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検索結果 3,156 件

  • 繊毛虫コルポーダ休眠シストのガンマ線耐性と傷害後の細胞修復

    十亀 陽一郎, 齊藤 瞭汰, 箱﨑 惇太朗, 山野邊 裕樹, 齋藤 剛瑠, 矢吹 一真, 齊藤 優汰 比較生理生化学 41 (1), 44-52, 2024-04-03

    ...近年我々は,コルポーダ・ククルスの休眠シストが強いガンマ線耐性をもち,休眠シストにおいて細胞の傷害が積極的に修復されていることを明らかにした。本総説では,コルポーダ・ククルスの休眠シストについて,特にそのガンマ線耐性と傷害後の細胞修復を中心に紹介する。</p>...

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  • モモ品種,選抜系統の低温要求量および高温要求量

    八重垣 英明, 末貞 佑子, 河野 淳, 澤村 豊 農研機構研究報告 2024 (17), 71-77, 2024-03-29

    ...<p>地球温暖化の影響によるモモの栽培適地の北上や自発休眠覚醒の遅延への対策として,低温要求量の少ない品種の導入が考えられる.本研究では低温要求量が少ないと考えられる品種および選抜系統の切枝を用いた調査を 4 年間行い,それぞれの低温要求量および高温要求量を明らかにした.供試個体の低温要求量は,chilling hours で 225 CH から 862 CH の,chill unit で 346...

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  • ムギ類の重要形質と育種

    佐藤 和広 マイコトキシン 74 (1), 19-23, 2024-01-31

    ...i>Qsd1</i>は著者らによって単離された.さらに,<i>Qsd1</i>の3種類のコムギ同祖遺伝子に共通する配列を標的としたゲノム編集によって作出した三重変異体では種子休眠が1週間程度長くなり,穂発芽耐性向上の効果が期待される....

    DOI Web Site 参考文献14件

  • Dynamic action of an intrinsically disordered protein in DNA compaction that induces mycobacterial dormancy

    西山, 晃史, 清水, 将裕, 成田, 知恕, 古寺, 哲幸, 尾関, 百合子, 横山, 晃, 眞栁, 浩太, 山口, 雄大, 袴田, 真理子, Shaban, AminaKaboso, 立石, 善隆, 伊東, 孝祐, 松本, 壮吉 Nucleic Acids Research 52 (2), 816-830, 2024-01-25

    Mycobacteria are the major human pathogens with the capacity to become dormant persisters. Mycobacterial DNA-binding protein 1 (MDP1), an abundant histone-like protein in dormant mycobacteria, …

    HANDLE

  • 侵略的外来水生植物の代謝産物がミジンコ休眠卵の孵化に及ぼす影響

    林 紀男 日本水処理生物学会誌 60 (1), 19-24, 2024

    ...また,浮島状群落下で採取・濾過した水およびミジンコ休眠卵を用いた休眠打破試験では,休眠打破に外来水生植物の産生する他感作用(アレロパシー)物質が関与していることが示唆された。特にナガエツルノゲイトウとオオバナミズキンバイが拮抗関係にある浮島状群落下で採取・濾過した水では,ミジンコ休眠卵の休眠打破が完全に阻害される事実が認められた。...

    DOI Web Site 参考文献9件

  • エンジイン生産誘導エリシターのハイスループットスクリーニング系の開発

    林 謙吾 ファルマシア 60 (4), 342-342, 2024

    ...エンジインは,DNAのマイナーグルーブに結合し,生体内の反応により芳香環化され,それに伴って発生するビラジカルがDNAを切断することで,強力な抗菌および抗腫瘍活性を示す.これまで,数十種類のエンジインおよび芳香環化体が単離されているが,微生物ゲノムの解析からは,より多くのエンジイン生合成遺伝子クラスターの存在が示唆されている.しかしながら,多くのエンジイン生合成遺伝子は,通常の培養条件において発現量が低い休眠遺伝子...

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  • 環境DNAを用いた江の川水系におけるオオカナダモの繁茂ポテンシャルの推定

    宮平 秀明, 宮園 誠二, 赤松 良久 土木学会論文集 80 (16), n/a-, 2024

    ...えるために,流域全域におけるオオカナダモが異常繁茂し得る河川区間を効率的に把握し駆除する必要がある.本研究では,江の川水系を対象に環境DNA分析を用いてオオカナダモの繁茂状況の把握を行った.続いて,オオカナダモ繁茂と環境要因との関係について解析し,オオカナダモ繁茂のポテンシャルマップを作成した.結果として,オオカナダモは河床勾配の緩やかで土砂堆積の起こりやすい地形に定着しやすいことやオオカナダモが休眠状態...

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  • 川崎モデルを事例とした川崎市の支援活動への一考察

    新井 稲二 日本経営診断学会論集 23 (0), 14-20, 2023-11-27

    ...本稿では,中小企業における大企業の休眠知財の活用を取り上げ,行政と多様な支援機関が連携した支援の実態を明らかにするため,川崎市の実施する川崎モデルを事例に,同モデルに関わった2名に非構造化インタビューを実施し考察を行った。...

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  • 山形支所区域内におけるアフターコロナ

    南谷 靖史 電気学会誌 143 (10), 662-662, 2023-10-01

    ...<p>ここ3年,東北支部山形支所の活動もコロナウイルスの影響を受けて休眠状態であり,この間,学術講演会を3回なんとか対面で開催できたのみであった。しかし,2023年5</p>...

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  • コミュニティファンドの役割とその可能性

    山口 美知子 環境情報科学 52 (3), 52-57, 2023-09-30

    ...寄付や休眠預金を財源とした助成活動,信用金庫と連携した制度融資,行政課題と社会的投資を組み合わせた東近江市版 SIB等の仕組みを運用している。コロナ禍,地域のさまざまな困りごとを解決する取り組みを支援した。お金は想いを届ける便利な道具であり,その想いは人から人へとつながり,結果として互いを尊重し合う自治につながる。...

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  • 海岸砂丘におけるカワラナデシコの表土中の埋土種子密度及び種子発芽能

    大澤 啓志, 廣瀬 文人 日本緑化工学会誌 49 (1), 3-8, 2023-08-31

    ...発芽試験での累積発芽率は,恒温・暗条件では21.6%であったが,太陽光を当てる変温条件に置くと85.6%に増加し,吸水だけでは休眠が解除しない種子が多く含まれることが明らかにされた。本種は春季を過ぎても発芽能を有する種子が表土中に残存し,埋土種子集団を形成することが示された。</p>...

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献3件

  • Netflixのレコメンド内容および顧客管理、目を見張る緻密さ

    日経ニューメディア = Nikkei new media (1860) 5-6, 2023-08-09

    ...有料の動画配信サービスで、どうしても一定数存在してしまうのが、加入して料金も支払い続けているのに利用実績がないといういわゆる休眠会員である。特に、携帯ショップにおけるレ点ビジネスが盛んだった時期は、携帯電話系のSVODサービスにおいても、こう…...

    日経BP Web Site

  • グイマツ×カラマツF<sub>1</sub>雑種「クリーンラーチ」挿し木苗の最適な休眠導入条件

    来田 和人, 伏見 愛雄 日本森林学会誌 105 (8), 265-274, 2023-08-01

    ...23℃短日処理を行わない,もしくは次のステップの10℃短日処理が短い(1週間)と休眠導入中に苗が枯死し,休眠解除後の成長に負の影響があった。23℃短日3週間->10℃短日4週間->5℃短日2週間の休眠導入条件の場合,暗黒条件下での-5℃4週間の低温暴露で休眠が解除され,その後の生存,成長も良好であった。</p>...

    DOI Web Site 参考文献14件

  • 軽井沢のカラマツ林風倒跡地に成立した二次林における埋土種子相の季節変化

    津田 美子 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 450-, 2023-05-30

    ...どの季節のサンプルからも検出されたタラノキ、ヤマグワ、ヌルデ、メドハギ、ナワシロイチゴ、アカマツは、いくつかの条件が整わなければ休眠が解除されない種子を含んでいると考えられる。これらは少なくとも数年間埋土種子として生存し、攪乱による環境変化をとらえたものが出現したと推察される。</p>...

