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検索結果 4,900 件

  • 精神科医療における権利擁護に関する課題

    江本 純子 社会政策 16 (1), 88-98, 2024-05-30

    <p> 精神疾患は、厚生労働省の指定する5大疾病の一つであり、医療計画の中で地域医療の対象として指定されている。だが、精神科病院の入院制度や実態に関する情報は、一般には十分知られていない。</p><p> 日本の精神科病院は、他の医療と比較すると、独自のシステムをとっている。医療専門職の人員配置基準は、精神科特例により、一般病床を比べて専門職比率を低く設定されている。また患者本人の医療保護を理由に…

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  • 高校生版学級担任との日常会話尺度の開発

    井村 亘, 難波 知子, 石田 実知子 日本公衆衛生雑誌 71 (5), 266-274, 2024-05-15

    ...本尺度を活用し,担任との日常会話頻度が高校生の心理・行動に与える影響を検討することにより,担任による高校生のメンタルヘルス不調に対する一次予防策に資する知見を得ることが可能になると考える。本尺度は,今後の公衆衛生における学校保健活動に寄与しうるものであると思料する。</p>...

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  • 高年齢介護助手雇用による介護職員の業務促進・阻害要素の変化と情緒的消耗感との関連

    高瀬 麻以, 杉浦 圭子, 相良 友哉, 中本 五鈴, 馬 盼盼, 六藤 陽子, 東 憲太郎, 藤原 佳典, 村山 洋史 日本公衆衛生雑誌 71 (5), 275-282, 2024-05-15

    ...<p><b>目的</b> 介護施設で働く介護職員のメンタルヘルスが日本で課題となっている。高年齢介護助手の導入は,介護職員の業務を高年齢介護助手が一部担うことにより介護職員の負担を軽減させることを狙う。一方で,高年齢介護助手が介護職員の業務促進・阻害要素をどのように変化させ,介護職員の情緒的消耗感と如何に関連するかは明示されていない。...

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  • 国内外のCOVID-19パンデミックにおける職場環境改善への 取り組みに関する研究の動向

    髙原, 有貴, 宮林, 郁子, 佐藤, 佳子, 嶋﨑, 昌子, 日下, 和代 清泉女学院大学看護学研究紀要 4 (1), 25-41, 2024-03-31

    ...本研究ではCOVID-19パンデミックにおける医療従事者の職場環境の改善に関する取り組みを対象文献(国内文献6編・国外文献17編)から抽出することを目的とした.職場環境改善への取り組みを知識・情報・技術提供・物品支援,コミュニケーション・メンタルヘルス対策,管理・リーダーシップの3つに分類した.結果,COVID-19により国内外の医療従事者のメンタルヘルスリスクが増加し,国内文献ではメンタルヘルスの...

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  • 脳性麻痺を呈する子どもの抑うつ傾向の調査―多施設共同研究

    浅野 大喜, 武田 真樹, 阿部 広和, 儀間 裕貴, 信迫 悟志 小児理学療法学 2 (Supplement_1), 125-125, 2024-03-31

    ...<p>【はじめに、目的】</p> <p> 脳性麻痺 (以下,CP)を呈する子どもは,運動障害に加えて行動やメンタルヘルスの問題を示す.過去の我々の予備研究において,CPでは抑うつ傾向が高く,なかでも日々の活動や楽しみの低下が要因であることが示されている(Asano et al., 2020).また最近の研究 (Cribb et al., 2023)では,スポーツへの参加や身体活動の頻度がCP...

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  • リハビリテーション専門職のためのリワークプログラムの取り組み

    秋元 健太郎, 佐藤 義文 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 429-429, 2024-03-31

    ...そのため、厚生労働省によるメンタルヘルス対策を参考に、不調予防対策として相談窓口の活用、休職に伴う法律整理や休業補償の提示、復帰に伴う業務強度の提示と、フレックスタイムの導入など職員、管理者が理解しやすいように整備した。...

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  • リハビリテーション専門職のストレス対処力と職務特性の影響について

    宮城 春秀, 内田 かおり, 橋本 篤, 山田 真嗣, 宮原 英詞, 下川 龍平, 樋口 悟 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 58-58, 2024-03-31

    ...SOCはセルフケアとして重要であり、新卒看護師のメンタルヘルス対策として組織風土を高めることがSOCを向上させる、また作業療法士を対象とした調査でもSOCは良好な職場風土から形成されると報告がある。このようにSOCは職場の影響もあるが、職業自体がSOCを向上させる役割を果たすともあり、そこで仕事の内容の特性がモチベーションに影響すると考えられている職務特性に着目した。...

