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三辺 正人, 山本 裕子, 河野 寛二, 中澤 正絵, 山本 龍生 日本歯科保存学雑誌 67 (1), 10-19, 2024-02-29
...<p> 歯周病が全身の健康に影響を及ぼす経路については,局所歯周病巣由来の細菌,炎症性サイトカインやメディエーターが全身循環や消化管を経由して遠隔組織に影響を与える経路とともに,歯周病由来の歯の動揺や喪失,咬合痛による咀嚼能の低下を伴う不良な食習慣・食栄養状態の2つの経路が考えられる.本総説では,歯周治療による咀嚼機能回復が血糖コントロールをはじめ全身の健康に寄与するかという観点から,特に食習慣・食栄養改善...
DOI
大和 隆志 ファルマシア 60 (4), 354-354, 2024
...オレキシンは、睡眠・覚醒状態を制御するキーメディエーターとしての生理的役割が示唆されており、睡眠障害などに対する新たな創薬ターゲットとして注目されている。エーザイが創製したレンボレキサントは、ユニークな3置換シクロプロパン骨格を有するオレキシン1/2デュアルアンタゴニストであり、世界各国で不眠症治療薬として承認され、不眠症患者様のQOL改善に広く貢献している。...
田中 智之 日本薬理学雑誌 159 (1), 44-47, 2024-01-01
...サイトカインを産生する能力をもつといった,共通点を数多く有する.これらのよく似た白血球は,しかしながら,それぞれ異なる分化過程を有することが分かっている.これまでの研究からは,両細胞種がアナフィラキシーのようなⅠ型アレルギーや蕁麻疹において重要な役割を果たすことが示唆されている.実際に,ヒスタミン,血小板活性化因子,プロスタノイド,ロイコトリエンといった,マスト細胞,あるいは好塩基球から放出される炎症性メディエーター...
DOI Web Site 参考文献36件
寺内 太朗, 上野 孝哉, 朝倉 省二, 久保田 直樹, ボイクマン カーステン ファルマシア 60 (5), 429-433, 2024
...<p>オレキシンは、睡眠・覚醒状態を制御するキーメディエーターとしての生理的役割が示唆されており、不眠症などに対する新たな創薬ターゲットとして注目されている。エーザイが創製したレンボレキサントは、ユニークな3置換シクロプロパン骨格を有するオレキシン1/2受容体デュアルアンタゴニストであり、世界各国において新規不眠症治療薬として申請・承認が進んでいる。</p>...
新井 洋由 ファルマシア 60 (4), 348-348, 2024
...青木氏は、生理活性脂質の中で、新たな生理活性リゾリン脂質及びその受容体や合成酵素を次々に同定し、生理活性リゾリン脂質/リゾリン脂質メディエーターという学問分野を創生した。さらに、合成酵素の一つ(オートタキシン)が肝硬変のバイオマーカーになることを明らかにし、その測定系を検査薬として上梓することにも成功している。...
足立 大宜, 宋和 慶盛 分析化学 72 (12), 483-491, 2023-12-05
...<p>電気化学バイオセンサは,生物認識素子と信号変換器である電極を利用することで,対象物質との化学的相互作用を検出する装置であり,酵素を用いたアンペロメトリック電気化学センサが汎用されている.その中でも,第三世代型バイオセンサは,直接電子移動(Direct Electron Transfer; DET)型酵素と電極のみで構成されるシンプルで理想的なシステムである.本システムは,従来技術では必要なメディエータ...
DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献84件
猪又 直子 日本皮膚科学会雑誌 133 (11), 2581-2587, 2023-10-20
...<p>血管性浮腫は,原則,蕁麻疹を合併しないブラジキニン起因性と,蕁麻疹を合併しやすいマスト細胞メディエーター起因性に大別される.前者の代表例,遺伝性血管性浮腫は,喉頭や消化管などの粘膜の浮腫が単独で現れることもあり致死的になる.近年,その新規治療薬として急性発作時のB2受容体拮抗薬,長期予防のブラジキニン阻害薬や抗ヒト血漿カリクレイン抗体,C1-インヒビター阻害薬などが登場し,より安全な管理が可能...
平田 美智子, 富成 司, 新井 大地, 松本 千穂, 稲田 全規 Functional Food Research 19 (0), 50-55, 2023-10-12
...現在,筆者らは,HA の骨への作用に着目し,炎症性骨吸収への作用解析を進めている.マウス骨器官培養において,HA はインターロイキン-1( IL-1)誘導性の骨吸収活性を抑制し,炎症性メディエーターであるプロスタグランジンE2(PGE2)および関節軟骨破壊に関与するゼラチナーゼのマトリクスメタロプロテアーゼ( MMP)-2 と-9 の産生を阻害した.また,骨芽細胞と骨髄細胞の共存培養系において,HA...
今井 翔太, 岩澤 有祐, 松尾 豊 人工知能学会論文誌 38 (5), A-MB1_1-14, 2023-09-01
<p>Centralised training and decentralised execution (CTDE) is one of the most effective approaches in multiagent reinforcement learning (MARL). However, these CTDE methods still require large …
DOI Web Site 参考文献5件
石谷, 治寛 藝術研究 36 63-76, 2023-08-31
...本調査は、文化庁による大学における文化芸術推進事業「街に介入する芸術、その公共性の議論を促すメディエーター養成プラットフォーム」の調査の一環として行われた。...
機関リポジトリ Web Site
細野 茂春 周産期医学 53 (7), 1033-1033, 2023-07-10
高橋 秀尚 生体の科学 74 (3), 199-204, 2023-06-15
熊谷 明哉, 佐藤 覚仁, 堀口 佳子, 珠玖 仁 顕微鏡 58 (1), 13-17, 2023-04-30
...<p>走査型プローブ顕微鏡の一種である電気化学顕微鏡技術は,ミクロスコピックな電気化学反応を分析・検証する.その中でも,ナノ電気化学セル顕微鏡(SECCM)は,開口径を制御したガラスピペットに電解液と参照電極を挿入し,測定試料表面に接近させた際に生じる微小液滴を電気化学反応セルとして利用することで反応場を制御した計測を可能とする.SECCMの動作原理とその応用を,メディエーターによる酸化還元反応,リチウムイオン...
DOI Web Site
瀬分 望月, 金重 里沙, 中本 碧, 本木 由香里, 野島 順三 医学検査 72 (1), 19-24, 2023-01-25
<p>全身性エリテマトーデス(systemic lupus erythematosus; SLE)に合併する抗リン脂質抗体症候群(anti-phospholipid syndrome; APS)は,血液中に多種多様な抗リン脂質抗体群(antiphospholipid antibodies; aPLs)が出現し,重篤かつ多彩な血栓性合併症を繰り返し発症することが知られている。私達はこれまでの研究で…
DOI Web Site 医中誌
上野 麟太朗, 小谷 泰士, 泉谷 惇, 馬 闖, 信岡 英彦, 三村 将来, 齋藤 直人, 羽二生 久夫 日本薬理学会年会要旨集 97 (0), 1-B-P-092-, 2023
<p><b>Purpose</b>: Lysophospholipids in porcine liver protease degradation products (PLDP) have shown the potential to ameliorate damage in rats with spinal cord injury (SCI) by the amputation …
浦田 健太郎, 大音 樹, 飯沼 利光 日本顎口腔機能学会雑誌 30 (1), 24-25, 2023
...<p>口腔外の組織と比較して口腔内の疼痛受容機構についての報告は少なく,さらに老化が口腔粘膜の疼痛受容に及ぼす影響については不明な点が多い.近年,顎顔面領域の疼痛調節に対し,三叉神経節(TG)中のマクロファージの関与が注目されている<sup>1)</sup>.マクロファージは,組織損傷時や感染によって活性化した後,炎症型(M1)と抗炎症型(M2)に性質変化し,M1は炎症性,M2は抗炎症性のケミカルメディエーター...
DOI Web Site 医中誌 参考文献2件
伊藤 将, 松嵜 健一郎, 藤田 侑里香, 豊田 敦, 篠原 彰 日本毒性学会学術年会 50.1 (0), O2-13-, 2023
...RAD51/DMC1リコンビナーゼのDNAへの安定的な結合は、BRCA2などのRAD51 メディエーターと呼ばれる因子によって制御されることが知られており、これまでに多くの知見が得られている。一方で、RAD51のDNAからの解離を促進するアンチリコンビナーゼの役割については、あまりわかっていない。...
畠山 浩人, 荒井 貴宏, 小久保 朋美, 唐 鋭恒, 安保 博仁, 川島 博人, 樋坂 章博 日本毒性学会学術年会 50.1 (0), O3-43-, 2023
...一般に薬剤性アナフィラキシーは抗薬物抗体(ADA)としてIgEがFcε受容体を介して肥満細胞などがケミカルメディエーターとしてヒスタミンを産生することで発症する。しかし本アナフィラキシーは、抗PD-L1抗体のADAとしてIgGが産生した。マウスで抗薬物IgG抗体がFcγ受容体を介し骨髄系細胞から血小板活性化因子(PAF)が産生する経路が報告され、近年ヒトでも明らかになりつつある。...
平尾 浩史, 中村 公治郎, 内田 洋一朗, 波多野 悦朗 移植 58 (Supplement), s315_3-s315_3, 2023
...NETosisは感染に対する防御に重要である一方で様々な炎症メディエーターを放出し、過剰な炎症反応を惹起、微小血栓の形成に寄与し生体に悪影響を与えることがある。肝移植においてNETosisの関与は未知である。...
DOI 医中誌
岩嵜 博論, 森 一貴, 粟田 恵吾, 辻本 綾香 日本デザイン学会研究発表大会概要集 70 (0), 350-, 2023
...その結果、フィンランドの公共セクターにおけるデザインの役割について、1)システムデザインとしてのデザイン、2)メディエーターとしてのデザイナー、3)オープンでフラットなデザイン組織、という3つの知見が得られた。</p>...
寿野 良二, 清水(小林) 拓也 生物物理 63 (1), 16-20, 2023
...<p>脂質メディエーターであるプロスタグランジン(PG)はその受容体を介したシグナル伝達によって,生体内の様々な作用を示す.PG受容体の構造生物学によるシグナル伝達の分子機構の解明は創薬にも貢献する.</p>...
DOI Web Site 参考文献11件
森 翔太, 田中 翔大, 岡田 欣晃, 尾花 理徳, 藤尾 慈 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 44 (0), 3-C-O16-2-, 2023
...近年、心臓の炎症反応にはサイトカインの他に脂質メディエーターも大きく関与することが知られるようになった背景から、本研究では心筋梗塞後炎症反応に関わる脂質メディエーターの網羅的探索を実施した。【方法】【結果・考察】C57BL/6Jマウスの左冠動脈前下行枝を結紮する事で心筋梗塞モデルマウスを作製した。...
