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検索結果 349 件

  • 硫酸マグネシウムが原因と考えられた橋中心性脱髄症候群の1例

    髙辻 典子, 加藤 雄一郎, 林 佳奈, 反中 志緒理, 荒堀 憲二 日本周産期・新生児医学会雑誌 60 (1), 155-160, 2024

    ...<p> 橋中心性脱髄症候群(Central pontine myelinolysis:CPM)は,通常低ナトリウム血症における急速なナトリウム補正によって引き起こされる疾患である.妊娠に関連するCPMの報告は重症妊娠悪阻での症例が多く,Wernicke脳症と合併している報告もある.低ナトリウム血症と無関係なCPMも報告されており,重度の電解質異常による高浸透圧ストレスによって希突起膠細胞が損傷し,髄鞘溶解...

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  • 出生後から遷延する呼吸障害や低ナトリウム血症により診断に至った下垂体茎遮断症候群による複合型下垂体機能低下症

    山西 智裕, 内田 俊彦, 及川 剛, 越浪 正太, 渡邉 達也 日本周産期・新生児医学会雑誌 60 (1), 94-98, 2024

    ...<p> 在胎38週6日,2,554gの女児.外表の形態異常として,耳介低位,鼻根部平坦,小顎を認めた.出生直後から,呼吸窮迫症状があり,肺サーファクタント製剤の補充および人工呼吸管理を行った.呼吸状態の改善が乏しく,ステロイド投与を断続的に実施した.また,日齢17に症候性動脈管開存症に対して外科治療を実施した.経過中,ステロイド投与の漸減とともに呼吸状態の増悪や低血糖,低ナトリウム血症を繰り返していた...

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  • 高カルシウム血症と嘔吐・下痢が 診断の契機となった2次性副腎不全の一例

    重松, 太樹, 新山, 優, 岡田, 貴典 松山赤十字病院医学雑誌 48 (1), 65-71, 2023-12-28

    ...血症が主要症状として知られているが,2次性副腎不全は副腎からのアルドステロ ン分泌が保たれるため,低ナトリウム血症を示さないことがある.一方で,頻度としては少ないが,副腎不全患者の 7%で高カルシウム血症を示すことが報告されており,本症例のように低ナトリウム血症は伴わなくても,高カルシウム血症に嘔吐・下痢の症状が合わさったときには副腎不全を鑑別に挙げる必要がある....

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  • 皮膚ノカルジア症と COVID-19 感染症を併発した 1 例

    石倉 侑, 梶原 丈照, 竹内 聡, 中原 剛士 西日本皮膚科 85 (5), 378-381, 2023-10-01

    ...退院 5 日後より倦怠感,悪心,食思不振を生じ COVID-19 感染後遺症と考え当院総合診療科を受診したところ,118 mmol/ml の低ナトリウム血症と肝障害が判明したため,入院し ST 合剤を中止,ナトリウム輸液でこれらの症状は速やかに改善した。COVID-19 感染症を伴い経過の判断に注意を要した症例として報告したい。</p>...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献7件

  • 著明な高トリグリセリド(TG)血症により偽性低Na血症を呈した2型糖尿病の1例

    栗原 崇, 矢島 知果, 榊 健太郎, 藤田 直尚, 山下 唯, 扇田 祐貴子, 足立 勇吾, 澤 照代, 三觜 隆一, 荒牧 陽, 谷口 孝夫 糖尿病 66 (6), 476-481, 2023-06-30

    <p>症例は60歳男性.体重減少のため近医を受診した際にHbA1c高値を認め,当科紹介.随時血糖値319 mg/dLを示し2型糖尿病と診断された一方で,血清トリグリセリド(TG)値≧10,000 mg/dL(参考値)を認め,血清Na値が生化学自動分析装置による間接法で低値(114 mEq/L)を示した.無症候性であり,血液ガス分析装置による直接法で血清Na値は正常範囲内であったため,高TG血症に…

    DOI 医中誌

  • 介護老人保健施設入所者におけるプロトンポンプ阻害剤と低ナトリウム血症の関連

    後藤 正勝, 堺 麻理 日本老年医学会雑誌 60 (2), 153-157, 2023-04-25

    ...<p><b>目的:</b>Proton pump inhibitor(PPI)は広く使用され,その効果も周知されている.しかしながら,その副作用の報告も増加している.高齢者は多剤服用の傾向があり,種々の要因により低ナトリウム血症を惹起しやすい.介護老人保健施設という特殊な環境下では薬の長期服用になる傾向がある.そこで,われわれはPPIを服用する介護老人保健施設入所者は低ナトリウム血症を呈することを示...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献16件

  • 生体腎移植後に子宮頸部小細胞神経内分泌癌を発症した一例

    永谷 優華, 今村 紘子, 村上 真友, 愛甲 碧, 村上 孟司, 髙村 一紘, 阿萬 紫, 谷口 秀一, 嶋本 富博 日本婦人科腫瘍学会雑誌 41 (2), 235-241, 2023-04-25

    ...<p>臓器移植後は免疫抑制剤の使用が必要不可欠であり,それによる悪性腫瘍の発生頻度の上昇,免疫抑制剤による発癌が指摘されている.今回,生体腎移植後2年で免疫抑制剤投与下にHPV関連腫瘍と思われる小細胞神経内分泌癌(Small cell neuroendocrine carcinoma)の子宮頸癌を発症し極めて不良な経過を辿った症例を経験した.初診時より肝転移など多発遠隔転移を伴うIVB期で高度な低ナトリウム...

    DOI 医中誌

  • 低月齢乳児の単純性上部尿路感染症に続発した一過性Fanconi症候群

    白土 允, 中野 茉莉恵, 森内 美希, 大串 健一郎, 廣瀬 あかね, 吉村 博, 清水 直樹 聖マリアンナ医科大学雑誌 51 (2), 57-63, 2023

    ...その多くが重症の低ナトリウム血症と高カリウム血症を伴い生命の危急事態で発症する。今回,低月齢乳児の単純性上部尿路感染症に続発した,一過性Fanconi症候群(Fanconi Syndrome, FS)を経験した。生後28日の21トリソミーの児が,画像精査で尿路異常を伴わない初めての上部尿路感染症に罹患した。...

    DOI 医中誌

  • 門脈ガス血症に伴い縦隔内動脈にガスを認め保存的に加療し得た1例

    青木 佑磨, 野路 武寛, 田中 公貴, 松井 あや, 中西 喜嗣, 浅野 賢道, 倉島 庸, 海老原 裕磨, 村上 壮一, 中村 透, 土川 貴裕, 七戸 俊明, 平野 聡 Japanese Journal of Acute Care Surgery 13 (0), 67-72, 2023

    ...低ナトリウム血症の改善に伴い意識レベルは改善し,第18病日の腹部造影CT検査では門脈ガス血症や腹水の改善がみられた。その後、症状の再燃を認めず,退院となった。...

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  • 当院におけるCOVID-19 入院患者診療の実態報告

    佐田 竜一 Tenri Medical Bulletin 25 (2), 133-133, 2022-12-25

    ...19 に対する特異的治療(デキサメタゾン,レムデシビル,バリシチニブ,トシリズマブ, 抗凝固治療など)介入の内訳は,軽症例において0 例,中等症1 において7 例(24%),中等症2 以上で100% であった.これら入院症例のうち4 例は,別疾患の診断が得られた患者において入院時PCR を行ったところ陽性となり診断がついた症例が存在した(3.6%,症例内訳は急性心筋梗塞1 例,結石性腎盂腎炎1 例,低ナトリウム...

