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検索結果 449 件

  • 腹腔鏡手術下に整復したS状結腸間膜裂孔ヘルニアの1例

    NAITO Hiroyuki, KODAMA Sota, YAGI Toshikazu, KIDA Atsushi, KURUMI Yoshimasa, 内藤 弘之, 児玉 創太, 八木 俊和, 木田 睦士, 来見 良誠 滋賀医科大学雑誌 36 (1), 20-23, 2023-02-03

    症例は45歳、女性。深夜に突然、左下腹部痛を認め近医受診し、当院紹介となった。造影CTを行ったところ、腹水および小腸ループの拡張が認められた。絞扼性腸閉塞の診断のもと、緊急手術を施行した。腹腔鏡下に腹腔内を観察すると、血性腹水を認め、S状結腸間膜に直径約3cmの異常裂孔が存在し、小腸が貫通して脱出しており、S状結腸間膜裂孔ヘルニアによる腸閉塞と診断した。小腸の整復は比較的容易で、小腸の色調も問題…

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  • 補助検査として4vessel studyを行った法的脳死判定の1例

    塚原 紘平, 内藤 宏道, 萩原 万龍, 野島 剛, 湯本 哲也, 中尾 篤典, 横田 裕行 移植 58 (Supplement), s249_3-s249_3, 2023

    <p>【はじめに】脳死では脊髄反射が残存していることから、時に不規則な体幹の動きは、脳幹反射や無呼吸テストの判定を複雑にする。今回我々は、腹壁の運動を認める患者に対して、補助検査として脳血管造影(4vessel study:4VS)を施行し、ラザロ徴候と判定し、法的脳死判定、臓器提供に至った症例を報告する。</p><p>【症例】59歳女性。身長155cm、体重111kg。Streptococcu…

    DOI 医中誌

  • 生体腎移植時の0時間生検における糸球体硬化所見はドナーの長期的な術後腎機能に影響する

    阿部 陽平, 上田 修史, 本田 智子, 尾崎 悠, 内藤 宏仁, 土肥 洋一郎, 松岡 祐貴, 加藤 琢磨, 岡添 誉, 田岡 利宜也, 杉元 幹史 移植 58 (Supplement), s257_3-s257_3, 2023

    <p>[目的]</p><p>生体腎移植時に実施する0時間生検において認める組織学的所見がドナーの術後腎機能へ及ぼす影響を明らかにする。</p><p>[対象と方法]</p><p>2003年3月から2020年3月に当施設において生体腎移植を施行した82例を対象とした。0時間生検の組織学的所見と術後1、3、12、24、36か月で測定したestimated glomerular filtration …

    DOI 医中誌

  • ECMOと脳死判定

    内藤 宏道, 中尾 篤典 日本集中治療医学会雑誌 29 (Supplement2), S25-S29, 2022-12-01

    <p>集中治療領域では,呼吸不全,循環不全に対し,体外式膜型人工肺(extracorporeal membrane oxygenation, ECMO)が広く使用されている。欧米ではECMO装着下でも脳死判定が行われる場合があり,臓器提供が行われるが,本邦では2021年9月現在,ECMO装着下の脳死判定は行われていない。脳死判定を世界的に標準化していく動きがあり,ECMO装着下の脳死判定に関して…

    DOI Web Site 参考文献20件

  • 愛知県において排出されている化学物質の関連性 : PRTRデータを用いたネットワーク分析

    熊谷, 禎晃, 川口, 豊太, 内藤, 宏孝 愛知県環境調査センター所報 = Bulletin of Aichi Environmental Research Center (49) 1-16, 2022-03

    化学物質の環境への排出量に係る推定は,これまで,特定化学物質の排出量の把握等及び管理の改善の促進に係る法律に基づく届出データを用い,物質ごとに届出排出量を集計するなどの対応が行われてきたが,一方で,化学物質どうしの関連性についての情報は十分に把握されてこなかった。そこで本報では,同法の届出データについて,アソシエーション分析の手法を用いて併せて排出される傾向にある化学物質の組合せを求め,その結果…

    日本農学文献記事索引

  • 術前診断により精巣温存しえた精巣類表皮嚢腫の1例

    渕上 靖史, 宮川 拓朗, 山口 貴大, 鶴田 将史, 曲渕 敏博, 内藤 宏仁, 井口 亮, 寺井 章人, 井上 幸治 泌尿器科紀要 68 (2), 67-70, 2022-02-28

    Testicular epidermoid cysts are relatively rare, accounting for about 1% of all testicular tumors, and are often treated by high orchiectomy. We describe here the case of a testicular epidermoid …

    DOI HANDLE Web Site ほか1件

  • 生体腎移植ドナーの移植後腎機能予測における移植前CT volumetryと腎動態シンチグラフィーの比較

    内藤 宏仁, 上田 修史, 本田 智子, 松田 伊織, 尾﨑 悠, 土肥 洋一郎, 松岡 祐貴, 加藤 琢磨, 岡添 誉, 田岡 利宜也, 常森 寛行, 杉元 幹史 移植 57 (Supplement), s372_3-s372_3, 2022

    <p>【背景・目的】</p><p>ドナーの分腎機能評価として腎動態シンチグラフィ(腎シンチ)が用いられる。CTによる腎体積測定;CT volumetry(CTV)の有用性も近年報告されている。両者は乖離を認める事もあり、どのような患者にどちらの検査が有用かは明確でない。</p><p>本研究は両者による予測腎機能と移植後腎機能との相関性を評価した。両者の有用性に影響する患者因子を評価した。</p>…

    DOI 医中誌

  • 最大数の臓器提供をするための患者管理

    中尾 篤典, 内藤 宏道 移植 57 (Supplement), s186_2-s186_2, 2022

    <p>臓器提供の意思決定の際には家族の思いが定まるまでに時間を要することが多い。救命のための治療を継続するか、臓器提供を目的とした臓器保護を優先するか迷いながら管理することも少なくない。岡山大学病院では、2017年から2022年までの5年間で、3例の小児ドナーを含む16例の脳死下臓器提供を行ってきた。患者が脳死に陥ると、全身状態は不安定となり、適切に管理されなければ摘出の前に臓器移植が不可能とな…

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  • 粘膜下腫瘍上に認められた食道癌に対してESDを施行した一例

    内藤 宏, 鈴木 悠悟, 岡村 喬之, 落合 頼業, 早坂 淳之介, 光永 豊, 團 宣博, 田中 匡実, 野村 浩介, 小田切 啓之, 山下 聡, 松井 啓, 宇留賀 公紀, 菊池 大輔, 布袋屋 修 Progress of Digestive Endoscopy 99 (1), 79-81, 2021-12-03

    <p>A man in his 50s complaining of heartburn underwent upper gastrointestinal endoscopy. A submucosal tumor (SMT) of 10 mm in size was found on the right posterior wall of the thoracic esophagus, …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献1件

