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検索結果 605 件

  • 重症下肢虚血症例に対するカテーテル治療Pedal artery angioplasty前後の足趾血流パターンと足予後との関連

    深井 邦剛, 牛田 真奈加, 恋水 諄源, 矢持  良, 北田 勇也, 中田 真央, 森本 順子, 坂田 賀菜 日本フットケア・足病医学会誌 5 (1), 37-43, 2024-01-31

    <p> 包括的高度慢性下肢虚血 (CLTI) 患者の足潰瘍, 壊疽への治療において血行再建は必須の治療である. 難治性CLTI患者に対する足関節以遠のカテーテル的血行再建術の手法にpedal artery angioplasty (PAAI) があり, その有効性が報告されている. しかしながらPAAまで施行した症例でも創治癒が得られない症例に遭遇する. 今回, …

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  • 地方都市郊外の新規住宅地が自治会に及ぼす影響に関する研究

    森河 京子, 轟 慎一 都市計画報告集 22 (2), 348-355, 2023-09-07

    ...近江八幡市の市街化調整区域ではそれら地域課題の改善等を目途として、既存集落型をはじめ住居系地区計画が活用されてきた。本研究では、近江八幡市郊外における新規住宅地の展開や自治会活動の実態を調査し、それらの関係性や課題を分析した。...

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  • 心タンポナーデを伴った急性B型大動脈解離に緊急TEVARを施行した症例

    乃田 浩光, 松林 景二, 森 陽太郎, 上山 克志 脈管学 63 (5), 91-96, 2023-08-10

    <p>症例は77歳男性。心タンポナーデにて,緊急心囊ドレナージ施行された。造影CT検査で遠位弓部大動脈にentryを認める急性大動脈解離Stanford B型の偽腔破裂を診断された。緊急胸部大動脈ステントグラフト内挿術(TEVAR)施行し,初期救命したが,術後,対麻痺を発症した。CT検査上第12胸椎レベルのAdamkiewicz動脈は開存していた。心タンポナーデの原因が急性B型大動脈解離であると…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献13件

  • 住民溺死の地下歩道で再発防止工事

    日経コンストラクション = Nikkei construction (797) 30-, 2023-08

    ...滋賀県近江八幡市内のJR線と交差する歩行者と自転車用の地下道で、県と市が2023年6月末、22年7月に起こった住民溺死事故の再発防止を目的とした道路工事を終えた。冠水への注意を喚起する路面標示などの他、県内で初めて、自動車が通らないアンダーパスを含む…...

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  • 滋賀県における細胞検査の現状および法改正から思案する地域サーベイの役割について

    吉田 章子, 田口 一也, 籠谷 亜希子, 山内 盛正, 重野 恭子, 吉田 友理子, 山口 大, 白瀬 智之 医学検査 72 (3), 426-433, 2023-07-25

    <p>背景:滋賀県の細胞検査における実態を知る目的で,地域サーベイによる10年間の外部精度管理結果およびアンケート集計結果を分析した。方法:精度管理は4枚の顕微鏡写真と臨床所見を提示したフォトサーベイにより行った。解答は5個の選択肢より選び,解答へ至った細胞所見の記載も求めた。また,近年の概念である「精度保証」を意識し,直近2年は「検体適否」に関する設問も設けた。アンケートでは各施設に所属する細…

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  • 内科治療抵抗性の急性巣状細菌性腎炎・腎膿瘍に対し腎摘除で救命し得た2型糖尿病の1例

    小林 大地, 佐藤 大介, 鍬田 菜摘, 夜西 麻椰, 音羽 沙貴, 中泉 伸彦, 堀川 修, 福家 智也, 森野 勝太郎, 藤田 征弘, 卯木 智, 前川 聡 糖尿病 66 (5), 326-332, 2023-05-30

    <p>62歳,女性.18年来の2型糖尿病を有し,2年前より治療を中断していた.39.6 ℃の発熱およびJCS 300の意識障害で救急搬送され,高浸透圧高血糖状態(以下,HHSと略す)および<i>Klebsiella aerogenes</i>による右腎の急性腎盂腎炎と診断された.重症敗血症の状態であり,入院時よりICUでの集学的治療を開始した.HHSは改善するも第7病日に炎症の再燃があり,造影C…

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  • 倫理コンサルテーションチーム活動が医療従事者の倫理的行動に与える効果

    恋水 諄源, 山本 千明, 向山 和加乃, 山本 真世, 中村 紳一郎, 松田 順 臨床倫理 11 (0), 34-44, 2023

    <p> 倫理コンサルテーションチーム(以下,ECT)による臨床倫理サポートが医療従事者の倫理的行動に与える変化を検討する目的で,医療従事者に対する前向き観察研究を行った。A病院においてECT発足直後とその10カ月後を前期および後期とし,医療従事者に対する倫理的行動尺度改訂版を用いた質問紙調査の結果を比較した。後期についてはECTによる臨床倫理サポートを利用した群(EC+群)と利用しなかった群(E…

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  • 1930年代の北九州地域における社会運動

    遠城 明雄 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 79-, 2023

    ...</p><p> 運動は当初,門司市や八幡市などにおいて労働組合や市会議員などを中心に進められると同時に,沿線の複数自治体(門司市,八幡,折尾町)が協力して値下げ交渉を行った.しかし,交渉が行き詰まったことから,門司市では運動に地域住民を動員するため,町総代など地域の代表者も運動に組み込み,運動の「民衆化」を図った.この後,運動の激化を懸念した警察と行政によって調停が行われ,一定の値下げで妥協したが,...

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  • 節外性NK/Tリンパ腫発症の背景に慢性活動性EBウイルス感染症の存在が示唆された1例

    白波瀬 明子, 松川 幸弘, 池田 勇八, 坂本 謙一, 多賀 崇, 丸尾 良浩 日本小児血液・がん学会雑誌 60 (2), 156-160, 2023

    <p>慢性活動性EBV感染症(CAEBV)は,EBウイルスが持続感染したT細胞やNK細胞の増殖を基本病態とし,発熱,リンパ節腫脹,肝脾腫などの症状が数か月以上にわたって持続する疾患である.節外性NK/T細胞リンパ腫・鼻型(ENKL)は血管破壊,壊死,Epstein-Barr virus(EBV)関連,節外病変を特徴とするリンパ腫である.好発年齢は40〜50歳台であり小児の報告は非常に稀である.我…

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  • ぶどう膜炎を合併した急性散在性脳脊髄炎の男子例

    石川 珠代, 吉田 忍, 西澤 嘉四郎 脳と発達 55 (6), 433-437, 2023

    <p> 急性散在性脳脊髄炎(acute disseminated encephalomyelitis;ADEM)と診断・加療された後,ぶどう膜炎を発症した15歳男子例を報告する.けいれんを認め,頭部MRIで皮質下白質にT2強調像,FLAIR画像で多巣性の高信号を認めADEMと診断した.ステロイド療法を行い経過良好で外来で通院加療を行っていた.101病日頃より眼球結膜充血と眼痛,視力低下を認め,汎…

