検索結果を絞り込む

本文・本体へのリンク

検索結果 1,479 件

  • 高分子/無機ナノ粒子リング状自己集合の<i>in situ</i>および<i>ex situ</i>観察

    鳴瀧 彩絵, 高橋 倫太郎 Colloid & Interface Communications 49 (1), 23-27, 2024-03-10

    ...本稿では、リング状自己集合体が形成する過程について、走査型電子顕微鏡を用いた<i>ex situ</i>観察、および小角X線散乱/中性子散乱による<i>in situ</i>観察の両方からアプローチし、自己集合体形成のメカニズムに迫った研究について解説する。</p>...

    DOI

  • 小角中性子散乱によるリン脂質の膜間移動とフリップフロップの解析法

    中野 実 分析化学 72 (12), 497-502, 2023-12-05

    ...<p>小角中性子散乱法はソフトマターのサブミクロンスケールの構造解析に用いられる手法であるが,水素と重水素で散乱長が大きく異なることを利用すると,ダイナミクスの評価にも用いることもできる.著者らはこの手法を使ってリン脂質のベシクル間の移動やベシクル膜内のフリップフロップの速度の計測に初めて成功し,リン脂質の種類によるこれらの速度の違いや,リン脂質輸送タンパク質の脂質輸送活性,膜貫通ペプチドによるリン...

    DOI Web Site 参考文献20件

  • ガラス状ネットワークは結晶の周期性と共存できるか?

    石井 悠衣, 森 茂生 日本物理学会誌 78 (12), 700-705, 2023-12-05

    ...</p><p>さらに,中性子を用いてその原子振動状態を詳しく解析したところ,構造量子臨界点組成に向かって原子振動が全体的に大きく減衰し,結晶であるにもかかわらず,非晶質固体の中性子散乱スペクトルに変化していることが明らかになった.このスペクトル変化は,局所構造解析から明らかになったAlO<sub>4</sub>ネットワーク上の原子配列の乱れに起因していると考えられる.つまり,構造量子臨界点では,振動...

    DOI

  • 非調和フォノン理論が拓く有限温度物性の第一原理計算

    只野 央将 日本物理学会誌 78 (9), 542-547, 2023-09-05

    ...</p><p>SCP法はイマジナリーフォノンの問題を解決し,これまで困難だった高温相のフォノン分散やヘルムホルツ自由エネルギーの効率的な計算を可能にする.例えばSCP法で計算した立方晶SrTiO<sub>3</sub>のフォノン振動数は非弾性中性子散乱実験とよい一致を示し,また調和近似では説明できなかったSrTiO<sub>3</sub>のバンドギャップの温度依存性はSCP法で非調和効果を考慮することで...

    DOI

  • 中性子散乱とソフトマター

    瀬戸 秀紀 波紋 32 (2), 66-70, 2022-05-10

    <p>Neutron scattering is a powerful method to investigate hierarchical structure and dynamics of soft matter. In this article, several experimental results of surfactant systems, binary liquid …

    DOI Web Site 参考文献12件

  • 中性子散乱用真空槽内におけるLANケーブル

    富永 大輝, 上田 実咲, 川北 至信, 茶竹 俊行, 齊藤 毅, 佐藤 信浩 波紋 32 (2), 91-95, 2022-05-10

    <p>A pale yellow liquid was found in the vacuum scattering vessel in which the neutron detector is installed on the BL02 spectrometer in J-PARC MLF. The substance was characterized as phthalic …

    DOI Web Site 参考文献3件

  • 多次元ヒストグラムのビン幅最適化と非弾性中性子散乱実験への活用

    武藤 健介 日本神経回路学会誌 29 (1), 24-29, 2022-03-05

    ...<p>神経科学で用いられるデータ解析手法の分野横断的な活用事例として,材料科学,特に非弾性中性子散乱実験での事例を紹介する.中性子散乱実験は応用範囲が広く,様々な対象の研究に用いられている.近年の技術革新により,高効率に大容量の非弾性中性子散乱実験データを得られるようになった.データは,エネルギーと運動量で表される4次元空間中の点群として得られ,解析のためにこれをヒストグラム化する必要がある.従来は...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献7件

