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検索結果 305 件

  • 高山域における繁殖期のキマユムシクイのさえずりの記録

    飯島 大智, 佐藤 臨 Bird Research 20 (0), S19-S23, 2024

    ...<p>繁殖期にキマユムシクイ<i>Phylloscopus inornatus</i>のさえずりを,2021年6月に乗鞍岳の森林限界で記録した.キマユムシクイは日本では旅鳥または稀な冬鳥として知られており,繁殖期の記録は今回が2例目である.キマユムシクイはカバノキ属やカラマツの林,ハイマツ低木林で繁殖することが知られており,日本の森林限界はカバノキ属の樹木であるダケカンバが優占し,ハイマツ低木林が隣接...

    DOI 研究データあり 参考文献1件

  • 長野県の山岳ガイドを対象とした活火山 に関する意識調査

    井上 拓哉, 丸山 洸, 三ツ井 聡美, 吉本 充宏, 本多 亮, 秦 康範 自然災害科学 42 (S10), 75-82, 2023-10-15

    ...その結果, 4 火山(浅間山・焼岳・乗鞍岳・御嶽山)のうち1 つ以上案内するガイドのおよそ半数が,現在の噴火警戒ベルを適切に把握していないこと,およそ3 ~ 5割が噴火現象への対応をイメージできないこと等,緊急時に適切な避難誘導が求められる活火山をガイドする立場として,火山情報や噴火現象についての知識が十分に備わっていないことが明らかになった。...

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  • ライチョウ生息地山麓におけるニホンジカ侵入状況: 岐阜県の事例から

    日下部 智一, 池田 敬, 東出 大志, 鈴木 嵩彬, 七條 知哉, 古澤 健太郎 中部森林研究 71 43-45, 2023-06-30

    ...ライチョウの生息地である乗鞍岳高山帯へのシカの侵入状況を把握することを目的とし,乗鞍岳山麓において,2020年11月にスポットライトカウント調査,2021年8月23日~11月18日にカメラトラップ調査を実施した。その結果,スポットライトカウント調査ではシカは観察されなかったが,カメラトラップ調査において,延べ33頭が撮影され,標高1300m付近での生息が確認された。...

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  • 樹木細根の水分生理特性は山岳標高差に対してどのように応答するのか?

    増本 泰河, 橋本 裕生, 伊藤 拓生, 牧田 直樹 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 414-, 2023-05-30

    ...調査は長野県に位置する乗鞍岳の標高2000 m、2500 m地点で行った。対象樹種は、ダケカンバ(落葉広葉樹)とオオシラビソ(常緑針葉樹)とした。プレッシャーチャンバーを用いて細根に一定の圧力を加え、圧力当たりの出液速度を測定し、根水透過性を算出した。細根の脱水と加圧を繰り返し、水ポテンシャルと相対含水率の関係を評価し、Pressure-Volume曲線特性を算出した。...

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  • 非構造性炭水化物を介した樹木細根機能の季節変化:山岳標高差に対する検証

    橋本 裕生, 増本 泰河, 伊藤 拓生, 牧田 直樹 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 686-, 2023-05-30

    ...調査は長野県に位置する乗鞍岳の標高2500mと2000m地点で実施し、常緑針葉樹のオオシラビソと落葉広葉樹のダケカンバを対象とした。各標高のフェノロジーに注目し、標高2500mでは7-9月に、2000mでは6-10月の毎月調査を実施した。細根の根呼吸速度、比根長、根組織密度、可溶性糖濃度、デンプン濃度を測定した。...

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  • 山岳域における樹木細根の窒素吸収機能の全容:標高による変化の解明

    伊藤 拓生, 小田 あゆみ, 増本 泰河, 橋本 裕生, 宮本 裕美子, 牧田 直樹 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 171-, 2023-05-30

    ...調査は2021,2022年の8,9月に、乗鞍岳の標高2000 mと2500 mで行った。対象樹種は常緑針葉樹のオオシラビソと、落葉広葉樹のダケカンバとした。細根を樹体につながったまま掘り出し、NH<sub>4</sub>ClとKNO<sub>3</sub>もしくはC<sub>2</sub>H<sub>5</sub>NO<sub>2</sub>を含む窒素溶液に浸して90分間静置した。...

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  • 長野県中部および南部における オオコノハズクOtus semitorques の分布

    松宮 裕秋, 原 星一, 菊池 隼人, 秋山 礼 伊那谷自然史論集 24 (0), 55-60, 2023-03-31

    ...その結果,乗鞍・上高地周辺と中央アルプス周辺で繁殖を確認し,南アルプス周辺でも繁殖している ことが推定された.本調査だけでは個体数の変化を判断することができないため,今後のさらなる生 息状況の把握が望まれる....

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  • 復旧終えた道路が全面開通前日にまた崩落

    日経コンストラクション = Nikkei construction (787) 22-23, 2022-10

    ...事故 災害復旧工事を終えて翌日に全面開通を控えていた山岳道路「乗鞍スカイライン」(岐阜県高山市丹生川町)が2022年9月9日、再び崩落した(資料1)。現地では前日の夜から雨が降っていたものの、気象庁のデータによると、付近の観測地点における降り始めか…...

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  • 山岳域の標高に沿った土壌中の無機態窒素濃度と植物根による吸収量の変化

    小田 あゆみ, 伊藤 拓生, 武居 玄, 牧田 直樹, 小林 元 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 692-, 2022-05-30

    ...調査は、信州大学西駒及び乗鞍ステーションの標高1600m以上の定点観測プロットを用いた。土壌中の無機態窒素を吸着するイオン交換膜(PRS)を2021年8~10月に設置した。PRSは、植物による吸収の影響を評価するため、防根透水シートの内外に埋設した。...

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  • 山岳域における樹木細根の非構造性炭水化物貯蔵と根特性の関係

    橋本 裕生, 岡本 瑞輝, Shitephen Wang, 檀浦 正子, 牧田 直樹 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 687-, 2022-05-30

    ...本研究は長野県の乗鞍岳の標高2500m地点において、常緑針葉樹のオオシラビソと落葉広葉樹のダケカンバの細根を対象に、NSC濃度、呼吸速度、比根長、根組織密度の関係を調査した。根系は3つの直径階級(D≦0.5mm、0.5<D≦1.0mm、1.0<D≦2.0mm)ごとに測定された。結果、デンプン濃度より可溶性糖濃度の方が根特性と強い関係を示した。...

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  • 山岳標高差に対する樹木細根の水獲得戦略: 常緑樹と落葉樹の樹種間比較

    増本 泰河, 伊藤 拓生, 橋本 裕生, 牧田 直樹 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 55-, 2022-05-30

    ...調査は長野県と岐阜県の県境に位置する乗鞍岳の標高2000 m、2500 m地点で行った。対象樹種は落葉広葉樹で外生菌根種のダケカンバと、常緑針葉樹で外生菌根種のオオシラビソの2樹種とした。プレッシャーチャンバーを用いて細根に一定の圧力を加え、圧力当たりの出液速度を測定し、根水透過性を算出した。結果、根水透過性の標高応答性は樹種によって異なることが明らかとなった。...

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  • 山岳域の樹木細根による無機態窒素吸収は標高差によって変化するのか?

