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検索結果 3,681 件

  • 業務資料

    研究林・試験地情報 2022 99-111, 2024-02-21

    ...立木伐採量・研究林収入 [99]...

    HANDLE

  • 電動クローラ型1 輪車の開発と植栽作業への導入効果

    山口 浩和, 佐々木 達也, 猪俣 雄太, 中田 知沙, 上月 康博, 茅根 幸人, 櫛田 行宏 森林利用学会誌 39 (1), n/a-, 2024-01-31

    ...<p>伐採・搬出作業と比較して,これまでなかなか機械化が進まなかった造林作業の作業能率向上と労働負担の低減を目的として,電動オーガを搭載可能な電動クローラ型1 輪車を開発した。本機は,岩や伐根等が散在する急傾斜不整地において,障害物を避けながら自由に走行できる高い機動性と走破性を備え,60 kg の荷物を積載して30 度の斜面を直登方向,横断方向へ安定して走行することができた。...

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  • 原発事故後に生育した10年生コナラ萌芽更新木における部位別<sup>137</sup>Cs濃度分布

    小川 秀樹, 熊田 淳, 齋藤 直彦, 櫻井 哲史 日本森林学会誌 106 (1), 1-6, 2024-01-31

    ...2021年5月に福島県内の落葉広葉樹林において萌芽株3株から計9本の萌芽を伐採して幹,枝,葉を採取し,それぞれの<sup>137</sup>Cs濃度と幹および太枝における<sup>137</sup>Cs蓄積量を測定した。その結果,葉や枝先の<sup>137</sup>Cs濃度は幹や太枝に較べて非常に高く,濃度のばらつきも大きかった。...

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  • 河道内植生の伐採順序による洪水適応策と緩和策の評価

    柳原 駿太, 池本 敦哉, 風間 聡, 呉 修一, 藤下 龍澄 土木学会論文集 80 (16), n/a-, 2024

    ...示された.洪水被害軽減効果が高い伐採順序と流域内の人口分布に関係が見られた.河道内植生の伐採による適応策と緩和策の効果が双方に高い水系は,十勝川水系,湧別川水系,岩木川水系と推定された....

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  • 梅田川における植生が洪水時水位に与える影響の評価と適切な伐採時期・手法の検討

    長内 悠真, 豊田 将也, 加藤 茂 土木学会論文集 80 (16), n/a-, 2024

    ...水位上昇に大きく影響を与えていることが明らかとなった.植生管理手法としては,2回に分けた伐採が有効であり,現地の植生高を考慮して,最も洪水が発生しやすい9月までに右岸側に分布している植生を伐採,またそれに先立って7月下旬に左岸側を伐採することで,氾濫リスクを抑えることが可能になると考えられる....

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  • 傾斜地に立地する小規模分散型樹園地の圃場整備における合意形成の特徴

    武山 絵美, 古川 なつ実 農業農村工学会論文集 92 (1), I_21-I_27, 2024

    ...<p>本研究では, 収穫可能な樹木の伐採による経済的損失と無収入期間の長さ, 複数の小規模団地からなる広域での合意形成, および整備後の担い手確保という課題を有する, 傾斜地に立地する小規模分散型樹園地の圃場整備における合意形成の特徴を明らかにした.その結果, 団地が小規模に分散していることで減収リスクの分散が可能になるほか, 団地内での農地集積率向上により, 担い手を中心とした合意形成につながると...

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  • 音響カメラによる絶滅危惧種イトウ<i>Parahucho perryi</i>の産卵遡上数モニタリング

    福島 路生, Fukushima Michio 保全生態学研究 advpub (0), 2024

    ...猿払川流域を含む宗谷丘陵南部は風力発電開発が急速に進められており、森林伐採を伴う大規模事業がイトウ個体群へ及ぼす影響を評価する観測手法の確立が急務となっている。非侵襲的かつ効率的に魚類の個体数を推定する音響カメラによる長期モニタリングが、絶滅危惧淡水魚の効果的な保全につながると期待される。</p>...

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  • 山梨県富士五湖地方におけるグランピング施設の進出状況

    渡邊 瑛季 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 295-, 2024

    ...建設の際に山林が伐採され,土砂災害の危険があるため,住民による建設反対運動もあった。町は条例を改正し,グランピング施設などを2023年から開発行為の規制対象とした。</p><p> 富士五湖地方でのグランピング施設の建設に進出する企業は地元宿泊業者のほか,山梨県内のハウスメーカー,県外の情報通信業や宿泊施設集客業など多様である。...

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  • スギ人工林主伐直後の土砂移動の空間不均一性とその要因

    溝口 拓朗, 伊藤 哲, 光田 靖, 平田 令子, 山岸 極 森林立地 65 (2), 81-89, 2023-12-25

    ...<p>スギ人工林主伐後における土砂移動の空間不均一性とその要因を定量的に把握する目的で,100年生スギ人工林において,伐採区と対照区を設定して伐採実験を行い,その後約6か月間の土砂移動レートの変動係数(CV)を比較した。伐採区の土砂移動レートのCVは対照区よりも大きく,土砂移動レートの極端に高い地点が観察された。...

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  • スギ同齢単純林における林木の直径成長パターンと空間分布との関係

    小澤 瑞樹, 井上 昭夫 森林計画学会誌 57 (1), 3-13, 2023-12-01

    ...直径成長パターン(早生木と晩生木)と伐採時点での直径サイズ(大径木と小径木)をもとに全個体を4つのクラスに区分し,<i>L </i>関数を用いて林木の空間分布を解析した。その結果,(1)早生の大径木が一様分布する中,その他の個体が早生の大径木と排他的に分布すること,(2)晩生の大径木と晩生の小径木は同所的に集中分布することが示された。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献31件

  • 釜淵森林理水試験地における作業道開設と小面積間伐が月流出量に及ぼす影響

    阿部 俊夫, 久保田 多余子, 小川 泰浩, 延廣 竜彦, 野口 享太郎 日本森林学会誌 105 (11), 338-343, 2023-11-01

    ...<p>釜淵森林理水試験地では2018年10月に2号沢(尾根沿い)と4号沢(谷近く)で作業道開設と小面積間伐が行われ,材積伐採率は2号沢3.5%,4号沢4.4%と推定された。小規模施業が多雪地域の水流出に及ぼす影響を明らかにするため,施業前後での月流出量の変化を解析した。...

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献9件

  • 立体角とアスペクト比による水面俯瞰景の評価

    任 伊晗, 石井 儀光, 大澤 義明 都市計画論文集 58 (3), 1093-1100, 2023-10-25

    ...そのため、偕楽園を管理する茨城県は伐採など積極的な緑地管理を計画している。本研究では、樹木の成長が借景に与える影響を分析するため、俯瞰景モデルを構築し、可視水面の立体角とアスペクト比を算出して水面借景を定量的に分析する。</p>...

    DOI Web Site 参考文献3件

  • 釜ヶ峰アベマキ遺伝資源希少個体群保護林の林分構造と成立過程

    藤木 大介, 倉本 蘭, 西村 貫太, 東 勇太, 池内 麻里, 野木 宏祐 日本森林学会誌 105 (10), 323-328, 2023-10-01

    ...本林分の起源は1880年前後の伐採に伴う萌芽更新によると推測された。林冠を占めるアベマキのうち,劣勢木は1940年代と1970年代,中間木は加えて1990年代の3回に渡って成長が好転していた。これらの成長の好転は,間伐や松枯れによって,林冠孔隙ができ対象木の樹冠が拡張した結果と推測された。...

    DOI Web Site 参考文献9件

  • 中国の「退耕還林」政策:林地拡大も環境劣化

    金, 振 農業新聞 none-, 2023-09

    ...それに伴い、食料需要に向けた大規模な森林伐採や開墾が進んだ。結果、深刻な土壌流失が発生した。90年代に実施した第1回全国土地資源調査によると、国土の3分の1に当たる3億6700万ヘクタールの土壌が流失した。...

    Web Site

  • 高水敷を掘削した後に見られる河道内樹林の拡大速度

    川尻 啓太, 森 照貴, 内藤 太輔, 今村 史子, 徳江 義宏, 中村 圭吾 応用生態工学 26 (1), 23-32, 2023-07-31

    ...<p>近年,河道内の樹木が定着範囲を拡大させる「樹林化」が日本全国で生じている.治水対策として,樹木の伐採に加え高水敷を掘削する対策が実施されているが,掘削後にヤナギ類等の樹木が再び繁茂する事例が報告されている.効率的な樹木管理を実施する上で,掘削後に再び樹林化することを考慮した管理計画が求められる.しかし,どの程度の速さで再び樹林が拡がるかについての知見は乏しい.本研究では,26 箇所の掘削地を対象...

    DOI Web Site 参考文献27件

  • 九州各県における年間木材生産量と皆伐地の空間分布の関係性

    山田 祐亮, 福本 桂子 日本森林学会誌 105 (7), 259-263, 2023-07-01

    ...継続的な木材供給の可能性を検討するためには,伐採個所の特徴を明らかにすることが重要である。そこで,九州各県の民有人工林における年間木材生産量と伐採の空間分布(傾斜や道からの距離)との関係を明らかにした。また,林地を空間分布をもとにカテゴリ分けし,年間木材生産量と伐採面積の比率の関係性を線形回帰により示した。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献11件

  • 玉川上水の植生状態と鳥類群集

    高槻 成紀, 鈴木 浩克, 大塚 惠子, 大出水 幹男, 大石 征夫 山階鳥類学雑誌 55 (1), 40-63, 2023-06-30

    <p>The vegetation of the Tamagawa-josui Canal, which is a precious urban green belt running through an area of Tokyo, varies according to tree management practices. We recorded the species and …

    DOI Web Site 参考文献29件

  • シエムリアップ州における森林伐採パターンのモニタリング

    相原 直生, 光田 靖, 伊藤 哲 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 133-, 2023-05-30

    <p>気候変動緩和策において熱帯林の保護は喫緊の課題であり、そのために熱帯林における森林減少をモニタリングする必要がある。時系列衛星画像の利用可能性は向上を続けており、これを活用した熱帯林森林減少モニタリングが行われている。しかし、モニタリングにおいては森林減少面積を対象としたものが多く、景観生態学的観点からパッチ解析により森林減少の空間パターンを詳細に把握する試みは少ない。本研究はカンボジア王…

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  • ALOS-2データを用いた伐採検知情報の茨城県森林クラウドでの利用

    林 真智, 田殿 武雄, 濱本 昂, 落合 治, 斎藤 英樹, 髙橋 正義, 志水 克人, 小川原 寛朗, 首藤 誉史, 金子 歩 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 130-, 2023-05-30

    ...2022年12月までに5回の伐採検知情報を登録しており、初回から3回分は、各自治体から利用状況の報告を受けた。本発表では、その結果を報告する。初回から3回分には、茨城県内594ヶ所の伐採地情報が含まれ、うち408ヶ所(69%)で伐採届等が出されていた。</p><p>また、各自治体で現地調査等を行った215か所のうち195ヶ所(91%)で実際に伐採が確認された。...

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  • 令和4年台風第14号による宮崎県の山地災害の特徴

    篠原 慶規, 清水 収 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 178-, 2023-05-30

    ...一方,台風前の現地の状況を空中写真から確認したところ,半数以上で,「荒廃地」「伐採地」「拡大崩壊」「林道が起点」など,なんらかの特徴が見られた。このことから,降雨分布だけでなく,場の特性が崩壊分布に大きな影響を及ぼした可能性がある。</p>...

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  • 海外製自動植付機の作業性能

    山田 健, 古家 直行, 佐々木 達也, 渡辺 一郎, 渡邊 祐哉, 小玉 哲大 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 191-, 2023-05-30

    ...今回、自動植付機の作業性能を調べるため、カラマツ伐採跡地に試験地を設け、クラッシャにより伐根を全数切削した区画、乗用刈払機により伐根を列状切削した区画、伐根を切削せず人力による刈払いのみを行った区画、と地拵え方法の異なる3区画に分けて、事前に植栽位置マーキングした上でカラマツ150ccコンテナ苗を植栽し、作業功程と植栽状況を調査した。...

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  • 地域森林計画における伐採・造林の前期実績量の総括文言

    當山 啓介, 査 世昊 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 208-, 2023-05-30

    ...<p>森林法に基づいて都道府県が全国158の森林計画区に対して策定する地域森林計画では、伐採・造林等の前計画の実行結果やその評価および今期目標(計画)量を掲載することが求められている。一方で、上位計画である全国森林計画の数量と整合させるため、各地域森林計画における伐採・造林等の計画量は基本的に国から割り振られた数値に依拠しており、前期計画量と実績が大きく乖離する場合も多い。...

