検索結果を絞り込む

本文・本体へのリンク

検索結果 295 件

  • マイクロ流路を用いた薬剤内包PLGA粒子の作製と乾燥方法の検証

    呉田 和優, 菅野 佑介, 西迫 貴志 精密工学会学術講演会講演論文集 2023S (0), 824-825, 2023-03-01

    ...<p>マイクロ流路を用いた薬剤内包PLGA粒子の生成において,乾燥条件が生成粒子に与える影響を調べた.ホモジナイザにより生成したW/Oエマルションを分散相,PVA水溶液を連続相として用い,幅深さがともに100 μmのガラス製十字型マイクロ流路にてW/O/W液滴を生成し,液中乾燥法により薬剤内包PLGA 粒子の分散液を得た.その後,フィルターろ過法または凍結乾燥法により外水相を除去し,電子顕微鏡観察による...

    DOI

  • 固液混相乱流モデルを用いた河床付近の流砂過程に関するOne-way解析

    井上 隆, 柏田 仁, 二瓶 泰雄 土木学会論文集B1(水工学) 78 (2), I_979-I_984, 2022

    ...が顕著な流れ場であり,その影響が直接的に局所洗掘の流砂過程にもたらすため,平衡流砂量式の適用に限界があると考えられる.そこで本研究では,高濃度場対応型固液混相乱流モデル(GAL-LES)を河床付近の流砂過程に適用し,本モデルの有効性・妥当性を検証することを目的として,One-way解析を行った.その結果をDEMと比較したところ,GALモデルは低計算負荷でありつつ,高濃度流動層の流砂過程を説明可能な分散相粒子...

    DOI Web Site 参考文献12件

  • モールドフラックス中の分散相とガラス母相の屈折率差に着目した 見掛熱伝導率の低減に対する検討

    遠藤 理恵, 陳 詩若, 桑原 正史, 渡邊 玄, 林 幸, 須佐 匡裕 耐火物 74 (1), 2-9, 2022-01-01

    モールドフラックスの伝熱特性に対するガラスマトリックスとカスピディンの屈折率差の影響を明らかにするために,従来のフラックス組成に基づいたSiO2-CaO-Al2O3-CaF2-Na2O-Fe2O3系とこのNa2OをLi2OまたはK2Oに置き換えた試料の比較を行った。Na2OをLi2OまたはK2Oに置き換えると,カスピディンの他にも酸化物結晶が析出した。そのためLi2OおよびK2Oで置き換えた試料…

    DOI

  • スリット型液滴量産デバイスにおける数値流体シミュレーション

    印藤 健輔, 西迫 貴志 精密工学会学術講演会講演論文集 2021A (0), 391-392, 2021-09-08

    ...<p>本研究では,スリット型液滴量産デバイスについて流体シミュレーションを行い,実デバイスとシミュレーション上の挙動の比較を行った.ピッチ3mmのスリット部品に幅100µm,高さ100µm,長さ7.5mmのマイクロ流路16本を有するチップを組み合わせたデバイスに連続相としてオレイン酸,分散相として純水をもちいたシミュレーションをANSYSにおいて行った.実験と同様にスリットの幅が狭いほど16流路での...

    DOI

  • 高規則性ポーラスアルミナを用いた膜乳化プロセスによる単分散ナノ微粒子の創製と高性能蓄電デバイスへの応用

    柳下 崇 ホソカワ粉体工学振興財団年報 28 (0), 98-102, 2021-05-25

    ...<p>高規則性ポーラスアルミナを用いた膜乳化プロセスにより,Liイオン二次電池用の単分散正極活物質微粒子の作製を行った.金属塩とモノマーを溶解した水溶液を分散相として,細孔サイズの均一なポーラスアルミナ膜を介して連続相中に押し出すことにより,サイズの揃った液滴形成を行った後,各液滴を重合固化することで前駆体微粒子を得た.得られた微粒子に,熱処理を行うことで正極活物質微粒子の作製が可能であった.また,...

    DOI Web Site 参考文献4件

  • 非集計ロジットモデルの期待最大効用に着目した2 次元平面上の施設の一般化メディアン立地原理と分散・凝集原理

    栗田 治 都市計画論文集 56 (1), 162-177, 2021-04-25

    ...<p>需要が連続分布で与えられた2次元平面上に同一種類の複数施設を想定し,住民の施設選択確率を非集計ロジットモデルで与える.住民の効用関数は居場所から施設への直交距離と施設の魅力度の重み付き和で与えられるものと想定する.ここで地域住民にもたらされる便益を,期待最大効用の地域全体での平均値によって計測するものとし,その最大化問題を考える.結果として,最適配置に分散相と凝集相が存在することが証明される....

    DOI Web Site 参考文献8件

  • 非集計ロジットモデルの期待最大効用に着目した都市施設の一般化メディアン立地原理と分散・凝集原理

    栗田 治 都市計画論文集 55 (3), 1063-1070, 2020-10-25

    ...<p>需要が連続的に分布する線分都市上に,同一種類の複数の施設の存在を仮定し,住民による施設選択確率を非集計ロジットモデルで与える.その効用関数は施設への移動距離と施設の魅力度の重み付き和で与えられるものと想定する.施設配置に依存する住民の便益を,期待最大効用の平均値で測り,その最大化問題を考える.すると,最適施設配置に関して分散相と凝集相が存在することが証明される.そして相転移の臨界点が地域のモビリティ...

    DOI Web Site 参考文献8件

  • 浮力秤量法によるW/Oエマルションの液滴径分布測定

    澤田 紋佳, 島津 昌光, 大平 勇一, 平野 博人 化学工学論文集 45 (5), 184-187, 2019-09-20

    ...<p>浮力秤量法によるエマルション中の液滴径分布の測定可能性について検討した.連続相には油相として<i>n</i>-ドデカン,分散相には水相としてイオン交換水を使用し,W/Oエマルションを調製した.浮力秤量法により得られた水滴径分布は,顕微鏡法により得られた分布と一致した.W/Oエマルション中の液滴径分布は,浮力秤量法により測定することができる.</p>...

    DOI 機関リポジトリ HANDLE ほか2件 被引用文献1件 参考文献9件

  • 高温融体界面と分散相挙動の数値解析

    夏井 俊悟, 梨元 涼太, 問谷 一偉, 澤田 旺成, 菊地 竜也, 鈴木 亮輔 資源と素材 135 (8), 71-82, 2019-08-31

    <p>The transient behavior of the multi-interfacial flow can be modeled using recent Smoothed Particle Hydrodynamics (SPH) model. This developed numerical method is fully-Lagrangian particle-based …

    DOI HANDLE Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献48件

  • スリット型液滴量産デバイスによる単分散W/O液滴の生成

    稲田 航介, 西迫 貴志 精密工学会学術講演会講演論文集 2019A (0), 480-481, 2019-08-20

    ...<p>本研究では,スリット部品のスリット幅およびピッチを変えることで各マイクロ流路への流量分配の均一化および,生成液滴の単分散性改善を試みた.ステンレス部品に加工した幅500 µm,ピッチ5.5 mmのスリット3本と,幅200 µm,高さ200 µm,長さ12 mmのシリコーン樹脂製マイクロ流路8本を組み合わせ,連続相として界面活性剤を添加したヘキサデカン,分散相として純水を送液した場合,平均直径241...

    DOI

  • マイクロ流路を用いた薬剤内包PLGA粒子の作製と徐放性評価

    保坂 知輝, 西迫 貴志 精密工学会学術講演会講演論文集 2019A (0), 297-298, 2019-08-20

    ...薬剤内包粒子は, ガラス片に機械加工した十字流路に, 分散相として薬剤水溶液とPLGA含有ジクロロメタンのW/Oエマルション, 連続相としてポリビニルアルコール水溶液を送液し, 生成したW/O/W液滴を液中乾燥させて作製した. 水中での薬剤放出速度を, 紫外可視分光法によって測定したところ, 長期にわたる安定した放出を示した.</p>...

    DOI

  • ナノ試験管中での分子内ATRPによるラダー状ビニルポリマーの精密合成と特性解析

    小原 忠与, 篠﨑 祐希, 山口 敏夫, 汪 舟鷺, 菊地 守也, 鳴海 敦, 川口 正剛 高分子論文集 76 (2), 168-178, 2019-03-25

    ...ethyl isocyanate (MOI-EO)の配位リビング重合により合成され,さらにリサイクル分取SECにより分画することによって得られた.MOI-EO-26の分子特性解析は25°C,THF中,SAXS測定を用いて行われ,全長5.39 nmの棒状分子であることがわかった.また部分比容の値から棒の直径は1.35 nmと決定された.ナノフラスコは光学的に透明な逆相ナノエマルションからできており,分散相...