  • Granulocyte-colony stimulating factor産生横行結腸癌の1例

    添田 敏寛, 内藤 広郎, 秋重 尚貴, 土屋 尭裕, 中山 瞬, 嶋 健太郎, 上野 達也, 後藤 慎二, 高橋 道長, 大藤 高志 日本消化器外科学会雑誌 54 (8), 563-570, 2021-08-01

    <p>症例は63歳の女性で,食思不振と左側腹部痛に起因する体調不良により救急外来を受診した.血液検査で白血球(76,900/mm<sup>3</sup>)と著明な増多を認めた.腹部造影CTと下部消化管内視鏡検査で横行結腸癌と診断,感染症や血液疾患は否定的でありgranulocyte-colony stimulating …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献13件

  • プレッシャーサポート換気時の食道内圧と流量波形の関連性の検討

    林 久美子, 青景 聡之, 塚原 紘平, 内藤 宏道 人工呼吸 38 (2), 169-173, 2021

    <p> 呼吸管理をするうえで、肺胞の内側と外側の圧較差である経肺圧が、肺の過膨張の指標として注目されている。経肺圧測定の重要性が高まっているにもかかわらず、経肺圧を測定できる人工呼吸器は十分に普及していない。しかし、ほとんどの人工呼吸器にはグラフィックモニタが搭載されている。今回、プレッシャーサポート換気時の経肺圧に影響を及ぼす食道内圧とその際の流量波形に着目し、その関連性を検討した。食道内圧を…

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  • コロナ禍における面会制限は脳死下臓器提供に影響を与えたか?(岡山大学病院高度救命救急センターの経験から)

    萩原 万瀧, 塚原 紘平, 中村 俊介, 小崎 吉訓, 小田 裕太, 小原 隆史, 上田 浩平, 野島 剛, 山本 浩継, 山田 太平, 青景 聡之, 藤崎 宣友, 内藤 宏道, 中尾 篤典 移植 56 (Supplement), s518-s518, 2021

    <p>【背景】</p><p>本邦ではコロナ禍で臓器提供数が減少した。原因として、厳重な感染管理、病床逼迫に加え、患者家族との信頼関係構築に不可欠な、家族の面会や来院機会の減少が想定される。</p><p>当院では面会制限下4例の脳死下臓器提供を経験した。今回、コロナ禍での臓器提供過程で我々が直面した問題を明らかにするため調査する。</p><p>【方法】</p><p>2016年1月から2021年5月…

    DOI 医中誌

  • 一酸化炭素遊離分子(CORM)管腔内投与による小腸移植グラフト保存への新しいアプローチ

    小原 隆史, 山本 浩継, 青景 聡之, 内藤 宏道, 中尾 篤典 移植 56 (Supplement), s527-s527, 2021

    <p>【背景】これまでの小腸移植において,消化管内腔を対象とした治療的戦略の研究は報告されていない.今回,細胞保護作用がある一酸化炭素(CO)を遊離する分子(CORM)を粘膜内投与し,効果を判定した.</p><p>【方法】LEW-Ratを用いて同所性小腸移植モデルを作成後,CORM(50μM)を含んだ生理食塩水で小腸グラフト内腔を満たし6時間冷保存した.対照群としてCORMを48時間空気中に放置…

    DOI 医中誌

  • ラット小腸移植モデルを使った水素含有生理食塩水の管腔内投与による臓器保護効果の検討

    山本 浩継, 小原 隆史, 青景 聡之, 井川 卓朗, 内藤 宏道, 中尾 篤典 移植 56 (Supplement), s528-s528, 2021

    <p>(背景)小腸グラフトの虚血再潅流障害は予後に影響するため最小限にする必要がある.最近,水素ガスは抗酸化作用・抗炎症作用を有することが示され,臓器保護の研究が行われている.(方法)LEWラットを用いて同所性小腸移植を行った.小腸グラフトの管腔に生理食塩水もしくは水素を含有させた生理食塩水(H2 …

    DOI 医中誌

  • 膀胱小細胞癌の1例

    太田 秀人, 山口 貴大, 鶴田 将史, 渕上 靖史, 曲渕 敏博, 内藤 宏仁, 井口 亮, 柴崎 昇, 寺井 章人 泌尿器科紀要 66 (9), 313-317, 2020-09-30

    A 74-year-old man presented with further treatment for muscle invasive small cell carcinoma of the bladder. After three courses of neoadjuvant chemotherapy with cisplatine + etoposide (EP), total …

