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飯塚 まり, 佐藤 豪, 中川 吉晴 トランスパーソナル心理学/精神医学 18 (1), 1-10, 2019
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中川 吉晴 トランスパーソナル心理学/精神医学 18 (1), 28-47, 2019
本考察は、西田幾多郎の論文「叡知的世界」(『一般者の自覚的体系』所収)をとりあげ、そこに見られる、トランスパーソナル心理学にも通じる理論体系を明らかにするものである。まず、西田の思想の基本的立場を、意識哲学、述語的論理、意識のノエシス・ノエマ、絶対無の場所といった観点からとらえ、ついで「叡知 …
中川 吉晴 トランスパーソナル心理学/精神医学 17 (1), 33-48, 2018
本論文はマインドフルネスの理論的基礎づけを「永遠の哲学」に求めたものである。永遠の哲学は世界の叡知の諸伝統の中核をなす世界観や人間観として存在してきたものであるが、その中心には「気づき」の概念が位置しており、この意味で永遠の哲学はマインドフ ルネスの理論基盤になりうるものである。本考察ではまず、ハクスレー、スミス、ラム・ダス、ウィルバーを援用し、永遠の哲学が多次元的…
中川 吉晴 トランスパーソナル心理学/精神医学 16 (1), 125-144, 2017
...このプログラムは、本学会の分科会メンバー(村川治彦氏、永澤哲氏、小田まゆみ氏、中川吉晴)が中心となって日本に招来したものである。本研究ノート では、まず医療人類学者であったハリファックス老師 の略歴と G.R.A.C.E. の成立過程について紹介したのち、 G.R.A.C.E. の理論的基盤について考察した。...
中川 吉晴 トランスパーソナル心理学/精神医学 13 (1), 57-74, 2013
本論文は、従来の教育学的思考の限界を明るみにだし、 それを超える見方を、禅思想、アドヴァイタ・ヴェー ダーンタ、ゾクチェンの諸思想をもとに明らかにしよ うとした。教育学的思考が人間形成の視点にもとづき、生の変化をとらえようとするのに対して、これらの思 想では、変化のない究極的現実がとりあげられる。本 考察では、前者を「世界内」の視点と呼び、後者を「世 …
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ホルヘ・フェレール, 中川 吉晴, 吉嶋 かおり トランスパーソナル心理学/精神医学 12 (1), 73-89, 2012
本論文は、身体化されたスピリチュアリティ(embodied spirituality)の意義について論じたものである。身体化 されたスピリチュアリティは、身体と性をふくむ人間の属性をすべて統合したものにもとづいている。また本論文は、 身体化されたスピリチュアリティを、身体から切り離された(脱身体化された)スピリチュアリティと対比して論じ …
中川 吉晴 宗教研究 82 (4), 970-971, 2009