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  • 遺伝子発現解析からみたスギの越冬

    能勢 美峰, 遠藤 圭太, 田村 明, 大平 峰子, 小長谷 賢一, 栗田 学 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 373-, 2023-05-30

    ...形質評価の結果、冬期の休眠は12月下旬を境に大きく2つのステージに分類され、耐凍性は11月以降徐々に上昇して1〜2月ごろ最も高くなることを明らかにした。遺伝子発現解析によって休眠ステージや耐凍性と相関を示す遺伝子群を明らかにし、それらの遺伝子群の有する遺伝子機能から樹体内で起きている現象を推定した。...

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  • スギ樹幹における成長呼吸由来のCO<sub>2</sub>放出速度〜木部分化帯幅との関係

    平谷 理人, 安江 恒, 荒木 眞岳 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 421-, 2023-05-30

    ...休眠期である11〜12月の<i>E</i>sは<i>E</i>smのみで構成されると仮定して温度応答式を算出した。温度応答式を用いて成⻑期の<i>E</i>sm を推定した。得られた<i>E</i>smを <i>E</i>sから除くことで<i>E</i>sgを分離し、1日における<i>E</i>sgの平均値(mean<i>E</i>sg)を算出した。...

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  • P2Mフレームワークからみた「休眠預金等活用制度」の社会的インパクト評価の枠組みの研究

    小笠原 由佳, 沖浦 文彦 国際P2M学会誌 17 (2), 133-152, 2023-03-25

    ...2019年度に開始された「休眠預金等活用制度」は、行政では対応困難な複雑な社会課題を、民間の営利・非営利事業者が主導し、プロジェクトを有機的に組み合わせた価値創造により解決を目指す仕組みである。また同制度には、事業実施報告に留まらない「成果」を把握する「社会的インパクト評価」とそれに基づく事業改善の仕組みが組み込まれている。...

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  • 人工冬眠の実現にむけた休眠研究の取り組み

    小野 宏晃, 砂川 玄志郎 低温科学 81 141-147, 2023-03-20

    ...動物は冬季や食料不足に直面すると,生命機能を必要最小限に絞り込むことで,能動的にエネルギー必要量を減らす戦略をとることがある.これを「休眠(torpor)」と呼び,休眠する期間によって数ヶ月にわたる季節性の冬眠(hibernation)と,数時間程度の日内休眠(daily torpor)の2つに大別される.休眠の驚くべき特徴は,代謝と体温が低下するだけではなく,休眠から醒めた後に生体がなんら障害を受...

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  • 実験室における哺乳動物の冬眠・休眠誘導

    堀井 有希, 椎名 貴彦, 志水 泰武 低温科学 81 131-139, 2023-03-20

    ...一部の哺乳動物は,冬季に環境温度付近にまで体温を低下させる冬眠を行う.また,数時間の低体温を呈する日内休眠を行う動物種もある.冬眠や日内休眠のメカニズムを解明する手立てとして,実験室内でそれらを再現することは重要である.シリアンハムスターでは低温で暗期の長い環境において冬眠が誘発され,与える栄養素により冬眠誘発までの期間が変化する.また,マウスでは絶食,スンクスでは寒冷環境が日内休眠を誘発する引き金...

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  • 絶滅危惧種オグラセンノウの発芽特性

    高岸, 慧, 宮本, 太, 佐藤, 千芳, Takagishi, Kei, Miyamoto, Futoshi, Sato, Chiyoshi 67 (4), 160-164, 2023-03-10

    ...このことから本種の種子は短期間の高温環境下で二次休眠が誘導されたと考えられる。異なる光条件(暗黒区,光量子束密度30,60,150 µmol m-2 s-1)の発芽試験において,本種は光発芽性を持たないことが明らかになった。...

    機関リポジトリ

  • 5-アミノレブリン酸を用いた休眠がん細胞を標的とする光線力学療法

    小倉 俊一郎, 中山 沢, 山本 新九郎, 福原 秀雄, 花﨑 和弘, 井上 啓史 日本レーザー医学会誌 43 (4), 238-248, 2023-01-15

    ...PpIX蓄積およびPDT感受性の評価を行い,休眠がん細胞のALA-PDTに対する感受性が高いことを示した.さらに,休眠がん細胞モデルに対してマイクロアレイ解析を行うことにより,休眠状態への移行に付随して脂質代謝が亢進することを明らかにした.Acyl-CoA synthetase(ACSs)の抑制剤(triacsin-C)を添加することによって,PpIX蓄積が減少し,ALA-PDTに対する感受性が低下...

    DOI Web Site 参考文献37件

  • がん微小環境がパーシスター細胞を維持する

    松下 洋輔 ファルマシア 59 (4), 331-331, 2023

    ....2010年に初めて同定されたこのような細胞は,がん治療の標的として大きな注目を集めているものの,その特性については多くの疑問が残されている.本稿では,ヒト大腸がん細胞が幹細胞マーカーLGR5(leucine rich repeat containing G protein-coupled receptor 5)陽性であることから,LGR陽性のオルガノイドを用いて細胞系譜を解析し,持続性がん細胞の休眠状態...

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  • 環境 DNA を用いた江の川水系におけるオオカナダモの季節的繁茂特性の把握

    宮平 秀明, 宮園 誠二, 赤松 良久 河川技術論文集 29 (0), 251-256, 2023

    ...されている江の川水系を対象に,環境 DNA 分析を用いてオオカナダモの生長期及び衰退期の繁茂状況の把握を行った.さらに,衰退期から生長期にかけたオオカナダモ環境 DNA の濃度差と環境要因との関係を検討した.結果として,土師ダム下流区間において環境 DNA 濃度の増加が大きく,オオカナダモ群落面積の増加が相対的に高い傾向がみられた.さらに,衰退期から生長期にかけてオオカナダモが河床勾配の緩やかで,休眠期...

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  • 東京・練馬における2023年の桜開花日と気温との関係 - 老木は早めに,若木は遅めに開花するのか? -

    千葉 晃 日本地理学会発表要旨集 2023a (0), 70-, 2023

    ...<p>筆者は東京郊外にある練馬区における桜の開花日と気温の関係について,2023年の春シーズンのデータを使って明らかにした.練馬区では2023年3月12日に桜が開花した.東京中心部にある靖国神社の標準木よりも2日早かった.練馬区のほうが東京中心部よりも低温であり,そのことが桜の休眠解除を助長したと考えられる.他方,老木は若木よりも早く咲くこともわかった.</p>...

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  • 帰化アサガオ類は緑地管理場面において侵略的か

    黒川 俊二 草と緑 15 (0), 14-23, 2023

    ...一年生の帰化アサガオ類(アメリカアサガオ,マルバルコウ,マルバアサガオ,ホシアサガオ,マメアサガオ)は,種子休眠性を持ち埋土種子集団を形成すること,長期にわたって発生すること,つる性で作物によじ登ること,防除を必要とする期間が長いことなどからダイズ作を中心に農地で深刻な問題となっている.観賞用に持ち込まれた種と輸入穀物への種子混入によって持ち込まれた種があり,両者間で国内分布にも多少の違いがある.農地以外...

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  • 物理的休眠打破と生理的休眠打破に基づいたウルシ種子の発芽促進処理の評価

    松尾 晶穂, 岩切 鮎佳, 松下 範久, 田端 雅進, 福田 健二 日本森林学会誌 104 (5), 254-261, 2022-10-01

    ...<p>ウルシの種子は,物理的休眠と生理的休眠を併せ持つ複合休眠状態にあると推測されている。ウルシ種子の発芽率を向上させるために,発芽促進に効果があると報告された方法を種子の物理的休眠と生理的休眠の打破に分けて評価した。ウルシ種子の物理的休眠の打破には,濃硫酸への60~120分の浸漬,または内果皮の一部除去が有効であった。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献2件

  • 分布北限域に生育するヒメノボタンの種子発芽および休眠特性

    高岸 慧, 森山 実央子, 宮本 太 日本緑化工学会誌 48 (1), 74-79, 2022-08-31

    ...段階温度法による発芽試験の結果,短期間の低温環境下で二次休眠が誘導された。また異なる期間の低温湿層処理(無処理,30,60,90日)の結果,無処理区に次いで90日区が高い発芽率を示した。異なる温度条件と光条件(明・暗)の発芽試験から,本種は光発芽性を持たず,変温による発芽の促進も観察されなかった。埋土された種子は永続的埋土種子集団を形成しないと考えられる。</p>...