    DOI HANDLE Web Site ほか1件

  • 日本版敗血症診療ガイドライン2020

    江木 盛時, 小倉 裕司, 矢田部 智昭, 安宅 一晃, 井上 茂亮, 射場 敏明, 垣花 泰之, 川崎 達也, 久志本 成樹, 黒田 泰弘, 小谷 穣治, 志馬 伸朗, 谷口 巧, 鶴田 良介, 土井 研人, 土井 松幸, 中田 孝明, 中根 正樹, 藤島 清太郎, 細川 直登, 升田 好樹, 松嶋 麻子, 松田 直之, 山川 一馬, 原 嘉孝, 大下 慎一郎, 青木 善孝, 稲田 麻衣, 梅村 穣, 河合 佑亮, 近藤 豊, 斎藤 浩輝, 櫻谷 正明, 對東 俊介, 武田 親宗, 寺山 毅郎, 東平 日出夫, 橋本 英樹, 林田 敬, 一二三 亨, 廣瀬 智也, 福田 龍将, 藤井 智子, 三浦 慎也, 安田 英人, 阿部 智一, 安藤 幸吉, 飯田 有輝, 石原 唯史, 井手 健太郎, 伊藤 健太, 伊藤 雄介, 稲田 雄, 宇都宮 明美, 卯野木 健, 遠藤 功二, 大内 玲, 尾崎 将之, 小野 聡, 桂 守弘, 川口 敦, 川村 雄介, 工藤 大介, 久保 健児, 倉橋 清泰, 櫻本 秀明, 下山 哲, 鈴木 武志, 関根 秀介, 関野 元裕, 高橋 希, 高橋 世, 高橋 弘, 田上 隆, 田島 吾郎, 巽 博臣, 谷 昌憲, 土谷 飛鳥, 堤 悠介, 内藤 貴基, 長江 正晴, 長澤 俊郎, 中村 謙介, 西村 哲郎, 布宮 伸, 則末 泰博, 橋本 悟, 長谷川 大祐, 畠山 淳司, 原 直己, 東別府 直紀, 古島 夏奈, 古薗 弘隆, 松石 雄二朗, 松山 匡, 峰松 佑輔, 宮下 亮一, 宮武 祐士, 森安 恵実, 山田 亨, 山田 博之, 山元 良, 吉田 健史, 吉田 悠平, 吉村 旬平, 四本 竜一, 米倉 寛, 和田 剛志, 渡邉 栄三, 青木 誠, 浅井 英樹, 安部 隆国, 五十嵐 豊, 井口 直也, 石川 雅巳, 石丸 剛, 磯川 修太郎, 板倉 隆太, 今長谷 尚史, 井村 春樹, 入野田 崇, 上原 健司, 生塩 典敬, 梅垣 岳志, 江川 裕子, 榎本 有希, 太田 浩平, 大地 嘉史, 大野 孝則, 大邉 寛幸, 岡 和幸, 岡田 信長, 岡田 遥平, 岡野 弘, 岡本 潤, 奥田 拓史, 小倉 崇以, 小野寺 悠, 小山 雄太, 貝沼 関志, 加古 英介, 柏浦 正広, 加藤 弘美, 金谷 明浩, 金子 唯, 金畑 圭太, 狩野 謙一, 河野 浩幸, 菊谷 知也, 菊地 斉, 城戸 崇裕, 木村 翔, 小網 博之, 小橋 大輔, 齊木 巌, 堺 正仁, 坂本 彩香, 佐藤 哲哉, 志賀 康浩, 下戸 学, 下山 伸哉, 庄古 知久, 菅原 陽, 杉田 篤紀, 鈴木 聡, 鈴木 祐二, 壽原 朋宏, 其田 健司, 高氏 修平, 高島 光平, 高橋 生, 高橋 洋子, 竹下 淳, 田中 裕記, 丹保 亜希仁, 角山 泰一朗, 鉄原 健一, 徳永 健太郎, 富岡 義裕, 冨田 健太朗, 富永 直樹, 豊﨑 光信, 豊田 幸樹年, 内藤 宏道, 永田 功, 長門 直, 中村 嘉, 中森 裕毅, 名原 功, 奈良場 啓, 成田 知大, 西岡 典宏, 西村 朋也, 西山 慶, 野村 智久, 芳賀 大樹, 萩原 祥弘, 橋本 克彦, 旗智 武志, 浜崎 俊明, 林 拓也, 林 実, 速水 宏樹, 原口 剛, 平野 洋平, 藤井 遼, 藤田 基, 藤村 直幸, 舩越 拓, 堀口 真仁, 牧 盾, 増永 直久, 松村 洋輔, 真弓 卓也, 南 啓介, 宮崎 裕也, 宮本 和幸, 村田 哲平, 柳井 真知, 矢野 隆郎, 山田 浩平, 山田 直樹, 山本 朋納, 吉廣 尚大, 田中 裕, 西田 修, 日本版敗血症診療ガイドライン2020特別委員会 日本集中治療医学会雑誌 28 (Supplement), n/a-, 2020

    <p>日本集中治療医学会と日本救急医学会は,合同の特別委員会を組織し,2016 年に発表した日本版敗血症診療ガイドライン(J-SSCG) 2016 の改訂を行った。本ガイドライン(J-SSCG 2020)の目的は,J-SSCG 2016 と同様に,敗血症・敗血症性ショックの診療において,医療従事者が患者の予後改善のために適切な判断を下す支援を行うことである。改訂に際し,一般臨床家だけでなく多職種…

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  • 横行結腸の虚血性腸炎が先行した小腸非閉塞性腸管虚血症の1例

    秋重 尚貴, 高橋 道長, 嶋 健太郎, 上野 達也, 後藤 慎二, 内藤 広郎 日本臨床外科学会雑誌 81 (5), 884-889, 2020

    <p>症例は86歳,男性.2017年7月(2週間前)に腹痛と血便が出現し,横行結腸の虚血性腸炎(ischemic colitis:以下ICと略記)と診断され,当院消化器内科で9日間の入院加療を行った.退院6日後,強い腹痛を主訴に救急外来を受診した.身体所見上明らかな腹膜刺激症状を認めなかったが,腹部造影CTで小腸と大腸の広範な拡張と門脈気腫像,および小腸の造影不良と腸管気腫像を認めたため,非閉塞…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献10件

  • 披裂と喉頭蓋の腫脹を来した川崎病例

    渡邉 一正, 小西 祥平, 伊東 広臨, 中本 哲, 内藤 広行 耳鼻と臨床 65 (4), 115-120, 2019-07-20

    <p>披裂と喉頭蓋の腫脹を来した後に川崎病再発と診断された 5 歳男児例を経験したので報告する。発熱を伴う頸部リンパ節腫脹に対し小児科にて抗生剤投与が施行されていたが、症状の改善が得られないため、第 6 病日に耳鼻咽喉科へ診察依頼があった。両頸部に圧痛を伴うリンパ節腫脹を認め、喉頭ファイバースコピー検査にて左披裂と喉頭蓋の腫脹がみられた。急性喉頭蓋炎の可能性を考え耳鼻咽喉科医も経過観察に参加した…

    DOI 医中誌

  • 穿孔性十二指腸潰瘍を併発した甲状腺クリーゼの1例

    嶋 健太郎, 上野 達也, 佐藤 武揚, 後藤 慎二, 高橋 道長, 内藤 広郎 日本臨床外科学会雑誌 80 (2), 261-265, 2019

    <p>症例は30歳,女性.全身浮腫,心窩部痛を主訴に当院救急外来を受診した.精査で上部消化管穿孔,うっ血性心不全を認め,外科紹介となり,同日臨時手術を施行した.十二指腸に潰瘍穿孔を認め,大網充填,腹腔ドレナージを施行した.術後にみられた高度の頻脈,採血検査などから甲状腺クリーゼが疑われ,無機ヨードを経鼻胃管より投与した.その後も循環動態が安定しないため,大学病院高度救急救命センターへ転院搬送され…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献5件

  • 術中内視鏡を併用し51個のpolyp切除を行ったPeutz-Jeghers syndromeの1例

    二科 オリエ, 上野 達也, 高橋 道長, 佐藤 俊, 前田 晋平, 内藤 広郎 日本臨床外科学会雑誌 79 (4), 792-796, 2018

    35歳,女性.2歳時と17歳時に,腸重積にて小腸部分切除術の既往あり.1年前に多発大腸ポリープと診断されたが,通院自己中断していた.その後3カ月継続する腹痛と泥状便を主訴に再来した.精査にて,多発消化管ポリープと小腸に3箇所の腸重積を認め,同日入院,翌日手術となった.Peutz-Jeghers syndrome(PJS)が疑われ,可能な限り腸管温存すべく,重積した部位に小切開を置き外科的に整復施…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献8件

  • LC-MS/MSによる水質試料中のエチレンチオ尿素の定量

    内藤, 宏孝 愛知県環境調査センター所報 = Bulletin of Aichi Environmental Research Center (44) 9-17, 2017-03

    水質試料中に残留する微量のエチレンチオ尿素(ETU)を,液体クロマトグラフィー/タンデム質量分析法(LC-MS/MS)で定量する方法を開発した。試料にサロゲート内標準としてエチレンチオ尿素-d4(ETU-d4)を添加し,固相カートリッジに通水した後,メタノール/精製水(1:1,v/v)で溶出しLC-MS/MSで定量した。本法の検出下限は18ng/Lで,水質試料(精製水,河川水及び海水)を用いた添…

