリー遺伝子を同定した。...

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  • ダイオキシンによる脳の性分化障害:ゴナドトロピン放出ホルモンニューロンの発達抑制

    西田 恭子, 武田 知起, 田中 嘉孝, 石井 祐次 日本毒性学会学術年会 45.1 (0), O-33-, 2018

    ...その結果、神経への影響が確認できたため、DNA マイクロアレイ解析を行い、神経成熟抑制に寄与しうる因子を探索した。</p><p>【方法】妊娠15日目の Wistar 系ラットに 1 µg/kg TCDD を単回経口投与した。雄児脳より作成した切片を蛍光抗体染色したのち、共焦点顕微鏡を用いて観察した。マイクロアレイ解析は、生後 4 日目の雄児視床下部から抽出した total RNA を用いた。...

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  • ラットに対するバルプロ酸の発達期曝露と28日間反復投与例における脳の各部位での網羅的発現変動遺伝子の比較

    増渕 康哲, 渡邉 洋祐, 中島 康太, 伊藤 優子, 齋藤 文代, 赤堀 有美, 吉田 敏則, 渋谷 淳 日本毒性学会学術年会 45.1 (0), P-49-, 2018

    ...VPAの発達期曝露ないし28日間反復投与終了時に、海馬歯状回、脳梁、帯状回皮質、小脳のマイクロアレイによる網羅的遺伝子発現解析を行った。【結果】発達期曝露では、脳梁で発現上昇遺伝子(神経細胞分化、シナプス可塑性、細胞移動及びアポトーシス)が最も多く、海馬歯状回では発現減少遺伝子(神経細胞分化及び細胞移動)が多かった。その他の変動は少なく、帯状回では増減遺伝子はなかった。...

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  • ヒト初代培養肝細胞の遺伝子発現プロファイルを用いた肝毒性マーカーパネルの構築

    五十嵐 芳暢, 山縣 友紀, 中津 則之, 堀本 勝久, 福井 一彦, 植沢 芳広, 山田 弘 日本毒性学会学術年会 45.1 (0), P-190-, 2018

    ...肝毒性マーカーパネルに組み込まれた予測モデル群は、システムにアップロードされたマイクロアレイデータの遺伝子発現プロファイルから、あらかじめ決められたマーカー遺伝子の発現変動値を用いて、肝毒性の有無の予測値を返す。予測モデルには教師あり機械学習の一つであるサポートベクターマシン(SVM)を用いた。...

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  • TargetMineによる標的予測

    夏目 やよい, 相㟢 健一, 北嶋 聡, 陳 怡安, 水口 賢司, 菅野 純 日本毒性学会学術年会 45.1 (0), S11-4-, 2018

    ...データ解析の一例として、Percellomeプロジェクト[3,4]によって得られたマイクロアレイデータの解析により、マウスにバルプロ酸ナトリウムを投与した際に引き起こされる臓器特異的/非特異的な遺伝子発現プロファイルからその毒性機構を推定する試みについて発表する。</p><p></p><p>[1] Chen, Y. A., et al. (2011)....

    DOI

  • プラズマ照射が酵母(S. cerevisiae)や大腸菌(Escherichia coli)の遺伝子発現に与える影響

    本村 将次, 柳生 義人, 中尾 吉貴, 山崎 隆志, 猪原 武士, 篠原 正典, 大島 多美子, 川崎 仁晴, 林 信哉 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2017 (0), 242-242, 2017-09-19

    ...本稿では,プラズマ生体相互作用により,プラズマ照射が生体に与える影響を調査するために,モデル生物として用いられる酵母(S. cerevisiae)や大腸菌(Escherichia coli)のプラズマ照射後の変動をDNAマイクロアレイ法を用いて解析したので報告する。</p>...