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  • 公認心理師と産業カウンセラーの歴史

    安齊 順子, 宮田 はる子, 金築 智美, 末武 康弘 イノベーション・マネジメント 21 (0), 179-191, 2024-03-31

    ...時代の変化にともないストレスが増す産業領域の背景や課題を理解し、文献調査により産業・労働分野におけるメンタルヘルス支援、心理学的視点で関わってきた人物や活動の歴史を概観した。この分野で長く活躍している心理士へのインタビューも参考に、この領域で活動する公認心理師の今後の展望を考察した。</p>...

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  • 新型コロナウイルス感染症による行動制限が施設高齢者の生活に与えた影響

    工藤 美奈子, 佐々木 みづほ, 佐伯 恭子, 河野 舞, 室井 大佑, 成田 悠哉, 龍野 一郎 千葉県立保健医療大学紀要 15 (1), 1_59-1_59, 2024-03-31

    ...<p>(緒言)</p><p> 新型コロナウィルス感染症(COVID-19)や感染症対策に伴う行動制限は,高齢者の地域におけるコミュニケーションと社会活動を制限し,その結果として日常生活動作(ADL),認知機能,うつ病の発症を含めたメンタルヘルスを悪化させていることが危惧されている.千葉県民の健康づくり推進の一助となるべく「COVID-19が及ぼした地域高齢者の健康への影響」についての調査を実施したので...

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  • 福島第一原子力発電所事故後の高齢者における被災自治体への帰還と心身機能の関連

    森山 信彰, 伊東 尚美, 古山 綾子, 佐藤 美佳, 坪倉 正治 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 140-140, 2024-03-31

    ...また、これまで報告されている長期避難に伴うメンタルヘルスへの悪影響と同様の結果が本研究でも示された。本研究の結果を受けて、運動を取り入れたサロンなどの交流の機会や家庭菜園の場を設けるなどして、避難高齢者の運動機能とメンタルヘルスの悪化を防ぐことが有益であると考えられる。対象者の心身機能の評価や向上のための個別性のある介入の実施など、理学療法士が地域において期待される役割は大きい。...

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  • 自宅系高齢者施設職員の心身状況の経時的変化について

    明日 徹, 市野 敏亮, 今泉 裕希, 中原 潤, 中江 誠 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 398-398, 2024-03-31

    ...結果より、自宅系高齢者施設で勤務する職員に対して、理学療法士が積極的に関わり職員の身体への負担軽減への対策、運動指導を主体とした筋骨格系障害予防ならびにメンタルヘルス対策への取組を行うことが重要であると思われた。 </p><p>【倫理的配慮】</p><p>本研究はヘルシンキ宣言に則り実施され、研究協力者には研究の目的や方法について十分に説明を行い、書面にて同意を得た。...

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  • PICS予防のリハビリテーション:呼吸不全とフレイル

    花田 匡利, 名倉 弘樹, 及川 真人, 竹内 里奈, 神津 玲 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 70-70, 2024-03-31

    ...<p>集中治療の進歩により重症呼吸不全患者の救命率が向上する一方,当該患者は退院後も長期に渡って身体および認知機能,メンタルヘルスに障害をきたすことが明らかとなった.これを集中治療後症候群 (PICS)と言い,対象者の社会復帰に向けた,その予防と対策は大きな課題となっている....

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  • メンタルヘルス不調による病休を生きる体験

    野田 実希, 辻本 浩, 阪上 優 キャリア・カウンセリング研究 25 (2), 66-77, 2024-03-31

    職場のストレスによって精神疾患を患い,長期の病気休業を経験した職業人の在りようは様々であり,心 理的支援を行う上では,病休を個別の体験として理解する視点が不可欠である。本研究では,休職から職 場復帰ならびに回復プロセスの背後にある職業人の体験の具体的様相と本質を探索することを目的として, 精神疾患を患った長期病休経験者5 名を対象に半構造化面接による個別調査を行い,収集したデータに対し …

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  • 治療と仕事の両立支援 ~理学療法士の参画~

    久原 聡志, 伊藤 英明, 永田 昌子, 佐伯 覚 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 127-127, 2024-03-31

    ...に与える影響を調べた我々の研究では,就業配慮が不十分であった場合に復職後のメンタルヘルスの増悪を認めた.疾患をもった労働者においても,復職時のFitness for Work の合理的配慮の中に理学療法士が関与することは,安全で健康的な復職と就労継続に繋がり,事業所の生産性を維持するための有効な手法の1つとなる可能性がある.現在,就労上の措置等に関する意見等の就労と療養の両立に必要な情報を提供した場合...