    DOI 医中誌

  • 腹腔鏡補助下脾固定術を施行した先天性横隔膜ヘルニア術後遊走脾の1例

    瀧本 篤朗, 津田 知樹, 武内 悠馬, 坂井 宏平, 東 真弓, 文野 誠久, 青井 重善, 古川 泰三, 田尻 達郎 Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons 58 (1), 62-67, 2022-02-20

    <p>症例は7歳男児,先天性横隔膜ヘルニア術後にて外来経過観察中の患児.1歳6か月時,スクリーニングの腹部エコーで肝下面に接する異所性脾を右季肋部に確認した.腹部症状,脾臓の遊走,脾機能亢進,脾梗塞などを認めないため経過観察の方針とした.その後も定期的に画像検索を継続していたが,7歳時のMRIにて骨盤内への脾臓の移動を認め,脾臓が原因と思われる膀胱圧迫症状も出現したため手術加療の方針となった.腹…

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  • レボチロキシン投与などの内科的加療により改善し得た新生児胎便関連性腸閉塞

    中谷 恵理, 吉田 忍, 山本 由佳, 塚村 篤史, 西澤 嘉四郎 日本周産期・新生児医学会雑誌 58 (2), 359-363, 2022

    <p> 症例は24週,596gの早産,超低出生体重児である.在胎中から絨毛膜下血腫を指摘されておりアプガースコア1分値1点,5分値2点,10分値5点で出生,直ちに集中治療を開始した.日齢4より経腸栄養を開始したが,日齢8に血便,小腸内容の停滞や小腸拡張を認め,胎便関連性腸閉塞と診断した.穿孔は認めず,内科的加療を選択した.カテコラミンによる血圧維持と抗生剤投与を行い,日齢15から全部で6回のガス…

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  • ナッジによる検診勧奨とその倫理的議論

    恋水 諄源 日本乳癌検診学会誌 31 (2), 137-141, 2022

    人間は何らかの選択を行う際,自分では情報に基づいた合理的な判断しているつもりであっても,様々なバイアスや考え方の特性によって非合理的な選択をしてしまうことがある。こうした人間の行動経済学的特性を理解し,本人にとって最適な選択を自発的に行えるよう促すためのデザインや仕組みを「ナッジ」と呼ぶ。近年,公衆衛生分野でナッジの利用が進んでいる。ナッジを利用したがん検診受診勧奨資材も作成され,乳がん検診でも…

    DOI Web Site 参考文献8件

  • HHDにおける看護師の役割~患者教育・患者支援の現状と課題~

    井本 千秋 日本在宅血液透析学会誌 2 (1), 14-17, 2022

    <p>在宅血液透析は患者のQOLと生命予後を改善することが期待できるため,末期腎不全の療法選択では勧めたい治療法である.在宅血液透析を選択後,看護師は継続的に患者と介助者に関わり,支援する.患者・介助者と信頼関係を築き,機械操作などの技術や透析生活に関する知識的なことだけではなく精神的なフォローをすることも看護師ならではの役割である.</p>

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  • 長期型バスキュラーカテーテルが抜去困難となった超高齢血液透析患者の1例

    三原 悠, 門 浩志, 黒瀬 亮, 辻中 瑛里香, 中村 匡志, 足立 大也, 山内 明日香, 深井 邦剛, 八田 告 日本透析医学会雑誌 55 (4), 265-269, 2022

    <p>症例は94歳,女性.入院1年4か月前に腎硬化症を原疾患とした末期腎不全に対し,長期型バスキュラーカテーテルを左内頸静脈に留置し血液透析を開始していた.入院2日前に転倒し,右肩を打撲した.右肩の疼痛増悪,血液透析時の血圧低下をきたしたため入院となった.入院10日目に脱血不良のためカテーテル抜去を試みたが,皮下のカフを剥離した状態にもかかわらず強い抵抗を認めた.入院11日目に透視下造影検査でカ…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献19件

  • 遺残性原始舌下神経動脈を伴う脳底動脈窓形成に破裂脳動脈瘤を生じた1例

    丸尾 知里, 辻 篤司, 齋藤 実, 中島 正之 脳血管内治療 7 (1), 20-25, 2022

    <p>【目的】遺残性原始舌下神経動脈に脳底動脈窓形成を合併し,窓近位部に発生した脳動脈瘤の破裂により,くも膜下出血を来した症例を経験したので報告する.【症例】48歳,女性.左内頚動脈から分岐する遺残性原始舌下神経動脈と脳底動脈窓形成を合併し,窓近位部に発生した小型動脈瘤の破裂によるくも膜下出血を発症した.急性期にNeuroform …

    DOI Web Site 医中誌

  • 胃X線検査における胃炎診断正診率に関する単施設前向き研究

    中島 滋美, 坂本 力, 山﨑 道夫, 田中 豊彦, 中原 哲朗, 新田 哲久, 松尾 寿保, 福井 健, 水田 和彦, 三浦 克之, 角野 文彦, 藤山 佳秀 日本消化器がん検診学会雑誌 60 (6), 1097-1108, 2022

    <p>【目的】X線による胃炎診断が血清<i>H. pylori</i>抗体価(以下抗体価)参照とコンセンサスミーティング(CM)で向上するかを前向きに調べた。</p><p>【方法】多賀町の健診受診者で本研究に同意した者の胃X線写真, <i>H. pylori</i>除菌歴および抗体価を使用した。6人の読影医が抗体価の情報①なしと②ありで胃X線写真による胃炎診断をした。次にCMで6人のコンセンサス…

    DOI 医中誌

  • 戦前の旧八幡市の都市計画における守田道隆の技師としての業績と役割

    井上 龍子, 出口 敦 都市計画論文集 56 (2), 267-280, 2021-10-25

    ...<p>本研究は旧八幡市が近代都市へと成長する過程で、技師としてまた市長として都市計画に貢献した守田道隆の業績に焦点をあてたものである。戦前は旧八幡市の発展にとって重要な時代と言えるが、この研究では守田が戦前の地方都市ではほとんど実施されていなかった大規模区画整理事業などを、技師としてどのように推進し実現させたかを明らかにすることを目的としている。...