    日本農学文献記事索引

  • 治癒切除術後6年が経過して肝転移を来した内分泌細胞への分化を伴うStageI大腸癌の1例

    徳田, 彩, 内藤, 弘之, 束田, 宏明, 向所, 賢一, 花澤, 一芳 滋賀医科大学雑誌 30 (1), 22-26, 2017-02-27

    症例は71歳男性.64歳時に直腸S状部癌StageⅠに対して手術を施行している.無再発で術後6年が経過していたが,定期検査のために施行した腹部CTにて肝S3に5㎝大の多結節状の腫瘤を認め,転移性肝癌または肝内胆管癌の術前診断のもと切除術を行った.病理学的検討により内分泌細胞への分化を伴う腺癌と診断され,広範な壊死を伴っていたことから大腸癌からの転移が疑われた.6年前の大腸癌切除標本の再評価により…

    機関リポジトリ HANDLE 医中誌

  • 右内頸静脈穿刺による脱血で体外膜型肺を併用し心肺蘇生を施行した4症例の検討

    野島 宏悦, 内藤 宏道, 小崎 吉訓, 大谷 晋吉, 杉山 淳一, 川西 進, 萩岡 信吾, 森本 直樹 日本集中治療医学会雑誌 24 (2), 131-135, 2017

    透視装置が使用できない状況下でも安全で短時間に送・脱血管を挿入するため,脱血管を右内頸静脈穿刺にて留置し,院外難治性心停止患者に対し体外膜型肺を併用した心肺蘇生法を行った。対象患者は4名,来院から体外循環開始までの時間は平均19.5(16[最小値]~23[最大値])分で,ポンプ流量は2.5(1.2~3.7)<I>l</I>/minであった。導入に伴う出血,虚血,感染,送・脱血管先端の誤留置は認め…

    DOI Web Site 参考文献4件

  • 小開腹併用の腹腔鏡・内視鏡合同手術を施行した胃異所性膵の1例

    井上 亨悦, 内藤 広郎 日本外科系連合学会誌 41 (5), 768-774, 2016

    <p>症例は16歳,女性.上腹部痛,発熱を主訴に当院を紹介された.上部消化管内視鏡検査で幽門近傍胃前庭部大彎の異所性膵と診断された.病変のサイズが大きく症状を呈するため手術適応と判断した.腹腔鏡・内視鏡合同手術(LECS)による胃部分切除術を予定していたが,術中内視鏡検査で病変が予想以上に幽門輪に近接しており,内視鏡下では幽門輪温存の可否についての判断が困難であった.そのため腹腔鏡下に幽門近傍の…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献11件

  • 直腸狭窄型虚血性大腸炎によりS状結腸穿孔をきたした1例

    高橋 道長, 赤田 昌紀, 後藤 慎二, 内藤 広郎 日本腹部救急医学会雑誌 36 (3), 599-604, 2016

    <p>症例は68歳の男性。201X年1月,腹痛・下痢のため当院に入院し,回腸炎の診断で保存的に加療され,退院した。2ヵ月後,夕食後に下腹部痛を自覚した。急激に増悪したため,当院に救急搬送された。CT検査にて,大腸穿孔による汎発性腹膜炎と診断され,緊急手術を行った。開腹所見では,腹腔内に大量の腹水と便塊が貯留し,S状結腸に約3cmの巨大な穿孔を認め,穿孔部を人工肛門として挙上して手術を終了した。術…

    DOI 医中誌

  • Indocyanine green蛍光法が胆管損傷の予防に有用であった肝嚢胞の1例

    井上 亨悦, 森川 孝則, 赤田 昌紀, 上野 達也, 海野 倫明, 内藤 広郎 日本臨床外科学会雑誌 77 (5), 1202-1206, 2016

    腹腔鏡下肝嚢胞開窓術では嚢胞壁の胆管損傷による胆汁漏に注意が必要である.今回,indocyanine green(以下,ICG)蛍光法により術中胆道造影を行うことで,嚢胞壁の胆管の走行を確認し,安全に開窓術を施行しえた1症例を提示する.症例は80歳台,女性.今回,右側腹部膨満感を主訴に受診し,CTで肝右葉に巨大な肝嚢胞を認め,症状軽減のため肝嚢胞開窓術を予定した.腹腔鏡下に手術を開始し,ICG蛍…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献3件 参考文献13件

  • 自動車運転中の車載情報機器操作によって生じる精神的負担の評価のための呼吸指標の検討

    須澤 将馬, 小谷 賢太郎, 鈴木 哲, 朝尾 隆文, 篠原 一光, 内藤 宏, 藤井 達史, 石川 貴洋, 松岡 孝, 石田 健二 人間工学 52 (3), 124-133, 2016

    実車運転中にカーナビ操作課題を行う際に生じるドライバーの精神的負担の評価のための呼吸指標の有効性について検討した.男性10名を対象に,テストコース上で先行車を追従する運転をしながらカーナビ操作を遂行してもらい,5水準の難易度の異なるカーナビ操作を課した際の呼吸活動を胸部および腹部で計測した.計測した呼吸活動データから9種の呼吸指標群(呼吸数,呼吸振幅,呼吸速度,吸気速度,呼気速度,タイミング,ド…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献5件

  • 経皮的脾動脈塞栓併用脾臓摘出術を施行した脾腫(最大径40cm)の1例

    赤田 昌紀, 高橋 道長, 清治 和将, 上野 達也, 後藤 慎二, 内藤 広郎 日本臨床外科学会雑誌 77 (7), 1802-1807, 2016

    56歳,女性.腹部膨満感,貧血精査目的に当院を紹介された.全身のリンパ節腫大と腹部US,造影CTにて腹腔内のほぼ半分を占める巨大な脾腫を認め,頸部リンパ節生検による病理組織学的検査にてsplenic marginal zone lymphoma (SMZL)と診断された.切迫脾破裂の状態にて早期脾臓摘出術を行うこととした.術中出血のリスク軽減目的に手術直前に経皮的動脈塞栓術(TAE)を施行し,脾…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献14件

  • 人を動かすプレゼン 内藤廣氏:立ち上る"湯気"でじわりと信頼得る

    日経アーキテクチュア = Nikkei architecture (1054) 22-25, 2015-08-25

    ...内藤廣建築設計事務所はここ数年、プロポーザルやコンペで立て続けに大きな仕事を得ている。今年竣工した静岡県草薙総合運動場体育館(静岡市)や安曇野市庁舎(長野県)、現在計画が進んでいる日向市庁舎(宮崎県)、新富山県立近代美術館(富山市)などだ…...