  • 光刺激に応答する分子集合体の構築とその応用

    赤松 允顕, 酒井 健一, 酒井 秀樹 Oleoscience 21 (6), 227-234, 2021

    ...<i>in situ</i>小角中性子散乱 (SANS)を用いた解析の結果,両親媒性ロフィンダイマーは楕円体ミセルを形成し,紫外光照射ON-OFFにともない伸張・収縮を高速で繰り返すことが分かった。さらに,このミセル水溶液を用いることで,可溶化されたモデル薬物を光照射により高速で放出制御できた。</p>...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献25件

  • X線・中性子散乱

    鳥飼 直也 色材協会誌 93 (11), 348-352, 2020-11-20

    <p>量子ビームをプローブとする微小角入射散乱法として,X線・中性子による反射率法および微小角入射小角散乱法の測定原理と,それらを利用した高分子薄膜・界面の構造解析について概説した。X線および中性子に対する試料の散乱コントラストはそれぞれ電子密度および散乱長密度で定義され,中性子では軽水素と重水素の間の大きな散乱長の差を利用して重水素ラベルにより試料の物理的性質を大きく変えずにコントラストを付す…

    DOI Web Site Web Site 参考文献3件

  • 光で機能が制御された分子集合体の解析とその応用

    赤松 允顕 色材協会誌 93 (7), 210-213, 2020-07-20

    <p>界面活性剤が形成する分子集合体の構造を光刺激により変化させれば,内包した物質の放出制御が可能となり,薬物や有効成分の送達システムが構築できる。本総説では,これまでに筆者が開発したアゾベンゼン修飾あるいはロフィンダイマー修飾光応答性界面活性剤が水中で形成する分子集合体の構造解析と光照射にともなう界面物性制御について解説する。さらに,光照射にともなう物性変化の速度に着目した最近の試みについても…

    DOI Web Site Web Site 参考文献3件

  • 熱酸化シリコンを用いたガラスの研磨時の電位変化

    福嵜 遼, 須田 聖一, 長谷 正司 精密工学会学術講演会講演論文集 2020S (0), 143-143, 2020-03-01

    <p>セリアを使用したガラスの化学機械研磨において,研磨前後のセリア/スラリー間の電位変化の評価により,本電位変化はガラス表面の水和反応と関係していることが分かってきた.そこで,更にガラス表面での水和生成に伴う電荷移動反応を明らかにするため、ガラスのCMPで利用されているコロイダルシリカについて検討した.本発表では,コロイダルシリカの代替材料として熱酸化シリコンを用い,研磨時の電位変化の計測を試…

    DOI

  • 中性子散乱でみるEuPtSiのA相およびその異方性

    金子 耕士, 田端 千紘, 大石 一城, 伊藤 孝, 中尾 裕則, Frontzek Matthias D., 松田 雅昌, 宗像 孝司, 中尾 朗子, 大原 高志, 垣花 将司, 芳賀 芳範, 辺土 正人, 仲間 隆男, 大貫 惇睦 日本物理学会講演概要集 75.1 (0), 1773-1773, 2020

    DOI

  • 中性子散乱による蛋白質の水和の研究

    中川 洋, 味戸 聡志 低温生物工学会誌 66 (2), 83-92, 2020

    Hydration and dehydration of bio-macromolecules result in changes in the physical properties and thus in the structural stabilization and biological functionality. The structure and dynamics of the …

    DOI Web Site

  • ブロック共重合体が溶液中で形成する高分子ミセルの動力学

    佐藤 尚弘, 高橋 倫太郎 高分子論文集 76 (1), 3-22, 2019-01-25

    ...<p>ブロック共重合体が選択溶媒中で形成する高分子ミセルに関するこれまでに報告されている以下の動力学研究について,理論・実験両面の研究成果を紹介する.①平衡状態にある高分子ミセル間の構成ブロック共重合体鎖の交換動力学について,重水素でラベル化した共重合体ミセルとラベル化していない同種の共重合体ミセルを溶液中で混合し,共重合体鎖のミセル間の交換速度を小角中性子散乱で調べた.②ブロック共重合体のミセル溶液...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献37件

