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検索結果 7,589 件

  • U理論と自己調整学習理論を融合したICTスキルの自律的習得を促す授業モデルの開発的研究

    元澤 倫久 日本教育工学会研究報告集 2024 (1), 51-58, 2024-05-11

    ...<p>本研究は,生徒の自律的な学習観の醸成,及びICTを自らの学習や課題解決に繋げるICTリテラシーの習得を目的として,「U理論と自己調整学習理論を融合したICTスキルの自律的習得を促す授業モデル」を開発し,授業に落とし込んで実践することにより,生徒の行動変容を測定し効果検証を行うことにある.結果として,生徒の学習観の転換が確認でき,自律的な学習行動への変容が一定程度確認できた.</p>...

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  • 大学生の新聞利用傾向とメディアリテラシー及び批判的思考力の関係

    上土井 宏太 日本教育工学会研究報告集 2024 (1), 165-170, 2024-05-11

    ...<p>本研究は,大学生の新聞に対する意識を明らかにするとともに,新聞の利用がメディアリテラシー及び批判的思考力への影響について明らかにした.新聞を定期的に読んでいる学生は29.5%であり,各種調査で報告されている値と近い値であった.メディアリテラシー,批判的思考力については,新聞を定期的に読んでいる,読んでいないに関わらず統計的な有意差は見られなかった.これは,新聞を有効活用できていない可能性や,他...

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  • 気候変動の予測研究と適応の意思決定をつなぐ

    高薮 出, 花崎 直太, 塩竈 秀夫, 安部 大介, 生駒 栄司, 石川 洋一, 江守 正多, 大塲 あい, 小埜 恒夫, 嶋田 知英, 田浦 健朗, 高橋 潔, 仲江川 敏之, 中北 英一, 西森 基貴, 初鹿 宏壮, 福渡 潔, 真砂 佳史, 三上 直之, 横木 裕宗, 吉川 実, 渡部 雅浩 水文・水資源学会誌 advpub (0), 2024-05-05

    ...この課題に対し、様々な分野の専門家が集まり、①気候予測と影響評価の専門家と適応策の意思決定者の関係はどうあってそれぞれ何をすべきか、②気候予測と影響評価の専門家と適応策の意思決定者は、効果的な適応策の実現に向けた強力な情報提供の主体である民間事業者、気候変動に係るリテラシーや合意形成に深く関わってきたマスメディアや環境NGO/NPOと今後どう共創・協働していくべきかについて、議論した。...

    DOI Web Site 参考文献3件

  • 教育用プログラム言語Scratchを用いた降雨流出モデリングゲームの開発とその水文学教育への利用可能性

    山崎 大, 岡田 実奈美, 矢澤 大志 水文・水資源学会誌 advpub (0), 2024-05-05

    ...<p> 流域水循環を初等・中等教育で教えることは,水文学に興味を持つ学生を増やす,水災害や流域マネジメントへのリテラシーを高める,という点で重要と考えられる.カリキュラムを考慮すると流域水循環を短時間で効率的に教える必要があるが,降雨流出過程は多様な現象が相互作用する複雑なシステムであるため,記憶に残りやすい体験型教育ツールの開発は難しかった.本研究では,教育用プログラム言語Scratchを用いて視覚的...

    DOI Web Site 参考文献6件

  • ビブリオ・トーク -書評-:嘘吹きパスワード

    新井 葉子 情報処理 65 (5), 266-267, 2024-04-15

    ...大学でコンピュータ・リテラシーの授業を担当する評者が,現代日本で情報社会を生きる中学生の物語『嘘吹きパスワード』(久米絵美里著 2023)を紹介する.ネット社会での情報発信を考えるという視点から,本書が,世代を問わず情報社会のルールやマナーの意味を考えるきっかけになると評している....

    DOI 情報処理学会

  • 東京都足立区在住高齢者における活動量調査ならびに同居家族の有無に関連する生活機能の調査について

    奥田 裕, 小山 優美子, 中島 葵衣, 安瀬 月, 河野 琉玖, 加瀬野 智樹, 小池 空, 竹間 世和 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 270-270, 2024-03-31

    ...また、独居高齢者においては、健康リテラシーが低く、転倒恐怖感も高く、社会的に孤立傾向にあるということが示された。独居高齢者は同居家族有高齢者に対し、様々な問題が生じる可能性も示され、足立区において独居高齢者に対しての関わりが重要となってくると考える。 </p><p>【倫理的配慮】</p><p>本研究は、帝京科学大学研究倫理審査委員会にて承認された(承認番号21A030)。...

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  • 都市部在住高齢者におけるスマートウォッチの受容

    出口 直樹, 桜井 良太, 雛倉 圭吾, 笹井 浩行 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 105-105, 2024-03-31

    ...SWの関心の高さには、男性は 肥満や慢性疾患の罹患など自身の健康に関する要因が関連し、女性では人口社会的要因やICTリテラシーが関連した。SWを保有する理由について、“自身の健康状態を把握したいため”が 75%を超えていた。途中でSWを使用しなくなった理由として、 “着用ストレスや機器への不満”が40%程度存在した。...

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  • フレイル予防事業における専門職らによる講義およびヘルスリテラシーの評価をはじめとする介入効果

    烏谷 香蓮, 今田 健 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 205-205, 2024-03-31

    ...</p><p>【考察】</p><p> ヘルスリテラシーの重要性は近年国際的な関心を集めている。複数の国を対象に行われた調査によると、日本のヘルスリテラシーは欧米やアジア諸国と比べて低かったと報告されている。本調査においてHLS-EU-Q47の総得点は、初回から日本人の平均25.3±8.2点を上回る結果であり、介入前から健康づくりや疾病予防に関心の高い高齢者が多かったと推察される。...

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  • 地域在住高齢者のサルコペニア・ダイナペニアと呼吸機能、口腔機能の関係性と特徴

    千葉 うらら, 森沢 知之, 方 青麗, 窪田 小町, 國枝 洋太, 高倉 朋和, 齊藤 正和, 高橋 哲也, 藤原 俊之 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 296-296, 2024-03-31

    ...</p><p>【考察】</p><p>今回の対象者は健康リテラシ―が高く、各機能低下の割合や重複率が低くかったものと考えられた。</p><p>【倫理的配慮】</p><p>本研究は順天堂大学医学部医学系研究等倫理委員会の承認を得て実施した (承認番号:G20-0016)。またヘルシンキ宣言に則り、対象者に研究の主旨を説明し同意を得た。</p>...