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  • Na 97.8mEq/Lと重度低ナトリウム血症をきたした 1 例

    中村 元保, 加藤 晶人, 井上 元, 鈴木 恵輔, 八木 正晴, 土肥 謙二 日本病院総合診療医学会雑誌 18 (4), 251-257, 2022-07-31

    ...重度低ナトリウム血症はけいれん発作や意識障害,呼吸停止などを引き起こし,ナトリウム補正により脳浮腫などの合併症で致死的になることが多い。今回,良好な経過をたどった重度低ナトリウム血症症例を経験したので報告する。症例は 75 歳女性,全身性強直間代性痙攣が出現し当院へ搬送された。Na 97.8mEq/L と重度低ナトリウム血症のため厳格なナトリウムの補正を行った。...

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  • 小児の低ナトリウム血症の予防と治療をめぐる問題

    有阪, 治, 宮本, 健志, 今高, 城治, 小山, さとみ, Osamu, Arisaka, Kenji, Miyamoto, George, Imataka, Satomi, Koyama Dokkyo Journal of Medical Sciences 49 (1), 3-8, 2022-07-25

    低ナトリウム(Na)血症は,小児,成人を問わず最も頻度の高い電解質異常であり,重篤な神経学的障害を起こしうる病態である.本稿では小児の低Na 血症の病態や予防,治療をめぐりこれまでに行われてきた議論の歴史的な経緯,そして小児の低Na 血症へ対応をするうえで,今後検討すべき新たな問題点や課題について述べた.

    機関リポジトリ 医中誌

  • 抗LGI1抗体陽性自己免疫性脳炎の1例

    東盛 雄政, 橋本 智代, 長坂 昌平, 山本 淳考, 赤松 直樹, 岡田 和将, 足立 弘明 Journal of Japan Society of Neurological Emergencies & Critical Care 34 (2), 54-59, 2022-06-20

    <p>We report a 79-year-old man with leucine-rich glioma-inactivated 1 (LGI1) antibody-associated autoimmune encephalitis following faciobrachial dystonic seizure (FBDS). 4 months before his …

    DOI 医中誌

  • I.低ナトリウム血症~その病態に基づいた鑑別診断~

    角 浩史, 冨永 直人 日本内科学会雑誌 111 (5), 902-911, 2022-05-10

    <p>低ナトリウム(Na)血症は,日常臨床において最も一般的な水電解質異常である.急性/中等度~重度症候性の低Na血症のみならず,慢性/軽度症候性の低Na血症であってもADL(activities of daily living)や生命予後の悪化にかかわることが知られており,低Na血症を早期に認識し対応する必要がある.低Na血症の診断においては欧州ガイドラインの診断アルゴリズムが有用であるが,た…

    DOI Web Site 参考文献15件

  • 1.高齢者と水・電解質異常

    萩原 大輔, 有馬 寛 日本老年医学会雑誌 59 (2), 140-146, 2022-04-25

    ...<p>高齢者では,細胞内液量が減少し各臓器の機能が低下しているため,若年者に比して水・電解質異常を来しやすい.血清ナトリウムの異常は最も頻度の高い電解質異常であり,抗利尿ホルモンであるバソプレシンの相対的高値にて抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)が,その欠乏にて中枢性尿崩症が引き起こされる.重症の低ナトリウム血症においては,浸透圧性脱髄症候群の予防のために,血清ナトリウム濃度の補正は1日8...

    DOI Web Site Web Site 参考文献7件

  • 当科で経験したマダニ咬症の2例

    増田 佐和子, 臼井 智子 日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー感染症学会誌 2 (4), 203-208, 2022

    ...前庭神経炎疑いで入院後,血小板減少,CRP,AST,ALT,LDHの上昇,低ナトリウム血症を認めた。内科に対診したところ発症1週間前に県南部で登山したことが判明し,日本紅斑熱と考えてミノサイクリン投与を開始した。その後腰部にマダニの刺し口が発見され,刺し口痂皮のPCR検査により日本紅斑熱と確定診断された。全身症状,検査所見とも順調に改善し,発症14日目に退院した。...

    DOI 医中誌

  • 世界初の多発性嚢胞腎治療薬トルバプタン

    山田 能久, 藤木 浩之, 水口 寛, 竹下 征暢, 服部 克次, 大本 浩嗣, 相原 美紀, 長野 圭介, 飯盛 良正, 山本 美保, 山村 由孝 日本薬理学雑誌 157 (4), 254-260, 2022

    ...60歳までに約半数が末期腎不全に至ることから,本邦における透析導入原因の4番目に多い疾患である.バソプレシンV<sub>2</sub>受容体拮抗薬トルバプタンはADPKDを適応として承認された初めての薬剤であり,2014年に日本,2015年に欧州,2018年に米国で承認され,現在は多くの国で処方されている.トルバプタンの研究開発は,水だけ出す利尿薬が必要という臨床ニーズから始まり,2009年に米国で低ナトリウム...

    DOI Web Site PubMed 参考文献34件

  • リードレスペースメーカ植込み後にたこつぼ様壁運動異常を認めた2例

    中須賀 公亮, 溝口 達也, 山本 惇貴, 加藤 真理奈, 横井 雅史, 森 賢人, 北田 修一, 後藤 利彦, 瀬尾 由広, 大手 信之 心臓 53 (10), 1100-1107, 2021-10-15

    ...</p><p> 症例1は89歳女性.陳旧性心筋梗塞,徐脈性心房細動,大動脈弁狭窄症を背景に心不全で入院.冠動脈に新規狭窄なし.心不全の改善を期待しLPMを挿入したが,2週間後に薬剤性低ナトリウム血症に伴い心エコー図にて左室心尖部の無収縮,心電図上広範なST-T変化とQT延長を認めた.1週間の経過で左室壁運動は改善したがわずかに退院時左室心尖部の限局性壁運動異常が残存した....

    DOI 医中誌

  • 夜間多尿による夜間頻尿に対する低用量デスモプレシンによる初期治療経験

    林 圭一郎, 冨士 幸蔵, 大水 円夏, 平松 綾, 小泉 真太郎, 松原 英司, 齋藤 克幸, 山岸 元基, 佐々木 春明, 深貝 隆志, 石川 公庸, 小川 良雄 日本泌尿器科学会雑誌 112 (1), 18-24, 2021-01-20

    ...</p><p> (結果) 夜間排尿回数の減少,IPSS,IPSS-QOLの改善を認めた.また,患者による治療の評価では72.6%の患者において効果を実感していた.安全性に関して,有害事象が28%で認められ,特に低ナトリウム血症が12%で認められた.</p><p> (結論) 夜間多尿による夜間頻尿の治療に関して,今後この薬剤がkey-drugの一つとなる可能性が示唆された.</p>...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献9件

  • 低ナトリウム血症と心筋炎を呈した成人スチル病の 1 例

    神谷 智, 久米 美輝, 金子 雄, 宇田 裕史, 猿喰 浩子 皮膚の科学 20 (1), 18-23, 2021

    ...経過中,低ナトリウム血症,心筋炎,腸閉塞を発症。 <b>1 </b>週間以上続く<b>39</b>度以上の発熱,リンパ節腫脹,咽頭痛,血清フェリチン値著増などもあり,成人スチル病と診断した。ステロイドの全身投与により軽快した。自験例の皮疹は薬疹に近いと考えたが,皮膚病理組織は成人スチル病と矛盾のない所見であった。...

    DOI 医中誌

  • 低用量バソプレシン持続静脈内投与が有効であった感染合併重症慢性低ナトリウム血症

    杉本 曉彦, 明保 洋之, 佐田 竜一, 次橋 幸男, 蓑田 紗希, 三宅 啓史, 石丸 裕康, 八田 和大 Tenri Medical Bulletin 23 (1), 14-20, 2020-12-25

    <p>心因性多飲などによる慢性低ナトリウム(Na)血症では,治療中に水利尿をきたすことがある.これにより,しばしば意図しない血清Na の過補正が起こり,不可逆的な中枢神経障害をきたす危険がある.今回我々は,重症慢性低Na 血症の患者に対して低用量のバソプレシン(arginine vasopressin; AVP) を持続静脈内投与することで,血清Na …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献21件

  • トルコ鞍空洞症に合併したSIADHの1例

    松田 真以子, 田中 篤, 寺田 幸誠, 藤田 澄吾子, 和田 輝明, 柏木 学, 嶋村 邦宏, 塩野 泰紹, 黒井 章央, 久保 隆史, 穂積 健之, 赤阪 隆史 心臓 52 (8), 890-896, 2020-08-15

    ...値は0.8 pg/mLと抑制されていなかった.以上より,syndrome of inappropriate secretion of antidiuretic hormone(SIADH)による低ナトリウム血症と診断した.SIADHの原因検索として施行した頭部MRI検査でトルコ鞍空洞症を認めた.水分制限にて低ナトリウム血症は改善し,症状も改善した.トルコ鞍空洞症の多くは画像検査によって偶発的に発見され...