  • キラル反強磁性体EuPtSiの中性子散乱

    金子 耕士, Frontzek Matthias D, 松田 雅昌, 中尾 朗子, 宗像 孝司, 大原 高志, 垣花 将司, 芳賀 芳範, 辺土 正人, 仲間 隆男, 大貫 惇睦 日本物理学会講演概要集 74.1 (0), 2366-2366, 2019

    DOI

  • 液体・ガラスの運動論とエネルギーランドスケープ

    岩下 拓哉, 江上 毅 日本物理学会誌 73 (12), 832-841, 2018-12-05

    ...X線や中性子散乱などで得られる構造関数を思い浮かべる読者も多いかもしれない.または,丸い球が乱雑に詰め込まれた状態を想像するかもしれない.驚くべきことに,乱れた無秩序な構造がもつ基本的性質を統一するような深い議論はあまりなされていない.</p><p>無秩序な構造状態がどのような経路を経て異なる構造状態へ遷移するのか? ...

    DOI Web Site

  • <講義ノート>中性子散乱による磁性・強相関電子系の研究

    左右田 稔 物性研究・電子版 7 (2), [1]-, 2018-11

    ...中性子散乱を行うことができる施設、三軸分光器やチョッパー分光器等のいくつかの中性子散乱装置を紹介するとともに、固体物理における磁性・強相関電子系の研究において中性子散乱がどのように使われているかを紹介する。...

    DOI HANDLE

  • レオロジーと化学反応の結合がもたらす時空間パターンと自発運動系

    住野 豊, 我妻 志友 日本物理学会誌 72 (5), 339-344, 2017-05-05

    ...ゲルが生成する系が構築できる.この系では会合体の生成に伴い油水界面が自発運動し,液滴の自発運動ももたらすことが示された.ところが,次元解析的手法により生成する圧力を見積もると,界面の運動をもたらすにあたって,会合体がもたらす圧力が2桁程度不足していることが示唆された.このことから,油水界面で生成したαゲルからなる会合体が生成後何らかの変化を示すことが示唆された.そこで界面近傍で生成した会合体を小角中性子散乱...

    DOI Web Site

  • 氷VII相およびVIII相の体積弾性率と状態方程式

    Klotz, S., 小松 一生, 鍵 裕之, Kunc, K., 佐野 亜沙美, 町田 真一, 服部 高典 Physical Review B 95 (17), 174111_1-174111_7, 2017-05

    The compression behaviour of deuterated ice VII and VIII was investigated by high pressure neutron scattering in the pressure range 2-13.7 GPa between 93 K and 300 K. We establish equations-of-state …

    DOI 機関リポジトリ Web Site ほか1件 被引用文献8件 参考文献35件

  • VIII-6 DNA分光器による生体物質・機能性材料などのダイナミクス研究

    柴田 薫 RADIOISOTOPES 66 (3), 127-132, 2017

    <p>J-PARCセンター物質生命科学実験施設MLFに設置された飛行時間型背面反射結晶アナライザー中性子分光器DNAは,2012年度から測定を開始した。その構造・性能は特質すべきもので,その特徴を生かして測定対象をナノ秒オーダーまたはμeVのエネルギー範囲の生体物質,ソフトマター,強相関電子系物質などの原子・分子・スピン運動へ拡大することができた。生体物質及び電池材料等の機能性物質のダイナミクス…