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  • 四国地方における造林事業の歴史-明治から昭和にかけて-

    垂水 亜紀, 志知 幸治, 山本 伸幸 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 216-, 2023-05-30

    ...<p>近年、大規模製材工場への原木供給や木質バイオマス発電施設への供給、円高などを背景に国産材需要の増加が継続しており、それに対応して伐採面積も増加している。しかしながら、伐採後の再造林に関しては「伐採面積に対して3~4割」と言われており、今後の造林事業の方針について長期的な視点を踏まえた多くの議論が必要とされている。...

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  • 伐採時期・伐採高さがクロモジの萌芽発生におよぼす影響

    高橋 輝昌, 河野 橘平, 柴崎 則雄 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 205-, 2023-05-30

    ...調査地は千葉県袖ケ浦市にある森林伐採跡地に造成された2015年植栽のクロモジ植栽地である。2021年8月3日(夏切断)と12月21日(冬切断)にそれぞれ36個体ずつのクロモジの幹を切断した。幹切断高は10 cm、30 cm、60 cm、100 cmの4段階である。幹の切断時期・切断高ごとの個体数は9個体ずつである。株立ち個体については、太い幹2本を所定の高さで切断し、その他の幹を地際から切断した。...

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  • 衛星データを用いた伐採後の森林回復の評価

    志水 克人, 齋藤 英樹, 西園 朋広, 山田 祐亮 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 278-, 2023-05-30

    ...<p>伐採後の再造林や森林の成立の成否を空間的に明らかにすることで、森林管理に役立てることが期待される。しかし、これまで衛星画像を利用して伐採後の森林回復を広域に評価した例は少ない。本研究では、茨城県と大分県を対象として伐採地における衛星画像のスペクトル変化から森林回復を判定する手法を検討し、その妥当性を評価した。まず、衛星画像から伐採箇所を特定した。...

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  • 空中写真を用いた50年間の森林の時系列変化の把握―高山市岩井地区の事例―

    米田 紗歩, 和田 のどか, 粟屋 善雄 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 222-, 2023-05-30

    ...1963年では、人工林、伐採後とみられる低木の広葉樹林、畑や草地などを含む無立木地・灌木地といった、人の土地利用があったと考えられる土地被覆が対象地全体にモザイク状に広がり、高度な森林利用があったことが分かった。...

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  • マダケ属3種における稈高曲線の検討

    矢田 滝 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 282-, 2023-05-30

    ...本研究では,九州地方の異なる6つの地域で伐採したモウソウチク,マダケおよびハチクのマダケ属3種を対象として,これら3つのモデルが適用できるか否かを検証する。</p>...

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  • 帯状伐採後18年が経過したヒノキ人工林の広葉樹群落について

    作田 耕太郎, 長谷川 未来 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 353-, 2023-05-30

    ...本研究では,広葉樹の導入を目的とする帯状伐採が施されたヒノキの同齢単純林において,伐採直後から18年間での林床植生の変化ついて検討した。</p><p> 2004年に樹高程度の幅で帯状伐採が施された福岡県糟屋郡新宮町の40年生ヒノキ人工林を対象とした。この林分では伐採1ヶ月後,1年後,8年後に林床植生調査が行われている。...

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  • 低密度植栽にて生産した木材の節の状況

    松本 純 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 317-, 2023-05-30

    ...九州のスギ在来品種であるシャカイン・ヤマグチの2品種について、密度別に立木を3本ずつ伐採(計12本)し、約3mごとに玉切りした。併せて円盤を採取し樹幹解析に供したほか、3番玉までを長さ3m程度、随を含む厚さ6㎝の板に加工した。取得した板について節の数及び大きさを計測し、密度・品種間で比較した。...

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  • 人工林皆伐地における大型草食獣の採餌量の推定

    酒井 敦, 高橋 裕史, 相川 拓也 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 332-, 2023-05-30

    ...川井試験地は伐採から1年経過してシカの忌避植物が繁茂しており、これらが葉を落とし始める9月上旬から急に他の植物の食痕が増え始めた。虫壁試験地では皆伐直後で植生が少なく、調査開始からコンスタントに食痕がみられた。矢櫃試験地は皆伐直後であるがシダや草本が多く、最初はまったく食痕がなかったが、8月下旬からムカゴイラクサのみ激しく食べられた。自動撮影カメラの画像から、これはカモシカによる食痕と考えられた。...

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  • 旧薪炭ブナ林における間伐がブナ実生の生存・成長に与える影響

    Yuzuha Izumi, Masami Tsukahara, Kosuke Ito, Rei Shibata 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 363-, 2023-05-30

    ...2020年夏に各年の伐採区・未伐区を含む150m四方の調査区を設置、10m格子上に1m方形区を計256個設置し、3年間調査した。各ブナ実生の生存率・伸長量を目的変数、方形区内の光、周囲の伐採強度、伐採後の経過年数、前年の実生全長、調査年を説明変数、方形区を変量効果としてGLMMにより解析した。生存率は伐採強度が大きいと伐採翌年に低下したが、2年経過すると増加した。...

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  • シカ食害下のナラ枯れ被害林分において施業方法の違いが更新に与える影響

    福井 喜一, 中田 康隆, 長島 啓子 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 370-, 2023-05-30

    ...<p>本研究はシカの食害が拡大しているナラ枯れ被害林分における適切な植生回復手法を検討するため、京都市市街地近郊に位置するアベマキ・コナラ林に、2015年に設置したナラ枯れ枯損木を伐採し防鹿柵を設置した「防鹿柵設置区」、ナラ枯れ枯損木のみ伐採した「防鹿柵非設置区」、皆伐し防鹿柵を設置した「皆伐+防鹿柵設置区」の3つのプロット(各々10m×30m)において、植生回復状況のモニタリングを実施した。...

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  • MIG-seq法を用いたフタバガキ科樹木セラヤの遺伝的変異と集団構造の評価

    小笠原 実里, Alexander R. Cobb, Rahayu Sukmaria Sukri, Faizah Metali, 田中 憲蔵, 米田 令仁, Mohamad A. Azani, Shawn K. Y. Lum, 上谷 浩一 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 399-, 2023-05-30

    ...<p>東南アジアの熱帯雨林は、高い生物多様性を誇る一方で、農業や森林伐採による自然植生の破壊が進行しており、その保全は国際的な重要課題である。遺伝的多様性を考慮した森林の保全・再生には、現存する樹木集団の遺伝的変異パターンとその形成過程を考慮する必要がある。...

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  • 人工林の生物多様性保全に向けた保持木の選定

    山中 聡 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 48-, 2023-05-30

    ...<p>保持林業とは、伐採時に森林に存在する重要な構造や生物を残すことで、生物多様性保全と木材生産との両立を目指す森林管理である。北海道の空知総合振興局では、トドマツ人工林に侵入した広葉樹を伐採地に残す保持林業の実証実験が行われており、保持林業の生物多様性保全上の有効性が様々な分類群にて実証されつつある。...

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  • ネットゼロエミッションの達成に資する森林吸収源評価枠組みの構築

    松井 哲哉, 石塚 成宏, 柳田 高志, 江原 誠, 小南 裕志, 津山 幾太郎, 平田 晶子, 酒井 寿夫, 橋本 昌司, 北原 文章, 西園 朋広, 山田 祐亮, 久保山 裕史, 早舩 真智, 加用 千裕, 小井土 賢二, 髙田 依里, 外崎 真理雄, 森田 香菜子, 古川 拓哉, 藤間 剛 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 483-, 2023-05-30

    ...<p>本研究は、我が国のネットゼロ目標に対する森林の貢献度評価を行うために、森林炭素吸収量および伐採木材製品による炭素固定量を同時に推計することが可能な簡易シミュレータの構築を目指している。それと同時に政策・計画・施策をレビューし、目標達成に向けた手段のロジックの評価を目的としている。...

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  • 知床国有林択伐跡地における35年間の稚樹層密度・種組成の変化

    古宮 悠希, 菊池 俊一 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 466-, 2023-05-30

    ...ミズナラ集中伐採区Plot A(50m×50m)、ミズナラ単木伐採区Plot B(20m×20m)、伐採がほとんど行われなかった区Plot C(50m×50m)において、樹高2m以上の高木類を上木として根元位置,樹種,樹高,DBH,枝下高,樹冠幅を調査した。また樹高2m未満の高木類を稚樹として各Plotの中央部に幅5mの帯状区Belt A、B、Cを設定し、稚樹の樹種と樹高を測定した。...

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  • 人為撹乱の程度が異なるペルー山地林における森林構造と群集組成

    宮本 和樹, 佐藤 保, 今村 直広, Alexs Arana, Christian Rohner, Sonia Palacios, Juan Carlos Ocana, Sara Terreros, Carlo Reyes 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 459-, 2023-05-30

    ...<p>アンデス-アマゾン地域における山地森林生態系は森林伐採と火災などによる人為撹乱によって森林劣化が進んでいる。アンデス-アマゾン地域における山地林の森林劣化の状況を把握することを目的として、森林の地上多点調査により森林構造や種組成の違いを調べた。調査対象地は南米ペルーのアプリマック州とクスコ州で、ともに伐採や農地転換などによる森林減少と森林火災が比較的多い地域である。...

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  • 染料トレーサーを用いたスギ林土壌中放射性セシウムの空間分布の評価

    三嶋 駿介, 高橋 純子, 恩田 裕一 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 57-, 2023-05-30

    ...これは伐採により土壌中のCs-137の下方移行が促進したためと予想され、その理由の1つに選択流があげられる。そこで、本研究では、間伐前のスギ林において染料トレーサーを用いた人工降雨実験を行い、深度別の染色・非染色土壌を調査し、Cs-137の空間分布に対する選択流の影響を調べることを目的とした。...

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  • 魚沼市大白川地区のブナ間伐施業による伐採木のカスケード利用

    齋藤 智之, 御田 成顕, 梶本 卓也, 橘 和明, 浅井 守雄, 紙谷 智彦 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 579-, 2023-05-30

    ...持続的なブナ林経営の成立要因を明らかにするため、過去5年間の森林経営に関する聞き取り調査と伐採搬出および用材利用の現地調査を行った。その結果、造林・施業の要素は、(1)強度・下層間伐を1〜3回実施して肥大成長を促し、大径で通直な価値の高いブナ用材を生産すること、および(2)強度間伐によって林冠を開け、林床に光を入れて実生由来の更新稚樹を育成することであった。...

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  • 針葉樹人工林におけるアリ類の営巣する切株の条件

    小池 伸介, 田中 美衣, 栃木 香帆子 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 598-, 2023-05-30

    ...人工林では木材は搬出されるため、伐採後に残された切り株が枯死木の最大のバイオマスを占めている。そこで本研究は冷温帯針葉樹人工林においてアリが営巣する切り株の条件を明らかにすることを目的とした。その結果、大型種と小型種は樹冠の開いた場所や伐採から時間が経過した切り株に営巣する傾向があり、大型種はさらに苔や地衣類の被った切り株に営巣する傾向があった。...

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  • 森林生態系多様性基礎調査を用いた森林所有と森林現況の実態把握

    宮本 麻子 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 210-, 2023-05-30

    ...<p> 土地所有と森林資源・管理については欧米を中心として1990年代頃から森林構造の差異、景観構造・林齢・伐採パターンへの影響、伐採率の違い等に関する研究が行われ、近年では生物多様性への影響に着目した研究が行われている。所有者が混在するランドスケープにおいては、異なる所有形態と管理特性の両方が生物多様性に影響を及ぼすことが明らかにされている。...

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  • 木曽ヒノキ伐採株の年代推定とその状態

    酒井 武, 香川 聡, 星野 大介, 梅田 英孝, 山本 通明, 由井 克彦 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 308-, 2023-05-30

    ...この株は伐採高が約100cm、伐採高の直径は約80cmであった。サンプルを採取しながら観察する過程でこの株では芯が確認され、60年輪分の酸素同位体比からその中心部の年代は西暦1034年と推定された。この2つの株の生育年代から江戸時代の伐採以前の林分は幅広い年代の樹齢で構成されていたことが想像される。今後、サンプル数を増やし、人手の加わる以前の林分構造をより明らかにしていきたい。</p>...

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  • 釜ヶ峰アベマキ巨木林の林分構造と成立過程

    藤木 大介, 倉本 蘭, 西村 貫太, 東 勇太, 池内 麻里, 野木 宏祐 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 309-, 2023-05-30

    ...文献調査から、1884年に新植・萌芽更新が実施されたこと、1940年代に形質不良木の伐採が計画されたことが確認された。これらの結果は、1960年代の攪乱イベントを除いて、年輪解析結果と概ね一致し、本アベマキ林は、人為的に仕立てられた二次林であることが明らかとなった。</p>...