    DOI

  • 幼少期の劣悪な成育環境が脳に及ぼす影響:母子分離マウスを用いた解析

    西 真弓, 笹川 誉世, 堀井 謹子 日本薬理学雑誌 149 (2), 72-75, 2017

    ...まで生物階層性の段階を追って研究を進め,幼少期養育環境と精神神経疾患などとの関連性の分子基盤の解明,さらに生育後の精神神経疾患の予防・治療法の開発を目指している.本特集においては,MSがHPA-axisの最終産物であるコルチコステロイドの血中濃度に及ぼす影響,神経活動マーカーのc-Fosを指標にした,MSによる脳の活性化部位の解析から興味深いc-Fosの発現変化を示した扁桃体延長領域等におけるDNAマイクロアレイ...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献24件

  • 臨床現場におけるmiRNAの簡易遺伝子検査(POCT)への期待

    唐沢 浩二 ファルマシア 53 (6), 589-589, 2017

    ...non-coding RNAであり,様々な生物種でその存在が確認されている.miRNAは,乳がんや膵臓がんなどのがん疾患,急性心筋梗塞などの冠動脈疾患,アルツハイマー病,うつ病,感染症(結核や<i>Helicobacter pylori</i>感染)など,様々な疾患の進展や悪性度と密接に関連していることから,診断や治療のためのバイオマーカーとして注目されている.miRNAの分析法としては,リアルタイムPCRやマイクロアレイ...

    DOI 医中誌

  • <i>Nitrosomonas europaea</i>によるクラリスロマイシンの分解可能性

    寺田 昭彦, 臼井 陽菜子, Qian Bao, 中井 智司, 細見 正明 化学工学論文集 43 (4), 264-270, 2017

    ...<i>N. europaea</i>にCAMを添加した場合,アンモニア酸化はCAM 10 µg/L以上で阻害された.マイクロアレイによる<i>N. europaea</i>の遺伝子発現解析の結果,<i>N. europaea</i>のアンモニア酸化活性が阻害されるCAM濃度においても,アンモニア酸化やリボソーム合成をコードする遺伝子群は活発に転写されることが明らかになった.</p>...

    DOI Web Site Web Site 参考文献26件

  • P2-4 DNAマイクロアレイによるシェーグレン症候群の唾液腺における遺伝子発現解析

    高橋 広行, 坪井 洋人, 浅島 弘充, 近藤 裕也, 松本 功, 住田 孝之 日本臨床免疫学会会誌 40 (4), 309d-309d, 2017

    ...SS患者,IgG4-RD患者,健常者のLSGの遺伝子発現をDNAマイクロアレイにより網羅的に比較し,SSで発現が上昇した発現変動遺伝子(DEG)の中から,上位150位以内,発現量高値であり,群内の分散が小さく,T細胞との関連が報告されている遺伝子につき,定量PCRによるValidationを行った.2. 有意なDEGにつき,免疫蛍光染色によりLSGにおけるタンパク質発現の解析を行った.3....

    DOI Web Site 医中誌

  • KS-4 CD4陽性T細胞における転写因子Klf1を介したPD-L1発現誘導機構

    照屋 周造, 岡村 僚久, 岩崎 由希子, 駒井 俊彦, 井上 真璃子, 竹島 雄介, 山本 一彦, 藤尾 圭志 日本臨床免疫学会会誌 40 (4), 293b-293b, 2017

    ...>CD25<sup>−</sup>LAG3<sup>+</sup>制御性T細胞(LAG3<sup>+</sup> Treg)はPD-L1を高発現し,PD-L1はその抑制能において重要な役割を果たしていることが示唆されている.今回我々は,LAG3<sup>+</sup> TregのPD-L1発現に着目し,その発現機構につき検討した.LAG3<sup>+</sup> Tregを含む各種細胞サブセットのマイクロアレイ...

    DOI Web Site 医中誌

  • KS-2 IgG4関連涙腺・唾液腺炎の病態形成における濾胞ヘルパーT細胞の機能的役割

    亀倉 隆太, 高野 賢一, 山本 元久, 伊藤 史恵, 矢部 勇人, 川田 耕司, 高橋 裕樹, 氷見 徹夫, 一宮 慎吾 日本臨床免疫学会会誌 40 (4), 292b-292b, 2017

    ...【方法】IgG4-DS患者の顎下腺組織からTfh細胞(CD3<sup>+</sup>CD4<sup>+</sup>CXCR5<sup>+</sup>PD-1<sup>hi</sup>)を分離し,DNAマイクロアレイやリアルタイムPCRによる遺伝子発現解析に加え,B細胞との共培養の系でIgG4産生について検討した.比較対照としてヒト口蓋扁桃由来のTfh細胞を用いた....

