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検索結果 146 件

  • 1 / 1

  • 傍気管嚢胞を合併した患者に対する全身麻酔管理

    西尾 由美子, 大下 健輔, 太田 聡, 平木 照之 日本臨床麻酔学会誌 43 (1), 16-19, 2023-01-15

    ...<p>74歳の男性に対してロボット支援根治的前立腺全摘除術が予定された.前日の麻酔科術前評価時に,胸部CTで偶然に傍気管嚢胞を発見した.陽圧換気による傍気管嚢胞穿孔や縦隔気腫が危惧された.ラリンジアルマスク挿入後に,気管支ファイバーで瘻孔の位置を確認し,気管チューブのカフが瘻孔より遠位部に位置するように留置した.術中呼吸器合併症を発症することなく安全に麻酔管理を行うことができた.</p>...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献11件

  • 気胸に対する胸腔鏡手術中に生じた壁側胸膜下気腫の一例

    寺内 邦彦, 井上 匡美 日本呼吸器外科学会雑誌 33 (7), 730-735, 2019-11-15

    ...<p>23歳の男性.左再発性自然気胸に対して,胸腔鏡下での気胸手術を施行した.手術操作中に壁側胸膜下から縦隔に広範な気腫がみられた.まずブラ切除術および被覆術を完遂させ,術後,挿管したまま胸部CT検査を施行した.CT検査上,気腫は術側の胸壁の壁側胸膜下が主体であったが,縦隔気腫自体は軽度で,また対側胸郭は問題なかった.ラリンジアルマスクに変更して気管支鏡検査を行うも,明らかな気管・気管支損傷は認めなかった...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献10件

  • 声門上器具は進化している

    上嶋 浩順 日本臨床麻酔学会誌 39 (3), 282-286, 2019-05-15

    ...<p>声門上器具である「ラリンジアルマスク」の登場から約40年が経過した.ビデオ喉頭鏡などのさまざまな気道確保器具が登場しても,声門上器具の最も迅速に気道確保できる利点は現在においても変わりない.英国の手術室,救急室,集中治療室での1年間の麻酔中に発生した合併症を検討した「NAP4 study」の報告以降,誤嚥をできる限り予防する目的にて胃管アクセスが装備されている「第2世代」の声門上器具が推奨されている...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献21件

  • ラリンジアルマスクによる気道確保によって誤嚥性肺炎を来たした1症例

    小山 茂美, 山﨑 和雅, 豊嶋 浩之, 小糠 あや 松江市立病院医学雑誌 21 (1), 62-65, 2017

    ...症例68 歳男性,右頭骨遠位端骨折に対する骨接合術に際して,肺機能障害があるためラリンジアルマスク(Laryngeal Mask Airway : LMA)を使用した.術中にマスク内が吐物で満たされているのを発見し,口腔内吸引の後に気管内挿管に切り替えた.術後は,誤嚥性肺炎の加療のため,高次治療室で人工呼吸による全身管理となった.LMA は手技が簡便で低侵襲であるため非常に有用な気道確保デバイスであるが...

    DOI 医中誌

  • 内視鏡補助下に頸部外切開で切除した気管内毛細血管腫の1例

    岡田 隆平, 伊藤 京子, 岸川 正大, 大野 十央 頭頸部外科 25 (3), 481-485, 2016

    ...ラリンジアルマスク換気下に全身麻酔を導入し,ラリンジアルマスクにアコマ医科株式会社製のエルボーダブルスゥイベル式1898を装着し,換気をしながら内視鏡で病変を確認し,下気管切開を施行。左下甲状腺動脈を結紮。内視鏡で確認しながら病変部分の気管を切除した。その後再発なく経過している。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献7件

  • 胸骨舌骨筋flapを用いて気管皮膚瘻閉鎖術を行った1例

    五味 卓, 高見澤 滋, 好沢 克, 畑田 智子, 岩出 珠幾, 吉澤 一貴 Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons 52 (4), 959-962, 2016

    ...胸骨舌骨筋flap を用いて閉鎖した症例を経験したので報告する.症例は4 歳男児.Pierre Robin 症候群,後天性声門下腔狭窄のため気管切開術が施行され,その後声門下腔狭窄に対するレーザー治療が奏功し気管切開カニューレが抜去されたが,気管切開孔が自然閉鎖しなかったため,閉鎖術を行った.気管皮膚瘻を切除し,気管前壁の6×3 mm 大の瘻孔を単結節縫合したが,高度の気管狭窄による呼吸困難を認めたためラリンジアルマスク...

    DOI Web Site 医中誌

  • 簡易呼気陽圧発生装置が自発呼吸に及ぼす影響

    久慈 昭慶, 菊池 和子, 熊谷 美保, 小板橋 航, 守口 霞, 佐賀 明子, 磯部 可奈子, 大谷 亜紀子, 佐藤 健一, 四戸 豊 岩手医科大学歯学雑誌 39 (3), 98-105, 2015

    ...全身麻酔中の無気肺の発生防止と酸素化促進のため,呼気陽圧(PEP)発生装置を工夫した,この装置は,水を入れたガラス瓶を用いて呼気終末圧を自発呼吸に負荷するものである.この研究の目的は,PEPが機能的残気量を増やして無気肺の発生を防止し,酸素化を促進させることを明らかにすることである.患者は,歯科治療のためにラリンジアルマスクを用いた日帰り麻酔を受けた,障害をもつ患者12名であった.12名をコントロール...

