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検索結果 42 件

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  • 倉橋由美子『聖少女』論

    片野 智子 日本近代文学 99 (0), 64-79, 2018-11-15

    ...更に、未紀は苦痛=快楽を得るために「ぼく」との結婚をマゾヒズム的な契約関係へすり替えもする。そうした未紀のマゾヒズムは、近親相姦の禁止という〈法〉が実は父権的な家族を維持するためのシステムにすぎないことを暴くと共に、男性中心的な快楽のありようや結婚という制度を内側から解体していく契機を孕んでいることを示した。</p>...

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  • ドゥルーズと法/『マゾッホ紹介』を読む

    SHIKISHIMA Kei, 志紀島 啓 芸術工学2017 2017-11-25

    ...それに先立つ『マゾッホ紹介』(以下ではPSMと略す)ではサディズムと対比しながら、マゾヒズムの論理が語られている。  PSMにおいてサディズムとマゾヒズムは、単に加虐・被虐を好む性的倒錯を指しているのではなく、法規範に対する異った二つの脱構築的態度として記述されているのである。そこでマゾヒズムという概念はのちの「スキゾ」の原形であると考えられる。...

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  • マゾヒズムとサディズムの暴力性 : バタイユにおけるその解決

    宮澤 由歌 年報人間科学 36 89-102, 2015-03-31

    ...サディズムとマゾヒズムは、一対の単位として考えられてきた。それに対し、サディズムとマゾヒズムのそれぞれの独立性と著者たちの思想を検討する研究も見られる。本論文では、マゾヒズムについてレオ・ベルサーニやジル・ドゥルーズの思想を参照したあと、マゾヒズムから独立するサディズムの一考察としてジョルジュ・バタイユのサド論を検討する。...

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  • ドゥルーズにおける「倒錯」の問題 : 1960年代におけるその展開と帰結

    小倉 拓也 年報人間科学 33 75-88, 2012-03-31

    ...ドゥルーズがマゾヒズムを特徴づけるメカニズムと考える「否認」と「排除」を、精神分析におけるそのプロブレマティックな地位に注目して詳細に検討することで、マゾヒズムが、サディズム的な超越論的企図さえも退けて一切の組織化の原理の手前を目指すものであることが明らかとなるだろう。マゾヒズムとはこのような意味で「手前の彼岸」なのである。...

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  • サドの「道徳」教育論-不道徳言説にみる徳の逆照射-

    山本, 孝司 九州看護福祉大学紀要 = The Journal of Kyushu University of Nursing and Social Welfare 12 (1), 131-141, 2012-03

    ...サディズムは性的嗜好の一つで「加虐性欲」という意味合いで、マゾヒズム(Masochism)とセットにされて変態性欲の俗称となっている。彼は生涯に大小五十巻にわたる文学作品を創作しているが、彼自身の倒錯した性行動から、また作品上の倒錯した性描写から、当初は好事家たちの間でのみ読まれていた。 サド文学に浸透している思想的特徴は、結論的にいえば、「悪徳」賛美である。...

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  • 生の自己刺激

    伊原木 大祐 ミシェル・アンリ研究 1 (0), 39-57, 2011

      Dans le dernier chapitre de la <i>Généalogie de la psychanalyse</i>, Michel Henry a sévèrement critiqué le primat de la représentation qui subsiste encore dans la psychanalyse de Freud. Mais ce …

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  • 女性の性的自立におけるマゾヒズム的行為体の可能性

    日合 あかね フォーラム現代社会学 4 (0), 96-107, 2005

    ...そのために、通常は女性の性的自立と対立するものとされるマゾヒズムを取り上げ、女性のマゾヒズムが性的自立に導きうる可能性を検討する。女性の積極的なマゾヒズムの実践が現状の権力構造を脱構築する可能性を検討し、あわせて、マゾヒズムのより深い理解へ至るよう努める。ジェンダーの文化的偏向によって、男性のそれとは異なり、女性のマゾヒズムは自然本性的なものとされてきた。...

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  • extra-transferenceの解釈について : 心的外傷の再演としてのextra-transferenceの解釈(VI.原著論文)

    細澤, 仁 神戸大学保健管理センター年報 23 107-112, 2003-04

    Strachey, J.が歴史的意義を持つ論文において「転移解釈のみが変化を生み出す」と定式化して以来,転移解釈の重要性や機能に関しては盛んに論じられ,その研究も数多く存在する。一方,extra-transferenceの解釈に関する検討は数える程しか存在しない。精神分析的指向を持つ精神療法家はセッションにおいてextra-transferenceの解釈を多かれ少なかれしているであろう。治療行為…

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  • extra-transferenceの解釈について : 心的外傷の再演としてのextra-transferenceの解釈(VI.原著論文)

    細澤 仁 神戸大学保健管理センター年報 (23) 107-112, 2003-04

    Strachey, J.が歴史的意義を持つ論文において「転移解釈のみが変化を生み出す」と定式化して以来,転移解釈の重要性や機能に関しては盛んに論じられ,その研究も数多く存在する。一方,extra-transferenceの解釈に関する検討は数える程しか存在しない。精神分析的指向を持つ精神療法家はセッションにおいてextra-transferenceの解釈を多かれ少なかれしているであろう。治療行為…

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  • 『ハーツォグ』における〈性〉と〈死〉

    斎藤, 博次 言語と文化の諸相 243-256, 1999-03-10

    ...」と「パラノイア」の特徴を読み取るのに対し、ここではハーツォグの「メランコリー」気質に焦点を当てる。 (3)クレイトンが「マゾヒズム」への視座から主にハーツォグと父との関係を重視するのに対し、ここでは「メランコリー」との関連で母との関係に着目する。...

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  • 日本的リーダーシップへの動機づけについて

    塹江 清志 日本経営工学会誌 41 (6), 421-426, 1991-02-15

    ...本論文の目的は, リーダー(企業体における管理者, 監督者)のリーダーシップへの動機づけについての一つの理論を提起することである.職場の人間関係に「生きがい」を求めるという日本人の「心理特性」を考慮するとき, 日本的マゾヒズムの心的機制をリーダーが部化との人間関係において発動することが, リーダーシップ遂行と同時にリーダー自身の生きがいを獲得することを意味すると結論された.それゆえ, リーダーの「生...

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