    DOI Web Site 参考文献23件

  • 滋賀県におけるホソハリカメムシ(カメムシ目:ヘリカメムシ科)雌の休眠誘起と越冬後の繁殖活動開始時期

    北野 弘祐, 新城 光太郎, 末釜 碧斗, 橘木 隼人, 筈見 幸樹, 吉田 匡宏, 市川 愛実, 岩崎 満里奈, 香里 壮一, 野村 駿介, 樋口 博也 関西病虫害研究会報 64 (0), 7-11, 2022-05-31

    ...<p>滋賀県で,ホソハリカメムシ成虫に休眠を誘起する臨界日長は13~14時間であった。野外では9月になると卵巣小管内に成熟卵を持たない休眠雌の割合が増加したことから,これら休眠雌は気温の低下とともに越冬地へ移動していくことが示唆された。春に,休眠から覚醒したホソハリカメムシ雌は,4月上旬には越冬場所を離脱し,4月下旬には交尾を済ませ産卵を開始すると考えられる。</p>...

    DOI Web Site 参考文献2件

  • 斜面上の位置の違いがコナラ当年枝の放射性セシウム濃度に及ぼす影響

    阪田 匡司, 篠宮 佳樹, 小松 雅史, 伊東 宏樹, 長倉 淳子, 金指 努, 三浦 覚 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 672-, 2022-05-30

    ...調査は2021年11月以降の休眠期に、福島県田村市都路町内6地点で行った。各地点の斜面位置(上部または尾根部と下部)毎に5個体のコナラから当年枝を適当量採取し、Ge検出器を用いてrCsを測定した。その結果、1地点を除き斜面の上部や尾根部のrCsが高くなる傾向を示した。...

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  • キハダ実生の葉フェノロジーの産地間比較

    稲永 路子, 平尾 知士, 織部 雄一朗, 磯田 圭哉, 山田 浩雄 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 396-, 2022-05-30

    ...落葉は初期(10月)には北海道、東北、中部、中国、九州産の順に早く、緯度と強い相関が見られたが、その後、北海道産は休眠芽が開芽したため、東北産よりも遅くまで葉が残った。これは、試験を行った日立市の環境において、北海道産個体では一部の芽で休眠が正常に誘導されなかったことを示唆していると考えられる。</p>...

    DOI

  • 気候の異なる3つの植栽地におけるスギクローンの遺伝子発現の年周性の違い

    能勢 美峰, 花岡 創, 武津 英太郎, 栗田 学, 三浦 真弘, 平岡 裕一郎, 井城 泰一, 三嶋 賢太郎, 高橋 誠, 渡辺 敦史 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 424-, 2022-05-30

    ...得られた発現データを基に主成分分析を行ったところ、成長期(6〜9月)よりも休眠期(1〜3月)に植栽地による違いがより大きいことが明らかになった。山形と熊本を比較すると、山形では休眠期においてストレス応答関連遺伝子の発現量がより高く、成長関連遺伝子の発現量がより低かった。...

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  • 都市の夜は明るいか―ナミニクバエの場合

    向井 歩, 多賀谷 純, 後藤 慎介, 沼田 英治 比較生理生化学 39 (1), 53-58, 2022-04-01

    ...これにより,休眠誘導は都市の夜の明るさによる負の影響を受けている可能性が示された。実験室内でさまざまな暗期照度を与えて飼育した場合,休眠誘導は0.01 lux 程度の弱い暗期照度でも阻害された。郊外と都市の野外でハエを飼育したところ,都市での休眠誘導は郊外に比べて3~4週間遅れた。さらに,住宅地に面した場所での飼育では,ほぼすべての個体が休眠に入らなかった。...

    DOI Web Site 参考文献23件

  • ムクロジの果実や種子の形質とその発芽特性

    片野田, 逸朗 鹿児島県森林技術総合センター研究報告 = Bulletin of the Kagoshima Prefectural Forestry Technology Center (23) 1-6, 2022-03

    ムクロジの育苗技術の開発に必要な発芽特性に関する情報を得るため,11月から1月までに採取された種子や果実の形質および播種後の発芽状況を調べた。その結果,種子サイズによって発芽パターンは異なり,14mm以上の種子は発芽率が35%と低く,そのほとんどは播種翌月の4月に発芽したが,14mm未満の種子は発芽率が68%と高く,7月をピークに播種6ヶ月後の9月まで緩慢に発芽した。また,14mm以上の種子の多…

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 落葉性花木モミジおよびスモークツリーの休眠枝緑枝台接ぎ法

    巣山, 拓郎, 井樋, 昭宏 福岡県農林業総合試験場研究報告 (8) 30-35, 2022-03

    ...接ぎ木繁殖が難しい落葉性の花木において,接木作業が簡便で,活着率が高く,かつ活着後の生育が優れる接ぎ木方法の開発を目的に,割接ぎ法の一つで台木の新梢に穂木品種の休眠枝を接ぎ木する休眠枝緑枝台接ぎ法の検討を行った。モミジおよびスモークツリーを供試して,接ぎ木時期および台木の葉の有無が活着率および活着後の生育に及ぼす影響を調べた。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 物理的刺激や薬物による骨格筋肥大への筋幹細胞の関与

    深田 宗一朗 日本薬理学雑誌 157 (1), 23-25, 2022

    ...などの生命活動を担っており,さらに内分泌器官としても注目を集めている.骨格筋は「再生能」と「適応能」の二つの能力を備えており,これらメカニズムの理解は遺伝性筋疾患,加齢性筋萎縮などの筋疾患治療法の開発に資するため,その解明を目指した研究が世界中で活発に行われている.この二つの能力と密接に関わるのが,骨格筋固有の幹細胞―筋サテライト細胞―である.筋サテライト細胞は他の組織幹細胞同様に,定常状態では,休眠状態...

    DOI Web Site Web Site 参考文献20件

  • 九州西岸沿岸湖沼堆積物に保存された完新世におけるイベント堆積層

    鹿島 薫 日本地理学会発表要旨集 2022s (0), 13-, 2022

    ...</p><p>本研究では沿岸湖沼堆積物中のイベント堆積層について,珪藻遺骸および黄金色藻休眠胞子を用い,そのイベントに伴う環境変動の復元を行った.珪藻は沿岸湖沼における重要な第一次生産者であり,小動物に捕食された後,その糞粒として湖底に堆積保存されている.そして沿岸湖沼において優占する珪藻群集は限定されている.これに対してイベント発生時には,高潮・波浪・洪水によって,外洋水,海岸,湖周辺低地などから...

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  • 異常タンパク質応答と造血制御

    三原田 賢一 臨床血液 63 (9), 1006-1013, 2022

    ...造血幹細胞は成体の定常状態ではその大半が休眠状態に置かれており,タンパク質合成も低く維持されている。しかし,活性化され,活発に増殖する際にはタンパク質合成は促進され,ペプチドを効率的に折りたたんで異常タンパク質応答の誘導を回避する必要がある。...

    DOI Web Site 医中誌

  • 環境DNAを用いた中国地方一級水系におけるオオカナダモ繁茂要因の基礎的検討

    宮平 秀明, 宮園 誠二, 児玉 貴央, 赤松 良久, 中尾 遼平 河川技術論文集 28 (0), 163-168, 2022

    ...繁茂要因の解明が求められている.本研究では,中国地方における3つの一級水系(佐波川,江の川,太田川水系)を対象に環境DNA分析を用いてオオカナダモの繁茂状況の把握を行った.続いて,オオカナダモの環境DNA濃度と環境要因との関係を検討した.結果として,佐波川水系中流域と江の川水系上流域においてオオカナダモ繁茂が相対的に顕著である可能性が示唆された.さらに,オオカナダモが河床勾配の緩やかな河川区間,および休眠期...

    DOI 被引用文献2件

  • ナルトサワギク(Senecio madagascariensis Poir.)

