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検索結果 620 件

  • 子宮頸部多発嚢胞病変における胃型腺癌の術前診断の可能性についての検討

    松岡 和子, 岩屋 啓一, 藤原 有沙, 鳴井 千景, 小瀬木 輪子, 馬屋原 健司, 坂本 優 日本婦人科腫瘍学会雑誌 42 (2), 189-196, 2024-04-25

    <p>概要:子宮頸部多発嚢胞性病変における胃型腺癌の術前診断は困難とされる.HIK1083を用い頸管粘液検査を施行した123症例を対象に胃型腺癌の術前診断の可能性を検討した.胃型粘液産生病変は19例でHIK1083検査陽性率は63.1%であった.悪性腫瘍は19例中7例[minimal deviation adenocarcinoma 4例,adenocarcinoma, …

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  • 急性期脳梗塞患者における便秘と転退院時の日常生活活動能力との関連

    桐原 佳裕, 石山 大介, 鈴木 健太郎, 沓名 章仁, 木村 和美 脳卒中 advpub (0), 2024

    <p>【目的】急性期脳梗塞患者における便秘と日常生活活動能力との関連を検討した.【方法】デザインは,後ろ向きコホート研究とした.対象は,2019年4月から2020年12月に日本医科大学付属病院Stroke Unit(SU)に入院した急性期脳梗塞患者144名とした.アウトカムは,退院・転院時のBarthel …

    DOI Web Site 参考文献6件

  • インプラント治療による下歯槽神経障害の状況別薬剤の知識

    佐々木 研一 日本口腔インプラント学会誌 36 (4), 233-247, 2023-12-31

    <p>近年はCTが歯科臨床に登場し,さらにはガイデッドサージェリーなども普及して,より安全な医療を提供する医療機関が増加している.これと相まってインプラントによる神経障害件数は漸減傾向にあるが,不幸にもインプラントにより神経障害が発症した場合には患者の生活は一変し,日常生活に支障をきたす場合もある.したがって神経障害に対しては正確な診断が重要であり,その診断に基づいて治療法が選択される.神経障害…

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  • 繰り返す腸閉塞を来した回腸腺筋腫症に対して腹腔鏡下回盲部切除術を施行した1例

    川﨑 圭史, 川本 潤, 内 玲往那, 岩屋 啓一 日本消化器外科学会雑誌 56 (7), 401-408, 2023-07-01

    <p>症例は53歳の女性で,バリウムによる上部消化管造影検査を契機に発生した腹痛を主訴に当科受診した.バリウムによる腸閉塞の診断で保存的加療となり症状は一旦改善し退院となったが,退院10日後に再度腸閉塞を起こし再入院となった.造影CTにて回腸末端に腫瘤性病変を疑う所見を認めたため,待機的に審査腹腔鏡を施行したところ,回腸末端に白色の硬い腫瘤性病変を認めたため,腹腔鏡下回盲部切除術を施行した.病理…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献30件

  • 血管肉腫の同胞発症がみられた1家系

    勝部 暢介, 佐治 重衡, 岡野 舞子, 石野 淳, 高橋 昌一, 後藤 政広, 牛尼 美年子, 菅野 康吉, 吉田 輝彦, 野水 整 遺伝性腫瘍 22 (4), 106-111, 2023-03-31

    <p> 血管肉腫は希少がんの1つであり,おもに成人の皮膚,軟部組織,乳房,骨,肝臓,脾臓などに,一部は下大静脈や肺動脈,大動脈に発生することが知られている.海外では家系内に血管肉腫が多発する例がいくつか報告されているが,本邦では家族性あるいは遺伝性血管肉腫に関する報告はみられない.今回,同胞で血管肉腫を発症した1家系を経験した.発端者は40歳時に心臓血管肉腫と診断された女性である.その後,発端者…

    DOI 医中誌

  • インスリン由来アミロイドーシス(インスリンボール)とインスリン療法の皮膚合併症

    永瀬 晃正, 岩屋 啓一, 座古 保, 菊地 実, 桂 善也 日本薬理学雑誌 158 (2), 173-177, 2023

    <p>インスリン療法の皮膚合併症は,インスリン療法を阻害する要因として以前から問題となってきた.従来の皮膚合併症の中で,リポアトロフィーやインスリンアレルギーはインスリン製剤の発展とともに著明に減少したが,リポハイパートロフィーはいまだにインスリン治療患者での頻度が高い.最近,インスリン由来アミロイドーシスあるいはインスリンボールと呼ばれる皮膚合併症の報告が増えてきた.インスリン由来アミロイドー…

    DOI Web Site 参考文献16件

  • 項目反応カテゴリ特性曲線による一対比較型テストモデルの提案

    豊田 秀樹, 佐々木 研一 日本テスト学会誌 19 (1), 1-22, 2023

    <p>項目反応理論を用いた一対比較型テストのモデルを提案し、入社試験時のデータを用いて検証を行った。最初にモデルを定める母数である識別力と閾値、社会的望ましさの推定を行った。次に、推定時とは別のデータを用いて、推定値の交差検証を行い、十分に安定した推定値が得られていることが確認できた。社会的望ましさについては、設問内容からも妥当性があることが示された。得られた定数を固定母数として扱い、尺度値の推…

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  • 塩基性乳清タンパク質ラクトフェリンの糖鎖結合特性と神経再生医療への応用展開

    中村 真男, 佐藤 淳 Trends in Glycoscience and Glycotechnology 34 (198), J19-J23, 2022-03-25

    <p>塩基性乳清タンパク質ラクトフェリン(LF)は、自然免疫で機能するグリコサミノグリカン(GAG)結合タンパク質であり、その多彩な機能からバイオ医薬品としての応用が期待されている。現在までにLFが細胞表面に存在するGAGの一種であるヘパラン硫酸と結合し、神経保護作用や抗癌作用等に関与することが報告されている。最近、ヒトLF(hLF)が神経軸索の伸長を阻害するコンドロイチン硫酸E(CS-E)と結…

    DOI DOI Web Site ほか4件 被引用文献1件 参考文献34件

  • 子宮体部と卵管に表層進展した子宮頸癌の 1 例

    鳴井 千景, 坂本 優, 福島 蒼太, 馬屋原 健司, 岩屋 啓一, 岡本 愛光 日本臨床細胞学会雑誌 61 (4), 286-292, 2022

    <p><b>背景</b>:頸管狭窄により術前組織学的診断不能も,卵管内容液の術中迅速細胞診陽性を根拠に広汎子宮全摘術を施行しえた,子宮体部と卵管に表層進展した子宮頸癌症例を報告する.</p><p><b>症例</b>:50 歳代,1 経産,6 年前に閉経,2 年前に子宮頸部異形成に対し子宮頸部円錐切除術施行.5 …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献10件

