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検索結果 324 件

  • 解離体験を呈する青年2事例のロールシャッハ反応に関する一考察―Ⅶカードの反応への着目―

    森, 彩乃, 佐藤, みのり お茶の水女子大学人文科学研究 19 173-184, 2023-03-31

    健常群においても認められる解離体験は、それが量的・質的に重症化することで解離症に至ると考えられており、その健康度の維持と向上のためには早期に介入し経過を丁寧に観察することが求められる。本研究は、解離体験の心理的特性の把握と理解のために、そのロールシャッハ反応における特徴を検討することを目的とした。解離体験を呈する青年2名のロールシャッハ反応を詳細に検討した結果、Ⅶカードにおいて、①自己の断片との…

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  • 2回のロールシャッハテストを通して買い物依存者の人格特性を考察する

    冨田, 愛 佛教大学大学院紀要. 教育学研究科篇 51 51-67, 2023-03-01

    物質使用障害者の治療において,生きる上での問題の解消にアディクションを使用している場合,治療の際に人格特性を理解する必要性があると指摘されている。筆者は,買い物依存者に対しても同様に人格特性の理解は重要ではないかと考え,本稿では1 事例の2 回のロールシャッハ法を比較検討した。その結果,対象との融合への希求,それゆえ生じる呑み込まれる不安が問題として挙げられた。また,その防衛として部分化が使われ…

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  • 発達障碍児のロールシャッハ反応の縦断的研究

    天満, 翔, 日高, 三喜夫 久留米大学心理学研究 19 43-47, 2020-03-31

    ...本研究では,発達障碍児のロールシャッハテスト上の縦断的変化を明らかにすることを目的として研究を行った。年齢は,天満・日高(2015)の際に医師により診断された小学生及び中学生33名のうち,通院継続中で診断名に変更のない2回分の資料が揃った15名(AD/HD群8名,ASD群7名)である。...

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  • 心理検査体験の侵襲性と治療的機能

    依田 尚也 箱庭療法学研究 32 (3), 43-53, 2020

    ...<p>心理臨床の現場では,心理療法の導入前に心理検査が実施され,そのテストバッテリーにロールシャッハテストが含まれることは少なくない。ロールシャッハテストは,時には侵襲的なイメージをクライエントに喚起させる可能性がある。...

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  • コンピュータゲーム親和性とパーソナリティに関する研究―ロールシャッハテストおよび箱庭を用いて―

    山本 喜晴 シミュレーション&ゲーミング 28 (1), 12-23, 2018-11-30

    ...<p>本研究では投影法心理検査の中からロールシャッハテストおよび箱庭を用いて,コンピュータゲームに対する親和性とパーソナリティとの関連を調べた.質問紙法調査によって,コンピュータゲーム親和性尺度を作成し,ロールシャッハテストの各スコアについて,コンピュータゲーム親和性尺度の高群・低群間の有意差を調べたところ,高群は色彩を伴いかつ形の明確な反応の数が有意に高く,血液反応の数が有意に低かった.このことから...

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  • 発達障害と統合失調症

    太田 豊作, 飯田 順三 総合病院精神医学 30 (2), 120-126, 2018-04-15

    ...自閉スペクトラム症と統合失調症の鑑別補助に有用な心理検査としては,Japanese Adult Reading Testとロールシャッハテストがあげられ,注意欠如・多動症と統合失調症の注意機能の客観的評価には事象関連電位が有用である可能性がある。...

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  • 神経性過食症(DSM-5)を呈した女性アスリートのロールシャッハ反応に関する事例研究

    大場 康平, 斎藤 真喜子, 待鳥 浩司 スポーツ精神医学 14 (0), 31-38, 2017-08-22

    ...そこで本研究は、神経性過食症を呈した女性アスリート3症例に実施したロールシャッハテスト結果を先行論文の知見と比較し、継列分析を行った上で、その特徴を考察した。その結果、一般アスリート群と同様に内向的傾向が示されたが、現実検討力が低く現実から逸脱した価値基準に重きを置きやすい傾向が見出された。また原始的防衛機制を使用する境界人格構造の患者の特徴とも一致する結果となった。...