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  • 萌芽枝整理が行われたアラカシ株立ち個体の樹液流速の変動

    渡部 颯太, 作田 耕太郎, 宮沢 良行 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 420-, 2023-05-30

    ...処理直後は伐採強度が高いほど大気飽差に対する樹液流速も高くなったが、他の処理個体では樹液流速の上昇が観測された5月以降については強度処理個体の樹液流速は冬季と同じかそれ以下の水準となった。</p>...

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  • トドマツ人工林主伐時における上層木の保残が下層植生に及ぼす影響

    明石 信廣, 新田 紀敏 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 47-, 2023-05-30

    ...伐採された調査区では、単木保残の有無に関わらず、伐採後に遷移初期種が多く侵入して群集の組成は大きく変化した。NMDSによる序列は伐採によって平行に移動し、伐採前植生の影響が強いこと示していた。変化の方向は伐採3年後から6年後に反転しつつある。群状保残された部分では、上層木が風倒によって失われた調査区でも変化が小さく、伐採地の中で森林性種の避難場所になることが期待された。...

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  • 保持林業の四国での適用:国有林と水源林のスギ・ヒノキ人工林での取り組み

    山浦 悠一, 瀨戸 美文, 富田 幹次, 佐藤 重穂, 米田 令仁, 比嘉 基紀, 市栄 智明, 鈴木 保志 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 49-, 2023-05-30

    ...伐採予定のスギ・ヒノキ人工林を訪問し、高木性樹種を確認した上で、30 m四方に一本を目安に高木性の樹冠木を保持すること、樹冠木がなければ稚樹でも構わないといった方針を決定した。</p><p> 両地とも施業後に再訪し、樹木の保持の状況を確認したいと考えている。</p>...

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  • 都市緑地における3年間のナラ枯れ被害の空間動態

    加藤 優奈, 吉田 智弘, 中辻 宏平 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 607-, 2023-05-30

    ...また、周囲に生存木が多いとカシナガ加害が多く、前年加害木、伐採木が周囲にあると加害が少ないことが示された。</p>...

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  • 低密度植栽を行った樹齢32年のヒノキの成長量と非破壊試験による強度性能

    渡辺 靖崇, 涌嶋 智, 山本 健, 上野 康史, 細川 博之, 阿部 良文, 清水 康平, 山本 伊織 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 192-, 2023-05-30

    ...調査方法としては、立木状態でのFAKOPPによる応力波伝搬速度の測定(各試験区ごとに5本測定)と、各試験区より3本、合計9本の立木を伐採し、各立木より、長さ1.3m(小試験体採取用)を1本、2.0m(節径比測定用)を2本の合計3本の丸太(丸太の全数27本)を採取し縦振動法による動的ヤング係数の測定を行った。...

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  • 衛星データと深層学習を用いた、全県森林変化域検出の試み2

    渡邉 学, 島田 政信 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 131-, 2023-05-30

    <p>衛星データクラウドサービス(Google Earth Engine)から無料で入手した10m分解能の光学衛星画像(Sentinel-2)時系列データと深層学習を用いて、森林変化箇所を検出するためのアルゴリズムを開発した。昨年度の学会では、2021年春から夏にかけて、47都道府県で0.25ha以上の森林変化が起こった箇所を検出した結果を報告したが、今回、2021年の秋~冬、2022年の冬~春…

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  • コウヨウザンに適用可能な単木材積式の検討

    山田 浩雄, 近藤 禎二, 磯田 圭哉, 生方 正俊 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 315-, 2023-05-30

    ...樹幹解析は国内コウヨウザン5林分(庄原、日立、井川、京都、千葉)から合計72個体を伐採して行った。その結果、それぞれの材積式で推定した単木材積は、樹幹解析で得られた材積よりも平均して5%~10%程度過大となったが、その中では、中国の推定式と大阪スギで求めた材積の精度が最も良かった。今回、樹幹解析から得られた単木材積を用いて、コウヨウザンの単木材積式を新たに推定した。</p>...

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  • ライフサイクルアセスメントを用いた森林施業の炭素放出削減効果の評価

    亀井 勇人, 中島 徹, 龍原 哲 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 283-, 2023-05-30

    ...<p> 森林は炭素蓄積源であると同時に、伐採すると炭素放出源になり得る。そこで、木材生産を前提とした森林経営の持つ炭素放出量削減効果について統合的に評価した。山形県鶴岡市旧温海町民有林のスギ人工林を対象とした。...

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  • 石川県における早生樹の成長量比較試験-4樹種による検討-

    向野 峻平, 富沢 裕子, 小谷 二郎 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 349-, 2023-05-30

    ...<p>全国的に針葉樹人工林が主伐期を迎え、森林資源の持続的な利用の観点から、伐採後の再造林の推進が望まれている。そのような中、20~30年という比較的短い期間で木材としての利用が見込める早生樹が、造林樹種としての選択の可能性も要望されている。しかし、早生樹の本格的な研究等の開始から日が浅いこともあり、育苗、植栽立地、施業体系等については不明な点が多く、試験研究情報も一元的には整理されていない。...

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  • 人工林における保持林業の実証実験 初期の成果の概要

    尾崎 研一 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 46-, 2023-05-30

    ...ここでは主伐期のトドマツ人工林で保残方法や保残率を変えた伐採を行い、生物多様性や水土保全機能、木材生産性の変化を調べている。実験開始から10年間が経過し、これまでの成果をまとめた。単木保残についてはいろいろな生物群で森林性種の個体数,種数と保残量に正の相関がみられたことから,広葉樹を単木的に残すと皆伐の負の影響を緩和できること,その効果は保残量が多いほど大きいことが示された。...

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  • ブナ二次林土壌の温室効果ガス動態に間伐が及ぼす影響

    Hiroki Akita, Hirohiko Nagano, Rei Shibata 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 495-, 2023-05-30

    ...間伐後1年が経過した1地点および未伐採の3地点から採取した表層土壌(深さ0~5cm・5~15cm)を20℃で4週間培養した。その結果、CO<sub>2</sub>放出速度は間伐地と未伐採地で違いが見られず、N<sub>2</sub>O放出速度は間伐地で大きい傾向が見られ、仮説を支持した。一方、CH<sub>4</sub>吸収速度は未伐採地よりも間伐地で低かった。...

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  • 電動苗木運搬車の作業性向上を目的とした電動アウトリガの開発

    山口 浩和, 佐々木 達也, 上月 康博, 二方 教之, 茅根 幸人, 猪俣 雄太, 中田 知沙 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 566-, 2023-05-30

    ...<p>伐採収穫後の再造林率が30~40%に低迷する中において、人力作業に代わる機械化が強く求められている。これまでに開発した電動クローラ1輪車は、急傾斜不整地での機動性が高く小回りが利くため、造林地での苗木運搬作業や電動オーガ等の動力を用いた植え穴開け作業等に活用でき、実証試験において作業員の負担軽減や作業能率向上が見込まれることを明らかにした。...

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  • 絶滅危惧種オキナワセッコクの自生地と森林環境

    阿部 真, 安部 哲人, 阿部 篤志, 高嶋 敦史, 宮本 麻子, 齋藤 和彦, 小高 信彦 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 656-, 2023-05-30

    ...伐採や盗掘のリスクを抑えつつ適切な林分配置を誘導することにより、野生株の効果的な回復が期待できる。研究は(独)環境再生保全機構の環境研究総合推進費(課題番号4-1503及び4-1804)の支援を受けた。また、環境省の調査資料(やんばる地域希少植物生育状況調査、平27∼28)の提供を受けた。</p>...

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  • 天然更新と単一種植栽の違いが土壌分解系に与える影響

    竹内 理絵, 西澤 啓太, 小林 勇太, 増本 翔太, 鈴木 紅葉, 河上 智也, 小林 真, 片山 昇, 岡田 慶一, 辰巳 晋一, 松岡 俊将, 内田 雅己, 高木 健太郎, 森 章 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 647-, 2023-05-30

    ...森林管理では、伐採や造林等に伴い植物及び土壌生物相を変化させるが、一方で異なる森林施業の手法が土壌分解系に及ぼす影響とその時間変化について定量的な評価が進んでいない。そこで本研究では、森林施業の違いが土壌分解系に与える影響を評価した。</p><p>調査地は北海道北部に位置する北海道大学天塩研究林である。北海道では、森林の更新を阻害するササを重機で掻き起こす施業が実施されている。...

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  • 保持林業実証実験地における源流域の底生動物相-伐採前後の推移-

    長坂 晶子, 長坂 有 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 657-, 2023-05-30

    ...伐採前後の変化が顕著だったのは皆伐流域で、伐採当年・翌年は夏期降雨によって①、②主体の環境から④主体の環境へと変化した。一方、広葉樹を大量に保残した流域でも、③、④主体の環境だったのが伐採後に①の環境が出現し、伐採時に渓畔域を重機で撹乱した影響が現れたと考えられた。...

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  • 福島原発事故後に植栽したコナラの放射性セシウム濃度

    齋藤 直彦, 小川 秀樹, 福山 文子 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 671-, 2023-05-30

    ...<p> 原発事故により汚染されたきのこ原木林の放射性セシウム抑制対策として,直接汚染された母樹を伐採し新たに苗木を植栽することが挙げられる。...

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  • 森林所有者の伐採や林地売買に及ぼす要因の日墺比較

    久保山 裕史, 都築 伸行, 江田 星來 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 74-, 2023-05-30

    <p>オーストリアのシュタイヤーマルク州林業協同組合連合会組合員と熊本県阿蘇森林組合の組合</p><p>員を対象として、昨年度までに実施したアンケート調査結果から、前者の所有規模は後者の</p><p>約2倍だが、1カ所の平均林分規模は4倍以上と大きく異なった。また、60才未満の組合員の割合は、前者の83%に対して、後者は9%と大きく異なった。これらの背景を明らかにするために、オーストリアにおいて…

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  • 林地の林業収益ポテンシャルを考慮した人工林伐採の現状と保続性の評価

    山田 祐亮, 志水 克人, 鹿又 秀聡, 細田 和男, 西園 朋広 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 116-, 2023-05-30

    ...単純に考えると、許容皆伐面積は人工林面積を伐採齢で除すると求まる。しかし、林地の条件は一様ではない。本研究では、九州某市のスギ人工林を対象に、林業収益や公益的機能、社会的条件、再造林率を考慮して許容皆伐面積を算出し、実際の皆伐面積と比較した。まず、想定伐採齢(50年生)で皆伐する場合の森林純収益から、林地をカテゴリ分けした。...

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  • やんばる国立公園における密猟・盗採の管理体制に関する対話の現状と課題

    大島 順子, 久高 将和 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 110-, 2023-05-30

    ...本報告では、世界自然遺産登録以後も違法伐採等における国や県の調整機能が不十分であることを明らかにし、密猟や盗掘防止を目的とした林道パトロールの発展的活動の危うさ、林道夜間通行規制の実証実験等の取組みの精査の必要性に焦点をあてる。</p>...

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  • 森林資源の循環利用を学ぶゲーム型教材の開発と実践

    北橋 善範 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 106-, 2023-05-30

    ...<p> 2015年の国連サミットで採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に向けて、伐採と植樹、木材利用といったいわゆる森林の活用は大きな役割を担っている。一方、森林の活用は「自然を破壊する略奪的行為」として否定的に捉えられる場合も多い。...

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  • 鳥取県の森林環境保全税を活用した竹林整備事業の現状と課題

    菅原 龍生, 芳賀 大地 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 225-, 2023-05-30

    ...竹林整備事業は、竹林を竹林のまま活用するための伐採等に対して事業費の一部を補助する事業である。本研究では竹林整備事業の運用方法や実施状況に注目し、竹林整備事業の現状と課題を明らかにすることを目的とした。研究方法として、県内自治体と事業主体を対象とした聞き取り調査と、竹林整備の実績データを用いた分析を行った。...

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  • 埋蔵文化財包蔵地における林業の実施可能性

    小島 妃称乃, 藤野 正也 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 224-, 2023-05-30

    ...本研究では一般的な土地では問題とされるも</p><p>のの林地ではこれまでに検討されていない問題として埋蔵文化財包蔵地を取り上げ、埋蔵</p><p>文化財包蔵地である場合に、木の伐採を行い運搬して林業を行うにはどのような手順、特</p><p>例があるのかを明らかにすることを目的とする。方法は、先行研究の調査および行政関係</p><p>部署への聞き取りを行い、関係する法令や制度の関係を整理する。...

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  • 最近10年の民有林の植伐傾向

    査 世昊, 石橋 整司, 安村 直樹, 當山 啓介 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 285-, 2023-05-30

    ...<p>日本は世界有数の森林国であり、その豊富な森林資源を長期的な視点に立って計画的かつ適切に管理するために森林法のもとで森林計画制度が定められているが、実際には伐採や再造林の停滞などの問題を抱えていると言われる。...