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  • メンタルヘルス自己管理がメンタルヘルス風土や労働職場ストレスに及ぼす影響

    内田 かおり, 宮城 春秀, 橋本 篤, 山田 真嗣, 椛島 祥子, 下川 龍平, 樋口 悟 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 61-61, 2024-03-31

    ...メンタルヘルス風土を労働ストレスとは相関(-0.25)であった。またメンタルヘルス自己管理は、年齢(0.18)と経験年数(0.20)、メンタルヘルス風土の下位尺度であるメンタルヘルス理解 (0.379)とメンタルヘルス風土(0.29)と相関があった。...

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  • 若手教員のメンタルヘルスの実態と研究動向

    森, 慶輔, 宮下, 敏恵, 奥村, 太一, 北島, 正人, 増井, 晃, 西村, 昭徳 足利大学研究集録 (59) 14-20, 2024-03-29

    The purpose of this study is to clarify the current state of mental health among young teachers working in Japanese public schools, and to identify issues for future research through a review of …

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  • 身体合併症看護における精神科看護師の困難感に関する文献検討

    三浦 広美, 木村 緑 八戸学院大学紀要 (68) 109-117, 2024-03-29

    ...身体疾患の治療・ケアに対応することの困難さ】【看護師の看護実践能力の不足】【身体合併症ケア場面での臨床判断における困難】【困難性を抱く身体合併症患者との関わり】【病院体制の未整備】の5カテゴリーが抽出された.困難感を軽減させる支援として,「身体合併症ケアの技術習得及び継続教育できる教育システムの構築」「身体合併症ケアを実践するための設備面の充足」「医療チームでの情報共有やカンファレンスの充実」「看護師のメンタルヘルス...

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  • 自己免疫性水疱症患者のQuality of Life に影響を及ぼす要因の検討:文献レビュー

    種村 智香, 布谷 麻耶, 師岡 友紀, 川端 京子, 橋本 隆 武庫川女子大学看護学ジャーナル 9 14-27, 2024-03-24

    ...QOL に影響を及ぼす要因には、年齢・性別・併存疾患などの患者背景、病型、病変の部位・範囲、疾患の重症度・活動性、罹病期間、疾患経過、疼痛・そう痒感などの身体症状、治療状況、メンタルヘルス、仕事などがあった。これらの要因を支援方略の介入変数として捉え、要因の背景にある個々の患者の状況や、要因同士の関連性を踏まえてアセスメントすることで、患者のQOL を向上・維持する支援に繋がると考える。...

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  • 海外の大学キャンパスにおけるセラピードッグ導入の現状 ─ これからの可能性 ─

    卜部, 洋子 札幌学院大学総合研究所紀要 11 75-82, 2024-03-20

    セラピードッグという言葉はすでにわが国に定着した感があり,近年では,いくつかの団体が,大学キャンパスへ訓練済みのペットを伴って訪れ,学生や教職員に動物とのふれあいを提供する機会が見られるようになった.本学も2017年からセラピードッグとのふれ合い企画を定期的に行っている.しかしながら,日本と比べて,海外の大学キャンパスではセラピードッグを積極的に活用していることが多く,学生のストレス軽減を狙って…

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  • 教員のメンタルヘルス対策に関する一考察

    嘉村 直樹, 松尾 敏実, 平田 淳 佐賀大学大学院学校教育学研究科紀要 8 159-170, 2024-03-10

    ...次に,「メンタルヘルス対策」として,「未然予防」「早期発見・早期治療」「療養」「職場復帰に向けて」「復帰後のケア」という各局面に応じて,国・地方自治体・学校現場それぞれが講じている取組について整理する。最後に,メンタルヘルス対策に係る今後の課題について考察する。...

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  • 学校教育時代における強い精神的葛藤の経験とレジリエンスの支援に関する予備的調査

    中村, 亜紀, 岩佐, 美香, 福井, 昌則 京都女子大学教職支援センター研究紀要 006 153-159, 2024-03-08

    学校において課題となる「心の健康問題」とは子どもの問題行動の原因となる心理・社会・医学的病理をさすのに対し、保健室来室理由として多い「心の問題」はその時々で子どもが自覚する、または自覚しない心理的負荷のありようとして区別されると考える。しかし、これらは関連するものの、時に不明確な区別のまま使用されているように思われる。我々は学齢期の子どもにおける「心の問題」とその克服にむけた支援の在り方を検討す…

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  • 次社会における精神保健とコミュニティ・コモンズの生成

    緒方, 由紀 社会福祉学部論集 20 131-152, 2024-03-01

    ...他方,その時代と社会情勢を映す形でメンタルヘルスの問題は次々と浮かび上がり,人々の生活,生活の場であるコミュニティなどの社会関係もそれら影響を受ける。地域サイドでは,これまで以上にさまざまな地域課題に直面し,独自の対応を模索することや固有の地域づくりが求められることになる。...