    DOI 医中誌

  • I.低ナトリウム血症と内分泌疾患

    岩間 信太郎, 有馬 寛 日本内科学会雑誌 109 (4), 705-711, 2020-04-10

    <p>低ナトリウム(Na)血症は最も頻度の高い電解質異常であり,体液量が低下している場合,増加している場合ならびにほぼ正常の場合の3つに分類される.代表的な内分泌疾患として,原発性副腎不全では体液量が低下した低Na血症を,バソプレシン分泌過剰症[(抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(syndrome of inappropriate secretion of antidiuretic …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献6件

  • 前立腺癌で加療中にたこつぼ型心筋症を発症し,後にステロイド自己中断による副腎不全が判明した1例

    酒井 峻太郎, 西崎 史恵, 遠藤 知秀, 澁谷 修司, 花田 賢二, 横田 貴志, 富田 泰史 心臓 52 (1), 70-74, 2020-01-15

    ...<p> 症例は77歳男性.前立腺癌再発の診断で当院泌尿器科へ通院しステロイド内服中であった.前日より持続する胸部不快感を自覚し泌尿器科を受診.心電図で胸部誘導のST上昇と血液検査で心筋逸脱酵素上昇を認め当科紹介となった.緊急冠動脈造影では有意狭窄を認めず,左室造影所見よりたこつぼ型心筋症の診断となり入院となった.入院後に施行した血液検査で血清ナトリウム値116 mmol/Lと著明な低ナトリウム血症を...

    DOI 医中誌

  • 精神科入院中に血液透析を導入した, 水中毒の病歴を持つ統合失調症3例の検討

    齋藤 友季子, 向井 賢司, 貴志 直哉, 齋藤 真一, 齋藤 純一 日本透析医学会雑誌 53 (6), 329-332, 2020

    ...体液量増加と低ナトリウム血症の増悪は, 腎機能廃絶による自尿の減少が関与したと思われた. そのため, 透析導入前後に, 自尿保持を目的としたトルバプタンの介入の試みが必要だったかもしれない. また, 低ナトリウム血症に対する透析液補正も考慮する必要があったと思われた.</p>...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献2件

  • 3号液

    杉山 彰英, 中瀬 一, 福島 亮治, 朝川 貴博, 大石 英人, 大原 寛之, 日下部 俊朗, 櫻井 洋一, 竹腰 加奈子, 津田 豪太 学会誌JSPEN 2 (5), 341-345, 2020

    DOI 医中誌

  • 同種造血幹細胞移植後human herpesvirus 6B脳炎:知っておきたいこと

    緒方 正男 Journal of Hematopoietic Cell Transplantation 9 (3), 77-82, 2020

    ...中枢神経症状発症時にHHV-6B脳炎を疑う状況としてはⅰ)臍帯血移植やHLA不一致非血縁者間移植,ⅱ)移植後2〜6週目での発症,ⅲ)記憶障害や異常感覚,ⅳ)PIR,GVHD,生着症候群の先行,ⅴ)ステロイド使用下での発症,ⅵ)低ナトリウム血症があげられる。HHV-6B脳炎が疑われる場合には髄液PCR結果を待たずに治療を開始する。ホスカルネット(FCN)180mg/kg/dayでの開始が推奨される。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献31件

  • 腎移植後後期に重症レジオネラ肺炎を発症した1例

    江田 はるか, 謝花 政秀, 宮里 朝矩 日本透析医学会雑誌 53 (9), 487-492, 2020

    ...入院時低ナトリウム血症, 肝機能障害, 高度の炎症反応の上昇を認め, 食後の嘔吐がみられた. 呼吸状態は急速に悪化し, 入院3日目にエンドトキシン吸着 (PMX) 療法を施行後, 持続的血液濾過透析 (continuous hemodiafiltration: CHDF) による体液管理を開始, 入院4日目に人工呼吸器管理を開始した....

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献10件

  • 直腸絨毛腺腫による電解質喪失症候群(Electrolyte Depletion syndrome;EDS)を呈し,外科的切除によって治癒した1例

    鈴木 統大, 梶原 敦, 宇佐美 智乃, 中島 陽子, 山宮 知, 紺田 健一, 下間 祐, 打越 学, 栗原 利和, 吉田 仁 日本消化器病学会雑誌 116 (7), 576-582, 2019-07-10

    ...<p>65歳男性,腎前性急性腎障害で入院歴あり.頻回の下痢と食欲不振があり,腎機能の増悪,低ナトリウム血症のため入院.大腸内視鏡検査で直腸に粘液分泌をともなう亜全周性の絨毛腺腫を認めた.絨毛腺腫による電解質喪失症候群(Electrolyte Depletion syndrome;EDS)と診断,腹会陰式直腸切除術を施行.病理組織学的に癌は認められず絨毛/管状腺腫と診断され,国内報告ではまれな症例であり...

    DOI PubMed 医中誌

  • ステロイド補充療法,リハビリテーションによって四肢関節拘縮の改善を認めたACTH単独欠損症の1例

    山徳 雅人, 長谷川 泰弘 聖マリアンナ医科大学雑誌 47 (1), 7-12, 2019

    ...入院2カ月後にショック状態となり,血液検査上炎症反応高値,低ナトリウム血症,低血糖を認め,重症感染症に伴う急性副腎不全が考えられ,内分泌検査の結果,ACTH単独欠損症と診断した。ステロイド補充療法を行い,全身状態の改善と共に四肢関節拘縮も改善傾向を認めた。その後リハビリテーションを再開し,リハビリテーション病院ヘ転院後,杖歩行にて自宅退院となった。...

    DOI 医中誌

  • 膵体尾部切除術後に発症した鉱質コルチコイド反応性低ナトリウム血症の1例

    中山 雄介, 豊田 英治, 松林 潤, 大江 秀明, 廣瀬 哲朗, 土井 隆一郎 日本臨床外科学会雑誌 80 (4), 663-667, 2019

    ...<p>鉱質コルチコイド反応性低ナトリウム血症(mineralocorticoid responsive hyponatremia of the elderly:以下MRHE)は,著明な低ナトリウム血症をきたす疾患である.今回,膵体尾部切除術後に,MRHEを発症した症例を経験したので報告する.症例は70歳,男性.血糖コントロール悪化の精査で膵尾部に腫瘍を指摘され,当院へ紹介された.腹部造影CT検査,EUS-FNA...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献5件

  • くも膜下出血術後における昇圧療法が早期離床に与える影響

    藤原 直, 植木 秀典, 野村 拓矢, 上田 草太 理学療法学Supplement 46S1 (0), E-107_1-E-107_1, 2019

    ...</p><p>【考察】</p><p>本研究では術後DOBの使用の有無に関わらず,重大な有害事象や離床までの日数には差が認められなかった.しかし血液データ上術後14日におけるNa値が有意に低かった.SAHの術後に低ナトリウム血症などの電解質異常が起きることはよく知られており,今回DOBの使用によって少なからずそれらの電解質のコントロールに影響を与えた可能性が示唆された....