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  • 深層学習を用いた皆伐跡地における切り株自動検出アルゴリズムの開発

    林 悠介, 井筒 憲司 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 273-, 2023-05-30

    ...UAVの活用方法の一つとして、伐採後の切り株検出がある。実際にこれまで、複数のアプローチによってUAV取得データから切り株を検出するアルゴリズムの開発が行われてきた。しかし、機械学習(ML:Machine Learning)やその他伝統的な画像処理手法を組み合わせた既存アルゴリズムでは、パラメータ調整において高い熟練度が必要であることや、他伐採地へのモデル適用が困難という課題があった。...

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  • 久万高原町スギ群状択伐林における2時期のLiDAR解析による樹高成長の推定

    豊田 信行 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 277-, 2023-05-30

    ...</p><p> 群状伐採したギャップに植栽された後継樹エリアのうち、現在後継樹が10本以上ある箇所について、上木樹冠に覆われていない後継樹エリアと後継樹の立木位置を、RTK2波GNSSとレザー距離計・電子コンパスを用いて測量し、現地調査の樹高とLiDARから推定した平均樹高の差を比較した。...

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  • 人工林の管理方針の特徴に関する日中比較

    張 珂, 石橋 整司, 藤原 章雄, 當山 啓介 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 284-, 2023-05-30

    ...急激な人工林造成を進めた日本はその後高齢林化が進み現在に至っているが、中国でも伐採年齢を多様化しつつ造林面積も確保していくなどの方針を進め齢級構成の平準化を考える必要があろう。一方、中国においては飛砂防備のために植栽されている防風・防砂効果の高いポプラが造林面積で全体の14%と2番目に多いなど昭和60年代の日本とは異なり造林目的の多様性が樹種の多様性として現れていると考えられる。</p>...

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  • 空中写真を用いた長期時系列点群データによる足尾山地復旧過程モニタリング

    松英 恵吾 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 275-, 2023-05-30

    ...<p>栃木県西部に位置する足尾地域(栃木県日光市)は明治期の足尾銅山発展の代償として、抗木・燃料のための木材の過剰伐採、大規模な山火事、精錬にともなう煙害により荒廃し我が国最初の公害とされる足尾鉱毒事件の原因となった。復旧事業開始以降、120年以上経過した現在もなお治山・砂防事業が継続されている。...

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  • ホオノキの天然更新施業におけるササ刈払いの効果

    岡山 侑子, 杉田 久志, 中島 春樹 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 333-, 2023-05-30

    ...以上より、伐採2~3年後の2年連続の刈払いは実生の成長や被陰状況を改善しており、ホオノキ実生を密なササ林床から抜け出させる効果が高いと期待される。</p>...

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  • 上空からのレーザ計測によるブナ林の単木情報解析

    許 明琪, 村上 拓彦 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 296-, 2023-05-30

    ...<p> 新潟県ではブナ材ヘの関心が高まっており、ブナ林の計画的な間伐・伐採を積極的に進めるため、ブナ林の資源量把握が必要とされている。この資源量把握において、上空からの三次元レーザ計測は効率性の面でおおいに期待できる。本研究では、ラジコンヘリを用いたレーザ計測により得られた点群データを利用して、ブナ林における本数、樹高、胸高直径、材積の推定を検討している。...

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  • ネットゼロエミッションの達成のための高分解能森林吸収源評価モデルの開発

    小南 裕志, 平田 晶子, 津山 幾太郎, 松井 哲哉, 石塚 成宏, 酒井 寿夫, 橋本 昌司, 北原 文章, 西園 朋広, 山田 祐亮, 柳田 高志, 久保山 裕史, 早舩 真智, 加用 千裕, 小井土 賢二, 髙田 依里, 外崎 真理雄, 江原 誠, 森田 香菜子, 古川 拓哉, 藤間 剛 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 313-, 2023-05-30

    ...<p>2030年度の新たな森林吸収量目標の達成及び2050年カーボンニュートラルの実現等に向けて、日本の森林のバイオマス量をはじめとしたさまざまな森林情報の高精度マッピングと、伐採-植林などの森林管理に伴うバイオマス量の変動評価は重要な研究課題である。...

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  • スギ実生コンテナ苗の育苗密度および根鉢容量が植栽3年目に与える影響

    藤井 栄, 山野邉 太郎, 三浦 真弘, 飛田 博順, 栗田 学, 高橋 誠 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 328-, 2023-05-30

    ...2020年6月に樹高、直径を計測して徳苗率を評価した後、徳島県三好市の伐採跡地に植栽し、3成長期が経過した2022年11月に樹高、直径を計測した。</p><p> 本報告では、育苗密度、根鉢容量および植栽時の苗木形状が3成長期後の樹高、直径に与えた影響を報告する。</p>...

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  • シラカンバ二次林における伐採後の萌芽更新に関わる立地・個体の特性

    吉田 俊也, 仲谷 朗 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 336-, 2023-05-30

    ...本研究では、伐採後初期のシラカンバの萌芽枝の発生に関係する立地および個体の特性を評価した。北海道大学雨龍研究林の、火入れ後に成立した約70年生のシラカンバ二次林を対象とした。2020年12月-21年3月に面積約2haの区域を皆伐し、その後2生育期目にあたる2022年8月、約200本の切株について計測した。...

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  • アカマツーヒノキ二段林におけるアカマツ択伐2年後の更新木の種組成

    山﨑 千種, 城田 徹央, 齋藤 仁志, 岡野 哲郎 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 369-, 2023-05-30

    ...伐採後1年目に個体数が多く確認されたのは、多い順にヤマウルシ、エゴノキ、コシアブラとなり、同様に2年目では、ヤマウルシ、ニガイチゴ、ホソエカエデとなった。これらのことから、伐採後1年目では前生樹の影響が、伐採後2年目では伐採による攪乱の影響が示唆された。伐採後1年目に確認された高木性木本は27種4,470本/haであり、伐採後2年目では約2倍の34種7,660本/haに増加した。...

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  • 国有林史料を活用した山地森林環境の史的分析

    芳賀 和樹 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 41-, 2023-05-30

    ...実務は各小林区署が担当し、面積・樹種・林齢・本数・材積・毎年伐採高等が把握・計画された。阿仁銅山(のち阿仁合)・長木沢両小林区を例にとり樹種別本数の割合(上位2位、樹種表記は史料通り)をみると、前者は雑(91.4%)、檜(4.5%)、後者は杉(58.1%)、雑(41.7%)となり相違が認められた。...

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  • クリの萌芽と潜伏芽の関係性

    石原 奏, 本間 航介 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 463-, 2023-05-30

    ...本研究では日本の里山林における中核的な樹種であるクリを対象に、伐採による潜伏芽の動態調査と、X線CT装置を用いた潜伏芽の生産から消失までの履歴を追跡する調査を組み合わせることで、その萌芽再生能力の特徴を解析した。今回観察したクリ10個体において、肉眼で確認可能な潜伏芽の数は他のブナ科の樹種と同程度であったが伐採実験で確認された萌芽枝は少なかった。...

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  • 皆伐後の森林回復過程における融雪期の流出-釜淵森林理水試験地での解析-

    阿部 俊夫, 久保田 多余子, 野口 正二, 細田 育広 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 518-, 2023-05-30

    ...その結果、融雪流出量は皆伐後に増加したが、スギ植栽から約30年で伐採前と同水準に戻っていた。また、皆伐による融雪流出量の増加には、経過年数の影響だけでなく、年降雪量が多く、春季平均気温の高い水年ほど大きくなる傾向も認められた。これは、森林の有無によって冬季の降雪遮断量や春季の蒸発散量に違いが生じたためと推察された。...

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  • 東京都東久留米市におけるブナ科樹木萎凋病の発生と予防の取組み事例

    柏木 めぐみ, 亀山 泰良, 伊澤 麻里, 南雲 八恵, 大塚 ちか子, 杉原 弘恭, 竹本 周平 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 593-, 2023-05-30

    ...その中には樹木の更新を目的に伐採した健全木の切株も含まれており、伐採後の対策の必要性が示唆された。またナラ枯れの予防の取り組みとして、カシナガの穿入を確認した樹木・切株への粘着シート被覆による成虫の封じ込め策等を実施した。...

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  • ナラ枯れ被害ミズナラの薪加工によるカシノナガキクイムシの駆除効果

    伊藤 昌明, 鷹山 裕人 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 589-, 2023-05-30

    ...その結果、丸太の脱出個体数と比較して、薪では11月伐採で1.10%、2月伐採で2.15%となった。一方、伐採時期では、差がみられなかった。以上の結果から、ミズナラでも、薪に加工することでカシナガの駆除と被害木の活用が両立すると考えられた。</p>...

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  • モミサルノコシカケ接種20年後のトドマツにおける腐朽進展状況

    山口 岳広 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 623-, 2023-05-30

    ...20年経過後に接種木を伐採・玉切りして横断面を写真撮影し材内部の腐朽進展長と腐朽材積を求めた。病斑は最も早い例で接種4年後から発生が確認され,接種20年後までに接種箇所の半数近くで樹皮病斑が生じた。子実体は最も早い例で接種10年後に出現し,20年後までに生じた病斑の半数以上で子実体発生を確認した。...

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  • ヒノキ漸伐林における終伐の直接作業費

    大塚 大, 松井 美希子, 守口 海, 植木 達人, 中澤 昌彦, 瀧 誠志郎, 齋藤 仁志 森林利用学会誌 38 (2), n/a-, 2023-04-30

    ...すべてチェーンソーが主体となった作業システムであり,伐倒から造材後の椪積みまで一貫して追跡可能な伐採木に発生したのべ所要時間を分析した。設定した単価から積算した直接作業費の平均は,伐採木1本あたり4,118円/本となり,多重比較において,調査区画間の有意差は認められなかった。また,終伐を観測していない伐採木の直接作業費について推定し,調査区画に発生する伐出費用を求めた。...

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  • 日本在来樹木の樹皮に対するキリンの選好性と採食行動の発現量の検討

    岡部 光太, 福泉 洋樹, 河村 あゆみ, 加瀬 ちひろ, 植竹 勝治 動物の行動と管理学会誌 59 (1), 1-7, 2023-03-31

    ...与えた樹種は、シラカシ、サクラ、ニセアカシア、アキニレ、トウネズミモチ、ヤマモモ、エノキ(京都府内山林より伐採)であった。調査の結果、ニセアカシア、アキニレは他の樹種に比べ樹皮採食比が高かった(<i>P</i> < 0.05および0.01)。一方、エノキ、シラカシは他の樹種に比べ有意に樹皮採食比が低かった(<i>P </i>< 0.05および0.01)。つまり、選好性があると考えられた。...

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  • 南九州のヒノキ人工林皆伐後の森林再生に及ぼす前生樹と新規発芽実生の効果

    山川 博美 日本緑化工学会誌 48 (3), 545-546, 2023-02-28

    ...針葉樹の伐採時に,前生広葉樹(DBH1 cm以上)を切らずに残す前生樹保残区(保残区)と,すべての前生樹を伐採する前生樹伐採区(伐採区)を設定し,皆伐の1年後および12または14年後に,更新した木本植物の個体密度,種の豊富さ,樹高を調査した。皆伐後12~14年目には,皆伐区で萌芽更新した前生樹も,保残区で切り残した前生樹と同様な高さ分布や階層構造を形成し,両区で階層構造に大きな違いはなかった。...

    DOI Web Site 参考文献1件

  • 業務資料

    研究林・試験地情報 2021 83-95, 2023-02-22

    ...立木伐採量・研究林収入 [83]...

    HANDLE

  • 釜淵森林理水試験地における皆伐とその後の植生回復が融雪流出に及ぼす影響

    阿部 俊夫, 久保田 多余子, 野口 正二, 細田 育広 日本森林学会誌 105 (1), 1-10, 2023-01-20

    ...伐採流域(2・3号沢)の融雪流出量は,先行研究と同様に,皆伐後に増加する傾向が認められたが,時間経過とともに影響は小さくなった。伐採前と同程度に戻るのには植栽から30年程度かかっていた。また,伐採前を基準とした融雪流出量の差は,年降雪量が多く,春季平均気温の高い水年ほど大きい傾向が認められ,これらは森林の有無による降雪遮断量や蒸発散量の違いが原因と考えられた。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献20件

  • ペルーアマゾンにおける先住民の村の焼畑と休閑地利用

    池谷 和信, 増野 高司 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 203-, 2023

    ...</p><p> 森林減少の要因を考えた場合、新たな農地の造成(焼畑以外)、商業的な森林伐採、居住地の拡大など多様な要因が考えられるが、古来より継続されてきたと考えられる焼畑は森林減少のどの程度の要因となっているのかについて疑問を持つ方は多いようである。...