    伊藤 拓生, 小田 あゆみ, 増本 泰河, 橋本 裕生, 牧田 直樹 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 691-, 2022-05-30

    ...調査は2021年の8月と9月に、乗鞍岳の標高2000 mと2500 mで行った。対象樹種は落葉広葉樹であるダケカンバと、常緑針葉樹であるオオシラビソの2種とした。細根を樹体につながったまま掘り出し、NH<sub>4</sub>ClとKNO<sub>3</sub>を含む窒素溶液に浸して90分間静置した。...

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  • 2021年乗鞍岳の鱗翅目昆虫と個体数調査

    船越 進太郎, 鈴木 啓久, 川瀬 英夫 やどりが 2022 (272), 40-52, 2022-04-15

    <p>Insects that live in an alpine area are considered to be survivors from the Ice Age. These insects will likely face in a critical situation as global warming increases. We conducted surveys in …

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  • 乗鞍高原におけるクビワコウモリ出産哺育個体群の29年間のねぐら利用の変化と個体数変動

    山本 輝正, 峰下 耕, 中村 桃子, 西岡 真智子, 本多 宣仁, 神谷 郊美, 水野 昌彦 哺乳類科学 61 (2), 205-219, 2021

    ...<p>長野県松本市鈴蘭の乗鞍高原においてクビワコウモリ<i>Eptesicus japonensis</i>の出産哺育個体群の調査を1990年から2018年の29年間実施した.確認されたクビワコウモリの昼間のねぐらは,長期間ねぐらとして利用されたものがほとんどであった.ねぐら利用の変更の原因として,捕食者が原因の場合とねぐらの消失および改修工事による場合が確認された.このねぐら...

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  • 流出水の水質・同位体比特性から推定される高山帯植生部の水貯留機能

    藤野 真優, 榊原 厚一, 鈴木 啓助 水文・水資源学会研究発表会要旨集 34 (0), 124-, 2021

    ...<p>高山帯の水循環系を明らかにすることは,下流域の水資源利用を考えるうえで重要である.しかしながら,高山帯は,ハイマツ林等の特有な植生があるものの,土地被覆条件に関わる水貯留機能の理解は進んでいない.そこで本研究では,高山帯における土地被覆条件が水貯留機能に与える影響を明らかにすることを目的とした.北アルプス・乗鞍岳の山頂源流域を研究対象とし,流出水(渓流水・湧水)と降水を採取し,酸素・水素安定同位体比...

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  • 上高地群発地震の活動推移と断層系―1998年と2020年の比較―

    津金 達郎 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 298-, 2021

    ...</p><p>■群発地震と地殻内流体■</p><p> 日本の火山近傍では15km以深で希に地震が起こる領域が多くあり,その震源を集積すると平面ではクラスター状の分布となる.これをここでは深部震源クラスター(DHC)と呼ぶ.北アルプスには乗鞍火山列に沿ってDHCが白馬大池火山から乗鞍火山にかけて7ヶ所存在する.そのうちの焼岳北方で上高地西方のDHCは北アルプスのDHCのうち最も多くの地震が観測されている...

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  • 高木限界に生育する樹木4種の細根の水および炭素利用様式

    矢原 ひかり, 東 若菜, 鎌倉 真依, 高木 優哉, 小杉 緑子, 牧田 直樹 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 341-, 2020-05-25

    ...2018・2019年7-9月に長野県北アルプスに位置する乗鞍岳の高木限界である標高2500 m付近に優占する落葉広葉樹のウラジロナナカマドとダケカンバ、常緑針葉樹のオオシラビソとハイマツの直径2 mm以下の細根系を土壌表層 (0-20 cm) から採取し、水分生理、根呼吸、形態および解剖特性を測定した。...

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  • 山岳域における広葉樹と針葉樹の根生存戦略:細根呼吸と形態特性からの探求

    岡本 瑞輝, 高橋 耕一, 牧田 直樹 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 432-, 2020-05-25

    ...<p>本研究では,シラカバ,ダケカンバ,シラビソ,オオシラビソを対象に,樹木細根の根呼吸速度と根形態特性の山岳標高変化に伴う温度低下や土壌栄養の変化に対する応答を明らかにすることを目的とした.長野県乗鞍岳 (3026 m) の各標高地点(1450,1600,2000,2300,2500 m)を調査地とし,細根呼速度と比根長と根組織密度を2018年・2019年夏季に調査した.対象根系は平均直径が0.5...

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  • 乗鞍岳東斜面における局地風系に及ぼす積雪の影響

    上原 元樹, 西村 基志, 佐々木 明彦, 鈴木 啓助 天気 67 (7), 395-406, 2020

    ...<p> 山岳地域においては,斜面風や山谷風と呼ばれる熱的成因の局地循環が発生し,山岳の大気環境形成に重要な働きをもつことが知られている.しかしながら,日本における山岳地域の気象観測は不足しており,山岳における風系の実態は十分に明らかとなっていない.さらに,日本の脊梁山脈は世界的にも稀な多雪地域であり,積雪は山岳環境の重要な要素のひとつとなっている.そこで,北アルプス南部の乗鞍岳東斜面において通年の気象観測...

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  • ライチョウの域内保全の成果と今後の展望

    小林 篤 市立大町山岳博物館研究紀要 5 (0), 7-10, 2020

    ...さらに、2018年には約50年前にライチョウが絶滅した中央アルプスに雌1羽が飛来したため、2019年には飼育ライチョウの野生復帰に向けた技術開発のため中央アルプスの雌が産んだ無精卵と乗鞍岳の個体が産んだ有精卵を入れ替えることによって雛が生まれるかどうかが検討された。この事業により、入れ替えた有精卵を中央アルプスの雌が抱卵することにより雛が孵化することが明らかになった。...

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  • 2012年と2017年の秋季の自由対流圏に属する乗鞍観測所で観測した大気中水銀の動態

    中澤 暦, 永淵 修, 篠塚 賢一, 木下 弾, 西田 友規, 菱田 尚子, 三宅 隆之 環境科学会誌 32 (6), 182-192, 2019-11-30

    ...石川県輪島測候所と和歌山県白浜測候所で得られた乗鞍観測所と同じ高度のラジオゾンデデータから計算された平均水蒸気混合比(WV)と乗鞍観測所で観測した気象データから計算したWV値を比較すると,乗鞍観測所では日中に大気境界層からの斜面上昇流の存在が示唆され,ラジオゾンデデータから計算したWV値より2012年では,26~205%,2017年では,44~175%の高いWV値が得られた。...

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  • 森林限界の樹木4種における水利用特性の解明

    東 若菜, 鎌倉 真依, 矢原 ひかり, 牧田 直樹 日本森林学会大会発表データベース 130 (0), 608-, 2019-05-27

    ...本研究では、樹木が高標高にどのように適応し生育しているかを明らかにするため、乗鞍岳2500m付近の森林限界に優占する落葉広葉樹(ナナカマド、ダケカンバ)および常緑針葉樹(オオシラビソ、ハイマツ)4樹種の水分生理特性および光合成特性を調べた。ナナカマド、オオシラビソは日中気孔を大きく開かず水分保持的な応答を示した一方で、ダケカンバ、ハイマツは高い気孔コンダクタンスを維持して水消費的な応答を示した。...