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  • 投映法としての「星と波描画テスト」の性質

    香月 菜々子 International Journal of Human Culture Studies 2015 (25), 249-261, 2015-01-01

    ...<p> 星と波描画テストの投映法としての性質をより明らかにするため,本研究は基礎的研究の一環として,先行研究(香月,1999)の調査協力者6名を対象に,星と波描画テストおよびロールシャッハテストの再施行を実施し,主に指標レベルで,過去データとの比較検討を行った.その結果,星と波描画テストは,描き手の流動的な状態像を映し出すばかりでなく,描き手における比較的安定性の高いパーソナリティ要素についても映...

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  • Jungの言語連想検査における中学生の連想基準表

    赤川 力 大阪大学教育学年報 19 125-143, 2014-03-31

    ...言語連想検査は投映法の起源とされており,後のロールシャッハテストやSCTなどの心理テストに大きな影響を与えたとされている。古典的なJungの言語連想検査は,患者に刺激語を教示して反応語を求め,さらに再認検査をして指標にかかる語に関して連想を求めるものである。後の研究者たちは,Jungの方法論を参考にしつつ,様々な刺激語や検査方法を用いて研究を行ってきた。...

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  • ロールシャッハテスト技法の使用実態と臨床感について

    丹治, 光浩, 松本,真理子, MATSUMOTO,Mariko 花園大学社会福祉学部研究紀要 = Annual report of the Social Welfare Department at Hanazono University / 花園大学社会福祉学部 編 22 1-8, 2014-03

    ...ロールシャッハテストに対する課題としては、「スコアリングの難しさ」「研修の機会」「職場の理解」「技法の違いをめぐる対立」「大学院教育の充実」などが挙げられ、今後のロールシャッハテスト教育のあり方を検討する必要性が考えられる。...

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  • 自我境界概念から見た自我機能概念の再検討 <論文>

    森田 修平, 岡本 祐子 広島大学心理学研究 12 169-177, 2013-03-31

    ...また,その測定法は,質問紙,ロールシャッハテストなどの投映法と多様である。しかし,自我機能の測定は,自我という概念の扱いの難しさから困難さを指摘されてきた。大山による一連の自我境界研究から,各種自我機能が異なる自我境界領域で働くことが推察された。...

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  • 発達障害におけるイメージの曖昧さ

    畑中 千紘 箱庭療法学研究 26 (2), 29-40, 2013

    ...本研究は,ロールシャッハテストを素材に発達障害のイメージのあり方の特徴を描き出そうとするものである。予備的分析の結果,反応の中核をなす概念が不確定である「不確定反応」が発達障害のイメージの特徴として導き出された。「不確定反応」の出現個数について147名の発達障害群,49名の神経症群,47名の大学生群のデータについて検討した結果,発達障害群に有意に多くみられることが明らかとなった。...

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  • 子どものロールシャッハ法における父親・母親イメージ図版の検討

    坪井 裕子, 松本 真理子, 鈴木 伸子, 畠垣 智恵, 白井 博美, 森田 美弥子 人間と環境 3 (0), 1-9, 2012

    ...小学校2 年・4 年・6 年と中学2 年生の子ども(計591名)を対象にロールシャッハテストを実施し、父親イメージと母親イメージを示す図版を選択させた。その結果、父親イメージについては、従来からいわれているようにIV図版が多く選ばれた。一方、母親イメージについては、性別や年代で選択が異なり、母親イメージが多様化していることが明らかになった。...

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  • ロールシャッハテストと臨床動作法を通じたうつ病入院患者への理解と援助

    甲斐 千晶, 大屋 藍子, 古賀 聡, 遠矢 浩一 九州大学総合臨床心理研究 3 47-58, 2011-06-30

    ...本研究では,うつ病患者に対してロールシャツハテストと臨床動作法を用いて体験様式の理解のプロセスについて報告した。現在うつ病になりやすい性格特性についての報告が多々なされているが,うつ病患者は,睡眠や食欲など身体的な症状と,気分の落ち込みや意欲の低下,希死念慮など精神的な症状を生じる。さらにうっという診断の受け入れの困難や周囲の無理解など様々な生きづらさを抱えている。...

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  • ロールシャッハテストに関する近年の研究動向

    天満, 翔, 日高, 三喜夫 久留米大学心理学研究 10 159-163, 2011-03-31

    ...本研究の目的は,最近のロールシャッハテスト関連の研究動向を検討することにある。おおむね過去10年間にわたる心理学,精神医学関連の文献を振り返ったところ,主要な研究テーマとしては,既存のスコアリングと解釈の妥当性及び信頼性に関する研究,DSM における精神疾患やその他の疾 患に関連する研究,発達障害に関連する研究が見受けられた。...

