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検索結果 55 件

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  • 体臭・口臭の科学と新規消臭素材

    原 武史 日本化粧品技術者会誌 58 (1), 2-9, 2024-03-20

    <p>体臭は無色透明,無形であることから,ヒトを含め自然界の動物はこの体臭を視覚ではなく嗅覚で認識する。野生動物にとっての体臭は,フェロモンに代表されるように配偶者選択や縄張り行動など種間のコミュニケーションツールとして重要な役割を担っている。一方で,ヒトにおける体臭は,一般的には不快なニオイとしてネガティブな印象を与える。ヒトから発するもう1つの臭気である口臭も近接した対面では,とくに強い不快…

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  • 三次元皮膚モデルを用いた大気中微小粒子PM2.5の気相曝露系の構築

    河野 まおり, 高石 雅之, 木下 和彦, 池田 英史, 奥田 知明, 石原 康宏 日本毒性学会学術年会 49.1 (0), P-129-, 2022

    <p>大気汚染物質のうち粒子径が2.5 μm以下の微細な物質をPM2.5と総称している。PM2.5の曝露経路は主として呼吸器であるが、近年、PM2.5の曝露組織として皮膚が注目されている。皮膚は体表に露出しているため、大気中のPM2.5が直接的に曝露される。PM2.5の皮膚影響に係る知見は少ないものの、PM2.5が皮膚状態を変化させるという報告が増えつつある。これらの報告では、培養ケラチノサイト…

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  • <i>In vitro</i>皮膚刺激性試験の適用限界拡大に向けた基礎的検討

    池田 英史, 中村 牧, 友近 拳, 梅下 和彦, 坂根 慎治, 山岡 隼人, 西浦 英樹, 小泉 祥子, 臼倉 淳, 川井 眞実, 古野 哲生, 三竹 博道, 畠中 内子 日本毒性学会学術年会 49.1 (0), P-238-, 2022

    <p>OECD TG439を軸とした医薬部外品ガイダンス「医薬部外品・化粧品の安全性評価における皮膚刺激性評価体系に関するガイダンスについて」が発出されたことで、動物を用いない皮膚刺激性評価に関する医薬部外品申請が可能となった。一方で、本ガイダンスを適用できる原料は皮膚刺激性がないか弱いと予測できる「低リスク成分」に限定されており、適用性の拡大が望まれる。また、原則、被験物質原体による試験が想定…

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  • 刺激感メカニズムに着目した3次元感覚刺激評価モデルの構築

    高石 雅之, 鈴尾 美穂, 河野 まおり, 池田 英史, 飯島 一智, 富永 真琴 日本毒性学会学術年会 49.1 (0), P-237-, 2022

    <p>化粧品に含有される一部の化学物質は刺激感を引き起こすことが知られており、それらの受容体として温度センサーのTransient Receptor Potential(TRP)チャネルが報告されている。我々はこれまでに、皮膚末梢神経終末に存在するTRPV1が化粧品に含まれるエタノールや多価アルコール類によって活性化されることを見出している。しかし、従来のTRPV1評価法では、培養液等に溶解する…

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  • 皮膚感覚の分子メカニズムとその応用

    藤田 郁尚 日本化粧品技術者会誌 54 (3), 225-228, 2020-09-20

    <p>20年前, 私たちは, 皮膚において温度や化粧品による刺激感覚が同じ分子によって感知されているとは想像もしていなかった。1997年, TRPV1というイオンチャネルが, 熱だけでなくカプサイシンに反応することが発見され, 皮膚感覚の理解が一変した。われわれは, 2003年に発見されたTRPA1が, さまざまな成分による刺激感覚と関係していることを明らかにしてきた。今回, …

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  • 高洗浄性と低刺激性を両立した拭き取り型クレンジングローションの開発

    松尾 真樹, 川田 純平, 作山 秀 日本化粧品技術者会誌 54 (1), 15-25, 2020-03-20

    <p>女性の社会進出に伴いメイク落としにも簡便性が求められ,アウトバスで使用できるクレンジングローションが普及してきている。一方,ローション剤型はコットン使用による摩擦感を感じやすく,耐水性化粧料に対するクレンジング機能は他剤型ほど期待できなかった。本特性は界面活性剤の性能によるところが大きいため,クレンジング機能向上と摩擦低減を両立できる界面活性剤の設計が望まれた。そこでわれわれはポリグリセリ…