    黒川 俊二 草と緑 14 (0), 30-39, 2022

    ...少ない場所には生育しておらず,オープンな場所を生育適地としている.短命の多年生草本で,多くの植物体は最初の1年で生活環を終える.主に種子によって繁殖するが,茎断片からの栄養繁殖も観察される.実生の発生および開花・結実が1年を通して観察され,散布された種子は直ちに発芽可能な状態となる.他の植物の生育が抑制されている冬季に開花・結実できるため,素早くナルトサワギクの優占群落が形成される.高温条件で種子休眠...

    DOI

  • 中国地方一級水系を対象とした複数流域におけるオオカナダモ繁茂要因の検討

    宮平 秀明, 宮園 誠二, 赤松 良久 土木学会論文集B1(水工学) 78 (2), I_847-I_852, 2022

    ...繁茂要因の解明が求められる.本研究では,中国地方における5つの一級水系(江の川,太田川,佐波川,高梁川,高津川水系)を対象に環境DNA分析を用いてオオカナダモの繁茂状況の把握を行った.続いて,全ての水系と各水系においてオオカナダモ環境DNA濃度と環境要因(河川水温,地形特性など)との関係を検討した.結果として,オオカナダモは河床勾配の緩やかで土砂堆積の起こりやすい地形に定着しやすいことやオオカナダモが休眠状態...

    DOI Web Site 参考文献11件

  • 裾花ダム湖において発生したかび臭産生藍藻類の休眠細胞に着目した考察

    矢島 悠一, 荒木 紀人, 久保宮 敬幸, 西澤 元樹, 小野 篤男, 西村 修 水道協会雑誌 90 (10), 3-10, 2021-10-01

    ...発生原因についてAnabaena属休眠細胞に着目した調査を行った。ダム湖底泥からの休眠細胞発芽実験を行い、水温とAnabaena属群体数の鉛直分布について現場データを分析した。その結果、アオコ発生の前年に行われた浚渫によって、休眠細胞が底質の表層に堆積し、水温上昇に伴って発芽し、Anabaena属によるアオコが発生した可能性が示唆された。...

    DOI

  • 尾瀬ヶ原の池溏における枝角類とその季節変化

    帆苅 信, 朴 虎東 陸水学雑誌 82 (3), 203-217, 2021-09-25

    ...池溏間における出現種は類似性が高く,融雪洪水による枝角類の休眠卵拡散の可能性が示唆された。一方,枝角類の出現時期や個体群密度は池溏による差や年変動が大きく,尾瀬ヶ原の池溏は多様な環境を保持しつつも安定しない環境であることも示唆された。<br> 洪水で魚類が侵入したと思われる池溏の中には極端に動物プランクトンの個体群密度が低い池溏がみられた。...

    DOI Web Site 参考文献30件

  • 尾瀬ヶ原の池溏における枝角類とその季節変化

    帆苅, 信, 朴, 虎東 陸水學雜誌 82 (3), 203-217, 2021-09

    ...池溏間における出現種は類似性が高く,融雪洪水による枝角類の休眠卵拡散の可能性が示唆された。一方,枝角類の出現時期や個体群密度は池溏による差や年変動が大きく,尾瀬ヶ原の池溏は多様な環境を保持しつつも安定しない環境であることも示唆された。洪水で魚類が侵入したと思われる池溏の中には極端に動物プランクトンの個体群密度が低い池溏がみられた。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • アレチケツメイ<i>Chamaecrista nictitans</i> (L.) Moenchとカワラケツメイ<i>C. nomame</i> (Makino) H. Ohashiの発芽特性

    上小牧 駿, 倉本 宣 日本緑化工学会誌 47 (1), 215-218, 2021-08-31

    ...その結果,アレチケツメイはカワラケツメイと比べて,物理的休眠の打破が起こりにくいこと,乾熱への感受性が低いこと,発芽最適温度が高いことが示唆された。アレチケツメイは永続的な埋土種子集団を形成し,相対的に発芽時期が遅い可能性がある。これらのことから,アレチケツメイは一度侵入すると根絶は困難であり,侵入初期やまだ侵入していない河川においては十分な対応が求められる。</p>...

    DOI Web Site Web Site 参考文献3件

  • ウルシ種子の休眠打破条件および発芽特性の解明

    今井 駿輔, 稲木 孝至, 小原 淳, 小串 重治, 衣笠 利彦 日本緑化工学会誌 47 (1), 99-104, 2021-08-31

    ...本研究ではウルシ種子の発芽率向上を目指して,休眠打破条件および発芽特性の解明を試みた。種子を0~60分間濃硫酸に浸漬後,0~100日間低温湿層処理を行い,異なる温度および光条件のもとで発芽試験を行った。発芽率は15分以上の硫酸処理かつ30日以上の低温湿層処理で大きく向上し,最大90%に達した。発芽に光要求性はなかったが,明瞭な温度依存性があり,最適発芽温度は約21 ℃であった。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献4件

  • 休眠を持つ水稲種子の発芽とα-アミラーゼの発現に及ぼす浸種条件の影響

    板谷越 重人, 岩津 雅和, 水沢 誠一, 福嶋 朗山, 渋川 洋, 三ツ井 敏明 日本作物学会紀事 90 (3), 269-276, 2021-07-05

    ...<p>水稲種子がもつ休眠は品種や年度によって深くなる場合があり,そのために発芽の不斉一がしばしば生じ,育苗に支障を来している.そこで,育苗前の種子予措として一般に行われている浸種処理について,浸種水温と期間を変えた場合にこれらの条件がその後の発芽に及ぼす影響を比較することで,種子を斉一に発芽させるために最適な浸種条件を検討した.その結果,浸種水温が10℃もしくは12℃の場合,「コシヒカリ」は積算水温...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献25件

  • 成虫で休眠するカメムシ類の越冬場所

    鳥飼 悠紀, 芝本 裕真, 谷口 拓, 樋口 博也 関西病虫害研究会報 63 (0), 115-118, 2021-05-31

    <p>To clarify the sites that are used for hibernation by stink bugs that diapause in the adult stage, we attempted to search for diapausing adults in the scrubs and levees beside paddy fields during …

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献18件

  • コナラ当年枝の放射性セシウム濃度の季節変動

    坂下 渉, 三浦 覚, 長倉 淳子, 金指 努, 篠宮 佳樹 日本森林学会大会発表データベース 132 (0), 474-, 2021-05-24

    ...本研究から、展葉期以外の期間の樹体内のセシウムの動きは相対的に小さいことが示唆され、休眠期以外の期間にも、当該手法の適用範囲を拡大できる可能性があることが分かった。</p>...

    DOI

  • クマノザクラの種子の保存と発芽に関する考察

    勝木 俊雄, 山下 由美子, 中村 昌幸 日本森林学会大会発表データベース 132 (0), 393-, 2021-05-24

    <p>紀伊半島に分布するクマノザクラは、2018年に学名 <i>Cerasus kumanoensis</i> が発表された野生種で、観賞目的での利用が期待されている。増殖手法に関しては、これまで種子増殖が比較的簡易であることが報告されているが、詳細な種子の取扱いついては不明な部分が多い。そこで、採取・発芽させた種子について、採取後の処理方法や発芽率・得苗率などを分析し、適切な取扱い手法について…

    DOI

  • タンボコオロギにおける光周期と温度による幼虫発育の制御機構

    篠原 従道, 富岡 憲治 比較生理生化学 38 (1), 38-44, 2021-04-01

    ...<p>昆虫の多くは休眠状態で越冬する。ある種の昆虫は幼虫で休眠し越冬するが,その分子機構はほとんど未解明である。われわれは,本州から九州にかけて広く生息し,幼虫越冬する2化性 のタンボコオロギ(<i>Modicogryllus siamensis</i>)を用いて幼虫休眠の機構を解析し,日長と温度が協調して幼虫休眠を制御することを明らかにした。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献7件

  • 放線菌二次代謝物の生産を増強する小分子バイオメディエーター

    高橋 俊二, パンテー スレシュ, 長田 裕之 化学と生物 59 (4), 176-181, 2021-04-01

    ...<p>人類は土壌から微生物を単離し,さまざまな培地で培養することによって,創薬の種を探索し利用してきたが,年々新規天然化合物の発見が困難になってきている.その一方で,有用二次代謝物を生産することで知られる放線菌のゲノム解読の結果,多くの未知二次代謝生合成遺伝子群の存在が明らかになった.また,放線菌に存在する二次代謝生合成遺伝子の多くは休眠していることも判明しているが,さまざまな微生物が存在する土壌環境...