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  • 転倒を契機に発症した食道粘膜下血腫の1例

    廣澤 貴志, 高橋 道長, 後藤 慎二, 上野 達也, 佐藤 俊, 内藤 広郎 日本臨床外科学会雑誌 76 (6), 1343-1347, 2015

    症例は84歳,女性.パーキンソン病と認知症にて当院神経内科通院中であったが,前夜に屋外を徘徊して転倒し,前胸部痛と嚥下困難のため救急搬送された.造影CTにて後縦隔に長楕円体状の腫瘤(4×4.5×12cm)を認め,食道粘膜下血腫の診断にて保存的治療の目的で入院となった.3病日のMRIでは,後縦隔にT1強調画像で低信号の中に高信号を呈し,4病日の上部内視鏡検査では,中部食道に内腔3/4以上を占拠する…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献4件

  • LC-MS/MSによる水環境試料中のテトラサイクリン系抗生物質及びその代謝物の定量

    内藤 宏孝 分析化学 64 (1), 25-34, 2015

    水環境試料中に残留する微量のテトラサイクリン系抗生物質[クロルテトラサイクリン(CTC),テトラサイクリン(TC),オキシテトラサイクリン(OTC),ドキシサイクリン(DC)]及びCTCの代謝物であるイソクロルテトラサイクリン(<i>iso</i>-CTC)を,液体クロマトグラフィー/タンデム質量分析法(LC-MS/MS)で定量する方法を開発した.試料にエチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩(ED…

    DOI Web Site Web Site ほか1件

  • 保存的治療が奏効したプロテインC欠損症に伴う上腸間膜静脈血栓症の1例

    前田 晋平, 高橋 道長, 佐藤 俊, 赤田 昌紀, 井上 亨悦, 内藤 広郎 日本臨床外科学会雑誌 76 (7), 1609-1615, 2015

    症例は63歳,男性.腹痛,嘔吐を主訴に当院へ救急搬送となった.造影CTで上腸間膜静脈内の広範囲な血栓,腹水,空腸の限局的な浮腫性壁肥厚を認めた.血栓は門脈1次分枝まで認めたが脾静脈により門脈血流は保たれ,明らかな腸管虚血はみられなかった.上腸間膜静脈血栓症の診断で入院,厳重な観察下にウロキナーゼとヘパリンによる保存的治療を開始した.胸腹水と急性呼吸窮迫症候群による呼吸不全のため,5日目から1週間…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献7件

  • 格子上囚人のジレンマゲームにおける多様な勝者

    内藤広海, 上原隆司, 鈴木佳祐, 吉村仁, 泰中啓一 第76回全国大会講演論文集 2014 (1), 287-288, 2014-03-11

    囚人のジレンマ(PD)ゲームは人間および人類以外の社会の中で協力行動について説明する.これまでのところ,しっぺ返し(TFT)およびパブロフ(PAV)の両方の戦略はPDゲームの勝利者と見なされている。しかし、これらの戦略は報復主義である。動物社会では,報復主義は必ずしも最適だとは限らない。非報復協力者の典型的な戦略はAll …

    情報処理学会

  • 横行結腸癌が胃結腸瘻を形成した同時性多発大腸癌の1例

    高橋 道長, 後藤 慎二, 上野 達也, 佐藤 俊, 前田 晋平, 内藤 広郎 日本臨床外科学会雑誌 75 (1), 121-127, 2014

    症例は64歳の男性.全身倦怠感と眩暈を主訴に近医を受診.低蛋白血症と胃体部大弯の隆起性病変を指摘され,当院紹介となった.初診時,著明な体幹の羸痩と四肢の浮腫がみられ,未消化下痢と口からの便臭を認めた.精査にて,胃結腸瘻を伴う横行結腸癌と同時性のRb領域の進行直腸癌と診断された.経腸栄養等で栄養状態の改善を図ったが効果なく,先ず左結腸切除+胃大弯側部分切除+脾摘出術によって腫瘤を切除し,横行結腸人…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献6件

  • 救急救命士における麻疹,風疹,流行性耳下腺炎,水痘帯状疱疹のワクチン接種の重要性

    萩谷 英大, 國米 由美, 黒江 泰利, 野島 宏悦, 大谷 晋吉, 杉山 淳一, 内藤 宏道, 川西 進, 萩岡 信吾, 森本 直樹 日本臨床救急医学会雑誌 16 (2), 114-116, 2013-04-30

    <p>救急医療の最前線で患者対応にあたる救急隊員はさまざまな病原微生物に暴露する可能性が高い。当院に関連する救急救命士116名を対象に,麻疹,風疹,流行性耳下腺炎,水痘帯状疱疹における防御抗体の保有状況を調査した。前3疾患については約3~5割の者がワクチン接種対象となり,4疾患すべてで非対象となった隊員は22.4%(26名/116名)に過ぎなかった。成人初感染例では重篤な脳炎,肺炎の合併率が高い…

    DOI Web Site 医中誌

  • 視覚的注意分割を要する課題の精神的作業負荷

    藤井 達史, 吉田 周平, 内藤 宏, 篠原 一光 日本認知心理学会発表論文集 2013 (0), 149-149, 2013

    実際の運転課題を代理する課題として、直線運動する複数の物体から指定された数の標的を視覚的に追跡するMOT課題(Multiple Object Tracking)の有用性を検討した。追跡する標的の数で課題要求を操作し、視覚・触覚・聴覚へとランダムに提示される刺激への反応を求めるマルチモダル刺激検出課題(Multimodal Stimulus Detection Task : …

    DOI

  • 精神的作業負荷と繁忙感との関係

    彦野 賢, 内藤 宏, 篠原 一光 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2013s (0), 306-, 2013

    業務場面で職員が感じる「繁忙感」の低減方策を検討することを目的とする。発電所の検査作業を模擬した課題を行った被験者に対し,課題の実施前後で「繁忙感」と精神的作業負荷(メンタルワークロード)の主観評価を同時に質問紙で求めた。「繁忙感」とメンタルワークロードとの間の関係について整理する。

    DOI

  • 筋緊張性ジストロフィーに非アルコール性脂肪性肝炎によると思われる肝硬変症を合併した結腸癌の1例

    有明 恭平, 三浦 雅人, 高橋 道長, 上野 達也, 佐藤 俊, 赤田 昌紀, 前田 晋平, 藤坂 泰之, 大藤 高志, 内藤 広郎 日本消化器病学会雑誌 110 (9), 1633-1639, 2013

    症例は50歳代女性.4年前に筋緊張性ジストロフィー(MyD)を発症.今回,下血を契機に大腸癌と診断され結腸切除術を施行.術後呼吸不全を併発し集中治療を継続したが,肝不全が進行し26病日に死亡.術中肝生検から,NASH由来の肝硬変と診断された.MyDにおける肝病態に関する報告は少なく,本邦において肝硬変併発症例の報告は認めない.今回われわれは,MyDにNASH由来と思われる肝硬変を併発した1例を経…