  • 野球肘診断支援のための深層学習による超音波画像からの離断性骨軟骨炎の検出

    佐々木 研太, 藤田 大輔, 高辻 謙太, 琴浦 義浩, 南 昌孝, 小林 雄輔, 祐成 毅, 木田 圭重, 小橋 昌司 生体医工学 Annual60 (Abstract), 132_1-132_1, 2022

    <p>野球肘は野球の投球動作を繰り返すことで引き起こされる肘の障害である.その中でも上腕骨小頭離断性骨軟骨炎(osteochondritis dissecans: OCD)は難治性の骨軟骨損傷である.初期での早期発見ができたときは保存療法(野球をしないこと)が有効であることが知られている.早期発見のために,各地で野球肘検診が行われているが,専門医の不足により実施回数は年数回であること,病院を受診…

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  • 健診において聴覚障がい者が希望するコミュニケーション方法の検討

    中野 理果, 加畑 香, 鈴木 ひとみ, 大森 由美子, 小林 紗笑, 小堀 悦孝 人間ドック(Ningen Dock) 36 (3), 426-431, 2021

    <p><b>目的:</b>本研究では,聴覚に障がいを持つ健診受診者とそれに応対するスタッフにアンケート調査を行い,受診者が希望する言語媒体およびサポート方法を把握した.</p><p><b>方法:</b>2020年4月1日から2021年3月31日までに当センターを受診した聴覚障がい者25名を対象に,受診時の不便さ調査をアンケート方式で行った.また,対象受診者に応対したスタッフにもアンケート調査を行…

    DOI Web Site 医中誌

  • 「産婦人科領域レーザー診療の現状と将来」によせて

    坂本 優 日本レーザー医学会誌 33 (2), 110-110, 2021

    今回,粟津邦男編集委員長のご発案により,産婦人科領域におけるレーザー診療の現状と将来に関する特集を組む機会をいただきました.本特集では,婦人科領域において,まず,子宮頸部病変に対するレーザー円錐切除術の現状と展望について,東邦大学の久布白先生に執筆していただきました.次に,子宮頸部初期癌ならびに異形成に対する光線力学療法(PDT)の現状と展望について,杏雲堂病院の坂本が概説いたします.さらに,子…

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  • Liquid biopsyによる移植臓器障害および免疫抑制モニタリング

    西郷 健一, 中岡 博史, Nguyen Phuong Thanh, 早野 崇秀, 北村 博司, 井ノ上 逸朗 移植 56 (Supplement), s214-s214, 2021

    <p>移植臓器からレシピエント血中に放出されるドナー由来cell-free DNA(ddcfDNA)の移植臓器障害に関するbiomarkerとしての臨床応用は海外に於いては既に開始されつつある。実際には拒絶反応の非侵襲的モニタリング及び抗免疫療法のモニタリングへの応用であり、我々も2016年より腎移植症例においてddcfDNAのbiomarkerとしての可能性について検討してきた。対象・方法;生…

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  • 人工膝関節全置換術における術後の早期杖歩行獲得因子の検討

    平田 誠 関東甲信越ブロック理学療法士学会 38 (0), P-029-, 2020

    <p>【目的】人工膝関節全置換術(以下:TKA)は、変形性膝関節症(以下:膝OA)を有する患者において除痛効果や変形の改善などにより早期に歩行能力の改善が期待できる。一方、本邦におけるTKAの在院日数は諸外国に比べて長く、医療費削減の観点からも術後歩行機能を早期に改善させて退院させることが重要である。在院日数に関する検討では、メタアナリシスにおいて、早期にリハビリテーションを開始する有用性が示さ…

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  • 大腿骨ステム周囲骨折のタイプ分類と治療法の選択

    木島 泰明, 藤井 昌, 河野 哲也, 島田 洋一, 宮腰 尚久, 奥寺 良弥, 小西 奈津雄, 久保田 均, 山田 晋, 田澤 浩, 谷 貴行, 鈴木 紀夫, 加茂 啓志, 佐々木 研, 岩本 陽輔, 長幡 樹, 三浦 隆徳 日本関節病学会誌 39 (4), 362-366, 2020

    <p><b>目的 : </b>ステム周囲骨折は治療に難渋することが多いが, まとまった報告が少ない。今回我々は可及的に多くの症例の傾向と特徴を調査した。</p><p><b>方法 : </b>対象は2006年3月から2018年3月までに受診した大腿骨ステム周囲骨折患者51名とし, バンクーバー分類での骨折タイプ, 先行手術の種類, 先行手術のステム固定様式, 先行手術からの経過時間, …

    DOI 医中誌

  • 著明な外旋機能障害のある腱板断裂に対する大円筋・広背筋移行術

    佐藤 哲也, 中川 照彦, 鏑木 秀俊, 佐々木 研, 鈴木 志郎, 二村 昭元 肩関節 44 (2), 338-341, 2020

    一次修復不能な腱板断裂例では肩関節のaxial force coupleが破綻するため,著明な外旋機能障害を呈する.このような14症例にL'Episcopo変法を施行した.10例で鏡視下腱板部分修復,3例で鏡視下肩峰形成のみを同時に行った.1例は再手術例で筋腱移行のみを行った.手術時年齢は平均71歳.経過観察期間は平均5.1年.JOAスコアは術前57点から術後78点に改善.術前後の自動外旋は …

    DOI 医中誌

  • カプセル内視鏡が有用であった小腸神経内分泌腫瘍の1切除例

    篠田 公生, 川本 潤 日本外科系連合学会誌 44 (1), 43-48, 2019

    <p>症例は65歳,男性.下血を主訴に来院し,精査加療目的に入院となった.上部消化管内視鏡検査,下部消化管内視鏡検査では出血源となる病変を認めなかったが,腹部造影CT検査で腹腔内に3cm大の造影効果を伴う腫瘤を認めた.カプセル内視鏡で単発の小腸粘膜下腫瘍と診断され,腹腔鏡補助下回腸部分切除術を施行した.5ポートで手術を開始し腹腔内を観察すると,小腸の拡張および左下腹部の小腸に重積を認めた.同部に…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献1件

  • すぐれた保健授業の実践を目指して(3)

    物部 博文, 永井 真樹, 山合 洋人, 森 良一 日本体育学会大会予稿集 70 (0), 57-57, 2019

    ...</p><p> そこで、永井真樹先生(横浜市立瀬谷中学校)からはがん教育の実践、山合洋人先生(筑波大学附属駒場中・高等学校)からは精神疾患に関わる実践(東京大学佐々木研究室共同研究)、森良一先生(東海大学)からは、保健体育教員の養成における保健科教育法等の実践についてそれぞれご報告をいただき、保健科教育の未来にむけての議論を深めたい。</p>...