    DOI Web Site 参考文献1件

  • 超音波内視鏡下経直腸的ドレナージが奏功した骨盤内膿瘍の小児例

    武内 悠馬, 瀧本 篤朗, 嶋村 藍, 津田 知樹 Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons 57 (3), 695-699, 2021-04-20

    <p>症例は6歳男児.発熱,嘔吐,下痢,腹痛を主訴に近医を受診した.急性胃腸炎の診断で外来加療されたが改善なく,第7病日に前医受診した.その際,採血で著明な炎症所見と腹部CTで骨盤内膿瘍を認めたため当科紹介となった.身体所見で下腹部に限局した腹膜刺激症状を認め,穿孔性虫垂炎に合併した骨盤内膿瘍と診断した.全身状態は保たれていたため保存的加療を選択した.画像所見で骨盤内膿瘍が直腸壁に接していたため…

    DOI Web Site 医中誌

  • 原発被災地域における土地利用手法の構築に向けた事例研究

    黒本 剛史, 窪田 亜矢, 李 美沙 住総研研究論文集・実践研究報告集 47 (0), 121-130, 2021

    福島県南相馬市小高区で運営している小高復興デザインセンターでの実践に基づいて,まちなか,集落に立地する大富と川房の3つの地区を例に,避難指示が解除された後の原発被災地域における土地利用手法とその構築過程を考察した。具体的な土地利用手法である「レシピ」,活動の中心である「アクター」,地域特性である「プラットフォーム」の間には相互関係があり,土地利用手法の構築は,アクターがレシピを模索する中でプラッ…

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  • 近江八幡旧市街地における古民家利活用のプロセスと成立要件に関する研究

    溝口 徳昭, 谷川 陸, 山口 敬太, 川崎 雅史 日本都市計画学会関西支部研究発表会講演概要集 19 (0), 41-44, 2021

    本研究では,近江八幡旧市街地において古民家を利活用している事業者に着目し,古民家の物件成約・改修,そ して事業に至るプロセスとその成立要件を明らかにした.近江八幡では,家主と新規事業者との信頼関係の構築や 物件の改修を含む初期投資費用と事業との協議が各フェーズを成立・促進させるために重要であることが示された. …

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  • 高齢者頭頸部癌における低栄養と予後に関する多施設共同研究 Koto-SG/HN:中間解析報告

    新井 啓仁, 石坂 成康, 只木 信尚, 村上 怜, 為野 仁輔, 栢野 香里, 丁 剛, 小池 忍, 信原 健二, 岡野 博之, 森本 寛基, 大村 学, 辻川 敬裕, 杉山 庸一郎, 平野 滋 頭頸部癌 47 (3), 329-336, 2021

    京都府立医科大学では頭頸部癌スタディグループ(Koto-SG)を2017年に立ち上げ,高齢者頭頸部癌症例の前向き観察研究を開始した。75歳以上の口腔,咽喉頭癌94例を対象に,治療内容,生命予後,栄養指標であるアルブミン,body mass index,GNRI(geriatric nutritional risk …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献6件

  • 同種骨髄移植によって骨髄異形成症候群に伴う二次性肺胞蛋白症が軽快した1例

    岡田 慎理, 北脇 年雄, 鈴木 優太, 堀澤 欣史, 近藤 忠一, 谷澤 公伸, 菱澤 方勝, 髙橋 良一, 山下 浩平, 高折 晃史 日本内科学会雑誌 109 (5), 960-967, 2020-05-10

    <p>45歳,男性.骨髄異形成症候群(myelodysplastic syndrome:MDS)に対する同種造血幹細胞移植前のスクリーニング検査で肺胞蛋白症の合併が判明した.移植後早期に低酸素血症が増悪したが,右全肺洗浄により回復した.その後,ドナー細胞の生着と共に肺胞蛋白症が軽快し,良好な呼吸状態で退院した.MDSに合併する二次性肺胞蛋白症は,同種移植により治癒可能であるが,移植後早期の呼吸不…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献5件

  • 維持透析中の多発性囊胞腎患者における疾患および合併症に関する意識調査―びわこ臨床透析カンファレンス共同研究―

    武田 尚子, 有村 徹朗, 磯野 元秀, 一色 啓二, 大橋 誠治, 小川 勉, 門 浩志, 渋谷 和之, 宗村 万里子, 谷口 正展, 永作 大輔, 西尾 利樹, 西尾 利二, 西村 正孝, 廣川 隆一, 牧石 徹也, 森田 善方, 山田 衆, 若林 賢彦, 渡辺 裕, 金﨑 雅美, 前川 聡, 荒木 信一, びわこ臨床透析カンファレンス共同研究グループ 日本透析医学会雑誌 53 (7), 401-409, 2020

    <p>維持透析中の多発性囊胞腎患者の疾患・合併症の認知度, 家族への告知状況などを調査するために, 滋賀県下の透析施設でアンケート調査を施行し20施設70名より回答を得た. 診療録から調べた主要合併症有病率は, 脳出血11.4%, 脳動脈瘤17.1%, 心臓弁膜症21.4%であった. 患者へのアンケート調査では, 合併症の認知度は全体で70%, 疾患別では脳出血31.4%, …

    DOI Web Site Web Site 参考文献5件

  • 胃粘膜下腫瘍を呈しLECSでの切除後に診断されたIgG4関連硬化性疾患の1例

    石川 達基, 中野 且敬, 大坂 雅史, 門谷 弥生, 奥川 郁, 秋岡 清一, 茂森 賢太, 細川 洋平 日本臨床外科学会雑誌 81 (2), 254-259, 2020

    <p>症例は65歳,女性.検診の胃透視検査で異常を指摘され,精査加療目的で当院に紹介となった.上部内視鏡検査では胃前庭部前壁大弯よりに15mmの粘膜下腫瘤を認め,超音波内視鏡検査では第4層に主座を置く低エコーで均一な類円形腫瘤であった.造影CTでは同部位に均一に造影される10mm大の腫瘤を認めたが,周囲のリンパ節の腫大や遠隔転移はなかった.Gastrointestinal stromal …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献23件

  • 心原性脳塞栓症に上肢動脈急性閉塞を合併した1例

    河野 浩人, 卯津羅 泰徳, 齋藤 実, 西村 修, 松林 景二, 岡野 晃, 中島 正之 脳卒中 42 (4), 264-269, 2020

    <p><b>要旨</b>:症例は77歳の女性で,特発性血小板減少性紫斑病による血小板減少や出血傾向に対し,入院時に,心房細動に対して内服していた直接経口抗凝固薬を休薬していた.入院中に突然発症の意識障害,左片麻痺,および右上肢の血色不良と橈骨動脈触知困難を認め,精査の結果,心原性脳塞栓症による右内頸動脈閉塞および右腋窩動脈急性閉塞,腎梗塞を認め,多発血栓塞栓症と診断した.rt-PA …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献11件

  • 身近な河川の環境・防災を融合した体験型学習プログラムの効果検証

    平山 奈央子, 瀧 健太郎 土木学会論文集F6(安全問題) 76 (2), I_75-I_80, 2020

    ...<p> 滋賀県近江八幡市立馬淵小学校では,河川の環境と防災を融合した体験型学習プログラムが4年生を対象に2009年度より実施されている.同学習効果を検証するため,著者らは学習前後の児童と児童の進学先中学校の生徒に対してアンケート調査を実施した.分析の結果,短期的な学習効果として,避難経路と地域の危険箇所,避難のタイミング,避難方法,地域の河川の特徴や河川改修の歴史について学習効果が見られた.さらに,...