    DOI Web Site Web Site 参考文献20件

  • PDMSとステンレスのプラズマ接着によるスリット型液滴量産デバイス

    稲田 航介, 小宮山 裕人, 西迫 貴志 精密工学会学術講演会講演論文集 2019S (0), 884-885, 2019-03-01

    ...<p>本研究では,ステンレス製スリット部品とPDMS製マイクロ溝アレイを酸素プラズマにより接着し,油中水型(W/O)液滴の生成を行った.分散相として純水,連続相として界面活性剤を添加したヘキサデカンを幅100 μmの供給用スリットに送液すると,幅100 μm,高さ40 μm,125本のマイクロ流路アレイとの交差部にてW/O液滴が連続生成する様子が見られた.分散相,連続相ともに500 mL/hまで流量...

    DOI

  • マイクロ流路を用いた薬剤内包PLGA粒子の作製

    保坂 知輝, 西迫 貴志 精密工学会学術講演会講演論文集 2019S (0), 317-318, 2019-03-01

    ...ガラス片への機械加工にて幅100μm, 深さ100μmの十字流路を作製し, 分散相として薬剤水溶液とPLGA含有ジクロロメタン(DCM)のW/Oエマルション, 連続相としてポリビニルアルコール水溶液を送液すると, 直径約100μmのW/O/W液滴が十字部で規則正しく連続生成された. 液中乾燥によるDCMの除去と吸引ろ過により多孔質のPLGA粒子を得た.</p>...

    DOI

  • ナノサスペンション型潜熱蓄熱材の熱伝導率・密度評価

    森田 慎一, 入江 史也, 平野 克磨, 早水 庸隆, 山田 貴延, 堀部 明彦 熱物性 33 (4), 151-158, 2019

    ...ナノサスペンションの密度と熱伝導率のデータは,潜熱蓄熱システムの設計に有用な基礎データを提供する.本研究では,ナノサスペンションの密度測定には密度浮ひょうが,熱伝導率測定には非定常細線加熱法による実験装置を用いた.測定範囲は,分散質質量組成比10.0~40.0mass%,温度10~84℃である.供試ナノサスペンションの密度は加成性法則による推定が可能であること,熱伝導率の推定にMaxwell-Euckenの分散相...

    DOI Web Site 参考文献2件

  • 自己乳化現象を巧みに利用した「超低密度」多孔質バイオマテリアルの創製

    村上 義彦 Oleoscience 19 (5), 183-189, 2019

    ...筆者は,高分子界面活性剤の共存下で,疎水性高分子を溶解した有機溶媒(分散相)と水(連続相)が形成するo/w(oil-in-water)エマルションから有機溶媒を徐々に蒸発させると,表面高分子修飾ナノ/マイクロ粒子が容易に調製できることを報告してきた。その検討過程において,自己乳化現象を巧みに制御することによって,「一回の機械乳化」のみで「超低密度」多孔質粒子が得られることを発見した。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献7件

  • 回転円筒型液液抽出装置内における流動・分散・物質移動シミュレーション

    佐野 雄一, 坂本 淳志, 竹内 正行, 三角 隆太, 國井 佳奈子, 轟 慧, 仁志 和彦, 上ノ山 周 化学工学論文集 44 (6), 335-340, 2018-11-20

    ...流動・分散特性について,装置の運転条件の違いがおよぼす影響やこれによる抽出性能の変化について知見を得ることを目的に,乱流数値モデルにもとづいた解析を実施するとともに,実験結果との比較を行った.ロータ回転数の増加や供給液流量の低下により,アニュラー部における液相の存在領域が上下に分断される傾向が示されるとともに,いずれの条件においてもアニュラー下部においてはロータ中心部に向かう流れの形成が確認された.分散相...

    DOI Web Site Web Site 参考文献4件

  • ごみ層モデルおよびNOXに関する詳細化学反応モデルを用いたストーカ式ごみ焼却炉の数値解析

    白石 裕司, 中田谷 直広, 棧敷 和弥, 古林 通孝, 中塚 記章, 林 潤, 赤松 史光 廃棄物資源循環学会論文誌 29 (0), 80-91, 2018

    ...ごみ層は分散相モデルを用いて,ごみ粒子の集合体として表現した。また,分離型詳細化学反応モデルを用いてNO<SUB>X</SUB>濃度の計算を行った。構築したモデルは,ごみ層の形状や炉内の温度分布,ガス流れを定性的に表現でき,炉出口のCO濃度やNO<SUB>X</SUB>濃度を実用的な範囲で表現できた。...

    DOI Web Site 被引用文献2件 参考文献14件

  • 豆乳コロイド分散系の安定性に及ぼすpH調整剤添加の影響

    佐藤 加奈子, 井戸川 詩織, 藤井 智幸 日本食品工学会誌 = Japan journal of food engineering 18 (4), 177-185, 2017-12

    ...Kcは分散相の最密充填率の逆数であり,巨大凝集体のかさ高さを示す。つまりKcの値が大きいほど,凝集体が密ではなく巨大凝集体がかさ高いことを表す。各pH調整剤の系において,拡張Krieger-Dougherty式の適用妥当性を検討したところ,pH調整剤の添加に伴う連続したpH低下による豆乳の凝集形成系について1つの式で良好に記述できることがわかった。...

    日本農学文献記事索引

  • オリーブ油を連続相とするマイクロチャネル乳化における油中水滴エマルションの作製特性

    伊藤 美希, 上原 緑, 泉井 亮太, 塩田 誠, 黒岩 崇 日本食品工学会誌 18 (2), 103-111, 2017

    ...らかにした.さらに,界面張力の時間変化に関する検討の結果,乳化剤が界面に吸着する過程は液滴形成過程に比べてはるかに長い時間を要するプロセスであることを示し,合わせて乳化剤濃度が液滴形成に及ぼす影響についても考察した.また,形状の異なる3種類のMC基板を用いてMC乳化を行ったところ,平均液滴径が約24 µmから90 µmにわたる均一な液滴を生成することができた.続いて,実際の乳化食品を模擬した検討として,分散相...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 被引用文献2件 参考文献38件

  • 豆乳コロイド分散系の安定性に及ぼすpH調整剤添加の影響

    佐藤 加奈子, 井戸川 詩織, 藤井 智幸 日本食品工学会誌 18 (4), 177-184, 2017

    ...<i>K</i><sub>c</sub>は分散相の最密充填率の逆数であり,巨大凝集体のかさ高さを示す.つまり<i>K</i><sub>c</sub>の値が大きいほど,凝集体が密ではなく巨大凝集体がかさ高いことを表す.各pH調整剤の系において,拡張Krieger-Dougherty式の適用妥当性を検討したところ,pH調整剤の添加に伴う連続したpH低下による豆乳の凝集形成系について1つの式で良好に記述できることがわかった...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 被引用文献3件 参考文献31件

  • 4.3KのHe中における2-ブタノールのフラグメントイオンの移動度

    高谷 一成, 長谷川 優也, 山崎 達朗, 田沼 肇, 小泉 哲夫 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 676-676, 2017

    ...我々は,2-ブタノールのフラグメントイオンを用いて,分散相互作用が支配的な液体ヘリウム温度において分子サイズと移動度の関係を系統的に調べた。</p>...

    DOI

  • 仮想現実ソフトウェアと震動体感環境の融合による効果的な防災・減災啓発ツールの開発

    倉田 和己, 福和 伸夫 災害情報 14 (0), 83-92, 2016

    ...任意地点・任意建物の揺れを地震応答計算により算出しネットワーク配信することのできる分散相互運用サーバ技術を核に、三次元バーチャルリアリティの「揺れの可視化」映像と、震動体感ハードウェア環境を組み合わせた防災・減災啓発ツールを開発した。本研究の特色として、ソフトウェアとハードウェアの連携による揺れ体感の「安全性と現実感・対策の必要性に対する納得感の、高い次元での両立」があげられる。...