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  • Gifted者のキャリア決定に関する研究の動向

    熊谷 歩南, 小倉 正義 鳴門教育大学学校教育実践研究 1 175-181, 2024-03

    ...成人以降のGifted 者のメンタルヘルスには,学齢期の学校適応と同様に職場への適応が大きな影響を与えており,キャリア決定は今後の人生を考える分岐点になっていると考えられる。青年期のGifted者にとって,キャリア決定はアイデンティティの確立に関する重要な発達課題であり,Gifted 者へのキャリア支援を考えるにあたりGifted 者独特のキャリア決定に関する研究が必要とされる。...

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  • 本学学生のメンタルヘルスケア : メンタルヘルスチェック体制の構築に向けて

    近江 翼, 落合 洋士 埼玉大学紀要. 教養学部 59 (2), 17-32, 2024-03

    ...本論では、まずわが国における大学生メンタルヘルスの近況とメンタルヘルスチェックの実施状況を紹介し、次に埼玉大学保健センターでの自験例を交えながら、本学学生のメンタルヘルスの現状と、大学生メンタルヘルス対策を推し進めていくための諸課題を明らかにした。さらに、これからの大学に望まれる大学生メンタルヘルスチェック体制の構築に向けて若干の考察を加えた。...

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  • 小規模事業場にICTメンタルヘルスツールを普及させるための実装戦略

    今井 鉄平, 佐々木 那津, 森本 英樹, 堤 明純 労働安全衛生研究 17 (1), 27-33, 2024-02-29

    ...<p>労働者50人未満の小規模事業場では,メンタルヘルス対策が十分に浸透していないことが課題の1つとなっている.職場のメンタルヘルス対策として一定の科学的根拠が確認され, 推奨されている職場における組織的な介入をサポートする自己学習型のInformation and Communication Technology(ICT)メンタルヘルスツールを小規模企業に普及させることで,対策の具体的イメージを持...

    DOI Web Site 参考文献8件

  • 特別支援学校高等部に在籍する知的障害のある生徒のメンタルヘルス

    中西 陽, 吉田 帆乃, 矢野 彩都美, 松原 耕平, 岸田 広平, 石川 信一 同志社教師教育研究 (1) 18-24, 2024-02-25

    ...その結果,一般高校生と同等の結果が示されたことから,知的障害生徒の自己報告もメンタルヘルスのアセスメントにおける指標として十分に利用できる可能性があることが明らかになった。今後の課題として,知的障害生徒のさらなるデータの集積やメンタルヘルスの関連要因の検討があげられた。...

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  • 産業保健における若年労働者の適応支援について

    佐倉 健史, 松井 知子 産業精神保健 32 (1), 120-122, 2024-02-20

    <p>コロナ禍により,職場のコミュニケーションの在り方が様変わりした.本シンポジウムでは,テレワーク時代において若年労働者がスムースに組織に適応するにあたっての課題を踏まえ,産業保健としてどのような支援が可能なのか,有用なアプローチを示した.外部EAPからはオンラインでのカウンセリングや研修等により本人の孤独感・不安感を軽減したり上司やメンターがサポートしやすいよう支援したりすることで若年労働者…

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  • 外部EAP機関の心理職が提案する産業精神保健の未来

    山田 博貴 産業精神保健 32 (1), 101-104, 2024-02-20

    ...である組織・会社のAgilityとSustainabilityの維持・向上につながると考える.産業精神保健における心理職は,心理学の専門的知識や技術を用いて心身ともに健康で働くことを支援し,個人と組織・会社の心理面をつなげる役割である.個人のSustainabilityを支える支援をしていき,個人が資源を有効活用して,私生活と仕事を両立しながらいきいきと働くことができること,両立の視点を持ちながらメンタルヘルス...

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  • 産業精神保健の現状と展望

    渡辺 洋一郎 産業精神保健 32 (1), 51-59, 2024-02-20

    ...職場の在り方として,日本的文化と欧米的文化の適切なバランス,融合が重要であり,そのためには,企業,労働者,精神科主治医,そして産業保健スタッフそれぞれの立場において様々な課題がある.産業保健スタッフには人間関係を含む職場環境改善,多様な労働者を活かすための支援が求められる.このような理念を進めていくためのキーワードは「一人ひとりを活かす」ことであり,一人ひとりを活かすための支援が今後求められる職場メンタルヘルス...

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  • 日本産業精神保健学会,多文化間精神医学会共同シンポジウム 海外派遣の標準化をめざして

    鈴木 満, 大西 守, 山澤 文裕, 岩崎 明夫 産業精神保健 32 (1), 113-116, 2024-02-20

    ...<p>激動する海外情勢の中,海外派遣労働者の勤務生活ストレス要因が多様化しており,パンデミックに伴うオンラインワークの普及により海外勤務のスタイルも変化している.一部の大規模事業場を対象にした調査では,メンタルヘルスケアを含む海外派遣体制は事業場により大きく異なることが判明した.このことから約8万社の海外進出日系企業の多数を占める中小規模事業場の海外派遣体制は整備途上にあることが想定され,安全配慮義務履行...