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  • 肝動注化学療法が奏功した超高齢者門脈腫瘍栓合併進行肝細胞癌の1症例

    河井 敏宏, 杉本 貴史, 近藤 祐嗣, 菅田 美保, 佐藤 新平, 小尾 俊太郎 肝臓 59 (10), 545-553, 2018-10-20

    <p>症例は90歳男性.2005年頃よりhepatitis C virus(HCV)抗体陽性を指摘され他院を3カ月に1回通院していた.2015年2月腹部超音波検査にて肝腫瘍を指摘され,造影CT検査で門脈腫瘍栓を伴った境界不明瞭なびまん型肝細胞癌を認めた.外科切除は適応外と判断され2015年3月当院紹介受診.動注ポートを右大腿部に造設しインターフェロン(IFN)併用5-FU肝動注化学療法(FAIT…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献44件

  • Cellprep 法による子宮頸部細胞診の評価

    小瀬木 輪子, 岩屋 啓一, 馬屋原 裕子, 森田 有香, 新井 美枝, 高杉 ゆかり, 菊池 良子, 三宅 清彦, 坂本 穆彦, 坂本 優 日本臨床細胞学会雑誌 57 (3), 159-168, 2018

    <p><b>目的</b> : 風圧併用型フィルター転写法 (Cellprep 法) を用いた液状化検体細胞診 (LBC) の子宮頸部病変について, 細胞形態や病変検出率を明らかにする.</p><p><b>方法</b> : 2014 年 3 月~2015 年 6 月の間, 子宮頸部病変を経過観察中の 223 例を対象とした. 従来法として直接塗抹標本を作製した後, 専用ブラシで採取した細胞を …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献10件

  • 上肢外傷・上肢疾患に対する超音波ガイド下伝達麻酔の有用性

    冨岡 立, 大内 賢太郎, 佐々木 研, 鈴木 真純, 湯浅 悠介, 島田 洋一 東日本整形災害外科学会雑誌 30 (1), 114-117, 2018

    <p>2009年11月から2017年3月までに上肢超音波ガイド下伝達麻酔で494例を手術した.手術時間は平均65分.手術部に少量の局所麻酔追加症例を24.5%に認めたが,全身麻酔を必要とする症例はなかった.整形外科専門医,研修医の麻酔施行者間での局所麻酔追加率に差はなかった.超音波ガイド下法は神経と麻酔薬の広がりをリアルタイムに視覚化できるため,誰でも確実な麻酔効果を得ることができる有用な方法と…

    DOI Web Site 医中誌

  • 人間ドックにおける血圧脈波検査の意義 -胸部X線写真所見の関連-

    中野 理果, 星 秀美, 松木 美幸, 金目 亜由実, 酒井 純子, 高多 伸哉, 中村 俊夫, 松原 升 人間ドック(Ningen Dock) 31 (5), 675-680, 2017

    <b>目的:</b>血圧脈波検査は,動脈硬化の指標となる上腕足首間脈波伝播速度(brachial-ankle pulse wave velocity:baPWV)を簡便に測定することが可能である.本研究では,血圧脈波検査の結果がどのように健診結果に関わっているか,特に胸部X線写真の心血管陰影所見との関連を調べ,動脈硬化の早期診断への意義を検証した.<br><b>方法:</b>当センターで,血圧脈…

    DOI Web Site 医中誌

  • P-164 骨密度外来患者の身体機能評価の検討

    平田 誠 関東甲信越ブロック理学療法士学会 36 (0), 264-264, 2017

    <p>【はじめに】</p><p>当院では、平成28 年4 月より骨密度外来を開始し、骨密度減少が確認された患者には定期的な検査を行っている。併せて、筋力低下による転倒予防のため筋力・バランス評価や運動指導を実施したので、その経過について報告する。尚、本研究は当院の倫理委員会の承認を得ている。</p><p>【方法】</p><p>対象は、当院の骨密度外来に受診した女性16 …

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  • 婦人科領域の炭酸ガスレーザー

    三宅 清彦, 田部 宏, 馬屋原 健司, 田中 忠夫, 坂本 優 日本レーザー医学会誌 38 (2), 102-105, 2017

    <p>婦人科領域における炭酸ガスレーザーを使用した蒸散術(以下 レーザー蒸散術)は主に子宮腟部びらん,子宮頸部異形成上皮,上皮内癌,尖圭コンジローマ,バルトリン腺嚢胞などに施術され適応範囲は広い.レーザー蒸散術は,患者に対する侵襲および合併症が軽度であることから一般外来治療としても普及した治療法となっている.今回,自験例も含めた子宮頸部異形成に対するレーザー蒸散術を中心に述べる.</p>

    DOI Web Site 医中誌

  • 周波数変調原子間力顕微鏡(FM-AFM)を用いた油性剤の固液界面測定

    渡邊 格也, 佐々木 信也, 大久保 光 表面科学学術講演会要旨集 37 (0), 1-, 2017

    油性剤吸着層がその摩擦特性に及ぼす影響は極めて大きく、これまで、多くの研究がなされてきた。しかしながら、吸着層の構造や特性に関しては未だ不明点が多い。FM-AFMは、液中において探針-試料間相互作用の高感度検出を実現したものであり、吸着層の構造解明に期待が寄せられている。本研究では、 FM-AFMを用いステアリン酸添加溶液中における吸着膜構造の観察およびZ-X斥力分布の測定結果について報告する。…

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  • 総合病院 4 施設における ASC-H 判定の現状と問題点

    北村 美寿穂, 泉田 佳緒里, 小瀬木 輪子, 石井 恵理, 佐藤 英章, 若木 邦彦, 坂木 優, 寺本 勝寛 日本臨床細胞学会雑誌 55 (3), 195-200, 2016

