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検索結果 26 件

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  • 重度熱傷患者の在院死亡を予測する因子の検討

    中山 雄二朗, 小寺 厚志, 宮崎 直樹, 上妻 精二, 瀧 賢一郎, 大島 秀男 日本臨床麻酔学会誌 32 (2), 223-231, 2012

      われわれは,過去5年間にArtzの基準で重度熱傷と分類され,熊本医療センターで手術が施行された46症例を対象として,在院死亡の予測因子を検討した.各因子の予測の精度はReceiver Operating Characteristic曲線下面積(AUC)で検討した.在院死亡は12例で在院死亡率は約26%であった.AUCは熱傷指数で0.88,熱傷予後指数で0.85,総熱傷面積で0.84,受診時の…

    DOI 医中誌 参考文献17件

  • 血液透析患者の腎腫瘍摘出術時に未診断褐色細胞腫を合併した症例の麻酔経験

    小寺 厚志, 上妻 精二, 宮崎 直樹, 石村 達拡, 瀧 賢一郎, 江崎 公明 日本臨床麻酔学会誌 32 (1), 068-072, 2012

      症例は67歳,男性.20年前に糖尿病と診断され,5年前に糖尿病性腎症で血液透析が導入された.また,高血圧に対して多剤内服中であった.今回,腎細胞癌と転移性副腎腫瘍の診断で摘出術が施行された.麻酔管理は全静脈麻酔と硬膜外麻酔で行った.腫瘍操作時に高血圧を認め,褐色細胞腫を疑い,腫瘍摘出後に著明な低血圧となり,術中管理に難渋した.今回は,未診断ゆえに血液透析管理を含めた循環血液量の術前補正ができ…

    DOI 医中誌 参考文献17件

  • 輪状軟骨圧迫が誘発した迷走神経反射による心静止の1例

    小寺 厚志, 上妻 精二, 宮崎 直樹, 中山 雄二朗, 瀧 賢一郎, 江崎 公明 日本臨床麻酔学会誌 31 (7), 990-995, 2011

      77歳,女性.過去に全身麻酔下の手術歴を認めたが,麻酔導入時の合併症はなかった.今回,術後癒着性イレウスに対するイレウス解除術が予定された.プロポフォールとフェンタニルによる全身麻酔導入中に,誤嚥予防目的で輪状軟骨圧迫を行ったが,直後より心拍数が低下し心静止となった.胸骨圧迫を行うために,輪状軟骨圧迫を解除したところ心拍は再開した.以後,循環動態が安定したために手術を継続した.プロポフォール…

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献16件

  • 重症の糖尿病性ケトアシドーシス症例における大腿切断術の周術期管理の経験

    小寺 厚志, 上妻 精二, 宮崎 直樹, 瀧 賢一郎, 江崎 公明 日本臨床麻酔学会誌 31 (4), 689-695, 2011

      57歳,男性.9年前より糖尿病に対してインスリン加療中であったが,今回,下腿の腫脹と意識障害にて救急搬送された.搬送時の意識状態はJapan Coma ScaleでII-30,血圧は73/31mmHg,血糖値は1,196mg/d<I>l</I>,尿中ケトン体は陽性であった.右下腿壊疽を合併しており,重症の糖尿病性ケトアシドーシスと診断し,緊急の大腿切断術が施行された.麻酔は自発呼吸下のケタミ…

    DOI 医中誌 参考文献13件

  • 腹腔鏡手術中の皮下気腫に起因した高二酸化炭素血症により,再挿管を必要とした超高齢者の1症例

    小寺 厚志, 上妻 精二, 中山 雄二朗, 宮崎 直樹, 瀧 賢一郎, 江崎 公明 日本臨床麻酔学会誌 31 (2), 309-313, 2011

      症例は96歳,女性.急性胆嚢炎に対して緊急腹腔鏡下胆嚢摘出術が施行され,吸入麻酔薬による全身麻酔と硬膜外麻酔で管理した.気腹開始約50分後より呼気終末二酸化炭素分圧が上昇し,右胸部に限局した皮下気腫を認めたが,手術の進行状況を考慮し腹腔鏡手術を継続した.皮下気腫の範囲は増大しなかったが,呼気終末二酸化炭素分圧の是正には苦慮した.手術終了後に覚醒を確認して抜管したが,後に意識レベル低下と呼吸抑…

    DOI 医中誌 被引用文献2件 参考文献11件

  • 術前不顕性であった気胸の術中発症例

    小寺 厚志, 上妻 精二, 石村 達拡, 宮崎 直樹, 瀧 賢一郎, 江崎 公明 日本臨床麻酔学会誌 31 (3), 463-467, 2011

      67歳,女性.結腸切除術が予定され,手術の1週間前に右鎖骨下静脈に中心静脈カテーテルが挿入されたが,気胸などの合併症は生じなかった.麻酔管理は,亜酸化窒素とセボフルランによる全身麻酔に硬膜外麻酔を併用した.術中の循環動態に異常なく,呼吸状態も40%の酸素濃度下に酸素飽和度が97%前後で安定していた.覚醒良好で抜管したが,約5分後に酸素飽和度が89%まで低下した.胸部単純X線写真で右気胸と診断…

