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検索結果 74 件

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  • 大阪府中河内郡堅下村における高級葡萄生産の実現過程―明治期の篤農家の実践に着目して―

    竹内 祥一朗 人文地理 75 (1), 3-24, 2023

    ...近郊園芸を代表する果物の1つである葡萄の産地のなかでも,大阪府堅下村(現柏原市)は山梨県や岡山県の産地などよりも早期に葡萄への専門化が図られ,より高価に取引される高級葡萄の生産を達成したことが指摘されている。既往研究では,綿作や他の果物生産からの転換が進められたこと,技術改良や流通改善に地域の篤農家が活躍したことが解明されている。...

    DOI Web Site 参考文献1件

  • 小児の準備物品や薬剤を記載したドクターカー用の小児ファイルの有用性

    竹内 若菜, 松浦 裕司, 櫻谷 眞佐子, 山村 仁 日本臨床救急医学会雑誌 25 (6), 935-941, 2022-12-28

    <p><b>目的</b>:本研究では小児の年齢や身長・体重に応じ適切な医療資器材や薬剤投与量を記載した小児用のファイルをドクターカーに導入し,その有用性を検討することを目的とした。<b>方法</b>:2014年7月〜2021年7月の期間における14歳以下の小児のドクターカー出動症例のうち,気管挿管とアドレナリン投与を要した心肺停止症例を対象とした。小児ファイルの使用の有無で,挿管チューブ挿入長・…

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  • オンラインメディカルコントロールの実態調査について

    田邉 晴山, 𦚰田 佳典, 今井 寛, 木下 順弘, 荒井 勲, 山村 仁, 高階 謙一郎, 小林 誠人, 横田 順一朗, 森村 尚登 日本臨床救急医学会雑誌 25 (4), 679-684, 2022-08-31

    <p><b>背景</b>:オンラインメディカルコントロール体制には,24時間いつでも(常時性),直ちに(迅速性),適切な(適切性)指示,指導・助言がなされる体制が求められている。<b>目的</b>:オンラインMCの常時性,迅速性,適切性について実状を調査する。<b>方法</b>:消防本部もしくは地域メディカルコントロール協議会の9地域で調査を行った。救急業務において,特定行為実施のためのオンライ…

    DOI Web Site 医中誌

  • 身体抑制を必要とするICU患者に対する独自のアセスメントシートの有用性

    矢田 将太, 松浦 裕司, 松本 周, 櫻谷 眞佐子, 山村 仁 日本臨床救急医学会雑誌 25 (1), 35-40, 2022-02-28

    <p><b>目的</b>:当院ICUに入室し身体抑制を必要とした患者に対して独自に作成したアセスメントシートを使用し,その有用性を評価することを目的とした。<b>方法</b>:2019年8月〜2020年7月に当院ICUに入院し,身体抑制を行った患者にアセスメントシートを使用し評価を行った。アセスメントシートは11項目設定し,各項目を0〜2点で評価した。自己抜去群と非自己抜去群で各項目を比較検討し…

    DOI Web Site 医中誌

  • 大阪府の家庭料理 地域の特徴

    山本 悦子, 原 知子, 東根 裕子, 八木 千鶴, 阪上 愛子, 澤田 参子 日本調理科学会大会研究発表要旨集 33 (0), 198-, 2022

    ...</p><p>【方法】大阪府の行政区分、日本の食生活全集「聞き書大阪の食事」の分類を参考に8地域(泉南・泉北・南河内・中河内・北河内・大阪市・ 三島・豊能)に分け、その土地に30年以上暮らしている27名を対象に聞き書を を行った。調査時期は2013年11月から2015年9月、方法等は学会ガイドラインに則った。</p><p>【結果】物流や商業の中心地大阪は「天下の台所」とよばれた。...