    DOI

  • ニボルマブ単回投与10か月後に下垂体機能障害が顕在化した非小細胞肺癌の1例

    久保田 豊, 久野 はるか, 廣瀬 和紀, 古谷 渉, 長谷川 功, 山本 千恵 肺癌 58 (7), 980-983, 2018-12-20

    ...</b>70歳,男性.進行期肺腺癌に対しニボルマブを投与した.投与数日後より激しい下痢,嘔吐があり,再投与は行わなかった.投与10か月後に倦怠感,食思不振,低ナトリウム血症が出現,対症療法を行っていたが,症状は遷延し寒気の訴えや低血圧が出現した.精査の結果,下垂体機能低下症,二次性副腎不全と判明した.経口ヒドロコルチゾン補充により速やかに改善した.<b>結論....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献3件

  • オンコロジーエマージェンシー

    高橋 俊二 肺癌 58 (Supplement), 914-919, 2018-11-05

    ...</p><p>1)oncology emergencyの病態を正しく理解する.機序として,代謝障害(高カルシウム血症,腫瘍崩壊症候群,低ナトリウム血症など),構造的障害(頭蓋内圧亢進,脊髄圧迫,心嚢水貯留,上大静脈症候群など),治療に伴う障害(血管新生阻害剤による出血,免疫関連有害事象など)が挙げられる....

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献2件 参考文献9件

  • 電解質異常をきたした眼部帯状疱疹の2症例

    前田 愛子, 塩川 浩輝, 外 須美夫 日本ペインクリニック学会誌 25 (4), 278-282, 2018-10-25

    ...血症の原因はSIADHと診断した.過去の文献では帯状疱疹関連SIADHは三叉神経領域の報告が多い.また,低カリウム血症は低ナトリウム血症に一定の割合で伴うと報告されている.まれな合併症であるが,帯状疱疹治療中は電解質異常をきたす可能性を念頭におく必要がある....

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件

  • 抗利尿ホルモン不適切分泌症候群(SIADH)をきたした前立腺小細胞癌の1例

    風間 明, 斎藤 俊弘, 石川 晶子, 武田 啓介, 小林 和博, 谷川 俊貴, 冨田 善彦 日本泌尿器科学会雑誌 109 (4), 233-236, 2018-10-20

    ...<p>症例は73歳男性.初診時PSAは29.02ng/ml.CTで膀胱直腸浸潤を疑う前立腺癌を認め,経直腸前立腺針生検でadenocarcinoma,Gleason score 4+5,標本の一部に小細胞癌成分を検出した.cT4N0M0の前立腺癌の診断で当院へ治療目的に紹介された.治療開始2カ月後に高度の低ナトリウム血症(血清Na 114mEq/<i>l</i>)を発症し,単純CTでは右尿管転移の出現...

    DOI Web Site PubMed ほか1件 参考文献9件

  • 低ナトリウム血症を伴う慢性僧帽弁閉鎖不全症にトルバプタンが奏功した犬の1例

    合屋 征二郎, 佐藤 琴美, 島田 香寿美, 上村 暁子, 田中 綾 動物臨床医学 27 (3), 107-111, 2018-09-25

    ...<p>低ナトリウム血症を伴うACVIM分類ステージCの僧帽弁閉鎖不全症犬に対してアルギニンバソプレシンV2受容体拮抗薬であるトルバプタンを投与した。投与前134 mmol/lであった血漿ナトリウム濃度はトルバプタン投与から7週間後に147 mmol/lまで上昇した。トルバプタン投与に伴い,左室拡張末期径およびE/Emは29.9 mmから27.8 mm,19.0 から11.6にそれぞれ減少した。...

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  • 全身麻酔下の口腔外科手術後に急性副腎不全が発症した1症例

    小鹿 恭太郎, 金田 徹 蘇生 37 (2), 72-75, 2018-08-31

    ...血液検査所見で低ナトリウム血症と低血糖を認めた。内科医による精査により原発性副腎不全の診断に至り,直ちにヒドロコルチゾンの経口投与を開始した。その結果血清ナトリウム値の改善を認め,2日後には意識清明となった。本症例では術前に副腎機能が低下していた可能性があったが通常の術前評価では明らかではなく術後の急性副腎不全発症を予測することは困難であった。...

    DOI 医中誌

  • SIADHを合併した前縦隔神経芽腫の一切除例

    椙村 彩, 松原 寛知, 内田 嚴, 松岡 弘泰, 市原 智史, 中島 博之 日本呼吸器外科学会雑誌 32 (4), 482-486, 2018-05-15

    ...<p>症例は68歳男性.頭痛,嘔吐を主訴に近医を受診した.血液検査で低ナトリウム血症を認め,難治性であったため,精査目的に当院を紹介受診となった.精査にてSIADHの診断に至り,胸部CTで前縦隔に結節を認めたことから,前縦隔腫瘍に合併したSIADHと考えて拡大胸腺摘出術を行った.腫瘍は病理組織学的に胸腺から発生した神経芽腫であった.術前治療に難渋した低ナトリウム血症は,術後速やかに改善し,症状も消失...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献9件

  • 症例報告:Pramipexoleにより抗利尿ホルモン分泌異常症候群が誘発された Parkinson病の1例

    斎藤 直史, 吉原 章王, 添田 智子 神経治療学 34 (4), 467-470, 2018

    ...低ナトリウム血症は改善しなかった.Pramipexoleによる薬剤性抗利尿ホルモン分泌異常症候群と考え,pramipexole1.5mg/日をrotigotine 13.5mg/日に切り替えた.血清ナトリウム値は正常化し,再発していない.pramipexoleによる抗利尿ホルモン分泌異常症候群は希な病態であるが,投与中は注意を払う必要があると考える....

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  • イピリムマブ投与後に生じた下垂体炎の 1 例

    清水 友理, 種村 篤, 壽 順久, 沖田 朋憲, 向井 康祐, 片山 一朗 皮膚の科学 17 (5), 260-264, 2018

    ...来院時,低血圧,低血糖,低ナトリウム血症をみとめ,副腎不全を疑いコルチゾールを測定したところ低値であった。内分泌学的検査の結果,<b>ACTH </b>分泌不全による副腎不全と診断した。症状出現時に撮像していた頭部 <b>MRI </b>では下垂体の腫大をみとめ,イピリムマブによる下垂体炎と考えた。ヒドロコルチゾン補充により症状は消失し,イピリムマブ投与を再開した。...

    DOI 医中誌

  • 外科手術後の老人性鉱質コルチコイド反応性低ナトリウム血症の2例

    大江 秀典, 横山 大受, 青山 紘希, 平井 健次郎, 岡部 寛, 光吉 明 日本臨床外科学会雑誌 79 (12), 2397-2401, 2018

    ...外科手術後に老人性鉱質コルチコイド反応性低ナトリウム血症(MRHE)をきたした2症例を報告する.1例目は75歳の男性で肝右葉切除後,2例目は72歳の女性で腹腔鏡下回盲部切除後,第1病日から第3病日にかけて20mEq/L程度の急激な血清ナトリウム値低下をきたし,意識消失を伴う低ナトリウム血症(Na 110mEq/L台)を発症した.血漿浸透圧低下,尿浸透圧上昇および抗利尿ホルモンが検出され,一見抗利尿ホルモン...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献5件

  • P-1-C07 長期化する低ナトリウム血症の原因としてAddison病と診断された重症心身障害児の一例

    金沢 真希子, 倉本 崇, 松澤 純子, 本郷 和久, 宮森 加甫子 日本重症心身障害学会誌 43 (2), 344-344, 2018

    ...重症心身障害児(者)においては低ナトリウム血症(低Na血症)を来しやすく、原因は医原性、抗てんかん薬、抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)をなど多岐にわたる。今回、われわれは稀な疾患であるAddison病を経験したので報告する。 症例 Kleefstra症候群の13歳女児。12歳のときに心肺停止となり蘇生されたが、その後から低Na血症が続き、SIADHの診断でNaClを投与されていた。...