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  • 森林限界の樹木4種における細根水吸収・輸送の解明

    矢原 ひかり, 東 若菜, 鎌倉 真依, 牧田 直樹 日本森林学会大会発表データベース 130 (0), 298-, 2019-05-27

    ...<p>山岳域における樹木の生存境界である森林限界は,低温,乾燥および冬季の土壌凍結などにより樹木にとって水利用が厳しい環境である.本研究では,森林限界に生育する樹木の細根系の水吸収・輸送と炭素利用様式を解明するため,乗鞍岳の森林限界である標高2,500mに優占する樹木4種(落葉広葉樹のナナカマド,ダケカンバ,および常緑針葉樹のオオシラビソ,ハイマツ)の細根系の根透水性,日中の水ポテンシャル,呼吸および...

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  • 長野県における農業的土地利用が黒ボク土の分布に及ぼす影響

    川東 正幸, 井堀 雄介 日本地理学会発表要旨集 2019s (0), 290-, 2019

    ...</b><b> 背景</b><br><br>長野県の西側県境には御嶽山、白山、乗鞍岳などの活火山があるため、県全体が広く火山灰の降灰を受けていることから、火山灰を母材とした黒ボク土が県内の主要な土壌として分布している。その面積は2208㎢におよび県面積の16.6%を占めている。また、起伏に富む地形による火山灰の移動集積が腐植表層の厚さが異なる黒ボク土を生成・分布させている。...

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  • リンゴ未熟果澱粉の理化学的特性

    舘花 春佳, 栃木 智博, 乗鞍 敏夫, 今 淳, 井澤 弘美 日本食品科学工学会誌 65 (10), 478-482, 2018-10-15

    <p>リンゴ未熟果の加工食品における有効利用のために,リンゴ未熟果澱粉の理化学的特性を調べた.リンゴ未熟果澱粉は,他の作物の澱粉よりもアミロペクチン含量が少なく,粒径が小さかった.この結果は,リンゴ未熟果澱粉が糊化時に低粘度を有することを示唆した.また,リン含有量は他の作物澱粉よりも低く,低粘度に加えて水との分離が困難であることが示唆された.これらの結果は,リンゴ未熟果澱粉が,そのような理化学的…

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献5件

  • 乗鞍山岳域における12種の細根形態・解剖・化学特性の規定要因

    暁 麻衣子, 小畠 実和, 牧田 直樹 日本森林学会大会発表データベース 129 (0), 475-, 2018-05-28

    ...本研究は、北アルプスの南端に位置する乗鞍岳の標高1500m付近に生育する12樹種の細根系と土壌を採取し、細根特性と土壌特性の関係の解明を目的とした。根系は形態特性として比根長・根組織密度、解剖特性として末端根の横断切片から中心柱直径/根直径の算出、化学特性としてC・N濃度の測定を行った。土壌はC・N濃度、pH、電気伝導率(EC)を測定した。...

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  • 乗鞍岳標高勾配に対する細根呼吸と形態特性の応答性

    岡本 瑞輝, 高橋 耕一, 牧田 直樹 日本森林学会大会発表データベース 129 (0), 477-, 2018-05-28

    ...長野県乗鞍岳亜高山樹林帯における1600mから2300mの標高帯で、針葉樹モミ属シラビソ・オオシラビソと広葉樹カバノキ属ダケカンバの細根系を対象とし、根呼吸速度の計測を行った。その後形態特性として比根長、根組織密度、根平均直径を求めた。各調査項目の平均値について、根呼吸速度と根形態特性はどちらも標高による差は見られない一方、針葉樹と広葉樹の間で有意差が見られた。...

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  • 岐阜大学高山試験地での降雪時期の雨量計比較と蒸発量補正

    玉川 一郎, 吉竹 晋平, 鈴木 浩二, 平塚 肇, 児島 利治 水文・水資源学会研究発表会要旨集 31 (0), 154-, 2018

    ...岐阜県高山市にある岐阜大学高山試験地では、森林での炭素収支に関する活発な研究活動を展開する一方で、標高 1342m の乗鞍岳の山腹に存在する「電力の供給があり職員が常駐している」貴重な観測点として1980 年以来基礎的な気象観測を継続している。90 年代からは自動気象観測が継続的に行われ、2007 年以降 10 分値での気象観測を継続し、そのデータをインターネットを通じて公開している。...

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  • ライチョウの群れ構成と標高移動の季節変化

    小林 篤, 中村 浩志 日本鳥学会誌 67 (1), 69-86, 2018

    ...ニホンライチョウ)の生活史を生活環境が厳しい冬期間も含め年間を通して理解することは,世界の最南端に分布するこの亜種の日本の高山環境への適応や生活史戦略を明らかにし,温暖化がこの鳥に与える潜在的な影響を理解する上で重要である.本研究では,群れサイズやその構成,標高移動,観察性比の季節変化などを年間通して調査し,その生活史の変化や特徴が日本の高山環境の特徴とどのように対応しているかを明らかにするための調査を乗鞍岳...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献16件

  • 自由対流圏における大気中水銀の降水による除去過程及び沈着メカニズム

    中澤 暦, 永淵 修, 篠塚 賢一 日本地球化学会年会要旨集 65 (0), 103-, 2018

    ...自由対流圏(乗鞍)と大気境界層(琵琶湖北部 摺墨)で降雨を10mm毎に分取し、D-HgとP-Hgを分離し、測定した。D-Hgは時間経過に伴う濃度の減衰が見られず、雲低下で物質が雨滴に捕捉されるwashoutは限定的であると考えられた。一方、P-Hgは降雨初期に濃度が高くなる傾向であった(摺墨; 240m a.s.l.)。...

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  • 北アルプス鹿島槍ヶ岳カクネ里における暖候期の気象観測

    鈴木 啓助, 佐々木 明彦 市立大町山岳博物館研究紀要 3 (0), 23-29, 2018

    ...雪氷体の消耗(融解)量を左右する日射量と気温については、上高地明神・乗鞍高原休暇村に比べてカクネ里では相対的に値が小さい。このことから、カクネ里では、雪氷体の消耗量が少ないと考えることができ、このことが氷河としての成立を可能にしていると言える。...

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  • 乗鞍岳におけるウラジロナナカマドとナナカマドの標高差による開花・結実の相違

    後藤 稔治, 川村 智子, 酒井 英二, 田中 俊弘, Gotoh Toshiharu, Kawamura Tomoko, Sakai Eiji, Tanaka Toshihiro 植物地理・分類研究 = The journal of phytogeography and taxonomy 65 (2), 95-98, 2017-12-01

    ...我々は乗鞍岳のナナカマド Sorbus属の近縁種の調査を行い,垂直分布と生育地の相違について明らかにした(後藤ほか 2012)。ここでは前報に引き続き,乗鞍岳に生育するナナカマド属の近縁種,ウラジロナナカマドとナナカマドの標高差による開花・結実の相違について,報告する。...

    DOI 機関リポジトリ Web Site

  • 乗鞍岳における6年間の礫移動・地温観測からみたソリフラクションのプロセス

    松本 穂高, 小林 詢 日本地理学会発表要旨集 2017s (0), 100147-, 2017

    ...<br><br>方法<br>調査対象地は,長野県乗鞍岳の標高2540mにある残雪砂礫地とした。残雪砂礫地は裸地となっていて砂礫の移動がみられ,そのために中心部がわずかにくぼむ形態を示す。この窪みの中心部から縁辺部にかけての3地点(地点A~C)で礫の移動及び地面温度を観測した(図1)。観測は2010年10月から2016年8月まで,1時間おきに自動計測し,データロガーに記録した。...