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  • 大阪府の家庭料理 行事食の特徴

    東根 裕子, 阪上 愛子, 澤田 参子, 原 知子, 八木 千鶴, 山本 悦子 日本調理科学会大会研究発表要旨集 32 (0), 169-, 2021

    ...【方法】調査地域は,大阪府の行政区分および日本の食生活全集「聞き書き大阪の食事」を参考に8地域(泉南・泉北・南河内・中河内・北河内・大阪市・三島・豊能)において,その土地に30年以上暮らしている27名を対象に聞き書きを行った。調査時期は2013年11月〜2015年9月、調査方法等は学会ガイドラインに則った。...

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  • 救急現場における自動式人工呼吸器の使用に関する実態調査

    安田 康晴, 今井 寛, 太田 祥一, 木下 順弘, 小林 誠人, 野々木 宏, 山村 仁, 脇田 佳典, 森村 尚人, 横田 順一朗 日本臨床救急医学会雑誌 23 (1), 36-41, 2020-02-29

    <p>救急隊員が使用できる自動式人工呼吸器は,救急業務実施基準により救急車に搭載可能であるが,救急救命処置に位置づけられておらず使用について齟齬が生じている。そこで,救急救命処置に自動式人工呼吸器の使用を位置づけるために,全国251の地域メディカルコントロール協議会(以下,MC協議会)に自動式人工呼吸器の使用方法などのアンケート調査を行い,課題を抽出した。228 MC協議会のうち226 …

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件

  • 脾摘後重症感染症予防のための患者教育に関する検討

    喜田 雅彦, 中川 淳一郎, 中條 悟, 佐藤 淑子 医療の質・安全学会誌 15 (4), 348-354, 2020

    脾臓を摘出した患者には,脾摘後重症感染症予防のためにワクチン接種や患者教育を行う必要性がある.当救命救急センターでは,緊急的に脾臓を摘出した患者に対して,入院中から脾摘後の感染予防に関する患者教育を行っている.本研究では,患者教育を行った2症例に対し,退院後1年以上経過した後に脾摘後重症感染症予防に関する認識や行動について問う面接調査を実施した. …

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  • 2019ラグビーワールドカップ期間中のバルイベントによる地域活性化

    石原 肇 日本地理学会発表要旨集 2020s (0), 36-, 2020

    ...</p><p></p><p> </p><p></p><p>2.研究対象地域と研究方法</p><p></p><p>東大阪市は、大阪府中河内地域に位置する市である。市域の面積は61.81㎢、人口は502,784人(2015年国勢調査)であり、大阪市および堺市の両政令指定都市に次ぐ府内第3位の人口を擁する中核市である。...

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  • 地域メディカルコントロール協議会における救急隊の12誘導心電図記録と伝送の実態調査

    野々木 宏, 安田 康晴, 今井 寛, 太田 祥一, 小澤 和弘, 木下 順弘, 小林 誠人, 高階 謙一郎, 森村 尚登, 山野上 敬夫, 山村 仁, 脇田 佳典, 横田 順一朗 心臓 51 (8), 800-805, 2019-08-15

    <p> ST上昇型急性心筋梗塞(STEMI)の発症から再灌流療法までの時間を短縮するためには,病院前12誘導心電図記録の病院への事前伝達が有効であり,ガイドライン勧告がなされている.ガイドライン勧告の実践がなされているか救急隊による12誘導心電図記録と伝送の実態を把握するため,全国地域メディカルコントロール(MC)協議会251団体へのアンケート調査を実施した.回答率は96%で救急隊による12誘導…

    DOI 医中誌

  • 緊急手術により救命しえた左胃大網動脈瘤破裂の1例

    池側 恭洋, 中川 淳一郎, 日野 裕志, 加藤 昇, 流田 智史, 山中 英治 日本腹部救急医学会雑誌 39 (3), 549-553, 2019-03-31

    <p>症例は83歳女性。左側腹部痛を主訴に前医へ救急搬送され,腹部造影CT検査で腹腔内出血および左胃大網動脈瘤を認め,加療目的で当院へ転院となった。Transcatheter arterial embolization(以下,TAE)による止血を試みるも,血管の蛇行および狭小化が強く,動脈瘤へのアプローチが困難であったため,開腹手術に移行した。腹腔内には約2,200mLの血液貯留および左胃大網動…