    DOI Web Site 被引用文献2件 参考文献1件

  • 腹腔鏡下に切除しえた大動静脈間に発生した後腹膜原発パラガングリオーマの1例

    大橋 宗洋, 大西 伸和, 迫 智之, 牛嶋 壮, 本郷 文弥, 宮下 浩明 Japanese Journal of Endourology 33 (2), 353-357, 2020

    <p> 症例は63歳男性. 二次性高血圧の原因検索として施行した腹部CTで, 大動静脈間に18 mm大の腫瘍性病変を指摘された. 尿中カテコールアミン検査, MIBGシンチグラフィーの結果, パラガングリオーマを強く疑った. 腹腔鏡手術で大血管損傷などの合併症なく安全に腫瘍を摘出でき, 病理学的にパラガングリオーマと診断, 術後5日目に退院となった. …

    DOI 医中誌

  • 「気になる子ども」の言葉と人間関係の指導法-特別支援保育の充実に向けて-

    矢野, 正, Yano, Tadashi 人間教育 2 (11), 297-301, 2019-12

    ...本教育講演は、京都府八幡市教育委員会主催の幼稚園部会夏季研修会の記録であり、平成25年8月に実施されたものである。筆者が、講座を担当した。特に本部会では、領域「言葉」と「人間関係」に狙いを絞って研修を進めており、これまで嵯峨野書院発行の著書がある筆者に今回、白羽の矢があたったものである。 研修会当日は、教室が満員になるほど盛況であり、質疑応答も時間を超えるまで行われた。...

    機関リポジトリ

  • 精巣原発粘液癌の1例

    多賀 英人, 細川 洋平, 真鍋 俊明, 萩原 暢久, 山田 剛司, 岩田 健, 宮下 浩明 泌尿器科紀要 65 (3), 87-91, 2019-03-31

    A 68-year-old man presented withleft testicular painless swelling. His carbohydrate antigen 19-9 and carcinoembryonic antigen levels were elevated but his germ cell tumor markers were not high. …

    DOI HANDLE Web Site ほか1件

  • 低座面高の椅子での座位姿勢における体幹および骨盤角度の相違とその性差に関する検討

    浅野 伝美, 遠藤 壮馬, 畑中 將希, 淺井 仁 理学療法学Supplement 46S1 (0), I-137_1-I-137_1, 2019

    <p>【はじめに、目的】関節の柔軟性や骨盤の形態には性差があることが知られている。このことからすると、座面高の異なる椅子、特に股関節および膝関節の屈曲角度が大きくなる低い座面の椅子に着座したときの座位姿勢にも性差が見られる可能性が考えられる。これまでに座面高の違いと性差の双方が座位姿勢に及ぼす影響を検討した報告は見当たらない。そこで本研究では、股関節および膝関節が90度以上屈曲するような低座面の…

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  • 心筋血流予備量比測定中にプレッシャーワイヤーが冠動脈内で断裂し, 外科的摘除を行った1例

    平松 範彦, 宮下 史寛, 松林 景二 日本冠疾患学会誌 1 (0), 5-8, 2019

    症例は65歳男性.PCIの既往があるため胆のう摘出術前の精査目的に冠動脈造影検査を行ったところ,右冠動脈に狭窄を指摘され,心筋血流予備量比(FFR)測定目的に挿入したプレッシャーワイヤーが操作中に断裂し,右冠動脈内に遺残した.経カテーテル的除去を試みるも回収困難であったため,外科的除去の適応と判断した.胸骨正中切開にてアプローチし,心外膜エコーでプレッシャーワイヤー遠位端が右冠動脈#4PDにある…

    DOI 医中誌

  • 加賀国得橋郷の村々と中世社会

    若林 陵一, Wakabayashi Ryoichi 人間社会環境研究 = Human and socio-environmental studies 36 109-118, 2018-09-28

    ...なお, 本稿ではこの頃の村落, 削禅寺領荘園をみる上で全国各地ー加賀国軽海郷・倉月荘, 備中国上原郷•新見荘(現岡山県総社市・新見市) , 摂津国勝尾寺(現大阪府箕面市) , 紀伊国相 賀荘(現和歌山県橋本市) , 近江国奥嶋荘・津田荘(現滋賀県近江八幡市)など一の事例や視点 も努めて参照した。...

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  • 当センターの摂食嚥下チームによる誤嚥性肺炎予防の取り組み

    森田 曜 日本医療マネジメント学会雑誌 19 (2), 81-85, 2018-09-01

    ...近江八幡市立総合医療センター(以下当センター)においても誤嚥性肺炎患者は経口摂取困難となることが多く対応に苦慮している。そのため、2014年度より摂食嚥下チームにて誤嚥性肺炎予防の取り組みを開始した。最初に誤嚥性肺炎患者数を集計し、現状を検討した。その結果から、誤嚥性肺炎患者の嚥下機能、栄養状態は悪く、その予防に関しては地域と連携した取り組みの重要性が明らかになった。...

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  • W. M. ヴォーリズがみた植民地朝鮮

    神山 美奈子 名古屋学院大学論集 人文・自然科学篇 55 (1), 55-67, 2018-07-31

    ...1905年に滋賀県近江八幡市に来たW. M. ヴォーリズ(William Merrell Vories,一柳米来留)は,日本で建築事業と宣教事業に携わった。彼は,朝鮮半島にも146の建築作品を残していることが知られているが,それは日本が朝鮮半島を植民地支配している時期の作品であった。...

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  • 石清水八幡宮本『八幡宮寺巡拝記』考

    筒井, 大祐 佛教大学総合研究所紀要 25 1-13, 2018-03-25

    ...京都府八幡市男山に鎮座する石清水八幡宮には、古文書や古典籍が数多く伝来しており、それらは石清水八幡宮古文書として、国の重要文化財に登録されている。その古典籍の中に、昭和二十二年の社務所の火災で焼失したとされる『八幡宮寺巡拝記』の現存を確認した。そこで本稿では、その『八幡宮寺巡拝記』の書誌調査と、諸本との比較を行い、石清水八幡宮本が諸本の内、最善本であると結論付けた。...

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  • 地域文化政策の実践と展望 : 滋賀県近江八幡市仲屋町を事例として

    井口 貢, 望田 友加 同志社政策科学研究 19 (2), 147-156, 2018-03-01

    ...本稿の目的は、滋賀県近江八幡市仲屋町における実践的活動をもとに暮らしの中にある生活文化資源の重要性が地域住民の中で内在化される過程を明らかにすることである。生活の中にある地域の文化資源を活用して、地域の自律につながる公共政策もまた地域における文化政策であるということを論じた。...

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  • 糖尿病治療を安全に行うためのチーム医療の取り組み

    片山 初美, 初古 智美, 中村 高秋 日本医療マネジメント学会雑誌 18 (1), 13-18, 2017-05-01

    ...<p> 2型糖尿病患者の重症低血糖発症を減らすことを目的に、多職種連携による糖尿病チームを立ち上げ、近江八幡市立総合医療センター(以下当院)医療者と地域診療所医師及び当院糖尿病外来通院患者に対し、低血糖の予防と対処方法についての知識向上を通して重症低血糖の発症を減少させることができるか否かを検討した。...