    DOI 機関リポジトリ 医中誌

  • サイズ1ラリンジアルマスクを用いた未熟児出身者の麻酔中の気道合併症

    西部 伸一, 新原 朗子 日本臨床麻酔学会誌 35 (5), 579-584, 2015

    ...未熟児出身者19例を対象として,サイズ1ラリンジアルマスク(LMA#1)を用いた麻酔中の気道合併症の頻度と,術前の呼吸器疾患が気道合併症に与える影響を後方視的に検討した.気道合併症は5例に生じ,酸素飽和度低下が2例,エアリークが2例,位置異常が1例であった.5例のうち気管支鏡で声門が完全に観察された症例が4例,観察不可能であった症例が1例で,気道合併症と観察所見には関連はなかった.また,呼吸器疾患症例...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献4件

  • 気道確保はどちらを用いる?─声門上器具─

    浅井 隆 日本臨床麻酔学会誌 35 (4), 457-461, 2015

    ...全身麻酔下の帝王切開術中にラリンジアルマスクを用いた気道確保が可能であったとの報告がある.理論的には,全身麻酔下の気管挿管が必須でない場合には声門上器具を用いても問題はないが,どの妊婦で気管挿管が必須なのかの判断を誤ると,声門上器具の使用中に気道合併症を増やす危険性がある.そのため,声門上器具を使用できる例は,一部に限定される.また日本においては,帝王切開術に対して区域麻酔が選択されるのが主であるため...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献11件

  • 小児用声門上器具を安全かつ有効に使用するには?

    金 史信 日本臨床麻酔学会誌 33 (5), 751-758, 2013

    ...  ラリンジアルマスク(LMA)が開発されてから20年以上経過した.小児麻酔領域において声門上器具を使用する機会も増加していると推測する.一般的に声門上器具は気管挿管より低侵襲で簡便であると認識されているが,小児患者に声門上器具を安全に使用するには小児の気道における解剖学的特徴や喉頭痙攣など,予測しうる気道トラブルの対処法を理解することが要求される.これまでさまざまな小児用の声門上器具が開発されているが...

    DOI 医中誌 参考文献23件

  • 小児気道異物の検討 : 異物把持鉗子の開発と使用成績

    遠藤 誠, 大泉 弘幸, 金内 直樹, 加藤 博久, 鈴木 潤, 深谷 建, 渡會 光, 貞弘 光章 気管支学 34 (4), 314-319, 2012

    ...することがある.当科の術前術中の工夫および治療成績を評価検討し報告する.対象と方法.1994年から2008年1月までに治療した小児気道異物症例18例を対象とした.男児8例,女児10例,患児の月齢は中央値21.5カ月(9〜60カ月).術前診断,麻酔法ならびに手術方法について検討した.結果.異物は豆類16例,歯科補填物とビーズが各1例であった.全例で全身麻酔を行い,気道確保は軟性気管支鏡使用の全症例でラリンジアルマスク...

    DOI 医中誌 参考文献15件

  • 大腸癌気管転移による多発性気道狭窄に対し喉頭動脈塞栓術後に高周波スネア治療を施行し窒息を回避しえた1例

    岩本 信一, 神田 響, 須谷 顕尚, 久良木 隆繁, 礒部 威 気管支学 34 (6), 604-610, 2012

    ...S状結腸癌術後6年目に血痰,喘鳴,呼吸困難を主訴に受診し,全身CTで気管内に多数の腫瘍を認め,気管内転移と診断された.出血リスクの軽減と腫瘍縮小効果を期待し,内視鏡治療前日に喉頭動脈塞栓術を行った.気管狭窄を伴ったハイリスク症例のため膜型人工肺を併用し,ラリンジアルマスクで気道確保して,高周波スネアで多発性隆起性病変を切除した.処置後気道狭窄症状は消失した.その後放射線化学療法を追加し,気管腫瘍は完全寛解...

    DOI 医中誌 参考文献12件

  • アルゴリズムはこうなる

    中川 雅史, 上農 喜朗 日本臨床麻酔学会誌 32 (2), 182-190, 2012

    ...  ASAのDAMガイドラインは,1993年に発表され,2003年に改訂された.さらに10年後の2013年に新たなガイドラインが出るだろうと予測している.ここ10年の気道管理の進化から,次のアルゴリズムを予想したい.前回は,ラリンジアルマスクの扱いが大きく変化した.それ以後も使用率が上昇し,気道管理法の一つのカテゴリーとなっている.これを受け,ラリンジアルマスク等喉頭上デバイスの重要性がより強調されるだろう...