下山 佳奈子, 谷口 恵子, 天野 香苗, 西島 加奈子, 中村 祥英 移植 58 (Supplement), s283_2-s283_2, 2023
...【方法】1.重症患者メディエーター(以下、メディエーター)が終末期の家族の意思決定を支援し、その経過の中で得た患者および家族の終末期の考え方に関する情報を院内Coへ提供する2.院内Coは終末期の選択肢として臓器提供を提示された家族に対し、メディエーターと連携して対応にあたり、円滑に臓器提供が行われるための調整を行う【結果】メディエーターが終末期の家族の意思決定を支援することにより、院内Coは提供を行...
髙森 建二, 冨永 光俊, 鎌田 弥生 医学のあゆみ 282 (13), 1121-1127, 2022-09-24
黒田 泰弘 日本外科感染症学会雑誌 18 (3-4), 368-376, 2022-08-15
...狭義のSABDは炎症性メディエーターによる脳への直接的影響により生ずる。一方,広義のSABDは敗血症による脳以外の臓器障害または薬剤などによって間接的に引き起こされる。SABDは,敗血症関連臓器障害のうちで最も頻度が高く,敗血症患者の最大70%が罹患し,他の臓器が侵される前に発症することが多い。SABDは症状が非特異的であり,病歴も加味した除外診断が重要である。...
田村 隆仁, 宮田 泰伎, 氷見 一馬, 羽鳥 啓介, 中村 健志, 清水 康平, 鈴木 裕介, 蓮池 聡, 井上 聖也, 岡田 將司, 藪原 佑季子, 勝呂 尚, 正覺 泰佑, 安川 拓也, 林 誠, 武市 収 日本歯科保存学雑誌 65 (3), 198-204, 2022-06-30
...<p> 目的:根尖性歯周炎は,感染根管に起因した二次的病変として発症するリンパ球活性の増進,炎症性細胞の遊走や浸潤および破骨細胞の活性化を伴う根尖周囲の炎症性疾患で,疼痛や根尖部歯肉の腫脹など,さまざまな臨床症状を引き起こす.これまでに,根尖性歯周炎の病態を解明することを目的として,サイトカインや成長因子のようなさまざまな炎症性メディエーターの関与について研究が行われてきているが,その詳細は明らかにされていない...
井上 祐三朗, 大嶋 勇成 日本小児アレルギー学会誌 36 (2), 195-201, 2022-06-20
...</p><p>IgE依存性アレルギーでは,マスト細胞上の複数のアレルゲン特異的IgE抗体とアレルゲンの結合によりIgE抗体が架橋され,ケミカルメディエーターの脱顆粒と脂質メディエーターなどの産生が誘導される.一方,非IgE依存性アレルギーでは,アレルゲン特異的リンパ球などにより炎症が誘導される....
DOI Web Site 参考文献61件
宇山 徹 ビタミン 96 (4), 161-, 2022-04-25
永松 健 脂質栄養学 31 (1), 30-35, 2022-03-31
Preterm birth occurs in 5% of all pregnancies in Japan, giving a life-long adverse impact on the baby. The regulation of inflammation balance in the uteroplacental system is a key to successful …
DOI Web Site Web Site ほか1件
松田, 理沙, 加藤, 恵, 地阪, 光代, 小谷, 倫子, 栗原, みずき, 根本, 泰子, 市川, 義一 静岡産科婦人科学会雑誌 11 (1), 4-9, 2022-03-18
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機関リポジトリ 機関リポジトリ HANDLE ほか1件
山本 紗衣, 村田 幸久 日本薬理学雑誌 157 (1), 85-85, 2022
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DOI Web Site 参考文献8件
水川 裕香, 西村 和彦, 中川 博史 日本毒性学会学術年会 49.1 (0), P-199-, 2022
...放出される生理活性物質の中には痒みの惹起に関与する痒みメディエーターに分類されるものがあるがその詳細は不明である。痒みメディエーターはアレルギーを誘引する報告もあり、痒みに対する掻把から炎症に繋がることも考えられる。...
富澤 歩美, 阿部 雅子, 曽根 保子, 小林 亘, 小澤 好夫, 綾部 園子 日本調理科学会大会研究発表要旨集 33 (0), 27-, 2022
...このことからカリンエキスは炎症性メディエーターの発現を阻害し炎症抑制作用があることが示唆され, ゼリー加工してもその効果は保持されることが考えられた。</p>...
藤本 晃嗣, 細井 昌子 心身医学 62 (1), 50-56, 2022
...<p>器質的疾患を指摘できない慢性疼痛において,近年その生物学的基盤が明らかになりつつある.特に注目を浴びているのが,神経炎症である.視神経脊髄炎スペクトラム障害などの脱髄疾患を中心として神経炎症との関連が明らかになるにつれ,病態に基づいた治療が実臨床に導入されつつある.慢性疼痛においても炎症メディエーターやミクログリアの関与が知られているが,近年グリア細胞の活性を<i>in vivo</i>で評価...
坪井 一人, 渡邉 昂, 北風 圭介, 竹之内 康広, 松田 純子, 岡本 安雄 日本薬理学会年会要旨集 95 (0), 2-P-177-, 2022
<p><i>N</i>-Acylethanolamines (NAEs) constitute a class of lipid mediators and include palmitoylethanolamide, oleoylethanolamide, and anandamide, which exert anti-inflammatory/analgesic, anorexic, …
河野 まおり, 高石 雅之, 木下 和彦, 池田 英史, 奥田 知明, 石原 康宏 日本毒性学会学術年会 49.1 (0), P-129-, 2022
...液相曝露と比較すると、本気相曝露系では三次元皮膚モデルの過酸化脂質量や細胞外へ放出される炎症系メディエーター量が増加することが明らかとなった。以上より、本研究で構築した三次元皮膚気相曝露系を用いると、実態に即したPM2.5の皮膚影響を鋭敏に検出することができると考えられる。</p>...
意元 義政 日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー感染症学会誌 2 (2), 35-40, 2022
...15-LOX-1により生成される脂質メディエーターには,炎症を促進するものと,抗炎症作用を示すものがある。鼻茸における15-LOX-1の制御については不明な点が多く,これまでに報告された15-LOX-1の機能と制御について,我々が得た知見をもとに論じる。</p>...
吉岡 亘, 遠山 千春 日本毒性学会学術年会 49.1 (0), S24-3-, 2022
...一方で、AhRは、カルシウム・脂質メディエーター・リン酸化といった細胞内シグナルを活性化する作用を有する。この作用は<i>in vitro</i>実験でよく確かめられ、AhRのノンジェノミック作用と呼ばれているが、動物個体での毒性発現における役割に関しては知見が少ない。...
田渕 経司 Otology Japan 32 (2), 165-169, 2022
<p>シスプラチンやアミノグリコシド等の耳毒性物質は蝸牛において活性酸素を産生し,c-Jun-N-terminal kinase(JNK),p38 mitogen-activated protein kinase(P38MAPK),AKT(protein kinase B)等の各種キナーゼ経路を活性化する.これらのキナーゼ経路は有毛細胞障害性または保護性に働く.セラミド,スフィンゴシンやそれらの…
坂口 恭平, 林田 拓也, 橋本 和彦, 井上 大嗣, 西口 奈菜子, 里 龍晴, 吉浦 孝一郎, 高橋 幸利, 森内 浩幸 脳と発達 54 (6), 431-436, 2022
...乳児型神経軸索ジストロフィー(infantile neuroaxonal dystrophy;INAD)は乳児期に発症し,精神運動発達の急激な退行と筋緊張低下から痙性麻痺や認知機能障害を呈する稀な神経変性疾患である.一方で,抗グルタミン酸受容体(glutamate receptor;GluR)抗体は自己免疫性脳炎・脳症の原因としてよく知られているが,多数の中枢神経疾患で陽性となることがあり認知機能障害のメディエーター...
髙橋 恵, 梶山 和美, 上村 由似, 田村 智, 関 一馬, 片岡 祐一, 川谷 弘子 移植 57 (Supplement), s273_3-s273_3, 2022
...2022年4月より入院重症患者対応メディエーターを導入し、救急・集中治療領域での終末期家族支援を実施している。</p><p>【目的】入院重症患者対応メディエーター導入前後の終末期家族支援の実際とチームによるケアプロセスを振り返る。</p><p>【方法】救命救急センターに搬送され、脳死前提条件を満たした患者の家族支援を対象とした後方的観察研究。...
片桐 大輔 日本透析医学会雑誌 55 (2), 107-115, 2022
...<p>COVID‒19におけるアフェレシスの役割として,中等症から重症のCOVID‒19患者の治療において臓器障害の予防,緩和の目的に試みられている.除去目標はサイトカインやDAMPsなどの循環メディエーターであり,サイトカイン除去のための血液灌流や血漿交換がこれに含まれる.一方,より病態が進行し,多臓器不全に陥った場合には,重複感染などに対応すべく,エンドトキシン吸着,血漿交換などが行われている....
DOI Web Site Web Site 参考文献35件
道具 伸也, 横谷 みき, 秋月 美波, 小林 篤史, 高田 芙友子, 岩尾 卓朗, 松本 純一, 有留 尚孝, 安永 美保, 佐野 和憲 日本薬理学会年会要旨集 95 (0), 3-P-197-, 2022
<p>The pathological hallmark of Parkinson disease (PD) is a widespread distribution of the aggregated α-synuclein (α-Syn) proteins in the inclusions known as Lewy bodies. Exogenous α-Syn secreted …
3128-, 2022
北風 圭介, Ali Hanif, 木本 来希, 竹之内 康広, 石丸 浩靖, 山下 純, 上田 夏生, 田中 保, 岡本 安雄, 坪井 一人 日本薬理学会年会要旨集 96 (0), 2-B-P-114-, 2022
<p>Cyclic phosphatidic acid (cPA) is a lipid mediator present in tissues and plasma, which regulates physiological and pathological processes via the suppression of peroxisome proliferator-activated …
畠山 浩人 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 43 (0), 1-C-S06-4-, 2022
...</p><p>一般に薬剤性アナフィラキシーは抗薬物抗体(ADA)としてIgEが産生し、Fcε受容体を介して肥満細胞などが認識しケミカルメディエーターとしてヒスタミンを産生することで発症する。しかし本アナフィラキシーは、投与した抗PD-L1抗体に対して、ADAとしてIgGが産生していた。...
上田 夏生 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 43 (0), 3-C-S31-1-, 2022
...カンナビノイド受容体(中枢型CB1と末梢型CB2)とエンドカンナビノイド(アナンダミドと2-AG)、さらにはエンドカンナビノイドの合成酵素と分解酵素等を合わせて「エンドカンナビノイド・システム」と称され、脂質メディエーターによる情報伝達系の一つに位置付けられる。...