    DOI Web Site Web Site 参考文献3件

  • VIII-3 J-PARCチョッパー分光器による非晶質・超イオン伝導体のダイナミクス研究

    中村 充孝 RADIOISOTOPES 66 (2), 93-99, 2017

    <p>粉末試料や非晶質などといった等方的試料のダイナミクスを研究対象とする場合,チョッパー分光器による中性子非弾性散乱測定は,定常炉の三軸分光器と比較して圧倒的な優位性を示す。特異な物性を発現する新規物質を発見した場合,研究の初期段階にあっては,単結晶を育成することができず,粉末試料しか得られないことも多いが,J-PARCの強力なパルス中性子ビームを用いることで,早々とダイナミクスに関する研究を…

    DOI Web Site Web Site 参考文献13件

  • ミュオンスピン緩和法から見たpoly(3-hexylthiophene)の界面ダイナミクス

    竹下 聡史, 平石 雅俊, 小嶋 健児, 門野 良典, 堀 耕一郎, 瀬戸 秀紀, 緒方 雄大, 川口 大輔, 田中 敬二 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 3217-3217, 2017

    ...放射光や中性子散乱実験と相補的なGHz~MHzの周波数領域に特有の観測窓を有するミュオンスピン緩和法により、poly(3-hexylthiophene)の界面ダイナミクスを調査した。その結果、バルクで観測されていた300K付近の運動凍結温度が、基板界面に近い程高温側に上昇することが明らかになった。</p>...

    DOI

  • Tb<sub>3</sub>Ga<sub>5</sub>O<sub>12</sub>の強磁場下磁気光学効果

    秋元 昴, 松田 康弘, Chou Mitch 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 1090-1090, 2017

    ...NMRや中性子散乱のようなミクロ測定が困難な強磁場領域において、これらの効果を測定することはスピン系の磁気構造を特定する有効な手段と考えられる。我々はパルス強磁場下でTb_3_Ga_5_O_12_のFaraday効果およびCotton-Mouton効果の2つの磁気光学効果を測定する。...

    DOI

  • 長距離磁気秩序を示さない二次元正方格子磁性体Sr2MnO2Cl2の磁性

    Su Yu, 辻本 吉廣, 山浦 一成, 浅井 晋一郎, 大久保 毅, 益田 隆嗣, Pomjakushin Vladimir 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 1078-1078, 2017

    <p>平面4配位構造をもつS=5/2正方格子磁性体の磁性について報告する。磁化率、比熱、中性子回折実験により、本物質が最低温まで長距離磁気秩序を生じないことが明らかになった。それらの結果について報告する。</p>

    DOI

  • 中性子反射率測定用DNP装置の開発

    熊田 高之, 阿久津 和宏, 大石 一城, 森川 利明, 河村 幸彦, 鈴木 淳市, 鳥飼 直也 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 2713-2713, 2017

    ...そこで試料中の水素核偏極度を変化させながら偏極中性子散乱プロファイルを測定し、複合材料における詳細な構造情報を抽出するスピンコントラスト法が考案された。近年我々は、このスピンコントラスト法をこれまでの中性子小角散乱法から反射率法へ展開すべく偏極中性子散乱実験用核スピン偏極装置の開発に取り組んでいる。</p>...

    DOI

  • Co-Zn-Mn合金におけるヘリカル磁性とスピングラスの共存状態

    軽部 皓介, White J.S., Reynolds N., Canévet E., 吉川 明子, 徳永 祐介, Rønnow H.M., 十倉 好紀, 田口 康二郎 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 2171-2171, 2017

    ...今回、交流磁化率、中性子散乱測定により、高Mn濃度領域で、ヘリカル磁性が抑制される代わりにスピングラス状態が現れることが新たに分かった。特にCo_7_Zn_7_Mn_6_では、ヘリカル磁性とスピングラスの共存状態が実現していると考えられる。</p>...

    DOI

  • MnGe薄膜におけるトポロジカルスピン構造への磁気異方性の効果

    金澤 直也, White Jonathan, Rønnow Henrik, Dewhurst Charles, 塚崎 敦, 小塚 裕介, 川崎 雅司, 市川 昌和, 賀川 史敬, 十倉 好紀 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 2173-2173, 2017

    ...本発表では、MnGe薄膜内に閉じ込めたトポロジカルスピン構造とそれに対する磁気異方性の効果を、小角中性子散乱実験結果に基づき議論する。</p>...