    DOI PubMed 医中誌 参考文献21件

  • 子宮留膿腫の穿孔による汎発性腹膜炎の1例

    萩谷 英大, 小古山 学, 赤堀 洋一郎, 河原 義文, 内藤 宏道, 萩岡 信吾, 森本 直樹 日本救急医学会雑誌 24 (7), 431-436, 2013

    患者は慢性関節リウマチのため少量のプレドニゾロンとサラゾスルファピリジンを長期内服中の79歳の女性である。右大腿骨骨折に対する骨接合術のため入院中であったが,術後13日目に突然の腹痛が出現した。腹部全体に腹膜刺激症状を認め,腹部CTにて腹腔内に遊離ガスと液体貯留を認めたため消化管穿孔に伴う汎発性腹膜炎が疑われた。しかし同時に内部にガス産生を伴う腫大した子宮を認めたため経膣的ドレナージを施行すると…

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献2件

  • 肝硬変患者に発症したextended spectrum β-lactamase産生大腸菌による大腿部の壊死性軟部組織感染症

    萩谷 英大, 村瀬 智子, 岡原 修司, 岡田 大輔, 杉山 淳一, 内藤 宏道, 萩岡 信吾, 森本 直樹 日本集中治療医学会雑誌 20 (2), 247-252, 2013

    アルコール性肝硬変をもつ78歳男性。搬送2日前に左大腿部を虫に刺され,同部位の紫斑と意識障害のため救急搬送となった。左大腿部の紫斑は拡大傾向であったが,搬送直後と4時間後のCTでは外科的介入の適応にはないと判断された。しかしその後も紫斑,ショック状態が悪化したため搬送9時間後に3度目のCTを施行したところ,筋膜から筋層内にかけて著明なガス所見を認めたため局所のdebridementを施行し,術後…

    DOI 医中誌

  • 車載情報機器操作時の精神的負担の行動的評価手法の開発と有効性の検討

    石川 貴洋, 石田 健二, 吉田 周平, 内藤 宏, 篠原 一光 自動車技術会論文集 44 (2), 605-612, 2013

    刺激検出課題により車載情報機器操作に伴うドライバの精神的負担を評価する手法を開発している.DS 運転・ナビ操作・刺激検出課題を同時遂行する実験の結果,刺激検出課題の成績が負荷水準に対応して変化すること,主観評価値とも相関が高いことを示し,刺激検出課題が精神的負担の指標として有効であることを確認した.

    DOI Web Site

  • 鼠径ヘルニア嵌頓を契機に発症したS状結腸癌皮下穿孔の1例

    小林 実, 高橋 道長, 佐藤 俊, 上野 達也, 赤田 昌紀, 内藤 広郎 日本臨床外科学会雑誌 74 (1), 243-247, 2013

    症例は60歳,男性.2011年9月に左鼠径部の腫脹と疼痛を訴え当院に救急搬送.左鼠径部には発赤・疼痛を伴う新生児頭大の膨隆あり.採血検査で高度の炎症所見および腹部CTでS状結腸の左鼠径ヘルニア嵌頓と鼠径部皮下に腸管穿孔を示す画像所見を認め,同日緊急手術を施行.鼠径部を切開すると,皮下に多量の便汁漏出がみられ,鼠径管を構成する筋膜は広範に壊死していた.下腹部正中切開を追加し,穿孔部を含んだS状結腸…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献18件

  • 中心壊死をともない巨大腫瘤で発見された胆嚢原発乳頭腺癌の1例

    大沼 勝, 三浦 雅人, 藤坂 泰之, 洞口 愛, 阿曽沼 祥, 梅村 賢, 飯岡 佳彦, 大藤 高志, 高橋 道長, 内藤 広郎 日本消化器病学会雑誌 110 (1), 95-103, 2013

    症例は71歳女性.右季肋部腫瘤を主訴に当院受診.肝門部から骨盤部に達する巨大腫瘤を認め,胆嚢癌の診断で開腹下全層胆嚢摘出術を施行.摘出した腫瘍は18cmで内腔には壊死組織が充満し,組織型は乳頭腺癌であった.膨張性に発育し中心壊死をともなう巨大胆嚢癌の報告例は,ほとんどが未分化癌であり,本症例のように乳頭腺癌が未分化癌と類似した臨床像を呈することは極めてまれであると考えられたので文献的考察を加え報…

    DOI PubMed 医中誌 参考文献20件

  • 家族内発生したツキヨタケ中毒例

    内藤 宏道, 萩谷 英大, 萩岡 信吾, 黒江 泰利, 野島 宏悦, 岡原 修司, 岡田 大輔, 杉山 淳一, 森本 直樹 日本臨床救急医学会雑誌 15 (6), 756-759, 2012-12-31

    <p>山で採取したキノコを調理し,家族3人で食べたところ,約2時間後より全員が嘔吐を繰り返し,救急外来を受診した。臨床症状,持参したキノコの形状より,ツキヨタケによる中毒が推定された。輸液による対症療法を行い,嘔吐や倦怠感などの症状は軽快し,翌日,全員が退院となった。ツキヨタケはヒラタケやシイタケと形態が類似し,発育時期や発育場所も共通するため,毒キノコによる中毒のなかでは患者数が多い。通常は対…

    DOI 医中誌

  • モチベーション促進支援ツール・コミュニケーション型Redmine

    張巧実, 上冶勇輔, 西島一範, 内藤広 第74回全国大会講演論文集 2012 (1), 343-344, 2012-03-06

    当研究室は、アジャイル開発法SCRUMとプロジェクト型学習(PBL)を融合し、オーナーと協同して30日間の開発を繰り返すことで、プロジェクト管理スキル、システム開発スキル、チームスキルを段階的に獲得する方法をアジャイル型PBLと名付け研究している。当研究室では、プロジェクト管理を行うためのツールとしてRedmineを利用しているが、Redmineはメンバー間でのコミュニケーション用の機能がなく、…

    情報処理学会

  • モチベーション促進支援ツール・コミュニケーション型Redmine

    張巧実, 上冶勇輔, 西島一範, 内藤広 第74回全国大会講演論文集 2012 (1), 343-344, 2012-03-06

    当研究室は、アジャイル開発法SCRUMとプロジェクト型学習(PBL)を融合し、オーナーと協同して30日間の開発を繰り返すことで、プロジェクト管理スキル、システム開発スキル、チームスキルを段階的に獲得する方法をアジャイル型PBLと名付け研究している。当研究室では、プロジェクト管理を行うためのツールとしてRedmineを利用しているが、Redmineはメンバー間でのコミュニケーション用の機能がなく、…

    情報処理学会

  • 環境大気中のポリ塩化ビフェニルのガス/粒子分配

    鈴木, 敦, 内藤, 宏孝 愛知県環境調査センター所報 = Bulletin of Aichi Environmental Research Center (39) 17-25, 2012-03

    ハイボリュームエアサンプラーを用いて環境大気中のポリ塩化ビフェニル(PCBs)を2009年8月から2010年5月にかけて採取し,ガス態と粒子結合態に分けて測定した。大気中PCBs濃度は気温の上昇とともに増加する傾向が見られ,ガス態の割合も増加する傾向が見られた。分子構造による違いでは,塩素数が少ないほど,またオルト位への塩素置換数が多いほどガス態の割合が増加する傾向が見られた。大気中PCBsのガ…