上田 夏生, 坪井 一人, 田井 達也, 松田 純子, 田中 保 ビタミン 96 (12), 537-538, 2022
鈴木 秀文, 高橋 秀尚 生化学 93 (6), 810-814, 2021-12-25
中丸 裕爾 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会会報 124 (12), 1555-1558, 2021-12-20
...IgE は肥満細胞に結合し架橋することで, 肥満細胞よりさまざまなメディエーターを分泌する. これらのメディエーターにより浮腫や炎症が惹起される. IgE に対する分子標的薬 (Omalizumab) も副鼻腔炎に対する臨床試験が行われ, 有意なポリープ縮小効果を示している. 難治の慢性副鼻腔炎に対する新しい治療手段である分子標的薬の現状について概説する.</p>...
DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献12件
飯倉 元保 内科 128 (6), 1133-1136, 2021-12-01
小澤 優貴, 大塚 喜人 医学検査 70 (4), 817-823, 2021-10-25
<p>アナフィラキシーショックに伴うST上昇型の心電図変化を認め,Kounis症候群が疑われた2症例を経験した。症例1:70歳の女性,造影剤使用直後のアナフィラキシーショックにより,救命救急センターへ搬送された。接触時,意識レベルJCS I-3,血圧測定不可であり,心電図検査にて第II,第III誘導,aVF誘導のST上昇,V1からV5誘導でのST低下を認めた。ACSの合併が疑われたが,冠動脈の有…
加納 健司 応用物理 90 (9), 538-547, 2021-09-05
...電子移動(MET)型と直接電子移動(DET)型の定常触媒電流に焦点を当て,いくつかの重要な理論的側面と,特性評価法について説明する.MET型反応については,特にメディエータの選択法に焦点を当て,一方DET型反応では,酸化還元酵素の配向吸着と,多孔質電極のメソ孔とミクロ孔構造が電子移動速度定数に及ぼす因子という観点に焦点を当てて説明する....
小谷 明, 宮口 裕二, 宮下 尚人, 楠 文代, 高村 喜代子, 袴田 秀樹 分析化学 70 (7.8), 415-426, 2021-07-05
...HPLC-ECD)の特異性と感度を活かして,様々な食品中の機能性成分の定量分析法を開発した.グラッシーカーボン電極上でのアノード電流を計測するHPLC-ECDは,茶飲料中のカテキン類や豆乳中のイソフラボン類の定量法として確立した.さらに,ホウ素ドープダイヤモンド電極を利用したHPLC-ECDは,食肉中のコレステロールの定量法として確立した.電極不活性な物質でもカルボン酸のような酸性物質であれば,キノンのメディエーター...
DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献44件
柳田 圭介 生化学 93 (3), 366-372, 2021-06-25
...として,スフィンゴシン1-リン酸があげられる.本稿では,近年筆者らが取り組んだゲノムワイドなオープンクロマチン領域解析による研究成果を中心に,血液中に豊富に含まれる脂質メディエーターであるスフィンゴシン1-リン酸の血管新生の終結・血管安定化における役割とその作用発揮メカニズムについての知見を紹介する....
高橋 俊二, パンテー スレシュ, 長田 裕之 化学と生物 59 (4), 176-181, 2021-04-01
<p>人類は土壌から微生物を単離し,さまざまな培地で培養することによって,創薬の種を探索し利用してきたが,年々新規天然化合物の発見が困難になってきている.その一方で,有用二次代謝物を生産することで知られる放線菌のゲノム解読の結果,多くの未知二次代謝生合成遺伝子群の存在が明らかになった.また,放線菌に存在する二次代謝生合成遺伝子の多くは休眠していることも判明しているが,さまざまな微生物が存在する土…
DOI Web Site 参考文献23件
直川, 匡晴, 阿部, 雅美, 山下, 繁, 田村, 浩之, 村田, 尚紀, 武田, 和義, 小山, 充, 山野, 文大, 筒井, 一成 日本赤十字社和歌山医療センター医学雑誌 38 45-51, 2021-03-31
...これらを考慮すると医療メディエーター研修は院内の医療安全と質の向上に寄与しているものと思われた。...
機関リポジトリ 医中誌
上田 夏生, Mustafiz Smriti Sultana Binte, Hussain Zahir, 宇山 徹 ビタミン 95 (1), 30-30, 2021-01-25
板井 駿, 尾上 弘晃 生体医工学 Annual59 (Abstract), 209-209, 2021
...レベルでの変形応答が再現されていなかった.これに対し我々のデバイスは,自由に伸縮等の変形が可能であり変形に対する強度も高いため,細胞レベルのミクロ変形と組織レベルのマクロ変形の双方が同時に再現され,より生体内に近い化学応答を実現可能である.さらに,コラーゲンがシリコーンチューブと接合されていることで容易に外部装置と接続され,灌流下での薬剤応答の模倣も可能としている.本発表では,アレルギー反応に関わるメディエータ...
板井 駿, 尾上 弘晃 生体医工学 Annual59 (Abstract), 472-472, 2021
進藤 英雄 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 42 (0), 3-LS8-, 2021
...<p>血小板活性化因子(platelet-activating factor, PAF)は血小板凝集能を持つ分子として発見されたが、強力なリン脂質メディエーターであり、アレルギー、炎症、神経障害性疼痛惹起や維持に関与する。...
古戎 道典, 小山 則行, 西田 舞香, 村本 賢三 日本薬理学雑誌 156 (2), 114-119, 2021
...<p>近年,不眠症治療薬として,従来のベンゾジアゼピン系薬剤に加え,オレキシン受容体拮抗薬が上市しており,不眠症の薬物治療は大きく変革しつつある.オレキシンは視床下部外側野で産生される神経ペプチドであり,睡眠・覚醒状態を制御するキーメディエーターとしての生理的役割が示唆されている.オレキシン受容体拮抗薬は,オレキシンシグナルを介して睡眠覚醒サイクルに特異的に作用し,生理的な睡眠を誘導すると考えられている...
DOI Web Site Web Site ほか2件 参考文献20件
横田 裕行 脳死・脳蘇生 33 (0), 27-34, 2021
...具体的には,法的脳死判定や脳死下臓器提供時の様々な手順に関してテキストを作成し,脳死患者だけでなく急性期疾患の重症患者とその家族の心理的サポートを行う入院時重症患者対応メディエーター(仮称)の重要性を考え,その育成を目的にセミナーを開催した。同時に脳死下臓器提供した場合の医師に負担となる事後検証のための書類作成を効率的にするため,あらたな検証フォーマットを提案した。...
鈴木 志歩, 鷲尾 利克, 荒船 龍彦 生体医工学 Annual59 (Abstract), 499-499, 2021
...き起こす要因の一つだが,自覚症状がないため早期診断が難しく動脈硬化性疾患へと進行すると,動脈硬化の治療法が確立していないことも相まって疾患の対処療法となる場合が多く,患者は長期間の闘病生活を強いられる.動脈硬化の特徴を鑑み,その早期診断を可能にすることを目指し,動脈硬化の発症と進行を血管内へのプラーク蓄積を表現する数理モデルを用いて評価する研究がある.このプラーク蓄積数理モデルは,血中の炎症促進性メディエータ...
飯島 英樹, 清野 宏 腸内細菌学雑誌 35 (4), 205-214, 2021
...生体の機能に影響を与える.食事成分も,腸内細菌叢の構成に影響を与え,生体の消化管粘膜バリアに始まり粘膜免疫系だけではなく全身系の免疫学的状態にも影響を及ぼす.共生微生物,生体の免疫系,食事により摂取された成分は相互に関係することにより生体機能に影響し,さまざまな疾患病態にも関連している.特に,分子に付加される糖鎖や細菌から産生される短鎖脂肪酸などの代謝物が免疫シグナルをはじめとする細胞―微生物間のメディエーター...
緒方 雄介, 藤田 吾郎, 中村 高良, 小林 一成 関東甲信越ブロック理学療法士学会 40 (0), 177-, 2021
...</p><p>【考察】SEA は直接圧迫、血行性、細菌毒素及び炎症性メディエーターにより脊髄を損傷させ、単なる機械的圧迫より麻痺が生じ易い。また初期治療までの時間が予後を規定するといわれる。本症例は治療開始の遅れや至適治療が困難であったが、良好な機能回復をみた。若年SEA の理学療法においては、重症であっても代償的アプローチに固執せず、機能改善による動作獲得の可能性を考えるべきである。</p>...
纐纈 一枝, 谷口 未佳子, 加藤 櫻子, 渡邊 美佳, 剱持 敬, 星長 清隆 移植 56 (Supplement), s29-s29, 2021
...今回、ドナーコーディネーションにおける医療メディエーター導入につき検討した。</p><p>【方法】当院では院内コーディネーターを含む医療メディエーターチームを組織し、院内勉強会に加えて、医療メディエーターの外部講師による講演会を開催した。...
ファルマシア 57 (1), 2-3, 2021
...特集:ガス状物質による生体制御と治療<br>特集にあたって:毒ガスとして使用された一酸化窒素(NO)の生体内での産生が明らかとなって以来,生理作用メカニズム,検出法,創薬に至るまで,今では最も研究が進められているガス状分子となっている.最近では,一酸化炭素(CO)や硫化水素(H<sub>2</sub>S)などのガス状分子の生体内産生も明らかにされ,生体内メディエーターとしての機能について盛んに研究されている...
島内 貴弘, 小野 聡 外科と代謝・栄養 55 (1), 22-28, 2021
...これらのメディエータは炎症担当細胞や血液凝固系を活性化し血管内皮細胞傷害を引き起こす. そして最終的には臓器機能不全を発症させる. したがって, 術後臓器不全対策としては, 上記メディエータを制御することが重要であり, 好中球エラスターゼ阻害薬やrecombinant human thrombomodulin製剤などが有望である....
DOI Web Site 医中誌 参考文献18件
野田 幸裕, 肥田 裕丈 日本生物学的精神医学会誌 32 (3), 124-128, 2021
...環境的要因の曝露により種々の炎症性メディエーターが誘導されるが,プロスタグランジンE<sub>2</sub>(PGE<sub>2</sub>)を標的とした神経発達異常や精神疾患の病態との関連性は明らかにされていない。神経発達障害仮説に基づき,精神疾患の発症要因におけるPGE<sub>2</sub>の役割について検討した。...
