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  • 和歌山県新宮市におけるニューツーリズムの進展

    中山 穂孝, 尾崎 瑞穂 Geographical Studies 94 (1), 1-10, 2019-01-29

    ...</p><p> 具体的には,西村記念館や佐藤春夫記念館,中上健次資料収集室といった施設の管理担当者への聞き取り調査と,これら施設を訪問した観光客へのアンケート調査を実施し,新宮市に縁のある文化人の作品などを通じて新宮市や熊野地域の歴史文化を学ぼうとする観光客が一定数訪れていることがわかった。...

    DOI Web Site 参考文献2件

  • そこでみせる〈傷〉はなにか?

    浅野 麗 日本文学 67 (11), 68-78, 2018-11-10

    ...<p>中上健次「聖餐」(一九八三年)は、被差別部落をモデルとする「路地」が「解体」される「そのとき」を刻印する小説である。「解体」とは同和対策事業の一環として地域環境を「改善」することを目的とした、「路地」近代化の総仕上げとみることができるものである。このときを「危機」とする「聖餐」は、そのときの人びとの退廃を、その土地に出現した女の性的乱交を焦点に据えて描こうとした。...

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  • 二人のケンジ : 宮沢賢治と中上健次 : パラドックスと四次元芸術の世界

    高屋敷 真人 研究論集 96 21-41, 2012-09

    ...本稿では、中上健次が考えた、このような終わりのない「永続化する二項対立構造」と宮沢賢治(1896-1933)の「四次元芸術」の創作術、すなわち、唯一の決定稿を持ちえない今ここにしかない決定の連続の中で行う創作行為を比較し、賢治が「第四次元」の時間軸に沿って常に移動変遷していく世界から物事のすべてを眺め自覚的に確立したものと、中上健次が相対するものとは対立の果てに和合するのではなく、反復しながら永遠に...

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  • 現代日本文学における自由主義 : 中上健次の秋幸三部作からの一考察

    高屋敷 真人 研究論集 94 47-61, 2011-09

    ...中上健次(1946-1992)は、現代日本文学を代表する作家の一人である。中上健次は、和歌山県新宮市の被差別部落で生まれ、自作でその場所を「路地」と名付け、被差別部落の複雑な地縁と血縁の在り方を描いたことで知られる。秋幸三部作は、「路地」に生きる一人の青年、秋幸を主人公にした連作で中上文学を代表するものとして国内外で高く評価されている。...

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  • 中上健次の庶民信仰

    城, 浩介 人間文化研究 14 262-255, 2011-02-01

    ...中上健次作品にある「隠国(こもりく)」と呼ばれた熊野の死のイメージから、聖(被慈利)と呼ばれた修験僧、路地にあふれる浄土観をとおして、その庶民信仰を読み解いてみた。...

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  • Short Story Sequences and the Narrative Strategy of Minority Literature : Kenji Nakagami and Sandra Cisneros

    Takako, Tanaka 人間文化研究 10 289-300, 2008-12-23

    ...その際、比較の対象として日本の作家中上健次の短編集を取り上げる。それは彼もマイノリティ作家であり、自らのアイデンティティにとって、故郷のコミュニティとその喪失の重要性が中上とシスネロス双方にとって大きいからである。彼らは民族的な神話、伝説に魅惑されつつも反抗することを選び、伝統的な物語を視野に入れつつ自ら物語る際の戦略を考えている。その際、短編連作集にはどういう意味、効果があるのか。...

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  • 自律とは何か? : 中上健次の「書くこと」の意味について

    高屋敷, 真人 関西外国語大学留学生別科日本語教育論集 16 73-98, 2006

    ...本稿では、主に中上健次の初期エッセイを読み解きながら、小説家を志したばかりの中上が自身の文学的営みの原動力の一つとして自覚していた、個と共同体が相補的に互いの前提として働きあうための自律性、主体的自由といった概念について考察し、中上文学における「書く」という行為の自律性を文学理論の一つと看做すことができるかどうか、その可能性を探るものである。...

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  • 媒介者の使命 : 中上健次『熊野集』「葺き籠り」

    渡邊 英理 日本文学 55 (2), 28-39, 2006

    ...中上健次の短編連作集『熊野集』の中の一篇、小説「葺き籠り」は、被差別部落、路地の解体を戦後日本社会の多くの後進地域で体験された普遍的な経験として主題化し、その主因の一つである交通と交換の問題を全面的に展開している。...

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  • 和歌山県新宮市における同和地区の変容と中上健次

    若松 司, 水内 俊雄 人権問題研究 1 55-93, 2001

    ...はじめに : 本報告は, 2000年9月7日から9日にかけて実施された、和歌山県新宮市での大阪市立大学人権問題研究センター主催の現地研修「中上健次を生んだ和歌山県新宮の「路地」をたずねて」で得られた知見をもとに、その後、若松と水内が現地で行なった追加の聞き取りや資料収集を通じて、暫定的に調査結果報告を行なったものである。まず簡単に現地研修時のスケジュールとその内容を記しておく。……...

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  • ディアスポラとしての中上健次 : 虚構の「路地」と現実の被差別部落

    野口 道彦 人権問題研究 1 39-54, 2001

    ...はじめに : 中上健次は、戦後生まれ作家として最初に芥川賞を受賞し、生涯のテーマとして「路地」をとりあげ、さまざまな作品を世に送り出した。「解放教育」に寄稿した「生のままの子ら」で、中上健次は自らを「部落が文字と出会って生まれ出た初めの子である」といい、「今まで隠されてきたいわゆる被差別部落、被差別民の文化遺産ってものを、掘り起こす」ことを、中上健次は生涯の課題とすると語っている。...

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