    DOI Web Site

  • 同期機分数スロットによる振動・損失低減巻線方法の検討

    平松 大典, 十川 和真, 上田 隆司, 藤田 真史, 石塚 博明, 大久保 将史, 蜂谷 秀行, 森 淳二, 野崎 大, 岩下 大輔, 徳増 正 電気学会論文誌D(産業応用部門誌) 135 (11), 1130-1137, 2015

    Fractional-slot windings are widely used in rotating machines in order to improve the output voltage waveform, increase the design flexibility, and gain many other advantages. However, …

    DOI Web Site Web Site 参考文献1件

  • 油滴の微細化による脂質酸化の遅延-確率論的考察-

    安達 修二 日本食品工学会誌 16 (1), 17-26, 2015

    ...粒子の微細化技術が進展し,食品分野においても,ナノテクノロジーに対する関心が高まっている[1,2].O/Wエマルションや粉末油脂のような分散系食品において,分散相粒子径(油滴径)を微細化すると,油滴の比表面積が増大するため,酸化されやすくなるといわれる.しかし,油滴径が脂質の酸化速度に及ぼす影響は複雑で,相反する結果が報告されている.O/Wエマルションや粉末油脂を調製する最初の段階は乳化である.ホモゲナイザ...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 被引用文献3件 参考文献20件

  • 効果的な災害対応を支援する地理情報システムの一提案:

    田口 仁, 李 泰榮, 臼田 裕一郎, 長坂 俊成 日本地震工学会論文集 15 (1), 1_101-1_115, 2015

    地理情報システム(GIS)は災害対応の際に有効なツールであるが、災害対応者自らがGIS を活用するために備えるべき要件について検討した研究はこれまで無かった。そこで本研究では、災害対応者が自らGISを利用して効果的に災害対応を行うために、1)地理情報の共有および流通のための標準インタフェース(Web Map Service)を有すること、2)Web-GIS …

    DOI 被引用文献4件 参考文献4件

  • 二相材熱伝導率評価におけるFEM解析によるSchulzモデル適用性検討

    高阪 裕二, 清野 俊, 小川 伸太, 寺井 隆幸 熱物性 27 (2), 63-68, 2014

    ...熱伝導率の異なる二相において,一方の相が他の連続相中に分散して存在する固相のバルク熱伝導率について,分散相の形状・分布及び二相の熱伝導率比が与える影響を有限要素法解析(FEM)を用いて定量的に評価した.その結果,分散相の配置,体積率,二相間熱伝導率比をパラメータとしたバルク熱伝導率との相関を明らかとし,その結果との比較により二相材熱伝導率を評価するSchulz熱伝導率モデル式の適用範囲を明らかにした...

    DOI Web Site 参考文献10件

  • 超音波ねじり振動子と微小孔板を用いた流れ場内への液滴生成

    森 航太, 村上 拓嗣, 岸 亨, 神田 岳文, 鈴森 康一 精密工学会学術講演会講演論文集 2014A (0), 175-176, 2014

    ...本報では、シリコーンオイルを連続相に、純水を分散相に用いて液滴生成実験を行った。また、シリコーンオイルの動粘度が異なる場合の液滴生成条件について実験的な評価を行った。...

    DOI

  • 静止流体中を落下する二液滴の相互干渉と固体球の相互干渉

    塚田 将吾, 池田 元洋, 二宮 尚 理論応用力学講演会 講演論文集 62 (0), 44-, 2013

    ...しかし、界面の存在により、混相流の計測は難しく、実験結果は主に連続相に限られており、分散相の詳細なデータの蓄積が急務である。 <br>筆者らは、屈折率一致法によって、液液二相流に対し、連続相と分散相の流れ場を同時に可視化し、粒子画像流速計(PIV)によって、詳細な速度ベクトル分布を得た。...

    DOI

  • 非対称貫通型マイクロチャネル乳化の開発と乳化プロセスのCFD解析

    小林 功 日本食品工学会誌 14 (4), 147-154, 2013

    ...(>1,000 L/(m<sup>2</sup> h))で製造することができた.次に,非対称貫通型MCアレイを利用した単分散食品用エマルションの製造および得られたエマルションの安定性評価について紹介した.さらに,非対称貫通型MCを介して液滴作製に関する三次元CFDシミュレーションにより得られた成果についても概述した.液滴作製における液滴離脱プロセスは,スロット内外における分散相内圧のバランスで説明できる...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献15件

  • 卵白·寒天の共存ゲルにおける両連続相構造の形成と破断特性

    森口 奈津美, 中村 卓 日本食品科学工学会誌 60 (5), 225-232, 2013

    ...卵白·寒天共存ゲルにおいて,連続相構造と破断特性の相関を明らかにすることを目的とした.卵白濃度が減少,寒天濃度が上昇するにつれ,卵白連続相·寒天分散相から卵白·寒天どちらもが連続相となる両連続相,さらに卵白分散相·寒天連続相へと転相し,3つの異なる連続相構造を形成した.破断特性においても応力-歪曲線の破断点および応力値によるクラスター分析から,3つのグループに分類され,それぞれの3種類の連続相のグループ...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site 被引用文献4件 参考文献42件

  • 超音波ねじり振動子と微小孔板を用いた流れ場内への液滴生成

    神田 岳文, 村上 拓嗣, 鈴森 康一, 岸 亨 精密工学会学術講演会講演論文集 2013S (0), 763-764, 2013

    ...本発表では、連続相の流れ場中に分散相を吐出することによって液滴を生成する条件を検討した結果について報告する。分散相への印加圧力、振動子の振動振幅を変化させた際の液滴生成状態の変化を観察して考察を行い、直径数十マイクロメートル程度の液滴が安定的に単分散状態で生成される条件を求めた。...

    DOI

  • 連続相の異なる卵白·寒天共存ゲルへの油添加の影響

    森口 奈津美, 中村 卓 日本食品科学工学会誌 60 (9), 471-479, 2013

    ...していた.しかし,同じくインアクティブフィラーである卵白分散相も多数存在したため,破断特性において油添加による変化がなかった.また,両連続相構造(o/w (C||P))では油添加により,寒天リッチ相内に油滴を覆う卵白と寒天間のインアクティブな界面が新たに分散相として形成されたため,より脆弱なゲルになった.この様に,連続相と油滴界面の相互作用が油添加による破断特性の変化に影響することが明らかとなった....

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site 被引用文献1件 参考文献39件

  • ゲルエマルションの透明性制御

    荒牧 賢治 色材協会誌 85 (4), 151-155, 2012

    ...グリセリン濃度を変化させたときに,透明ゲルエマルションが得られる組成と,I<sub>1</sub>相と油相の屈折率が一致する組成が同じことから,連続相と分散相のコントラストマッチングにより透明ゲルエマルションが得られたことがわかった。...

    DOI Web Site 参考文献33件

  • 二相材熱伝導率評価におけるFEM解析によるSchulzモデル適用性検討

    高阪 裕二, 清野 俊, 小川 伸太, 寺井 隆幸 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2012s (0), 407-407, 2012

    ...熱伝導率の異なる二相が、一方の相が他の連続相中に分散して存在する固相におけるバルク熱伝導率について、分散相の形状・分布及び二相の熱伝導率比が与える影響を有限要素法解析(FEM)を用いて定量的に評価した。その結果、分散相の配列、体積率、二相間熱伝導率比をパラメータとしたバルク熱伝導率との相関を明らかとし、二相材熱伝導率を評価するSchulz熱伝導率モデル式の適用範囲を明らかにした。...

    DOI

  • 溶融押出によるポリエチレンテレフタレート/ポリグリコール酸のブレンドとキャラクタリゼーション

    佐藤 浩幸, 山根 和行, 穂苅 有希, 小林 史典, 来原 なな子, 市川 幸男, 大石 好行 高分子論文集 68 (11), 719-730, 2011

    ...重量%で 0.7,10 重量%で 0.5,25 重量%で 0.3 を示し,優れたガスバリア性を発現した.PGA 組成と O<sub>2</sub> 透過度の関係は Nielsen 理論とよく一致し,本ブレンド系のガスバリア性向上は透過ガスの迷路効果機構と推定した.本ブレンド系ではエステル交換反応も進行し,PET の重合触媒種や押出温度,滞留時間の影響を受けた.エステル交換反応が進行すると,PGA 分散相...

    DOI Web Site 参考文献54件

  • よう化銀の氷核活性に対する高分子の影響

    稲田 孝明, 小山 寿恵, 後藤 文俊, 瀬戸 章文 日本伝熱シンポジウム講演論文集 2011 (0), 219-219, 2011

    ...本研究では、AFPや合成高分子の水溶液あるいは純水に氷核活性物質としてよう化銀粒子を懸濁し、これらを分散相としたW/Oエマルションを使い、光学顕微鏡観察によって個々の水滴における氷の核生成温度を測定した。その結果、AFPやいくつかの合成高分子がよう化銀の氷核活性を抑制し、よう化銀の存在下でも均質核生成温度近くまで水の過冷却を維持できることを確認した。...

    DOI

  • 壁面近傍を落下する液滴内外の流れのPIV計測

    森 健, 佐藤 健太, 二宮 尚 日本伝熱シンポジウム講演論文集 2011 (0), 311-311, 2011

    ...混相流における連続相の運動量輸送は、分散相の存在によって大きく影響を受ける。ここで、連続相については既に多くの知見が得られており、計測結果も数多く存在するが、分散相内部の流動に関する知見は極めて少なく、分散相の内部流動を計測した結果も限られている。筆者らは、屈折率合致法を用いて、油中に分散する水滴の内外の流動を適切に可視化し、その流れ場の詳細をPIV計測により明らかにした。...