    DOI 参考文献7件

  • 摘出時にラリンジアルマスクを使用した小児気管支異物の1例

    鳥羽 博明, 先山 正二, 森本 雅美, 梶浦 耕一郎, 中川 靖士, 川上 行奎, 滝沢 宏光, 監崎 孝一郎, 近藤 和也, 丹黒 章 気管支学 34 (2), 180-183, 2012

    ...背景.摘出時にラリンジアルマスクを使用した小児気管支異物の1例を経験したので報告する.症例.1歳6カ月の女児.ピーナッツを食べた際に誤嚥.その後,喘鳴が出現し,前医に入院.抗菌薬を投与されていたが,翌日施行された胸部CTにて気管支異物を疑われ,当院に搬送された.CTにて左主気管支に異物と思われる陰影を認め,気管支異物と診断し,同日全身麻酔下に異物除去を施行した.ラリンジアルマスク(サイズ2.0)を使用...

    DOI 医中誌 参考文献9件

  • 咽頭内高頻度ジェット換気(咽頭内HFJV)による気道確保困難症例における緊急気道確保時の酸素化法

    伊波 寛, 渡慶次 さやか, 林 美鈴, 真玉橋 由衣子, 奥野 栄太, 中原 巌 日本臨床麻酔学会誌 32 (2), 252-258, 2012

    ...  Cannot intubate, cannot ventilate(CICV)症例の緊急気道確保は気道確保までの酸素化の優劣で患者の予後が左右される.口腔内や頚部の腫脹による上気道閉塞は,ラリンジアルマスクやエアウェイスコープ<SUP>®</SUP>は使用できず,輪状甲状膜穿刺・切開(CTT)や気管支ファイバー挿管(BF)も困難となる.このような患者の気道確保までの酸素化に,吹き出し口を咽頭に留置...

    DOI 医中誌 参考文献13件

  • 産科のDAM(Difficult Airway Management)

    狩谷 伸享, 上農 喜朗 日本臨床麻酔学会誌 32 (3), 408-413, 2012

    ...  妊婦の気道管理の特殊性について述べる.妊婦では挿管不能は300人に1人といわれ,一般外科手術の8倍の発生率である.妊婦の気道管理には解剖学的な問題のほかにも,低酸素への耐容の低さ,誤嚥などのリスクがある.分娩中にもMallampati分類は悪くなることが明らかになった.肥満妊婦では帝王切開や全身麻酔の可能性が高いと考えられ,麻酔科医による十分な術前評価が望ましい.ラリンジアルマスクは妊婦の気道困難症...

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献33件

  • 救急救命士が用いる声門上気道デバイス(SAD)の必要条件

    横山 徹, 南 浩一郎, 山田 賢治, 尾方 純一, 河合 誠義 日本臨床救急医学会雑誌 14 (4), 518-523, 2011-07-31

    <p><b>目的</b>:救急救命士による声門上気道デバイス(SAD)の使用実態を把握するとともに,新しいSADの使用に関する意識を調査する。<b>方法</b>:第19回全国救急隊員シンポジウムのライブセッションを聴講した救急救命士,および体験参加した救急救命士にアンケートを実施した。<b>結果</b>:体験参加した25名の救急救命士,聴講した293名の救急救命士からそれぞれ回答を得た。ふだん使…

    DOI

  • ラリンジアルマスクをスマートに使いこなす

    猪股 伸一 日本臨床麻酔学会誌 31 (1), 019-025, 2011

    ...  ラリンジアルマスク(以下,LMA)に類似した各種の気道確保グッズが,臨床の場に紹介されてきた.しかし,普及せずに販売が中止になったもの,あるいは適切な留置位置に固定しにくく,麻酔科スタッフに好まれなかったものもある.広く臨床の場で用いられているのはLMA ProSeal<SUP>TM</SUP>(以下,PLMA)であろう.本学会においてもLMAの挿入法を中心にすでに複数回の講演がなされている.このことをふまえ...

    DOI 医中誌 参考文献19件

  • 小児の気道管理・困難気道とラリンジアルマスク

    香川 哲郎, 山本 亜也, 村上 あきつ, 鈴木 毅, 池島 典之 日本臨床麻酔学会誌 31 (7), 923-930, 2011

    ...  ラリンジアルマスク(LMA)は,小児においても手術時の気道確保のみならず,挿管困難や緊急時の気道確保,ファイバースコープを用いての挿管や声帯の観察に対して有用なデバイスである.小児の麻酔に用いる際は,分泌物が多いときは避け,十分な麻酔深度を保ち,位置がずれないよう配慮し,さらに抜去のタイミングには十分注意する.困難気道に対しては,明らかな声門以下の病変がなければ小児であってもLMAは高い確率でエアウェイ...

    DOI 参考文献14件

  • 挿管困難症例における気管チューブの選択

    浅井 隆 日本臨床麻酔学会誌 31 (3), 440-449, 2011

    ...合併症が起こることが比較的多くあった.現在においても,麻酔導入後の換気困難の最大の原因は繰り返した気管挿管処置であるとされている.また,気道確保が容易な症例においても喉頭損傷などは無視できない頻度で起こっている.これらのことから,気管挿管が困難か困難でないかにかかわらず,侵襲の小さなカフと先端を持つチューブで,挿管成功率の高いものを使用すべき,だと言える.スパイラルチューブ,パーカーチューブ,挿管用ラリンジアルマスク...