渡邊 美佳, 剣持 敬, 纐纈 一枝 移植 56 (Supplement), s81-s81, 2021
...また、認定メディエーターは医療訴訟などに発展した際に重要な役割を果たすと言われている。生体肝移植においても、胆道閉鎖術後の肝移植へ治療方針を切り替えるタイミングや移植に至らずドナーの自費診療費が発生する事例などコンフリクトが起きそうな様々な場面が予測できる。...
冨田 秀太, 山本 寛斉, 豊岡 伸一 呼吸臨床 5 (3), n/a-, 2021
近年「第2のゲノム」として細菌叢を含む微生物叢(マイクロバイオーム)が注目されている。腸内細菌叢の解析が先行する形で疾患のみならず,“健常”状態の維持にも細菌叢が極めて重要な機能を担っていることが示されたことから,細菌叢のカタログ作りと機能解析が加速した。また本邦研究者によって細菌叢と腫瘍形成との関連性が直接的に示されたことから,癌と細菌叢との因果関係を解析する研究も精力的に展開されている。そん…
360-, 2021
加部 泰明, 末松 誠 ファルマシア 57 (1), 19-23, 2021
...COガスはヘム代謝により生成されるガスメディエーターの1つであるが、その生理的な作用機構については不明な点が多い。我々はメタボロミクス解析による代謝制御ポイントの探索や、高機能性ナノビーズ技術によるCO応答性受容体タンパク質の同定、によるCOによる未知の作用機構の解明を行ってきた。本総説ではこれらの最新の知見と医学応用について紹介する。...
花岡 健二郎 ファルマシア 57 (1), 9-13, 2021
...蛍光プローブは,特定な生体分子をリアルタイムに可視化するために極めて有用であり,本稿においては,近年注目されている3つの生体内ガスメディエーターNO,CO及びH<sub>2</sub>Sを検出する蛍光プローブについて,現在,生命科学研究において利用されている蛍光プローブを中心として紹介する.特に,著者らが近年取り組んでいる第三のガスメディエーターであるH<sub>2</sub>Sを検出する蛍光プローブ...
相澤, 有美, 鈴木, 司, 齋藤, 彰宏, 佐藤, 清敏, 小倉, 立己, 若山, 正隆, 曽我, 朋義, 辻井, 良政, 本間, 和宏, 井上, 博文 日本食品保蔵科学会誌 46 (6), 275-280, 2020-12
...以上より,マクロファージにおいて,トリゴネリンはLPS誘導性炎症性メディエーター群および活性酸素シグナル分子の発現抑制を介し,過剰なNO産生量を減少させることで炎症を抑制していることを明らかにした。...
日本農学文献記事索引
千原 伸也, 巽 博臣, 升田 好樹 日本急性血液浄化学会雑誌 11 (2), 85-91, 2020-12-01
...<p>敗血症性の病態形成と関連するメディエーターにはサイトカインなどの大分子量物質が含まれる。したがって,敗血症性AKIに対しては大分子量物質のクリアランスに優れた持続的血液濾過(continuous hemofiltration:CHF)が適している。CHFには前希釈法と後希釈法がある。前希釈法は物質クリアランスの低下,後希釈法ではフィルター寿命の短縮や生体適合性が懸念される。...
杉本 直俊 日本生気象学会雑誌 57 (2), 61-65, 2020-11-12
...</p><p>私たちは,細胞レベル,分子レベルまで掘り下げて,暑熱馴化について解明できた.水チャネル,ガスメディエーター,シャペロンタンパク質である熱ショックタンパク質(HSPs),温度センサー,そして免疫グロブリンが暑さ(熱)により影響を受けることを見出した.そして,それらの分子は暑さ(熱)などの様々な外的因子に対する耐性や寛容を形成することに関与している.</p>...
赤木 大輔 脈管学 60 (11), 197-203, 2020-11-10
...われわれは能動的な炎症収束作用のある不飽和脂肪酸代謝物レゾルビンなどの抗炎症性脂質メディエーター(SPM)に注目した。SPMは有望であるが,治療システム構築には局所や全身投与以外に病変部位標的のdrug delivery system(DDS)が必要である。抗炎症作用のある核酸にも言及し抗炎症作用とDDSの観点から考察・概説する。</p>...
DOI Web Site 医中誌 参考文献16件
山本 圭 生化学 92 (5), 658-665, 2020-10-25
...リゾリン脂質メディエーターの生理機能の解明に大きく前進している.また,最近では輸送体としての機能も明らかにされつつある.本稿ではこれらのリゾリン脂質の新しい機能について最近の知見を中心に概説し,筆者らが発見したリゾリン脂質メディエーターのリゾプラズマローゲンについて紹介する....
坪井 一人, 宇山 徹, 上田 夏生 生化学 92 (5), 666-679, 2020-10-25
...N-アシルエタノールアミンは,抗炎症・鎮痛作用を持つパルミトイルエタノールアミド,食欲抑制作用を持つオレオイルエタノールアミド,カンナビノイド様作用を持つアナンダミドを代表的分子とする一群の脂質メディエーターである.これらの哺乳類における生合成においては,まず,膜リン脂質であるホスファチジルエタノールアミン(PE)がN-アシル化され,3本のアシル鎖を有する特殊なリン脂質であるN-アシル-PEが生成する...
橋田 浩一 計測と制御 59 (9), 653-658, 2020-09-10
DOI Web Site Web Site
石田 高志 LiSA 27 (8), 848-851, 2020-08-01
宮部 卓, 米村 博貴, 竹田 博文, 鈴木 幸司 日本化粧品技術者会誌 54 (2), 160-168, 2020-06-20
...マトリクス支援レーザー脱離イオン化質量分析(MALDI-MS)や水素結合測定などからPEG鎖中の酸素がアミノ酸およびDHAと水素結合を介して,メディエーターの役割を果たしていることが示唆された。</p>...
道越 淳一, 松本 重清, 宮脇 宏, 森田 真, 丹生 治司, 萩原 聡, 瀬尾 勝弘, 北野 敬明 日本急性血液浄化学会雑誌 11 (1), 55-60, 2020-06-01
<p>持続的血液濾過透析(continuous hemodiafiltration:CHDF)に使用される血液濾過器はpolysulfone(PS)膜,polymethylmethacrylate(PMMA)膜,acrylonitrile(AN69ST)膜など数種類あり,それぞれ特徴的な構造を持ち吸着および濾過特性に違いがあると報告されている。そこで,CHDF施行中の濾液中および施行後の血液濾過…
上田 夏生 ビタミン 94 (3), 190-196, 2020-03-25
Linoleic and α-linolenic acids are nutritionally essential and therefore called as essential fatty acids. In mammalian tissues, linoleic acid (18:2, ω6) can be converted to other ω6 polyunsaturated …
白崎 英明 JOHNS 36 (3), 306-308, 2020-03-01
米原 三揮, 半田 岳志, 松鹿 弥生, 小泉 稔, 富山 友恵 電気学会論文誌C(電子・情報・システム部門誌) 140 (3), 398-408, 2020-03-01
<p>The demand for navigation is rising as railway transportation services is becoming complex. Real-time data integration from multiple business systems is required for passenger-oriented …
DOI Web Site Web Site 参考文献3件
河崎, 菜々子, 高山, 毅 第82回全国大会講演論文集 2020 (1), 387-388, 2020-02-20
...観光履歴に基づき適切に観光サービスが提供されることを目指す東京大学の橋田らの研究では、観光者ごとの訪問履歴や嗜好データを「パーソナルデータ」、そのパーソナルデータと観光サービスをマッチングさせる機能を「メディエータ」と呼んでいる。本構想は高く評価されているが、構想にとどまっており、実装しての評価が充分とは言えない。本稿では上記の構想を実際に実装し、評価していく。...
情報処理学会
加藤, 綾子, 橋田, 浩一, 中川, 裕志 第82回全国大会講演論文集 2020 (1), 209-210, 2020-02-20
...データ主体とそのデータに基づき提供される何らかの財・サービスあるいは別のデータ主体との間を取り持つ存在をメディエータであると定義すると,両面市場を有するプラットフォームやマッチングサイトなどはメディエータであるといえる.構造的にメディエータには利益相反関係を含む取引主体の情報が集約され得る.また,メディエータの処理や判断の自動化のために機械学習が用いられる可能性がある.個人をエンパワメントするような...
長竹 貴広, 國澤 純 化学と生物 58 (2), 97-104, 2020-02-01
...<p>脂質は生体膜の構成成分やエネルギー源として利用されるだけでなく,脂質メディエーターに変換されることでさまざまな生理活性を発揮することから,物理的・化学的・生物学的に極めて重要な栄養素であると言える.筆者らは,食事性脂質の量や質に着目し,これらが免疫・アレルギー・炎症反応の制御において重要な役割を果たすことを見いだし,個体・細胞・分子レベルで作用機序を解明してきた.本稿では,最新のメタボローム解析...
DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献1件
宮之原 郁代 日本耳鼻咽喉科学会会報 123 (1), 30-35, 2020-01-20
...<p> アレルギー性鼻炎は, 鼻腔への抗原暴露と炎症性メディエーターの放出によって引き起こされるアレルギー性炎症である. このようなアレルギー性炎症に対して, 強力な抗炎症作用を持つ局所剤である鼻噴霧用ステロイド薬は, 理想的な製剤といえる. 2008年以降に1日1回投与の鼻噴霧用ステロイド薬が登場し, アレルギー性鼻炎治療における強力なツールになった....
DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献21件
久田 剛志 関東甲信越ブロック理学療法士学会 38 (0), 0004-, 2020
...われわれは、ω3脂肪酸に関連する脂質メディエーターの研究も進めており、今後の可能性について言及したい。</p>...
出山 諭司 日本薬理学会年会要旨集 93 (0), 3-YAL-2-, 2020
...レゾルビン類は、恒常性維持に関与する内因性脂質メディエーターであることから、ケタミンより安全性面で優れた新たな即効性抗うつ薬の創薬標的になると期待できる。</p>...
道具 伸也, 秋月 美波, 小林 篤史, 盛田 隼矢, 高田 芙友子, 松本 純一, 岩尾 卓朗, 山内 淳史, 佐野 和憲, 片岡 泰文 日本薬理学会年会要旨集 93 (0), 1-P-049-, 2020
唐澤 健 ADC Letter for Infectious Disease Control 7 (2), 55-59, 2020
I started research in Teikyo University soon after graduation of doctor course in University of Tokyo and continued research at the same laboratory for more than 30 years. The first research theme …
朝居 朋子, 田中 秀治, 三宅 康史, 横田 裕行 移植 55 (Supplement), 222_1-222_1, 2020
...また、厚生労働省研究班で研究されている重症患者対応メディエーター(仮称)は、重症患者の入院時から継続的に関わり、家族に精神的支援を行い、患者が脳死となった場合には大きな役割を担うことが期待されている。</p>...