    DOI

  • 垂直管内流における油分散系の数値シミュレーション

    Parvini Mahdi, Dabir Bahram, Mohtashami Seyed Abolfazl Journal of the Japan Petroleum Institute 53 (1), 42-54, 2010

    ...連続相に水,分散相にケロセンを使用したCFDシミュレーション結果,FarrarとBruunの実験結果,ならびにAl-DeenとBruunの実験結果との比較を行った。これらのシミュレーションは乱流液体分散系において作用する抗力,揚力,乱流分散力,付加質量力等のさまざまな力の影響を確認するためにも行われた。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献68件

  • 気泡流およびスラグ流解析のための格子・粒子ハイブリッド法の研究

    奥野 峻也, 石渡 祐樹, 池尻 智史, 岡 芳明, 師岡 愼一 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2010s (0), 259-259, 2010

    ...本研究では、 気相の分散相を安定に解析できるように、まず表面張力モデルや界面粒子判定モ デルを改良した。次に、上昇気泡の形状を解析し既往実験と比較した。更に、気 泡の分裂、結合を解析した。最後に、気泡流およびスラグ流を解析し、流動様式 線図の再現を試みた。...

    DOI

  • 核種分離プロセスへの適用を目指した液々向流遠心抽出装置の開発

    竹下 健二, 衣旗 広志 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2010f (0), 681-681, 2010

    ...本研究で提案する液々向流型遠心抽出装置は二重円筒構造をしており、その円環部に水相(連続相)と有機相(分散相)が向流で流される。内筒を回転することで水相にTaylor-Couette流れ(Taylor渦)が形成される。一方有機相はTaylor渦の吸い込み位置で内筒表面に送られ、油膜を形成し、内筒のせん断応力により微粒化される。そのため、高い抽出効率が期待される。...

    DOI

  • ゾル‐ゲル法を用いた複合燃料の製造法の開発

    村田 顕彦, 出光 一哉, 有馬 立身, 稲垣 八穂広 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2010f (0), 549-549, 2010

    ...また、複合燃料(CERCERおよびCERMET)の分散相としてジルコニア粒子を、母相としてMgOおよびMoを採用し、試作を行った。...

    DOI

  • ポリプロピレン複合材料における分散相とそのモルフォロジーが力学特性に及ぼす影響

    日笠 茂樹, 永田 員也, 中村 吉伸 Journal of The Adhesion Society of Japan 46 (2), 40-52, 2010

    ポリプロピレン(PP)/エラストマー/フィラー3元複合材料のモルフォロジーと力学特性の関係について検討した。フィラーとして平均粒子径160nmの炭酸カルシウムを用いた。エラストマーとしてポリスチレン-block-ポリ(エチレン-ブテン)-block-ポリスチレントリブロック共重合体(SEBS)を用いた場合は,PPマトリックス中にフィラーとSEBS粒子がそれぞれ独立して分散した独立分散モルフォロジ…

    DOI Web Site 被引用文献3件

  • 非対称微細貫通孔を用いたマイクロチャネル乳化によるラージ微小大豆油滴の製造特性

    小林 功, 堀 祐子, 植村 邦彦, 中嶋 光敏 日本食品工学会誌 11 (1), 37-48, 2010

    ...<br>三種類のWMS3チップを用いて液滴作製を試みた結果,平均液滴径が75.1~178.5μmで変動係数が2%未満の均一径ラージ微小液滴を製造できることが示された.製造されたラージ微小液滴のサイズはMC断面のサイズに依存することがわかった.作製直後のラージ微小液滴はマイクロスロットの出口に一時的に留まり,その後マイクロスロットを通過した分散相に押し出される形で離脱した.この時,ラージ微小液滴と分散相...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 被引用文献5件 参考文献19件

  • スルホランによるリフォーメートガソリンからの芳香族抽出─液液平衡と抽出速度の測定─

    はばき 広顕, 江頭 竜一, 川崎 順二郎 Journal of the Japan Petroleum Institute 52 (4), 180-189, 2009

    ...向流連続抽出実験では分散相をガソリン原料相,連続相をスルホラン溶媒相とし,芳香族およびヘキサンの抽出を測定した。収率および選択率はベンゼンが最も大きく,次いでトルエン,キシレンの順となった。リフォーメートガソリンの抽出ではベンゼンの選択率は約20程度(溶媒中の水分が9 wt%の場合)となり,芳香族に関して高い選択性を示した。...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献19件

  • 浮遊する液滴の界面振動に関する研究

    鈴木 宏幸, 上野 義史, 二宮 尚 日本伝熱シンポジウム講演論文集 2009 (0), 283-283, 2009

    ...その際、分散相の界面の振動により、界面での熱や物質の移動が大いに促進されており、界面の振動の詳細や分散相の内外の流動の詳細などを解明することは、混相流の輸送メカニズムを解明したり、より効率の高い混合などを実現するためには必要不可欠である。しかし、密度の異なる複数の成分による混相流では浮力の影響が無視出来ず、界面の振動のみを観測することが難しい。...

    DOI

  • マイクロ流路を用いた両凹面型ポリマー微粒子の作製

    安藤 拓哉, 西迫 貴志, 初澤 毅 精密工学会学術講演会講演論文集 2009A (0), 387-388, 2009

    ...マイクロ流路を利用した両凹面型ポリマー微粒子の作成手法について報告する.本手法では先ず,分散相として重合性モノマーと非重合性の有機相,連続相として界面活性剤を含む水相をマイクロ流路内部で合流させ,三相分離構造を有する有機液滴を生成する.こうして得られた液滴に対して重合処理を施し,2つの凹面を有するポリマー微粒子を作成することができた.また流量や重合条件の操作による形状の制御が可能であった....

    DOI

  • マイクロ流路を用いたはんだ粒子内包液滴の作製

    大熊 智規, 西迫 貴志, 初澤 毅 精密工学会学術講演会講演論文集 2009A (0), 389-390, 2009

    ...単分散はんだ粒子の作成を目的とした,マイクロ流路を利用したはんだ粒子内包液滴の作成手法を報告する.本手法では,分散相として2.5–15.6 μmのはんだ粒子を超音波分散したシリコーンオイル(5 cSt),連続相として界面活性剤(SDS)を1.0 wt%含む水相をT字マイクロ流路で合流させ,はんだ粒子を内包した液滴を生成した.得られた液滴に対して,流量操作による液滴径の制御や生成範囲を評価した....

    DOI

  • Taylor-Couette流れを利用した液々向流遠心抽出装置の開発

    竹下 健二, 六角 仁 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2009s (0), 506-506, 2009

    ...二重円筒の円環部に水相(連続相),有機相(分散相)を向流で流し,内筒回転によって連続相にTaylor-Couette 渦列を発生させることで安定した油水向流が形成できた。D2EHPAによるZnの抽出試験の結果、18cmの液々接触部に対してTaylor-Couette流れでも3~5段の抽出理論段数が得られたが、更に少量の安定剤を伴うエマルジョン流れの形成によって10段以上の高度分離に成功した。...

    DOI

  • バルク系および分散系における脂質の酸化

    安達 修二, MINTEN Sanne, 小林 敬 日本食品工学会誌 10 (1), 9-15, 2009

    ...脂質は栄養面のみならず嗜好性の点でも重要な食品成分の1つである.しかし,不飽和脂肪酸を含む脂質は酸化されやすく,酸化されると異臭を生成するのみならず,人体に好ましくない影響を及ぼす場合もある.一方,食品分野でもナノテクノロジーに対する関心が高まっており,固体や液体粒子の微細化による新たな機能性をもつ食品素材の開発が期待されている.エマルションのような脂質を分散相とする系で,分散相の粒子径を小さくすると...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献45件

  • レーザー透過法による固体粒子および気泡の速度分布の測定

    河越 幹男, 木原 澄人, 大山 恵奈, 直江 一光, 野田 秀夫 化学工学論文集 35 (2), 195-200, 2009

    ...従来,分散相粒子(固体粒子,液滴,気泡)の比表面積の測定に用いられていたレーザー透過法を応用して粒子および気泡の速度分布を測定した.本計測系は,装置外に設置したレーザー発振器からのレーザービームと近接した2本の光ファイバープローブで構成されており,プローブ間隔を2本のプローブから得られるシグナルの時間差で除した見掛けの軸方向粒子速度を算出した.非接触式測定法であるので,測定系に外乱を与えることなく粒子...