    DOI 医中誌 参考文献40件

  • 気管支異物症例の検討

    竹中 賢, 花桐 武志, 小野 憲司, 岡 壮一, 桒田 泰治, 馬場 哲郎, 重松 義紀, 下川 秀彦, 永田 好香, 浦本 秀隆, 田中 文啓 Journal of UOEH 33 (2), 157-161, 2011

    ...小児の症例においては, ラリンジアルマスクを使用した全身麻酔下に, 軟性気管支鏡を用いて摘出した. 1例は開胸術にて気管支を切開し異物摘出したのち, 気管支形成術を行った. 気管支異物は, 軽微な症状のみで, 問診では診断に至らないこともありえるが, 長期の介在により, 異物の周囲肉芽増生を伴い摘出に困難を要するため, 早期の診断と摘出が必要である....

    DOI Web Site Web Site ほか1件

  • 呼吸器内科医による経皮的気管切開術と外科的気管切開の比較検討

    石田 正之, 山本 彰, 中間 貴弘, 鈴木 基, 田中 健之, 島崎 貴治, 土橋 佳子, 森本 浩之輔 気管支学 32 (2), 115-119, 2010

    ...の間に医療法人近森会,近森会病院内で気管切開術を施行された患者全47例を対象として施行時間,出血量,合併症について医療記録を基にretrospectiveに検討した.結果.呼吸器内科医によるPDTが26例,外科的気管切開術(ST)が21例に施行され,両群の年齢の中央値はそれぞれ79歳(59〜93歳)と71歳(40〜82歳)であった.PDTは25例で気管支ファイバースコープ(BF)補助下に,11例でラリンジアルマスク...

    DOI 医中誌 参考文献20件

  • 末期肝不全患者の難治性腹水に対する腹腔-静脈シャント(デンバーシャント)術の麻酔経験

    堀田 有沙, 藤本 陽平, 堀 直人, 平川 公美子, 吉川 範子, 立川 茂樹 日本臨床麻酔学会誌 30 (4), 629-633, 2010

    ...末期肝硬変のためリスクは高いが,術中,長時間,仰臥位を保つことは苦痛が大きく,全身麻酔を要するときがある.本手術は腹水の体循環への大量流入による心不全や播種性血管内凝固症候群(DIC)など,周術期の合併症も多い.当院では全身麻酔下のデンバーシャント術4例を経験した.プロポフォール主体で管理した1例では覚醒遅延が生じ,セボフルランを主体とした吸入麻酔の方が管理しやすいと考えられた.気道確保は自発呼吸下でラリンジアルマスク...

    DOI 医中誌 参考文献7件

  • 想定外のマスク換気困難を呈した小児Treacher Collins症候群の気道管理

    丹羽 英智, 西村 雅之, 木村 太, 吉田 仁, 工藤 隆司, 廣田 和美 日本臨床麻酔学会誌 30 (7), 1059-1064, 2010

    ...  Treacher Collins症候群は,特有の顔貌から気管挿管を含めた気道確保が困難とされている.今回,挿管困難が予想された本症候群患児の麻酔において想定外のマスク換気困難を経験した.症例:7歳,女児,右耳漏孔摘出術を予定.睡眠時nasal continuous positive airway pressureを使用していたが,補助換気は可能と考えた.全身麻酔導入後,まず,自発呼吸下でラリンジアルマスクエアウェイプロシール...

    DOI 医中誌 参考文献26件

  • 気管支異物除去術中に両側緊張性気胸を起こした1例

    井筒 美和, 吉岡 成知, 岡田 真行, 工藤 雅哉 日本臨床麻酔学会誌 30 (1), 77-81, 2010

    ...ラリンジアルマスクからフォガティーカテーテルを通しての異物除去術施行中, 急激な経皮的酸素飽和度の低下と著明な腹部膨満を認めた. すぐさま気管挿管を行ったが, 換気困難で両側肺音も聴取できなかった. 経皮的酸素飽和度は測定不可能となり, 徐脈となった. 左緊張性気胸を考えて緊急脱気を行ったところ経皮的酸素飽和度が60%台まで回復した....

    DOI 医中誌 参考文献21件

  • ラリンジアルマスク挿入法―究極のテクニック―

    川村 隆枝 日本臨床麻酔学会誌 30 (1), 1-11, 2010

    ...  ラリンジアルマスク (LMA) は, 1988年に英国で臨床導入されて以来全世界に普及し, その有用性には疑いの余地もない. その安全性と有用性については, すでに膨大な数の臨床研究により実証されている. 筆者自身は, 特に挿管困難症例に有益であると考えている. しかし, 残念なことにLMAの利点を経験することなく遠ざけている麻酔科医も多い....