    DOI Web Site 参考文献23件

  • 休眠ピアノの活用とその意義

    伊藤 牧子 研究紀要 = Kunitachi College of Music journal 55 1-6, 2021-03-31

    ...しかし、昨今、子どもの成長や進学と共に使われなくなって放置され、楽器としての機能を十分発揮できない「休眠ピアノ」が増えている。本来ピアノは新旧によらず、定期的なメンテナンスによってその能力は引き出され、長期の使用が可能である。よって技術的観点から、休眠ピアノのような古いピアノに修理などのメンテナンスを丁寧に実施し、再利用することを提案する。...

    DOI 機関リポジトリ

  • 冬季の電照処理によるチャ苗の生育促進

    小熊, 光輝, 中園, 健太郎, 井上, 梨絵, 坂井, 佑輔 福岡県農林業総合試験場研究報告 (7) 74-79, 2021-03

    チャの品種育成期間の短縮を目的とした育苗期の生育促進を図るため,冬季の加温ハウス(最低温度18℃)で電照処理の時間帯別効果について検討した。あわせて,電照処理したチャ苗の定植後の生育について調査した。早晩性の異なる「さえみどり」(早生),「やぶきた」(中生)および「おくみどり」(晩生)の3品種を供試した。試験区として,日の出前(日の出前3時間の電照),日没後(日没後3時間の電照),日の出前+日没…

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 水稲の初冬直播き栽培における出芽率に及ぼす種子への薬剤処理と採種年の効果

    及川 聡子, 鈴木 健策, 西 政佳, 由比 進, 松波 麻耶, 下野 裕之 日本作物学会紀事 90 (1), 1-9, 2021-01-05

    ...なし)での越冬後の出芽率3~9%より17ポイント向上させた.また,前年産と当年産の種子では前年産の出芽率が低下すること,また種子の休眠打破処理によって出芽率が大幅に低下することを明らかにした.すなわち,初冬直播きにおいてKGが有効な種子薬剤であることを見出すとともに,種子休眠の維持が初冬直播き栽培の出芽率の向上に重要であることを示した....

    DOI 機関リポジトリ 日本農学文献記事索引 ほか2件 参考文献2件

  • リンゴ5品種における休眠特性と低温要求の評価

    劉 嘉儀, 小森 貞男, 工藤 静香, 熊谷 初美, 伊藤 大雄, 渡邉 学 園芸学研究 20 (3), 323-331, 2021

    ...‘ふじ’,‘紅玉’ および ‘国光’ の自発休眠最深期は,他の品種よりも長かった.‘国光’ および ‘ふじ’ における自発休眠最深期の開始日と自発休眠覚醒期間は同じであった.‘紅玉’ は ‘ふじ’ および ‘国光’ よりも自発休眠最深期の開始が早く,覚醒期が長かった.‘Rome Beauty’ は自発休眠最深期に入る時期が最も遅かった....

    DOI 機関リポジトリ 日本農学文献記事索引 ほか2件 参考文献23件

  • 積雪寒冷地のリンゴ園地における休眠期間を含めた年間土壌間隙水質の特徴

    遠藤 明 農業農村工学会論文集 89 (2), I_251-I_258, 2021

    ...<p>本研究は, 積雪寒冷地の礫質褐色森林土のリンゴ園地において, 窒素, カリウム, マグネシウム等の多量必須元素の動態の理解を目的としている.このため, リンゴ樹体の休眠期にあたる積雪・融雪期間中を含めた2016~2020年において, 月に1~3回の頻度で調査対象リンゴ園地の10~70 cm深から土壌間隙水を吸引採取し, 深さ方向におけるpH, ECおよび各イオン種濃度の経日変化の特徴を把握した...

    DOI Web Site

  • 開花からの温度がワサビ胚の成熟および種子発芽に及ぼす影響

    馬場 富二夫, 久松 奨, 稲葉 善太郎 植物環境工学 33 (4), 157-163, 2021

    ...の状態であると考えられた.以上のことから,花茎ごと一斉収穫したワサビ種子には成熟度が異なる種子が混在し,成熟度により休眠および発芽率が異なることが明らかとなった.発芽の斉一性を向上させるためには,休眠の揃った種子の選別と種子の休眠を打破する発芽前処理が必要であると考えられた....

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献5件

  • クサレダマの生活史

    千葉 悟志 市立大町山岳博物館研究紀要 6 (0), 17-21, 2021

    ...蒴果は熟すまでに約 3 ヶ月を要し,完熟種子を乾燥下で低温処理を施さず翌春に播種した実験では,短期間のうちに相当数の発芽が生じた.これは,種子が二次休眠に誘導されない状態で越冬し,低温により発芽が抑制されているのだろうと考えられた....

    DOI Web Site

  • オオシラビソの種子精選と効果的な発芽促進方法

    千葉 翔, 林田 光祐 日本森林学会誌 102 (6), 372-375, 2020-12-01

    ...<p>オオシラビソの種子に対する水選の有効性を検証し,休眠を打破するために必要な低温湿層処理の期間を調べた。無処理の種子の充実率が28.7%であったのに対し,水選後は74.7~84.7%と有意に増加した。したがって,水を使用した比重選は同種の種子充実率を簡易に向上させることが示された。...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献6件

  • 鹿児島県のキャベツ産地における根こぶ病の発病と栽培温度の関係

    樋口 康一, 湯田 達也 九州病害虫研究会報 66 (0), 18-25, 2020-11-28

    ...休眠胞子密度が1×10<sup>5</sup> 個/g の汚染土壌で,感受性品種の「金春」を栽培した室内ポット試験において,発病が認められた温度条件は16,18,20,28℃で,それより低温の12℃と14℃では発病が認められなかった。一方,日長8時間でも栽培温度が20℃と28℃では発病し,短日条件が発病を完全に阻止する可能性は低いと思われた。...

    DOI Web Site 参考文献7件

  • 関東地方における細胞性粘菌の出現頻度の季節変化

    細野 春宏, 加藤 和弘, 半本 秀博 日本菌学会会報 61 (2), 103-108, 2020-11-01

    ...<p>南関東から南東北の5ヵ所の社寺林で,それぞれ1~2年間かけて細胞性粘菌の調査を行い,<i>Dictyostelium clavatum</i> の出現頻度とマクロシスト形成の季節性を見いだした.本種は冬から春にかけて増殖し,同時にマクロシストを形成して秋まで休眠するものと考えられた.</p>...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site

  • マツノザイセンチュウ近縁2種の便乗型成虫のカミキリムシへの乗り移り

    小澤 壮太, 前原 紀敏, 神崎 菜摘, 相川 拓也, 中村 克典 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 199-, 2020-05-25

    ...<p>マツノザイセンチュウ近縁種群は分散型第4期幼虫という休眠ステージで昆虫に運ばれるが、そのうちの2種<i>Bursaphelenchus doui</i>と<i>B. luxuriosae</i>は便乗型成虫という特殊な便乗ステージをもつ。...

    DOI

  • 幼苗移植によるクリーンラーチ挿し木苗生産 I低温順化誘導条件の検討

    来田 和人, 伏見 愛雄, 角田 真一 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 683-, 2020-05-25

    <p>グイマツ雑種F<sub>1</sub>の優良家系「クリーンラーチ」の閉鎖型育苗施設による挿し木苗幼苗生産方法の確立を目的に人工光環境下において育苗した挿し木苗の低温順化誘導試験を実施した。7月に挿し木を行い、9月末まで白色LEDの人工気象器で育苗した。10月から11月に5~30℃の範囲の5段階の温度で低温順化誘導処理を行った。低温誘導中の根の成長、越冬芽の形成、低温解除後の開芽、成長につい…

    DOI

  • 幼苗移植によるクリーンラーチ挿し木苗生産 Ⅱ低温順化が成長に及ぼす影響

    伏見 愛雄, 来田 和人, 角田 真一 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 684-, 2020-05-25

    ...しかし、休眠を経験せずに生産された挿し木幼苗(以下、緑枝苗)は、緑葉のまま3~4月の低温に遭遇すると、低温障害の影響を受ける問題が生じていた。そこで本研究では、(1)緑枝苗と(2)低温短日処理により、休眠芽を形成した幼苗(以下、休眠苗)を、それぞれ4月にコンテナへと移植し、秋までの成長を観察した。その結果、緑枝苗は低温障害の影響で、移植後間もなく休眠芽を形成し、秋まで上方成長が観察されなかった。...