    DOI Web Site Web Site 参考文献18件

  • 逐次反応を伴う気泡塔内気泡流の数値実験

    島田 直樹, 斉木 理奈, 冨山 明男 化学工学論文集 35 (4), 339-344, 2009

    ...<i>N</i>種の分散相と2種の連続相を扱える(<i>N</i>+2)-field modelを基に構成され,圧縮性混相流体に対する質量・運動量・エネルギー・化学種の保存式と各相流体の状態方程式を基礎式に使用した混相流計算モデルを用いて,数値実験により気泡塔内の形状の相違による気泡流動の相違が反応成績に及ぼす影響を考察した....

    DOI Web Site Web Site 参考文献15件

  • カプセル化殺虫製剤の開発とその特性評価

    吉田, 昌弘, 幡手, 泰雄, 武井, 孝行, 塩盛, 弘一郎, 清山, 史朗 化学工学シンポジウムシリーズ : 機能性微粒子の高機能化・新展開・用途開発 80 68-74, 2008-07-31

    ...φの影響を調査した。本研究ではアセタミプリドを高含有率で内包するマイクロカプセルの調製に成功した。調製したマイクロカプセルは多孔質構造を有し、分散相容積相分率φの増加に伴ってより多孔質となった。また、分散相容積相分率φの増加は含有率および比表面積の増加を伴い、φ=0.5のとき含有率約12%および比表面積7.6m2/gで最大であった。徐放実験結果より算出した透過係数kp[m/S]は分散相容積相分率φの...

    機関リポジトリ HANDLE

  • スーパーSINETを用いたギガビット・リアルタイム測地e-VLBIの開発

    高羽 浩, 須藤 広志, 若松 謙一, 川口 則幸, 河野 祐介, 小山 友明, 高島 和宏, 石本 正芳, 小山 泰弘, 近藤 哲朗, 関戸 衛, 竹内 央, 日置 幸介 測地学会誌 54 (4), 269-278, 2008

    ...光回線の双方向伝送を活かし, 上りと下りでSIX帯の2Gbpsのデータをそれぞれ伝送し, 国立天文台および岐阜大学に設置された相関器で分散相関処理を行うことで4Gbpsという世界最高速度のリアルタイム測地e-VLBIを実現した. 広帯域データによる遅延時間決定について, ガウスフィット法を用いる方法を導入し, 高精度の遅延時間決定ができることが明らかになった....

    DOI 機関リポジトリ HANDLE

  • O/W型食用エマルション内部の熱移動に及ぼす分散油滴径の影響

    水 珠子, 長尾 慶子 Journal of Cookery Science of Japan 41 (4), 227-233, 2008

    ...それに応じて, 熱伝導率や熱拡散率や, 加熱時の遅延時間等のような熱的特性は, 同じ分散相体積分率のO / W エマルションにおいてその分散油滴径と油滴径分布に大きく影響していた。上記に加えて, 試料エマルションの流動曲線におけるみかけの粘度やキャッソンの降伏値は分散油滴径が小さくなるにつれて増大した。...

    DOI

  • ドライミスト冷却効果の検証とCFD解析

    尹 奎英, 山田 英貴, 奥宮 正哉, 辻本 誠 日本建築学会環境系論文集 73 (633), 1313-1320, 2008

    The objective of this study is to propose a prediction technique for cooling effect of dry mist, and present useful data for design / control of a dry mist system. In this paper, the cooling effect …

    DOI 被引用文献5件 参考文献1件

  • 食品の物性解析およびプロセス開発に関する工学的研究

    鈴木 寛一 日本食品工学会誌 8 (4), 177-190, 2007-12-15

    ...エマルションを生産性よく調製できる予備乳化を伴う膜乳化法を開発した.この方法で調製されるエマルションの平均粒径は, 使用する多孔質膜の平均細孔径の約2倍であり, 予備乳化エマルションの膜透過速度 (または圧力) の増加により平均粒径は減少し, 単分散も向上する.予備乳化を伴う膜乳化法の応用技術として, 転相膜乳化法を開発した.この方法では, 予備乳化の容易な低濃度エマルションを転相させることで, 分散相濃度...

    DOI 機関リポジトリ 日本農学文献記事索引 ほか2件 参考文献8件

  • 動的測定法と非回転二重円筒法との比較による液状食品の粘弾性挙動の検討

    キョウカイカ ソムチャイ, 羽倉 義雄, 鈴木 寛一 日本食品工学会誌 8 (3), 155-163, 2007-09-15

    ...<BR>以上の結果から, 液状食品の粘弾性挙動の違いは分散相の最密充填濃度 (体積分率φ=0.74) の原理で説明された.分散相体積濃度が最密充填濃度より大きい (φ>0.74) , すなわち, 水分が20~24w/w%マヨネーズおよび5~7w/w%バレイショデンプン糊液の場合には分散相と連続相の変形または移動が相互に詰まった挙動となり, 粘性要素と弾性要素が自由に移動できないVoigtモデル的な挙動...

    DOI 機関リポジトリ Web Site ほか1件 被引用文献2件 参考文献10件

  • 非回転二重円筒法を用いる液状食品の粘弾性挙動の2要素モデル解析

    鈴木 寛一, 今岡 賢一, キョウカイカ ソムチャイ, 羽倉 義雄 日本食品工学会誌 8 (2), 73-81, 2007-06-15

    ...φは, 球状粒子集合体の細密充填濃度 (φ=0.7405) 以上となっているものと推定される.したがって, 分散相または分散固形物の体積分率が細密充填濃度を超える場合 (φ>0.75) には, 分散相と連続相の変形または移動が相互に干渉しあう挙動, すなわち, 粘性要素と弾性要素の並列モデル (Voigtモデル) 的な挙動を示すものと考えられる.これに対して, φ<0.75の液状食品では, 分散相の...

    DOI 機関リポジトリ Web Site ほか1件 被引用文献2件 参考文献1件

  • 発泡ポリスチレンを利用した液中乾燥法によるマイクロカプセルの調製と内部構造に及ぼす調製条件の影響

    横山 泰, 田口 佳成, 田中 眞人 化学工学論文集 33 (4), 363-368, 2007

    ...廃棄発泡ポリスチレン(EPS)を原料とした,(W/O)/W′型複合エマルション系によるマイクロカプセル調製の可能性を検討した.マイクロカプセルの内部構造制御剤としてのグリセリン水溶液を内部水相に,発泡ポリスチレンの(R)-(+)-リモネン溶液を分散相に,ポリビニルアルコール(PVA)のエチレングリコール溶液を連続相にそれぞれ採用した.マイクロカプセル比表面積は,グリセリン水溶液濃度およびその添加量とともに...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献3件 参考文献12件

  • 連続式向流接触スプレー塔によるコールタール吸収油の溶媒抽出

    江頭 竜一, 斎藤 潤 Journal of the Japan Petroleum Institute 50 (4), 218-226, 2007

    ...連続(抽出)相に比較して分散(抽残)相の密度は十分大きく良好な向流接触操作が可能であり,本報の範囲においては分散相の飛まつ同伴やフラッディングは観察されなかった。0.5 mほどの研究室規模のスプレー塔により十分な物質移動が検出され,塔内の物質移動現象の検討が可能であった。同素環化合物など吸収油中の他の成分に比較して含窒素複素環式化合物が選択的に抽出され,これらの成分の分離が可能であった。...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献4件 参考文献14件

  • 非ニュートン流体系におけるジェットの生成シミュレーション

    本間 俊司, 秋元 梢, 古閑 二郎, 松本 史朗 理論応用力学講演会 講演論文集 56 (0), 254-254, 2007

    ...分散相および連続相は擬塑性流体とし粘度はCareauモデルによって算出した。液滴径およびジェットの長さは既往の実験結果と概ね一致した。シミュレーションの結果、界面、特に分裂点近傍における粘度の低下がみられ、これがジェットおよび液滴の運動に影響を及ぼすことがわかった。...

    DOI

  • 撹拌条件を変えて調製した油滴径の異なるO/W型エマルション内部における熱移動

    水 珠子, 長尾 慶子 日本調理科学会大会研究発表要旨集 19 (0), 109-109, 2007

    ...今回は油相体積分率一定で、分散相油滴の粒子径分布が異なる試料を調製し、油滴径の違いが内部熱移動に及ぼす影響について検討した。<BR> <B>【方法】</B><BR> 水、コーン油および親水性食品用乳化剤を用いて、油相体積分率を(Φ)0.8とし、撹拌速度を1,500~12,000[rpm]までの5段階に変えて調製したO/W型乳化系ならびに市販マヨネーズ2社製品を試料とした。...