    DOI 医中誌

  • 開腹歴のない大網索状物による絞扼性腸閉塞の1例

    升井 淳, 池永 雅一, 知念 良直, 板倉 弘明, 上田 正射, 津田 雄二郎, 中島 慎介, 太田 勝也, 遠藤 俊治, 山田 晃正 日本腹部救急医学会雑誌 39 (3), 545-548, 2019-03-31

    <p>症例は79歳,男性。開腹手術歴はない。現病歴として,食後の心窩部痛と嘔吐を認め近医を受診。腸閉塞が疑われ,加療目的に当院に紹介となる。来院時,心窩部に圧痛を認めたが,腹膜刺激症状は認めなかった。血液検査上,炎症反応と乳酸値が上昇しており,腹部CTで小腸壁の造影不良と口側小腸の拡張,腹水貯留を認めた。絞扼性腸閉塞を疑い,同日緊急開腹手術を行った。開腹所見では淡血性腹水がみられ,大網と小腸間膜…

    DOI 医中誌

  • 両側頭蓋内血腫をきたしたが,集学的治療で良好な転帰が得られた重症頭部外傷の1例

    奥田 和功 日本臨床救急医学会雑誌 22 (1), 69-74, 2019-02-28

    <p>30代女性が自転車で交差点を走行中,車と接触し受傷した。ドクターカーでの現場診察ではprimary surveyで気道・呼吸・循環は問題なく,Glasgow Coma Scaleは7点で,左不全麻痺を認めた。挿管,人工呼吸を開始し搬入し,全身のcomputed tomography(以下,CT)で右急性硬膜下血腫など多発外傷と診断した。頭蓋内圧センサーを留置したところ43mmHgと高く,直…

    DOI Web Site 医中誌

  • プロテインCおよびS欠乏症による上腸間膜静脈血栓症の1例

    升井 淳, 池永 雅一, 知念 良直, 板倉 弘明, 高山 碩俊, 上田 正射, 津田 雄二郎, 中島 慎介, 太田 勝也, 遠藤 俊治, 山田 晃正 日本腹部救急医学会雑誌 39 (1), 033-037, 2019-01-31

    <p>症例は72歳,女性。既往歴として,左下腿静脈瘤に対する手術歴がある。3日間持続する腹痛,嘔吐を主訴に近医を受診し,腸閉塞と診断され,当院を紹介受診した。来院時,腹部全体に著明な圧痛と反跳痛があり,血液検査上,炎症反応上昇と腎機能障害を認めた。腹部CTでは小腸拡張と小腸間膜の脂肪織濃度上昇を認めた。以上より絞扼性腸閉塞を疑い,緊急開腹手術を行った。暗赤色の腹水を多量に認め,約100cmの回腸…

    DOI 医中誌

  • 東大阪市内3地域におけるバルイベントの運営方法の地域的特性

    石原 肇 日本地理学会発表要旨集 2019a (0), 33-, 2019

    ...</p><p>2.研究対象地域と研究方法:東大阪市は、大阪府中河内地域に位置する市である。市域の面積は61.81㎢、人口は502,784人の中核市である。日本有数の中小企業の密集地であり、また、花園ラグビー場のある「ラグビーのまち」でもある。本研究では、同市内で継続開催されている「布施えびすバル」、「小阪・八戸ノ里なのはなバル」(以下、「なのはなバル」)、「長瀬酒バル」を対象とする。...