    日本農学文献記事索引

  • ALI/ARDSに対するNPPV成功の予測因子の検討

    岡原 修司, 内藤 宏道, 萩岡 信吾, 萩谷 英大, 杉山 淳一, 勝田 知也, 森本 直樹 日本救急医学会雑誌 23 (11), 768-774, 2012

    The efficacy of noninvasive positive pressure ventilation (NPPV) for acute exacerbations of chronic obstructive pulmonary disease and cardiogenic pulmonary edema has already been proven. However, …

    DOI 医中誌 参考文献12件

  • 胆石イレウスの2例

    染谷 崇徳, 高橋 道長, 後藤 慎二, 佐藤 俊, 武藤 満完, 内藤 広郎 日本腹部救急医学会雑誌 32 (6), 1065-1069, 2012

    胆石によりイレウスを発症した2例を経験したので報告する。症例1は65歳女性。嘔気を主訴に来院。CTで回盲部腸管内の結石様異物と,その口側の腸管拡張を認め,胆石イレウスが疑われた。保存的に加療したところ,第7病日に長径5cm大の楕円体状の結石が排便時に排出された。上部消化管内視鏡,十二指腸造影などで胆嚢十二指腸瘻が確認された。症例2は85歳男性。以前より胆嚢結石を指摘されていた。嘔気を主訴に来院。…

    DOI 医中誌 参考文献23件

  • 急性上腸間膜動脈閉塞症における予後に関わる因子の検討

    西田 傑, 萩岡 信吾, 内藤 宏道, 杉山 雅俊, 森本 直樹 日本集中治療医学会雑誌 19 (1), 33-37, 2012

    【目的】急性上腸間膜動脈閉塞症の予後に関わる因子を検討する。【方法】当院で経験した急性上腸間膜動脈閉塞症症例27例を28日生存群と死亡群に分け,患者背景,血液検査所見,所要時間を予後に関わる可能性のある因子として抽出した。【結果】死亡群では,Acute Physiology and Chronic Health Evaluation II(APACHE …

    DOI 医中誌 参考文献22件

  • 日本ヘルニア学会「鼠径部ヘルニアの分類改訂版」と手術術式の検討

    清水 智治, 来見 良誠, 花澤 一芳, 森 毅, 村田 聡, 柳橋 健, 岡本 正吾, 岡内 博, 蔦本 慶裕, 内藤 弘之, 林 直樹, 横田 徹, 渡邉 信介, 川口 晃, 箙 洋三, 神谷 純広, 都築 英之, 河崎 千尋, 鈴木 雅之, 谷 徹 日本外科系連合学会誌 36 (1), 6-13, 2011

    (目的)成人鼠径部ヘルニアに関する多施設前向き症例登録データを用いて,日本ヘルニア学会「鼠径部ヘルニア分類改訂版」(新分類)の検証と各病型による手術術式を検討した.<BR>(方法)2009年5月より10月の期間,滋賀ヘルニア研究会15施設において成人鼠径部ヘルニア327症例を前向き症例登録し,集積したデータを解析した.<BR>(結果)初発鼠径部ヘルニア308例について,術者が判定した術者分類(新…

    DOI 医中誌 被引用文献2件 参考文献10件

  • 十二指腸分節切除+Roux-en-Y再建術後に吻合部通過障害をきたした十二指腸GISTの1例

    高橋 道長, 上野 達也, 武藤 満完, 佐藤 俊, 赤田 昌紀, 内藤 広郎 日本臨床外科学会雑誌 72 (10), 2556-2562, 2011

    症例は80歳,男性.検診の腹部超音波検査で右上腹部の腫瘤を指摘された.腹部CTで,膵頭部に6×3×3cmの充実性腫瘤を認め,上部消化管の精査で十二指腸水平脚の粘膜下腫瘍と診断された.手術では腫瘤を含めて約5cmの十二指腸を分節切除した後,空腸脚を後結腸経由で挙上し,十二指腸下降脚と空腸の側々吻合を行い,Roux-en-Y型の消化管再建とした.病理組織学的には,NIH分類で中リスクのGIST(ga…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献27件

  • 穿孔をきたした小腸T細胞性悪性リンパ腫の1例

    庄子 渉, 高橋 道長, 内藤 広郎 日本臨床外科学会雑誌 72 (3), 710-715, 2011

    症例は75歳,女性.腹痛主訴に当院受診.腹部CTでTreitz靱帯近傍の肛門側空腸に小児頭大腫瘤と腹腔内遊離ガスを認め,小腸腫瘍穿孔と診断し緊急手術施行.開腹時,空腸起始部の腫瘤前面に穿孔部があり,口側は肉眼的に十二指腸水平部,肛門側はTreitz靱帯より約30cmまで連続的に腫瘍が浸潤.腫瘍の完全切除は困難と判断し自動吻合器にてTreitz靱帯付近から約30cm肛門側で小腸部分切除術施行.次い…

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献2件 参考文献15件

  • 環境大気中の全PCB分析方法の検討

    鈴木, 敦, 内藤, 宏孝, 角脇, 怜 愛知県環境調査センター所報 = Bulletin of Aichi Environmental Research Center (37) 27-31, 2010-02

    前報においてコプラナ-PCB(Co-PCB)を指標として大気中PCB濃度の気温依存性について解析を行ったところ、いくつかのCo-PCBにおいて高い気温依存性が見られた。PCBの環境動態についてさらに知見を深めるには全PCBの詳細分析をする必要がある。環境省「モニタリング調査マニュアル」に基づき前処理を行ったところ、1塩素化体を回収することができなかったため、回収率を改善するため前処理法の検討を行…

    日本農学文献記事索引

  • グラビアインキにおける顔料分散

    内藤 宏行 色材協会誌 83 (5), 215-221, 2010

    グラビアインキにおける顔料分散を考えるうえで,グラビア印刷,包装フィルムといった関係分野の知識は必須であり,単に顔料を樹脂中に均一に分散すればよいといったわけではない。グラビアインキは印刷して使用されるため各種印刷適性や被膜物性,後加工適性が必要であり,インキ製造においてもこれらに留意する必要がある。分散安定化においては適切な分散条件,酸塩基の概念に基づく吸着,そして分散剤使用による立体障害効果…

    DOI Web Site 参考文献11件

  • 繰り返す誤嚥性肺炎が契機で発見され慢性腸重積が先進部となった重複腸重積の1例

    上野 達也, 高橋 道長, 菅野 明弘, 内藤 広郎 日本臨床外科学会雑誌 71 (11), 2864-2867, 2010

    誤嚥性肺炎で入院中,腸重積を発症し,緊急手術を施行したところ,先進部が慢性の腸重積であった1例を経験したので報告する.症例:75歳,男性.既往歴:10年前胃癌のため胃全摘術を受けた.最近1カ月以内に2度誤嚥性肺炎で入院.現病歴:呼吸苦,発熱,嘔吐があり当院を受診.誤嚥性肺炎の診断で呼吸器科入院となり,抗生剤で改善した.入院9日目より食事を再開したが,12日目より腹痛・嘔吐出現.CTで腸重積を認め…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献18件