    DOI

  • CTBN/エポキシの成分間予備反応と硬化樹脂の相構造,制振性,接着強さ

    岸 肇, 長尾 厚史, 小林 友作, 松田 聡, 浅見 敏彦, 村上 惇 Journal of The Adhesion Society of Japan 43 (2), 50-57, 2007

    ...CTBN/DGEBA間の予備反応が軽度な場合,ゴムリッチ連続相,エポキシリッチ分散相からなるミクロ相分離機造が硬化中に形成され,この樹脂を用いた制振鋼板の損失係数(η)には著しい温度・周波数依存性が認められた。一方,同組成にて両成分の予備反応を進めると,成分間の相溶化が進行した。...

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献4件

  • 液晶の相状態が膜乳化プロセスに及ぼす影響

    浦野 千里, 原田 陽雄, 五明 誠, 岡野 泰典, 鳫 大樹, 有沢 宏 日本液晶学会討論会講演予稿集 2007 (0), 101-101, 2007

    ...特定のコレステリック液晶を分散相とした場合に、膜乳化ができない原因を究明するため、液晶の機械物性と相状態が乳化プロセスに及ぼす影響を調べた。その結果、液晶の界面張力と回転粘度ではトラブルを説明できなかった。一方、加熱や希釈で液晶の相状態を変化させてオーダーを低下させると、乳化状態が改善することがわかった。膜乳化ができない液晶では、乳化膜内で分子配向に起因する異常粘性が生じるのではと推測する。...

    DOI

  • 熱処理がエラストマーを含むポリプロピレンの延性に及ぼす影響

    松田 祐之, 原 正雄, 山本 研一, 國府田 由紀, 石川 優 高分子論文集 63 (2), 98-102, 2006

    ...TEM観察および電子エネルギー損失分光分析により, エラストマーを主成分とする分散相中に溶け込んでいるPPが, 熱処理で相分離し分散相中に析出することを明らかにした. 熱処理によってPPの結晶化も進行するが, この相分離により, 分散相の体積分率が増加するとともに, 分散相の強度が低下することで, ボイドの発生によるひずみの拘束の解放が容易になったことが, 延性向上の大きな要因と考えられる....

    DOI Web Site Web Site 参考文献55件

  • ポリプロピレンの薬液による劣化機構と抑制方法

    和田 泰一, 石川 優 高分子論文集 63 (6), 383-389, 2006

    ...しかし, ブロックPPでは, 分散相で形成されるボイドがひずみの拘束の解放により応力集中を緩和するので, ぜい性的な破壊には至らなかった....

    DOI 参考文献11件

  • CTBN/エポキシアロイ樹脂の制振性と接着強さ

    岸 肇, 小林 友作, 長尾 厚史, 松田 聡, 浅見 敏彦, 村上 惇 Journal of The Adhesion Society of Japan 42 (7), 264-271, 2006

    ...CTBN/ジグリセロールポリグリシジルエーテルアロイ樹脂(CTBN添加量30wt%)には,ゴムリッチ相が連続相,エポキシリッチ相が分散相となるミクロ相分離構造が硬化中に形成された。硬化樹脂の低強度・低伸度を反映し接着強さは低く,また拘束型制振鋼板の損失係数(η)の温度・周波数依存性は大きいものであった。...

    DOI Web Site 被引用文献3件 参考文献23件

  • 連続式向流接触スプレー塔によるコールタール蒸留留分の溶媒抽出

    斎藤 潤, 江頭 竜一 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2006f (0), 41-41, 2006

    ...コールタール吸収油を分散相、溶媒であるメタノール水溶液を連続相として、これらを互いに接触させた。接触操作中において、両液相の密度差は保たれ、操作は十分可能であった。吸収油中の含窒素複素環式化合物は、他の成分(同素環芳香族成分など)に比較して選択的に抽出相側に抽出され、これらの成分間の分離を確認した。連続相流量の増加とともに、物質移動係数は増加し、本接触における物質移動は連続相支配であった。...

    DOI

  • 分子動力学解析に基づくNi基耐熱合金のクリープ損傷メカニズムの基礎検討

    三浦 英生, 鈴木 研, 伊藤 大幸, 赤星 国晃 理論応用力学講演会 講演論文集 55 (0), 267-267, 2006

    ...近年,高温エネルギー機器においてNi基超合金が活用され始めている.しかし,この一方向凝固Ni基超合金においては,クリープ損傷の進行に伴い析出分散相が負荷応力の主軸と直交方向に拡散成長し粗大化することが明らかになってきた.このクリープ損傷の進行を微視的な視点で捉えると,材料中の構成原子あるいは点欠陥の拡散をその支配因子と考えることができる.そこで,異種合金接合界面近傍における構成原子の拡散挙動に及ぼすひずみの...

    DOI

  • TZP/CNT ナノコンポジットの力学的特性に与える第3相ナノ粒子添加効果

    関野 徹, 水口 創, 鵜飼 武士, 楠瀬 尚史, 新原 晧一 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2006S (0), 508-508, 2006

    ...イットリア安定化正方晶ジルコニア(Y-TZP)に多層カーボンナノチューブ(MWCNTs)を分散したTZP/CNTナノコンポジットでは、微量CNT添加で導電性を付与できることを明らかにしているが、本研究では、第3相分散相としてナノサイズの炭化ケイ素(SiC)等を同時にナノ複合化した3元系ナノコンポジットの創製とその微細組織ならびに機械的性質の評価を行った。...

    DOI

  • O/W型およびW/O型エマルションの伝熱特性

    水 珠子, 長尾 慶子 日本調理科学会大会研究発表要旨集 18 (0), 112-112, 2006

    ...O/W型とW/O型エマルションのいずれにおいても、分散相体積分率 (φ<SUB>o</SUB> or φ<SUB>w</SUB>) が 0.4 から 0.6 の範囲において、分散状態が不安定であった。特に、W/O型エマルション試料は、分散相である水粒子間のファンデルワース引力の影響が大であることが示唆され、実際に分散水粒子の凝集が進行しやすい状況が見られた。...

    DOI

  • 3438 クレイ強化ナイロンナノコンポジットのクリープ変形と破壊(G03-7 複合材料,G03 材料力学)

    朱 世杰, 岡崎 雅則, 臼杵 有光, 加藤 誠 年次大会講演論文集 2006.1 (0), 587-588, 2006

    ...ポリマー系ナノコンポジットとは、マトリックスがポリマーで分散相がナノメートルオーダーの複合材料を言う。クレイがナノメートルレベルで分散したナイロン6クレイナノコンポジットを用い、室温クリープ試験を行った。クレイの添加量が2%である複合材料のクリープ強度はナイロン6基材より30%増加した。しかし、添加量の5%複合材料のクリープ強度は2%複合材料より低い。...

    DOI Web Site

  • 溶融混練により調製した非相溶三成分系ポリマーブレンドの組織構造と分散相粒子サイズ

    前田 修一, 亀井 衛一, 瀧川 敏算, 升田 利史郎 高分子論文集 63 (4), 248-256, 2006

    ...また, これらの分散相粒子サイズは, 分散相構造の型に依らず成分ポリマー間の界面張力の1乗に比例し, 混練機中でブレンドに生じるせん断応力の1/2乗に反比例し, 見掛け上の分散相粒子体積分率の2/3乗に比例する. このような三成分系ポリマーブレンドの分散相粒子サイズと上記因子との関係は, 二成分系ブレンドにおける結果と同様である....

    DOI Web Site 被引用文献3件 参考文献67件

  • 食品の低温加工操作に関する工学的研究

    宮脇 長人 日本食品工学会誌 6 (4), 221-228, 2005-12-15

    ...水は食品中における圧倒的最大成分であり, したがって, 水の凍結挙動が食品加工操作に及ぼす影響は重要である.凍結食品の熱伝導度は強い温度依存性があり, このことを説明する伝熱モデルとして, 氷結晶を分散相とするMaxwell-Euckenモデルにより冷凍食品の有効熱伝導度が良好に記述できる.凍結食品における氷結晶成長は水の拡散律速になるため, 氷結晶大きさは凍結界面進行速度に逆比例する.生細胞の凍結保存...

    DOI Web Site 被引用文献3件 参考文献10件

  • N分散相二流体モデルに基づく干潟の流動・地形変化の数値解析

    陸田 秀実, 高橋 俊之, 土井 康明 海岸工学論文集 52 431-435, 2005

    ...本論文は, 干潟の代表的な物理現象である潮位変動, 干出・冠水プロセス, 細砂やシルト分から構成される干潟土壌粒子の粒径別挙動, 土壌中の浸透水挙動などを解析することを目的として, Euler型およびLagrange型の固液二相流モデルの利点を融合することによって, メゾスケールの流れの素過程から大規模体系流れまでを同時に取り扱うことが可能なN分散相二流体モデルに基づく干潟の流動・地形変化シミュレーション...