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  • 冠動脈バイパス術後に発生した右冠動脈瘤に対して瘤切除と冠動脈バイパス術を行った1例

    宮下 史寛, 細川 洋平, 平松 範彦, 松林 景二 Journal of the Japanese Coronary Association 23 (3), 156-160, 2017

    症例は56歳男性.既往に狭心症があり,8年前に心拍動下冠動脈バイパス術 (LITA-#12, RITA-#8, GEA-#4PD) を施行した.その後の経過観察中に,CT検査にて右冠動脈#3に冠動脈瘤を指摘された.瘤径の拡大傾向を認めたため,破裂予防目的に手術となった.手術は再胸骨正中切開にて慎重に剥離後,体外循環を確立し,心停止下に行った.右冠動脈は#3に35 mm大と15 …

    DOI Web Site Web Site ほか2件 参考文献7件

  • 初診時に末梢性めまいと診断された小脳梗塞に関する検討

    中島 正之, 初田 直樹, 松尾 宏俊, 丁 剛, 谷本 匡浩, 立川 弘孝 脳卒中 39 (4), 254-260, 2017

    <p>【はじめに】末梢性めまいと中枢性めまいの鑑別の重要性は古くより強調されているが,必ずしも容易ではない.当院で経験した50 例の小脳梗塞の臨床像を分析し検討を行った.【方法】2009年2 月から2015 年4 月に当院脳神経外科および神経内科にて入院治療を行った連続50 例の小脳梗塞の患者を後方視的に検討を行った.【結果】男性33 人,女性17 人.年齢は44 歳から95 …

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献9件

  • 回腸導管再建術後に著明なanion gap非増大型代謝性acidosisを発症した1型糖尿病の1例

    大角 誠一郎, 池田 和弘, 中村 高秋 糖尿病 60 (10), 726-731, 2017

    <p>症例は55歳男性.24年前に1型糖尿病と診断されインスリン強化療法を施行されていた.1週間前からの食思不振,全身倦怠感,嘔気嘔吐を主訴に当院救急外来を受診した.1型糖尿病ケトアシドーシスを疑い動脈血液ガス分析を施行し著明なAnion Gap非増大型代謝性Acidosisを認めた.本患者は膀胱尿管全摘術と回腸導管造設術の既往があり,回腸導管部におけるHCO<sub>3</sub><sup>-…

    DOI 医中誌

  • PICC回診によるカテーテル管理とその効果

    瀬川 裕佳, 鎌田 正, 茂森 賢太, 井田 智治, 高田 和典, 池田 和弘, 石川 博己, 小見山 こず恵, 黒川 あかね, 中村 高秋 日本静脈経腸栄養学会雑誌 32 (5), 1489-1494, 2017

    <p>【目的】末梢挿入型中心静脈カテーテル(以下、PICCと略)は致命的合併症の少ないカテーテルとして知られ、本邦でも徐々に普及してきた。しかし、我々の施設では留置後に合併症により抜去されるものが多かった。その原因は留置後の不適切な管理であると考え、PICC管理の現状把握と看護師への指導のため、2014年6月19日から回診方式のサーベイランス(PICC回診)を開始した。1年を経過した時点で、その…

    DOI Web Site 医中誌

  • 「論証構成図」を導入した中学校説明的文章の「図式化」

    辻村 重子 国語科教育 82 (0), 42-50, 2017

    <p>本研究は、中学校説明的文章を教材とし、学習過程の論理的思考に作用する「論証構成図」を組み入れた学習方略「図式化」についての理論と実践についての考察である。中学校現場では、説明的文章に対する苦手意識を持った学習者が比較的多く、学力差のある学習集団の学習達成度を引き上げることに苦慮しているという課題がある。その要因として、中学校説明的文章の授業において、学習者が理解の曖昧さや分からなさを抱えた…

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  • 慢性血液透析患者におけるヘモグロビン変動と予後の関係

    一色 啓二, 八田 告, 磯野 元秀, 牧石 徹也, 永作 大輔, 新宮 良介, 鹿野 勉, 渋谷 和之, 富田 耕彬, 西尾 利二, 金崎 雅美, 荒木 信一, 宇津 貴, びわこ臨床透析カンファレンス共同研究グループ 日本透析医学会雑誌 50 (7), 465-472, 2017

    <p>【目的】血液透析患者のヘモグロビン (Hb) 変動に影響を及ぼす因子を解析しHb変動と予後の関係を検討した. 【対象と方法】6か月間のHb変動を算出した血液透析患者613例を対象とした. Hb変動はHb値回帰直線の残差標準偏差の平均値 (Hb-RSD) を用いた. Hb-RSDに影響を及ぼす因子を重回帰分析で解析し30か月間の入院歴・死亡を後ろ向きに調査した. …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献18件

  • 経肛門的根治術を施行した直腸膜様閉鎖症の1例

    高山 勝平, 青井 重善, 千葉 史子, 坂井 宏平, 津田 知樹, 樋口 恒司, 文野 誠久, 古川 泰三, 木村 修, 田尻 達郎 Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons 52 (7), 1309-1314, 2016

    <p>症例は正期産・自然分娩の男児.外表奇形は認めなかったが,出生直後より進行する腹部膨満および嘔吐を認め,注腸造影検査にて直腸閉鎖症(以下,本症)が疑われた.腸閉塞症状が高度であり,生後3 日目に左側横行結腸に人工肛門造設術を施行した.術後精査にて,閉鎖部位は歯状線から20 mm 口側の直腸で,隔壁の厚さは4 mm の本症・膜様閉鎖と確定診断した.生後10 …

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  • 放射線治療後45年で発症した小腸膀胱直腸膣瘻の1例

    井岡 笑子, 大坂 雅史, 奥川 郁, 中野 且敬, 秋岡 清一, 土屋 邦之 日本臨床外科学会雑誌 77 (10), 2542-2546, 2016

    症例は81歳,女性.45年前に子宮頸癌に対して子宮全摘術と術後放射線治療の既往がある.当院泌尿器科にて膀胱直腸膣瘻による腎盂腎炎と診断され,経皮的腎瘻造設術と抗菌薬投与が行われた.全身状態改善後も膣からの消化液排泄がみられ,会陰部潰瘍による著明な疼痛のため歩行困難であった.経口摂取再開とADL改善を目的とし当科紹介となった.上部消化管造影後CTで小腸膀胱瘻も認め,小腸膀胱直腸膣瘻と診断し開腹術を…