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  • ドメスティック・バイオレンス被害女性のロールシャッハ反応

    井村 弘子, Imura Hiroko 沖縄大学人文学部紀要 (9) 43-53, 2007-03-31

    ...本稿は,長期間ドメスティック・バイオレンス(DV)被害を受けてきた一女性の心理的状態を,ロールシャッハテストを通して詳細に検討したものである。ロールシャッハ反応の分析結果から,(1)純粋形態反応率(F%)の低さ,(2)非生物運動反応(m)の多さ,(3)総良形態反応率(R+%)の低さ等が認められ,これらは先行研究で指摘された心的外傷後ストレス障害(PTSD)の反応特徴に一致した。...

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  • 〈症例〉青年期女性の性同一性障害の2症例:ロールシャッハテストとHTPPによる考察

    丹羽, めぐみ, 大森, 秀之, 人見, 一彦 近畿大学医学雑誌 32 (1), 45-55, 2007-03-25

    ...[抄録] 当院の性同一性障害専門外来に来院した青年期女性の性同一性障害の2症例について,ロールシャッハテストとHTPPの人物画を通して,性同一性を中心にその心理的特性を検討した.結果,2症例の共通点は1.性別の同一化が曖昧なために思春期に身体変化の衝撃を大きく受けており,身体の生々しさを受け入れられない,2.母親が同性のモデルになり難く,身近に性同一性の方向性や目標の手がかりとなる対象を見つけ難い...

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  • 概念分析によるロールシャッハ解釈

    田澤 安弘 心の諸問題論叢 3 (1), 17-58, 2007

    ...本論の目的は、ロールシャッハテストにおける概念分析を提唱し、その理論と応用について論じることである。ロールシャッハテストの一般的な解釈法は、データ収集、コード化、スコアリングを経て量的解析を行う、いわゆるカウンティング・メソッドである。だがこの方法では、ロールシャッハ状況が単にデータを収集するための場にすぎないことになり、目の前にある充実すべき臨床場面が空洞化をきたすことは自明である。...

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  • ロールシャッハテスト包括システムによる摂食障害の心理的特徴の検討: 第1報

    吉村 佳世子, 秋庭 篤代, 冨田 裕一郎, 服部 聡, 松波 聖治, 山本 晴義, 津久井 要, 江花 昭一 心身医学 46 (3), 205-214, 2006

    ...摂食障害患者の心理的特徴を調査し, 治療上のアプローチについて検討した.入院中の摂食障害患者50名に対してロールシャッハテスト(包括システム)を施行し, その結果を240名の健常な日本人と比較した.摂食障害患者は健常群と比べて, 抑うつ的であり, 感情の統制力が低く, 肯定的な人間関係をもちにくく, 独特な認知をすることが示された.摂食障害患者の治療においては, 抑うつに注意を払い, 一般的なものの...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献28件

  • 査読論文:時間とロールシャッハテスト 辻悟著『ロールシャッハ検査法』との対話

    工藤 基 心の諸問題論叢 1 (1), 28-29, 2004

    ...1) ロールシャッハテストのような視覚的認知にかかわる生体の脳内メカニズムを論じる場合、David Marr (1982)(邦訳 ビジョンー視覚の計算理論と脳内表現― 乾、安藤訳、産業図書)を引用するべきである。<br>2) 「時間とロールシャッハテスト」という題目に本文内容が合致していない。<br>3) 論文そのものは、いくつかの興味深い解釈や考察があり学術的価値を有する。...

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  • 時間とロールシャッハテスト

    田澤 安弘 心の諸問題論叢 1 (1), 1-22, 2004

    ...本論の目的は、ロールシャッハテストを時間の観点から考察することである。反応解釈の基軸に時間が置かれることは「同時性」や「継時性」の概念を用いた辻(1997)の『ロールシャッハ検査法』以外に、日本ではこれまでほとんどなかったように思われる。本論では、辻の叙述を検証しながら、彼とは異なる時間観すなわち生命論的・生物学的時間の視点から、特に人間運動反応について一望する。...

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  • ロールシャッハテストにみるAnastrophé (続)

    藤田 裕司 大阪教育大学障害児教育研究紀要 (26) 11-18, 2003-12-25

    ...近所迷惑な行動のために精神病院への入院を余儀なくされた一人のSchizophrenie患者に対して、入院中と退院後に各一度、ロールシャッハテストが行われ、両者の比較検討を通して患者のAnastrophéの様相とその推移が明らかにされた。...