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  • 造血細胞移植における感染症対策

    佐野 弘純, 小林 良二 日本小児血液・がん学会雑誌 55 (2), 109-115, 2018

    ...infection: BSI)の発症リスクが高まるが,逆に細菌性BSIを発症するとその後急性GVHDを発症しやすくなる可能性がある.移植後の深在性真菌症発症のリスク因子は10歳以上・GVHDの合併・ステロイドの投与であるため,年長のGVHD合併例では抗真菌薬による予防を考慮すべきである.移植後のヒトヘルペスウイルス6型(human herpes virus-6: HHV6)の再活性化は臍帯血移植例に多く,特に低ナトリウム...

    DOI 医中誌

  • アカクラゲ刺傷により高血圧性脳症を呈した5歳男児例

    谷内, 裕輔 金沢大学十全医学会雑誌 = Journal of the Juzen Medical Society 126 (1), 2-7, 2017-03-01

    クラゲ刺傷は,アカクラゲ刺傷で見られる局所症状を主症状とする軽症例から,イルカンジクラゲ刺傷のように著明な高血圧や肺水腫をきたす致死的重症例まで様々である.今回,アカクラゲ刺傷後に高血圧性脳症による意識障害を呈した重症アカクラゲ刺傷症例を経験した.クラゲ刺傷は,触手に存在する無数の刺胞から刺糸が射出し生体内にクラゲ毒を注入することで発症する.アカクラゲの刺糸は短いため,毒素が全身に拡散されず局所…

    機関リポジトリ Web Site 医中誌

  • 硬膜穿刺後頭痛を疑い治療を行ったが低ナトリウム血症が判明した症例

    杉部 清佳, 池田 水子, 宮崎 良平, 東 みどり子, 神田橋 忠, 外 須美夫 日本臨床麻酔学会誌 37 (5), 600-605, 2017

    <p>61歳男性に対し胸腔鏡補助下右肺下葉切除術を硬膜外麻酔併用全身麻酔で行った.術後2日目から頭痛,嘔気,倦怠感の症状が出現した.硬膜外カテーテル抜去のタイミングと一致したため硬膜穿刺後頭痛を疑い輸液負荷,安静,鎮痛薬投与を行った.症状は改善せず,術後10日目に意識障害を呈し,血清ナトリウム(Na)値113mEq/Lと著明な低Na血症を認めた.高張食塩水の投与と水制限により術後12日目に血清N…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献18件

  • 3.トルバプタンの使用について―腎臓内科の立場から―

    貝森 淳哉, 猪阪 善隆, 高原 史郎 肝臓 58 (2), 85-90, 2017

    ...<p>2010年10月に,バソプレシンV<sub>2</sub>受容体拮抗薬であるトルバプタン(サムスカ<sup>Ⓡ</sup>)が,「ループ利尿剤等の他の利尿薬で効果不十分な心不全における体液貯留」に対し保険適用となって以降,わが国に利尿薬において新たな選択肢が一つ加わることになった.これと共に,今までのナトリウム利尿という考え方に,水利尿という新しい概念を付与することとなった.トルバプタンは,低ナトリウム...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献17件

  • 1.トルバプタンを用いた腹水に対する新たな治療戦略―腎保護を重視した利尿薬治療―

    瀬川 誠, 岩本 拓也, 坂井田 功 肝臓 58 (2), 72-77, 2017

    ...<p>2013年9月に,バソプレシンV<sub>2</sub>受容体拮抗薬であるトルバプタン(サムスカ<sup>Ⓡ</sup>)が,「ループ利尿剤等の他の利尿薬で効果不十分な肝硬変における体液貯留」に対し保険適用となって以降,わが国における腹水治療戦略は大きく変化した.従来,非代償性肝硬変に伴う腹水の薬物治療の主体はスピロノラクトンやループ利尿薬であったが,利尿薬抵抗性の存在や腎機能低下,低ナトリウム...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献13件

  • 浴槽内溺死の赤血球に及ぼす影響

    山本 俊郎 日本温泉気候物理医学会雑誌 80 (3), 155-159, 2017

    ...<p>  <b>【背景と目的】</b>浴槽内溺水では気管内に侵入した水が肺胞内から毛細血管へ移行して,低ナトリウム血症と低クロール血症となることが知られている.そこで,浴槽内心肺停止(cardiopulmonary arrest: CPA)の病態が赤血球に及ぼす影響を検討した....

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  • P-2-E19 繰り返す持続性吃逆に呼吸障害を併発した重症心身障害者の1例

    田村 奈津子, 早川 美佳, 垂井 弘志, 杉原 進, 平田 佑子, 鈴木 淑子, 大島 早季子, 落合 幸勝, 今井 祐之 日本重症心身障害学会誌 42 (2), 277-277, 2017

    ...入院経過中、発熱やCRP高値、低ナトリウム血症を認め、吃逆の原因となる薬剤としてフェニトインを使用しているが、1回のみ血中濃度が高値だった。治療として、ジアゼパム坐剤、ミダゾラム点鼻、メトプロクラミド投与を行い、吃逆は消失したが、いずれも同時に呼吸抑制を認めNPPVを使用した。4回目の入院では芍薬甘草湯を用いたが無効で、NPPV使用中に呼吸障害が増悪し、胸部CTで左主気管支閉塞と無気肺を認めた。...

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  • S-1 投与により重篤な腸炎および骨髄抑制を来した喉頭癌の 1 例

    大森 裕文, 松尾 美央子, 若崎 高裕, 藤 賢史, 益田 宗幸 耳鼻と臨床 62 (4), 136-140, 2016-07-20

    ...腫瘍は速やかに縮小傾向となり治療反応性は良好であったものの、CDDP 投与後に Grade3 の低ナトリウム血症や骨髄抑制を来し、さらには薬剤性腎障害によりクレアチニンクリアランスは 60 mℓ/min を切る状態となったため、以降の併用化学療法として S-1 を選択した。...

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  • 進行した認知症患者における血液中電解質検査や心電図検査の重要性

    阿部 光香, 阿久津 靖, 恩地 由美, 手塚 美紀, 矢幡 由佳子, 河村 光晴, 小林 洋一, 三邉 武彦, 内田 直樹, 小口 勝司, 小林 真一, 高塩 理, 岩波 明, 高木 康, 福地 邦彦 昭和学士会雑誌 76 (6), 720-726, 2016

    ...および心理症状であるBPSD周辺症状の悪化で昭和大学烏山病院認知症病棟に入院した52例(82±7歳,女性比51.9%)を対象として,入院時および入院3か月後で血液所見と心電図上の心拍数補正QT時間(QT corrected for heart rate: QTc)の変化を比較した.入院時血清電解質は,ナトリウム139±3mEq/l,カリウム4.0±0.5mEq/l,クロール104±3mEq/lであり,低ナトリウム...

    DOI 機関リポジトリ Web Site ほか1件

  • NST回診にて判明した ACTH単独欠損症の一例

    大野 健次, 本田 圭, 山﨑 貴子, 見砂 知子, 松崎 律子, 皆川 明美, 松本 奈緒子, 横川 紗枝子, 小島 直子, 前 幸穂 日本静脈経腸栄養学会雑誌 31 (5), 1147-1149, 2016

    ...</p><p>NSTにて低ナトリウム血症に遭遇することはたびたびあるがチームとして ACTH単独欠損症を鑑別診断として念頭においておくべきである。</p>...

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  • 重症心身障害児(者)の特徴に配慮した経腸栄養剤の使い分け

    徳光 亜矢 日本重症心身障害学会誌 41 (2), 195-195, 2016

    ...従来の製剤で低ナトリウム血症を来す場合には、本製剤への変更を試みている。 5)他の製剤  当日は他の製剤についても若干述べる予定である。 略歴 1993年 旭川医科大学医学部卒業 1993年 旭川医科大学付属病院小児科入局 以降、深川市立病院、社会福祉法人北海道社会事業協会 富良野病院を経て 1997年 北海道療育園 2015年 北海道療育園 診療部長 現在に至る...