    DOI

  • 花粉分析による南クック諸島・アチウ島の植生変化の復元と人類の影響

    藤木 利之, 酒井 恵祐, 奥野 充 第四紀研究 advpub (0), 2023

    ...<p>クック諸島アチウ島Areora地区東部の湿地から得られた堆積物で花粉分析を行った結果,約1,600 cal BP (約350 cal CE) にココヤシと草本の花粉,シダ胞子,木炭片が急増し,タコノキ属花粉やヘゴ科胞子が急減するという劇的な植生変化が確認された.大規模な森林伐採などによるかく乱により,草原が拡大したと考えられた.アチウ島は約350 cal CEに人類が定住していたと考えられたが...

    DOI Web Site 参考文献30件

  • 関東平野における屋敷林の防風効果

    神品 芳孝 日本地理学会発表要旨集 2023a (0), 125-, 2023

    ...一方で都島集落の屋敷林は多くが伐採されている。屋敷林が伐採された集落内では,残存している集落よりも風が強まる可能性が示唆された。</p><p><b>文献</b></p><p>神品芳孝 2023. 関東平野北西部の集村集落における屋敷林の変化. 地学雑誌 132: 197-216.</p><p>佐藤布武・橋本剛・豊川尚・石井仁 2015....

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  • 日本における半自然草地史研究とその課題

    浦山 佳恵 日本地理学会発表要旨集 2023a (0), 135-, 2023

    ...そして福井(1983)の遷移畑論を援用し,栽培化は火入れや伐採により二次林を管理するなかで始まったと考えた。二次植生は人の食用植物が豊富で,野生動物にとっても格好の餌場となり狩猟の場ともなった。...

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  • 写真からみた熱帯・温帯の焼畑技術と土地利用

    池谷 和信 日本地理学会発表要旨集 2023a (0), 122-, 2023

    ...,火入れ,播種,除草(日本のソバ栽培ではない),収穫などの過程は共通している.また,樹木の伐採ではインドのパーリア,ザンビアのベンバ,日本の五木村にて枝打ちが行われたが,木から木に移動しての伐採は五木村を含む九州山地のみでみられた.さらに,焼畑地での耕作年数は,日本国内では3-5 年であるのに対して国外では1-2年がほとんどであった.国外では焼畑放棄後の森林資源の商品化が進むのに対して,国内では焼畑...

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  • 展葉直後の伐採および複数回の刈取りによるヤナギ類の再繁茂抑制効果の検討

    大石 哲也, 平田 智道, 布川 雅典, 山岸 祐介, 西田 侑希, 山中 直樹 河川技術論文集 29 (0), 347-352, 2023

    ...<p>本報は、北海道の第二幹川(美唄市)と石狩川上流(旭川市)において、オノエヤナギとタチヤナギを対象としヤナギ類の再繁茂を抑制するために、展葉直後から2週間の間隔で伐採するとともに、伐採後に萌芽幹を複数回刈取りした効果について検討した.結果として、今回の対象木については、展葉後から90日以内の伐期ずらしでは大きな差が見られなかったが、萌芽幹の刈取りを併用することで効果が高まる傾向にあった.また、樹齢...

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  • 相模原市周辺の1923年関東地震の伝承碑

    河尻 清和, 山本 菜摘, 鈴木 汐歩音 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 387-, 2023

    ...相模原市南区下溝の土砂災害発生場所は宮坂と呼ばれ,十二天社に立つ石碑によると地震により坂道が土砂崩落のため通行できなくなったとのことである.この十二天社は段丘崖の麓に位置し,段丘崖を構成する関東ローム層が崩落したと考えられる.そのほか相模原市内で多く見られる記念植樹に関する石碑や石柱は,「関東大震災記念植樹」などの文字や日付,建立者の名前が刻まれているだけである.また,植樹された樹木そのものがすでに伐採...

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  • レーダ雨量を説明変数とした回帰分析による雨量観測所周辺の樹木伐採効果の検証

    木村 秀治, 戸田 祐嗣 インフラメンテナンス実践研究論文集 2 (1), 239-245, 2023

    ...<p> 近年の自然災害の多発や,気候変動への的確な対応の必要性などから,降水量などの水文観測データの品質確保の重要性は一層高まっている.降水量データの品質確保を図る上では,観測所周辺の環境整備,特に支障となる樹木の伐採は重要であるが,様々な事由で適切に実施できていないケースもある.それは,樹木伐採効果に関する定量的評価情報が,存在しないことも遠因と推測する.本論文では,雨量観測所周辺の樹木伐採の効果...

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  • カーボンニュートラルに貢献する土地利用と農林業政策の最適化とは?

    北島 薫 学術の動向 28 (1), 1_58-1_62, 2023-01-01

    ...また、急峻な地形や貧栄養土壌の上に成立する自然林を伐採してできた農地や放牧地の生産性は非持続的で、ほとんど短期利用の後に放棄され、森林生態系の再生も難しい荒地となってしまう。森林再生手段として、単一樹種植林地は炭素吸収機能の一部を回復することに貢献できても、生物多様性にとっては負の影響を与える恐れもある。...

    DOI Web Site 参考文献5件

  • 宝蔵文書と地籍図にみる十津川山村:大字武蔵を中心に

    松尾 容孝 日本地理学会発表要旨集 2023a (0), 102-, 2023

    ...</p><p> 雑木林を対象とした伐採跡地への植林が19世紀末の宝蔵文書、原木搬出のための木馬道造成が20世紀初頭の宝蔵文書で確認できる。杉檜造林地の拡大や林道整備は育成林業に沿った集落整備であり、明治後期から一層活発に行われるようになった。  3.十津川村の地籍図にみる領域の管理と林野の機能区分 (1)地籍図が示す集落の特色</p><p> 十津川村は55大字から成る。...

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  • 河道内植生の伐採による日本全国の潜在的な洪水被害軽減の評価

    柳原 駿太, 池本 敦哉, 風間 聡, 呉 修一, 藤下 龍澄 土木学会論文集 79 (27), n/a-, 2023

    ...),十勝川水系(14.7%),大分川水系(13.6%),天神川水系(11.7%)および小矢部川水系(10.9%)と推定された.植生伐採の実施区間に応じた洪水被害軽減も併せて評価した.その結果,Strahlerの河道位数が5以上の河道の植生伐採による洪水被害軽減効果は,Strahlerの河道位数が4以上の河道の植生伐採による洪水被害軽減効果の8割程度であることが示された....

    DOI Web Site 参考文献15件

  • 航空レーザ測量データから取得した森林情報を活用した斜面災害リスクの検討

    小荒井 衛, 村上 亘, 桑原 祐史, 村山 いであ, 渡辺 啓太 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 262-, 2023

    ...2.調査地域と研究手法研究対象地域を,福島県阿武隈山地中部の花崗岩もしくは花崗閃緑岩分布域の伐採地5箇所と八溝山地のジュラ系堆積岩地域の伐採地1箇所とした。植生はスギが主体である。現地調査では,根系発達調査として樹木切り株の直径・根の幅・根の深さとその地点の風化層厚の計測と地形状況の把握を行った。...

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  • 考古遺跡を景観としてとらえる意味

    齊藤 由香 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 60-, 2023

    ...メンガ遺跡と「恋人たちの岩山」の見通しを確保するためのマツの伐採,ミュージアムの修景,都市計画における用途地域の変更などがその例である。また,ドルメン遺跡のもつ視覚的・象徴的な意味を現代の人々に体感してもらおうと,2019年夏より野外イベント「Menga Stone」を開催している。こうした場は,地域アイデンティティとしての景観をアンテケラの人々が再認識する貴重な機会となっている。...

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  • オサムシ科甲虫群集への針葉樹人工林の単木・群状保残伐および小面積皆伐の効果

    上田 明良, 伊東 宏樹, 佐藤 重穂 日本森林学会誌 104 (6), 309-320, 2022-12-01

    ...<p>保残伐と小面積皆伐は伐採インパクトを軽減すると考えられている。これらの施業と全面皆伐後1~3年のトドマツ人工林および非伐採林において,魚肉ベイトのピットフォールトラップを各林分に1~3基約110日間設置して環境指標性が高いとされるオサムシ科甲虫を捕獲した。全伐採地の種構成は非伐採地と異なっていて,伐採が群集を変化させていた。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 研究データあり 参考文献33件

  • 林地の状況から見た北山杉林業の現状

    髙田 弥生, 重原 奈津子, 柴田 昌三 森林応用研究 31 (2), 1-13, 2022-10-31

    ...一方で,伐採適期を過ぎた壮齢杉林は全体の2割を超えていることが確認された。原因は丸太需要の減少が影響していると考えられ,この傾向は今後も進むことが懸念された。すなわち,北山杉林業地では,その景観を特徴づけていた林地の細分利用が質的に変容しつつあることが示唆された。</p>...

    DOI

  • 岡山県中部におけるヨタカの営巣環境の特徴

    多田 英行 日本鳥学会誌 71 (2), 137-144, 2022-10-24

    ...<p>本研究では岡山県中部におけるヨタカ<i>Caprimulgus indicus</i>の営巣環境を調査した.2015–2020年の調査で,のべ119の推定なわばりを踏査し,16巣を確認した.確認した巣のうち,巣の痕跡のみで親鳥やヒナを観察できなかったのが5巣,抱卵は観察されたが育雛は観察されなかったのが5巣,育雛まで観察されたのが6巣だった.ヨタカが好む営巣環境は,アカマツ二次林地や植林伐採跡地...

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献5件

  • アマゾン先住民の知恵が人類存続の鍵になる

    南 研子 平和研究 58 (0), 1-17, 2022-10-15

    ...その鶏は大豆で育てられているため、大豆栽培のために熱帯林がどんどん伐採・消失していく。また缶ジュースなどに使用されるアルミもそこで採掘されてきたため、アマゾンの熱帯雨林の環境破壊がずっと進んできたことも確認された。...

    DOI

  • 皆伐更新地の植生管理が開花フェノロジーと訪花昆虫に与える影響

    赤尾 智宏, 倉本 宣 日本緑化工学会誌 48 (1), 218-221, 2022-08-31

    ...<p>雑木林の林床の花に着目し,伐採や下草刈りが,開花期間,開花量,訪花昆虫の組成に与える影響を検討した。調査は管理が継続されている狭山丘陵の皆伐更新地で実施した。全期間を通じて70種以上の草本が開花し,各季節を特徴づける種には草原性植物に加えて外来植物や先駆植物も含まれた。後者が優占して調査区画全体の開花量が減少した可能性のある時期もみられた。...

    DOI Web Site 参考文献10件

  • 間伐による伐採後5年経過したスギ・ヒノキ水平根のRBMwパラメータの推定と補強強度推定への適用

    島田 博匡 日本緑化工学会誌 48 (1), 3-8, 2022-08-31

    ...<p>RBMwを用いて間伐後のスギ・ヒノキ林における水平根による補強強度を推定する上で,伐採木の腐朽根にも一定期間は引き抜き抵抗力が残存することから,腐朽根の補強強度を求めて生立木の根の補強強度に加える必要がある。間伐後5年経過した腐朽根を対象とする引き抜き試験などからRBMwパラメータを推定するとともに,伐採後の補強強度の経年変化を表す減衰係数を求めた。...

    DOI Web Site 参考文献6件

  • ナラ枯れ被害木の伐採・搬出による近接木の被害遅延の可能性

    松本 薫 日本緑化工学会誌 48 (1), 125-128, 2022-08-31

    ...2021年1~3月に行われた単木処理の効果について,周辺15 m のナラ枯れ量を比べたところ,伐採・搬出処理の株は無処理のナラ枯れ発生木よりも少ない量になっていた。これらから,ナラ枯れ被害の集中分布する箇所で単木的な対策を行うことで被害割合を減らし,近接木の被害を遅延する効果が期待できる。</p>...

    DOI Web Site 参考文献7件

  • 森林の多面的機能の時空間的評価の試み

    山浦 悠一, 山田 祐亮 環境情報科学 51 (2), 21-25, 2022-07-21

    ...シナリオ分析から,減産・現行下では若い森林で高い値を示す機能が将来的に減少を続け,増産下でも急傾斜地で伐採を抑制すると土砂崩壊リスクを低減できると予測された。 </p>...

    DOI

  • 1970~2020年におけるわが国の林業労働災害の分析

    今冨, 裕樹 東京農業大学農学集報 67 (1), 39-46, 2022-07

    ...伐採搬出に関する諸作業においては,プロセッサ,ハーベスタ等の大型で高度な機械化の活用が災害の減少につながっていることが推察された。災害と労働者の属性については,60歳以上の高年齢層での災害発生数が多かった。年齢階ごとの労働力を加味すると,19歳以下の若年齢層において被災する確率が高いことが示された。...