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  • 小児地域リハビリテーションの実現に向けた子ども食堂の取り組み

    鳴海 勝太, 井坂 友哉, 江藤 ひかり, 中川 由佳, 中川 将吾 小児理学療法学 2 (Supplement_1), 88-88, 2024-03-31

    ...昨今では情報リテラシーの問題があり、育児の情報はインターネット上では乱雑であり、専門家による確かな情報から経験談まで取捨選択が難しい。そのことによって育児に対する不安を増加させ、親子間の関係性構築の障害になっている例もみられる。当院では上記の問題に対して、育児の困りごとを相談しやすい環境を提供するために子ども食堂キッチンこんを開始した。...

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  • 東京都足立区在住高齢者における歩行速度低下の因子の検討

    中島 葵衣, 安瀬 月, 河野 琉玖, 加瀬野 智樹, 小池 空, 竹間 世和, 奥田 裕 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 206-206, 2024-03-31

    ...また、歩行速度が速い人ほど転倒しない自信が強く、ヘルスリテラシーが高く、生活範囲が拡大していることが分かった。 </p><p>【結論】</p><p> 今回、歩行速度と膝伸展筋力、バランス能力、転ばない自信、ヘルスリテラシー、生活の広がりとの関係性を示すことができた。...

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  • 腰痛予防に着目したアクティブ・ラーニング型ヘルスリテラシー講義の効果

    栁澤 海志, 塩浦 宏祐, 原田 亮, 山上 徹也 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 387-387, 2024-03-31

    ...<p>【はじめに、目的】</p><p>腰痛予防に着目したアクティブ・ラーニ ング型のヘルスリテラシー(Health literacy;HL)講義を実施し、リハビリテーション (以下リハ職)のHLや腰痛の効果を検証する。</p><p>【方法】</p><p>リハ職41人を対象とした。HL講義は腰痛に対するHL を身に着ける事を目的とした。5~10分の動画であり全16回行った。...

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  • 運動器疼痛とプレゼンティーズムの実態および現在の取り組み

    吉本 隆彦 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 111-111, 2024-03-31

    ...当マニュアルは、産業保健領域に関わるスタッフの腰痛リテラシーの向上に加え、就労者の労働生産性の向上にも寄与するものと考える。 本シンポジウムでは、運動器疼痛とプレゼンティーズムに関する我々の知見および取り組みを中心に話題提供をしたい。</p>...

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  • 当院介護・看護職員に対する職業性腰痛予防に向けた実態調査

    田中 亮人, 川又 華代, 加藤 芳司 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 406-406, 2024-03-31

    ...</p><p>【結果】</p><p>調査回収数は62名 (看護職14名,介護職45名)であった.腰痛を有する職員は85%,仕事や生活への支障がある者は 35%であった.身体的負担は,移乗動作・入浴介助・排泄介助の順に多かった.精神的負担により,身体の不調として高度に身体化されている職員は25%存在した.また,腰痛に関連する心理的要因として,30%が恐怖回避思考や不安があった.さらには腰痛リテラシーが...

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  • 「あなたの更年期実態調査」結果報告~更年期不調とヘルスリテラシーの関連について

    大塚 扶美, 徳弘 郁絵, 後藤 友美 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 424-424, 2024-03-31

    ...働き方の変化やライフイベント、平均昇進年齢とも重なりやすく、ヘルスリテラシー向上とともに、問題に直面した従業員への支援プログラムの整備が求められている。「更年期における健康管理の指針」 (厚生労働省)の中には運動が重要要素として取り上げられている。...

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  • 個人投資家の株式投資の売買損益に関する要因分析

    池端 卓也 行動経済学 16 (Special_issue), S9-S12, 2024-03-29

    ...分析も行った.その結果,金融リテラシーが高いほど,株式投資の売買損益がプラスになる可能性が高いことが示された.本稿ではさらに,株式投資手法についても分析を試みた....

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  • 金融リテラシーが資産分散に与える影響

    宮本 弘之, 西出 陽子 行動経済学 16 (Special_issue), S17-S20, 2024-03-29

    ...<p>本稿では,金融リテラシー(主観的,客観的)と資産分散との関係を分析し,金融リテラシーが高い人ほど資産を分散しやすいことを示している.さらに,計画的行動理論を基に,金融リテラシーが資産分散に影響を与える経路について分析を行い,主観的金融リテラシーは資産分散に対する態度,主観的規範(周囲の人々の考えや行動)及び行動統制を通じて,客観的金融リテラシーは態度及び行動統制を通じて,資産分散の意図と行動に...

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  • アレルギーセンターが目指す,医師からのアレルギー疾患の移行支援

    伊藤 靖典, 徳永 舞, 小池 由美 日本小児アレルギー学会誌 38 (1), 93-98, 2024-03-20

    ...>小児期に発症するアレルギー疾患の多くは成人期に移行する.そのため,成人への移行支援として医療提供の整備と自立(自律)支援が必要である.患者は複数のアレルギー疾患を合併することが多いため,成人になったときに基本診療科が複数になること,また食物アレルギーにおいては成人領域で専門とする医師が少ないことから,トランスファー(転科)が困難な状況がある.そのため,自立(自律)支援では保護的な立場から,ヘルスリテラシー...