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  • 不登校生徒のロールシャッハ法 : 治療的介入として

    浦田, 英範, 津田, 彰 久留米大学心理学研究 2 107-114, 2003-03-31

    ...しかし,今回の課程で,彼がロールシャッハテストにおいて,僅かな自殺念慮が示されていた。そこで,カウンセラーは彼の気持ちを取り上げ,そのことについてカウンセリングの中で話し合うことができた。普通,ロールシャッハ法をも含めた心理テストは,クライエントをアセスメントするために最初に行われることが多い。...

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  • ロールシャッハテストによる口腔領域セネストパチーの心理学的特徴

    本間 房恵, 木村 真人, 村田 雄一, 下田 健吾, 森 隆夫, 遠藤 俊吉, 大津 光寛, 岡田 智雄, 佐藤 田鶴子 心身医学 43 (9), 599-607, 2003

    ...口腔領域セネストパチーと診断された13例にロールシャッハテストを施行し心理学的特徴を検討した.結果は,CDI(対処力不全指標)該当者が高率に見出され,社会的資質が少なく,対人関係は表面的,防衛的で社会的不適応に陥りやすいことが示された.また感情統制力が弱いという特徴もみられた.認知機能は,病的な思考障害を示唆する所見は少なく,刺激入力が限定されるために,了解しにくい判断が起こりやすいことが示唆された...

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  • 情動と思考の関連について : ロールシャッハテスト反応の認知構造分析より

    弘田, 洋二 人文研究 53 (3), 91-103, 2001-12

    第1節 : 作話性反応の意義について : ロールシャッハ(Rorschach, 1921)は, 「感覚複合体とエングラムの間の不十分な相似性を心のなかで知覚することが, 知覚に解釈という性質を付与するのである。しかしわれわれの被験者のすべての反応がこの意味での解釈というわけではない。大部分の器質精神病患者(老年痴呆, 進行麻痺)とてんかん患者, 多くの精神分裂病患者, 大部分の躁病患者, …

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  • 集団ロールシャッハテストにおけるよくうつの特徴

    山崎, 武彦, Yamazaki, Takehiko 盛岡大学紀要 19 35-44, 2000-03-30

    1.否定的な感情のひとつであるよくうつ感に関する研究として,質問紙法を用いた方法や臨床症状からの検討はかなり行われてきたが、投影法からの検討はほとんど手をつけられていない状況である。そこで投影法を用いての検討が考えられたが,投影法は,一つの指標の解釈仮説がいく通りもあることから分かるように実験的に用いるには難しいものがある。そこで今回は,投影法でありながら,実施方法等から質問紙法に近くなっている…

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  • 絶食療法の治療効果に影響する心身医学的要因

    川原 健資, 山本 晴義, 江花 昭一, 津久井 要, 秋庭 篤代, 境 洋二郎, 吉内 一浩 心身医学 40 (3), 237-246, 2000

    絶食療法(FT)の治療効果に影響する要因を多角的に検討した.対象は, FT完遂群40例と, 中途脱落群7例, 方法は患者背景, 身体・心理学的因子を治療前後, および両群で比較検討した.その結果, FT完遂群においてはFT後, 治療効果にかかわらず感情状態の病的な偏りが是正されることが明らかとなった.また, FTの効果が高かった群の方が, 有意にFT前のBMI, 抑うつ感, 疲労感が低く, …

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  • 境界性人格障害のロールシャッハテスト

    堀口 寿広, 佐々木 時雄 精神保健研究 (11(通巻44)) 69-74, 1998-03-31

    ...ロールシャッハテストとボーダーラインスケール(BSI) を19名の患者に施行し た。BSIにおいて25点以上の得点を示すものを境界性人格障害(BPD)の疑いがあるとした 場合,ロールシャッハテストの11のカテゴリー変数によって, 17名(89.47%)の患者が 正しく判別された。BPDの特徴として,知覚における刺激の取り込み過剰または不足,現 実検討能力の乏しさを表わしていた。...