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  • ミドルエイジ男性の印象アップに向けた提案

    山口 あゆみ, 橋本 公男, 松原 薫, 蒔田 愛 日本化粧品技術者会誌 53 (1), 24-30, 2019-03-20

    <p>顔立ちや表情がその人の印象形成に影響することは当然ながら,われわれは顔の肌質感も印象を決める重要な要素と考えている。今回は,ミドルエイジ男性が年齢は相応でも若々しい印象に見られたい意識があることに着目し,若々しさ印象の要因を探ることを試みた。見た目年齢は「シワ」の評価スコアとの関連が確認できた一方,若々しい印象スコアは,「シミ」,「くすみ」,「血色」の評価スコアと関連することがわかった。さ…

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  • C-SPRAにおける難水溶性感作性物質に対する適用性の検討

    池田 英史, 宮﨑 洋, 山下 邦彦, 髙石 雅之, 濵田 芳男, 臼井 健二 日本毒性学会学術年会 46.1 (0), P-168-, 2019

    <p>【背景および目的】ペプチド結合性を指標とした皮膚感作性代替試験法であるDirect peptide reactivity assay(DPRA)法は、難水溶性物質の評価が困難である点、およびペプチドと被験物質の共溶出が多い点など、いくつかの適用限界がある。これらの課題を解決するため、我々は両親媒性の樹脂に固定化したペプチド(システインおよびリジン)を用い、難水溶性の皮膚感作性物質が測定可能…

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  • 殺菌剤の肌上への残存性を高める処方技術の開発

    久原 丈司, 笠原 啓二, 嶋田 格, 松井 宏 日本化粧品技術者会誌 51 (1), 33-40, 2017

    デオドラント剤の防臭効果の持続性向上(ロングラスティング化)を目的として,臭いの原因となる皮膚常在菌の繁殖を抑えるために,デオドラント剤に配合されている殺菌剤4-イソプロピル-3-メチルフェノール(IPMP)と2,4,4′-トリクロロ-2′-ヒドロキシジフェニルエーテル(トリクロサン)について,腋窩上での経時残存性を評価した結果,トリクロサンはIPMPよりも有意に経時残存性が高いことが示唆された…

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  • 化粧品における防腐処方設計の考え方 —パラベンフリー・防腐剤フリーの実現に向けて—

    目片 秀明 日本化粧品技術者会誌 51 (1), 2-11, 2017

    近年でも微生物汚染が原因により製品回収に至った化粧品の事例がある。消費者が化粧品を使用する際に,使い始めから終わりまで安全に安心して使用できることは化粧品が有すべき重要な品質である。本稿では二次汚染リスクの高い製品に対する製品設計上の留意点や,使用頻度が高い防腐剤,国際的な防腐剤規制状況,防腐力に影響を与える因子などを中心に概要を列挙した。また,消費者の安全性志向の高まりや海外の防腐剤の配合規制…

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  • 現代日本人女性の腋臭特性とその考察

    久加 亜由美, 前田 霞, 澤田 彰子, 澤田 真希, 嶋田 格, 原 武史, 清水 真由美 日本化粧品技術者会誌 51 (2), 147-152, 2017

    われわれはこれまでに日本人男性の腋臭強度と臭気タイプの分類について,官能評価で解析を行ってきた。男性の腋臭強度は若年層で高いこと,臭気は8タイプに分類されること等がわかっていたが,女性の腋臭の実態は不明であった。そこで,日本人男女計169名の嗅覚評価を行い,腋臭強度と臭気タイプを男女で比較した。その結果,女性の腋臭強度は男性よりも低く,年齢による臭気強度の低下は女性ではみられなかった。また,女性…

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  • 高湿度条件下における整髪剤のセット力低下に及ぼす頭皮脂の影響,および頭皮脂の毛髪上への移行について