    DOI Web Site Web Site 参考文献8件

  • 透析関連感染の現状とその評価:多施設共同サーベイランスの成果

    山下 恵美, 森兼 啓太, 谷口 弘美, 宮田 貴紀, 前多 香, 高橋 陽一, 大澤 忠, 細田 清美, 村田 弘美, 伊藤 淳, 又吉 慶, 帯金 里美, 多湖 ゆかり, 林沼 聖子, 水野 住恵, 奥 由美, 坪根 淑恵, 畠山 国頼, 吉川 美智代, 政本 紀世, 神谷 雅代, 中島 博美 日本環境感染学会誌 31 (5), 297-309, 2016

     我々は本邦初の透析関連感染を対象にした多施設共同サーベイランスを2008年より実施している.今回,2008年から2013年までの6年間に亘る29医療機関のサーベイランス結果を基に透析関連感染の現状とサーベイランスの成果を評価検討し,感染に影響を及ぼす因子と今後の課題を明らかにすることを研究目的とした.6年間の感染症例は350例(シャント75例,グラフト33例,動脈表在化12例,短期カテーテル2…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献3件 参考文献11件

  • 若年Leriche症候群におけるEVT後のリハビリテーション経過と今後の課題

    奥村 高弘, 山中 順子, 山口 真一郎, 中上 拓男 理学療法学Supplement 2015 (0), 1178-, 2016

    【はじめに,目的】Leriche症候群は,腹部大動脈下端から総腸骨動脈(CIA)にかけての血管狭窄を主病変とする症候群である。主症状に間欠性跛行が挙げられ,日常生活活動に制限をきたすことが問題点である。本症候群は罹患率も低く,本邦においても閉塞性動脈硬化症(ASO)の一病態として認識され,ASOの運動療法はエビデンスが確立されてきたが,本症候群単独では未だ確立されていない。今回は,当センターにお…

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  • 1990年以降の京都府の都市における農業の変化

    石原 肇 日本地理学会発表要旨集 2016s (0), 100330-, 2016

    ...<br><br>Ⅱ 研究対象地域と研究方法<br><br>本研究の対象地域は,京都府における特定市とその周辺の4町とする.現在,京都府では市のうち京都市と宇治市,亀岡市,城陽市,向日市,長岡京市,八幡市,京田辺市,木津川市の9市が、生産緑地法の適用を受ける特定市となっている.また,大山崎町と久御山町,井手町,精華町を対象地域として含めた.その理由としては,これらの町が都市計画区域内にあるとともに,京都府内...

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  • 京都府の都市における緑地構成要素の変化に関する地域的特性

    石原 肇 日本地理学会発表要旨集 2016s (0), 100335-, 2016

    ...<br><br>Ⅱ 研究対象地域と研究方法<br><br>本研究の対象地域は,京都府における特定市とその周辺の4町とする.現在,京都府では市のうち京都市と宇治市,亀岡市,城陽市,向日市,長岡京市,八幡市,京田辺市,木津川市の9市が、生産緑地法の適用を受ける特定市となっている.また,大山崎町と久御山町,井手町,精華町を対象地域として含めた.その理由としては,これらの町が都市計画区域内にあるとともに,京都府内...

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  • 総合感冒薬服用後に胸痛, 心筋障害を繰り返した若年男性の1例

    庄司 圭佑, 横井 宏和, 柳内 隆, 西川 真理恵, 伊藤 大輔, 木村 雅喜, 木下 英吾, 白石 淳, 兵庫 匡幸, 島 孝友, 沢田 尚久, 河野 義雄 心臓 48 (1), 70-76, 2016

    <p> 症例は12年前に感冒後の胸痛・心筋障害にて入院歴のある28歳男性. 感冒にて総合感冒薬を内服し2日後の早朝に胸痛が出現したため当院を受診した. 心電図にてⅡ, Ⅲ, aV<sub>F</sub>, V<sub>3−6</sub>誘導でST上昇, 心臓超音波検査にて心尖部から後側壁の壁運動低下を認めた. 急性冠症候群の疑いで緊急冠動脈造影を行ったが有意狭窄を認めなかった. …

    DOI 医中誌

  • 被殻部慢性被膜化脳内血腫

    辻 敬一, 中島 正之, 初田 直樹, 野崎 和彦 Japanese Journal of Neurosurgery 26 (2), 134-142, 2016

    <p> 慢性被膜化脳内血腫の報告例はまれであるが, 今回われわれは高血圧性被殻出血後に慢性被膜化脳内血腫に移行したと考えられる2症例を経験したので文献的考察を加え報告する. </p><p> 慢性被膜化脳内血腫の原因の多くはvascular malformationとの関連があるとの報告が多いが, 脳内出血の原因によらず発症する可能性がある. その治療についてはいまだ一定の見解はないが, …

    DOI Web Site 参考文献37件

  • 京都府内におけるナシのフタモンマダラメイガの被害状況と発生消長について

    笈田, 幸治, 地嵜, 誠, 和田, 豊明 京都府農林水産技術センター農林センター研究報告. 農業部門 = Bulletin of the Agriculture and Forestry Technology Department, Kyoto Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Center. Agriculture Section (37) 10-15, 2015-03

    ...京都府におけるフタモンマダラメイガによる被害を府内のナシの主産地である北部地域の京丹後市、南部地域の八幡市の両方で確認した。フタモンマダラメイガの被害が顕在化するのは8月以降であり、その後は11月まで断続的に被害が発生した。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 第IV 病期の下大静脈内腫瘍栓を伴う腎細胞癌の1 手術例とその文献的考察

    早川 真人, 松林 景二, 大橋 宗洋, 鈴木 啓, 宮下 浩明, 中野 且敬 日本血管外科学会雑誌 24 (1), 54-58, 2015

    要旨:腎細胞癌(RCC)の3~10%の症例で下大静脈(IVC)内に腫瘍栓子を合併するとされるが,今回われわれは右RCC の腫瘍栓がIVC に進展した症例に対して右腎癌摘除および腫瘍栓摘出術を施行した1例を経験したので報告する.症例は63 歳男性.前医にて右腎腫瘍を指摘され当院へ紹介.当院での造影CT でIVC 内への浸潤を伴う右腎腫瘍を認めた.肺転移・骨転移を認め第IV …

    DOI 医中誌

  • 八幡の戦災復興と守田道隆

    橋田 光太郎 日本地理学会発表要旨集 2015s (0), 100233-, 2015

    ...本研究は「都市地理学の視点から見た八幡の変遷に関する研究」の一部をなすもので,研究の目的は旧八幡市の戦災を概観し,市長・守田道隆が展開した復興内容を明らかにすることである。検討の際には,地域形成者としての公権力や為政者の重要性に着目して考察した。...