    DOI

  • ブナにおける花芽分裂組織発達と<i>FLOWERING LOCUS T</i>相同遺伝子発現との関係

    宮崎 祐子, 佐竹 暁子, 北村 系子 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 233-, 2020-05-25

    ...ほとんどの温帯樹種では、花成から開花にタイムラグのない一年生草本種とは異なり、花成から開花までの間に冬季休眠が存在するため、花芽分化のタイミングの正確な推定が困難である。一方、花成に関連する遺伝子の発現量を指標として花芽分化のタイミングを推定できる可能性がある。本発表では、開花の豊凶を示すブナを用いて、花芽分化のタイミングの推定における分子マーカーの有用性を示す。...

    DOI

  • ウルシ種子の複合休眠を打破する発芽促進処理の検討

    松尾 晶穂, 松下 範久, 田端 雅進, 福田 健二 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 304-, 2020-05-25

    ...ウルシ種子は物理的休眠と胚休眠を併せ持つ複合休眠状態にあるため、それぞれの休眠状態を打破するための処理を行った。まず、物理的休眠打破のための処理として、傷つけ処理、または、濃硫酸、1 M NaOH、洗剤、木灰9%を混ぜた70℃の温水への浸漬処理のいずれかを行い、効果を種子の吸水率によって評価した。...

    DOI

  • 夏挿ししたオノエヤナギの発根および生存率に影響を及ぼす要因

    矢野 慶介, 那須 仁弥, 宮本 尚子, 谷口 亨, 宮下 智弘, 渡部 公一 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 705-, 2020-05-25

    ...一般的に休眠期である早春に植栽されるが、東北地方の多雪地域では融雪の遅れなどにより植栽時期が樹木の活動期である夏になる可能性がある。本研究では、これらの地域での栽培方法を検討するために6月と8月をオノエヤナギに植栽し、発根性や生存率の調査をした。試験は、岩手県滝沢市と山形県鶴岡市の2か所で行った。植栽は露地と潅水装置の付いた施設内で行い、露地では降雨状況を考慮しながら週2回程度潅水をした。...

    DOI

  • 皮性二条オオムギ「はるか二条」における黄色粒の発生要因と種子品質に及ぼす影響

    原口 雄飛, 轟 貴智, 甲斐 浩臣 日本作物学会紀事 89 (2), 126-133, 2020-04-05

    ...に遭遇した生産物は外観で黄色粒と判断され,その穀皮の色相はL*値(明度)が低下し,a*値(赤み程度)及びb*値(黄色み程度)が上昇していた.出穂以降,降雨に遭遇していない成熟期の切り穂を高湿条件で2日間処理した場合にも色相変化について同様の傾向が確認された.また,「はるか二条」は他の県内普及二条オオムギ品種と比較してa*値及びb*値が増加しやすい傾向を示した.さらに,黄色粒の発芽率,千粒重及び種子休眠性...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献2件

  • 水稲種子の休眠程度は採種地の気象が作用する

    及川 誠司, 柏木 純一, 木村 利行, 古畑 昌巳, 矢野 真二, 斎藤 寛, 笹川 正樹, 大平 陽一, 長菅 輝義, 千葉 雅大, 安彦 友美, 鈴木 健策, 相川 直子, 松波 麻耶, 下野 裕之 日本作物学会講演会要旨集 249 (0), 196-196, 2020-03-24

    DOI

  • 種子審査における水稲種子の休眠打破条件および発芽調査の方法

    山口, 修, 石橋, 正文, 宮原, 克典 福岡県農林業総合試験場研究報告 (6) 10-14, 2020-03

    ...水稲の種子審査において,収穫後の種子の発芽能力を正確に判定するため,休眠打破における過酸化水素水処理の条件および発芽調査におけるビーカーを利用した簡易法について検討した。その結果休眠打破では,過酸化水素水の処理濃度0.7%,浸漬日数2日,温度15~25℃が適しており,最適温度は20℃であった。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • バレイショ「さんじゅう丸」の秋作普通栽培における出芽安定技術

    坂本, 悠, 森, 一幸, 龍, 美沙紀, 松尾, 祐輝, 渡邊, 亘 長崎県農林技術開発センター研究報告 (10) 17-30, 2020-03

    ...「さんじゅう丸」の種いもは,植付け時期になっても休眠が明けないことがあり,それを植付けることが欠株の原因の1つとなっていると推察されたため,休眠明けを促進する貯蔵温度および期間について検討し,さらに各種貯蔵後に植え付けた場合の生育・収量特性について検討した。その結果,種いもの貯蔵温度は,7月は4℃~常温の範囲とし,8月に22℃で管理すると,休眠明け,出芽および収量性が安定することが明らかとなった。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • ナツハゼ栄養繁殖苗の生産技術

    手代木, 徳弘, 竹原, 太賀司, 奥寺, 芳夫 福島県林業研究センター研究報告 (52) 21-28, 2020-01

    ...その結果、接ぎ木では休眠枝の時期の割接ぎで活着率80%を示し、管理の簡単な改良梅酒瓶の挿し木では二重ハウスで管理した挿し木の発根率39%~75%には及ばないが、36%~44%の発根率を得た。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • ドクターカー運用実態調査による交通死亡事故に対する 対応可能率の推計

    國富 将平, 樋口 友樹, 髙山 晋一, 小阿瀬 丈典 日本交通科学学会誌 19 (2), 3-12, 2020

    ...その結果、ドクターカーの保有が確認できた234施設中、157施設の運用時間が不明であり、休眠状態である可能性が示された。休眠状態の主な原因は、運用費と医師やドライバー等の人材確保であると考えられた。一方、交通死亡事故に対する現状のドクターカー対応可能率は5.7%であり、ドクターヘリの22.9%と比較して低いことが判明した。...

    DOI 医中誌

  • AML幹細胞

    合山 進 臨床血液 61 (4), 336-342, 2020

    ...急性骨髄性白血病幹細胞は,細胞周期の停止した休眠状態にあり,CD34<sup>+</sup>CD38<sup>-</sup>分画に多く存在し,CD123,CD47,TIM-3など白血病幹細胞特異的な抗原を発現している。また白血病幹細胞の生存・増殖には,WNT/β-catenin,PI3K/AKT/FOXOなどのシグナル伝達経路や,ミトコンドリアにおける好気呼吸が重要な役割を果たしている。...

    DOI Web Site PubMed

  • 異なる時期の湛水条件における雑草イネ越冬生存種子の発芽動態と水稲初期除草剤による防除効果

    細井 淳, 酒井 長雄, 牛木 純, 赤坂 舞子 北陸作物学会報 55 (0), 15-18, 2020

    雑草イネの防除には,越冬生存種子の出芽に対して抑制効果のある水稲初期除草剤の使用が有効である.本研究では,この防除効果の向上を目的として越冬生存種子の発芽動態と水稲初期除草剤の防除効果を湛水時期別に調査した.越冬生存種子の累積発芽率はシグモイドカーブを描き,特定の時期に集中する傾向がみられた.高温年を除き,越冬生存種子の発芽率50%の到達は,有効積算地温によりame-01集団で約40℃・日,ii…

    DOI Web Site

  • 分球性ユリ ‘きたきらり’ の球根養成期間における時期別温度遭遇が球根の品質に及ぼす影響

    森 志郎, 安藤 大輔, 歸山 敏亮, 大宮 知 園芸学研究 19 (3), 247-252, 2020

    <p>アジアティックハイブリッドユリ ‘きたきらり’ は分球性を有し,その切り花生産用球根は2または3年間露地圃場で養成される.分球性ユリは球根内の茎軸に複数の新球が生じ,それらが肥大することで分球する.本研究では,球根養成期間中の温度が ‘きたきらり’ の分球に及ぼす影響について調査した.試験には二年生球根に着生する木子を供試した.試験1として,球根仕上げ栽培における球根冷凍貯蔵前の温度条件が…

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献4件

  • サクラ属果樹の栽培における温暖化に伴う障害の発生とその対策

    別府 賢治 園芸学研究 19 (3), 219-228, 2020

    ...<p>地球温暖化の進行に伴い,近年モモやカンカオウトウなどのサクラ属果樹の栽培において,様々な障害が発生している.また今後の発生が予想されるものもある.主なものとして,休眠芽の低温遭遇量の不足による発芽不良,花芽分化期の高温による奇形果の発生,開花期の高温や夏秋季の貯蔵養分蓄積阻害による結実性の低下,果実発育期の高温や多雨による果実の生理障害,秋冬季の気温上昇に伴う耐凍性の低下による若木の凍害などがある...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献71件

  • サワギキョウの生活史

    千葉 悟志 市立大町山岳博物館研究紀要 5 (0), 115-119, 2020

    ...果実は蒴果で,他家受粉により結実に至り,種子散布は蒴果の一部が破れた場所より,種子が落下するものと推測された.種子散布は9月以降である一方,冬期に至っても茎に種子を内包した蒴果が意外に多く残存していていた.発芽実験から春期の散布であってもある程度の発芽が可能であったが、低温により休眠打破が促進されるものと考えられた....