    DOI Web Site 参考文献2件

  • Web から信頼できる情報を収集するための批判的思考の技能を児童が獲得できるようにする手立ての検討

    手塚 和佳奈, 佐藤 和紀, 堀田 龍也 日本教育工学会論文誌 47 (Suppl.), 93-96, 2024-03-20

    <p>Web から信頼できる情報を収集するための批判的思考の技能を児童が獲得できるようにする手立てを検討することを目的に,小学校第5学年1学級を対象に批判的思考の技能を学ぶテキストを活用した実践を1ヶ月間実施した.その結果,Web からの情報収集について基礎的な指導を受けている学級においては,①教科等の学習の文脈で児童がWeb …

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  • 長野県内金融機関に関する県民意識調査

    飯塚, 徹, 浜崎, 央, 上田, 敬 松本大学研究紀要 (22) 169-227, 2024-03-15

    ...調査の内容は、(1)メインバンクとの関係、(2)地域金融機関の展望、(3)八十二銀行と長野銀行との経営統合、(4)金融リテラシーに関するものである。 本稿は、調査の内容を抽出したうえで整理・分析し、考察を行ったものである。この結果を、県内各金融機関、長野県、金融当局にフィードバックし、県民の金融面での不安解消、満足度向上を図り、よりよい金融の環境・態勢の構築に貢献したい。...

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  • 文系大学生のAIリテラシーに関するアンケート調査

    符 儒徳 開智国際大学紀要 23 (0), 145-164, 2024-03-15

    ...文系大学生を対象にしたAI(人工知能)リテラシー(含むコンピュータリテラシー)に関する調査を実施した結果について報告するのが本稿の目的である。AIリテラシーとコンピュータリテラシーの関係についても言及する。コンピュータリテラシーや,AI関連用語に関する結果はこれまでの先行結果と概ね整合している。...

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  • 宮崎公立大学学生における情報リテラシーの経年調査

    井田, 志乃 宮崎公立大学人文学部紀要 31 (1), 15-36, 2024-03-08

    ...宮崎公立大学における初年次学生の情報リテラシーの実態を調査するために,2016年度より科目「情報リテラシー」の受講者を対象にアンケート調査を実施している.2018年度から2022年度の調査結果から,個人情報端末やSNSの利用傾向は日本国内の傾向と同様であることがわかった....

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  • 働く女性のヘルスリテラシー向上に向けた具体的支援政策の検討

    矢澤 瑞季, 草深 鉄兵, 古宮 將太, 星名 美佳, 黒河 昭雄 神奈川県立保健福祉大学誌 21 (1), 123-137, 2024-03-08

    ...しかしながら、先行研究においては女性特有の健康課題の解決に向けて女性のヘルスリテラシーを向上させることが重要であることが明らかにされているものの、有効な支援施策は必ずしも示されていない。本研究では、社会経済上の諸課題に結びついている女性特有の健康課題をあらためて整理するとともに、ヘルスリテラシー向上のための具体的な支援策を検討する。...

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  • ウィキペディア編集とメディアリテラシーの育成: 司書養成科目における実践の報告

    橋詰 秋子 実践女子大学短期大学部紀要 45 117-127, 2024-03-06

    ...ウィキペディアの編集が学生のメディアリテラシー育成につながることを、実践女子大学短期大学部の司書養成科目における試みから論じる。2022 年に、「図書館情報資源特論」の中で、学生がウィキペディアの人物記事を編集・執筆する演習を行った。これは、特殊なウェブメディアであるウィキペディアとの適切なつきあい方を身につけさせることを狙った試みであった。...

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  • 次社会における精神保健とコミュニティ・コモンズの生成

    緒方, 由紀 社会福祉学部論集 20 131-152, 2024-03-01

    ...これらを踏まえ,地域課題にかかわる人,組織,団体がコミュニティの構成と運営をいかに自明のものとするのか,ひとつに地域の中での回復コミュニティを形成していくプロセスに,社会的共有材としてのコミュニティ・コモンズの概念やメンタルヘルスリテラシーの向上があげられることを確認し,次なる社会への議論の方向性を示した。...

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  • 学位論文要旨

    筑波大学教育学系論集 48 (2), 49-66, 2024-03

    ...・数学的探究における定義活動の促進に関する研究― 課題設計原理の生成に焦点を当てて ―(村田 翔吾) ・批判的思考を基盤とした統計的リテラシーの指導方法― 高等学校段階における統計情報を解釈し評価する活動を中心に ―(古賀 竣也) ・観光歴史教育の理論と実践の研究―「 観光のまなざし」の視座から ―(須賀 忠芳) ・学習者理解を促す「地理学習スタイル」に関する研究(Yang JaYeon) ・戦後初期...

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  • 教育制度改革論(2)―ユネスコが揺れている―

    福田,誠治 都留文科大学研究紀要 (99) 119-147, 2024-03-01

    ...次に世界中に学校教育制度を建設し、基礎的な諸リテラシーが普及するように支援する援助活動が行われてきました。この活動は「ヨーロッパ化」とも言われますが、リベラリズムが目指す人間主義的なアプローチです。  ところが1995年に国連の機関としてWTO(世界貿易機関)が発足します。同協定には「GATS(サービス貿易に関する一般協定)」が付随していました。...

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  • 書評 八鍬友広著『読み書きの日本史』

    和田 充弘 同志社教師教育研究 (1) 58-60, 2024-02-25

    ...②近世日本におけるリテラシーの構造について,代表的な文字文化の世界が上位に,実務的な文書操作の世界が下位にあり,寺子屋は後者の準備過程に位置づけることができる。③ほとんどの人が読み書きできるようになるのは,近代学校教育の成果だが,それは近世の識字とは質を異にするものであった。...

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  • 糖尿病セルフマネジメントとテクノロジー

    小出 景子 Diabetes Frontier Online 10 (e1), 001-001, 2024-02-21

    ...しかし,これら新しいテクノロジーを活かすには,利用者と医療スタッフ双方のITリテラシー,データ解析能力と治療に反映する力が欠かせない。...

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  • 教育講演2:現代社会における多様な依存症とは

    松﨑 尊信 産業精神保健 32 (1), 39-43, 2024-02-20

    ...とは,物質の摂取や行動がコントロールできず,それによって様々な問題が生じる病態を指す.インターネット依存の概念は1990年代に初めて提唱されたが,インターネットコンテンツのうち,ゲームへの依存が,2019年WHO(世界保健機関)によって精神疾患の一つとして承認された.ゲーム依存は精神的・身体的な問題を引き起こす可能性があるため,今後の対策が喫緊の課題である.私たちができる予防策として,適切なメディアリテラシー...