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  • 総括

    石田,大輔 天理市埋蔵文化財調査報告 : 杣之内古墳群1 西乗鞍古墳 10 62-72, 2016-03-31

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  • 中部地方の高山湖沼の研究(2)

    浅見 和希, 小寺 浩二, 齋藤 圭 日本地理学会発表要旨集 2016s (0), 100229-, 2016

    ...この高山湖沼は地球環境変化の影響をより受けやすいとされ、川上(1993)は乗鞍岳山頂湖沼群が酸性雨に対する緩衝能をほとんど持っていないことを明らかにしている。また、近年の登山客増加に伴う人為的な汚染も指摘されており、渡辺ほか(1980)は長野県内の高山湖沼の汚染の状況を調査している。...

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  • 森林限界のオオシラビソにおける冬季エンボリズムの発生メカニズム

    丸田 恵美子, 矢崎 健一, 小笠 真由美, 大條 弘貴, 大塚 晃弘, 種子田 春彦 日本森林学会大会発表データベース 127 (0), 93-, 2016

    ...そこで、北アルプス南端・乗鞍岳の森林限界を形成するオオシラビソ(<i>Abies mariesii</i>)において、エンボリズムについての調査を行った。その結果、冬季を通じて強風に晒され、土壌からの吸水が停止した状態で水ストレスに陥っているシュートでは、冬季1月から3月にかけてエンボリズムが進み、3月末には木部の通導が完全に失われた。...

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  • 乗鞍岳におけるハイマツ実生の定着様式と共生菌

    小泉 敬彦, 奈良 一秀 日本森林学会大会発表データベース 126 (0), 876-, 2015

    ...乗鞍岳において、ハイマツおよび同所的に生育するツツジ類5種の菌根を含む土壌コアを採取し、DNA解析により外生菌根菌および両樹種に共通して出現するビョウタケ目菌の群集構造を調べた。...

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  • 近赤外カメラを用いたコマクサの個体数調査

    草刈 皓介, 加藤 正人 日本森林学会大会発表データベース 126 (0), 841-, 2015

    ...長野県乗鞍岳高天原を調査対象地とした。高天原は,標高約2800mの風衝地帯で土壌は火山性の砂礫で覆われており、約4haに渡りコマクサの大群落が広がっている。調査地に1m×1mのプロットを複数配置し、プロット毎にコマクサの植生図を作成した。さらに,プロットに対し高さ2mの地点から群落の撮影を行い,プロット画像を取得した。...

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  • 乗鞍岳における大気汚染の観測(その2)

    八木 徹, 神部 順子, 中山 榮子, 長嶋 雲兵, 青山 智夫 Journal of Computer Chemistry, Japan 13 (6), 330-331, 2015

    We observed scattering light of the atomosphere by using a digital camera on Marishiten peak on Mt. Norikura at Sept 11, 2013. The RGB brightness, B/R and G/R ratio of the pixels were analized. The …

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献4件

  • 高山湖沼の水環境に関する研究(2)

    浅見 和希, 小寺 浩二, 齋藤 圭 日本地理学会発表要旨集 2015a (0), 100113-, 2015

    ...<br><br><b>参 考 文 献</b><br>川上智規(1993):乗鞍岳湖沼群の水質に対する降雨の影響,環境工学研究論文集, 30, 73-80.<br>川上智規(1994):乗鞍岳湖沼群における酸の供給と消費機構,環境工学研究論文集, 31, 81-89.<br>...

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  • 乗鞍岳での表面礫移動観測による残雪砂礫地の侵食プロセス

    松本 穂高, 小林 詢 日本地理学会発表要旨集 2015s (0), 100157-, 2015

    ...<br><u>方法</u><br>長野県乗鞍岳中腹の標高2540m付近に存在する残雪砂礫地において,筆者らは2004年から土砂移動および地温の1時間インターバル連続観測を行っている。土砂移動観測の装置として,2010年にポテンショメーター式変位変換器を用いたソリフラクションメーターを製作し,フィールドに導入した。...

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  • 高山湖沼の水環境に関する研究

    浅見 和希, 小寺 浩二, 齋藤 圭 日本地理学会発表要旨集 2015s (0), 100108-, 2015

    高山湖沼は酸性雨など地球環境変化の影響を受けている。このような地球環境の変化を捉える意味でも高山湖沼の研究は重要で、2013年から中部山岳地域を中心に研究を進めている。 今回は2013年と2014年の夏場に実施した調査の報告をする。 高山湖沼の水温は気温とともに上昇するが、雪渓が残存あるいは融雪水が流入する湖沼は4℃前後であり、雪渓や融雪水は水環境に影響している。pHは基本的に5.0前後の酸性の…

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  • 乗鞍岳における春先の渡り鳥の死亡

    中村 浩志, 小林 篤 山階鳥類学雑誌 46 (1), 34-40, 2014

    Carcasses of 22 species of migrant birds were observed at the alpine area of Mt. Norikura in early spring (late April to middle May). These migrants died by snowstorms that they encountered during …

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  • 日本アルプスにおける2013年越年性雪渓分布と動態

    朝日 克彦 日本地理学会発表要旨集 2014s (0), 100147-, 2014

    ...このほか,撮影範囲は限定されるが,林野庁1969年(白黒)および2009年(カラー)空中写真も併用した.   3.結果 分布の概要:総数の約7割は東斜面に分布し,冬季の卓越風向に対して風下にあたる.雪渓の末端高度に着目すると顕著な北下がりになる.これらのことから,秋季の越年性雪渓の分布においても,その規定要因は積雪量にあると推定できる. 2013年の分布 分布は北アルプスでは犬ヶ岳から乗鞍岳...

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  • 高山湖沼の水環境に関する予察的研究

    浅見 和希, 小寺 浩二, 齋藤 圭 日本地理学会発表要旨集 2014a (0), 117-, 2014

    日本の湖沼研究は数多く行われているが、標高2500mより高い場所にある高山湖沼の研究は数が少ない。そこで長野県に位置する活火山である御嶽山の、5つの火口湖の調査を行った。調査の結果、火山ガスによる影響の有無により、水質の違いが現れることがわかった。

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  • 日本アルプスの高山帯および亜高山帯上部に分布する湖沼の成因

    高岡 貞夫 日本地理学会発表要旨集 2014s (0), 100239-, 2014

    ...空中写真(国土計画局1976・1977年撮影,カラー,縮尺 1/15,000 ほか)を判読し、朝日岳周辺、白馬岳周辺、烏帽子岳周辺、上高地周辺、乗鞍岳周辺、木曽駒ヶ岳周辺における現地踏査の結果を加味したうえで、湖沼の位置をGISのポイントデータとして図化した。図化の対象としたのは、水面の面積が約50m2以上の湖沼である。<br> 対象地域において304個の湖沼が判読された。...