    DOI

  • 蜂巣格子上 Kitaev-Heisenberg模型の摂動クラスター展開による磁気励起の解析

    山田 拓人, 鈴木 隆史, 菅 誠一郎 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 2085-2085, 2017

    ...これまで我々は、これらの有効スピン模型に対して線型スピン波近似に基づく分散関係や数値厳密対角化法により動的構造因子を求め、非弾性中性子散乱実験の結果と比較してきた。本研究では、キタエフスピン液体相近傍の磁気励起にマヨラナ励起由来の特徴が現れるかを議論するため、蜂巣格子キタエフハイゼンベルク模型の磁気励起を摂動クラスター展開で調べる。...

    DOI

  • Y<sub>3</sub>Fe<sub>5</sub>O<sub>12</sub>スピン波と音波・熱流効果

    社本 真一, 松浦 直人, 赤津 光洋, 伊藤 孝, 森 道康, 梶本 亮一, 中村 充孝, 河村 聖子, 柴田 薫, 根本 祐一, 前川 禎通 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 1258-1258, 2017

    <p>スピンゼーベック効果を決める因子の一つとしてスピン波の状態密度がある。これはq積分した動的磁化率$\chi&quot;(E)$に比例することから、中性子非弾性散乱(INS)で求めることができる。我々はY_3_Fe_5_O_12_のスピン波の動的磁化率をJ-PARC/MLFのINS装置を用いて、吸収補正を含め絶対値で求めてきた。当日は超音波や熱流の効果についても併せて報告したい。</p>

    DOI

  • 三角格子反強磁性体NiGa<sub>2</sub>S<sub>4</sub>の偏極中性子弾性散乱

    南部 雄亮, Qiu Yiming, Gentile Thomas R., Chen Wangchun, Watson Shannon, Broholm Collin 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 1275-1275, 2017

    <p>三角格子反強磁性体NiGa2S4は長距離磁気秩序が最低温まで抑えられ、新規な磁気状態が出現していると期待されている。今回、偏極中性子弾性散乱実験を行い、磁気散漫散乱において磁気揺動の容易面、容易軸異方性の温度依存性を調べたので報告する。</p>

    DOI

  • 基底一重項磁性体CsFeCl<sub>3</sub>の圧力下中性子回折

    林田 翔平, 萩原 雅人, 栗田 伸之, 田中 秀数, 上床 美也, 伊藤 晋一, 左右田 稔, 益田 隆嗣 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 1278-1278, 2017

    ...我々は、CsFeCl_3_の圧力下の磁気秩序と磁気励起を明らかにするために単結晶試料を用いた圧力下中性子散乱実験を行った。その結果、圧力下で磁気伝搬ベクトル(1/3,1/3,0)を持つ磁気秩序が現れることがわかった。</p>...

    DOI

  • S = 1/2 三角格子ハイゼンベルグ反強磁性体Ba<sub>3</sub>CoSb<sub>2</sub>O<sub>9</sub>の磁気励起

    伊藤 沙也, 栗田 伸之, 田中 秀数, 河村 聖子, 中島 健次, 桑原 慶太郎, 伊藤 晋一, 加倉井 和久 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 1273-1273, 2017

    ...<p>今回我々はS=1/2 TLHAFの良いモデル物質であるBa3CoSb2O9の非弾性中性子散乱実験を行った。K点近傍の低エネルギー励起の分散が線形スピン波理論と一致する、M点においてロトン的な極小が現れる、更に高エネルギー領域における励起エネルギーの負の再規格化が起こるなど、理論と定性的に一致する振る舞いが観測された。...