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  • COVID-19流行による急速な環境変化から見えたヒトとのつながり,あたたかさ,デジタルとの関係

    今関 あやね 産業精神保健 32 (1), 105-108, 2024-02-20

    ...<p>COVID-19流行により急速なデジタル化が進んだことで,テレワークが拡大した.業務効率化や柔軟なコミュニケーションの利点はありつつ,急速な変化の中で,迅速な対応や,オンライン環境特有の問題やストレスも浮き彫りになった.例えば,人間関係の希薄化や業務時間の増加,個々のリテラシー差異による課題などもある.テレワーク中の部下の対処や事例から,早期介入の重要性も再認識できた.デジタル技術の進化により...

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  • 特集:「広がるリテラシー教育」の編集にあたって

    小川 ゆい 情報の科学と技術 74 (2), 39-39, 2024-02-01

    ...情報教育における情報リテラシーの取り組みについては,玉田和恵氏にご執筆いただきました。大学の情報リテラシー教育に携わる立場から,情報モラル問題解決力の育成について論じて頂いております。メディア関係者の情報リテラシーの取り組みについては,尾高泉氏にご執筆いただきました。...

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  • 情報教育教員によるリテラシー教育(情報モラル問題解決力の育成)

    玉田 和恵 情報の科学と技術 74 (2), 40-45, 2024-02-01

    ...社会で求められる情報活用能力を育成するために,筆者が情報リテラシー・情報倫理部会で主査を務める私立大学情報教育協会では「社会で求められる情報活用能力育成のガイドライン」を,大学卒業時に全ての学生が修得しておくべき学士力として提案している。本論では当該ガイドラインを踏まえて現在実施している情報リテラシー教育について論ずる。</p>...

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  • 大学生のヘルスリテラシー向上に関する検討

    大崎 恒次, 圓丸 哲麻, 三井 雄一, 大野 幸子 経営情報学会 全国研究発表大会要旨集 202311 (0), 265-268, 2024-01-31

    ...</p><p> 本研究では,今後の人財となる若年層に注目し,若年層の健康意識を確認した上で,今後,社会人となる大学生のヘルスリテラシーをどのように向上させることができるのかについて,コンペティションを通した試みについて考察する。</p>...

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  • AI活用時代における70代以降の業務委託人材の実務スキル構成概念の検討

    西川 浩平 経営情報学会 全国研究発表大会要旨集 202311 (0), 25-28, 2024-01-31

    ...これらの構成概念の特徴は、70代以降の業務委託時に、AIやRPA等のICTを活用する高いICTリテラシー、質問力と好奇心、自律的に学ぶこと、豊富な経験を活かしてイノベーション促進を求めることにある。また、土台としてマネジメント経験やデータ解析力を求めることが明らかになった。今後、学生や社会人がキャリアを考える際の指標として役立つことが示唆される。</p>...

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  • 血液透析患者における災害時の自助行動促進のための要素検討:

    濵野 初恵 日本看護研究学会雑誌 46 (5), 5_825-5_837, 2024-01-20

    ...また,災害自己効力感に影響する要因には,防災リテラシーおよび防災意識が影響することが示された(R<sup>2</sup>=.715)。結論:血液透析患者の災害自己効力感を高め,防災行動へと結び付けていくには,防災リテラシーおよび防災意識向上への対策が重要であると示唆された。</p>...

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  • デジタル・ヘルスリテラシー尺度(DHLI)日本語版の開発

    宮脇 梨奈, 加藤 美生, 河村 洋子, 石川 ひろの, 岡 浩一朗 日本公衆衛生雑誌 71 (1), 3-14, 2024-01-15

    ...またデジタル・ヘルスリテラシー(DHL)の程度と対象者の特徴との関連を明らかにした。</p><p><b>方法</b> 尺度翻訳に関する基本指針を参考にDHLI日本語版を作成した。社会調査会社にモニター登録している20~64歳男女2,000人(男性:50%,年齢:40.7±12.0歳)にインターネット調査を実施した。...

    DOI PubMed

  • 高校生に対するヘルスリテラシー向上を目的とした栄養教育プログラムの開発

    山城 秋美, 吉池 信男 青森保健医療福祉研究 6 (1), 1-12, 2024

    ...<p>〔目的〕 高校生の健康や食生活に焦点を当て,対象集団への調査結果等を参考に教材の試作と試行を行い,ヘルスリテラシー向上ための栄養教育プログラムを開発すること。</p><p>〔方法〕 高校生43名に対して質問紙調査及び「高校生の健康づくり」に関するグループワークを実施した。...

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  • 日本民主化における言語改革の背景と意義

    賀茂 道子 国立国語研究所論集 26 151-169, 2024-01

    ...そのため,GHQが想定したリテラシーとは,新聞や憲法などを読んで理解できる能力であった。しかしながら,占領体制が安定し民主主義が浸透するなか,民主化のための情報発信も減少したことで,言語改革はローマ字化といった抜本的なものではなく,部分的な改革に終わった。同様に,リテラシーを測るための「日本人の読み書き能力調査」は,社会生活を送るうえでの最低限の能力を測るものへと変節した。...

    DOI NINJAL

  • ゲームリテラシー、ゲーム開発リテラシー、ゲーミフィケーションリテラシーを学ぶワークショップの実践報告

    岸本 好弘 日本デジタルゲーム学会 年次大会 予稿集 14 (0), 196-200, 2024

    ...筆者がこれまで行ってきたゲームリテラシーを学ぶワークショップや,ゲーム開発リテラシーを学ぶ授業を基に,ゲームリテラシー,ゲーム開発リテラシー,ゲーミフィケーションリテラシーの重要性について述べる.ゲームリテラシーを「ビデオゲームとうまく付き合う能力」として定義する.親子向けのゲームリテラシーのワークショップでは,ゲームにハマる理由としてドーパミンや射幸心について話した後,親が子どもの遊んでいるゲーム...

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  • 中小企業におけるCSRコミュニケーションの現状と課題

    山﨑 方義 広報研究 28 (0), 5-20, 2024

    ...これらから大企業とは異なるステークホルダーとの関係性や、マンパワーやリテラシー面での課題があると考えられる。本研究ではインタビュー調査を実施し、その結果に基づき現状と課題について考察する。</p>...