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  • 災害発生時における産業精神保健上の課題と対策

    立石 清一郎 産業精神保健 32 (1), 34-38, 2024-02-20

    ...<p>災害時に労働者は危機体験に直面することにより様々な生理的・心理的反応が発生する.災害特有の産業精神保健上のリスクとして,心的外傷後ストレス障害やうつなどが知られているがその発症率は報告によりさまざまである.災害後のメンタルヘルス上の課題は,家屋被災,ご遺体を見る,住民クレームの対応,長時間労働などで増強される.災害時に専門職として必要なコンピテンシーは組織調整力,実践力,産業保健職としての一貫性...

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  • 日本の産業精神保健の歩みと未来

    黒木 宣夫, 荒井 稔 産業精神保健 32 (1), 7-12, 2024-02-20

    ...<p>本学会の設立目的は,職場におけるメンタルヘルスに関係した多職種スタッフやメンタルヘルスの専門家・研究者が一致協力して働く者のメンタルヘルスの保持増進を図ることを目的として1995年11月に加藤正明先生を理事長として設立された.島悟事務局長が設立趣旨の原案を作られましたが,多職種からなる企業内外のメンタルヘルス担当者間の有機的連携を図りながら,勤労者のメンタルヘルスの底上げを図ることが設立趣旨であった...

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  • 産業分野に関わる精神科医の現状と今後

    後藤 剛 産業精神保健 32 (1), 95-98, 2024-02-20

    ...<p>私は精神科単科病院で救急医療に取り組んでいたが,医療リワークプログラムを院内で立ち上げ,現在は職場のメンタルヘルス体制構築と実践に取り組んでいる.自身の働き方の変遷において,先達との出会いと学びから大きな影響を受けた.医療リワークでは,利用対象者の範囲がメランコリー親和型うつ病から双極性障害,発達障害等に拡大している.精神医療の高度化や多様化,オーダーメイド化の流れはあるものの,対面実施や集団内...

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  • 在り方検討委員会から

    小山 文彦, 神山 昭男 産業精神保健 32 (1), 30-33, 2024-02-20

    ...<p>「学会在り方検討委員会」は,今後の学会運営等について,学会員の意見をアンケート調査により回収し,分析結果を取りまとめ,報告した.アンケート調査は,2023年1月から2月上旬に全学会員を対象に,無記名,インターネット経由で行われ,有効送信数は1,323通,回答数は490通,回答率は37.1%であった.会員の多くは,より魅力的な学会へ向けて,若い世代の活躍,メンタルヘルス対策の実務に役立つ情報共有...

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  • 自殺総合対策改定にみる産業精神保健の重要性

    張 賢徳 産業精神保健 32 (1), 47-50, 2024-02-20

    ...,精神保健の視点が後景に配された.2007年の大綱の重点課題には産業精神保健は取り上げられていない.その後,5年ごとの大綱改定の際に,日本精神神経学会が中心になって精神保健の視点を組み入れるよう提言を行ってきた.産業精神保健は2017年の改定時から重点課題に取り上げられている.自殺予防にとって,産業精神保健は重要である.産業医を始め,産業精神保健に携わる人はストレスチェック結果の活用を含め,職場のメンタルヘルス...

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  • メンタルヘルスと職場環境改善

    吉川 徹 産業精神保健 32 (1), 1-6, 2024-02-20

    ...<p>労働安全衛生は労働者の人権の一つである.働く人の心の健康(メンタルヘルス)は,安全で健康的な労働条件で働く権利を支えるために欠かせない.職場のメンタルヘルス対策のためには個人と組織へのアプローチが共に重要で,その一つに職場環境改善がある....

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  • 法人設立時理事からの提言

    島津 明人 産業精神保健 32 (1), 23-26, 2024-02-20

    ...</p><p>第1は,こころのポジティブな側面への注目である.これまでの職場のメンタルヘルス対策は,メンタルヘルス不調に関する第1次~第3次予防を中心に展開されてきた.現在進行している働き方改革,健康経営,人的資本の開示などの動きを踏まえ,一人ひとりの強み,成長も視野に入れた活動を展開する必要がある....

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  • COVID-19流行による急速な環境変化から見えたヒトとのつながり,あたたかさ,デジタルとの関係

    今関 あやね 産業精神保健 32 (1), 105-108, 2024-02-20

    ...も再認識できた.デジタル技術の進化により,オンラインでの相談窓口やカウンセリングも増え,自宅から気軽に相談ができる機会が広がり,早期のサポートが得られる可能性もある.技術進展による効率化や相談窓口の拡大にもつながったが,最新技術への依存の問題点や,忘れてはならない人との温かさの必要性も示された.ヒトとテクノロジーのバランスを保ちながら,アジリティとサステナビリティを実現することが労働環境や働く人のメンタルヘルス...