    DOI 被引用文献1件

  • 単分散液滴作製のためのマイクロチャネル乳化技術の開発

    中嶋 光敏 日本食品工学会誌 5 (2), 71-81, 2004-06-15

    ...単結晶シリコン基板を用いて, 微細加工により様々な形状とサイズのマイクロチャネル (MC) アレイが作製された.MCを介して分散相を連続相中に送り込むだけで, エマルションは調製される.顕微ビデオシステムによりリアルタイムで乳化プロセスを観察することが可能である.平板型MCを用いたMC乳化の特性化, 貫通型MCを用いた高生産システムの開発が行われた.酸化により親水化したMC基板を用いることでO/Wエマルション...

    DOI Web Site 被引用文献3件 参考文献27件

  • マイクロチャネル乳化法の液滴生成挙動に対する諸物性の影響

    杉浦 慎治, 熊沢 直之, 岩本 悟志, 小田 竜也, 佐竹 光夫, 中嶋 光敏 化学工学論文集 30 (2), 129-134, 2004

    ...実験結果から作製されるエマルションの液滴径に対して界面張力はあまり影響を与えないが, 分散相および連続相の粘度は大きく影響を与えることが明らかとなった. 分散相に比べて連続相の粘度が高くなると液滴径は大きくなったが, 粘度比が一定の場合には液滴径はあまり変化しなかった....

    DOI Web Site Web Site 被引用文献5件 参考文献37件

  • 高圧湿式ジェットミルを用いたサブミクロンo/wエマルションの作成

    田中 邦明, 伊部 博之, 熊沢 英博 化学工学論文集 29 (6), 740-747, 2003

    ...<br>液滴の合一により滴径分布は経時変化を示す.合一過程は二次過程により記述でき,条件により急速な合一と緩慢な合一の二つの過程からなると推測される.高処理圧力,高界面活性剤濃度,低分散相分率および多通過回数の時には緩慢な合一過程のみが認められ,合一速度定数は界面活性剤濃度が高いほど減少し,分散相分率が大きいほど合一速度定数は増加することが明らかとなった....

    DOI Web Site Web Site 被引用文献2件 参考文献20件

  • 流体力評価精度の高いDEMの提案と底質粒子初期移動過程への適用

    牛島 省, 竹村 雅樹, 山田 修三, 禰津 家久 海岸工学論文集 50 506-510, 2003

    ...本報では大粒径粒子が接触移動する流れ場に対して, 連続相と分散相を区別せず, 全体にコロケート格子配置に基づく高次精度の非圧縮性流体計算法を適用することにより, 粒子周辺の流れと粒子に作用する流体力を精度良く求める解法を示す.粒子に対する接触力の評価には個別要素法モデルを利用する.底質粒子の初期移動過程へ解法を適用し, 抗力係数を用いる既往のモデルでは流体力が過小評価される可能性があること, また本...

    DOI

  • 紫外線硬化型エポキシ樹脂のシリル基末端エラストマーを用いた強靭化

    岡松 隆裕, 出羽 保孝, 松村 智行, 越智 光一 Journal of Network Polymer,Japan 24 (2), 112-120, 2003

    ...その硬化物は連続相のエポキシ樹脂にエラストマーが相溶しながらも, 一部で分散相を形成するといった相分離構造を示し, わずかに濁ってはいるが透明であった。この紫外線硬化系においてGPTMSの添加に伴い, 硬化フィルムのガラス転移温度は低下したが, 引張試験における破壊エネルギーの大幅な増加が観察された。...

    DOI

  • 固気混相乱流LESにおける分散相ダイナミックSGSモデル

    雷 康斌, 谷口 伸行, 姫野 龍太郎, 小林 敏雄 理論応用力学講演会 講演論文集 52 (0), 432-432, 2003

    ...固気混相乱流における固体粒子のラグランジュ運動に対する乱流SGS成分の影響を検討するために、媒質と分散相の相互作用を考慮したダイナミックランダムウォークSGSモデルを提案した。提案したモデルのメリットはGermanoのダイナミック手順によって乱流SGS成分の正規分布および局所等方性を表わすことができることです。...

    DOI

  • 膜乳化法によるW/Oエマルションの調製と単分散乳化の至適条件

    清水 正高, 中島 忠夫, 久木崎 雅人 化学工学論文集 28 (3), 310-316, 2002

    ...至適条件を明らかにした.その結果,O/Wエマルションの場合と同様に,W/Oエマルション調製においても濡れの問題が重要であり,膜は分散相の水相よりも連続相の油相に対して優先的に濡れることが必要であった.また,分散水相に浸透圧を付与することが,円滑な単分散膜乳化に欠かせない条件であった....

    DOI Web Site Web Site 被引用文献5件 参考文献12件

  • 超臨界二酸化炭素を用いたビニルモノマーの分散重合

    小林 正範, 水口 勝信, 酒井 秀樹, 阿部 正彦, 大竹 勝人 Journal of the Japan Society of Colour Material 75 (8), 371-377, 2002

    ...これは, 今回合成した高分子の分子量が低く, 分散相の安定化が低かったためと考えられる。ESCAを用いて得られたPowderの表面分析を行ったところ, 粉体表面にフッ素が濃縮されていることを確認した。重合条件によっては, スポンジ状の三次元ネットワーク構造をもつPowderが得られる場合があったが, その原因は不明である。...

    DOI Web Site 参考文献27件

  • 流通管付きディスク翼多段液液抽出塔の流動特性と抽出効率

    山下 治雄, 山口 学, 野田 秀夫 化学工学論文集 28 (3), 358-362, 2002

    ...流通管付きディスク翼を有する多段液液抽出塔の流動特性および抽出効率をトルエン/水およびトルエン/アセトン/水溶液を用いて実験的に調べた.液滴径分布は撹絆速度の増加と共にbimodal分布からunimodal分布に変化した.サウター平均液滴径は撹絆速度の増加と共に減少,分散相流量および連続相流量の各々に対して変化しなかった.分散相ホールドアップは撹絆速度,連続相流量および分散相流量の各々の増加と共に増加...

    DOI Web Site Web Site 参考文献6件

  • コーラムコンセンサスを用いた分散相互排除命令ライブラリの設計と評価

    丸山, 英明, 伊東靖英, 藤田, 聡 情報処理学会論文誌 42 (10), 2485-2493, 2001-10-15

    ...共有資源に対するプロセス間の相互排除問題は,分散システムにおける重要な問題の1つである.本稿では,コーラムコンセンサスと呼ばれる分散相互排除アルゴリズムに着目し,このアルゴリズムを実際の分散ネットワーク環境下で実現することを目的として試作したクラスライブラリについて報告する.ライブラリはJavaで記述され,相互排除を行う機能はJavaのクラスが持つメソッドとして実装される.このライブラリでは,プロセス...

    情報処理学会 Web Site 参考文献9件

  • エポキシ/アルミナハイブリッドをマトリックスとする導電性複合材料の相構造と熱的性質及び導電性

    松村 智行, 高橋 龍史, 永田 員也, 越智 光一 Journal of The Adhesion Society of Japan 38 (3), 78-84, 2001

    ...このハイブリッド体では,アルミナを含む微細な分散相がエポキシマトリックス中に均一に分散している様子が透過型電子顕微鏡(TEM)により観察された。動的粘弾性挙動においては,少量のアルミナとのハイブリッド化でエポキシ樹脂のtanδピークの高温への移動および面積の減少が観察され,高温域での弾性率が大幅に改善された。これはハイブリッド化によりエポキシ網目鎖の可動性が抑制されたためであると考えられる。...

    DOI Web Site 被引用文献1件

  • 液液分散系における転相現象の理論モデル

    武田 和宏, 中島 国光, 柘植 義文, 松山 久義 化学工学論文集 27 (3), 352-358, 2001

    ...化学工学において,分離,反応など液液分散系は一般的に取り扱われる.分散相の比表面積を増加させると,物質移動,反応速度の面で有利である.しかし,分散相の体積分率を大きくしょうとすると,転相が障害となるので,転相が発生する限界を予測することが不可欠となる....

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献12件

  • AFMによるポリイミド-ポリシロキサン共重合体塗膜の表面解析

    古川 信之, 大森 史博 Journal of The Adhesion Society of Japan 37 (7), 273-277, 2001

    ...その結果,塗膜表面の各セグメント相は,シロキサンが増加するにつれて,シロキサン相の結合が進み,連続相と分散相の区分がつけにくい柵造になっていることが分かった。また,ポリイミド-ポリシロキサン共重合体塗膜の表面形状は,数ナノメーターレベルでの凹凸が観測され,ポリシロキサンブロック鎖長およびシロキサンブロック含有率により異なっていた。...