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  • 教育現場における金融教育実践の現状と課題

    三輪 正太郎, 金城 紅杏, 太田 麻美子 教育経済学研究 5 (0), 1-22, 2024

    ...また、金融リテラシーマップとの関連についても検討したところ、「家計管理」、「生活設計」、「資産形成商品」、「外部の知見の適切な活用」、「保険商品」との関連がみられた。これらの実践の中には、体験しながら学べる実践が多くみられた。ただし、今後の課題として、分析がされている論文が少なかったことと、特別支援教育を対象とした実践論文が少ないことが課題として挙げられる。...

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  • ナラティブと認知的不協和とゲーム開発者のための技術者倫理

    古市 昌一 日本デジタルゲーム学会 年次大会 予稿集 14 (0), 201-205, 2024

    工学系の大学で技術者倫理が教えられるようになって 20 年以上経ったが,製造業の現場では未だに会社内での検査データの不正等が内部告発等で発覚する等,現場の一部では技術者倫理が十分機能していないように思える.筆者が大学でゲーム開発を含む情報工学等を学ぶ学生向けに技術者倫理を教え始めて 15 年がたち,講義中では極力情報の新技術である AI や VR …

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  • 企画セッション:ゲーム開発リテラシーの未来展望

    岸本 好弘, 財津 康輔, 古市 昌一, 犬田 悠斗 日本デジタルゲーム学会 年次大会 予稿集 14 (0), 191-191, 2024

    ...この企画セッションでは、4 人の発表者が、ゲームリテラシー、ゲーム開発リテラシーに関して幅広い視点から議論を行う。1.ゲームリテラシーの概念とその重要性について 2.子供から大人までのゲームの適切な活用方法 3.ナラティブと認知的不協和とゲーム開発者のための技術者倫理 4.ゲーム内でのプレイヤーの社会的交流と自己表現におけるゲームリテラシーなどである。...

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  • 国内外のゲームリテラシーの研究動向

    財津 康輔 日本デジタルゲーム学会 年次大会 予稿集 14 (0), 192-195, 2024

    ...ゲームリテラシーは、ゲームを通して身に付く、あるいはゲームと付き合うために必要な力であるとされる。著者は昨年度の発表で、ゲームリテラシーの概念が国内外の研究者によってどのように捉えられてきたかを述べた。本発表では、昨年度の発表を踏まえて、特にゲームリテラシーの測定に着目したレビューを行い、論点や課題を整理する。...

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  • ゲーム内でのプレイヤーの社会的交流と自己表現におけるゲームリテラシー

    犬田 悠斗 日本デジタルゲーム学会 年次大会 予稿集 14 (0), 206-210, 2024

    ...その後、これらを踏まえて、ゲーム内でのプレイヤーの政治的、または社会的活動において、プレイヤー、開発者それぞれが持つ必要があるリテラシーについて考察した。その結果、プレイヤーが持つゲームリテラシーとして、ゲーム内で差別やいじめ、嫌がらせを行わない能力、そして利用規約に則ったゲームプレイを行う能力が必要であると論じた。...

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  • 大学病院に入院した成人期における糖尿病患者のヘルスリテラシーとその関連要因

    影浦 直子, 中村 小百合, 堀田 由季佳, 織田 千賀子, 近藤 彰, 鈴木 敦詞, 須釜 淳子, 竹原 君江 糖尿病 66 (12), 839-849, 2023-12-30

    ...<p>大学病院に入院した成人糖尿病患者のヘルスリテラシーに関連する因子を明らかにするため,無記名自記式調査票を用いた横断的観察研究を行った.調査項目には,ヘルスリテラシー尺度,コミュニケーション・スキル尺度,日本語版ソーシャル・サポート尺度を用いた.解析対象は54例であり,ヘルスリテラシーの3つの下位尺度ごとに重回帰分析を行った.その結果,機能的ヘルスリテラシーと有意な関連を示した因子は,家族や大切...

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  • 高齢難聴者の健康づくりを支える補聴器聴覚リハビリテーション

    三瀬 和代, 白馬 伸洋 AUDIOLOGY JAPAN 66 (6), 523-529, 2023-12-28

    ...補聴器フィッティング・装用指導に加えて文章追唱法による聴覚リハビリテーションを併用することで, 言語聴取能の改善のみならず, 言語聴取・理解や会話で重要となる注意・ワーキングメモリ機能の改善, コミュニケーションスキルの向上, ヘルスリテラシーの向上などへの波及効果も得られた。高齢難聴者に対する補聴器診療では, コミュニケーションを意識した聴覚リハビリテーションが有用であると考えられた。</p>...

    DOI Web Site 参考文献10件

  • くずし字による古典教育の試み(8) : 短時間での和本・くずし字活用例

    加藤 直志, 加藤 弓枝, 三宅 宏幸 名古屋大学教育学部附属中・高等学校紀要 68 154-163, 2023-12-28

    日本近世文学会の「出前授業」の一環として、同学会所属の研究者に講師を依頼し、和本(古典籍)やくずし字を活用した特別授業を協同で実施した。これまでにも、同種の授業を提案してきたが、授業時間数に余裕がなく、新しい取り組みを行うことが難しいという学校も多いだろう。そこで、今回は、学期末などのわずかに空いた時間を利用した、比較的短時間でも実施可能な授業実践例を提案することとした。

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  • 健康の社会的決定要因に対するリハビリテーション専門職の在り方に関する論考

    滝本 幸治, 三好 雅之, 花澤 侑里佳 奈良学園大学紀要 16 79-92, 2023-12-27

    要旨  健康の社会的決定要因 (SDH; Social Determinants of Health) は、 遺伝的素因や年齢、 性別などの生物学的要因とは異なり、 生活習慣はじめ、 社会・地域のネットワークや生活・勤務環境など、 健康に影響を与える非医学的要因のことをいう。 SDH は個人に起因しない社会の構造的な要因であり、 疾病罹患リスクや死亡率など健康に影響することが知られており、 …

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  • 高等学校公民科「公共」と中学校社会科公民的分野の教科書におけるメディア・リテラシーと情報リテラシーの比較

    藤崎 聖也 日本教育工学会論文誌 47 (3), 515-525, 2023-12-20

    ...<p>本研究では,高等学校公民科の必修科目である「公共」と中学校社会科公民的分野の検定教科書の記述から,「メディア・リテラシー」と「情報リテラシー」を比較した.その結果,公共では,両者を並列したり,同じような表現で異なるリテラシーを言い表したりするなど,公民的分野に比して両者の差異がより曖昧であることがうかがえた.また,「批判」「判断」などがメディア・リテラシーにおいて重要であるのは公共と公民的分野...