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  • ワールドカフェ企画実践報告

    田島 佐登史, 中嶋 義文, 吉田 麻美, 近藤 智, 湯沢 由美, 太田 由紀, 林 幹浩, 松浦 健伸, 後藤 剛 産業精神保健 32 (1), 154-159, 2024-02-20

    <p>第30回日本産業精神保健学会において,Agilityの要求される参加型学習の機会としてワールドカフェを企画・開催した.当学会の各委員会・部会等が用意した個別対応事例または組織取組事例に関して,参加者が席を移動しながら20分 × 4ラウンド(第4ラウンドはまとめ)で討議する形にて実施し,午前の部は33人,午後の部は50人,延べ計83人が参加した.終了時アンケート(回答数延べ43件,回答率51…

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  • 芸能従事者のメンタルヘルス

    湯淺 晶子, 森崎 めぐみ, 岩城 保, 深田 晃司 産業精神保健 32 (1), 139-142, 2024-02-20

    ...<p>ここ数年,芸能従事者の多くがフリーランスであるが故の社会保障の脆弱性,安全とメンタルヘルスの危機が社会にも認識されるようになってきた.芸能従事者は,複雑な産業構造,フリーランスなどから生じる様々な要因にさらされ,過重労働,睡眠不足,自殺,ハラスメント,事故などの健康問題が発生している.芸能従事者の職業特性を理解した上で,解決に向けた課題の整理と対策について議論した.また,日本芸能従事者協会のメンタルヘルス...

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  • 白鵬のこころ

    宮城野 翔, 内藤 堅志, 吉川 徹 産業精神保健 32 (1), 66-70, 2024-02-20

    <p>第30回日本産業精神保健学会で第69代横綱白鵬の宮城野親方をお迎えして「特別講演会:白鵬のこころ~過去から現在,そして未来へ~」を企画した.健康で安心して元気に働くことを支援している産業精神保健に関わる保健医療職が宮城野親方のご経験から学ぶ機会となった.アジリティ:めまぐるしくかわる状況に,どのように対応していくか,変わらないもの,大切なものはなにか.サステナビリティ:継続性のある組織・伝…

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  • 巻頭言

    上薗 紗映 精神・心理領域理学療法学 1 (1), 1-1, 2024-02-15

    ...</p><p> 当誌では、精神疾患を持つ患者への理学療法だけでなく、学生や働く人へのメンタルヘルスに対して寄与できるような運動療法等の提供等まで広い範囲の学術的な知見を収集していきたいと考えていますので、皆様の投稿をお待ちしております。</p>...

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  • フルタイムで働くホワイトカラー従業員の職務満足度が不安および抑うつに及ぼす影響

    金子, 信一 九州地区国立大学教育系・文系研究論文集 10 (1), No.20-, 2024-02-01

    ...近年,社会経済情勢の変化に伴い,従業員のメンタルヘルスに影響する要因の一つとして職務満足度への注目が高まっている。そこで,本研究ではフルタイムで働くホワイトカラー従業員を対象に性別と年齢階級,職種,職務満足度が不安および抑うつに及ぼす影響について検討することを目的として調査を実施した。...

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  • 岩手における周産期医療の課題と展望

    小山 理恵 岩手医学雑誌 75 (6), 209-217, 2024-02-01

    ...総合周産期センターは岩手県に1 カ所のみ設置 されている基幹施設である.我々が抱える周産期課題,(1)母児の救命(2)多職種・地域周産期センターとの連携(3)早産予防(4) 妊娠期から産後の周産期メンタルヘルスケア (5)胎児形態異常を知り小児科医へ情報を提供する胎児画像診断の習得(6) 周産期医療の向上を目指し,県民に還元できるような周産期研究を行う項目を説明していく....

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  • 在宅ワークにおける音を媒体としたつながり感の提供

    内藤 大輝, 市村 真希, 高田 秀志 情報処理学会論文誌 65 (1), 186-196, 2024-01-15

    ...在宅ワークでは,他者がいる空間では自然と感じていた人の存在感などを感じ取ることが困難であることにより,孤独感による作業効率の低下やメンタルヘルスへの影響が懸念されている.本論文では,このような課題を解決するために,在宅ワーカ同士の「離れていても一緒に作業をしている感覚」,すなわち,「つながり感」を提供するのに必要な情報を,通常のPCのみを用いて,音を媒体として共有する手法を提案する.本手法では,つながり...