    <b>目的</b> : 患者背景と診療体系が異なる総合病院 4 施設の ASC-H 判定の TBS 導入後 1 年目と 3 年目の経年的変化を調査し, 現状と問題点を明らかにする. <br><b>方法</b> : 主な被検者は A 施設は検診目的, B, C, D 施設は既病変者である. 各施設の TBS 導入 1 年目と 3 年目で 1) 検体件数と採取法, 2) ASC に対する …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献2件

  • O-071 地域包括ケア病棟における入院時の機能と在院日数の関係

    藤原菜見 関東甲信越ブロック理学療法士学会 35 (0), 71-, 2016

    <p>【背景と目的】地域包括ケア病棟は入院日数60 日以内で在宅復帰を目指す病棟である。今回、当院における地域包括ケア病棟においても、入院時の機能から在院日数と退院時の歩行が予測可能か検討をおこなった。</p><p>【方法】対象は、処方の出た患者28 名。平均年齢79.12(±12.1)歳。在院日数に対しては、1 年齢2 大腿四頭筋筋力3 握力4 上腕周径5 …

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  • P3-004 レイノー現象を有する自己免疫疾患と血管内皮細胞の自己抗体との関連

    仲野 総一郎, 山中 健次郎, 鈴木 智, 髙崎 芳成 日本臨床免疫学会会誌 38 (4), 325b-325b, 2015

    【目的】膠原病および自己免疫疾患の皮膚潰瘍・指尖潰瘍などの末梢循環障害を起因する病態において,血管内皮細胞に関わる分子の発現異常や,血管内皮前駆細胞数,抗内皮細胞抗体については過去に検証されている.しかし,自己免疫反応や血管内皮細胞に関わる分子と自己抗体との関係について未だ詳細な検証はされておらず,今回我々は検討を行った.【方法】レイノー現象を有する自己免疫疾患患者ならびに健常人の末梢血を用いて…

    DOI Web Site PubMed ほか1件

  • 腹腔内圧が体幹安定性に及ぼす影響

    畠山 和利, 松永 俊樹, 巌見 武裕, 大高 稿兵, 佐々木 研, 佐藤 峰善, 渡邉 基起, 髙橋 祐介, 島田 洋一 理学療法学Supplement 2014 (0), 1049-, 2015

    【はじめに,目的】腹腔内圧は,腹腔構成筋群の同時収縮で増加し,支持性や強制呼気,排尿や排便に貢献するとされている。腹腔内圧の上昇には,横隔膜,腹横筋,骨盤底筋などが重要となり,支持性向上のための運動療法が積極的に行われている。この腹腔内圧は,脊柱に強い伸展モーメントが加わる際に不随意で上昇するとされており,スポーツなどの素早い動作や日常生活動作で腰部障害予防の観点から重要な因子といえる。これまで…

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  • 完全内臓逆位症を伴う多発胆嚢ポリープに対し,腹腔鏡下胆嚢摘出術を施行した1例

    千田 貴志, 川本 潤, 宮崎 勝 胆道 28 (4), 684-689, 2014

    症例は65歳の女性で左季肋部痛を主訴に受診し,腹部CT検査にて胆嚢内に最大径14 mmの多発ポリープを認めた.この時肝臓,胆嚢を含む全臓器が正位とは左右対称に位置しており,完全内臓逆位を伴う胆嚢ポリープの診断となった.早期の胆嚢癌を否定できないため,腹腔鏡下胆嚢摘出術を施行した.術者は患者の右側に立ち,トロッカーの挿入部位も全て通常と左右対称となるように配置し,double-hand法を用いて合…

    DOI 医中誌

  • P1-006  レイノーを伴う自己免疫疾患における血管内皮細胞と自己抗体との関連の解析

    仲野 総一郎, 鈴木 智, 高崎 芳成, 山中 健次郎 日本臨床免疫学会会誌 37 (4), 333b-333b, 2014

    【目的】膠原病の皮膚潰瘍・指尖潰瘍などの末梢循環障害を起因する病態において,今まで血管内皮細胞に関わる分子の発現異常や,血管内皮前駆細胞数についての関連が示唆されているが,これらとの自己免疫反応や自己抗体が関係しているかについて検討はされておらず,今回我々は自己抗体・免疫反応に着眼し検討を行った.【方法】レイノー症状を有する膠原病患者ならびに健常人の末梢血を用いて,血管内皮前駆細胞数をフローサイ…

    DOI Web Site PubMed ほか1件

  • 健常者および脊柱後弯者における脊柱屈曲モーメントの検討

    畠山 和利, 松永 俊樹, 巌見 武裕, 大高 稿兵, 佐々木 研, 佐藤 峰善, 渡邉 基起, 石川 慶紀, 宮腰 尚久, 島田 洋一 理学療法学Supplement 2013 (0), 0369-, 2014

    【はじめに,目的】高齢化に伴い脊柱変形者も増加している。脊柱後弯変形は様々な病態を引き起こすが,特に日本人に多いとされる腰椎前弯の減少はADL障害を引き起こし,QOLが低下すると報告されている。脊柱変形は椎間板腔の狭小化や椎体圧迫骨折など脊柱前方要素の短縮の他に,体幹伸展筋群の筋力低下も一因として挙げられる。さらに体幹伸展筋の筋力増強が脊柱後弯や椎体圧迫骨折発生率を減少させるとした報告があり,筋…

    DOI 医中誌

  • 2.放射線関連の診療報酬上の課題

    土器屋 卓志 日本内科学会雑誌 103 (12), 3015-3018, 2014

    放射線関連委員会に関わる主な学会とその内容は日本医学放射線学会(画像診断),日本核医学会(核医学診断および放射線同位元素内用療法),日本放射線腫瘍学会(放射線治療)である.

    DOI Web Site Web Site ほか1件

  • 喉頭癌に対する喉頭垂直部分切除術の治療成績

    小野 貴之, 吉積 隆, 平野 浩一, 大山 和一郎, 海老原 敏 頭頸部外科 23 (3), 363-368, 2013

    ...佐々木研究所附属杏雲堂病院で2007年4月より2012年3月までの期間に喉頭癌に対し喉頭垂直部分切除術を施行した12例に対し臨床的に遡及的検討を行った。症例は全て男性,年齢の中央値は68歳(61~88)。6例は初期治療で5例が放射線治療後再発,1例がTAR療法中の腫瘍遺残に対し手術を施行した。1例が前方切除,10例が前側方切除,1例が拡大切除であった。...