山本 将大, 吉田(橋立) 智美, 進藤 英雄, 清水 孝雄 日本薬理学会年会要旨集 93 (0), 1-P-018-, 2020
<p>Platelet-activating factor (PAF) is a potent phospholipid mediator, which is involved in the pathology of neuropathic pain after peripheral nerve injury (PNI). In PAF receptor- and its …
中西 康大, 田村 優志, 高橋 美穂, 唐木田 一成, 坂本 春生 腸内細菌学雑誌 34 (4), 197-208, 2020
...コミュニケーションをしている.近年細菌は,生体に様々な影響を与えていることが研究されてきている.胃がんのピロリ菌に代表されるように,細菌が全身の「がん」に関与することが研究されるようになってきた.口腔がんにおいても,細菌の関与について研究されてきている.細菌が「がん」に関与する際は,大きく分けて三つの関与方法があると考えられている.一つ目は,「慢性炎症による刺激」である.慢性炎症による持続的な炎症性メディエーター...
平井 理心 移植 55 (Supplement), 323_2-323_2, 2020
...筆者は医療メディエーターの上級認定をうけており、このskillとbihaviorが非常に役に立っている。また、スタッフにも随時声をかけ様子をうかがい、その場でケアを行う。職員間で勃発した紛争も治めなければならない。臓器提供後は、家族のグリーフケアに関わっている。1年以上継続している事例もある。また、平時は医療安全業務に加えて、臓器提供・移植医療の院内体制整備を行っている。...
横田 裕行 移植 55 (Supplement), 235_2-235_2, 2020
...また、厚労科研研究班では脳死患者だけでなく急性期疾患の重症患者とその家族の心理的サポートを行い、時に患者家族の意思決定支援も行うことができる入院時重症患者対応メディエーター(仮称)の重要性を考え、テキスト作成、人材育成を目的としたセミナーも開催している。さらに、脳死下臓器提供した場合の医師に最も大きい負担とされる検証フォーマット作成の修正版を提案した。...
平井 理心, 井上 貴昭, 小山 泰明, 川口 寿彦, 綱川 小百合, 横田 優希, 直川 匡晴, 中西 淑美, 平松 祐司, 山縣 邦弘 移植 55 (Supplement), 327_1-327_1, 2020
...医療メディエーター研修の受講履歴や実臨床経験の有無等、受講生のバックグラウンドが異なる状況下において、4つの共有ポイントについて理解を深めるには、時間配分と内容の精緻化が必要であると考えられた。</p>...
佐々木 聡, 佐藤 滋 移植 55 (Supplement), 320_1-320_1, 2020
...厚生労働省が示す臓器提供施設の連携体制構築事業における入院時重症患者対応メディエーターにMSWの関与の可能性が示唆されていることから、秋田県MSW協会と秋田県院内臓器移植Coとの合同の研修会を開催した。また、臓器提供におけるMSWの関与のあり方のアンケート調査を実施し、問題を抽出することができた。2つ目は脳神経外科・ICUカンファレンスの出席である。...
相澤 有美, 鈴木 司, 齋藤 彰宏, 佐藤 清敏, 小倉 立己, 若山 正隆, 曽我 朋義, 辻井 良政, 本間 和宏, 井上 博文 日本食品保蔵科学会誌 46 (6), 275-280, 2020
...以上より,マクロファージにおいて,トリゴネリンはLPS誘導性炎症性メディエーター群および活性酸素シグナル分子の発現抑制を介し,過剰なNO産生量を減少させることで炎症を抑制していることを明らかにした。</p>...
DOI Web Site Web Site 参考文献14件
坪井 一人, 田井 達也, 山下 量平, 宇山 徹, 岡本 蓉子, 郷 慎司, 渡邉 悦子, ラフマン イッファット アラ ソニア, 芳地 一, 田中 保, 岡本 安雄, 徳村 彰, 松田 純子, 上田 夏生 日本薬理学会年会要旨集 93 (0), 2-O-053-, 2020
<p><i>N</i>-Acylethanolamines (NAEs) constitute a class of lipid mediators and include palmitoylethanolamide, oleoylethanolamide and anandamide, which show anti-inflammatory/analgesic, anorexic and …
太田 英介 ファルマシア 56 (6), 563-563, 2020
ケージド化合物は光照射によって除去可能な保護基(photoremovable protecting group: PRPG)を持つ化合物の総称である.代表的なPRPGの中でも,クマリン誘導体は高いモル吸光係数と分解速度を示し,比較的長波長の光で除去可能である.またクマリン自身が蛍光分子であるため,反応過程を追跡可能な点も魅力的である.保護可能な官能基も幅広く,アルコール,アミン,チオール,ケトン…
尾田 博美, 田中 里奈, 横山 雄平, 池田 政樹, 徳野 純子, 上田 聡司, 栢分 秀直, 豊 洋次郎, 山田 義人, 大角 明宏, 濱路 政嗣, 中島 大輔, 伊達 洋至 移植 55 (Supplement), 340_1-340_1, 2020
...<p>背景:脂質メディエーターResolvin(Rv),Lipoxin(LX)はALX/FPR2(FPR2)等の受容体を介し作用発現する.本研究では肺の虚血再灌流障害に対するFPR2を介したRvD1とLXA4の有効性を検討した.方法:Lewisラットの肺門をクランプし90分温虚血とし,その後180分再灌流を行うクランプモデルを使用.介入にはvehicle(V群)・RvD1(R群)・LXA4(L群)を...
堀上 大貴, 小林 幸司, 村田 幸久 日本薬理学雑誌 155 (6), 395-400, 2020
...<p>血管は正常時,高分子を透過させずに酸素や栄養素などの低分子のみを透過させる.しかし,組織で炎症が惹起されると血管の透過性は亢進し,血漿中の高分子や水分が血管外に漏出する.これが免疫細胞の浸潤や炎症性メディエーターの産生の引き金となって炎症をさらに進行させる.血管透過性の亢進は,炎症を背景にもつ疾患の進行に深く関わるが,その制御機構については未だ不明な点が多い.血管透過性の制御に関与する細胞として...
DOI Web Site Web Site ほか2件 参考文献43件
出山 諭司 日本薬理学雑誌 155 (6), 381-385, 2020
...我々は,mTORC1活性化作用を有する化合物のなかから抗うつ作用を示す化合物の探索を行い,ドコサヘキサエン酸やエイコサペンタエン酸の活性代謝物であるレゾルビン類(RvD1,RvD2,RvE1,RvE2,RvE3)が抗うつ作用を示すことを見出した.また,RvD1,RvD2およびRvE1の抗うつ作用にはmTORC1活性化が重要であることを明らかにした.レゾルビン類は生体の恒常性維持に寄与する内因性脂質メディエーター...
DOI Web Site Web Site ほか2件 被引用文献1件 参考文献47件
宮原 信明 日本薬理学雑誌 155 (6), 360-363, 2020
...<p>気管支喘息は気道過敏性の亢進,気道狭窄を特徴とする慢性の気道炎症性疾患であり,その病態形成には極めて多様な因子が関与しており,未だ不明な点が多い.ストレスと喘息の発症や増悪の関連が以前から知られているが,神経ペプチドの一種であるneuropeptide Y(NPY)は,交感神経系を介してストレスに大きく関与しており,また免疫系にも深く関わっており,T細胞やマクロファージなどからのメディエーター...
DOI Web Site Web Site ほか2件 参考文献25件
工藤 留美子, 安武 裕栄, 斎藤 静香, 本橋 美紀, 吉永 好恵, 大村 崇夫, 五十木 孝子, 根本 克幸, 三浦 猛, 菊池 美也子 人間ドック(Ningen Dock) 35 (2), 217-224, 2020
...</p><p><b>結果:</b>有害医療事象9件について,『あなたの相談室』に配置した医療メディエーターが受診者との懸け橋役となり問題解決するとともに,再発防止にむけての活動を行った.また受診者の声から受診適合基準を作成するなど,安心・安全な健診のための対策を行った.『ご意見箱』の集計では,苦情が毎年100件前後ある一方,『あなたの相談室』が設置された翌年以降は要望が減り感謝の声が増えた....
小川 了, 竹山 廣光 外科と代謝・栄養 53 (6), 293-300, 2019-12-15
...作用機序に関してはいまだ十分に解明されていないが, 近年, n‐3系脂肪酸から細胞間生合成経路によって産生されるレゾルビンなどの代謝産物が同定され, 脂質メディエーターとして働き, 炎症の消退に関与していることがわかってきている....
DOI Web Site 参考文献19件
小杉 恵太, 内田 秀和 電気学会論文誌E(センサ・マイクロマシン部門誌) 139 (12), 400-405, 2019-12-01
<p>Enzymes which have potential to detect specific chemical substances are important molecules in drug discovery, food and medical diagnosis. The most powerful method for evaluation of enzyme …
DOI Web Site Web Site 被引用文献2件 参考文献13件
山下 芳久, 塚本 功 日本集中治療医学会雑誌 26 (6), 423-429, 2019-11-01
...<p>救急・集中治療領域における急性血液浄化療法は,単に急性ならびに慢性腎疾患に対する腎補助だけでなく,炎症性サイトカインや捕体をはじめとする各種メディエータを制御する目的で積極的に導入されている。...
DOI Web Site 医中誌 参考文献13件
祖父江 憲治 生体の科学 70 (5), 374-375, 2019-10-15
黒野 祐一 日本気管食道科学会会報 70 (5), 320-325, 2019-10-10
...アレルギー性鼻炎では好酸球は遅発相の鼻閉に関与し,好酸球から放出されるケミカルメディエーターやサイトカインによってもたらされる。好酸球性副鼻腔炎は両側性で粘稠な鼻汁と鼻茸を伴い,篩骨洞優位の病変を認め,内視鏡下鼻内副鼻腔手術後に再発を繰り返し難治性の疾患である。...
DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献12件
香川, 真人, 岡田, 美智男 エンタテインメントコンピューティングシンポジウム2019論文集 2019 121-127, 2019-09-13
...本研究では、こうした観点からメディエータとしての機能を有するロボット〈Column〉を提案、評価している。本発表では、研究用プラットフォーム〈Column〉の概要とそのインタラクションについて紹介する。...
井澤 良太, 時任 静士, 長峯 邦明 応用物理学会学術講演会講演予稿集 2019.2 (0), 2943-2943, 2019-09-04
吉井 明日香, 上田 祐司, 北原 秀治 東京女子医科大学雑誌 89 (Extra1), E110-E117, 2019-07-31
...その中で, 子宮平滑筋収縮が誘引する組織内低酸素環境が子宮特有の再生環境背景として存在し, 非瘢痕性修復を担うメディエーターが産生され, 子宮内膜組織修復を促進させる事象について報告した. これら研究結果を含め, 子宮内膜治癒および再生における微小環境について論じる. </p>...