    DOI 医中誌 参考文献15件

  • Ehlers‐Danlos syndrome患者における2回の周術期管理の経験

    小寺 厚志, 瀧 賢一郎, 上妻 精二, 宮崎 直樹, 橋本 正博, 江崎 公明 日本臨床麻酔学会誌 30 (7), 1043-1049, 2010

      症例は49歳,女性.幼少時にEhlers-Danlos syndrome(以下,EDS)と診断されていた.2年前に右閉鎖孔ヘルニアに対して全身麻酔下に緊急手術が施行され,今回,再発性右閉鎖孔ヘルニアによるイレウスに対して全身麻酔下に緊急手術が再び施行された.この2回の周術期管理で,(1)麻酔導入時の静脈の破綻,(2)挿管困難に対する気道の確保,(3)術中の出血を助長しうる血圧上昇への対応と鎮…

    DOI 医中誌 参考文献17件

  • 急性期脳合併症を伴う感染性心内膜炎に対する緊急僧帽弁置換術の麻酔経験

    小寺 厚志, 上妻 精二, 宮崎 直樹, 瀧 賢一郎, 江崎 公明 日本臨床麻酔学会誌 30 (2), 265-271, 2010

      急性期脳合併症を伴う感染性心内膜炎 (IE) に対する緊急僧帽弁置換術の2症例を経験した. 症例1は54歳, 男性. 多発性微小脳梗塞を伴った感染性心内膜炎に対して待機的な僧帽弁置換術が予定された. しかし待機中に脳出血を発症し, 心不全の進行も認めたため, 脳合併症急性期であったが緊急手術となった. 症例2は52歳, 男性. …

    DOI 医中誌 参考文献11件

  • 脊髄くも膜下麻酔で管理した脊椎手術の2症例

    小寺 厚志, 上妻 精二, 宮崎 直樹, 瀧 賢一郎, 江崎 公明 日本臨床麻酔学会誌 30 (4), 634-637, 2010

      脊髄くも膜下麻酔で麻酔管理を行った脊椎手術の2症例を経験した.症例1は60歳,男性.特発性間質性肺炎に対して内服加療中であった.腰部脊柱管狭窄症に対して椎弓切除術が予定された.全身麻酔後の特発性間質性肺炎の急性増悪を考慮し,0.5%等比重ブピバカインによる脊髄くも膜下麻酔で管理した.症例2は47歳,女性.血縁者に悪性高熱症患者あり.腰椎椎間板ヘルニアに対して内視鏡下椎間板ヘルニア摘出術が予定…

    DOI 医中誌 参考文献6件

  • 慢性期高位脊髄損傷患者における自律神経反射亢進に対してレミフェンタニルを使用した1例

    小寺 厚志, 上妻 精二, 宮崎 直樹, 瀧 賢一郎, 江崎 公明 日本臨床麻酔学会誌 30 (3), 485-489, 2010

      慢性期高位脊髄損傷患者における麻酔管理では,異常高血圧などの自律神経反射亢進が問題となる.症例は60歳の女性.20年前の頚髄腫瘍術後よりTh2以下の完全麻痺を認めていた.今回,胆石症および総胆管結石症に対して手術予定となった.麻酔はプロポフォール,レミフェンタニルによる全静脈麻酔としたが,自律神経反射を完全には抑制できず,血圧コントロールに難渋した.術中における自律神経反射亢進の予防やその発…

    DOI 医中誌 参考文献12件

  • 気管支喘息発作中の臍ヘルニア嵌頓手術の麻酔管理においてケタミンが有用であった1症例

    小寺 厚志, 上妻 精二, 宮崎 直樹, 橋本 正博, 瀧 賢一郎, 江崎 公明 日本臨床麻酔学会誌 30 (5), 799-803, 2010

      症例は55歳の女性で,30歳時より気管支喘息に対して加療中であった.今回,喘息発作と腹痛を主訴に救急外来を受診した.ステロイドの投与にても喘息発作のコントロールは不十分であったが,臍ヘルニア嵌頓の腹部症状を優先して緊急手術が施行された.麻酔法は硬膜外麻酔併用脊髄くも膜下麻酔法で行い,自発呼吸下にケタミンとプロポフォールを持続投与した.術中の喘息発作は徐々に軽快し,ケタミン投与下にコントロール…

    DOI 医中誌 参考文献14件

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