    DOI Web Site 医中誌

  • メチル水銀により脳特異的に発現誘導される分泌性蛋白質とその機構解析

    高橋 勉 日本毒性学会学術年会 44.1 (0), S29-4-, 2017

    ...<br> メチル水銀による中枢神経毒性に関わる遺伝子群を明らかにするため、メチル水銀を投与したマウス脳組織中での遺伝子の発現変動をDNAマイクロアレイ法で解析し、メチル水銀によって発現上昇する遺伝子を21種同定した。これらの遺伝子の発現変動をさらに詳細に検討したところ、メチル水銀によってSCGB3A1およびCCL4が脳特異的に発現上昇することが明らかとなった。...

    DOI

  • メチル水銀によるラット末梢神経障害の発現機構解析

    巽 啓, 荏原 俊介, 雨宮 達郎, 篠田 陽, 佐々木 優, 吉田 映子, 高橋 勉, 藤原 泰之, 鍜冶 利幸 日本毒性学会学術年会 44.1 (0), P-128-, 2017

    ...DNAマイクロアレイにより統計学的に有意な遺伝子変動を調べたところ,投与開始1週間後は約1400個,2週間後は約14000個の遺伝子が変動することが示された。今後変動している遺伝子群について詳細なクラスター解析を行い,メチル水銀による感覚神経障害メカニズムに迫る。...

    DOI

  • 精母細胞において重金属依存的にMTF-1による転写制御をうける遺伝子の探索と解析

    下山 多映, 長田 洋一, 大塚 文徳 日本毒性学会学術年会 44.1 (0), P-126-, 2017

    ...さらに精巣由来の上記細胞株の中でMTF-1が高発現しているGC-2(spd)細胞を用いてMTF-1をノックダウンし、同様のマイクロアレイ解析を行った。<br>【結果・考察】マイクロアレイ解析の結果、精母細胞由来GC-2(spd)細胞において亜鉛依存的に高度に発現促進あるいは抑制される遺伝子群が存在した。...

    DOI

  • 三次元で撮る/撮す(キーノートスピーチ)

    大城 理 精密工学会学術講演会講演論文集 2017A (0), 963-964, 2017

    ...本稿では,Light Field Camera と Fog Display に関して述べる.Light Field Camera にはメインレンズとマイクロアレイレンズが装備されており,光の強度,飛来方向も記録することができ,任意の面にピントを合わせたリフォーカス画像の生成も可能である.Fog Display は複数のプロジェクタ,加湿器等で構成されており,様々な視点から眺めた 3 次元 CG を描画...

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  • スギさし木発根メカニズム解明に向けた遺伝子発現情報基盤の作成

    田中 杏奈, 栗田 学, 田村 美帆, 渡辺 敦史 日本森林学会大会発表データベース 128 (0), 362-, 2017

    ...本分析では、1時系列に対して1サンプルのみが供試されたこと、マイクロアレイに未搭載の遺伝子が寄与している可能性が考えられたことから、さし付け後の発達段階や個体差を考慮した上で、1時系列あたり複数個体を対象に次世代シーケンサーの一つであるMiseqを利用して網羅的に遺伝子の取得を試みた。学会では、RNA-seqとマイクロアレイ分析の結果を併せて報告する。</p>...

    DOI

  • 羊水染色体検査で確定診断が得られず慎重に対応した2 症例

    久野 宗一郎, 山本 樹生, 中山 智祥 日大医学雑誌 76 (5), 219-223, 2017

    ...出生前遺伝学的検査で羊水染色体検査を行ったが確定診断が得られなかった2 症例である.1 例は追加検査でマイクロアレイ染色体検査を行い遺伝子情報に過不足なく正常型と診断し不要な妊娠中絶を避けることができた.もう1 例はマイクロアレイ染色体検査の結果,4p-症候群との出生前診断を得て,その後の妊娠分娩管理に役立てることができた症例である.そしてこれらの症例を通して周産期における遺伝子診断,遺伝カウンセリング...

    DOI Web Site Web Site ほか1件

  • 希少遺伝性難病の出生前診断の現状

    池田 真理子 周産期学シンポジウム抄録集 35 (0), 73-76, 2017

    ...その一方で,近年の分子遺伝学の進歩に加え染色体マイクロアレイCGH(comparative genomic hybridization)法や次世代シークエンサーを用いた遺伝学的検査法,解析法の進歩により,原因遺伝子や感受性遺伝子が同定された疾患も増加している。これに伴い希少遺伝性難病に対する出生前診断が今後も普及していく可能性があるが,その実際についての報告は少ない。...