    津村 亜紗子, 齋藤(大塚) 香織, 藤井 範子, 藤田 郁尚, 久原 丈司, 大野 健剛 日本化粧品技術者会誌 50 (1), 33-40, 2016

    整髪剤開発においてセット力およびその持続力は最も重要な特性であり,汗や湿度などの水分がそれらを低減させる最大の要因として認知されている。われわれはこれまで,「頭皮脂」が頭皮から毛髪に移行し,様々な剤型の整髪剤のセット力およびその持続力を低下させるという現象を見出した<sup>1)</sup>。本研究では,高湿度条件下における頭皮脂のセット力に与える影響,および頭皮脂の毛髪への移行挙動について検証…

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  • 2-2 革新的ヒト正常・疾患組織モデルの創製と医薬品研究への応用

    松崎 典弥, 明石 満 谷本学校 毒性質問箱 2015 (17), 38-44, 2015-09-28

    ...EUでは、2013年3月11日より動物実験を行った化粧品の販売が例外なく禁止となり<sup>4)</sup>、国内でも株式会社資生堂と株式会社マンダムが動物実験の廃止を既に決定している。したがって、実験動物に代わりヒト皮膚モデルを用いて毒性・効果判定試験を行う必要がある。...

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  • 1-2 昨今の皮膚毒性評価法の動向

    小島 肇夫 谷本学校 毒性質問箱 2015 (17), 8-14, 2015-09-28

    ...日本においても、2013年の2 月に資生堂は化粧品・医薬部外品に対する動物実験の廃止を決定、マンダムなどの大手化粧品会社も次から次へと動物実験を行わない方針で化粧品開発を進める声明を出し、多くの企業が追随している。このような状況の中、国際的な流通市場の現況を鑑み、日本でもいかにして動物実験を用いないで化粧品の安全性を担保するのかを考えねばならない状況になっている。...

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  • 心地よい清涼感の実現に向けた評価方法

    嶋田 格, 松井 宏, 澤田 真希, 高石 雅之, 藤田 郁尚 Oleoscience 15 (9), 415-421, 2015

    <p>清涼化粧料には,清涼成分としてℓ-メントールが汎用されている。しかしながら,ℓ-メントールは,適度であれば快適な清涼感を付与する一方で,多すぎると灼熱感,ヒリヒリ感といった不快刺激を感じることが知られている。そこで,我々は,快適な清涼感を与える濃度範囲を確認するために,頚部を用いた清涼感評価方法を確立し,ℓ-メントールに対する感度が高いクールスティンガーを選定した。これにより,男女によるℓ…

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  • 皮膚における感覚刺激のメカニズム

    藤田 郁尚 日本毒性学会学術年会 42.1 (0), W3-3-, 2015

    私たちは、使用した時に不快な感覚を引き起こさない快適な化粧品を開発するため、感覚刺激の評価方法の確立を試みてきた。最近、温度感受性Transient Receptor Potential (TRP)チャネルが温度受容だけでなく、化学物質による侵害刺激にも重要な働きを示すことが明らかになってきた。その中でも唐辛子の辛み成分であるカプサイシンの受容体であるTRPV1、わさびや芥子の辛み成分であるイソ…

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  • フェイス用拭き取りシート化粧料の使用による男性肌への影響について

    嶋田 格, 齋藤(大塚) 香織, 高石 雅之, 臼倉 淳, 山口 あゆみ, 藤田 郁尚, 清水 真由美 日本化粧品技術者会誌 48 (4), 306-311, 2014

    拭き取りシート化粧料の使用による肌への影響については,これまで報告がない。そこで本研究では,シート化粧料の拭き取り行為による皮脂除去効果と肌への影響について調査した。含浸液による効果を検証するため,ドライシート,含浸液を含む標準シート,保湿剤を添加した保湿シートを用いた。保湿シートの皮脂除去効果は,標準シートと同等であり,ドライシートより有意に高かった。また,標準シートの皮脂除去効果は,洗顔料と…