    DOI 機関リポジトリ Web Site

  • 外傷性頭蓋内出血の血腫増大に対する来院時造影CTの有用性

    岸 文久, 藤本 京利, 速水 宏達, 茶谷 めぐみ, 木村 新, 奥田 和功, 塩野 茂 NEUROSURGICAL EMERGENCY 24 (1), 20-27, 2019

    <p> 内因性脳内出血に対する造影CT(CT angiography; CTA)における血管外漏出像(contrast extravasation; CE)が血腫増大および予後不良や死亡率などの転帰の予測因子となることはこれまでに多く報告されている.今回,外傷性頭蓋内出血における血腫増大に対するCTAの有用性について検討した.我々の施設に過去5年間に搬送となった外傷性頭蓋内出血,すなわち急性硬膜…

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  • 大阪府の家庭料理 副菜の特徴

    原 知子, 阪上 愛子, 澤田 参子, 東根 裕子, 八木 千鶴, 山本 悦子 日本調理科学会大会研究発表要旨集 31 (0), 218-, 2019

    ...</p><p>【方法】調査地域は,大阪府行政区分および日本の食生活全集「聞き書き大阪の食事」を参照し,泉南・泉北・南河内・中河内・北河内・大阪市・三島・豊能の8地域において,その土地に30年以上暮らしている27名を対象に聞き書きを行った。調査時期は2013年11月〜2015年9月であった。調査方法等は学会ガイドラインに則った。...

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  • 放射線科常勤医不在の独立型三次救急施設における体幹CTで発見された偶発病変への対応

    加藤 昇, 田中 淳, 中川 淳一郎, 日野 裕志, 中條 悟, 奥田 和功, 遠山 一成, 島津 和久, 岸本 正文, 塩野 茂 日本臨床救急医学会雑誌 21 (4), 584-588, 2018-08-31

    <p><b>目的</b>:重要な偶発病変の看過を回避するため,非常勤の放射線科医に週2回体幹のCT読影を依頼してきた。今回レポートの確認不足にも対応するため,1人の救急医がコーディネーターを兼任して主治医に情報提供する体制とした成果を検討する。<b>方法</b>:本体制とした2015年12月から1年4カ月間で,放射線科医が読影した1,684件(全患者1,068例うち外傷511例)を対象に,偶発病…

    DOI Web Site 医中誌

  • 胃底部漿膜パッチ術が奏効したアルカリによる急性期食道穿孔の1例

    加藤 昇, 遠山 一成 日本臨床外科学会雑誌 79 (7), 1433-1438, 2018

    症例は54歳,女性.自殺目的でアルカリ性漂白剤であるハイター<SUP>®</SUP>の原液を約300ml飲用し,嘔吐を1回伴った.約1時間後の救急搬入時,軽度の乳酸アシドーシスと胸部単純X線で広範な縦隔気腫を認めた.CTで食道炎による壁肥厚と縦隔気腫を認め,内視鏡検査で食道胃接合部近傍の下部食道に壊死穿孔を認めた.腐食性食道炎の急性期穿孔であり,穿孔部の閉鎖が必要であったが,壊死部の境界が不明瞭…

    DOI Web Site Web Site ほか1件

  • 大阪府の家庭料理 主菜の特徴

    山本 悦子, 阪上 愛子, 澤田 参子, 原 知子, 東根 裕子, 八木 千鶴 日本調理科学会大会研究発表要旨集 30 (0), 230-, 2018

    ...<br>【方法】大阪府の行政区分、日本の食生活全集「聞き書大阪の食事」の分類を参考に8地域(泉南・泉北・南河内・中河内・北河内・大阪市・三島・豊能)に分け、その土地に30年以上暮らしている27名を対象に聞き書きを行った。<br>調査時期は2013年11月から2015年9月、方法等は学会ガイドラインに則った。<br>【結果】物流や商業の中心地大阪は「天下の台所」とよばれた。...

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  • 大阪府の家庭料理 おやつの特徴

    八木 千鶴, 阪上 愛子, 澤田 参子, 原 知子, 東根 裕子, 山本 悦子 日本調理科学会大会研究発表要旨集 29 (0), 231-, 2017

    ...<br />【方法】大阪府の行政区分、日本の食生活全集「聞き書大阪の食事」の分類を参考に8地域(泉南・泉北・南河内・中河内・北河内・大阪市・三島・豊能)に分け、その土地に30年以上暮らしている27名を対象に聞き書きを行った。調査時期は2013年11月から2015年9月、方法等は学会ガイドラインに則ったものである。...

