渡邊 寶陽
印度學佛教學研究
61
(3),
1261-1269,
2013
...について,日蓮の主著『如来滅後五五百歳始観心本尊抄』(『観心本尊抄』と略称)を中心に,考察する.日蓮は「仰ぐところは釈迦仏.信ずる法は法華経なり」(『孟蘭盆御書』)と,明確に久遠の仏陀釈尊への尊崇を基本とし,『法華経』への帰依を確言している.釈尊への帰依については,釈尊が(精神文化の基調である)主徳・師徳・親徳の三徳を総合的に統括していることを強調する.そのことは『一代五時図』『一代五時鶏図』などの...
DOI
Web Site
Web Site