    DOI 医中誌 被引用文献3件 参考文献13件

  • 巨大卵巣チョコレート嚢胞に対する腹腔鏡手術の工夫

    町田 弘子, 伊藤 善啓, 山田 昌代, 西尾 元宏, 山本 享子, 大西 賢人, 嘉屋 隆介, 宇都 博文, 張 暁慧, 福岡 佳代, 子安 保喜 日本産科婦人科内視鏡学会雑誌 29 (2), 429-433, 2013

    <b>Object:</b> Abdominal laparotomy is often performed to treat large ovarian endometrial cysts. We determined the safety and feasibility of performing laparoscopic resection for large endometrial …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献12件

  • 回盲弁lipohyperplasiaが誘因と考えられた回腸末端多発憩室炎の1例

    三浦 世樹, 川本 潤, 深田 忠臣 日本消化器外科学会雑誌 46 (2), 122-129, 2013

    症例は83歳の男性で,虫垂切除術の既往があり,健康診断で便潜血陽性を指摘され当科を受診した.下部消化管内視鏡,注腸造影で回盲弁を基部とした30 mm大の腫瘤を認めた.生検の結果正常粘膜の所見で,lipohyperplasiaと診断し経過観察していたが,6か月後に再度便潜血陽性となり,便通異常,軽度の右下腹部痛が出現した.CTでは回盲部腫瘤はfat …

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献1件

  • 胆囊摘出術後腹部ドレーン出血を契機に診断された先天性血友病Bの1例

    川本 潤, 三浦 世樹, 深田 忠臣, 林 達也 日本消化器外科学会雑誌 46 (9), 662-668, 2013

    術後出血を契機に診断された血友病Bの1例を経験したので報告する.症例は70歳の男性で,胆囊結石症の診断で腹腔鏡下胆囊摘出術を行った.術後に胆囊床部ドレーンから凝血塊を伴わない出血を認め,凝固異常症を疑い,新鮮凍結血漿製剤(frozen fresh plasma;FFP)を緊急投与した.腹部CTで腹腔内に貯留液は認めず,ドレーン挿入部皮下筋層からの出血と診断して局所麻酔下に止血処置を行った.後日第…

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献5件

  • 輪状軟骨に転移した肝細胞癌の1例

    小野 貴之, 吉積 隆, 小尾 俊太郎, 平野 浩一, 海老原 敏 頭頸部外科 23 (3), 357-361, 2013

    頭頸部領域への転移癌はまれであり,さらに喉頭の軟骨への転移は非常にまれである。今回輪状軟骨に転移した肝細胞癌の1例を報告する。症例は62歳の男性,5年半前より肝細胞癌の治療を受けていた。主訴は診断される3か月前からの咽頭違和感と2週間前から進行する呼吸困難で当科へ依頼となった。頸部CTでは輪状軟骨内に腫瘍性病変を認めた。また,喉頭内視鏡検査では声門下狭窄所見を認めた。他臓器への多発転移もあり,気…

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献6件

  • 子宮頸部初期癌ならびに異形成に対する光線力学療法の現状と展望

    坂本 優, 嘉屋 隆介, 三宅 清彦, 小屋松 安子, 茂木 真, 秋谷 司, 落合 和徳, 粟津 邦男, 田中 忠夫, 岡本 愛光 日本レーザー医学会誌 33 (2), 117-121, 2012

    光線力学療法(photodynamic therapy:PDT)は,腫瘍親和性光感受性物質と低出力レーザー照射との併用で,ポルフィリン関連化合物が有する腫瘍組織・新生血管への特異的な集積性と光の励起により発生する一重項酸素の強い細胞破壊効果を利用した治療法であり,正常組織への障害を最小限にし,主として腫瘍組織を治療する腫瘍特異的治療法である.日本では現在,早期肺癌(一部の進行・再発肺癌を含む),…

    DOI 医中誌 参考文献22件

  • インフリキシマブ治療中のpress through package誤飲による小腸穿孔の1例

    林 達也, 川本 潤, 三浦 世樹 日本臨床外科学会雑誌 73 (12), 3177-3181, 2012

    症例は83歳,女性.Press through package(PTP)を誤飲し近医受診.腹痛がないために経過観察となった.患者は関節リウマチに対し抗TNF-α抗体(インフリキシマブ)による治療中であり,PTP誤飲の翌日,インフリキシマブを投与.2日後にはメトトレキサート(MTX)を投与された.誤飲から3日後に腹痛が出現し当科外来を受診した.腹部CTで回腸にPTPを認め,腸管周囲には腹水貯留を認…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献35件

  • 子宮頸部再発病変に対する光線力学療法(PDT)の現状と展望

    三宅 清彦, 嘉屋 隆介, 小屋松 安子, 茂木 真, 秋谷 司, 田中 忠夫, 坂本 優, 岡本 愛光 日本レーザー医学会誌 33 (2), 136-140, 2012

    婦人科領域における光線力学療法(Photodynamic therapy: PDT)は子宮頸部異形成および初期癌に対する子宮温存目的として確立した治療である.一方,子宮頸部再発病変に対する治療は再発部位により集学的治療を要し幾度も再発することがあり,治療法の選択に苦慮することも多い.一般的に初回再発に対しては放射線療法が選択されることが多いが再度再発した場合,照射量や合併症の問題から組織学的に初…

    DOI 医中誌 参考文献16件

  • S状結腸癌術後2カ月目に多発性骨髄腫と診断された同時性重複癌の1例

    三浦 世樹, 川本 潤, 林 達也 日本臨床外科学会雑誌 73 (12), 3315-3319, 2012

    多発性骨髄腫と消化器癌の同時性重複は比較的稀である.症例は53歳男性.健康診断でS状結腸癌を指摘され,手術目的で当科を紹介受診した.S状結腸癌に対し腹腔鏡補助下高位前方切除術を施行した.術後4日目に38℃台の発熱と汎血球減少症を認め,薬剤性障害を疑い投薬を全て中止した.術後2カ月目に腹痛,全身倦怠感が出現し緊急入院した.腹部CTで胸腰椎と骨盤骨に多発低濃度域を認め,尿中Bense …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献28件

  • 下咽頭癌に対する喉頭温存下咽頭部分切除術の治療成績

    小野 貴之, 吉積 隆, 平野 浩一, 大山 和一郎, 海老原 敏 頭頸部外科 22 (3), 293-296, 2012

    当院で2007年4月より2011年3月までの期間に下咽頭癌に対し喉頭温存・下咽頭部分切除術を施行した15例に対し臨床的に遡及的検討を行った。症例は全て男性であった。14例は咽頭粘膜を一期的に縫縮し,1例は喉頭下咽頭部分切除し遊離前腕皮弁にて再建術を施行した。頸部郭清は10例に併施し,全例気管切開を併施した。3年疾患特異的生存率は90.9%であった。5例は再発し,4例が局所再発,1例が頸部再発であ…