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  • 冠状皮膚切開による両側減圧大開頭術が奏効した重症頭部外傷の一例

    奥田 和功, 岸 文久, 升井 淳, 田中 淳, 池側 恭洋, 岡田 昌浩, 中川 淳一郎, 日野 裕志, 中條 悟, 遠山 一成, 島津 和久, 岸本 正文, 加藤 昇, 塩野 茂 日本外傷学会雑誌 31 (3), 391-394, 2017

    <p> 症例は17歳男性. 自転車事故で頭部を受傷. 救急搬入時Glasgow Coma Scale (GCS) : E2V3M5で不穏あり, Computed Tomography (以下CTと略す) で両側前頭葉脳挫傷, 右急性硬膜下出血と診断した. 右穿頭血腫除去術後にintracranial pressure (以下ICPと略す) をモニターし, …

    DOI 医中誌

  • 腰椎腹腔シャントを有する直腸癌症例に対して腹腔鏡下低位前方切除術を施行した1例

    上田 正射, 池永 雅一, 田中 淳, 津田 雄二郎, 中島 慎介, 太田 勝也, 足立 真一, 遠藤 俊治, 山田 晃正 日本外科系連合学会誌 42 (5), 829-834, 2017

    <p>腰椎腹腔シャントを有する直腸癌に対し腹腔鏡下低位前方切除術を施行した症例を経験したので報告する.症例は60歳の男性で,既往歴としてクモ膜下出血と続発性水頭症に対しクリッピング術,腰椎腹腔シャント術を施行された.肺転移を伴う直腸癌を指摘され,当科へ紹介された.大腸内視鏡検査で歯状線より6cmの直腸に全周性腫瘍を認め,生検で中分化腺癌であった.胸部CT検査で右肺転移を認めた.シャントに対し処置…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献2件

  • 門脈ガス血症を伴う腸閉塞に対して経人工肛門的緊急減圧を施行した1例

    上田 正射, 池永 雅一, 田中 淳, 太田 勝也, 津田 雄二郎, 中島 慎介, 足立 真一, 遠藤 俊治, 山田 晃正 日本外科系連合学会誌 42 (5), 774-782, 2017

    <p>症例は83歳の男性で,既往歴は脳性麻痺と高血圧症を認めた.S状結腸軸捻転に対し緊急で大腸亜全摘術,単孔式回腸人工肛門造設術を施行した.第23病日,排ガスの消失と腹部膨隆,第24病日に末梢循環不全,回腸人工肛門より粘血便の流出を認めた.腹部単純CT検査で肝両葉の門脈内ガス,広範囲な小腸拡張を認め,腸閉塞による門脈ガス血症(HPVG)と診断した.保存的加療を施行し,7時間後の腹部造影CT検査で…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献6件

  • 空腸漿膜パッチ術が奏効した十二指腸潰瘍穿孔術後縫合不全の1例

    加藤 昇, 遠山 一成, 田中 淳, 中川 淳一郎, 日野 裕志, 中條 悟, 奥田 和功, 島津 和久, 岸本 正文, 塩野 茂 日本臨床救急医学会雑誌 19 (4), 604-608, 2016

    <p>症例は70歳代,男性。汎発性腹膜炎,重症敗血症状態で緊急開腹した。十二指腸球部前壁から下行脚にかけて大きな潰瘍穿孔と後腹膜(前腎傍腔)の感染を認めた。後腹膜を開放し,穿孔部を縫合閉鎖後,大網で被覆した。術後6日目突然腹腔内出血が生じ,CTで十二指腸周囲に気泡を含む後腹膜血腫を認め,止血を要する縫合不全のため再手術を施行した。後腹膜血腫を除去し,動脈性出血を止血した。穿孔部はほぼ全開状態で約…