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  • 「論理国語」教科書にみる統計的リテラシーの学習

    古賀 竣也, 大谷 洋貴 日本科学教育学会研究会研究報告 38 (2), 15-18, 2023-12-09

    ...本研究では,「論理国語」の教科書(13冊)の分析を通して,教科書にどのような統計的リテラシースキルが含まれ,それらのスキルがどのような場面で発揮されるように構成されているのかを整理し,「論理国語」でどのような統計的リテラシーの学習が展開できるのかについて考察した.結果として,「論理国語」の教科書から様々な統計的リテラシースキルが抽出でき,信頼性の高い統計資料を根拠として,それに基づく主張や前提を含めた...

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  • 知的障害のある児童生徒の適応行動を支援するアプリケーションマトリクスの検討

    佐藤 裕理, 村浦 新之助, 関口 あさか, 水内 豊和 日本教育工学会研究報告集 2023 (4), 63-69, 2023-12-04

    ...<p>GIGAスクール構想でICT機器が広く普及したものの,活用実態は教員のデジタルリテラシーやスキルに依存し,知的障害のある児童生徒の生活の質や社会自立を見据えた系統性のある活用がなされているとは言いがたい現状である.そこで本稿では日本版Vineland-Ⅱ適応行動尺度と特別支援学校学習指導要領を参考に,社会で豊かに生きる上で必要となる力につながるアプリ活用のモデルを提案した.今後は教員を対象に有効性...

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  • 不登校と睡眠

    平田 郁子 子どものこころと脳の発達 14 (1), 26-32, 2023-11-30

    ...助長されることが多い.結果として平日の睡眠不足に陥り,是正がなされないと,睡眠・覚醒相後退障害へ移行すると考えられる.また,不登校に至るには様々な要因があるが,不登校に至った生徒は,その生活スタイルから,睡眠・覚醒相後退障害に陥りやすく,しばしば起立性調節障害を伴う.また,神経発達症の背景があることも少なくなく,睡眠の治療にも影響を及ぼす.社会全体が睡眠の問題に対して予防的な観点をもって正しい睡眠リテラシー...

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  • 質的研究の実践テクニック—論文執筆および査読における留意点—

    青柳 健隆 日本健康教育学会誌 31 (4), 265-272, 2023-11-30

    ...であるJARS-Qual(日本語版)を示し,チェックリストの使用に対する批判的な指摘も含めて要点を整理した.また,筆者がこれまでに実施してきた質的研究を通じての学びや経験をもとに,質的研究を実施する際の実践的なテクニックを報告する.質的研究と量的研究は,広く科学を捉えれば「普遍的真理を追究する」という共通の目的を志向している.研究者には質的研究と量的研究の双方を理解し,補完的・相乗的に両者を用いていくリテラシー...

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  • 若手の会企画「Meet the Expert」の報告

    日本健康教育学会若手の会運営委員 日本健康教育学会誌 31 (4), 258-264, 2023-11-30

    ...働き盛り世代のヘルスリテラシー(福田洋氏)であった.各企画で講師による講義のほか,質疑応答やグループワーク,個人ワーク等を実施した.参加者は,のべ314名であった.企画に対するアンケートの結果,4つの企画すべてで「非常に満足した」または「まあ満足した」と回答した者が95%以上と高い満足度を得た.感想には,学びやモチベーションの獲得,企画の内容や構成の良さ,来年の開催に対する期待や,より活発な交流を求...

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  • IR人材育成の企画と実施について

    藤原 善徳 大学情報・機関調査研究集会 論文集 12 (0), 162-163, 2023-11-19

    ...<p>学内におけるデータリテラシーの高い人材の育成は、IR活動において重要な課題の一つである。本学においても中長期的な目標・課題としてIRerの養成を目指し、取り組みを行ってきた。本稿では2022年から開始したSD研修として職員を対象に行なった研修立案の実施、及び今後の展望、及びそれに付随する組織の編成や改善への取り組みについて報告を行う。</p>...

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  • MDASH選定大学におけるデータサイエンス教育シラバスのテキストマイニング

    椿本 弥生, 廣川 佐千男, 新原 俊樹 大学情報・機関調査研究集会 論文集 12 (0), 176-181, 2023-11-19

    ...<p>本研究では、文部科学省による「数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度(MDASH)」において2022年度にリテラシーレベルに選定された139校のうち、データ収集を完了した78校426件のシラバスに対してテキストマイニングを行った。その結果、最も採用されていたデータ分析ツールは、2021年度と同様にMicrosoft Excelであった。...

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  • 幸福資本主義志向とウェブ3.0時代の社会イノベーション

    小原 重信 国際P2M学会研究発表大会予稿集 2023.Autumn (0), 38-75, 2023-10-29

    ...その手段は、「リテラシー」浸透の機会を増やし、「公募プロジェクトやプログラム」に提案することである。P2Mは統合に有効な教示を提供する。Web3.0環境向けた医療・看護・介護の連携による「QOL福祉サービス」に向けた情報や知能統合である。問題提起は、地域自治体と「ケアセンター」の権限移譲と組織補強である。...

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  • フィードバック・リテラシーに関する研究動向

    瀬崎 颯斗, 渡邊 智也, 小野塚 若菜 日本教育工学会研究報告集 2023 (3), 152-159, 2023-10-16

    ...<p>近年,海外の高等教育分野を中心に,学習者中心の考えに基づくフィードバック研究が進んでおり,フィードバック・リテラシーの概念が注目されている.本稿では,本概念の研究動向に関するレビューを通じて,学習者のフィードバック・リテラシーの定義と構成概念,それを高める介入方法としての学習活動に関する検討を行った.これまでの動向としては,理論研究による概念枠組み提案,学生調査によるカテゴリー生成,尺度開発研究...