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  • 日常診療でみかける電解質異常―どう考え,どう対処するか

    小松 康宏 日本小児腎臓病学会雑誌 29 (1), 13-21, 2016

    ...本稿では,日常診療でみかけることが多く,かつ緊急の対応が求められる電解質異常の代表として,低ナトリウム血症をとりあげた。成人領域では低Na 血症の診療ガイドラインが作成されている。小児低ナトリウム血症に対しても病態生理に基づくとともに,臨床的アウトカムを重視した診療ガイドラインの作成が望まれる。...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献12件

  • ストレス時の多飲による意識障害と全身痛を主症状とする中枢感作性症候群の治療経験

    滝本 佳予, 西島 薫, 森 梓, 金 史信, 小野 まゆ 日本ペインクリニック学会誌 23 (1), 8-11, 2016

    ...全身の痛みを中心とする多彩な症状を訴え心因性多飲を合併する患者に対し,薬物療法・認知行動療法と併せて行った,患者の語りの傾聴と対話を重視した診療が有用であった1例を報告する.症例は68歳の女性,全身の痛みを訴えて当科を紹介受診した.併存合併症として心因性多飲による低ナトリウム血症と意識混濁,むずむず脚症候群,過敏性腸症候群,睡眠障害,失立失歩があり,ドクターショッピングを長年続けた後の受診であった....

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  • 全身麻酔下歯科治療後,自傷行為とてんかん発作が増悪した自閉症スペクトラム障害患者の1例

    尾田 友紀, 林内 優樹, 藤野 陽子, 松本 幸一郎, 安坂 将樹, 吉田 啓太, 好中 大雅, 和木田 敦子, 入舩 正浩, 岡田 貢 日本障害者歯科学会雑誌 37 (4), 419-425, 2016

    ...し,当科を紹介された.現症:全顎的に頰側歯肉が著しく退縮しており,その退縮が根尖部にまで及んでおり,治療が必要な歯が多数認められた.経過:複数歯の治療が必要なこと,現在痛みがあると思われること,居住地が遠方であること,歯科治療に対する恐怖心が強いことなどの理由から全身麻酔下歯科治療(2泊3日)を行うこととした.入院中の経過は順調であったが,入所施設に帰宅した直後より,自傷行為の増加や多飲行為による低ナトリウム...

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  • 昏睡から2カ月後に橋中心髄鞘崩壊症の診断に至った1例

    中村 蓉子, 福井 健一, 塩田 修玄, 原茂 明弘, 足立 裕史, 中沢 弘一 日本臨床麻酔学会誌 36 (4), 429-433, 2016

    ...<p>化学療法施行中に,突然の高ナトリウム血症,高血糖を生じ,昏睡状態となった78歳の男性の症例を経験した.血清ナトリウム値,血糖値が正常化した後も人工呼吸を必要とする昏睡状態が続き,保存的な加療を続けていたが,2カ月後に急速に意識レベルが改善した.MRI検査で橋中心髄鞘崩壊症の最終診断に至り,急変から114日後に転院となった.当初,本疾患は慢性的な低ナトリウム血症の急速な補正により生じるとされていたが...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献2件 参考文献13件

  • V.低ナトリウム血症性脳症

    山口 秀樹, 中里 雅光 日本内科学会雑誌 105 (4), 667-675, 2016

    <p>低ナトリウム(Na)血症の病態把握のポイントは,細胞外液量(extracellular fluid:ECF)の推定,尿浸透圧と尿中Na排泄量の測定である.ECFはhypovolemic,euvolemic,hypervolemicに区分され,皮膚ツルゴールや血清尿酸値などの指標を用いて判定する.低Na血症性脳症の治療は,原疾患の治療,ECFとNaの補正および不足ホルモンの補充である.浸透圧…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献3件

  • たこつぼ心筋症を合併しショックの鑑別に苦慮した孤発性副腎転移による副腎クリーゼの1例

    下司 徹, 中野 顕, 綿貫 正人, 宮澤 豪, 池田 智之, 椙本 晃, 眞鍋 奈緒美, 佐藤 裕介, 黒江 彰, 長谷 行洋, 山田 英二, 日村 好宏 心臓 47 (3), 331-339, 2015

    ...低ナトリウム血症, 副腎腫瘤の存在からチェックしていた入院時血液検査で, 第5病日に急性副腎不全 (副腎クリーゼ) と判明した. ステロイド補充を開始し, 速やかに解熱, 血圧上昇, 不整脈も消失した. 後に両側副腎摘出術を施行し, 乳癌切除後の転移性副腎腫瘍による副腎皮質機能障害と診断した.  ...

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  • 小児胃軸捻転症に対する腹腔鏡下胃前方固定術についての検討

    佐藤 智行, 天江 新太郎, 和田 基, 佐々木 英之, 風間 理郎, 福澤 太一, 工藤 博典, 田中 拡, 中村 恵美, 仁尾 正記 Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons 51 (4), 787-792, 2015

    ....全例とも特発性であったが,5 例で成長発育障害を認め,4 例は精神運動発達遅延を有していた.ヒルシュスプルング病,気管支肺前腸奇形合併例が1 例ずつみられた.5 例が急性発症例であったが,胃管による減圧が可能で全例待機的に手術を施行し得た.6 症例の平均手術時間は123.3 分で,胃前方固定操作に要した時間は平均96.7 分(60~123 分)であった.術中出血量は全例少量であり,1 例で軽度の低ナトリウム...

    DOI Web Site 医中誌

  • <b>肺小細胞癌に併発した低ナトリウム血症に</b><b>五苓散が有効であった1例 </b>

    坂本 篤彦, 栗山 一道, 木下 義晃, 日高 孝子, 貝沼 茂三郎 日本東洋医学雑誌 66 (2), 124-130, 2015

    ...症例は肺小細胞癌に併発した低ナトリウム血症(低Na 血症)の74歳男性。化学療法中に水制限下でも低Na 血症が悪化し,悪心嘔吐のため食塩内服も困難であった。水分貯留の病態,ならびに口渇・小便不利を伴う水毒を目標に,五苓散エキス7.5g/日を投与したところ,低Na 血症が改善した。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献7件

  • シスプラチン使用後に塩類喪失性腎症による著しい低ナトリウム血症を来した中咽頭癌症例

    藤川 太郎, 白倉 聡, 畑中 章生, 岡野 渉, 得丸 貴夫, 山田 雅人, 齊藤 吉弘, 別府 武 日本耳鼻咽喉科学会会報 118 (8), 1046-1052, 2015

    ...癌治療において低ナトリウム血症はしばしば遭遇する電解質異常である. 今回われわれは, 中咽頭癌進行症例に対してシスプラチン (CDDP) 同時併用放射線治療を行い, 計3回の grade 4 の低ナトリウム血症を経験したので報告する. 初回および2回目の低ナトリウム血症は CDDP 投与後に出現し, 脱水と多尿を伴い, 輸液と塩分の補充により1週間程度で改善した....

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献8件

  • 両側副腎転移により副腎不全症状を呈した非小細胞肺癌の1例

    石川, 大輔, 渡部, 聡, 西山, 佑樹, 木村, 陽介, 才田, 優, 市川, 紘将, 堀, 好寿, 青木, 信将, 大嶋, 康義, 坂上, 拓郎, 小屋, 俊之, 森山, 寛史, 各務, 博, 吉澤, 弘久, 成田, 一衛 新潟医学会雑誌 128 (10), 531-536, 2014-10

    ...非小細胞肺癌(腺癌), stage IV, 上皮成長受容体遺伝子変異陽性と診断された. 3次化学療法目的に入院した際, 発熱, 嘔気, 低ナトリウム血症などの症状を認められた. 血中コルチゾル低値, 血中ACTH高値などから, 急性副腎不全と診断した. 両側副腎に巨大な肺癌の転移巣を認めており, 副腎不全の原因と考えられた. ヒドロコルチゾン投与で症状は速やかに軽快した....