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件

  • 当科における小児血漿交換療法63例の報告

    山上 雄司, 中條 悟, 高原 賢守, 菅 健敬, 大場 彦明, 大西 聡, 川原 弘樹 日本急性血液浄化学会雑誌 6 (1), 67-70, 2015-06-01

    <p>当科では2007年12月に血漿交換療法(PE)を開始し,2013年8月までに63症例(男児41例/女児22例,月齢29.5±20.1ヵ月)に施行した。疾患内訳はγグロブリン不応性川崎病が51例と全症例の約8割を占め,その他肝不全,敗血症に伴う多臓器不全,若年性特発性関節炎などに施行した。平均施行回数は4.0±1.2回/症例,平均血液流量は60.0±13.3mL/minであった。当科のPEの…

    DOI Web Site 医中誌

  • 胸腔鏡補助下胸管結紮術が奏効した外傷性乳糜胸を伴う多発外傷の1例

    加藤 昇, 西山 和孝, 島津 和久, 岸本 正文, 塩野 茂, 早川 正宣, 秋月 克彦 日本救急医学会雑誌 23 (9), 391-397, 2012

    症例は23歳の男性。既往歴に特記すべきことなし。作業中に約1トンの鉄鋼が胸腹部に落下して受傷し、当センターに救急搬送された。呼吸促迫と下顎呼吸のため気管挿管を行った。右上腕開放骨折からの外出血を圧迫止血し,急速輸液を行った。右気胸と左血気胸に対して胸腔ドレナージを行った。CTで脾損傷,腹腔内出血,両側肺挫傷,左鎖骨下動脈損傷(椎骨動脈分岐後閉塞)等を認めた。緊急開腹で脾摘を行った後,肺挫傷に対す…

    DOI 医中誌 参考文献13件

  • 急性呼吸不全に続発した活動的サイトメガロウイルス感染,サイトメガロウイルス肺炎の検討

    当麻 美樹, 佐野 秀, 塩野 茂, 田伏 久之 日本救急医学会雑誌 23 (5), 183-191, 2012

    【背景・目的】サイトメガロウイルス(cytomegalovirus: CMV)は,免疫抑制下で生じる致死的感染症のみならず,免疫応答下の患者に対しても敗血症や重症外傷などを契機に活動的CMV感染やCMV肺炎を惹起することが近年報告されている。しかしながら本邦では,これら集中治療領域での活動的CMV感染やCMV肺炎に関する報告は少ない。急性呼吸不全に続発する活動的CMV感染およびCMV肺炎の臨床的…

    DOI 医中誌

  • 急性壊死期に食道切除術を行った腐食性食道炎の1例

    内藤 敦, 西山 和孝, 安池 純士, 加藤 昇 日本臨床外科学会雑誌 73 (2), 332-335, 2012

    症例は58歳,女性.自殺目的にアルカリ性漂白剤であるマイキッチンブリーチ500mlを服用し,当センター搬送となった.CTにて食道周囲の縦隔に広範な液体貯留と上部内視鏡検査で穿孔を疑う深い潰瘍性病変を認め,腐食性食道炎と診断した.これらの所見から食道穿孔の危険性が高いと考え,急性期における食道切除術を施行した.<BR>術中所見では上部から中部食道周囲の縦隔に炎症性の変化を認めたが,肉眼的に明らかな…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献5件

  • 鋭的外傷による主膵管損傷に膵縫合術と内視鏡的ステント留置を併用した1例

    西山 和孝, 安池 純士, 加藤 昇 日本臨床外科学会雑誌 73 (12), 3272-3276, 2012

    症例は32歳女性で,自ら心窩部を刺して受傷し当センターへ搬送された.来院時全身状態は安定していたが,腹部CTにて肝損傷,膵損傷が疑われたため緊急開腹術を施行し,肝貫通創と膵体部に切創を認めた.開腹時に主膵管損傷は明らかではなく,術後,内視鏡的に精査および必要に応じてステントを留置する方針として膵縫合術とドレナージ術のみ施行した.内視鏡的逆行性膵管造影を施行したところ主膵管損傷を認めたため,内視鏡…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献25件