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  • 食生活リテラシーが食環境の認知と食行動に及ぼす影響

    髙泉 佳苗 栄養学雑誌 81 (5), 210-218, 2023-10-01

    ...</p><p>【結論】食生活リテラシー得点の向上が食環境の認知得点と食行動得点の向上に及ぼす影響度は強くないが,食生活リテラシーは食環境の認知および食行動の促進要因の一つであることが示された。</p>...

    DOI Web Site 参考文献11件

  • 成人における生活習慣病のリスクを高める飲酒量と機能的・伝達的・批判的ヘルスリテラシー

    大内 実結, 赤松 利恵, 新保 みさ, 小島 唯 栄養学雑誌 81 (5), 202-209, 2023-10-01

    ...<p>【目的】飲酒に関する教育の一助となることを目指し,飲酒状況と機能的,伝達的,批判的の3つのヘルスリテラシー(以下,HL)との関連を示すことを目的とした。</p><p>【方法】2020年11月実施のインターネット調査のデータを用い,20~64歳の男性3,010人,女性2,932人を対象とした。HLは,機能的,伝達的,批判的の3つのレベルごとに用いた。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献25件

  • 金融リテラシーが貯蓄・投資に関するアドバイス需要に与える影響

    西出 陽子, 宮本 弘之 生活経済学研究 58 (0), 31-44, 2023-09-30

    ...金融リテラシーが貯蓄や投資に関するアドバイス需要に、正の影響を与えることを実証的に分析した。つまり、金融リテラシーの高い人ほど、貯蓄や投資に関するアドバイス需要(希望、利用)を持ちやすいこと、すなわち、アドバイス需要は金融リテラシーに対して補完的であるという結果が得られた。...

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  • 崩れ続ける大地での暮らし

    内藤 直樹, 殿谷 梓 文化人類学 88 (2), 243-263, 2023-09-30

    <p>本稿の目的は、景観の生産に関わる文化人類学者と地球科学(地質学)者の協働と対話を通じて、ユニークな物質的特性を備えた山村景観の動態を理解するための気づきを得ることにある。そのために「手に負えない景観(feral landscape)」論を手がかりにしつつ、それぞれ異なる時間スケールや情報に焦点をあてる地球科学(地質学)と文化人類学の協働に基づく景観史/誌の記述をおこなう。そうすることで「国…

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  • 薬学生を対象とした女性ヘルスケアカフェの開催

    西村 亜佐子, 眞田 法子, 鈴木 渉太, 岡田 浩, 芝田 信人 日本プライマリ・ケア連合学会誌 46 (3), 117-120, 2023-09-20

    ...<p>日本では女性が健康に働き続けるための施策が十分ではない.また,女性自身のヘルスリテラシーが低く,女性特有の心身不調に関する情報へアクセスしづらい問題がある.この現状の中,地域の身近な医療者として薬局薬剤師が,体調に不安を感じる女性のファーストアクセスの場となることが期待される.そこで今回は薬学生を対象に,女性の健康について学ぶ機会を提供するため,女性ヘルスケアカフェを開催したので,これを報告する...

    DOI Web Site 参考文献4件

  • 令和5年度春季大会 高校生による研究発表最優秀賞を受賞して

    長田 牧, 窪田 悠喜 日本水産学会誌 89 (5), 495-495, 2023-09-15

    ...このSSHクラスでは先に述べた講演会以外にフェロー講演会やイギリスの高校との交流発表会を実施し,科学的リテラシーならびに国際性の向上も図っている。本研究はメダカの流れ走性を利用して,メダカの色を見分ける能力を調べた研究である。メダカの色別能力は色の組み合わせや色の濃淡によって異なるという先輩たちの研究に興味を持ち,メダカの色別能力をより具体的に示そうとした。...

    DOI Web Site

  • 保健医療分野におけるAIの活用

    大西 浩文 薬学図書館 68 (2), 53-58, 2023-08-31

    ...あくまで人間中心の社会でAIと共生していくうえでは,AIシステムを利用する保健医療従事者のみならず,医療サービスを受ける国民側のAIリテラシーの向上も重要な課題であり,教育や普及啓発活動を進めていく必要がある。</p>...

    DOI Web Site 医中誌

  • 成人視覚障害者を対象としたフォーカスグループインタビューから得られた身体活動実践の工夫と必要な支援

    辰田 和佳子, 山中 恵里香, 稲山 貴代 日本健康教育学会誌 31 (3), 142-150, 2023-08-31

    <p>目的:視覚障害者は,身体活動量が少ないことが報告されている.本研究では,参加者の身体活動実践の際の工夫と,その実践に必要だと考える支援についてのなまの声を,マルチレベルモデルを参考に各レベルに整理し,レベルに応じた介入計画を検討することを目的とした.</p><p>方法:成人視覚障害者10人を対象に,フォーカスグループインタビューを実施した.逐語録から切片化した情報を簡潔かつ適切なコードにま…

    DOI Web Site 医中誌

  • 薬学におけるICT教育の現状と今後の展望

    土井 信幸 薬学図書館 68 (2), 59-66, 2023-08-31

    ...しかし,現状の薬学部のシラバスの調査からは薬剤師に必要なICTリテラシー教育は不十分であった。現在,各大学では2024年からスタートする薬学モデル・コア・カリキュラムの改訂が行われ,新たなICTリテラシー教育が構築されようとしている。近い将来,高いICTリテラシーを持った薬剤師が,日本に山積する医療・介護・福祉の課題を解決していくことを期待している。</p>...

    DOI Web Site 医中誌

  • 日本人の価値観に合った政策展開を

    宇野 重規, 重田 園江, 渡辺 靖 NIRAオピニオンペーパー 71 (0), 1-6, 2023-08-31

    ...データの作成・解釈という国民のデータリテラシーを高めていくことが求められる。一方で危惧すべきは、メディアの影響力である。印象的な映像等があると、科学的な裏付けがなくても個人の価値観を変えてしまう。伝統メディアはセンセーショナリズムな方向に流れず、複雑な情報を分かりやすく伝える役割を果たすべきだ。...