    DOI

  • Eu 3価金属化合物EuPd<sub>3</sub>におけるJ多重項励起

    金子 耕士, Pokharel G., Christianson A. D., 竹内 徹也, 仲村 愛, 辺土 正人, 仲間 隆男, 大貫 惇睦 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 2047-2047, 2017

    ...<p>3価のEuでは,多重項の第1励起である J=1が基底状態に比較的近く,物性にも影響を及ぼすことが知られている.一方,Euは中性子の吸収体であるため,特に金属化合物では分光研究が限られてきた.今回,非弾性散乱中性子散乱により,新たに発見された希少な安定3価金属化合物EuPd3について,励起の観測に成功したので報告する.</p>...

    DOI

  • UNi<sub>4</sub>Bの単結晶育成及び電流下磁化の試料依存性

    齋藤 開, 三浦 植幸, 日高 宏之, 柳澤 達也, 網塚 浩, 田端 千紘, Valiska Michal, Uhlirova Klara, Prokleska Jan, Sechovsky Vladimir 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 2015-2015, 2017

    ...本研究では中性子散乱実験に先立ち、チェコのカレル大学において、これまでの報告と異なる方法で育成したUNi_4_B単結晶の育成方法を紹介する。また、この試料に対して行った電流化磁化測定の結果も報告する予定である。</p>...

    DOI

  • 中性子散乱による含水鉱物の水素配置と水素拡散の統合解析

    奥地 拓生, プレジャブ ナランゴー, 富岡 尚敬, 柴田 薫 日本鉱物科学会年会講演要旨集 2017 (0), 15-, 2017

    地球の水は海洋に加えて、地殻やマントルにも含水鉱物として多量に存在する。これらの含水鉱物には、一定量のOH基があって初めて安定な構造と、既存の陽イオンとH<sup>+</sup>が不定比で交換する構造がある。前者は浅い場所、後者は深い場所で安定な場合が多い。この二種の構造内の水素の配置と輸送を、原子スケール空間分解能で観察することで、それぞれの内部での吸水反応、脱水反応、水素イオン輸送の過程と速…

    DOI

  • VIII-4 冷中性子ディスクチョッパー型分光器・AMATERASとそれによって行われる研究

    中島 健次 RADIOISOTOPES 66 (2), 101-115, 2017

    ...最新の技術を投じた本装置は,J-PARCの大強度中性子源を最大限に活かして高分解能,高強度,目的に合わせて条件を最適化できる高い自由度で準弾性,非弾性中性子散乱実験を行うことができ,固体中の磁性や格子の集団励起,生体物質や機能性材料内における原子,分子の揺動,拡散など幅広いダイナミクス研究に用いられている。</p>...

    DOI Web Site Web Site 参考文献32件

  • IX 連載講座を終わるにあたって

    藤井 保彦 RADIOISOTOPES 66 (3), 133-135, 2017

    <p>This series of articles “Neutron Inelastic Scattering” started in April 2013 is now ending after almost four years spent. It complements the previous series of “Measurement of Neutrons and …

    DOI Web Site Web Site

  • 中性子反射率法による液晶・基板界面での界面活性剤層の構造解析

    根本 文也, 山田 悟史, 日野 正裕, 瀬戸 秀紀 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 3193-3193, 2017

    <p>液晶を配向させることは、応用上重要である。固体基板上で薄膜を作製して配向を制御することが一般的だが、近年液晶分子に混合する配向材料が注目されている。本研究では、界面活性剤を混合した液晶を基板に接触させ、顕微鏡観察による配向同定と、中性子反射率測定による基板近傍の分子分布測定を行った。界面活性剤の厚みの増大にともない、垂直から水平配向へと変化し、界面活性剤・液晶の配向が関連していることが明ら…

    DOI

  • MnSiにおける電流中中性子小角散乱

    奥山 大輔, White J. S., Bartkowiak M., Nagy G., Quan I. Z., Zivkovic I., Ronnow H. M., Ye Q., Butler P., 岩崎 惇一, 永長 直人, 吉川 明子, 田口 康二郎, 十倉 好紀, 東 大樹, 南部 雄亮, 佐藤 卓 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 1151-1151, 2017

