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荒木 敏夫 国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History 179 295-311, 2013-11-15
古人皇子は,舒明天皇の皇子であり,母は蘇我馬子の娘の蘇我法提郎女である。本稿は,こうした存在の古人皇子を,これまで明らかにされてきた7世紀の王権の制度的事実を踏まえて,その歴史的位置を確かめてみるものである。その結果,1,古人皇子は,「ミコノミヤ(皇子宮)」を所持していることが確実視でき,古人皇子「謀反」事件の史料を検討することで,「古人皇子宮」に近侍する〈ウジビト〉として蘇我田口臣氏・倭東漢氏…
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