    DOI Web Site

  • 韓半島東海岸ボンポ湿原における過去7700年間の古環境変動

    鹿島 薫, Nahm Woo-Hyun, Han Min, Kim Buhm-Soon 日本地理学会発表要旨集 2020a (0), 35-, 2020

    ...5mの不攪乱コア試料を湿原中央部で採取し、18層準で炭素14年代測定を行い、238層準で珪藻化石および黄金色藻休眠胞子による古環境復元を行った。8.2ka以降の海水準上昇に伴い、7700年前にラグーンが形成された。しかし、砂州の発達に伴い海水流入が中断し、7200年前から淡水-汽水沼沢(低層湿原)が形成された。その後4200年前から、高層湿原となった。...

    DOI

  • 南紀浦神湾の海産枝角類の夏季における消長

    遠部 卓, 熊井 英水 水産増殖 67 (4), 319-332, 2019-12-20

    ...有性生殖は <i>Penilia avirostris </i>においてのみ8月に検出されたが,休眠卵の生産に関わるメスの密度は,湾奥部(St. A)において最も高く,湾口部(Sts. B, C)に向かって次第に低下した。その傾向は,同年12月に同定点で記録された底生性休眠卵の分布密度によく対応した。最後に海産枝角類の有性生殖や食性をめぐる生態的諸問題について論議した。</p>...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site

  • セイヨウナシのセイヨウナシハモグリダニに対する石灰硫黄合剤の休眠期散布の防除効果

    小松 美千代, 舟山 健 北日本病害虫研究会報 2019 (70), 175-177, 2019-12-16

    ...<p>秋田県南部のセイヨウナシ園地でセイヨウナシハモグリダニ(仮称)の越冬場所からの離脱時期を調査し,石灰硫黄合剤の休眠期散布の防除効果を検証した.前年被害がみられた樹から2018年3月に採取した徒長枝に設置した粘着トラップへの越冬個体の捕獲は,発芽前より始まり,展葉期以前に多かった.前年被害が多発した園地において,発芽前の2018年4月に石灰硫黄合剤10倍をセイヨウナシ樹へ散布した結果,被害軽減効果...

    DOI

  • 穂発芽性極難コムギのもつ穂発芽耐性QTLと種子休眠性QTLの検出

    西村 努, 森 正彦, 鎌田 貴大, 中根 わかな, 小嶺 壱慶, 大西 一光, 乕田 淳史, 神野 裕信, 三浦 秀穂 育種学研究 21 (2), 115-123, 2019-12-01

    ...は栽培環境全てで<i>MFT-3A</i>にのみ明確な効果が認められ,「北系1802」アレルが種子休眠性を維持する方向に作用していた.穂発芽耐性QTL,<i>QPhs-2D</i>はいずれの条件でも種子休眠性に対しては明らかな効果を示さなかった.これらの結果から,「北系1802」の穂発芽性“極難”には穂発芽耐性と種子休眠性が複合的に影響し,穂発芽耐性には種子休眠性以外の要因に関与する<i>QPhs-...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献10件

  • アブシシン酸が働くための新たな仕組み

    西村 宜之, 土屋 渉, 平山 隆志, 山崎 俊正 化学と生物 57 (12), 736-742, 2019-12-01

    ...し,ABA応答で働くPP2Cの一部は,ABA受容体を介した仕組みとは別に,種子休眠で重要な働きをするDOG1を介した仕組みで働くことを最近新たに発見した.本稿では,ABA受容体を介した仕組みの概略を説明した後,DOG1を介したABA応答制御を中心に紹介する....

    DOI Web Site Web Site 参考文献1件

  • 6年間保存したコナラ林表土の埋土種子組成

    大貫 真樹子, 飯塚 康雄, 久保 満佐子, 細木 大輔, 松江 正彦 日本緑化工学会誌 45 (2), 293-298, 2019-11-30

    ...種によって種子の休眠年数は異なるため,これらの種は年数の経過によって発芽力を失った可能性がある。このため,6年保存の表土には一般に確認される木本の埋土種子が多く含まれるため緑化資材として利用できると判断できるが,欠落する種もあることを十分に考慮する必要がある。</p>...

    DOI Web Site Web Site 参考文献2件

  • ガマズミ(<i>Viburnum dilatatum</i> Thunb.)種子の形態生理的休眠と発芽期間の短縮

    武井 理臣, 柴田 尚志, 藤野 裕太, 橘 隆一, 福永 健司 日本緑化工学会誌 45 (1), 97-102, 2019-08-31

    ...<p>ガマズミ種子は形態生理的休眠を有していることから,散布後に発芽するまで18 ヶ月ほどを要する。本研究では,ガマズミ種子を採取後早期に発芽させることを目的とし,休眠打破方法を検討した。ガマズミ種子の形態生理的休眠の打破には,冷温湿層処理の前に暖温湿層処理を行う必要がある。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献5件

  • スギコンテナ苗の冷暗所長期保管の試み

    藤井 栄, 松田 修, 山下 直子, 飛田 博順 日本森林学会大会発表データベース 130 (0), 523-, 2019-05-27

    ...本研究では保管による休眠状態の延長が可能かどうかの検討を目的として、気温が上昇する前にスギコンテナ苗を冷暗所に移動し、長期保管した後に植栽を行い、苗の状態及び植栽後の活着と成長について検討した。2018年3月8日に露地棚で育苗中のスギコンテナ苗について、樹高及び地際直径の測定後、土のう袋に梱包し、冷暗所への保管を開始した。冷暗所の温度は10℃から夏に向けて徐々に上昇し、7月には20℃に達した。...

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  • 乾燥がドングリの発芽率に与える影響

    木家 彩華, 大住 克博 日本森林学会大会発表データベース 130 (0), 258-, 2019-05-27

    ...また、クヌギにも冬季・上胚軸休眠中の発根が見られた。秋季の乾燥度の上昇とともに発根率は急速に低下したが、春の発芽率の低下はより緩やかだった。乾燥経験はクヌギの冬季発根を抑制し、春の発根発芽に変える可能性がある。</p>...

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  • シイタケ原木林広葉樹当年枝の放射性セシウム濃度の樹種間差

    三浦 覚, 金指 努, 伊東 宏樹, 長倉 淳子, 平井 敬三 日本森林学会大会発表データベース 130 (0), 783-, 2019-05-27

    ...調査は福島県田村市都路町内の広葉樹萌芽林のコナラ、クヌギ、ヤマザクラ、クリ、ケヤキの5樹種について、樹木の成長が停止している2016年12月から2017年3月の休眠期に当年枝を採取し、NaIガンマカウンター及びGe半導体検出器を用いてCs-137濃度を測定した。解析は同一林分で複数の樹種について、3ないし5個体が採取できた19林分を対象とした。...

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  • スギ・シュートにおける貯蔵炭水化物の時間変動パターン

    壁谷 大介, 井上 裕太, 北岡 哲, 荒木 眞岳 日本森林学会大会発表データベース 130 (0), 628-, 2019-05-27

    ...可溶性糖分濃度は、生育期と比較して休眠期に高くなるものの、デンプン濃度よりも安定的な季節変動パタンを示した。当日はNSC濃度の日変動パタンについても議論する。</p>...