    機関リポジトリ HANDLE Web Site ほか1件

  • 一老健施設における低ナトリウム血症と認知症

    渡部, 良次 日本赤十字社和歌山医療センター医学雑誌 31 25-29, 2014-03-01

    ...老人保健施設における低ナトリウム血症の頻度をしらべ、低ナトリウム血症に対する食塩の効果をしらべる。方法:142例の入所者中118例の給食群(食塩摂取9g)と24例の径腸群(食塩摂取1.5g)に対して低ナトリウム血症(134mEq/L以下)の頻度をしらべた。初回低ナトリウム血症につき第2回テストを行い、低ナトリウム血症を認めた症例に食塩の負荷をおこなった。...

    機関リポジトリ 医中誌

  • ソフトドリンクケトーシスにより心停止を来した1例

    垂石 智重子, 上松 友希, 酢谷 朋子, 高田 基志, 鈴木 照 日本集中治療医学会雑誌 21 (1), 39-42, 2014

    ...ICU入室時,著明な高カリウム血症と低ナトリウム血症,高血糖を認め,さらに浸透圧利尿による血液濃縮を認めた。軽度低体温療法を施行しつつ,血糖,電解質補正および循環管理を行った結果,第13病日に症状改善し,ICUを退室した。...

    DOI 医中誌 参考文献5件

  • 夜間頻尿にデスモプレシンが著効した高齢女性の1症例

    栢森 健介, 藤谷 順子, 河内 正治 日本老年医学会雑誌 51 (1), 85-88, 2014

    ...では入院時より夜間頻尿があり,それによる本人のQOL低下は著しいものであった.また看護負担も大きなものであった.飲水制限や眠前導尿,抗コリン薬,ナイトバルンなど夜間頻尿に対して様々な対策を講じたがいずれも改善には至らなかった.就寝前にデスモプレシンスプレーの使用を開始してから夜間排尿回数が減少し,本人のQOLも著しく改善した.また周囲の看護負担も同時に軽減した.デスモプレシン使用は時として副作用に低ナトリウム...

    DOI Web Site PubMed ほか1件 参考文献9件

  • 中枢性塩類喪失症候群を呈した急性辺縁系脳炎の1例

    西尾 元伸, 西谷 信之, 田中 惠子 臨床神経学 54 (8), 657-659, 2014

    症例は36歳の女性である.精神症状にて発症した.髄液検査にて細胞数と蛋白の上昇をみとめ,臨床経過から辺縁系脳炎と診断した.経過中に著明な低Na血症をみとめ水分制限をおこなったが改善せず,Naと水分の補充により低Na血症の改善をみとめ中枢性塩類喪失症候群(cerebral salt wasting syndrome; …

    DOI Web Site PubMed ほか1件 参考文献3件

  • 髄膜播種を契機に下垂体機能の障害に伴う低ナトリウム血症を発症し,可逆性の意識障害を呈した1例

    嶋田 和貴, 合屋 将, 津森 鉄平, 西條 美香, 樋上 泰造, 谷 恵利子, 武岡 佐和, 倉田 香菜子, 田中 彩子, 濱口 眞成, 田宮 基裕, 白山 敬之, 森下 直子, 岡本 紀雄, 鈴木 秀和, 平島 智徳, 川瀬 一郎 Palliative Care Research 9 (4), 528-532, 2014

    <b>【緒言】</b>終末期がん患者における低Na血症はしばしば認められ,意識障害を引き起こし予後不良因子の1つとされる.今回われわれは,髄膜播種を契機に下垂体前葉機能の障害に伴う低ナトリウム(以下,Na)血症を発症し,可逆性意識障害を呈した1例を経験したので報告する.<b>【症例】</b>77歳,女性.当院で肺がん術後再発に対して化学療法を導入されたが,副作用のため積極的治療は中止となった.転…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献13件

  • 鉱質コルチコイド反応性低ナトリウム血症(MRHE)の3例

    中村 幸子, 飯田 啓二, 玉川 杏奈, 日野 泰久, 大原 毅, 高橋 佳子, 高橋 直人, 千原 和夫 日本内科学会雑誌 103 (6), 1382-1384, 2014

    鉱質コルチコイド反応性低ナトリウム(Na)血症(MRHE:mineralocorticoid-responsive hyponatremia of the elderly)は,脱水を伴った高齢者に発症することが多い疾患である.バソプレシン分泌過剰症(SIADH:syndrome of inappropriate secretion of anti-diuretic …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献3件

  • 口腔癌に対するcisplatinを含む化学療法による低ナトリウム血症の臨床的検討

    新井 俊弘, 太田 嘉英, 青山 謙一, 齋藤 寛一, 傳田 裕也, 山崎 浩史, 青木 隆幸, 金子 明寛 頭頸部癌 40 (1), 38-42, 2014

    ...低ナトリウム血症の危険因子としては,grade2以上の嘔気,口内炎,および水分負荷の有無,発熱性好中球減少症が考えられた。ナトリウムの摂取低下,喪失,水分負荷の有無が低ナトリウム血症の誘因になると考えられた。また,詳細なメカニズムは明らかではないが,発熱性好中球減少症は低ナトリウム血症発現のマーカーとなりうる可能性が示唆された。...

    DOI 医中誌 参考文献4件

  • 糖尿病性ケトアシドーシスに合併した急性壊死性食道炎の1例

    野村 智久, 杉田 学, 関井 肇, 髙見 浩樹, 坂本 壮, 小松 孝行, 水野 慶子 日本臨床救急医学会雑誌 16 (2), 126-130, 2013-04-30

    ...痙攣は高血糖,低ナトリウム血症に起因すると考え,禁食,補液,血糖コントロール,プロトンポンプ阻害剤投与などの保存的治療を行った。第4病日の内視鏡再検で食道粘膜の改善を認め経口摂取を開始,第6病日に転院となった。急性壊死性食道炎は糖尿病,とくに糖尿病性ケトアシドーシスを合併した症例が報告されており,コントロール不良の糖尿病患者の上部消化管出血では鑑別として本疾患を考慮すべきである。</p>...

    DOI Web Site 医中誌

  • 重複腎盂尿管に合併した続発性偽性低アルドステロン血症の乳児例

    杉本 哲, 森 潤, 森田 高史, 短田 浩一, 小松 博史, 中島 久和, 小坂 喜太郎 日本小児腎臓病学会雑誌 26 (1), 94-98, 2013

    ...低ナトリウム血症,高カリウム血症を呈する乳児については,本疾患を鑑別疾患の一つとして念頭に置くべきである。尿細管の未熟性に尿路奇形・尿路感染症が合併することで,ミネラロコルチコイド受容体や上皮性Naチャネルの機能低下が生じ,secPHAを発症すると考えられているが,分子生物学的な背景を含めて病態の詳細は不明であり,病態解明には更なる基礎研究の進歩が望まれる。...

    DOI 医中誌 参考文献11件

  • 嚥下リハビリテーション中に低ナトリウム血症で嚥下障害が悪化した一例

    福永 典子, 徳田 佳生, 吉野 陽三, 藤本 一夫 松江市立病院医学雑誌 17 (1), 35-38, 2013

    ...嚥下リハビリテーション(以下リハ)実施中に嚥下障害が悪化し,その原因として低ナトリウム血症が考えられた症例を経験したので報告する.症例は73 歳の男性で,肺炎のために入院となり,入院3 日目に嚥下評価・リハ依頼で当科へ紹介となった.ビデオ嚥下造影検査(VF)で嚥下障害は軽度であることを確認して全粥とペースト食を介助で開始したが,その後むせや発熱があり,経口摂取を一旦中止とした.VF を再検したところ...