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  • シクロデキストリン包接錯体による整髪性能の向上

    浅田 拓二, 井口 顕策, 上田 卓典, 北岸 宏亮, 加納 航治 日本化粧品技術者会誌 48 (3), 177-183, 2014

    本研究においては,種々のシクロデキストリン (CD) と整髪剤で汎用されるセットポリマーの組み合わせについて構造解析を行い,CDによる包接錯体形成により新たな整髪性能が発現するかについて検討を行った。<sup>1</sup>H NMR測定の結果,<i>γ</i>-CDはポリビニルピロリドン (PVP) と相互作用していることが確認され,さらに2次元<sup>1</sup>H …

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  • リポソームの膜物性に及ぼす1, 2-アルカンジオールの影響

    松尾 真樹, 岩下 静香, 岡本 将典 日本化粧品技術者会誌 46 (1), 33-40, 2012

    リポソームの内包物の漏出を抑制する手法として古くから膜補助成分としてコレステロールが用いられてきた。しかしながら,コレステロールの効果は相転移温度以上において内包物の漏出を抑制することは知られているが,相転移温度以下の領域において,十分に漏出を抑制できないという課題があった。そこで,われわれは,相転移温度以下の温度領域において内包物の漏出抑制効果を有する膜補助成分を見出すために種々の検討を行った…

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  • 男性顔面上のギラつき現象とその評価方法

    山口 あゆみ, 大西 一禎, 栗山 健一 日本化粧品技術者会誌 44 (2), 118-126, 2010

    男性顔面上で「ギラつき」と表現される現象は,一般的に皮脂量の多さに関係すると考えられている。しかし,加齢に伴い皮脂量は徐々に減少することに反し,ギラつきは中高年男性に顕著である。そこで男性顔面の前額部において,ギラつきとさまざまな皮膚特性との相関を解析した。ギラつきに対する重回帰分析を行ったところ,皮脂量で0.490,キメ細かさで—0.370,皮膚色の明度で—0.314の標準偏回帰係数が得られた…

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  • ものづくり心理学の展開

    神宮 英夫, 伊丸岡 俊秀, 笠松 慶子, 渡邊 伸行, 山田 真司, 立山 和美, 吉川 紀代美, 國枝 里美, 伊藤 亜紀子 日本心理学会大会発表論文集 73 (0), WS035-WS035, 2009-08-26

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  • 特集 したたかに稼ぐ 第1章:社員から年5万件の「声」が届く マンダム

    日経ビジネス = Nikkei business (1212) 33-35, 2003-10-13

    ...9月の上旬、インターネットの掲示板に男性用化粧品メーカー、マンダムを評したこんなメッセージが載せられた。米国の名俳優、チャールズ・ブロンソン氏の死去に対し、西村元延社長の名で9月2日に発表した「追悼メッセージ」への感想だった。 今から30年以上前の1970年、マンダムはブロンソン氏をモデルに使ったテレビCMを制作。...

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  • トップインタビュー 失敗から学んだ「等身大の経営」を実践--西村元延(マンダム社長)

    西村 元延 日経情報ストラテジー = Nikkei information strategy 12 (2), 24-27, 2003-03

    ●——昨年10月に通期(2003年3月期)の業績を上方修正しました。好調の要因は何ですか。西村——「ギャツビー」をはじめとした主力ブランドが、非常に順調に推移しています。皆さんが男性化粧品としてイメージされるのはスタイリング剤やシェービングフォームですが、そうしたカテゴリーはすでに全体の半分。

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  • 戦略研究:「お役立ち営業」が功奏:マンダム 小売り支援で強いブランドを育成

    日経情報ストラテジー = Nikkei information strategy 12 (2), 64-68, 2003-03

    2002年の10大ニュースの1つに、日韓共催のサッカー・ワールドカップがある。なかでも日本代表チームの試合は、国民の脳裏にいつまでも記憶されることだろう。 日本代表チームの試合があった翌日、コンビニエンスストアやドラッグストアでは男性用ヘアカラー剤の売り上げが跳ね上がるという現象が起きた。

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  • 微生物細胞の熱測定による香粧品の防腐評価

    岡田 文裕, 藤原 延規, 松山 金豊, 高橋 克忠 日本化粧品技術者会誌 27 (3), 242-248, 1993

    To observe the growth activity of bacteria and molds in cosmesics and toiletries, we attempted to create a device to measure the metabolic heat associated with growth nondestructively and …

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