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  • 乗鞍岳の鱗翅目昆虫と個体数調査 : 2012年8月中旬

    船越 進太郎, 宮野 昭彦, 駒井 古実, 鈴木 俊文, 榎 信好, 高井 泰 やどりが 2014 (242), 34-41, 2014

    In the alpine zone of Mt. Norikura, one hundred species in 13 families of the Lepidoptera were recorded during 17-19 August 2012. The investigations were carried out by the method of the …

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  • ペクテノトキシン2の構造活性相関研究

    鈴木 悠記, 藤原 憲秀, 古関 直, 上遠野 亮, 鈴木 孝紀, 乗鞍 敏夫, 松江 一 天然有機化合物討論会講演要旨集 55 (0), PosterP-33-, 2013

    <p>ペクテノトキシン2(PTX2 (1), Figure 1)は、1985年に東北大学の安元らによって、帆立貝Patinopecten yessoensisの中腸線から単離、構造決定された下痢性貝毒である<sup>1)</sup>。PTX2のマウスに対する最小致死量は260μg/kg (ip) …

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  • 乗鞍岳摩利支天山頂(標高 2872m)における高層大気汚染の観測

    八木 徹, 神部 順子, 中山 榮子, 長嶋 雲兵, 青山 智夫 Journal of Computer Chemistry, Japan 12 (2), 138-144, 2013

    ...航空機から対流圏上層部に灰色の霧の帯や積雲頭部に黒灰色の霧を見ることがある.このような高層大気の汚染を示唆する現象は2007年頃から頻繁に見かける.この現象を調査するため2011年9月14日から15日にかけて29時間,乗鞍岳摩利支天山頂(標高2872 m)にて大気の状態を観測した.その結果,自由大気層の大気はまだ清浄であるが汚染の長距離移動の前兆と思われる黒色mist層が広範囲に存在しはじめていることが...

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  • 東北地方太平洋沖地震後に活発化した飛騨山脈脊梁部の地震活動について

    大見, 士朗, 和田, 博夫, 濱田, 勇輝, 三和, 佐知栄, 高田, 陽一郎 京都大学防災研究所年報. B 55 (B), 95-104, 2012-09-30

    ...平成23(2011)年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震の本震発生直後より,飛騨山脈南部の焼岳から乗鞍岳の周辺で顕著な地震活動の活発化がみられた。この活動は本震の発生後約10分以内に始まり,約一カ月間継続した。活動の初期には,焼岳北方と焼岳・乗鞍岳間の2か所に活動の中心があったが,後者は3月20日頃までに鎮静化し,前者の活動は4月初旬まで継続した。...

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  • 36 ペクテノトキシン2の全合成(口頭発表の部)

    藤原 憲秀, 鈴木 悠記, 古関 直, 菊地 悠太, 村田 俊一, 安藝 祐一, 山本 冬樹, 河村 真理子, 岡野 梓, 村井 章夫, 河合 英敏, 鈴木 孝紀, 乗鞍 敏夫, 松江 一 天然有機化合物討論会講演要旨集 53 (0), 211-216, 2011

    Pectenotoxin-2 (1), isolated from the Japanese scallop Patinopecten Yessoensis and the dinoflagellate Dinophysis fortii as a causative toxin of the Diarrheic Shellfish Poisoning, is a polyether …

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  • 北アルプス北部における高山湖沼の分布と成因

    高岡 貞夫, 苅谷 愛彦, 佐藤 剛 日本地理学会発表要旨集 2011s (0), 137-137, 2011

    ...また、地すべりと直接の関係のない6個は、白馬大池とその東方にある天狗原の内部に位置するもので、乗鞍岳溶岩の噴出にともなう堰き止め(白馬大池)や、溶岩台地上の凹地に形成されたものである。 ALOS(2007年6月23日撮影)から推定される残雪域と比較すると、地すべり移動体内部の凹地や移動体外部にある線状凹地などは残雪域となっており、94個の湖沼のうち82個は残雪域内に位置していた。...

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  • 乗鞍高原における積雪の連続観測による雪氷化学研究

    鈴木 啓助, 高橋 広樹 日本地球化学会年会要旨集 58 (0), 243-243, 2011

    ...ここでは、北アルプス乗鞍岳の東側に位置する乗鞍高原のふたつの標高地点において、積雪全層を数日間隔で採取分析することにより、大気から積雪への沈着量や融雪過程に及ぼす標高の影響を検討した。...

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  • 立山火山

    中野 俊, 奥野 充, 菊川 茂 地質学雑誌 116 (Supplement), S37-S48, 2010

    立山火山は20数万年前に活動を始めた複合火山である.現在,北東端の地獄谷で活発に噴気活動が続く.火山噴出物の分布域から見ると地域的には弥陀ヶ原地域と五色ヶ原地域に大別され,両者の間を浸食カルデラの立山カルデラが隔てる.カルデラ内では1858年飛越地震により山体崩壊が発生し,その未固結堆積物は日常的に崩壊が著しく,土砂流出を防ぐための大規模な砂防工事が明治時代以来盛んに行われている.日本地質学会主…

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  • 乗鞍岳畳平で人身事故を引き起こしたツキノワグマの食性履歴の推定

    中下 留美子, 鈴木 彌生子, 林 秀剛, 泉山 茂之, 中川 恒祐, 八代田 千鶴, 淺野 玄, 鈴木 正嗣 哺乳類科学 50 (1), 43-48, 2010

    ...2009年9月19日,乗鞍岳の畳平(岐阜県高山市)で発生したツキノワグマ(<i>Ursus thibetanus</i>)による人身事故について,加害個体の炭素および窒素安定同位体比による食性解析を行った.体毛の炭素・窒素安定同位体比は,他の北アルプスの自然個体と同様の値を示した.さらに,体毛の成長過程に沿って切り分けて分析を行った結果についても,過去2年間の食性履歴において残飯に依存した形跡は見られなかった...

    DOI 機関リポジトリ HANDLE ほか1件 参考文献20件

  • 乗鞍岳でミヤマモンキチョウを記録

    宮野 昭彦, 船越 進太郎 蝶と蛾 61 (2), 105-107, 2010

    An adult male of Colias palaeno (Linnaeus) was recorded at Gonoike on Mt. Norikura (altitude 3026m) on 5 August 2009. It was observed flying over sunny alpine grassland around the pond of Gonoike. …

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  • 飛騨山脈北部,栂池自然園の地すべり地形と年代試料

    佐藤 剛, 苅谷 愛彦 日本地理学会発表要旨集 2009s (0), 157-157, 2009

    ...飛騨山脈北部,乗鞍岳南東面に位置する栂池自然園(1,900 m asl付近)は一部閉塞された凹地状の地形場にあり,高層湿原が発達する。本報告では地形・地質踏査結果から,_丸1_栂池自然園周辺の地形が,地すべり活動に伴い形成されたこと,_丸2_園内で得たAMS14C年代を報告する。...

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  • 乗鞍岳の残雪砂礫地における融解期の土砂移動

    松本 穂高, 小林 詢 日本地理学会発表要旨集 2008s (0), 164-164, 2008

    ...<BR><BR> <U>調査地および調査方法</U><BR>  乗鞍岳山頂部・魔王岳の標高2700m付近に分布する残雪凹地を対象とした。この残雪凹地は10ha弱の面積で,中心部から周辺部に向かい砂礫地,草本植生,ハイマツ帯とほぼ同心円状の景観分布を示す。<BR>  この残雪凹地の中心部(傾斜23度)に広がる砂礫地において土砂移動および地温を計測した。...