    DOI 医中誌 被引用文献2件 参考文献12件

  • UGCを用いた地域資源情報発信システムの開発

    佐々木研弥, 窪田諭, 市川尚, 阿部昭博 第73回全国大会講演論文集 2011 (1), 617-618, 2011-03-02

    本研究では,地方自治体の観光促進や地域活性化を目的として,UGC(User-Generated Content)を用いて地域資源情報を収集・発信するシステムを提案する.地域資源情報の収集において,ユーザから投稿される情報だけでは十分な情報が収集できないと考えられるため,ブログからの情報抽出を平行して行う.ブログからの情報抽出には地位資源辞書を構築して用い,地域資源について書かれているブログ記事を…

    情報処理学会

  • 実用高速炉の遮へい設計

    佐々木 研治, 内藤 克昭, 大木  繁夫, 大久保  努, 小竹 庄司 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2011s (0), 192-192, 2011

    実用高速炉の直接炉心冷却系(DRACS)の2次系ナトリウムの放射化量はモンテカルロ計算コードMCNPと核データJENDL-3.3を用いて評価している。Oak Ridge National Laboratory(ORNL)で実施されたナトリウム透過実験の解析を同計算手法にて行い、中性子のナトリウム透過に対する計算精度、実用高速炉のナトリウム放射化量評価に適用する補正係数を評価した。

    DOI

  • C型肝硬変合併肝細胞癌に発生した腸腰筋膿瘍の1例

    深田 忠臣, 川本 潤, 三浦 世樹, 宮崎 勝 日本臨床外科学会雑誌 72 (12), 3125-3129, 2011

    症例は73歳,男性.70歳時よりC型肝硬変,肝細胞癌に対しtranscatheter arterial chemoembolization(TACE),radiofrequency ablation(RFA)を中心とした加療を継続していた.熱発,および腰部から右大腿部に及ぶ疼痛を主訴に入院となり,CTにて右腸腰筋膿瘍と診断された.Child-Pugh分類Cという肝機能から全身麻酔を伴う手術加療は…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献22件

  • UGCを用いた地域資源情報発信システムの提案

    佐々木, 研弥, 窪田, 諭, 市川, 尚, 阿部, 昭博 じんもんこん2010論文集 2010 (15), 71-76, 2010-12-04

    本研究では,地方自治体の観光促進や地域活性化を目的として,UGC(User-Generated Content)を用いて地域資源情報を収集・発信するシステムを提案する.地域資源情報の収集において,ユーザからの投稿情報だけでは十分な情報が収集できないと考えられるため,プログから情報抽出を行う.プログからの情報抽出には地域資源辞書を用い,地域資源について書かれている記事を地域資源情報として抽出する.…

    情報処理学会

  • 実用高速炉の遮へい設計

    佐々木 研治, 内藤 克昭, 大木 繁夫, 大久保 努, 小竹 庄司 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2010f (0), 265-265, 2010

    実用高速炉の直接炉心冷却系(DRACS)は異常・事故時に炉心を冷却するために設けられた安全上重要なシステムである。DRACSの2次系配管は非管理区域に引回す計画であるため、DRACSの炉内熱交換器(DHX)内の2次系ナトリウムの放射化量を制限する必要がある。本研究ではモンテカルロ計算コードMCNPと核データ・ファイルJENDL-3.3を用いて、炉心から漏えいする中性子によるDHX内の2次系Na-…

    DOI

  • 伝統的循環型社会の維持と変容

    佐々木 研 農村計画学会誌 28 (Special_Issue), 303-308, 2010

    As results of field survey, recent political situation in study field and the manner of response to it by Karen villagers who had maintained traditional recycle based society were revealed. The …

    DOI Web Site 参考文献31件

  • ベンゼンによる造血毒性とスルフォラファンによる消去の背景機構

    平林 容子, 李 光勲, 淀井 淳司, 五十嵐 勝秀, 関田 清司, 黒川 雄二, 菅野 純, 井上 達 日本トキシコロジー学会学術年会 37 (0), 101-101, 2010

    毒性学では,毒性発現メカニズムの解明と共に,メカニズムに応じた毒性の消去に中心課題が在る。酸化的ストレス障害を消去すると されるブロッコリー並びにその成分,スルフォラファン(Cas No. 4478-93-7)に着目し,ベンゼンの造血毒性の消去をモデルに,その 酸化的ストレス消去作用を見た。更に,スルフォラファンが誘導するthioredoxin(Trx)の効果に注目し,これまでに報告してきたTr…

    DOI

  • コンジローマ合併子宮頸部上皮内癌に対し光線力学療法(PDT)が著効した1例

    三宅 清彦, 吉田 賢治, 岡本 三四郎, 秋谷 司, 中野 真, 坂本 優, 天神 美夫, 西村 隆一郎, 田中 忠夫 日本レーザー医学会誌 30 (1), 26-29, 2009

    HPVは,そのDNAタイプにより,子宮頸部にコンジローマのような良性病変や,子宮頸癌のような悪性病変を引き起こすことが知られている.コンジローマの治療法は内科的治療・外科的治療であるが,光線力学療法(PDT)による治療効果については現在のところ明らかではない.今回,コンジローマ合併子宮頸部上皮内癌に対しPDTが著効した1例を経験したので報告する.34歳,子宮頸部病変にて精査・加療目的に受診.同部…

    DOI 医中誌 参考文献13件

  • 人体通信を利用したRFIDシステムの検討

    竹中 秀同, 越地 福朗, 前坂 拓摩, 佐々木 健 精密工学会学術講演会講演論文集 2009S (0), 81-82, 2009

    本稿は人体を介したRFIDシステムに向け、無給電のICタグへ供給電力の評価を目的とする。この通信形態は人体を伝送路とするため、通常の無線通信に比べて秘匿性に優れ,低消費電力の可能性を秘めている。本研究においては送-受信電極構造の変化・インピーダンス整合をRFIDシステム全体の伝達線路行列法によるモデル化と実験から、ICタグへの供給電力を評価するものである。

    DOI

  • 遺伝性大腸癌総論

    岩間 毅夫 家族性腫瘍 9 (2), 58-60, 2009

    遺伝性大腸癌とは遺伝的要因が主な引き金となって大腸癌を引き起こす病態のことをいう.家族性大腸腺腫症(FAP)およびLynch 症候群(またはHNPCC)はその主な疾患である.この論文では遺伝性大腸癌の臨床に関する極めて基本的なことのみを述べた.一般の癌にはない問題として,生涯,世代に渡る医療との関わりの重要性とその困難性を述べた.遺伝性腫瘍カウンセリング,患者会の必要性について解説した.