DOI 機関リポジトリ HANDLE ほか1件
大学共同利用機関法人人間文化研究機構 総合地球環境学研究所報 「地球研ニュース」 = Humanity & Nature Newsletter 77 1-24, 2019-07-31
...巻頭言学際から超学際へ安成哲三対話1 超学際(トランスディシプリナリー)地球環境学の未来を切り拓くために安成哲三 × 近藤康久 × 金本圭一朗小木曽彩菜対話2 エコヘルス × メディエーターことばを現場から育て、世界をともに理解するハイン・マレー × 阿部健一対話3 学際 × フィールドワーク森と海とかつお節食文化の礎を学際的な視点から鎌内宏光 × 王 智弘座談会対話から議論へ、そして学問へ石橋弘之...
DOI 機関リポジトリ
寺内 太朗, ボイクマン カーステン, 吉田 融, 数田 雄二, 直江 吉充 MEDCHEM NEWS 29 (2), 69-74, 2019-05-01
...オレキシンは、睡眠・覚醒状態を制御するキーメディエーターとしての生理的役割が示唆されており、不眠障害などに対する新たな創薬ターゲットとして近年注目されている。...
徳村 彰 生化学 91 (2), 141-141, 2019-04-25
西口, 宏美, 佐藤, 慶康, 辛島, 光彦 東海大学紀要. 情報通信学部 11 (2), 8-14, 2019-03-31
Web Site
上田 夏生 ビタミン 93 (3), 103-114, 2019-03-25
A large number of lipid molecules derived from phospholipids and fatty acids are known to function as endogenous signaling molecules and are collectively referred to as lipid mediators. …
戸田, 香, 堀, 文子, 伊藤, 守弘, 對馬, 明, 谷利, 美希 生命健康科学研究所紀要 15 31-38, 2019-03
type:研究報告
機関リポジトリ
加藤, 綾子, 橋田, 浩一, 中川, 裕志 第81回全国大会講演論文集 2019 (1), 401-402, 2019-02-28
...個人主導のデータ流通を実現するパーソナルデータエコシステムにおいては,取引を仲介したり,データを預かって運用したりする仲介事業者(メディエータ)の存在が想定される.メディエータの概念はまだ十分に整理されているとは言えない.そこで本報告は,メディエータに関して,データ保管の有無,プロファイリングの有無,データ利活用に係る包括同意または個別同意など,いくつかの分類軸で整理する.なお,パーソナルデータを利活用...
長谷川, 絵理子 新潟医学会雑誌 133 (2), 73-82, 2019-02
...Sphingosine 1-phosphate (S1P) は多彩な生理活性をもつ脂質メディエーターで,その受容体であるS1P receptor(S1PR) は広汎な臓器に発現しており, S1P-S1PR シグナルは細胞の生存,増殖,移動,細胞骨格再構築,細胞間接着など多くの細胞機能の制御に関与していることが報告されている.腎糸球体上皮細胞(ポドサイト)は糸球体の構造維持,透過性制御に最も重要な役割...
機関リポジトリ HANDLE Web Site ほか1件
雑賀 あずさ, 國澤 純 Oleoscience 19 (4), 153-160, 2019
...筆者らは最近,EPA代謝産物の1つである17,18-エポキシエイコサテトラエン酸(17,18-EpETE)を抗アレルギー性脂質メディエーターとして同定した。さらにその後の研究から17,18-EpETEはGタンパク質共役受容体(GPR)であるGPR40に作用し,好中球の遊走を抑制することで抗炎症性の脂質メディエーターとしても機能することも明らかにしている。...
DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献22件
髙石 雅樹, 田村 雄志, 山室 愛子, 花田 彩香, 佐川 匠, 武田 利明, 浅野 哲 日本毒性学会学術年会 46.1 (0), P-218-, 2019
...</p><p> 従って、微小管機能阻害薬の血管外漏出による皮膚傷害において、IL-6が炎症進行の上で重要なメディエーターとなる可能性が示唆された。また、微小管機能阻害薬は血管内皮細胞に対して傷害性を示すことが明らかとなり、血管内に投与された微小管機能阻害薬が血管内皮を傷害することにより、微小管機能阻害薬の血管外漏出を誘発して皮膚傷害を引き起こすことが示唆された。</p>...
高 臨風, 煙山 紀子, 斎藤 奈津美, 渡邊 聖栄子, 龍 完次朗, 宇野 絹子, 張 舜恵, 小川 秀治, 美谷島 克宏, 中江 大 日本毒性学会学術年会 46.1 (0), P-83S-, 2019
...</p><p>【結果】HepG2細胞において、SREBP-1ノックダウンは、小胞体ストレスメディエータであるCHOPの発現を減弱し、小胞体ストレス誘導後に行ったRNA-Seq.でIL-21Rの発現減弱を抽出した。IL-21Rは、小胞体ストレス時に誘導され、SREBP-1ノックダウンにおいて誘導が抑えられた。...
白井 真人 日本毒性学会学術年会 46.1 (0), SY2-, 2019
...また、p38 MAPKは炎症を制御することが知られているが、metabolomics解析の結果、HFDマウスの肝臓はNDマウスと比較して増加する炎症性脂質メディエーターの数が少なく、炎症誘発の程度が弱いことが示唆された。さらに、TA投与後のp-p38 MAPKの減少が遅いNDマウスにp38 MAPK阻害剤をTAと併用投与するとTA誘発肝細胞壊死が減弱した。...
木梨 達雄 日本血栓止血学会誌 30 (4), 586-595, 2019
...タンパク質,細胞膜タンパク質などに結合し,リンパ球ホーミングや炎症過程における血管内皮接着,細胞遊走,異物の貪食,抗原提示細胞との接着など,自然免疫および獲得免疫において重要な働きをしている.白血球インテグリンの特徴として刺激依存的に親和性変化や細胞表面上での凝集が起こり,接着性が亢進することがあげられる.この仕組みによって循環している白血球が非特異的に接着することを防ぎ,ケモカイン,サイトカイン,脂質メディエーター...
DOI Web Site 参考文献56件
岡田 尚志郎 自律神経 56 (4), 248-251, 2019
...両方の制御中枢であり,ストレッサーに起因する情報入力を受けて統合したのち末梢へ出力する,ストレス反応調節の要となる部位でもある.我々はこれまで,ラット脳内に種々のストレス関連ペプチドを投与した実験系から,交感神経-副腎髄質系賦活の脳内調節メカニズムを解析してきた.その結果,投与したペプチドによって血中ノルアドレナリンおよびアドレナリン増加反応が異なることを見出し,これらの交感神経反応に関与する脳内メディエーター...
内田 周作 日本生物学的精神医学会誌 30 (1), 23-27, 2019
...カルシウムイオンは,真核生物細胞におけるシグナルメディエーターとして広範な細胞機能の調節にかかわっている。脳神経系におけるカルシウムシグナルの役割としては,神経伝達物質の放出,神経細胞の分化・成熟,神経可塑性,神経細胞死などが知られている。...
長田 夕佳 ファルマシア 55 (8), 793-793, 2019
...マスト細胞はこれまでに神経細胞,間葉系細胞,免疫細胞をはじめとする様々な細胞との相互作用が明らかになっている.マスト細胞はアレルゲンの侵入に対して炎症性メディエーターを放出し,局所炎症反応を引き起こすとともに他の細胞群と協調してアレルギー免疫応答を調節している.これまでマスト細胞の炎症性メディエーターによる即時型局所炎症反応や獲得免疫応答の賦活化が示唆されてきた.しかし,マスト細胞の顆粒(mast...
太田 大樹, 松原 崇紀, 堀田 晴美, 水村 和枝, 田口 徹 理学療法学Supplement 46S1 (0), I-153_2-I-153_2, 2019
...さらに、MIAと考えられた一部の線維に対して炎症メディエータの混合物(炎症スープ)を筋注し、新たに機械感受性を獲得するか調べた。また、腓腹筋支配神経のうち交感神経の割合や軸索伝導特性を調べるため、腰部交感神経幹を遠心性に電気刺激し、腓腹筋神経束からADCCVを記録した。</p><p>【結果】同定した腓腹筋C線維(187例)のうち、機械非感受性線維は143例(約76%)であった。...
竹本 浩太, 竹野 幸夫, 大谷 厚子, 高原 大輔, 西田 学, 石野 岳志 耳鼻咽喉科免疫アレルギー 37 (4), 233-239, 2019
...<p>一酸化窒素(NO)は気道防御における恒常性の維持と同時に,炎症性メディエーターとしても機能している。ヒト鼻副鼻腔は生理的に重要なNO産生の場であると同時に,呼気中NO(FeNO)濃度の変化が副鼻腔炎における病態診断や治療効果判定に役立つ可能性を有している。また好酸球性気道炎症のバイオマーカーとしても近年注目を集めている。...
DOI Web Site 医中誌 参考文献34件
白崎 英明 口腔・咽頭科 32 (2), 97-101, 2019
...となった.PAFは好酸球から大量に遊離され,PAFは最も強力な好酸球遊走作用のある脂質メディエーターであるため,本剤を用いることにより各種の好酸球性炎症が改善される可能性が充分期待される....
多久和 陽 Oleoscience 18 (7), 333-340, 2019
...<p>細胞膜に豊富に存在するスフィンゴ脂質に由来する脂質メディエータースフィンゴシン-1-リン酸(S1P)は,5種のS1P特異的Gタンパク質共役型受容体を活性化して,多彩なシグナル経路に共役する。標的細胞におけるしばしば複数のS1P受容体の発現とあいまって,S1Pによる複雑な細胞機能の制御を可能にしている。...
DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献20件
浅野 浩一郎 アレルギー 68 (1), 8-14, 2019
DOI Web Site PubMed ほか1件
福山 朋季, 鈴木 もも香, 小形 佑理, 蔵田 圭吾 日本毒性学会学術年会 46.1 (0), P-143-, 2019
...IL-8は感染や炎症における重要なメディエーターであり、TNFαはアレルギー反応や慢性炎症などに直接的に関連する炎症性サイトカインである。IL-1βは皮膚に好酸球を誘導することが知られている。本研究結果より、無機ヒ素の曝露が好酸球、樹状細胞および角化細胞のサイトカイン産生に直接影響を及ぼす事が証明された。現在、in vitroの結果を検証すべく、マウスモデルを用いた検討を実施中である。</p>...
竹澤 香織, 植田 郁子, 山﨑 文和, 神戸 直智, 下村 裕, 岡本 祐之 皮膚の科学 18 (5), 283-288, 2019
...関連する遺伝子や脂質メディエーターの解析が進み,今後明らかになることが期待される。 (皮膚の科学,<i><b>18 : 283</b></i>-<i><b>288, 2019</b></i>)</p>...