    日本農学文献記事索引 医中誌

  • 起源の闇と不穏な未来のあいだ

    橋爪 太作 文化人類学 87 (1), 005-025, 2022-06-30

    ...そして、森林伐採事業に伴うクラン同士の争いを通じてこのパラドックスがどのようにして人々の意識に上り、既存の社会関係の認識を改変しているのかについて考察する。</p>...

    DOI

  • 1970~2020年におけるわが国の林業労働災害の分析

    今冨, 裕樹, Imatomi, Yuki 67 (1), 39-46, 2022-06-21

    ...伐採搬出に関する諸作業においては,プロセッサ,ハーベスタ等の大型で高度な機械化の活用が災害の減少につながっていることが推察された。災害と労働者の属性については,60歳以上の高年齢層での災害発生数が多かった。年齢階ごとの労働力を加味すると,19歳以下の若年齢層において被災する確率が高いことが示された。...

    機関リポジトリ

  • 小規模持続型択伐人工林(SSS)システムの実行可能性

    水永 博己, 前田 裕太, 宇佐美 敦, 矢澤 速人, 加々美 衡, 横山 憲 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 144-, 2022-05-30

    ...</p><p> 3 作業コストと収益: 普及用モデル林における伐採・植栽コストと木材収入から収益を評価した.</p>...

    DOI

  • ドローンとディープラーニングを用いた森林情報解析システムの開発

    大西 信徳, 伊勢 武史 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 187-, 2022-05-30

    ...<p>汎用的なドローンから樹種や本数・材積等を算出することができれば森林計画・管理や伐採の低コスト化・効率化が期待される。本研究ではドローンのデジタル画像から樹頂点検出やディープラーニングによる樹種識別、幹材積などの推定可能なForest Scannerソフトウェアを開発し、その精度検証を行った。調査はスギ・ヒノキが生育する人工林にて行い、phantom4 proを飛行させて撮影を行った。...

    DOI

  • 近世林業地の分類に対する考察

    和田 蒼大, 芳賀 大地 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 221-, 2022-05-30

    ...ただし、伐採には監督が必要であったり、私有林から御用材を徴発されたりするなど、自由に扱えたわけではなかった。植林は救済事業としての意味合いも大きかったためこの点は三類型的であるといえた。全体的には一類の要素が大きいが、二類と三類の要素も無視できないと考えられた。智頭林業の把握するべき点が西川―鷲尾説と整合的であるか、より考察を重ねる必要がある。</p>...

    DOI

  • UAV画像を用いた造林木位置推定手法の検討

    中川 太人, 加藤 正人, 鄧 送求 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 110-, 2022-05-30

    ...<p> 我が国の人口針葉樹林の約半数が伐採適齢期を迎える中で、森林経営管理制度の施行等により主伐後の再造林の増加が予想される。また、令和2年4月から森林整備事業の申請・検査においてUAVから取得したオルソ画像の利用が認められた。これらのことから造林地でのUAV利活用に期待がなされている。...

    DOI

  • 森林由来の輸入バイオマスによるバイオマス発電の気候変動対策効果の検討

    泊 みゆき 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 26-, 2022-05-30

    ...<p>森林由来、特に自然林を伐採した全木由来バイオマスによるバイオマス発電の気候変動対策効果は、廃棄物・副産物由来の木質バイオマスとは大きく異なる。従来、バイオマスはカーボンニュートラルとされてきたが、木材を燃焼させれば熱量あたりで石炭以上のCO2が排出される。...

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  • 森林伐採後の新たな土地利用の高分解能衛星画像によるAIを用いた判別

    鷹尾 元, 笹川 大河, 佐竹 崚 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 309-, 2022-05-30

    ...<p>土地利用変化時の土壌炭素量変化に科学的裏付けを与えるために、森林伐採後の土地利用・被覆をAIによる高分解能衛星画像の自動判別により分類する手法を開発した。基本となる土地利用分類は「森林」、「農地」、「草地」、「開発地」、「その他」であるが、「開発地」への変換後の土壌炭素の変化はその被覆の種類により異なるので、「開発地」をさらに「裸地」、「建物」、「道路」等の土地被覆に細分した。...

    DOI

  • 択伐後の伐根周囲に植栽したトドマツ大苗の生存と樹高成長

    尾張 敏章, 松井 理生, 鈴木 智之, 延 栄一, 木村 徳志 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 349-, 2022-05-30

    ...<p>持続的な択伐施業では、伐採に伴って生じた林冠ギャップが下層から進界した更新木により修復されることを前提とする。更新木の継続的な新規加入が必要とされる一方、伐採後の天然更新が不良である林地も比較的多い。天然林施業における更新補助作業として、単木択伐後の伐根周囲に数本ずつ苗木を補植する試みは古くからあった。...

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  • 東京港野鳥公園の常緑広葉樹萌芽における葉のポリフェノール濃度

    矢作 和樹, 戸田 浩人, 崔 東壽 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 436-, 2022-05-30

    ...本研究では,常緑広葉樹萌芽のPP濃度について基礎情報を把握するため,東京港野鳥公園において伐採から1年が経過した3樹種(ウバメガシ,トウネズミモチ,マテバシイ)の萌芽を対象に葉のPP濃度を調査した。また,PP濃度に影響する要因を明らかにするため,葉の全炭素・窒素濃度,SPAD値,切株の最大萌芽高などの測定を行った。...

    DOI

  • 市町村森林行政の業務実態と実行体制(3):情報システムの整備に着目して

    鹿又 秀聡, 石崎 涼子, 笹田 敬太郎 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 60-, 2022-05-30

    ...アンケートの結果から、市町村の森林GIS導入率は8割を超えるものの、地籍情報、路網、森林経営計画、伐採届申請箇所といった業務に必要な情報のデジタル化が遅れていることが明らかとなった。背景には、各種申請が紙ベースであることが多く、添付される図面も相対座標であることが挙げられる。そのため、スマート化を進めていくためには、絶対座標を軸とした電子申請システムの整備が重要である。</p>...

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  • 岩手県産アカマツの消費者への認知度と住宅利用の実態

    那須野 まこ, 泉 桂子 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 223-, 2022-05-30

    ...岩手県では被害の防止、資源の有効活用の観点から未被害材の伐採・利用を進めている。本研究の目的は、第一に県内消費者のアカマツの抱える問題の理解度、県産材利用の意向、第二に盛岡周辺でのアカマツの建築材としての利用における地域独自の工夫や対応について明らかすることである。...

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  • 木質バイオマス燃料のサプライチェーン別ライフサイクルGHG排出量推計

    大久保 敏宏 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 28-, 2022-05-30

    ...</p><p> そこで、本研究では6パターンのサプライチェーンを想定し、文献調査や事業者ヒアリングなどの実態調査に基づき条件を設定した上で、伐採工程から需要施設到着までのGHG排出量(g-CO<sub>2</sub>/MJ)を試算した。</p><p> その結果、チップの場合、輸送距離30km程度まではGHG排出量に明確な差は生じなかった。...

    DOI

  • 高知県土佐清水市辛川山国有林におけるコウヨウザンの萌芽更新

    磯田 圭哉, 山口 秀太郎, 福山 友博 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 343-, 2022-05-30

    ...四国森林管理局では、この萌芽更新林分の一部を再度伐採し、2度目の萌芽更新の試験を行っている。1度目の萌芽更新では多幹となった個体がほとんどで、直材を得る場合には単幹となる施業が必要と考えられたため、萌芽枝を間引きして整理する試験を実施した。今回、萌芽枝の整理本数と成長について得られた結果を報告する。</p><p>萌芽枝の整理は、伐採後15か月目となる2019年5月に実施した。...

    DOI

  • 斜面形状に基づく植栽地点の自動生成

    白澤 紘明, 古家 直行 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 585-, 2022-05-30

    ...このアルゴリズムでは、将来の伐採作業や機械走行の安全性・効率性を担保するため、植栽列は斜面方位に沿った形で適切に配置される。</p><p> 開発アルゴリズムは植栽計画における幾何的な要素(植栽地点や列など)を決定するものである。将来作業を見据えて、列は基本的に最大傾斜線方向に沿って配置するものとした。...

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  • 苗畑におけるコナラの竹筒播種試験

    星野 大介, 川崎 達郎, 明間 民央 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 142-, 2022-05-30

    ...<p>伐採跡地の森林再生には天然更新法では不確実性が高く、人工植栽法では育苗コストがかかる。そこで確実で省力的な更新技術の開発が求められている。日本各地には地表に挿した竹筒の内部に播種する方法の伝承がある。竹筒播種が樹木の更新に有効であるのか検証するため、コナラに対して所構内の苗畑で試行し、生残量と成長量を計測したので報告する。2018年に母樹1本から種子を採取し、冷蔵中に発根させた。...

    DOI

  • アカマツ上木の択伐跡地における2年目の広葉樹の更新

    山﨑 千種, 城田 徹央, 齋藤 仁志, 岡野 哲郎 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 319-, 2022-05-30

    ...また、50cm以下の更新個体は草本やつる植物と競合する傾向が見られたため,今後伐採からの経過年数とともにどのように更新していくのかモニタリングをする必要がある。</p>...

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  • コナラ林伐採後のホオノキ実生の分布と生残

    杉田 久志, 中島 春樹, 長谷川 幹夫 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 355-, 2022-05-30

    ...ホオノキ天然更新の施業法を検討するため、コナラを主とする里山林伐採後に発生したホオノキ実生の分布と成木からの距離との関係、刈払いが実生生残に及ぼす効果を調べた。調査地は富山県小矢部市の名畑試験地(0.30ha)と氷見市の仏生寺試験地(0.23ha)で、前者がホオノキの少ない林分(3株/ha)、後者が多い林分(77株/ha)であり、ともに2019年度に伐採が行われた。...

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  • 針葉樹人工林の伐採地に保持した広葉樹とその量に対するコウモリ類の応答

    河村 和洋, 手島 菜花, 赤坂 卓美, 山中 聡, 中村 太士 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 37-, 2022-05-30

    ...本研究では、北海道中部のトドマツ人工林において、皆伐、広葉樹を単木的に保持して伐採する中量保持(50本/ha)と大量保持(100本/ha)、成熟人工林の4処理(それぞれ3区)でコウモリ類の音声を収集し、出現属数と好む生息地の異なる各グループ(林内、エッジ、開放地)の活動量を処理間で比較した。保持区の属数と林内種の活動量は皆伐区よりも高かった。...

    DOI

  • 哺乳類と森林管理:ヒグマを例に

    富田 幹次 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 40-, 2022-05-30

    ...<p> 植林や伐採といった林業に伴う森林環境の改変は野生動物に様々な影響をおよぼす。林業は野生動物に対して必ずしも悪影響をもたらしてわけではなく、改変された森林環境を野生動物が積極的に利用しているケースも数多く報告されている。こうした事例を蓄積していくことは、森林生態系に配慮しながら木材生産を維持していく持続可能な森林管理を達成するために重要である。...

    DOI

  • 山地の植生の歴史的な安定性はまだよくわかっていない

    大住 克博 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 13-, 2022-05-30

    ...天然の温帯性針葉樹の伐採時期は、古代から近世まで、地域により大きく異なる。また里山の多くは、中世後半から近世にかけて、一旦無立木地化する。それらは多様な土地利用・人為攪乱により形成され、植生も刈敷採草地、萱場、牧、笹生い地、柴山、荒廃地など多様であった。近世末期から近代にかけて、その跡に森林が再生するが、それらの種構成や構造は、過去の土地利用履歴、人為攪乱様式に対応して様々に変化した。...

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  • コナラ・ミズナラにおける萌芽と潜伏芽の関係

    木村 悠里, 本間 航介 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 443-, 2022-05-30

    ...本研究では、伐採による潜伏芽の動態調査と潜伏芽の生産から消失までの履歴を追跡するX線CT装置を用いた調査を組み合わせ、コナラとミズナラの萌芽再生のメカニズムを明らかにすることを目的とした。ミズナラは多くの潜伏芽をクラスター状に集める傾向が強く、コナラより多くの萌芽枝が発生した。コナラ・ミズナラ共に成長初期段階に潜伏芽を多数蓄積し、攪乱後にほとんどをリリースして潜伏芽は減少していた。...

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  • 保安林制度と林業経営との関係:常陸太田市民有水源かん養保安林に注目して

    加藤 葉月, 立花 敏 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 65-, 2022-05-30

    ...また、常陸太田市における2016~20年度の主伐率と間伐率を保安林と非保安林とで比べると、1年平均で主伐率が0.60%と0.08%、間伐率は1.51%と0.60%であり、保安林の伐採率が高いことが分かった。水源かん養保安林の指定により固定資産税の非課税、相続税評価額の30%控除を受けられることから、税負担の軽減を図りながら主伐を行うことが可能である。...