    DOI 医中誌

  • ベンゼンの間歇吸引曝露によるマウスの造血器腫瘍の特徴:p53欠失C57BL/6とC3H/Heの比較

    平林 容子, 金子 豊蔵, 菅野 純, 児玉 幸夫, 松島 裕子, 小川 幸男, 斉藤 実, 関田 清司, 内田 雄幸, 梅村 隆志, 尹 秉一, 黒川 雄二, 井上 達 日本トキシコロジー学会学術年会 36 (0), 3013-3013, 2009

    ベンゼン(Bz)による造血障害は、Santessonによるタイヤ工場での慢性中毒報告(1987)以来80余年を経た後はじめて、Snyder(1980)やCronkite(1982)らが慢性間歇曝露により実験白血病発症の糸口を解いたが、依然として3つの疑問が未回答である。第1に、実験的にも疫学的にも低用量に至るまで遺伝毒性の知られるBz(但し、変異原性[-])で、低用量での発がん性が認められないこ…

    DOI

  • ミャンマー連邦カレン州東部メプレー川水系を事例とした自給自足社会における経済力価値観に関する研究

    佐々木 研, 斎藤 馨 日本造園学会 全国大会 研究発表論文集 抄録 2009 (0), 89-89, 2009

    近年、環境問題の顕在化を受け、わが国では農村地域における「循環型社会」の再構築が課題とされはじめている。このような社会では、生物資源の利用目的が市場での通貨獲得ではなく生計の維持に向けられる。そのため、住民には現在と異なる経済力価値観が求められることが予測される。自給自足を基本とする「循環型社会」はわが国ではすでに消失しているが、本稿の対象地である、ミャンマー連邦カレン州東部では、現在でも「自給…

    DOI

  • 癌の焼灼療法への応用を目的としたMg<SUB>0.5</SUB>Ca<SUB>0.5</SUB>Fe<SUB>2</SUB>O<SUB>4</SUB>の微粒子化

    佐々木 研二, 青野 宏通, 平澤 英之, 猶原 隆, 前原 常弘, 佐藤 充則 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2008F (0), 296-296, 2008

    新たに確立しようとしている癌の熱凝固療法は、磁性微粒子を癌細胞へ留置し交流磁場を加えることにより試料を発熱させ、癌細胞を熱凝固壊死させるというものである。そのとき磁性材料をリポソームなどのタンパク質で包埋し、血管に導入することを考えれば、発熱効率の良い微粒子材料が必要である。これまで市販のフェライトの中で最大の発熱を示したMgFe<SUB>2</SUB>O<SUB>4</SUB>に、イオン半径の…

    DOI

  • アリールハイドロカーボン受容体の生物学とトキシコロジー

    平林 容子, 李 光勲, 尹 秉一, 藤井 義明, 金子 豊蔵, 黒川 雄二, 菅野 純, 井上 達 日本トキシコロジー学会学術年会 35 (0), 74-74, 2008

    アリールハイドロカーボン受容体(AhR)は、TCDD等への異物結合能を持たないとされる無脊椎動物は別としても、調べられた限りでの脊椎動物でorthologueが保存され、示唆される生物学的機能の検討は、AhR機能の毒性学的理解に重要である。これまで行った関連実験の結果は以下の通りである。 <BR>【結果】1.AhR機能の指標として、異なった系統のマウスの受容体結合能と寿命の間には明らかな相関が認…

    DOI

  • 家族性大腸腺腫症に対する予防的結腸切除後に認めた甲状腺癌の1例

    竹内 幾也, 石田 秀行, 大西 清, 黒田 一, 牛尼 美年子, 吉田 輝彦, 岩間 毅夫 日本大腸肛門病学会雑誌 61 (2), 62-70, 2008

    家族性大腸腺腫症(familial adenomatous polyposis, FAP)にともなった甲状腺乳頭癌の1例を経験した.症例は,25歳女性.母方がFAP家系.21歳時,非密生型FAPに対し予防的結腸切除が施行され,その後定期的にfollow-upを受けていたところ,甲状腺両葉に各々1個ずつの癌が確認され,甲状腺全摘術を施行した.組織学的には,いずれの腫瘍もcribriform-mor…

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献47件

  • 大腸癌診療における遺伝性大腸癌の位置付け

    岩間 毅夫, 武田 祐子, 宇都宮 譲二 家族性腫瘍 8 (2), 36-39, 2008

    遺伝性大腸癌の診療と研究は大腸癌研究の柱である.遺伝性大腸癌について、医療を提供する側と患者側から考察した.いずれから見ても遺伝性大腸癌の研究と診療の進歩には家族歴の調査、家族を含めた患者の登録が欠かせない.ヨーロッパに比較してこの登録の体制が不十分であり、今後の研究診療の発展の基盤として登録体制の整備が必須である.

    DOI 医中誌

  • Ku抗体陽性のSLE・PMオーバーラップでヘルペス髄膜炎からVAHSを合併した1例

    仲野  総一郎, 山路 千春, 金井 美紀, 山中 健次郎 日本臨床免疫学会総会抄録集 35 (0), 122-122, 2007

    Ku抗体はp70/p80 heterodimerを抗原とし、PM+SScのオーバーラップ症例の20~30%に発現するといわれている。アメリカではオーバーラップ症候群よりもSLEで発現が多くみられるともいわれている。今回我々は、SLE・PMオーバーラップでKu抗体陽性の症例が、ヘルペス髄膜炎からVAHSを併発した非常に珍しい臨床経過を経験したため写真・画像をふまえて報告する。

    DOI

  • 2.遺伝性大腸癌(polyposis, non-polyposis)の病態と遺伝子異常

    岩間 毅夫 日本内科学会雑誌 96 (2), 207-212, 2007

    遺伝性大腸癌の診療研究は,大腸癌診療研究の一つの柱と言われ,その成果は炎症性腸疾患を含めて応用可能性を含んでいる.重要な遺伝性大腸癌には家族性大腸腺腫症および,散在性の大腸癌と区別が困難な遺伝性非腺腫症(ポリポーシス)性大腸癌とがあるが,この病態と遺伝子変異について概説した.注意深い臨床的観察によって,新しい発見がなされる場合がある.<br>