    DOI 医中誌 参考文献32件

  • DAMとラリンジアルマスクエアウェイ

    村島 浩二 日本臨床麻酔学会誌 30 (4), 577-584, 2010

      気道管理はマスク換気と気管挿管を中心に発展した.LMA(Laryngeal Mask Airway)が世の中に出て四半世紀が過ぎ,LMAはDAM(Difficult Airway Management)に必要不可欠となった.当初,LMAの開発は気管挿管より簡便かつ低侵襲という特徴を目的としていた.しかし,気道確保困難に有効という症例報告や臨床研究の増加に伴いDAMでの役割が広く認められるよう…

    DOI 被引用文献2件 参考文献15件

  • 小児の気道・食道異物

    工藤 典代 日本気管食道科学会会報 61 (5), 438-444, 2010

    ...気道異物を疑った際には全身麻酔下でラリンジアルマスクを用い,摘出前に軟性内視鏡で異物の確認を行う。気道異物の95%は気管あるいは気管支の異物である。摘出術は全身麻酔下で,硬性気管直達鏡や軟性気管支鏡を用いて行う。乳幼児の気管は細く,軟性気管支鏡を用いると換気が不能になるため,主として硬性気管直達鏡を用いている。摘出後,特にピーナッツの場合には術後の管理が重要である。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献3件

  • 全身麻酔導入時に発見された喉頭横隔膜症の1症例

    大河 晴生, 山田 直人, 鈴木 翼, 加藤 幸恵, 木村 丘, 松井 秀明 日本臨床麻酔学会誌 29 (5), 639-641, 2009

    ...気管チューブ挿入時, 声門下に抵抗があったためラリンジアルマスク挿入下に気管支鏡検査を施行したところ, 喉頭に膜様物が確認された. 患者は1997年に他院にて直腸癌の手術を施行されており, このときの麻酔記録上特記事項はなかったことから後天性の喉頭横隔膜症が疑われた. 同疾患は無症状の患者がいるため, 気管挿管時には注意が必要である....

    DOI 医中誌 参考文献8件

  • 内頸静脈穿刺時にシースがくも膜下腔へ迷入した1小児例

    大森 景子, 奥山 克巳, 星合 美奈子, 佐藤 宏明, 松川 隆 日本臨床麻酔学会誌 29 (4), 480-483, 2009

    ...先天性拡張型心筋症の小児に, ラリンジアルマスク (LMA) を用い全身麻酔下で術後の心臓カテーテル検査を行った. 本症例ではLMAにより総頸動脈が通常より外側に偏位したこと, 拍動の触知のみで穿刺を行ったことにより, 椎骨静脈を穿刺した後シースがくも膜下腔へ迷入したと推察された....

    DOI 医中誌 参考文献12件

  • 軟性気管支鏡およびラリンジアルマスクにて気管ステントを留置した1例

    西川 敏雄, 井上 文之, 石井 泰則, 高橋 健司, 高橋 正彦, 大原 利章 日本臨床外科学会雑誌 70 (2), 407-410, 2009

    ...,次いでこれより軟性気管支鏡を挿入した.気管内にガイドワイヤーを挿入し狭窄部の末梢側にガイドワイヤーの先端を留置した後に気管支鏡のみを抜去した.ガイドワイヤーに沿って透視下にてデバイスを気管内に挿入し金属ステントを留置した.日常使用し慣れている軟性気管支鏡と挿入の容易なラリンジアルマスクを用いての気管ステント留置は全身状態不良である症例や特に声帯近傍でのステント留置に有用であると考えられた....

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献2件 参考文献7件

  • ラリンジアルマスクと軟性気管支鏡を用いた小児気管支異物摘出の1例

    松本 悠, 秦 美暢, 笹本 修一, 田巻 一義, 福森 和彦, 大塚 創, 高木 啓吾 気管支学 31 (1), 10-14, 2009

    ...背景.気管支内異物の除去には硬性鏡の使用が標準的とされているが,ラリンジアルマスクと軟性気管支鏡を用いた報告が増加している.今回我々は1歳5ヵ月の男児に対してLMA挿入下軟性気管支鏡の吸引操作により異物除去を行ったので報告する.症例.1歳5ヵ月男児.ピーナッツを食べながら転倒し,両親が背部を叩いて吐かせたが喘鳴が続くため当院受診.胸部CTで左主気管支の上下葉分岐部に6mm長の狭窄が疑われたが,無気肺...

    DOI 医中誌 被引用文献3件 参考文献13件

  • 喉頭部に食い込んだ小児気道異物の1症例

    松田 善文, 肥塚 恭子, 新井 としみ, 安岡 朝子 日本臨床麻酔学会誌 29 (3), 311-315, 2009

    ...導入は緩徐導入で行い, ラリンジアルマスク (以下, LMA) を挿入した. 気管支ファイバーでスプリングを確認, 鉗子で摘出を試みるも摘出に難渋した. LMAを抜去し喉頭展開したところ直視下でスプリングが確認できたため, ケリー鉗子を用いてそれを摘出した. その後ただちに経口的気管挿管を施行し, 患児は集中治療室へと搬送された. 手術後3日目で抜管, 術後6日で退院となった....

    DOI 医中誌 参考文献5件

  • 小児麻酔におけるリスクマネジメント: 挿管困難

    木内 恵子, 橘 一也, 春名 純一, 竹内 宗之 日本臨床麻酔学会誌 29 (3), 258-265, 2009

    ...挿管困難で, しかも換気できなくなったとき, ラリンジアルマスクは重要な武器になる. ラリンジアルマスクを通しての挿管も身につけておくべき重要な手技である. 成人と同様, 挿管困難を予知し, 挿管困難に遭遇したときのためのアルゴリズムを準備しておくことが大切である....