  • Multidetector row CTより主膵管損傷を描出し得た鋭的腹部外傷の1例

    尾中 敦彦, 片山 祐介, 岡 宏保, 日野 裕志, 切通 雅也, 松阪 正訓, 塩野 茂 日本臨床救急医学会雑誌 13 (4), 563-567, 2010-08-31

    <p>膵損傷の治療方針決定において主膵管損傷の有無の評価は重要である。近年,外傷以外の分野ではmultidetector row CT(以下MDCT)が主膵管病変の評価に有用とされているが,主膵管損傷をMDCTにより直接描出し得た報告は,われわれが検索し得たかぎりでは海外の報告が1編認められるのみであり,非常に少ない。今回,MDCTを用いて主膵管損傷を直接描出し得た鋭的膵損傷症例を経験したため報…

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  • CT angiographyにより外傷性脾動静脈瘻を描出し得た1例

    尾中 敦彦, 片山 祐介, 岡 宏保, 日野 裕志, 渡瀬 淳―郎, 切通 雅也, 松阪 正訓, 塩野 茂, 田伏 久之 日本臨床救急医学会雑誌 13 (3), 394-398, 2010-06-30

    <p>鈍的脾損傷の治療方針を決定するうえで,血管損傷の有無は重要な因子であり,multidetector-row computed tomography(以下MDCT)が診断に有用とされる。今回,鈍的損傷に伴う外傷性脾動静脈瘻を,CT angiogaphyにより描出し得た症例を経験したので報告する。症例は78歳男性。転倒して左側胸部を打撲し,脾損傷を指摘され当センターに転院された。MDCT所見で…

    DOI 医中誌 被引用文献1件

  • multidetector‐row CTにより鈍的腎血管損傷が描出された4例

    尾中 敦彦, 岡 博保, 佐野 秀, 切通 雅也, 松阪 正訓, 当麻 美樹, 塩野 茂 日本救急医学会雑誌 21 (4), 177-184, 2010

    鈍的腎血管損傷の診断におけるmultidctector-row CT(MDCT)の有用性に関する報告は少ない。今回,鈍的腎血管損傷がMDCTで描出された4症例を報告する。症例1:20歳,男性。左腎損傷(日本外傷学会腎損傷分類2008 IIIa (lM) H1),脾損傷,左肺挫傷を認めた。血管造影では血管外漏出像および仮性動脈瘤を認めたが,MDCTでは仮性動脈瘤は描出されなかった。症例2:58歳,…

    DOI 医中誌 参考文献21件

  • 診断に難渋した急性腎盂腎炎による敗血症性ショックの3例

    東 正徳, 当麻 美樹, 塩野 茂, 田伏 久之 日本救急医学会雑誌 20 (9), 787-793, 2009

    症例1:68歳の女性。主訴は胸痛,呼吸困難。尿管結石にて入院中,突然の胸痛,呼吸困難を認めたため,当センターへ紹介となった。臨床症状や検査所見より急性心筋梗塞による心原性ショックを疑い冠動脈造影施行したが有意病変を指摘できず,左室造影にてタコツボ心筋症と診断した。尿管ステントの留置にてショックを離脱し得たため,急性腎盂腎炎による敗血症を契機に発症したタコツボ心筋症と診断した。ショックの原因は心原…