    DOI

  • IgG4関連疾患の病因―分子生物学的アプローチ―

    坪井 洋人, 飯塚 麻菜, 高橋 広行, 浅島 弘充, 廣田 智哉, 近藤 裕也, 中井 雄治, 阿部 啓子, 田中 昭彦, 森山 雅文, 中村 誠司, 吉原 俊雄, 松本 功, 住田 孝之 臨床リウマチ 29 (2), 128-139, 2017

    ...<br>方法:IgG4-RD(N=5),SS(N=5),健常人(HC)(N=3)の口唇唾液腺(LSG)を用いてDNAマイクロアレイを行った.遺伝子発現パターンを主成分分析(PCA)で比較し,IgG4-RDとSSのペアワイズの比較から,発現変動遺伝子(DEG)を同定した.IgG4-RDで高発現していたDEGの中から,validation候補遺伝子を抽出し,定量PCR,免疫蛍光法によるタンパクレベルでの...

    DOI 医中誌

  • 社会的敗北ストレスが腸内エコシステムに与える影響

    鈴木 チセ 腸内細菌学雑誌 31 (4), 187-195, 2017

    ....健康の阻害要因であるストレスを腸管の側から,すなわち食品によってストレスを軽減することを目的に,マウスのうつ病モデルである慢性社会的敗北ストレスモデルを用いて,精神的ストレスが腸管に及ぼす影響を網羅的に解析した.本稿では,慢性社会的敗北ストレスモデルの実験方法やストレス負荷マウスの特徴について解説するとともに,筆者らの行った盲腸のメタボローム解析,盲腸・糞便の菌叢解析および回腸末端の遺伝子発現のマイクロアレイ...

    DOI Web Site 医中誌

  • fold-change

    中嶋 幹郎 ファルマシア 53 (8), 801_3-801_3, 2017

    ...マイクロアレイによる遺伝子発現解析では,一般的に対照となるコントロールのシグナル値(蛍光強度)で測定対象のシグナル値を割った相対比をfold-change (倍率変化)として評価に用いる....

    DOI

  • 新たな米の健康機能性

    門脇 基二 外科と代謝・栄養 51 (3), 41-41, 2017

    ...米タンパク質の機能性に関する報告はそれまでほぼ皆無であったため、マイクロアレイによる網羅的解析を試みたが簡単ではなかった。そこで、先行研究が多く存在している大豆タンパク質を参考に、米胚乳タンパク質が大豆タンパク質と等価の血漿中性脂肪・コレステロール低下作用を有していることを明らかにした。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献1件

  • 反復曝露試験におけるncRNA発現変動とDNAメチル化修飾の解析

    相﨑 健一, 小野 竜一, 北嶋 聡, 菅野 純 日本毒性学会学術年会 44.1 (0), S11-4-, 2017

    ...代表的な化学物質について「新型」反復曝露実験及びマイクロアレイによる網羅的遺伝子発現解析を行ったところ、化学物質の反復曝露による生体影響が遺伝子発現レベルにおいて数日で定常化する所見を複数見出した。...

    DOI

  • ラット肝類洞内皮細胞およびヘパトサイト特異的microRNAの細胞障害識別バイオマーカーとしての利用

    織田 進吾, 竹内 理貴, 赤井 翔, 白井 勇司, 常山 幸一, 横井 毅 日本毒性学会学術年会 44.1 (0), P-5-, 2017

    ...単離LSECおよびヘパトサイトよりRNAを抽出し、マイクロアレイを実施したところ、それぞれ66および12種類のmiRNAが4倍以上の発現を示した。ラット各臓器中のmiRNA発現プロファイル (<i>Sci Data</i> 1:140005, 2014) を考慮し、肝臓にて特異的かつLSECに高発現するmiR-511-3pおよびヘパトサイトに高発現するmiR-122-5pを選択した。...

    DOI

  • ダイオキシンによる胎児期特異的な成長ホルモン発現抑制の分子機構

    服部 友紀子, 武田 知起, 石井 祐次 日本毒性学会学術年会 44.1 (0), O-27-, 2017

    ...そこで、この低下に関連する TCDD の標的遺伝子を探索するため、胎児脳下垂体を用いて DNA マイクロアレイ解析を行った。雌雄に共通する変動遺伝子の中で、変動の傾向が GH と類似した遺伝子につき、胎生17-20 日目にかけての変動状況を解析した。...