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  • 2016年・2017年休眠期のセシウム137・133濃度:コナラ萌芽枝における変化

    金指 努, 三浦 覚, 平井 敬三, 長倉 淳子, 伊東 宏樹 日本森林学会大会発表データベース 130 (0), 373-, 2019-05-27

    ...以上より、コナラ萌芽枝中の、樹齢によるCs-137濃度の年変化およびCs-133濃度との関係を明らかにするために、2016年と2017年の休眠期(12月~翌年3月)に福島県田村市都路町の計34サイトでコナラ萌芽枝(0-5年生)の当年成長枝を採取し、Cs-137・133濃度を測定して年変化を明らかにした。...

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  • カラマツ人工林皆伐・地掻き15年後の広葉樹の実生更新・萌芽再生状況

    杉田 久志, 高橋 利彦, 猪内 次郎, 田口 春孝 日本森林学会大会発表データベース 130 (0), 105-, 2019-05-27

    ...<p>地掻き処理を行って落葉・腐植層を攪乱することは、ウダイカンバなどの種子休眠性をもつ樹種の実生更新を促進する(梅木 2003;杉田ら2015)一方で、伐根や前生稚樹に著しい損傷を及ぼして前生個体による森林再生にマイナスの効果を及ぼすだろう。そのため、どのような地掻き強度が更新に最適なのか検討する必要がある。...

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  • 精子幹細胞の自己複製と維持のメカニズムの解明

    篠原 美都 日本女性科学者の会学術誌 19 (1), 1-10, 2019-03-01

    ...一方精子幹細胞には休眠期がなく全てが分裂していた。これらは精子幹細胞が活発かつ長期の自己複製活性を持つことを示す。精子幹細胞を試験管内で長期に増幅する培養法(Germline Stem; GS細胞)により幹細胞を大量に調製することが可能となり、生化学的解析や遺伝子改変により精子幹細胞の自己複製制御機構などバイオロジーの解明に役立った。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献17件

  • イネにおける高位分げつ性の遺伝様式

    加藤 恒雄 作物研究 64 (0), 23-29, 2019

    ...イネにおける分げつの発生は,通常,茎基部の非伸長節間を構成するファイトマーからに限られ,高位節での分げつ芽は休眠している.しかし,特殊な環境条件下もしくは遺伝的要因によって,高位節から分げつ(高位分げつ)の発生すること(高位分げつ性)がしばしば認められている.本研究では,組換え型近交系(RILs)系統間で高位分げつ性に関して分離が観察される中生新千本/密陽23号(共に野生型)由来RIL集団およびこの...

    DOI Web Site

  • 卵巣内における原始卵胞~一次卵胞の発育過程にはマルチステップな卵胞発育制御機構が存在する

    小松 紘司, 増渕 悟 日本繁殖生物学会 講演要旨集 112 (0), P-9-P-9, 2019

    ...我々は生体内において休眠状態の原始卵胞は血管からの物質供給によって活性化されることを確認している。さらに原始卵胞~一次卵胞の発育過程にはマルチステップな制御機構が存在し,活性化された原始卵胞はstop-and-goを繰り返しながら発育する事が明らかになってきた。この結果は,卵胞発育過程には従来の形態学的な特徴を指標とした分類以上に細分化された発育段階が存在していることを示唆している。...

    DOI

  • 放線菌の有用物質生産における次世代基盤技術の開発

    池田 治生 ファルマシア 55 (7), 655-657, 2019

    ...作製した異種発現系では多くの異種生合成遺伝子群の発現を確認するとともに休眠生合成遺伝子群の覚醒による新たな物質生産やポリケチドやペプチド化合物の生合成過程における重要な修飾系を評価することが可能となった。...

    DOI 医中誌

  • 激甚な産業公害から過栄養,富栄養へと急激に変化した 内湾の水質に対する植物プランクトン群集の応答

    山田 真知子, 多田 邦尚, 柳 哲雄 沿岸海洋研究 56 (2), 87-95, 2019

    ...応答した植物プランクトン組成が解明され なければならない.北九州市洞海湾は,魚影が認められないほどの著しい産業公害,これを脱却後は高濃度のアンモニアによる過栄養そして現在は富栄養と,水質改善が急速に進んだ内湾である.一方,植物プランクトン調査は栄養細胞について1980年から開始されたが,それ以前の産業公害期の植物プランクトン組成は不明であった.そこで,過去60年程度にあたる柱状堆積物を採取し,層別に休眠期細胞...

    DOI Web Site 被引用文献1件

  • 訂正

    蚕糸・昆虫バイオテック 88 (1), 1_065-1_065, 2019

    ...84巻 2号 145-154(2015) 「コガタルリハムシの成虫休眠機構」 (正)石黒慎一・小島紀幸・鈴木幸一 (誤)石黒慎一・小島信幸・鈴木幸一</p>...

    DOI

  • メヒシバの形態・生態的特性および生育地への適応的個体群分化

    露﨑 浩 草と緑 11 (0), 38-45, 2019

    ...具体的には,小穂の休眠覚醒過程,小穂の死亡,出芽の不斉一性,中胚軸の伸長による出芽,C4型光合成による成長と小穂生産などについて,形態および生態的な特性を記述する.次いで,生育地を異にするメヒシバの個体群について解説する.畑とその畦畔には,形態および生態的形質を遺伝的に異にする個体群が生育している.具体的には,畑の個体群は,畦畔の個体群に比べ,出穂が早く,小さくて休眠性の強い小穂を生産する.これは,...

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  • アリ科女王の長期間にわたる精子貯蔵メカニズム

    後藤 彩子 比較生理生化学 35 (3), 150-157, 2018-12-25

    ...女王アリの受精嚢内に貯蔵されている精子は不動化されていることから,精子は代謝が抑えられ,休眠状態を保っていると考えられる。貯蔵後5年経過した精子でも,受精嚢の外に出すとべん毛運動をはじめることから,核が収納されている頭部のみならず尾部に到るまで,女王は精子の機能を損なうことなく貯蔵していると言える。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献42件

  • 昆虫の光周性機構:ルリキンバエでの解析

    濵中 良隆 比較生理生化学 35 (3), 140-149, 2018-12-25

    ...本種の成虫休眠は秋の短日と低温によって誘導される。休眠に入った成虫は雪の下の落ち葉の隙間などに身を潜めて冬を越すと考えられており,北国の厳冬を生き抜いた個体だけが翌年の春先〜初夏に繁殖して子孫を残す。これまでの研究によって,卵巣発達にみられる光周性に重要な光受容器(複眼の視細胞),内分泌器官(アラタ体),脳内神経分泌細胞(PIニューロンとPLニューロン)に関する知見が蓄積している。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献53件

  • シソサビダニの越冬生態と生殖休眠条件

    鈴木 俊之, 上遠野 冨士夫, 鍵和田 聡, 多々良 明夫 関東東山病害虫研究会報 2018 (65), 125-129, 2018-12-01

    ...なお,地際部の幹に寄生していた個体は全てが生殖休眠状態だった。室内実験における臨界休眠条件は16°C,12L12Dとなり東京都の野外では10月中旬にあたるが,10月中旬から東京都小金井市の法政大学構内ほ場のシソに寄生する本種の休眠率が極めて高くなったことから,それ以前に休眠誘起されており,温度日長以外に寄生植物の状態や変温条件など別の条件も休眠に関与している可能性があると考えられた。</p>...

    DOI

  • Turf Quality Trait and Genetic Fingerprinting of a New Zoysiagrass Cultivar in Japan

    Kunwanlee Pattamavadee, Tanaka Hidenori, Inoue Takayasu, Hashiguchi Masatsugu, Muguerza Melody, Akashi Ryo 芝草研究 47 (1), 15-24, 2018-10-31

    ...各品種における11項目の形態的特性 (草高, 葉身長, 葉幅, 出穂始, 穂数, 穂長, 出穂茎の太さ, 出穂茎の長さ, 小穂の長さ, 小穂の幅, 小穂数) およびターフの品質に係わる3形質 (被度増加, 休眠性, 萌芽) の調査を行なった。...

    DOI Web Site

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