    DOI 情報処理学会

  • 薬剤抵抗性てんかんに対する新しいアプローチ

    本田 涼子 脳と発達 56 (1), 18-23, 2024

    ...<p> 薬剤抵抗性てんかんは患者や介護者の生活に多くの影響を及ぼし,認知機能やメンタルヘルスなどに副次的な問題を引き起こす可能性がある.市販されている多くの薬剤への反応性が乏しい中,この薬剤抵抗性てんかんに対象を絞った,新しい薬剤(fenfluramine,soticlestat,cannabidiol)の臨床試験が現在行われており,国内での承認に向けた動きがみられている.また,てんかん外科手術についても...

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  • 減量・代謝改善手術候補者における肥満および食行動と抑うつ・不安の関連

    會田 友里佳, 林 果林, 端 こず恵, 中嶋 希和, 松崎 淳人, 齋木 厚人, 桂川 修一 心身医学 64 (3), 264-273, 2024

    ...<p>近年肥満症は内科治療に加え,外科治療も盛んになりつつあるが,患者のストレス低減を担っていた情動的摂食を阻害する可能性もあり,減量・代謝改善手術前には心理社会面の評価が重要といわれている.当院では肥満症の多職種チームにメンタルヘルスの専門家も加わり,術前に心理社会的評価および心理テストを行い,なぜ高度肥満症に至ったのかの多因子をなるべく明らかにする視点をもちながら,本人の認知行動や能力上の傾向,...

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  • 新型コロナウイルス感染症の妊産婦メンタルヘルスへの影響についての検討

    照屋 浩実, 野口 里枝, 河野 慈恵, 小島 佑基, 染谷 勝巳 日本周産期・新生児医学会雑誌 60 (1), 66-71, 2024

    ...<p> 新型コロナウイルス感染症(coronavirus disease 2019:COVID-19)の妊産婦メンタルヘルスへの影響について検討する.1カ月健診でのエジンバラ産後うつ病質問票(Edinburgh Postnatal Depression Scale:EPDS)を用いた.研究1ではCOVID-19流行前後を対照群,研究群とし,EPDS値と臨床背景を比較した.研究2では対照群と研究群のEPDS...

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  • 独居の成人を対象にした2種類のsocially assistive robotsによるストレス軽減効果

    田原 裕希恵, 雨宮 歩, 北川 柚香, 有松 夏子, 川角 千佳, 長澤 拓海, 小池 黎明, 津村 徳道 看護理工学会誌 11 (0), 100-105, 2024

    ...</b><br>→在宅時間増加による独居学生のメンタルヘルスが問題となっており,SARsによる改善を期待したことが動機である.<br><br><b>2.この研究成果が看護・介護にどのように貢献できるのか?あるいは,将来的に貢献できることは何か?</b><br>→ SARsとの共生は独居者のメンタルヘルス改善に貢献できる.将来的にはSARsが家族のように癒しを提供できると期待する....

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  • 新型コロナウイルス蔓延下における病院機能の維持と課題

    石井 将光, 本橋 伊織, 杉本 麻衣, 長島 悟郎 聖マリアンナ医科大学雑誌 51 (Suppl), S225-S233, 2024

    <p>新型コロナウイルスパンデミックが発生する前の2019年4月から,2023年5月に2類感染症から5類感染症に変更される直前の2022年3月までの院内データを解析し,実施してきた対策の評価を行った。神奈川モデルの重点医療機関として最大34床までの患者受け入れ態勢を確保し,私立医科大学病院の中でも特に中等症患者の受け入れでは,大きな実績を残した半面,延べ入院患者数や救急車搬入台数はコロナ禍前の6…

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  • 特別支援学校高等部に在籍する知的障害のある生徒に対するメンタルヘルスプログラムの効果

    中西 陽, 肥田 乃梨子, 沖田 昇平, 中道 沙知, 松原 耕平, 岸田 広平, 石川 信一 認知行動療法研究 advpub (0), 25-34, 2024

    ...., 2019)を対象者に合わせてアレンジして実施し、メンタルヘルスへの効果とプログラムの適用可能性について検討した。その結果、抑うつに有意な得点の低下が示された。以上よりUp2-D2は生徒の発達や理解度に合わせてアレンジを加えながら実施することで知的障害のある生徒にも適用可能であり、メンタルヘルスの改善にも一部効果があることが示された。...