    DOI Web Site Web Site ほか2件 参考文献8件

  • ベンゼンの造血毒性は、骨髄特異的異物代謝によって引き起こされる

    平林 容子, 尹 秉一, 李 光勲, 藤井 義明, 金子 豊蔵, 黒川 雄二, 菅野 純, 井上 達 日本トキシコロジー学会学術年会 33 (0), 233-233, 2006

    未分化な造血前駆細胞のもつ異物代謝性化学物質受容体arylhydrocarbon receptor (AhR)は細胞増殖の抑制シグナルを惹起する。このことは、無処置のAhR-knockout(KO)マウスで観察される白血球数の増加によって背理的に示され、同様に種々の骨髄前駆細胞CFU-S-9やCFU-S-13の数でも有意な増加が認められる。無処置の野生型(Wt)マウスにおけるこうした造血の抑制シ…

    DOI

  • 30MeV陽子を用いたBNCT用熱外中性子発生装置の開発

    横堀 仁, 佐々木 研治, 田原 義壽, 白木 貴子, 馬場 護, Uddin M.S., 海野 泰裕 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2006s (0), 110-110, 2006

    ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)の実現を促進するため、ターゲットの放射化量を評価し、その計算精度を実験値との比較により確認した。

    DOI

  • 犬の平滑筋・心筋・横紋筋の蛋白分画による検討

    五屋 麻友香, 栗原 由利子, 長雄 一郎, 新井 美枝, 佐藤 健次, 芝 紀代子 生物物理化学 50 (1), 1-7, 2006

    As a basic biochemical study analyzing the sphincter muscle mechanism controlling urination and evacuation, we analyzed protein fractions of 13 muscle extracts from 8 male dogs and calculated the …

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献7件

  • カテキン及びグルコン酸銅を用いたラット中期多臓器発がん性試験法による検討

    阿部 正義, 鈴木 紀子, 吉田 緑, 五十嵐 麻希, 臼田 浩二, 古川 賢, 植松 史行, 高橋 正一, 前川 明彦, 中江 大 日本トキシコロジー学会学術年会 33 (0), 125-125, 2006

    食品成分として繁用されるカテキンは,遺伝毒性を示すことより,現在,ラットを用いて長期安全性試験が行われているが,in vitroにおいて銅イオンの存在下で酸化性DNA傷害を生成する.一方,グルコン酸銅は,機能食品の成分として使用の拡大が予想される.以上より,本研究は,カテキンと銅化合物の単独または複合投与の及ぼす影響について,ラット中期多臓器発がん性試験法を用いて検索した.実験は,BrlHan:…

    DOI

  • F344ラットにおけるacetaminophen誘発肝障害に3-aminobenzamideが与える影響

    伊藤 和美, 渡辺 恭子, 熊谷 和善, 鈴木 洋子, 斉藤 有司, 寺田 仁美, 清沢 直樹, 寺西 宗広, 古川 忠司, 矢本 敬, 中江 大, 真鍋 淳 日本トキシコロジー学会学術年会 33 (0), 173-173, 2006

    【目的】Acetaminophen(APAP)は,代謝過程で生ずる活性酸素による酸化ストレスや代謝産物によるグルタチオン(GSH)枯渇に基づいて肝細胞壊死を誘発する.一方,poly-ADP-ribosyltransferase(PARP)抑制物質である3-aminobenzamide(3-AB)による活性酸素等の毒性作用に対する細胞保護効果に関しては,過剰なPARP発現によるNAD<SUP>+<…

    DOI

  • ラット新生児期のDES曝露量と雌への遅発型影響の発現時期との関連性

    吉田    緑, 前川   昭彦, 大町    康, 島田   義也 日本トキシコロジー学会学術年会 33 (0), 290-290, 2006

    胎生期・新生児期のエストロゲン類曝露による雌への影響には、影響が生後短期間に検出可能なandrogenizationの他に、性成熟期までは異常が検出できず性成熟後に卵巣機能の早期低下による無排卵や持続発情が発現する遅発型の影響(delayed anovulated syndrome, DAS)が存在する。さらにラットではDASによる持続発情開始の早期化が子宮癌の発生を促進することからDASはan…

    DOI

  • 佐々木研究所における化学物質のリスク評価・管理に資する毒性病理学的研究

    吉田 緑 化学生物総合管理 1 (3), 361-370, 2005

    内分泌撹乱化学物質が持つ最も重要な問題は次世代への影響である.胎生期・新生児 (仔) 期曝露が成熟動物と異なる点として,視床下部・下垂体・性腺系の制御系および発育・分化過程への不可逆的障害,およびこれらの障害に対する高感受性を示す時期 (windowまたはcritical point) の存在が挙げられる.筆者らは各種化学物質の子宮癌への影響検出モデルとして開発されたDonryuラット二段階子宮…

    DOI

  • 化学物質のリスク評価・管理に関して佐々木研究所が果した役割と歴史的意義

    前川 昭彦 化学生物総合管理 1 (3), 311-321, 2005

    ...財団法人「佐々木研究所」は1939年に佐々木隆興博士により設立された公益法人で,研究所 (佐々木研究所) と病院 (杏雲堂病院) の2本の柱よりなり,研究所ではこれまで主としてがんの基礎的研究を行ってきた.1920 年代当時,佐々木隆興博士は既に「化学的形態病理学」なる新たな学問分野を提唱していたが,これはまさしく今日の「毒性病理学」であり,この概念の下で行われた研究において,化学物質のリスク評価の...

    DOI

  • 離散ウェーブレット変換を用いた野鳥鳴声信号の識別

    松川 徹, 佐々木 公男 自動制御連合講演会講演論文集 48 (0), 12-12, 2005

    野鳥の鳴声音を利用して、そのの種類を自動的に識別することができれば、野鳥生態把握やその野鳥種の保護の点に於いて極めて有意義であり、音響工学的手法に基づく野鳥識別に関する種々の研究がなされてきた。本稿では、時間周波数解析であるウェーブレット解析の野鳥鳴声の識別に対する有効性の検討を行うことを目的とし、離散ウェーブレット変換に基づく多重解像度解析による野鳥鳴声信号のベクトル圧縮化法を提案し、ニューラ…

    DOI

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