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  • ロールシャッハテストによる摂食障害患者の臨床像の特徴についての考察

    原田 眞理, 熊野 宏昭, 野村 忍, 久保木 富房, 末松 弘行 心身医学 38 (2), 143-152, 1998

    ...摂食障害(ED)の病型や臨床症状と, ロールシャッハテスト(ロ・テスト)により捉えられる人格特徴の関係について, 2方向から検討した.第1に, 拒食と過食という病型別による人格特徴をロ・テストを用いて把握したが, ロ・テストの結果にばらつきがみられ, 平均値からの特徴の把握は困難であった.第2に, 全ED患者をロ・テストの結果に基づいてクラスター分析によりグループ化し, 人格特徴とEDの病型や臨床症状...

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  • 包括的システムによるロールシャッハテストの反応内容

    高橋, 雅春, 西尾, 博行 関西大学社会学部紀要 27 (3), 199-238, 1996-03-30

    ...ロールシャッハテストの解釈に当たっては,健常成人の反応様式の基準が必要である。本論文では,インクブロット領域への具体的反応内容の出現頻度を明らかにした。この際われわれはExner,J.の包括的システムに基づき,ロールシャッハテストを実施しコード化を行い,インクブロットの領域への反応内容を明らかにした。...

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  • ロールシャッハテストに関する一研究 : 風景構成法を併用した事例検討

    平 寛子 教育学論集 21 32-49, 1995-07

    ...第1章 問題と目的 : ロールシャッハテスト(Rorschach technique)は、Rorschach, H. (1921)によって創案された、人格を理解するための方法である。簡単に言えば、紙の上にインクをたらし、それを二つ折りにした時に偶然にできあがった形を印刷したカード10枚を見せて、それが何に見えるかを言ってもらうという心理テストである。...

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  • 慢性緊張への気づきと心身の体験との関連性(原著)

    今野 義孝 行動療法研究 19 (2), 79-88, 1993-09-30

    ...自己像質問紙やY-G検査,ロールシャッハテストの結果から,「非緊張群」は自分の内的な基準に従って行動し,感情の統制や心理的な葛藤の統制に優れていた。TSTでは,「気づき群」が身体感覚や自律系に関する反応を多く示し,このことと高い・ミリアー得点の間に関連があった。...

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  • 非定型精神病のロールシャッハテスト研究

    角藤 比呂志 順天堂医学 38 (4), 541-551, 1993

    ...この研究は臨床心理学的方法 (ロールシャッハテスト) によって本疾患を理解しようとするひとつの試みである. 対象は, 臨床像から非定型精神病との確定診断を受けた男子5例・女子16例, 計21例である. 彼らのロールシャッハデータを思考異常の程度 (逸脱言語表現 マイナス反応) と感情の反応性 (色彩反応 黒色反応) に焦点を当て検討したところ4群に分類された....

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  • Exnerの包括的システム(Ⅱ) : スコアリング

    高橋, 雅春, 西尾, 博行 関西大学社会学部紀要 23 (2), 107-127, 1992-03-01

    ...その後,日本人被検者に包括的システムに基づいたロールシャッハテストを実施し,現在,反応のスコアリングを検討している。本論文の目的は,スコアリングの不一致や誤認が生じないように,包括的システムの実施法やスコアリングの基準を明確にすることであり,反応領域,決定因子,反応内容のスコアリングで生じる問題および「形態水準」「積極的―消極的」のスコアリングの基準について論じた。...

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  • 口臭症の心理特性 第10報 ロールシャッハテストの所見から

    田中 ネリ, 奥村 八重子, 雨宮 淳, 雨宮 浩, 脇 要, 東條 英明, 小関 英邦, 牛山 崇, 石井 靖彦, 成田 令博, 内田 安信 日本歯科心身医学会雑誌 7 (1), 84-91, 1992

    This paper considers the Rorschach tests of 10 patients complaining of halitosis and falling under the diagnostic standard of Kasahara, et al. and Yamashita. The results obtained from a mainly …

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  • Exnerの包括的システム : 実施法と資料収集プログラムの作成

    高橋, 雅春, 西尾, 博行 関西大学社会学部紀要 22 (2), 129-163, 1991-01-30

    包括的システムは,アメリカの5つのロールシャッハ・システムの比較分析から生まれたロールシャッハ・システムであり,実施が容易で,客観的な解釈が行えるという特徴がある。今回我々は,包括的システムをわが国の被検者に適用したいと考え,実施法を詳述した。さらに,結果の集計や資料の蓄積を自動的に行うプログラムを開発し,その使用法について述べた。

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