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  • 大学生アスリートにおける価値に沿う行動と完全主義が抑うつ症状とスポーツパフォーマンスに及ぼす影響

    高山 智史, 佐藤 寛 認知行動療法研究 advpub (0), 2024

    <p>本研究の目的は、大学生アスリートの価値に沿う行動と完全主義が抑うつ症状とスポーツパフォーマンスに及ぼす影響を検討することであった。大学生アスリート187名を対象に、Valuing Questionnaireの「前進」尺度、多次元完全主義認知尺度の「高目標設置」尺度と「ミスへのとらわれ」尺度、日本語版自己記入式簡易抑うつ尺度(日本語版QIDS-SR)、およびスポーツパフォーマンスの自己評定へ…

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  • 労働者を対象としたデジタルメンタルヘルスの現状と課題:総説

    櫻谷 あすか, 今村 幸太郎, 川上 憲人 産業医学レビュー 36 (3), 188-212, 2024-01-01

    ...デジタルメンタルヘルスに関する研究は増えており、デジタル技術による介入の精神健康への効果が明らかになっていた。一方、精神健康の予測および介入の実装に関する研究は不足していた。またサービスの情報開示や質保証の枠組みを整えることが必要と考えられた。...

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  • COVID-19診療体制における職員のこころの健康保持

    櫛野 宣久, 木下 直紀, 岡田 智幸, 古茶 大樹 聖マリアンナ医科大学雑誌 51 (Suppl), S139-S147, 2024

    <p>世界的災害となったCOVID-19の流行は,医療の逼迫を招いた。聖マリアンナ医科大学病院では,災害医療体制をとりつつも平常時と同等の日常診療も続けた。大きな負担がかかった職員に対して,初期段階から職員の心理的負担への対策に着手した。本稿では,惨事ストレスや医療従事者の心理的特性を踏まえ,われわれが立案実行したこころの健康保持対策について報告する。</p><p>今回の職員支援は,多岐にわたる…

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  • 双子の父親役割獲得と発展のプロセス

    神崎 真姫, 酒井 ひろ子 日本助産学会誌 38 (1), 112-125, 2024

    ...</p><p><b>結 論</b></p><p>双子の父親について,既存の研究では育児経験やメンタルヘルスの現状までが明らかになっていた。本研究で,妊娠期から現在までのプロセスを明らかとしたことで,これらに加え,発展していく父親役割獲得プロセスの構造化ができた。...

    DOI Web Site 参考文献18件

  • 地域精神科医療における臨床心理職の訪問支援の現状と課題 -多職種アウトリーチチームへのアンケート調査から-

    仲, 沙織 九州地区国立大学教育系・文系研究論文集 10 (1), No.10-, 2023-12-27

    ...しかし,〔利用者のアセスメント・心理検査〕,〔カウンセリング〕,〔認知行動療法〕,〔困難ケースへの対応〕,〔コンサルテーション〕,〔家族支援〕,〔心理教育〕,〔日常生活支援〕,〔スタッフのメンタルヘルスケア〕に,臨床心理職の専門性を発揮してほしいという意見も多く上がり,実際に臨床心理職が在籍しているチームからは,〔心理支援に対する利用者の支援ニーズの高さ〕や〔心理アセスメントの必要性〕,〔臨床心理職...

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  • 知的障害者への心理支援に関する国内の研究動向

    大野, 愛哉 九州生活福祉支援研究会研究論文集 17 (2), 12-22, 2023-12-25

    本研究では,知的障害者への心理支援に関する日本国内の研究を概観し,国内の動向について検討することを目的とした。論文検索のデータベースCinii Reseachを用い,19 本の論文を抽出した。その結果,ある程度の言語的コミュニケーションが取れる場合にはカウンセリングや遊戯療法などの心理療法の対象となりうること,これまではSSTなどによって適応的な行動を獲得することが中心に支援が提供されてきたもの…

    機関リポジトリ Web Site

  • 大規模言語モデルは心理カウンセリングを行うことができるか?:ロールプレイ対話データを用いた分析とカウンセラーによる評価

    稲葉 通将, 高溝 恵子, 浮世 満理子 人工知能学会研究会資料 言語・音声理解と対話処理研究会 99 (0), 166-171, 2023-12-04

    ...<p>日本における10~39歳の死因順位の1位は自殺であり,現在の日本社会におけるメンタルヘルスケアの問題は深刻である.世界的にも,うつ病・不安障害により年間1兆ドルの生産性が失われているという報告がある.そこで,情報技術を用いてメンタルヘルスに関する問題解決を目指した研究が活発に行われており,カウンセリングを行う対話システムの研究開発も行われている.カウンセリング対話システムの多くは大規模言語モデル...

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  • 学校経営とレジリエンス

    勝田 拓真 日本教育工学会研究報告集 2023 (4), 289-293, 2023-12-04

    ...導入など予期されなかった事態や急速な変革があり,従来のいじめ・不登校対策,保護者対応や部活動の負担に加え,迅速かつ柔軟に対応すべき課題が山積されることになった.校長はこれまで以上に教職員のメンタルヘルス支援を踏まえた学校経営を行う必要がある....

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