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  • <論説>神社の災異と軒廊御卜 : 一一世紀における人と神の関係の変化

    勝山 清次 史林 97 (6), 813-848, 2014-11-30

    一一世紀前半以降、神社による怪異の訴えと朝廷でのト占(軒廊御卜) の実施が急増する。本稿はその要因と歴史的な意義を究明したものである。軒廊御トが増えはじめる一一世紀前半、貴族の間でその時代を乱れた末世とみる末代観が深まるにつれ、彼らは将来の災厄をもたらす神の崇りの予兆である神社の怪異に敏感に反応するようになり、神社側が自己主張を強化したことと相挨って、卜占の盛行をもたらすにいたった。卜占が盛んに…

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  • <論説>公田官物率法の成立とその諸前提

    勝山 清次 史林 70 (2), 169-211, 1987-03-01

    本稿では、これまで「国司苛政上訴闘争」に対する朝廷の政策的対応の観点から把握されてきた公田官物率法の成立について、その前提の究明を試み、十一世紀前半には、それまで臨時雑役に包摂されていた諸賦課が順次田率賦課に移行し、官物体系改変の条件が整うとともに、諸国においては自然・地理的条件に規定されて、産業構造の地域的特化が進み、独自の官物率法が制定される前提が形成されていたことを明らかにした。また公田官…

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  • <論説>便補保の成立について : 「納官済物」納入制度の変遷

    勝山 清次 史林 59 (6), 833-873, 1976-11-01

    本稿は、従来手薄であった平安後期から鎌倉期の中央官衙への上納物(諸司納物) の納入制度を明らかにし、封戸物を含めた「納官封家済物」の納入制度の変遷の中で、中世的所領の一形態である便補保の成立を把握することを目的としている。この時期の諸司納物は特殊なものを除き、「料国制」をとっており、その制度的確立は後三条親政期にあった。十二世紀後半以降、その徴収形態では、現地で徴収する「国下」が支配的になる。こ…

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