    DOI 参考文献8件

  • 悪性腫瘍による高度中枢気道狭窄に対するSilmet Stent留置の有用性

    古屋 直樹, 西根 広樹, 木田 博隆, 石川 文月, 中村 美保, 大重 雅寛, 佐治 淳子, 石田 敦子, 藤田 佳嗣, 延山 誠一, 松岡 由香, 井上 健男, 峯下 昌道, 白川 妙子, 宮澤 輝臣 気管支学 30 (2), 58-64, 2008

    ...が高く,ステント抜去も比較的安全とされるが,硬性鏡の手技に習熟している必要がある.今回我々が留置したSilmet Stentは既存の金属ステントの欠点を補い,シリコンステントのもつ特性を兼ね備えた,ハイブリッドステントである.また将来的には,良性気道狭窄への適応も期待される.対象.平均年齢は64.8歳(48〜85歳).基礎疾患は9症例すべて悪性腫瘍.方法.全例手術室で全身麻酔下に行い,うち4症例はラリンジアルマスク...

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献11件

  • ラリンジアルマスクの使用法

    川村 隆枝 日本臨床麻酔学会誌 27 (4), 293-303, 2007

    ...  ラリンジアルマスク (LMA) は, 気管挿管とフェイスマスクの中間に位置する気道確保の一手段である. 利点としては, 侵襲が少なく, 操作が簡単であり, 咽頭喉頭を損傷することが少ないこと, 欠点としては, 誤嚥の危険性, シール圧の限界があげられる. 確実性・安全性に関しては, 気管挿管には及ばないが, フェイスマスクに比べればはるかに優れており, 特に挿管困難症例に有益である....

    DOI 医中誌 参考文献18件

  • 整形外科手術におけるレミフェンタニルの使用法

    高畑 治 日本臨床麻酔学会誌 27 (4), 388-394, 2007

      超短時間作用性オピオイド鎮痛薬であるレミフェンタニルの整形外科手術での使用方法ならびに注意点を概説する. 日帰り手術から長時間を要する脊椎疾患まで, さまざまな手術内容を含む整形外科領域において, 優れた調節性をもつレミフェンタニルは円滑な麻酔管理を施行するうえで有用であると考えられる. 整形外科手術に特徴的な頸椎・頸髄疾患合併症例では, 意識下気管挿管を必要とするが, …

    DOI 参考文献11件

  • ソフトシールラリンジアルマスクを用いた小児挿管困難症例への対応

    井上 久, 山田 真樹, 松田 善文, 清水 恵子, 新井 丈郎, 奥田 泰久 日本臨床麻酔学会誌 26 (7), 679-682, 2006

    ...  ラリンジアルマスク (LMA) と気管支ファイバースコープ (BFS) を併用する挿管方法は, 小児の挿管困難症例に対して多く行われている. われわれは近年発売されたソフトシールラリンジアルマスク™ (S-LMA) を改良し, 小児の挿管困難症例に対応している....

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献5件

  • ラリンジアルマスクエアウェイを用いた障害者歯科麻酔49例の検討

    久慈 昭慶, 市川 真弓, 菊池 和子, 岡本 明子, 熊谷 美保, 城 茂治, 矢部 雅哉 日本臨床麻酔学会誌 26 (2), 171-178, 2006

    ...  障害者歯科治療のための, プロポフォールを主体とした, らせんワイヤー入りラリンジアルマスクエアウェイ (FLMA) を用いた日帰り麻酔49例を検討した. <br>  麻酔は, 意識下に静脈路を確保できた36例 (73%) では, ミダゾラムによる鎮静下にモニターを装着し, プロポフォールで導入・維持した....

    DOI 医中誌 被引用文献8件 参考文献31件

  • 〈症例〉小児の気管・気管支異物症例の麻酔

    諏訪, 一郎, 杉浦, 順子, 二川, 晃一, 梶川, 竜治, 鎌本, 洋通, 王, 仁成, 奥田, 隆彦, 古賀, 義久 近畿大学医学雑誌 30 (1), 7-10, 2005-06-25

    ...に当院で行われた小児の気管・気管支異物症例を対象として,麻酔管理上の問題点について検討したので報告する.症例は8例で年齢は10ケ月~10歳,男女比は3:5であった.術前CRPの上昇を認めたものは3例,X線異常は3例,症状として喘鳴を呈していたものが5例,時間的経過では2日以内の発症は4例,1ケ月以上経過していたものが1例であった.気道確保は7例で気管挿管を行い,筋弛緩薬を用いての調節呼吸で,1例はラリンジアルマスク...

    機関リポジトリ

  • 気道確保―私ならこうする―ラリンジアルマスク・Fastrach

    安本 和正 日本臨床麻酔学会誌 25 (3), 253-257, 2005

    ...  挿管困難症に対してラリンジアルマスク (LMA) を用いると有効に対処しうるため, その使用法について言及した. LMAと気管支ファイバースコープを併用すると, LMAを挿入したときより気道確保と人工呼吸が可能で, 患者の苦痛もなく操作も容易で安全に気管挿管できる....