  • 腸回転異常症が併存し十二指腸狭窄を合併した急性虫垂炎の1例

    武藤 満完, 高橋 道長, 大沼 勝, 上野 達也, 内藤 広郎 日本臨床外科学会雑誌 71 (6), 1550-1554, 2010

    症例は78歳,男性.腹痛,発熱を主訴に前医受診.保存的治療にて経過みるも改善せず当院紹介受診.腹部CTにて虫垂炎穿孔による虫垂周囲膿瘍と回盲部が十二指腸下行脚の腹側に位置する腸回転異常症が疑われた.炎症所見が軽度でありあることから保存的治療を開始したが,炎症所見の増悪とともに上部消化管造影所見で十二指腸の通過障害が出現してきたため,入院後3日目に手術を施行した.急性虫垂炎と周囲膿瘍の炎症波及によ…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献21件

  • 建築トレンドを切る 屋根─内藤廣氏:建築トレンドを切る 屋根:─内藤廣

    内藤 廣, 山本 恵久, 真部 保良 日経アーキテクチュア = Nikkei architecture (892) 78-83, 2009-01-26

    ...特徴的な傾斜屋根の建築を設計し続けている内藤廣氏。屋根の造形、性能、それぞれについてどのような考えを抱いているのか。また、現在の建築界のトレンドをどうとらえているのか。金属屋根、遮熱塗料、緑化建材の専門家との対談では、内藤氏が各界の潮流をあぶり出す。...

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  • 鈍的外傷による遅発性十二指腸狭窄の1例

    上野 達也, 高橋 道長, 菅野 明弘, 内藤 広郎 日本臨床外科学会雑誌 70 (11), 3320-3324, 2009

    鈍的外傷後に遅発性の十二指腸狭窄を呈し,十二指腸空腸吻合にて改善した1例を経験した.症例は64歳,男性.既往歴,家族歴に特記すべきことなし.現病歴:トラクター運転中に横転し,ハンドルと地面に上腹部を挟まれ救急搬送された.来院時のバイタルは安定し,採血では軽度貧血を認めるのみであった.CTでは上腸間膜静脈から下大静脈周囲にかけ後腹膜と腸間膜内血腫を形成していた.翌日より食事を開始したが,入院8日目…

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献2件 参考文献16件

  • 比較的若年で発症した胃粘膜下腫瘍による胃十二指腸重積症の1例

    川村 昌輝, 高橋 道長, 武藤 満完, 大沼 勝, 上野 達也, 内藤 広郎 日本臨床外科学会雑誌 70 (11), 3315-3319, 2009

    胃粘膜下腫瘍を先進部として胃が十二指腸内に陥入した稀な1例を経験した.症例は37歳,男性.突然の腹痛,嘔吐を主訴に来院.腹部造影CTで十二指腸下行部に最大径6cmの境界明瞭,胃壁から連続する充実性腫瘤を認め,腫瘤は胃壁に連続していた.上部消化管透視では胃体部から十二指腸下行部にかけて索状陰影欠損を認めた.以上の画像所見より胃粘膜下腫瘍を先進部とする胃十二指腸重積症と診断し手術を施行した.開腹する…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献15件

  • 成人臍ヘルニア嵌頓術後に肺塞栓症を合併した高度肥満の1例

    北村 洋, 高橋 道長, 後藤 慎二, 内藤 広郎 日本腹部救急医学会雑誌 27 (5), 793-795, 2007

    症例は, 60歳の高度肥満女性 (身長134cm, 体重90kg, BMI 50.1kg/m<sup>2</sup>)。2004年9月某日, 腹痛が出現し近医を受診した。臍部に膨隆し, 増大傾向を示す腫瘤が認められたため, 当院に転送された。来院時, 臍部に一部皮膚壊死を伴う小児頭大の腫瘤を認めた。Computed tomographyにて腫瘤内部に腸管が確認されたため, …

    DOI 医中誌 参考文献6件

  • 小腸イレウスの診断と手術適応基準の検討

    川崎 誠康, 来見 良誠, 内藤 弘之, 山本 寛, 遠藤 善裕, 目片 英治, 仲 成幸, 塩見 尚礼, 阿部 元, 亀山 雅男, 谷 徹 日本臨床外科学会雑誌 68 (6), 1369-1376, 2007

    目的 : 単純性イレウスの最適な治療法と絞扼性イレウスに有効な診断法を求めた. 対象 : 2000年から2005年に経験した小腸イレウス252例をレトロスペクティブに検討した. 結果 : 単純性イレウスは219例, 絞扼性は33例であった. 単純性イレウスに対する治療は絶食のみ82例, 減圧管留置のみ88例, 手術49例で78%は保存的に軽快していた. …

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献2件 参考文献14件

  • 行為が視覚探索効率に及ぼす影響

    内藤 宏, 三浦 利章, 木村 貴彦 日本認知心理学会発表論文集 2007 (0), 135-135, 2007

    把持動作実行時の視覚的注意の空間特性について検討した.実験環境は実空間であり,把持動作の運動方向は「近→遠」,「遠→近」の奥行き2方向であった.立方体が奥行き方向に3行2列に配置され,各立方体の直下及び中央に,緑か赤に点灯可能な2つのLEDが置かれた.探索ターゲットが2つのLEDの点灯パタンで定義される,結合探索課題を行った.把持ターゲットは探索ターゲットの直近の立方体であった.把持動作実行の有…

    DOI

  • 一期的に切除した肝門部胆管癌と進行胃癌の高齢者同時性重複癌の1例

    宮地 智洋, 内藤 広郎 日本外科系連合学会誌 31 (4), 748-752, 2006

    [症例] 75歳, 男性。上腹部痛を主訴に近医を受診し, 急性腹症の診断で当院へ搬送された。来院時CTおよび血液検査で総胆管結石による急性膵炎を疑い入院した。[入院後経過] 入院後の精査で左肝門部胆管癌と進行胃癌の重複癌が認められた。入院後に発作性心房細動, 一過性右下全麻痺を伴う脳梗塞を発症した。高齢で, 閉塞性呼吸障害もみられたことから, …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献10件

  • CA19‐9産生胃粘液癌の1例

    菅野 明弘, 内藤 広郎, 高橋 道長, 上野 達也, 吉田 寛 日本臨床外科学会雑誌 66 (4), 837-841, 2005

    We report a case of carbohydrate antigen 19-9 (CA19-9) producing mucinous gastric cancer, showing an abnormally high value of CA19-9 (4, 600U/ml) in serum preoperatively. A 72-year-old woman visited …

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献6件 参考文献11件

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