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  • 山地災害を抑制するための森林管理と対策に関する言説レビュー

    佐藤 宣子 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 179-, 2022-05-30

    ...そうした中で、特に伐採活動が盛んな九州等において、皆伐施業や林道・作業道の作説方法など森林管理のあり方が災害を誘発しているのではないか、といった疑問が地元住民などから呈されるようになっている。</p><p> しかし、森林科学分野で山地災害を主な研究対象とする砂防学分野だけでは、この疑問に応えることは難しく、森林諸科学の学際的な研究が求められている。...

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  • ヒノキ実生コンテナ苗の植栽1年目の成長に及ぼす育苗の影響

    茂木 靖和, 渡邉 仁志 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 339-, 2022-05-30

    ...これらの苗を岐阜県下呂市のヒノキ伐採跡地に単木混交で植栽し、育苗条件が植栽1年目の成長に及ぼす影響を検討した。16本/条件の苗を植栽したが、ウサギの食害や枯死が発生したためこれらを除く10~15本/条件を評価した。...

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  • 北東北の古い植栽試験地のデータからみた落葉広葉樹数種の成長特性

    梶本 卓也, 酒井 敦, 野口 麻穂子, 齋藤 智之, 直江 将司, 太田 敬之 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 362-, 2022-05-30

    ...とくに用材生産を重視して伐採方法やその後の林分管理等を考えるためには、主要樹種の生育適地とともに樹形の発達過程や成長速度などの情報も把握することが重要となる。しかし、こうした落葉広葉樹の樹種特性に関しては、これまでおもに天然生林での生態研究を通じて得られた知見が多く、初期密度や立地条件が揃った人工林で成長経過を樹種間で比較する事例はまだ限られている。...

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  • 市町村森林行政の業務実態と実行体制(1):施業監督業務に着目して

    石崎 涼子, 鹿又 秀聡, 笹田 敬太郎 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 58-, 2022-05-30

    ...伐採届を受理する際、市町村が有する他の登録情報との照合を行っている団体は約6割で、保全対象や水系の有無、地質、傾斜などの確認等を実施する団体は少数派であること、特に担当者数が少ない団体での実施率が低いことなどが明らかとなった。担当者数が少ない団体では、法令やマニュアルの理解、スギなどの造林樹種の判別が難しいとする団体が過半を占め、そもそも樹種判別等の必要性を意識したことがない団体も一定割合いる。...

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  • 北海道内でのエゾサルノコシカケによるカラマツ幹腐朽被害

    山口 岳広 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 648-, 2022-05-30

    ...また高齢カラマツ伐採林分で伐根面の白色孔状腐朽を探索し腐朽菌の分離を試みた。</p><p> 道内のカラマツ6本から子実体を採取し,2箇所のカラマツ伐根から本菌による白色孔状腐朽材を得た。...

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  • バッファゾーン整備に伴う木質資源利用の持続可能性

    森野 真理, 大戸 悠矢 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 247-, 2022-05-30

    ...の伐採面積は0.24haであった.伐採面積で換算すると,約13年で予定範囲を一巡することになり,同規模のまま間伐管理すれば,再生可能であると考えられた.発生した木質バイオマスは,住民によって主に3種類の薪に加工され,市内の施設に販売されていた.ただし,取組は,利益重視でなく,作業を通じた住民同士の交流の場として位置づけられ,集落維持に重点がおかれていた.経費の88%は人件費であったが,伐採・搬出・加工作業...

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  • 兵庫県南東部における自然回復緑化地での林分構造の動態と管理方法の検討

    吉岡 鷹彦, 堀田 佳那, 川田 直人, 野口 結子, 谷内 廉, 石井 弘明 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 448-, 2022-05-30

    ...そこで本研究では持続的な管理が自然回復緑化地の植生動態に与える影響を評価し、管理方法について検討することを目的とし、マツ枯れ予防のために試験的に伐採した緑化地(伐採区)と伐採していない対照区、及び緑化地に隣接しマツ枯れが進行している二次林(目標林)における9年間の林分構造の変化を調査・解析した。...

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  • 枯死木の炭素貯留量に影響を及ぼす環境要因の解析

    川西 あゆみ, 石塚 成宏, 酒井 佳美, 相澤 州平, 平井 敬三, 稲冨 素子, 大曽根 陽子, 南光 一樹, 鵜川 信 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 173-, 2022-05-30

    ...枯死木の炭素量は、林分のバイオマス量や林齢だけでなく、伐採や間伐などの森林管理、雪害や台風などの風倒害などの影響を受けると考えられる。そこで日本全国2,674箇所の調査から得られた枯死木 (倒木、根株、立枯木)の炭素蓄積量を目的変数とし、気象、材積、施業履歴などの要因を説明変数とした一般化線形モデル (GLM)を用いて枯死木量の決定要因を解析した。...

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  • 林地の伐採されやすさに影響する要因の近隣自治体間での比較

    山田 祐亮, 志水 克人 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 274-, 2022-05-30

    ...<p>実効性の高い森林計画を策定するためには、対象とする地域の林業の傾向、ひいては伐採が行われやすい林地の条件を把握することが重要である。本研究では皆伐の行われやすさに影響する林地の条件を地域ごとに明らかにするため、研究対象地の隣接する3つの某市で皆伐の有無を目的変数としたロジスティック回帰を行った。...

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  • フタバガキ科樹木<i>Shorea albida</i>の遺伝的多様性と集団構造

    小笠原 実里, Cobb Alexander R., Sukri Rahayu S., Metali Faizah, 上谷 浩一 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 378-, 2022-05-30

    ...<p>ボルネオ島北部の泥炭湿地林で優占する<i>Shorea albida</i>は、伐採等により集団サイズが減少しており、効果的な保全には遺伝的情報が必要である。本研究では、ブルネイの<i>S. albida</i> 11集団・166個体について、18のマイクロサテライト領域の遺伝子型を決定し、遺伝的多様性や遺伝的構造を評価した。...

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  • スギ林を対象にした斜面安定解析の例

    岡田 康彦, 黒川 潮 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 553-, 2022-05-30

    ...また、収穫などのために伐採がなされると、残された根株周辺の根は腐朽してその強度を低下させる。従って、根系による斜面の補強効果は、立木の状態に応じて変化している。...

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  • PITタグを用いて推定したトドマツ林に生育するミズナラの動物種子散布

    中西 敦史, 石橋 靖幸, 伊東 宏樹, 山本 茂, 谷村 亮, 佐藤 太一, 山嵜 孝一 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 145-, 2022-05-30

    ...そして、ボサ(伐採後に集積された幹・根株・末木枝条など)が残存林の林縁に多くあった試験地では、検出された種子散布の半数以上がボサの下への散布だった。...

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  • NFCタグによる立木カタログ化で里山広葉樹材の活用を展開する

    黒田 慶子, 早川 慶朗, 山崎 正夫, 松岡 達郎, 東 若菜, 谷内 廉 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 188-, 2022-05-30

    ...伐採時には樹幹基部にタグを残し、次世代の萌芽育成に利用する。玉切り段階で丸太にタグを追加し、製材過程でタグの追加またはQRコードに交換しつつ、トレーサビリティを保障する。2021年には北海道や兵庫県内で実証実験を行い、タグ付け、伐採、製材、販売へと一通りの作業を行って、里山材の流通に有用であることを確認した。</p>...

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  • クロモジの伐採高が伐採後の萌芽発生におよぼす影響

    高橋 輝昌, 柴崎 則雄 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 217-, 2022-05-30

    ...個体ごとの平均萌芽発生本数は伐採高10 cmで15本、伐採高30 cmで13本、伐採高60 cmで14本、伐採高100 cmで19本であった。萌芽のうち、幹と枝に発生したものの割合は、伐採高10 cmで24 %、伐採高30 cmで48 %、伐採高60 cmと100 cmで65 %であった。地面から発生した萌芽数は、伐採高の低い個体で多くなった。</p>...

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  • 人工林伐採跡地の植生発達に伴う森林性ネズミによる堅果運搬場所の変化

    大野 友揮, 久保田 匠眸, 平田 令子, 山川 博美, 伊藤 哲 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 322-, 2022-05-30

    ...</p><p> 堅果の伐採跡地方向への平均運搬距離は、伐採後3年目は2.5m、4年目は6.1m、17年目は14.2mであった。また、堅果の運搬割合が高かった場所は、伐採後3年目は林縁と照葉樹二次林、伐採後4年目は伐採跡地、17年目は伐採跡地、スギ人工林、林縁であり、年ごとに堅果運搬場所の傾向が異なっていた。</p>...

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  • 択伐後のヒバ林における残存個体の成長に影響する要因

    櫃間 岳, 八木橋 勉, 酒井 敦, 齋藤 智之, 野口 麻穂子 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 357-, 2022-05-30

    ...1927年に青森県内の国有林に設定された.これまでに実施した6回の択伐により650m<sup>3</sup>/haの総収穫量が得られた一方,林分蓄積は400m<sup>3</sup>以上に保たれていることから,冷水沢での約100年におよぶ択伐施業は,林分蓄積を維持しながら多くの木材を生産したと評価できる.個体の動態を見るため,試験地内の胸高直径5cm以上の個体の胸高直径(DBH)を,1970年までは伐採...

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  • 将来木施業を行う40年生ヒノキ人工林における間伐時の選木

    太田 敬之, 仲田 昭一, 中山 優子, 菊池 敏男 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 370-, 2022-05-30

    ...最終伐採時まで残す木を「将来木」とし、その成長を促進する形で間伐が行われる。間伐木の選定基準について調べるため、31区画のすべてのヒノキの胸高直径、樹高を測定し、7区画で立木位置図の作成を行った。将来木としては各区画の10~23%が選ばれた。ヒノキは良い順に特上、上、中上、中下、下の5つの品等に区分された。...

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  • 人工林における天然木の実験的な保持は鳥類群集を支持する

    山浦 悠一, 雲野 明, J. A. Royle 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 38-, 2022-05-30

    ...そこで私たちは針葉樹人工林を伐採する際に広葉樹を残す操作実験を立ち上げ、伐採前後で伐採が行なわれた処理区と伐採が行なわれない対照区で鳥類を調査した。結果は、伐期を通して広葉樹の保持が森林性鳥類の総個体数を増加させることを示した。この正の効果は凹型の形を有しており、土地の共有が土地の節約よりも有利で、小さな収益の減少は大きな保全上の便益を生むことが示された。...

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  • 萌芽枝整理された根株移植個体の樹液流速

    Sota Watanabe, Kotaro Sakuta, Yoshiyuki Miyazawa 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 417-, 2022-05-30

    ...<p>根株移植は、樹木個体を地際から伐採し、緑化資材として利用するものであるが、樹種によっては萌芽枝を多数発生させることから移植後の適切な管理が必要となる(萌芽枝整理)。</p><p>萌芽枝整理は葉量減少をともなうことから、根株移植個体の光合成生産や水分収支などに影響するため、適切な伐採量を設定する必要がある。...

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  • 数値標高モデルを用いたコナラ当年枝の<sup>137</sup>Cs移行係数の空間解析

    小松 雅史, 松浦 俊也, 長倉 淳子, 金指 努, 三浦 覚 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 49-, 2022-05-30

    ...<p>原発事故の影響を受けた地域では、伐採されたコナラなどが、シイタケ原木として利用できる当面の指標値(50Bq/kg)を超えることがある。樹木の放射性セシウム濃度は土壌の放射性セシウム沈着量に加え、交換性カリウムなどの土壌養分量に影響を受けて変化するため、これまで原木として使えるかどうかは実際に伐採して検査するまではわからない状況であった。...

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  • 高等学校における森林・林業教育の教育内容の分析-専門学科・コースの事例

    井上 真理子, 大石 康彦 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 105-, 2022-05-30

    ...実習内容には、森林科学(樹木観察、育苗、森林保育、伐採・搬出、チェーンソー)、森林経営(測樹・森林調査、樹幹解析)、林産物利用(木工、きのこ栽培)があったが、担当者で異なった。教科書全体を教えるには、どの高校でも授業時間が不足しており、教育目標に応じた教育内容の整理と体系化が課題にあげられた。</p>...

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  • 沖縄島北部人工林での異なる伐区形状とサイズが更新木の種組成に及ぼす影響

    谷口 真吾, 新関 一心, 松本 一穂 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 39-, 2022-05-30

    ...そこで本研究は、人工林の伐採収穫法として通常に実施されてきた5~10ha程度の大面積皆伐一斉皆伐とやんばる型森林業の指針に基づいた「帯状伐採」により収穫伐採した2種類の伐採跡地での後継樹の更新と成長を比較した。その結果、2つの人工林施業地では目的樹種(植栽木)以外に侵入木が多樹種、多本数、更新し、伐採のタイプにより本数密度、成長率に違いが認められた。...