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  • 乗鞍岳における木本,草本,シダ植物の標高傾度にそった植生変化

    宮島 悠, 佐藤 利幸, 高橋 耕一 植生学会誌 24 (1), 29-40, 2007

    ...乗鞍岳の標高800mから3000mにおいて,木本植物(樹高1.3m以上),草本とシダの林床植物の標高傾度にそった植生変化を調べた.クラスター解析から,木本植物の植生はおおまかに3タイプに区分できた.山地帯落葉広葉樹林(標高800m-1600m),亜高山帯針葉樹林(標高1600m-2500m),そしてハイマツ低木林(標高2500m-3000m)である,草本とシダの林床植物も標高によって変化したが,それらの...

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  • 乗鞍岳西面・小八賀川流域における山岳霧の発生と水蒸気循環

    水野 匡貴, 太田 岳史 水文・水資源学会研究発表会要旨集 20 (0), 73-73, 2007

    ...発表者らは,乗鞍岳西面・小八賀川流域を対象として,局地気象観測と霧の発生の監視を,2004年から行ってきた.本研究では,対象地域の局地風による水蒸気移動の実態を明らかにし,植生圏からの蒸発散が水蒸気収支に与える影響を検討する....

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  • 貧栄養多雪地域における森林の窒素循環

    大浦 典子, 鈴木 啓助, 奈良 麻衣子, 村本 美智子, 麓 多門, 新藤 純子, 戸田 任重 環境科学会誌 19 (3), 217-231, 2006

    Nitrogen cycles in mountain forests were investigated at a watershed located on a hillside of Mt. Norikura in central Japan. Precipitation, throughfall, A<SUB>0</SUB> layer percolation and soil …

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  • 乗鞍岳の残雪砂礫地における土砂移動プロセス

    松本 穂高, 小林 詢 日本地理学会発表要旨集 2006s (0), 11-11, 2006

    ...<BR><B>調査地および調査方法</B><BR> 長野県乗鞍岳中腹の標高2540m付近に分布する残雪砂礫地を対象とした。この残雪砂礫地は、中心部から周辺部に向かい砂礫、草本群落、ハイマツ群落とほぼ同心円状の景観分布を成す。なお、この残雪砂礫地下端部を県道が横切っている。<BR> この調査地において1)土砂移動、2)地温、および3)流出土砂量を計測した。...

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  • 高山盆地における放射霧と水蒸気輸送について

    水野 匡貴, 太田 岳史 水文・水資源学会研究発表会要旨集 19 (0), 120-120, 2006

    ...岐阜県の高山盆地において、市街から乗鞍岳山頂直下の間で地上気象観測、画像記録、ラジオゾンデ観測、水蒸気サンプリングの4つの観測を行った。画像解析によって、霧の発生判断をすると共に、気象データを用いてそのときの気象条件を明らかにしていった。また、大気中の水蒸気を4日間連続で3地点において採取し、同位体組成を分析した。この結果から、1日2回の周期で盆地内の大気が混合している可能性が示された。...

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  • 地上モニタカメラ画像による山地積雪水当量の推定について

    森田 圭, 野上 道男 日本地理学会発表要旨集 2006s (0), 238-238, 2006

    ...<BR> 本研究では,乗鞍岳を対象地域として解像度の高い地上モニタカメラ画像から積雪分布を示すオルソ地図を作成するアルゴリズムおよび積雪分布状況を推定するためのアルゴリズムを開発した.また,作成した分布図と日平均気温分布から積雪水当量の推定を行った....

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  • 山岳地の源流域における水循環と物質循環

    鈴木 啓助, 倉元 隆之, 田中 基樹, 村本 美智子, 南波 雅治 日本水文科学会誌 36 (3), 105-116, 2006

    <p>In the Maekawa River catchment at the east slope of Mt. Norikura, the water balance and mass balance were examined for three years. The precipitation frequency is high from the rainy season to …

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  • キシャヤスデ(Parafontaria laminata armigera VERHOEFF)雄の内部生殖器官の形態と生殖細胞の量的変化

    藤川 粋至, 吉田 利男 Edaphologia 78 (0), 5-10, 2005

    ...2001年の秋に成虫が徘徊した乗鞍個体群の標本をパラフィン包埋し, H-E染色で処理した切片を用いて, 組織像の観察と計測をおこない, 輸精管と精巣の断面積から, キシャヤスデ雄が保有する生殖細胞の量的変化を調べた.キシャヤスデの輸精管は, 倍脚類に一般的なはしご型であった.形態が明瞭な精巣は第9体節から後方の体節に存在し, 輸精管をはさんで2列に配列していた.精巣内に見られる生殖細胞は, 冬眠以前...

    DOI Web Site 参考文献11件

  • 優占度の低い落葉広葉樹の定着と更新過程:キタコブシのケース

    石川 幸男, 芝野 伸策, 大屋 一美, 鈴木 憲, 小川 瞳 日本生態学会大会講演要旨集 ESJ52 (0), 493-493, 2005

    ...本研究の調査地は東京大学北海道演習林(富良野市)の98林班、標高737mの乗鞍山北西斜面の下部、西達布川左岸の緩傾斜地に位置し、全般に緩い凸地形をなす小規模の扇状地性の立地にある。調査林分はキタコブシ、ヤチダモやオニグルミなどを主体とする混交林であった。ここで2003年冬に伐採された個体の根株から幹円板を採取し、樹齢と成長過程を調査した。...

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  • 冬季道路の安全性 : 長野県安曇村の事例研究

    Ryan, D.M. 信州大学農学部AFC報告 (2) 35-65, 2004-03

    ...本研究は、長野県安曇村の上高地乗鞍スーパー林道の冬季の雪崩に対する安全性について検討したものである。この林道は同村白骨温泉の唯一の冬季アクセス道であり、多額の雪崩対策が実施されてきたにもかかわらず、必ずしも危険の低減に成功していないことが、2003年1月に22台の車両と乗客を巻き込んだ雪崩事故として露呈した。...

    機関リポジトリ 日本農学文献記事索引 HANDLE ほか1件

  • 地形特性の表現はDEM取得法に依存する

    森田 圭, 野上 道男 日本地理学会発表要旨集 2004f (0), 156-156, 2004

    ...スペースシャトル・ミッションとしてレーダを用いて作成したSRTMが注目される.SRTMは,陸域の80%を解像度3秒メッシュ(アメリカでは解像度1秒メッシュが公開)で作成されている.従来は等高線地図から作成した1km-DEMが存在したが,精度が非常に劣る地域があった.同一精度で地球をカバーするSRTMが登場したことで,地形計測による大陸規模の比較研究が可能になるなど期待は大きい.本研究では,飛騨山脈の南端に位置する乗鞍岳...

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  • ライブカメラ画像を利用した山岳地の積雪モニタリング手法の検討

    浜田 崇 環境情報科学論文集 ceis18 (0), 237-240, 2004

    ...乗鞍岳のライブカメラ画像を利用して山岳地の積雪状況のモニタリング手法について検討を行った。画像に2値化処理を施し、積雪域の抽出を行った。白と判断されたピクセル数を積雪ピクセル数として画像ごとに求めた。積雪ピクセル数の変化を気象データと積算暖度を用いて検討をしたところ、積雪ピクセル数は山岳地の積雪状況の変化をよく現していることが明らかとなった。...