    DOI 医中誌

  • 水中毒の治療中にTorsade de Pointes型心室頻拍を生じた統合失調症の1例

    多村 知剛, 城下 晃子, 山元 良, 鯨井 大, 岩野 雄一, 田島 康介, 堀 進悟 日本救急医学会雑誌 24 (3), 173-178, 2013

    ...水中毒による低ナトリウム血症と診断し,高張食塩水で治療を開始した。来院時,腹部膨隆著明で膀胱留置カテーテル挿入時に3L以上の希釈尿が流出し,外来診療中の4時間に合計9,800mlの希釈尿を認めた。来院2時間後の12誘導心電図では著明なU波を認め,QTc時間は620msecと延長していた。その後,心室性期外収縮の頻発からTdPを生じ心室細動へ移行した。...

    DOI 医中誌 参考文献5件

  • 経鼻胃管挿入を契機にたこつぼ心筋症を発症した1 例

    中尾 隼三, 藤田 桂史, 阿久津 善光, 原 拓真, 亀崎 高夫, 平谷 太吾, 前田 裕史, 松村 明 脳卒中 35 (5), 358-363, 2013

    ...要旨:脳梗塞加療中の入院患者に対して,経鼻胃管挿入を契機に発症したたこつぼ心筋症を経験したので,文献的考察を加えて報告する.たこつぼ心筋症では肉体的もしくは精神的ストレスが誘因と報告されているが,その他にも多くの誘因が報告されている.本症例では,誘因となる脳梗塞,低ナトリウム血症,肺炎,喘息を認めるが,タイミングとしては経鼻胃管再挿入後間もなく発症した.経鼻胃管挿入は頻繁に行われる処置の一つだが,たこつぼ...

    DOI 医中誌 参考文献11件

  • 水頭症に起因する抗利尿ホルモン不適合分泌症候群が疑われた犬の1例

    亀島 聡, 大寺 貴子, 神前 卓司 日本獣医師会雑誌 66 (12), 870-873, 2013

    ...inappropriate antidiuretic hormone secretion,以下SIADH)は,頭蓋内疾患などの基礎疾患に続発し,抗利尿ホルモンの不適合分泌が起こり,低ナトリウム(Na)血症,血漿浸透圧の低下,尿中Na排出量の増加などを生じる小動物領域ではきわめてまれな病態である.今回,ドーム様の頭蓋形状と特有の症状を呈したトイ・プードルに遭遇し,その病態を精査した.その結果,本症例では,顕著な低ナトリウム...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか2件 参考文献7件

  • 慢性低ナトリウム血症を呈する重症心身障害児(者)9例におけるホルモンと水・電解質の検討

    香取 さやか, 永江 彰子, 藤田 泰之, 小田 望, 木内 正子, 種子島 章男, 口分田 政夫 日本重症心身障害学会誌 38 (1), 101-105, 2013

    ...重症心身障害児(者)において、低ナトリウム血症は頻度の高い病態である。当施設でも入所者104名のうち11名(10.6%)が慢性低ナトリウム血症を呈していた。本研究では、そのうち詳細を調べ得た9名を対象として、ホルモンと水・電解質の動態、および関連する基礎疾患について検討した。...

    DOI 医中誌

  • VIII.内分泌,代謝疾患と脳神経疾患

    清水 文崇, 神田 隆 日本内科学会雑誌 101 (8), 2226-2231, 2012

    ...Wernicke脳症と類似した臨床的特徴をもつ兄弟例が報告された.周期性四肢麻痺は繰り返す四肢の弛緩性麻痺発作を特徴とする疾患であり,骨格筋細胞膜イオンチャネルの変異によるチャネル病として注目されている.重症筋無力症の原因となる新規自己抗体として,最近抗MuSK抗体や抗Lrp4抗体が同定された.橋本脳症は甲状腺に対する自己抗体が病態に関与する自己免疫性脳症であり,免疫学的治療に反応する.浸透圧性脱髄症候群は慢性低ナトリウム...

    DOI Web Site Web Site ほか2件 参考文献18件

  • 先天性副腎皮質過形成(21-水酸化酵素欠損症 塩類喪失型)の妊娠分娩の1症例

    佐藤 紀子, 塩路 光徳, 久保田 哲, 山下 美智子, 高橋 良子, 藤谷 真弓, 蒲池 圭一, 辻江 智子, 徳平 厚 産婦人科の進歩 64 (1), 49-53, 2012

    ...先天性副腎皮質過形成(congenital adrenal hyperplasia; CAH)は,先天性酵素欠損により副腎皮質の過形成,男性化徴候,性腺機能障害などを引き起こす常染色体劣性遺伝疾患である.CAHのなかで最も多い21-水酸化酵素欠損症は,幼児期から男性化徴候を示す単純男性化型と出生直後より低ナトリウム血症,高カリウム血症などの電解質異常をきたす塩類喪失型の2種類に大別される.21-水酸化酵素欠損症...

    DOI Web Site 医中誌

  • 腰背部痛を主訴に来院した両側副腎出血による急性副腎不全の1例

    大西 翼, 神林 隆道, 横江 勇, 鶴田 信慈, 原岡 ひとみ 日本内科学会雑誌 100 (2), 480-482, 2011

    ...急性副腎不全は対応が遅れると致死的経過を辿る可能性があるため,早期診断・早期治療が重要である.症例は32歳女性.下腿蜂窩織炎加療後に腰背部痛で発症し,入院後より高熱,意識障害,低血圧,低ナトリウム血症を呈し,全身状態は急速に悪化した.画像所見から両側副腎出血による急性副腎不全が疑われたため,採血結果を待たずにステロイド治療を行い,良好な経過を辿った.両側性の副腎出血は稀であり非常に貴重な症例と思われるため...

    DOI Web Site Web Site ほか2件 参考文献13件

  • 口腔癌の化学放射線療法中に生じた抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)の1例

    寺沢 史誉, 白水 敬昌, 文 麻友美, 宮本 佳宏, 立松 忠, 石橋 謙一郎, 嘉悦 淳男 日本口腔腫瘍学会誌 23 (3), 91-98, 2011

    ...抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)は抗利尿ホルモンの分泌異常により低ナトリウム血症に至る症候群で,悪性疾患を含む様々な状態と関連していることで知られている。一方で,癌患者の治療経過中に低ナトリウム血症が出現することがあり,まれではあるが抗腫瘍薬投与が原因でSIADHが発症することがある。SIADHは口腔顎顔面領域では一般的ではなく報告例は少ない。...

    DOI 医中誌 参考文献23件

  • 経過中に抗利尿ホルモン不適合分泌症候群,過眠を呈し,MRIで両側視床下部病変をみとめた視神経脊髄炎の1例

    中野 健, 藤本 武士, 福田 安雄, 高橋 利幸, 神林 崇 臨床神経学 51 (8), 599-602, 2011

    ...症例は31歳女性である.26歳時に左球後視神経炎で発症し,以後視神経炎2回・脳脊髄病変3回の再発をくりかえし,ステロイド治療がおこなわれていた.2009年10月下旬,全身倦怠感と発熱を訴え,著明な低ナトリウム血症もみとめたため緊急入院した.諸検査より抗利尿ホルモン分泌不適合症候群(SIADH)が示唆され,また発熱・過眠が持続するため頭部MRIを施行したところ両側視床下部にT<sub>2</sub>強調...

    DOI Web Site PubMed ほか1件 被引用文献2件 参考文献18件

  • 小児日本紅斑熱9 例の臨床的検討

    梨田 裕志, 東川 正宗, 前川 佳代子, 藤原 卓, 井上 正和 感染症学雑誌 85 (6), 638-643, 2011

    ...56%)がPCR 陽性であった.入院までの有熱期間は1~5 日であった.5 例で野山に出かけた既往があったが残り4 例に既往は無かった.しかし,4 例とも居住住宅が雑木林に近接していた.40℃の高体温を示した症例が7 例認められた.ダニの刺し口は4 例で認められたのみであった.日本紅斑熱に特徴的とされる手掌または足底の紅斑は8 症例に認められ,診断に有用であった.臨床検査では135mEq/L 未満の低ナトリウム...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献17件

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