    DOI 医中誌 参考文献10件

  • 鈍的脾血管損傷に対するmultidetector‐row CTの検出能力

    尾中 敦彦, 佐野 秀, 渡瀬 淳一郎, 切通 雅也, 松阪 正訓, 塩野 茂, 田伏 久之 日本救急医学会雑誌 19 (10), 961-971, 2008

    血行動態の安定した鈍的脾損傷症例に対する非手術治療は一般的となっているが,非手術治療が奏功するか否かは脾実質の血管損傷が合併するか否かにより左右されるといわれている。一方,multidetector-row computed tomography(以下MDCTと略す)は鈍的脾損傷に伴う血管損傷の評価に有用との報告が散見されるが,本邦での報告は少ない。今回,鈍的脾損傷症例におけるMDCTの有用性を…

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献14件

  • 痔核手術を契機に肛門周囲膿瘍および大腸多発穿孔を発症した劇症型アメーバ性大腸炎の1例

    中平 伸, 当麻 美樹 日本臨床外科学会雑誌 68 (5), 1197-1201, 2007-05-25

    症例は78歳, 男性. 近医にて痔核手術後に39℃の高熱を伴う肛門周囲膿瘍を合併し, 術後12日目に転院となった. 来院時, 肛門部に巨大潰瘍と直腸に至る膿苔を認め, 右下腹部に約10cm大の弾性硬の腫瘤を触知した. 血液検査上, 著明に炎症反応が上昇しており, 腹部CTにて回盲部・横行結腸の腸管壁肥厚と腫瘤像を認めた. 感染状態の増悪に伴う呼吸循環不全の進行がみられ, …

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献5件 参考文献16件

  • 特徴的な血行動態を呈し急激に悪化したVibrio vulnificus感染症の1例

    井上 文隆, 当麻 美樹, 塩野 茂, 田伏 久之, 斎藤 能彦 日本救急医学会雑誌 18 (2), 58-64, 2007

    症例は60歳の男性。既往歴は特記事項なし。左上肢・右下肢の疼痛および紫斑出現したため近医を受診後に紹介された。来院時の血圧は138/100mmHg。体温35.5度。血液検査ではCRP 16.5mg/dl, CK 4,268U/lを示した。右下肢動脈造影像は, 膝窩動脈より末梢部の高度血管攣縮を示した。Swan-Ganzカテーテルによる血行動態は心係数低下・末梢血管抵抗上昇を示した。プロスタグラン…

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献17件

  • 口腔内杙創の臨床的検討

    当麻 美樹, 高岡 諒, 平方 栄一, 渡瀬 淳一郎, 切通 雅也, 松阪 正訓, 尾中 敦彦, 塩野 茂, 田伏 久之 日本臨床救急医学会雑誌 8 (3), 221-230, 2005-06-30

    <p>口腔内杙創の臨床的特徴,診療上の問題点(とくに画像診断と治療方針)につき,自験例7例と文献より考察を加え,さらに異物の種類による画像所見の相違を実験的に検討した。本損傷は,乳幼児では決してまれではなく,その多くは自然治癒していると考えられている。しかしながら一方で,穿通性損傷をきたし急速に生命危機に陥る症例も報告されている。穿通性損傷では,異物の直接損傷による出血や気道閉塞,脳脊髄損傷や脳…

    DOI

  • 蘇生後脳のCT所見

    今西 正巳, 宮本 誠司, 榊 寿右, 福住 明夫, 岩崎 聖, 田伏 久之 日本救急医学会雑誌 10 (5), 291-297, 1999

    Changes in the brain immediately after cardiopulmonary resuscitation (CPR) from whole brain ischemia due to sudden cardiopulmonary arrest (CPA) were studied by head CT. The subjects were 88 cases of …

    DOI 医中誌 被引用文献3件 参考文献22件

  • 明治後期河内綿織物業の展開について

    中島 茂 経済地理学年報 44 (1), 1-17, 1998

    ...中河内郡では雲斎厚司製織業者が郡北部に集中し, 大阪府全域を対象とした同業組合の設立を目指していたが, 同織物関係の流通業者を取り込めないまま, 中河内郡内の製織業者のみの同業組合しか設立できなかった.しかも, 同組合関係者の中からは一部しか織物工場主へ転化しなかった....

    DOI Web Site

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