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  • 静脈穿刺からカテーテル先端位置確認までエコーを利用したベッドサイド PICC挿入法の成績

    瀬川 裕佳, 鎌田 正, 石川 博己, 茂森 賢太, 井田 智治, 高田 和典, 中村 高秋 日本静脈経腸栄養学会雑誌 30 (3), 804-809, 2015

    【目的】末梢挿入型中心静脈カテーテル(PICC)特有の問題点としてカテーテル先端位置異常・静脈炎・血栓症・静脈穿刺困難等がある。カテーテル先端位置異常を防ぐため X線透視下でのカテーテル留置が推奨されているが、患者移動や X線被曝が問題になる場合もある。これらに対処するため、われわれは超音波を穿刺やカテーテル先端位置確認の際に積極的に利用することで X線透視を用いずに …

    DOI Web Site 医中誌

  • 肝原発悪性線維性組織球腫の術後再々発に対し手術を試み5年生存をえた1例

    石原 陽介, 高橋 滋, 奥川 郁, 中野 且敬, 秋岡 清一, 大坂 芳夫, 土屋 邦之, 迫 裕孝 日本消化器外科学会雑誌 48 (7), 572-581, 2015

    患者は26歳の男性で,右季肋部痛を主訴に受診した.腹部超音波検査およびCTで肝右葉に80 mm大の内部不均一腫瘤を認め近医より紹介された.その後,当院受診時のCTで100 mm大の低吸収域,MRIで腫瘍実質はT1 low,T2 highを呈し,T1,T2ともにhighの領域を腫瘍内部に認め出血が疑われた.選択的血管造影ではhypovascularであった.悪性腫瘍を疑い右肝切除術を施行した.病理…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献26件

  • 琵琶湖東沿岸地域における感染症媒介蚊の生息ポテンシャルマップの検証

    米島 万有子, 中谷 友樹, 渡辺 護, 二瓶 直子, 津田 良夫, 小林 睦生 日本地理学会発表要旨集 2015a (0), 100132-, 2015

    ...対象地域は、滋賀県琵琶湖東沿岸地域にあたる彦根市、東近江市の旧能登川町地区、旧安土町を含む近江八幡市である。生息ポテンシャルマップの作成にあたっては、湖沼、河川など多様な水域の周囲20地点において2009年5月から10月にかけて実施した、成虫蚊の捕集調査資料を利用した。...

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  • ある刀工の足跡を追って

    内藤 直子 大阪歴史博物館研究紀要 13 (0), 0073-0084, 2015

    ...本稿では、有栖川宮威仁親王に抱えられた刀工・桜井正次が関西を拠点としていた約十年間の動向に着目し、同地に建てられた鍛錬場「如神庵」での事蹟と、その後同庵が移転した京都・八幡市の圓福寺での事蹟について紹介する。また、正次の子・正幸が京都・立命館大学の日本刀鍛錬所に奉職していたことも踏まえ、明治から昭和戦前期における刀剣製作者の置かれた状況を展望する。...

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  • 急性期血液浄化療法導入を予測する指標としての尿中NGAL (neutrophil gelatinase-associated lipocalin) の有用性

    瀬川 裕佳, 八田 告, 川﨑 由佳, 大谷 麻衣, 原 将之, 上野 里紗, 江川 雅博, 薗村 和宏, 槙 系, 澤田 克徳, 鶴田 宏史, 全 完, 鯉堂 和宏, 森 潔 日本透析医学会雑誌 47 (8), 487-491, 2014

    【背景】従来, 急性腎障害 (AKI) は血清Crの上昇で判断されてきたが, AKI発症の早期診断や治療方針決定には不向きである. 尿中NGALはAKIの早期診断に有用であるとされており, 持続的血液濾過透析 (CHDF) 導入の予測因子となりそうだが, その有用性は明らかでない. 【目的】尿中NGALの急性期血液浄化療法導入を予測するマーカーとしての有用性を検討する. …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献9件

  • 皮膚髄膜腫の1例

    貫野 賢, 宮下 文 皮膚の科学 13 (3), 176-179, 2014

    10ヶ月,女児。生下時より後頭部正中に皮膚結節を認めていた。徐々に増大するために2011年10月に当科を受診した。初診時,後頭部に 10×10mm 大の淡紅色結節を認めた。頭部 CT では明らかな頭蓋内との交通はなかったが,一部に骨欠損を伴っていた。局所麻酔下に生検を施行したところ皮膚髄膜腫が疑われたため,2012年3月に全身麻酔下に腫瘍を切除した。病理組織像では卵円形から紡錘形の核と好酸性細胞…

    DOI 医中誌

  • 中学校学級担任教師の組織への行動認知

    平野 達郎 学級経営心理学研究 3 (0), 25-41, 2014

    本研究の目的は,学校組織の経営・運営に関わる中学校学級担任教師の行動認知と,職場風土による影響について明らかにするとともに,分析結果を活用する可能性について検討するものである。研究1では,PM式リーダーシップ理論を踏まえ,学校組織への行動についての質問項目を作成し,因子分析を行った。その結果,5つの因子が抽出され,「主体的にリードする行動」「向上心を持ち学校を牽引しようとする行動」がP機能に該当…

    DOI 機関リポジトリ HANDLE ほか1件

  • 市民組織と行政の協働関係の構築とその要因

    片岡 由香 都市計画論文集 49 (1), 19-24, 2014

    ...本研究は、市民組織(青年会議所)・行政・大学の協働により進められた滋賀県近江八幡市の八幡堀の景観整備事業を対象とした。そして景観整備が実現されるまでのプロセスの間で、各主体による活動と実現との関係を分析した。そこから、本事例における市民と行政が協働の場に至るまでの関係構築過程と各主体が担った役割を明らかにした。...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献3件

  • 中学生を対象とした認知症啓発授業の効果

    小池 高史, 村山 陽, 倉岡 正高, 藤原 佳典 日本世代間交流学会誌 3 (1), 93-97, 2013-05-31

    ...本稿では、 滋賀県近江八幡市の中学校で実施されている中学生への認知症サポーター養成講座である「認知症啓発授業」を取り上げた。 認知症啓発授業の前後に質問紙調査を行い、認知症に関する知識について質問した。 また、ビデオ感想文の中で使われている認知症高齢者の呼称を一般呼称と特定呼称に分類した。 一般呼称を使っている生徒と使っていない生徒で、認知症知識得点に違いがみられるかを比較検討した。...

    DOI

  • 近江八幡をあるく・みる・きく : 町家を拠点とした研究・教育活動の実践

    中島 智 同志社政策科学院生論集 2 69-72, 2013-01-10

    ...同志社大学大学院総合政策科学研究科および政策学部の井口貢研究室では、滋賀県近江八幡市の旧市街を対象に、町家を拠点とした研究・教育活動を2012年度から開始した。地域で多くの人びとと共に学ぶフィールドワークを重ねながら、報告者を含む参加した学生は、地域における文化政策の現実に触れることができた。...

    DOI 機関リポジトリ

  • 自然再生に対する地域住民の意識構造に関する研究

    高橋 卓也, 若井 郁次郎, 竹下 賢 水資源・環境研究 25 (2), 57-65, 2013

    ...琵琶湖に残存する希少な内湖で、近江八幡市にある西の湖を自然再生の一つの研究事例として選定した。そして、自然再生ガバナンスの有効な実施プロセスづくりや、将来継承を見通す合意形成には、多様なステークホルダーの一員である、内湖社会圏の地域住民の意識構造が重要な要素になると考え、2011年にフォーカス・グループ・インタビュー調査および地域住民327名を対象としたアンケート調査を実施した。...