    <p>磁気スキルミオンの純粋な電流下における非平衡定常状態を観測するため、電流中の中性子小角散乱実験を可能とするシステムを立ち上げ、低温で磁気スキルミオンが観測されているMnSiを用いて実験を行った。今回の発表では、中性子小角散乱実験の結果の詳細を報告する。</p>

    DOI

  • 陽子過剰側C同位体の陽子、中性子密度分布

    西塚 賢治, 武智 麻耶, 大坪 隆, 福田 光順, 西村 太樹, 青木 一矢, 安部 敬治郎, 池田 彩夏, 泉川 卓司, 笈川 浩之, 大西 康介, 大野 淳一, 加藤 郁磨, 菅家 悠生, 神戸 峻輔, 神田 直人, 菊池 遥, 北川 敦志, 佐藤 眞二, 佐山 海斗, 島谷 二郎, 杉原 貴信, 鈴木 伸司, 鈴木 健, 高橋 拓希, 田口 義眞, 武井 悠稀, 竹内 勇貴, 竹之内 嵐, 竹本 貴紀, 只野 奈津生, 田中 聖臣, 田中 悠太郎, 親跡 和弥, 杜 航, 永井 伎, 南雲 淳也, 福田 茂一, 堀 兼修, 本間 彰, 松永 達, 水上 淳, 三原 基嗣, 宮田 恵理, 室岡 大樹, 町田 聖寛, 八木 翔一, 山岡 慎太郎, 山口 貴之, 横山 耕平 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 314-314, 2017

    ...特に中間エネルギー領域における陽子標的に対する反応断面積は陽子-陽子散乱断面積と陽子-中性子散乱断面積の大きな違いを反映し、陽子密度分布と中性子密度分布の差に感度を持つ。^9-11^C における陽子分布と中性子分布の違いを研究するため、我々は ^9-11^C の陽子標的に対する反応断面積測定実験を放医研の HIMAC で行った。...

    DOI

  • <sup>27</sup>Al-NMRによるU系超伝導体UPd<sub>2</sub>Al<sub>3</sub>における磁性と超伝導の関係

    高木 亮一, 真砂 全宏, 北川 俊作, 石田 憲二, 佐藤 憲昭 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 1955-1955, 2017

    ...本物質は中性子散乱を用いた研究から超伝導が局在的な磁性と共存していることが示唆されており、我々はNMRを用いて本物質の磁性と超伝導の関係を調べている。特に、反強磁性秩序において生じる磁気モーメントの大きさを反映し、スペクトルの線幅が広がる振る舞いが観測されており、さらに超伝導状態で線幅がどのように変化するかについて調べ、発表する予定である。</p>...

    DOI

  • 純良単結晶FeSnの電子状態の研究

    垣花 将司, 西村 健吾, 中島 美帆, 天児 寧, 仲村 愛, 青木 大, 竹内 徹也, 木田 孝則, 萩原 政幸, 播磨 尚朝, 内間 清晴, 辺土 正人, 仲間 隆男, 大貫 惇睦 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 2208-2208, 2017

    ...中性子散乱の実験から同じc面 内 にあるFe原子は[10\=10]方向に磁気モーメントが整列していて、隣接するc面内では逆向きにモー メント を持つ反強磁体であることが報告されている。 本研究ではSnの自己フラックス法で残留抵 抗!LaTeX${\rho}_{0}$=0.84!...

    DOI

  • Ce<sub>3</sub>Rh<sub>4</sub>Sn<sub>13</sub>のカイラル構造相における磁気状態の中性子散乱による研究

    巣山 和哉, 岩佐 和晃, 富安 啓輔, 河村 聖子, 菊地 龍弥, 古府 麻衣子, 中島 健次, Damay F., Mignot J.-M., Steffens P., Raymond S. 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 2314-2314, 2017

    ...この構造解析を踏まえ、中性子散乱による磁気状態の研究を行った。異なる2サイトのCe^3+^における4f^1^電子配置の結晶場準位を観測した。50 mKまで磁気秩序が現れないが、1 meV以下での低エネルギー磁気励起が約20 K以下で発達し、単純な重い電子系ではないと考えられる。</p>...