    DOI Web Site

  • リピッドマイクロスフェア

    石井 文由 日本油化学会誌 49 (10), 1141-1148,1299, 2000

    Lipid microspheres (Lipid emulsions) should prove useful colloidal drug carriers in various therapeutic applications and as parenteral delivery systems owing to their ability to incorporate …

    DOI Web Site Web Site 参考文献31件

  • 多孔質膜を用いる乳化技術とその特性

    鈴木, 寛一 科学と工業 72 (6), 238-242, 1998-06-20

    ...膜乳化には, 分散相液体を膜に直接圧入する方法と予備乳化エマルションを膜透過させる方法の2つがあり, いずれも調製されるエマルションがO/W型の場合は親水性膜, W/O型の場合は疎水性膜を用いる。膜乳化エマルションの粒子径分布は主に膜の細孔径分布に依存し, 均一細孔径の膜を用いれば単分散エマルションが調製できる。...

    機関リポジトリ Web Site

  • 多孔質材料の有効熱拡散率の推算

    張 貴林, 半澤 保, 酒井 昇 化学工学論文集 24 (4), 699-703, 1998

    The effective thermal diffusivities of porous materials are calculated with correlative equations for effective thermal properties. To check these calculated results, the effective thermal …

    DOI Web Site Web Site 参考文献10件

  • <b>芳香族化合物のスルホン化反応の熱的危険性解析</b>

    宮田 栄三郎・三宅 淳巳・小川 輝繁, 上原 陽一 安全工学 37 (3), 164-171, 1998

    ...結果,液一液不均一系反応が十分に完結する濃度で行われた場合には橿絆再開後の発熱挙動は硫酸濃度に依存せず,撹搾速度や液の物性変化等に起因する撹挫効率の変化に大きく依存することが明らかとなった.また,総括反応速度が撹枠による二相の接触面積に比例すると仮定し,液滴の分散度合いを表すウエーバー数(四θ)を基に撹搾再開後の最大発熱速度の予測式を提案した.種々の反応条件に対して予測式の適用範囲を検討した結果,分散相...

    DOI Web Site 参考文献18件

  • 異種診断型ESの相互作用機構における推論構造変換支援

    猪俣, 秀成, 岸本, 大紀, 川口, 将, 山口, 高平 全国大会講演論文集 第52回 (人工知能と認知科学), 29-30, 1996-03-06

    ...我々は、知識の共有・再利用性の観点に立脚して、他のESから有用な情報を得て、ESが半自律的に性能を向上させる分散相互作用型ESの構成法を目指している。本稿では、ES間のインタラクションを通して、ESが推論構造と知識構造を半自動的に更新するための支援機構について考察する。以下においては、ES群を2つの異種診断型ESに限定し、開発済みの空調機故障診断ESと企業診断ESを題材として、考察を進める。...

    情報処理学会

  • 乱流撹はん槽における最大安定滴径

    栗山 雅文, 小野 実信, 原田 英二, 今野 宏卓 化学工学論文集 21 (3), 508-513, 1995

    A new energy-balance model was developed for drop breakup in turbulent flow. This model theoretically derived a correlation for the maximum stable drop size. The correlation expressed the maximum …

    DOI Web Site Web Site 被引用文献5件 参考文献12件

  • 粒子運動シミュレーションとDSMC法

    田中 敏嗣 混相流 8 (1), 41-47, 1994

    ...さらに、DSMC法の考え方は固気二相流中の粒子運動のみならず、分散系混相流中の分散相の衝突的相互作用を考える場合にも参考になるものと考えられる。<BR>まず本報では、どのような場合に粒子間衝突の影響が問題となるかを示し、具体的な計算結果によって粒子間衝突の影響を紹介する。その後、DSMC法を理解するために必要な分子気体力学の基礎概念の解説を行う。...

    DOI

  • 電場中における層流液柱長さの推算

    日引 俊, 山口 学, 片山 俊 化学工学論文集 19 (6), 963-970, 1993

    Equations predicting breakup length were proposed for laminar liquid jets in electric fields formea by such configulations as an electrified flat electrode arranged in parallel above an earthed flat …

    DOI Web Site Web Site

  • 非相溶アロイ材料のミクロ構造と界面の接合力

    高山 茂樹, 武田 邦彦 高分子論文集 50 (12), 953-961, 1993

    The formations of the dispersed phase and the grafted polymer between two phases were studied in the case of poly (oxy-2, 6-dimethyl-1, 4-phenylene) (PPE) and polyamide 6 (PA6) polymer alloy. The …

    DOI

  • ネットワークの形状と通信遅延モデルを任意に設定可能な分散アルゴリズムシミュレータ

    若林, 真一, 松本, 哲也, 細谷, 好志, 小出, 哲士, 吉田, 典可 全国大会講演論文集 第45回 (ソフトウェア工学), 279-280, 1992-09-28

    ...分散処理が一般化しつつあり,効率が良く信頼性の高い分散処理システムを構築するための分散アルゴリズムが注目されている.分散アルゴリズムを実際に分散システム上で構築する場合,アルゴリズムの理論的評価のみでは不十分でありネットワークの形態などに応じた実際的評価が必要となる.本研究では,分散アルゴリズムの実験的評価を行うための分散アルゴリズムシミュレータの開発を行い,シミュレータの性能を評価するとともに,分散相互排除...

    情報処理学会

  • イミドオリゴマーアロイ化によるエポキシ樹脂の高靱性化

    岸 肇, 尾崎 篤, 小田切 信之, 山本 暁子, 吉村 堅次 Japan Thermosetting Plastic Industry Association 13 (3), 135-146, 1992

    ...破壊時には, 高靱性相であるイミドオリゴマーリッチ連続相の延性的破壊, および本来は脆性相であるエポキシリッチ分散相の大変形が生じていることが電子顕微鏡観察でわかった。これらが靱性向上につながる主たるエネルギー吸収機構であると考えられる。硬化条件の影響を検討したところ, より低温で相分離およびゲル化を行った場合の方が相分離構造周期が小さくなり, より高靱性となることがわかった。...

    DOI

  • イミドオリゴマーアロイ化によるエポキシ樹脂の高靱性化:高靱性化機構および硬化条件依存性の検討

    岸 肇, 尾崎 篤, 小田切 信之, 山本 暁子, 吉村 堅次 熱硬化性樹脂 13 (3), 135-146, 1992

    ...破壊時には, 高靱性相であるイミドオリゴマーリッチ連続相の延性的破壊, および本来は脆性相であるエポキシリッチ分散相の大変形が生じていることが電子顕微鏡観察でわかった。これらが靱性向上につながる主たるエネルギー吸収機構であると考えられる。硬化条件の影響を検討したところ, より低温で相分離およびゲル化を行った場合の方が相分離構造周期が小さくなり, より高靱性となることがわかった。...

    J-STAGE

  • イミドオリゴマーアロイ化によるエポキシ樹脂の高靱性化

    岸 肇, 尾崎 篤, 小田切 信之, 山本 暁子, 吉村 堅次 熱硬化性樹脂 13 (3), 135-146, 1992

    ...破壊時には, 高靱性相であるイミドオリゴマーリッチ連続相の延性的破壊, および本来は脆性相であるエポキシリッチ分散相の大変形が生じていることが電子顕微鏡観察でわかった。これらが靱性向上につながる主たるエネルギー吸収機構であると考えられる。硬化条件の影響を検討したところ, より低温で相分離およびゲル化を行った場合の方が相分離構造周期が小さくなり, より高靱性となることがわかった。...

    Web Site

  • 傾斜機能材料の作製と諸性質

    佐々木 眞, 平井 敏雄 Journal of the Ceramic Society of Japan (日本セラミックス協会学術論文誌) 99 (1154), 1002-1013, 1991

    Functionally Gradient Materials (FGMs) characterized by the material having continuously varying material property from one surface to the other, have been prepared using gas, liquid or solid as …

    DOI Web Site Web Site 被引用文献6件

  • 芯物質と壁膜との界面に磁性粉の付着層を形成したマイクロカプセルの生成

    田中 真人, 稲葉 功二, 木村 勇雄 Journal of the Japan Society of Colour Material 64 (2), 64-73, 1991

    ...<BR>マイクロカプセル調製時に, 油相中の壁材ポリマー濃度, 1次乳化時の分散相体積分率, 2次撹梓速度, 磁性粉添加量, 磁性粉の接触角および磁性粉の添加法のような操作条件が, 段階的に変えられた。<BR>このような操作条件が, 平均粒径, 収率, 壁膜厚さ, 磁性粉含有率および透過係数のようなマイクロカプセルの諸特性におよぼす影響を検討した。...

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献5件

  • 高分子材料の強じん性化

    石川 優 高分子論文集 47 (2), 83-97, 1990

    Some methods for toughening of polymeric materials have been proposed here on the basis of the fracture mechanism of polymeric materials. This mechanism described interns of the characteristic …

    DOI 被引用文献4件

ページトップへ