    DOI 被引用文献1件

  • 下眼瞼向き眼振を認めたメニエール病の2例

    瀧 正勝, 長谷川 達央, 岡本 志央, 中村 高志, 足立 直子, 藤田 朋己, 坂口 博史, 久 育男 Equilibrium Research 72 (3), 176-181, 2013

    Downbeat nystagmus (DBN) is commonly caused by central lesions, e.g., vestibulo-cerebellar and brainstem lesions, and there are few reports on DBN caused by peripheral lesions. We report two cases …

    DOI 医中誌 参考文献40件

  • 腺腫様甲状腺腫の経過観察中に発見された甲状腺低分化癌の1例

    迫 裕孝, 増田 康史, 原田 俊平, 中村 緑佐, 中野 且敬, 秋岡 清一, 細川 洋平 日本内分泌・甲状腺外科学会雑誌 30 (4), 310-313, 2013

    症例は28歳女性。21歳のときに腺腫様甲状腺腫にて右葉切除と左葉腫瘍核出術を受けた。24歳時より,左葉が腫大し,28歳時の第2子妊娠の6カ月より急速に増大してきたために出産後,内科で検査を受けた。超音波検査で左葉に4.5cm大の主腫瘍と0.5~1.0cm大の腫瘍数個を指摘された。主腫瘍は,針生検の結果,鑑別困難な濾胞性腫瘍であったので,当科に紹介された。左葉切除+Ⅰ,Ⅱ,左Ⅲ・Ⅳリンパ節郭清術を…

    DOI Web Site 医中誌

  • RET遺伝子により診断しえた家族性甲状腺髄様癌の1例

    迫 裕孝, 増田 康史, 原田 俊平, 中村 緑佐, 秋岡 清一, 細川 洋平 日本内分泌・甲状腺外科学会雑誌 30 (3), 237-241, 2013

    症例は58歳,男性。近医にて頸部エコーを施行された際に,甲状腺左葉に1.5cm大の腫瘍が見つかり,精査のために当科に紹介された。甲状腺左葉に1.6×1.0cmの腫瘍を触知し,超音波検査で辺縁整,内部不均一な腫瘍が確認できた。穿刺吸引細胞診にて,濾胞性腫瘍と診断された。6カ月後の超音波検査で増大を認めたので,手術を勧め,甲状腺左葉切除術とⅠ~Ⅳ群リンパ節郭清術を施行した。術後の病理検査で髄様癌,4…

    DOI Web Site 医中誌

  • 社会科における批判的参加学習としての授業構成 : 小学校第4学年「安全なくらしを守る人たち」を例に

    松浦 雄典 社会科研究 79 (0), 37-48, 2013

    本研究は,社会科教育における新たな社会参加学習の変革の方向性を示すことを目的としている。現在,多くの市民が地域社会の再生や生活改善のような問題を「社会参加」という方法で解決しようとしている。この「社会参加」の風潮は,学校教育においても注目されている。特に,社会科においても子どもを地域に関わらせ,地域の問題を解決しようと行動を起こす社会参加学習が実践されている。しかし,子どもに社会との一体化を求め…

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  • 中学校学級担任教師の学級への行動認知

    平野 達郎 学級経営心理学研究 2 (0), 46-59, 2013

    本研究の目的は,中学校の学級担任教師が学級経営に関わって,自己の行動をどのように認知しているかを明らかにするとともに,分析結果を行動の改善に活用する可能性を検討するものである。研究1では,中学校教師10名によって,中学校学級担任教師の学級への行動について,「目標追求機能に関わること」と「集団維持機能に関わること」の質問項目を作成し,中学校学級担任教師21名による予備調査を経て,50項目を選定した…

    DOI 機関リポジトリ HANDLE ほか1件

  • 社会形成としてのシティズンシップ教育

    蓮見 二郎 法政研究 79 (3), 684-706, 2012-12-27

    ...はじめに 一 日本におけるシティズンシップ教育概観 (一)日本におけるシティズンシップ教育研究 (二)シティズンシップ教育の学習指導要領上の位置付け (三)日本におけるシティズンシップ教育の実践 二 事例I 京都府八幡市の2つのシティズンシップ教育 (一)概要 (二)目的と内容 (三)授業例 (四)八幡子ども会議 三 事例 Ⅱ 関西大学ニュー・スクール (一)概要 (二)内容 (三)実践例 おわりに...

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  • ジオの旅に出よう

    サイエンスウィンドウ編集部 サイエンスウィンドウ 6 (1), 1-36, 2012-04-01

    ...んだ日本の焼き物</p> <p>p.21 タイムワープ夢飛翔:金環日食/10 世紀ぶり日本縦断の豪華版</p> <p>p.22 人と大地:スウェーデン/ボーヒュースレーン</p> <p>p.24 かがくを伝える舞台裏:㈱アストロアーツ 『星ナビ』編集部を訪ねて</p> <p>p.26 動物たちのないしょの話:チーター(多摩動物公園)</p> <p>p.28 ふるさと食の楽校:赤こんにゃく(滋賀県近江八幡市...

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  • 糖尿病ケトアシドーシスを契機に大腿筋梗塞を発症したLeriche症候群の1例

    佐藤 大介, 井田 昌吾, 本田 亘, 前川 聡, 中村 高秋 糖尿病 55 (4), 269-273, 2012

    症例は74歳,男性.3年前に糖尿病を指摘され内服治療開始となったが清涼飲料水の過剰摂取が目立ち受診も中断していた.受診中断直後より突然の腹痛,嘔気,食欲不振が出現し,右大腿から下腿にかけて激しい疼痛を認め救急搬送されDKA(糖尿病ケトアシドーシス;以下DKAと略す)及び大腿四頭筋梗塞(以下DMIと略す)と診断した.本患者は下腸管膜動脈直下より腹部大動脈は閉塞しており,典型的なLeriche症候群…

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  • 打撲による腹腔内出血にて開腹を要した脾リンパ管腫の1例

    奥川 郁, 中野 且敬, 大坂 芳夫, 高橋 滋, 土屋 邦之, 迫 裕孝 日本臨床外科学会雑誌 73 (11), 2951-2956, 2012

    症例は53歳,女性.背部打撲後の腹痛で,救急受診した.腹部造影Computed Tomography (CT)で脾頭側とDouglas窩に少量の液体貯留あり腹腔内出血が疑われた.救急医が観察入院を勧めたが,患者が拒否し帰宅した.翌朝受診時には腹部所見異常なく,血液検査上貧血の進行を認めなかった.診察1時間後に急激な腹痛が生じ,脾損傷による腹腔内出血と診断された.貧血が進行し血圧が不安定なため,緊…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献9件

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