    DOI

  • カドミウムによる細胞浸潤能の亢進における標的遺伝子としてのアポリポプロテインEの確立

    鈴木 雅代, 竹田 修三, 中村 優太, 瀧口 益史 日本毒性学会学術年会 44.1 (0), P-9-, 2017

    ...細胞増殖アッセイ、細胞浸潤アッセイ、ゼラチンザイモグラフィー、DNAマイクロアレイ解析、real-time RT-PCR、およびウエスタンブロット分析を行った。<br>【結果および考察】Cd曝露により悪性形質転換した細胞では細胞増殖能が亢進し、さらにはマトリックスメタロプロテアーゼ2の活性増加とともに、細胞浸潤能も亢進していた。...

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  • ヒト肝細胞キメラマウスを用いた様々な医薬品の肝障害リスク評価

    榎本 初音, 西村 奈緒恵, 立木 秀尚 日本毒性学会学術年会 44.1 (0), P-252-, 2017

    ...最終投与の24時間後にヒト肝臓からtotal RNAを抽出し、マイクロアレイにより、遺伝子発現解析を行った。先発医薬品とジェネリック医薬品をそれぞれ、コントロールと比べ遺伝子発現量の比(Fold-Change)が1.5以上増加もしくは0.67以下に減少した全遺伝子を抽出し、両製剤の相関係数を算出した。同様に、17種類の肝障害に関連するpathwayでも、両製剤の相関性を評価した。...

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  • 筋萎縮後の再荷重による微細筋損傷と炎症性サイトカインや酸化ストレスマーカーとの関連

    勝田 若奈, 廣瀬 昇, 相原 正博, 斉藤 史明, 萩原 宏毅 理学療法学Supplement 2016 (0), 0733-, 2017

    ...マイクロアレイ法にて,摘出筋の遺伝子発現を網羅的に解析した。また,血液サンプルより血清を得た後,炎症性サイトカインであるIL-1β,IL-2やTNF-α血中濃度,酸化ストレスマーカーであるヒドロペルオキシド含有量,還元度を定量化した。</p><p></p><p></p><p>【結果】筋湿重量,平均筋線維径は,Co群と比較して,CI群,RL群とも低値を示した。...

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  • 乾燥ストレス下におけるクロマツの生理状態と遺伝子発現解析

    松永 孝治, 平尾 知士, 田中 憲蔵, 栗田 学, 井城 泰一, 渡辺 敦史 日本森林学会大会発表データベース 128 (0), 157-, 2017

    ...そこで,遺伝子発現マーカーによるクロマツの生理状態の測定方法を検討するため,人工的に灌水条件を3段階に変化させた精英樹クロマツ実生苗について,LI6400を用いて光合成速度を測定し,同時にマイクロアレイを用いて遺伝子発現解析を行った。クロマツの光合成速度は土壌含水率の低下に伴い低下した。遺伝子発現情報について主成分分析を行ったところ,第1主成分は変動の38%を占め,乾燥の程度と一致した。...

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  • タウリンによる遺伝子発現制御の網羅的解析

    薩 秀夫, 権藤 祐輔, 和多利 研二, 清水 誠 タウリンリサーチ 3 (1), 39-41, 2017

    ...本研究ではタウリンの遺伝子レベルでの作用機 序を明らかにすることを目的とし、タウリンがヒト 腸管上皮モデル細胞における遺伝子発現全般に対す る作用を、DNAマイクロアレイを用いて解析した。...

    DOI Web Site 医中誌

  • 結核・非結核性抗酸菌症の制圧をめざした研究

    立石, 善隆 新潟医学会雑誌 130 (8), 447-453, 2016-08

    ...新規抗結核薬の開発は, 6か月を要する現在の標準化学療法の改善,および多剤耐性結核に対する化学療法の改善を行う上で,必須のものである.第一段階として,数万から数十万単位の化合物を対象に, high throughput screening をおこない抗菌活性のある化合物を同定する.第2段階として, 同定した化合物から,側鎖の修飾等により構造-活性連関を検討しリード化合物を得る.得られたリード化合物に対して,マイクロアレイ...

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