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  • 空中写真RGB分解による植生図作成方法の検討

    森田 圭, 野上 道男 日本地理学会発表要旨集 2003f (0), 156-156, 2003

    ...2.対象地域 対象とした地域は、飛騨山脈の南端に位置する乗鞍岳である。乗鞍岳は、日本の火山としては富士山・木曽御嶽山に次ぐ高さの火山であるが、有史時代の噴火記録はない。植生帯の概略は、2400m以上はハイマツ帯、1500m_から_2400m間は亜高山帯、1500m以下は山地帯となっている。...

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  • 北アルプスにおける登山者の流動

    松本 至巨, 尾方 隆幸, 内川 啓 日本地理学会発表要旨集 2003f (0), 105-105, 2003

    ...研究対象地域研究対象地域の北アルプスは,新潟・富山・長野・岐阜の4県にまたがる山域であり,中部山岳国立公園に指定されている.このうち,白馬岳・五竜岳・鹿島槍ヶ岳・剱岳・立山・薬師岳・黒部五郎岳・黒岳・鷲羽岳・槍ヶ岳・穂高岳・常念岳・笠ヶ岳・焼岳・乗鞍岳の15座が,深田久弥による「日本百名山」であり,国内でも人気の山域で,毎年多くの登山者を集めている.これらの山域には,更新世に形成されたカール・モレーン...

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  • SSRマーカーを用いた日本産ダケカンバ(Betula ermanii)の地理的分化解析

    宮下 直哉, 練 春蘭, 呉 炳雲, 寳月 岱造 日本林学会大会発表データベース 114 (0), 239-239, 2003

    ...東京大学農学部北海道演習林、八甲田山、八幡平、栗駒岳、鳥海山、蔵王山、吾妻山、赤城山、八ヶ岳、富士山(11プロット)、塩見岳、権兵衛峠、乗鞍岳の計13山系、各5__から__30個体から新鮮葉あるいは冬芽を採取、乾燥の後、改良CTAB法によりDNAを抽出し解析に用いた。...

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  • 酸性降下物による森林土壌の劣化の指標となりうる有機分子に関する研究

    安田 朝子, 西村 弥亜, 綱島 直哉, 竹中 千里, 佐久川 弘 日本地球化学会年会要旨集 50 (0), 30-30, 2003

    ...これ迄、我々の研究室において、酸性降下物が森林衰退の原因と考えられる岐阜県の乗鞍岳と神奈川県の桧洞丸を対象に酸性降下物による土壌劣化の度合いを、バクテリアと糸状菌起源の指標有機分子を使って、示しうる可能性が示唆されてきた。 本研究では、その可能性が、人工的に酸性物質を散布する暴露実験において確認されうるか否かを検討した。その結果、次の事が、解った。  ...

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  • 飛騨山脈の隆起と火成活動の時空的関連

    及川 輝樹 第四紀研究 42 (3), 141-156, 2003

    Geological and volcanological data in and around the Hida Mountain Range (northern Japanese Alps) have been compiled to elucidate the relationship between uplift and volcanism in this area.<br>The …

    DOI Web Site 被引用文献19件 参考文献108件

  • 古期御岳火山の地質

    松本盆地団体研究グループ 地球科学 56 (2), 65-85, 2002

    ...御岳火山は乗鞍火山列の南部に位置する成層火山であり,その活動期から古期御岳火山と新期御岳火山に2分され,それぞれの活動期は中期更新世と後期更新世にあたる.中部更新統・樽沢累層は古期御岳火山の堆積物に相当し,下部層と上部層に区分できる.下部層は火山砕屑物を主体とし,多くの降下テフラ,薄い溶岩と火砕流堆積物が挟在する.上部層は溶岩を主体とし,ほとんど降下テフラは挟在しない.鍵層として木曽御岳山麓に広く追跡...

    DOI 機関リポジトリ HANDLE ほか1件 被引用文献5件 参考文献14件

  • 乗鞍火山地域における陸水中の陽イオン挙動: 岩石水相互作用の視点

    穴澤 活郎, 坂元 隼雄, 冨安 卓滋, 大森 博雄 日本地球化学会年会要旨集 49 (0), 5-5, 2002

    ...非人為的な水質形成機構を解明するため、南アルプス・乗鞍火山および周辺地域での水質調査を実施した。試料の化学組成に基づいて岩石水相互作用の平衡論的考察を行ったところ、乗鞍岳周辺の水質形成は岩石成分の溶脱と、過渡的に発生する鉱物による表面のイオン交換で説明されることが判明した。...

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  • 乗鞍岳畳平周辺のライチョウの生息状況

    堀田, 昌伸, 浜田, 崇 長野県自然保護研究所紀要 = Bulletin of Nagano Nature Conservation Research Institute 4 45-50, 2001-03

    ...1998年から2000年までの3年間,乗鞍岳畳平を中心とした地域(約200ha)でライチョウの生息状況を調査した.ライチョウ雄のナワバリはハイマツの丈が低くパッチ上に分布している尾根上に形成される傾向が強かった.3年間を通じて,雄のなわばり分布はあまり変化しなかった.その地域でのライチョウ雄のナワバリ数及びナワバリ雄の中で雌を獲得した雄の数は3年間を通じて増加した.一方,ヒナ数について見てみると,ヒナ...

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  • 亜高山帯・高山帯を通過する車道周辺の植物相および植物生態に関する研究

    尾関, 雅章, 井田, 秀行 長野県自然保護研究所紀要 = Bulletin of Nagano Nature Conservation Research Institute 4 27-39, 2001-03

    ...乗鞍岳畳平(2700m)付近までの長野県側を通る車道の開通後,車道建設による植生の直接的な破壊のほか,車道開設の間接的影響により,車道沿いの植物分布,植物群落に変化が生じることが予見され,車道開設後約10年を経た1973年前後以降,こうした車道開設を中心とした人為的環境変化が高山帯の生物環境にもたらす変化に関する研究が先駆的に行われてきた.これらの研究については,その後追跡的な調査がなされておらず,...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 乗鞍岳における野ネズミ類の垂直分布

    岸元, 良輔 長野県自然保護研究所紀要 = Bulletin of Nagano Nature Conservation Research Institute 4 41-44, 2001-03

    ...乗鞍岳における野ネズミ類の垂直分布を調べるために、1997~1998年に乗鞍高原(標高1,250m)から畳平(標高2,710m)に至る県道乗鞍線に沿った17ヶ所の調査地点にそれぞれ5~10個のワナを1~3晩設置した。...