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  • 原発事故後更新した10年生コナラ株内における<sup>137</sup>Cs濃度のばらつき

    小川 秀樹, 熊田 淳, 齋藤 直彦 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 48-, 2022-05-30

    ...萌芽更新したコナラの汚染状況の把握は、きのこ原木利用の参考となるが、これまでの研究の多くは伐採から数年経過後の若い萌芽枝で実施されていた。そこで、事故前となる2011年2月に伐採してから10年が経過し、収穫期が近づいているコナラ更新株において、株内の汚染状況を調査した。3株から各3本の幹を選び、切株に近い位置の幹、太枝、中枝、小枝、葉を採取して、放射性Cs濃度を測定した。...

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  • 旧薪炭林広葉樹材を活用した熱供給事業の可能性

    羽里 信和 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 31-, 2022-05-30

    ...</p><p>伐採方法は作業道を新たに開設し、作業道からの縦距離50mについて、伐採幅10mと保全幅10mの帯状間伐で50%の伐採率とし、15年回帰で伐採を計画する。その際①大きな木は基本的に伐採する、②次世代の木は残す、③枝条まで全木利用する、④質のよい木は素材利用する方法で実証することとしている。また別途「都会の森」として都市剪定枝からの安価な準乾燥チップ生産も行う予定である。</p>...

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  • 天然生針広混交林の択伐施業地における40年間の変化

    吉田 俊也 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 358-, 2022-05-30

    ...広葉樹は、後半20年の期間、過去の伐採量に対する回復率をおおむね改善し、主要樹種の中ではとくにミズナラの値が高かった。また、新規加入率は、カンバ類をはじめとする広葉樹で高く、針葉樹では低かった。全体として、20-40年の期間においては、針葉樹の蓄積が減少に転じ、遷移初期種を主とする広葉樹の増加傾向がより明瞭となっていた。</p>...

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  • 愛知県数地点におけるトチノキの成長解析

    橋本 啓史, 須藤 蓮 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 360-, 2022-05-30

    ...<p>2019年4月に愛知県名古屋市天白区にある名城大学構内に並んで生育していたトチノキ成木3個体が伐採されることとなり,幹からの円盤採取と根系の観察をする機会を得た.3個体からそれぞれ高さ0.2,4.0,6.0,8.0,10mにおける円盤を採集し,樹幹解析を行った.伐採前に樹高と胸高直径を計測した.3個体の樹齢(0.2mでの年輪数)はそれぞれ53年,54年,39年,樹高はそれぞれ13m,14m,13.1m...

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  • 異なる高さで測定されたスギの幹におけるCO2動態

    楢本 正明, 沖原 典史 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 423-, 2022-05-30

    ...一定期間測定後に、樹液流を停止させるために樹冠部を伐採し、伐採位置より下部において引き続き測定を行った。伐採前後での比較から、樹液流が幹CO2放出に及ぼす影響について解析する。</p>...

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  • ネットゼロ目標に対する森林の貢献度評価に向けて

    松井 哲哉, 石塚 成宏, 柳田 高志, 江原 誠, 小南 裕志, 津山 幾太郎, 平田 晶子, 酒井 寿夫, 橋本 昌司, 北原 文章, 西園 朋広, 山田 祐亮, 久保山 裕史, 早舩 真智, 加用 千裕, 小井土 賢二, 髙田 依里, 外崎 真理雄, 森田 香菜子, 古川 拓哉, 藤間 剛 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 497-, 2022-05-30

    ...そこで本研究では2050年に至る土地利用・管理シナリオを仮定し、シナリオごとの森林炭素吸収量や伐採木材製品(HWP)による炭素固定量を推計可能な森林吸収源評価システムの構築を目的とすると同時に、政策的な観点から日本のカーボンニュートラル実現への貢献度や有効性を評価する。本発表においては、研究計画および初期の成果について紹介する。</p>...

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  • 作業道の簡易排水を用途とする粗朶の空隙率計測手法の検討

    山口 智, 小川 泰浩, 田中 良明, 鈴木 秀典 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 577-, 2022-05-30

    ...林道や作業道では、粗朶の材料としてモウソウチクの割竹の代わりにヒノキの伐採木の枝条も考えられる。ところが、ヒノキ枝条の粗朶自体、内部がどのような構造をしていて、空隙がどのくらいあるか、その配置がどのようであるか不明である。...

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  • ハチ追いに関わるローカルルールの地域間比較

    新開 一馬, 岩永 青史, 原田 一宏 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 72-, 2022-05-30

    ...領有性が低い付知では、ヒノキ伐採に従事する移住者を受け入れてきた歴史的要因が背景にあると考えられる。一方で、クロスズメバチの生育条件がよくない石野では、他地域にも足を延ばす必要があるという地理的要因が見られた。域内で完結しない採取が行われる石野のような場合には、ハチ追いグループ等によるルールの明文化や周知が必要となり、そのことが伝統文化を繋いていくことに貢献するであろう。</p>...

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  • 林業関連情報に基づく市町村の分類階層が地域の伐採材積推定に及ぼす影響

    津田 高明, 滝谷 美香, 大野 泰之 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 276-, 2022-05-30

    ...人工林資源の将来予測においては、重要な因子として伐採齢分布が挙げられるが、伐採齢分布は造林木の地位や地域労働力等の林業に関する属性により変動する可能性がある。本研究では、北海道の市町村(179団体)にあるカラマツ一般民有林を対象に、各市町村の伐採齢分布の把握と地位等の林業に関連した属性との対応関係を分析した。...

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  • 積雪地帯における早生樹センダンの森林造成技術の開発

    向野 峻平, 富沢 裕子, 千木 容, 小谷 二郎 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 332-, 2022-05-30

    ...<p> 全国的に針葉樹人工林が主伐期を迎え、森林資源の持続的な利用の観点から、伐採後の再造林の推進が望まれている。そのような中、20~30年という比較的短い期間で木材としての利用が見込まれる早生樹が、造林樹種としての選択の可能性も要望されている。...

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  • 山梨県におけるカラマツ高齢人工林に対応した樹高成長曲線の修正と現況

    長谷川 喬平, 長池 卓男, 酒井 武 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 372-, 2022-05-30

    ...また、県内のカラマツ人工林はやや高い密度で育成され標準伐採齢を迎えた林分が多く、長伐期に切り替えるにあたり標準伐期齢以降に間伐されている。しかし、このような林分を間伐することで生長が改善されるか確認する必要がある。そこで50年生以降に2度間伐されたカラマツ人工林2林分(67年生と70年生)で成長錐コアを採取し、成長経過を調査した。...

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  • 人工光利用による苗木育成の試み

    下山 真人, 溝田 陽子 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 136-, 2022-05-30

    ...③季節を問わず育成できるため,露地栽培の出荷時期以外でも伐採後の植林に苗木を供給できる。</p><p>上記アイデアを検証するため,大林組技術研究所内の人工光型植物栽培施設で,これまでの高機能性野菜栽培技術を展開して,水,光,室温など環境制御下による試し栽培を行った。今回の適用はコウヨウザン,カラマツである。</p><p>発芽前処理した種子を種まき培養土に播種し,人工光型栽培施設で育成した。...

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  • 導入:森林バイオマス利用における炭素負債問題

    相川 高信 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 25-, 2022-05-30

    ...再吸収時間の計算にあたっては、空間スケール(林分/景観)や計算開始時点(伐採時/植栽時)、効果発現に期待される時間軸(10年後/2050年まで)、利用部位の違い(幹/残材)、比較の仕方(相対/絶対)、比較対象ケース(発電/熱利用)の選択など、種々の計算条件・前提の違いがもたらす結果の違いがあることを示す。...

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  • 放置竹林整備対策の地域性と多様性

    陳 田, 石橋 整司, 安村 直樹, 齋藤 暖生 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 257-, 2022-05-30

    ...調査の結果、竹林拡大対策において特に充当される財源に共通点が多く、竹の伐採処理など竹林拡大を抑制する対策は全国的に共通の試みが行われていた。この傾向は今後も大きく変わることはないと考えられる。...

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  • 広葉樹植栽木への食害傾向は低木層の刈払いによって異なるのか

    羽田 珠里, 伊藤 哲, 平田 令子, 山岸 極 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 325-, 2022-05-30

    ...<p>人工林の部分伐採と植栽導入により広葉樹林化を図る場合、被圧および動物の食害による成長阻害が課題となる。低木層は植栽苗を被圧して苗の成長を抑制するが、一方でシカ食害から苗を保護する効果も予想される。そこで本研究では、低木層の刈払いにより露出した植栽木への食害を明らかにするため、2019年3月に苗木を植栽した広葉樹林化試験地で低木層の一部を2021年5月に刈払った。...

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  • 保持林業実証実験における枯死材性甲虫類の保持木に対する選好性

    山中 聡, 上田 明良, 尾崎 研一 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 36-, 2022-05-30

    ...<p>保持林業とは、森林に存在する重要な構造や生息する生物を伐採後も長期にわたって維持する森林管理であり、生物多様性保全と木材生産との両立を可能とする手法として注目されている。日本国内においても、北海道のトドマツ人工林に侵入した広葉樹を伐採地に残す実証実験が行われ、保持林業は伐採直後の森林性種の減少を緩和する効果があることが実証されつつある。...

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  • 熱帯季節林での蒸発散は極端な高温・乾燥条件を経てどのように復旧するのか

    清水 貴範, 壁谷 直記, 飯田 真一, 玉井 幸治, 清水 晃 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 545-, 2022-05-30

    ...しかしながら、同国も近年は急速に経済発展を遂げており、それに伴って多くの森林が伐採され、商品作物の栽培などが盛んに行われるようになっている。このような状況下で、近年に頻度と激しさを増している気候変動の影響が、同国に残された貴重な天然生の熱帯季節林の生態にどのようなインパクトを及ぼすのかについて、継続的に調査を行ってきた。...

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  • 沖縄県のフクギ屋敷林の持続可能な管理において住民合意形成に関する研究

    山崎 澪二, 陳 碧霞 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 78-, 2022-05-30

    ...その為、ライフスタイルの変化や戦後の農村整備事業などにより、一部地域では伐採され、その景観の消失が後を絶たない。フクギ並木は、歴史文化景観、自然環境保全の観点から、沖縄の重要な遺産であり、持続可能な管理を行っていく必要性がある。...

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  • 森林の成長と利用に係る炭素負債問題についての一考察

    古俣 寛隆, 相川 高信, 加用 千裕 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 27-, 2022-05-30

    ...本発表では、森林バイオマスをエネルギーや木質材料として利用する複数のシナリオ (森林バイオマス利用シナリオ) を作成し、単位森林面積あたりのCO2収支を評価するとともに、森林を伐採せず、化石燃料および非木質材料を利用するシナリオのCO2収支を算定した比較結果を報告する。</p>...

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  • 効率的な森林バイオマス推定手法の検討

    若月 優姫, 戸田 真理子, 内藤 千尋, 永田 早希, 清水 真人, 桝本 みな, 真砂 陽太郎 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 583-, 2022-05-30

    ...<p>森林の地上部バイオマス量や、成長・撹乱プロセス・伐採といった森林の動態を正確、かつ効率的に把握する手法は、気候変動緩和の観点からだけではなく、林業分野、企業による環境保全活動等、様々な方面から求められるようになっている。近年、リモートセンシングを活用した森林モニタリング技術の発展は目覚ましく、広域での森林現況の把握には欠かせないものとなりつつある。...

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  • スギ挿し木苗の植栽後2~10年時における立木応力波伝播速度及びヤング率の年次変動

    池田 潔彦, 山本 茂弘, 袴田 哲司, 山田 晋也 木材学会誌 68 (2), 66-76, 2022-04-25

    ...また,それらを6~10年時に伐採した丸太ヤング率を計測し,若齢期における材質評価手法の適用について検証した。各系統の立木<i>V</i><sub>p</sub>は,苗植栽後の2~10年時にかけての年次変動に伴う系統間差が認められ,各計測年次間における回帰式が高い決定係数となり系統間差が継続していることが窺えた。...

    DOI Web Site 参考文献9件

  • 木材の伐採 • 搬出のイノベーション

    有水 賢吾 Material Cycles and Waste Management Research 33 (2), 144-150, 2022-03-31

    ...本稿では,森林の循環的な利用のために必要となる木材の伐採および搬出作業について,近年の自動化や新たな機械の開発の動向について示す。...

    DOI Web Site 参考文献7件

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