    DOI 医中誌 被引用文献2件 参考文献11件

  • Target controlled infusion (TCI) を用いた声帯内方移動術

    小川 知幸, 益田 慎, 宮里 麻鈴, 福田 秀樹, 田中 裕之, 平川 勝洋 耳鼻と臨床 51 (5), 362-366, 2005

    ...麻酔による舌根沈下の可能性を考慮し、気道確保のために、ラリンジアルマスクと経鼻エアウェイを用いたが、ラリンジアルマスクは発声時に披裂を圧排し、声帯移動量を正確に評価できない可能性があった。これに対して経鼻エアウェイは気道確保に問題はなく、声帯の位置へ影響を与えず、声門の観察が容易であった。...

    DOI 医中誌

  • 気管支鏡にて摘出できた気管支異物症例13例の検討

    森川 洋匡, 平井 隆, 山中 晃, 中村 保清, 山口 将史, 赤井 雅也 気管支学 26 (6), 505-510, 2004

    ...異物の除去に用いた鉗子はバスケット鉗子4例, ワニ口鉗子3例, ラリンジアルマスク+フォガティカテーテル2例, 生検鉗子2例だった. 結論. 気管支異物の診断には詳細な問診が重要である. 咳嗽, 呼吸困難があり胸部X線上片側過膨脹, 無気肺, 閉塞性肺炎などがみられる症例では気管支異物の可能性を考えて気管支鏡等を含めた積極的な検査が必要であると考えられた....

    DOI 医中誌 被引用文献7件 参考文献14件

  • 巨大鼻尖部腫ようのためマスク換気および挿管困難が予測された1例

    下坂 典立, 橋本 学, 高地 明, 渋谷 鉱 日本臨床麻酔学会誌 24 (10), 604-607, 2004

    ...プロポフォール, フェンタニルを用いて鎮静を行い, 挿管用ラリンジアルマスクを挿入し, 換気が可能なことを確認した後, 気管支ファイバーガイド下に気管挿管を行った. 挿管操作時の腫瘍への接触を防止するため, 挿管用ラリンジアルマスクのハンドルの角度を調整した. 麻酔維持は酸素, 亜酸化窒素, プロポフォールで行い, 手術・麻酔は問題なく終了した....

    DOI 参考文献8件

  • 頭頚部癌手術後の挿管困難症に挿管用ラリンジアルマスクを用いた気管挿管

    橋本 学, 高地 明 日本臨床麻酔学会誌 24 (10), 593-598, 2004

    ...そこで, 頭頸部疾患による挿管困難例に対する挿管用ラリンジアルマスク(ILMA)の有用性について検討した. 頭頸部癌手術歴, または放射線治療の既往があるため挿管困難が予想された17症例についてILMAと気管支ファイバーの併用を行い, 全例円滑な挿管が可能であった. ILMAと気管支ファイバーの併用は, 頭頸部癌手術後の挿管困難予想症例の挿管に有用である....

    DOI 医中誌 被引用文献2件 参考文献22件

  • 麻酔に伴う喉頭痙攣の予防とその治療

    古賀 和徳, 佐多 竹良 Journal of UOEH 26 (1), 75-83, 2004

    ...今回, 研究方法(調査研究と比較研究), 麻酔の導入と覚醒, 気管チューブとラリンジアルマスク, 抜管のタイミングなどごとにそれぞれまとめた. また, 麻酔に伴う喉頭痙攣の迅速な診断, 確実な予防法・治療法を文献的考察とともに記述した....

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献2件

  • Pena-Shokeir症候群I型患児の麻酔経験

    岡田 華子, 仙石 和文, 高畑 治, 岩崎 寛 日本臨床麻酔学会誌 23 (10), 308-311, 2003

    A 7-month-old boy with Pena-Shokeir syndrome I underwent surgery under general anesthesia for the correction of inguinal hernia. Patients with this syndrome may present anesthetic problems involving …

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献4件

  • プロポフォールとラリンジアルマスクを用いた全身麻酔下気管支鏡検査

    庄村 裕三, 齋藤 幸人, 南 健一郎, 馬庭 知弘, 今村 洋二 気管支学 25 (2), 73-79, 2003

    ...使用下に自発呼吸下で検査を施行した.血圧,動脈血ガス,SpO_2等から検査中および麻酔覚醒時の呼吸循環動態を評価した.結果.検査侵襲に対する鎮静や血圧変動は全身麻酔群が局所麻酔群に比べ安定する傾向が認められた.また麻酔終了後の呼吸状態の回復は速やかで呼吸抑制等の全身麻酔に関連する有害事象は観察されなかった.結論.プロポフォールとラリンジアルマスクを用いた全身麻酔下気管支鏡検査を低肺機能や虚血性心疾患...