土田 琢磨 日本薬理学雑誌 154 (4), 203-209, 2019
...非常に動的なプロセスである.肝星細胞の活性化は,静止型のビタミンA貯蔵細胞が増殖性で線維化促進性のmyofibroblastに形質転換することであり,非臨床の肝線維化の病態モデル及び臨床的にも,肝線維化の進展の中心的な役割を有することが概念として確立している.しかしながら,オートファジー,コレステロール代謝,ヘッジホッグ経路,マクロファージからのシグナルなど,肝星細胞の活性化を制御する新たな経路やメディエーター...
DOI Web Site Web Site ほか2件 参考文献59件
鈴木 恵子, 長岡 正博, 五十嵐 薫, 篠田 壽 日本薬理学雑誌 153 (1), 4-10, 2019
...をもつかどうかで,窒素含有BPs(nitrogen-containing BPs:NBPs)と,窒素非含有BPs(non-NBPs)に大別される.筆者らは,既存のBPsについて構造活性相関を研究する過程で,新規のnon-NBPである[4-(メチルチオ)フェニルチオ]メタンビスホスホネート(MPMBP)が,歯周病原因菌などの菌体成分であるリポ多糖(lipopolysaccharide:LPS)刺激による炎症メディエーター...
DOI Web Site Web Site ほか2件 参考文献12件
中永 裕香, 岡本 誉士典, 青木 明, 植田 康次, 鈴木 智子, 井藤 千裕, 神野 透人 日本毒性学会学術年会 46.1 (0), P-53S-, 2019
...<p>【目的】リゾホスファチジン酸(LPA)は新しい脂質メディエーターであり,乳腺腫瘍形成に関与することが示唆されている.したがって,LPAによる乳がん細胞増殖を抑制する化合物は,新しい乳がん治療・予防薬の候補になり得るものと推察される.本研究では,LPA応答性ヒト乳がん細胞株MDA-MB-231細胞を用いて,ブラジル産プロポリス含有成分が示す増殖抑制効果について検討した....
田中 智大, 常住 真一郎, 岡田 紘幸, 榎 成憲, 片山 誠一, 廣中 直行, 西 勝英 日本薬理学会年会要旨集 92 (0), 1-P-089-, 2019
<p>Cancer immunotherapy opened the new way of cancer therapy and is noticed as the fourth therapy. Consequently, we need a system that can evaluate effectiveness of immune checkpoint …
井上博雅 アレルギー・免疫 26 (1), 7-7, 2018-12-15
平賀 健太郎, 津川 若子, 小嶋 勝博, 早出 広司 化学と生物 56 (12), 781-787, 2018-11-20
...<p>酸化酵素とは酸素分子を電子受容体として基質の酸化反応を触媒する酵素である.酸化酵素を用いる近時の酵素センサーでは酸素の代わりにメディエーターとして人工電子受容体を用いた簡便な計測系が採用されている.しかし,酸素を優先的に電子受容体として用いる酸化酵素本来の性質から,試料中の溶存酸素と電子メディエーターとの間で電子授受が競合し,正確な測定ができない.そこで,酸化酵素を改良することで酸素との反応性...
蔵野 信, 矢冨 裕 生化学 90 (5), 643-650, 2018-10-25
...リゾリン脂質メディエーターの関与がヒト臨床研究から証明されつつある....
石井 聡, 柳田 圭介 生化学 90 (5), 596-608, 2018-10-25
...リゾホスファチジン酸(LPA)は多彩な生理作用を発揮する脂質メディエーターである.LPAの作用は,endothelial differentiation gene(EDG)型受容体ファミリーに属する3種類のGタンパク質共役型受容体LPA1~LPA3によって媒介されると当初は考えられていた.しかし,筆者らによる第四のLPA受容体(LPA4)の発見が契機となって,一次配列相同性の高い2種類のLPA受容体...
可野 邦行 生化学 90 (5), 609-613, 2018-10-25
...リゾホスファチジン酸(LPA)は第二世代の脂質メディエーターとして確固たる地位を築いているが,そのきっかけは特異的受容体の同定であろう.これまでにLPA受容体は6種類のGタンパク質共役型受容体が認識されており,これらはEdg型(LPA1~3),non-Edg型(LPA4~6)に大別される.特にEdg型LPA受容体は,遺伝子改変マウスやモデル生物を用いた解析や,受容体作動薬・拮抗薬といった研究ツールの...
久野 悠, 川原 敦雄 生化学 90 (5), 574-580, 2018-10-25
...ある種の細胞間シグナル分子は,細胞内で生成された後に細胞外へと放出され,標的細胞に発現するシグナル分子特異的受容体に結合することで情報を伝達する.リゾリン脂質メディエーターの一種であるスフィンゴシン1-リン酸(S1P)はまさにそのような分子であり,血管内皮細胞や赤血球内で産生され細胞外へと放出され,さらに,Gタンパク質共役型受容体(GPCR)であるS1P受容体(S1PR1~5)を介して細胞遊走,細胞増殖...
上口 裕之, 平林 義雄 生化学 90 (5), 637-642, 2018-10-25
複雑な神経回路を構築・再編するためには,神経細胞から伸びる軸索を標的へ誘導するためのガイダンス機構の多様性が求められる.遺伝子がコードする限られた数のタンパク質のみでは軸索ガイダンスの多様性を生み出すことは不可能であり,脳脊髄に豊富に存在する脂質の関与が想定されている.筆者らは,発生段階の脊髄の特定部位に限局して未分化グリア細胞が放出する軸索ガイダンス分子リゾホスファチジルグルコシドを同定し,こ…
多久和 陽 生化学 90 (5), 565-573, 2018-10-25
...脂質メディエータースフィンゴシン1-リン酸(S1P)は,5種のS1P特異的Gタンパク質共役型受容体S1P1~S1P5を介して作用する.このうちS1P2は多くの臓器の血管内皮と血管平滑筋,単球・マクロファージやリンパ球などの白血球,一部の臓器の上皮,神経細胞などに発現している.S1P2の主要なシグナル伝達経路はG12/13-Rhoであり,Rhoの下流でRacの抑制およびAkt抑制を引き起こし細胞の遊走...
森島 祐子, 檜澤 伸之 日本内科学会雑誌 107 (10), 2113-2120, 2018-10-10
...<p>喘息における慢性気道炎症の成立には,多くの炎症細胞,気道構成細胞,それらの細胞から遊離されるサイトカイン,ケモカイン,脂質メディエーター等が複雑に関与している.炎症を鎮静化するという視点から,喘息治療の主軸がステロイドであることは言うまでもない.しかし,近年,難治性喘息に対し,ステロイド強化による非特異的抗炎症治療のみならず,IgE(immunoglobulin E)やIL(interleukin...
DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献21件
内田 良一 Drug Delivery System 33 (4), 252-258, 2018-09-25
...これら構造物的な役割に加えて、セラミドとその代謝産物のスフィンゴシン-1-リン酸やセラミド-1-リン酸は生理活性脂質(脂質メディエーター)として、細胞の増殖、分化、細胞死、および自然免疫の調節を介して、生体の機能維持に重要な役割を果たしている。</p>...
DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献33件
西田 淳史, 稲富 理, 安藤 朗 膵臓 33 (4), 715-722, 2018-08-25
...ケモカインにより膵星細胞は活性化され,<i>α</i>-SMA陽性の筋線維芽細胞となる.筋線維芽細胞は,platelet-derived growth factorが筋線維芽細胞の増殖や遊走を,transforming growth factor-<i>β</i>は細胞外基質の産生を強力に刺激し,線維化を進展させる.さらに,筋線維芽細胞は,内因性のサイトカインやケモカインの刺激を受けて,自らも様々な炎症性メディエーター...
DOI Web Site 医中誌 参考文献38件
寺内 太朗, ボイクマン カーステン, 吉田 融 MEDCHEM NEWS 28 (3), 137-142, 2018-08-01
...オレキシンは、睡眠・覚醒状態を制御するキーメディエーターとしての生理的役割が示唆されており、不眠障害などに対する新たな創薬ターゲットとして近年注目されている分子である。筆者らが創製したLemborexantは、ユニークな3置換シクロプロパン骨格を有するOX1R/OX2Rデュアルアンタゴニストであり、不眠障害を対象としたPhase 3試験が現在進行中である。...
篠原 正和, 平田 健一 Heart View 22 (7), 633-638, 2018-07-09
貞広 智仁, 小口 萌 日本外科感染症学会雑誌 15 (3), 221-227, 2018-06-30
...さらに本邦では,いわゆる“吸着膜”を用い,炎症性メディエーターの除去を企図した血液浄化療法が積極的に行われている現状があり,この問題をさらに複雑にしている。血液浄化開始のタイミングを標準化するためには,血液浄化の役割をさらに明確にしていく努力が必要である。</p>...
齋藤 守弘 水素エネルギーシステム 44 (4), 249-255, 2018-05-28
<p>Abstract: Recent research projects for next-generation batteries were overviewed and their prospects and challenges were summarized especially focused on non-aqueous Li-air battery. The new …
東海林 敦, 佐藤 雅俊, 菅原 正雄 分析化学 67 (4), 187-194, 2018-04-05
...に採取する酵素(ビオチン化グルコースオキシダーゼとビオチン化ガラクトースオキシダーゼ)溶液の体積を調節することにより,内壁の2か所に上記酵素の膜をそれぞれ独立に作製することができた.そこで,キャピラリー内でグルコースとガラクトースを同時に計測できるキャピラリー酵素センサーの設計を試みた.グルコースやガラクトースの存在下において,キャピラリー内では西洋わさびペルオキシダーゼとアンプレックスレッドとのメディエーター...
DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献18件
佐々木 徹 medicina 55 (4), 405-407, 2018-04-01
吉岩 あおい, 堤 大輔, 宇都宮 理恵, 堀之内 登, 平山 匡史, 山本 恭子, 大野 繁樹, 阿部 真希子, 土井 恵里, 塩田 星児, 黒田 明子, 石井 稔浩, 加島 尋, 阿部 航, 宮﨑 英士 日本病院総合診療医学会雑誌 14 (2), 140-146, 2018-03-31
...背景と目的:デノスマブは骨吸収に必須のメディエーターである Receptor activating NFκB ligan(RANKL)を特異的に阻害する薬剤である。本研究は,デノスマブによる骨粗鬆症治療において骨密度,骨代謝マーカー,血清カルシウム値の測定と患者QOLの変化を調査し,早期臨床効果について検討した。...