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  • 乗鞍岳亜高山帯針葉樹林の台風被害

    後藤 稔治, 田中 俊弘 応用生態工学 4 (1), 81-86, 2001

    An investigation was carried out on the extent of damage caused by typhoon 7 on the subalpine coniferous forest in Mt. Norikuradake, central Japan, in 1998. It has been confirmed that sizable …

    DOI Web Site 参考文献7件

  • 乗鞍岳東斜面における地下水流動系と降雨流出過程

    浅井 和由, 辻󠄀村 真貴, 佐竹 洋 日本水文科学会誌 31 (4), 4_135-4_149, 2001

    <p>In order to investigate the groundwater flow system and rainfall-runoff processes in a volcanic area, hydrometric and tracer approaches were applied in two watersheds (R. Mae and R. Ko-ohno) at …

    DOI Web Site 被引用文献3件 参考文献2件

  • 北アルプス乗鞍岳における車道際のハイマツ年枝の伸長生長

    井田, 秀行, 尾関, 雅章 長野県自然保護研究所紀要 = Bulletin of Nagano Nature Conservation Research Institute 3 1-7, 2000-03

    ...中部山岳乗鞍岳の自動車道路付近のハイマツを対象に,その年枝長の測定によって最近20年間(1980~1999年)の年枝伸長量の推移を把握した.車道敷設による撹乱の影響を直接受けていないハイマツ群落内部,裸地との際縁部分,風衝斜面のハイマツは年枝伸長と前年夏期(6~8月)の気温と正の相関関係が認められ,それらの立地間の伸長推移には同調性が存在した.一方,車道敷設による撹乱の影響を直接受けている車道際斜面...

    日本農学文献記事索引 Web Site 被引用文献1件

  • イワヒバリ精子貯留腺の形態学的様相

    千葉 晃, 中村 雅彦 山階鳥類研究所研究報告 32 (2), 73-79, 2000

    ...乗鞍岳山頂部の繁殖地で捕獲された交尾期と抱卵期のイワヒバリ雌成鳥2個体を用いて精子貯留腺を解剖学的に検索し,本種の特異な配偶システム(多夫多妻)との相関を検討した。本種の精子貯留腺は,他種と同様,卵管の子宮•膣移行部粘膜襞内に存在し,非分岐性の細管として認あられた。...

    DOI

  • 長野県の都市部と山間地域における大気中ハロカーボン類の挙動

    笹井, 春雄, 鹿角, 孝男, 野溝, 春子, 薩摩林, 光 長野県衛生公害研究所研究報告 (21) 37-42, 1999-03

    ...長野県の都市部(長野市)と山間地域(乗鞍)で環境大気中のハロカーボン濃度を長期間測定し,特定フロン全廃(1995年末)前後で濃度変動等を比較検討した.長野市のハロカーボン濃度は北海道のバックグラウンドに比べ,トリクロロエチレン(トリクレン),テトラクロロエチレン(パークレン)で約5倍,他の物質は2倍以内であったが,乗鞍はバックグラウンドと同程度だった.長野市でフロン113と1,1,1-トリクロロエタン...

    日本農学文献記事索引 医中誌

  • 乗鞍岳山頂付近における霧水中の化学組成

    渡辺 幸一, 石坂 隆, 竹中 千里 気象集誌. 第2輯 77 (5), 997-1006, 1999

    ...1994年から1996年までの夏期および秋期に乗鞍岳山頂付近(標高2770m)において霧水の採取・化学分析を行ってきた。pHが4以下の強い酸性霧が夏期だけでなく、秋期においても観測された。霧水中の陰イオン成分では硫酸イオンの濃度が最も高かったが、硝酸イオン濃度に対する硫酸イオン濃度の当量比は、1960年代の乗鞍岳よりもかなり低い値であった。...

    DOI NDLデジタルコレクション Web Site ほか1件 被引用文献14件 参考文献89件

  • 2調査点で異なったコウモリに捕食されたAmphipyraを含む蛾類

    船越 進太郎, 山本 輝正 蝶と蛾 47 (3), 201-208, 1996

    ...1992年および1993年,6月から10月にかけて,長野県乗鞍高原(東経137°37',北緯36°06',標高1,450m)および石川県白峰村市ノ瀬(東経136°37',北緯36°10',標高830m)の登山センターなどの建物の下でコウモリに食された蛾の翅を集め,同定するとともに前翅長を測定した.乗鞍高原の建物の天井部分はクビワコウモリEptesicus japonensis,ヒメホオヒゲコウモリMyotis...

    DOI Web Site 参考文献14件

  • 総排泄腔突起によるカヤクグリの性判定

    中村 雅彦, 松崎 善幸 山階鳥類研究所研究報告 27 (2), 78-88, 1995

    External morphological measurements and the characteristics of cloacal protuberances were investigated to find a useful index of sexing the Japanese Accentor <i>Prunella rubida</i>. From 20 May to …

    DOI

  • 乗鞍岳山頂付近における大気中の過酸化物濃度の測定

    渡辺 幸一, 石坂 隆, 田中 浩 気象集誌. 第2輯 73 (6), 1153-1160, 1995

    ...大気中における過酸化物や他の微量気体(O<sub>3</sub>,SO<sub>2</sub>)の濃度の測定を夏から初秋にかけて、中部日本に位置する乗鞍岳の山頂付近(標高2770m)で行った。過酸化水素(H<sub>2</sub>O<sub>2</sub>)やオゾンは真夜中に濃度が最も高くなり、真昼に最も低くなった。...

    DOI NDLデジタルコレクション Web Site ほか1件 被引用文献13件 参考文献68件

  • 鎌倉街道・再発見

    服部, 英雄 歴史と地理 : 日本史の研究 469 1-26, 1994-09-20

    ...I.伝承の鎌倉街道 一.乗鞍山麓の鎌倉街道 二.北濃・郡上郡母袋の鎌倉街道 Ⅱ.都道府県による歴史の道調査 Ⅲ.伝承と文献史学...

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  • 乗鞍岳湖沼群における酸の供給と消費機構

    川上 智規 環境工学研究論文集 31 81-89, 1994

    The processes of acid supply and consumption were investigated in several lakes in Mt. Norikura alpine. area which were susceptible to acid rain. With regard to acid consumption processes, we …

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  • 乗鞍岳亜高山帯樹木への酸性物質負荷

    竹中 千里, 山本 敏広 森林立地 36 (1), 36-43, 1994

    ...今回の調査より推定した乗鞍岳のシラビソ・オオシラビソ林への一時的な酸性物質負荷量は、酸性霧のpHに換算して4以上であり、極めて深刻な状況にあるとはいえない。また土壌の酸性度からも、酸性物質負荷と樹木枯死の直接的な因果関係を導き出すことはできなかった。さらに、乗鞍スカイライン沿いの非常に枯死の目立つ林分では、比較的老木が枯死し、現在更新しつつあることが明かになった。...

    DOI Web Site 被引用文献2件

  • 乗鞍岳湖沼群の水質に対する降雨の影響

    川上 智規 環境工学研究論文集 30 73-80, 1993

    Investigation conducted in 1992 and 1993 showed that the pH values in the lakes around the top of Mt.Norikura decreased compared with those in 1985. The water in all these lakes had low alkalinity …

    DOI 被引用文献1件

  • 酸性霧発生前後における個々のエーロゾル粒子と霧粒の成分の変化に関する観測

    銭 公望, 石坂 隆, 鶴田 治雄 日本化学会誌(化学と工業化学) 1991 (5), 690-697, 1991-05-10

    ...酸性霧の発生過程における霧粒の組成の変化を調べるために,北アルプスの乗鞍山頂で,霧水などのバルク測定とともに,主に粒子レベルでエーロゾル粒子と霧粒の1個1個の性状の時間変化を観測した。エーロゾル粒子と霧粒は2段式インパクターを用いて電子顕微鏡メソシュ上に採集した。...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件

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