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  • グループディスカッション不参加者に対するチャットボット教材の有効性

    村上, 祐子 情報教育シンポジウム論文集 2023 190-195, 2023-08-11

    ...数理・AI・データサイエンス(リテラシーレベル)モデルカリキュラムでは動機づけを重視しており,推奨する授業の一つにグループディスカッションがある.グループディスカッションは複数人で議論する経験を通じて教育効果を得るため,授業を欠席するなどによりグループディスカッションを参加しなかった学生に教育効果を持たせるためには工夫が必要だと考えられる.本研究では,チャットボットに着目し意見交換形式の教材による教育効果...

    情報処理学会

  • 韓国と日本の小学校の授業と教員の認識の比較を通じたデジタル時代のリテラシー再考

    徐, 承我, 前原, 由喜夫 長崎大学教育学部教育実践研究紀要 22 83-94, 2023-08-01

    ...学校での教授と学習においてデジタルツールの使用が当たり前となった今日、子どもたちが社会で通用するリテラシー(読解力あるいは理解力)を獲得するためには、どのような教育的方策が必要だろうか。本研究の目的は、韓国と日本の初等教育の比較を通して、デジタル時代のリテラシーの意味と教育現場でのリテラシーの指導法を再考することである。...

    機関リポジトリ HANDLE

  • 独自データ活用型生成AIを利用した教育実践デザインの検討

    岡野 健人, 藤川 大祐 日本教育工学会研究報告集 2023 (2), 274-279, 2023-07-21

    ...<p>ChatGPTをはじめとする大規模言語モデルを利用した生成AIが注目を集めている.活用のためには,その性質を理解し利点と欠点を考慮した上で使用するといった,生成AIリテラシーを身に着ける必要がある.本研究では,ChatGPT APIを用いて独自データ活用型生成AIチャットボットを製作することが可能なプログラムを作成し,学習者がチャットボットの製作を通して生成AIリテラシーを学ぶ教育実践デザイン...

    DOI

  • 職域健康診断における二次検診受診行動に関連する要因の検討

    福田 沙織 産業衛生学雑誌 65 (4), 203-211, 2023-07-20

    ...<b>考察と結論:</b>職域健康診断において,配偶者の有無,かかりつけ医の有無,「再検査への認識の甘さ」が二次検診受診行動に直接的に影響を与えていることが明らかになった.二次検診受診行動を促すためには,身近な存在を意識した支援や,再検査への認識を高めるためのヘルスリテラシーの向上を念頭に置いた支援が求められる.</p>...

    DOI Web Site Web Site ほか2件 参考文献1件

  • PBI Tokyo 2022 参加者に聞く④

    青木 紀美子, 小笠原 晶子 放送研究と調査 73 (7), 64-79, 2023-07-01

    ...その対策として、CBCは国際的な連携に参加するとともに、テレビやオンラインの番組で情報の真偽を検証・解説し、メディア・リテラシーの普及に力を入れていると、テイト氏は述べている。また、メディア自身が透明性を高め、報道・放送のプロセスを説明することも信頼を得るためには欠かせないと、テイト氏は強調した。...

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  • 中学校保健の知識定着度および活用意識に影響を及ぼす要因

    大坪 健太, 小椋 優作, 小栗 和雄, 篠田 知之, 東海林 沙貴, 杉山 莉聖, 高松 海斗, 門谷 颯星, 春日 晃章 教育医学 68 (4), 307-314, 2023-06-28

    This study aimed to examine the relationship between knowledge retention and utilization awareness of junior high school health education and attitudes toward health and health classes among …

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  • フィードバック 定義から近年の議論まで

    木村 武司, 錦織 宏 医学教育 54 (3), 255-265, 2023-06-25

    ...これまで盛んに議論されてきた. 2008年にRidderらが「学修者パフォーマンスの改善を意図した, 学修者に見られたパフォーマンスと到達点 (コンピテンシー) との比較についての情報」と定義し, 以後は効果的なフィードバックについて, 指導者を中心とした行動主義的なアプローチから受容者である学修者を中心に据えた関係性や, 学修者に潜在するフィードバックを活かす能力 (自己調整学修, フィードバックリテラシー...

    DOI Web Site 医中誌

  • ジグソー型実験学習法の開発と実践

    別納 彩子, 和田 重雄 日本科学教育学会研究会研究報告 37 (6), 75-78, 2023-06-24

    ...主導して十分な知識交換がないままに終了する危険性を減らせると考えられる.今回,高等学校3年生の環境水の水質評価に関する測定・考察の実験において実践を行ったところ,授業で学習したばかりの「有機物」という用語をキーワードとして,複数の単元の繋がりの理解が深まったと答える生徒が見られた.知識の収集にあたる「エキスパート活動」の難易度設定や人数調整に改良が必要ではあるが,教科書で学習した知識の理解度や科学リテラシー...

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  • 統計的リテラシー教育に関する一考察

    山本 雄大 日本科学教育学会研究会研究報告 37 (6), 127-130, 2023-06-24

    ...さらに,日常生活での統計情報の読み取りから研究領域における統計分析までの幅広い分野での統計情報の誤解例から文脈の中にある統計情報を正しく読み取り処理する統計的リテラシー教育の重要性が示唆された.今後の課題として,ビッグデータ社会における統計的リテラシーの明確化と批判的解釈に基づく統計的リテラシー教育での教師用教材の作成と多様な解が想定される生徒の評価方法作成の両面で支援の必要性が挙げられる....

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  • 数理・データサイエンス・AI 教育プログラムの実状

    新原 俊樹 日本教育工学会論文誌 47 (2), 333-342, 2023-06-20

    ...<p>リテラシーレベルの数理・データサイエンス・AI 教育プログラム認定制度(MDASH)に注目し,2021年8月までに認定された78校の教育プログラムを調査した結果,次の4点が明らかになった.(1)各校のカリキュラム編成は,あらかじめ指定した授業科目を履修させる形態のものが最も多かったが,多くは既存の特定の科目を履修させるものであった.(2)修了要件は,2~4単位が最も多かったが,1~24単位まで...

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