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献18件

  • ラリンジアルマスク抜去直後に肺水腫を発症した1症例

    臼田 美穂, 近江 明文, 白石 としえ, 金子 英人, 石井 脩夫, 池田 寿昭 日本臨床麻酔学会誌 22 (10), 389-392, 2002

    We experienced a case of pulmonary edema due to upper airway obstruction which was caused by the stimulation associated with LMA extubation. After confirming that the patient could respond to verbal …

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献6件

  • 術後出血による気道閉塞に対してラリンジアルマスクが有効であった一症例

    飛田 育代, 桑迫 勇登, 井上 希代子, 遠井 健司, 安本 和正 昭和医学会雑誌 62 (6), 407-410, 2002

    ...20歳の女性.下顎骨骨切り術の術後, 口腔内粘膜下出血による圧迫のために口腔内容量が狭小化し, 上気道閉塞をきたして呼吸困難に陥った.喉頭鏡を用いた気管挿管操作ならびにマスク換気は不能であったが, ラリンジアルマスク (laryngeal mask airway, 以下LMA) は, 一回の試技で容易に挿入することができ, 陽圧換気が可能であった.その後, LMAを介して内径5mmの気管チューブを挿管...

    DOI Web Site 医中誌

  • 小児気道異物  耳鼻咽喉科から

    工藤 典代 日本気管食道科学会会報 53 (5), 400-405, 2002

    気道異物は即呼吸に影響し,異物の種類や介在期間によっては肺炎を生じ重症化する。啓蒙されているとはいえ,現在でもなお小児,特に乳幼児の救急疾患として重要である。ここでは過去の報告と最近の当科の統計を呈示し,異物の診断から摘出術後の管理にわたり述べる。<br>小児の気道異物は食物が90%程度を占め,さらに食物の中で豆類が90%を占め,また豆類の中ではピーナッツが80%以上を占める。年齢は2歳未満が7…

    DOI 被引用文献2件 参考文献3件

  • ニチノールステントが有効であった気管切開後気管狭窄の1例

    和田 真一, 高木 啓吾, 加藤 信秀, 島谷 慎二, 笹本 修一, 奥山 伸男, 山崎 史朗 気管支学 22 (2), 123-127, 2000

    ...気管切開後の気管軟骨変形および変性によると思われる約2年後の仰臥位時気道狭窄に対し, ラリンジアルマスクによる全身麻酔下にニチノールステントを留置し, 症状の改善が得られた。その後, 軽度の喀痰喀出困難があり, 留置3カ月後の内視鏡所見では, メッシュに粘稠痰の付着と, 口側端に2カ所の肉芽増生が認められ, ステント留置後には長期の気道管理や定期的な観察が必要と思われた。...

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献12件

  • 気管支鏡検査の各種麻酔法に関する患者アンケート調査からの分析

    池田 康紀, 知元 正行, 小林 哲, 田村 光信, 杉田 和彦, 梅津 英央, 田村 元彦, 石濱 洋美, 長井 千輔, 木代 泉, 原澤 寛, 中元 隆明, 山口 重樹, 奥田 泰久, 北島 敏光, 嶋田 晃一郎 気管支学 21 (4), 259-265, 1999

    ...しかし検査をうける患者の立場で考えると, より長い検査時間を要する場合には非意識下での麻酔法, 特にラリンジァルマスクを用いた方法は有用であると思われる。...

    DOI 医中誌 被引用文献3件 参考文献13件

  • ラリンジアルマスクを用いジェット換気下に Nd-YAG レーザー治療を行った食道癌再発による気管狭窄の 1 例

    池田 康紀, 梅津 英央, 杉田 和彦, 小林 哲, 長井 千輔, 小口 敏孝, 嶋田 晃一郎 気管支学 20 (1), 61-65, 1998

    ...しかしラリンジアルマスクを用い全身麻酔下にジェット換気を併用することにより安全にYAGレーザー治療を施行することが出来た。このような気管狭窄症例に対してYAGレーザー治療を施行する場合, 如何に患者の負担を軽減し安全に呼吸管理を行うかが重要で, ラリンジアルマスクを用いた全身麻酔下ジェット換気併用方法は有効な手段であると思われた。...

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献12件

  • 温故知新, 全身麻酔による気管支鏡の現状と将来展望

    嶋田 晃一郎 気管支学 20 (8), 643-651, 1998

    百年に及ぶ気管支鏡の歴史を振り返ると, 初期においては直達鏡の開発・改良, 鮮明な視野を得るための光源の開発, 麻酔や施術手技の改善などに力が注がれ, 多くの先駆者の努力, 情熱, 卓越した創造力などによって今日の隆盛がもたらされ, 現在では気管支ファイバースコープや電子内視鏡が実用化されるに至った。現在の気管支鏡はもはや単なる診断のための道具ではなく, 気管支鏡を通して気道内に於いて, …

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献6件

  • ラリンジアルマスクを使用した気管支鏡検査の麻酔菅理

    山口 重樹, 緑川 由紀夫, 北島 敏光, 緒方 博丸, 嶋田 晃一郎 日本臨床麻酔学会誌 16 (9), 654-658, 1996

    Bronchoscopies performed in the conscious state cause extreme discomfort in patients with respiratory and/or circulatory complications.<br>Recently, the laryngeal mask airway (LMA) was developed to …

    DOI 被引用文献1件

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