    DOI

  • 量子スピン液体CaCu<sub>3</sub>(OD)<sub>6</sub>Cl<sub>2</sub>0.6D<sub>2</sub>Oにおける磁気励起

    飯田 一樹, 吉田 紘行, Voneshen David J., 野口 直彌, 石井 裕人, 小田 研, 中島 健次 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 1248-1248, 2017

    <p>CaCu_3_(OD)_6_Cl_2_0.6D_2_OはS=1/2のスピンを持つCu^2+^イオンが歪みの無いカゴメ格子を形成する系である。バルク測定から、基底状態は量子スピン液体である事が分かっている。今回、我々はCaCu_3_(OD)_6_Cl_2_0.6D_2_Oの粉末中性子非弾性散乱測定を行ったので、結果について報告する。</p>

    DOI

  • 三方晶DyNi<sub>3</sub>Ga<sub>9</sub>の中性子散乱

    二宮 博樹, 松本 裕司, 茂吉 武人, 中尾 朗子, 高阪 勇輔, 大原 繁男 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 2416-2416, 2017

    ...我々はDyNi_3_Ga_9_の磁気構造を明らかとするため,中性子散乱測定を行った。10 K以下で明瞭な磁気衛星反射を観測し,温度・磁場による伝播ベクトルの変化の観測にも至った。講演では,これらの詳細を報告する。</p>...

    DOI

  • 重い電子系化合物CeRhIn<sub>5</sub>の共存相におけるIn-NQRによる研究

    八島 光晴, 道添 竜治, 椋田 秀和, 北岡 良雄, 宍戸 寛明, 摂待 力男, 大貫 惇睦 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 2135-2135, 2017

    ...常圧ではらせん状の磁気構造(不整合)を有しており、圧力下においても中性子散乱実験(単結晶)やNQR法(粉末試料)によって研究されてきた。NQR測定では、1.7GPaで不整合から整合な磁気構造へと変わることが観測されたが、単結晶試料を用いた中性子散乱実験では整合な反強磁性を確認できておらず、それぞれの測定で結果が一致していなかった。...

    DOI

  • S=5/2三角格子ダイマーCs<sub>3</sub>Fe<sub>2</sub>Cl<sub>9</sub>の磁気構造

    萩原 雅人, 益田 隆嗣, 石井 裕人, 吉田 紘行 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 1218-1218, 2017

    <p>ダイマーが三角格子を形成するCs_3_Cr_2_X_9_(X=Cl, Br)は、基底状態としてスピンシングレット状態を示す。磁場中ではダイマー内より十分弱いダイマー間の交換相互作用や小さな異方性により複雑な磁場誘起相転移を示す。同構造を持つS=5/2のCs_3_Fe_2_Cl_9_は6Kで反強磁性転移を示すが、同様の磁場誘起相転移が確認されている。今回は零磁場においてCs_3_Fe_2_C…

    DOI

  • アンダードープBa<sub>1-x</sub>K<sub>x</sub>Fe<sub>2</sub>As<sub>2</sub> (x = 0.25)の非弾性中性子散乱

    村井 直樹, 中島 正道, 梶本 亮一, 池内 和彦, 出田 真一郎, 田中 清尚, 鈴木 雄大 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 2007-2007, 2017

    ...<p>アンダードープ 領域のBa_{1-x}K_{x}Fe_{2}As_{2} (x = 0.25)に対する非弾性中性子散乱の結果について報告する。鉄系超伝導体の超伝導状態で見られる顕著な応答として、磁気シグナルの増大、所謂、レゾナンスの存在が挙げられる。今回我々は同試料においてエネルギーの異なる2種類のレゾナンスを観測した。講演ではその起源について議論する。</p>...

    DOI

ページトップへ