石川 竜也, 張 志偉, 横田 くみ, 當麻 浩司, 荒川 貴博, 三林 浩二 応用物理学会学術講演会講演予稿集 2018.1 (0), 2901-2901, 2018-03-05
持丸貴生, 福永興壱 アレルギー・免疫 25 (3), 382-387, 2018-02-15
本田哲也, 椛島健治 アレルギー・免疫 25 (3), 326-333, 2018-02-15
石塚 全 アレルギー・免疫 25 (3), 372-381, 2018-02-15
太田伸男 アレルギー・免疫 25 (3), 334-339, 2018-02-15
武富芳隆, 村上 誠 アレルギー・免疫 25 (3), 340-349, 2018-02-15
久田剛志 アレルギー・免疫 25 (3), 305-307, 2018-02-15
林 浩昭, 濱田祐斗, 中村祐人, 関谷潔史 アレルギー・免疫 25 (3), 350-360, 2018-02-15
齋藤(青木)悠, 久田剛志 アレルギー・免疫 25 (3), 388-397, 2018-02-15
白石良樹, 浅野浩一郎 アレルギー・免疫 25 (3), 320-325, 2018-02-15
宮原信明 アレルギー・免疫 25 (3), 362-370, 2018-02-15
三井千尋, 谷口正実 アレルギー・免疫 25 (3), 309-318, 2018-02-15
青木 淳賢, 可野 邦行 MEDCHEM NEWS 28 (1), 11-15, 2018-02-01
...近年、リゾリン脂質の分子種を見分ける複数のGPCR型受容体が同定され、生体内でリゾリン脂質は脂質メディエーターとして重要な役割をもつことが判明してきている。リゾリン脂質は単純な構造ゆえ有機化学的な修飾が比較的容易である。リゾリン脂質メディエーターの1つリゾホスファチジン酸の有機化学的修飾によりLPA<sub>3</sub>受容体特異的作動薬T13が開発された。...
福永 興壱 アレルギー 67 (1), 28-30, 2018
岩井 聡美 日本獣医腎泌尿器学会誌 10 (1), 12-22, 2018
...近年、ESA耐性に対する鉄代謝障害の関与が注目されており、ヘプシジンと呼ばれる鉄代謝抑制ホルモンが炎症に伴う貧血の発生に関与する主要なメディエーターであると考えられている。猫の腎性貧血における鉄代謝機構の解明がESA耐性克服の重要なブレークスルーとなりうるため、本稿において詳述したい。...
福田 光成 脳と発達 50 (5), 327-335, 2018
...ヒトの熱性けいれん患者や熱性けいれん重積の既往を持つ内側側頭葉てんかん患者の一部ではIL-1βやHMGB1を過剰に産生してしまう素因があり, これら炎症性メディエーターの過剰産生が病因として関与している可能性が示唆された.</p>...
松田 研史郎, 田中 あかね, 松田 浩珍 Functional Food Research 14 (0), 4-9, 2018
...<br> マスト細胞は,サイトカインやケモカインなどの炎症性メディエーターや硫酸化プロテオグリカンを含む豊富な顆粒を有する造血幹細胞由来血球系細胞の一つで脱顆粒というプロセスを経てケミカルメディエーターを放出し即時型アレルギー反応を誘導する.他方,組織修復や腫瘍化のプロセスにおける血管新生のエフェクター細胞としても注目されている....
植田 弘師, 前田 詩織 日本薬理学雑誌 151 (1), 15-19, 2018
...タンパク質性DAMPs/Alarminsである.ProTαについて特徴的な事実はその放出機構と受容体機構にみられる.前者は飢餓条件下に生ずる細胞内ATP減少による核から細胞質への移行と,それに続くカルシウム結合タンパク質S100A13との複合体形成とSNAREシステムなどを介した非小胞性ProTα分泌機構である.後者はProTαによる自然免疫受容体TLR4活性化とその下流のTRIFを介した抗炎症性メディエーター...
DOI Web Site Web Site ほか2件
西堀 正洋 日本薬理学雑誌 151 (1), 4-8, 2018
...<p>20世紀末にエンドトキシン血症の致死性メディエーターとして同定されたhigh mobility group box-1(HMGB1)は,その後約15年間の研究で種々の炎症性疾患における病態の形成に重要な働きをすることが明らかにされてきた.現在では,組織損傷に応じて細胞外へ放出され,起炎性の作用を発揮するdamage-associated molecular patterns(DAMPs)の代表...
松尾 純 ファルマシア 54 (2), 154-156, 2018
...エピナスチン塩酸塩は、抗ヒスタミン作用とアレルギー反応に関与するケミカルメディエーターの遊離抑制作用を有するアレルギー性疾患治療剤である。エピナスチン塩酸塩の特性として強い苦みと高い水溶性、光による高い分解性がある。...
中村 達朗 アレルギー 67 (1), 31-36, 2018
....著者らはマウスモデルを用いた検討から,マスト細胞が大量に放出する脂質メディエーターの1つであるプロスタグランジンD<sub>2</sub>(PGD<sub>2</sub>)がアナフィラキシーの病態進行に対して抑制性に働く因子であることを見出した.本稿では,アナフィラキシーにおける主要なマスト細胞由来脂質メディエーターの役割を紹介するとともに,アレルギー疾患におけるPGD<sub>2</sub>の役割...
ファルマシア委員会 ファルマシア 54 (10), 933-934, 2018
...,感覚異常のメディエーターとしてのマイクロRNA,我が国におけるがんゲノム医療の推進,スマートウォッチ技術を用いた心房細動の検出...
三浦 香織, 松野 弘明, 岩岡 裕二, 伊東 秀之, 田井 章博 天然有機化合物討論会講演要旨集 60 (0), 475-479-, 2018
...I型アレルギーの発症には肥満細胞の脱顆粒によるケミカルメディエーターの放出が原因とされ、脱顆粒を抑制する物質には抗アレルギー作用が期待される。ビタミンCとして知られるアスコルビン酸は非常に不安定な物質だが、我々が開発した親油性安定型アスコルビン酸誘導体は優れたプロビタミンC剤として機能することを見出している1-4)。...
倉島 洋介 腸内細菌学雑誌 32 (4), 159-166, 2018
...(肥満細胞)は,消化管粘膜や皮膚といった生体の最前線のバリア機構を担う部位に存在している.粘膜面に存在するマスト細胞は,コンドロイチン硫酸やプロテアーゼによって古くから寄生虫や細菌の排除にかかわることが知られており,病原体「排除」に重要な機能を有する.その一方で,食物アレルギーをはじめとしたアレルギー反応の中核として働くことも知られており,アレルギー・炎症疾患においては我々に不利益をもたらす炎症性メディエーター...
谷田 宣文, 秋山 勝彦, 寺原 孝明 日本薬理学雑誌 152 (5), 246-255, 2018
...<p>アレサガ<sub>®</sub>テープは第2世代抗ヒスタミン薬であるエメダスチンフマル酸塩を有効成分とする世界初の経皮吸収型アレルギー性鼻炎治療剤である.エメダスチンフマル酸塩は強力な抗ヒスタミン作用に加えて,ケミカルメディエーター遊離抑制作用,好酸球遊走抑制作用によりアレルギー性鼻炎の症状を改善すると考えられている.ラットヒスタミン誘発血管透過性亢進モデルを用いた薬効評価において,本剤は用量依存的...
DOI Web Site Web Site ほか2件 被引用文献3件 参考文献9件
三上 義礼 日本薬理学雑誌 152 (5), 233-239, 2018
...<p>レドックスシグナル分子の中でも,ガスメディエーター(Gas mediator)は,小分子で生理活性を持ち生体恒常性の維持やシグナル応答において重要な役割を果たしている.硫化水素(H<sub>2</sub>S)は毒ガスとして知られるガス状分子であるが,生体内で産生され脳では海馬長期増強(LTP)促進などの生理機能を有する.さらに,神経細胞を酸化ストレスから保護する作用も知られており,光受容細胞において...
DOI Web Site Web Site ほか2件 参考文献53件
松田 明久, 宮下 正夫, 山田 真吏奈, 松本 智司, 櫻澤 信行, 川野 陽一, 関口 久美子, 松谷 毅, 山田 岳史, 吉田 寛 エンドトキシン・自然免疫研究 21 (0), 12-17, 2018
<p> Various extrinsic and endogenous mediators are produced and released not only in the local injured and infected foci, but in the systemic circulation after surgical stress and sepsis. Recent …
阿部 葉月, 池宗 佐和子, 山本 寛, 狩野 知大, 長邉 亮太, 加藤 尚也, 北條 友基 日本東洋医学系物理療法学会誌 43 (2), 91-96, 2018
...これらのことから、運動前の局所への温灸刺激は運動後の筋力を低下させる可能性があ るものの、局所血流の増加や炎症メディエータを早期より活性させることで、疲労感の軽減につ ながる可能性がある。...
山下 千鶴, 西田 修, 原 嘉孝, 栗山 直英, 中村 智之, 柴田 純平, 幸村 英文, 森山 和広 日本急性血液浄化学会雑誌 8 (2), 113-117, 2017-12-01
...エンドトキシン吸着カラムはメディエータカスケードの上流に位置するエンドトキシンを吸着する他に,内因性カンナビノイドおよび活性化好中球・単球の吸着や,単球の表面抗原の変化,尿細管細胞におけるアポトーシスの抑制など,さまざまな作用機序を持つ。また,PMX-DHPは2時間以降もエンドトキシン吸着能,循環動態および肺酸素化能改善効果が持続することが報告されている。...
小野 裕明, 斎藤 秀敏, 吉野 将, 原 正高, 勝冶 真理恵, 高橋 秀暢, 廣橋 伸之 日本急性血液浄化学会雑誌 8 (1), 84-87, 2017-06-01
...HPSに対するステロイドパルス療法施行中に敗血症性ショックとなったため,サイトカインなどのメディエーター除去目的にPMMA-CHDFと,エンドトキシンなどの他のメディエーターの除去・制御目的にPMX-DHPを直列回路で施行したところ,開始時,24時間後,48時間後の収縮期血圧(mmHg)は75,110,130と上昇し,CAIは11.6,6.1,3.9と減少,時間尿量(mL/h)は70,98,120と...
吉村 理津子 医療・生命と倫理・社会 14 10-19, 2017-03-30
DOI HANDLE Web Site ほか1件
山本屋肇 アレルギー・免疫 24 (2), 66-79, 2017-01-15
大久保公裕 アレルギー・免疫 24 (2), 9-12, 2017-01-15
後藤穣 アレルギー・免疫 24 (2), 22-28, 2017-01-15
太田伸男 アレルギー・免疫 24 (2), 30-35, 2017-01-15
岩永賢司, 東田有智 アレルギー・免疫 24 (2), 36-40, 2017-01-15